JP4954019B2 - 演算装置 - Google Patents

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この発明は、演算装置に関し、特に複数ビットの値の乗算に適した演算装置に関する。
乗算回路は、特開2001−15234号公報に記載されているように、複数の部分積をCSA(Carry Save Adder)で加算し、最後にCLA(Carry Look−ahead Adder)等で計算する手法が知られている。この手法は、1ビット単位の演算をすることを特徴とし、セルベースLSI(Large Scale Integration)やフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等に適用可能である。
一方、リコンフィギュラブル回路などでは、例えばリップルキャリー加算器などの複数ビットを扱う演算器を複数利用する。このため、下位のビットを加算するリップルキャリー加算器のキャリーを上位のビットを加算するリップルキャリー加算器の加算入力に接続しなければならず、1段当たりの加算に時間がかかるために計算速度が遅くなるといった問題がある。計算を速くするためにCSA型の加算のように、前段のリップルキャリー加算器のキャリー出力を次段のリップルキャリー加算器に入力することが考えられるが、次段のリップルキャリー加算器に4入力の加算器が必要となる。このため、全加算器で実現することができないといった問題がある。
特開2001−15234号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、2ビット以上の2つの値を加算する複数の加算器を用いる場合であっても高速に演算することが可能な演算装置を提供することである。
この発明の他の目的は、スループットを高めた演算装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、回路規模を削減した演算装置を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、演算装置は、それぞれが2ビット以上の2つの値を加算する第1〜第4の加算器を備え、第1加算器のキャリー出力と第2加算器の加算出力の最下位ビットの加算出力との2つの出力の排他的論理和を第3の加算器の最上位ビットの加算入力とし、2つの出力の論理積を第4の加算器の最下位ビットの加算入力とするように構成される。
この局面によれば、第1加算器のキャリー出力と第2加算器の加算出力の最下位ビットの加算出力との2つの出力の排他的論理和が第3の加算器の最上位ビットの加算入力とされ、2つの出力の論理積が第4の加算器の最下位ビットの加算入力とされるので、第2加算器は、第1加算器の演算の終了を待つことなく演算することができる。このため、高速に演算することができる。その結果、2ビット以上の2つの値を加算する複数の加算器を用いる場合であっても高速に演算することが可能な演算装置を提供することができる。
この発明の他の局面によれば、演算装置は、それぞれが2ビット以上の2つの値を加算する第1〜第4の加算器を備え、第1のタイミングで演算した第1加算器のキャリー出力と第1のタイミングで演算した第2加算器の最下位ビットの加算出力との2つの出力の排他的論理和を第2のタイミングで演算する第3の加算器の最上位ビットの加算入力とし、2つの出力の論理積を第2のタイミングで演算する第4の加算器の最下位ビットの加算入力とするように構成される。
この局面に従えば、第1加算器のキャリー出力と第2加算器の加算出力の最下位ビットの加算出力との2つの出力の排他的論理和が第3の加算器の最上位ビットの加算入力とされ、2つの出力の論理積が第4の加算器の最下位ビットの加算入力とされるので、第2加算器は、第1加算器の演算の終了を待つことなく演算することができる。その結果、2ビット以上の2つの値を加算する複数の加算器を用いる場合であっても高速に演算することが可能な演算装置を提供することができる。また、第1の加算器と第2の加算器は、第1のタイミングで演算し、第3の加算器と第4の加算器は第2のタイミングで演算するので、第1の加算器および第2の加算器と、第3の加算器および第4の加算器とで、異なる処理をすることができるので、パイプライン処理が可能である。その結果、スループットを高めた演算装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、演算装置は、2ビット以上の値を加算する第1および第2加算器を備え、第1のタイミングで演算した第1加算器のキャリー出力と第1のタイミングで演算した第2加算器の最下位ビットの加算出力の2つの出力の排他的論理和を、第2のタイミングで演算する第1加算器の最上位ビットの加算入力とし、第1のタイミングで演算した第1加算器のキャリー出力と第1のタイミングで演算した第2加算器の最下位ビットの加算出力の2つの出力の論理積を第2のタイミングで演算する第2加算器の最下位ビットの加算入力とするように構成される。
この局面に従えば、第1のタイミングで演算した第1加算器のキャリー出力と第1のタイミングで演算した第2加算器の最下位ビットの加算出力の2つの出力の排他的論理和を、第2のタイミングで演算する第1加算器の最上位ビットの加算入力とし、第1のタイミングで演算した第1加算器のキャリー出力と第1のタイミングで演算した第2加算器の最下位ビットの加算出力の2つの出力の論理積を第2のタイミングで演算する第2加算器の最下位ビットの加算入力とするので、第2加算器は、第1加算器の演算の終了を待つことなく演算することができる。このため、高速に演算することができる。その結果、2ビット以上の2つの値を加算する複数の加算器を用いる場合であっても高速に演算することが可能な演算装置を提供することができる。また、第1の加算器と第2の加算器の組が複数の演算を異なるタイミングで演算するので、加算器の数を少なくすることができる。その結果、回路規模を削減した演算装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態における演算装置の一例を示すブロック図である。図1に示す演算装置は、4ビットの2つの値を乗算する場合の例を示す。図1を参照して、演算装置1は、第1段に2つのリップルキャリー加算器111,121と、排他的論理和を算出するXOR回路(図中XORで示す)131と、論理積を算出するAND回路(図中ANDで示す)133とを備え、第2段に2つのリップルキャリー加算器211,221と、排他的論理和を算出するXOR回路231と、論理積を算出するAND回路233とを備え、第3段に2つのリップルキャリー加算器311,321と、排他的論理和を算出するXOR回路331と、論理積を算出するAND回路333とを備え、第4段にリップルキャリー加算器411を備える。
リップルキャリー加算器111,121、211、221,311,321,411の構成は、すべて同じなので、ここではリップルキャリー加算器111を例にその構成を説明する。リップルキャリー加算器111は、図中記号「FA」で示す2つの全加算器113,115を含む。2つの全加算器113,115それぞれは、3つの値(加算入力)が入力され、3つの値を加算した和と、キャリーとを出力する。3つの加算入力のうちの1つは、1つ下位の桁からの繰り上がり(キャリー)である。全加算器115は、全加算器113より1つ上位の桁の和を算出する。このため、全加算器113のキャリー出力が、加算入力の1つとして全加算器115に入力される。
第1段に配置されるリップルキャリー加算器111,121は、部分積生成回路10が出力する4ビットの2つの部分積の和を算出する。リップルキャリー加算器111が2つの部分積のうち計算の対象となる下位側2ビットの和を算出し、リップルキャリー加算器121が2つの部分積のうち計算の対象となる上位側2ビットの和を算出する。第1段の前段が存在しないため、リップルキャリー加算器111の全加算器113およびリップルキャリー加算器121の全加算器123それぞれの加算入力のうち1つには、0が入力される。
リップルキャリー加算器111が出力する値の最下位ビット(LSB)は、全加算器113が出力する和の値であり、計算結果として出力される。リップルキャリー加算器111が出力するキャリーは、全加算器115が出力するキャリーであり、XOR回路131およびAND回路133に出力される。リップルキャリー加算器111が出力するキャリーおよびLSBを除くビットは、部分積として第2段のリップルキャリー加算器211に出力される。ここでは、リップルキャリー加算器111が出力するキャリーおよびLSBを除くビットは1ビットなので、リップルキャリー加算器211の全加算器213に入力される。
リップルキャリー加算器121が出力する値の最下位ビット(LSB)は、全加算器123が出力する和の値であり、XOR回路131およびAND回路133に出力される。リップルキャリー加算器121が出力する値の最下位ビットを除くビットは、部分積として第2段のリップルキャリー加算器221に出力される。ここでは、リップルキャリー加算器121が出力する値のLSBを除くビットは2ビットなので、リップルキャリー加算器221の全加算器223,225の加算入力にそれぞれ出力される。
XOR回路131は、下位側のリップルキャリー加算器111が出力するキャリーと、上位側のリップルキャリー加算器121の出力値のLSBとが入力される。そして入力された2つの値の排他的論理和を第2段に配置された下位側のリップルキャリー加算器211の最上位ビットの加算入力に出力する。具体的には、リップルキャリー加算器211の上位側の全加算器215の加算入力に出力する。
AND回路133は、下位側のリップルキャリー加算器111が出力するキャリーと、上位側のリップルキャリー加算器121の出力値のLSBとが入力される。そして入力された2つの値の論理積を、キャリーの桁の1つ上位の桁の加算入力として出力する。具体的には、AND回路133は、第2段に配置された上位側のリップルキャリー加算器221の最下位ビットの加算入力、換言すれば、リップルキャリー加算器221の下位側の全加算器223のキャリー入力に出力する。
第2段に配置されるリップルキャリー加算器211,221は、第1段のリップルキャリー加算器111,121、XOR回路131およびAND回路133により算出された部分和と、部分積生成回路10が出力する1つの部分積との和を算出する。リップルキャリー加算器211が計算の対象となる下位側2ビットの和を算出し、リップルキャリー加算器221が計算の対象となる上位側2ビットの和を算出する。最も下位側のリップルキャリー加算器211の下位側の全加算器213の加算入力のうちキャリーには、上段からの桁上がりがないために0が入力される。
本実施の形態における演算装置1は、第1段にXOR131およびAND133を備えるため、第2段のリップルキャリー加算器211の全加算器215の加算入力を3入力にすることができる。具体的に説明すると、第1段のリップルキャリー加算器111のキャリーと、リップルキャリー加算器121の出力値のLSBとは同じ桁となる。演算装置1がXOR131およびAND133を備えていなければ、第2段において当該桁を加算する全加算器215に、下位の桁を算出する全加算器213のキャリーと、部分積の当該桁の値と、第1段のリップルキャリー加算器111のキャリーと、リップルキャリー加算器121の出力値のLSBとを合わせた4つを入力しなければならない。このため、3入力しかない全加算器215で実現することができない。演算装置1がXOR131およびAND133を備えることにより、第1段のリップルキャリー加算器111のキャリーと、リップルキャリー加算器121の出力値のLSBとの和をXOR131およびAND133で算出することができ、それらにより算出された2ビットの和の下位のビットを第2段の全加算器215の残りの加算入力とし、上位のビットを第2段に配置された上位側のリップルキャリー加算器221の最下位ビットを算出する全加算器223のキャリー入力とすることができる。
リップルキャリー加算器211が出力する値の最下位ビット(LSB)は、全加算器213が出力する和の値であり、計算結果として出力される。リップルキャリー加算器211が出力するキャリーは、全加算器215が出力するキャリーであり、XOR回路231およびAND回路233に出力される。リップルキャリー加算器211が出力するキャリーおよびLSBを除くビットは、部分積として第3段のリップルキャリー加算器311に出力される。ここでは、リップルキャリー加算器211が出力するキャリーおよびLSBを除くビットは1ビットなので、リップルキャリー加算器311の全加算器313に入力される。
リップルキャリー加算器221が出力する値の最下位ビット(LSB)は、全加算器223が出力する和の値であり、XOR回路231およびAND回路233に出力される。リップルキャリー加算器221が出力する値の最下位ビットを除くビットは、部分積として第3段のリップルキャリー加算器321に出力される。ここでは、リップルキャリー加算器221が出力する値のLSBを除くビットは2ビットなので、リップルキャリー加算器321の全加算器323,325にそれぞれ出力される。
XOR回路231は、下位側のリップルキャリー加算器211が出力するキャリーと、上位側のリップルキャリー加算器221の出力値のLSBとが入力される。そして入力された2つの値の排他的論理和をキャリーが入ってきた桁の加算入力として出力する。具体的には、XOR回路231は、論理和を第3段に配置された下位側のリップルキャリー加算器311の最上位ビットの加算入力、換言すれば、リップルキャリー加算器311の上位側の全加算器315の加算入力に出力する。
AND回路233は、下位側のリップルキャリー加算器211が出力するキャリーと、上位側のリップルキャリー加算器221の出力値のLSBとが入力される。そして入力された2つの値の論理積を、キャリーの桁の1つ上位の桁の加算入力として出力する。具体的には、AND回路233は、第3段に配置された上位側のリップルキャリー加算器321の最下位ビットの加算入力、換言すれば、リップルキャリー加算器321の下位側の全加算器323のキャリー入力に出力する。
第3段に配置されるリップルキャリー加算器311,321は、第2段のリップルキャリー加算器211,221、XOR回路231およびAND回路233により算出された部分和と、部分積生成回路10が出力する1つの部分積との和を算出する。リップルキャリー加算器311が計算の対象となる下位側2ビットの和を算出し、リップルキャリー加算器321が計算の対象となる上位側2ビットの和を算出する。最も下位側のリップルキャリー加算器311の下位側の全加算器313の加算入力のうちキャリーには、上段からの桁上がりがないために0が入力される。
演算装置1は、第2段にXOR231およびAND233を備えるため、第3段のリップルキャリー加算器311の全加算器315の加算入力を3入力にすることができる。
リップルキャリー加算器311が出力する値の最下位ビット(LSB)は、全加算器313が出力する和の値であり、計算結果として出力される。リップルキャリー加算器311が出力するキャリーは、全加算器315が出力するキャリーであり、XOR回路331およびAND回路333に出力される。リップルキャリー加算器311が出力するキャリーおよびLSBを除くビットは、計算結果として出力される。ここでは、リップルキャリー加算器211が出力するキャリーおよびLSBを除くビットは1ビットなので、それが計算結果として出力される。
リップルキャリー加算器321が出力する値の最下位ビット(LSB)は、全加算器323が出力する和の値であり、XOR回路331およびAND回路333に出力される。リップルキャリー加算器321が出力する値の最下位ビットを除くビットは、計算結果として出力される。ここでは、リップルキャリー加算器321が出力する値のLSBを除くビットは2ビットなので、リップルキャリー加算器411の全加算器413,415にそれぞれ出力される。
XOR回路331は、下位側のリップルキャリー加算器311が出力するキャリーと、上位側のリップルキャリー加算器321の出力値のLSBとが入力される。そして入力された2つの値の排他的論理和を計算結果として出力する。
XOR回路331は、下位側のリップルキャリー加算器311が出力するキャリーと、上位側のリップルキャリー加算器321の出力値のLSBとが入力される。そして入力された2つの値の論理積をリップルキャリー加算器411の最下位ビットの加算入力に出力する。具体的には、リップルキャリー加算器411の下位側の全加算器413のキャリー入力に出力する。リップルキャリー加算器411が出力する値は、計算結果として出力される。
以上説明したように、上位の段に配置された下位側のリップルキャリー加算器111(211)のキャリー出力と上位側のリップルキャリー加算器121(221)の最下位ビットの加算出力との排他的論理和を、下位の段に配置されたリップルキャリー加算器211(311)の最上位ビットの加算入力とし、上位の段に配置された下位側のリップルキャリー加算器111(211)のキャリー出力と上位側のリップルキャリー加算器121(221)の最下位ビットの加算出力との論理積を、下位の段に配置されたリップルキャリー加算器221(322)の最下位ビットの加算入力(キャリー入力)とするようにした。このため、CSA型の乗算を実現することができるので、リップリキャリー型に比較して高速に演算することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、リップルキャリー加算器111,121,211,221,311,321,411を2ビットの2つの値を加算する例を示したが、複数ビットであれば、例えば8ビット、16ビット、24ビット、32ビット、64ビット、128ビット等であっても適用することができる。また、第1段に2つのリップルキャリー加算器111,121を配置し、第2段に2つのリップルキャリー加算器211,221を配置し、第3段に2つのリップルキャリー加算器311,321を配置するようにしたが、各段に3以上のリップルキャリー加算器を配置することができる。さらに、本実施の形態においては、リップルキャリー加算器111,121,211,221,311,321,411を、リップルキャリー加算器として説明したが、例えば、キャリールックアヘッド加算器(CLA)等の他の形態の加算器であってもよい。
<第1の変形例>
図2は、第1の変形例における演算装置の一例を示すブロック図である。図2を参照して、第1の変形例における演算装置1Aは、図1に示した演算装置1と異なる点は、データフリップフロップ(DFF)150,250,350が追加された点である。その他の構成は、図1に示した演算装置1と同じである。したがって、ここでは説明を繰り返さない。
DFF150,250,350は、バッファであり、データを一時的に記憶する。DFF150は、第1段に配置されたリップルキャリー加算器111,121、XOR回路131およびAND回路133それぞれの出力値を一時的に記憶する。DFF250は、第2段に配置されたリップルキャリー加算器211,221、XOR回路231およびAND回路233それぞれの出力値を一時的に記憶する。DFF350は、第3段に配置されたリップルキャリー加算器311,321、XOR回路331およびAND回路333それぞれの出力値を一時的に記憶する。
第1の変形例における演算装置1Aは、第1段〜第4段それぞれの間にDFF150,250,350を備えるので、第1段〜第4段それぞれにおいて異なる演算をすることが可能となる。このため、演算装置1Aは、乗算をパイプライン処理することができるので、スループットを高めることができる。
<第2の変形例>
図3は、第2の変形例における演算装置の一例を示すブロック図である。図3を参照して、第2の変形例における演算装置1Bは、部分積生成回路10と、3つのリップルキャリー加算器111、121、411と、XOR回路131と、AND回路133と、制御回路20と、5つのDFF150〜154と、5つのマルチプレクサ(MUX)161〜165と、を含む。
制御回路20は、5つのマルチプレクサ(MUX)161〜165と、部分積生成回路10とを制御する。部分積生成回路10は、部分積を2つのリップルキャリー加算器111、121またはMUX161〜165に出力する。制御回路20は、複数の部分積のいずれを出力するか、および出力するタイミングを、部分積生成回路10に指示する。部分積生成回路10は、制御回路20から入力される指示に従って部分積を算出し、算出した部分積を制御回路20から入力される指示に従ってMUX161〜165または2つのリップルキャリー加算器111、121に出力する。
MUX161〜165は、部分積生成回路10から部分積が入力され、DFF150から部分和が入力される。MUX161〜165は、制御回路20から入力される指示に従って、部分積と部分和とのいずれか一方を選択し、2つのリップルキャリー加算器111,121それぞれに出力する。
2つのリップルキャリー加算器111,121は、部分積生成回路10から入力される2つの部分積、または、部分積生成回路10から入力される1つの部分積と、MUX161〜165から入力される部分和とを加算する。
具体的には、第1のタイミングで部分積生成回路10によりLSBに対応する部分積と、下位から2ビット目の対応する部分積の2つの部分積とが生成され、2つのリップルキャリー加算器111,121に入力される。2つの部分積の1つは直接2つのリップルキャリー加算器111、121に出力されるが、他の1つの部分積は、MUX161〜165に出力され、MUX161〜165により選択されて2つのリップルキャリー加算器111、121に出力される。
リップルキャリー加算器111が2つの部分積のうち計算の対象となる下位側2ビットの和を算出し、リップルキャリー加算器121が2つの部分積のうち計算の対象となる上位側2ビットの和を算出する。このとき、リップルキャリー加算器111の全加算器113およびリップルキャリー加算器121の全加算器123それぞれの加算入力のうち1つには、0が入力されるように、MUX163は制御回路20により制御される。
このとき、リップルキャリー加算器111が出力する値の最下位ビット(LSB)は、全加算器113が出力する和の値であり、計算結果としてDFF150に記憶される。リップルキャリー加算器111が出力するキャリーは、全加算器115が出力するキャリーであり、XOR回路131およびAND回路133に出力される。リップルキャリー加算器111が出力するキャリーおよびLSBを除くビットは、部分和としてDFF150に記憶される。
リップルキャリー加算器121が出力する値の最下位ビット(LSB)は、全加算器123が出力する和の値であり、XOR回路131およびAND回路133に出力される。リップルキャリー加算器121が出力する値の最下位ビットを除くビットは、部分和としてDFF150に記憶される。
XOR回路131は、下位側のリップルキャリー加算器111が出力するキャリーと、上位側のリップルキャリー加算器121の出力値のLSBとが入力される。そして入力された2つの値の排他的論理和を、キャリーの桁の部分和としてDFF150に記憶する。
AND回路133は、下位側のリップルキャリー加算器111が出力するキャリーと、上位側のリップルキャリー加算器121の出力値のLSBとが入力される。そして入力された2つの値の論理積を、キャリーの桁の1つ上位の桁の部分和としてDFFに記憶する。
次のタイミングにおいて、MUX161〜165によりDFF150に記憶されている部分和が選択され、2つのリップルキャリー加算器111,121に入力されるとともに、部分積生成回路10から3ビット目に対応する部分積が生成され、2つのリップルキャリー加算器111,121に入力される。2つのリップルキャリー加算器111,121、XOR回路131およびAND回路133により、上述したのと同じ手順で部分和が算出され、DFF150に記憶される。このとき、DFF150に記憶されている下位2ビットは、DFF151,153にそれぞれ記憶される。
このように、第1のタイミングにおいて、乗算した値の最下位ビットの値(S0)と1つ上位のビットの値(S1)とは、DFF150に記憶され、次の第2のタイミングでDFF151,153にそれぞれに記憶され、第3のタイミングでDFF152,154にそれぞれ記憶され、第4のタイミングで計算結果としてそれぞれ出力される。
また下位から3ビット目の値(S2)は、第2のタイミングでDFF150に記憶され、第3のタイミングでDFF153に記憶され、第4のタイミングで計算結果として出力される。下位から4ビット目、5ビット目および6ビット目の値(S3、S4、S5)それぞれは、第3のタイミングでDFF150に記憶され、第4のタイミングで計算結果として出力される。
下位から7ビット目の値(S6)は、第4のタイミングで全加算器413から和のビットとして出力され、下位から8ビット目の値(S7)は、第4のタイミングで全加算器415から和のビットとして出力され、下位から9ビット目の値(S8)は、第4のタイミングで全加算器415からキャリーのビットとして出力される。
以上説明したように第2の変形例における演算装置1Bは、リップルキャリー加算器の数を少なくすることができ、回路規模を削減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における演算装置の一例を示すブロック図である。 第1の変形例における演算装置の一例を示すブロック図である。 第2の変形例における演算装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1,1A,1B 演算装置、10 部分積生成回路、20 制御回路、111,121,211,221,311,321,411 リップルキャリー加算器、113,115,123,125,213,215,223,225,313,315,323,325,413,415 全加算器、131,231,331 XOR回路、133,233,333 AND回路。

Claims (3)

  1. それぞれが2ビット以上の2つの値を加算する第1〜第4の加算器を備え、
    前記第1加算器のキャリー出力と前記第2加算器の加算出力の最下位ビットの加算出力との2つの出力の排他的論理和を前記第3の加算器の最上位ビットの加算入力とし、
    前記2つの出力の論理積を前記第4の加算器の最下位ビットの加算入力とするように構成された演算装置。
  2. それぞれが2ビット以上の2つの値を加算する第1〜第4の加算器を備え、
    第1のタイミングで演算した第1加算器のキャリー出力と第1のタイミングで演算した第2加算器の最下位ビットの加算出力との2つの出力の排他的論理和を第2のタイミングで演算する第3の加算器の最上位ビットの加算入力とし、
    前記2つの出力の論理積を前記第2のタイミングで演算する第4の加算器の最下位ビットの加算入力とするように構成された演算装置。
  3. 2ビット以上の値を加算する第1および第2加算器を備え、
    第1のタイミングで演算した第1加算器のキャリー出力と第1のタイミングで演算した第2加算器の最下位ビットの加算出力の2つの出力の排他的論理和を、第2のタイミングで演算する前記第1加算器の最上位ビットの加算入力とし、
    前記第1のタイミングで演算した第1加算器のキャリー出力と第1のタイミングで演算した第2加算器の最下位ビットの加算出力の2つの出力の論理積を第2のタイミングで演算する第2加算器の最下位ビットの加算入力とするように構成された演算装置。
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