JP4954023B2 - 画像形成装置および接続通知方法 - Google Patents

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本発明は、操作部とコントローラとを有する画像形成装置および接続通知方法に関するものである。
従来、画像形成装置の操作部とコントローラの間は、同期シリアルによる双方向のデータ転送が行われていた。すなわち、双方向のデータ線とクロック線の計4本の信号線が設けられていた。また、エンジンとコントローラの間のデータ転送に、PCIバスを用いたものも知られている(例えば、「特許文献1」参照)。
特開2004−96496号公報
しかしながら、操作部とコントローラの間で上述のような転送速度1Mbps程度の同期シリアル方式によりデータ転送を行う場合、ノイズに弱く、スピードの向上が望めなかった。特に、近年では、画像形成装置におけるプレビュー画像、サムネイル画像など画像データを用いた機能の多様化に伴い、操作部とコントローラの間を転送するデータ量が増加し、データ転送の高速化が望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作部とコントローラの間のデータ転送を高速化を図ることのできる画像形成装置および接続通知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、ユーザからの操作を受け付ける操作部と、前記画像形成装置全体を制御する制御部を有するコントローラと、前記操作部と前記コントローラとを接続し、データを差動転送するUSB(Universal Serial Bus)と、前記操作部と前記コントローラとを接続する第2伝送路と、を備え、前記操作部は、前記USBを介して前記コントローラと前記データの送受信を行う第1転送部であるUSBデバイス装置を有し、前記コントローラは、前記USBを介して前記操作部と前記データの送受信を行う第2転送部であるUSBホスト装置を有し、前記USBホスト装置は、前記USBホスト装置への電力供給が開始された場合に、前記USBホスト装置の電源電圧が規定の電圧範囲に入ったことを示す検知信号を前記第2伝送路で前記USBデバイス装置に送信し、前記USBデバイス装置は、前記検知信号を受信し、前記USBデバイス装置が前記検知信号を受信した後に、当該USBデバイス装置が前記USBホスト装置に接続されていることを示す接続通知を前記USBで前記USBホスト装置に送信することを特徴とする。
また、本発明にかかる接続通知方法は、画像形成装置で実行される接続通知方法であって、前記画像形成装置は、ユーザからの操作を受け付ける操作部と、前記画像形成装置全体を制御する制御部を有するコントローラと、前記操作部と前記コントローラとを接続し、データを差動転送するUSB(Universal Serial Bus)と、前記操作部と前記コントローラとを接続する第2伝送路と、を備え、前記操作部は、前記USBを介して前記コントローラと前記データの送受信を行う第1転送部であるUSBデバイス装置を有し、前記コントローラは、前記USBを介して前記操作部と前記データの送受信を行う第2転送部であるUSBホスト装置を有し、前記USBホスト装置が、前記USBホスト装置への電力供給が開始された場合に、電源電圧が規定の電圧範囲に入ったことを示す検知信号を前記第2伝送路で前記USBデバイス装置に送信するステップと、前記USBデバイス装置が、前記検知信号を受信するステップと、前記USBデバイス装置が前記検知信号を受信した後に、当該USBデバイス装置が前記USBホスト装置に接続されていることを示す接続通知を前記USBで前記USBホスト装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、操作部とコントローラの間に差動式の伝送路を設けたことにより、画像形成装置の処理の高速化、すなわち、データ転送速度の高速化、省エネルギーモードからの復帰時の処理の高速化、起動時間の高速化を図りつつかつ正確なデータ転送を行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置および接続通知方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、全体を制御するコントローラ11と、各種エンジンを備えたエンジンユニット21と、コントローラ11およびエンジンユニット21に対してAC電源300からの電力を供給するPSU(Power Supply Unit)31とを備えている。コントローラ11とエンジンユニット21は、伝送路としてのUSBと、PCI Expressバスで接続されている。なお、USB(Universal Serial Bus)バスによる接続については後述する。なお、本実施の形態では、コントローラ11とエンジンユニット21はPCI Expressバスで接続されているが、これに限定されるものではなく、PCIバスで両者を接続するように構成してもよい。
コントローラ11は、CPU101と、省エネ制御ASIC102と、USBホスト103と、PCI Expressコントローラ104とを有している。
エンジンユニット21は、主にスキャナ201と、プロッタ202と、BICU203と、ADF(Auto Document Feeder)204と、操作部205とを有している。操作部205は、CPU206と、サブ電源キー207と、USBデバイス208とを有している。
CPU101は、コントローラ11全体を制御する。省エネ制御ASIC102は、画像形成装置1におけるモードを制御する。PCI Expressコントローラ104は、PCI Expressバスを介したデータ転送を制御する。なお、コントローラ11とエンジンユニット21がPCIバスで接続されている場合には、PCI Expressコントローラ104に代えて、PCIバスを介したデータ転送を制御するPCIコントローラを設ければよい。
USBホスト103は、伝送路を介して操作部205と通信を行う。ここで、伝送路は、具体的には、USBである。USBにおいては、Data+とData−の2本の信号線を有し、差動転送を行う。
画像形成装置1においては、通常モードと、省エネルギーモード(以下、「省エネモード」という)とがある。通常モードとは印刷など各種処理を開始可能な状態である。省エネモードとは、例えばサブ電源キー207など所定の部分のみに電力を供給し、スキャナ201、プロッタ202などへの電力供給を停止している状態である。省エネモードにおいて、印刷指示を受け付けた場合には、通常モードに復帰した後に、印刷処理を開始する。
本実施の形態にかかる画像形成装置1においては、省エネモードにおいては、PSU31は、VE、すなわちサブ電源キー207、CPU101、省エネ制御ASIC102、ADF204およびUSBホスト103のみに電力を供給し、これ以外の各部への電力供給は行わない。また、通常モードにおいては、PSU31は、VおよびVEすなわち、コントローラ11およびエンジンユニット21のすべての部分に電力供給を行う。なお、例えばスキャナ201およびプロッタ202などのエンジン系に供給する電力は12V、これ以外の各部に供給する電力は5Vとするのが好ましい。
省エネ制御ASIC102は、具体的には、ADF204からAKH信号およびDOC信号を受信する。AKH信号とは、ADF204の圧板の開閉を示す信号である。DOC信号とは、原稿がセットされたことを示す信号である。また、省エネ制御ASIC102は、操作部205のサブ電源キー207からPW信号を受信する。PW信号とは、ユーザによりサブ電源キー207が押下されたことを示す信号である。
省エネ制御ASIC102は、AKH信号、DOC信号またはPW信号に基づいて、PSU31を制御する。具体的には、省エネモード時にAKH信号により圧板が開いたことを認識した場合には通常モードに復帰すべく、V、VEに電力を供給する旨を示すPON信号を送信する。これにより、PSU31は、Vへの電力供給を開始する。すなわち、Vの電源をオンする。これにより、通常モードに復帰する。なお、省エネモード時に、DOC信号により原稿がセットされたことを認識した場合およびPW信号によりサブ電源キー207が押下されたことを認識した場合も同様に省エネモードから通常モードに復帰する。
さらに、省エネ制御ASIC102は、AKH信号、DOC信号またはPW信号を受信すると、エンジンユニット21にENG信号を送信する。ENG信号は、通常モードへの復帰を通知するための信号である。エンジンユニット21内でENG信号は分岐し、操作部205とBICU203に送出される。
操作部205はENG信号を受信した場合は、USBホスト103とUSBデバイス208間のUSB通信が確立していなくても、操作部205のCPU206の動作が開始された時点で通常モードに復帰するための処理を開始する。
操作部205がENG信号を受信しない場合は、USB通信が確立してから、USBを流れるコマンドによる指示で動作を行う。従来のENG信号が無い場合も上述したように、USB通信が確立してから、USBを流れるコマンドによる指示で動作を行う。
AKH信号、DOC信号、PW信号はすべて画像形成装置を操作するユーザが行った動作に対応する信号であり、かかる信号が送出される場合には、画像形成装置の前に必ずユーザーが存在することになる。このため、AKH信号、DOC信号、PW信号を省エネ制御ASIC102が受信してENG信号を送信することにより、迅速に操作部205を通常モードに遷移することができ、操作部205がすぐに点灯、表示し、ユーザの操作が可能となるので、画像形成装置の前にいるユーザにとって便宜となる。
BICU203は、ENG信号を受信した場合、PCI Expressコントローラ104とBICU203と間のPCI Express通信が確立していなくても、BICU203内のCPUの動作が開始された時点で通常モードに復帰するための処理(スキャナやプロッタを立ち上げるために処理)を開始する。
BICU203がENG信号を受信しない場合は、PCI Express通信が確立してから、PCI Expressバスを流れるコマンドによる指示で動作を行う。従来のENG信号が無い場合も上述したように、PCI Express通信が確立してから、PCI Expressバスを流れるコマンドによる指示で動作を行う。
省エネモードから通常モードへの復帰時間は、後述する図5〜8で示す切り替えスイッチ134が省エネモード時オフであり、通常モード時オンにする場合に長い。CPUが電源オフからの立ち上げなので、OSプログラムの起動やPCI Expressの通信確立までに処理することが多くあり、時間を10秒〜30秒程度要する。
AKH信号、DOC信号、PW信号はすべて画像形成装置を操作するユーザが行った動作に対応する信号であり、かかる信号が送出される場合には、画像形成装置の前には必ずユーザーが存在することになる。このため、AKH信号、DOC信号、PW信号を省エネ制御ASIC102が受信してENG信号を送信することにより、迅速にエンジンユニット(プロッタ、スキャナ)を通常モードに遷移することができる(プロッタの定着ヒータのオンが早く開始できる)。
スキャナ201は、画像データを読み込み、画像データをVIDEOコマンド・ステータス信号としてBICU203に送出する。プロッタ202は、BICU203から送出されたVIDEOコマンド・ステータス信号による画像データに基づいて、画像を用紙にプロットする。BICU203は、エンジンユニット21全体を制御する。ADF204は、圧板の開閉を検知する。CPU206は、操作部205全体を制御する。サブ電源キー207は、ユーザによるサブ電源キーの押下を受け付ける。USBデバイス208は、USBを介してコントローラ11と通信を行う。具体的には、例えばスキャナ201により読み取られた画像データをUSBホスト103に送信する。また、USBホスト103から画像データを受信する。なお、受信した画像データは、プロッタ202に送られ、印刷処理が行われる。
以上のように、本実施の形態においては、USBデバイス208とUSBホスト103の間に差動式の伝送路を設けたことにより、コントローラ11とエンジンユニット21の間で高速かつ安定した通信を行うことができる。すなわち、本実施の形態によれば、データ転送速度の高速化、省エネルギーモードからの復帰時の処理の高速化、起動時間の高速化が図られ、画像形成装置全体の高速化を実現することができる。また、USBを用いることにより、信号線として必要なケーブルが少なくなり、またケーブルが細くなるので画像形成装置内の這い回しが可能となる。なお、USBが1チャンネルではなく、複数チャンネルの場合でもケーブルが細くなるので画像形成装置内の這い回しが可能となる。
さらに、USBホスト211は常にUSBデバイス110を監視及び管理するために、処理量が多く、CPUの処理能力もUSBデバイス110に比べて多くの処理能力が必要となる。このため、コントローラ11側にUSBホスト103を設けたことにより、エンジンユニット21の処理量を軽減することができる。
また、USBホスト103が複数のUSBポートを有する場合には、このUSBポートにUSBメモリを接続し、コントローラ11のメモリ容量を増やすことができる。また、操作部205のUSBデバイスにUSBポートを有する場合には、このUSBポートに、USBメモリや、SDカード、メモリスティック(登録商標)、CFカードなどのリーダライタなど種種の周辺機器を接続して拡張性を持たせることができる。なお、USBポートの数が接続する周辺機器の数よりも不足する場合には、USBハブをUSBポートに接続して、接続可能な周辺機器の数を増加することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。
そうした変更例としては、本実施の形態においては伝送路としてUSBを利用したがこれにかえて、SATA(serial ATA)や、IEEE(InstituteofElectricaland Electronic Engineers)1394などの伝送路を利用してもよい。
(第2の実施の形態)
図2は、第2の実施の形態にかかる画像形成装置2の全体構成を示す図である。画像形成装置2においては、コントローラ12がUSBデバイス110を有し、エンジンユニット22の操作部210がUSBホスト211を有している。なお、第2の実施の形態にかかる画像形成装置2のこれ以外の構成は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置1の構成と同様である。
USBホスト211は常にUSBデバイス110を監視及び管理するために、処理量が多く、CPUの処理能力もUSBデバイス110に比べて多くの処理能力が必要となる。このため、このように、エンジンユニット22側にUSBホスト211を設けたことにより、コントローラ2の処理量を軽減することができる。
また、操作部210にUSBホスト211を設けたことにより、USBホストがUSBポートを有する場合には、このUSBポートにUSBメモリを接続することにより、エンジンユニット22のメモリ容量を増やすことができる。また、USBポートにSDカード、メモリスティック(登録商標)、CFカードなどのリーダライタなど種種の周辺機器を接続して拡張性を持たせることができる。なお、USBポートの数が接続する周辺機器の数よりも不足する場合には、USBハブをUSBポートに接続して、接続可能な周辺機器の数を増加することができる。
(第3の実施の形態)
図3は、第3の実施の形態にかかる画像形成装置3の全体構成を示す図である。画像形成装置3においては、省エネモード時には、コントローラ13のCPU101、省エネ制御ASIC102、USBホスト103およびエンジンユニット23のサブ電源キー207の他、操作部220のCPU221およびUSBデバイス222にも電力を供給する。なお、この際、操作部220のRAMのセルフリフレッシュを行い消費電力を下げてもよい。これにより、省エネモード時においても、例えば画面における操作の受け付けを可能としてもよい。
本実施の形態においては、省エネ制御ASIC120は、PON信号をPSU31のほか、操作部220に送信する。これにより、操作部220の各部に電力が供給されている場合であっても、CPU221は、省エネモードから通常モードへの復帰のタイミングを把握することができる。さらに、コントローラ13は、所定のタイミングにおいてハードウェアリセットを指示するOPE信号を操作部220に送信する。コントローラ13は、例えばネットワークを介してリセット指示を受け付けた場合にOPE信号を送信する。エンジンユニット23は、PON信号を受信した場合に、エンジンユニット23全体のハードウェアリセットを行う。
このように、本実施の形態においては、省エネモードにおいて操作部220の各部に電力が供給されているので、省エネモードから通常モードに復帰する際のユーザの操作性を向上させることができる。
(第4の実施の形態)
図4は、第4の実施の形態にかかる画像形成装置4の全体構成を示す図である。画像形成装置4においては、コントローラ14がUSBデバイス122を有し、エンジンユニット24の操作部224がUSBホスト225を有している。なお、第4の実施の形態にかかる画像形成装置4のこれ以外の構成は、第3の実施の形態にかかる画像形成装置3の構成と同様である。
(第5の実施の形態)
図5は、第5の実施の形態にかかる画像形成装置5の全体構成を示す図である。第5の実施の形態にかかる画像形成装置5においては、コントローラ15は、CPU131、省エネ制御ASIC132およびUSBホスト133のほか、切替スイッチ134を有している。切替スイッチ134は、PSU31からCPU131およびUSBホスト133への電力供給の有無を制御する。具体的には、省エネモード時には、CPU131およびUSBホスト133への電力供給を行わない。なお、通常モード時には、CPU131および省エネ制御ASIC132およびUSBホスト133に電力が供給される。なお、第5の実施の形態にかかる画像形成装置5のこれ以外の構成は、第3の実施の形態にかかる画像形成装置1の構成と同様である。
このように、省エネモード時には、電力の供給先をコントローラ15において、省エネ制御ASIC132のみに制限することにより、電力消費量を削減することができる。
(第6の実施の形態)
図6は、第6の実施の形態にかかる画像形成装置6の全体構成を示す図である。画像形成装置6においては、コントローラ16がUSBデバイス135を有している。また、エンジンユニット26の操作部224がUSBホスト225を有している。なお、第6の実施の形態にかかる画像形成装置6のこれ以外の構成は、第5の実施の形態にかかる画像形成装置5の構成と同様である。
(第7の実施の形態)
図7は、第7の実施の形態にかかる画像形成装置7の全体構成を示す図である。画像形成装置7のコントローラ17においては、USBホスト140は、当該USBホスト140に電力が供給されると、POK信号を操作部230のUSBデバイス231に送信する。POK信号は、電源電圧が規定の電圧範囲内に入ったことを示す検知信号である。操作部230においては、USBデバイス231がPOK信号を受信した場合に、USBデバイス231は、USBホスト140との接続を示す接続通知をUSBホスト140に返す。ここで、接続通知は、具体的には、Data+ラインまたはData−ラインに接続されたPull Up抵抗に接続された+5V電源を印加して上記ラインをPull Upする(Pull Up抵抗を通してHレベルにする)ことにより、USBホスト140に通知することである。
ここで、USBホスト140に電源が入っていない状態でDATA+ラインのPull upを実施すると、USBホスト140のチップが破壊してしまう。また、USBホスト140の電源が立ち上がる時間は環境条件により左右される。一番遅い条件での時間経過を待ってからUSBデバイス231のData+ラインの信号のPull upを開始する方法もあるが、これでは立ち上げ時間が遅くなり、その結果、省エネモードから通常モードへの復帰が遅延する。
このため、本実施の形態では、USBホスト140がPOK信号をUSBデバイス231に送出することによって、USBデバイス231は、USBホスト140の電源が印加されたことを検知する。また、USBホスト140の電源の立ち上げ時間が変化した場合でも、変化後の条件においてUSBホスト140の電源が印加されたことを検知する。このため、USBデバイス231は、接続先となるUSBホスト140の検知を最短で行うことができ、画像形成装置を高速に省エネモードから通常モードに復帰させることができる。
図8は、接続検知機構を示す模式図である。図9は、接続検知処理の手順を示すフローチャートである。
まず、USBホスト140の電源801がオンになると(ステップS11)、電源監視IC805は電源801のONを検知して、電源監視IC805の出力(OUTPUT)をLからHに変化させる(ステップS12)。これによりPOK信号がUSBデバイス231に送出されることになる。すると、FET等で構成されたスイッチ素子803がオンとなり(ステップS13)、USBのData+ラインがPull Up抵抗806を通して、USBデバイス231の電源804によりPull Upされる(ステップS14)。そして、Data+ラインLowからHighに変化する(ステップS15)。これにより、USBデバイス231からUSBホストへの接続通知が行われる。その後、USBホスト14は、High SpeedまたはFull SpeedのUSBデバイス231が接続されたことを検知する(ステップS16)。
なお、第7の実施の形態にかかる画像形成装置7のこれ以外の構成は、第5の実施の形態にかかる画像形成装置5の構成と同様である。
これにより、省エネモードからの復帰時においてUSBホストに電源が入るより前にData+またはData−に電圧が印加されるのを防ぎつつ、早期にUSBデバイス231およびUSBホスト140を動作させることができる。
(第8の実施の形態)
図10は、第8の実施の形態にかかる画像形成装置8の全体構成を示す図である。画像形成装置8においては、コントローラ18がUSBデバイス141を有し、エンジンユニット28の操作部232がUSBホスト233を有している。そして、USBホスト233が、USBデバイス141にPOK信号を送信する。
なお、第8の実施の形態にかかる画像形成装置8のこれ以外の構成は、第7の実施の形態にかかる画像形成装置7の構成と同様である。
(第9の実施の形態)
図11は、第9の実施の形態にかかる画像形成装置9の全体構成を示す図である。画像形成装置9においては、ADF204は、AKH信号およびDOC信号を操作部240のUSBデバイス241に送信する。USBデバイス241においては、AKH信号およびDOC信号の他、ENG信号をUSBコマンドに置き換える。そして、USBコマンドをUSBホスト150に送信する。また、USBホスト150は、PON信号およびENG信号をUSBコマンドに置き換え、USBデバイス241に送信する。
なお、第9の実施の形態にかかる画像形成装置9のこれ以外の構成は、第3の実施の形態にかかる画像形成装置3の構成と同様である。
このように、第9の実施の形態にかかる画像形成装置9においては、各信号線を流れる情報をUSBコマンドに置き換えてUSBを介して送受信するので、省ピンによりコストを削減することができる。
(第10の実施の形態)
図12は、第10の実施の形態にかかる画像形成装置40の全体構成を示す図である。画像形成装置40においては、コントローラ42がUSBデバイス151を有し、エンジンユニット41の操作部242がUSBホスト243を有している。なお、第10の実施の形態にかかる画像形成装置40のこれ以外の構成は、第9の実施の形態にかかる画像形成装置9の構成と同様である。
第1の実施の形態にかかる画像形成装置1の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかる画像形成装置2の全体構成を示す図である。 第3の実施の形態にかかる画像形成装置3の全体構成を示す図である。 第4の実施の形態にかかる画像形成装置4の全体構成を示す図である。 第5の実施の形態にかかる画像形成装置5の全体構成を示す図である。 第6の実施の形態にかかる画像形成装置6の全体構成を示す図である。 第7の実施の形態にかかる画像形成装置7の全体構成を示す図である。 接続検知機構を示す模式図である。 接続検知処理の手順を示すフローチャートである。 第8の実施の形態にかかる画像形成装置8の全体構成を示す図である。 第9の実施の形態にかかる画像形成装置9の全体構成を示す図である。 第10の実施の形態にかかる画像形成装置40の全体構成を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11 コントローラ
21 エンジンユニット
31 PSU
101 CPU
102 省エネ制御ASIC
103 USBホスト
201 スキャナ
202 プロッタ
203 BICU
204 ADF
205 操作部
206 CPU
207 サブ電源キー
208 USBデバイス

Claims (7)

  1. 画像形成装置であって、
    ユーザからの操作を受け付ける操作部と、
    前記画像形成装置全体を制御する制御部を有するコントローラと、
    前記操作部と前記コントローラとを接続し、データを差動転送するUSB(Universal Serial Bus)と、
    前記操作部と前記コントローラとを接続する第2伝送路と、を備え、
    前記操作部は、前記USBを介して前記コントローラと前記データの送受信を行う第1転送部であるUSBデバイス装置を有し、
    前記コントローラは、前記USBを介して前記操作部と前記データの送受信を行う第2転送部であるUSBホスト装置を有し、
    前記USBホスト装置は、前記USBホスト装置への電力供給が開始された場合に、前記USBホスト装置の電源電圧が規定の電圧範囲に入ったことを示す検知信号を前記第2伝送路で前記USBデバイス装置に送信し、
    前記USBデバイス装置は、前記検知信号を受信し、
    前記USBデバイス装置が前記検知信号を受信した後に、当該USBデバイス装置が前記USBホスト装置に接続されていることを示す接続通知を前記USBで前記USBホスト装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置であって、
    ユーザからの操作を受け付ける操作部と、
    前記画像形成装置全体を制御する制御部を有するコントローラと、
    前記操作部と前記コントローラとを接続し、データを差動転送するUSB(Universal Serial Bus)と、
    前記操作部と前記コントローラとを接続する第2伝送路と、を備え、
    前記操作部は、前記USBを介して前記コントローラと前記データの送受信を行う第1転送部であるUSBホスト装置を有し、
    前記コントローラは、前記USBを介して前記操作部と前記データの送受信を行う第2転送部であるUSBデバイス装置を有し、
    前記USBホスト装置は、前記USBホスト装置への電力供給が開始された場合に、前記USBホスト装置の電源電圧が規定の電圧範囲に入ったことを示す検知信号を前記第2伝送路で前記USBデバイス装置に送信し、
    前記USBデバイス装置は、前記検知信号を受信し、
    前記USBデバイス装置が前記検知信号を受信した後に、当該USBデバイス装置が前記USBホスト装置に接続されていることを示す接続通知を前記USBで前記USBホスト装置に送信することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の各部に電力を供給する電力供給部をさらに備え、
    前記制御部は、前記画像形成装置全体に電力が供給される通常モードと、当該画像形成装置のうち所定の部分のみに電力が供給される省エネモードを含む動作モードを制御し、
    前記電力供給部は、前記制御部により前記省エネモードに設定された場合には、前記第1転送部または前記第2転送部への電力供給を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置の各部に電力を供給する電力供給部をさらに備え、
    前記制御部は、当該画像形成装置全体に電力が供給される通常モードと、当該画像形成装置のうち所定の部分のみに電力が供給される省エネモードを含む動作モードを制御し、
    前記電力供給部は、前記制御部により前記省エネモードに設定された場合においても、前記第1転送部および前記第2転送部への電力供給を継続することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1転送部は、前記省エネモードから前記通常モードへの移行の指示があった場合に、前記省エネモードから前記通常モードへの復帰を通知する通知信号をコマンドとして前記第2伝送路を介して前記第2転送部に転送することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置で実行される接続通知方法であって、
    前記画像形成装置は、ユーザからの操作を受け付ける操作部と、前記画像形成装置全体を制御する制御部を有するコントローラと、前記操作部と前記コントローラとを接続し、データを差動転送するUSB(Universal Serial Bus)と、前記操作部と前記コントローラとを接続する第2伝送路と、を備え、
    前記操作部は、前記USBを介して前記コントローラと前記データの送受信を行う第1転送部であるUSBデバイス装置を有し、
    前記コントローラは、前記USBを介して前記操作部と前記データの送受信を行う第2転送部であるUSBホスト装置を有し、
    前記USBホスト装置が、前記USBホスト装置への電力供給が開始された場合に、電源電圧が規定の電圧範囲に入ったことを示す検知信号を前記第2伝送路で前記USBデバイス装置に送信するステップと、
    前記USBデバイス装置が、前記検知信号を受信するステップと、
    前記USBデバイス装置が前記検知信号を受信した後に、当該USBデバイス装置が前記USBホスト装置に接続されていることを示す接続通知を前記USBで前記USBホスト装置に送信するステップと、
    を含むことを特徴とする接続通知方法。
  7. 画像形成装置で実行される接続通知方法であって、
    前記画像形成装置は、ユーザからの操作を受け付ける操作部と、前記画像形成装置全体を制御する制御部を有するコントローラと、前記操作部と前記コントローラとを接続し、データを差動転送するUSB(Universal Serial Bus)と、前記操作部と前記コントローラとを接続する第2伝送路と、を備え、
    前記操作部は、前記USBを介して前記コントローラと前記データの送受信を行う第1転送部であるUSBホスト装置を有し、
    前記コントローラは、前記USBを介して前記操作部と前記データの送受信を行う第2転送部であるUSBデバイス装置を有し、
    前記USBホスト装置が、前記USBホスト装置への電力供給が開始された場合に、電源電圧が規定の電圧範囲に入ったことを示す検知信号を前記第2伝送路で前記USBデバイス装置に送信するステップと、、
    前記USBデバイス装置は、前記検知信号を受信するステップと、
    前記USBデバイス装置が前記検知信号を受信した後に、当該USBデバイス装置が前記USBホスト装置に接続されていることを示す接続通知を前記USBで前記USBホスト装置に送信するステップと、
    を含むことを特徴とする接続通知方法。
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