JP4952344B2 - ガス器具監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスボンベに接続されたガス供給経路の途中にガス圧を調整する調整器とガスメータを配置し、ガスメータを経由した後のガス配管に接続される複数のガス器具の使用状況を監視するガス器具監視装置に関し、特に、遮断弁のテスト遮断検査指令に基づいて所定のテスト遮断モードを実行するガス器具監視装置に関するものである。
従来、この種のガス遮断装置としては、ガス流路に流れるガスの流量を検出する流量センサと、流量センサが検出したガスの流れを流量信号として発信する流量信号発信器と、流量センサの上流側に設けられ、ガス流路のガス圧を検出する圧力センサと、圧力センサが検出した圧力変動を圧力信号として発信する圧力信号発信器と、流量信号発信器と圧力信号発信器とに電気的に接続した演算手段とからなるガス漏洩検知装置において、上記演算手段は、流量信号発信器からの流量信号の有無を判断する流量信号判断手段と、圧力信号発信器からの圧力信号をの変動を判断する圧力信号判断手段と、流量信号判断手段により流量信号が「無」と判断されたときに、圧力信号判断手段で判断した圧力変動を参照し、圧力変動が予め定めた一定範囲内であると判断すると、漏洩信号を発信する漏洩判断手段と、からなるガス漏洩検知装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、通過ガス量に対応した流量信号を出力する流量測定部と、装置から下流側のガス通路を遮断開放する遮断部と、流量信号を監視し特定調査期間の間に流量信号が存在しない無流量時間帯を検出して保持し以後無流量時間帯になると圧力検査要求信号を出力する流量無し学習部と、無流量時間帯でかつ流量信号を受信しないときに遮断部へガス通路を遮断指示し圧力の変動を検出する圧力検知部に遮断したガス通路が所定時間内に所定値以上の圧力低下をしていないかを検知指示する圧力検査部とを備えたガス遮断装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−258170号公報 特開平8−121763号公報
しかしながら、前記従来の構成には、ガスメータより上流側にガス圧調整器と遮断弁を設け、ガスメータから送信される流量信号や、上流側に設けた圧力センサからの信号により、異常時に遮断弁を作動させガス流路を遮断する構成が開示されているものの、上流側に配置されたガス圧調整器側と下流側に配置されたガスメータ側の両方に遮断弁を配置する構成の開示はない。
そして、従来構成おいては、遮断弁が何らかの異常、例えば断線等でガス流路の遮断ができない状態になったとき、万一異常事態が発生すると、異常状態が継続することになり、ガス漏れ等、ガスの流出を伴う異常時にあってはガスを遮断することができず、危険な状態を招く恐れがあり、また、遮断事象が発生し異常状態をセンターへ発呼できたとしても、その間のガスを遮断することができないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ガス圧調整器ユニットとガスメータ内にそれぞれガス遮断手段を設けると共に、定期的に確認するガス遮断手段の確認結果情報を無線通信で相互に送受信可能な構成としたもので、万一、どちらかの遮断手段が異常時に他の遮断手段を用いて異常時のガス遮断動作を確保するようにしたガス遮断装置を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために本発明のガス器具監視装置は、ガスボンベとガス器具を接続するガス供給経路の途中に配置されるガス圧を調整するガス圧調整器ユニットとガスメータを備えたガス器具監視装置であって、前記ガスメータは、ガス流量を計測する流量計測手段と、前記ガス供給経路を遮断する第1遮断弁と、前記流量計測手段の計測結果に基づき所定の処理を行制御回路と、前記ガス供給経路内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記第1遮断弁の断線有無を確認する第1断線検知手段あるいは開閉状態を検知する第1開閉状態検知手段と、所定の通信周波数帯で送受信が可能な第1無線モジュールと、を備え、前記第1無線モジュールは、少なくとも基地局と通信するための通信周波数帯と前記ガス圧調整器ユニットと通信するための通信周波数帯を有し、前記ガス圧調整器ユニットには、所定のガス圧に調整するガス圧調整手段と、前記ガス供給経路を遮断する第2遮断弁と、前記第2遮断弁の断線有無を確認する第2断線検知手段あるいは開閉状態を検知する第2開閉状態検知手段と、所定の通信周波数帯で送受信が可能な第2無線モジュールと、を備え、前記流量計測手段で前記ガス器具が使用されていないと判断されたとき、前記第1遮断弁あるいは前記第2遮断弁にテスト遮断電流を流し、前記第1遮断弁あるいは第2遮断弁のうち一方の遮断弁が断線または開閉異常と判断されたとき、他方の遮断弁を用いて前記ガス供給経路を遮断するようにしたものである。
上記発明によれば、電話回線以外の無線通信手段を用いて基地局との通信が可能な無線モジュールと、ガスボンベ側に設けたガス圧調整器ユニットとの間で遮断機能検査情報の送受信が可能な無線モジュールとを、ガスメータ内の計測機能及び遮断機能を有した制御回路基板に一体的に組み込んだ形態としているため、ガスメータを設置するだけで基地局と電話回線を用いることなく通信が可能となり、回線の混雑状況に影響を受けず基地局との通信をスムーズに行うことができ、ガスメータで取得した各種器具情報を基地局に迅速かつ的確に伝えることができ、また基地局からの指示に基づく各種処理を的確に実施することができる。
さらに、所定期間毎にテスト遮断電流を出力し遮断機能の異常有無を確認するテスト遮断モードを実行することで、ガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁の故障検出が可能であり、またガスメータ内のガス遮断弁の故障検出が可能となり、ガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁が故障の場合はガスメータに故障情報を送信することでガスメータのガス遮断弁を用いて異常時のガス遮断を行うことができ、ガスメータ内のガス遮断弁が故障の場合にはガス圧調整器ユニットに故障情報を送信することでガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁を用いて異常時のガス遮断を行うことができるため、異常時のガス遮断機能を極めて高い水準で確保することができる。
本発明のガス器具監視装置は、ガスメータを設置するだけで基地局およびガス圧調整器ユニットとの通信が電話回線を用いることなく可能となり、回線の混雑状況に影響を受けず基地局からの各種指令及びガスメータからの各種情報をスムーズに伝達することができる。
また、所定期間毎にテスト遮断電流を出力し遮断機能の異常有無を確認するテスト遮断モードを実行することで、ガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁の故障検出が可能であ
り、またガスメータ内のガス遮断弁の故障検出が可能となり、ガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁が故障の場合はガスメータに故障情報を送信することでガスメータのガス遮断弁を用いて異常時のガス遮断を行うことができ、ガスメータ内のガス遮断弁が故障の場合にはガス圧調整器ユニットに故障情報を送信することでガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁を用いて異常時のガス遮断を行うことができるため、異常時のガス遮断機能を極めて高い水準で確保することができる。
第1の発明は、ガスボンベとガス器具を接続するガス供給経路の途中に配置されるガス圧を調整するガス圧調整器ユニットとガスメータを備えたガス器具監視装置であって、前記ガスメータは、ガス流量を計測する流量計測手段と、前記ガス供給経路を遮断する第1遮断弁と、前記流量計測手段の計測結果に基づき所定の処理を行制御回路と、前記ガス供給経路内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記第1遮断弁の断線有無を確認する第1断線検知手段あるいは開閉状態を検知する第1開閉状態検知手段と、所定の通信周波数帯で送受信が可能な第1無線モジュールと、を備え、前記第1無線モジュールは、少なく
とも基地局と通信するための通信周波数帯と前記ガス圧調整器ユニットと通信するための通信周波数帯を有し、前記ガス圧調整器ユニットには、所定のガス圧に調整するガス圧調整手段と、前記ガス供給経路を遮断する第2遮断弁と、前記第2遮断弁の断線有無を確認する第2断線検知手段あるいは開閉状態を検知する第2開閉状態検知手段と、所定の通信周波数帯で送受信が可能な第2無線モジュールと、を備え、前記流量計測手段で前記ガス器具が使用されていないと判断されたとき、前記第1遮断弁あるいは前記第2遮断弁にテスト遮断電流を流し、前記第1遮断弁あるいは第2遮断弁のうち一方の遮断弁が断線または開閉異常と判断されたとき、他方の遮断弁を用いて前記ガス供給経路を遮断するようにしたことを特徴とするものである。
そして、電話回線以外の無線通信手段を用いて基地局との通信が可能な無線モジュールと、ガスボンベ側に設けたガス圧調整器ユニットとの間で遮断機能検査情報の送受信が可能な無線モジュールとを、ガスメータ内の計測機能及び遮断機能を有した制御回路基板に一体的に組み込んだ形態としているため、ガスメータを設置するだけで基地局と電話回線を用いることなく通信が可能となり、回線の混雑状況に影響を受けず基地局との通信をスムーズに行うことができ、ガスメータで取得した各種器具情報を基地局に迅速かつ的確に伝えることができ、また基地局からの指示に基づく各種処理を的確に実施することができる。
さらに、所定期間毎にテスト遮断電流を出力し遮断機能の異常有無を確認するテスト遮断モードを実行することで、ガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁の故障検出が可能であり、またガスメータ内のガス遮断弁の故障検出が可能となり、ガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁が故障の場合はガスメータに故障情報を送信することでガスメータのガス遮断弁を用いて異常時のガス遮断を行うことができ、ガスメータ内のガス遮断弁が故障の場合にはガス圧調整器ユニットに故障情報を送信することでガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁を用いて異常時のガス遮断を行うことができるため、異常時のガス遮断機能を極めて高い水準で確保することができる。
第2の発明は、前記第1無線モジュールは、前記ガス圧調整器ユニットと通信するための通信周波数帯として特定小電力無線通信周波数帯を使用するエリア通信無線モジュールと、前記基地局と通信するための通信周波数帯として広域通信周波数帯を使用する広域通信無線モジュールとを備えることを特徴とするものである。
そして、基地局とキャリアダイレクトで通信可能な広域通信無線モジュールと、特定小電力無線通信周波数帯を用いて所定の範囲内で通信可能なエリア通信無線モジュールとを制御回路基板と一体的に構成し、基地局と電話回線以外の通信回線で情報の伝達を行い、ガスボンベ側に設けたガス圧調整器ユニットとの間で特定小電力無線通信周波数帯を用いて遮断機能の検査情報の伝達を行うようにしているため、制御回路で予め定めた期間毎にテスト遮断指令を出力するだけで、遮断機能の検査が可能な状態であるか否かを判断し可能な状態と判断したとき、それぞれの遮断弁にテスト遮断電流を出力し断線検知手段あるいは開閉状態検知手段で遮断機能の異常有無を確認し、異常時に基地局に通報すると共に、所定の処理を実行して遮断機能の確保をするようにしているため、異常時のガス遮断機能を極めて高い水準で確保することができる。
第3の発明は、前記制御回路から予め定めた期間毎に出力されるテスト遮断指令に応じて、前記流量計測手段からの流量情報の有無を確認し、流量がない場合は、前記ガス器具が使用されていないと判断して前記遮断弁の断線あるいは開閉異常確認を行い、流量がある場合は、流量がないと確認されるまで待機状態とすることを特徴とするものである。
そして、制御回路から予め定めた期間毎にテスト遮断指令が出力されると、テスト遮断モードに入って流量計測手段からの流量情報で「流量なし」の状態が検出されたとき、遮断弁にテスト遮断電流を出力し断線検知手段あるいは開閉状態検知手段で遮断機能の異常有無を確認する。
また、テスト遮断モードに入ったとき、流量計測手段で「流量あり」が確認された場合は器具が使用中であると判断して、「流量なし」の状態が確認されるまでテスト遮断待機モードとしてテスト遮断モードを実行せず、「流量なし」の状態が確認されたとき実施するようにしたもので、制御回路で予め定めた期間毎にテスト遮断指令を出力するだけで、ガスメータ自体が検査可能な状況を判断するための情報を取得し、判断し、検査を実行するセルフチェック機能を有するものとなり、遮断機能検査の省力化に大きく貢献することができるものである。
第4の発明は、前記遮断弁が断線または開閉異常と判断されたとき、当該異常情報を前記基地局に送信することを特徴とするものである。
そして、テスト遮断モードに入ると、ガスメータに内蔵のガス遮断弁にテスト遮断電流を流して断線あるいは開閉状態に異常がないか否かを確認する第1テスト遮断モードを実行し、ガス遮断弁の遮断機能が正常か否かを判断すると共に、その結果を基地局に送信し、第2テスト遮断モードに移行する。この2つのテスト遮断モードの検査結果より以降の遮断機能を特定し、どちらかの遮断手段が異常時に他の遮断手段を用いて異常時のガス遮断動作を確保するようにしたものである。
第5の発明は、前記ガス圧調整器ユニットは、前記テスト遮断指令に応じて、前記第2断線検知手段あるいは第2開閉状態検知手段で遮断機能の異常を確認し、異常が確認されたとき、当該異常情報を前記基地局に送信することを特徴とするものである。
そして、テスト遮断モードに入ると、ボンベ側無線モジュールを介してガス圧調整器ユニットに内蔵のボンベ側遮断弁にテスト遮断電流を流して断線あるいは開閉状態に異常がないか否かを確認する第2テスト遮断モードを実行し、ガス遮断弁の遮断機能が正常か否かを判断すると共に、その結果を基地局に送信し、第1テスト遮断モードの検査結果と併せて以降の遮断機能を特定し、どちらかの遮断手段が異常時に他の遮断手段を用いて異常時のガス遮断動作を確保するようにしたものである。
第6の発明は、前記遮断弁の断線あるいは開閉異常の確認を実施中に急激なガス圧変化が確認されたとき、通常の流量計測に復帰して前記テスト遮断指令に応じた流量計測を中断することを特徴とするものである。
そして、テスト遮断モードの実施中にガス圧検出手段で検出されるガス圧が急激に減少方向に変化したときはガス器具が使用されたと判断して、遮断機能検査を中断してガス器具の使用を優先させ、使い勝手の向上を図ったものである。
第7の発明は、前記基地局から遮断弁変更指令を受信すると、前記制御回路は、遮断機能が正常な遮断弁に対して以降の遮断動作を実行し、遮断機能が異常な遮断弁を使用禁止状態とすることを特徴とするものである。
そして、遮断機能検査が完了するとその結果を基地局に送信し、異常がある場合、基地局から送信される遮断弁変更指令に基づいて、遮断機能が正常な遮断弁を特定して以降の遮断動作を実行し、遮断機能が異常な遮断弁を使用禁止状態とするようにしたもので、基地局からの遮断弁変更指令で自動的に遮断機能の適正化作業を実行し、点検作業が行われるまでの間の安全性を確保することができる。
第8の発明は、前記第1遮断弁の遮断機能に異常がある場合、前記遮断弁変更指令を受信すると、前記第1遮断弁を使用禁止状態に保持すると共に、以降の遮断信号は前記第2無線モジュールを介して前記第2遮断弁に送信するようにしたことを特徴とするものである。
そして、ガス遮断弁に異常がある場合、基地局から送信される遮断弁変更指令に基づいて、ボンベ側無線モジュールを介してボンベ側遮断弁を、以降の遮断動作を実行する遮断弁として特定するようにしたもので、ガス遮断弁に異常がある場合に基地局からの遮断弁変更指令で自動的に遮断機能の適正化作業を実行し、点検作業が行われるまでの間の安全性を確保することができる。
第9の発明は、前記第2遮断弁の遮断機能に異常がある場合、前記遮断弁変更指令を受信すると、前記第2遮断弁を使用禁止状態に保持すると共に、以降の遮断信号は前記第1遮断弁に送信するようにしたことを特徴とするものである。
そして、ボンベ側遮断弁に異常がある場合、基地局から送信される遮断弁変更指令に基づいて、ボンベ側無線モジュールを介してボンベ側遮断弁を使用禁止状態に保持すると共に、ガスメータに内蔵のガス遮断弁を、以降の遮断動作を実行する遮断弁として特定するようにしたもので、ボンベ側遮断弁に異常がある場合に基地局からの遮断弁変更指令で自動的に遮断機能の適正化作業を実行し、点検作業が行われるまでの間の安全性を確保することができる。
第10の発明は、前記エリア通信無線モジュールは、前記ガス圧調整器ユニットとの通信以外に特定の端末装置とも通信を行い、前記ガス器具監視装置の状態に応じて、当該状態情報を前記特定の端末装置送信することを特徴とするものである。
そして、ガスメータに内蔵したエリア通信無線モジュールを用いてテレビや携帯電話等の特定端末装置とも通信できるようにすることで、自動的に実施される遮断弁の遮断機能確認検査の情報を送信することが可能となり、テレビや携帯電話の画面上に検査状況、検査結果を表示することができ、需要家への報知義務を自動的に、かつリアルタイムに果たすことが可能となる。
第11の発明は、前記特定の端末装置は表示端末装置を備え、前記表示端末装置は、前記遮断弁の断線あるいは開閉異常の確認が実施されたとき、経過情報を残時間あるいは完了
予定時刻等で表示することを特徴とするものである。
そして、テスト遮断モードが実施されたとき、その状況をテレビや携帯電話等の表示端末装置で検査完了までの残時間あるいは検査が完了する予定時刻などの情報として表示することで、遮断弁の遮断機能検査中であることを知らせることができ、器具の使用を差し控えてもらうことも可能となり、器具使用に伴う検査の中断等のトラブルを低減することができる。
第12の発明は、前記特定の端末装置は表示端末装置を備え、前記ガス器具監視装置が前記流量計測手段からの流量情報をもとに流量があると確認した後、流量がないと確認するまで、前記表示端末装置に待機状態であることを表示することを特徴とするものである。
そして、テスト遮断モードの開始において器具使用等により「流量あり」が確認されたときは器具の使用が停止されるまで待機状態とし、その状況をテレビや携帯電話等の表示端末装置で表示することで、テスト遮断モードに入っていることを需要家に知らせることができ、器具の使用を差し控えてもらうことも可能となり、器具使用に伴う検査の中断等のトラブルを低減することができる。
第13の発明は、前記特定の端末装置は表示端末装置を備え、前記遮断弁の断線あるいは開閉異常の確認中に急激なガス圧変化が確認されたとき、通常の流量計測に復帰して前記確認作業を中断すると共に、中断状態であることを前記表示端末装置に表示することを特徴とするものである。
そして、テスト遮断モードの実施中にガス圧検出手段で検出されるガス圧が急激に減少方向に変化したときガス器具が使用されたと判断して、遮断弁の遮断機能検査を中断しガス器具の使用を優先させると共に、その状況をテレビや携帯電話等の表示端末装置で表示することで、ガス圧検査中であったことを需要家に知らせることができ、器具の使用を最小限に抑えてもらうことも可能となり、器具使用に伴う検査の中断等のトラブルを低減することができる。
第14の発明は、前記特定の端末装置は表示端末装置を備え、前記基地局から遮断弁変更指令を受信すると、遮断機能が異常な遮断弁を使用禁止状態に保持すると共に、テスト遮断検査結果で問題が発生し修理が必要であることを前記表示端末装置に表示することを特徴とするものである。
そして、遮断機能検査が完了するとその結果を基地局に送信し、異常がある場合基地局から送信される遮断弁変更指令に基づいて、遮断機能が正常な遮断弁を特定して以降の遮断動作を実行し、遮断機能が異常な遮断弁を使用禁止状態にすると共に、その状況をテレビや携帯電話等の表示端末装置で表示することで、需要家に対して修理が必要であること、自動的に遮断機能の適正化作業を実行したことを報知できるため、検査完了に伴うトラブルを低減することができる。
第15の発明は、前記特定の端末装置はテレビあるいは携帯電話であり前記第1無線モジュールと同一の通信周波数帯を有する無線モジュールを備えていることを特徴とするものである。
そして、ガスメータに内蔵の無線モジュールと同一の通信周波数帯を有する無線モジュールをテレビあるいは携帯電話に設けることで、ガスメータから送信される各種表示情報をテレビあるいは携帯電話の表示部で表示することができ、外出から帰宅した場合等に対応して、その時の状況をリアルタイムで需要家に伝達することができ、遮断弁の遮断機能検査に関連するトラブルを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のガスボンベ供給経路におけるガスメータとの通信形態の全体構成図、図2は同ガス器具監視装置におけるガス圧調整器とガスメータとの通信形態を示す図、図3は同ガス器具監視装置におけるガス圧調整器の構成ブロック図、図4は同ガス器具監視装置におけるガスメータの外観及び構成部品を示す図、図5は同ガスメータの内部構成図、図6は同ガスメータの制御回路基板の構成ブロック図である。
図1において、まずガスボンベ20に接続されたガス供給経路1の途中にガス圧を調整するガス圧調整器ユニット22とガスメータ2が配置され、ガスメータ2を経由した後の配管に接続される複数のガス器具及びガスメータ2が保有する通信機能について説明する。
ガスボンベ20に接続されたガス供給管1の入口部分にガスメータ2が設置され、このガスメータ2を経由した後のガス配管3から分岐して家庭で使用する種々のガス器具が設置された場所まで配管されガスが供給される。例えば、屋外にはガス給湯器4が設置され、このガス給湯器4で生成される湯が水配管を介して台所の給湯栓5、浴槽やシャワー装置が設置された風呂6、リビング等に設置された床暖房7に供給され、種々の使用形態を形成している。
また、屋内にあっては、台所に設置されたガステーブル8、リビングや寝室等に設置されたガスファンヒータ9にガスが供給され、必要に応じて適宜使用される。
そして、設置されたガス器具が使用されガスの消費が発生するとガスメータ2でその使用量が計測され、そのデータが所定期間毎に累積記憶されている。このガスメータ2に記憶されたデータはガス事業者15からの定期的なデータ要求指令に基づいて所定の情報処理を行った後、ガス料金やガス使用量あるいはガス事業者15が提供する割引サービス等の情報として需要家13及びガス事業者15に送信される。
この送信手段としては、図4に示すようにガスメータ2に内蔵された制御装置を構成する制御回路基板10に一体的に組み込まれた無線モジュール11を用いて行い、この無線モジュール11はコネクタ10dで着脱自在に制御回路基板10にオンボードされ、無線モジュール11を搭載せず通信機能を有しないガスメータと無線モジュール11を搭載した通信機能を有するガスメータを任意に選択できる構成とし、ガスメータ2の共通化を図り、通信機能の有無に関係なく使用できるようにしている。
また、無線モジュール11を着脱自在な構成とすることで、通信機能を有する場合であ
っても通信規格を取得した無線モジュールを搭載すれば、ガスメータ本体で通信機としての規格を取得する必要がなく、ガスメータを変更する場合等において規制を受けることなく比較的自由に変更が可能となる。
そして、図6に示すように無線モジュール11は、基地局14と通信するために電話回線とは異なる、例えば200MHzの通信周波数帯を有する広域通信無線モジュール11aと、需要家宅13内のテレビ12a、パソコンあるいは携帯電話12b等の特定の端末装置12、あるいはガスボンベ20側に設け供給ガス圧を調整するガス圧調整器ユニット22と通信するために、例えば429MHz等の特定小電力無線通信周波数帯を有するエリア通信無線モジュール11bとで構成し、流量信号やセンサ信号に基づいてガス使用量の算出あるいは地震、ガス漏れ等の異常検知を行う制御回路10aからのデータ、さらには基地局14を介してガス事業者15から送信される各種情報を受信すると、その受信データに応じて、例えばガス料金、ガス使用量あるいは地震、ガス漏れ等の異常発生に伴うガス遮断弁の作動等、需要家に報知すべき内容の場合はエリア通信無線モジュール11bを用いて需要家宅13内のテレビ12aあるいは携帯電話12b等の特定の端末装置12にデータを送信し、制御回路10aで予め定めた期間毎に出力される遮断弁の遮断機能検査指令情報が出力された場合は、その情報に基づいて所定のテスト遮断モードが実行され、必要に応じてガス圧調整器ユニット22に送信し所定のテスト遮断モードを実行する。そして、図7に示すように特定の端末装置12にもガスメータ2に内蔵してあるエリア通信無線モジュール11bと同一の通信周波数帯を有する無線モジュール11cを内蔵あるいは一体的に取り付けることで、ガスメータ2から送信されるデータを受信することができ、このデータをテレビ12aあるいは携帯電話12bの画面を通じて表示することで、ガスメータから直接需要家に対して情報の伝達を行うことができ、従来のように、ガスメータ2からガス事業者15にデータを送信し、ガス事業者15でデータ処理を行った情報、例えば料金通知等の葉書を郵送等で需要家に送付するという情報伝達方法を採用する必要がなくなるため、通知作業に要する工数を削減でき、かつ通知用葉書等の郵送費用の発生もなくなり、通知業務の合理化を実現することでガス料金の低減に寄与するものである。
また、ガスメータ2から特定の端末装置12に各種情報を送信した場合は、エリア通信無線モジュール11bから広域通信無線モジュール11aに報知完了信号を送り、広域通信無線モジュール11aはこの報知完了信号を基地局14に送信し、ガス事業者15に需要家への情報伝達が完了したことを通知する。なお、この場合、特定の端末装置12からの応答信号を受信して報知完了信号を送信することが好ましく、より確実に需要家への情報伝達を行うことができ、合理的な情報伝達システムを構築することができる。
また、図2に示すようにガス圧調整器ユニット22にも同様にガスメータ2に内蔵してあるエリア通信無線モジュール11bと同一の通信周波数帯を有するボンベ側無線モジュール11dを内蔵あるいは一体的に取り付けることで、制御回路10aで予め定めた期間毎に出力される遮断弁のテスト遮断指令情報に基づいて、ガス圧調整器ユニット22に内蔵のボンベ側遮断弁22cの遮断機能の異常有無を確認することができる。
次に、ガスメータ2の基本機能である制御回路10aに内蔵されたガス流量を計測し所定の処理を行って流量情報として出力する流量計測処理手段について簡単に説明すると、ガスメータ2には図4、図5に示すように、ガス入口2aとガス出口2bを有し、その間のガス流路内に異常時にガスを遮断する遮断弁2cとガス流量を計測する一対の超音波センサ17が設けられ、その下流側にガス圧を検出する圧力センサ2dが配置されている。
また、超音波センサ17からの信号でガス流量を算出する制御回路10aを搭載した制御回路基板10がガスメータ2の表示部2eに液晶表示器10eを臨ますように配置され
、さらに、制御回路10aを駆動させるための電池2fが収納されている。また、遮断弁2cが作動した後の復帰動作を手動で行う手段として復帰ボタン2gが配置されている。
そして、ガス流量を計測する流量計測部17と制御回路10aは、例えば図9に示すように、ガス流路に一対の超音波センサを配置し流路を流れる流量に応じて変化する伝播時間を計測することで流量を測定するものがある。以下、その構成を説明すると、超音波を送信または受信する第1送受信器17Aと受信または送信する第2送受信器17Bが流れ方向に配置され、制御回路10aを構成する切換手段を有する計測制御部18によって送受信の切り換えが可能になっており、ガス等の流体の流れ状態を検出している。この第1送受信器17Aと第2送受信器17Bの信号を処理して流量を計測するもので、具体的には、まず計測制御部18により第1送受信器17Aを駆動し、第2送受信器17Bに向け、すなわち上流から下流に超音波を送信する。そして第2送受信器17Bで受信した信号を計測制御部18に設けた増幅手段により増幅し、この増幅された信号は基準信号と比較され、基準信号以上の信号が検出された後、計測制御部18に設けた繰り返し手段により上記の送受信を所定の回数を繰り返し、それぞれの時間値を計測制御部18に設けたタイマカウンタのような計時手段で計測する。
次に、切換手段を有する計測制御部18で第1送受信器17Aと第2送受信器17Bの送受信を切換えて、第2送受信器17Bから第1送受信器17A、すなわち下流から上流に向かって超音波信号を送信し、この送信を前述のように繰り返し、それぞれの時間値を計測する。そして、第1送受信器17Aと第2送受信器17Bとの超音波の伝搬時間差から流路16の大きさや流体の流れ状態を考慮して信号処理手段19で流量値を求める。求められた流量データは情報記憶手段10bで累積され、所定期間毎の累積データとして記憶される。
また、流量計測部17が配置された流路16内には異常時等にガスの流れを遮断する遮断弁2cが設けられ、信号処理手段19で求められる流量値が異常に多い場合や通常考えられる使用時間を超えて流量値が検出されるような場合に異常と判断して遮断弁2cを作動させてガス流路16を遮断する。
また、感震装置21から地震や衝撃信号、圧力センサ2dから異常なガス圧の信号が入力されると、制御回路10aを介して遮断弁2cを作動させてガス流路16を遮断すると共に、センターに通報する。
次に、ガスメータ2に内蔵した無線モジュール11を用いた情報伝達の一例を説明すると、まずガス事業者15からの検針指示が基地局14を介して広域通信周波数帯(例えば、200MHz)で送信された場合、ガスメータ2に内蔵してある広域通信無線モジュール11aが受信し、その検針指示情報が同一基板に搭載してある制御回路10aに送られる。制御回路10aには流量計測手段で計測された流量データが所定期間毎に累積され、その累積データ、あるいは料金データに変換した情報が情報記憶手段10bに記憶されており、ガス事業者15からの検針指示情報が入力されると制御回路10aは情報記憶手段10bの流量累積データ、あるいは料金データに変換した情報を通信切替手段10cを介してエリア通信無線モジュール11b及び広域通信無線モジュール11aに送り、広域通信無線モジュール11aは広域通信周波数帯(例えば、200MHz)で基地局14に送信し、基地局14から専用回線を用いてガス事業者15に検針情報が伝達される。また、エリア通信無線モジュール11bは特定小電力無線通信周波数帯(例えば、429MHz)でテレビ12a等の特定の端末装置12に一体的に取り付けた無線モジュール11cに送信し、画面上に例えば、図8(a)に示すような料金情報や使用量を表示する。そして、特定端末装置12への送信が完了すると、上記した如く、報知完了信号をガス事業者15に送信し、需要家への情報伝達が完了したことを通知する。
また、地震や衝撃等で遮断弁2cが作動した場合において原因究明がなされ、ガス事業者15からの復帰指示が基地局14を介して広域通信周波数帯(例えば、200MHz)で送信された場合、ガスメータ2に内蔵してある広域通信無線モジュール11aが受信し、その復帰指示情報が同一基板に搭載してある制御回路10aに送られる。制御回路10aは復帰指示情報が入力されると、情報記憶手段10bに記憶されている復帰作業に関する情報を通信切替手段10cを介してエリア通信無線モジュール11bに送り、エリア通信無線モジュール11bは特定小電力無線通信周波数帯(例えば、429MHz)でテレビ12a等の表示端末装置12に一体的に取り付けた無線モジュール11cに送信し、画面上に例えば、図8(b)に示すような復帰作業の手順を表示する。そして、表示端末装置12への送信が完了すると、上記した如く、報知完了信号をガス事業者15に送信し、需要家への情報伝達が完了したことを通知する。
以上のように、制御回路10aには伝達する情報に応じて通信する相手先に対応して通信周波数帯の異なる無線モジュールを選択すべく通信切替手段10cを有しており、例えば、ガス事業者15からの検針指令の場合は、広域通信無線モジュール11aで受信した情報によりガス事業者15と特定端末装置12に情報記憶手段10bの記憶情報を伝達する必要があり、この場合は、例えば200MHzの通信周波数帯を有する広域通信無線モジュール11aと、例えば429MHzの特定小電力無線通信周波数帯を有するエリア通信無線モジュール11bを選択し、ガス事業者15からの復帰指示の場合は、表示端末装置12に情報記憶手段10bの記憶情報を伝達するだけでよく、この場合は、例えば429MHzの特定小電力無線通信周波数帯を有するエリア通信無線モジュール11bを選択すればよい。
なお、広域通信無線モジュール11aとエリア通信無線モジュール11bはそれぞれ別々に設けてもよく、共通の無線モジュールとし通信周波数帯を広域通信周波数帯と特定小電力無線通信周波数帯で切替えるようにしてもよいもので、前者の場合、通信切替手段10cは広域通信無線モジュール11aとエリア通信無線モジュール11bを選択する必要があり、同時通信が可能というメリットがある反面、設置スペース大やコスト高というデメリットを有している。後者の場合、通信切替手段10cは通信相手先に応じて通信周波数帯を切替える必要があり、設置スペース小やコスト安というメリットがある反面、同時通信ができず交互通信になるというデメリットを有している。
次に、以上のような通信機能を有するガスメータにおいて、制御回路10aから定期的に出力される遮断弁の遮断機能検査指令情報、いわゆるテスト遮断指令に基づいて実行されるガス遮断弁2c及びボンベ側遮断弁22cの遮断機能の異常有無確認動作について具体的に説明する。
図2に示すように、ガスボンベ20から供給されるLPガス等の供給ガスはボンベ出口側に設けられたガス圧調整器ユニット22で所定のガス圧に調整、具体的にはダイアフラムなどで構成されたガス圧調整器22aで所定のガス圧に調整し、ボンベ側遮断弁22cを介してメータ2の上流側ガス供給経路1に供給される。また、ガス圧調整器ユニット22にはガスメータ2に内蔵のエリア通信無線モジュール11bと同じ通信周波数帯を有するボンベ側無線モジュール11dがボンベ側制御回路22bに一体的に組み込まれており、このボンベ側無線モジュール11dを用いてガスメータ2と各種情報の伝達が可能な構成となっている。
ボンベ側制御回路22bには駆動用電池22dが設けられ、ボンベ側無線モジュール11dで受信したガスメータ2からの指令に基づいてボンベ側遮断弁22cの開閉動作を行う制御部22eを有している。そして、ボンベ側遮断弁22cは制御部22eからの遮断
信号で上流側ガス供給経路1を遮断し、復帰信号で開放状態となるように、自動開閉機能を有している。
このようなガス調整器ユニット22をボンベ側出口の上流側ガス供給経路1に配置することで、例えば、基地局14から送信されるガス圧検査指令情報をガスメータ2に内蔵の広域通信無線モジュール11aが受信すると、ガスメータ2で流量有無を検出し「流量なし」が検出されると、所定の調整圧力確認モードが実行され、異常圧力が検出されるとエリア通信無線モジュール11bを用いてガス調整器ユニット22に対して遮断信号が送信される。
この遮断信号をボンベ側無線モジュール11dが受信すると、制御部22eから遮断信号が出力されボンベ側遮断弁22cが作動して上流側ガス供給経路1を遮断状態に保持し、ボンベ側遮断弁22c以降のガス経路1、3へのガス供給を停止して安全を確保するようになっている。
また、上記以外の異常時、例えば感震器作動時や脈動を伴う流量異常時にガスメータ2に内蔵のガス遮断弁2cを作動させてガス流路を遮断すると共に、ガス調整器ユニット22に内蔵のボンベ側遮断弁22cを作動させてガス供給路を遮断することで、より高度な安全性を確保することも可能となる。
また、ガス遮断弁2cとボンベ側遮断弁22cを異常現象に応じて使い分け、遮断動作を区別して実行することで、より効果的な遮断動作を確保することも可能となる。
さらに、一方の遮断弁に異常が発生した場合などは、他方の遮断弁を用いて遮断動作を確保することが可能となり、異常時のガス遮断機能を極めて高い水準で確保することができる。
このように、ガス供給経路に2つの遮断弁を配置することで、遮断動作を伴う異常現象発生時に種々の組み合わせで遮断動作を行うことができ、より高度な安全性を確保することができる。
そして、ガス遮断弁2cとボンベ側遮断弁22cの遮断機能が正常であるか否かを定期的に確認し、どちらかの遮断弁に異常があることが判明したときは、その情報を基地局14に通報し基地局14から送信される遮断弁変更指令に基づいて、遮断機能が正常な遮断弁を特定して以降の遮断動作を実行し、遮断機能が異常な遮断弁を使用禁止状態にすることで、複数の遮断弁を用いて高度な遮断機能を確保するようにしたガス器具監視装置において、制御回路10aで予め定めた期間毎にテスト遮断指令を出力するだけで、ガスメータ自体が検査可能な状況を判断するための情報を取得し、判断し、検査を実行するセルフチェック機能を有するものとなり、遮断機能検査の省力化に大きく貢献することができるとともに、検査結果に基づく基地局14からの遮断弁変更指令で自動的に遮断機能の適正化作業を実行し、点検作業が行われるまでの間の安全性を確保することができるものとなる。
以下、そのテスト遮断モードの具体的な動作について図3を用いて詳細に説明する。
制御回路10aには予め定めた期間毎に遮断弁の遮断機能が正常か否かを検査するためのテスト遮断モード実行指令を出力するテスト遮断モード指示手段33を有する。なお、このテスト遮断モード実行指令は基地局14から定期的な遮断機能検査指令信号として送信するようにしてもよい。
まず、遮断機能検査指令信号が出力されると、ガスメータ2の流量計測手段17で検出される流量情報に基づいて器具使用判別手段23が器具使用の有無を判断する。
器具使用判別手段23で「使用あり」が判断されると、「使用なし」の状態が判断されるまで待機モードとし、テスト遮断モードへの移行を停止する。
器具使用判別手段23で「使用なし」が判断されると、テスト遮断モードへ移行し、テスト遮断信号出力手段31よりメータ側遮断弁駆動手段32に対してテスト遮断電流を流すための信号を送り、メータ側遮断弁2cに所定の遮断電流を流す。
このときのメータ側遮断弁2cに流れる電流波形を駆動波形確認手段27で検出し、検出された電流波形から第1断線検知手段34あるいは第1開閉状態検知手段35で断線の有無、開閉状態の正否を確認する。このメータ側遮断弁2cに対する一連の確認動作を第1テスト遮断モードとし、この第1テスト遮断モードで遮断機能の異常が確認されたとき、その異常情報を広域通信無線モジュール11aにより基地局14に通報する。
次に、第1テスト遮断モードにおける駆動波形確認手段27及び第1断線検知手段34、第1開閉状態検知手段35について、その一例を図11、図12を用いて説明する。
図11において、マイコン38を中心に構成する制御回路10aで、駆動波形確認手段27及び第1断線検知手段34、第1開閉状態検知手段35は構成されており、制御回路10aを構成するマイコン38と、テスト遮断信号を出力するマイコン端子bの出力でON/OFFするトランジスタ39と、トランジスタ39のONでメータ側遮断弁2cに所定の遮断電流を流し、その電流を電圧に変換する抵抗40と、変換された電圧を入力するマイコン端子aを備え、マイコン38で計時される期間が予め定めた期間になると、マイコン端子bから所定のテスト遮断信号が出力される。このテスト遮断信号によりトランジスタ39がONしメータ側遮断弁2cに所定の遮断電流が流れる。そして、トランジスタ39がONしている期間の電流変化をマイコン端子aから入力し、その電流変化を示す波形が予め定めた電流波形に対して異常がないか否かを、マイコン38内に構成された第1断線検知手段34あるいは第1開閉状態検知手段35で判断するようにしている。
各状態における電流波形の一例を図12に示す。Aは元波形及び遮断弁断線時の波形、Bは遮断弁が閉の時に遮断弁に電流を流した時の波形、Cは遮断弁が開状態で固着した時に遮断弁に電流を流した時の波形を示し、Dは遮断弁が開から閉になる時の波形を示す。
このように、テスト遮断電流を流したときの電流波形を確認して、例えば断線判断を行う場合はA波形を用いて行い、固着など開閉異常を判断する場合はC波形を用いて行うことで、開閉に伴うL成分の変化があるかないかで検出が可能となる。
以上のようにして、ガスメータ2内蔵のメータ側遮断弁2cの遮断機能が正常か否かが確認され、この第1テスト遮断モードが完了すると、次に、エリア通信無線モジュール11bを用いてボンベ側無線モジュール11dに信号を送信し、第2テスト遮断モードとしてボンベ側遮断弁22cの遮断機能が正常か否かの検査が実行される。
ボンベ側無線モジュール11dでテスト遮断信号を受信すると、テスト遮断信号出力手段25を介してボンベ側遮断弁駆動手段26に対してテスト遮断電流を流すための信号を送り、ボンベ側遮断弁22cに所定の遮断電流を流す。
このときのボンベ側遮断弁22cに流れる電流波形を駆動波形確認手段24で検出し、検出された電流波形から第2断線検知手段36あるいは第2開閉状態検知手段37で断線
の有無、開閉状態の正否を確認する。このボンベ側遮断弁22cに対する一連の確認動作を第2テスト遮断モードとし、この第2テスト遮断モードで遮断機能の異常が確認されたとき、その異常情報をボンベ側無線モジュール11dからエリア通信無線モジュール11bを介して広域通信無線モジュール11aにより基地局14に通報する。
電流波形の検出、判断については第1テスト遮断モードと同一の構成を用いて行うことができ、ここでの説明は省略する。
また、本実施の形態では、テスト遮断モードが開始されると、ガスメータ2に内蔵のエリア通信無線モジュール11bを用いてテレビ12aや携帯電話12b等の表示端末装置12にその経過情報を表示するようにしており、例えば図10(b)に示すように、「遮断弁の遮断機能検査実施中です」「あと、○○分で完了します」というメッセージと共に、残時間をビジュアルに表示することで、ガスの圧力検査をしていることを知らせることができる。なお、経過情報の表示形態としては上記に限定されるものではなく、完了予定時刻を表示してもよく、単に検査中であることだけを表示するようにしてもよい。
また、テスト遮断モードが実施され「流量あり」が確認されたとき、「流量なし」状態への待機状態であることを表示端末装置12に表示するようにしてもよく、これにより需要家に検査開始段階であることを通知し、需要家に対して器具の使用を差し控えてもらうことが可能となり、器具使用に伴う検査の中断等のトラブルを抑制することができる。
また、上記テスト遮断モード中に圧力センサ2dが急激な低下方向の圧力変化を検出したときは、器具栓が開放され使用開始状態にあると判断して、通常の流量計測モードに復帰し、テスト遮断モードを一時的に中断する。そして、このときも表示端末装置12の画面上にテスト遮断モードを一時中断したことを表示するようにし、これにより需要家に検査中であることを通知し、器具の使用を最小限に抑えてもらうことが可能となり、器具使用に伴う検査の中断等のトラブルを抑制することができる。
そして、上記遮断機能検査結果は広域通信無線モジュール11aを用いて基地局14に送信され、ガス事業者15はこの遮断機能検査結果より異常がないと判断した場合は遮断機能検査正常信号を送信し、広域通信無線モジュール11aがこの信号を受信すると、制御回路10aは通常の流量計測モードに復帰すると共に、通信切替手段10cによりエリア通信無線モジュール11bを用いて、図10(a)に示すように、テレビ12a等の表示端末装置12に検査完了信号を送って、画面上に検査が完了したこと、異常がなかったことを表示する。
また、上記検査結果において異常があると判断された場合は遮断弁変更指令を送信し、広域通信無線モジュール11aがこの指令を受信すると、制御回路10a及びボンベ側制御回路22bに遮断弁変更指令を送信し、遮断機能が異常な遮断弁を制御する制御回路に対して以降の使用禁止を指示し、遮断機能が正常な遮断弁を制御する制御回路に対して以降の遮断動作の実行を指示する。
そして、この情報を通信切替手段10cによりエリア通信無線モジュール11bを用いてテレビ12a等の表示端末装置12に検査異常信号を送って、画面上に遮断機能の異常が確認されたこと、修理が必要なこと等を表示するようにしている。
以上のように本実施の形態によれば、電話回線以外の無線通信手段を用いて基地局との通信が可能な無線モジュールと、ガスボンベ側に設けたガス圧調整器ユニットとの間で遮断機能検査情報の送受信が可能な無線モジュールとを、ガスメータ内の計測機能及び遮断機能を有した制御回路基板に一体的に組み込んだ形態としているため、ガスメータを設置
するだけで基地局と電話回線を用いることなく通信が可能となり、回線の混雑状況に影響を受けず基地局との通信をスムーズに行うことができ、ガスメータで取得した各種器具情報を基地局に迅速かつ的確に伝えることができ、また基地局からの指示に基づく各種処理を的確に実施することができる。
さらに、所定期間毎にテスト遮断電流を出力し遮断機能の異常有無を確認するテスト遮断モードを実行することで、ガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁の故障検出が可能であり、またガスメータ内のガス遮断弁の故障検出が可能となり、ガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁が故障の場合はガスメータに故障情報を送信することでガスメータのガス遮断弁を用いて異常時のガス遮断を行うことができ、ガスメータ内のガス遮断弁が故障の場合にはガス圧調整器ユニットに故障情報を送信することでガス圧調整器ユニットのボンベ側遮断弁を用いて異常時のガス遮断を行うことができるため、異常時のガス遮断機能を極めて高い水準で確保することができる。
電話回線以外の無線通信手段を用いて基地局との通信が可能な無線モジュールと、ガスボンベ側に設けたガス圧調整器ユニットとの間でガス圧検査情報の送受信が可能な無線モジュールとを、ガスメータ内の計測機能及び遮断機能を有した制御回路基板に一体的に組み込んだ形態としているため、ガスメータを設置するだけで基地局と電話回線を用いることなく通信が可能となり、回線の混雑状況に影響を受けず基地局との通信をスムーズに行うことができ、ガスメータで取得した各種器具情報を基地局に迅速かつ的確に伝えることができ、また基地局からの指示に基づく各種処理を的確に実施することができる。
さらに、基地局からガス圧検査指令が送信されたとき所定の確認処理を経て、ガスメータに内蔵の圧力検出手段により検出されたガス圧情報に基づいて、ガス圧調整手段によるガス圧調整が正常に行われているか否かを判断するようにしたもので、基地局からガス圧検査指令を送信するだけで、ガス圧検査が可能な状態であるか否かを判断し可能な状態と判断したとき、圧力検出手段で検出されるガス圧と予め定めた判定値とを比較して調整ガス圧が正常か否かを判断し、異常時にボンベ側無線モジュールを介してボンベ側遮断弁を動作させ、ボンベ側ガス供給経路を遮断して安全性を確保するようにしているため、都度、ガス事業者が需要家宅に出向いて検査を行う必要がなくなり、検査の省力化を図ることができる。
テスト遮断モードに入ったとき、流量計測手段で「流量あり」が確認された場合は器具が使用中であると判断して、「流量なし」の状態が確認されるまでテスト遮断待機モードとしてテスト遮断モードを実行せず、「流量なし」の状態が確認されたとき実施するようにしたもので、制御回路で予め定めた期間毎にテスト遮断指令を出力するだけで、ガスメータ自体が検査可能な状況を判断するための情報を取得し、判断し、検査を実行するセルフチェック機能を有するものとなり、遮断機能検査の省力化に大きく貢献することができるものである。
本発明のガス器具監視装置によれば、ガスの流量及び圧力の計測機能及び遮断機能を有するガスメータに、ガス圧調整器との間で遮断機能検査情報を送受信する無線モジュールを内蔵し、制御回路で予め定めた期間毎にテスト遮断指令を出力するだけで、ガスメータ自体が検査可能な状況を判断するための情報を取得し、判断し、検査を実行するセルフチェック機能を有するものとなり、弁機構を有する各種メータにも適用することができる。
本発明の実施の形態1のガスボンベ供給経路におけるガスメータとの通信形態の全体構成図 同ガス器具監視装置におけるガス圧調整器とガスメータとの通信形態を示す図 同ガス器具監視装置におけるガスメータとガス圧調整器の構成ブロック図 同ガス器具監視装置におけるガスメータの外観及び構成部品を示す図 同ガスメータの内部構成図 同ガスメータの制御回路基板の構成ブロック図 同ガス器具監視装置と特定端末装置の通信形態を示す図 (a)同特定端末装置における料金情報表示形態を示す図(b)同特定端末装置における復帰情報表示形態を示す図 同ガス器具監視装置の制御回路の構成ブロック図 (a)同表示端末装置における遮断機能検査情報表示形態を示す図(b)同表示端末装置における別の遮断機能検査情報表示形態を示す図 同ガス器具監視装置における制御回路の具体的構成図 同ガス器具監視装置における遮断弁駆動時の電流波形を示す図
符号の説明
2 ガスメータ
2c ガス遮断弁
2d 圧力センサ(圧力検出手段)
10a 制御回路
10b 情報記憶手段
10c 通信切替手段
11 無線モジュール
11a 広域通信無線モジュール
11b エリア通信無線モジュール
11d ボンベ側無線モジュール
12 特定端末装置
12a テレビ
12b 携帯電話
14 基地局
15 ガス事業者
17 流量計測手段
22 ガス圧調整器ユニット
22a ガス圧調整器
22b ボンベ側制御回路
22c ボンベ側遮断弁
23 器具使用判別手段
24、27 駆動波形確認手段
25、31 テスト遮断信号出力手段
26 ボンベ側遮断弁駆動手段
32 メータ側遮断弁駆動手段
33 テスト遮断モード指示手段
34 第1断線検知手段
35 第1開閉状態検知手段
36 第2断線検知手段
37 第2開閉状態検知手段

Claims (15)

  1. ガスボンベとガス器具を接続するガス供給経路の途中に配置されるガス圧を調整するガス圧調整器ユニットとガスメータを備えたガス器具監視装置であって、
    前記ガスメータは、
    ガス流量を計測する流量計測手段と、
    前記ガス供給経路を遮断する第1遮断弁と、
    前記流量計測手段の計測結果に基づき所定の処理を行制御回路と、
    前記ガス供給経路内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記第1遮断弁の断線有無を確認する第1断線検知手段あるいは開閉状態を検知する第1開閉状態検知手段と、
    所定の通信周波数帯で送受信が可能な第1無線モジュールと、
    を備え、
    前記第1無線モジュールは、
    少なくとも基地局と通信するための通信周波数帯と前記ガス圧調整器ユニットと通信するための通信周波数帯を有し、
    前記ガス圧調整器ユニットには、
    所定のガス圧に調整するガス圧調整手段と、
    前記ガス供給経路を遮断する第2遮断弁と、
    前記第2遮断弁の断線有無を確認する第2断線検知手段あるいは開閉状態を検知する第2開閉状態検知手段と、
    所定の通信周波数帯で送受信が可能な第2無線モジュールと、
    を備え、
    前記流量計測手段で前記ガス器具が使用されていないと判断されたとき、前記第1遮断弁あるいは前記第2遮断弁にテスト遮断電流を流し、
    前記第1遮断弁あるいは第2遮断弁のうち一方の遮断弁が断線または開閉異常と判断されたとき、他方の遮断弁を用いて前記ガス供給経路を遮断するガス器具監視装置。
  2. 前記第1無線モジュールは、
    前記ガス圧調整器ユニットと通信するための通信周波数帯として特定小電力無線通信周波数帯を使用するエリア通信無線モジュールと、
    前記基地局と通信するための通信周波数帯として広域通信周波数帯を使用する広域通信無線モジュールとを備えることを特徴とする請求項1記載のガス器具監視装置。
  3. 前記制御回路から予め定めた期間毎に出力されるテスト遮断指令に応じて、前記流量計測手段からの流量情報の有無を確認し、
    流量がない場合は、前記ガス器具が使用されていないと判断して前記遮断弁の断線あるいは開閉異常確認を行い
    流量がある場合は、流量がないと確認されるまで待機状態とすることを特徴とする請求項1または2記載のガス器具監視装置。
  4. 前記遮断弁が断線または開閉異常と判断されたとき、当該異常情報を前記基地局に送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のガス器具監視装置。
  5. 前記ガス圧調整器ユニットは、
    前記テスト遮断指令に応じて、前記第2断線検知手段あるいは第2開閉状態検知手段で遮断機能の異常を確認し、
    異常が確認されたとき、当該異常情報を前記基地局に送信することを特徴とする請求項3記載のガス器具監視装置。
  6. 前記遮断弁の断線あるいは開閉異常の確認を実施中に急激なガス圧変化が確認されたとき、通常の流量計測に復帰して前記テスト遮断指令に応じた流量計測を中断することを特徴とする請求項3または5記載のガス器具監視装置。
  7. 前記基地局から遮断弁変更指令を受信すると、
    前記制御回路は、遮断機能が正常な遮断弁に対して以降の遮断動作を実行し、遮断機能が異常な遮断弁を使用禁止状態とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のガス器具監視装置。
  8. 前記第1遮断弁の遮断機能に異常がある場合、前記遮断弁変更指令を受信すると、前記第1遮断弁を使用禁止状態に保持すると共に、以降の遮断信号は前記第2無線モジュールを介して前記第2遮断弁に送信するようにしたことを特徴とする請求項7記載のガス器具監視装置。
  9. 前記第2遮断弁の遮断機能に異常がある場合、前記遮断弁変更指令を受信すると、前記第2遮断弁を使用禁止状態に保持すると共に、以降の遮断信号は前記第1遮断弁に送信するようにしたことを特徴とする請求項7記載のガス器具監視装置。
  10. 前記エリア通信無線モジュールは、
    前記ガス圧調整器ユニットとの通信以外に特定の端末装置とも通信を行い、
    前記ガス器具監視装置の状態に応じて、当該状態情報を前記特定の端末装置送信することを特徴とする請求項記載のガス監視装置。
  11. 前記特定の端末装置は表示端末装置を備え、
    前記表示端末装置は、前記遮断弁の断線あるいは開閉異常の確認が実施されたとき、経過情報を残時間あるいは完了予定時刻等で表示することを特徴とする請求項10記載のガス器具監視装置。
  12. 前記特定の端末装置は表示端末装置を備え、
    前記ガス器具監視装置が前記流量計測手段からの流量情報をもとに流量があると確認した後、流量がないと確認するまで、前記表示端末装置に待機状態であることを表示する
    とを特徴とする請求項1記載のガス器具監視装置。
  13. 前記特定の端末装置は表示端末装置を備え、
    前記遮断弁の断線あるいは開閉異常の確認中に急激なガス圧変化が確認されたとき、通常の流量計測に復帰して前記確認作業を中断すると共に、中断状態であることを前記表示端末装置に表示することを特徴とした請求項1記載のガス器具監視装置。
  14. 前記特定の端末装置は表示端末装置を備え、
    前記基地局から遮断弁変更指令を受信すると、遮断機能が異常な遮断弁を使用禁止状態に保持すると共に、テスト遮断検査結果で問題が発生し修理が必要であることを前記表示端末装置に表示することを特徴とする請求項1記載のガス器具監視装置。
  15. 前記特定の端末装置はテレビあるいは携帯電話であり前記第1無線モジュールと同一の通信周波数帯を有する無線モジュールを備えていることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項記載のガス器具監視装置。
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