JP4952689B2 - 印刷装置のための制御装置、印刷装置、印刷装置のための制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

印刷装置のための制御装置、印刷装置、印刷装置のための制御方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、インデックス印刷データを生成する技術に関する。
印刷装置に入力されるデータファイル群のそれぞれに対応する印刷データを生成し、所定数の印刷データを含むインデックス印刷データを生成し、インデックス印刷データに従って1ページの印刷媒体に印刷する印刷装置が知られている。即ち、インデックス印刷が可能な印刷装置が知られている(例えば、特許文献1〜4)。この種の印刷装置は、インデックス印刷データを生成する制御装置を備えている。この制御装置は、データファイル群の先頭のデータファイルから順次選択して印刷データを生成することによって、インデックス印刷データを生成する。
特開2004−96688号公報 特開2005−125615号公報 特開2001−138584号公報 特開2007−267373号公報
ユーザが印刷を指示してから印刷媒体をユーザに提供するまでの時間(以下ではユーザ待ち時間と呼ぶ)を短縮することが好ましい。本明細書では、インデックス印刷を行なう際に、ユーザ待ち時間を短縮することを可能とする技術を提供する。
本明細書によって開示される1つの技術は、印刷装置のための制御装置である。この制御装置は、データファイル選択部とインデックス印刷データ生成部を備える。データファイル選択部は、データファイル群に含まれるデータファイルを、データファイルの種類に応じた所定の順序に従って順次選択する。インデックス印刷データ生成部は、データファイル選択部によって順次選択されたデータファイルから印刷データを順次生成することによって、各印刷データを含むインデックス印刷データを生成する。なお、インデックス印刷データの単位は特に限定されない。例えば、ページ単位でインデックス印刷データが生成されてもよいし、バンド単位(ページより小さい単位)でインデックス印刷データが生成されてもよい。データファイル選択部は、第1種類のデータファイルを先に選択し、第1種類とは異なる第2種類のデータファイルを後に選択する。第1種類のデータファイルと第2種類のデータファイルとは、第1種類のデータファイルのサイズと第2種類のデータファイルのサイズとが同じ場合に、インデックス印刷データ生成部が第1種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間が、インデックス印刷データ生成部が第2種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間よりも短くなるようなデータファイルである。
インデックス印刷の対象のデータファイル群の中に、比較的に短時間の処理で済む第1種類のデータファイルと、比較的に長時間の処理を要する第2種類のデータファイルとが混在することがある。この場合、第1種類のデータファイルを優先して先に処理する方が、ユーザ待ち時間を短縮することができる可能性がある。
例えば、1ページの印刷媒体にインデックス印刷されるべき印刷データの個数が10個であり、インデックス印刷の対象のデータファイル群の個数が18個(例えば、第1種類のデータファイルが10個であり、第2種類のデータファイルが8個である)であるものとする。この場合、データファイル群の先頭から順に処理される手法では、1ページ目のインデックス印刷データを生成する際に、第2種類のデータファイルが処理される可能性がある。一方において、上記の制御装置が採用する手法では、第1種類のデータファイルを優先して先に処理するため、1ページ目のインデックス印刷データを生成する際に、第2種類のデータファイルが処理されず、第1種類のデータファイルのみが処理される。前者の手法よりも後者の手法を採用した方が、1ページ目のインデックス印刷データを短時間で完成させることができる。このために、ユーザ待ち時間を短縮することができる。
上記した制御装置は、データファイル群のデータファイル数が1ページにインデックス印刷されるべきデータファイル数よりも多い場合に有用である。
上記した制御装置は、データファイル群のデータファイル数が1ページにインデックス印刷されるべきデータファイル数よりも多いか否かを判断する判断部をさらに備えていてもよい。判断部によって肯定的に判断された場合、データファイル選択部は、第1種類のデータファイルを先に選択し、第2種類のデータファイルを後に選択してもよい。
この制御装置では、判断部によって否定的に判断された場合、データファイル選択部は、データファイル群のデータファイルを、データファイルの種類に関わらず、順次選択してもよい。
データファイル群のデータファイル数が1ページにインデックス印刷されるべきファイル数以下の場合には、1ページに含まれるインデックス印刷データを生成するために、データファイル群に含まれる全てのデータファイルから印刷データを生成する。そのため、インデックス印刷データ生成部において、印刷データを生成するデータファイルの順序を変更しても、インデックス印刷データを完成するために要する時間が変わらない可能性が高い。1ページのインデックス印刷のみが行なわれる際に複雑な選択処理(第1種類を先に選択し、第2種類を後に選択する処理)が実行されると、制御装置の処理時間が長くなる可能性がある。このことから、データファイル群のデータファイル数が1ページにインデックス印刷されるべきデータファイル数以下の場合には、データファイル選択部は、データファイル群のデータファイルを、データファイルの種類に関わらず、順次選択してもよい。データファイル選択部は、例えば、データファイルのファイル名の順でデータファイルを順次選択してもよいし、データファイルの生成時刻(データファイルが最後に更新された時刻等)の順でデータファイルを順次選択してもよい。単純な選択処理で済むために、制御装置の負担を軽減することができる。1ページのインデックス印刷のみが行なわれる際に複雑な選択処理が実行されてユーザ待ち時間が長くなるのを避けることができる。
上記した制御装置では、データファイル選択部は、データファイルの各種類について優先順位を記憶しているファイル種類データベースの記憶内容に従って、データファイル群に含まれるデータファイルを順次選択してもよい。一方において、データファイル選択部は、特定の種類のデータファイルを先に選択し、それ以外の種類のデータファイルを後に選択してもよい。あるいは、データファイル選択部は、特定の種類以外のデータファイルを先に選択し、特定の種類のデータファイルを後に選択してもよい。
データファイル選択部は、以下の手順に従って、データファイル群からデータファイルを選択してもよい。
(1)ファイル種類データベースに記憶されている最も優先順位の高い種類のデータファイルを、データファイル群のそれぞれのデータファイル名が記述されたリストから検索する。
(2)ファイル種類データベースに記憶されている次に優先順位の高い種類のデータファイルを前記したリストから検索する。
(3)データファイル群の全てのデータファイルが検索されるまで上記した(2)を繰り返し、データファイル群の全てが検索されると検索を終了する。
例えば、ファイル種類データベースに、m個(mは、3以上の整数)のデータファイルの種類が記憶されているとする。データファイル選択部は、優先順位が最も高い第1種類のデータファイルをデータファイル群の中から検索し、続いて、優先順位が2番目に高い第2種類のデータファイルをデータファイル群の中から検索する。この結果、データファイル群に含まれる全てのデータファイルが検索された場合、優先順位が3番目に高い第3種類以下の優先順位である種類のデータファイルを検索せずに、検索を終了する。これにより、データファイル選択部がデータファイルを検索する時間を短縮することができる可能性がある。
上記した制御装置は、インデックス印刷データ生成部によってデータファイルから印刷データが生成されたデータファイル数をカウントするデータファイル数カウント部をさらに備えていてもよい。データファイル選択部が前記した(2)を繰り返してファイル種類データベースに記憶されている全種類について検索しても、データファイル数カウント部でカウントされたデータファイル数がデータファイル群のデータファイル数よりも少ない場合、インデックス印刷データ生成部は、データファイル数カウント部でカウントされたデータファイル数とデータファイル群のデータファイル数の差に相当する個数の代替印刷データを含むインデックス印刷データを生成してもよい。
データファイル群に含まれるデータファイルの特定の種類が、ファイル種類データベースに含まれていない場合がある。この場合、データファイル選択部がデータファイル群のデータファイルを検索しても、上記した特定の種類のデータファイルは選択されない。この場合、印刷データ生成部は、上記した特定の種類のデータファイルインデックスから印刷データを生成しない。上記した制御装置では、インデックス印刷データ生成部は、選択されなかった特定の種類のデータファイルの個数に相当する個数の代替印刷データを含むインデックス印刷データを生成する。これにより、ユーザは、印刷データが生成されなかったデータファイルの個数を知ることができる。
上記した制御装置を備える印刷装置も新規で有用である。即ち、印刷装置は、上記したいずれかの制御装置と印刷実行部を備えている。印刷実行部は、制御装置から供給されたインデックス印刷データに基づいて印刷を実行する。
この印刷装置によれば、上記した制御装置で生成されたインデックス印刷データに基づいてインデックス印刷を実行することができる。
本明細書によって開示される技術は、印刷装置のための制御方法や、コンピュータに印刷装置を制御させるためのコンピュータプログラム、該コンピュータプログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で実現することもできる。
ここでは、本明細書に記載の技術の特徴の一部を列挙する。
(特徴1)印刷装置は、例えば、印刷実行部を有するプリンタであってもよい。あるいは、印刷装置は、ファクシミリ機能やスキャン機能等を有する多機能機であってもよい。
(特徴2)印刷装置は、例えば、外部デバイス(外部メモリ、PC等)から出力されるデータファイル群を入力し、そのデータファイル群に基づいてインデックス印刷データを生成してもよい。
(特徴3)印刷装置は、例えば、データファイルリストを記憶することが可能であってもよい。データファイルリストには、外部デバイスから出力されるデータファイル群のそれぞれのファイル名が記述されてもよい。印刷装置は、データファイルリストに記述されている順序に従ってデータファイルを順次選択してもよい。
(第1実施例)
図面を参照して実施例を説明する。図1は、プリンタ10の構成を示すブロック図である。プリンタ10は、制御部12とROM14とRAM16とデータファイル入力部18と印刷部20と表示部22と操作部24を備える。
制御部12は、予め設定されているプログラムに従って様々な処理を実行し、プリンタ10の動作を統括的に制御する。制御部12が実行する処理は、後で詳しく説明する。ROM14は、制御部12が従うプログラムを記憶している。データファイル入力部18は、外部デバイスから出力データファイルを入力することが可能である。データファイル入力部18は、例えば、CD−ROMやカード状のメモリ等の外部の記憶媒体に記録されているデータファイルを読み取る読取装置であってもよく、あるいは、ネットワークに接続されて、外部のPC等から送信されるデータファイルを受信する受信装置であってもよい。
RAM16は、データファイル入力部18に入力されたデータファイルを記憶することができる。また、RAM16は、制御部12がプログラムに従って処理を実行する際に生成される様々なデータを記憶することができる。RAM16は、データファイルリスト160とファイル種類データベース162を記憶することができる。図2は、データファイルリスト160の一例を示す。データファイルリスト160には、データファイル入力部18に入力されたデータファイルのファイル名を記録することができる。ポインタfpは、制御部12によって後述する処理が実行される際の処理対象となるデータファイルを指示する。ファイル数Fは、データファイルリスト160に記録されたデータファイルの個数を示す。データファイルファイルリスト160に記録されるファイル名には、拡張子が付加されている。
図3は、ファイル種類データベース162の一例を示す。ファイル種類データベース162には、データファイルのファイル名に付加されている拡張子が順に記憶されている。ポインタjpは、制御部12によって後述するデータファイルの検索が実行される際の検索対象となる拡張子を指示する。拡張子数Jは、ファイル種類データベース162に記憶されている拡張子の数である。ファイル種類データベース162には、各データファイルのサイズが同じ場合に、制御部12がデータファイルから印刷データを生成するのに要する時間が短い順に記憶されている。ここで、データファイルのサイズとは、データファイルに含まれる全てのデータから1つの印刷データが生成される場合、データファイルの全体のサイズを意味する。一方において、データファイルに含まれる一部のデータ(例えば先頭ページのデータ)から1つの印刷データが生成される場合、データファイルのサイズは、当該一部のデータのサイズを意味する。
表示部22は、様々な情報を表示することができる。操作部24は、ユーザによって操作される複数のキー(テンキー、スタートキー、キャンセルキー等)を有する。ユーザは、操作部24を操作することによって、様々な情報や指示をプリンタ10に入力することができる。印刷部20は、制御部12によって生成された印刷データに基づいて印刷媒体に印刷することができる。
(制御部の処理)
制御部12は、データファイル入力部18に入力されたデータファイル群からインデックス印刷データを生成することができる。図4は、印刷部20が制御部12で生成されたインデックス印刷データに基づいて印刷用紙50にインデックス印刷された結果の一例を示す。インデックス印刷された印刷用紙50は、複数個の画像50a(図4では1個の画像のみに符号を付している)を含んでいる。複数個の画像50aは、N列×M行に配列されている。印刷用紙50の外側に記述された数字は、各画像(印刷データ)の列番号と行番号を示す。例えば、画像50aの列番号は「1」であり、行番号は「0」である。以下では、画像の列番号と行番号を座標形式で(列番号、行番号)と表現する。即ち、例えば、画像50aは、(1,0)の位置に配置される画像(印刷データ)である。
図5から図7は、プリンタ10が、図4に示すインデックス印刷を実行する場合の制御部12の処理手順を示すフローチャートである。データファイル入力部18にデータファイル群が入力されると、本処理を開始する。制御部12は、入力されたデータファイル群に含まれる各データファイルをRAM16に記憶させる(S12)。制御部12は、入力されたデータファイル群に含まれる各データファイルに対応するファイル名を、データファイル入力部18に入力された順番にデータファイルリスト160に記録する(S14)。例えば、制御部12は、各データファイルのファイル名を、ファイル名(ファイル名に拡張子が付加されている場合は、拡張子より前)の順番でデータファイルリスト160に記録してもよい。あるいは、制御部12は、データファイルの生成時刻(最終更新時刻等)の順番でデータファイルリスト160に記録してもよい。制御部12は、データファイルリスト160に記録したファイル数FをRAM16に記憶させる(S16)。本実施例では、データファイルリスト160に記録したファイル数をF(Fは1以上の整数)とする。制御部12は、ファイル数FがF>N×Mか否かを確認する(S18)。F≦N×Mの場合、S52に進む。
F>M×Nの場合(S18でYES)、制御部12は、ファイル種類データベース162のポインタjpと、列カウンタnと、行カウンタmを「0」にする(S20)。ポインタjpは、ファイル種類データベース162に記憶されている拡張子の種類のうち、制御部12が検索する拡張子を指示する。即ち、jp=0の場合、制御部12は、拡張子がtxtのデータファイルをデータファイルリスト160から検索し、jp=1の場合、拡張子がjpgのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。列カウンタnは、制御部12がデータファイルから生成する印刷データを配置するべき列の番号を示す。行カウンタmは、制御部12がデータファイルから生成する印刷データを配置するべき行の番号を示す。jp、n、mは0以上の整数である。制御部12は、データファイルリスト160のポインタfpを「0」とする(S22)。ポインタfpは、制御部12が印刷データを生成すべきデータファイルのファイル名を指示する。fpは0以上の整数である。
制御部12は、データファイルリスト160のfp番目に記録されているファイル名の拡張子が、ファイル種類データベース162のjp番目に記憶されている拡張子と同じか否かを確認する(S24)。拡張子が異なる場合(S24でNO)、S42に進む。一方において、拡張子が同じ場合(S24でYES)、制御部12は、データファイルリスト160のfp番目に記録されているファイル名に対応するデータファイルを処理して、画像を示す印刷データを生成し、インデックス印刷データの(n,m)の位置に配置する(S26)。上記の処理は、データファイルのデータを読み出すこと、そのデータをラスタライズすること等を含んでいてもよい。また、上記の処理は、データファイルのデータをページ記述言語に変換すること(PDLデータを生成すること)、そのPDLデータをラスタライズすること等を含んでいてもよい。また、上記の処理は、データファイルのデータ(もしくはPDLデータ)を中間言語に変換すること(中間言語データを生成すること)、その中間言語データをラスタライズすること等を含んでいてもよい。制御部12は、nに1を加算する(S28)。続いて、制御部12は、S28で加算したn=Nか否かを確認する(S30)。n=Nの場合とは、m行目に配置されるn個の印刷データの処理が終了した場合である。n=Nの場合(S30でYES)、制御部12は、n=0とし、mに1を加算して(S32)、S34に進む。一方において、nがN未満の場合(S30でNO)、S34に進む。
S34では、制御部12は、m=Mであるか否かを確認する。m=Mの場合とは、N列×M行のインデックス印刷データの生成が完了した場合である。m=Mでない場合(S34でNO)、S42に進む。一方において、m=Mである場合(S34でYES)、制御部12は、生成したインデックス印刷データを印刷部20に供給する(S36)。印刷部20は、インデックス印刷データが供給されると、印刷用紙に印刷を実行する。制御部12は、供給したインデックス印刷データをRAM16から削除する(S38)。続いて、制御部12は、m=n=0にする(S40)。
S42では、制御部12は、fpに1を加算する。制御部12は、fp=Fか否かを確認する(S44)。fp=Fの場合とは、制御部12が、ファイル種類データベース162のjp番目に記憶されている拡張子が付加されたファイル名をデータファイルリスト160からの検索が完了した場合を示す。fp=Fでない場合(S44でNO)、S24に進む。一方において、fp=Fの場合(S44でYES)、制御部12は、jpに1を加算する(S46)。制御部12は、jp=Jか否かを確認する(S48)。jp=Jの場合とは、制御部12が、ファイル種類データベース162に記憶されている拡張子の全てについて、データファイルリスト160からの検索が完了した場合を示す。jp=Jでない場合(S48でNO)、S22に進む。一方において、jp=Jの場合(S48でYES)、制御部12は、n=0かつm=0であるか否かを確認する(S50)。n=0かつm=0の場合とは、印刷データが1つも生成されていない場合である。n=0かつm=0の場合(S50でYES)、処理を終了する。一方において、n=0かつm=0でない場合(S50でNO)、S66に進む。
S18でNO、即ち、F≦N×Mである場合、制御部12は、データファイルリスト160のポインタfpと、列カウンタnと、行カウンタmを「0」とする(S52)。制御部12は、データファイルリスト160のfp番目に記録されているファイル名に対応するデータファイルから印刷データを生成し、インデックス印刷データの(n,m)の位置に配置するから印刷データを生成する(S54)。制御部12は、nに1を加算する(S56)。制御部12は、n=Nか否かを確認する(S58)。n=Nの場合(S58でYES)、制御部12は、n=0とし、mに1を加算して(S60)、S62に進む。一方において、nがN未満の場合(S58でNO)、S62に進む。S62では、制御部12は、fpに1を加算する。制御部12は、S62で加算されたfpがfp=Fか否かを確認する(S64)。fp=Fでない場合(S64でNO)、S54に進む。一方において、fp=Fの場合(S64でYES)、S66に進む。
S66では、制御部12は、生成したインデックス印刷データを印刷部20に供給する。印刷部20は、インデックス印刷データが供給されると、印刷用紙に印刷を実行する。制御部12は、供給したインデックス印刷データをRAM16から削除して(S68)、処理を終了する。
第1実施例のプリンタ10について詳しく説明した。例えば、プリンタ10を利用して、ファイル名がファイルA1からファイルA13までの13個のデータファイルを有するデータファイル群から、3列×3行(N=3、M=3)のインデックス印刷を実行しようとする。ファイルA1、A5、A10は、拡張子がpsであり、ファイルA2、A6、A7、A11は、拡張子がjpgであり、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13は、拡張子がtxtであるとする。制御部12は、ファイルA1からファイルA13の順番でデータファイルリスト160に記録する。図8と図9は、比較例として、ファイルの種類に関わらず、データファイルリスト160に記録した順番(ファイル名順、ファイルの生成時刻順等)でデータファイルから印刷データを生成した場合のインデックス印刷の結果を示す。図8は、1ページ目のインデックス印刷の結果を示す。図9は、2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。図8と図9では、印刷用紙50に印刷された複数の画像50aとして、各画像50aに対応するファイル名が記載されている。実際には、各データファイルに対応する画像が印刷されている(図10、11、14、15、19、20、21も同様である)。図8に示すように、1ページ目の印刷用紙50には、データファイルから印刷データを生成するのにかかる生成時間が比較的に長い拡張子psのデータファイルに対応する画像50aが2個含まれている。
一方において、第1実施例では、制御部12は、最初に、ファイル種類データベース162の0番目に記憶されている拡張子txtのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。この結果、制御部12は、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13の順序で選択し、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13のそれぞれから印刷データを生成する。続いて、制御部12は、ファイル種類データベース162の1番目に記憶されている拡張子jpgのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。この結果、制御部12は、ファイルA2、A6、A7、A11の順序で選択する。制御部12は、ファイルA7から印刷データを生成すると、m=3であることを確認する。制御部12は、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13、A2、A6、A7の印刷データを含むインデックス印刷データ(第1インデックス印刷データ)を印刷部20に供給し、第1インデックス印刷データをRAM16から削除する。
続いて、制御部12は、ファイルA11から印刷データを生成する処理を開始する。制御部12は、拡張子jpgのデータファイルをデータファイルリスト160から選択し、印刷データを生成し終えると、ファイル種類データベース162の2番目に記憶されている拡張子psのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。この結果、制御部12は、ファイルA1、A5、A10の順序で選択し、ファイルA1、A5、A10のそれぞれから印刷データを生成する。制御部12は、fp=13かつjp=3であることを確認すると、ファイルA11、A1、A5、A10の印刷データを含むインデックス印刷データ(第2インデックス印刷データ)を印刷部20に供給し、第1インデックス印刷データをRAM16から削除する。
図10と図11は、上記した第1実施例の制御部12がデータファイルから印刷データを生成した場合のインデックス印刷の結果を示す。図10は、1ページ目のインデックス印刷の結果を示す。図11は、2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。図10に示すように、1ページ目の印刷用紙50には、データファイルから印刷データを生成するのにかかる生成時間が比較的に長い拡張子psのデータファイルに対応する画像は含まれていない。図11に示すように、2ページ目の印刷用紙50には、データファイルから印刷データを生成するのにかかる生成時間が比較的に長い拡張子psのデータファイルに対応する画像が3個含まれている。
第1実施例の制御部12は、ファイル名に付与されている拡張子の種類によって、データファイルから印刷データを生成するのにかかる生成時間が比較的に短いファイルの種類から選択している。上記した例において、制御部12が、データファイルリスト160に記録された順序でデータファイルを順次選択すると、第1インデックス印刷データを生成するために、比較的に生成時間が長いファイルA1、A5から印刷データを生成しなければならない。一方において、第1実施例の制御部12では、ファイルA1、A5を後回しにし、比較的に生成時間が短いファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13、A2、A6、A7から先に印刷データを生成している。これにより、制御部12が第1インデックス印刷データを生成するまでの時間を比較的に短くすることができる。ユーザがプリンタ10にデータファイル群を入力してから、最初のインデックス印刷が出力されるまでのユーザの待ち時間を短くすることができる。制御部12は、データファイル群の中に、同一の種類のデータファイルが複数存在する場合、データファイルリスト160に記録された順で印刷データを生成する。即ち、各データファイルのファイル名がファイル名の順番でデータファイルリスト160に記録されている場合、制御部12は、同一の種類のデータファイルをファイル名の順番で選択する。また、各データファイルのファイル名がデータファイルの生成時刻の順番でデータファイルリスト160に記録されている場合、制御部12は、同一の種類のデータファイルをデータファイルの生成時刻の順番で選択する。
また、第1実施例の制御部12は、データファイルリスト160に記録されたファイル数Fが1ページのインデックス印刷データの印刷データ数N×M以下の場合、ファイルの種類によってデータファイルの選択順序を変更していない。この場合、制御部12は、データファイルリスト160に記録された順序で印刷データを生成する。即ち、各データファイルのファイル名が、ファイル名の順番でデータファイルリスト160に記録されている場合、制御部12は、ファイル名の順番でデータファイルを選択する。また、各データファイルのファイル名が、データファイルの生成時刻の順番でデータファイルリスト160に記録されている場合、制御部12は、データファイルの生成時刻の順番でデータファイルを選択する。F≦N×Mの場合、データファイルリスト160に記録された全てのデータファイルを1ページのインデックス印刷データに収めることができる。このことから、ファイルの種類によってデータファイルの選択順序を変更しても、インデックス印刷データを生成する時間は短くならない。したがって、F≦N×Mの場合、制御部12がファイルの種類ごとに選択順序を変更する処理を実行しなくてよく、インデックス印刷データを生成する時間を短くすることができる。
(第2実施例)
第2実施例では、インデックス印刷を実行する場合の制御部12の処理が異なる。図12から図13と図7は、プリンタ10がインデックス印刷する場合の制御部12の処理手順を示すフローチャートである。第1実施例の制御部12と同一の処理を実行する場合には、図4から図6のフローチャートと同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
データファイル入力部18にデータファイル群が入力されると、本処理を開始する。制御部12は、S12からS18までの処理を実行する。S18でNOの場合、S52に進む。一方において、S18でYESの場合、制御部12は、ファイル種類データベース162のポインタjpと、列カウンタnと、行カウンタmと、処理済みカウンタfeを「0」とする(S102)。処理済みカウンタfeは、制御部12がデータファイルを処理し、印刷データを生成した処理済みのデータファイルの個数を示す。制御部12は、S22からS24の処理を実行する。S24でNOの場合、S42に進む。一方において、S24でYESの場合、S26からS34までの処理を実行する。S34でNOの場合、S104に進む。一方において、S34でYESの場合、S36からS40までの処理を実行する。
S40が終了すると、制御部12は、feに1を加算する(S104)。制御部12は、fe=Fか否かを確認する(S106)。fe=Fの場合とは、データファイルリスト160に記録されているファイル名に対応するデータファイルの全てから印刷データを生成し終えた場合である。fe=Fでない場合(S106でNO)、S42に進む。制御部12は、S42からS48の処理を実行して、S50に進む。一方において、fe=Fの場合(S106でYES)、S50に進む。S50では、制御部12は、n=0かつm=0か否かを確認する。n=0かつm=0の場合(S50でYES)、処理を終了する。一方において、n=0かつm=0でない場合(S50でNO)、制御部12は、図6のS66からS68までの処理を実行して、処理を終了する。
S18でNOの場合、制御部12は、図6のS52からS68までの処理を実行し、処理を終了する。
第2実施例のプリンタ10について詳しく説明した。例えば、プリンタ10を利用して、ファイル名がファイルA1からファイルA13までの13個のデータファイルを有するデータファイル群から、3列×3行(N=3、M=3)のインデックス印刷を実行しようとする。ファイルA1、A2、A5、A6、A7、A10、A11は、拡張子がjpgであり、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13は、拡張子がtxtであるとする。この場合、制御部12は、ファイルA1からファイルA13の順番でデータファイルリスト160に記録する。制御部12は、最初に、ファイル種類データベース162の0番目に記憶されている拡張子txtのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。この結果、制御部12は、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13の順序で選択し、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13のそれぞれから印刷データを生成する。続いて、制御部12は、ファイル種類データベース162の1番目に記憶されている拡張子jpgのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。この結果、制御部12は、ファイルA1、A2、A5、A6、A7、A10、A11の順序で選択する。制御部12は、ファイルA5から印刷データを生成すると、m=3であることを確認する。制御部12は、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13、A1、A2、A5の印刷データを含むインデックス印刷データ(第1インデックス印刷データ)を印刷部20に供給し、第1インデックス印刷データをRAM16から削除する。
続いて、制御部12は、ファイルA6、A7、A10、A11の順に印刷データを生成する。制御部12は、拡張子jpgのデータファイルをデータファイルリスト160から選択し、データファイルから印刷データを生成し終えると、fe=Fとなる(図8のS106でYES)。制御部12は、fe=Fとなると、拡張子psのデータファイルをデータファイルリスト160から検索しない。これにより、ファイルの検索時間を短縮することができる。また、制御部12にかかる負担を軽減することができる。
図14は、上記した第2実施例の制御部12がデータファイルから印刷データを生成した場合の2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。1ページ目のインデックス印刷の結果は、図10と同一である。1ページ目の印刷用紙50には、データファイルから印刷データを生成するのにかかる生成時間が比較的に短い拡張子がtxtのデータファイルに対応する画像50aが図8の印刷用紙50よりも多く含まれている。図14に示すように、2ページ目の印刷用紙50には、データファイルから印刷データを生成するのにかかる生成時間が比較的に長い拡張子jpgのデータファイルに対応する画像のみが含まれている。
第2実施例の制御部12は、ファイル名に付与されている拡張子の種類によって、データファイルから印刷データを生成するのにかかる生成時間が比較的に短いファイルの種類から選択している。この結果、第1インデックス印刷データを生成するために、制御部12は、比較的に生成時間が長いファイル拡張子jpgのデータファイルを処理する数を少なくすることができる。これにより、制御部12が第1インデックス印刷データを生成するまでの時間を比較的に短くすることができる。ユーザがプリンタ10にデータファイル群を入力してから、最初のインデックス印刷が出力されるまでのユーザの待ち時間を短くすることができる。
また、第2実施例の制御部12は、第1実施例の制御部12と同様、データファイルリスト160に記録されたファイル数Fが1ページのインデックス印刷データの印刷データ数N×Mよりも少ない場合、ファイルの種類に応じてデータファイルの選択順序を変更していない。これにより、制御部12がファイルの種類ごとに選択順序を変更する処理を実行しないことによって、インデックス印刷データを生成する時間を短くすることができる。
(第3実施例)
第3実施例では、インデックス印刷を実行する場合の制御部12の処理が異なる。図10から図12は、プリンタ10がインデックス印刷する場合の制御部12の処理手順を示すフローチャートである。第1及び第2実施例の制御部12と同一の処理を実行する場合には、図5から図9のフローチャートと同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
データファイル入力部18にデータファイル群が入力されると、本処理を開始する。制御部12は、S12からS14までの処理を実行する。第3実施例の制御部12は、データファイルリスト160に記録したファイル数FをRAM16に記憶させず、F>N×Mであるか否かを確認しない。即ち、第3実施例の制御部12は、データファイルリスト160に記録したファイル数が1ページのインデックス印刷データに収まる場合と収まらない場合とにおいて、処理が同じである。
制御部12は、S102からS48までの処理を実行する。第1および第2実施例では、S48において、jp=Jの場合(S48でYES)、制御部12は、n=0かつm=0であれば処理を終了し、n=0かつm=0でなければインデックス印刷データを印刷部20に供給している。 制御部12は、fe=Fでなく(S106でNO)、かつ、jp=Jの場合(S48でYES)、代替の画像を示す印刷データを、データファイルから生成した印刷データの替わりにRAM16に記憶させる(S202)。代替の画像を示す印刷データは、例えば、予めROM14等に記憶させておいてもよい。あるいは、制御部12が、データファイルからファイル名等のデータファイルに関する情報を示すデータを生成し、代替の印刷データとしてもよい。制御部12は、nに1を加算する(S204)。制御部12は、n=Nか否かを確認する(S206)。n=Nでない場合(S206でNO)、S210に進む。一方において、n=Nの場合(S206でYES)、制御部12は、n=0にし、mに1を加算して(S208)、S210に進む。S210では、制御部12は、m=Mか否かを確認する。m=Mでない場合(S210でNO)、S218に進む。一方において、m=Mの場合(S210でYES)、制御部12は、インデックス印刷データを印刷部20に供給する(S212)。制御部12は、インデックス印刷データをRAM16から削除する(S214)。制御部12は、n=m=0として(S216)、S218に進む。
S218では、制御部12は、feに1を加算する。制御部12は、fe=Fか否かを確認する(S220)。fe=Fの場合とは、ファイル種類データベース162に記憶されている拡張子に対応しなかったデータファイルの全てについて、制御部12が代替の印刷データをRAM16に記憶させた場合である。fe=Fでない場合(S220でNO)、S202に進む。一方において、fe=Fの場合(S220でYES)、制御部12は、n=0かつm=0であるか否かを確認する(S222)。n=0かつm=0の場合(S222でYES)、処理を終了する。一方において、n=0かつm=0でない場合(S222でNO)、制御部12は、S66からS68の処理を実行して、処理を終了する。
第3実施例のプリンタ10について詳しく説明した。例えば、プリンタ10を利用して、ファイル名がファイルA1からファイルA13までの13個のデータファイルを有するデータファイル群から、3列×3行(N=3、M=3)のインデックス印刷を実行しようとする。ファイルA1、A5は、拡張子がpsであり、ファイルA2、A6、A7、A11は、拡張子がjpgであり、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13は、拡張子がtxtであるとする。また、ファイルA10は、拡張子がファイル種類データベース162に記憶されていない拡張子(例えばxxx)であるとする。制御部12は、ファイルA1からファイルA13の順番でデータファイルリスト160に記録する。
第3実施例では、制御部12は、最初に、ファイル種類データベース162の0番目に記憶されている拡張子txtのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。この結果、制御部12は、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13の順序で選択し、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13のそれぞれから印刷データを生成する。続いて、制御部12は、ファイル種類データベース162の1番目に記憶されている拡張子jpgのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。この結果、制御部12は、ファイルA2、A6、A7、A11の順序で選択する。制御部12は、ファイルA7から印刷データを生成すると、m=3であることを確認する。制御部12は、ファイルA3、A4、A8、A9、A12、A13、A2、A6、A7の印刷データを含むインデックス印刷データ(第1インデックス印刷データ)を印刷部20に供給し、第1インデックス印刷データをRAM16から削除する。
続いて、制御部12は、ファイルA11から印刷データを生成する処理を開始する。制御部12は、拡張子jpgのデータファイルをデータファイルリスト160から選択し、印刷データを生成し終えると、ファイル種類データベース162の2番目に記憶されている拡張子psのデータファイルをデータファイルリスト160から検索する。この結果、制御部12は、ファイルA1、A5の順序で選択し、ファイルA1、A5のそれぞれから印刷データを生成する。この時点で、制御部12は、fe=13でなく(図17のS106でNO)、fp=13であり(図17のS44でYES)、かつ、jp=3である(図17のS48でYES)と確認する。制御部12は、図18のS202以降の処理を実行する。即ち、制御部12は、ファイルA10から印刷データを生成せずに、代替の画像を示す印刷データをRAM16に記憶させる。制御部12は、fe=13(図18のS220でYES)であることを確認すると、ファイルA11、A1、A5の印刷データとファイルA10の代替の画像を示す印刷データを含むインデックス印刷データ(第2インデックス印刷データ)を印刷部20に供給し、第2インデックス印刷データをRAM16から削除する。
図18は、上記した第3実施例の制御部12がデータファイルから印刷データを生成した場合の2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。1ページ目のインデックス印刷の結果は、図10と同一である。第3実施例においても、第1実施例と同様に、1ページ目の印刷用紙50には、拡張子がtxt、jpgのデータファイルに対応する画像50aのみが含まれている。また、図18には、ファイルA10の代替の画像50bが含まれている。代替の画像50bに対応する代替の印刷データは、予めROM14に記憶されている。あるいは、図19に示すように、制御部12は、ファイルA10からファイル名、生成時刻等のファイルA10の情報を代替の印刷データとして生成してもよい。
第3実施例の制御部12では、第1および第2実施例の制御部12と同様、制御部12が第1インデックス印刷データを生成するまでの時間を短くすることができる。ユーザがプリンタ10にデータファイル群を入力してから、最初のインデックス印刷が出力されるまでのユーザの待ち時間を短くすることができる。
また、第3実施例の制御部12では、制御部12は、ファイル種類データベース162に記憶されていない拡張子を有するデータファイルについて、代替の印刷データをインデックス印刷データに含めている。これにより、ユーザは、プリンタ10に入力したデータファイル群のうち、インデックス印刷されなかったデータファイルの個数を知ることができる。また、代替の印刷データとして、データファイルに関する情報を示すデータが含まれている場合、ユーザは、インデックス印刷されなかったデータファイルの情報を知ることができる。
上記の実施例では、制御部12は、1ページ分のインデックス印刷データが完成すると、そのインデックス印刷データを印刷部20に供給する(図6のS36等)。即ち、制御部12は、ページ単位でインデックス印刷データを生成する(ページメモリを利用する)。しかしながら、制御部12は、バンド単位でインデックス印刷データを生成してもよい。即ち、制御部12は、1バンド分のインデックス印刷データが完成すると、そのインデックス印刷データを印刷部20に供給してもよい。
また、上記の実施例では、制御部12は、インデックス印刷データを印刷部20に供給し、そのインデックス印刷データをRAM16から削除すると、次のインデックス印刷データの生成を開始する。しかしながら、制御部12は、インデックス印刷データを印刷部20に供給することと並行して、次のインデックス印刷データの生成を開始してもよい。あるいは、制御部12は、インデックス印刷データを印刷部20に供給すると、当該インデックス印刷データが記憶されているRAM16の領域に上書き可能となるように設定されていてもよい。一般には、制御部12がインデックス印刷データを印刷部20に供給すると、RAM16は、制御部12が最初にインデックス印刷データを生成するときの状態に回復すればよい。
また、上記の実施例では、プリンタ10が本発明における制御装置(制御部12)を備えている。しかしながら、制御部12に代えて、あるいは、制御部12とともに、プリンタ10と通信可能な外部装置(PDA(Paesonal Digital Assistant)等の携帯端末等)が本発明における制御装置として利用されてもよい。
上記した実施例の「制御部12」と「ROM14」は、本発明の「制御装置」の一例である。制御部12は、ROM14に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。制御部12は、データファイル群に含まれるデータファイルを、データファイルの種類に応じて決められた順序に従って順次選択しており、本発明の「データファイル選択部」の一例である。また、制御部12は、印刷データを順次生成することによって、インデックス印刷データを生成する、本発明の「インデックス印刷データ生成部」の一例である。制御部12は、データファイル群のデータファイル数が1ページにインデックス印刷されるべきデータファイル数よりも多いか否かを判断しており、本発明の「判断部」の一例である。制御部12は、データファイル群をインデックス印刷するのに必要な最少ページ数を特定する、本発明の「ページ数特定部」の一例である。
本発明の「第n種類のデータファイル」とは、第n種類のデータ形式でデータが記述されているデータファイルを意味する(nは、1以上の整数)。例えば、第1、第2種類のデータファイルを、それぞれ、第1、第2種類のデータ形式でデータが記述されているデータファイルと言い換えると、以下のような言い換えができる。即ち、「第1種類のデータファイルのサイズと第2種類のデータファイルのサイズとが同じ場合に、インデックス印刷データ生成部が第1種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間は、インデックス印刷データ生成部が第2種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間よりも短くなる」を、「第1種類のデータ形式で記述された所定サイズのデータから印刷データを生成するために要する時間は、第2種類のデータ形式で記述された前記所定サイズのデータから印刷データを生成するために要する時間よりも短くなる」と言い換えることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
プリンタの構成を示す。 データファイルリストの一例を示す。 ファイル種類データベースの一例を示す。 インデックス印刷の結果の一例を示す。 第1実施例におけるインデックス印刷データを生成する場合のプリンタの制御部が実行する処理を示すフローチャートを示す。 第1実施例におけるインデックス印刷データを生成する場合のプリンタの制御部が実行する処理を示すフローチャートを示す。 第1実施例におけるインデックス印刷データを生成する場合のプリンタの制御部が実行する処理を示すフローチャートを示す。 ファイルの種類に関わらずファイルを順次選択した場合の1ページ目のインデックス印刷の結果を示す。 ファイルの種類に関わらずファイルを順次選択した場合の2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。 第1、第2、第3実施例における1ページ目のインデックス印刷の結果を示す。 第1実施例における2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。 第2実施例におけるインデックス印刷データを生成する場合のプリンタの制御部が実行する処理を示すフローチャートを示す。 第2実施例におけるインデックス印刷データを生成する場合のプリンタの制御部が実行する処理を示すフローチャートを示す。 第2実施例における2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。 第3実施例におけるインデックス印刷データを生成する場合のプリンタの制御部が実行する処理を示すフローチャートを示す。 第3実施例におけるインデックス印刷データを生成する場合のプリンタの制御部が実行する処理を示すフローチャートを示す。 第3実施例におけるインデックス印刷データを生成する場合のプリンタの制御部が実行する処理を示すフローチャートを示す。 第3実施例における2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。 第3実施例における2ページ目のインデックス印刷の結果を示す。
符号の説明
10:プリンタ
12:制御部
14:ROM
16:RAM
18:データファイル入力部
20:印刷部
22:表示部
24:操作部
160:データファイルリスト
162:ファイル種類データベース

Claims (9)

  1. 印刷装置のための制御装置であって、
    データファイル群に含まれるデータファイルを、データファイルの種類に応じた所定の順序に従って順次選択するデータファイル選択部と、
    前記データファイル選択部によって順次選択された前記データファイルから印刷データを順次生成することによって、各印刷データを含むインデックス印刷データを生成するインデックス印刷データ生成部と、
    を備え、
    前記データファイル選択部は、第1種類のデータファイルを先に選択し、前記第1種類とは異なる第2種類のデータファイルを後に選択し、
    前記第1種類のデータファイルと前記第2種類のデータファイルとは、前記第1種類のデータファイルのサイズと前記第2種類のデータファイルのサイズとが同じ場合に、前記インデックス印刷データ生成部が前記第1種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間が、前記インデックス印刷データ生成部が前記第2種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間よりも短くなるような、データファイルである
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記データファイル群のデータファイル数が1ページにインデックス印刷されるべきデータファイル数よりも多いか否かを判断する判断部をさらに備えており、
    前記判断部によって肯定的に判断された場合、
    前記データファイル選択部は、前記第1種類のデータファイルを先に選択し、前記第2種類のデータファイルを後に選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記判断部によって否定的に判断された場合、
    前記データファイル選択部は、前記データファイル群のデータファイルを、データファイルの種類に関わらず、順次選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記データファイル選択部は、データファイルの各種類について優先順位を記憶しているファイル種類データベースの記憶内容に従って、前記データファイル群に含まれるデータファイルを順次選択する
    ことを特徴とする請求項1から3に記載の制御装置。
  5. 前記データファイル選択部は、
    (1)前記ファイル種類データベースに記憶されている最も優先順位の高い種類のデータファイルを、前記データファイル群のそれぞれのデータファイル名が記述されたリストから検索し、
    (2)前記ファイル種類データベースに記憶されている次に優先順位の高い種類のデータファイルを前記リストから検索し、
    (3)前記データファイル群の全てのデータファイルが検索されるまで前記(2)を繰り返し、前記データファイル群の全てが検索されると検索を終了する
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記インデックス印刷データ生成部によってデータファイルから印刷データが生成されたデータファイル数をカウントするデータファイル数カウント部をさらに備えており、
    前記データファイル選択部が前記(2)を繰り返してファイル種類データベースに記憶されている全種類について検索しても、前記データファイル数カウント部でカウントされたデータファイル数が前記データファイル群のデータファイル数よりも少ない場合、
    前記インデックス印刷データ生成部は、
    前記データファイル数カウント部でカウントされたデータファイル数と前記データファイル群のデータファイル数の差に相当する個数の代替印刷データを含むインデックス印刷データを生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の制御装置と、
    前記制御装置で生成された前記インデックス印刷データに基づいて印刷を実行する印刷実行部と、
    を備える印刷装置。
  8. 印刷装置のための制御方法であって、
    データファイル群に含まれるデータファイルを、データファイルの種類に応じた所定の順序に従って順次選択するデータファイル選択工程と、
    前記データファイル選択工程によって順次選択された前記データファイルから印刷データを順次生成することによって、各印刷データを含むインデックス印刷データを生成するインデックス印刷データ生成工程と、
    を備え、
    前記データファイル選択工程では、第1種類のデータファイルを先に選択し、前記第1種類とは異なる第2種類のデータファイルを後に選択し、
    前記第1種類のデータファイルと前記第2種類のデータファイルとは、前記第1種類のデータファイルのサイズと前記第2種類のデータファイルのサイズとが同じ場合に、前記インデックス印刷データ生成工程において前記第1種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間が、前記インデックス印刷データ生成工程において前記第2種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間よりも短くなるような、データファイルである
    ことを特徴とする制御方法。
  9. コンピュータに、印刷装置のための制御を実行させるコンピュータプログラムであって、
    データファイル群に含まれるデータファイルを、データファイルの種類に応じた所定の順序に従って順次選択するデータファイル選択処理と、
    前記データファイル選択処理によって順次選択された前記データファイルから印刷データを順次生成することによって、各印刷データを含むインデックス印刷データを生成するインデックス印刷データ生成処理と、
    を実行させ、
    前記データファイル選択処理では、第1種類のデータファイルを先に選択し、前記第1種類とは異なる第2種類のデータファイルを後に選択し、
    前記第1種類のデータファイルと前記第2種類のデータファイルとは、前記第1種類のデータファイルのサイズと前記第2種類のデータファイルのサイズとが同じ場合に、前記インデックス印刷データ生成処理において前記第1種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間が、前記インデックス印刷データ生成処理において前記第2種類のデータファイルから印刷データを生成するために要する時間よりも短くなるような、データファイルである
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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