JP4957464B2 - ピンチロールユニットおよびピンチロールユニット用ロール - Google Patents

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Description

本発明は、厚鋼板の剪断設備等に用いるピンチロールユニットに関し、ピンチロールユニットの駆動機構から潤滑油が漏洩しても鋼板の外側に滴下させ、鋼板表面に潤滑油が付着することを防止するものに関する。
厚鋼板の場合、油付着は塗装、溶接性に影響を及ぼすため製品欠陥となり、また美観上好ましくないため、例えば、圧延工程においては油付着を防止するように、圧延機ロールネックの軸受け装置に関して種々の潤滑油の漏出防止技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等)。
しかし、油付着の原因は、油圧配管、ホースからの微量な油漏れ、グリース漏れなど多くあり、ピンチロールからの油漏れも一因となる場合がある。
ピンチロールは、厚鋼板の剪断設備で所望の剪断長さだけ鋼板を送り出すと同時に、剪断中に被剪断鋼板が動かないように鋼板を挟み込む装置で、厚鋼板はクロップシャーで鋼板前後のクロップを切断後、サイドシャーで所定の幅に切断し、スリッターで中切りを行うが、これらの剪断設備では、ピンチロールは鋼板の上下に配置される。
ピンチロールユニットは被剪断鋼板に接するロールをモータ、減速機、駆動軸からなる駆動機構で回転させ、駆動軸と減速機は夫々潤滑油を溜める外筒内に配置される。上下のピンチロールユニットのロールで鋼板を挟持可能とするため駆動軸の両端部は軸受けで支持する構造が一般的である。
実開平5−70705号公報 特開昭58−47307号公報 特開平7−227607号公報
図4はピンチロールユニットからの油漏れを説明する模式図で、駆動軸7の先端部とロール5の間(以下、ピンチロールネック部)で発生する場合は駆動軸7と外筒4の隙間aに溜まった潤滑油10が外筒4の先端部の油シール機構における僅かな隙間(数mmから数十mm程度)から漏出することが原因となるため一端発生すると完全に防止するまでに手間取り操業に影響を及ぼす場合がある。図5にピンチロールユニットのロール5と鋼板9の間に潤滑油10が付着した状況を模式的に示す。
そこで本発明は、ピンチロールユニットの駆動軸先端部から潤滑油が漏洩しても鋼板の外側に滴下させ、鋼板上面に潤滑油が付着することを防止するピンチロールユニットおよびピンチロールユニット用ロールを提供することを目的とする。
本発明の課題は以下の手段で達成可能である。
1.板状部材の上面側に配置されるピンチロールユニットであって、ロールと前記ロールを回転させる駆動機構を有し、前記ロールは前記駆動機構の駆動軸と同軸に取り付けられ、前記ロールは前記駆動機構側の側面に、前記駆動機構側に拡口する傘状部材を有し、前記傘状部材の開口部の先端は、前記駆動機構の前記ロール側端部から漏洩する潤滑油が前記板状部材上に滴下しないように前記板状部材の外側に突出していることを特徴とするピンチロールユニット。
2.傘状部材が分割されていることを特徴とする1記載のピンチロールユニット。
3.板状部材の上面側に配置されるピンチロールユニット用ロールであって、前記板状部材の外側に、開口部の先端が位置する傘状部材を有するピンチロールユニット用ロール。
本発明によれば、厚鋼板の剪断ラインにおいて、例えば、ピンチロールユニットが鋼板の上下でスリッターで計12本、サイドシャーで計8本、エンドシャーで計8本と多数用いられる場合であっても、鋼板表面の油付着が防止され、溶接や塗装の際に欠陥の発生が抑止されるので産業上極めて有用である。
図1は本発明の一実施例に係るピンチロールユニットの構造を説明する側断面図で、図において1はピンチロールユニット、2はモータ、3は減速機、4は駆動軸7の外筒、5はロール、6は円錐台状の外観の傘状部材、7は駆動軸、8は外筒4のロール5側に配置する軸受け、9は鋼板、10は駆動軸7の潤滑油、aは外筒4と駆動軸7の隙間を示す。
ピンチロールユニット1は、ロール5と駆動機構で構成される。本発明に係るピンチロールユニットはロール5の駆動機構側となる側面に、駆動機構側に拡口して、同心円状に取り付けた傘状部材6を有することを特徴とする。
傘状部材6は、ロール5の取り付け部において外筒4を内包し、開口部の先端は鋼板9の幅方向の外側となる寸法とする。傘状部材6をこのような寸法形状とすることにより、図3に示すように駆動機構から漏出する潤滑油は鋼板の外側に雫bとなって滴下して、鋼板表面の油付着が防止される。
以下に、駆動機構からの潤滑油漏出状況を説明し、傘状部材6の作用効果を述べる。駆動機構はモータ2と減速機3と駆動軸7を有し、駆動軸7の一方の端部にはロール5が取り付けられ、駆動軸7の他方の端部側に取り付けたモータ2で回転する。モータ2の回転は減速機3で減速して駆動軸7に伝達される。
駆動軸7は外筒4内で潤滑油10で潤滑される。潤滑油10は外筒4と駆動軸7の隙間a内に溜まるので、軸受け8のロール5側に油シール機構(図では省略)を取り付ける。
図2に、ピンチロールネック部の構造を説明する詳細断面図を示す。図において41はスリーブ抑え、61は傘状部材6の開口部の先端部、62は傘状部材6をロール5に取り付けるボルト、81はベアリング外輪、82はベアリングのころ、86はベアリング内輪、83はスリーブ、84はOリング、85はオイルシール、87は駆動軸7を固定するスナップリングで、図1と同符号は同じものを指すとする。
駆動軸7は外筒4の先端部で、ベアリング内輪86とベアリング外輪81でベアリングの「ころ」82を保持する軸受けで支持される。軸受けの外側にはベアリング内輪86とベアリング外輪81を固定し、潤滑油10の漏洩を防止する油シール機構を有する。
油シール機構は、ベアリング内輪86を固定するスリーブ83と、ベアリング外輪81とスリーブ83を固定するスリーブ抑え41で構成される。スリーブ83は駆動軸7との隙間からの潤滑油漏出を防止するためのOリング84を有し、スリーブ抑え41はスリーブ83との間からの潤滑油漏出を防止するためのオイルシール85を有する。
スリーブ83は、駆動軸7の磨耗を防ぐ目的で交換可能に取り付けるものでベアリング内輪86とは隙間を設けずに直接接触して固定する。スリーブ83と駆動軸7との間にラジアル方向で0.02〜0.1mmの隙間があり、Oリング84の劣化にともない当該隙間から潤滑油10が漏出する場合がある。
潤滑油10はロール5に沿って漏出するので、ロール5の側面に、駆動機構側に拡口する傘状部材6を取り付けると、潤滑油10は傘状部材6の内面を伝わって落下する。
傘状部材6は、ロール5への取り付け部において外筒4を内包し、その開口部の先端が鋼板9の幅方向の外側となる寸法とし、回転した際、周辺部と接触しないようにロール5に、好ましくはロール5の回転中心と同心に取り付ける。
また、ロール5と傘状部材6は、その取り付け部において、潤滑油10が伝わって鋼板9に付着する恐れのある接触面に、Oリング84を取り付けることが望ましい。
傘状部材6は、破損した場合に交換できるように、ボルト62でロール5に結合することが好ましく、また、半円等に縦割した分割構造とすると破損部だけ交換可能で経済的である。傘状部材6の材質は特に規定せず、鉄製、ゴム製とすることが可能である。尚、本発明が対象とするピンチロールユニットは、剪断する鋼板9等板状部材の上面側に配設されるものとする。
本発明の一実施例に係るピンチロールユニットの構造を説明する模式的側断面図。 図1に示したピンチロールユニットのピンチロールネック部の詳細構造を説明する詳細断面図。 本発明の作用効果を説明する図。 従来例。 油付着の状況を説明する図。
符号の説明
1 ピンチロールユニット
2 モータ
3 減速機
4 外筒
5 ロール
6 傘状部材
7 駆動軸
8 軸受け
9 鋼板
10 潤滑油
41 スリーブ抑え
61 先端部
62 ボルト
81 ベアリング外輪
82 ベアリングのころ
83 スリーブ
84 Oリング
85 オイルシール
86 ベアリング内輪
87 スナップリング
a 隙間
b 雫

Claims (3)

  1. 板状部材の上面側に配置されるピンチロールユニットであって、ロールと前記ロールを回転させる駆動機構を有し、前記ロールは前記駆動機構の駆動軸と同軸に取り付けられ、前記ロールは前記駆動機構側の側面に、前記駆動機構側に拡口する傘状部材を有し、前記傘状部材の開口部の先端は、前記駆動機構の前記ロール側端部から漏洩する潤滑油が前記板状部材上に滴下しないように前記板状部材の外側に突出していることを特徴とするピンチロールユニット。
  2. 傘状部材が分割されていることを特徴とする請求項1記載のピンチロールユニット。
  3. 板状部材の上面側に配置されるピンチロールユニット用ロールであって、前記板状部材の外側に、開口部の先端が位置する傘状部材を有するピンチロールユニット用ロール。
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