JPS61143306A - 除草剤組成物 - Google Patents
除草剤組成物Info
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- JPS61143306A JPS61143306A JP26455184A JP26455184A JPS61143306A JP S61143306 A JPS61143306 A JP S61143306A JP 26455184 A JP26455184 A JP 26455184A JP 26455184 A JP26455184 A JP 26455184A JP S61143306 A JPS61143306 A JP S61143306A
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- alkyl
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はN−置換クロロアセトアニリドとトリアジン誘
導体を有効成分とすることを特徴とする除草剤組成物に
関するものである。
導体を有効成分とすることを特徴とする除草剤組成物に
関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点3本質
的に除草剤に要求される性質として、下記の4つの事項
がある。即ち、1つには作物に安全であること、2つに
は作物生育地域に生育する多種類の雑草を完全枯死せし
めるのに必要な幅広い殺草スペクトルを有すること、3
つには除草剤の効力が長期的に持続すること、4つには
少量施用でより効果的な除草作用を有すること、である
。
的に除草剤に要求される性質として、下記の4つの事項
がある。即ち、1つには作物に安全であること、2つに
は作物生育地域に生育する多種類の雑草を完全枯死せし
めるのに必要な幅広い殺草スペクトルを有すること、3
つには除草剤の効力が長期的に持続すること、4つには
少量施用でより効果的な除草作用を有すること、である
。
本発明者らは以上のような性質を満たす優れた除草剤の
開発を目指して鋭意研究を重ね、下記の一般式轡に)も (但し、式中R1は、ハロゲン原子、アルコキシ基、ア
ルキルチオ基、アルコキシアルキル基又はアルキルチオ
アルキル基を示し、R2及びR3は同種又は異種の水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アルコキシアルキル基又はアルキルチオア
ルキル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を示し
、R,、R,及びR7は同種又は異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルコキシ基、又はアルキルチオ基を示す。)
。
開発を目指して鋭意研究を重ね、下記の一般式轡に)も (但し、式中R1は、ハロゲン原子、アルコキシ基、ア
ルキルチオ基、アルコキシアルキル基又はアルキルチオ
アルキル基を示し、R2及びR3は同種又は異種の水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アルコキシアルキル基又はアルキルチオア
ルキル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を示し
、R,、R,及びR7は同種又は異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルコキシ基、又はアルキルチオ基を示す。)
。
で表わされるN−置換−クロロアセトアニリドを既に提
案した(特願昭58−i11077号その他)。本発明
者らはさらに、上記一般弐柑ヰで示されるN−置換−ク
ロロアセトアニリドと特定の尿素誘導体を有効成分とす
る除草剤組成物が、それぞれ単独の性質からは全く予期
できない程の相乗作用を現わすこと、即ち、低薬量で幅
広い殺草スペクトルをもつことを見い出した。本発明者
らはこれらの新知見に基づき、本発明を完成し提案する
に至った。
案した(特願昭58−i11077号その他)。本発明
者らはさらに、上記一般弐柑ヰで示されるN−置換−ク
ロロアセトアニリドと特定の尿素誘導体を有効成分とす
る除草剤組成物が、それぞれ単独の性質からは全く予期
できない程の相乗作用を現わすこと、即ち、低薬量で幅
広い殺草スペクトルをもつことを見い出した。本発明者
らはこれらの新知見に基づき、本発明を完成し提案する
に至った。
本発明は、下記一般式(1)、
(但し、式中R9、R2及びR1は同種又は異種の水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アルコキシアルキル基又はアルキルチオア
ルキル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を示し
、Rs、Rh及びR7は同種又は異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルコキシ基、又はアルキルチオ基を示す。)で表わさ
れるN−7換−クロロアセトアニリドと下記一般式(I
I) R。
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アルコキシアルキル基又はアルキルチオア
ルキル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を示し
、Rs、Rh及びR7は同種又は異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルコキシ基、又はアルキルチオ基を示す。)で表わさ
れるN−7換−クロロアセトアニリドと下記一般式(I
I) R。
(但し、式中R8はアルキルチオ基を示し、R7、RI
0% R+ +及びR32は同種又は異種の水素原子
、アルキル基又はアルケニル基を示す。)で表わされる
トリアジンaA ”5体とを有効成分とすることを特徴
とする除草剤組成物である。
0% R+ +及びR32は同種又は異種の水素原子
、アルキル基又はアルケニル基を示す。)で表わされる
トリアジンaA ”5体とを有効成分とすることを特徴
とする除草剤組成物である。
本発明の除草剤組成物の一方の成分は、下記の一般式(
1)で示されるN−置換−クロロアセトアニリドである
。
1)で示されるN−置換−クロロアセトアニリドである
。
(但し、式中R+ 、Rz及びR3は同種又は異種の水
素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
ルキルチオ基、アルコキシアルキル基、又はアルキルチ
オアルキル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を
示し、R3、R1及びR7は同種又は異種の水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アルコキシ基、又はアルキルチオ基を示す。) 上記一般式(1)で示されるN−置換−クロロアセトア
ニリドのうち極く一部、すなわち、チオフェン環の2位
と−CH−とが結合しており、■ R,が水素原子またはアルキル基、Rz 、R:I 及
びR4が水素原子であり、R9はアルキル基であり、R
6が水素原子、アルキル基またはアルコキシ基であり、
R6は水素原子、アルキル基またはハロゲン原子である
化合物は、米国特許第3901917号により公知であ
る。しかし、その他の大部分は、新規な化合物である。
素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
ルキルチオ基、アルコキシアルキル基、又はアルキルチ
オアルキル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を
示し、R3、R1及びR7は同種又は異種の水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アルコキシ基、又はアルキルチオ基を示す。) 上記一般式(1)で示されるN−置換−クロロアセトア
ニリドのうち極く一部、すなわち、チオフェン環の2位
と−CH−とが結合しており、■ R,が水素原子またはアルキル基、Rz 、R:I 及
びR4が水素原子であり、R9はアルキル基であり、R
6が水素原子、アルキル基またはアルコキシ基であり、
R6は水素原子、アルキル基またはハロゲン原子である
化合物は、米国特許第3901917号により公知であ
る。しかし、その他の大部分は、新規な化合物である。
前記一般式(1)中、R1、R2、R3、R3、R6及
びR1で示されるハロゲン原子の具体例としては、塩素
、臭素、フッ素、ヨウ素の各原子が挙げられる。また、
前記一般式中、R,、R2、R3、R4、R3、R6及
びR7で示されるアルキル基は、直鎖状、分校状のいず
れであっても良く、炭素数も特に制限されない。しかし
、原料入手の容易さから炭素数は1〜6個であることが
好適である。該アルキル基の具体例を例示すると、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、1so−プロピル基
、n−ブチル基、1so−ブチルi、t−ブチルM、n
−ペンチル基、n−ヘキシルTis等が挙げられる。前
記一般式(1)中、Rt、Rz、R3、Rs 、R6及
びR7で示されるアルコキシ基は特に限定されないが、
一般には炭素原子数1〜6個の直鎖状または分枝状の飽
和あるいは不飽和基が好適である。一般に好適に使用さ
れる該アルコキシ基の具体例を提示すると、メトキシ基
、エトキシ基、n−プロポキシ基、t−ブトキシ基、n
−ペントキシ基、n−ヘキソキシ基、アリルオキシ基等
が挙げられる。
びR1で示されるハロゲン原子の具体例としては、塩素
、臭素、フッ素、ヨウ素の各原子が挙げられる。また、
前記一般式中、R,、R2、R3、R4、R3、R6及
びR7で示されるアルキル基は、直鎖状、分校状のいず
れであっても良く、炭素数も特に制限されない。しかし
、原料入手の容易さから炭素数は1〜6個であることが
好適である。該アルキル基の具体例を例示すると、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、1so−プロピル基
、n−ブチル基、1so−ブチルi、t−ブチルM、n
−ペンチル基、n−ヘキシルTis等が挙げられる。前
記一般式(1)中、Rt、Rz、R3、Rs 、R6及
びR7で示されるアルコキシ基は特に限定されないが、
一般には炭素原子数1〜6個の直鎖状または分枝状の飽
和あるいは不飽和基が好適である。一般に好適に使用さ
れる該アルコキシ基の具体例を提示すると、メトキシ基
、エトキシ基、n−プロポキシ基、t−ブトキシ基、n
−ペントキシ基、n−ヘキソキシ基、アリルオキシ基等
が挙げられる。
前記一般式(I)中、Rt 、Rt 、R3、Rs、R
6及びR1で示されるアルキルチオ基は、特に限定され
ず公知のものが使用出来るが、一般には炭素原子数1〜
6個の直鎖状または分校状の飽和あるいは不飽和基が好
適である。好適に使用される該アルキルチオ基の具体例
を提示すると、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロ
ピルチオ基、t−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、
n−へキシルチオ基、アリルチオ基等が挙げられる。ま
た、前記一般式中、Rt、Rz及びR1で示されるアル
コキシアルキル基は炭素数に特に制限されないが、炭素
数2〜6個の直鎖状または分枝状の飽和あるいは不飽和
基が好適であり、該アルコキシアルキル基の具体例を例
示すると、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エト
キシメチル基、n−プロポキシメチル基、t−ブトキシ
エチル基、アリルオキシエチル基等が挙げられる。更に
また、前記一般式中、R,、R,及びR8で示されるア
ルキルチオアルキル基は炭素数に特に制限されないが、
炭素数2〜6個の直鎖状または分校状の飽和あるいは不
飽和基が好適であり、該アルキルチオアルキル基の具体
例を例示すると、メチルチオメチル基、メチルチオエチ
ル基、エチルチオメチル基、n−プロピルチオメチル基
、t−ブチルチオエチル基、アリルチオエチル基等が挙
げられる。
6及びR1で示されるアルキルチオ基は、特に限定され
ず公知のものが使用出来るが、一般には炭素原子数1〜
6個の直鎖状または分校状の飽和あるいは不飽和基が好
適である。好適に使用される該アルキルチオ基の具体例
を提示すると、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロ
ピルチオ基、t−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、
n−へキシルチオ基、アリルチオ基等が挙げられる。ま
た、前記一般式中、Rt、Rz及びR1で示されるアル
コキシアルキル基は炭素数に特に制限されないが、炭素
数2〜6個の直鎖状または分枝状の飽和あるいは不飽和
基が好適であり、該アルコキシアルキル基の具体例を例
示すると、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エト
キシメチル基、n−プロポキシメチル基、t−ブトキシ
エチル基、アリルオキシエチル基等が挙げられる。更に
また、前記一般式中、R,、R,及びR8で示されるア
ルキルチオアルキル基は炭素数に特に制限されないが、
炭素数2〜6個の直鎖状または分校状の飽和あるいは不
飽和基が好適であり、該アルキルチオアルキル基の具体
例を例示すると、メチルチオメチル基、メチルチオエチ
ル基、エチルチオメチル基、n−プロピルチオメチル基
、t−ブチルチオエチル基、アリルチオエチル基等が挙
げられる。
また、前記一般式中、Rs、Ra及びR7で示されるア
ルケニル基は、直鎖状、分校状を問わず、炭素数も特に
制限されない。しかし、原料入手の容易さから炭素数は
2〜4個であることが好適である。該アルケニル基の具
体例を例示すると、ビニル基、アリル基、1so−プロ
ペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等が挙げら
れる。また、前記一般式中、R,、R6及びR1で示さ
れるアルキニル基は、直鎖状、分校状を問わず、炭素数
も特に制限されないが、前記と同様に炭素数が2〜4個
であることが好適である。該アルキニル基の具体例を例
示すると、エチニル基、2−プロピニル基等が挙げられ
る。
ルケニル基は、直鎖状、分校状を問わず、炭素数も特に
制限されない。しかし、原料入手の容易さから炭素数は
2〜4個であることが好適である。該アルケニル基の具
体例を例示すると、ビニル基、アリル基、1so−プロ
ペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等が挙げら
れる。また、前記一般式中、R,、R6及びR1で示さ
れるアルキニル基は、直鎖状、分校状を問わず、炭素数
も特に制限されないが、前記と同様に炭素数が2〜4個
であることが好適である。該アルキニル基の具体例を例
示すると、エチニル基、2−プロピニル基等が挙げられ
る。
上記のN−置換−クロロアセトアニリドのうち、R,が
同種又は異種のハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル
チオ基、アルコキシアルキル基、又はアルキルチオアル
キル基であり、R2及びR3が同種又は異種の水素原子
、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルキル
チオ基、アルコキシアルキル基、又はアルキルチオアル
キル基であり、R4は水素原子又はアルキル基であり、
R5、R6及びR7は同種又は異種の水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ア
ルコキシ基又はアルキルチオ基である化合物は、15g
/10aあるいはそれ以下の低濃度で使用しても、ノビ
エなどの一年生雑草及びミズガヤツリなどの多年生雑草
をも完全に枯死させる程の優れた除草効果をもつばかり
でなく、500g/10aという高濃度で使用しても稲
に対して全く無害であるため、本発明に於いて好適に用
いられる。就中、R1−R3のうち少くとも1つが水素
原子以外の置換基であり、この置換基がチオフェン環に
結合したーCH−のオルソ位に置換しており、R4は水
素原子であり、さらにR9−R7のうち少くとも2つが
水素原子以外の置換基であり、これらの置換基がフェニ
ル基の2位と6位に置換したN−置換−クロロアセトア
ニリドが上記の性質がより強いため、特に好ましく用い
られる。
同種又は異種のハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル
チオ基、アルコキシアルキル基、又はアルキルチオアル
キル基であり、R2及びR3が同種又は異種の水素原子
、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルキル
チオ基、アルコキシアルキル基、又はアルキルチオアル
キル基であり、R4は水素原子又はアルキル基であり、
R5、R6及びR7は同種又は異種の水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ア
ルコキシ基又はアルキルチオ基である化合物は、15g
/10aあるいはそれ以下の低濃度で使用しても、ノビ
エなどの一年生雑草及びミズガヤツリなどの多年生雑草
をも完全に枯死させる程の優れた除草効果をもつばかり
でなく、500g/10aという高濃度で使用しても稲
に対して全く無害であるため、本発明に於いて好適に用
いられる。就中、R1−R3のうち少くとも1つが水素
原子以外の置換基であり、この置換基がチオフェン環に
結合したーCH−のオルソ位に置換しており、R4は水
素原子であり、さらにR9−R7のうち少くとも2つが
水素原子以外の置換基であり、これらの置換基がフェニ
ル基の2位と6位に置換したN−置換−クロロアセトア
ニリドが上記の性質がより強いため、特に好ましく用い
られる。
前記一般式CI)で示されるN−置換−クロロアセトア
ニリドの構造は、次の手段によって確認することができ
る。
ニリドの構造は、次の手段によって確認することができ
る。
(イ) 赤外吸収スペクトル(IR)を測定することに
より、3150−2800cm−’付近にCH結合に基
づ(吸収、1680〜1660cm−’付近にアミド基
のカルボニル結合に基づく特性吸収を観察することが出
来る。
より、3150−2800cm−’付近にCH結合に基
づ(吸収、1680〜1660cm−’付近にアミド基
のカルボニル結合に基づく特性吸収を観察することが出
来る。
(ロ) 質量スペクトル(MS)を測定し、観察される
各ピーク(一般にはイオン質量数mをイオンの荷電数e
で除したm/eで表わされる値)に相当する組成式を算
出することにより、測定に供した化合物の分子量ならび
に該分子内における各原子団の結合様式を知ることが出
来る。すなわち、測定に供した試料を一般式(I) ■ (以下M と略記する)゛が分子中に含有されるハロゲ
ン原子の個数に応じて同位体存在比に従って強度比で観
察されるため、測定に供した化合物の分子量を決定する
ことが出来る。さらに前記一般式(1)で示さ及び
R1に相当する 特徴的な強いピークが観察され、該分子の結合様式を知
ることが出来る。
各ピーク(一般にはイオン質量数mをイオンの荷電数e
で除したm/eで表わされる値)に相当する組成式を算
出することにより、測定に供した化合物の分子量ならび
に該分子内における各原子団の結合様式を知ることが出
来る。すなわち、測定に供した試料を一般式(I) ■ (以下M と略記する)゛が分子中に含有されるハロゲ
ン原子の個数に応じて同位体存在比に従って強度比で観
察されるため、測定に供した化合物の分子量を決定する
ことが出来る。さらに前記一般式(1)で示さ及び
R1に相当する 特徴的な強いピークが観察され、該分子の結合様式を知
ることが出来る。
(ハ) 1H−核磁気共鳴スペクトル(’H−NMR
)を測定することにより、前記一般式(1)で表わされ
るN−置換−クロロアセトアニリド中に存在する水素原
子の結合様式を知ることが出来る。前記一般式CI)で
示されるN−置換−クロロアセトアニリドの’H−NM
R(δ、ppm:テトラメチルシラン基準、重クロロホ
ルム溶媒中)の具体例として、N−[2° −(5゛
−ブロム)−チェニルメチル]−N−クロロアセ1−−
2.6−シメチルアニリドについて’H−NMR図を第
1図に示す。その解析結果を示すと次のとおりである。
)を測定することにより、前記一般式(1)で表わされ
るN−置換−クロロアセトアニリド中に存在する水素原
子の結合様式を知ることが出来る。前記一般式CI)で
示されるN−置換−クロロアセトアニリドの’H−NM
R(δ、ppm:テトラメチルシラン基準、重クロロホ
ルム溶媒中)の具体例として、N−[2° −(5゛
−ブロム)−チェニルメチル]−N−クロロアセ1−−
2.6−シメチルアニリドについて’H−NMR図を第
1図に示す。その解析結果を示すと次のとおりである。
(h)
すなわち、2.0 ppmにプロトン6個分に相当する
一重線が認められ、これはフェニル基の2及び6位に置
換したメチル基(d)によるものと帰属できる。3.6
ppmにプロトン2個分に相当する一重線が認められ
、これはクロルアセチル基中のメチレン基Th)による
ものと帰属できる。4.75ppmにプロトン2個分に
相当する一重線が認められ、これはメチレン基(C)に
よるものと帰属できる。6.67 ppmにプロトン2
個分に相当する四重線が認められ、これはチオフェン環
に置換したプロトン(a)、山)によるものと帰属でき
る。6.95〜7.30 ppmにプロトン3個分に相
当する多重線が認められ、これはフェニル基に置換した
プロトンtel、げ)、(g)によるものと帰属できる
。
一重線が認められ、これはフェニル基の2及び6位に置
換したメチル基(d)によるものと帰属できる。3.6
ppmにプロトン2個分に相当する一重線が認められ
、これはクロルアセチル基中のメチレン基Th)による
ものと帰属できる。4.75ppmにプロトン2個分に
相当する一重線が認められ、これはメチレン基(C)に
よるものと帰属できる。6.67 ppmにプロトン2
個分に相当する四重線が認められ、これはチオフェン環
に置換したプロトン(a)、山)によるものと帰属でき
る。6.95〜7.30 ppmにプロトン3個分に相
当する多重線が認められ、これはフェニル基に置換した
プロトンtel、げ)、(g)によるものと帰属できる
。
前述の一般式[1)で示されるN−置換−クロロアセト
アニリドの’H−NMRの特徴を総括すると、クロロア
セチル基のメチレンプロトンは、通常3.6〜3.8
ppm付近に一重線で現われ、R4が水素原子である場
合にはアミノメチレン基のメチレンプロトンは4.7〜
5.0’ppm付近に一重線で(ただし、アニリン側の
2.6位が非対称的に置換基が存在する場合には二重線
となって現われる場合がある)、R4がアルキル基であ
る場合にはアミノメチン基のメチンプロトンは5.7〜
6.7 ppmに、チオフェン環側のプロトンは5.8
〜7.4ρρmに、ベンゼン側のプロトンは6.0〜7
.7 ppmに特徴的なピークを示す傾向がある。
アニリドの’H−NMRの特徴を総括すると、クロロア
セチル基のメチレンプロトンは、通常3.6〜3.8
ppm付近に一重線で現われ、R4が水素原子である場
合にはアミノメチレン基のメチレンプロトンは4.7〜
5.0’ppm付近に一重線で(ただし、アニリン側の
2.6位が非対称的に置換基が存在する場合には二重線
となって現われる場合がある)、R4がアルキル基であ
る場合にはアミノメチン基のメチンプロトンは5.7〜
6.7 ppmに、チオフェン環側のプロトンは5.8
〜7.4ρρmに、ベンゼン側のプロトンは6.0〜7
.7 ppmに特徴的なピークを示す傾向がある。
(ニ) 元素分析によって炭素、水素、窒素、硫黄、及
びハロゲンの各重量%を求め、さらに認知された各元素
の重量%の和を100から減じることにより、酸素の重
量%を算出することが出来、従って、組成式を決定する
ことが出来る。
びハロゲンの各重量%を求め、さらに認知された各元素
の重量%の和を100から減じることにより、酸素の重
量%を算出することが出来、従って、組成式を決定する
ことが出来る。
また、N−置換−クロロアセトアニリドは、前記一般式
(1)中のR+ 、Rz、R8、R4、Rs 、Rh及
びR1の種類によってその性状が多少異なるが、一般に
常温常圧においては淡黄色または黄色の粘稠液体または
固体であり、極めて高沸点を有するものが多い。具体的
には後述する合成例に示すが1.上記化合物は一般の有
機化合物と同じように分子量が大きくなる程沸点が高く
なる傾向がある。該化合物は、ベンゼン、エーテル、ア
ルコール、クロロホルム、四塩化炭素、アセトニトリル
、N、 N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シドなどの一般有機溶媒に可溶であるが、水にはほとん
ど溶けない。
(1)中のR+ 、Rz、R8、R4、Rs 、Rh及
びR1の種類によってその性状が多少異なるが、一般に
常温常圧においては淡黄色または黄色の粘稠液体または
固体であり、極めて高沸点を有するものが多い。具体的
には後述する合成例に示すが1.上記化合物は一般の有
機化合物と同じように分子量が大きくなる程沸点が高く
なる傾向がある。該化合物は、ベンゼン、エーテル、ア
ルコール、クロロホルム、四塩化炭素、アセトニトリル
、N、 N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シドなどの一般有機溶媒に可溶であるが、水にはほとん
ど溶けない。
前記一般式(I)で示されるN−置換−クロロアセトア
ニリドの製造方法は特に限定されるものではない。代表
的な製造方法を記述すれば以下のとおりである。一般式
%式%) (但し、式中R+、Rz及びR3は同種又は異種の水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アルコキシアルキル基又はアルキルチオア
ルキル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を示し
、R5、R6及びR7は同種又は異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルコキシ基、又はアルキルチオ基を示す。) で表わされるアニリン誘導体と、一般式〇 I CR2
COX (ただし、Xはハロゲン原子を示す。)で表わ
されるクロロアセチルハロゲニドとを反応させることに
よって、前記一般式(1)で表わされるN−置換−クロ
ロアセトアニリドを得ることが出来る。
ニリドの製造方法は特に限定されるものではない。代表
的な製造方法を記述すれば以下のとおりである。一般式
%式%) (但し、式中R+、Rz及びR3は同種又は異種の水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アルコキシアルキル基又はアルキルチオア
ルキル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を示し
、R5、R6及びR7は同種又は異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルコキシ基、又はアルキルチオ基を示す。) で表わされるアニリン誘導体と、一般式〇 I CR2
COX (ただし、Xはハロゲン原子を示す。)で表わ
されるクロロアセチルハロゲニドとを反応させることに
よって、前記一般式(1)で表わされるN−置換−クロ
ロアセトアニリドを得ることが出来る。
原料となる前記一般式[I[1)で表わされるアニリン
誘導体は如何なる方法で得られたものでも使用出来る。
誘導体は如何なる方法で得られたものでも使用出来る。
前記一般式[I11]で表わされる化合物とクロロアセ
チルハロゲニドとの反応において、両化合物の仕込みモ
ル比は必要に応じて適宜決定すればよいが、通常等モル
もしくはクロロアセチルハロゲニドをやや過剰モルを使
用するのが一般的である。
チルハロゲニドとの反応において、両化合物の仕込みモ
ル比は必要に応じて適宜決定すればよいが、通常等モル
もしくはクロロアセチルハロゲニドをやや過剰モルを使
用するのが一般的である。
また前記反応においてはハロゲン化水素が副生ずる。こ
のハロゲン化水素は反応系内で一般式(III)で表わ
されるアニリン誘導体と反応し、生成物の収率を低下さ
せる原因になるので、通常は反応系内にハロゲン化水素
捕捉剤を共存させることが好ましい。該ハロゲン化水素
捕捉剤は特に限定されず公知のものを使用することが出
来る。
のハロゲン化水素は反応系内で一般式(III)で表わ
されるアニリン誘導体と反応し、生成物の収率を低下さ
せる原因になるので、通常は反応系内にハロゲン化水素
捕捉剤を共存させることが好ましい。該ハロゲン化水素
捕捉剤は特に限定されず公知のものを使用することが出
来る。
一般に好適に使用される該捕捉剤としてトリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン等のトリア
ルキルアミン、ピリジン、ナトリウムアルコラード、炭
酸ナトリウム等が挙げられる。
ン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン等のトリア
ルキルアミン、ピリジン、ナトリウムアルコラード、炭
酸ナトリウム等が挙げられる。
前記反応に際しては一般に有機溶媒を用いるのが好まし
い。該溶媒として好適に使用されるものを例示すれば、
ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、
石油エーテル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチ
レン等の脂肪族または芳香族の炭化水素類あるいはハロ
ゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類;アセトニトリルなどのニトリ
ル[;N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチ
ルホルムアミド等のN、N−ジアルキルアミド類;ジメ
チルスルホキシド等が挙げられる。
い。該溶媒として好適に使用されるものを例示すれば、
ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、
石油エーテル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチ
レン等の脂肪族または芳香族の炭化水素類あるいはハロ
ゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類;アセトニトリルなどのニトリ
ル[;N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチ
ルホルムアミド等のN、N−ジアルキルアミド類;ジメ
チルスルホキシド等が挙げられる。
前記反応における原料の添加順序は特に限定されないが
、一般には溶媒に前記一般式(III)で示されるアニ
リン誘導体を溶解して反応器に仕込み溶媒に溶解したク
ロロアセチルハロゲニドを攪拌下に添加するのがよい。
、一般には溶媒に前記一般式(III)で示されるアニ
リン誘導体を溶解して反応器に仕込み溶媒に溶解したク
ロロアセチルハロゲニドを攪拌下に添加するのがよい。
勿論連続的に反応系に原料を添加し生成した反応物を連
続的に該反応系から取出すことも出来る。
続的に該反応系から取出すことも出来る。
前記反応における温度は広い範囲から選択出来、一般に
は−20℃〜150℃好ましくは0℃〜120℃の範囲
から選べば十分である。反応時間は原料の種類によって
もちがうが、通常5分〜10日間、好ましくは1〜40
時間の範囲から選べば十分である。また反応中において
は、攪拌を行うのが好ましい。
は−20℃〜150℃好ましくは0℃〜120℃の範囲
から選べば十分である。反応時間は原料の種類によって
もちがうが、通常5分〜10日間、好ましくは1〜40
時間の範囲から選べば十分である。また反応中において
は、攪拌を行うのが好ましい。
反応系から目的生成物すなわち前記一般式CI)で示さ
れるN−置換−クロロアセトアニリドを単離精製する方
法は特に限定されず公知の方法を採用出来る。例えば反
応液を冷却または自然放冷で、室温またはその近くにも
どし、反応溶媒、残存するハロゲン化水素捕捉剤を留去
した後、残渣をベンゼン抽出する。上記操作で、副生ず
るハロゲン化水素とハロゲン化水素捕捉剤とから生成す
る塩及び高分子量化合物を分離する。該ベンゼン層につ
いては、芒硝、塩化カルシウム等の乾燥剤で乾燥した後
、ベンゼンを留去し、残渣を真空蒸留することによって
目的物を取得する。真空蒸留により単離精製する他、ク
ロマトグラフィーによる精製、あるいは生成物が固体で
ある場合にはヘキサン等の溶媒から再結晶することによ
り精製することも出来る。
れるN−置換−クロロアセトアニリドを単離精製する方
法は特に限定されず公知の方法を採用出来る。例えば反
応液を冷却または自然放冷で、室温またはその近くにも
どし、反応溶媒、残存するハロゲン化水素捕捉剤を留去
した後、残渣をベンゼン抽出する。上記操作で、副生ず
るハロゲン化水素とハロゲン化水素捕捉剤とから生成す
る塩及び高分子量化合物を分離する。該ベンゼン層につ
いては、芒硝、塩化カルシウム等の乾燥剤で乾燥した後
、ベンゼンを留去し、残渣を真空蒸留することによって
目的物を取得する。真空蒸留により単離精製する他、ク
ロマトグラフィーによる精製、あるいは生成物が固体で
ある場合にはヘキサン等の溶媒から再結晶することによ
り精製することも出来る。
前記一般式(1)で示されるN−置換−クロロアセトア
ニリドの他の製造方法として、次に述べる方法も好まし
く採用される。
ニリドの他の製造方法として、次に述べる方法も好まし
く採用される。
一般式
(但し、式中R+、Rz及びR1は同種又は異種の水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アルコキシアルキル基、アルキルチオアル
キル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を示し、
Xはハロゲン原子を示す。) で表わされる置換−チオフェンと、一般式(但し、式中
、R,、R,及びR1は同種又は異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルコキシ基、アルキルチオ基を示す。)で表わされる
クロロアセトアニリドとを反応させることによっても前
記一般式(1)で表わされるN−置換−クロロアセトア
ニリドを得ることが出来る。
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アルコキシアルキル基、アルキルチオアル
キル基を示し、R4は水素原子又はアルキル基を示し、
Xはハロゲン原子を示す。) で表わされる置換−チオフェンと、一般式(但し、式中
、R,、R,及びR1は同種又は異種の水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルコキシ基、アルキルチオ基を示す。)で表わされる
クロロアセトアニリドとを反応させることによっても前
記一般式(1)で表わされるN−置換−クロロアセトア
ニリドを得ることが出来る。
原料となる該置換チオフェンならびに該クロロアセトア
ニリドは如何なる方法で得られたものでも使用出来る。
ニリドは如何なる方法で得られたものでも使用出来る。
また、該反応を実施する際の諸条件ならびに単離精製方
法は既に述べた一般式(III)で示されるアニリン=
i体とクロロアセチルハロゲニドとの反応において用い
た諸条件ならびに単離精製方法とほぼ同様な条件が採用
出来る。
法は既に述べた一般式(III)で示されるアニリン=
i体とクロロアセチルハロゲニドとの反応において用い
た諸条件ならびに単離精製方法とほぼ同様な条件が採用
出来る。
前記の一般式〔■〕で示されるN−置換−クロロアセト
アニリドは水田に発生するノビエ、ホタルイ、コナギ等
の一年生雑草に加え、オモダカ等の多年生雑草に対して
幅広い殺草スペクトラムを有し、かつ水稲に薬害を与え
ることなく、効率的に防除し得る優れた除草剤である。
アニリドは水田に発生するノビエ、ホタルイ、コナギ等
の一年生雑草に加え、オモダカ等の多年生雑草に対して
幅広い殺草スペクトラムを有し、かつ水稲に薬害を与え
ることなく、効率的に防除し得る優れた除草剤である。
本発明の除草剤組成物の他方の成分は次の一般式(II
) (但し、式中R,はアルキルチオ基を示し、Rq 、R
Io、R8及びR1□は同種又は異種の水素原子、アル
キル基又はアルケニル基を示す。) で表わされるトリアジン誘導体である。
) (但し、式中R,はアルキルチオ基を示し、Rq 、R
Io、R8及びR1□は同種又は異種の水素原子、アル
キル基又はアルケニル基を示す。) で表わされるトリアジン誘導体である。
上記一般式(n)中、R9、R1゜、R11及びRlg
で示されるアルキル基としては、その炭素数に特に限定
されず、いかなるものでも使用し得る。就中、炭素数が
1〜5のものが好適である。本発明に於いて好適なアル
キル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基
、i−プロピル基、シクロプロピル基、n−ブチル基、
i−ブチル基、5ec−ブチル基、L−ブチル基、イソ
ペンチル基等が挙げられる。また、前記一般式中、Rq
、R+。、R11及びRlgで示されるアルケニル基は
、直鎖状、分枝状を問わず、炭素数も特に限定されない
。しかし、原料入手の容易さから炭素数は2〜4個であ
ることが好適である。該アルケニル基の具体例を例示す
ると、ビニル基、アリル基、1so−プロペニル基、2
−ブテニル基、1so−ブテニル基等が挙げられる。
で示されるアルキル基としては、その炭素数に特に限定
されず、いかなるものでも使用し得る。就中、炭素数が
1〜5のものが好適である。本発明に於いて好適なアル
キル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基
、i−プロピル基、シクロプロピル基、n−ブチル基、
i−ブチル基、5ec−ブチル基、L−ブチル基、イソ
ペンチル基等が挙げられる。また、前記一般式中、Rq
、R+。、R11及びRlgで示されるアルケニル基は
、直鎖状、分枝状を問わず、炭素数も特に限定されない
。しかし、原料入手の容易さから炭素数は2〜4個であ
ることが好適である。該アルケニル基の具体例を例示す
ると、ビニル基、アリル基、1so−プロペニル基、2
−ブテニル基、1so−ブテニル基等が挙げられる。
さらにまた、前記一般式(I)中、R8で示されるアル
キルチオ基は、特に限定されず公知のものが使用出来る
が、一般には炭素原子数1〜6個の直鎖状または分枝状
の飽和あるいは不飽和基が好適である。好適に使用され
る該アルキルチオ基の具体例を提示すると、メチルチオ
基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、t−ブチルチ
オ基、n−ペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、アリ
ルチオ基等が挙げられる。
キルチオ基は、特に限定されず公知のものが使用出来る
が、一般には炭素原子数1〜6個の直鎖状または分枝状
の飽和あるいは不飽和基が好適である。好適に使用され
る該アルキルチオ基の具体例を提示すると、メチルチオ
基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、t−ブチルチ
オ基、n−ペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、アリ
ルチオ基等が挙げられる。
上記一般式(II)で示されるトリアジン誘導体のうち
、R11がメチルチオ基であり、RIO及びRIZがア
ルキル基、特にエチル基であり、R1及びR11が水素
原子である化合物が、薬害が少なく、除草活性が高いた
めに好適に使用される。
、R11がメチルチオ基であり、RIO及びRIZがア
ルキル基、特にエチル基であり、R1及びR11が水素
原子である化合物が、薬害が少なく、除草活性が高いた
めに好適に使用される。
上記一般式(If)で示されるトリアジン誘導体の製造
方法としては、公知の製造方法が何ら制限されず採用し
得る。
方法としては、公知の製造方法が何ら制限されず採用し
得る。
前記一般式(II)で示されるトリアジン誘導体は、ノ
ビエ、コナギ、キカシグサ、アゼナ等のイネ科雑草や一
年生雑草に対し、強い生育制御作用を示すが、その他の
ミズガヤツリ、ウリカワ、ホタルイ等の多年生雑草には
除草効果が小さいという性質を、有する。
ビエ、コナギ、キカシグサ、アゼナ等のイネ科雑草や一
年生雑草に対し、強い生育制御作用を示すが、その他の
ミズガヤツリ、ウリカワ、ホタルイ等の多年生雑草には
除草効果が小さいという性質を、有する。
本発明の除草剤組成物は、前記一般式
(1)で示されるN−置換クロロアセトアニリドと、前
記一般式(II)で示されるトリアジン誘導体との使用
割合の広い範囲で優れた除草効果が得られる。しかし、
両者の使用割合は、N−置換−クロロアセトアニリド1
重量部に対して、1−リアジン誘導体が0.01〜50
重量部の範囲であることが一般的である。さらに好まし
くは、N−置換−クロロアセトアニリド1重量部に対し
て、トリアジン誘導体を1〜20重量部とすることによ
り、除草効果はより優れたものとなる。
記一般式(II)で示されるトリアジン誘導体との使用
割合の広い範囲で優れた除草効果が得られる。しかし、
両者の使用割合は、N−置換−クロロアセトアニリド1
重量部に対して、1−リアジン誘導体が0.01〜50
重量部の範囲であることが一般的である。さらに好まし
くは、N−置換−クロロアセトアニリド1重量部に対し
て、トリアジン誘導体を1〜20重量部とすることによ
り、除草効果はより優れたものとなる。
本発明の除草剤組成物を水田土壌に同時に播種されたノ
ビエと水稲に対して使用するとき、1アール当り0.1
gの濃度で処理するとノビエの発芽は完全に阻止される
が、水稲は100g処理した場合でも全く影響がない。
ビエと水稲に対して使用するとき、1アール当り0.1
gの濃度で処理するとノビエの発芽は完全に阻止される
が、水稲は100g処理した場合でも全く影響がない。
従って、一般に1アール当り0.15〜200g、好ま
しくは0.5〜50gの有効成分量として水田に使用す
ればよい。
しくは0.5〜50gの有効成分量として水田に使用す
ればよい。
本発明に除草剤組成物は、雑草の発芽前および発芽後に
処理しても効果を有し、土壌処理、茎葉処理においても
高い効果が得られる。施用場所としては水田はもちろん
のこと、各種穀類、マメ類、ワタ、そ菜類等の畑、果樹
園、芝生地、牧草地、茶園、桑園、森林地、非農耕地等
で広範囲に有用である。
処理しても効果を有し、土壌処理、茎葉処理においても
高い効果が得られる。施用場所としては水田はもちろん
のこと、各種穀類、マメ類、ワタ、そ菜類等の畑、果樹
園、芝生地、牧草地、茶園、桑園、森林地、非農耕地等
で広範囲に有用である。
本発明の除草剤組成物は、原体そのものを撒布しても良
く、担体や必要に応じては他の補助剤と混合して調製し
た製剤として撒布しても良い。製剤形態は特に制限され
ず、従来公知の製剤形態が使用される。たとえば粉剤、
粗粉剤、微粒剤、粒剤、水和剤、乳剤、フロアブル製剤
、油懸濁剤等に調製して使用することが出来る。
く、担体や必要に応じては他の補助剤と混合して調製し
た製剤として撒布しても良い。製剤形態は特に制限され
ず、従来公知の製剤形態が使用される。たとえば粉剤、
粗粉剤、微粒剤、粒剤、水和剤、乳剤、フロアブル製剤
、油懸濁剤等に調製して使用することが出来る。
本発明の除草剤組成物を製剤に調製するに際し、使用す
る適当な固体担体としては、従来公知のものが何ら制限
な(使用し得る。
る適当な固体担体としては、従来公知のものが何ら制限
な(使用し得る。
本発明に於て好適に使用される固体担体を例示すると次
のとおりである。例えばカオリナイ1〜群、モンモリロ
ナイト群、アタパルジャイト群或いはジ−クライト等で
代表されるクレー類;タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、
バーミキュライト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイ
ト、けいそう土マグネシウム、石灰、リン灰石、ゼオラ
イト、無水ケイ酸、合成ケイ酸カルシウム等の無機物質
;大豆粉、タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷ
ん、結晶セルロース等の植物性有機物質;クマロン樹脂
、石油樹脂、アルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアル
キレングリコール、ケトン樹脂、エステルガム、コーパ
ルガム、ダンマルガム等の合成または天然の高分子化合
物;カルナバロウ、蜜ロウ等のワックス類あるいは尿素
等が挙げられる。
のとおりである。例えばカオリナイ1〜群、モンモリロ
ナイト群、アタパルジャイト群或いはジ−クライト等で
代表されるクレー類;タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、
バーミキュライト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイ
ト、けいそう土マグネシウム、石灰、リン灰石、ゼオラ
イト、無水ケイ酸、合成ケイ酸カルシウム等の無機物質
;大豆粉、タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷ
ん、結晶セルロース等の植物性有機物質;クマロン樹脂
、石油樹脂、アルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアル
キレングリコール、ケトン樹脂、エステルガム、コーパ
ルガム、ダンマルガム等の合成または天然の高分子化合
物;カルナバロウ、蜜ロウ等のワックス類あるいは尿素
等が挙げられる。
また、本発明に於いて使用される液体担体としては、従
来公知のものが何ら制限されずに使用し得る。本発明に
於て好適に使用される液体担体を例示すると次のとおり
である。ケロシン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイ
ル等のパラフィン系もしくはナフテン系炭化水素;ベン
ゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、
メチルナフタリン等の芳香族炭化水素;四塩化炭素、ク
ロロホルム、トリクロルエチレン、モノクロルベンゼン
、0−クロルトルエン等の塩素系炭化水素;ジオキサン
、テトラヒドロフランのようなエーテル類;アセトン、
メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン、アセトフェノン、イソホロン等のケトン類;酢
酸エチル、酢酸アミル、エチレングリコールアセテート
、ジエチレングリコールアセテート、マレイン酸ジブチ
ル、コハク酸ジエチル等のエステル類;メタノール、n
−ヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール等のアルコール類;エチレングリコールフェニル
エーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエ
チレングリコールブチルエーテル等のエーテルアルコー
ル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等
の極性溶媒あるいは水等が挙げられる。
来公知のものが何ら制限されずに使用し得る。本発明に
於て好適に使用される液体担体を例示すると次のとおり
である。ケロシン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイ
ル等のパラフィン系もしくはナフテン系炭化水素;ベン
ゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、
メチルナフタリン等の芳香族炭化水素;四塩化炭素、ク
ロロホルム、トリクロルエチレン、モノクロルベンゼン
、0−クロルトルエン等の塩素系炭化水素;ジオキサン
、テトラヒドロフランのようなエーテル類;アセトン、
メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン、アセトフェノン、イソホロン等のケトン類;酢
酸エチル、酢酸アミル、エチレングリコールアセテート
、ジエチレングリコールアセテート、マレイン酸ジブチ
ル、コハク酸ジエチル等のエステル類;メタノール、n
−ヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール等のアルコール類;エチレングリコールフェニル
エーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエ
チレングリコールブチルエーテル等のエーテルアルコー
ル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等
の極性溶媒あるいは水等が挙げられる。
また、本発明に於ける製剤の調製には、乳化、分散、湿
潤、鉱層、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、流動性
改良、防錆等の目的で従来公知の界面活性剤が何ら制限
されず使用し得る。界面活性剤としては、非イオン性、
陽イオン性、陰イオン性及び両イオン性のものが使用さ
れるが通常は非イオン性および(または)陰イオン性の
ものが好適に使用される。適当な非イオン性界面活性剤
としては、たとえば、ラウリルアルコール、ステアリル
アルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールに
エチレンオキシドを重合付加させたちの;イソオクチル
フェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノール
にエチレンオキシドを重合付加させたちの;イソオクチ
ルフェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノー
ルにエチレンオキシドを重合付加させたもの;ブチルナ
フトール、オクチルナフトール等のアルキルナフトール
にエチレンオキシドを重合付加させたちの;パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチレ
ンオキシドを重合付加させたちの;ステアリルりん酸、
ジラウリルりん酸もモノもしくはジアルキルりん酸にエ
チレンオキシドを重合付加させたちの;ドデシルアミン
、ステアリン酸アミド等のアミンにエチレンオキシドを
重合付加させたちの;ソルビタン等の多価アルコールの
高級脂肪酸エステルおよびそれにエチレンオキシドを重
合付加させたもの;エチレンオキシドとプロピレンオキ
シドを重合付加させたもの;ジオクチルサクシネート等
の多価脂肪酸とアルコールとのエステル等があげられる
。適当な陰イオン性界面活性剤としでは、たとえば、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫酸エステ
ルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩;スルホこはく
酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチルヘキセン
スルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩;イソ
プロビルナフクレンスルホン酸ナトリウム、メチレンビ
スナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン
酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
等のアリールスルホン酸塩;トリポリリン酸ソーダ等の
リン酸塩等があげられる。
潤、鉱層、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、流動性
改良、防錆等の目的で従来公知の界面活性剤が何ら制限
されず使用し得る。界面活性剤としては、非イオン性、
陽イオン性、陰イオン性及び両イオン性のものが使用さ
れるが通常は非イオン性および(または)陰イオン性の
ものが好適に使用される。適当な非イオン性界面活性剤
としては、たとえば、ラウリルアルコール、ステアリル
アルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールに
エチレンオキシドを重合付加させたちの;イソオクチル
フェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノール
にエチレンオキシドを重合付加させたちの;イソオクチ
ルフェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノー
ルにエチレンオキシドを重合付加させたもの;ブチルナ
フトール、オクチルナフトール等のアルキルナフトール
にエチレンオキシドを重合付加させたちの;パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチレ
ンオキシドを重合付加させたちの;ステアリルりん酸、
ジラウリルりん酸もモノもしくはジアルキルりん酸にエ
チレンオキシドを重合付加させたちの;ドデシルアミン
、ステアリン酸アミド等のアミンにエチレンオキシドを
重合付加させたちの;ソルビタン等の多価アルコールの
高級脂肪酸エステルおよびそれにエチレンオキシドを重
合付加させたもの;エチレンオキシドとプロピレンオキ
シドを重合付加させたもの;ジオクチルサクシネート等
の多価脂肪酸とアルコールとのエステル等があげられる
。適当な陰イオン性界面活性剤としでは、たとえば、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫酸エステ
ルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩;スルホこはく
酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチルヘキセン
スルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩;イソ
プロビルナフクレンスルホン酸ナトリウム、メチレンビ
スナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン
酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
等のアリールスルホン酸塩;トリポリリン酸ソーダ等の
リン酸塩等があげられる。
また、本発明に於ける製剤では、従来公知の補助剤が何
ら制限なく使用される。補助剤は、種々の目的で用いら
れるが、例えば粒剤の崩壊性等の性状を改善することに
より除草効果を高めようとする場合にも用いられる。本
発明に於いて好適に使用される補助剤を例示すると次の
とおりである。
ら制限なく使用される。補助剤は、種々の目的で用いら
れるが、例えば粒剤の崩壊性等の性状を改善することに
より除草効果を高めようとする場合にも用いられる。本
発明に於いて好適に使用される補助剤を例示すると次の
とおりである。
カゼイン、ゼラチン、アルブミン、ニカワ、アルギン酸
ソーダ、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル等の高分子化合物等が挙げられる。
ソーダ、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル等の高分子化合物等が挙げられる。
上記の担体、界面活性剤および補助剤は、製剤の剤型、
適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独にあ
るいは組合わせて適宜使用される。
適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独にあ
るいは組合わせて適宜使用される。
本発明に於ける製剤の調製方法は、特に限定されるもの
ではなく、従来公知の方法が使用される。例えば、水和
剤の具体的な一調製方法として、トリアジン7f’rK
体10重量部とN−置換−クロロアセトアニリド5重量
部を有機溶剤に溶かし、該溶液に界面活性剤及び担体を
加えよく粉砕混合した後、有機溶剤を除去することによ
り水和剤を得る方法がある。
ではなく、従来公知の方法が使用される。例えば、水和
剤の具体的な一調製方法として、トリアジン7f’rK
体10重量部とN−置換−クロロアセトアニリド5重量
部を有機溶剤に溶かし、該溶液に界面活性剤及び担体を
加えよく粉砕混合した後、有機溶剤を除去することによ
り水和剤を得る方法がある。
また、たとえば乳剤の具体的な一調製方法として、トリ
アジン誘導体10重量部、N−置換−クロロアセトアニ
リド5重量部と界面活性剤15重量部をキシレン等の石
油系溶剤によく混合して乳剤を得る方法がある。
アジン誘導体10重量部、N−置換−クロロアセトアニ
リド5重量部と界面活性剤15重量部をキシレン等の石
油系溶剤によく混合して乳剤を得る方法がある。
さらにまた、たとえば粒剤の具体的な一調製方法として
、トリアジン誘導体10重量部、N−置換−クロロアセ
トアニリド5重量部、界面活性剤及び水をよく混練し、
続いて、担体及び界面活性剤を加え、よくかきまぜた後
、所定の粒径に押し出し、乾燥することにより粒剤を得
る方法がある。
、トリアジン誘導体10重量部、N−置換−クロロアセ
トアニリド5重量部、界面活性剤及び水をよく混練し、
続いて、担体及び界面活性剤を加え、よくかきまぜた後
、所定の粒径に押し出し、乾燥することにより粒剤を得
る方法がある。
以上に説明した本発明の除草剤組成物は、その各成分単
独の性質からは全く予想できない除草効果を示す。即ち
、N−置換−クロロアセトアニリド及びトリアジン誘導
体のいずれも、夫々単独で用いたのではあまり除草効果
が期待できないミズガヤツリやウリカワなどの多年生雑
草に対して、本発明の除草剤組成物は優れた除草効果を
発揮する。従って、本発明の除草剤組成物は、その構成
成分単独の殺草スペクトルよりも幅広い殺草スペクトル
を有する。さらに、各成分単独の施用量と同程度でより
大きい除草効果を有する。しかも、作物に対しては安全
である。
独の性質からは全く予想できない除草効果を示す。即ち
、N−置換−クロロアセトアニリド及びトリアジン誘導
体のいずれも、夫々単独で用いたのではあまり除草効果
が期待できないミズガヤツリやウリカワなどの多年生雑
草に対して、本発明の除草剤組成物は優れた除草効果を
発揮する。従って、本発明の除草剤組成物は、その構成
成分単独の殺草スペクトルよりも幅広い殺草スペクトル
を有する。さらに、各成分単独の施用量と同程度でより
大きい除草効果を有する。しかも、作物に対しては安全
である。
従って、本発明の除草剤組成物は、除草剤に要求される
性質を十分に満たすものであって、その有用性は極めて
大きいものである。
性質を十分に満たすものであって、その有用性は極めて
大きいものである。
以下に、本発明の除草剤組成物を実施例で具体的に説明
するが、本発明は、これら実施例に限定されるものでは
ない。
するが、本発明は、これら実施例に限定されるものでは
ない。
N−−クロロアセトアニリドのA
(合成例1)
N−〔2°−(5゛−ブロム)−チェニルメチル)−2
,6−シメチルアニリン1、81 g (6,14X
10−3n+ole)をベンゼン40 m lに溶解し
トリエチルアミン0.81g (7,98x 10−’
mole)を加え、氷水中に設置した。次いでクロルア
セチルクロリド0.83 g (7,37X I O−
3mole)のヘンゼン溶液(15mn)を徐々に添加
した。3時間撹拌した後、50℃で1時間加熱した。該
反応混合物を室温に冷却した後、水5Qm6.2N−塩
酸59m1S続いて水50m1によって順次洗浄し、ベ
ンゼン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。その後カラ
ムクロマトにて精製し、黄色固体1.13gを得た。こ
のものの赤外吸収スペクトルを測定した結果、3110
〜2900cm−’にC−H結合に基づく吸収、167
0cm−’にアミF基のカルホニル結合に基づく強い吸
収を示した。その元素分析値はC48,43%、H4,
05%、N3.99%であって、C+sH+5NSOB
、、C12(372,71)に対する計算値であるC
4 B、 20%、H4,32%、N3.75%に良く
一致した。
,6−シメチルアニリン1、81 g (6,14X
10−3n+ole)をベンゼン40 m lに溶解し
トリエチルアミン0.81g (7,98x 10−’
mole)を加え、氷水中に設置した。次いでクロルア
セチルクロリド0.83 g (7,37X I O−
3mole)のヘンゼン溶液(15mn)を徐々に添加
した。3時間撹拌した後、50℃で1時間加熱した。該
反応混合物を室温に冷却した後、水5Qm6.2N−塩
酸59m1S続いて水50m1によって順次洗浄し、ベ
ンゼン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。その後カラ
ムクロマトにて精製し、黄色固体1.13gを得た。こ
のものの赤外吸収スペクトルを測定した結果、3110
〜2900cm−’にC−H結合に基づく吸収、167
0cm−’にアミF基のカルホニル結合に基づく強い吸
収を示した。その元素分析値はC48,43%、H4,
05%、N3.99%であって、C+sH+5NSOB
、、C12(372,71)に対する計算値であるC
4 B、 20%、H4,32%、N3.75%に良く
一致した。
また、質量スペクトルを測定したところ、m/e 37
1に分子量に対応する分子イオ■
■ ンビーク(M )、m/e336にM −CIに対応
するピーク、m/e293に■ M −COCH,(1!に対応するピーク、m/e1
43 (100%)に に対応する各ピークを示した。
1に分子量に対応する分子イオ■
■ ンビーク(M )、m/e336にM −CIに対応
するピーク、m/e293に■ M −COCH,(1!に対応するピーク、m/e1
43 (100%)に に対応する各ピークを示した。
さらに、′H−核磁気共鳴スベクトルについては、明細
書に具体例として示したとおりである。
書に具体例として示したとおりである。
上記の結果から、単離生成物がN−(2’−(5”−ブ
ロム)−チェニルメチルツーN−クロロアセト−2,6
−シメチルアニリド(以下、化合物(11と略記する)
であることが明らかとなった。収率はN−(2’−(5
°−ブロム)−チェニルメチル〕−2,6−シメチルア
ニリンに対し、49.5%(3,04X 10−”mo
le)であった。
ロム)−チェニルメチルツーN−クロロアセト−2,6
−シメチルアニリド(以下、化合物(11と略記する)
であることが明らかとなった。収率はN−(2’−(5
°−ブロム)−チェニルメチル〕−2,6−シメチルア
ニリンに対し、49.5%(3,04X 10−”mo
le)であった。
(合成例2)
合成例1と同様にして合成したN−置換−クワロアセト
アニリドの性状、物性(沸点)、赤外吸収スペクトルに
おける特性吸収値及び元素分析結果を併せて第1表に略
記した。
アニリドの性状、物性(沸点)、赤外吸収スペクトルに
おける特性吸収値及び元素分析結果を併せて第1表に略
記した。
尚、第1表中の一般式
%式%
は、前記一般式[1)
次に、本発明の除草剤組成物の配合例及び実施例を示す
。なお、配合例及び実施例中、N−置換−クロロアセト
アニリドは合成側中の化合物番号〔(1)〜(66)
)で表わし、トリアジン誘導体は下記の記号(〔A〕〜
〔■〕)で表わした。
。なお、配合例及び実施例中、N−置換−クロロアセト
アニリドは合成側中の化合物番号〔(1)〜(66)
)で表わし、トリアジン誘導体は下記の記号(〔A〕〜
〔■〕)で表わした。
配合例 l
化合物(A)10重量部、化合物(1)5重量部、界面
活性剤ツルポール800A[東邦科学工業■商標〕1.
5重量部、界面活性剤デタージエント60〔ライオン油
脂■商標〕1.5重量部およびジ−クライト82重量部
をよく粉砕混合して水和剤を得た。
活性剤ツルポール800A[東邦科学工業■商標〕1.
5重量部、界面活性剤デタージエント60〔ライオン油
脂■商標〕1.5重量部およびジ−クライト82重量部
をよく粉砕混合して水和剤を得た。
配合例 2
化合物(A)10重量部、化合物(17) 5重量部、
界面活性剤ツルポール5M100r東邦化学工業■商標
〕 15重量部およびキシレン70重量部をよく混合し
て乳剤を得た。
界面活性剤ツルポール5M100r東邦化学工業■商標
〕 15重量部およびキシレン70重量部をよく混合し
て乳剤を得た。
配合例 3
化合物(A)10重量部、化合物(39) 4重量部、
ジオクチルサクシネート4重量部、トリポリリン酸ソー
ダ4重量部、ベントナイト40重量部およびタルク38
重量部をよく混合粉砕し、水を加えて混練した後造粒乾
燥し、14〜32メツシユに整粒して粒剤を得た。
ジオクチルサクシネート4重量部、トリポリリン酸ソー
ダ4重量部、ベントナイト40重量部およびタルク38
重量部をよく混合粉砕し、水を加えて混練した後造粒乾
燥し、14〜32メツシユに整粒して粒剤を得た。
配合例 4
ベントナイト40重量部、タルク55重量部、およびト
リポリリン酸ソーダ5重量部を粉砕混合し、加水、混練
後造粒乾燥し、活性成分を含まない粒状物を作る。この
粒状物85重量部に化合物(A)を10重量部、化合物
(40)を5重量を含浸させ粒剤を得た。
リポリリン酸ソーダ5重量部を粉砕混合し、加水、混練
後造粒乾燥し、活性成分を含まない粒状物を作る。この
粒状物85重量部に化合物(A)を10重量部、化合物
(40)を5重量を含浸させ粒剤を得た。
実施例 1
5000分の1アール相当のワグナ−ボットに、加水混
練した水田土壌を充填し、土壌表層にノビエ、タマガヤ
ツリ、ホタルイおよびコナギ、アゼナ、キカシグサ等の
広葉雑草種子を播種し、ウリカワ、ミズガヤツリの塊茎
を埋め込んだ。さらに2.5葉期の稲苗(品種名:アキ
ニシキ)を2cmの深さに3本1株植とした。その後、
約3cmの湛水条件とし、20〜25℃のガラス室内で
育成し、稲移植7日後(ノビエが約0.8葉期の時期)
および14日後(ノビエが約2葉期の時期)に、配合例
1に準じて調製した水和剤を水に希釈し所定量滴下処理
した。その後ガラス室内で育成し、薬剤処理後21日0
に除草効果および水稲におよぼす薬害を調査した。その
結果は第2表に示した。
練した水田土壌を充填し、土壌表層にノビエ、タマガヤ
ツリ、ホタルイおよびコナギ、アゼナ、キカシグサ等の
広葉雑草種子を播種し、ウリカワ、ミズガヤツリの塊茎
を埋め込んだ。さらに2.5葉期の稲苗(品種名:アキ
ニシキ)を2cmの深さに3本1株植とした。その後、
約3cmの湛水条件とし、20〜25℃のガラス室内で
育成し、稲移植7日後(ノビエが約0.8葉期の時期)
および14日後(ノビエが約2葉期の時期)に、配合例
1に準じて調製した水和剤を水に希釈し所定量滴下処理
した。その後ガラス室内で育成し、薬剤処理後21日0
に除草効果および水稲におよぼす薬害を調査した。その
結果は第2表に示した。
除草効果 水稲薬害
抑草率(%)−二正常
5:100(完全枯死) ±:僅小害4ニア5〜9
9 +:小害3:50〜74
+:中害2:25〜49 1: 1〜24 0: 0 (全く効果が認められない)
9 +:小害3:50〜74
+:中害2:25〜49 1: 1〜24 0: 0 (全く効果が認められない)
第1図は合成例1で得られたN−置換−クロロアセトア
ニリドの’H−NMRのチャートを示す。
ニリドの’H−NMRのチャートを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中R_1、R_2及びR_3は同種又は異種
の水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基
、アルキルチオ基、アルコキシアルキル基、又はアルキ
ルチオアルキル基を示し、R_4は水素原子又はアルキ
ル基を示し、R_5、R_6及びR_7は同種又は異種
の水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基
、アルキニル基、アルコキシ基、又はアルキルチオ基を
示す。) で表わされるN−置換−クロロアセトアニリドと下記一
般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中R_8はアルキルチオ基を示し、R_9、
R_1_0、R_1_1及びR_1_2は同種又は異種
の水素原子、アルキル基又はアルケニル基を示す。) で表わされるトリアジン誘導体とを有効成分とすること
を特徴とする除草剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26455184A JPS61143306A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 除草剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26455184A JPS61143306A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 除草剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143306A true JPS61143306A (ja) | 1986-07-01 |
Family
ID=17404838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26455184A Pending JPS61143306A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 除草剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61143306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206130A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | 共振器およびフィルタ |
-
1984
- 1984-12-17 JP JP26455184A patent/JPS61143306A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206130A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | 共振器およびフィルタ |
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