JP2010278665A - 複数の画像処理サーバに通信可能に接続される通信装置 - Google Patents

複数の画像処理サーバに通信可能に接続される通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 処理後画像データをユーザに迅速に提供すること。
【解決手段】 ユーザは、操作部16を操作することによって、複数種類のフィルタ処理の中から2種類以上のフィルタ処理を順に選択する。中央サーバ50は、複数の画像処理サーバ70,90,92の中から、ユーザによって選択された2種類以上のフィルタ処理を順に実行すべき2以上の画像処理サーバ70,90を決定する。多機能機10は、最初にフィルタ処理を実行すべき画像処理サーバ90に選択画像データ28を送信する。画像処理サーバ90は、選択画像データ28に対してフィルタ処理を実行することによって中間画像データを生成し、中間画像データを画像処理サーバ70に送信する。画像処理サーバ70は、中間画像データに対してフィルタ処理を実行することによって処理後画像データを生成し、処理後画像データを多機能機10に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理の技術に関する。
例えば、特許文献1には、1つの画像処理サーバと複数の通信装置とを含むシステムが開示されている。各通信装置は、画像データを画像処理サーバに送信し、その画像データに対して画像処理を実行することを画像処理サーバに指示する。画像処理サーバは、上記の指示を受信すると、画像処理を実行することによって処理後画像データを生成し、その処理後画像データを上記の指示の送信元の通信装置に送信する。
特開2003−283740号公報
処理後画像データを通信装置のユーザに迅速に提供することが求められる。例えば、複数の通信装置から画像処理の依頼が同時的に送信されると、画像処理サーバに処理待ちの多数の依頼が蓄積される。この場合、画像処理サーバが処理後画像データを生成するのに長時間を要する。本明細書では、処理後画像データを通信装置のユーザに迅速に提供することができる技術を提供する。
本明細書によって開示される一つの技術は、中央サーバと複数の画像処理サーバとに通信可能に接続される通信装置である。なお、中央サーバは、画像処理を実行可能であってもよいし、実行不可能であってもよい。前者の場合、中央サーバは、中央サーバとして機能するとともに、画像処理サーバとして機能する。この通信装置は、処理前画像データ取得手段と選択許容手段と情報送信手段とスケジュール情報取得手段と処理前画像データ送信手段と処理後画像データ取得手段とを備える。
処理前画像データ取得手段は、第1画像データ(処理対象の画像データと言い換えることもできる)を取得する。なお、処理前画像データ取得手段は、例えば、外部装置から送信される画像データを受信することによって、第1画像データを取得してもよい。また、処理前画像データ取得手段は、例えば、通信装置が備える記憶部又は外部メモリに記憶されている複数の画像データの中から1つの画像データを選択することをユーザに許容し、ユーザによって選択された画像データを読み込むことによって、第1画像データを取得してもよい。選択許容手段は、複数種類の画像処理の中から2種類以上の画像処理を順に選択することをユーザに許容する。情報送信手段は、ユーザによって選択された2種類以上の画像処理に対応する種類情報と、2種類以上の画像処理の選択順序に関する選択順序情報と、を含み、第1画像データを含まない特定の情報を中央サーバに送信する。
スケジュール情報取得手段は、選択順序情報に対応する選択順序に従って、種類情報に対応する上記の2種類以上の画像処理(ユーザによって選択された2種類以上の画像処理)を順に実行すべき2以上の画像処理サーバであって、複数の画像処理サーバの中から中央サーバによって決定される2以上の画像処理サーバの中の最初に画像処理を実行すべき第1画像処理サーバに対応する第1位置情報を含むスケジュール情報を、中央サーバから取得する。上記の第1位置情報(第1位置情報のみならず、後述の第2位置情報及び第3位置情報を含む)は、画像処理サーバの位置に関するあらゆる情報を含む概念である。位置情報の例として、URL(Uniform Resource Locater)、IPアドレス等を挙げることができる。なお、中央サーバは、例えば、他の画像処理サーバより負荷が小さい2以上の画像処理サーバを選択してもよい。中央サーバは、例えば、特定の種類の画像処理を実行すべき画像処理サーバを選択する際に、その特定の種類の画像処理を実行するのが比較的に得意である画像処理サーバ(他の画像処理サーバより小さい負荷で上記の特定の種類の画像処理を実行可能である画像処理サーバ)を選択してもよい。中央サーバは、例えば、ランダムに2以上の画像処理サーバを選択してもよい。また、中央サーバは、例えば、予め決められた順序で2以上の画像処理サーバを選択してもよい。画像処理サーバを選択するための様々な手法を例示したが、中央サーバは、上記の様々な手法を2つ以上組み合わせて利用してもよい。
処理前画像データ送信手段は、スケジュール情報に含まれる第1位置情報に対応する第1画像処理サーバに第1画像データを送信する。処理後画像データ取得手段は、2以上の画像処理サーバが、第1画像データに対して、上記の選択順序に従って、上記の2種類以上の画像処理を順に実行することによって生成される第2画像データを取得する。
本明細書によって開示される構成によると、ユーザによって選択された2種類以上の画像処理を、中央サーバによって決定される2つ以上の画像処理サーバに分散して実行させることができる。1つの画像処理サーバしか存在しないシステムと比べると、1つの画像処理サーバに画像処理の依頼が集中することを避けることができる。例えば、1つの画像処理サーバしか存在しないシステムにおいて、第1の通信装置において画像処理T1と画像処理T2とが選択され、それと同時的に、第2の通信装置において画像処理T3と画像処理T4とが選択された場合には、画像処理T1〜T4が同時的に画像処理サーバに依頼されることになる。これに対し、本明細書によって開示される上記の構成を利用すると、上記の例において、中央サーバは、例えば、画像処理T1とT3を画像処理サーバV1に実行させ、画像処理T2とT4を画像処理サーバV2に実行させることを決定し得る。この場合、画像処理T1〜T4が1つの画像処理サーバに依頼される場合と比べて、処理後画像データを迅速に生成することができる。この結果、処理後画像データを通信装置のユーザに迅速に提供することができる。
例えば、通信装置が中央サーバにスケジューリングを依頼する際に、上記の種類情報と、上記の選択順序情報と、処理対象の第1画像データと、を含む情報を、通信装置から中央サーバに送信する手法(以下では特定の手法と呼ぶ)が考えられる。この場合、中央サーバは、最初に画像処理を実行すべき第1画像処理サーバに第1画像データを送信することによって、画像処理を依頼することができる。しかしながら、上記の特定の手法の場合、通信装置から中央サーバに第1画像データを送信する第1の通信処理と、中央サーバから第1画像処理サーバに第1画像データを送信する第2の通信処理とが行なわれることになる。即ち、上記の特定の手法では、同じ第1画像データが2回も通信されるので、通信時間が長くなってしまう。これに対し、本明細書によって開示される上記の構成では、通信装置が中央サーバにスケジューリングを依頼する際に送信される上記の特定の情報は、第1画像データを含まない。即ち、通信装置から中央サーバに第1画像データを送信する通信処理を実行する必要がなく、通信装置から第1画像処理サーバに第1画像データを送信する通信処理を実行すれば足りる。中央サーバから通信装置に第1画像処理サーバに対応する第1位置情報を送信する必要があるが、第1位置情報(例えばテキストデータ)は、処理対象の第1画像データと比べてデータサイズが小さい。従って、本明細書によって開示される上記の構成を用いると、上記の特定の手法と比べて、通信時間を短くすることができる。この結果、通信装置のユーザに処理後画像データである第2画像データを迅速に提供することができる。
例えば、1つの画像処理サーバしか存在しないシステムでは、通常、通信装置が画像処理サーバに画像処理を依頼してから処理後画像データを取得するまで、通信装置と画像処理サーバとの間の通信セッションが確立された状態が維持される。通信セッションが確立されている間は、画像処理サーバの負荷が高くなる。画像処理サーバの負荷を低減させるために、以下の構成を採用してもよい。
即ち、スケジュール情報取得手段は、上記の2以上の画像処理サーバの中の最後に画像処理を実行すべき第2画像処理サーバに対応する第2位置情報をさらに含むスケジュール情報を取得してもよい。処理前画像データ送信手段は、第1画像処理サーバに第1画像データを送信し終えた場合に、通信装置と第1画像処理サーバとの間の通信セッションを切断してもよい。処理後画像データ取得手段は、第2位置情報に対応する第2画像処理サーバにリクエストを送信することによって、第2画像処理サーバから第2画像データを取得してもよい。
上記の構成によると、第1画像処理サーバに第1画像データを送信し終えた場合に、通信装置と第1画像処理サーバとの間の通信セッションが切断される。通信装置が処理後画像データを取得するまで、通信装置と第1画像処理サーバとの間の通信セッションが確立された状態が維持される構成と比べると、第1画像処理サーバの負荷を低減させることができる。また、通信装置は、最後に画像処理を実行すべき第2画像処理サーバに対応する第2位置情報を取得することができ、第2画像処理サーバにリクエストを送信することによって第2画像処理サーバから第2画像データを取得することができる。
上記の通信装置は、処理後縮小画像データ取得手段と第1表示制御手段とをさらに備えていてもよい。処理後縮小画像データ取得手段は、第1画像データの縮小画像データに対して、上記の選択順序に従って、上記の2種類以上の画像処理を順に実行することによって生成される2以上の処理後縮小画像データを取得してもよい。第1表示制御手段は、上記の2以上の処理後縮小画像データが生成された順序に従って、上記の2以上の処理後縮小画像データを表示手段に順に表示させてもよい。
上記の構成によると、ユーザは、上記の2以上の処理後縮小画像データを順に見ることができる。ユーザは、自身が選択した順序に従って各画像処理が順に実行される様子を知ることができる。
上記の通信装置は、上記の2以上の画像処理サーバによって実行される上記の2種類以上の画像処理のそれぞれの終了タイミングに関するタイミング情報を取得するタイミング情報取得手段をさらに備えていてもよい。なお、タイミング情報は、予測の終了タイミングであってもよい。この場合、例えば、中央サーバが、上記の2種類以上の画像処理のそれぞれの終了タイミングを予測してもよい。また、例えば、通信装置が、終了タイミングを予測してもよい。一方において、タイミング情報は、実際の終了タイミングであってもよい。この場合、各画像処理サーバは、画像処理が終了する毎に、タイミング情報を通信装置に送信してもよい。第1表示制御手段は、上記の2種類以上の画像処理のそれぞれの終了タイミングに同期するように、上記の2以上の処理後縮小画像データを表示手段に順に表示させてもよい。
上記の「第1表示制御手段は、・・・同期するように、上記の2以上の処理後縮小画像データを表示手段に順に表示させ」は、例えば、以下の(1)又は(2)のように言い換えてもよい。
(1)第1表示制御手段は、上記の2種類以上の画像処理のそれぞれについて、当該画像処理の終了タイミングにおいて、当該画像処理によって生成された処理後縮小画像データを表示手段に表示させてもよい。この構成によると、画像処理サーバにおいて現在実行されている画像処理によって生成される画像データに対応する処理後縮小画像データが、当該画像処理が終了するタイミングで表示される。
(2)第1表示制御手段は、上記の2種類以上の画像処理のそれぞれについて、当該画像処理の終了タイミングにおいて、当該画像処理の次に実行されるべき画像処理によって生成された処理後縮小画像データを表示手段に表示させてもよい。この構成によると、画像処理サーバにおいて現在実行されている画像処理によって生成される画像データに対応する処理後縮小画像データが、当該画像処理の実行中に表示される。
上記の(1)及び(2)の構成によると、各画像処理サーバが各画像処理を終了するタイミングにおいて、各画像処理によって実際に生成される画像データに対応する処理後縮小画像データが表示される。ユーザは、各画像処理サーバにおいて各画像処理が実行されている様子を知ることができる。
なお、上記の2以上の処理後縮小画像データは、画像処理サーバによって生成されてもよいし、通信装置によって生成されてもよい。前者の場合、以下の構成を採用してもよい。即ち、スケジュール情報取得手段は、第1画像データの縮小画像データに対して上記の2種類以上の画像処理を実行すべき第3画像処理サーバに対応する第3位置情報をさらに含むスケジュール情報を取得してもよい。上記の通信装置は、スケジュール情報に含まれる第3位置情報に対応する第3画像処理サーバに第1画像データの縮小画像データを送信する処理前縮小画像データ送信手段をさらに備えていてもよい。処理後縮小画像データ取得手段は、第3画像処理サーバから上記の2以上の処理後縮小画像データを取得してもよい。
上記の通信装置は、上記の2以上の画像処理サーバが第1画像データから第2画像データを生成するのに必要であると予測されるトータルの処理時間に関する処理時間情報を取得する処理時間情報取得手段をさらに備えていてもよい。なお、中央サーバがトータルの処理時間を予測してもよいし、通信装置がトータルの処理時間を予測してもよい。上記の通信装置は、第2画像データを印刷する印刷手段と、上記のトータルの処理時間と印刷手段が第2画像データを印刷するのに必要であると予測される印刷時間との和である表示時間をカウントダウンさせながら表示手段に表示させる第2表示制御手段と、をさらに備えていてもよい。この構成によると、ユーザは、第2画像データが印刷された結果を得るまでの残り時間を知ることができる。
第2表示制御手段は、処理後画像データ取得手段が第2画像データを取得した際の表示時間が印刷時間に一致しない場合に、表示時間に代えて印刷時間を表示手段に表示させ、印刷時間をカウントダウンさせながら表示手段に表示させてもよい。この構成によると、第2画像データを取得した際の実際の残り時間(即ち印刷時間)と表示時間とが異なる場合に、残り時間を修正することができる。ユーザは、より正確な残り時間を知ることができる。
なお、上記の通信装置を実現するための制御方法、及び、コンピュータプログラムも、新規で有用である。上記の中央サーバを実現するための制御方法、及び、コンピュータプログラムも、新規で有用である。また、上記の画像サーバを実現するための制御方法、及び、コンピュータプログラムも、新規で有用である。また、上記の通信装置と、上記の中央サーバと、上記の複数の画像処理サーバと、を備える画像処理システムも、新規で有用である。中央サーバは、複数の画像処理サーバのそれぞれの負荷に関する情報を取得する負荷情報取得手段と、上記の特定の情報が受信された時点での負荷が他の画像処理サーバより小さい上記の2以上の画像処理サーバを決定する画像処理サーバ決定手段と、を備えていてもよい。この構成によると、中央サーバは、比較的に負荷の小さい画像処理サーバを決定することができる。
画像処理システムの構成の一例を示す。 サーバテーブルの一例を示す。 各デバイスが実行する処理のシーケンス図を示す。 図3の続きのシーケンス図を示す。 図4の続きのシーケンス図を示す。 処理テーブルの一例を示す。 フィルタテーブルの一例を示す。 多機能機が実行するメイン処理のフローチャートを示す。 多機能機が実行する実行状況表示処理のフローチャートを示す。 表示部に表示される画面の一例を示す。
ここでは、以下の実施例に記載の技術の一部を列挙しておく。
(形態1)画像処理サーバに通信可能に接続される次の通信装置も新規で有用である。この通信装置は、以下の各手段を備えていてもよい。
(1)第1画像データを取得する処理前画像データ取得手段。
(2)複数種類の画像処理の中から2種類以上の画像処理を順に選択することをユーザに許容する選択許容手段。
(3)ユーザによって選択された2種類以上の画像処理に対応する種類情報と、2種類以上の画像処理の選択順序に関する選択順序情報と、第1画像データと、を画像処理サーバに送信する情報送信手段。
(4)画像処理サーバが、第1画像データに対して、選択順序情報に対応する選択順序に従って、種類情報に対応する2種類以上の画像処理を順に実行することによって生成される第2画像データを取得する処理後画像データ取得手段。
(5)画像処理サーバによって実行される上記の2種類以上の画像処理のそれぞれの終了タイミングに関するタイミング情報を取得するタイミング情報取得手段。なお、タイミング情報は、予測の終了タイミングであってもよいし、実際の終了タイミングであってもよい。
(6)第1画像データの縮小画像データに対して、上記の選択順序に従って、上記の2種類以上の画像処理を順に実行することによって生成される2以上の処理後縮小画像データを取得する処理後縮小画像データ取得手段。
(7)上記の2以上の処理後縮小画像データが生成された順序に従って、上記の2以上の処理後縮小画像データを表示手段に順に表示させる第1表示制御手段。第1表示制御手段は、上記の2種類以上の画像処理のそれぞれの終了タイミングに同期するように、上記の2以上の処理後縮小画像データを表示手段に順に表示させてもよい。第1表示制御手段は、上記の2種類以上の画像処理のそれぞれについて、当該画像処理の終了タイミングにおいて、当該画像処理によって生成された処理後縮小画像データを表示手段に表示させてもよい。また、第1表示制御手段は、上記の2種類以上の画像処理のそれぞれについて、当該画像処理の終了タイミングにおいて、当該画像処理の次に実行されるべき画像処理によって生成された処理後縮小画像データを表示手段に表示させてもよい。
(形態2)中央サーバは、例えば、上記の2以上の画像処理サーバのそれぞれについて、当該画像処理サーバが画像処理を実行するのに必要であると予測される処理時間に関する情報を含むスケジュール情報を通信装置に送信してもよい。この情報は、各画像処理の終了タイミングに関するタイミング情報に対応する。また、通信装置は、各処理時間の和を計算することによって、第1画像データから第2画像データを生成するのに必要であると予測されるトータルの処理時間を取得してもよい。
(形態3)上記の2以上の画像処理サーバは、最初に画像処理を実行すべき第1画像処理サーバと、最後に画像処理を実行すべき第2画像処理サーバと、を含んでいてもよい。この場合、以下の手法が考えられる。第1画像処理サーバは、第1画像データに対して第1種類の画像処理を実行することによって中間画像データを生成し、中間画像データを通信装置に送信してもよい。通信装置は、中間画像データを第2画像処理サーバに送信してもよい。第2画像処理サーバは、中間画像データに対して第2種類の画像処理を実行することによって第2画像データを生成し、第2画像データを通信装置に送信してもよい。この構成の場合、第1画像処理サーバから通信装置に中間画像データを送信する第1の通信処理と、通信装置から第2画像処理サーバに中間画像データを送信する第2の通信処理と、を実行する必要がある。即ち、同じ中間画像データを2回通信する必要がある。従って、以下の構成を採用するのが好ましい。第1画像処理サーバは、第1画像データに対して第1種類の画像処理を実行することによって中間画像データを生成し、中間画像データを第2画像処理サーバに送信してもよい。第2画像処理サーバは、中間画像データに対して第2種類の画像処理を実行することによって第2画像データを生成し、第2画像データを前記通信装置に送信してもよい。この構成によると、中間画像データを1回通信すれば足りる。
(システムの構成)
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例の画像処理システム2の概略図を示す。画像処理システム2は、インターネット4と複数の多機能機10,40と中央サーバ50と複数の画像処理サーバ70,90,92等を備える。インターネット4には、複数の多機能機10,40と中央サーバ50と複数の画像処理サーバ70,90,92とが接続されている。各デバイス10,40,50,70,90,92は、インターネット4を介して、相互に通信可能である。
(多機能機10の構成)
多機能機10の構成について詳しく説明する。なお、多機能機40は、多機能機10と同様の構成を有する。多機能機10は、制御部12と表示部14と操作部16とUSBインターフェイス18とネットワークインターフェイス20と印刷部22と記憶部24等を備える。制御部12は、記憶部24に記憶されているプログラム36に従って処理を実行する。表示部14は、様々な情報を表示する。操作部16は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部16を操作することによって、様々な指示を多機能機10に入力することができる。USBインターフェイス18には、USBメモリ(図示省略)等が接続される。ネットワークインターフェイス20は、インターネット4に接続されている。印刷部22は、画像データを印刷する。
記憶部24は、ワーク領域26を有する。ワーク領域26は、制御部12が処理を実行する過程で生成されるデータを記憶する。ワーク領域26は、例えば、選択画像データ28と選択画像サムネイルデータ32等を記憶する。選択画像データ28は、フィルタ処理(画像処理)の対象である画像データである。本実施例では、USBメモリに記憶されている複数の画像データから選択画像データ28がユーザによって選択される。選択画像サムネイルデータ32は、選択画像データ28に対応する画像を表す画像データであって、選択画像データ28よりデータサイズが小さい画像データである。選択画像サムネイルデータ32は、多機能機10が選択画像データ28から生成してもよいし、USBメモリに予め記憶されていてもよい。記憶部24は、制御部12によって実行されるべきプログラム36を記憶している。記憶部24は、さらに、上記の各情報28〜36以外の情報を記憶するための記憶領域38を有する。
(中央サーバ50の構成)
続いて、中央サーバ50の構成について説明する。中央サーバ50は、制御部52とネットワークインターフェイス54と記憶部56等を備える。制御部52は、記憶部56に記憶されているプログラム62に従って処理を実行する。ネットワークインターフェイス54は、インターネット4に接続されている。
記憶部56は、機能リスト58を記憶する。機能リスト58は、画像処理サーバ70,90,92が実行可能である複数種類のフィルタ処理のそれぞれの名称とフィルタIDとを含んでいる。なお、本実施例の画像処理サーバ70,90,92は、肌色補正、トリミング、ぼかし、赤目補正等の複数種類のフィルタ処理を実行可能である。従って、機能リスト58は、複数種類のフィルタ処理のそれぞれについて、当該フィルタ処理の名称(肌色補正等)と、フィルタID(「1」、「2」等)と、を含んでいる。記憶部56は、ワーク領域60を有する。ワーク領域60は、制御部52が処理を実行する過程で生成されるデータを記憶する。記憶部56は、制御部52によって実行されるべきプログラム62を記憶している。記憶部56は、サーバテーブル64を記憶している。記憶部56は、さらに、上記の各情報58,62,64以外の情報を記憶するための記憶領域66を有する。
図2は、サーバテーブル64の一例を示す。サーバテーブル64は、複数の組合せ情報100,102,104を含む。1つの組合せ情報は、1つの画像処理サーバに対応する。本実施例では、組合せ情報100が画像処理サーバ70に対応し、組合せ情報102が画像処理サーバ90に対応し、組合せ情報104が画像処理サーバ92に対応する。各組合せ情報100,102,104は、サーバURL106と基準処理時間108と負荷値110とが対応づけられた情報である。サーバURL106は、画像処理サーバのURLである。基準処理時間108は、画像処理サーバが各フィルタIDに対応するフィルタ処理を実行するための基準処理時間である。基準処理時間は、画像処理サーバの負荷値が所定値である場合に、画像処理サーバが所定サイズの画像データに対して画像処理を実行するのに必要である時間である。例えば、組合せ情報100では、画像処理サーバ70がフィルタID「1」に対応するフィルタ処理を実行するための基準処理時間としてt11が設定されており、画像処理サーバ70がフィルタID「2」に対応するフィルタ処理を実行するための基準処理時間としてt21が設定されている。同じフィルタIDに対応するフィルタ処理であっても、各画像処理サーバ70,90,92の基準処理時間108が異なることがある。例えば、図2に示されるt11とt12とt13は、異なる値である。即ち、各画像処理サーバ70,90,92は、得意なフィルタ処理(他の画像処理サーバより速く実行可能であるフィルタ処理)や不得意なフィルタ処理(他の画像処理サーバの方が速く実行可能であるフィルタ処理)を有していると言える。負荷値110は、画像処理サーバの負荷に関する値である。負荷値110は、例えば、CPUの現在の処理負荷(例えばベンチマーク速度)であってもよいし、ワークメモリの残容量であってもよいし、それらの組合せに関する情報であってもよい。中央サーバ50は、各画像処理サーバ70,90,92から定期的に負荷値を取得し、サーバテーブル64の負荷値110を更新する。なお、サーバテーブル64のサーバURL106及び基準処理時間108は、予め設定されている情報であって、更新されるべき情報ではない。
(画像処理サーバ70の構成)
続いて、図1を参照して、画像処理サーバ70の構成について説明する。なお、画像処理サーバ90,92は、画像処理サーバ70と同様の構成を有する。画像処理サーバ70は、制御部72とネットワークインターフェイス74と記憶部76等を備える。制御部72は、記憶部76に記憶されているプログラム80に従って処理を実行する。ネットワークインターフェイス74は、インターネット4に接続されている。記憶部76は、ワーク領域78を有する。ワーク領域78は、制御部72が処理を実行する過程で生成されるデータを記憶する。記憶部76は、制御部72によって実行されるべきプログラム80を記憶している。プログラム80は、複数種類のフィルタ処理を実行するためのプログラムを含む。記憶部76は、さらに、上記の情報80以外の情報を記憶するための記憶領域82を有する。
(各デバイス10,50,70,90,92が実行する処理)
続いて、各デバイス10等が実行する処理について説明する。図3〜図5は、各デバイス10等が実行する処理のシーケンス図を示す。中央サーバ50は、各画像処理サーバ70,90,92に定期的に負荷リクエスト120,126,132を送信する。各画像処理サーバ70,90,92は、負荷リクエスト120,126,132の受信時での自身の負荷値124,130,136を含むレスポンス122,128,134を送信する。中央サーバ50は、サーバテーブル64の負荷値110(図2参照)を、レスポンス122,128,134に含まれる負荷値124,130,136に更新する。
多機能機10は、操作部16(図1参照)において所定の操作が実行された場合(S2)に、プレビュー画面表示処理を実行する(S4)。本実施例のプレビュー画面表示処理では、USBメモリに記憶されている複数の画像データのサムネイルが表示部14に表示される。ユーザは、操作部16を操作することによって、複数のサムネイルの中から1つのサムネイルを選択する画像選択操作を実行することができる(S6)。画像選択操作が実行されると、多機能機10は、選択されたサムネイルを選択画像サムネイルデータ32(図1参照)としてワーク領域26に記憶させる。また、多機能機10は、選択されたサムネイルのオリジナルの画像データを選択画像データ28(図1参照)としてワーク領域26に記憶させる。
次いで、多機能機10は、コマンド138を中央サーバ50に送信する機能リスト問合せ処理を実行する(S8)。この結果、中央サーバ50は、機能リスト58(図1参照)を多機能機10に送信する。多機能機10は、機能リスト表示処理を実行する(S10)。機能リスト表示処理では、機能リスト58に含まれる複数種類のフィルタ処理の名称が表示部14(図1参照)に表示される。
図4に示されるように、ユーザは、操作部16を操作することによって、表示部14に表示された複数種類のフィルタの中から所望の種類のフィルタ処理を選択するフィルタ選択操作を実行することができる(S12)。ユーザは、1種類のフィルタ処理のみを選択することもできるし、2種類以上のフィルタ処理を順に選択することもできる。本実施例では、フィルタ選択操作において2種類以上のフィルタ処理が順に選択された場合を例にして、以下の説明を続ける。なお、フィルタ選択操作を実行する際に、ユーザは、さらに、フィルタ処理の程度を示すパラメータを選択することができる。例えば、ユーザは、肌色補正というフィルタ処理を選択した場合、肌色補正の補正量を示すパラメータをさらに選択することができる。なお、各種類のフィルタ処理に対応するパラメータは、上記の機能リスト58に含まれる。
ユーザは、2種類以上のフィルタ処理(さらにパラメータ)を順に選択した後に、操作部16に含まれる図示省略の決定ボタンを操作することができる。この場合、多機能機10は、中央サーバ50にスケジュールリクエスト140を送信するリクエスト送信処理を実行する(S14)。スケジュールリクエスト140は、選択画像データ28(図1参照)の画像サイズ142と、フィルタID144と、パラメータ146と、選択順序148と、を含む。フィルタID144とパラメータ146は、フィルタ選択操作(S12)で選択されたフィルタ処理に対応するフィルタIDとパラメータである。本実施例では、フィルタ選択操作(S12)で2種類以上のフィルタ処理が順に選択されることから、フィルタID144は2つ以上のフィルタIDを含むとともに、パラメータ146は2つ以上のパラメータを含む。選択順序148は、フィルタ選択操作(S12)で選択された2種類以上のフィルタ処理の選択順序に関する情報である。中央サーバ50は、スケジュールリクエスト140を受信すると、サーバテーブル64(図2参照)を用いて、スケジューリング処理を実行する(S16)。スケジューリング処理の内容について、次に詳しく説明する。
上述したように、サーバテーブル64の基準処理時間108は、負荷値が所定値である場合に、所定サイズの画像データに対して画像処理を実行するのに必要である時間である。中央サーバ50は、スケジュールリクエスト140に含まれる画像サイズ142を上記の所定サイズで除算することによって、サイズ比を算出する。また、中央サーバは、各画像処理サーバ70,90,92のそれぞれについて、当該画像処理サーバの現在の負荷値(サーバテーブル64の負荷値110)を上記の所定値で除算することによって、負荷比を算出する。
次いで、中央サーバ50は、スケジュールリクエスト140に含まれるフィルタID144のうちの最初に選択された第1のフィルタIDを、スケジュールリクエスト140に含まれる選択順序148に基づいて特定する。中央サーバ50は、複数の画像処理サーバ70,90,92のそれぞれについて、当該画像処理サーバに対応する第1のフィルタIDの基準処理時間108に、上記のサイズ比と当該画像処理サーバの上記の負荷比とを乗算することによって、予測処理時間を算出する。例えば、第1のフィルタIDがフィルタID「2」である場合、中央サーバ50は、画像処理サーバ70について、t21と、上記のサイズ比と、画像処理サーバ70の上記の負荷比と、を乗算することによって、第1のフィルタIDの予測処理時間を算出する。同様に、中央サーバ50は、画像処理サーバ90について第1のフィルタIDの予測処理時間を算出し、画像処理サーバ92について第1のフィルタIDの予測処理時間を算出する。
続いて、中央サーバ50は、スケジュールリクエスト140に含まれるフィルタID144のうちの次に選択された第2のフィルタIDを、スケジュールリクエスト140に含まれる選択順序148に基づいて特定する。中央サーバ50は、第1のフィルタIDの予測処理時間を算出する場合と同様の手法を用いて、複数の画像処理サーバ70,90,92のそれぞれについて、第2のフィルタIDの予測処理時間を算出する。中央サーバ50は、フィルタID144のうちの最後に選択されたフィルタIDについて予測処理時間が算出されるまで、同様の処理を実行する。
例えば、フィルタID144が第1のフィルタIDと第2のフィルタIDと第3のフィルタIDとを含む場合、画像処理サーバ70について算出された第1のフィルタIDの予測処理時間と、画像処理サーバ90について算出された第2のフィルタIDの予測処理時間と、画像処理サーバ92について算出された第3のフィルタIDの予測処理時間と、の和は、画像処理サーバ70が第1のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行し、画像処理サーバ90が第2のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行し、画像処理サーバ92が第3のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行する場合に必要であると予測されるトータルの処理時間(以下では第1のトータルの処理時間と呼ぶ)である。
また、例えば、画像処理サーバ90について算出された第1のフィルタIDの予測処理時間と、画像処理サーバ70について算出された第2のフィルタIDの予測処理時間と、画像処理サーバ70について算出された第3のフィルタIDの予測処理時間と、の和は、画像処理サーバ90が第1のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行し、画像処理サーバ70が第2のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行し、画像処理サーバ70が第3のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行する場合に必要であると予測されるトータルの処理時間(以下では第2のトータルの処理時間と呼ぶ)である。
中央サーバ50は、上記の第1及び第2のトータルの処理時間を算出する場合と同様にして、画像処理サーバ70,90,92とフィルタID144に含まれる複数のフィルタIDとの様々な組合せのそれぞれについて、トータルの処理時間を算出する。3つの画像処理サーバ70,90,92と3つのフィルタIDである上記の例の場合、27通りの組合せのそれぞれについて、トータルの処理時間が算出される。次いで、中央サーバ50は、トータルの処理時間が最も小さい組合せを決定する。中央サーバ50は、決定された組合せに従って、処理テーブル152を生成する。
図6は、処理テーブル152の一例を示す。処理テーブル152は、複数の組合せ情報300,302,304,310を含む。各組合せ情報300等は、番号320とサーバURL322と処理時間324とが対応づけられた情報である。番号320は、「1」からはじまる通し番号である。1つの番号は、フィルタID144に含まれる1つのフィルタIDに対応する。従って、フィルタID144に3つのフィルタIDが含まれる場合、番号320には、「1」から「3」までの通し番号が書き込まれる。なお、番号320に含まれる「99」については、後で詳しく説明する。サーバURL322は、フィルタ処理を実行すべき画像処理サーバのURL(即ち上記のトータルの処理時間が最も小さい組合せの各画像処理サーバのURL)である。また、処理時間324は、上記の予測処理時間である。
本実施例では、上記のトータルの処理時間が最も小さい組合せは、画像処理サーバ90が第1のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行し、画像処理サーバ70が第2のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行し、画像処理サーバ70が第3のフィルタID(最後に選択されたフィルタID)に対応するフィルタ処理を実行する場合である。この場合、処理テーブル152において、番号「1」に対応するサーバURL322として画像処理サーバ90のURLが書き込まれる。同様に、番号「2」に対応するサーバURL322として画像処理サーバ70のURLが書き込まれ、番号「3」に対応するサーバURL322として画像処理サーバ70のURLが書き込まれる。また、番号「1」に対応する処理時間324として、画像処理サーバ90が第1のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行する場合の予測処理時間が書き込まれる。同様に、番号「2」に対応する処理時間324として、画像処理サーバ70が第2のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行する場合の予測処理時間が書き込まれ、番号「3」に対応する処理時間324として、画像処理サーバ70が第3のフィルタIDに対応するフィルタ処理を実行する場合の予測処理時間が書き込まれる。
中央サーバ50は、さらに、フィルタテーブル154を生成する。図7は、フィルタテーブル154の一例を示す。フィルタテーブル154は、複数の組合せ情報400,402,404を含む。各組合せ情報400,402,404は、番号420とフィルタID422とパラメータ424とが対応づけられた情報である。番号420は、「1」からはじまる通し番号である。処理テーブル152(図6参照)の番号320と同様に、1つの番号は、フィルタID144に含まれる1つのフィルタIDに対応する。フィルタID422とパラメータ424には、選択順序148に従って、フィルタID144に含まれる各フィルタIDとパラメータ146に含まれる各パラメータが書き込まれる。
上述したように、中央サーバ50は、選択画像データ28(図1参照)から処理後画像データを生成するための2種類以上のフィルタ処理を実行すべき2以上の画像処理サーバ(図6の例では組合せ情報300〜304のサーバURL322に書き込まれた画像処理サーバ70,90)を決定する。以下では、これらの2以上の画像処理サーバのことを選択画像用の画像処理サーバと呼ぶ。中央サーバ50は、さらに、選択画像サムネイルデータ32に対してフィルタ処理を実行すべき画像処理サーバを決定する。以下では、この画像処理サーバのことをサムネイル用の画像処理サーバと呼ぶ。本実施例では、中央サーバ50は、選択画像用の画像処理サーバとして決定されなかった画像処理サーバを、サムネイル用の画像処理サーバとして決定する。例えば、図6の処理テーブル152の例では、選択画像用の画像処理サーバは、画像処理サーバ70,90である。従って、中央サーバ50は、画像処理サーバ92を、サムネイル用の画像処理サーバとして決定する。なお、全ての画像処理サーバ70,90,92が選択画像用の画像処理サーバとして決定された場合には、中央サーバ50は、最初に画像処理を実行すべき選択画像用の画像処理サーバ以外の2以上の画像処理サーバの中から1つの画像処理サーバ(例えば負荷値の最も小さい画像処理サーバ)を、サムネイル用の画像処理サーバとして決定する。
中央サーバ50は、サムネイル用の画像処理サーバを決定すると、処理テーブル152に番号「99」を含む組合せ情報310(図6参照)を生成する。組合せ情報310に含まれるサーバURL322は、サムネイル用の画像処理サーバのURLである。組合せ情報310に含まれる処理時間324は、サムネイル用の画像処理サーバが、選択画像サムネイルデータ32に対して、フィルタID144に含まれる各フィルタIDに対応するフィルタ処理を順に実行するのに必要であると予測される時間である。組合せ情報310に含まれる処理時間324は、予め決められた時間であってもよいし、所定の計算式によって算出されてもよい。
図4に示されるように、スケジューリング処理(S16)が終了すると、中央サーバ50は、スケジュール情報150を多機能機10に送信する。スケジュール情報150は、処理テーブル152とフィルタテーブル154とを含む。次いで、多機能機10は、実行状況表示処理を開始する(S18)。実行状況表示処理の内容については、後で詳しく説明する。
続いて、多機能機10は、処理テーブル152からサムネイル画像用の画像処理サーバのURLを特定する。即ち、多機能機10は、処理テーブル152に含まれる番号「99」に対応するサーバURL322を特定する。次いで、多機能機10は、サムネイル画像用の画像処理サーバ(図4の例では画像処理サーバ92)のURLを送信先として、サムネイル画像処理リクエスト160を送信するリクエスト送信処理を実行する(S20)。サムネイル画像処理リクエスト160は、選択画像サムネイルデータ32(図1参照)とフィルタテーブル154とを含む。
画像処理サーバ92は、サムネイル画像処理リクエスト160を受信すると、サムネイル画像処理を実行する(S22)。画像処理サーバ92は、選択画像サムネイルデータ32に対して、フィルタテーブル154の番号420の順序に従って、複数のフィルタ処理を順に実行する。即ち、画像処理サーバ92は、まず、選択画像サムネイルデータ32に対して、フィルタID「5」に対応するフィルタ処理を、パラメータ「3」を用いて実行する。これにより、第1のサムネイルデータが生成される。次いで、画像処理サーバ92は、第1のサムネイルデータに対して、フィルタID「4」に対応するフィルタ処理を、パラメータ「3」を用いて実行する。これにより、第2のサムネイルデータが生成される。最後に、画像処理サーバ92は、第2のサムネイルデータに対して、フィルタID「2」に対応するフィルタ処理を、パラメータ「4」を用いて実行する。これにより、第3のサムネイルデータが生成される。なお、以下では、第1〜第3のサムネイルデータを符号172で表現する。
多機能機10は、サムネイル画像処理リクエスト160を送信すると、多機能機10と画像処理サーバ92との間の通信セッションを切断する。次いで、多機能機10は、画像処理サーバ92にサムネイル画像送信リクエスト170を送信する。多機能機10は、サムネイル画像送信リクエスト170に対するレスポンスを受信するまで、サムネイル画像送信リクエスト170を定期的に送信する。画像処理サーバ92は、上記の第1〜第3のサムネイルデータを生成すると、サムネイル画像送信リクエスト170に対するレスポンスを送信する。このレスポンスは、上記の第1〜第3のサムネイルデータ172を含む。
続いて、多機能機10は、処理テーブル152から、選択画像用の画像処理サーバであって最初に処理を実行すべき画像処理サーバのURLを特定する。即ち、多機能機10は、処理テーブル152に含まれる番号「1」に対応するサーバURL322を特定する。次いで、図5に示されるように、多機能機10は、特定された画像処理サーバ(図5の例では画像処理サーバ90)のURLを送信先として、選択画像処理リクエスト180を送信するリクエスト送信処理を実行する(S24)。選択画像処理リクエスト180は、選択画像データ28(図1参照)と処理テーブル152とフィルタテーブル154とを含む。
画像処理サーバ90は、選択画像処理リクエスト180を受信すると、選択画像処理を実行する(S26)。画像処理サーバ90は、まず、処理テーブル152とフィルタテーブル154とから、自身が実行すべきフィルタ処理の種類とパラメータとを特定する。図6と図7の例の場合、画像処理サーバ90は、自身のURLに対応する番号「1」を処理テーブル152から特定し、その番号「1」に対応するフィルタID「5」とパラメータ「3」とをフィルタテーブル154から特定する。次いで、画像処理サーバ90は、選択画像データ28に対して、フィルタID「5」に対応するフィルタ処理を、パラメータ「3」を用いて実行する。これにより、第1の中間画像データが生成される。なお、以下では、第1の中間画像データを符号192で表現する。
続いて、画像処理サーバ90は、処理テーブル152から、自身の次にフィルタ処理を実行すべき画像処理サーバを特定する。図6の例の場合、画像処理サーバ90は、自身のURLに対応する番号「1」の次の番号「2」に対応する画像処理サーバ70のURLを特定する。画像処理サーバ90は、特定された画像処理サーバ70のURLを送信先として、選択画像処理リクエスト190を送信する。選択画像処理リクエスト190は、第1の中間画像データ192と処理テーブル152とフィルタテーブル154とを含む。
画像処理サーバ70は、選択画像処理リクエスト190を受信すると、選択画像処理を実行する(S28)。画像処理サーバ90の場合と同様に、画像処理サーバ70は、まず、処理テーブル152とフィルタテーブル154とから、自身が実行すべきフィルタ処理の種類とパラメータとを特定する。図6と図7の例の場合、画像処理サーバ70は、フィルタID「4」とパラメータ「3」とを特定するとともに、フィルタID「2」とパラメータ「4」とを特定する。次いで、画像処理サーバ70は、第1の中間画像データ192に対して、フィルタID「4」に対応するフィルタ処理を、パラメータ「3」を用いて実行する。これにより、第2の中間画像データが生成される。続いて、画像処理サーバ70は、第2の中間画像データに対して、フィルタID「2」に対応するフィルタ処理を、パラメータ「4」を用いて実行する。これにより、処理後画像データ(フィルタテーブル154に含まれる全てのフィルタ処理が順に実行されることによって得られた画像データ)が生成される。なお、以下では、処理後データを符号210で表現する。
なお、多機能機10は、選択画像処理リクエスト180を送信すると、多機能機10と画像処理サーバ90との間の通信セッションを切断する。次いで、多機能機10は、処理テーブル152から、最後にフィルタ処理を実行すべき画像処理サーバ70のURLを特定する。即ち、多機能機10は、処理テーブル152に含まれる「99」を除く最後の番号「3」に対応するサーバURL322を特定する。多機能機10は、特定された画像処理サーバ70のURLを送信先として、処理後画像送信リクエスト200を送信するリクエスト送信処理を実行する(S30)。多機能機10は、処理後画像送信リクエスト200に対するレスポンスを受信するまで、処理後画像送信リクエスト200を定期的に送信する。画像処理サーバ70は、上記の処理後画像データ210を生成すると、処理後画像送信リクエスト200に対するレスポンスを送信する。このレスポンスは、処理後画像データ210を含む。続いて、多機能機10は、処理後画像データ210を印刷する印刷処理を実行する(S32)。これにより、処理後画像データ210がユーザに提供される。
(多機能機10が実行する処理)
続いて、多機能機10の制御部12が実行する処理の内容について詳しく説明する。図8は、制御部12が実行するメイン処理のフローチャートを示す。図8では、図3のS4、S8、S10等の処理に関する記載を省略している。
制御部12は、スケジュールリクエスト140(図4参照)を中央サーバ50に送信する(S50)。この結果、中央サーバ50は、スケジュール情報150(図4参照)を多機能機10に送信する。制御部12は、スケジュール情報150を受信する(S52)。続いて、制御部12は、実行状況表示処理を開始する(S54)。実行状況表示処理については、図9のフローチャートを参照しながら後で説明する。
次いで、制御部12は、処理テーブル152(図6参照)に含まれる番号「99」に対応するサーバURL322(本実施例では画像処理サーバ92のURL)を送信先として、サムネイル画像処理リクエスト160(図4参照)を送信する(S56)。次いで、制御部12は、サムネイル画像処理リクエスト160の送信先の画像処理サーバ92との間の通信セッションを切断する(S58)。続いて、制御部12は、処理テーブル152(図6参照)に含まれる番号「1」に対応するサーバURL322(本実施例では画像処理サーバ90のURL)を送信先として、選択画像処理リクエスト180(図5参照)を送信する(S60)。次いで、制御部12は、選択画像処理リクエスト180の送信先の画像処理サーバ90との間の通信セッションを切断する(S62)。
続いて、制御部12は、サムネイル画像処理リクエスト160の送信先の画像処理サーバ92にサムネイル画像送信リクエスト170(図4参照)を送信する(S64)。この結果、画像処理サーバ92は、複数のサムネイルデータ172(上記の第1〜第3のサムネイルデータ)を多機能機10に送信する。制御部12は、複数のサムネイルデータ172を受信する(S66)。次いで、制御部12は、処理テーブル152(図6参照)に含まれる「99」を除く最後の番号「3」に対応するサーバURL322(本実施例では画像処理サーバ70のURL)を送信先として、処理後画像送信リクエスト200(図5参照)を送信する(S68)。この結果、画像処理サーバ70は、処理後画像データ210を多機能機10に送信する。制御部12は、処理後画像データ210を受信する(S70)。制御部12は、処理後画像データ210を印刷部22(図1参照)に印刷させる。
(多機能機10が実行する実行状況表示処理)
続いて、図8のS54で開始される実行状況表示処理の内容について説明する。制御部12は、処理テーブル152(図6参照)に含まれる番号「99」を除く各番号に対応する処理時間324の合計を算出する(S90)。図6の例の場合、5+10+3=18が算出される。次いで、制御部12は、S90で算出された合計と印刷予測時間との和を算出する(S92)。印刷予測時間は、処理後画像データ210を印刷部22(図1参照)が印刷するのに必要であると予測される時間である。印刷予測時間は、予め決められている値であってもよいし、選択画像データ28の画像サイズに応じて決定されてもよい。
次いで、制御部12は、表示部14(図1参照)に所定の表示画面を表示させる表示処理を実行する(S94)。なお、S94の処理を実行する前に、図8のS66の処理において、複数のサムネイルデータ(上記の第1〜第3のサムネイルデータ)172が受信されている。データサイズが比較的に小さいサムネイルに対するフィルタ処理は短時間で終了するからである。図10(a)は、S94で表示される表示画面の一例を示す。表示部14は、時間表示領域500と、フィルタ名表示領域502と、処理前画像表示領域504と、処理後画像表示領域506と、を含む。制御部12は、S92で算出された値(図10(a)の例では25秒)を時間表示領域500に表示させる。これにより、ユーザは、残り25秒で印刷が終了することを知ることができる。制御部12は、時間表示領域500に表示される時間のカウントダウンを開始する。制御部12は、フィルタテーブル154(図7参照)に含まれる番号「1」のフィルタID422に対応するフィルタ処理の名称をフィルタ名表示領域502に表示させる。これにより、ユーザは、現在実行されているフィルタ処理の名称(種類)を知ることができる。なお、フィルタ名表示領域502には、実際には、「肌色補正」等の名称が表示されるが、図10(a)では、フィルタ名表示領域502にフィルタIDが示されている。制御部12は、さらに、選択画像サムネイルデータ32を処理前画像表示領域504に表示させ、上記の第1のサムネイルデータ172aを処理後画像表示領域506に表示させる。これにより、ユーザは、現在実行されているフィルタ処理(フィルタID「5」)の実行前の選択画像サムネイルデータ32と、現在実行されているフィルタ処理(フィルタID「5」)の実行後のサムネイルデータ172a(現在実行されているフィルタ処理で得られる上記の第1の中間画像データ192(図5参照)に対応するサムネイルデータ)と、を知ることができる。
次いで、制御部12は、処理番号Nとして「1」を特定する(S96)。続いて、制御部12は、タイマをスタートする(S98)。制御部12は、処理テーブル152(図6参照)から、処理番号Nに対応する処理時間324を特定する。例えば、処理番号Nが「1」である場合、番号「1」に対応する5秒が特定される。制御部12は、タイマの値が特定された処理時間(上記の例では5秒)に到達することを監視する(S100)。ここでYESの場合、制御部12は、表示更新処理を実行する(S104)。
S104の表示更新処理では、制御部12は、フィルタ名表示領域502に現在表示されているフィルタ名称(図10(a)の例ではフィルタID「5」)を、次に実行されるべきフィルタ名称(フィルタテーブル154において番号「N+1」のフィルタIDに対応するフィルタ名称)に変更する。次いで、制御部12は、処理前画像表示領域504に現在表示されているサムネイルデータ(図10(a)の例では選択画像サムネイルデータ32)を、処理後画像表示領域506に現在表示されているサムネイルデータ(図10(b)の例では第1のサムネイルデータ172a)に変更する。さらに、制御部12は、次に実行されるべきフィルタ処理(フィルタテーブル154において番号「N+1」のフィルタIDに対応するフィルタ処理)によって生成された第2のサムネイルデータ172bを処理後画像表示領域506に表示させる。この結果、図10(b)に示されるように、フィルタ名表示領域502と処理前画像表示領域504と処理後画像表示領域506との表示内容が更新される。
S104を終えると、制御部12は、処理番号Nに1を加算することによって、新たな処理番号N(即ちN=2)を生成する(S106)。制御部12は、新たな処理番号Nが、処理テーブル152(図6参照)において「99」を除く最後の番号「3」に等しいのか否かを判断する(S108)。ここでNOの場合、制御部12は、タイマをリセットしてリスタートする(S98)。次に実行されるS100では、制御部12は、処理テーブル152(図6参照)から、新たな処理番号(即ちN=2)に対応する処理時間324を特定する。即ち、処理番号Nが「2」である場合、番号「2」に対応する10秒が特定される。制御部12は、タイマの値が特定された処理時間(上記の例では10秒)に到達することを監視する(S100)。ここでYESの場合、制御部12は、表示更新処理を再び実行する(S104)。この結果、図10(c)に示されるように、フィルタ名表示領域502に次に実行されるべきフィルタID「2」が表示され、処理前画像表示領域504に第2のサムネイルデータ172bが表示され、処理後画像表示領域506に第3のサムネイルデータ172cが表示される。
次いで、制御部12は、S106を実行することによって、新たな処理番号N(即ちN=3)を生成する。この場合、制御部12は、S108においてYESと判断し、処理後画像データ210(図5参照)を受信するまで待機する(S110)。処理後画像データ210が受信されると、S112に進む。一方において、制御部12は、S100の監視と同時に、処理後画像データ210を受信することも監視している(S102)。S102でYESの場合も、S112に進む。
S112の表示更新処理では、制御部12は、図10(d)に示されるように、フィルタ名表示領域502と処理前画像表示領域504と処理後画像表示領域506を消去し、代わりに、「印刷中」という文字を表示させる。制御部12は、さらに、時間表示領域500に現在表示されている時間と上記の印刷予測時間とが一致するのか否かを判断する。現在表示されている時間と上記の印刷予測時間とが一致しない場合には、制御部12は、時間表示領域500に上記の印刷予測時間を表示し(即ち時間を修正し)、その印刷予測時間のカウントダウンを開始する。印刷予測時間のカウントダウンによって時間表示領域500に「0」が表示されると、実行状況表示処理が終了する。
本実施例の画像処理システム2について詳しく説明した。画像処理システム2によると、ユーザによって選択された2種類以上のフィルタ処理を、中央サーバ50によって決定される2つ以上の選択画像用の画像処理サーバ70,90に分散して実行させることができる。1つの画像処理サーバしか存在しないシステムと比べると、1つの画像処理サーバにフィルタ処理の依頼が集中することを避けることができる。この結果、多機能機10のユーザに処理後画像データ210(図5参照)を迅速に提供することができる。
また、本実施例では、スケジュールリクエスト140(図4参照)は、選択画像データ28(図1参照)が含まれない。即ち、多機能機10から中央サーバ50に選択画像データ28を送信する通信処理を実行する必要がない。従って、多機能機10と中央サーバ50との間で実行される通信時間を短くすることができる。この結果、多機能機10のユーザに処理後画像データ210(図5参照)を迅速に提供することができる。
また、多機能機10は、画像処理サーバ90に選択画像データ28を含む選択画像処理リクエスト180(図5参照)を送信し終えた場合に、画像処理サーバ90との間の通信セッションを切断する。多機能機10が処理後画像データ210を取得するまで、多機能機10と画像処理サーバ90との間の通信セッションが確立された状態が維持される構成と比べると、画像処理サーバ90の負荷を少なくすることができる。また、多機能機10は、最後に画像処理を実行すべき画像処理サーバ70のURLを取得することができ、画像処理サーバ70に処理後画像送信リクエスト200(図5参照)を送信することによって画像処理サーバ70から処理後画像データ210を取得することができる。
また、図10(a)〜(c)に示されるように、多機能機10は、複数のサムネイルデータ172a〜172cを順に表示する。ユーザは、自身が選択した順序に従って各フィルタ処理が順に実行される様子を知ることができる。特に、本実施例では、選択画像用の画像処理サーバ90,92においてフィルタ処理が終了するタイミング(予測されるタイミング)において、そのフィルタ処理の次に実行されるべきフィルタ処理によって生成されたサムネイルデータ172a〜172c(サムネイル画像用の画像処理サーバ92において生成されたサムネイルデータ)が表示される。例えば、図10(a)に表示されているフィルタID「5」に対応するフィルタ処理が画像処理サーバ90において終了すると、図10(b)に示されるように、フィルタID「5」の次に実行されるべきフィルタID「4」に対応するフィルタ処理によって画像処理サーバ92において生成されたサムネイルデータ172bが表示される。また、例えば、フィルタID「4」に対応するフィルタ処理が画像処理サーバ70において終了すると、図10(c)に示されるように、フィルタID「4」の次に実行されるべきフィルタID「2」に対応するフィルタ処理によって画像処理サーバ92において生成されたサムネイルデータ172cが表示される。ユーザは、各画像処理サーバ70,90において各フィルタ処理が実行されている様子を知ることができる。
図10(a)〜(d)に示されるように、多機能機10は、処理後画像データ210の印刷結果が得られるまでの残り時間を表示する。ユーザは、残り時間を知ることができる。しかも、多機能機10は、処理後画像データ210を取得した際に表示されている残り時間が印刷に要する印刷予測時間に一致しない場合に、その印刷予測時間を表示させる(図9のS112参照)。即ち、多機能機10は、残り時間を修正することができる。ユーザは、より正確な残り時間を知ることができる。
上記の実施例の各構成要素と本発明の各構成要素との間の対応関係を記載しておく。本実施例の選択画像データ28(図1参照)が第1画像データの一例であり、処理後画像データ210(図5参照)が第2画像データの一例である。また、操作部16が選択許容手段の一例である。スケジュールリクエスト140(図4参照)が特定の情報の一例であり、フィルタID144が種類情報の一例であり、選択順序148が選択順序情報の一例である。また、図6の組合せ情報300に含まれるサーバURL322が第1位置情報の一例であり、組合せ情報304に含まれるサーバURL322が第2位置情報の一例であり、組合せ情報310に含まれるサーバURL322が第3位置情報の一例である。また、図6の処理時間324がタイミング情報の一例である。なお、図6の処理時間324は、処理時間情報の一例でもある。
上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施例では、中央サーバ50は、サーバテーブル64(図2参照)を用いて上記の計算を行なうことによって、複数の選択画像用の画像処理サーバ70,90を決定する。しかしながら、中央サーバ50は、上記の計算を行なわず、負荷値110が所定値より小さい複数の画像処理サーバを特定することによって、複数の選択画像用の画像処理サーバ70,90を決定してもよい。また、中央サーバ50は、負荷値110に関わらず、ランダムに複数の画像処理サーバを特定することによって、複数の選択画像用の画像処理サーバ70,90を決定してもよい。また、中央サーバ50は、予め決められた順序で複数の画像処理サーバを特定することによって、複数の選択画像用の画像処理サーバ70,90を決定してもよい。
(2)上記の実施例では、中央サーバ50は、複数の選択画像用の画像処理サーバ70,90以外の画像処理サーバ92を特定することによって、サムネイル画像用の画像処理サーバ92を決定する。しかしながら、中央サーバ50は、負荷値110が最も小さい画像処理サーバを特定することによって、サムネイル画像用の画像処理サーバ92を決定してもよい。また、中央サーバ50は、ランダムに1つの画像処理サーバを特定することによって、サムネイル画像用の画像処理サーバ92を決定してもよい。また、中央サーバ50は、予め決められた順序で1つの画像処理サーバを特定することによって、サムネイル画像用の画像処理サーバ92を決定してもよい。
(3)上記の実施例では、選択画像用の画像処理サーバ70,90のフィルタ処理の終了タイミングにおいて、当該フィルタ処理の次に実行されるべきフィルタ処理によって画像処理サーバ92において生成されたサムネイルデータが表示される。しかしながら、選択画像用の画像処理サーバ70,90のフィルタ処理の終了タイミングにおいて、当該フィルタ処理によって画像処理サーバ92において生成されたサムネイルデータが表示されてもよい。例えば、図10(a)の表示画面において、画像処理サーバ90においてフィルタID「5」が実行されている間は、そのフィルタID「5」に対応するフィルタ処理によって画像処理サーバ92において生成された第1のサムネイルデータ172aは表示しなくてもよい。この場合、画像処理サーバ90においてフィルタID「5」に対応するフィルタ処理が終了したタイミングにおいて、第1のサムネイルデータ172aを表示してもよい。また、画像処理サーバ70においてフィルタID「4」に対応するフィルタ処理が終了したタイミングで第2のサムネイルデータ172bを表示し、画像処理サーバ70においてフィルタID「2」に対応するフィルタ処理が終了したタイミングで第3のサムネイルデータ172cを表示してもよい。
(4)上記の実施例では、中央サーバ50は、各フィルタ処理の終了タイミング(即ち図6の処理時間324)を予測し、その終了タイミングを多機能機10に送信する。しかしながら、選択画像用の画像処理サーバ70,90は、フィルタ処理が終了する毎に、所定の情報を多機能機10に送信してもよい。多機能機10は、上記の所定の情報を受信することによって、フィルタ処理が終了したことを知ることができる。多機能機10は、上記の所定の情報を受信すると、サムネイルデータ172a〜172cの表示を更新してもよい。
(5)上記の実施例では、処理後画像データ210を印刷するシステムを開示している。しかしながら、処理後画像データ210を表示したり、別のデバイスに送信したり、加工したりするシステムにも、本実施例の技術を適用することができる。また、多機能機10の代わりに、プリンタ、スキャナ、PC、サーバ等を用いてシステムを構築することもできる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:画像処理システム、4:インターネット、10,40:多機能機、12:制御部、14:表示部、16:操作部、24:記憶部、26:ワーク領域、28:選択画像データ、32:選択画像サムネイルデータ、36:プログラム、50:中央サーバ、52:制御部、56:記憶部、58:機能リスト、60:ワーク領域、62:プログラム、64:サーバテーブル、70,90,92:画像処理サーバ、72:制御部、76:記憶部、78:ワーク領域、80:プログラム、140:スケジュールリクエスト、142:画像サイズ、144:フィルタID、146:パラメータ、148:選択順序、150:スケジュール情報、152:処理テーブル、154:フィルタテーブル、160:サムネイル画像処理リクエスト、170:サムネイル画像送信リクエスト、172,172a〜172c:サムネイルデータ、180,190:選択画像処理リクエスト、200:処理後画像送信リクエスト、210:処理後画像データ、500:時間表示領域、502:フィルタ名表示領域、504:処理前画像表示領域、506:処理後画像表示領域

Claims (10)

  1. 中央サーバと複数の画像処理サーバとに通信可能に接続される通信装置であって、
    第1画像データを取得する処理前画像データ取得手段と、
    複数種類の画像処理の中から2種類以上の画像処理を順に選択することをユーザに許容する選択許容手段と、
    前記ユーザによって選択された前記2種類以上の画像処理に対応する種類情報と、前記2種類以上の画像処理の選択順序に関する選択順序情報と、を含む特定の情報であって、前記第1画像データを含まない前記特定の情報を前記中央サーバに送信する情報送信手段と、
    前記選択順序情報に対応する前記選択順序に従って、前記種類情報に対応する前記2種類以上の画像処理を順に実行すべき2以上の画像処理サーバであって、前記複数の画像処理サーバの中から前記中央サーバによって決定される前記2以上の画像処理サーバの中の最初に画像処理を実行すべき第1画像処理サーバに対応する第1位置情報を含むスケジュール情報を、前記中央サーバから取得するスケジュール情報取得手段と、
    前記スケジュール情報に含まれる前記第1位置情報に対応する前記第1画像処理サーバに前記第1画像データを送信する処理前画像データ送信手段と、
    前記2以上の画像処理サーバが、前記第1画像データに対して、前記選択順序に従って、前記2種類以上の画像処理を順に実行することによって生成される第2画像データを取得する処理後画像データ取得手段と、
    を備える通信装置。
  2. 前記スケジュール情報取得手段は、前記2以上の画像処理サーバの中の最後に画像処理を実行すべき第2画像処理サーバに対応する第2位置情報をさらに含む前記スケジュール情報を取得し、
    前記処理前画像データ送信手段は、前記第1画像処理サーバに前記第1画像データを送信し終えた場合に、前記通信装置と前記第1画像処理サーバとの間の通信セッションを切断し、
    前記処理後画像データ取得手段は、前記第2位置情報に対応する前記第2画像処理サーバにリクエストを送信することによって、前記第2画像処理サーバから前記第2画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1画像データの縮小画像データに対して、前記選択順序に従って、前記2種類以上の画像処理を順に実行することによって生成される2以上の処理後縮小画像データを取得する処理後縮小画像データ取得手段と、
    前記2以上の処理後縮小画像データが生成された順序に従って、前記2以上の処理後縮小画像データを表示手段に順に表示させる第1表示制御手段と、
    をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記2以上の画像処理サーバによって実行される前記2種類以上の画像処理のそれぞれの終了タイミングに関するタイミング情報を取得するタイミング情報取得手段をさらに備え、
    前記第1表示制御手段は、前記2種類以上の画像処理のそれぞれの前記終了タイミングに同期するように、前記2以上の処理後縮小画像データを前記表示手段に順に表示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第1表示制御手段は、前記2種類以上の画像処理のそれぞれについて、当該画像処理の前記終了タイミングにおいて、当該画像処理の次に実行されるべき画像処理によって生成された前記処理後縮小画像データを前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記スケジュール情報取得手段は、前記第1画像データの前記縮小画像データに対して前記2種類以上の画像処理を実行すべき第3画像処理サーバに対応する第3位置情報をさらに含む前記スケジュール情報を取得し、
    前記スケジュール情報に含まれる前記第3位置情報に対応する前記第3画像処理サーバに前記第1画像データの前記縮小画像データを送信する処理前縮小画像データ送信手段をさらに備え、
    前記処理後縮小画像データ取得手段は、前記第3画像処理サーバから前記2以上の処理後縮小画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記2以上の画像処理サーバが前記第1画像データから前記第2画像データを生成するのに必要であると予測されるトータルの処理時間に関する処理時間情報を取得する処理時間情報取得手段と、
    前記第2画像データを印刷する印刷手段と、
    前記トータルの処理時間と前記印刷手段が前記第2画像データを印刷するのに必要であると予測される印刷時間との和である表示時間をカウントダウンさせながら表示手段に表示させる第2表示制御手段と、
    をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記第2表示制御手段は、前記処理後画像データ取得手段が前記第2画像データを取得した際の前記表示時間が前記印刷時間に一致しない場合に、前記表示時間に代えて前記印刷時間を前記表示手段に表示させ、前記印刷時間をカウントダウンさせながら前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の通信装置と、
    前記中央サーバと、
    前記複数の画像処理サーバと、
    を備える画像処理システム。
  10. 前記中央サーバは、
    前記複数の画像処理サーバのそれぞれの負荷に関する情報を取得する負荷情報取得手段と、
    前記特定の情報が受信された時点での負荷が他の画像処理サーバより小さい前記2以上の画像処理サーバを決定する画像処理サーバ決定手段と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016126603A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 株式会社リコー 情報処理システム及び情報処理方法
JP2017108453A (ja) * 2017-03-01 2017-06-15 ブラザー工業株式会社 中継装置、中継装置のプログラムおよび通信方法
JP2017121071A (ja) * 2017-03-01 2017-07-06 ブラザー工業株式会社 中継装置、中継装置のプログラムおよび通信方法

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