JP2012103502A - 立体表示装置および立体表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パララックスバリア方式による解像度低下を改善する立体表示装置を提供する。
【解決手段】2つの視点映像がそれぞれ時分割された2個の表示パターンを順次表示する液晶表示パネルと、この液晶表示パネルからの表示画像光を透過する複数の開口と表示画像光を遮蔽する複数の遮蔽部とを有し、それら複数の開口および複数の遮蔽部の配置状態が2つの表示パターンに対応して切り替え可能に構成され、液晶表示パネルに表示された表示パターンの各々を、2個の視点での立体視が可能となるように光学的に分離するスイッチ液晶パネルとを備える。ここで、液晶表示パネルは、色ごとにサブ画素が2次元的に複数配列されたものである。例えば合成映像20Rは、複数の表示パターンから選択される3色のサブ画素によって一の単位画素41A,41Bが構成される。
【選択図】図9

Description

本発明は、パララックスバリア方式による立体表示が可能な立体表示装置および立体表示方法に関する。
近年、立体視表示を実現できる表示装置(立体表示装置)が注目を集めている。立体視表示は、互いに視差のある(視点の異なる)左眼用映像と右眼用映像を表示するものであり、観察者が左右の目でそれぞれを見ることにより奥行きのある立体的な映像として認識することができる。また、互いに視差がある3つ以上の映像を表示することにより、観察者に対してより自然な立体映像を提供することが可能な表示装置も開発されている。
このような立体表示装置は、専用の眼鏡が必要なものと不要なものとに大別されるが、観察者にとっては専用の眼鏡は煩わしく感じるものであり、専用の眼鏡が不要なもの(すなわち裸眼で立体視が可能なもの)が望ましい。裸眼で立体視が可能な立体表示装置としては、例えばパララックスバリア(視差バリア)方式やレンチキュラーレンズ方式を採用した立体表示装置が知られている。これらの方式の立体表示装置では、互いに視差がある複数の映像(視点映像)を同時に表示し、表示装置と観察者の視点との相対的な位置関係(角度)によって見える映像が異なるようになっている。このような立体表示装置で複数の視点の映像を表示した場合には、映像の実質的な解像度が、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置などの表示装置自体の解像度を視点の数で割ったものとなり、画質が低下してしまうという問題があった。
この問題を解決するために、様々な検討がなされている。例えば、特許文献1には、パララックスバリア方式において、各バリアの透過状態および遮断状態を時分割的に切り替えて時分割表示することにより、等価的に解像度を改善する方法が提案されている。
また、画面の左右方向の解像度と上下方向の解像度とのバランスをとるための技術として、ステップバリア方式が開発されている。このようなステップバリア方式では、パララックスバリアの開口の並び方向(もしくは延在方向)、あるいはレンチキュラーレンズの軸方向が画面の斜め方向に設定され、斜め方向に隣接して一列に並ぶ複数色(例えばR,G,B)のサブ画素が1つの単位画素を構成するようになっている。
特開2009−104105号公報
しかしながら上記のようなステップバリア方式では、図19に示した液晶表示パネル102のように、ある視点映像における1つの単位画素104を構成するサブ画素R,G,Bが斜め方向へ一列に並ぶ状態となる。このため、表示画面において1つの単位画素104に割り当てられる平面領域が大きくなってしまい、高精細な映像表示の妨げとなるおそれがある。なお、上記特許文献1のように時分割駆動を行う場合であっても、ステップバリア方式における上記の問題は生じ得るものである。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、パララックスバリア方式による立体表示の際の解像度低下を改善することのできる立体表示装置および立体表示方法を提供することにある。
本発明の第1の立体表示装置は、一画面内に周期配列されて互いに視差を有するp個(pは2以上の整数)の視点映像からそれぞれ構成されるq個(qは2以上の整数)の表示パターンを順次表示する2次元表示部と、この2次元表示部に表示されたq個の表示パターンを各々構成するp個の視点映像を、p個の視点での立体視が可能となるように光学的に分離する光学分離素子とを備える。ここで、2次元表示部は、カラー映像表示に必要なr種(rは3以上の整数)の色ごとにサブ画素が2次元的に複数配列されたものであり、各々の視点映像において、複数の表示パターンから選択される互いに異なる色のr個のサブ画素によって一の単位画素が構成される。光学分離素子は、例えば、2次元表示部からの光または2次元表示部へ向かう光を透過する複数の光透過部と、2次元表示部からの光または2次元表示部へ向かう光を遮蔽する複数の遮光部とを有し、それら複数の光透過部および複数の遮光部の配置状態がq個の表示パターンに対応して切り替え可能に構成された可変式パララックスバリアである。
本発明の第2の立体表示装置は、p個(pは2以上の整数)の視点映像を、それぞれ複数のサブ画素の配列からなるq個(qは2以上の整数)の表示パターンで順次表示する表示部と、p個の視点映像を光学的に分離する光学分離素子とを備える。ここで、各々の視点映像では、複数の表示パターンから選択される複数のサブ画素によって一の単位画素が構成される。
本発明の立体表示方法は、一画面内に周期配列されて互いに視差を有するp個(pは2以上の整数)の視点映像からそれぞれ構成されるq個(qは2以上の整数)の表示パターンを、2次元表示部に順次表示するステップと、光学分離素子を用い、2次元表示部に表示されたq個の表示パターンを各々構成するp個の視点映像を、p個の視点での立体視が可能となるように光学的に分離するステップとを含む。ここで、2次元表示部として、カラー映像表示に必要なr種(rは3以上の整数)の色ごとにサブ画素が2次元的に複数配列されたものを用い、1つの単位画素を、各々の視点映像における複数の表示パターンから選択される互いに異なる色のr個のサブ画素によって構成する。
本発明の立体表示装置および立体表示方法では、一の単位画素を構成する複数のサブ画素が、時間的に異なるタイミングで順次表示される複数の表示パターン(フレーム)から選択される。このため、(2次元)表示部の画面上において相互により近接した位置に配置された複数のサブ画素の組み合わせによって一の単位画素が構成される。すなわち、一の単位画素に割り当てられる画面上の占有面積が縮小される。
本発明の立体表示装置および立体表示方法によれば、各視点映像における単位画素を、それぞれ時分割表示された複数の表示パターンから選択される複数のサブ画素の組み合わせによって構成するようにした。これにより、一の単位画素に割り当てられる画面上の占有面積を縮小することができ、解像度の向上を図ることができる。例えば、各表示パターンにおいて異なる色のサブ画素を斜め方向に配列すれば、画面垂直方向の解像度と画面水平方向の解像度とのバランスを図りつつ、高精細の立体映像を表示することができる。
本発明の第1の実施の形態としての立体表示装置の構成を示す構成図である。 第1の実施の形態としての立体表示装置における表示制御に関わる回路を示すブロック図である。 第1の実施の形態としての立体表示装置における液晶表示パネルのサブ画素配列を示す平面図である。 図1などに示した液晶表示パネルに表示される第1および第2の表示パターンの例を表す平面図である。 図1などに示したスイッチ液晶パネルに形成される第1および第2のバリアパターンの例を表す平面図である。 第1および第2の表示期間において立体視をしている状態を模式的に表す説明図である。 第1の表示期間において右眼および左眼によってそれぞれ視認されるサブ画素の配列パターンを表す平面図である。 第2の表示期間において右眼および左眼によってそれぞれ視認されるサブ画素の配列パターンを表す平面図である。 第1の実施の形態における第1の視点映像として認識される第1の合成映像を表す平面図である。 第1の実施の形態における第2の視点映像として認識される第2の合成映像を表す平面図である。 図9に示した第1の合成映像における第1の変形例を表す平面図である。 本発明の第2の実施の形態としての立体表示装置における液晶表示パネルに表示される第1から第3の表示パターンの例を表す平面図である。 第2の実施の形態に係る立体表示装置の液晶表示パネルにおいて、右眼によって視認されるサブ画素の配列パターンを表す平面図である。 第2の実施の形態に係る立体表示装置の液晶表示パネルにおいて、左眼によって視認されるサブ画素の配列パターンを表す平面図である。 第2の実施の形態における第1の視点映像として認識される第1の合成映像を表す平面図である。 第2の実施の形態における第2の視点映像として認識される第2の合成映像を表す平面図である。 本発明の立体表示装置の変形例の構成を示す構成図である。 本発明の立体表示装置におけるスイッチ液晶パネルの変形例の構成を示す平面図である。 従来のステップバリア方式の表示パターンにおける単位画素を表す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という。)について、図面を参照して詳細に説明する。なお、立体表示方法については、立体表示装置によって具現化されるので以下、併せて説明する。
<第1の実施の形態>
[立体表示装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態としての立体表示装置の全体構成を表している。図2は、この立体表示装置の表示制御に関わる回路を示している。この立体表示装置は、図1に示したように、液晶表示パネル2と、液晶表示パネル2の背面側に配置されたバックライト3と、液晶表示パネル2の表示面側に対向するように配置されたスイッチ液晶パネル1とを備えている。この立体表示装置はまた、図2に示したように、液晶表示パネル2における表示動作を制御するためのタイミングコントローラ21および視点映像データ出力部23を備えている。さらに、スイッチ液晶パネル1におけるスイッチング動作を制御するためのタイミングコントローラ22およびバリア用画素データ出力部24を備えている。
図3は、液晶表示パネル2の画素構造の例を示している。液晶表示パネル2は、カラー表示に必要とされるR(赤色),G(緑色),B(青色)の3色のサブ画素が2次元的に複数配列された画素構造を有している。図3に示したように、水平方向(X軸方向)の同一列上には各色のサブ画素が周期的に現れ、かつ、垂直方向(Y軸方向)の同一列には同一色のサブ画素が配列されるような画素配列とされている。液晶表示パネル2は、このような画素構造において、バックライト3から照射された光をサブ画素ごとに変調させることで2次元的に画像表示を行うようになっている。液晶表示パネル2は、タイミングコントローラ21の制御に基づいて、視点映像データ出力部23から出力された立体表示用の視差画像の表示を行うようになっている。
なお、立体視を実現するためには、左眼10Lと右眼10Rとに異なる視点映像を見せる必要があるため、少なくとも右眼用映像と左眼用映像との2つの視点映像が必要となる。3つ以上の視点映像を用いた場合には多眼視を実現できる。本実施の形態では、4つの視点映像(第1〜第4の視点映像)を形成する(すなわち、視点数を4とする)と共に、そのうちの2つの視点映像(ここでは第1および第2の視点映像)を用いて観察する場合を説明する。
液晶表示パネル2は、2種類の表示パターンを順次表示するものである。それら2種類の表示パターンは、それぞれ、一画面内に周期配列されて互いに視差を有する4つの視点映像(第1〜第4の視点映像)が合成表示されてなるものである。すなわち、液晶表示パネル2は、2種類の表示パターンを交互に表示(時分割表示)することにより、4つの視点映像の表示位置を周期的に2つの状態に切り換えるようになっている。各表示パターンに対応する画像データは、視点映像データ出力部23から出力されるようになっている。各表示パターンを表示するタイミングは、タイミングコントローラ21によって制御されるようになっている。
図4(A),4(B)は、時分割表示される2種類の表示パターンの例として、表示パターン20A,20Bを示している。図4(A),4(B)では、例えばR1,G1,B1の符号を付したサブ画素からなる第1のサブ画素列と、R2,G2,B2の符号を付したサブ画素からなる第2のサブ画素列と、R3,G3,B3の符号を付したサブ画素からなる第3のサブ画素列と、R4,G4,B4の符号を付したサブ画素からなる第4のサブ画素列とが各々斜め方向(XY平面内においてX軸およびY軸の双方と交差する方向)に平行に延在し、画面水平方向において周期的に配置されている。サブ画素R1,G1,B1は、第1の視点映像(例えば右眼用映像)を表示する単位画素の構成要素となり、サブ画素R2,G2,B2は、第2の視点映像(例えば左眼用映像)を表示する単位画素の構成要素となる。なお、サブ画素R3,G3,B3は第3の視点映像を構成し、サブ画素R4,G4,B4は第4の視点映像を構成することとなる。この結果、一画面内には、斜め方向に延在するストライプ状の第1〜第4の視点映像が画面水平方向において周期的に配列されることとなる。
図4(A)の表示パターン20Aと、図4(B)の表示パターン20Bとは、第1〜第4の視点映像をそれぞれ表示するサブ画素の位置が相互に異なっている。例えば表示パターン20Aにおいて第1の視点映像が割り当てられていたサブ画素R1,G1,B1は、表示パターン20Bでは第3の視点映像が割り当てられ、サブ画素R3,G3,B3となっている。同様に、表示パターン20Aにおいて第2、第3または第4の視点映像が割り当てられていたサブ画素は、それぞれ、表示パターン20Bでは第4、第1または第2の視点映像が割り当てられている。
スイッチ液晶パネル1は、2次元的に配列された複数の画素を有し、画素ごとに光を透過する状態と透過しない状態とに切り換えるスイッチング動作が可能なものである。スイッチ液晶パネル1は、可変式のパララックスバリアとしての機能を実現するものである。スイッチ液晶パネル1は、液晶表示パネル2に表示された各視差画像を、立体視が可能となるように光学的に分離するためのバリアパターンを形成するようになっている。スイッチ液晶パネル1は、図4(A),4(B)に示した表示パターン20A,20Bに各々対応する2種類のバリアパターンを周期的に2つの状態に切り換えて形成するようになっている。
図5(A),5(B)は、その2つのバリアパターン(バリアパターン10A,10B)の例を示している。バリアパターン10A,10Bは、いずれも液晶表示パネル2からの表示画像光を遮蔽する遮蔽部11と、表示画像光を透過する開口12とからなるパターンである。図5(A)は、図4(A)の表示パターン20Aに対応するバリアパターン10Aを示し、図5(B)は、図4(B)の表示パターン20Bに対応するバリアパターン10Bを示す。すなわち、バリアパターン10Aは、表示パターン20Aで各視点映像を表示しているときに立体視が可能となるように表示画像光を光学的に分離するものである。一方、バリアパターン10Bは、表示パターン20Bで各視点映像を表示しているときに立体視が可能となるように表示画像光を光学的に分離するものである。バリアパターン10A,10Bにおける開口12の配置位置および形状は、この立体表示装置を所定の位置、所定の方向から観察者が見たときに、観察者の左右の眼10L,10Rに異なる視点映像の光が別々に入射されるように設定されている。
スイッチ液晶パネル1においてバリアパターン10A,10Bを形成するための画素データは、バリア用画素データ出力部24から出力されるようになっている。スイッチ液晶パネル1における各バリアパターンを形成するタイミング(各サブ画素からの光を透過する状態と透過しない状態とに切り換えるタイミング)は、タイミングコントローラ22によって制御されるようになっている。液晶表示パネル2で表示する各表示パターンの画像データは視点映像データ出力部23から出力されるが、このとき各表示パターンが切り替わるときに得られるフレーム信号がバリア用画素データ出力部24を介してタイミングコントローラ22に出力されている。タイミングコントローラ22は、そのフレーム信号に基づいて、各バリアパターンの切り換えタイミングを、液晶表示パネル2における各表示パターンの切り換えタイミングと同期するように制御するようになっている。
[立体表示装置の動作]
この立体表示装置では、液晶表示パネル2において、それぞれ1画面内に周期配列された4つの視点映像からなる表示パターン20A,20Bが周期的に時分割表示される。すなわち、各視点映像が空間的、かつ時間的に分割されて液晶表示パネル2に表示される。スイッチ液晶パネル1では、これら表示パターン20A,20Bの切り換えに同期して、立体視が可能となるように周期的にバリアパターン10A,10Bを形成する。
図6(A)は、この立体表示装置において、第1の表示期間T1内で立体視している状態を模式的に示している。図6(B)は、第1の表示期間T1とは異なる第2の表示期間T2内で立体視している状態を模式的に示している。なお、図6(A)および図6(B)は、それぞれ図4(A)または図4(B)において破線で囲んだ領域VIAまたは領域VIBにおける、画面(XY平面)と直交する断面構成を表す概念図である。ここで、第1および第2の表示期間T1,T2は、いずれも60分の1秒以下(60Hz以上)であることが望ましい。第1の表示期間T1では、液晶表示パネル2には表示パターン20A(図4(A))が表示されると共に、スイッチ液晶パネル1にはバリアパターン10A(図5(A))が形成される。一方、第2の表示期間T2では、液晶表示パネル2には表示パターン20B(図4(B))が表示されると共に、スイッチ液晶パネル1にはバリアパターン10B(図5(B))が形成される。
図6(A),6(B)では、観察者の右眼10Rを第1の視点、左眼10Lを第2の視点としている。第1の表示期間T1では、第1〜第4の視点映像が、液晶表示パネル2上で、表示パターン20A(図4(A))に従ってサブ画素R1,G1,B1からなるサブ画素列と、サブ画素R2,G2,B2からなるサブ画素列と、サブ画素R3,G3,B3からなるサブ画素列と、サブ画素R4,G4,B4からなるサブ画素列とに順次割り振られて表示される。このような表示を、スイッチ液晶パネル1によって形成されたバリアパターン10A(図5(A))を介して観察する。こうすると、図6(A)に示したように、右眼10Rには第1の視点映像を形成するサブ画素R1,G1,B1からの光のみが認識される。図7(A)に、第1の表示期間T1において右眼10Rによって視認できるサブ画素の配列パターン20ARを表す。配列パターン20ARは、サブ画素R1,G1,B1からなるサブ画素列51Aが一定の周期で複数配列されたものである。一方、左眼10Lには第2の視点映像を形成するサブ画素R2,G2,B2からの光のみが認識される。図7(B)に、第1の表示期間T1において左眼10Lによって視認できるサブ画素の配列パターン20ALを表す。配列パターン20ALは、サブ画素R2,G2,B2からなるサブ画素列52Aが一定の周期で複数配列されたものである。これにより、第1の表示期間T1においては、第1の視点映像と第2の視点映像とに基づく立体像が知覚される。
さらに、第1の表示期間T1に続く第2の表示期間T2においては、第1〜第4の視点映像が、液晶表示パネル2上で、表示パターン20B(図4(B))に従ってサブ画素R1,G1,B1からなるサブ画素列と、サブ画素R2,G2,B2からなるサブ画素列と、サブ画素R3,G3,B3からなるサブ画素列と、サブ画素R4,G4,B4からなるサブ画素列とに順次割り振られて表示される。このような表示を、スイッチ液晶パネル1によって形成されたバリアパターン10B(図5(B))を介して観察する。こうすると、図6(B)に示したように、右眼10Rには第1の視点映像を形成するサブ画素R1,G1,B1からの光のみが認識される。図8(A)に、第2の表示期間T2において右眼10Rによって視認できるサブ画素の配列パターン20BRを表す。配列パターン20BRは、サブ画素R1,G1,B1からなるサブ画素列51Bが一定の周期で複数配列されたものである。一方、左眼10Lには第2の視点映像を形成するサブ画素R2,G2,B2からの光のみが認識される。図8(B)に、第2の表示期間T2において左眼10Lによって視認できるサブ画素の配列パターン20BLを表している。配列パターン20BLは、サブ画素R2,G2,B2からなるサブ画素列52Bが一定の周期で複数配列されたものである。これにより、第2の表示期間T2においても、第1の視点映像と第2の視点映像とに基づく立体像が知覚される。
ここで、第1および第2の表示期間T1,T2は極めて短い時間である。このため、観察者の右眼10Rには、図7(A)に示した配列パターン20ARと図8(A)に示した配列パターン20BRとが重なり合った1つの映像として認識される。すなわち、観察者にとっては、右眼10Rから得られる第1の視点映像として、図9に示したように、配列パターン20ARと配列パターン20BRとを合成してなる合成映像20Rが認識される。同様に、左眼10Lから得られる第2の視点映像としては、図10に示したように、図7(B)に示した配列パターン20ALと図8(B)に示した配列パターン20BLとを合成してなる合成映像20Lが認識される。この結果、観察者には、第1の視点映像としての合成映像20R(図9)と、第2の視点映像としての合成映像20L(図10)とに基づく立体像が知覚される。
このとき、第1および第2の視点映像においては、2つの表示パターン20A,20Bの双方から選択される3色のサブ画素の組み合わせによって一の単位画素が構成される。例えば、図9に示した合成映像20Rでは、2種類の単位画素41A,41Bが併存している。単位画素41Aは、表示パターン20Aのサブ画素列51Aに含まれるサブ画素R1,G1と、表示パターン20Bのサブ画素列51Bに含まれるサブ画素B1との組み合わせによって構成されるものである。これに対し、単位画素41Bは、表示パターン20Aのサブ画素列51Aに含まれるサブ画素B1と、表示パターン20Bのサブ画素列51Bに含まれるサブ画素R1,G1との組み合わせによって構成されるものである。一方、図10に示した合成映像20Lにおいても、2種類の単位画素42A,42Bが併存する。単位画素42Aは、表示パターン20Aのサブ画素列52Aに含まれるサブ画素G2,B2と、表示パターン20Bのサブ画素列52Bに含まれるサブ画素R2との組み合わせによって構成される。単位画素42Bは、表示パターン20Aのサブ画素列52Aに含まれるサブ画素R2と、表示パターン20Bのサブ画素列52Bに含まれるサブ画素G2,B2との組み合わせによって構成される。
このように、一の単位画素を構成する複数のサブ画素は、各々の中心点が多角形の頂点に位置するように配置されることが望ましい。より具体的には、一の単位画素を構成する3色のサブ画素のうち、2色のサブ画素(例えばサブ画素Rおよびサブ画素B)が画面水平方向の同一列(第1の列)に存在すると共に残りの1色のサブ画素(サブ画素G)が他の2色のサブ画素(サブ画素Rおよびサブ画素B)の存在する第1の列と隣り合う列(第2の列)に存在する。本実施の形態では、一の単位画素を構成するサブ画素R,G,Bは、各々の中心点が鋭角三角形の頂点に位置するように配置される。
なお、一の単位画素を構成するサブ画素の組み合わせは、図9および図10に示したものに限定されるものではない。例えば、合成映像20Rは、図11に示した第1の変形例のように2種類の単位画素41A,41Cが併存するものとしてもよい。ここで単位画素41Cは、表示パターン20Aのサブ画素列51Aに含まれるサブ画素G1,B1と表示パターン20Bのサブ画素列51Bに含まれるサブ画素R1との組み合わせによって構成されるものである。合成映像20Lについても同様である。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態によれば、第1および第2の視点映像における単位画素を、それぞれ時分割表示された表示パターン20A,20Bから選択される複数のサブ画素の組み合わせによって構成するようにした。これにより、例えば従来のステップバリア方式と比較して、一の単位画素に割り当てられる画面上の占有面積を縮小することができ、解像度の向上を図ることができる。特に、一の単位画素を、3色のサブ画素のうち、第1の列において互いに最近接の位置にある2色のサブ画素(例えばサブ画素Rおよびサブ画素B)と、第2の列に存在し、画面水平方向においてそれら2色のサブ画素の間に位置する残りの1色のサブ画素(サブ画素G)とによって構成するようにした。このような配置により、一の単位画素に割り当てられる画面上の占有面積をより縮小することができ、解像度のいっそうの向上を図ることができる。さらに本実施の形態では、表示パターン20A,20Bにおいて異なる色のサブ画素を斜め方向に配列するようにしたので、画面垂直方向の解像度と画面水平方向の解像度とのバランスを図りつつ、高精細の立体映像を表示することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態としての立体表示装置について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る立体表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、液晶表示パネル2が、2種類の表示パターン(表示パターン20A,20B)を交互に表示(時分割表示)することにより、第1および第2の視点映像の表示位置を周期的に2つの状態に切り換えるようにした。これに対し本実施の形態は、図12に示したように、液晶表示パネル2が、3種類の表示パターンを順次表示(時分割表示)することにより、6つの視点映像(第1〜第6の視点映像)の表示位置を周期的に3つの状態に切り換えるようにしたものである。3種類の表示パターンは、液晶表示パネル2において第1の表示期間T1、第2の表示期間T2、第3の表示期間T3の順に表示される。
図12(A)〜12(C)は、液晶表示パネル2において時分割表示される3種類の表示パターン25A,25B,25Cを表している。これらの表示パターン25A,25B,25Cを、スイッチ液晶パネル1において各々に対応して形成される所定のバリアパターン(図示せず)を介して観察する。そうすると、観察者の右眼10Rには第1の視点映像として、第1の表示期間T1では図13(A)に示した配列パターン26ARが、第2の表示期間T2では図13(B)に示した配列パターン26BRが、第3の表示期間T3では図13(C)に示した配列パターン26CRが認識される。同様に、観察者の左眼10Lには第2の視点映像として、第1の表示期間T1では図14(A)に示した配列パターン26ALが、第2の表示期間T2では図14(B)に示した配列パターン26BLが、第3の表示期間T3では図14(C)に示した配列パターン26CLが認識される。これにより、第1〜第3の表示期間T1〜T3において、第1の視点映像と第2の視点映像とに基づく立体像が知覚される。
本実施の形態においても、第1〜第3の表示期間T1〜T3が極めて短い時間であるため、観察者には、時分割表示される3つの表示パターンが全て重なり合った1つの画像として認識される。すなわち、観察者にとっては、右眼10Rから得られる第1の視点映像として、図15に示したように、図13(A)〜13(C)に示したサブ画素の配列パターン26AR,26BR,26CRを合成してなる合成映像26Rが認識される。また、左眼10Lから得られる第2の視点映像としては、図16に示したように、図14(A)〜14(C)に示したサブ画素の配列パターン26AL,26BL,26CLを合成してなる合成映像26Lが認識される。この結果、観察者には、第1の視点映像と第2の視点映像とに基づく立体像が知覚される。
この際、第1の視点映像としての合成映像26R(図15)では、3種類の単位画素43A,43B,43Cが併存する。例えば単位画素43Aは、配列パターン26ARのサブ画素列に含まれるサブ画素R1,G1と、配列パターン26BRのサブ画素列に含まれるサブ画素B1との組み合わせによって構成される。また、単位画素43Bは、配列パターン26ARのサブ画素列に含まれるサブ画素B1と、配列パターン26CRのサブ画素列に含まれるサブ画素R1,G1との組み合わせによって構成される。さらに、単位画素43Cは、配列パターン26BRのサブ画素列に含まれるサブ画素R1,G1と、配列パターン26CRのサブ画素列に含まれるサブ画素B1との組み合わせによって構成される。一方、図16に示した第2の視点映像としての合成映像25Lにおいても、3種類の単位画素44A,44B,44Cが併存する。単位画素44Aは、配列パターン26ALのサブ画素列に含まれるサブ画素G2,B2と、配列パターン26CLのサブ画素列に含まれるサブ画素R2との組み合わせによって構成される。また、単位画素44Bは、配列パターン26BLのサブ画素列に含まれるサブ画素R2と、配列パターン26CLのサブ画素列に含まれるサブ画素G2,B2との組み合わせによって構成される。さらに、単位画素44Cは、配列パターン26BLのサブ画素列に含まれるサブ画素G2,B2と、配列パターン26ALのサブ画素列に含まれるサブ画素R2との組み合わせによって構成される。
このように、本実施の形態においても、第1および第2の視点映像における単位画素を、それぞれ時分割表示された3種類の表示パターン25A,25B,25Cから選択される複数のサブ画素の組み合わせによって構成することで、解像度の向上を図ることができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、2次元表示部を、垂直方向の同一列上に同色のサブ画素が配列され、かつ、水平方向の同一列上に異色のサブ画素が順に配列されたものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、2次元表示部を、水平方向の同一列上に同色のサブ画素が配列され、かつ、垂直方向の同一列上に異色のサブ画素が順に配列されたものとしてもよい。
また、上記実施の形態では、2次元表示部において4つの視点映像を一の画面内に一括表示してなる2個の表示パターンを順次表示する場合と、6つの視点映像を一の画面内に一括表示してなる3個の表示パターンを順次表示する場合とについて説明した。しかしながら、本発明では、視点映像の数および表示パターンの数はこれに限定されず、いずれも2以上の整数個とすることができる。すなわち、本発明の2次元表示部は、一画面内に周期配列されて互いに視差を有するp個(pは2以上の整数)の視点映像からそれぞれ構成されるq個(qは2以上の整数)の表示パターンを順次表示するものであればよい。したがって、本発明の光学分離素子としての可変式パララックスバリアは、複数の光透過部および複数の遮光部の配置状態がq個の表示パターンに対応して切り替え可能に構成され、2次元表示部に表示された表示パターンの各々を、p個の視点での立体視が可能となるように光学的に分離するものであればよい。
また、上記実施の形態では、表示部における単位画素を、R(赤色),G(緑色),B(青色)の3色のサブ画素によって構成する場合について説明したが、本発明では4色以上のサブ画素(R(赤色),G(緑色),B(青色)とW(白色)もしくはY(黄色)との組み合わせ)によって構成してもよい。
また、上記実施の形態では、表示部としてバックライトを使用するカラー液晶ディスプレイを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば有機EL素子を用いたディスプレイやプラズマディスプレイであってもよい。
また、上記実施の形態では、光学分離素子として可変式パララックスバリアを用いるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、透過光に対して光学的作用を付与する液晶レンズやレンチキュラーレンズを光学分離素子として用いることができる。液晶レンズは、例えば所定間隔で対向配置された一対の透明電極基板の間に液晶層を挿入したものであり、一対の透明電極基板の間に印加される電圧の状態に応じて、レンズ効果の無い状態とレンズ効果が発生する状態とに電気的に切り替え可能なものである。ここで、表示部に表示される表示パターンに応じて面内方向における印加電圧を適宜調整することにより、可変式パララックスバリアと同様の効果を得ることができる。また、レンチキュラーレンズは、シリンドリカルレンズを一次元方向に複数並べたものである。このレンチキュラーレンズについても、表示部に対して画面水平方向の位置を変化させることで、可変式パララックスバリアと同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態では、観察者の側から光学分離素子としての可変式パララックスバリアと、表示部としての液晶表示パネルと、光源としてのバックライトとを順に配置するようにしたが、本発明では、例えば図17に示したように、観察者の側から表示部(液晶表示パネル2)と光学分離素子(スイッチ液晶パネル1)と光源(バックライト3)とを順に配置するようにしてもよい。この場合であっても図1の立体表示装置と同様の効果が得られる。なお、表示部としては、例えば透過型の液晶ディスプレイを用いればよい。
また、上記実施の形態では、スイッチ液晶パネルの開口が各々分離した形状としたが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明では、同一のタイミングで同一の動作を行う複数の開口が互いに連結されていてもよい。例えば図18に示したスイッチ液晶パネル6のように、遮蔽部61に、同一の視点映像のサブ画素列に対応して斜め方向に延在するスリット状の開口62を設けるようにしてもよい。このスイッチ液晶パネル6は、例えばスイッチ液晶パネル1と同様に、2次元的に配列された複数の画素を有し、画素ごとに光を透過する状態と透過しない状態とに切り換えるスイッチング動作が可能なものである。
1,6…スイッチ液晶パネル(可変式パララックスバリア)、2…液晶表示パネル、3…バックライト、10A,10B…バリアパターン、11,61…遮蔽部、12,62…開口、20A,20B…表示パターン、41A,41B,42A,42B,43A,43B,44A,44B…単位画素、R…(赤色)サブ画素、G…(緑色)サブ画素、B…(青色)サブ画素、10L…左眼、10R…右眼、11…遮蔽部、12…開口、21…タイミングコントローラ、22…タイミングコントローラ、23…視点映像データ出力部、24…バリア用画素データ出力部。

Claims (9)

  1. 一画面内に周期配列されて互いに視差を有するp個(pは2以上の整数)の視点映像からそれぞれ構成されるq個(qは2以上の整数)の表示パターンを順次表示する2次元表示部と、
    前記2次元表示部に表示された前記q個の表示パターンを各々構成するp個の視点映像を、p個の視点での立体視が可能となるように光学的に分離する光学分離素子と
    を備え、
    前記2次元表示部は、カラー映像表示に必要なr種(rは3以上の整数)の色ごとにサブ画素が2次元的に複数配列されたものであり、
    各々の前記視点映像において、複数の前記表示パターンから選択される互いに異なる色のr個の前記サブ画素によって一の単位画素が構成される
    立体表示装置。
  2. 前記光学分離素子は、前記2次元表示部からの光または前記2次元表示部へ向かう光を透過する複数の光透過部と、前記2次元表示部からの光または前記2次元表示部へ向かう光を遮蔽する複数の遮光部とを有し、それら複数の光透過部および複数の遮光部の配置状態が前記q個の表示パターンに対応して切り替え可能に構成された可変式パララックスバリアである
    請求項1記載の立体表示装置。
  3. 前記一の単位画素を構成する前記r個のサブ画素は、各々の中心点が多角形の頂点に位置するように配置される
    請求項1記載の立体表示装置。
  4. 前記一の単位画素は、前記複数の表示パターンから選択されるR(赤),G(緑),B(青)の3色の前記サブ画素からなり、そのうち、2色の前記サブ画素が画面水平方向の同一列に存在すると共に残りの1色の前記サブ画素が前記2色のサブ画素の存在する列と隣接する列に存在する
    請求項3記載の立体表示装置。
  5. 前記サブ画素は、各々の中心点が鋭角三角形の頂点に位置するように配置される請求項3記載の立体表示装置。
  6. p/q=2であり、
    前記2次元表示部は、R(赤),G(緑),B(青)の3色の前記サブ画素が画面水平方向へ周期配列されたものであり、
    前記一の単位画素は、前記3色のサブ画素のうち、画面水平方向に延在する第1の列において互いに最近接の位置にある2色のサブ画素と、前記第1の列と隣接する第2の列に存在し、画面水平方向において前記2色のサブ画素の間に位置する残りの1色の前記サブ画素とによって構成される
    請求項1記載の立体表示装置。
  7. 一画面内に周期配列されて互いに視差を有するp個(pは2以上の整数)の視点映像からそれぞれ構成されるq個(qは2以上の整数)の表示パターンを、2次元表示部に順次表示するステップと、
    光学分離素子を用い、前記2次元表示部に表示された前記q個の表示パターンを各々構成するp個の視点映像を、p個の視点での立体視が可能となるように光学的に分離するステップと
    を含み、
    前記2次元表示部として、カラー映像表示に必要なr種(rは3以上の整数)の色ごとにサブ画素が2次元的に複数配列されたものを用い、
    1つの単位画素を、各々の前記視点映像における複数の前記表示パターンから選択される互いに異なる色のr個の前記サブ画素によって構成する
    立体表示方法。
  8. 前記光学分離素子として、前記2次元表示部からの光または前記2次元表示部へ向かう光を透過する複数の光透過部と、前記2次元表示部からの光または前記2次元表示部へ向かう光を遮蔽する複数の遮光部とを有し、それら複数の光透過部および複数の遮光部の配置状態が前記q個の表示パターンに対応して切り替え可能に構成された可変式パララックスバリアを用いる
    請求項7記載の立体表示方法。
  9. p個(pは2以上の整数)の視点映像を、それぞれ複数のサブ画素の配列からなるq個(qは2以上の整数)の表示パターンで順次表示する表示部と、
    前記p個の視点映像を光学的に分離する光学分離素子と
    を備え、
    各々の前記視点映像では、複数の前記表示パターンから選択される前記複数のサブ画素によって一の単位画素が構成される
    立体表示装置。
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