上述した特許文献1は、高コントラスト化を図るため、光源に対する電力レベルを調整しているが、液晶パネルに表示する動画映像の内容に合わせて、光源に対する電力レベルの次々と調整するのは困難であると共に、光源の電力レベルの調整は液晶表示装置としては大きめの電力を制御することになり、大きい電力容量に合わせた制御要素が必要になると云う問題がある。
また、液晶表示装置が小型で携帯可能であれば、ユーザと共に移動して屋外および屋内の両方で使用されるので、使用環境の変化に応じた表示性能が要求される。すなわち、屋外の使用では、太陽光に晒されることから、太陽光が液晶パネルに反射することに対応して、液晶パネルの輝度を高くする必要が生じ、一方、屋内では、室内光の下、画質を向上させるために、表示に対して演色性を高くする必要がある。そこで、光源として発光特性の異なる高輝度LEDと高演色LEDの2種類のLEDを用い、屋外では両方のLEDで液晶パネルを照射することで輝度を高め、屋内では高演色LEDのみで照射して演色性を高めようにすることが考えられる。
しかし、このように高輝度LEDおよび高演色LEDを光源として利用し、発光させるLEDの切替を行う場合、液晶パネルの裏面側に配置される導光板は、いずれか一方のLEDの発光特性に合わせて導光パターンを設計しなければならないため、液晶パネルの輝度ムラ(色ムラ)が問題になるおそれが生じる。
図13(a)(b)に基づいて、このような輝度ムラについて説明する。図13(a)(b)は、高輝度LED2a′と高演色LED2b′をベース2c′に交互に配置した光源ユニット2′で、導光板1c′を介して液晶パネル1a′を照射するサイドライト方式の液晶表示装置1′を示している。導光板1c′は、高演色LED2b′の照射に合わせて液晶パネル1a′の輝度が均一化される導光パターンを有するので、図13(a)に示すように、屋内での使用にあわせて高演色LED2b′のみで照射を行った場合、液晶パネル1a′の中心部を含む領域(図中、波線で示す)が均一に照射され、輝度ムラは生じない。一方、図13(b)に示すように、屋外での使用にあわせて高輝度LED2a′および高演色LED2b′の両方で照射を行うと、全体的な輝度が上昇するものの、高輝度LED2a′から照射された光が導光板1c′で均一的に配分されず、高輝度LED2a′で照射される箇所において他に比べて明るい領域R1(図中、斜線で示す領域)が発生し、それにより領域R1で輝度ムラが生じる。
また、図14(a)(b)に示す液晶表示装置1″は、図13(a)(b)の液晶表示装置1′と同様に、高輝度LED2a″および高演色LED2b″を含む光源ユニット2″で液晶パネル1a″を照射するものであるが、導光板1c″は、高輝度LED2a″および高演色LED2b″の両方で照射を行った場合に、各LED2a″、2b″の光が均一的に配分される導光パターンを有する。そのため、図14(a)に示すように、屋外での使用にあわせて両LED2a″、2b″で照射を行うと、液晶パネル1a″の中心部を含む領域(図中、波線で示す)は均一に照射され、輝度ムラおよび色ムラは生じないが、図14(b)に示すように、屋内での使用に合わせて高演色LED2b″のみで照射を行うと、高演色LED2b″で照射された箇所が明るく浮かび上がるが、高輝度LED2a″に対応した範囲には、暗く落ち込んだ領域R2(図中、斜線で示す領域)が発生し、輝度ムラが生じる。
なお、高輝度LEDと高演色LEDは、それぞれが色の成分が異なる白色光を出しているので、輝度ムラの発生に伴い液晶パネルに色ムラが生じる。すなわち、高輝度LEDから発せられる光は、色の成分として青色と黄色のみから構成される擬似的な白色光であるが、高演色LEDから発せられる光は、青色、赤色、緑色から色成分が構成されて、より自然な白色光になっている。そのため、高輝度LEDで照射される領域と、高演色LEDで照射される領域とでは、表示コンテンツの色調が相違し色ムラが発生する。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、液晶パネルに表示される映像に含まれる色濃度の大きい箇所に対して光源から発せられる光を遮ることで、光源の電力レベルを調整しなくても、液晶パネルの表示映像の高コントラス化を図れるようにした液晶表示装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述した高コントラスト化を確保した上で、光源に高輝度LEDおよび高演色LEDを用いて各LEDの切替を行った場合、液晶パネルに輝度ムラおよび色ムラが生じないようにした液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る液晶表示装置は、画像を表示する液晶パネルと、前記液晶パネルを照射する光源ユニットとを備える液晶表示装置において、前記液晶パネルの裏面側に配置した透過型表示素子と、前記液晶パネルに表示する画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部が取得した画像の輝度分布を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した輝度分布に応じたドットパターンを含むパターン画像を生成する生成手段と、前記生成手段が生成したパターン画像に応じた画像が前記液晶パネルに表示される場合に、前記パターン画像を前記透過型表示素子に表示する処理を行う表示処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、液晶パネルの裏面側に配置した透過型表示素子に、液晶パネルで表示する画像の輝度分布に応じたパターン画像を、液晶パネルでの画像の表示に合わせて表示するので、光源ユニットから発せられた光の一部は、パターン画像により遮られるようになる。すなわち、パターン画像の生成手段は、液晶パネルに表示する画像において、輝度の低い箇所(画像濃淡の濃い箇所、画像の暗い箇所等に相当)に対して高密度でドットが存在し、輝度の高い箇所(画像濃淡の淡い箇所、画像の明るい箇所等に相当)に対してはドットを少なくしたパターン画像を生成するので、光源ユニットから発せられた光は、輝度の低い箇所ほどパターン画像により遮られ、液晶パネルへ到達しにくくなる。その結果、液晶パネルに表示される画像は、画像の暗い箇所(例えば、色の濃い箇所)がより暗くなり、一方、画像の明るい箇所は通常通り光源ユニットにより照射されることから、液晶パネルでの表示画像に対して高コントラストが得られるようになる。
なお、パターン画像の生成においては、輝度に関する閾値を設けて、閾値より低い箇所を輝度の低い箇所と判別すると共に、閾値より高い箇所を輝度の高い箇所と判別し、二値画像(例えば、モノクロ二階調の画像)としてパターン画像を生成してもよく、あるいは、複数の閾値を設けて、閾値ごとに判別を行い、多値画像(例えば、16階調のグレースケール画像)としてパターン画像を生成してもよい。また、透過型表示素子には、透過型の液晶パネルを適用することが好適であり、表示するパターン画像で光りを遮る役割を果たす点より、透過型表示素子としてはカラーフィルタ無しのモノクロ液晶パネルを用いることで充分に役割を果たす(なお勿論、透過型表示素子として、カラーフィルタ付きの液晶パネルを用いることも可能である。)。
本発明に係る液晶表示装置は、前記液晶パネル、前記透過型表示素子、および前記光源ユニットの順序で積層的に配置してあることを特徴とする。
本発明にあっては、液晶パネル、透光性を有する透過型表示素子、および光源ユニットの順序で積層的に配置したので、いわゆる直下型方式で光源ユニットを配置する液晶表示装置に対して本発明を適用できるようになり、透過型表示素子に表示したパターン画像で、直下型方式で配置した光源ユニットからの光を適宜遮って、高コントラストの表示を液晶パネルで行えるようになる。
本発明に係る液晶表示装置は、前記液晶パネルと、前記透過型表示素子との間に配置した矩形状の導光板を備え、前記光源ユニットは、前記導光板の一側面部に対向配置してあることを特徴とする。
本発明にあっては、導光板と反射板を配置すると共に、光源ユニットを導光板の一側面部に対向配置したので、いわゆるサイドライト方式で光源ユニットを配置する液晶表示装置に対して本発明を適用できるようになり、透過型表示素子に表示したパターン画像で、サイドライト方式で配置した光源ユニットからの光を適宜遮って、高コントラストの表示を液晶パネルで行えるようになる。
本発明に係る液晶表示装置は、画像を表示する液晶パネルに対向配置した矩形状の導光板を介して前記液晶パネルを照射する光源ユニットを備える液晶表示装置において、前記導光板の液晶パネルと反対側の面と対向配置した反射型表示素子と、前記液晶パネルに表示する画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部が取得した画像の輝度分布を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した輝度分布に応じたドットパターンを含むパターン画像を生成する生成手段と、前記生成手段が生成したパターン画像に応じた画像が前記液晶パネルに表示される場合に、前記パターン画像を前記反射型表示素子に表示する処理を行う表示処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、導光板の液晶パネルとの反対側の面に反射型表示素子を配置し、その反射型表示素子に、液晶パネルで表示する画像の輝度分布に応じたパターン画像を、液晶パネルでの画像の表示に合わせて表示するので、光源ユニットから発せられた光の一部は、反射型表示素子で表示されたパターン画像により反射しなくなる。すなわち、パターン画像は、液晶パネルに表示する画像における輝度の低い箇所(画像濃淡の濃い箇所、画像の暗い箇所等に相当)に対して高密度でドットが存在し、輝度の高い箇所(画像濃淡の淡い箇所、画像の明るい箇所等に相当)に対してドットが少ないため、光源ユニットから発せられた光は、輝度の低い箇所ほどパターン画像で吸収されて反射しにくくなる一方、明るい箇所は反射型表示素子で反射されるので、液晶パネルの表示画像が高コントラストになる。なお、反射型表示素子としては、例えば、電子ペーパーを用いることが考えられる。
本発明に係る液晶表示装置は、前記導光板には少なくともいずれか一つの角部に面取り的な斜辺部が形成してあり、前記光源ユニットは、前記斜辺部に対向するように配置してあることを特徴とする。
本発明にあっては、導光板の斜辺部に対向して光源ユニットを配置するので、小型の液晶表示装置に好適な構造においても、本発明を適用できるようになり、液晶パネルで高コントラストの画像を表示できる。
本発明に係る液晶表示装置は、前記光源ユニットが、発光特性が相違する第1LEDおよび第2LEDを含み、前記第1LEDは、前記第2LEDに比べて高輝度であり、前記第2LEDは、前記第1LEDに比べて高演色性であり、前記第1LEDおよび前記第2LEDの両方を発光させる第1発光状態と、前記第2LEDを発光させる第2発光状態とを切り替える切替手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、光源ユニットが高輝度の第1LEDと、高演色の第2LEDを含むと共に、各LEDの発光状態を切替可能にしたので、高コントラストの画像表示を可能にした上で、屋内または屋外での使用に対応し得る表示性能を得られる。
本発明に係る液晶表示装置は、前記第1LEDおよび第2LEDから発せられた光で照射される箇所の照射分布に応じたドットパターンを含む第1照射パターン画像を記憶する手段と、前記切替手段が第1発光状態に切り替えた場合、前記第1照射パターン画像および前記パターン画像を合成した第1合成画像を生成する手段とを備え、前記パターン画像に応じた画像が前記液晶パネルに表示される場合に、前記表示処理手段は前記第1合成画像を表示する処理を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、第1発光状態に切り替えられると、第1LEDおよび第2LEDから発せられる光の照射分布に応じたドットパターンを含む第1照射パターン画像を、パターン画像に合成して第1合成画像を生成し、液晶パネルでの画像表示に合わせて、第1合成画像の表示処理を行うので、第1照射パターン画像によるドットパターンで両LEDから発せられる光の照射量が遮られて輝度ムラおよび色ムラの発生が低減し、高コントラストの画像を液晶パネルに表示することも確保できる。
本発明に係る液晶表示装置は、前記第2LEDから発せられた光で照射される箇所の照射分布に応じたドットパターンを含む第2照射パターン画像を記憶する手段と、前記切替手段が第2発光状態に切り替えた場合、前記第2照射パターン画像および前記パターン画像を合成した第2合成画像を生成する手段とを備え、前記パターン画像に応じた画像が前記液晶パネルに表示される場合に、前記表示処理手段は前記第2合成画像を表示する処理を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、第2発光状態に切り替えられると、第2LEDから発せられる光の照射分布に応じたドットパターンを含む第2照射パターン画像を、パターン画像に合成して第2合成画像を生成し、液晶パネルでの画像表示に合わせて、第2合成画像の表示処理を行うので、第2照射パターン画像のドットパターンにより第2LEDから発せられる光が幾分遮られて輝度ムラおよび色ムラの発生が低減し、その上で、高コントラストの画像を液晶パネルに表示できるようになる。
本発明にあっては、液晶パネルの裏面側に配置した透過型表示素子でパターン画像を表示することにより、液晶パネルに表示する画像の色の濃い箇所に対しては光源ユニットから発せられる光が遮られるので、光源ユニットを制御することなく、直下型方式またはサイドライト方式の液晶表示装置で高コントラストの画像を表示できる。
また、本発明にあっては、導光板の液晶パネルと反対側に配置した反射型表示素子でパターン画像を表示することにより、液晶パネルに表示する画像の色の濃い箇所については光源ユニットから発せられる光の反射が抑えられ、光源ユニットを制御することなく、高コントラストの画像を液晶パネルに表示できる。
本発明にあっては、導光板の斜辺部に対向して光源ユニットを配置するので、小型の液晶表示装置に好適な構造においても、高コントラストの画像を表示できる。
また、本発明にあっては、光源ユニットが高輝度の第1LEDおよび高演色の第2LEDを含んで、各LEDの発光状態を切替可能にしたので、高コントラストの画像表示を可能にした上で、屋内または屋外での使用に適した表示を行える。
さらに、本発明にあっては、各LEDの発光状態ごとに応じた照射パターン画像を含む合成画像を表示するので、輝度ムラおよび色ムラの発生を抑制して、高コントラストの画像を液晶パネルに表示できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置10の主要な内部構成を示すブロック図である。液晶表示装置10は、携帯電話機またはデジタルビデオカメラのような表示パネル(液晶パネル)を有する機器に適用可能なものであり、また、ディスプレイ装置(例えば、ワンセグ放送対応のテレビジョン装置)にも適用できる。液晶表示装置10は、表示データ取得部11、同期信号発生部12、遅延処理部13、信号処理部14、第1インタフェース部15、フレームメモリ16、パターン発生部17、第2インタフェース部18、各部13〜18等に対する全体的な各種制御を行う制御部19、表示ユニット20、操作部28、メモリ29(各種閾値を予め記憶)等を含んでいる。本実施形態の液晶表示装置10は、表示ユニット20に、表示素子(LCDパネル)として、通常の液晶パネル21の他に、モノクロ液晶パネル24を含んでいることが特徴である。
具体的に表示ユニット20は、液晶パネル21の裏面21bの側に光学シート22、導光板23、モノクロ液晶パネル24および反射シート25を順に積層配置すると共に、平面視で矩形状の液晶パネル21の一辺部21aに対応する矩形状の導光板23の一側面部23aと対向するように、光源ユニット30をサイドライト方式で配置している。なお、光源ユニット30は、ベース31に複数のLED32を配置した構成になっている(図4参照)。また、図4では、光源ユニット30のLED32に、チップ型形状のものを示しているが、砲弾型やフラット型の形状のLEDを適用することも勿論可能である。
液晶パネル21は、カラーフィルタ付きLCDパネルであり、第1インタフェース15と接続されており、第1インタフェース15から供給される画像(画像データ)を表示する。また、光学シート22はPET製であり、プリズムシートおよび拡散シート等の機能を有し、集光させて正面輝度を向上させると共に、液晶パネル21に対する輝度向上、光の拡散、輝度ムラの低減等を行う。導光板23は、光源ユニット30から照射される光を反射シート25による反射を利用して液晶パネル21へ向かわせるものであり、一般的な導光パターンを有する。
モノクロ液晶パネル24は、カラーフィルタ無しのアクティブマトリクス型の表示素子に相当する透過型LCDパネル(透過型表示素子に相当)であり、液晶パネル21と同等のサイズのものが適用されている。モノクロ液晶パネル24は、第2インタフェース部18が接続されており、制御部19の制御により、液晶パネル21に画像が表示されることに合わせて、その画像に基づくパターン画像が第2インタフェース部18から供給されることで、パターン画像を表示する。
次に、液晶表示装置10の各部11、12、13等について説明する。表示データ取得部11は画像取得部に相当し、表示ユニット20の液晶パネル21に表示する画像に応じた画像データを取得する処理を行い、液晶表示装置10の適用対象により、画像データの取得先は異なる。例えば、液晶表示装置10がワンセグ放送対応のポータブルテレビジョン装置に適用された場合、表示データ取得部11は、ポータブルテレビジョン装置に含まれるワンセグチューナから画像データを取得することになる。また、液晶表示装置10がデジタルビデオカメラに適用された場合は、画像の撮像を行う撮像素子(CCD、CMOS等)から表示データ取得部11は画像データを取得することになる。なお、表示データ取得部11は、取得した画像データ(動画を構成するフレームごとのデータ)をRGBの信号単位で遅延処理部13と、フレームメモリ16へ順次送る。
同期信号発生部12は、表示ユニット20に含まれる液晶パネル21の表示に応じた水平同期信号および垂直同期信号を発生するものであり、発生した同期信号を遅延処理部13および制御部19へ送る。
遅延処理部13は、表示データ取得部11が取得した画像データに応じた画像の液晶パネル21での表示と、後述するモノクロ液晶パネル24でのパターン画像の表示との同期を取るために、パターン発生部17がパターン画像の生成等に要する時間だけ、表示データ取得部11からの画像データを信号処理部14へ送ることを遅延させる処理を同期信号(同期信号発生部12で発生)に応じたタイミングで行う。また、信号処理部14は、遅延処理部13から送られる画像データに対して、表示ユニット20で表示するための所要の処理を、同期信号に同期して行うものであり、所要の処理としては、例えばガンマ補正を行う。なお、信号処理部14は、処理を施した画像データを第1インタフェース部15へ送る。
第1インタフェース部15は、信号処理部14から送られた処理済みの画像データを表示ユニット20の液晶パネル21へ、同期信号発生部12から送られる同期信号に同期して供給する処理を行う。なお、第1インタフェース部15が画像データを液晶パネル21へ供給することで、液晶パネル21には画像データに応じた画像が表示される。
一方、モノクロ液晶パネル24の処理に関係する部分として、液晶表示装置10はフレームメモリ16、パターン発生部17、第2インタフェース部18等を有すると共に、制御部19が所要の制御を行う。フレームメモリ16は、表示データ取得部11から送られる画像データをフレーム単位で一時的に保存(記憶)する。また、フレームメモリ16に記憶された画像は、制御部19により、輝度分布が検出される。すなわち、制御部19は、画像データに含まれる各画素が有する輝度成分の情報(輝度値)を検出し、検出した輝度値をメモリ29に予め記憶している閾値と比較し、閾値を下回る輝度値に係る画素を特定する処理を行う。また、制御部19は、その特定した画素で構成される領域(暗い領域。色の濃い領域)が一定の範囲を有しているか否かを、メモリ29に予め記憶している範囲閾値と比較して判断し、範囲閾値を上回る領域を最終的に特定する。さらに制御部19は、その特定した領域に係る画素位置をパターン発生部17へ伝える処理を行う。
パターン発生部17はパターン画像の生成手段に相当し、制御部19から画素位置が伝えられると、その画素位置を特定する処理に使用されたフレーム単位の画像データ(フレームメモリ16に一次的に保存されている画像データ)を利用して、伝えられた画素位置に黒色のドットを配置したパターン画像(画像データの検出された輝度分布に応じたドットパターンを含むパターン画像)を生成する処理を行う。また、パターン発生部17は、生成したパターン画像を第2インタフェース部18へ送る処理も行う。
図2(a)(b)に基づいて、上述した制御部19とパターン発生部17が連携して行うパターン画像の生成に関する処理を具体的に説明する。図2(a)は、フレームメモリ16に記憶された画像データに応じた画像D(画像データを表示した状態のイメージ)を示している。この画像Dは、流れ星と三日月が浮かぶ夕闇をバックに自動車が走行しているイラスト画像(アニメ動画を構成する1フレーム単位の画像)であり、夕闇の領域D1、自動車が走行する道路を含む領域D4、および自動車の前後タイヤに応じた領域D2、D3を含んでいる。制御部19は、このような画像Dに対して、暗い領域(メモリ29に記憶された閾値を下回る輝度値の画素を含む領域)を検出すると共に、検出した暗い領域の中で、一定の広さを有する領域を特定する。
この画像Dでは、制御部19により、領域D1、D2、D3が、一定の広さを有する暗い領域として検出され、その検出した領域を構成する一定広さの範囲に含まれる画素位置が特定されてパターン発生部17へ伝えられることになる。なお、自動車の輪郭線および道路を示す線などは、一定の広さ(メモリ29に記憶した範囲閾値を下回る範囲に相当)を有しないので、このような線を構成する画素は、パターン発生部17へ伝えられない。
図2(b)は、パターン発生部17が図2(a)に応じた画像Dの輝度分布に基づき生成したパターン画像Pを示し、制御部19から伝えられた画素にドットを配置することで、画像Dの輝度分布に応じたドットパターンを含む画像が生成されている。具体的には、領域P1は、図2(a)の夕闇の領域D1に応じたドットパターンを含む範囲になっており、流れ星の箇所および三日月を表す箇所P5にはドットが含まれない状態(白抜きの状態)になっている。また、領域P4は、図2(a)の道路を含む領域D4に対応した範囲であり、この領域D4では、自動車の前後タイヤに応じた領域P2、P3のみに黒ドットが配置されたドットパターンを含むようになっている。
第2インタフェース部18は表示処理手段に相当し、図2(b)に示すようなパターン画像Pをパターン発生部17から受け取ると、制御部19による同期信号発生部12の同期信号に応じたタイミングで、パターン画像Pを表示ユニット20のモノクロ液晶パネル24へ供給する処理を行う。なお、第2インタフェース部18がパターン画像をモノクロ液晶パネル24へ供給することで、液晶パネル21での画像Dの表示に合わせて、モノクロ液晶パネル24にパターン画像Pが表示されるようになる。
なお、上述した処理は、表示データ取得部11が画像データ(動画を構成するフレーム単位の画像)を取得するごとに、順次行われており、各部13、14、15、17、18等で行う処理は、制御部19の制御指示により同期が取られた状態で行われる。それにより、液晶パネル21で表示される画像Dと、モノクロ液晶パネル24で表示されるパターン画像Pは、同期が取られた状態で所定のフレームレートで順次切り替わり、所定の動画が閲覧できるようになる。また、制御部19は、操作部28に設けられた各キーでユーザから動画表示の開始指示の操作を受け付けることで、これらの制御指示を行うと共に、操作部28で動画表示の停止操作を受け付けると、上述した各部13、14等の処理を停止させる制御指示を行う。さらに、制御部19は、操作部28での動画表示の開始指示操作の受付に伴い、光源ユニット30の各LED32を発光(点灯)させる制御を行い、操作部28での動画表示の停止操作の受付に伴い、光源ユニット30の各LED32を消灯させる制御を行う。
図3(a)(b)は、図2(a)に示す画像Dが液晶パネル21に表示された状態で、図2(b)に示すパターン画像Pがモノクロ液晶パネル24に表示された状態におけるモノクロ液晶パネル24と反射シート25の側方からの断面図を示し、より具体的には、図3(a)は図2(b)のA−A線における断面図、図3(b)は図2(b)のB−B線における断面図を示す。
図3(a)において、光K1、K2は、いずれも光源ユニット30から発せられて導光板23を通過してモノクロ液晶パネル24の表示面24aへ向かう光を示している。光K1は、モノクロ液晶パネル24の表示面24aで表示されるパターン画像Pの中の領域P4(図2(a)の画像Dにおいて道路を含む領域D4に対応した領域)に到達する。領域P4において図2(b)のA−A線の箇所では、ドットパターンが存在しないため、光K1は、透過型のモノクロ液晶パネル24を通過して、反射シート25(反射部材)の反射面25aで反射し、再度、モノクロ液晶パネル24を通過して、導光板23および光学シート22を介して液晶パネル21を照射する。
光K2は、モノクロ液晶パネル24の表示面24aで表示されるパターン画像Pの中の領域P1(図2(a)の画像Dにおいて夕闇の領域D1に対応した領域)に到達する。領域P1において図2(b)のA−A線の箇所では、モノクロ液晶パネル24に黒ドットのドットパターンが表示されているので、光K2は、モノクロ液晶パネル24を通過できず、黒ドットで光量の殆どが吸収され、残りの一部のみが表示面24aで反射する。
また、図3(b)においても、光K3〜K5は、光源ユニット30から発せられた光であり、光K3は領域P4に当たることから、上述した図3(a)における光K1と同等に進み、光K4は領域P1に当たるので、光K2と同等に殆どの光量が吸収されることになる。光K5は、領域P1の中の領域P5(三日月を表す白抜きの箇所)にあたるので、光K1、K3と同様に、モノクロ液晶パネル24を通過して、反射シート25の反射面25aで反射し、再度、モノクロ液晶パネル24を通過して、導光板23および光学シート22を介して液晶パネル21を照射する。
図4は、上述したようにモノクロ液晶パネル24にパターン画像Pを表示した状態で、液晶パネル21に画像Dを表示した状態を示している。光源ユニット30の各LED32から発せられた光は、図3(a)(b)に示すような反射状況になるため、画像Dの中の領域D1(流れ星および三日月の白抜きの箇所を除く)、D2、D3に対しては、光源ユニット30の光が殆ど照射されなくなり、暗さが際だつようになる。また、画像Dの他の領域は、光源ユニット30の光で照射されるため、通常の明るさ(輝度)を得られるので、結果として、液晶パネル21で表示される画像は、色の濃い箇所(暗い箇所)が一段と濃度が濃くなり、液晶表示装置10は、濃淡のはっきりした高コントラストの表示特性を得ることができる。
なお、第1実施形態に係る液晶表示装置10は、上述した説明内容に限定されるものではなく種々の変形例が考えられる。たとえば、光源ユニット30は、LED以外の光源を用いることが可能である。また、モノクロ液晶パネル24には、画像の表示を行う箇所が白くなり、表示を行わない箇所は黒くなる所謂ホワイト液晶パネルを用いることも可能であり、この場合、パターン発生部17は、図2(b)のパターン画像Pにおいて、白抜きの箇所を白ドットで形成したドットパターンを含むパターン画像を生成して、その反転型のドットパターンのパターン画像をモノクロ液晶パネル24で表示させることになる。
さらに、上述した説明では、メモリ29に記憶される1つの閾値により、制御部19からの伝えられる画素位置に基づき二値画像(モノクロ二階調の画像)のパターン画像Pをパターン発生部17は生成しているが、メモリ29に複数の閾値を記憶させて多値画像のパターン画像を生成するようにしてもよい。この場合、制御部19は、画像データに含まれる各画素の輝度値を検出して、複数の閾値と比較し、閾値ごとに、閾値を下回る画素位置、上回る画素位置を特定し、それらを関連する閾値と共にパターン発生部17へ伝えることになる。パターン発生部17は、伝えられた画素位置と関連する閾値に基づき、所定の濃度のドットを配置したドットパターンを含む複数階調のパターン画像(例えば、16階調のグレースケールのパターン画像)を生成して、モノクロ液晶パネル24に表示させることになる。このような複数階調のパターン画像をモノクロ液晶パネル24に表示させることで、より、細かく光(光量)の遮り具合を調整できるようになり、きめ細かく濃淡をコントロールした高コントラストの画像表示を行えるようになる。
さらにまた、図5は、第1実施形態の変形例に係る液晶表示装置に適用される表示ユニット20′を示している。この表示ユニット20′は、矩形状の液晶パネル21′の長辺部21a′と短辺部21b′が交わる角部に斜辺部21c′を形成し、その斜辺部21c′に対向するように光源ユニット30′(複数のLED32a′を含む)を配置していることが特徴である。なお、液晶パネル21′の裏面側に配置される光学シート22′、導光板23′、モノクロ液晶パネル24′および反射シート25′も、液晶パネル21′と同等の周囲形状になっている。このような変形例の表示ユニット20′では、光学ユニット30′の配置をコンパクトに収めることができ、小型の表示機器に好適となる。
図6(a)(b)、図7(a)(b)は、別の変形例に係る液晶表示装置の表示ユニット40を示している。この変形例の液晶表示装置が有する表示ユニット40では、光源ユニット50が計4個の高輝度LED(第1LEDに該当。図中、ハッチングを入れたLED)53と、計3個の高演色LED(第2LEDに該当)52をベース51に、交互に等間隔で配置し、図13、14に示す液晶表示装置1′、1″と同様に、屋外では輝度を高める一方、屋内では演色性を高めた表示を行えるようにしている。なお、表示ユニット40は、液晶パネル41、光学シート42、導光板43、モノクロ液晶パネル44、反射シート45を含んでいるものとする。
この変形例の液晶表示装置では、輝度ムラおよび色ムラの対策として、屋外等に対応した全LED52、53を発光させる発光状態(第1発光状態)では、図6(a)に示す全LED52、53の照射箇所の照射分布に応じた領域R10に黒ドットのドットパターンを有する第1照射パターン画像P10を、図2(b)のパターン画像Pと合成した第1合成画像P′(図6(b)参照)を生成し、液晶パネル41にパターン画像Pに応じた画像Dを表示する場合に、その第1合成画像P′をモノクロ液晶パネル44に表示させる。
さらに、屋内等に対応した高演色LED53を発光させる発光状態(第2発光状態)では、図7(a)に示す高演色LED52の照射箇所の照射分布に応じた領域R20に黒ドットのドットパターンを有する第2照射パターン画像P20を、図2(b)のパターン画像Pと合成した第2合成画像P″(図7(b)参照)を生成し、液晶パネル41にパターン画像Pに応じた画像Dを表示する場合に、その第2合成画像P″をモノクロ液晶パネル44に表示させるようにしている。以下、表示ユニット40を有する第1実施形態の変形例に係る液晶表示装置について、もう少し詳しく説明するが、表示ユニット40以外の部分については、図1の液晶表示装置10に含まれる各部11、12等と同じ符号を用いて説明を行う。
まず、光源ユニット50は、高輝度LED53に、青色LEDの発光チップと黄色蛍光体(Ca−αサイアロン)とから構成されている白色LEDを用いており、高演色LED52には、青色LEDの発光チップと赤色蛍光体(CaAlSiN3)と緑色蛍光体(βサイアロン)とから構成されている白色LEDを用いている。
また、この変形例では操作部28に、屋外用の表示パターンと屋内用の表示パターンを切り替える切替スイッチが含まれており、切替スイッチがユーザにより屋外用の表示パターン側へ操作されると、制御部19は切替手段として、光源ユニット50に含まれる高輝度LED53および高演色LED52の両方を発光させる状態(第1発光状態)に切り替える処理を行い、切替スイッチが屋内用の表示パターン側へ操作されると、光源ユニット50に含まれる高演色LED52を発光させる状態(第2発光状態)へ切り替える処理を行う。
さらに、メモリ29には、図6(a)示す第1照射パターン画像P10と、図7(a)に示す第2照射パターン画像P20が予め記憶されているものとする。さらにまた、制御部19は、第1発光状態において、メモリ29に記憶された第1照射パターン画像P10を読み出して、パターン発生部17へ送り、パターン発生部17では、送られた第1照射パターン画像P10を、図2(b)に示すパターン画像Pと合成して図6(b)に示す第1合成画像P′を生成し、第2インタフェース部18へ送る処理を行う。また、制御部19は、第2発光状態において、メモリ29に記憶された第2照射パターン画像P20を読み出して、パターン発生部17へ送り、パターン発生部17では、送られた第2照射パターン画像P20を、図2(b)に示すパターン画像Pと合成して図7(b)に示す第2合成画像P″を生成し、第2インタフェース部18へ送る処理を行う。
なお、図6(a)は、第1照射パターン画像P10のドットパターンを分かり易くするため、モノクロ液晶パネル44に第1照射パターン画像P10のみを表示した状態を示している。第1発光状態では、液晶パネル41の光源ユニット50に近い一辺部41a側の範囲で、両LED52、53に照射される箇所(両LED52、53と対向する箇所)に応じた領域R10が、他の箇所に比べて明るくなるため、輝度ムラおよび色ムラが生じる。領域R10の輪郭形状は丁度、各LED52、53の中央部分に対向する箇所が鋭く突出した波形曲線L10になっている。よって、第1照射パターン画像P10は、このような領域R10に黒ドットを配置して、各LED52、53の照射分布に応じたドットパターンを含むようにしている。
また、領域R10では、明るくなっているレベルは一様ではなく、最も明るくなるのは各LED52、53の中心線に応じた箇所であり、その中心線から左右へ離れるほど、明るくなるレベルは落ちるので、領域R10に配置する黒ドットの密度は、最も明るくなる箇所の密度を高めて、そこから左右へいくにつれて黒ドットの配置密度を徐々に低めている。
このような第1照射パターン画像P10と、図2(b)のパターン画像Pが合成された図6(b)に示す第1合成画像P′がモノクロ液晶画面44に表示されると、領域P1′、P2′、P3′では、光源ユニット50からの光が遮られて光量が抑えられるので、上記と同様、液晶パネル41に表示される画像は高コントラストになる(図4参照)。また、第1発光状態で光源ユニット50の両LED52、53から照射される光量が強い箇所(光源ユニット50の近傍箇所)では、図3(a)(b)に示す光K2、K4のように、光源ユニット50からの光が、モノクロ液晶パネル44に表示された第1合成画像P′の領域P4′の中の領域R10に相当するドットパターンで遮られるため、領域R10に対応する箇所の光量が抑制されて、他の箇所と光量のバランスが保たれ、液晶パネル41で表示される画像には輝度ムラおよび色ムラが生じなくなる。
また、図7(a)は、第2照射パターン画像P20のドットパターンを分かり易くするため、モノクロ液晶パネル44に第2照射パターン画像P20のみを表示した状態を示している。第2発光状態では、液晶パネル41の光源ユニット50に近い一辺部41a側の範囲で、高演色LED52に照射される箇所(高演色LED52と対向する箇所)に応じた領域R20が、他の箇所に比べて明るくなるため、輝度ムラおよび色ムラが生じる。領域R20の輪郭形状は丁度、高演色LED52の中央部分に対向する箇所が鋭く突出した波形曲線L20になっている。よって、第2照射パターン画像P20は、このような領域R20に黒ドットを配置して、高演色LED52の照射分布に応じたドットパターンを含むようにしている。なお、領域R20で明るくなっているレベルが一様でないことは、図6(a)に示す領域R10と同様であり、領域R20には明るさのレベルに応じた密度で黒ドットが配置されている。
このような第2照射パターン画像P20と、図2(b)のパターン画像Pが合成された図7(b)に示す第2合成画像P″がモノクロ液晶画面44に表示されると、領域P1″、P2″、P3″では、光源ユニット50からの光が遮られて、液晶パネル41に表示される画像は高コントラストになる(図4参照)。また、第2発光状態で光源ユニット50の高演色LED52から照射される光量が強い箇所(光源ユニット50の近傍箇所)では、図3(a)(b)に示す光K2、K4のように、光源ユニット50からの光が、モノクロ液晶パネル44に表示された第2合成画像P″の領域P4″の中の領域R20に相当するドットパターンで遮られるため、領域R20に対応する箇所の光量が抑制されて、他の箇所と光量のバランスが保たれ、液晶パネル41で表示される画像には輝度ムラおよび色ムラが生じなくなる。
なお、図6、7に関連する構成および処理は、図5に示す変形例と組み合わせることも可能である。また、上述した図6、7に関する変形例の説明では、第1発光状態と第2発光状態との切替を、操作部28に設けた切替スイッチでの操作指示に基づいて行うようにしているが、照度を検知する照度センサを用いて切替を行ってもよい。この場合は、照度センサを制御部19に接続すると共に、メモリ29に照度に係る閾値を記憶させ、照度センサが検知した値が閾値を上回る場合は、屋外にいると判定して第1発光状態に切り替えると共に、検知した値が閾値を下回る場合は、屋内に居ると判定して第2発光状態に切り替える制御を制御部19が自動で行うことになる。また、光源ユニット50の高輝度LED53および高演色LED52の数は、液晶パネル41のサイズまたは仕様等に応じて適宜増減可能であり、さらに、高輝度LED53および高演色LED52の並ぶ順序は、図6、7に示す場合と逆にすることも可能である。
図8は、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置60を示している。液晶表示装置60は、表示ユニット70の構成以外は第1実施形態とほぼ同等の仕様になっており、表示データ取得部61、同期信号発生部62、遅延処理部63、信号処理部64、第1インタフェース部65、フレームメモリ66、パターン発生部67、第2インタフェース部68、全体的な各種制御を行う制御部69、操作部88、メモリ89等を含んでいる。なお、これらの各部61、62等は第1実施形態と同様の処理を行うので説明を省略する。
第2実施形態の表示ユニット70は、直下型方式で光源ユニット80を配置したことが特徴であり、液晶パネル71の裏面側に光学シート72、拡散板73、モノクロ液晶パネル74、光源ユニット80を順次、積層的に配置し、光源ユニット80をモノクロ液晶パネル74の液晶パネル71との反対側の面74bに対向させている。なお、光源ユニット80は、複数のLEDをベース81へ格子状に配置したものとする(図9(a)(b)参照)。第2実施形態の液晶表示装置60は、処理等については第1実施形態と同等であり(パターン画像P等については、第1実施形態と同等の符号を用いる)、パターン発生部67で、図2(b)に示すパターン画像Pを発生させ、液晶パネル71に画像Dが表示される場合に、モノクロ液晶パネル74にパターン画像Pを表示させる。
図9(a)(b)は、図2(b)のパターン画像Pがモノクロ液晶パネル74の表示面74aに表示された場合におけるモノクロ液晶パネル74と光源ユニット80の側方からの断面を示している。具体的には、図9(a)は図2(b)のA−A線における断面図、図9(b)は図2(b)のB−B線における断面図を示す。
図9(a)において、パターン画像Pの領域P1(夕闇に応じた暗い領域)に対向する範囲に配置された光源ユニット80のLED82a〜82eから発せられた光K10〜K14は、領域P1のドットパターンで遮られ、モノクロ液晶パネル74をほとんど通過することができない。また、パターン画像Pの領域P4(道路に応じた明るい領域)に対向する範囲に配置された光源ユニット80のLED82f、82gから発せられた光K15、K16は、パターン画像Pに含まれるドットパターンに遮られることなく、拡散板73、光学シート72も通過して液晶パネル71に到達し、液晶パネル71を照射する。
また、図9(b)においては、光源ユニット80のLED82h、82i、82k、82lから発せられた光K20、K21、K23、K24は、領域P1のドットパターンで遮られるが、三日月を表す白抜きの領域P5に対向するLED82jから発せられた光K22は、領域P4に対向するLED82m、82nから発せられた光K25、K26と同様に、パターン画像Pに含まれるドットパターンに遮られることなく、拡散板73、光学シート72も通過して液晶パネル71に到達し、液晶パネル71を照射する。
このようなモノクロ液晶パネル74でのパターン画像Pの表示により、液晶パネル71に表示される画像Dの暗い領域は光源ユニット80の光で照射されなくなる一方、液晶パネル71に表示される画像Dの他の領域(暗くない領域)は通常通り、光源ユニット80の光で照射されるため、高コントラストの表示を行えるようになる。なお、第2実施形態の液晶表示装置60は、第1実施形態で述べたパターン画像Pを多値で生成する処理の変形例などを適用できる。
図10は、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置90を示している。液晶表示装置90は、表示ユニット100の構成以外は第1実施形態とほぼ同等の仕様になっており、表示データ取得部91、同期信号発生部92、遅延処理部93、信号処理部94、第1インタフェース部95、フレームメモリ96、パターン発生部97、第2インタフェース部98、全体的な各種制御を行う制御部99、操作部108、メモリ109等を含んでいる。これらの各部91、92等は第1実施形態と同様の処理を行うので説明を省略する。
また、表示ユニット100は、液晶パネル101の裏面側へ、光学シート102、導光板103、および電子ペーパー104を順に積層配置すると共に、液晶パネル101に対向配置した矩形状の導光板103の一側面部103aに対向して、複数のLEDを含む光源ユニット110をサイドライト方式で配置している。なお、電子ペーパー104は、反射型表示素子に該当し、導光板103の液晶パネル101との反対側の面103bに対向するように配置されて第2インタフェース部98と接続されており、表示面104a(図11(a)(b)参照)に当たった光を反射する特性を有する。
第3実施形態の液晶表示装置90は、処理等については第1実施形態と同等であり(パターン画像P等については、第1実施形態と同等の符号を用いる)、パターン発生部97で、図2(b)に示すパターン画像Pを発生させ、液晶パネル101に画像D(図2(a)参照)が表示される場合に、電子ペーパー104にパターン画像Pを表示させる。
図11(a)(b)は、図2(b)のパターン画像Pが電子ペーパー104の表示面104aに表示された場合における電子ペーパー104の側方からの断面図を示している。具体的には、図11(a)は図2(b)のA−A線における断面図、図11(b)は図2(b)のB−B線における断面図を示す。
図11(a)において、パターン画像Pの領域P1(夕闇に応じた暗い領域)に当たった光源ユニット110からの光K31(導光板103を抜け出た光)は、領域P1のドットパターンでほとんどが吸収され、光量が低下する。また、パターン画像Pの領域P4(道路に応じた明るい領域)に当たった光K30は、光量がほとんど落ちることなく、表示面104aで反射して、導光板103、光学シート102を通過して液晶パネル101に到達し、液晶パネル101を照射する。
また、図11(b)においては、光源ユニット110のLEDから発せられた光K33は、領域P1のドットパターンでほとんどが吸収され光量が低下するが、三日月を表す白抜きの領域P5に当たった光K34は、領域P4に当たった光K32と同様に、パターン画像Pに含まれるドットパターンに吸収されることなく、ほとんど全反射して導光板103、光学シート102を通過して液晶パネル101に到達し、液晶パネル101を照射する。
このような電子ペーパー104の反射制御により、液晶パネル101に表示される画像Dの暗い領域は光源ユニット110の光で照射されなくなり、液晶パネル101に表示される画像Dの他の領域(暗くない領域)は通常通り、光源ユニット110の光で照射されるため、高コントラストの表示を行えるようになる。なお、第3実施形態の液晶表示装置90でも、第1実施形態で述べた各種変形例の適用が可能である。