JP4957340B2 - 画像形成制御装置、画像形成システム、及びプログラム - Google Patents

画像形成制御装置、画像形成システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成制御装置、画像形成システム、及びプログラムに関する。
用紙やOHPシート等の画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置において、画像形成媒体の搬送不良等の異常が生じた場合、異常が発生した画像形成媒体に対して再印刷を行う必要がある。このとき、異常が発生したと認識される画像形成媒体のみならず、その前後の画像形成媒体にも異常のダメージが生じたり、汚れや、画像形成媒体の抜けなどの異常が発生している場合がある。そこで、再印刷すべき画像形成媒体が特定できるように、再印刷前に確認作業を簡便且つ効率的に行なうことができるような技術が要求されている。
なお、異常が発生した場合に再印刷を指示するシステムとして、印刷が終了したもしくは印刷中の印刷ページイメージを表示する表示手段を有し、印刷の際に異常が発生したときに、表示手段に印刷ページイメージを表示してユーザに再印刷開始ページを指定させ、印刷開始できる印刷処理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、このような従来の技術は、正常に印刷が行われた画像形成媒体の次の画像形成媒体から正しく再印刷を行なうようにするものである。
特開2002−137458号公報
本発明は、画像形成中に異常が発生し画像形成が中断された後に、異常が発生したと認識される画像形成媒体の再印刷を行った際、異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体が、正常に印刷が行われているか否かを容易に確認することができる画像形成制御装置、画像形成システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、画像情報に基づいて画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段の画像形成中に発生した異常を検出する検出手段と、前記検出手段で異常の発生が検出された場合に、該異常が発生した画像形成が中断されるように前記画像形成手段を制御すると共に、異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と該異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とを含む確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成し、前記生成した確認用画像情報に基づいた画像が形成された後に前記中断した画像形成が再開されるように前記画像形成手段を制御する制御手段と、を含む画像形成制御装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とが縮小されて配置された確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の画像中の部分画像と前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体の画像の各々の部分画像とが配置された確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成する。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記確認用画像が1枚の画像形成媒体に形成されるように前記確認用画像情報を生成する。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記検出手段で異常の発生が検出された場合に、更に、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報を識別符号を付与して所定の記憶手段に記憶する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像、及び前記付与した識別符号を示す画像を含む確認用画像が前記画像形成手段で形成されるように確認用画像情報を生成する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報に対して1つの識別符号を付与し、前記識別符号を指定するための符号指定手段と、前記符号指定手段で指定された識別符号が付与された画像情報を前記記憶手段から読み出して表示し、表示した画像情報から任意の画像情報を選択させるための選択手段と、前記選択手段で選択された画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、を更に含む。
請求項8の発明は、請求項6に記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報の各々に対して個別に識別符号を付与し、前記識別符号を指定するための符号指定手段と、前記符号指定手段で指定された識別符号が付与された画像情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出した画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、を更に含む。
請求項9の発明は、請求項6に記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報に対して1つの識別符号を付与し、前記確認用画像が形成された記録媒体から前記識別符号を示す画像を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取られた識別符号が付与された画像情報を前記記憶手段から読み出して表示し、表示した画像情報から任意の画像情報を選択させるための選択手段と、前記選択手段で選択された画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、を更に含む。
請求項10の発明は、請求項6に記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報の各々に対して個別に識別符号を付与し、前記確認用画像が形成された記録媒体から前記識別符号を示す画像を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取られた識別符号から任意の識別符号を選択させるための選択手段と、前記選択手段で選択された識別符号が付与された画像情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出した画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、を更に含む。
請求項11の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の画像形成制御装置において、前記確認用画像の形成対象の画像形成媒体に設けられた記憶手段に情報を書込む書込手段を更に備え、前記制御手段は、前記確認用画像を形成する際に、前記記憶手段に前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報が書き込まれるように前記書込手段を制御する。
請求項12の発明は、請求項11に記載の画像形成制御装置において、前記確認用画像が形成された画像形成媒体に設けられた記憶手段から前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報を読み出す読出手段と、前記読み出された画像情報の画像を表示し、表示した画像から任意の画像を選択させるための画像選択手段と、前記画像指定手段で指定された画像の画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、を更に含む。
請求項13の発明は、請求項1〜請求項12のいずれか1項記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体が、前記中断した画像形成における一連の画像形成媒体の先頭の画像形成媒体である場合には、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とを含む確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成し、前記前記異常が発生したと認識される画像形成媒体が、前記中断した画像形成における一連の画像形成媒体の最終の画像形成媒体である場合には、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とを含む確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成する。
請求項14の発明は、請求項1〜請求項13のいずれか1項記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、予め定められた位置に何も画像が形成されない画像形成媒体を挿入するように画像を形成する場合であって、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体のいずれかの画像形成媒体の位置が、前記何も画像が形成されない画像形成媒体の挿入位置に該当する場合には、前記確認用画像にその挿入位置を示す画像が含まれるように前記確認用画像情報を生成する。
請求項15の発明は、請求項1〜請求項14のいずれか1項記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、前記検出手段により、前記確認用画像の形成中に異常が発生したことが検出された場合には、該確認用画像についての確認用画像情報は生成せずに該確認用画像の画像形成が再度実行されるように前記画像形成手段を制御する。
請求項16の発明は、請求項1〜請求項15のいずれか1項記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、更に、画像が形成された画像形成媒体を収納部に収納する収納手段を、前記確認用画像が形成された画像形成媒体が前記収納部に収納されるときの収納位置が、前記中断した後に再開した画像形成により画像が形成された画像形成媒体が収納手段に収納されるときの収納位置から所定量だけずれるように制御する。
請求項17の発明は、請求項1〜請求項15のいずれか1項記載の画像形成制御装置において、前記制御手段は、更に、画像が形成された画像形成媒体を収納する収納部に収納された複数の画像形成媒体から前記確認用画像が形成された画像形成媒体を識別可能なように前記確認用画像が形成された画像形成媒体の周縁部に所定の画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する。
請求項18の発明は、画像情報に基づいて画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段と、請求項1〜請求項17のいずれか1項記載の画像形成制御装置と、を含む画像形成システムである。
請求項19の発明は、コンピュータに、画像情報に基づいて画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段による画像形成中に発生した異常を検出する検出ステップと、前記検出ステップで異常の発生が検出された場合に、該異常が発生した画像形成が中断されるように前記画像形成手段を制御する中断制御ステップと、異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と該異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とを含む確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成し、前記生成した確認用画像情報に基づいた画像が形成された後に前記中断した画像形成が再開されるように前記画像形成手段を制御する画像形成制御ステップと、を実行させるためのプログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成中に異常が発生し画像形成が中断された後に、異常が発生したと認識される画像形成媒体の再印刷を行った際、異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体が、正常に印刷が行われているか否かを容易に確認することができる、という効果が得られる。
請求項2に記載の発明によれば、異常が発生したと認識される画像形成媒体及びその前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像が視認しやすく確認が容易となる、という効果が得られる。
請求項3に記載の発明によれば、異常が発生したと認識される画像形成媒体及びその前後の画像形成媒体に形成された画像が視認しやすく確認が容易となる、という効果が得られる。
請求項4に記載の発明によれば、確認用画像が形成された1枚の画像形成媒体を取り除くことの管理が容易となる、という効果が得られる。
請求項5に記載の発明によれば、異常が発生したと認識される画像形成媒体及びその前後の画像形成媒体以外の画像形成媒体に形成された画像情報を保存しておく必要がなくなり、異常発生による画像の再形成のために必要な記憶容量が少なくて済む、という効果が得られる。
請求項6に記載の発明によれば、画像に付与された識別符号を容易に認識でき、記憶手段から画像情報を読み出す場合もその読み出しが容易となる、という効果が得られる。
請求項7に記載の発明によれば、再形成したい画像の識別符号を容易に指定して画像を再形成することができる、という効果が得られる。
請求項8に記載の発明によれば、再形成したい画像の識別符号を容易に指定して画像を再形成することができる、という効果が得られる。
請求項9に記載の発明によれば、画像を再形成するときに識別符号の入力の手間が省ける、という効果が得られる。
請求項10に記載の発明によれば、画像を再形成するときに識別符号の指定が容易となる、という効果が得られる。
請求項11に記載の発明によれば、異常発生による画像の再形成に備えて装置側で画像情報を保持しておく必要がなくなる、という効果が得られる。
請求項12に記載の発明によれば、容易に画像形成媒体の記憶手段から画像情報を読み出して画像を再形成することができる、という効果が得られる。
請求項13に記載の発明によれば、異常発生箇所に応じて適切に確認用画像を形成することができる、という効果が得られる。
請求項14に記載の発明によれば、何も画像が形成されない画像形成媒体を挿入する場合に、この挿入を行ったときの何も画像が形成されない画像形成媒体と、異常が発生したと認識される画像形成媒体やその前後に発生する可能性がある何も画像が形成されない画像形成媒体との混同を防ぐことができる、という効果が得られる。
請求項15に記載の発明によれば、確認用画像についての確認用画像が形成されず、画像形成媒体の無駄が生じない、という効果が得られる。
請求項16に記載の発明によれば、収納部に複数の画像形成媒体が収納されていても、その中から確認用画像を形成した画像形成媒体を容易に判別できる、という効果が得られる。
請求項17に記載の発明によれば、収納部に複数の画像形成媒体が収納されていても、その中から確認用画像を形成した画像形成媒体を容易に判別できる、という効果が得られる。
請求項18に記載の発明によれば、画像形成中に異常が発生し画像形成が中断された後に、異常が発生したと認識される画像形成媒体の再印刷を行った際、異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体が、正常に印刷が行われているか否かを容易に確認することができる、という効果が得られる。
請求項19に記載の発明によれば、画像形成中に異常が発生し画像形成が中断された後に、異常が発生したと認識される画像形成媒体の再印刷を行った際、異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体が、正常に印刷が行われているか否かを容易に確認することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施の形態に係る画像形成システム10の概略構成を示すブロック図である。
画像形成システム10は、メインコントローラ12と、プリントエンジン部14を備えている。
メインコントローラ12は、プリントエンジン部14の画像形成動作を制御する。メインコントローラ12は、データ受信部20、制御部22、画像データ記憶部24、及びユーザインタフェース(UI)26を備えている。
データ受信部20は、外部のコンピュータ等から印刷データを受信し、受信した印刷データを制御部22に送出する。ここで、印刷データは、印刷すべき原稿の画像がページ記述言語で記述されたデータである。
制御部22は、CPU、ROM、及びRAMを備えている。ROMには、ページ記述言語で記述された印刷データをラスタ処理してビットマップの画像データに変換するためのプログラムやプリントエンジン部14の画像形成動作を制御するためのプログラムを含む各種プログラム及び必要なデータが記憶されている。CPUは、ROMに記憶されたプログラムを実行する。RAMは、その一部の領域がワークメモリとして使用される。また、RAMの所定の領域は、印刷データを一時的に記憶しておくためのバッファとして使用される。
なお、CPUが実行するプログラムを記録する記録媒体は、上記ROMに限定されず、CD−ROMやDVDディスク、光磁気ディスクやICカード、あるいはハードディスク等であってもよいし、電気通信回線上の搬送波のような伝送媒体であってもよく、特に限定されない。従って、後述する本発明の実施の形態に係るプログラム等を通信媒体により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
画像データ記憶部24は、制御部22で変換されたビットマップの画像データを記憶する。
UI26は、例えばディスプレイ上にタッチパネルが重ねられたタッチパネルディスプレイ等から構成され、各種情報を表示したり、ユーザが操作することにより所望の情報や指示を入力することができる。
プリントエンジン部14は、異常検出部30、用紙搬送系32、画像形成部34、及び画像形成制御部36を備えている。
画像形成制御部36は、図2に示すように、メインコントローラ12の制御部22から受信した画像データ及び印刷制御信号に従ってプリントエンジン部14の画像形成動作(印刷動作)を制御する。また画像形成制御部36は、画像形成終了通知や画像形成中に異常が発生した場合の異常発生通知等を制御部22に送信したりする。
用紙搬送系32は、画像形成制御部36の制御に従い、画像形成動作中に画像形成媒体としての用紙を搬送する。なお、ここでは、画像を形成する対象である画像形成媒体として一般的な用紙を例に挙げて説明するが、画像形成媒体は特に限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
画像形成部34は、画像形成制御部36の制御に従い、用紙搬送系32によって搬送された用紙に画像を形成する。なお、画像形成部34は、帯電装置、感光体、露光装置、現像装置、及び転写装置を備えた電子写真方式の画像形成部で構成される。尚、用紙にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式の画像形成部であってもよく、特に限定されない。
画像形成部34で画像が形成された用紙は、用紙搬送系32によって収納部38(図2参照)まで用紙が搬送されて収納される。また、画像が形成された用紙を不図示の収納機構によって収納部38の収納位置をずらして収納することもできる。収納機構は、画像形成制御部36からの制御に従って動作する。
異常検出部30は、用紙搬送系32の用紙搬送経路に沿って複数箇所に設けられたセンサを含んで構成されている。異常検出部30の各センサの検出結果は、画像形成制御部36を介して制御部22に送信される。これにより制御部22は、用紙搬送経路のどの部分に用紙が到達したか、また紙詰まりや搬送不良等の異常が発生した場合にどの部分で該異常が発生したか等を判断することができる。
次に、本実施の形態の画像形成システム10の動作について説明する。
図3は、制御部22が行なう画像形成制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ100では、制御部22は、データ受信部20から印刷データを受信したか否かを判断する。ここで印刷データを受信したと判断した場合には、制御部22は、ステップ102で、受信した印刷データをラスタ処理してピットマップの画像データを作成する。
ステップ104では、制御部22は、作成した画像データを、画像データ記憶部24に一時的に記憶する。なお、画像データを作成する元となった印刷データは、制御部22のRAMに確保されているバッファに記憶しておく。バッファに記憶された印刷データは、当該印刷データにより印刷される全頁について画像形成終了通知をプリントエンジン部14の画像形成制御部36から受け取った後に削除される。
ステップ106では、制御部22は、印刷を行なわせるための印刷制御信号を生成して画像形成制御部36に送信すると共に、印刷する画像データを画像データ記憶部24から読み出して画像形成制御部36に送信して、画像形成(印刷)を行なわせる。
なお、本実施の形態では、制御部22は、複数頁からなる一連の印刷物を印刷する際、プリントエンジン部14の画像形成開始前に予め全頁分の画像データを生成しておくのではなく、プリントエンジン部14の画像形成実行中に、順次ラスタ処理して1頁ずつ画像データを生成し、画像形成制御部36に送信することにより、複数頁の印刷物を高速で印刷する。この画像形成システム10では、画像データが正常にラスタ処理されたか否か、すなわち送信済の画像データに異常があるか否かの判断(プルーフ)は、画像形成制御部36に対して画像データを送信した後に行なわれる。なお、このプルーフは、制御部22が行なっても良いし、画像形成制御部36が行なうようにしてもよい。
ステップ108では、制御部22は、プリントエンジン部14における画像形成中に異常が発生したか否かを判断する。
前述したように、プリントエンジン部14には異常検出部30が設けられ、異常検出部30の各センサの検出結果が、画像形成制御部36を介して制御部22に送信される。制御部22は、この検出結果から、紙詰まりや搬送不良等の異常が発生したことを検出する。
また、画像形成中に発生する異常は、紙詰まりや搬送不良等に限定されない。前述したように、プルーフで異常が検出されることもある。画像形成中にプルーフで異常が検出された場合、該異常が検出された画像データを印刷した用紙は、上記収納部38とは別の、正常に印刷されなかった用紙を収納するためのパージ用収納部に搬送され収納される。
制御部22は、ステップ108で、異常が発生したと判断した場合には、ステップ110に移行し、プリントエンジン部14に対して印刷を中断するための印刷制御信号を送信して、印刷を中断させる。
なお、フローチャートでの図示は省略するが、制御部22は、発生した異常が紙詰まりや搬送不良等である場合には、用紙搬送経路に残存している異常が発生した用紙を利用者に取り除かせるためのメッセージをUI26に表示する。これにより、プリントエンジン部14がエラー状態から復帰する。制御部22は、プリントエンジン部14がエラー状態から復帰した後に、ステップ112の異常発生時処理を行なう。また、発生した異常がプルーフで検出された画像データ生成時のエラーである場合には、そのままステップ112の異常発生時処理に移行する。なお、異常発生時処理については、後述する。
異常発生時処理の終了後或いはステップ108で異常は発生していないと判断した場合には、制御部22は、ステップ114に移行し、データ受信部20で受信した印刷データによる印刷が全て終了したか否かを判断する。ここで、印刷が全て終了していないと判断した場合には、ステップ116で印刷を続行するようにプリントエンジン部14を制御して、ステップ102に戻る。また、ステップ114で、印刷が全て終了したと判断した場合には、この画像形成制御処理を終了する。
次に、上記ステップ112で行なわれる異常発生時処理について説明する。
図4は、制御部22が行なう異常発生時処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ200では、制御部22は、どのシートで異常が発生したか(異常発生位置)を判断する。例えば、検出された異常が、紙詰まりや搬送不良等の異常である場合には、制御部22は、異常検出部30から受信した検出結果から、搬送経路上で紙詰まりや搬送不良等の異常が発生した位置を特定し、該特定した位置に基づいて異常発生位置を判断する。また、プルーフで画像データの異常が検出された場合には、該異常が検出された画像データはすぐに特定できるため、これにより異常発生位置を判断する。
ステップ202では、制御部22は、画像データを画像データ記憶部24から読み出す画像データ読出処理を実行する。
図5は、画像データ読出処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ220では、制御部22は、異常発生位置は一連の印刷物の先頭ページであるか否かを判断する。ステップ220で肯定判定した場合には、ステップ222で、制御部22は、異常発生位置及びその後ろの位置の画像データを画像データ記憶部から読み出す。
ステップ220で否定判定した場合には、ステップ224で、制御部22は、異常発生位置は一連の印刷物の最終ページであるか否かを判断する。ステップ224で肯定判定した場合には、ステップ226で、制御部22は、異常発生位置及びその前の位置の画像データを画像データ記憶部から読み出す。
また、ステップ224で否定判定した場合には、ステップ228で、制御部22は、異常発生位置及びその前後の位置の画像データを画像データ記憶部から読み出す。
すなわち、異常発生位置が先頭ページであれば、その前のページは存在しないため、異常発生位置の前の画像データは読み出す必要がない。また、異常発生位置が最終ページであれば、その後ろのページは存在しないため、異常発生位置の後ろの画像データは読み出す必要がない。従って、制御部22は、上記のように画像データを読み出すようにしている。
また、異常発生位置の前後で読み出す画像データのシート数は特に限定されない。例えば、異常が発生したと認識されるシートの前の画像データについては、2シート分読み出し、異常が発生したと認識されるシートの後ろの画像データについては1シート分読み出すようにしてもよい。
画像データ読出処理により、画像データが読み出された後は、図4のステップ204に移行し、読み出した画像データに基づいて異常通知確認用シートを印刷するための画像データを生成する。異常通知確認用シート60は、図6に示すように、異常が発生したと認識されるシートに形成された画像及びその前後のシートに形成された画像62が1頁内に割り付けられた確認用画像が形成された印刷物であって、異常が発生したと認識されるシートだけでなくその前後のシートについての確認作業を簡便且つ効率的に行なうことができる印刷物である。
なお、異常通知確認用シート60として形成される確認用画像は、複数の画像が1枚の用紙に形成されるように、各画像を縮小して割り付けた画像としてもよいし、複数の画像の各々の部分画像を割り付けた画像としてもよい。なお、部分画像を割り付ける場合には、全体画像のどの部分の部分画像を抽出するかを予め設定しておくことが好ましい。
制御部22は、異常通知確認用シート60の画像データを生成した後は、該画像データと印刷制御信号を画像形成制御部36に送信して異常通知確認用シート60をプリントエンジン部14に印刷させる。
ステップ206では、制御部22は、異常通知確認用シート60が正常に印刷できたか否かを判断する。例えば、印刷中に異常が発生した場合には、正常に印刷できなかったと判断して、ステップ204に戻り、異常通知確認用シート60を再印刷するように再度同じ画像データ及び印刷制御信号を送信する。異常通知確認用シート60の印刷で異常が発生した場合には、単に異常が発生した異常通知確認用シート60がパージ用収納部まで搬送されて排出される、或いは利用者により取り除かれるのみであり、この異常についての更なる異常通知確認用シート60は印刷されない。
一方、正常に印刷された異常通知確認用シート60は、用紙搬送系32により収納部に搬送され、それまでに印刷されて収納された印刷物の上に重ねて収納される。
このように正常に印刷された場合には、制御部22は、ステップ206で、正常に印刷されたと判断し、本異常発生時処理を終了する。
異常通知確認用シート60を印刷した後、上記説明したようにデータ受信部20で受信した印刷データに基づいた印刷が全て完了していなければ、該印刷データに基づいた印刷が再開される(図3のステップ114及びステップ116参照)。従って、異常通知確認用シート60は、一連の印刷物の異常発生位置に挿入されることとなる。すなわち、一連の印刷物において、異常が発生したと認識されるシート及びその前後のシートに形成された画像と、異常発生位置及びその前後における印刷結果とを対比させて確認できる状態で異常通知確認用シート60が印刷されることとなる。
なお、印刷データによる印刷が最後まで終了した後は、異常が発生したシートを再度指定して印刷するリカバリ印刷が行なわれるが、異常通知確認用シート60は、このリカバリ印刷で印刷すべきシートを特定するために用いられる。
前述したように、異常通知確認用シート60は、通常の印刷物の間に挿入された状態で収納されることとなり、そのままでは印刷終了後の印刷物の中から異常通知確認用シート60が見つけにくい場合もある。
そこで、制御部22は、図6に示すように、異常通知確認用シート60が、通常の印刷物の収納位置よりも所定量だけずれた状態で収納されるように、制御信号を予め画像形成制御部36に送信しておく。これにより、不図示の収納機構は、異常通知確認用シート60の収納位置がずれるように動作する。
なお、ここでは、異常通知確認用シート60の収納位置をずらす場合を例に挙げたが、これに限定されず、例えば、異常通知確認用シート60の周縁部にマークを付したり、何らかの色で縁取りをするなど、異常通知確認用シート60の位置が容易に判別できるように所定の画像が形成されるように制御してもよい。
また、印刷物に故意に白紙のシートを挿入するように指定して印刷する場合もある。このような場合には、図4に示した異常発生時処理に代えて、図7に示す異常発生時処理を実行する。
ステップ250〜252までの処理は、図4のステップ200〜202の処理と同じ処理であるため、説明を省略する。
画像データを読み出した後、ステップ254では、制御部22は、異常が発生したと認識されるシート、或いはその前後のシートに対して白紙挿入指定があるか否かを判断する。ステップ254で、白紙挿入指定が無いと判断した場合には、制御部22は、ステップ256及びステップ258の処理を実行して、図4のステップ204〜206と同様に、異常通知確認用シート60を印刷する。
一方、ステップ254で、白紙挿入指定があると判断した場合には、ステップ260に移行する。そして、ステップ260では、読み出した画像データ及び白紙挿入位置に基づいて、図8に示すように、読み出した画像データの画像62だけでなく、白紙の文字が明示された画像64も割り付け、白紙挿入位置が明示されるような異常通知確認用シート60を印刷するための画像データを生成し、異常通知確認用シート60をプリントエンジン部14に印刷させる。図8は、異常が発生したと認識されるシートに含まれる画像がCであり、その前後のシートに形成された画像がそれぞれB、Dであり、Bの画像を印刷するシートとCの画像を印刷するシートの間に白紙が挿入されるように白紙挿入位置が指定されていた場合の異常通知確認用シート60の印刷例を示す図である。
なお、ステップ262における処理は、図4のステップ206と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態では、異常通知確認用シートを1枚のシートで印刷する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、利用者が異常が発生したシートを容易且つ効率的に特定できるような形態であれば、例えば複数枚のシートに印刷するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
第1の実施の形態では、異常が発生したと認識されるシートに形成された画像とそのシートの前後のシートの画像とを、異常通知確認用シート60に印刷する例について説明したが、本実施の形態では、後で容易に異常が発生したシートを再印刷(リカバリ印刷)できるようにそれら画像を示す画像データを識別符号を付して別途記憶しておき、該画像と識別符号とを異常通知確認用シート60に印刷する例について説明する。
なお、本実施の形態における画像形成システムの構成は、第1の実施の形態の構成とほぼ同一であるため、説明を省略する。
また、本実施の形態の制御部22で実行される画像形成制御処理のメインルーチンは、第1の実施の形態の図3とほぼ同様である。ただし、ステップ108で、異常を検出したときに、その異常がプルーフにより検出された異常であった場合には、制御部22のRAMに記憶されている印刷データに基づいて、該異常が生じたシートに形成された画像データを再生成して、画像データ記憶部24に上書きで再度記憶する。なお、この処理は、後述する第3の実施の形態及び第4の実施の形態でも同様に行なわれる。
次に、本実施の形態において行なわれる図3のステップ112の異常発生時処理について説明する。
図9は、本実施の形態における異常発生時処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ300〜302までの処理は、図4のステップ200〜202の処理と同じ処理であるため、説明を省略する。
ステップ302で画像データを読み出した後、ステップ304では、制御部22は、読み出した画像データに対して付与する識別符号(以下、ID)を生成する。ここでは、読み出した複数の画像データに対してまとめて1つのIDを付与する。
ステップ306では、制御部22は、読み出した画像データとIDとを対応付けて画像データ記憶部24の該画像データが元々記憶されていた領域とは別の所定の領域に記憶する。
ステップ308では、制御部22は、読み出した画像データ及び該画像データに付与したIDに基づいて異常通知確認用シート60を印刷するための画像データを生成する。ここでは、例えば図10に示すように、読み出した全ての画像データの画像及び該画像データに付与したIDが印刷される画像データを生成する。図10のBCDEの各画像62が、読み出した各画像データの画像を縮小した画像或いは該画像の部分画像であり、「エラー324」の文字画像66が、これら画像データに付与されたIDを示す画像である。
制御部22は、異常通知確認用シート60の画像データを生成した後は、該画像データと印刷制御信号を画像形成制御部36に送信して異常通知確認用シート60をプリントエンジン部14に印刷させる。なお、本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、異常通知確認用シート60を、所定量ずらして収納部38に収納するか、その周縁部にマーク等を印刷するようにして他の印刷物と区別できるようにする。
ステップ310では、制御部22は、異常通知確認用シート60が正常に印刷できたか否かを判断する。ここで、印刷中に異常が発生して正常に印刷できなかったと判断した場合には、ステップ308に戻り、異常通知確認用シート60を再印刷するように再度同じ画像データ及び印刷制御信号を送信する。
一方、ステップ206で、制御部22が、正常に印刷されたと判断した場合には、本異常発生時処理を終了する。
なお、ここでは、白紙挿入が指定された場合については説明を省略したが、本実施の形態においても、白紙挿入指定がされた場合には、第1の実施の形態で説明したように制御して白紙挿入位置が判る異常通知確認用シート60を印刷する。
次に、異常が発生した後にリカバリ印刷を行なう場合のリカバリ印刷制御処理について説明する。本実施の形態では、異常通知確認用シート60に印刷されたIDを手がかりにして画像データを読み出してリカバリ印刷を行なう。
図11は、制御部22が行なうリカバリ印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ320では、制御部22は、UI26を介してリカバリ印刷指示が入力されたか否かを判断する。ここで、制御部22が、リカバリ印刷指示が入力されたと判断した場合には、ステップ322で、リカバリ印刷画面をUI26に表示する。図示は省略するが、リカバリ印刷画面には、リカバリ印刷を行なう画像データをIDを指定して読み出すためのID入力エリアが設けられている。該ID入力エリアに対して、利用者は異常通知確認用シート60に印刷されたIDを入力することができる。
ステップ324で、制御部22は、IDが入力されたか否かを判断する。ここで、IDが入力されたと判断した場合には、ステップ326で、入力されたIDに対応付けて画像データ記憶部24に記憶されている画像データを全て読み出し、その画像データに基づいて各々の画像データが表す画像の縮小画像(或いは部分画像)をUI26に表示する。利用者は、この縮小画像からリカバリ印刷する画像を選択して、指定することができる。
ステップ328では、制御部22は、リカバリ印刷する画像が指定されたか否かを判断する。ここでリカバリ印刷する画像が指定されたと判断した場合いは、ステップ330で該指定された画像の画像データ及び印刷制御信号を画像形成制御部36に送信して、印刷を行なわせる。
ステップ332では、制御部22は、該リカバリ印刷中に異常が発生したか否かを判断する。ここで異常が発生したとしても、ここでは、異常通知確認用シート60は印刷せず、ステップ336で、印刷を再実行させ、ステップ332に戻る。
一方、ステップ332で異常が発生しないと判断された場合には、ステップ334で、制御部22は、リカバリ印刷が終了したか否かを判断する。ステップ334で、リカバリ印刷が終了していないと判断した場合には、印刷を続行してステップ332に戻り、ステップ334でリカバリ印刷が終了したと判断した場合には、本リカバリ印刷制御処理を終了する。
なお、上記ステップ304では、制御部22は、ステップ302で読み出した画像データの全て(すなわち、異常が発生したと認識される画像の画像データ及びその前後の画像の画像データ)に対して1つのIDを付与する例について説明したが、これに限定されず、例えば、読み出した画像データの各々に個別にIDを付与するようにしてもよい。
その場合には、ステップ306で、読み出した画像データの各々に対して生成したIDと、各画像データとを対応付けて画像データ記憶部24の所定領域に記憶しておく。
そして、ステップ308では、制御部22は、例えば図12に示すように、読み出した各画像データの画像(縮小画像或いは部分画像)62と、各画像62に対応して各画像の画像データのIDを示す文字画像66とが印刷された異常通知確認用シートを印刷する。
また、このように個別にIDを付与した場合には、リカバリ印刷では、図13のフローチャートに示す流れでリカバリ印刷制御処理を行なう。
ステップ350〜354までの処理は、図11のステップ320〜324までの処理と同様であるため説明を省略する。
ステップ356では、制御部22は、入力されたIDに対応付けて画像データ記憶部24に記憶されている画像データを読み出し、ステップ358で、該読み出した画像データ及び印刷制御信号を画像形成制御部36に送信して、印刷を行なわせる。
ステップ360〜364の処理は、上記図11のステップ332〜336の処理と同様であるため説明を省略する。
なお、IDの付与の仕方は、上記に限定されず、例えば、上記では、ステップ302で読み出した画像データの全て(すなわち、異常が発生したと認識されるシートに形成された画像の画像データ及びその前後のシートに形成された画像の画像データ)に対して1つのID(ここでは親IDと呼称)を付与すると共に、画像データの各々に該付与した親IDとは別の子IDを個別に付与するようにしてもよい。
[第3の実施形態]
第2の実施の形態では、異常通知確認用シート60にIDを文字画像で印刷する場合を例に挙げて説明したが、本実施の形態では、IDを二次元コードに変換して印刷する場合を例に挙げて説明する。
図14は、本実施の形態に係る画像形成システム40の概略構成を示すブロック図である。ここで、図14に示す符号と、図1に示す符号が同一の構成要素は、それぞれ、同一の機能を有する構成要素を意味するため説明を省略する。
本実施の形態の画像形成システム40は、メインコントローラ12と、プリントエンジン部14と、スキャナ部16とを備えている。
本実施の形態のスキャナ部16は、読取制御部42及び読取部44を備えている。
読取部44は、読取制御部42の制御に従い、異常通知確認用シート60に形成された二次元コードを読み取る。
読取制御部42は、読取部44の読取結果から、該二次元コードが示すIDを認識する。認識されたIDは、制御部22に送信される。
この画像形成システム40の制御部22が行なう異常発生時処理は、第2の実施の形態の図9と略同様に処理する。ただし、図9のステップ308では、以下のように処理する。
制御部22は、まず、読み出した画像データに付与したIDを示す文字列を二次元コードに変換し、この二次元コードの画像の画像データを生成する。更に読み出した各画像データの画像を縮小した画像或いは該画像の部分画像の画像データを生成し、二次元コードの画像データと合成する。制御部22は、このように異常通知確認用シートを印刷するための画像データを生成した後、この画像データを印刷制御信号と共に画像形成制御部36に送信する。これにより、例えば、図15に示すような異常通知確認用シートが印刷される。
次に、本実施の形態のリカバリ印刷制御処理について説明する。
図16は、本実施の形態で制御部22が実行するリカバリ印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ380では、制御部22は、UI26を介してリカバリ印刷指示が入力されたか否かを判断する。ここで、制御部22が、リカバリ印刷指示が入力されたと判断した場合には、ステップ382で、利用者に対し、UI26を介して不図示の読取台に異常通知確認用シートを置くようメッセージを表示する。利用者が該メッセージに従って異常通知確認用シートを読取台に置くと、制御部22は、スキャナ部16の読取制御部42を介して読取部44に異常通知確認用シートに印刷された二次元コードを読み取らせる。
ステップ384では、読取制御部42が読取部44の読み取り結果から二次元コードが示すIDを認識する。制御部22は、読取制御部42からIDの認識結果を取得する。
ステップ386では、認識されたIDに対応付けて画像データ記憶部24に記憶されている画像データを全て読み出し、その画像データに基づいて各々の画像データが表す画像の縮小画像をUI26に表示する。利用者は、この縮小画像からリカバリ印刷する画像を選択して、指定することができる。
これ以降、ステップ388〜396までの処理は、上記図11のステップ328〜336までの処理と同様であるため説明を省略する。
なお、本実施の形態では、制御部22は、ステップ302で読み出した画像データの全て(すなわち、異常が発生したと認識される画像の画像データ及びその前後の画像の画像データ)に対して1つのIDを付与する例について説明したが、これに限定されず、例えば、読み出した画像データの各々に個別にIDを付与するようにしてもよい。この場合には、制御部22は、異常通知確認用シート60に、二次元コードだけでなく、識別符号の文字画像も印刷し、リカバリ印刷では、上記図16において、ステップ384でIDを認識した後、該認識したIDをUI26に表示して利用者に選択させる処理を行い、該選択したIDに対応付けられた画像データを読み出して再印刷させるように制御する。
[第4の実施形態]
第2、第3の実施の形態では、異常が発生したと認識されるシートに形成された画像を示す画像データとそのシートの前後のシートの画像を示す画像データとを、画像形成システム側に備えられた記憶装置(画像データ記憶部24)に記憶しておく場合を例に挙げて説明したが、本実施の形態では、画像形成媒体としての用紙に予め設けられた無線通信が可能なICメモリに記憶する場合を例に挙げて説明する。
図17は、本実施の形態に係る画像形成システム50の概略構成を示すブロック図である。ここで、図17に示す符号と、図1に示す符号が同一の構成要素は、それぞれ、同一の機能を有する構成要素を意味するため説明を省略する。
本実施の形態の画像形成システム50は、メインコントローラ12と、プリントエンジン部18を備えている。
本実施の形態のプリントエンジン部18は、異常検出部30、用紙搬送系32、画像形成部34、及び画像形成制御部36に加えて、無線インタフェース(I/F)52及びアンテナ54を備えている。
無線I/F52は、用紙に設けられた無線通信が可能なメモリである無線ICチップ56(図19参照)と無線通信を行うためのインタフェースである。
無線ICチップ56には、図示は省略するが、無線通信を行うと共に、電波の受信によって電力を発生させるためのアンテナコイルと、アンテナコイルに誘導された起電力によりチャージされるコンデンサとが設けられている。また、無線ICチップ56には、更に、画像データが記録されるフラッシュメモリ等のメモリ、該メモリに対するデータの読み書きを制御するメモリコントローラ、メモリから読み出されたデータの変調及びアンテナコイルにより受信されたデータの復調を行う変復調回路、コンデンサにチャージされた電荷に基づいて無線ICチップの各部に駆動電力を供給する電源回路とが設けられている。
このような構成により、無線ICチップ56にはバッテリを装備せずとも、外部から電波を受信することによりアンテナコイルで起電力を発生させ、駆動電力を得る。
従って、この無線ICチップ56に対してデータの読み書きをする際には、電波を送信する必要があるが、この電波を無線I/F52がアンテナ54を介して送信する。
また、本実施の形態のプリントエンジン部18には、無線ICチップ56付きの用紙を給紙する給紙トレイと、無線ICチップ56無しの用紙を給紙する給紙トレイが設けられている。画像形成制御部36は、通常の印刷を行なう場合には、無線ICチップ56無しの用紙を給紙する給紙トレイから用紙が給紙され、異常通知確認用シート60を印刷する場合には、無線ICチップ56付きの用紙を給紙する給紙トレイから用紙が給紙されるように用紙搬送系32を制御する。
次に、本実施の形態の画像形成システム50の動作について説明する。
図18は、本実施の形態における異常発生時処理のフローチャートである。
ステップ400〜402までの処理は、図4のステップ200〜202までの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップ404では、読み出した画像データに基づいて、第1、2の実施の形態と同様に異常通知確認用の画像データを生成して、この画像データと印刷制御信号を画像形成制御部36に送信し、無線ICチップ56付きの用紙を用いて印刷させる。
ステップ406では、制御部22は、異常通知確認用シート60が正常に印刷できたか否かを判断する。ここで正常に印刷できなかったと判断した場合には、ステップ404に戻り、異常通知確認用シート60を再印刷するように再度同じ画像データ及び印刷制御信号を送信する。また、正常に印刷できたと判断した場合には、ステップ408に移行し、制御部22は、該印刷された異常通知確認用シート60の無線ICチップ56に、無線I/F52を介して、ステップ402で読み出した画像データを書き込ませるように該画像データと制御信号を画像形成制御部36に送信する。画像形成制御部36は、該制御信号に従って、無線I/F52を介して該画像データを異常通知確認用シート60の無線ICチップ56に書き込む。
図19に異常通知確認用シート60の印刷結果の一例を示す。
次に、本実施の形態におけるリカバリ印刷制御処理について説明する。
図20は、本実施の形態で制御部22が実行するリカバリ印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ420では、制御部22は、UI26を介してリカバリ印刷指示が入力されたか否かを判断する。ここで、制御部22が、リカバリ印刷指示が入力されたと判断した場合には、ステップ422で、利用者に対し、UI26を介して用紙搬送系32の一部としてプリントエンジン部18の外面に設けられた不図示の原稿自動送り装置に異常通知確認用シート60を置くようメッセージを表示する。利用者が該メッセージに従って異常通知確認用シート60を原稿自動送り装置に置くと、制御部22は、画像形成制御部36に対して制御信号を出力し、異常通知確認用シート60を原稿自動送り装置からプリントエンジン部18内部に搬送させ、更に、該異常通知確認用シート60を無線I/F52による無線ICチップ56の読み出しが可能な位置まで搬送させ、無線ICチップ56から画像データを読み出させる。
ステップ424では、該読み出した画像データの画像をUI26に表示する。具体的には、その画像データに基づいて各々の画像データが表す画像の縮小画像(或いは部分画像)をUI26に表示する。利用者は、この縮小画像からリカバリ印刷する画像を選択して、指定する。
これ以降、ステップ426〜434までの処理は、上記図11のステップ328〜336までの処理と同様であるため説明を省略する。
第1及び第2の実施の形態に係る画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。 画像形成システムの動作を説明する説明図である。 第1〜4の実施の形態で制御部が行なう画像形成制御処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態で制御部が行なう異常発生時処理の流れを示すフローチャートである。 画像データ読出処理の流れを示すフローチャートである。 異常通知確認用シートの印刷状態及び収納状態を示す図である。 印刷物に白紙のシートを挿入するように指定して印刷する場合の異常発生時処理の流れを示すフローチャートである。 白紙挿入位置が明示された異常通知確認用シートの印刷結果の一例である。 第2の実施の形態における異常発生時処理の流れを示すフローチャートである。 IDが印刷された異常通知確認用シートの印刷結果の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるリカバリ印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。 個別のIDが印刷された異常通知確認用シートの印刷結果の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるリカバリ印刷制御処理の変形例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。 二次元コードが印刷された異常通知確認用シートの一例を示す図である。 第3の実施の形態で制御部が実行するリカバリ印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態における異常発生時処理のフローチャートである。 無線ICチップ付の異常通知確認用シートの印刷結果の一例を示す図である。 第4の実施の形態で制御部が実行するリカバリ印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成システム
12 メインコントローラ
14 プリントエンジン部
16 スキャナ部
18 プリントエンジン部
20 データ受信部
22 制御部
24 画像データ記憶部
30 異常検出部
32 用紙搬送系
34 画像形成部
36 画像形成制御部
38 収納部
40 画像形成システム
42 読取制御部
44 読取部
50 画像形成システム
52 無線I/F
54 アンテナ
56 無線ICチップ
60 異常通知確認用シート

Claims (19)

  1. 画像情報に基づいて画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段の画像形成中に発生した異常を検出する検出手段と、
    前記検出手段で異常の発生が検出された場合に、該異常が発生した画像形成が中断されるように前記画像形成手段を制御すると共に、異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と該異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とを含む確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成し、前記生成した確認用画像情報に基づいた画像が形成された後に前記中断した画像形成が再開されるように前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    を含む画像形成制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とが縮小されて配置された確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成する、
    請求項1に記載の画像形成制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の画像中の部分画像と前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体の画像の各々の部分画像とが配置された確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成する、
    請求項1に記載の画像形成制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記確認用画像が1枚の画像形成媒体に形成されるように前記確認用画像情報を生成する、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の画像形成制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出手段で異常の発生が検出された場合に、更に、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報を識別符号を付与して所定の記憶手段に記憶する、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の画像形成制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像、及び前記付与した識別符号を示す画像を含む確認用画像が前記画像形成手段で形成されるように確認用画像情報を生成する、
    請求項5に記載の画像形成制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報に対して1つの識別符号を付与し、
    前記識別符号を指定するための符号指定手段と、
    前記符号指定手段で指定された識別符号が付与された画像情報を前記記憶手段から読み出して表示し、表示した画像情報から任意の画像情報を選択させるための選択手段と、
    前記選択手段で選択された画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、
    を更に含む請求項6に記載の画像形成制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報の各々に対して個別に識別符号を付与し、
    前記識別符号を指定するための符号指定手段と、
    前記符号指定手段で指定された識別符号が付与された画像情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出した画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、
    を更に含む請求項6に記載の画像形成制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報に対して1つの識別符号を付与し、
    前記確認用画像が形成された記録媒体から前記識別符号を示す画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取られた識別符号が付与された画像情報を前記記憶手段から読み出して表示し、表示した画像情報から任意の画像情報を選択させるための選択手段と、
    前記選択手段で選択された画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、
    を更に含む請求項6に記載の画像形成制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報の各々に対して個別に識別符号を付与し、
    前記確認用画像が形成された記録媒体から前記識別符号を示す画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取られた識別符号から任意の識別符号を選択させるための選択手段と、
    前記選択手段で選択された識別符号が付与された画像情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出した画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、
    を更に含む請求項6に記載の画像形成制御装置。
  11. 前記確認用画像の形成対象の画像形成媒体に設けられた記憶手段に情報を書込む書込手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記確認用画像を形成する際に、前記記憶手段に前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報が書き込まれるように前記書込手段を制御する、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の画像形成制御装置。
  12. 前記確認用画像が形成された画像形成媒体に設けられた記憶手段から前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された画像情報及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された画像情報を読み出す読出手段と、
    前記読み出された画像情報の画像を表示し、表示した画像から任意の画像を選択させるための画像選択手段と、
    前記画像指定手段で指定された画像の画像情報に基づいて画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する画像再形成制御手段と、
    を更に含む請求項11に記載の画像形成制御装置。
  13. 前記制御手段は、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体が、前記中断した画像形成における一連の画像形成媒体の先頭の画像形成媒体である場合には、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とを含む確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成し、前記前記異常が発生したと認識される画像形成媒体が、前記中断した画像形成における一連の画像形成媒体の最終の画像形成媒体である場合には、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とを含む確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成する、
    請求項1〜請求項12のいずれか1項記載の画像形成制御装置。
  14. 前記制御手段は、予め定められた位置に何も画像が形成されない画像形成媒体を挿入するように画像を形成する場合であって、前記異常が発生したと認識される画像形成媒体及び前記異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体のいずれかの画像形成媒体の位置が、前記何も画像が形成されない画像形成媒体の挿入位置に該当する場合には、前記確認用画像にその挿入位置を示す画像が含まれるように前記確認用画像情報を生成する、
    請求項1〜請求項13のいずれか1項記載の画像形成制御装置。
  15. 前記制御手段は、前記検出手段により、前記確認用画像の形成中に異常が発生したことが検出された場合には、該確認用画像についての確認用画像情報は生成せずに該確認用画像の画像形成が再度実行されるように前記画像形成手段を制御する、
    請求項1〜請求項14のいずれか1項記載の画像形成制御装置。
  16. 前記制御手段は、更に、画像が形成された画像形成媒体を収納部に収納する収納手段を、前記確認用画像が形成された画像形成媒体が前記収納部に収納されるときの収納位置が、前記中断した後に再開した画像形成により画像が形成された画像形成媒体が収納手段に収納されるときの収納位置から所定量だけずれるように制御する、
    請求項1〜請求項15のいずれか1項記載の画像形成制御装置。
  17. 前記制御手段は、更に、画像が形成された画像形成媒体を収納する収納部に収納された複数の画像形成媒体から前記確認用画像が形成された画像形成媒体を識別可能なように前記確認用画像が形成された画像形成媒体の周縁部に所定の画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する、
    請求項1〜請求項15のいずれか1項記載の画像形成制御装置。
  18. 画像情報に基づいて画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    請求項1〜請求項17のいずれか1項記載の画像形成制御装置と、
    を含む画像形成システム。
  19. コンピュータに、
    画像情報に基づいて画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段による画像形成中に発生した異常を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで異常の発生が検出された場合に、該異常が発生した画像形成が中断されるように前記画像形成手段を制御する中断制御ステップと、
    異常が発生したと認識される画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像と該異常が発生したと認識される画像形成媒体の前後の画像形成媒体に形成された全部、若しくは一部の画像とを含む確認用画像を形成するための確認用画像情報を生成し、前記生成した確認用画像情報に基づいた画像が形成された後に前記中断した画像形成が再開されるように前記画像形成手段を制御する画像形成制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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