JP4952246B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に係る。
FFS(Fringe Field Switching)方式の液晶表示装置では、液晶の配向を制御する画素電極と共通電極との両方が素子基板に設けられており、この2つの電極は絶縁膜を介して積層されている。当該電極のうちで上部の電極すなわち液晶層側の電極にはスリットが設けられている。スリットの長辺方向とほぼ平行にラビング処理がなされ、上記電極間の電位がオフ電位の場合、液晶分子は、スリットの長辺方向とほぼ平行に配向する。オフ電圧よりも大きい電圧を上記電極間に印加した場合、スリットの長辺に対して垂直な方向に電界(横電界)が発生し、液晶分子は電界方向に沿うように基板に平行な面内で回転する(横回転する)。液晶分子の回転角を制御することによって、透過光量が制御される。
図8に従来のFFS方式の液晶表示装置を説明する平面図を示す。図8には1画素20Zについて下部電極126Zおよび上部電極130Zを図示し、図面を分かりやすくするために上部電極130Zにハッチングを施している。2つの電極126Z,130Zの一方が画素電極であり、他方が共通電極である。当該液晶表示装置では、上部電極130ZのスリットSZは画素20Zごとに設けられ画素20Z内に納まっている。なお、図8の例では、スリットSZの長辺方向に対して例えば約5°傾いた方向にラビング方向AZが設定されている。
なお、FFS方式の液晶表示装置は例えば特許文献1に記載されている。
特開2002−296611号公報
2つの電極126Z,130Z間にオフ電圧よりも大きい電圧が印加されると、当該電極126Z,130Z間にスリットSZを介した電界が発生する。この電界は平面視上、スリットSZの辺(より詳しくは輪郭の接線)に垂直に生じるので、スリットSZの長辺部と短辺部とでは電界の方向が異なる。このため、液晶分子はスリットSZの中央部SCZと端部SEZとで異なる方向に横回転する。回転方向が場所によって異なる現象はディスクリネーションと呼ばれる。なお、ディスクリネーションは、スリット端部SEZが図8のように角形である場合だけでなく、丸まった形状である場合においても発生しうる。
回転方向が異なる領域の境界付近(図8中の破線円部を参照)では液晶分子が所望でない方向に回転しまたは液晶分子が回転できないために周囲に比べて透過率が低下する。透過率の低下によって上記境界線が観察される場合があり、この線はディスクリネーション・ラインと呼ばれる。
ディスクリネーションによる透過率低下は、液晶表示装置の光学的特性、例えば画素の透過率を低下させるという問題がある。
本発明の目的は、ディスクリネーションの影響を低減して良好な光学的特性が得られる液晶表示装置を提供することである。
本発明に係る液晶表示装置は、行方向に延伸するゲート信号線と、列方向に延伸する表示信号線と、前記ゲート信号線と前記表示信号線の交差に対応し、複数の色のそれぞれに対応した複数の画素を備え、前記複数の画素のそれぞれは、画素電極と、前記画素電極上に絶縁膜を介して配置された共通電極と、を備え、前記共通電極は、スリットを有し、前記画素のうち視感度が最も低い色に対応した画素は、隣接する画素と連結されたスリットを有することを特徴とする。
また、前記連結されたスリットは、前記行方向または前記列方向のいずれか一方向に並んだ複数色に対応した複数の画素に配置されていることが好ましい。
また、1絵素が前記一方向に並んだ複数色に対応した複数の画素で構成され、前記1絵素を構成する前記複数の画素のうちで視感度が最も低い色に対応する画素が、前記絵素の両端を除く位置に配置されていることが好ましい。また、前記1絵素を構成する前記複数の画素のうちで視感度が最も高い色および2番目に高い色に対応する画素が、前記1絵素の両端に配置されていることが好ましい。また、1絵素が一方向に並んだ複数色に対応した画素で構成される液晶表示装置であって、前記複数の画素のそれぞれに対応した画素電極と、前記複数の画素電極と液晶層との間に位置し絶縁膜を介して前記複数の画素電極に対向する共通電極と、を備え、前記共通電極は前記複数の画素に連結されたスリットを有し、前記1絵素を構成する前記複数の画素のうちで視感度が最も低い色に対応する画素が、前記複数の画素の配列中で両端を除く位置に配置されていることが好ましい。
また、前記連結されたスリットは、前記行方向並んだ複数色に対応した複数の画素に配置され、1絵素が前記行方向および前記列方向に並んだ複数色に対応した複数の画素とで構成され、互いに隣接する行に配置される前記画素は、前記行方向に画素幅の半分づつずれて配置されていることが好ましい。また、前記1絵素は、3個の画素で構成され、前記1絵素を構成する画素のうち2個の画素は前記隣接する行の一方に配置され、前記1絵素を構成する画素のうち前記2個の画素と異なる1個の画素は前記隣接する行の他方に配置されていることが好ましい。
また、隣接する前記絵素の境界において、前記隣接する一方の絵素の画素は、前記隣接する他方の絵素の画素と連結されたスリットを有することが好ましい。また、前記視感度が最も低い色は青色であることが好ましい。
上記構成により、各画素に存在する共通電極のスリット端部の個数を減らすことができる。また、液晶表示装置が有する複数色のうちで視感度が最も低い色に対応する画素には、スリット端部を存在させないようにすることが可能である。このため、ディスクリネーションの影響を低減することができる。したがって、例えば、透過率の増加、ホワイトバランス(白の色度)の調整、色域の拡大等を図ることができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態について詳細に説明する。
図1に実施の形態に係る液晶表示装置10の画素配列を説明する平面図を示す。なお、説明を簡単にするため、平面図における横方向および縦方向を、液晶表示装置10の表示面における行方向および列方向に対応させることにする。
液晶表示装置10では、画素20がマトリクス配列されている。行方向には、赤色(R)、青色(B)および緑色(G)を表示する各画素20が繰り返し並んでいる。なお、図中の「R」、「G」および「B」はその画素20の表示色(色相)を表しており、以下の説明では、例えば赤色に対応する画素20を「Rの画素20」のように表現する。図1では、列方向に同じ色の画素20が並んでいる場合を例示しており、この場合の画素配列はストライプ配列とも呼ばれる。なお、列方向に異なる色の画素20を配列することも可能である。
液晶表示装置10では、行方向に並んだ3個の画素で1個の絵素30が構成され、このため1個の絵素30は3色の画素20で構成されている。なお、図1では各絵素30を太い破線で囲んでいる。
液晶表示装置10では、1個の絵素30内において、中央にBの画素20が配置され、両端にRおよびGの画素20が配置されている。図1ではRの画素20が左端に位置する場合を例示しているが、Rの画素20とGの画素20との位置を入れ替えてもよい。
なお、図1には画素20が2行9列に配列され、絵素30が2行3列に配列された場合を例示している。図面では、各画素30が縦長の四角形をしており各絵素30が正方形の場合を例示しているが、画素20および絵素30の形状はこれらに限られるものではない。
図2に液晶表示装置10を説明する平面図を示す。図2では、画素20を破線で囲み、特に絵素30を太い破線で囲んで、図示している。図2の一部拡大図を図3に示し、図3中の4−4線における断面図を図4に示す。なお、図2および図3では図4に図示した要素の一部を省略している。
図4に示すように、液晶表示装置10は、液晶パネル12と、液晶パネル12に対して出射光を照射可能に配置された光源14とを含んでいる。液晶パネル12は、第1基板100と、第1基板100に対向する第2基板200と、基板100,200間に配置された液晶層300とを含んでいる。図4では光源14が第1基板100に対向する場合を例示しているが、例えば光源14を液晶パネル12の縁部付近に配置し光源14からの出射光を導光板を利用して第1基板100に照射するように構成してもよい。ここでは液晶表示装置10が光源14を有する透過型または半透過型の場合を例示するが、液晶表示装置10は光源14を有さない反射型であってもよい。
第1基板100は、例えばガラス等の透光性基板で構成される支持基板110を含んでいる。第1基板100は、さらに、支持基板110の内表面側すなわち液晶層300側に、バッファ層112と、能動層PSと、ゲート絶縁膜114と、ゲート信号線GLと、共通電位線COMと、層間絶縁膜116と、表示信号線DLと、ドレイン電極118と、パッド電極120と、パッシベーション膜122と、平坦化膜124と、画素電極126と、絶縁膜128と、共通電極130と、不図示の配向膜とを含んでいる。
バッファ層112は、支持基板110上に配置されており、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜等で構成されている。能動層PSは、バッファ膜112上に配置されており、画素選択用薄膜トランジスタTRの配置領域に設けられている。能動層PSは、例えばポリシリコン等で構成されている。ゲート絶縁膜114は、能動層PSを覆ってバッファ膜112上に配置されており、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜等で構成されている。
ゲート信号線GLは、ゲート絶縁膜114上に能動層PSに対向して配置されている。ゲート信号線GLは、全体として行方向に延伸し、行方向に並んだ画素20にわたって設けられている。ゲート信号線GLにおいて各画素20の能動層PSに対向する各部分が画素選択用薄膜トランジスタTRのゲート電極を構成する。共通電位線COMは、ゲート絶縁膜114上に配置されている。共通電位線COMは、全体として行方向に延伸し、行方向に並んだ画素20にわたって設けられている。ゲート信号線GLおよび共通電位線COMはそれぞれ例えばクロム、モリブデンを含む金属等で構成されている。
層間絶縁膜116は、ゲート信号線GLおよび共通電位線COMを覆ってゲート絶縁膜114上に配置されている。層間絶縁膜116およびゲート絶縁膜114には、能動層PSのソース領域に至るコンタクトホールCH1と、能動層PSのドレイン領域に至るコンタクトホールCH2とが設けられている。また、層間絶縁膜116には、共通電位線COMに至るコンタクトホールCH3が設けられている。
表示信号線DLは、層間絶縁膜116上に配置され、全体として列方向に延伸している。表示信号線DLは、コンタクトホールCH1を介して能動層PSのソース領域に接続されている。ドレイン電極118は、層間絶縁膜116上に配置されており、コンタクトホールCH2を介して能動層PSのドレイン領域に接続されている。パッド電極120は、層間絶縁膜116上に配置されており、コンタクトホールCH3を介して共通電位線COMに接続されている。表示信号線DLとドレイン電極118とパッド電極120とはそれぞれ例えばアルミニウム、アルミニウム合金を含む金属等で構成されている。
パッシベーション膜122は、表示信号線DLとドレイン電極118とパッド電極120とを覆って層間絶縁膜116上に配置されている。平坦化膜124は、パッシベーション膜122上に配置されている。平坦化膜124およびパッシベーション膜122には、ドレイン電極118に至るコンタクトホールCH5と、パッド電極120に至るコンタクトホールCH6とが設けられている。
画素電極126は、平坦化膜124上に配置されており、コンタクトホールCH5を介してドレイン電極118に接続されている。画素電極126は例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透光性導電膜で構成されている。画素電極126は、画素20ごとに設けられ、このため画素20に対応する。画素電極126には、表示信号に応じた電位が表示信号線DLを介して供給される。
絶縁膜128は、画素電極126を覆って平坦化膜124上に配置されている。絶縁膜128と平坦化膜124とパッシベーション膜122とには、パッド電極120に至るコンタクトホールCH6が設けられている。
共通電極130は、絶縁膜128上に配置されており、コンタクトホールCH6を介してパッド電極120に接続されている。共通電極130は、ここでは、全ての画素20にわたって設けられている場合を例示する。なお、共通電極130における各画素20内の各部分をその画素20の「共通電極」として捉えることも可能であり、この場合、複数の画素20のそれぞれが「共通電極」を有していると捉えられる。共通電極130は例えばITO等の透光性導電膜で構成されている。共通電極130には複数のスリットSが平行に設けられている。なお、図2〜図4では図面の煩雑を避けるためスリットSの本数を違えて図示し、また、図3ではスリットSの輪郭を太線で示している。共通電極130を覆って絶縁膜128上に不図示の配向膜が配置されている。当該配向膜は、スリットSの長辺方向に対して例えば約5°傾いた方向にラビングされている。
図2に示すように、液晶表示装置10では、共通電極130のスリットSは、行方向に並んだ3個の画素20にわたって設けられている。すなわち、隣接する画素20でスリットが連結されている。なお、液晶表示装置10では、スリットSは、行方向に延びており、表示信号線DLと略垂直をなしている。スリットSは上記3個の画素20の各画素電極126に対向している。スリットSを共有する当該3個の画素20は、液晶表示装置10では、1個の絵素30を構成するR、BおよびGの画素20である。このため、液晶表示装置10では、各スリットSは絵素30内に納まっており、隣接する絵素30を跨いではいない。当該3個の画素20において、両端のRおよびGの画素20内にはスリットSの端部SE(図3参照)が存在するが、中央のBの画素20内にはスリット端部SEが存在しない。
第1基板100は、さらに、支持基板110の外表面上に配置された偏光板108を含んでいる。偏光板108は光源14の出射光を直線偏光にする。
第2基板200は、例えばガラス等の透光性基板で構成される支持基板210を含んでいる。第2基板200は、さらに、支持基板210の内表面側すなわち液晶層300側に、遮光膜212と、カラーフィルタ214と、不図示の配向膜とを含んでいる。
遮光膜212は、支持基板210上に配置され、支持基板210の全面に広がっているとともに画素電極126に対向する位置に開口を有している。遮光膜212は例えば黒色顔料を含有した樹脂等で構成されている。カラーフィルタ214は、支持基板210上に配置され、遮光膜212の開口部に設けられている。カラーフィルタ214は、光源14からの出射光を着色してその画素20の表示色を規定する。遮光膜212およびカラーフィルタ214上に不図示の配向膜が配置されている。当該配向膜は、第1基板100の配向膜のラビング方向との関係において所定方向にラビングされている。
第2基板200は、さらに、支持基板210の外表面上に配置された偏光板208を含んでいる。
上記のように液晶表示装置10では、共通電極130のスリットSは行方向に並んだ3個の画素20で連結されており、両端のRおよびGの画素20内にはスリット端部SEが存在するが、中央のBの画素20内にはスリット端部SEが存在しない。ここでR、BおよびGの視感度には、大略、
R:B:G=3:1:10
という比率関係がある。すなわち、Gの視感度が最も高く、Rの視感度が2番目に高く、Bの視感度が最も低い。
このため、液晶表示装置10では、視感度が最も低いBの画素20のスリットSは隣接する画素20と連結され、Bの画素20内にはスリット端部SEが存在しない。また、視感度が最も高いGの画素20内および2番目に高いRの画素20内にはスリット端部SEが存在している。
従来の液晶表示装置(図8参照)では上部電極130ZのスリットSZは画素20Zごとに設けられている。このため、各画素20Zでは、1本のスリットSZについてスリット端部SEZが2個存在する。
これに対して、液晶表示装置10では、RおよびGの画素20のそれぞれに存在するスリット端部SEは1本のスリットSについて1個であり、Bの画素20にあってはスリット端部SEが存在しない。このため、液晶表示装置10の各画素20の方が、スリット端部SEでのディスクリネーションによる透過率低下が小さい。すなわち、液晶表示装置10の画素20によれば、従来の画素20Zに比べて透過率、換言すれば輝度を増加させることができる。単色表示時の輝度を比較すると、RおよびGの画素20はそれぞれ約8%増加し、Bの画素20は約20%増加した。また、全色表示時すなわち白表示時で輝度を比較すると、約9%増加した。
また、液晶表示装置10によれば、良好なホワイトバランスを得ることができる。xy色度図において例えばRの画素20がx=0.605、y=0.313、Bの画素20がx=0.160、y=0.067、Gの画素20がx=0.317、y=0.616の場合、液晶表示装置10の白(W)はx=0.302、y=0.308であった。これに対して、従来の画素20Zにおいてx,yの値を上記と同じにした場合、Wはx=0.308、y=0.319であった。また、液晶表示装置10においてBの画素20とGの画素20との位置を入れ替えた場合にはWはx=0.308、y=0.331であり、Bの画素20とRの画素20との位置を入れ替えた場合にはWはx=0.314、y=0.319であった。
また、液晶表示装置10によれば、輝度を確保しつつ色域を拡大することが可能である。色域を拡大する一つの手法として画素の彩度を高くすることが挙げられる。彩度の調整はカラーフィルタ214(図4参照)の選定によって可能であるが、一般に彩度を高くするとカラーフィルタ214の透過率は小さくなる。しかし、上記のように液晶表示装置10によればR、BおよびGのいずれの画素20についても従来の画素20Zよりも輝度が増加するので、彩度を高くしても例えば従来の画素20Zと同等レベルの輝度を確保することは可能である。
特に輝度増加の大きいBの画素20について彩度を高くすることによって、RおよびGの画素20の彩度を高くする場合に比べて色域をより広くすることができる。この場合、ホワイトバランスがB寄りにずれる可能性があるが、Bの視感度はRおよびGに比べて低いので、実用上、不具合は小さいと考えられる。
1個の絵素30を2色または4色以上の画素20で構成することも可能であり、以下に4色の画素20で1個の絵素30が構成される場合を例示する。
図5に、1個の絵素30が4色の画素20で構成される液晶表示装置10Bを説明する平面図を示す。図5では、画素20を破線で囲み、特に絵素30を太い破線で囲んで、図示している。液晶表示装置10Bにおいても、画素20は表示面全体にマトリクス配列され、4色の画素20は行方向に繰り返し並んでいる。
ここでは、当該4色がR、B、Gおよびシアン(C)の場合を例示する。R、B、GおよびCの視感度には、大略、
R:B:G:C=3:1:10:5
という比率関係がある。すなわち、Gの視感度が最も高く、Cの視感度が2番目に高い。また、Bの視感度が最も低く、Rの視感度はBの視感度に次いで2番目に低い。
液晶表示装置10Bでは、1個の絵素30内において、両端にCおよびGの画素20が配置され、両端を除く中央の2カ所にRおよびBの画素20が配置されている。CおよびGの画素20の位置は図5の例示とは逆にしてもよい。また、RおよびBの画素20の位置は図5の例示とは逆にしてもよい。
また、上記4色として例えばR、B、Gおよび白(W)を適用することもできる。この場合、Wの画素20は、カラーフィルタ214(図4参照)を設けないことによって、または、無色の樹脂層等を設けることによって、構成可能である。R、B、GおよびWの視感度には、大略、
R:B:G:W=3:1:10:30
という比率関係がある。すなわち、Wの視感度が最も高く、Gの視感度が2番目に高い。また、Bの視感度が最も低く、Rの視感度はBの視感度に次いで2番目に低い。この場合、1個の絵素30内において、両端にWおよびGの画素20が配置され、両端を除く中央の2カ所にRおよびBの画素20が配置される。
液晶表示装置10Bのその他の構成は例えば上記液晶表示装置10と同様に構成可能である。
液晶表示装置10Bによっても液晶表示装置10と同様の効果を得ることができる。なお、上記の3色の場合および4色の場合のいずれにおいても、画素20の色は上記例示に限定されるものではない。
図6に、画素20がデルタ配列された液晶表示装置10Cを説明する平面図を示す。図6では、画素20を破線で囲み、特に絵素30を太い破線で囲んで、図示している。図面の煩雑を避けるため図6では3個の絵素30についてのみ太い破線で囲んでいる。
デルタ配列では、デルタ(Δ)形に配列された3個の画素20によって1個の絵素30が構成される。例えば、1個の絵素30は、1つの行の中で隣接する2色の画素20と、当該1つの行に隣接する行の中の1色の画素20と、で構成される。上記2色の画素20と上記1色の画素20とは、行方向に0.5画素分ずれて配置されており、これによりデルタ形が形成される。デルタ配列では行方向に、上下反転の関係にあるデルタ形の絵素30が交互に並んでいる。デルタ配列を表示画全体として見た場合、行方向にはマトリクス配列と同様にR、BおよびGの画素20が繰り返し並んでおり、隣接する行同士は1.5画素分ずれている。
液晶表示装置10Cにおいても、共通電極130のスリットSは、行方向に並んだ3個の画素20にわたって設けられている。また、当該3個の画素20の配列において、スリット端部SEが存在しない中央にBの画素20が配置され、スリット端部SEが存在する両端にRおよびGの画素20が配置されている。
ここで、上記の液晶表示装置10,10Bでは、スリットSを共有する画素20がそのまま1個の絵素30内を構成する(図2および図5参照)。これに対して、デルタ配列の液晶表示装置10Cでは、行方向に並んだ3個の画素20はスリットSを共有するが1個の絵素30を構成しない(図6において太線で囲んだ3個の画素20と太い破線で囲んだ絵素30とを参照)。すなわち、デルタ配列ではスリットSは1個の絵素30内に納まってはいない。しかし、デルタ配列においても1個の絵素30は、スリット端部SEが存在しないBの画素20と、スリット端部SEが存在するRおよびGの画素20とによって構成されている。このため、液晶表示装置10Cは、上記の液晶表示装置10と同様の効果を奏する。
液晶表示装置10Cのその他の構成は例えば上記液晶表示装置10と同様に構成可能である。また、デルタ配列の場合においても、画素20の表示色は上記例示に限られるものではない。
図7に液晶表示装置10Dを説明する平面図を示す。液晶表示装置10Dでは、上記の液晶表示装置10と同様に画素20がマトリクス配列され、上記の液晶表示装置10Cと同様にスリットSを共有する画素20は1個の絵素30を構成していない(図7では絵素30を太い破線で囲んでいる)。図7に例示した液晶表示装置10Dでは、Gの画素20が絵素30の中央に位置し、BおよびRの画素20が絵素30の端に位置している。液晶表示装置10Dの各絵素30では、隣接するBおよびGの画素20は、互いに連結したスリットSを有している。これに対して、液晶表示装置10Dの各絵素30では、Rの画素20のスリットSは、その絵素30内のBおよびGの画素20には連結していない。Rの画素20のスリットSは、隣接する絵素30のBおよびGの画素20に連結している。しかし、液晶表示装置10Dにおいても、1個の絵素30は、スリット端部SEが存在しないBの画素20と、スリット端部SEが存在するRおよびGの画素20とによって構成されている。このため、液晶表示装置10Dは、上記の液晶表示装置10と同様の効果を奏する。なお、RおよびGの画素20の位置を図7の例示とは逆にしてもよい。
液晶表示装置10Dのその他の構成は例えば上記液晶表示装置10と同様に構成可能である。また、画素20の表示色は上記例示に限られるものではない。また、1個の絵素30を2色または4色以上の画素20で構成することも可能である。
なお、スリットSの本数は図示の例示に限られるものではない。また、上記図面ではスリットSが行方向に平行に延伸する場合を例示したが、スリットSは行方向に対して傾斜した方向に延伸していてもよい。また、図面ではスリット端部SEが角形の場合を例示したが、当該端部SEは例えば丸まった形状であってもよい。また、図面ではスリットSがまっすぐに延伸する場合を例示したが、スリットSは例えば、途中で屈曲した「へ」字型であってもよいし、ジグザグ状に延伸していてもよいし、曲線的に延伸していてもよい。また、上記ではスリットSが行方向に延伸する場合を例示したが、列方向に各色の画素20が並んでいる場合にはスリットSを列方向に延伸させてもよい。この場合、マトリクス配列とデルタ配列とのいずれであっても、スリットSを列方向に延伸させることは可能である。

また、上記では共通電極130が全ての画素20にわたって設けられている場合を例示したが、共通電極130はスリットSを共有する画素群ごとまたは複数の画素群にわたって設けてもよい。また、共通電位線COMからの電位を共通電極130へ供給するパッド電極120等(図3および図4参照)は、画素20ごとに設けてもよいし、例えば共通電極130ごとに設けてもよい。
本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の第1例を説明する平面図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の第1例を説明する平面図である。 図2の一部拡大図である。 図3中の4−4線における断面図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の第2例を説明する平面図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の第3例を説明する平面図である。 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の第4例を説明する平面図である。 従来のFFS方式の液晶表示装置を説明する平面図である。
符号の説明
10,10B,10C,10D 液晶表示装置、20 画素、30 絵素、126 画素電極、128 絶縁膜、130 共通電極、300 液晶層、S スリット。

Claims (8)

  1. 行方向に延伸するゲート信号線と、列方向に延伸する表示信号線と、前記ゲート信号線と前記表示信号線の交差に対応し、複数の色のそれぞれに対応した複数の画素とを備え、
    前記複数の画素のそれぞれは、画素電極と、前記画素電極上に絶縁膜を介して配置された共通電極と、を備え、
    前記共通電極は、スリットを有し、
    前記画素のうち視感度が最も低い色に対応した画素は、隣接する画素と連結されたスリットを有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記連結されたスリットは、前記行方向または前記列方向のいずれか一方向に並んだ複数色に対応した複数の画素に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項2に記載の液晶表示装置であって、
    1絵素が前記一方向に並んだ複数色に対応した複数の画素で構成され、
    前記1絵素を構成する前記複数の画素のうちで視感度が最も低い色に対応する画素が、前記絵素の両端を除く位置に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項3に記載の液晶表示装置であって、
    前記1絵素を構成する前記複数の画素のうちで視感度が最も高い色および2番目に高い色に対応する画素が、前記1絵素の両端に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記連結されたスリットは、前記行方向並んだ複数色に対応した複数の画素に配置され、
    1絵素が前記行方向および前記列方向に並んだ複数色に対応した複数の画素とで構成され、
    互いに隣接する行に配置される前記画素は、前記行方向に画素幅の半分づつずれて配置されていることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項5に記載の液晶装置であって、
    前記1絵素は、3個の画素で構成され、
    前記1絵素を構成する画素のうち2個の画素は前記隣接する行の一方に配置され、前記1絵素を構成する画素のうち前記2個の画素と異なる1個の画素は前記隣接する行の他方に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項2または請求項5に記載の液晶装置であって、
    隣接する前記絵素の境界において、前記隣接する一方の絵素の画素は、前記隣接する他方の絵素の画素と連結されたスリットを有することを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の液晶表示装置であって、
    前記視感度が最も低い色は青色であることを特徴とする液晶表示装置。
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