JP4955383B2 - 燃料容器から燃料を除去/酸化分解するためのシステム及び方法 - Google Patents

燃料容器から燃料を除去/酸化分解するためのシステム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4955383B2
JP4955383B2 JP2006509978A JP2006509978A JP4955383B2 JP 4955383 B2 JP4955383 B2 JP 4955383B2 JP 2006509978 A JP2006509978 A JP 2006509978A JP 2006509978 A JP2006509978 A JP 2006509978A JP 4955383 B2 JP4955383 B2 JP 4955383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
container
permeable material
fuel cell
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006509978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006523935A (ja
Inventor
ハーシュ,ロバート,エス
ゴッテスフェルド,シムション
レン,シャオミン
Original Assignee
ザ ジレット カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ ジレット カンパニー filed Critical ザ ジレット カンパニー
Publication of JP2006523935A publication Critical patent/JP2006523935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4955383B2 publication Critical patent/JP4955383B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04082Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
    • H01M8/04201Reactant storage and supply, e.g. means for feeding, pipes
    • H01M8/04208Cartridges, cryogenic media or cryogenic reservoirs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04082Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
    • H01M8/04186Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of liquid-charged or electrolyte-charged reactants
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0662Treatment of gaseous reactants or gaseous residues, e.g. cleaning
    • H01M8/0687Reactant purification by the use of membranes or filters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M2008/1095Fuel cells with polymeric electrolytes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1009Fuel cells with solid electrolytes with one of the reactants being liquid, solid or liquid-charged
    • H01M8/1011Direct alcohol fuel cells [DAFC], e.g. direct methanol fuel cells [DMFC]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

本発明は、概して、直接酸化燃料電池の分野に関し、詳細には、直接酸化燃料電池及び直接酸化燃料電池システムにおいて用いるための、燃料貯蔵容器からの未反応燃料を除去/酸化分解するためのシステム及び方法に関する。
燃料電池技術は、携帯型の電力用途及びエレクトロニクス用途のための長寿命電力源に関する商業的発展の機会をもたらす。多くの家電がより携帯性のものへと向かう傾向の中、幾つかの燃料電池技術は、携帯型の電力源に関する高まる要望を満たす有望な代替電力源をもたらす。燃料電池は、比較的安価なアルカリ電池や、ニッケル金属水素化物及びリチウムイオン電池システムなどの現在家電に利用されている種々の高密度バッテリーに取って代わるか又は有利に競合する可能性がある。それらの低い電力密度、短いサイクル寿命、充電性やコストに起因して、これらの種類の電池は、ラップトップコンピュータや携帯電話などの家電にとって満足のゆく電力源とはいえない。また、これら全ての種類の電池では、環境安全性に関する問題が生じ、適切な処分には費用がかかる。
燃料電池システムは、天然ガス、メタノール、エタノール又は水素などの燃料反応物と、酸化剤、典型的には周囲空気からの酸素とが関与する電気化学反応を介して、化学エネルギーを使用に適した電気エネルギーへと変換する発電装置である。燃料電池システムは、「改質器ベース」のシステム(即ち、電池に導入される前に幾つかの方法で燃料が処理されるもの)、又は中間処理を要することなく燃料が電池に直に供給される「直接酸化」システムに分類される。最近利用可能な定置式燃料電池は、改質器ベースの燃料電池である。しかしながら、そのような電池に関する燃料処理要件によって、それらの電池の適用は、比較的大型のシステムに限定される。
中間変性若しくは酸化を要することなく燃料反応物が燃料電池に直に供給される直接酸化燃料電池は、典型的に、燃料極拡散層、空気極拡散層、及び前記燃料極拡散層と前記空気極拡散層との間に配置される、プロトン伝導性ではあるが電子非伝導性の膜(「PCM」)のような電解質、から構成されている。燃料反応物は、燃料電池燃料極に導入され、PCMの燃料極表面に密に接している触媒層へと送られる。燃料極触媒層は、燃料反応物分子から水素イオン(プロトン及び電子)を放出させる酸化反応の結果、燃料反応物由来の水素をプロトンと電子に分離する。回路と閉じると、燃料極触媒反応により生成したプロトンは、膜電解質を通って、燃料電池の空気極へと移動する。燃料分子の燃料極酸化により生成した電子は、膜電解質を通過することができず、他の経路を探し、電力の供給を受ける負荷を通る。電子は、燃料極触媒から、燃料極拡散層、負荷(典型的に電流コレクタ)、空気極拡散層を通って、空気極触媒層へと流れ、ここで電子は、プロトン及び酸素と結合して水を形成する。
燃料反応物及び酸化剤の適切な供給が燃料電池に与えられる限り、電池は、絶え間なく電気エネルギーを生成し、所望の電力出力を維持し得る。よって、燃料電池は、数時間ではなく数日間もの間、ラップトップコンピュータや携帯電話を作動させることができると共に、高密度アルカリ電池に関連する有害性や処分費用を低減させたり、排除することができる。問題は、携帯型のエレクトロニクス用途の向く小型あるいは「マイクロ」燃料電池の形状要件並びに操作要件に適う燃料電池技術の開発や直接燃料電池システムの運転管理である。
直接メタノール燃料電池(「DMFC」)システムは、多くの場合、特定の電力要件を満たすべく電圧ポテンシャルを高めるために多数の単一燃料電池を集めて形成された電池スタックを含む、マルチセル「スタック」である。携帯型エレクトロニクス用の代替電力源であるDMFCシステムの実現可能性は、電力用途にとって必要な電力要件を満足させつつ、要求される形状因子を満たすようにシステム全体の寸法を削減することに依存している。
現在、従来技術のDMFCシステムは、例えば、米国特許第5,992,008号、第5,945,231号、第5,795,496号、第5,773,162号、第5,599,638号、第5,573,866号及び第4,420,544号に開示されるような幾つかの構成で運転されている。燃料電池技術が発展するにつれ、利点や欠点を有する他のバリエーションや構成が開発され得る。
DMFCに関しては、PCMの触媒作用の及ぶ燃料極面に十分な量の燃料(典型的に、純メタノール又は水とメタノールとの混合物)を、PCMの触媒作用の及ぶ空気極面に酸素を与えることが必要である。PCMに十分な量の反応物が導入され損なうと、燃料電池内の発電反応は停止してしまう。
メタノールは、燃料電池システムにとって魅力的な燃料であるが、ほとんどの他の適切な燃料と同様に、それは特定の条件下で可燃性であり、また、それは、吸入されると健康に有害である。
典型的な燃料電池システムでは、使用済み燃料極排出物貯蔵部や容器内には、残留燃料が残っており、それは除去されるべきであるが、実際上、完全には空にはなっていない。処分後の容器内に燃料が含まれることによって、健康問題や安全性問題が起こり得る。よって、燃料電池や燃料電池システムの使用済み燃料貯蔵容器や容器群からそのような残留燃料を安全に除去するためのシステム及び方法が依然として必要とされている。
本発明は、燃料容器から燃料を除去/酸化分解するためのシステムに関し、それは、直接酸化燃料電池用の、燃料リザーバを有する燃料容器;リザーバと直接酸化燃料電池との間の導管;及びリザーバと周囲環境との間の開口を含んで成り、ここで、開口は、好ましくは触媒のコーティングされた燃料透過性材料で覆われており、また、開口及び燃料透過性材料は、空気不浸透性並びに液体密封性をもたらす除去可能なオーバーレイで覆われている。
本発明の他の態様は、燃料容器から燃料を除去/酸化分解するためのシステムに関し、それは、直接酸化燃料電池用の、燃料リザーバを有する容器;燃料リザーバと直接酸化燃料電池との間の導管;及びリザーバと周囲環境との間の開口を含んで成り、ここで、開口は、酸素透過性材料で覆われており、また、開口及び酸素透過性材料は、空気不浸透性並びに液体密封性をもたらす除去可能なオーバーレイで覆われている。
本発明の他の態様は、燃料容器から燃料を除去/酸化分解するためのシステムに関し、それは、直接酸化燃料電池用の、第1燃料リザーバを有する第1燃料容器;第1燃料リザーバと直接酸化燃料電池との間の第1導管;廃液リザーバを備える廃液容器;燃料電池若しくは第1燃料リザーバと廃液リザーバとの間の第2導管;及び廃液リザーバと周囲環境との間の開口を含んで成り、開口は、触媒のコーティングされた燃料透過性材料で覆われている。
本発明の他の態様は、燃料容器内の燃料を除去/酸化分解するための方法に関し、それは、直接酸化燃料電池用の、燃料を含有している燃料リザーバを有する燃料容器、燃料リザーバと直接酸化燃料電池との間の導管、及び燃料リザーバと周囲環境との間の開口を設けることであって、ここで、開口は、燃料透過性材料で覆われ且つ触媒でコーティングされており、また、開口及び燃料透過性材料は、空気不浸透性並びに液体密封性をもたらすオーバーレイでおおわれている、前記設けること;及び、空気不浸透性のシールを破壊すべく、オーバーレイの少なくとも一部を除去するか又は穴をあけて、触媒を酸素に露出させ、燃料を触媒により酸化すること、を包含する。
本発明の他の特徴は、以下の詳細な説明において記載することとし、また、その一部は、当業者には、その記載から容易に理解されるであろうし、記載する説明や特許請求の範囲、並びに添付の図面に記載されるような本発明を実践することによって確認されよう。
以上の概略的な説明並びに以下の詳細な説明が本発明の単なる例示にすぎず、範囲請求する発明の本質や特性を理解するための全体像や構成を与える意であることを理解されたい。
添付の図面は、本発明のさらなる理解をもたらすよう加えたものであり、本明細書に含まれて一部を構成するものである。図面は、本発明の原理や操作を説明する機能のある説明と共に本発明の1つ又は複数の実施形態を図解している。
本発明は、燃料電池システムの一部である燃料リザーバ若しくは燃料源、又は特別に設けられた廃液タンク内の残留燃料の安全な放出法、即ち酸化分解のための解法を提供する。説明目的で、ここでは、純メタノール若しくはメタノール水溶液を燃料成分とするDMFCシステムに関し採用される、本発明の例示的な実施形態を説明する。しかしながら、燃料貯蔵容器若しくは容器群から燃料を除去/酸化除去するためのシステム及び方法が、直接酸化燃料電池システムに適合する他の燃料に関しても容易に利用し得ることは本発明の範囲内であることを理解されたい。従って、ここで用いるとき、用語「燃料」、「燃料反応物」及び「燃料混合物」には、メタノール、エタノール、又はそれらの組み合わせやそれらの水溶液、並びに直接酸化燃料電池システムにおける使用に適する他の炭素含有燃料が含まれる。
説明目的であり限定目的ではないが、ここでは、一種のDMFCシステムに関し説明する。直接メタノール燃料電池システムは、PCMを備える。当該システムは、好ましくは、携帯用途における使用のためにケース内に配置される。好ましい実施形態では、直接酸化燃料電池システムは、直接メタノール燃料電池を含む。当該燃料電池は、ハウジングによって囲まれている、燃料極チャンバと空気極チャンバとを有する。燃料極チャンバと空気極チャンバとは、好ましくは燃料極触媒と空気極媒とがコーティングされているPCMにより隔てられている。メタノールなどの燃料は、具体的用途に応じて、ポンプを用いて、又は加圧カートリッジや他の燃料供給システムを用いることによって、燃料源からDMFCの燃料極チャンバに供給される。
当業者に理解されるであろうが、水性メタノールのような炭素含有燃料溶液は、典型的に燃料極拡散層を通って、PCMに送られる。燃料は、PCMの燃料極表面に密に接しているか又は燃料極チャンバ及び空気極チャンバ内に存在し、燃料極において炭素含有燃料の直接酸化を可能とし且つPCMの空気極面における空気極反応の生成物の還元を可能とする、触媒により分解される。回路を閉じると、プロトンは、電子に対して非透過性の膜電解質中を通る。電子は、プロトンと再結合すべく他の経路を探し、負荷を通って移動し、それによって電池電力をもたらす。このように、燃料分子から水素プロトンと電子が分離する。電極反応の化学式は以下の通りである。
燃料極:CH3OH + H2O = CO2 +6H+ + 6e- 式1
空気極:4H+ + 4e- + O2 = 2H2O 式2
正味:CH3OH + 3/2O2 = CO2 + 2H2O 式3
直接酸化燃料電池の燃料極反応では、式1に記載のように、二酸化炭素(CO2)が生成され、それは当業者に既知の方法及び装置を用いて燃料電池システムから排除される。式2に記載の空気極反応によって、空気極チャンバ内に水が生成する。水は、燃料電池システムの空気極チャンバから除去され、燃料極チャンバへと再循環されたり、収集されたり、周囲環境に排出されたりする。
米国特許第5,992,008号、第5,945,231号、第5,599,638号、第5,573,866号及び第4,420,544号、参照することでその全てを本明細書に取り入れることとする、に開示される燃料電池システムのような直接メタノール燃料電池は、典型的に、E.I.DuPont de Nemours and Co.から市販されているNAFION(登録商標)などのパーフルオロカーボンスルホン酸(「PFSA」)イオノマーから成るプロトン伝導性のカチオン交換ポリマー膜を採用する。DMFCシステム用の膜電解質として機能する市販のNAFION(登録商標)膜は、一般的に、25〜175μmの厚さを有する。複合膜もまた市販されており、膜電解質として機能し得る。複合膜は、均質イオノマー膜よりも著しく薄く、一般的に、厚さは10〜25μmである。そのような複合膜としては、例えば、デラウェア州ニューアークのW.L.Gore,Inc.から入手できるPFSA充填孔を有するポリテトラフルオロエチレン(PTFE)マイクロメッシュ材料が挙げられる。
膜電極アセンブリ(「MEA」)は、好ましくは、燃料極拡散層、空気極拡散層、及び燃料極拡散と空気極拡散層との間に配置されるPCMを含んで成る。触媒層は、好ましくは、各拡散層に密接しているPCMの一方若しくは両方の面に配置される。当業者であれば、PCM、触媒層及び拡散層は典型的に密接して配置されるか、又は互いに結合し且つ又は互いに結合してMEAを形成することが好ましいことは理解されよう。燃料電池及び/又はMEAの具体的構成は成分や構造に関して変化し得るが、MEAは、燃料電池発電をもたらすべく、反応物の導入、電気化学反応の持続並びに未反応反応物、反応生成物及び副生物の除去を促進する構造として定義される。ここで用いるとき、用語「空気極」、「空気極チャンバ」、及び「MEAの空気極側」は、交換して用いることができ、プロトン、電子及び酸素が結合して空気極生成水が形成される燃料電池部分を表す意がある。ここで用いるとき、「燃料極」、「燃料極チャンバ」及び「MEAの燃料極側」は交換して用いることができ、燃料と水との混合物の燃料極分解によりプロトン、電子及び二酸化炭素が生成される燃料電池部分を表す意がある。
電流コレクタプレート及び/又は他の電流収集要素を燃料電池ユニットのMEAの外側に配置することで、メタノールの電気化学酸化により生成した電子を伝導させ且つ収集することができる。適切な電流コレクタは、典型的に、炭素複合体、又はステンレス鋼やチタニウムなどの金属から構成されており、高い電子伝導性を示し、メタノール、水、酸素あるいは他の反応物や副生物の存在下でも腐食したり劣化したりしない。コレクタプレートは、バイポーラプレートとして構成することができ、反応物の効果的な物質輸送並びに二酸化炭素や水をはじめとする反応副生物の効果的な除去をもたらす広範な流路構造を有する流れ場を形成するよう形状を整えることができる。あるいはまた、電流コレクタは、燃料極チャンバの導電性要素の少なくとも1つと接触している薄い金網やホイルとし得る。
好ましい実施形態では、燃料透過性材料で覆われた開口を有する燃料貯蔵容器に、除去可能なオーバーレイ、好ましくはテープやホイル、を設けることで、除去時には、燃料透過性材料の触媒領域への空気の通り道を生成することができる。容器内の燃料が完全にではないがほぼ消費された場合、又は処分のために容器を除去する場合には、オーバーレイを取り除くことで、材料の触媒表面に酸素(典型的には周囲空気)を行き来させることができ、また、その燃料透過性のおかげで、残留燃料は触媒により反応して温和な生成物である二酸化炭素や水を形成することができる。典型的に、オーバーレイの除去は、燃料貯蔵容器内の燃料濃度が燃料電池の運転に役に立たないほどに低下しているか、又は容器内の燃料量が燃料電池に燃料を効果的に供給するにはもはや十分ではないために燃料容器を燃料電池システムから取り外す際に行われる。しかしながら、その他にも、オーバーレイを除去して、タンク内の燃料を酸化させることが必要とされたり望まれる場合があり得る。オーバーレイが一旦取り外されると、空気が燃料透過性材料に到達し、残留メタノールは燃料容器の外表面において触媒反応に付される。図1に示すように、燃料貯蔵容器2の少なくとも一部は、触媒6でコーティングされた燃料透過性材料4からなる。触媒6は、除去可能な空気不浸透性のオーバーレイ8で覆われている。空気不浸透性のオーバーレイ8は、当業者に既知の、金属ホイルやテープなどから作られており、それは、酸素が触媒に到達して、触媒によって燃料が酸化されることを防止する。空気不浸透性のオーバーレイ8はまた、燃料に対して非透過性であり、燃料も酸素も容器と周囲空気との間を実質的に通過しないように燃料容器に結合させている。
空気不浸透性のオーバーレイ8は、手動若しくは自動的な方法によって穴をあけたり、燃料貯蔵容器2から取り外したりすることができ、それによって、タンク内へと酸素が導入され、燃料を酸化させることができる。手動の方法は、ユーザが当該ホイル又はテープを引き離して下にある触媒を露出させることによって達成される。自動の方法は、図4及び5を参照して後により詳細に説明するように、燃料電池の構成要素を機械的に捕捉するタブをホイルやテープに設けることによって達成される。
当業者であれば、本発明に従って酸素存在下でメタノールを酸化させるために数多くの触媒を用い得ることは理解されよう。説明目的であり限定するものではないが、白金や白金/ルテニウム混合物が、触媒として用いられることがよく知られている代表的な物質である。また、他の金属触媒を用いて、メタノールや他の燃料の空気酸化を行うこともできる。
金属成分や化合物以外では、酸素の存在下でメタノールを分解する酵素を触媒に用いることができる。温和な条件(室温、大気圧、中性pH)下でメタノールや他の考えらられ得る燃料を二酸化炭素へと酸化する酵素触媒は、Palmore,G.T.R.、Whitesides,G.M.による、Enzumatic Conversion of Biomass for Fuels Production 1994,271−290,「Microbial and Enzymatic Biofuel Cells」in ACS symposium Series No.566、参照することでその全てを本明細書に取り入れることとする、に開示されている。例えば、メタノールを二酸化炭素にする酵素酸化は、アルコールデヒドロゲナーゼ、アルデヒドデヒドロゲナーゼ、及びギ酸デヒドロゲナーゼと、共同因子であるニコチンアミドアデニンジヌクレオチドとの組み合わせによってもたらされる。
図4に示すように、燃料貯蔵容器42の少なくとも一部は、触媒46でコーティングされた燃料透過性材料44から成る。触媒46は、タブ45を有する空気不浸透性のオーバーレイ48で覆われている。
図5に示すように、燃料は、燃料カートリッジ52近傍につめ53を有する燃料電池システム51のインターフェースに与えられる。燃料カートリッジ52の少なくとも一部は、触媒56のコーティングされた燃料透過性材料54から成る。触媒56は、タブ55を有する空気不浸透性のオーバーレイ58で覆われている。燃料電池システムインターフェース内へのカートリッジアセンブリ(タブ55付きのオーバーレイ58を含む)の挿入によっては、オーバーレイ58がカートリッジから除去されるようにはタブに咬み合わない。しかし、使用済みカートリッジ52が取り外される際には、燃料電池システム51からのカートリッジ52の引き離しによって、タブ55がつめ53に咬み合い、オーバーレイ58が引き剥がされるか又は穴があけられ、材料54の触媒領域が空気に露出する。燃料電池システム51は、新しい燃料カートリッジ52の挿入時にタブ55がつめ53に接触しないように設計されているか、又は、オーバーレイ58をカートリッジ52から分離させるようにタブ55に咬み合うことなく、オーバーレイ58が元のまま維持され得るように挿入を達成することができる。オーバーレイ58は、燃料電池システム51からのカートリッジ52の取り外し時に3方のみが引き剥がされるようにカートリッジ52に固定することで、オーバーレイが完全に分離し燃料電池システム51を詰まらせることを防止し得る。
図6−8に示す他の好ましい実施形態では、貯蔵容器に、スライドカバーが設けられており、それによって残留燃料が燃料電池の運転に役に立たないほどにメインタンクのモル濃度が低下した際に空気の通り通を作ることができる。スライドを横に動かすと、空気が、燃料透過性材料に到達し、そして、残留メタノールはその材料表面で触媒作用を受ける。スライドは、カートリッジ式燃料電池容器を除去することによって駆動される。図6に示すように、燃料貯蔵容器62は、触媒コートされた材料上に空気不浸透性のシールをもたらすスライドカバー63を有する。カバー63は、対応する2つの溝67に咬み合う2つのレール65を有しており、それによって、カバー63は開位置と閉位置との間を前後にスライドすることができる。他のスライドカバー構成法も当業者に知られており、本発明の範囲内であるとする。
図7は、閉位置75にある、燃料貯蔵容器72のカバー73を示しており、それは、空気不浸透性のオーバーレイをもたらす。燃料電池システムは、使用中にカバーが閉位置に留まるよう設計されている。
図8は、開位置85にある、燃料貯蔵容器82のカバー83を示している。触媒領域87は、カバー83が開位置85にある際、空気に露出している。触媒領域87は、触媒のコーティングされた燃料透過性材料から構成される。使用済み容器82を燃料電池システムから取り外す際には、カバー83は、閉位置から開位置へと、好ましくは自動的に、移動する。自動的な方法は、カバーのスライドを促す摩擦がカバーにかかるように密接にタンクを据え付けるか、又はタンクの除去時に、カバーに咬み合うつめをシステムに据え付けることをはじめとする、種々の構成により達成し得る。
上記のように、空気不浸透性のシールの除去やスライドの駆動は、電池若しくはシステムからの燃料貯蔵タンクの除去という動作によって、他の別個のユーザによる操作を必要とすることなく、達成される。ここでは力を線形運動として示しているが、角運動や回転運動を用いてカバーを動かすことも可能である。
図9は、燃料貯蔵容器92の少なくとも一部が、容器内側に面する面上に触媒96のコーティングされた酸素透過性材料94から構成されている代替実施形態を示している。好ましくは、酸素透過性材料94はまた、液体非透過性である。前述のように、好ましくはホイル/テープやスライドカバーなどにより設けられた空気不浸透性のシールを除去するとによって、酸素が容器内に入り、燃料容器内において燃料の触媒反応が起こることを可能とする。
本発明の使用に適する燃料透過性材料及び酸素透過性材料は、好ましくは、膜である。本発明に適する膜としては、限定はしないが、ポリウレタン、シリコン、ポリエステルなどが挙げられる。一実施形態では、当該材料は、燃料カートリッジの内面上に触媒がコーティングされており、また、酸素に対して透過性であり、液体に対して非透過性である。空気に曝されると、この材料は、燃料容器内の触媒にて燃料の酸化を可能とすると共に、好ましくは液体燃料の流出を防止する。他の実施形態では、当該材料は、燃料カートリッジの外面上に触媒がコーティングされており、選択された燃料に対し透過性である。空気に曝されると、この材料は、当該材料への燃料の浸透並びに触媒への到達を可能することにより、当該材料の外面上の触媒において燃料を酸化させることができる。材料の選択は、接着剤結合性、ヒートステーキング(heat staking)性などのようなタンクへの取り付け法並びに上述のような当該材料の所望の特性に関連する。
典型的に、メタノールがタンクから除去される速度は、当該材料の寸法及び透過性の関数である。従って、容器壁の開口を覆う材料は、燃料蒸気のゆっくとした放出、即ち、燃料蒸気の空気濃度が有毒レベル未満に維持されるところの十分に低い速度の蒸気放出、のみが可能であるように、触媒を使用することなく用いることができる。
他の好ましい実施形態では、本発明は、燃料極廃液や燃料容器内の残留液体が燃料電池システム内の別個のチャンバに供給されるDMFCシステムにおける使用に適する。この燃料電池システムの構成においては、廃液チャンバ壁の特定領域に、触媒コートされた燃料透過性材料が取り付けられる。タンクが移動すると、廃液はバチャバチャと動き、燃料透過性材料に接触するようになり、タンク外側へと浸透して酸素と反応する。タンクが静止している際は、廃液は蒸発し、蒸気状態にて燃料透過性材料中を浸透し、ゆくゆくは、全てのメタノールや水が、メタノールは酸化分解されつつ、除去される。
図2に示すように、燃料源21は、燃料電池23に燃料を供給する。燃料電池システム27内の廃液タンク25には、燃料電池23から、燃料や希釈燃料の含まれる廃液が供給される。廃液タンク25の少なくとも一部には、図3に示すように、触媒36のコーティングされた燃料透過性材料34が設けられている。燃料透過性材料34は、廃液が酸化分解され且つ廃液内の水が蒸発するように、廃液を触媒位置で外側空気と接触させるための経路をもたらす。
以上の説明は、本発明の特定の実施形態に関するものであり、具体的用途に最も適する実施形態は、その用途に適合するよう選択することができる。しかしながら、記載した実施形態に対し、それらの利点の幾つか又は全てを達成する他の変更形態や改良形態を成し得ることは明らかであろう。従って、添付の特許請求の目的は、本発明の真の趣旨や範囲に属するそのような変更形態並びに改良形態の全てを網羅することである。
触媒材料により覆われた開口を有する、本発明の燃料容器の一実施形態の概略側面図 廃液タンクを有する、本発明の燃料電池システムの一実施形態のブロック図 図2記載の廃液タンクの概略断面図 オーバーレイがタブを有する、本発明の燃料容器の一実施形態の概略側面図 タブに咬み合うつめを有する、本発明の燃料電池システムの一実施形態の概略側面図 スライドカバーを有する、本発明の燃料容器の一実施形態の概略断面図 閉位置にあるスライドカバーを有する、本発明の燃料容器の一実施形態の概略側面図 開位置にあるスライドカバーを有する、本発明の燃料容器の一実施形態の概略側面図 容器内側に触媒領域を有する、本発明の燃料容器の一実施形態の概略側面図

Claims (18)

  1. 燃料容器から燃料を酸化分解して除去するためのシステムであって、
    燃料リザーバを含んで成る直接酸化燃料電池用の燃料容器;前記燃料リザーバと前記直接酸化燃料電池との間の導管;及び前記リザーバと周囲環境との間の開口を含み、前記開口が、触媒でコーティングされた燃料透過性材料で覆われており、且つ前記開口及び燃料透過性材料が、空気不浸透性並びに液体密封性をもたらす除去可能なオーバーレイで覆われている、システム。
  2. 直接酸化燃料電池用の燃料容器であって、
    燃料リザーバを収容している燃料容器ハウジングを含んで成り、前記ハウジングが、その少なくとも一部が触媒領域を有する燃料透過性材料で実質的に覆われた開口を有し、前記燃料透過性材料が、除去することができる空気不浸透性のオーバーレイで覆われており、それによって、前記空気不浸透性のオーバーレイが除去されて空気が前記触媒領域に到達すると、前記リザーバ内の燃料が前記燃料透過性材料上で実質的に触媒作用を受けて、二酸化炭素と水を形成する、燃料容器。
  3. 前記空気不浸透性のオーバーレイが、金属ホイル及びテープのうちの少なくとも1つから実質的に構成されている、請求項2に記載の燃料容器。
  4. 前記空気不浸透性のオーバーレイが、燃料に対して非透過性であり、且つ前記空気不浸透性のオーバーレイが存在する際に燃料も酸素も前記燃料容器と周囲環境との間を実質的に通過しないように前記燃料容器ハウジングに結合されている、請求項に記載の燃料容器。
  5. 前記空気不浸透性のオーバーレイが、前記空気不浸透性のオーバーレイに穴があけられた際に酸素が前記燃料リザーバ中に導入され、燃料の酸化が起こるように、手動的又は自動的機構によって穴があけられる、請求項に記載の燃料容器。
  6. 前記触媒が、白金、白金/ルテニウム、及び白金/ルテニウム混合物から成る群から選択される、請求項2に記載の燃料容器。
  7. 前記触媒が、酸素の存在下でメタノールを分解する酵素である、請求項2に記載の燃料容器。
  8. 前記酵素が、アルコールデヒドロゲナーゼ、アルデヒドデヒドロゲナーゼ、及びギ酸デヒドロゲナーゼと、共同因子であるニコチンアミドアデニンジヌクレオチドとの組み合わせの1つ又は複数から少なくとも部分的に構成される、請求項に記載の燃料容器。
  9. 直接酸化燃料電池システムと共に用いるための燃料貯蔵容器であって、該容器が、
    燃料リザーバを収容している容器ハウジングであって、前記ハウジングの少なくとも一部が、前記容器の内側に面するその面上に触媒のコーティングされた実質的に酸素透過性の材料から構成されている、前記容器ハウジング;及び
    前記酸素透過性の材料を覆って、前記ハウジングの外側に配置された空気不浸透性のシール層であって、それによって、前記空気不浸透性のシールが除去されると、酸素が前記燃料リザーバに入り、前記燃料リザーバ内で燃料の触媒反応が起こる、前記シール層、
    を含んで成る、燃料貯蔵容器。
  10. 前記酸素透過性材料がまた、液体非透過性である、請求項に記載の燃料貯蔵容器。
  11. 直接酸化燃料電池を含む直接酸化燃料電池システムであって、該システムが、
    開口を有する燃料カートリッジであって、その少なくとも一部が触媒コートされた燃料透過性材料から実質的に構成される、燃料カートリッジ;
    前記触媒コートされた燃料透過性材料に結合されたシール要素;及び
    前記燃料カートリッジを受容するよう構成されたインターフェースを備える燃料電池ハウジング
    を含んで成り、前記燃料カートリッジを前記インターフェースに接続すると、前記燃料カートリッジから前記燃料電池に燃料が供給され、且つ前記インターフェースが、前記燃料カートリッジを前記ハウジングから外す際に前記燃料カートリッジ内の残留燃料が空気に露出され実質的に触媒作用を受けるように、前記燃料カートリッジの前記シール要素に咬み合う除去機構を備える、燃料電池システム。
  12. 前記除去機構がつめ部材を含み、前記シール要素がタブを含み、それによって、前記燃料カートリッジが前記ハウジングから外される際に、前記つめ部材が前記タブに咬み合うことで前記シール要素が前記カートリッジから分離し、それによって、前記触媒コートされた燃料透過性材料が空気に露出し、前記カートリッジ内の残留燃料が実質的に触媒作用に付される、請求項11に記載の燃料電池システム。
  13. 前記燃料カートリッジが、
    前記触媒コートされた燃料透過性材料上にシールを形成する第1の位置と、前記燃料透過性材料への空気の到達を可能にする第2の位置とを有するスライド機構
    を備える、請求項11に記載の燃料電池システム。
  14. 前記スライド機構に接続された作動装置であって、前記燃料電池システムから前記カートリッジを除去すると、前記スライド機構を前記第2の位置に移動させ、それによって前記燃料透過性材料を空気に露出させる、前記作動装置、をさらに含む、請求項13に記載の燃料電池システム。
  15. 直接酸化燃料電池システムであって、
    直接酸化燃料電池;
    前記直接酸化燃料電池に接続された燃料源;及び
    前記燃料電池からの燃料又は希釈燃料を含む廃液を受容するように前記燃料電池と流体連通して配置された廃液チャンバ
    を含んで成り、前記廃液チャンバが、触媒でその少なくとも一部がコーティングされた実質的に燃料透過性の材料で覆われている開口を有し、それによって、前記燃料透過性材料が周囲空気に露出される際に廃液が前記燃料電池システム内に留まりつつ実質的に酸化分解される、燃料電池システム。
  16. 燃料容器内の燃料を除去及び酸化分解するための方法であって、
    燃料透過性材料で覆われた開口を有する燃料容器を設けるステップ;
    前記燃料透過性材料の少なくとも一部を触媒で覆うステップ
    前記燃料透過性材料をシールするステップであって、それによって、前記シールが存在する間は燃料が触媒作用に付されない、ステップ;及び
    前記シールを除去して前記燃料透過性材料を周囲空気に露出させることによって、前記触媒上での未反応燃料の触媒反応を促進するステップ、
    を包含する、方法。
  17. 前記燃料容器内の燃料の量又は燃料の濃度を検出するステップをさらに包含する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記燃料の量又は燃料の濃度が所定のレベルに達した際に、前記シールを破壊して前記燃料透過性材料に空気を到達させ、残留燃料を実質的に触媒作用に付す、請求項17に記載の方法。
JP2006509978A 2003-04-16 2004-04-13 燃料容器から燃料を除去/酸化分解するためのシステム及び方法 Expired - Fee Related JP4955383B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/417,453 2003-04-16
US10/417,453 US6936368B2 (en) 2003-04-16 2003-04-16 System and method for safe removal/oxidative decomposition of fuel from a fuel container
PCT/US2004/011360 WO2004094906A2 (en) 2003-04-16 2004-04-13 A system and method for removal/oxidative decomposition of fuel from a fuel container

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006523935A JP2006523935A (ja) 2006-10-19
JP4955383B2 true JP4955383B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=33158908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006509978A Expired - Fee Related JP4955383B2 (ja) 2003-04-16 2004-04-13 燃料容器から燃料を除去/酸化分解するためのシステム及び方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6936368B2 (ja)
EP (1) EP1613897B1 (ja)
JP (1) JP4955383B2 (ja)
CN (1) CN100566001C (ja)
AT (1) ATE408097T1 (ja)
BR (1) BRPI0409386A (ja)
DE (1) DE602004016479D1 (ja)
WO (1) WO2004094906A2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060006108A1 (en) * 2004-07-08 2006-01-12 Arias Jeffrey L Fuel cell cartridge and fuel delivery system
JP5307316B2 (ja) * 2004-08-23 2013-10-02 ソニー株式会社 燃料電池、燃料電池の使用方法、燃料電池用カソード電極、電子機器、電極反応利用装置および電極反応利用装置用電極
US7732737B2 (en) 2005-10-11 2010-06-08 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Micro powered warming container
US7661562B2 (en) 2005-10-11 2010-02-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Micro powered dispensing device
US7774894B2 (en) 2005-10-11 2010-08-17 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Micro powered floor cleaning device
US7665460B2 (en) 2005-10-11 2010-02-23 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Micro powered gas-forming device
US20080029156A1 (en) * 2006-01-19 2008-02-07 Rosal Manuel A D Fuel cartridge
WO2008020876A2 (en) * 2006-01-19 2008-02-21 Direct Methanol Fuel Cell Corporation Fuel cartridge
US8298719B2 (en) * 2006-11-07 2012-10-30 University Of North Florida Board Of Trustees Passive recovery of liquid water produced by fuel cells
JP5087992B2 (ja) * 2007-05-21 2012-12-05 トヨタ自動車株式会社 燃料電池
US20090280367A1 (en) * 2008-05-12 2009-11-12 Clearedge Power, Inc. Extraction of Energy From Used Cooking Oil
CA2763147C (en) * 2008-06-04 2018-07-24 Cellera, Inc. Alkaline membrane fuel cells and apparatus and methods for supplying water thereto
US8304368B2 (en) * 2009-02-23 2012-11-06 Cellera, Inc. Catalyst coated membrane (CCM) and catalyst film/layer for alkaline membrane fuel cells and methods of making same
CA2770880C (en) 2009-08-24 2018-10-16 Cellera, Inc. Systems and methods of securing immunity to air co2 in alkaline fuel cells
KR20130132247A (ko) 2010-06-07 2013-12-04 셀레라 인코포레이티드 막전해질 연료전지의 촉매/막 표면 부착을 위한 화학 결합

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062064A (ja) * 1983-09-14 1985-04-10 Hitachi Ltd 液体燃料電池
JPS6186510A (ja) * 1984-10-02 1986-05-02 Hakukin Kairo Kk かいろ
US5759712A (en) * 1997-01-06 1998-06-02 Hockaday; Robert G. Surface replica fuel cell for micro fuel cell electrical power pack
JP3668069B2 (ja) * 1999-09-21 2005-07-06 株式会社東芝 燃料電池用液体燃料収容容器および燃料電池
IL150645A0 (en) * 2000-01-18 2003-02-12 Univ Ramot Fuel cell with proton conducting membrane
US6460733B2 (en) 2001-02-20 2002-10-08 Mti Microfuel Cells, Inc. Multiple-walled fuel container and delivery system
JP3866534B2 (ja) * 2001-06-15 2007-01-10 シャープ株式会社 燃料電池
US20030008193A1 (en) * 2001-06-28 2003-01-09 Foamex L.P. Liquid fuel delivery system for fuel cells
EP1313160A1 (de) * 2001-11-13 2003-05-21 SFC Smart Fuel Cell AG Vorrichtung zur Brennstoffversorgung von Brennstoffzellen
DE10157139A1 (de) * 2001-11-21 2003-05-28 Forschungszentrum Juelich Gmbh Vorrichtung zur Abgasreinigung für eine Direkt-Alkohol Brennstoffzelle, bzw. einen daraus aufgebauten Brennstoffzellenstapel
JP2003223920A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Yuasa Corp 液体燃料直接供給形燃料電池システム
US7416798B2 (en) * 2002-03-06 2008-08-26 Mti Microfuel Cells, Inc. Apparatus and methods for generating water in a fuel cell system
US7128106B2 (en) * 2003-04-15 2006-10-31 The Gillette Company Apparatus for refueling a direct oxidation fuel cell

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004094906A3 (en) 2006-03-30
ATE408097T1 (de) 2008-09-15
EP1613897B1 (en) 2008-09-10
CN100566001C (zh) 2009-12-02
DE602004016479D1 (de) 2008-10-23
BRPI0409386A (pt) 2006-04-18
JP2006523935A (ja) 2006-10-19
WO2004094906A2 (en) 2004-11-04
EP1613897A2 (en) 2006-01-11
US20040209143A1 (en) 2004-10-21
CN1860635A (zh) 2006-11-08
US6936368B2 (en) 2005-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4955383B2 (ja) 燃料容器から燃料を除去/酸化分解するためのシステム及び方法
Sundmacher Fuel cell engineering: toward the design of efficient electrochemical power plants
US6824900B2 (en) Method and apparatus for water management of a fuel cell system
US7527883B2 (en) Polymer electrolyte fuel cell
US20030162070A1 (en) Fuel delivery cartridge and anodic fuel receptor for a fuel cell
JP2004536419A (ja) 燃料電池膜および一体化されたガス分離を有するシステム
CN100533827C (zh) 用于控制外设系统的方法和使用该方法的燃料电池系统
US7323267B2 (en) Liquid feed fuel cell with nested sealing configuration
JP4149728B2 (ja) 燃料電池の燃料供給用カートリッジおよびそのカートリッジを備えてなる燃料電池
JP2006108028A (ja) 燃料電池
US8679687B2 (en) Hydrogen generating method and hydrogen generating system based on the method
EP1911721A1 (en) Hydrogen production apparatus
WO1999008336A3 (de) Brennstoffzelle zur direkten verstromung von methanol
CN101239277B (zh) 直接液体燃料电池尾气的电化学处理方法和专用装置
JP3688212B2 (ja) 固体高分子型燃料電池セット
US8968946B2 (en) Fuel cell systems
JP2004127833A (ja) 燃料電池
KR20060096610A (ko) 연료전지용 막/전극 어셈블리, 및 이를 포함하는 연료전지용 스택 및 연료전지 시스템
JP2009231195A (ja) 燃料電池及び電子装置
US9991541B2 (en) Microbial fuel cell
JP2008192461A (ja) 燃料電池およびこれを備えた電子機器
KR100673748B1 (ko) 연료 전지용 연료 조성물 및 이를 이용한 연료 전지
JP2005317436A (ja) 燃料電池システムおよび機器
JP2007066688A (ja) 燃料電池
KR20180130033A (ko) 선박용 연료전지 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101117

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees