JP4953994B2 - 共振器およびフィルタ - Google Patents

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Description

この発明は、通信用電子機器等に用いられる共振器及びフィルタに関する。
帯域通過フィルタは、複数の共振器を用いて、互いに電磁的に、あるいはキャパシタあるいはインダクタを介して結合させる。各共振器は、通過周波数では共振状態になっており、共振器が別の周波数で共振する場合には、その周波数で通過するフィルタのスプリアス応答が見られる。
一般に、共振器は複数の共振周波数を持っており、フィルタのスプリアス応答の原因となっている。共振器の種類にもよるが、基本共振周波数の2倍、3倍などの周波数で共振する共振器が多い。広い周波数範囲でスプリアス応答のないフィルタを構成するためには、スプリアス共振のない共振器を使う必要がある。
一端開放、他端短絡の同軸共振器は、共振器の長さが約1/4波長となる周波数で基本共振するが、約3/4波長、約5/4波長となる周波数、すなわち基本共振の約3倍、5倍などの周波数でスプリアス共振する。このスプリアス共振数を高い周波数にする方法として、SIR(Stepped Impedance Resonator)が知られている。
同軸共振器は、金属筐体内(外導体)の中心に内導体が他端開放、一端短絡で設置されている。通常、内導体、外導体の両方に傾斜または段差がついておらず断面が一定の形状となっている。また、同軸SIRは、複数のインピーダンスの線路(内導体)で構成された共振器で、インピーダンスの比を大きくするとスプリアス共振周波数を大きくできる。
また、外導体をテーパ状にすることで、2つのフィルタを組合せたダイプレクサで小型化を図った同軸共振器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、2種類の誘電体を用いて小型でスプリアス特性の良好な同軸共振器をつくることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、内導体をテーパ状にし、生産性を上げるようにした同軸共振器が知られている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、外導体をステップまたはテーパ状にして、スプリアス共振ピークの影響を低減する同軸ローパスフィルタが知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開平3−117101号公報 特開平4−207502号公報 特開平8−265013号公報 特開2003−188605号公報
ところで、上述した同軸SIRでは、同軸線路の基本モードであるTEMの高次共振周波数を3倍以上に高くすることができる。フィルタの損失を規定する共振器の無負荷Qは一般に共振器の大きさによって決まり、共振器が大きい場合、同軸線路の高次モードであるTE11モードが発生することがある。その共振周波数がTEMの高次共振を下回り、結果として、スプリアス共振周波数が通常の同軸共振器より低くなることがある。
通常の同軸共振器は、TEMの基本共振周波数の3倍の周波数でTEM高次共振が生じる。また、例えば2種類のインピーダンスの線路(内導体)で構成された、一端開放、他端短絡の同軸SIRの場合に、内導体のうち、開放端側の線路(内導体)のインピーダンスZと短絡端側の線路(導体棒)のインピーダンスZの比Z/Zを大きくすると、TEM高次共振周波数を高くできる。開放端側の線路(内導体)の半径をa、同軸中心から外導体としての金属筐体の内壁までの半径をbとすると、インピーダンスは、Z=60ln(b/a)であるので、インピーダンスZを小さくすることは、aを大きくすることに相当する。
同軸線路の高次モードであるTE11モードの遮断周波数fcは、fc=c/(π(a+b))であるので、aまたはbを大きくすると、TE11モードが発生しやすくなる。また、bを一定としたときに、aを大きくすると、TE11共振がTEM高次共振周波数(基本周波数の3倍)よりも小さくなる問題がある。
また、内導体に直線上の傾斜をつけた場合、SIRと同等の効果が得られる反面、SIRと同様のTE11共振の問題を持っている。
この発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、共振器を構成する外導体に傾斜をつけることで、SIRと同等な効果を得てTEMモードの高次共振周波数を上げるともに、部分的に共振器を小さくして無負荷Qを損なうことなくTE11モードの共振を抑えることができる共振器及びフィルタを得ることを目的とするものである。
この発明に係る共振器は、導電性の内壁を有し、全体が回転対称形で形成される角錐台または円錐台形状である外導体と、前記角錐台または円錐台の中心軸と同軸の回転対称形に形成された導体部の外壁を有し、前記角錐台または円錐台の底面側の一端が前記底面と短絡され、他端が開放された内導体とを備え、前記内導体は、前記短絡端から前記開放端に向けて行くにしたがって直径が大きい回転対称形の角錐台または円錐台形状であるものである。
また、他の発明に係る共振器は、角柱状の導電性の内壁を有し、側壁のうち少なくとも一面に傾斜をつけた外導体と、前記角柱と同軸状の回転対称形に形成された導体部の外壁を有し、底面の一端が前記外導体底面と短絡され、他端が開放された内導体とを備え、前記内導体は、回転対称形の角柱または円柱であるものである。
また、他の発明に係る共振器は、角柱状の導電性の内壁を有し、側壁のうち少なくとも一面に傾斜をつけた外導体と、前記角柱と同軸状の回転対称形に形成された導体部の外壁を有し、底面の一端が前記外導体底面と短絡され、他端が開放された内導体とを備え、前記内導体は、前記短絡端から前記開放端に向けて行くにしたがって直径が大きい回転対称形の角錐台または円錐台形状であるものである。
また、この発明に係るフィルタは、内導体の短絡端がそれぞれ互い違いになるように配置された複数個の前記共振器と、隣接配置された前記共振器間を電磁的に結合する結合窓とを備えたものである。
また、他の発明に係るフィルタは、内導体の短絡端がそれぞれ互い違いになるように配置された複数個の前記共振器と、隣接配置された前記共振器間の結合部分の金属メッキを削除した結合窓とを備えたものである。
さらに、さらに他の発明に係るフィルタは、勾配面または垂直な側壁同士を合わせるようにして組み合わせて配列された複数個の共振器と、隣接配置された前記共振器間を電磁的に結合する結合窓とを備えたものである。
この発明によれば、共振器を構成する外導体に傾斜をつけることで、SIRと同等な効果を得てTEMモードの高次共振周波数を上げるともに、部分的に共振器を小さくして無負荷Qを損なうことなくTE11モードの共振を抑えることができる共振器及びフィルタを得ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る同軸共振器を示す構成図である。図1に示す同軸共振器は、回転対称形で形成される角錐台または円錐台形状の導電性の内壁を有する外導体と、前記角錐台または円錐台の中心軸と同軸の回転対称形に形成された導体部の外壁を有し、前記角錐台または円錐台の底面側の一端が前記底面と短絡され、他端が開放された内導体とを備えている。なお、内導体は、回転対称形の角柱または円柱であるが、ここでは円柱内導体を例に説明する。
すなわち、図1に示す同軸共振器は、一端が短絡され、他端が開放された直径が一定(短絡端13側半径a、開放端12側半径a、a=a)である内導体としての金属棒10Aと、金属棒10Aを同軸状に取り囲み、かつ、金属棒10Aの短絡端13側から開放端12側に向けて直線的な傾斜を設けて、同軸中心から短絡端側に対応する内壁までの半径bと、同軸中心から開放端側に対応する内壁までの半径b(b<b)とを異ならせた外導体としての金属筐体11とを備えており、SIRと同様に、上部と下部のインピーダンスの比、つまり開放端側のインピーダンスZと短絡端側のインピーダンスZの比Z/Zを大きくすることで、TEMの高次共振周波数を高くしている。
図2は、金属棒10Aの半径aを一定としたときに、横軸を1/bとして、TEM高次共振周波数fc',TEMとTE11モードの共振周波数fc,TE11とを示した特性図である。TEMの高次共振周波数fc',TEMと共に、TE11モードの共振周波数fc,TE11も大きくできるので、図1に示す共振器は、全体として低スプリアスな共振器となる。
1/4波長同軸共振器では、短絡端付近に電流が集中し、無負荷Qは短絡端付近の大きさによって決まる。この実施の形態1における共振器では、短絡端付近の大きさを変えることなくTE11モード共振を抑えているので、無負荷Qには大きく影響しない。また、2個以上の共振器を短絡端が上下になるように交互に配置してフィルタを構成した場合、フィルタ全体としてコンパクトにできる。
金属筐体41の傾斜角を大きくすると、インピーダンスの比Z/Zを大きくでき、TEMの高次共振周波数を大きくすることが可能である。一方、共振器としてのサイズが小さくなり、無負荷Qの劣化を生じる。TEM高次共振、TE11共振、無負荷Qの観点から、最適な共振器サイズと傾斜角を決めることができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係る同軸共振器を示す構成図である。図3に示す同軸共振器の外導体としての金属筐体11は、図1に示す実施の形態1に係る共振器の金属筐体と同様に傾斜ついており、さらに内導体としての金属棒10Bにも傾斜をつけたものである。すなわち、金属棒10Bは、一端が短絡、他端が開放され、短絡端15から開放端14に向けて行くにしたがって直径が大きくなっている。これにより、実施の形態1と同様の効果が、小さい傾斜角で得ることが可能である。また、共振器間の結合を容易にするとともに、傾斜による無負荷Qの劣化を小さくできる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3に係る同軸共振器を示す構成図である。図4に示す同軸共振器は、図1に示す実施の形態1に係る共振器の金属棒対応部分と金属筐体対応部分との間の空洞部を誘電体16で構成し、当該誘電体16周囲を金属メッキ17して、内導体としての金属棒10Cと外導体としての金属筐体11とを一体成型したものである。なお、図4において、金属棒10Cの内部は誘電体16の孔に相当し、12は開放端、13は短絡端を示す。
ここで、誘電体16は、一端から他端に向けて小さくなるように傾斜のついた誘電体ブロックに、広い方の端面から直径が一定である穴を開けて構成し、表面を金属メッキすることで、内導体としての金属棒10Cと外導体としての金属筐体11とを一体成型できる。
図4に示す実施の形態3に係る同軸共振器によれば、金属棒10Cと金属筐体11とを一体成型することができ、実施の形態1と同様な効果を奏することができる。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4に係る同軸共振器を示す構成図である。図5に示す同軸共振器は、図3に示す実施の形態2に係る共振器の金属棒対応部分と金属筐体対応部分との間の空洞部を誘電体16で構成し、当該誘電体16周囲を金属メッキ17して、内導体としての金属棒10Dと外導体としての金属筐体11とを一体成型したものである。なお、図5において、金属棒10Dの内部は誘電体16の孔に相当し、14は開放端、15は短絡端を示す。
ここで、誘電体16は、一端から他端に向けて小さくなるように傾斜のついた誘電体ブロックに、広い方の端面から直径が深さ方向に大きくなる穴を開けて構成し、表面を金属メッキすることで、内導体としての金属棒10Dと外導体としての金属筐体11とを一体成型できる。
図5に示す実施の形態4に係る同軸共振器によれば、金属棒10Dと金属筐体11とを一体成型することができ、実施の形態2と同様な効果を奏することができる。
実施の形態5.
図6は、この発明の実施の形態5に係るインターディジタルフィルタを示す構成図である。図6に示すフィルタは、実施の形態1の共振器によって構成されたフィルタであり、金属棒10Aの短絡端が互い違いになるように配置された複数個(図では3個)の共振器と、共振器間を電磁的に結合する金属筐体18に設けられた結合窓19とを備えている。なお、20はフィルタを励振するための同軸プローブである。また、図6は、図1に示す実施の形態1の共振器によって構成されたフィルタであるが、図3に示す実施の形態2の共振器によっても構成できるのは勿論である。
この発明のフィルタに適用される共振器は、従来例に比べ、スプリアス共振が高い周波数にあるため、フィルタ全体としてもスプリアス応答のない周波数範囲を広くとれる。
また、この発明のフィルタは、共振器の短絡端を上下に交互配置したインターディジタルフィルタであり、共振器の金属筐体の傾斜は直線状であるので、同じ共振器どうしを密に配置可能である。そのため、フィルタ全体を小型化できるとともに、結合窓19により共振器間を結合させられる。
このため、この発明のフィルタによれば、従来のフィルタに比べて小型化を図ることができると共に、スプリアス応答を高い周波数にすることが可能であるので、スプリアス応答を抑圧するために別途付加する低域通過フィルタの除去あるいは要求性能緩和を図ることができる。結果として、帯域通過フィルタと低域通過フィルタを含めて考えると、全体の低損失化と小型化を実現できる。
さらに、図4及び図5に示す実施の形態3及び4に係る同軸共振器を、内導体の短絡端が互い違いになるように配置し、共振器間の結合部分の金属メッキを削除して結合窓を形成することで、図6に示すインターディジタルフィルタと同様な効果を奏するフィルタを構成することができる。
実施の形態6.
図7は、この発明の実施の形態6に係る同軸共振器を示す構成図である。図7に示す同軸共振器は、角柱状の導電性の内壁を有し、側壁のうち少なくとも一面に傾斜をつけた外導体11Aと、前記角柱と同軸状の回転対称形に形成された導体部の外壁を有し、底面の一端が前記外導体底面と短絡され、他端が開放された内導体10Aとを備えている。すなわち、外導体11Aは、側面のうち少なくとも一面に傾斜がついていることを特徴とする。傾斜は側面のうち任意の面でよく、傾斜角は同一でなくてもよい。
実施の形態1の外導体11では、四角柱に4面に同じ傾斜角をつけた四角錐台形状であり、スプリアス共振周波数を高くする効果が最も大きく、無負荷Qの減少が小さい。図7に示す実施の形態6の外導体11Aは、一例として、四角柱の側面のうち1面にのみ勾配をつけたものであり、実施の形態1と同様の効果が得られ、傾斜面を限定することで生産性が格段に向上する。
ここで、外導体11Aは少なくとも内壁が導電性をもてばよく、内導体10Aは少なくとも外壁が導電性をもてばよい。また、内導体10A、外導体11Aは回転対称である必要はない。内導体10Aは、外導体11Aの底面のうち、面積の大きい方に短絡されている。
実施の形態7.
図8は、この発明の実施の形態7に係る同軸共振器を示す構成図である。図8に示す同軸共振器の外導体としての金属筐体11Aは、図7に示す実施の形態6に係る共振器の外導体11と同様に傾斜をつけており、さらに内導体としての内導体としての金属棒10Bにも傾斜をつけたものである。すなわち、金属棒10Bは、一端が短絡、他端が開放され、短絡端15から開放端14に向けて行くにしたがって直径が大きくなっている。これにより、実施の形態6と同様の効果が、小さい傾斜角で得ることが可能である。また、共振器間の結合を容易にするとともに、傾斜による無負荷Qの劣化を小さくできる。
実施の形態8.
図9は、この発明の実施の形態8に係る同軸共振器を示す構成図である。図9に示す同軸共振器は、図7に示す実施の形態6に係る共振器の金属棒対応部分と金属筐体対応部分との間の空洞部を誘電体16で構成し、当該誘電体16周囲を金属メッキ17して、内導体としての金属棒10Cと外導体としての金属筐体11Aとを一体成型したものである。なお、図9において、金属棒10Cの内部は誘電体16の孔に相当し、12は開放端、13は短絡端を示す。
ここで、誘電体16は、一端から他端に向けて小さくなるように傾斜のついた誘電体ブロックに、広い方の端面から直径が一定である穴を開けて構成し、表面を金属メッキすることで、内導体としての金属棒10Cと外導体としての金属筐体11Aとを一体成型できる。
図9に示す実施の形態8に係る同軸共振器によれば、金属棒10Cと金属筐体11Aとを一体成型することができ、実施の形態6と同様な効果を奏することができる。
実施の形態9.
図10は、この発明の実施の形態9に係る同軸共振器を示す構成図である。図10に示す同軸共振器は、図8に示す実施の形態7に係る共振器の金属棒対応部分と金属筐体対応部分との間の空洞部を誘電体16で構成し、当該誘電体16周囲を金属メッキ17して、内導体としての金属棒10Dと外導体としての金属筐体11Aとを一体成型したものである。なお、図10において、金属棒10Dの内部は誘電体16の孔に相当し、14は開放端、15は短絡端を示す。
ここで、誘電体16は、一端から他端に向けて小さくなるように傾斜のついた誘電体ブロックに、広い方の端面から直径が深さ方向に大きくなる穴を開けて構成し、表面を金属メッキすることで、内導体としての金属棒10Dと外導体としての金属筐体11Aとを一体成型できる。
図10に示す実施の形態9に係る同軸共振器によれば、金属棒10Dと金属筐体11Aとを一体成型することができ、実施の形態7と同様な効果を奏することができる。
実施の形態10.
図11は、この発明の実施の形態10に係るインターディジタルフィルタを示す構成図である。図11に示すフィルタは、実施の形態6の共振器によって構成されたフィルタであり、金属棒10Aの短絡端が互い違いになるように配置された複数個(図では3個)の共振器と、共振器間を電磁的に結合する金属筐体18に設けられた結合窓19とを備えている。なお、20はフィルタを励振するための同軸プローブである。また、図11は、図7に示す実施の形態6の共振器によって構成されたフィルタであるが、図8に示す実施の形態7の共振器によっても構成できるのは勿論である。
図11は、側面のうち1面または2面に勾配をつけた共振器を、勾配面を合わせるように組み合わせたものである。結合窓19がある壁以外は、垂直な壁面で構成されており、特に外壁は直方体構造となる。そのため、生産性は実施の形態5よりも格段に向上する。
実施の形態11.
図12は、この発明の実施の形態11に係るコムラインフィルタを示す構成図である。図12に示すフィルタは、実施の形態6の共振器によって構成されたフィルタであり、金属棒10Aの短絡端は図11とは異なり互い違いでなく揃うように配置された複数個(図では3個)の共振器と、共振器間を電磁的に結合する金属筐体18に設けられた結合窓19とを備えている。なお、20はフィルタを励振するための同軸プローブである。また、図11は、図7に示す実施の形態6の共振器によって構成されたフィルタであるが、図8に示す実施の形態7の共振器によっても構成できるのは勿論である。
図12は、側面のうち2面に勾配をつけた共振器を、垂直な側壁どうしを合わせるように組み合わせたものである。内部に傾斜構造を持たないため、生産性は実施の形態5よりも格段に向上する。
この発明の実施の形態1に係る同軸共振器を示す構成図である。 図1の金属棒10Aの半径aを一定としたときに、横軸を1/bとして、TEM高次共振周波数fc'、TEMとTE11モードの共振周波数fc、TE11とを示した特性図である。 この発明の実施の形態2による共振器を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る同軸共振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態4に係る同軸共振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態5に係るインターディジタルフィルタを示す構成図である。 この発明の実施の形態6に係る同軸共振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態7に係る同軸共振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態8に係る同軸共振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態9に係る同軸共振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態10に係るインターディジタルフィルタを示す構成図である。 この発明の実施の形態11に係るコムラインフィルタを示す構成図である。
符号の説明
10A、10B、10C、10D 金属棒(内導体)、11、11A、18 金属筐体(外導体)、12、14 開放端、13、15 短絡端、16 誘電体、17 金属メッキ、19 結合窓、20 同軸プローブ。

Claims (9)

  1. 導電性の内壁を有し、全体が回転対称形で形成される角錐台または円錐台形状である外導体と、
    前記角錐台または円錐台の中心軸と同軸の回転対称形に形成された導体部の外壁を有し、前記角錐台または円錐台の底面側の一端が前記底面と短絡され、他端が開放された内導体と
    を備え
    前記内導体は、前記短絡端から前記開放端に向けて行くにしたがって直径が大きい回転対称形の角錐台または円錐台形状である
    共振器。
  2. 請求項1に記載の共振器において、
    前記内導体と前記外導体は、内導体対応部分と外導体対応部分との間の空洞部を誘電体で構成し、当該誘電体周囲を金属メッキして一体成型した
    ことを特徴とする共振器。
  3. 前記内導体の短絡端がそれぞれ互い違いになるように配列された複数個の請求項1に記載の共振器と、
    隣接配置された前記共振器間を電磁的に結合する結合窓と
    を備えたフィルタ。
  4. 前記内導体の短絡端がそれぞれ互い違いになるように配列された複数個の請求項に記載の共振器と、
    隣接配置された前記共振器間の結合部分の金属メッキを削除した結合窓と
    を備えたフィルタ。
  5. 請求項に記載のフィルタにおいて、配列された複数個の請求項に記載の共振器を一体成型したことを特徴とするフィルタ。
  6. 角柱状の導電性の内壁を有し、側壁のうち少なくとも一面に傾斜をつけた外導体と、
    前記角柱と同軸状の回転対称形に形成された導体部の外壁を有し、底面の一端が前記外導体底面と短絡され、他端が開放された内導体と
    を備え
    前記内導体は、回転対称形の角柱または円柱である
    共振器。
  7. 角柱状の導電性の内壁を有し、側壁のうち少なくとも一面に傾斜をつけた外導体と、
    前記角柱と同軸状の回転対称形に形成された導体部の外壁を有し、底面の一端が前記外導体底面と短絡され、他端が開放された内導体と
    を備え
    前記内導体は、前記短絡端から前記開放端に向けて行くにしたがって直径が大きい回転対称形の角錐台または円錐台形状である
    共振器。
  8. 請求項6または7に記載の共振器において、
    前記内導体と前記外導体は、内導体対応部分と外導体対応部分との間の空洞部を誘電体で構成し、当該誘電体周囲を金属メッキして一体成型した
    ことを特徴とする共振器。
  9. 請求項1、請求項6、請求項7のいずれか1項に記載の共振器を組み合わせて勾配面または垂直な側壁同士を合わせるようにして配列された複数個の共振器と、
    隣接配置された前記共振器間を電磁的に結合する結合窓と
    を備えたフィルタ。
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