以下、本発明の最良の形態に関し、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像形成装置を適用した複合機1の一例を示す斜視図である。
また、図2は、本実施の形態に係る複合機1の構成の一例を示す機能ブロック図である。
本発明に係る画像形成装置を適用した複合機1は、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークを介して図示しない周知のパーソナルコンピュータや、図示しない他の複合機に接続されたFAX機能、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能等の種々の機能を備える複合機である。
本実施の形態に係る複合機1は、印刷ジョブを受け付けることが可能な場合に、表示パネルの表示画面(表示手段)1a1に印刷ジョブを受け付けることが可能であることを示し、直前の実行済みの印刷ジョブ及び直後に実行予定の印刷ジョブの有無に応じて、予め定められた種々の情報を含む複数のレディ画面を選択的に表示する図1に示すような複合機である。
本実施の形態に係る複合機1は、図2に示すように、パネル部1aと、インターフェース部1bと、トナー残量検出部1cY、1cM、1cC、1cKと、給紙段別カウンタ1d1〜1dnと、給紙段別紙残量検出部1e1〜1enと、トナー残量記憶部1fと、給紙段別印刷枚数記憶部1gと、給紙段別残量記憶部1hと、占有者データ記憶部1iと、排出トレイデータ記憶部1jと、用紙種別データ記憶部1kと、給紙段データ記憶部1lと、実行予定ジョブ記憶バッファ(印刷ジョブリスト記憶手段)1mと、印刷ジョブ履歴データ記憶部(印刷ジョブ履歴データ記憶部)1nと、テンプレートファイル記憶部1oと、画像生成部1pと、プリンターエンジン部1qと、制御部1rとを備えている。
なお、本実施の形態に係る複合機1は、製造時に図示しない内蔵メモリに画像形成プログラムが書き込まれた、又は記録媒体もしくは通信ネットワークを介して画像形成プログラムがインストールされたコンピュータによって実現される。
また、本実施の形態に係る複合機1を構成する各部は、ソフトウェアもしくはハードウェア又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの何れから構成されていてもよいことは言うまでもない。
パネル部1aは、この複合機1本体の電源スイッチを投入した場合に表示され、かつ、FAX機能とスキャナ機能とコピー機能とプリンタ機能との相互切り替え、文書を読み取る際の解像度、作成する文書のデータを含む電子ファイルの形式、画質、読み取り時の濃度、読み取り倍率の設定、及び各モードの設定等を行うためのメニュー画面と、タッチパネル上における操作者の操作によって表示され、かつ、印刷ジョブの実行状態を示すステイタス表示画面と、印刷ジョブを受け付けることが可能な場合に、印刷ジョブを受け付けることが可能なことを示すレディ画面とを表示する表示画面(表示手段)1a1を備えている。
本実施の形態に係るパネル部1aは、表示時間設定入力受け付け機能と、表示時間設定要求出力機能とを有する。
表示時間設定入力受け付け機能は、タッチパネル上における操作者の選択操作により、直前の印刷ジョブの終了後から次の印刷ジョブの実行開始までの間の任意の時間に設定可能なレディ画面毎の表示時間の入力を受け付ける機能である。
表示時間設定要求出力機能は、タッチパネル上における操作者の選択操作により入力を受け付けたレディ画面毎の表示時間のデータと、レディ画面毎の表示時間を設定するための表示時間設定要求との組を制御部1rに出力する機能である。
インターフェース部1bは、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークを介して接続された図示しない周知のパーソナルコンピュータや、図示しない他の複合機等の端末装置から送信され、印刷ジョブ毎に割り当てられた印刷ジョブID、印刷ジョブの優先度、及びネットワーク上の端末装置に割り当てられたマックアドレス等を含むヘッダ部分と、ページ記述言語で記述された、前述した端末装置に対する操作者の操作によって指定された印刷する用紙のサイズ、給紙段、排出トレイ等のデータ、印刷対象のファイル名を含むペイロード、換言すればプリントデータ本体と、パリティチェックを行うためのFCS(Frame Check Sequence)とを少なくとも含むパケットを受信し、受信したパケットに含まれるデータのパリティチェック、誤り訂正等の処理を実行した後、受信したパケットに含まれるデータを制御部1rに出力する。
トナー残量検出部1cY、1cM、1cC、1cKは、YMCK(Yellow/Magenta/Cyan/Black)毎のトナー残量を検出し、検出したトナーの残量のデータに、各トナー残量検出部1cY〜1cKに割り当てられたトナーセンサIDを付加して、トナー残量とトナーセンサIDとの組を制御部1rに出力する。
給紙段別カウンタ1d1〜1dnは、給紙段毎に設置されており、給紙段毎の印刷枚数をカウントし、カウントした印刷枚数に各給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDを付加して、カウントした印刷枚数とカウンタ識別IDとの組を制御部1rに出力する。
なお、給紙段は、給紙トレイと呼んでもよい。
給紙段別紙残量検出部1e1〜1enは、給紙段毎に設置されており、給紙段毎の用紙の残量を検出し、検出した用紙の残量に各給紙段別紙残量検出部1e1〜1enに割り当てられた残量センサIDを付加して、検出した給紙段毎の用紙の残量と残量センサIDとの組を制御部1rに出力する。
トナー残量記憶部1fには、トナーの残量、トナーセンサID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係るトナー残量記憶部1fは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
給紙段別印刷枚数記憶部1gには、印刷枚数、カウンタ識別ID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る給紙段別印刷枚数記憶部1gは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
給紙段別残量記憶部1hには、紙の残量、紙センサID、及び検出時刻が対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る給紙段別残量記憶部1hは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
占有者データ記憶部1iには、ネットワーク上に接続された各端末装置に割り当てられたマックアドレスと、当該マックアドレスの割り当てられた各端末装置を占有する個人の氏名に関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る占有者データ記憶部1iは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
排出トレイデータ記憶部1jには、用紙サイズに関するデータと、用紙サイズが割り当てられた排出トレイに関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る排出トレイデータ記憶部1jは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
用紙種別データ記憶部1kには、給紙段と、前述した端末装置等からの設定操作によって各給紙段に割り当てられた用紙の種別とが少なくとも対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る用紙種別データ記憶部1kは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
給紙段データ記憶部1lには、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータと操作者の操作によって、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとが少なくとも対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る給紙段データ記憶部1lは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
実行予定ジョブ記憶バッファ1mには、ビットマップのデータ、当該ビットマップに対応するマックアドレスのデータ、ファイル名のデータ、印刷ジョブID、用紙サイズ、及び容量に関するデータが実行順序に従ってソートされた実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが書き込み/読み出し可能に記憶されている。
印刷ジョブ履歴データ記憶部1nには、印刷ジョブID、マックアドレスのデータ、ファイル名のデータ、用紙サイズ、容量に関するデータ、印刷ジョブの実行開始時刻、及び印刷ジョブの終了時刻が書き込み/読み出し可能に記憶されている。
なお、本実施の形態に係る印刷ジョブ履歴データ記憶部1nは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
テンプレートファイル記憶部1oには、実行予定の印刷ジョブの有無に関する実行予定ジョブ有無情報と、実行済みの印刷ジョブの有無に関する実行済みジョブ有無情報と、
操作者の操作によって設定された表示時間と、表示項目と、表示形式と、表示項目のレイアウトに関するデータとが少なくとも予め定められたメニュー画面、ステイタス表示画面、及びレディ画面のテンプレートファイルが記憶されている。
なお、本実施の形態に係るテンプレートファイル記憶部1oは、いわゆるキャッシュメモリ、バッファ、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の形態として設けることが出来る。
画像生成部1pは、ビットマップデータ生成機能と、ビットマップデータ出力機能とを有する。
ビットマップデータ生成機能は、制御部1rからページ記述言語で記述されたプリントデータを受け取り、受け取ったプリントデータを展開してビットマップのデータを生成する機能である。
ビットマップデータ出力機能は、前述したビットマップデータ生成機能により生成されたビットマップデータを制御部1rに返送する機能である。
プリンターエンジン部1qは、印刷ジョブ実行機能、印刷ジョブリスト生成機能、印刷ジョブ開始通知出力機能、及び印刷ジョブ終了通知出力機能を有している。
印刷ジョブ実行機能は、制御部1rから受け取ったビットマップのデータを電子写真方式で画像として顕像化し、顕像化した画像を情報記録材である紙の表面に生成して印刷ジョブを実行する機能である。
印刷ジョブリスト生成機能は、制御部1rからビットマップのデータを受け取り、受け取ったデータ内に含まれる印刷ジョブの優先度に基づいて、割り込み印刷ジョブがあった場合に該当する実行予定の印刷ジョブの順序を入れ替えて、実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストを生成して、生成した印刷ジョブリストのデータを制御部1rに出力する機能である。
印刷ジョブ開始通知出力機能は、印刷ジョブの開始時に、印刷ジョブの処理を開始したことを示す印刷ジョブ開始通知を制御部1rに出力する機能である。
印刷ジョブ終了通知出力機能は、印刷ジョブの終了時に、印刷ジョブの処理が終了したことを示す印刷ジョブ終了通知を制御部1rに出力する機能である。
制御部1rは、以下の各機能を有しており、本実施の形態に係る複合機1が後述の実行予定印刷ジョブ有無判定処理と、後述の実行済み印刷ジョブ有無判定処理と、後述する各レディ画面を表示画面1a1に表示させる表示制御処理とを実行するように、パネル部1aと、インターフェース部1bと、トナー残量検出部1cY、1cM、1cC、1cKと、給紙段別カウンタ1d1〜1dnと、給紙段別紙残量検出部1e1〜1enと、トナー残量記憶部1fと、給紙段別印刷枚数記憶部1gと、給紙段別残量記憶部1hと、占有者データ記憶部1iと、排出トレイデータ記憶部1jと、用紙種別データ記憶部1kと、給紙段データ記憶部1lと、実行予定ジョブ記憶バッファ1mと、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nと、テンプレートファイル記憶部1oと、画像生成部1pと、プリンターエンジン部1qとを制御する。
表示時間設定要求判定機能は、パネル部1aから出力されたレディ画面の表示時間のデータと、レディ画面の表示時間を設定するための表示時間設定要求との組を受け取ったかにより、操作者からレディ画面の表示時間を設定する表示時間設定要求があるかを判定する機能である。
表示時間設定機能は、前述した表示時間設定要求判定機能により操作者からレディ画面の表示時間を設定する表示時間設定要求があると判定された場合に、テンプレートファイル記憶部1oに記憶されたレディ画面のテンプレートファイル毎の表示時間のデータを設定する機能である。
パケットデータ転送機能は、インターフェース部1bから受け取ったパケットに含まれるデータを画像生成部1pに出力する機能である。
ビットマップデータ転送機能は、画像生成部1pから受け取ったビットマップデータをプリンターエンジン部1qに出力する機能である。
データコピー機能は、プリンターエンジン部1qから出力された印刷ジョブリストのデータを受け取り、受け取った印刷ジョブリスト内のマックアドレス、ファイル名、印刷ジョブID、用紙サイズ、及び容量に関するデータのコピーを生成する機能である。
初期データ書き込み機能は、前述したデータコピー機能により生成されたマックアドレス、ファイル名、印刷ジョブID、用紙サイズ、及び容量に関するデータのコピーを印刷ジョブ履歴データ記憶部1nに書き込む機能である。
実行予定ジョブデータ書き込み機能は、受け取ったビットマップのデータと、当該ビットマップのデータに添付された、前述したデータコピー機能によるコピー生成の元になったデータ、換言すればマックアドレス、ファイル名、印刷ジョブID、用紙サイズ、及び容量に関するデータのマスタとの組を実行予定ジョブ記憶バッファ1mに書き込む機能である。
タイマー機能は、継続的に時刻を計時する機能である。
トナー残量書き込み機能は、トナー残量検出部1cY、1cM、1cC、1cKから出力されたYMCK毎のトナーの残量とトナーセンサIDとの組を受け取り、受け取ったトナーの残量とトナーセンサIDとの組に、受信した時刻のデータを検出時刻のデータとして付加して、トナーの残量とトナーセンサIDと検出時刻のデータとの組をトナー残量記憶部1fに書き込む機能である。
印刷枚数書き込み機能は、給紙段別カウンタ1d1〜1dnから出力されたカウント済みの印刷枚数とカウンタ識別IDとの組を受け取り、受け取ったカウント済みの印刷枚数とカウンタ識別IDとの組に、受信した時刻のデータを検出時刻のデータとして付加して、カウント済みの印刷枚数とカウンタ識別IDと検出時刻のデータとの組を給紙段別印刷枚数記憶部1gに書き込む機能である。
紙残量書き込み機能は、給紙段別紙残量検出部1e1〜1enから出力された検出済みの給紙段毎の用紙の残量と残量センサIDとの組を受け取り、検出済みの給紙段毎の用紙の残量と残量センサIDとの組に、受信した時刻のデータを検出時刻のデータとして付加して、検出済みの給紙段毎の用紙の残量と残量センサIDと検出時刻のデータとの組を給紙段別残量記憶部1hに書き込む機能である。
第1の印刷ジョブ履歴更新機能は、印刷ジョブの処理を開始したことを示す印刷ジョブ開始通知をプリンターエンジン部1qから受け取った場合に、印刷ジョブの実行開始時刻のデータを、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nに記憶された印刷ジョブの初期データに上書きしてデータを更新する機能である。
第2の印刷ジョブ履歴更新機能は、印刷ジョブの処理を終了したことを示す印刷ジョブ終了通知をプリンターエンジン部1qから受け取った場合に、印刷ジョブの終了時刻のデータを、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nに記憶された印刷ジョブのデータに上書きしてデータを更新する機能である。
ジョブ受付可否判定機能は、実行予定ジョブ記憶バッファ1mに記憶された実行予定の印刷ジョブのデータを参照して、実行予定の印刷ジョブのデータの合計容量が、実行予定ジョブ記憶バッファ1mの容量未満であるかにより、印刷ジョブを受け付けることが可能であるかを判定する機能である。
実行予定ジョブ有無判定機能は、前述したジョブ受付可否判定機能によって、印刷ジョブを受け付けることが可能であると判定された場合に、実行予定ジョブ記憶バッファ1mに記憶された実行予定の印刷ジョブのデータを参照して、次に実行予定の印刷ジョブが存在するかを判定する機能である。
ジョブ実行処理命令出力機能は、前述したジョブ受付可否判定機能によって、ジョブを受け付けることが不可能であると判定された場合に、実行予定ジョブ記憶バッファ1mに記憶された次に実行予定の印刷ジョブを実行するように、印刷ジョブの実行命令を画像生成部1pに出力する機能である。
実行予定ジョブ関連データ読み出し機能は、前述した実行予定ジョブ有無判定機能により次に実行予定の印刷ジョブが存在すると判定された場合には、次に実行予定の印刷ジョブに関するマックアドレスのデータ、及びファイル名のデータを実行予定ジョブ記憶バッファ1mから読み出す機能である。
第1の占有者名読み出し機能は、前述した実行予定ジョブ関連データ読み出し機能により実行予定ジョブ記憶バッファ1mから読み出されたマックアドレスのデータに対応する端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す機能である。
第1のレディ画面表示制御機能は、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定ジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、前述した印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した印刷予定のファイル名のデータ、占有者データ記憶部1iから読み出した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータ、及び実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定ジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイルのデータを合成して、印刷予定のファイル名のデータ、及び端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを含むレディ画面を予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる機能である。
実行済み印刷ジョブ有無判定機能は、前述した実行予定ジョブ有無判定機能により次に実行予定の印刷ジョブが存在しないと判定された場合に、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nに記憶された実行済みの印刷ジョブの実行終了時刻のデータを参照することにより、現在時刻以前に実行済みの印刷ジョブのデータが存在するかを判定する機能である。
実行済みジョブ関連データ読み出し機能は、前述した実行済み印刷ジョブ有無判定機能により実行済み印刷ジョブのデータが存在すると判定された場合、前述した実行済みの印刷ジョブに対応するマックアドレスと用紙のサイズとのデータを印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出す機能である。
第2の占有者名読み出し機能は、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出したマックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す機能である。
排出トレイデータ読み出し機能は、前述した実行済みジョブ関連データ読み出し機能により印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出された用紙のサイズのデータに対応する排出トレイのデータを排出トレイデータ記憶部1jから読み出す機能である。
第2のレディ画面表示制御機能は、実行済みの印刷ジョブの有無に関する情報が「実行済みジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、占有者データ記憶部1iから読み出したマックアドレスに対応する端末装置を占有する個人の氏名に関するデータ、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙のサイズに対応する排出トレイのデータ、及び実行済みの印刷ジョブの有無に関する情報が「実行済みジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルのデータを合成して、マックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータとドキュメントの排出された排出トレイのデータとを含むレディ画面を予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる機能である。
なお、本実施の形態に係る複合機1に関しては、第1のレディ画面表示制御機能及び第2のレディ画面表示制御機能が表示制御機能に該当する。
デフォルト表示画面特定機能は、前述した実行済みジョブ有無判定機能により実行済みの印刷ジョブのデータが存在しないと判定された場合、テンプレートファイル記憶部1oに記憶されたデフォルト表示画面の設定の有無に関する情報を参照して、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」であるレディ画面を特定する機能である。
第3のレディ画面表示制御機能は、前述したデフォルト表示画面特定機能により特定されたデフォルト表示画面としてトナー残量を含むレディ画面が特定されている場合、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブの有無に関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」に設定された、トナー残量を含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、トナー残量のデータをトナー残量記憶部1fから読み出し、読み出したトナー残量のデータと、読み出したテンプレートファイルのデータとを合成して、トナー残量を含むレディ画面を予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる機能である。
第4のレディ画面表示制御機能は、前述したデフォルト表示画面特定機能により特定されたデフォルト表示画面として給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面が特定されている場合、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後で、全カウンタ識別IDに関する印刷枚数のデータ、換言すれば給紙段毎の印刷枚数のデータを給紙段別印刷枚数記憶部1gから読み出し、しかる後、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出し、読み出した給紙段毎の印刷枚数のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータと、読み出したレディ画面のテンプレートファイルのデータとを合成して、給紙段毎に設定された紙のサイズと、給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面を、次に実行予定の印刷ジョブの印刷ジョブの実行開始までの間の予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる機能である。
第5のレディ画面表示制御機能は、前述したデフォルト表示画面特定機能により特定されたデフォルト表示画面として給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面が特定されている場合、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出し、しかる後、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出し、読み出した給紙段毎の紙の残量のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータと、読み出したレディ画面のテンプレートファイルのデータとを合成して、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面を、次に実行予定の印刷ジョブの印刷ジョブの実行開始までの間の予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる機能である。
第6のレディ画面表示制御機能は、デフォルト表示画面特定機能により特定されたデフォルト表示画面として給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の種別と紙の残量とを含むレディ画面が特定されている場合、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙の種別、及び紙の残量を含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出し、更に、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出し、しかる後、各給紙段に対応する紙の種別の情報を用紙種別データ記憶部1kから読み出して、読み出した給紙段毎の紙の残量のデータ、読み出した給紙段毎の紙のサイズのデータ、読み出した給紙段毎の紙の種別のデータ、及び読み出したレディ画面のテンプレートファイルのデータを合成して、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の種別と紙の残量とを含むレディ画面を、次に実行予定の印刷ジョブの印刷ジョブの実行開始までの間の予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる機能である。
なお、本実施の形態に係る制御部1rには、前述した実行予定ジョブ有無判定機能によって、実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが記憶された実行予定ジョブ記憶バッファ1mのデータを参照する処理を実行した後で、既に実行済みの印刷ジョブに関する履歴情報が記憶された印刷ジョブ履歴データ記憶部1nを参照する処理を実行する機能と、当該参照の結果、実行予定の印刷ジョブ及び実行済みの印刷ジョブが存在するかを判定する機能と、当該判定の結果、実行予定の印刷ジョブ及び実行済みの印刷ジョブが共に存在した場合に、実行済みの印刷ジョブに関連する情報、具体的には、実行済みの印刷ジョブ毎の関連データ、換言すれば、印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと、実行済みの印刷ジョブに関し、印刷済みのドキュメントが排出された排出トレイのデータとを含むレディ画面をパネル部1aの表示画面1a1に選択的に表示させる機能とを更に備えていてもよいことは言うまでもない。
また、本実施の形態に係る複合機1では、トナー残量記憶部1fと、給紙段別印刷枚数記憶部1gと、給紙段別残量記憶部1hと、占有者データ記憶部1iと、排出トレイデータ記憶部1jと、用紙種別データ記憶部1kと、給紙段データ記憶部1lと、実行予定ジョブ記憶バッファ(印刷ジョブリスト記憶手段)1mと、印刷ジョブ履歴データ記憶部(印刷ジョブ履歴データ記憶部)1nと、テンプレートファイル記憶部1oとは、物理的に別体として設けられていたが、これに限らず、トナー残量記憶部1fと、給紙段別印刷枚数記憶部1gと、給紙段別残量記憶部1hと、占有者データ記憶部1iと、排出トレイデータ記憶部1jと、用紙種別データ記憶部1kと、給紙段データ記憶部1lと、実行予定ジョブ記憶バッファ(印刷ジョブリスト記憶手段)1mと、印刷ジョブ履歴データ記憶部(印刷ジョブ履歴データ記憶部)1nと、テンプレートファイル記憶部1oとは、同一の半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)等の領域に設けることが出来ることは言うまでもない。
次に、以上のように構成された複合機1の実行する実行処理に関し、図面を参照して説明する。
図3は、本実施の形態に係る複合機1の実行する実行処理に関して説明するためのフローチャートである。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、直前の印刷ジョブの処理が開始されると、当該複合機1のコンピュータにインストールされた画像形成プログラムが起動して以下の一連の処理を実行する。
始めに、制御部1rは、実行予定ジョブ記憶バッファ1mに記憶された実行予定の印刷ジョブリストのデータを参照して、実行予定の印刷ジョブのデータの合計容量が、実行予定ジョブ記憶バッファ1mの記憶容量未満であるかにより、印刷ジョブを受け付けることが可能であるかを判定する(ST1:ジョブ受付可否判定手段)。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、制御部1rは、実行予定の印刷ジョブのデータの合計容量が実行予定ジョブ記憶バッファ1mの記憶容量未満であるかにより、印刷ジョブを受け付けることが可能であるかを判定していたが、これに限らず、実行予定の印刷ジョブの合計件数が予め定められたスレショルド未満であるかにより印刷ジョブを受け付けることが可能であるかを判定してもよいことは言うまでもない。
制御部1rは、前述した工程ST1でジョブを受け付けることが可能であると判定された場合(ST1:YES)、実行予定ジョブ記憶バッファ1mに記憶された実行予定の印刷ジョブのデータを参照して、次に実行予定の印刷ジョブが存在するかを判定する(ST2)。
一方、制御部1rは、前述した工程ST1でジョブを受け付けることが不可能であると判定された場合(ST1:NO)、実行予定ジョブ記憶バッファ1mに記憶された次に実行予定の印刷ジョブを実行して、実行予定ジョブ記憶バッファ1mに空き容量を確保するように、印刷ジョブの実行命令を画像生成部1pに出力した後(ST3)、処理を終了する。
制御部1rは、前述した工程ST2で次に実行予定の印刷ジョブが存在すると判定した場合には(ST2:YES)、次に実行予定の印刷ジョブに関するマックアドレスのデータ、及びファイル名のデータを実行予定ジョブ記憶バッファ1mから読み出す(ST4)。
次に、制御部1rは、実行予定ジョブ記憶バッファ1mから読み出したマックアドレスのデータに対応する端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す(ST5)。
次に、制御部1rは、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定ジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、前述した印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した印刷予定のファイル名のデータ、占有者データ記憶部1iから読み出した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータ、及び実行予定の印刷ジョブに関する情報が「実行予定印刷ジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルのデータを合成して、印刷予定のファイル名のデータ、及び端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを含むレディ画面を実行済みの印刷ジョブの終了後から次に実行予定の印刷ジョブの実行開始までの間の予め設定された時間だけ表示画面1a1に表示させる(ST6)。
図4は、実行予定の印刷ジョブが存在する場合に、本実施の形態に係る複合機1の表示画面1a1に表示されるレディ画面の一例を示す模式図である。
このレディ画面は、表示している画面がレディ画面であることを示す「Ready to print.」というメッセージと、実行予定の印刷ジョブ、換言すれば印刷待ちの印刷ジョブが存在することを示す「印刷待ちジョブ」というメッセージと、印刷ジョブの実行順序に従ってソートされた実行予定の印刷ジョブ毎の関連データ、換言すれば、印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと印刷ジョブの実行要求の対象となる対象ファイルのファイル名のデータとを含むイメージと、選択操作が当該レディ画面上でなされて、前述した印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと印刷ジョブの実行要求の対象となる対象ファイルのファイル名のデータとを含むイメージとは異なるトナーの残量を示すイメージを含む後述のレディ画面を表示させるための表示要求の入力を受け付ける画面切替釦とを含んでいる。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが記憶された実行予定ジョブ記憶バッファ1mのデータを参照した結果、実行予定の印刷ジョブが存在する場合に、制御部1rが、当該実行予定の印刷ジョブに関する情報を含むレディ画面、具体的には、表示している画面がレディ画面であることを示す「Ready to print.」というメッセージと、実行予定の印刷ジョブ、換言すれば印刷待ちの印刷ジョブが存在することを示す「印刷待ちジョブ」というメッセージと、印刷ジョブの実行順序に従ってソートされた実行予定の印刷ジョブ毎の関連データ、即ち、実行予定の印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと印刷ジョブの実行要求の対象となる対象ファイルのファイル名のデータとを含むイメージと、選択操作が当該レディ画面上でなされて、前述した印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと印刷ジョブの実行要求の対象となる対象ファイルのファイル名のデータとを含むイメージとは異なるトナーの残量を示すイメージを含む後述のレディ画面を表示させるための表示要求の入力を受け付ける画面切替釦とを含むレディ画面をパネル部1aの表示画面1a1に表示させていたが、実行予定の印刷ジョブが存在する場合に、制御部1rがパネル部1aの表示画面1a1に表示させるレディ画面は、このレディ画面に限定されるものではない。
たとえば、本実施の形態に係る複合機1では、実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが記憶された実行予定ジョブ記憶バッファ1mのデータを参照する処理を実行した後で、既に実行済みの印刷ジョブに関する履歴情報が記憶された印刷ジョブ履歴データ記憶部1nを参照する処理を実行して、当該参照の結果、実行予定の印刷ジョブ及び実行済みの印刷ジョブが共に存在した場合には、制御部1rが実行済みの印刷ジョブに関連する情報を含むレディ画面、具体的には、実行予定の印刷ジョブが存在せず、実行済みの印刷ジョブが存在した場合に表示画面1a1に表示される後述の図5に示すのと同様の「表示している画面がレディ画面であることを示す「Ready to print.」というメッセージと、実行済みの印刷ジョブ、換言すれば印刷済みの印刷ジョブが存在することを示す「印刷済みジョブ」というメッセージと、印刷ジョブの実行順序に従ってソートされた実行済みの印刷ジョブ毎の関連データ、換言すれば、印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと実行済みの印刷ジョブに関し、印刷済みのドキュメントが排出された排出トレイのデータとを含むイメージと、選択操作が当該レディ画面上でなされて、前述した印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと印刷ジョブの実行要求のあるファイルのファイル名のデータとを含むイメージとは異なるトナーの残量を示すイメージを含む後述のレディ画面を表示させるための表示要求の入力を受け付ける画面切替釦とを含むレディ画面」をパネル部1aの表示画面1a1に選択的に表示させてもよいことは言うまでもない。
なお、かかる場合、本実施の形態に係る複合機1の制御部1rは、説明の便宜上、実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが記憶された実行予定ジョブ記憶バッファ1mのデータを参照する処理を実行した後で、既に実行済みの印刷ジョブに関する履歴情報が記憶された印刷ジョブ履歴データ記憶部1nを参照する処理を実行するとして、前述の説明を行ったが、既に実行済みの印刷ジョブに関する履歴情報が記憶された印刷ジョブ履歴データ記憶部1nを参照する処理を実行した後で、実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが記憶された実行予定ジョブ記憶バッファ1mのデータを参照する処理を実行してもよいし、実行予定の印刷ジョブを含む印刷ジョブリストが記憶された実行予定ジョブ記憶バッファ1mのデータを参照する処理と、既に実行済みの印刷ジョブに関する履歴情報が記憶された印刷ジョブ履歴データ記憶部1nを参照する処理とを同時に実行してもよいことは言うまでもない。
一方、制御部1rは、前述した工程ST2で次に実行予定の印刷ジョブが存在しないと判定された場合には(ST2:NO)、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nに記憶された実行済みの印刷ジョブの実行終了時刻のデータを参照することにより、現在時刻以前に実行済みの印刷ジョブのデータが存在するかを判定する(ST7)。
制御部1rは、前述した工程ST7で実行済みの印刷ジョブのデータが存在すると判定された場合(ST7:YES)、前述した実行済みの印刷ジョブに対応するマックアドレスと用紙のサイズとのデータを印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出す(ST8)。
次に、制御部1rは、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出したマックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す(ST9)。
次に、制御部1rは、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙のサイズのデータに対応する排出トレイのデータを排出トレイデータ記憶部1jから読み出す(ST10)。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、制御部1rは、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出したマックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出した後で、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙のサイズに関するデータに対応する排出トレイのデータを排出トレイデータ記憶部1jから読み出す処理を実行していたが、これに限らず、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙サイズのデータに対応する排出トレイのデータを排出トレイデータ記憶部1jから読み出した後で、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出したマックアドレスに対応する端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す処理を実行してもよいし、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出したマックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す処理と、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙のサイズに関するデータに排出トレイのデータを排出トレイデータ記憶部1jから読み出す処理とを同時に実行してもよいことはいうまでもない。
次に、制御部1rは、実行済みの印刷ジョブの有無に関する情報が「実行済みジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、占有者データ記憶部1iから読み出したマックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータ、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙サイズのデータに対応する排出トレイデータ記憶部1jから読み出した排出トレイのデータ、及び実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルのデータを合成して、マックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと、ドキュメントの排出された排出トレイのデータとを含むレディ画面を実行済みの印刷ジョブの終了後から次に実行予定の印刷ジョブの実行開始までの予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる(ST11)。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、制御部1rは、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出したマックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す処理と、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙のサイズのデータに対応する排出トレイのデータを排出トレイデータ記憶部1jから読み出す処理とを実行した後で、実行済みの印刷ジョブの有無に関する情報が「実行済みジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理を実行しているが、これに限らず、実行済みの印刷ジョブの有無に関する情報が「実行済みジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理を実行した後で、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出したマックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す処理と、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙のサイズのデータに対応する排出トレイのデータを排出トレイデータ記憶部1jから読み出す処理とを実行してもよいし、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出したマックアドレスに対応した端末装置を占有する個人の氏名に関するデータを占有者データ記憶部1iから読み出す処理、印刷ジョブ履歴データ記憶部1nから読み出した用紙のサイズのデータに対応する排出トレイのデータを排出トレイデータ記憶部1jから読み出す処理、及び実行済みの印刷ジョブの有無に関する情報が「実行済みジョブ有り」であるレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理を同時に実行してもよいことはいうまでもない。
図5は、実行予定の印刷ジョブが存在せず、かつ、実行済みの印刷ジョブが存在する場合に、本実施の形態に係る複合機1の表示画面1a1に表示されるレディ画面の他の一例を示す模式図である。
このレディ画面は、表示している画面がレディ画面であることを示す「Ready to print.」というメッセージと、実行済みの印刷ジョブ、換言すれば印刷済みの印刷ジョブが存在することを示す「印刷済みジョブ」というメッセージと、印刷ジョブの実行順序に従ってソートされた実行済みの印刷ジョブ毎の関連データ、換言すれば、印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと実行済みの印刷ジョブに関し、印刷済みのドキュメントが排出された排出トレイのデータとを含むイメージと、選択操作が当該レディ画面上でなされて、前述した印刷ジョブの実行要求を送信した送信元の端末装置を占有する個人の氏名に関するデータと印刷ジョブの実行要求のあるファイルのファイル名のデータとを含むイメージとは異なるトナーの残量を示すイメージを含む後述のレディ画面を表示させるための表示要求の入力を受け付ける画面切替釦とを含んでいる。
一方、制御部1rは、前述した工程ST7で実行済みの印刷ジョブのデータが存在しないと判定された場合(ST7:No)、テンプレートファイル記憶部1oに記憶されたデフォルト表示画面の設定の有無に関する情報を参照して、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」であるレディ画面を特定する(ST12)。
制御部1rは、前述した工程ST12で特定したデフォルト表示画面がトナー残量を含むレディ画面である場合(ST12:Case1)、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、トナー残量を含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、トナーの残量のデータをトナー残量記憶部1fから読み出し、読み出したトナーの残量のデータと、読み出したレディ画面のテンプレートファイルのデータとを合成して、トナーの残量のデータを含むレディ画面を、次に実行予定の印刷ジョブの印刷ジョブの実行開始までの間の予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる(ST13)。
図6は、実行予定の印刷ジョブも、実行済み印刷ジョブも、ともに存在しない場合に、本実施の形態に係る複合機1の表示画面1a1に表示されるレディ画面の一例を示す模式図である。
このレディ画面は、表示している画面がレディ画面であることを示す「Ready to print.」というメッセージと、複合機1本体内部に設けられたYMCK毎のトナーの残量のデータを含むイメージと、選択操作が当該レディ画面上でなされて、当該YMCK毎のトナーの残量のデータを含むイメージとは異なる任意のデータ、例えば各給紙段の用紙サイズのデータ、各給紙段の印刷枚数のデータ、各給紙段の用紙残量のデータ、各給紙段に設置された用紙種類のデータ等を示すイメージを含むレディ画面を表示させるための表示要求の入力を受け付ける画面切替釦とを含んでいる。
制御部1rは、前述した工程ST12で特定したデフォルト表示画面が給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面である場合(ST12:Case2)、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後で、全カウンタ識別IDに関する印刷枚数のデータ、換言すれば給紙段毎の印刷枚数のデータを給紙段別印刷枚数記憶部1gから読み出し、しかる後、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出し、読み出した給紙段毎の印刷枚数のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータと、読み出したレディ画面のテンプレートファイルのデータとを合成して、給紙段毎に設定された紙のサイズと、給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面を、次に実行予定の印刷ジョブの印刷ジョブの実行開始までの間の予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる(ST14)。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理を実行した後で、全カウンタ識別IDに関する印刷枚数のデータ、換言すれば給紙段毎の印刷枚数のデータを給紙段別印刷枚数記憶部1gから読み出す処理を実行し、しかる後、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理を実行しているが、これに限らず、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理、全カウンタ識別IDに関する印刷枚数のデータ、換言すれば給紙段毎の印刷枚数のデータを給紙段別印刷枚数記憶部1gから読み出す処理、及び給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理の実行順序は任意の順序に変更可能である。
また、本実施の形態に係る複合機1では、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理、全カウンタ識別IDに関する印刷枚数のデータ、換言すれば給紙段毎の印刷枚数のデータを給紙段別印刷枚数記憶部1gから読み出す処理、及び給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理は、同時に実行してもよいことは言うまでもない。
図7は、実行予定の印刷ジョブも、実行済み印刷ジョブも、ともに存在しない場合に、本実施の形態に係る複合機1の表示画面1a1に表示されるレディ画面の他の一例を示す模式図である。
このレディ画面は、表示している画面がレディ画面であることを示す「Ready to print.」というメッセージと、複合機1本体に設けられた給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数のデータとを含むイメージと、選択操作が当該レディ画面上でなされて、当該給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の印刷枚数のデータとを含むイメージとは異なる任意のデータ、例えばYMCK毎のトナーの残量のデータ、各給紙段の用紙サイズのデータ、各給紙段の用紙残量のデータ、各給紙段に設置された用紙種類のデータ等を示すイメージを含むレディ画面を表示させるための表示要求の入力を受け付ける画面切替釦とを含んでいる。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、給紙段毎の紙の種別のデータを、更に含むレディ画面を表示画面1a1に表示させてもよいことは言うまでもない。
制御部1rは、前述した工程ST12で特定したデフォルト表示画面が給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面である場合(ST12:Case3)、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出し、しかる後、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出し、読み出した給紙段毎の紙の残量のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータと、読み出したレディ画面のテンプレートファイルのデータとを合成して、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面を、次に実行予定の印刷ジョブの印刷ジョブの実行開始までの間の予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる(ST15)。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理を実行した後、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出す処理を実行し、しかる後、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理を実行しているが、これに限らず、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出す処理、及び給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理の実行順序は任意の順序に変更可能である。
また、本実施の形態に係る複合機1では、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出す処理、及び給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理は、同時に実行してもよいことは言うまでもない。
図8は、実行予定の印刷ジョブも、実行済み印刷ジョブも、ともに存在しない場合に、本実施の形態に係る複合機1の表示画面1a1に表示されるレディ画面の更に他の一例を示す模式図である。
このレディ画面は、表示している画面がレディ画面であることを示す「Ready to print.」というメッセージと、複合機1本体に設けられた給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを示すイメージと、選択操作が当該レディ画面上でなされて、当該給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量とを示すイメージとは異なる任意のデータ、例えば、YMCK毎のトナーの残量のデータ、各給紙段の用紙サイズのデータ、各給紙段の印刷枚数のデータ、各給紙段に設置された用紙種類のデータ等を示すイメージを含むレディ画面を表示させるための表示要求の入力を受け付ける画面切替釦とを含んでいる。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、このレディ画面上に、給紙段毎の紙の残量に関する情報を更にセブンセグメント表示させてもよいことは言うまでもない。
制御部1rは、前述した工程ST12で特定したデフォルト表示画面が給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の種別と紙の残量とを含むレディ画面である場合(ST12:Case4)、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙の種別、及び紙の残量を含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出した後、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出し、更に、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出し、しかる後、各給紙段に対応する紙の種別の情報を用紙種別データ記憶部1kから読み出して、読み出した給紙段毎の紙の残量のデータ、読み出した給紙段毎の紙のサイズのデータ、読み出した給紙段毎の紙の種別のデータ、及び読み出したレディ画面のテンプレートファイルのデータを合成して、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の種別と紙の残量とを含むレディ画面を、次に実行予定の印刷ジョブの印刷ジョブの実行開始までの間の予め設定された表示時間の間だけ表示画面1a1に表示させる(ST16)。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙の種別、及び紙の残量を含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理を実行した後、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出す処理を実行し、更に、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理を実行し、しかる後、各給紙段に対応する紙の種別の情報を用紙種別データ記憶部1kから読み出す処理を実行していたが、これに限らず、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙の種別、及び紙の残量を含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出す処理、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理、及び各給紙段に対応する紙の種別の情報を用紙種別データ記憶部1kから読み出す処理の実行順序は任意の順序に変更可能である。
また、本実施の形態に係る複合機1では、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙の種別、及び紙の残量を含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理を実行した後、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出す処理を実行し、更に、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理を実行し、しかる後、各給紙段に対応する紙の種別の情報を用紙種別データ記憶部1kから読み出す処理を実行していたが、これに限らず、実行予定の印刷ジョブの有無に関する情報が「実行予定のジョブ無し」であり、かつ、実行済みの印刷ジョブに関する情報が「実行済みのジョブ無し」であり、かつ、デフォルト表示画面の設定の有無に関する情報が「デフォルト設定有り」にそれぞれ設定された、給紙段毎の紙の種別、及び紙の残量を含むレディ画面のテンプレートファイルをテンプレートファイル記憶部1oから読み出す処理、給紙段毎の紙の残量のデータを給紙段別残量記憶部1hから読み出す処理、給紙段毎に予め設置された給紙段別カウンタ1d1〜1dnに割り当てられたカウンタ識別IDのデータ、換言すれば各給紙段のデータと、給紙段毎に設定された紙のサイズに関するデータとを給紙段データ記憶部1lから読み出す処理、及び各給紙段に対応する紙の種別の情報を用紙種別データ記憶部1kから読み出す処理を同時に実行してもよいことはいうまでもない。
図9は、実行予定の印刷ジョブ及び実行済み印刷ジョブが、ともに存在しない場合に、本実施の形態に係る複合機1の表示画面1a1に表示されるレディ画面の更に他の一例を示す模式図である。
このレディ画面は、表示している画面がレディ画面であることを示す「Ready to print.」というメッセージと、複合機1本体に設けられた給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の種別と紙の残量とを示すイメージと、選択操作が当該レディ画面上でなされて、当該複合機1本体に設けられた給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の種別と紙の残量とを示すイメージとは異なる任意のデータ、例えば、YMCK毎のトナーの残量のデータ、各給紙段の用紙サイズのデータ、各給紙段の印刷枚数のデータ、各給紙段に設置された用紙種類のデータ等を示すイメージを含むレディ画面を表示させるための表示要求の入力を受け付ける画面切替釦とを含んでいる。
なお、本実施の形態に係る複合機1では、給紙段毎の紙のサイズと給紙段毎の紙の残量と給紙段毎の紙の種別とを示すイメージ、換言すれば給紙段毎の紙のサイズと紙の種別毎の残量のデータを含むレディ画面を表示画面1a1に表示させていたが、これに限らず、紙の種別毎の印刷枚数のデータを含むレディ画面を更に表示画面1a1に表示させてもよいことは言うまでもない。
また、本実施の形態に係る複合機1では、給紙段毎の紙の種別のデータのみを含むレディ画面を表示画面1a1に表示させてもよいことは言うまでもない。
以上のような一連の処理により、本実施の形態に係る複合機1は、全ての実行処理を終了する。
上述したように、本実施の形態に係る複合機1によれば、次に実行する予定の印刷ジョブが存在する場合には、当該実行予定の印刷ジョブに関する情報を含むレディ画面が、次に実行する予定の印刷ジョブが存在しない場合には、既に実行済みの印刷ジョブが存在する場合に、この実行済みの印刷ジョブに関する情報を含むレディ画面が、制御部1rによってパネル部1aの表示画面1a1に表示されるので、次に実行予定の印刷ジョブに関する情報又は実行予定の印刷ジョブの実行順序を知りたいと思慮する操作者に対しては、次に実行予定の印刷ジョブに関する情報又は実行予定の印刷ジョブの実行順序に関する情報を提供することが可能になると共に、既に実行済みの印刷ジョブに関する情報を知りたいと思慮する操作者に対しても、既に実行済みの印刷ジョブに関する情報を提供することが可能になる。
また、本実施の形態に係る複合機1によれば、実行済みの印刷ジョブが存在する場合には、当該実行済みの印刷ジョブの実行処理によって印刷されたドキュメントが存在する排出トレイがパネル部1aの表示画面1a1に表示されるので、印刷済みのドキュメントがどの排出トレイに排出されているのかを操作者が容易に確認することが出来る。
更に、本実施の形態に係る複合機1によれば、実行済みの印刷ジョブが存在する場合には、当該実行済みの印刷ジョブの実行処理によって印刷されたドキュメントが存在する排出トレイがパネル部1aの表示画面1a1に表示されるので、実行済みの印刷ジョブの実行処理によって印刷されたドキュメントの取り忘れを防止することが出来る。
また、本実施の形態に係る複合機1によれば、実行予定の印刷ジョブが存在する場合には、実行予定の全ての印刷ジョブがパネル部1aの表示画面1a1に表示されるので、実行待ちの印刷ジョブが存在することを操作者が視覚的に認識することが出来るだけでなく、実行予定の印刷ジョブの実行順序を操作者が視覚的に認識することも出来る。
更に、本実施の形態に係る複合機1によれば、必要な操作者が表示パネルの前にいるときだけ表示させることができ、必要な操作者が表示パネルの前にいないときには、通常のレディ画面を表示しておくことが出来るので、実行予定の印刷ジョブ及び実行済みの印刷ジョブの有無に応じて表示するレディ画面を選択することが可能になる。
また、本実施の形態に係る複合機1によれば、実行予定の印刷ジョブ及び実行済みの印刷ジョブの有無に応じて表示画面に表示するレディ画面に含まれる情報を選択できるので、表示画面1a1上の表示領域の有効活用を図ることが出来る。
なお、前述した実施の形態に係る画像形成プログラムは、コンピュータにインストールされた、アプリケーションプログラム、エミュレーター、OS、ブラウザー、ミドルウェア等によってその機能が実現されるものであってもよい。
また、前述した実施の形態に示す手法は、コンピュータにより読み出して実行させることのできるプログラムとして磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、BD(Blu-ray Disk)−ROM(Read Only Memory:再生専用型)、BD(Blu-ray Disk)−R(Recordable:追記型)、BD(Blu-ray Disk)−RE(Rewritable:書き換え型)、HD DVD-ROM、HD DVD-R、HD DVD-RW、HD DVD-RAM:等)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリ、ホログラフィックメモリ等の記録媒体に格納して頒布することによりユーザーに提供することができる。
更に、本発明の画像形成プログラムの提供手法としては、例えば画像形成プログラムを記録媒体に記録させた状態でユーザーに頒布する手法や、例えばインターネット等の通信ネットワークを介してユーザーの保有するコンピュータに送信し、送信したプログラムをコンピュータにインストールさせる手法、無線を用いて提供する手法等が挙げられる。また、本実施の形態に係る画像形成プログラムを提供する手法としては、いわゆる周知のASP(Application Service Provider)による手法によってもよいことはいうまでもない。
更に、前述した実施の形態に係る画像形成プログラムは、一般的な高級言語、例えばC言語、Delphi、XTL、Perl(Practical Extraction and Report Language)、XML(eXtensible Markup Language)や、オブジェクト指向言語(C++、JAVA、C#、JAVA2、Small Talk)等の任意のプログラム言語で作成されたものであってもよい。
また、本発明に関して記録媒体としては、プログラムを記録でき、かつ、コンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、記録形式はいかなる形式であっても、例えば、磁気テープ、半導体フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R/−RW、DVD+R/+RW、MO、ホログラフィックメモリ、BD−ROM、BD−R、BD−RE、HD DVD-ROM、HD DVD-R、HD DVD-RW、HD DVD-RAM等のいずれの形態であってもよい。
更に、本発明の記録媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、NGN(Next Generation Network:次世代ネットワーク)、LAN、WAN、イントラネット、及びインターネット等の通信ネットワークを介して記憶又は一時記憶した媒体であってもよい。
また、本発明では、記録媒体の種類及び数は、ひとつである必要は無く、同一の形態または形態の異なる複数の記録媒体の組み合わせからなっていてもよいことはいうまでもない。
更に、本発明は、前述した各機能を実現するプログラムを構成するのに必要不可欠なデータ構造、加工用プログラム、及び前述した加工用プログラムが機能する各種ハードウェアを包含する。
なお、前述した加工用プログラムは、一般的な高級言語、例えばC言語、Delphi、XTL、Perl(Practical Extraction and Report Language)、XML(eXtensible Markup Language)や、オブジェクト指向言語(C++、JAVA、C#、JAVA2、Small Talk)等の任意のプログラム言語で作成されたものであってもよい。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、実施段階では本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本発明の構成のうち、本質的部分以外の構成をこの構成と同様の作用効果を奏する出願時に予見不可能な技術的構成に置換して得られる発明は、本発明に包含され得る。更に前述した実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が生成され得る。例えば実施の形態に示される全構成要件からいくつかの要件が省略されることで発明が生成される場合には、その生成された発明を実施する段階では省略部分が周知慣用技術で補われるものである。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
1…複合機、1a…パネル部、1a1…表示画面、1b…インターフェース部、1cY、1cM、1cC、1cK…トナー残量検出部、1d1〜1dn…給紙段別カウンタ、1e1〜1en…給紙段別紙残量検出部、1f…トナー残量記憶部、1g…給紙段別印刷枚数記憶部、1h…給紙段別残量記憶部、1i…占有者データ記憶部、1j…排出トレイデータ記憶部、1k…用紙種別データ記憶部、1l…給紙段データ記憶部、1m…実行予定ジョブ記憶バッファ、1n…印刷ジョブ履歴データ記憶部、1o…テンプレートファイル記憶部、1p…画像生成部、1q…プリンターエンジン部、1r…制御部