JP4952427B2 - 携帯端末装置及びそれに用いる機能起動方法並びにそのプログラム - Google Patents

携帯端末装置及びそれに用いる機能起動方法並びにそのプログラム Download PDF

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本発明は携帯端末装置及びそれに用いる機能起動方法並びにそのプログラムに関し、特にタッチパネルを搭載する携帯端末装置に関する。
近年、携帯端末装置においては、端末装置そのものの高機能化に伴って、様々な機能[例えば、電子メール機能、電話機能、カメラ(Camera)機能、音楽再生機能(Music Player)、テレビ(TV)機能等]が搭載されてるようになってきている。
これらの機能を起動する際には、LCD(Liquid Crystal Display)表示を確認しながら操作する必要があり、また機能の増加に伴ってキーボタンも増加する傾向にあり、表示すべき情報の増加や装置の複雑化を招いている。
表示すべき情報の増加に対しては、入力部にタッチパネルを用い、タッチパネルの画面に、アプリケーションの動作状況に併せて必要な操作ボタンを表示するとともに、残りの表示スペースに情報の表示を行う端末装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、装置の複雑化に対しては、入力部にタッチパネルを用いるとともに、タッチパネルから入力されたデータの中に、RAM(Random Access Memory)に格納されている形と一致するものがあれば、一致する機能に対応するを実行する電子機器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−036544号公報 特願2006−172006号公報
本発明に関連する携帯端末装置では、端末装置そのものの高機能化に伴って、様々な機能が搭載されているが、それらの機能を起動する際に、LCD表示を確認しながら操作する必要があり、使用者によっては使いずらさや困難性が伴う場合がある。
但し、上記の携帯端末装置では、特定機能に関して特別なキーボタンによるダイレクト操作を可能とすることが一般的であるが、機能の増加に伴ってキーボタンも増加する傾向にあり、装置が複雑化している。
また、タッチパネル搭載型の携帯ゲーム機のヒットによって、上記の特許文献1に記載のように、各社の携帯端末装置にタッチパネルを搭載する動きが出てきているが、タッチパネル搭載型の携帯端末装置であっても、機能起動に際しては、LCD表示を確認しながらの操作を伴うこととなる。
さらに、タッチパネル搭載型の携帯端末装置において、上記の特許文献2に記載のように、タッチパネルから入力される形がRAMに格納された形と一致した時に、その一致した形に対応する処理を行わせることで、操作を容易に行われることも可能である。しかしながら、このタッチパネル搭載型の携帯端末装置では、端末で使用する機能や用途によって、タッチパネルから入力される形を認識できない場合もあり、タッチパネルからの入力によって所望の処理を行わせることができない可能性がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、端末で使用する機能や用途によって、タッチパネルから入力される形を認識できない場合でも、タッチパネルから入力される形を補正して所望の処理を行うことができる携帯端末装置及びそれに用いる機能起動方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による携帯端末装置は、タッチパネルによってユーザが描いた描画情報を入力する入力手段と、その描画情報と特定の起動動作との対応関係を示すデータ構造を保持する保持手段と、前記入力手段から入力した描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行する実行手段とを含む携帯端末装置であって、
前記描画情報の認識精度を向上させる手段を備え、
前記実行手段は、その認識精度が向上した描画情報を基に当該描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行し
前記描画情報の認識精度を向上させる手段は、自端末の傾きを検出する手段と、その検出された傾きを基に適切に入力画像の回転を伴う補正処理を実行する手段とを含んでいる。
本発明による機能起動方法は、タッチパネルによってユーザが描いた描画情報を入力する入力処理と、その描画情報と特定の起動動作との対応関係を示すデータ構造を保持する保持手段に前記入力処理にて入力した描画情報が保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行する実行処理とを行う携帯端末装置に用いる機能起動方法であって、
前記携帯端末装置が、前記描画情報の認識精度を向上させる処理を実行し、
前記携帯端末装置が、前記実行処理において、その認識精度が向上した描画情報を基に当該描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行し、
前記携帯端末装置が、前記描画情報の認識精度を向上させる処理において、自端末の傾きを検出する処理と、その検出された傾きを基に適切に入力画像の回転を伴う補正処理を実行する処理とを実行している。
本発明によるプログラムは、タッチパネルによってユーザが描いた描画情報を入力する入力処理と、その描画情報と特定の起動動作との対応関係を示すデータ構造を保持する保持手段に前記入力処理にて入力した描画情報が保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行する実行処理とを行う携帯端末装置内においてコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記描画情報の認識精度を向上させる処理を含み、
前記実行処理において、その認識精度が向上した描画情報を基に当該描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行させ
前記描画情報の認識精度を向上させる処理において、自端末の傾きを検出する処理と、その検出された傾きを基に適切に入力画像の回転を伴う補正処理を実行する処理とを含むことを特徴とする。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、端末で使用する機能や用途によって、タッチパネルから入力される形を認識できない場合でも、タッチパネルから入力される形を補正して所望の処理を行うことができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態による携帯端末装置の構成を示すブロック図である。図1において、携帯端末装置1は、装置制御部11と、メモリ[ROM(Read Only Memory)/RAM(Random Access Memory)]12と、振動駆動装置16と、LED(Light Emitting Diode)17と、スピーカ18と、通信制御部19と、ディスプレイ表示ユニット20と、タッチパネル表示・認識制御ユニット21と、傾斜センサ22と、内部バス100とを備えて構成されている。
装置制御部11は、携帯端末装置1内の各部に内部バス100を介して接続されている。装置制御部11にはCPU(中央処理装置)及びチップセットが含まれ、携帯端末装置1全体を制御する役割を持つ。
メモリ12はROM/RAM共に搭載しており、制御OS(Operating System)ソフト13と、タッチパネル入力情報制御プログラム14と、描画情報・起動動作の対応関係を判定するための判定テーブル15とを含んでいる。
振動駆動装置16、LED17、スピーカ18は、端末操作者への報知手段を提供する部位である。本実施の形態では、操作タッチパネル(図示せず)へ入力した際に認識不能であった場合をユーザへ報知させる際に使用する。
通信制御部19は通信制御ユニット191と通信用アンテナ192とを備えており、通信制御ユニット191はメール機能や電話機能等、ネットワークとの通信手段を提供する部位である。
ディスプレイ表示ユニット20は、メインディスプレイ(図示せず)を制御するユニットである。本実施の形態では、タッチパネル入力後に機能起動と共に、LCD(Liquid Crystal Display)表示がなされ、機能毎の主操作がインディスプレイで実行されるのを想定している。
タッチパネル表示・認識制御ユニット21は、タッチパネルのディスプレイ表示及びユーザの入力操作データの認識をする部位であり、RAM上で動作するタッチパネル入力情報制御プログラム14によって制御される。また、タッチパネル押下の感知もこの部位で実施する。
傾斜センサ22は携帯端末装置1の傾きを検出する部位であり、本実施の形態では、後述する入力画像補正処理にて携帯端末装置1の傾きを検知する際に使用される。
図2(a)は図1に示す携帯端末装置1の正面図であり、図2(b)は図1に示す携帯端末装置1の側面図であり、図2(c),(d)は図1に示す携帯端末装置1のタッチパネルを使用する操作方法の概要を示す図である。
図2(a)において、携帯端末装置1は、端末操作時に詳細な情報が表示されるメインディスプレイ2と、ユーザが指または専用の器具で書いた絵・文字情報が入力可能なタッチパネル3と、キーボタン4とを具備している。図2(b)において、タッチパネル3の部分は全体が押下できるような構造となっており、押下したことを携帯端末装置1が感知可能となっている。
操作方法のイメージを簡単に、図2(c),(d)に示す。ユーザは、指または専用の器具Y001によって起動させたい機能の描画情報Y002をタッチパネル3上に描画する[図2(c)参照]。描画情報Y002のタッチパネル3上への描画が終わると、決定としてタッチパネル3全体を押下(Y003)する[図2(d)参照]。上記の決定操作によって、描画情報Y002は携帯端末装置1内部へデータとして入力される。
図3は図1の判定テーブル15の構成例を示す図である。図3において、判定テーブル15には、描画ID(IDentifier)151と、登録描画152と、起動プログラム情報153と、起動プログラム154と、追加情報155とが対応付けられて格納されている。これらの情報は、描画情報・起動動作の対応関係を判定する際に使用される。
尚、判定テーブル15は、ユーザが自由にカスタマイズしても良いように描画ID151以外の情報書換えが可能であってもよいし、一部のデータはその変更が不可能であってもよい。もちろん、ユーザが情報を基に初期化するコマンドがあってもよい。また、図3に示すデータ構造は、登録情報が何であるかをユーザが知るためにメインディスプレイ2に一覧を表示させる機能があってもよい。
描画ID151は、各レコードを判断する固有の番号である。登録描画152は、パターン判定に用いられる描画情報であり、ユーザが新規登録する際に、携帯端末装置1内部で類似したパターンを登録させない制御が働く(この動作については後述する)。
起動プログラム情報153は、起動プログラムの説明を記したテキストである。起動プログラム154は、起動させるプログラムの処理開始の先頭番地を格納している。また同時に、判定テーブル15には、起動プログラム154を起動させた際の追加情報155も保持させておく。
起動プログラム154と、追加情報155とを組合わせることで、例えば特定の個人に電話をかけるような機能を実現する(例えば、描画ID「04」参照)ことも可能であるし、インタネットブラウザで特定のアドレスにアクセスする(例えば、描画ID「05」参照)ことも可能である。
図3に示す例について説明する。描画ID「01」は、「メール」を模した図形で、SMS(Short Message Service)を起動させるための登録情報である。描画ID「02」は、「電話」を模した図形で、電話番号入力画面を表示させるための登録情報である。描画ID「03」は、「音符」を模した図形で、音楽再生機能(Music Player)を起動させるための登録情報である。
描画ID「04」は、「ハートマーク」を模した図形で、直接特定の人間に電話番号をかける操作のための登録情報である。描画ID「05」は、「i」のアルファベットを模した図形で、インタネットブラウザを起動させるための登録情報である。描画ID「06」は、「S」のアルファベットを模した図形で、シークレット機能にアクセスするための登録情報である。
図4(a),(b)は本発明の実施の形態において操作例としてタッチパネル3への入力からメール機能が起動する様子を表す図である。
図4(a)は、タッチパネル3へメール機能を起動する図形入力を実行している様子(タッチパネル3a)を示している。タッチパネル3は表示ONで認識が可能状態にあるとする。この時、メインディスプレイ2は表示OFFとすることで、電力消費を抑えることができる。もちろん、メインディスプレイ2も表示ONにして何かの情報を表示させていてもよい。
図4(b)は、メール機能が起動し、メインディスプレイ2で端末操作を実行している例(メインディスプレイ2a)を示している。端末操作時には、タッチパネル3より文字入力(タッチパネル3b)を実行可能としてもよいし、キーボタン4による入力を実行してもよい。
図5は図4に示す操作例を実現するタッチパネル入力情報制御プログラム14の動作を示すフローチャートである。これら図1〜図5を参照してタッチパネル入力情報制御プログラム14の動作について説明する。尚、図5に示す動作は、装置制御部11がタッチパネル入力情報制御プログラム14を実行することで実現される。
まず、タッチパネル3へユーザが描画操作を実行すると、装置制御部11はメモリ12のRAM上に入力情報Y011を蓄積する(図5ステップS1)。装置制御部11はユーザによるタッチパネル3の押下操作を検出すると(図5ステップS2)、メモリ12のRAM上にある入力情報Y011に対して、認識しやすいように後述する入力画像の補正処理を実行する(図5ステップS3)。
次に、装置制御部11は、補正した描画情報と判定テーブル15とのデータ照合処理を実行する(図5ステップS4)。この照合処理の詳細については、既知の技術であるので、その説明を省略するが、特徴点抽出によるパターンマッチング等の照合技術を想定している。
装置制御部11は、補正した描画情報と判定テーブル15とのデータ照合処理を実行した後、起動機能の判定を行い(図5ステップS5)、判定テーブル15のデータに基づいて、一致した登録描画に対応する機能のプログラム起動処理を実行する(図5ステップS6,S8)。
装置制御部11は、各プログラムの起動処理において、画面情報をメモリ12のRAM上に構成し、ディスプレイ表示制御ユニット20に内部バス100を介して転送・表示し、メインディスプレイ2にて詳細情報を表示させる(図5ステップS7,S9)。図5に示す「Y012」の場合には、図3に示す描画ID「02」の電話機能を起動する処理であるし、「Y013」の場合には、描画ID「01」のSMS機能を起動する処理である。
図5に示す例では、「メール」アイコンを描いているので、「Y013」の処理フロー(機能B)が起動される。尚、起動機能判定処理(ステップS5)において判断不能である場合には、認識不能をユーザに報知する。報知手段は、振動駆動装置16で携帯端末装置1を振動させてもよいし、LED17を点灯させてもよいし、スピーカ18から警告音を鳴動させてもよい。または、いずれか複数の組み合わせで実現してもよい。
図6(a),(b)は図1に示す携帯端末装置1で使用する機能や用途による入力操作状態を示す図である。タッチパネル3への入力時に、ユーザは携帯端末装置1を常に0度の状態で入力操作を行う[図6(a)参照]とは限らず、使用する機能や用途によって、例えば携帯端末装置1を90度傾けて入力が必要な場合も考えられる[図6(b)参照]。本実施の形態では、傾斜センサ22を用いて、入力時の携帯端末装置1の傾斜を判断し、適切に入力画像の回転を伴う補正処理を実行する。
図7は本発明の実施の形態による傾斜センサ22を用いた補正処理の一例を示すフローチャートである。これら図1〜図7を参照して傾斜センサ22を用いた補正処理について説明する。尚、図7に示す処理は、装置制御部11がタッチパネル入力情報制御プログラム14を実行することで実現される。
まず、装置制御部11は、ユーザ描画情報をメモリ12のRAM上に入力情報Y021として蓄積する(図7ステップS11)。この例では、90度の傾きでタッチパネル3からユーザ描画情報が入力されたものとする。
次に、装置制御部11は、傾斜センサ22より端末傾斜情報を取得する(図7ステップS12)。装置制御部11は、得られた傾斜情報に基づいてユーザ描画情報を0度傾斜となるように、回転による補正処理を実行し(図7ステップS13)、メモリ12のRAMの別領域に補正描画情報Y022として保存する(図7ステップS14)。
図7に示す手法では、携帯端末装置1が地面と垂直に近い状態で、タッチパネル3が使用される場合に正常に補正がなされるが、例えば携帯端末装置1を地面と水平の状態で、タッチパネル3が使用される場合に傾斜センサ22が正しく機能せず、誤った補正処理がなされる可能性がある。
図8は本発明の実施の形態において傾斜センサ22を用いない場合の入力画像補正処理の一例を示すフローチャートである。これら図1〜図6と図8とを参照して傾斜センサ22を用いない場合の入力画像補正処理について説明する。尚、図8に示す処理は、装置制御部11がタッチパネル入力情報制御プログラム14を実行することで実現される。
装置制御部11は、ユーザ描画情報をメモリ12のRAM上に入力情報Y031として蓄積する(図8ステップS21)。また、装置制御部11は、入力描画情報Y031に対して、予め90度ずつ回転した画像を補正画像としてメモリ12のRAMに保持しておく(図8ステップS22)。
装置制御部11は、0度回転の画像Y032、90度回転の画像Y033、180度回転の画像Y034、270度回転の画像Y035にプログラム内で変換した候補をそれぞれ用意し、それぞれをデータベース照合処理の候補とする。
図8に示す手法は効果的ではあるが、メモリ12の使用量、演算量ともに4倍が必要となってしまうため、コンピュータ資源を有効に活用するためには、図7に示す手法と図8に示す手法とのハイブリッド方式が望ましい。例えば、図7による補正で認識不能である場合に限り、図8の方式による照合処理を実行する。
図9は本発明の実施の形態において描画情報、起動動作の対応関係をユーザが自由に変更可能とする処理の一例を示すフローチャートである。これら図1〜図6と図9とを参照して描画情報、起動動作の対応関係を変更する場合の処理について説明する。尚、図9に示す処理は、装置制御部11がタッチパネル入力情報制御プログラム14を実行することで実現される。また、変更操作については、メインディスプレイ2上にナビゲート機能を表示させながらの操作を前提にしている。
まず、ユーザは新規で作成するか、画面上に複数表示される既存のリストから変更したいものを選択する。装置制御部11は、判定テーブル15から変更・追加可能なIDの問い合わせを実施し、変更可能なIDを入手する(図9ステップS31)。
次に、ユーザがタッチパネル3に登録したい線を任意に描画し(図9ステップS32)、決定のタイミングでタッチパネル3を押下すると(図9ステップS33)、装置制御部11は、ユーザが入力した描画が既に登録されているかを判断する必要があるため、判定テーブル15への照合操作を行う(図9ステップS35)。照合操作において、装置制御部11は、前処理として上記で説明した入力画像の補正処理を実施する(図9ステップS34)。
装置制御部11は、登録描画の中で類似描画がある場合(図9ステップS36)、再登録をユーザへ報知する(図9ステップS37)。この報知については、振動駆動装置16で携帯端末装置1を振動させてもよいし、LED17を点灯させてもよいし、スピーカ18から警告音を鳴動させてもよい。または、いずれか複数の組み合わせで実現してもよい。
装置制御部11は、登録描画の中で類似描画が見つからない場合(図9ステップS36)、続いて起動プログラム情報153、起動プログラム154、追加情報155が入力されると(図9ステップS38,S39)、登録してもよいかどうかの確認をユーザへ確認するポップアップを表示させ、判定テーブル15の更新処理を実施する(図9ステップS40)。もちろん、ポップアップによる登録してもよいかどうかの確認をしないで判定テーブル15の更新をしてもよい。
このように、本実施の形態では、LCD表示を確認しながらの操作を必要とせずに、キーボタン4も複雑化せず、シンプルな装置のままに、使用したい機能をよりスムーズに、より直感的に起動することができるユーザインタフェースを提供することができる。
同時に、本実施の形態では、描画情報と起動機能との関係を自由にカスタマイズすることができるので、より個人らしさを追求した携帯端末装置1とすることができる。このカスタマイズ機能によって、本人には忘れずらく、他人には不正に使用されずらいという効果を得ることができる。
尚、本実施の形態では、図2に示すタッチパネル3自体の押下できる構造について、別の決定スイッチを用意してもよい。また、本実施の形態では、図7及び図8に示す補正方式を提案しているが、携帯端末装置1内部の機能設定によって入力方向を決めるようなプログラムで適宜切替えてもよい。さらに、本実施の形態では、起動機能について述べたが、携帯端末装置1における特定処理を実行するようにしてもよい。
上記のように、本発明は、携帯端末装置に、タッチパネル3によってユーザが描いた描画情報を入力する手段(タッチパネル表示・認識制御ユニット21)と、その入力した描画情報を判断して特定の起動動作を実行する手段(装置制御部11、タッチパネル入力情報制御プログラム14)と、描画情報と起動動作との対応関係を示すデータ構造を持つ手段(判定テーブル15)と、描画情報と起動動作との対応関係をユーザが自由に変更可能とする手段(装置制御部11、タッチパネル入力情報制御プログラム14)と、描画情報の認識精度を向上させる手段(装置制御部11、タッチパネル入力情報制御プログラム14)とを備えている。
この場合、描画情報の認識精度を向上させる手段は、携帯端末装置1の傾きを検出する手段(傾斜センサ22)と、その傾きを基に適切に入力画像の回転を伴う補正処理を実行する手段(装置制御部11、タッチパネル入力情報制御プログラム14)とを備えている。
これによって、本発明は、携帯端末装置1のユーザに対してより直感的な機能操作を可能とする手法及びそれを実現する携帯端末装置1を提供することができる。この携帯端末装置1の特徴としては、(1)ユーザが指または専用の器具で書いた絵・文字情報が入力可能なタッチパネル3を具備し、(2)タッチパネル3へユーザ操作で描いた描画情報に基づいて起動する機能[電子メール機能、電話機能、カメラ(Camera)機能、音楽再生機能(MusicPlayer)等]を判断し、起動させるソフトウェア/ハードウェア制御機構を有している。
よって、本発明では、例えば、タッチパネル3に音符を描けば音楽再生機能が、「i」という文字を描けばインタネットブラウザが、それぞれ起動するといった操作が可能となる。また、本発明では、携帯端末装置1内部で判断する描画情報、それを描いた際に起動させたい機能を、ユーザが自由にカスタマイズさせる手段も提供することができる。
したがって、本発明では、より機能が複雑化する携帯端末装置1に対して、よりスムーズに、より直感に操作可能なユーザインタフェースの提供することで、「ユーザビリティ」に優れた携帯端末装置1を提供することができる。しかも、本発明では、描画情報の認識精度を向上させる手段を備えることで、携帯端末装置1で使用する機能や用途によって、タッチパネル3から入力される形を認識できない場合でも、タッチパネル3から入力される形を補正して所望の処理を行うことができる。
本発明は、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)、携帯ゲーム機等の携帯端末装置に適用可能である。
本発明の実施の形態による携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 (a)は図1に示す携帯端末装置の正面図、(b)は図1に示す携帯端末装置の側面図、(c),(d)は図1に示す携帯端末装置のタッチパネルを使用する操作方法の概要を示す図である。 図1の判定テーブルの構成例を示す図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態において操作例としてタッチパネルへの入力からメール機能が起動する様子を表す図である。 図4に示す操作例を実現するタッチパネル入力情報制御プログラムの動作を示すフローチャートである。 (a),(b)は図1に示す携帯端末装置で使用する機能や用途による入力操作状態を示す図である。 本発明の実施の形態による傾斜センサを用いた補正処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において傾斜センサを用いない場合の入力画像補正処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において描画情報、起動動作の対応関係をユーザが自由に変更可能とする処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯端末装置
2,2a メインディスプレイ
3,3a,3b タッチパネル
4 キーボタン
11 装置制御部
12 メモリ
13 制御OSソフト
14 タッチパネル入力情報制御プログラム
15 判定テーブル
16 振動駆動装置
17 LED
18 スピーカ
19 通信制御部
20 ディスプレイ表示ユニット
21 タッチパネル表示・認識制御ユニット
22 傾斜センサ
100 内部バス
151 描画ID
152 登録描画
153 起動プログラム情報
154 起動プログラム
155 追加情報
191 通信制御ユニット
192 通信用アンテナ

Claims (9)

  1. タッチパネルによってユーザが描いた描画情報を入力する入力手段と、その描画情報と特定の起動動作との対応関係を示すデータ構造を保持する保持手段と、前記入力手段から入力した描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行する実行手段とを含む携帯端末装置であって、
    前記描画情報の認識精度を向上させる手段を有し、
    前記実行手段は、その認識精度が向上した描画情報を基に当該描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行し、
    前記描画情報の認識精度を向上させる手段は、自端末の傾きを検出する手段と、その検出された傾きを基に適切に入力画像の回転を伴う補正処理を実行する手段とを含むことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記入力手段から入力した描画情報と、当該描画情報を予め回転させた複数の補正画像とを前記保持手段に保持する手段を含み、
    前記実行手段は、前記入力手段から入力した描画情報が前記保持手段に保持された描画情報及び補正画像のいずれかと一致するかを判断し、一致した描画情報に対応する起動動作を実行することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. タッチパネルによってユーザが描いた描画情報を入力する入力手段と、その描画情報と特定の起動動作との対応関係を示すデータ構造を保持する保持手段と、前記入力手段から入力した描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行する実行手段とを含む携帯端末装置であって、
    前記描画情報の認識精度を向上させる手段を有し、
    前記実行手段は、その認識精度が向上した描画情報を基に当該描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行し、
    前記入力手段から入力した描画情報と、当該描画情報を予め回転させた複数の補正画像とを前記保持手段に保持する手段を含み、
    前記実行手段は、前記入力手段から入力した描画情報が前記保持手段に保持された描画情報及び補正画像のいずれかと一致するかを判断し、一致した描画情報に対応する起動動作を実行することを特徴とする携帯端末装置。
  4. ユーザが入力した情報を基に前記描画情報と前記起動動作との対応関係を変更する手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の携帯端末装置。
  5. タッチパネルによってユーザが描いた描画情報を入力する入力処理と、その描画情報と特定の起動動作との対応関係を示すデータ構造を保持する保持手段に前記入力処理にて入力した描画情報が保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行する実行処理とを行う携帯端末装置に用いる機能起動方法であって、
    前記携帯端末装置が、前記描画情報の認識精度を向上させる処理を実行し、
    前記携帯端末装置が、前記実行処理において、その認識精度が向上した描画情報を基に当該描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行し、
    前記携帯端末装置が、前記描画情報の認識精度を向上させる処理において、自端末の傾きを検出する処理と、その検出された傾きを基に適切に入力画像の回転を伴う補正処理を実行する処理とを実行することを特徴とする機能起動方法。
  6. 前記携帯端末装置が、前記入力処理にて入力した描画情報と、当該描画情報を予め回転させた複数の補正画像とを前記保持手段に保持する処理を実行し、
    前記携帯端末装置が、前記実行処理において、前記入力処理にて入力した描画情報が前記保持手段に保持された描画情報及び補正画像のいずれかと一致するかを判断し、一致した描画情報に対応する起動動作を実行することを特徴とする請求項5記載の機能起動方法。
  7. タッチパネルによってユーザが描いた描画情報を入力する入力処理と、その描画情報と特定の起動動作との対応関係を示すデータ構造を保持する保持手段に前記入力処理にて入力した描画情報が保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行する実行処理とを行う携帯端末装置に用いる機能起動方法であって、
    前記携帯端末装置が、前記描画情報の認識精度を向上させる処理を実行し、
    前記携帯端末装置が、前記実行処理において、その認識精度が向上した描画情報を基に当該描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行し、
    前記携帯端末装置が、前記入力処理にて入力した描画情報と、当該描画情報を予め回転させた複数の補正画像とを前記保持手段に保持する処理を実行し、
    前記携帯端末装置が、前記実行処理において、前記入力処理にて入力した描画情報が前記保持手段に保持された描画情報及び補正画像のいずれかと一致するかを判断し、一致した描画情報に対応する起動動作を実行することを特徴とする機能起動方法。
  8. 前記携帯端末装置が、ユーザが入力した情報を基に前記描画情報と前記起動動作との対応関係を変更する処理を実行することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか記載の機能起動方法。
  9. タッチパネルによってユーザが描いた描画情報を入力する入力処理と、その描画情報と特定の起動動作との対応関係を示すデータ構造を保持する保持手段に前記入力処理にて入力した描画情報が保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行する実行処理とを行う携帯端末装置内においてコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記描画情報の認識精度を向上させる処理を含み、
    前記実行処理において、その認識精度が向上した描画情報を基に当該描画情報が前記保持手段に保持されているかを判断して当該描画情報に対応する起動動作を実行させ
    前記描画情報の認識精度を向上させる処理において、自端末の傾きを検出する処理と、その検出された傾きを基に適切に入力画像の回転を伴う補正処理を実行する処理とを含むことを特徴とするプログラム。
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