JP4952081B2 - フォロープレート、汲出し装置及び貯留液の汲出し方法 - Google Patents

フォロープレート、汲出し装置及び貯留液の汲出し方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばドラム缶やペール缶等の容器に貯留されているペースト状又はクリーム状の食品材料、シール剤、制振剤、軟膏、パテ剤等の高粘度液や、水に近い粘性を有する低粘度液等の各種液体を、ポンプで汲み上げて流出させることができる汲出し装置、このような汲出し装置に使用することができるフォロープレート、及び貯留液の汲出し方法に関する。
従来の汲出し装置に使用されているフォロープレートの一例を、図9を参照して説明する。この汲出し装置1は、ペール缶等の容器2に貯留されている貯留液3をポンプ4の吸込み口4aから吸い込んで、流出口(図示せず)から流出させることができるものである。そして、このポンプ4の吸込み口部4bには、フォロープレート5が略水平に取り付けられている。このフォロープレート5は、略円板状体であり、その外周部5aに円環状の板状ゴムリング6がボルトで取り付けられている。この板状ゴムリング6は、フォロープレート5の外周部5aと容器2の内周面2aとの隙間を密封するためのシール部材であり、容器2の内径よりも少し大きい寸法に形成されている。
この汲出し装置1を使用して容器2内の貯留液3を汲み出して、流出口から流出させるときは、まず、図9の破線で示すように、ポンプ4が取り付けられているフォロープレート5を、実線で示すように容器2内に挿入して、フォロープレート5の下面5bを容器2内に貯留されている貯留液3の液面に接触させる。このとき、フォロープレート5の下面5bと、液面との間には空気が存在するので、作業者が排気弁7を開放することによって、この空気を外側に排出する。このようにして、フォロープレート5の下面5b側に存在する空気を外気中に排出することによって、ポンプ4に吸い込まれる貯留液3中に空気が含まれることを防止でき、貯留液3を所定流量で流出口から流出させることができる。
次に、容器2内の貯留液3が少なくなり、貯留液3を所定流量で汲み上げることができなくなる予め定めた液量となったときは、この使用済みの容器2を、規定量の貯留液3が貯留されている別の容器2に交換する。ただし、使用済みの容器2は、フォロープレート5で密封されており、容器2内の圧力が負圧となっているので、この状態でフォロープレート5を使用済み容器2から取り外すことは困難であり、取り外し易くする必要がある。
そこで、給気孔8から圧縮空気を容器2内に供給して容器2内の圧力を上げる。これによって、フォロープレート5を使用済み容器2から簡単に取り外すことができる。
また、従来のフォロープレートの他の例として、ポンプ用フォロープレート装置(図示せず)が公報に掲載されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−82282号公報
しかし、図9に示す従来のフォロープレート5、及び図示しない他の従来のポンプ用フォロープレート装置に設けられているフォロープレート底板では、それぞれの下面5bと、容器2内の貯留液3の液面との間に存在する空気を、排気弁7や、フォロープレートの外周部と容器2の内周面との間の隙間から完全に排出することは困難である。
なぜなら、図9に示すように、ポンプ4が取り付けられているフォロープレート5を、貯留液3の液面に配置した状態では、作業者は、フォロープレート5の上面側からその下面5b側に空気、例えば気泡9が存在していないことを目で見て確認することができないからである。
このように、フォロープレート5の下面5b側に気泡9が存在すると、ポンプ4に吸い込まれる貯留液3中に気泡9が含まれることとなり、貯留液3を所定流量で流出口から流出させることができないことがあるし、エアーロックを起こすこともある。そして、供給先へ空気を含んだ貯留液3の圧送は好ましくない。
また、図9に示すフォロープレート5では、その下面5b側に存在する空気を外気中に排出するためには、作業者が排気弁7を開放する必要があり、その際に、貯留液3を吹き上げることがあるので、排気弁7の開閉には熟練を必要とする。
更に、図9に示すフォロープレート5では、フォロープレート5を使用済み容器2から取り外すときに、給気孔8から圧縮空気を容器2内に供給して容器2内の圧力を上げる必要があり、手間が掛かる。
そして、図9に示すフォロープレート5では、排気弁7を取り付けたり、給気孔8を設けるために、このフォロープレート5を金属製としているので、プレート5が貯留液よりも比重が大きくなっている。よって、ポンプを停止して図9に示す状態で放置しておくと、板状ゴムリング6のシール性が低い場合は、プレート5が貯留液中に沈み込むことがあり、その場合は、プレート5の上面やポンプ4に貯留液が付着したり、汲み上げ作業ができなくなることもある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、フォロープレートを容器に貯留されている貯留液の液面に接触させたときに、フォロープレートの下面側の空気を短時間で確実に外気中に排出することができ、これによって、貯留液を所定流量でポンプの流出口から確実に流出させることができるフォロープレート、汲出し装置及び貯留液の汲出し方法を提供することを目的としている。
請求項1の発明に係るフォロープレートは、容器に貯留されている貯留液の液面にフォロープレートを配置して、この液面に配置された前記フォロープレートに形成されている装着孔にポンプの吸込み口部を装着し、そして前記ポンプで前記貯留液を汲み上げて流出させるためのフォロープレートであって、前記装着孔は、前記液面に配置された前記フォロープレートの下面と、前記液面との間に存在する気体を外気中に排出するためのものであり、前記フォロープレートは、前記貯留液に浮かぶ材質で形成され、又は前記貯留液に浮かぶ構成となっていることを特徴とするものである。
請求項1の発明に係るフォロープレートによると、装着孔にポンプを装着していない状態で、フォロープレートを容器内に挿入することによって、フォロープレートの下面と、容器内の貯留液の液面との間に存在する気体を、この装着孔に通して外気中に排出することができる。これによって、フォロープレートの下面を、この下面と液面との間に気体が存在しないようにその液面に配置することができる。
そして、フォロープレートは、貯留液に浮かぶので、このフォロープレートを、容器内の貯留液の液面に配置した状態で放置した場合でも、フォロープレートが貯留液内に沈み込むことがない。よって、フォロープレートを容器内の貯留液の液面に配置しておけば、必要なときにポンプを装着孔に装着して、容器内の貯留液を汲み出すことができる。従って、例えば予め、次回に汲み出す貯留液が入っている容器にフォロープレートを装着して、プレート下面側の気体を排出しておくことによって、汲出し作業の際に、気体の排出作業をせずにポンプをプレートに装着するだけで、汲出し作業を行うことができる。
請求項2の発明に係るフォロープレートは、請求項1の発明において、前記装着孔は、前記フォロープレートの略中央部に形成され、前記フォロープレートの下面は、平坦面、又は外周部から前記装着孔に向かうに従って凹状に傾斜する傾斜面で形成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明に係るフォロープレートによると、その略中央部に装着孔を形成することによって、フォロープレートの下面と液面との間に存在する気体を、効率よく装着孔から外気中に排出させることができる。そして、この装着孔にポンプを装着したときに、ポンプの重量がフォロープレートの全体に略均一に掛かるので、フォロープレートを貯留液の液面に略水平に配置することができ、貯留液がフォロープレートの上面に付着しないようにすることができる。
そして、フォロープレートの下面を平坦面とすることによって、フォロープレートの下面側に存在する気体を、滞留させずに簡単に装着孔から排出させることができる。また、フォロープレートの下面を凹状に傾斜する傾斜面とすることによって、フォロープレートの下面側の気体を、フォロープレートの下面に沿ってその外周部から装着孔に向かう方向に強制的に移動させることができ、この移動してきた気体を装着孔から確実に排出することができる。
請求項3の発明に係るフォロープレートは、請求項1又は2の発明において、前記フォロープレートの少なくとも外周部を、合成樹脂又はゴムで形成したことを特徴とするものである。
請求項3の発明に係るフォロープレートによると、すくなくともその外周部を、合成樹脂又はゴムで形成してあるので、このプレートを容器内に装着して貯留液の液面に配置するときに、プレートの少なくとも外周部が弾性的に変形するので、簡単に容器内に装着することができ、この装着した状態で、フォロープレートの外周部と、容器の内周面との接触部を密封することができる。
請求項4の発明に係るフォロープレートは、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記フォロープレートが、合成樹脂又はゴムの独立気泡体で形成されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明に係るフォロープレートによると、合成樹脂又はゴムの独立気泡体で形成されているので、プレートを貯留液の液面に配置したときに、貯留液がプレート内に染み込んでプレート内部に蓄積されたり、プレート上面に染み出ることがなく衛生的である。そして、貯留液をポンプで汲み出すときに、外気がプレートを通って容器内に流入することがない。よって、気体が貯留液内に混入しないようにすることができる。
請求項5の発明に係るフォロープレートは、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記装着孔の内周面が、合成樹脂又はゴムで形成され、前記ポンプの吸込み口部が装着されたときに、前記吸込み口部と嵌合して着脱自在に結合すると共に、その嵌合部が密封されることを特徴とするものである。
請求項5の発明に係るフォロープレートによると、ポンプの吸込み口部を装着孔に装着すると、装着孔の内周面は、弾性的に拡径してポンプの吸込み口部と嵌合し、これによって着脱自在に結合することができる。そして、その嵌合部は、密封されるので、外気が嵌合部を通って容器内に流入することがなく、よって、気体が貯留液内に混入しないようにすることができる。
また、フォロープレートを使用済み容器から取り外すときは、ポンプの吸込み口部を装着孔から取り外せばよい。これによって、外気が装着孔を通って負圧の容器内に流入するので、容器内の圧力が上がり、その結果、フォロープレートを容器から簡単に取り外すことができる。つまり、従来のように、給気孔から圧力空気を容器内に供給することによって容器内の圧力を上げる必要がないので、手間が掛からない。
請求項6の発明に係るフォロープレートは、請求項5の発明において、前記装着孔の内周面は、短円筒形、前記フォロープレートの上面側に向かって広がるテーパ形状、又は上側開口縁から下側開口縁の手前まで延びる1又は2以上の溝部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項6の発明に係るフォロープレートによると、装着孔の内周面を短円筒形にすることによって、装着孔に装着されたポンプの吸込み口部が、装着孔から外れ難くすることができる。そして、装着孔の内周面をテーパ形状にすることによって、ポンプの吸込み口部を装着孔に装着する際に、吸込み口部の下端と、液面との間に気体が存在しないようにして、吸込み口部を装着孔に装着することができる。また、装着孔の内周面に対して、上側開口縁から下側開口縁の手前まで延びる1又は2以上の溝部を形成したものでは、溝部の下側部が貯留液に浸かるように、フォロープレートを貯留液の液面に配置して、この状態で、ポンプの吸込み口部を装着孔に装着すると、吸込み口部の下端と、液面との間に気体が存在しないようにして、吸込み口部を装着することができる。
請求項7の発明に係る汲出し装置は、容器に貯留されている貯留液をポンプで汲み上げて流出させる汲出し装置において、請求項1乃至6のいずれかに記載のフォロープレートを備えることを特徴とするものである。
請求項7の発明に係る汲出し装置によると、上記の通り、各フォロープレートの作用を奏することができる。よって、貯留液を所定流量でポンプの流出口から確実に流出させることができる。
請求項8の発明に係る汲出し装置は、請求項7の発明において、前記ポンプが、一軸偏心ねじポンプであることを特徴とするものである。
請求項8の発明に係る汲出し装置によると、ポンプそのものも定流量ポンプであるので、容器内の貯留液を精度良く所定流量で汲出して流出させることができる。
請求項9の発明に係る貯留液の汲出し方法は、容器に貯留されている貯留液の液面にフォロープレートを配置して、このフォロープレートに形成されている装着孔にポンプの吸込み口部を装着し、そして前記ポンプで前記貯留液を汲み上げて流出させる貯留液の汲出し方法であって、前記装着孔に前記ポンプが装着されていない前記フォロープレートを、前記貯留液の液面に配置して、前記フォロープレートの下面と前記液面との間に存在する気体を、前記装着孔から外気中に排出し、しかる後に、前記液面に配置された前記フォロープレートの前記装着孔に前記ポンプの吸込み口部を装着することを特徴とするものである。
請求項9の発明に係る貯留液の汲出し方法によると、まず、装着孔にポンプが装着されていないフォロープレートを、貯留液の液面に配置する。そして、フォロープレートの下面と液面との間に存在する気体を、装着孔から外気中に排出する。しかる後に、液面に配置されたフォロープレートの装着孔にポンプの吸込み口部を装着して、ポンプで貯留液を汲み上げて流出させることができる。
請求項1の発明に係るフォロープレート、及び請求項9の発明に係る貯留液の汲出し方法によると、作業者は、フォロープレートを容器内の貯留液の液面に配置する際に、従来では必要とされた排気弁7を操作することなく簡単に、フォロープレートの下面側の気体を装着孔に通して外気中に排出させることができ、プレートの下面側に気体が存在しない状態で、フォロープレートを液面に配置することができる。そして、作業者は、プレートの下面側の気体が全て確実に排出されていることを、装着孔から目で見て確認することができるので、ポンプに吸い込まれる貯留液中に気体が含まれることを確実に防止でき、貯留液が所定流量でポンプの流出口から確実に流出されるようにすることができる。
また、フォロープレートの下面側に気体が存在しないようにできるので、従来の排気弁7を不要とすることができる。しかも、そのような気体を排出するための作業も不要なので、貯留液が充填された新しい容器に交換するときの作業時間を短縮でき、手間を軽減できる。
請求項7の発明に係る汲出し装置によると、上記の通り、フォロープレートによって、ポンプに吸い込まれる貯留液中に気体が含まれることを防止できる。よって、ポンプの流出口から貯留液を所定流量で確実に流出することができる。
以下、本発明に係るフォロープレート、汲出し装置、及び貯留液の汲出し方法の一実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。この汲出し装置11は、図4(a)、(b)、(c)に示すように、フォロープレート12、及びポンプ14を備えている。このポンプ14は、例えばドラム缶やペール缶等の容器2に貯留されている貯留液3を汲み上げて、流出口15から所定流量で流出させることができるものである。貯留液3は、例えばペースト状又はクリーム状の食品材料、シール剤、制振剤、軟膏、パテ剤等の高粘度液や、水に近い粘性を有する低粘度液である。そして、容器2は、例えば上側に開口し、底部を有する短円筒形状のものである。
図4(a)は、汲出し装置11の側面図であり、フォロープレート12が容器2に挿入され、このフォロープレート12には、ポンプ14が装着されておらず、容器2内の貯留液3を汲み出す前の状態を示している。図4(b)は、汲出し装置11の正面図であり、ポンプ14が容器2に挿入されているフォロープレート12に装着されており、容器2内の貯留液3を汲み出している状態を示している。図4(c)は、この汲出し装置11に設けられている定荷重バネ16を示す斜視図である。
汲出し装置11は、図4(a)、(b)に示すように、ポンプ14を備えるポンプ装置17と、このポンプ装置17を昇降させるための昇降機構部18と、定荷重機構部19とを備えている。
ポンプ装置17は、図4(a)、(b)に示すように、ポンプ14の吸込み口14aから容器2内の貯留液3を吸い込んで、流出口15から所定流量で流出することができるものである。ポンプ14は、その下端部にフォロープレート12が着脱自在に取り付けられるものであり、その上端部にポンプケーシング20が取り付けられている。このポンプケーシング20の上端部には、ブラケット21を介して減速機22及び電動モータ23が取り付けられている。
ポンプ14は、図3に示すように、縦型の一軸偏心ねじポンプであり、ロータ24とステータ25とを有している。ロータ24は、雄ねじ形状であり、雌ねじ形状の内孔25aを有するステータ25に回動自在に装着されている。そして、このロータ24の上端は、コネクティングロッド26を介して減速機22の回転軸と連結している。なお、コネクティングロッド26の上下の各端部は、それぞれユニバーサルジョイント27を介して減速機22の回転軸、及びロータ24と連結している。
昇降機構部18は、図4(a)、(b)に示すように、ポンプ装置17を昇降させるためのものであり、上下方向に向けて配置されている一対のレール28、28を備えている。この一対のレール28、28に対して、ポンプ装置17がスライドプレート29、定荷重機構部19、支持部30、及びブラケット21を介して昇降自在に設けられている。この一対のレール28、28は、それぞれ支柱31、31に設けられており、この一対の支柱31、31の下端部には台座32が設けられている。そして、台座32には、キャスタ33、・・・が設けられている。
また、図4(a)に示すように、ポンプ装置17が取り付けられているスライドプレート29は、連結具34を介してチェーン35と連結している。このチェーン35は、上下の各位置に取り付けられている2つのスプロケット36、36、及び昇降ハンドル37に掛けられている。この昇降ハンドル37を作業者が回動操作することによって、ポンプ装置17をレール28、28に沿って昇降させることができる。また、後述するように、ポンプ装置17は、その吸込み力によって、このポンプ装置17自体が下降することができる。なお、上下の各スプロケット36、36は、支柱31、31の上下の各端部に設けられている上板38及び下板39に取り付けられている。そして、昇降ハンドル37は、補強支柱40に取り付けられている。
定荷重機構部19は、図4(a)に示すように、作業者が比較的小さい力で昇降ハンドル37を回動させることによって、ポンプ装置17を昇降させることができるようにすると共に、ポンプ14が作動して容器2内の貯留液3を汲み上げているときに、ポンプ14の吸込み力によって、ポンプ装置17が自動的に液面に追従して下降できるようにするためのものである。
この定荷重機構部19は、定荷重バネ16を有し、この定荷重バネ16は筐体41に収容されている。この筐体41は、スライドプレート29に取り付けられており、そして、この筐体41に支持部30が設けられている。この支持部30にブラケット(ポンプ装置17)21が取り付けられている。
定荷重バネ16は、図4(a)、(c)に示すように、上下の各ドラム軸42、42に対して相反する方向に巻き付けられて取り付けられており、この上下の各ドラム軸42、42は、筐体41に回動自在に設けられている。そして、この上側ドラム軸42には、ドラム43が固着され、このドラム43にバランスワイヤ44が巻き付けられていて、バランスワイヤ44の一端がドラム43に結合している。また、バランスワイヤ44は、上板38に設けられている滑車45に掛けられており、その他端がこの上板38に結合している。
次に、図1〜図4を参照して、フォロープレート12を説明する。このフォロープレート12は、図1(a)、(b)に示すように、一定の厚みを有する略円板状体である。そして、フォロープレート12は、貯留液3に浮かぶ材質であり、例えば発泡ポリエチレン等の合成樹脂や発泡合成ゴムの独立気泡体で形成されている。
そして、フォロープレート12は、柔軟性を有しており、容器2の内径よりも少し大きい直径に形成されている。従って、このフォロープレート12を容器2内に圧入して装着したときは、フォロープレート12の外周部12aと、容器2の内周面2aとの接触部が密封される。
また、フォロープレート12は、図1(a)、(b)に示すように、下面12bが平坦面として形成されており、中央部に装着孔47が形成されている。
装着孔47は、図1(a)、(b)、(c)に示すように、フォロープレート12を、容器2に挿入して容器2に貯留されている貯留液3の液面に配置するときに、フォロープレート12の下面12bと、液面との間に存在する空気を、この装着孔47に通して外気中に排出するためのものである。
そして、装着孔47は、横断面形状が円形であり、フォロープレート12の上面側に向かって広がるテーパ形状の貫通孔である。この装着孔47の形状は、ポンプ14の先端部に形成されている吸込み口部14bと対応する形状である。
このように、装着孔47の内周面は、ポンプ14の吸込み口部14bと対応するテーパ形状であること、及び発泡合成樹脂製等のフォロープレート12が柔軟性を有することによって、ポンプ14の吸込み口部14bが装着孔47に装着されたときに、装着孔47が吸込み口部14bと嵌合して着脱自在に結合すると共に、その嵌合部が密封される。
ただし、図3に示すように、ポンプ14の吸込み口部14bが装着孔47に対して、所定の深さで装着できるようにするために、吸込み口部14bに鍔状部14cが設けられている。
次に、図3及び図4に示すように構成された汲出し装置11を使用して、容器2内の貯留液3を汲み出して流出口15から流出させる手順を説明する。まず、図1(a)、(b)に示すように、作業者は、例えば容器2を汲出し装置11に取り付ける前の段階で、フォロープレート12の装着孔47にポンプ14を装着していない状態で、フォロープレート12を容器2内に挿入する。なお、フォロープレート12は、柔軟性を有しており、容器2の内径よりも少し大きい直径に形成されているので、フォロープレート12を容器2内に圧入して装着したときは、フォロープレート12が弾性的に変形して、その外周部12aと容器2の内周面2aとの接触部が密封される。
この状態で、フォロープレート12を容器2内に更に押し込んでいくと、フォロープレート12の下面12bと、容器2内の貯留液3の液面との間に存在する空気を、この装着孔47に通して外気中に排出することができる。このようにして、図1(c)に示すように、フォロープレート12を、その下面12bと液面との間に空気が存在しない状態で、その液面に配置することができる。この際、貯留液3が装着孔47内に流入する状態となるまで、フォロープレート12を容器2内に押し込む。
次に、図4(a)、(b)に示すように、作業者は、このフォロープレート12が取り付けられた容器2を、汲出し装置11の台座32の所定位置に取り付けて固定する。そして、図2(a)に示すように、作業者が昇降機構部18を操作してポンプ装置17を下降させて、ポンプ14の吸込み口部14bを装着孔47に装着する。
次に、ポンプ装置17を駆動する。これによって、図2(a)に示す容器2内の貯留液3をポンプ14の吸込み口14aから吸い込んで流出口15から流出させることができる。この際、フォロープレート12の下面12b側に空気が存在していないので、ポンプ14に吸い込まれる貯留液3中に空気が含まれることがなく、従って、貯留液3を所定流量でポンプ14の流出口15から確実に流出させることができる。
なお、貯留液3をポンプ14で汲み上げているときは、容器2内が負圧となり、貯留液3の減少に伴ってフォロープレート12及びポンプ装置17が自動的に下降する。そして、フォロープレート12が下降するときは、プレート12の外周部12aと容器2の内周面2aとの接触部が密封されているので、容器2内の貯留液3がその接触部から漏出することを防止できる。
次に、図2(b)に示すように、容器2内の貯留液3が少なくなり、貯留液3を所定流量で汲み上げることができなくなる手前の予め定めた液量となったときは、この使用済みの容器2を、規定量の貯留液3が貯留されている別の容器2に交換する。
つまり、図2(b)に示すように、作業者が昇降機構部18を操作してポンプ装置17を上昇させて、ポンプ14の吸込み口部14bをフォロープレート12の装着孔47から取り外す。そして、この使用済みの容器2を汲出し装置11から取り外して、規定量の貯留液3が貯留されている新しい容器2を汲出し装置11の台座32に固定する。この新しい容器2には、図1(a)、(b)、(c)に示すようにして、予めフォロープレート12が装着されている。
次に、図2(a)に示すように、上記と同様の手順を行うことによって、ポンプ14をフォロープレート12の装着孔47に装着して、容器2内の貯留液3をポンプ14で吸い込んで所定流量で流出口15から流出させることができる。
なお、使用済みの容器2は、フォロープレート12の装着孔47にポンプ14が装着されている状態では、その内部が密封されており、容器2内の圧力が負圧となっているが、図2(b)に示すように、ポンプ14を装着孔47から取り外すことによって、外気(空気)を装着孔47に通して容器2内に流入させることができる。これによって、容器2内の圧力を上げることができるので、フォロープレート12を容器2から簡単に取り外すことができる。
次に、図1〜図4に示す汲出し装置11、これに使用されているフォロープレート12、及び貯留液3の汲出し方法の作用を説明する。
このフォロープレート12、汲出し装置11、及び貯留液の汲出し方法によると、図1(a)、(b)に示すように、作業者は、フォロープレート12を容器2内の貯留液3の液面に配置する際に、従来では必要とされた排気弁7を操作することなく簡単に、フォロープレート12の下面12b側の空気を装着孔47に通して外気中に排出させることができ、プレート12の下面12b側に空気が存在しない状態で、フォロープレート12を液面に簡単に配置することができる。そして、作業者は、プレート12の下面12b側の空気が全て確実に排出されていることを、装着孔47から目で見て確認することができるので、ポンプ14に吸い込まれる貯留液3中に空気が含まれることを確実に防止でき、貯留液3が所定流量でポンプ14の流出口15から確実に流出されるようにすることができる。
また、フォロープレート12の下面12b側に空気が存在しないようにできるので、従来の排気弁7を不要とすることができる。しかも、そのような空気を排出するための作業も不要なので、貯留液3が充填された新しい容器2に交換するときの作業時間を短縮でき、手間を軽減できる。
そして、図1及び図2に示すフォロープレート12によると、その略中央部に装着孔47を形成することによって、フォロープレート12の下面12bと液面との間に存在する空気を、効率よく装着孔47から外気中に排出させることができる。そして、この装着孔47にポンプ14を装着したときに、ポンプ14の重量がフォロープレート12の全体に略均一に掛かるので、フォロープレート12を貯留液3の液面に略水平に配置することができ、貯留液3がフォロープレート12の上面に付着しないようにすることができる。
そして、フォロープレート12の下面12bを平坦面とすることによって、フォロープレート12の下面12b側に存在する空気を、滞留させずに簡単に装着孔47から排出させることができる。
また、図1及び図2に示すフォロープレート12は、貯留液3に浮かぶ材質、例えば発泡ポリエチレン等の合成樹脂や発泡合成ゴムの独立気泡体で形成されているので、貯留液3に浮かぶことができる。よって、フォロープレート12を、容器2内の貯留液3の液面に配置した状態で放置した場合でも、フォロープレート12が貯留液3内に沈み込むことがない。従って、フォロープレート12を容器2内の貯留液3の液面に配置しておけば、必要なときにポンプ14を装着孔47に装着して、容器2内の貯留液3を汲み出すことができる。つまり、例えば予め、次回に汲み出す貯留液3が入っている容器2にフォロープレート12を装着して、プレート下面12b側の空気を排出しておくことによって、汲出し作業の際に、空気の排出作業をせずにポンプ14をプレート12に装着するだけで、汲出し作業を行うことができる。
更に、図1及び図2に示すフォロープレート12によると、少なくともその外周部12aを、発泡合成樹脂又は発泡合成ゴムで形成してあるので、このプレート12を容器2内に装着して貯留液3の液面に配置するときに、プレート12が弾性的に変形するので、プレート12を簡単に容器2内に装着することができ、この装着した状態で、フォロープレート12の外周部12aと、容器2の内周面2aとの接触部を密封することができる。
そして、図1及び図2に示すフォロープレート12によると、合成樹脂製等の独立気泡体で形成されているので、プレート12を貯留液3の液面に配置したときに、貯留液3がプレート12内に染み込んでプレート12の内部に蓄積されたり、プレート12の上面に染み出ることがなく衛生的である。そして、貯留液3をポンプ14で汲み出すときに、外気がプレート12を通って容器2内に流入することがない。よって、空気が貯留液3内に混入しないようにすることができる。
また、図1及び図2に示すフォロープレート12によると、ポンプ14の吸込み口部14bを装着孔47に装着すると、装着孔47の内周面は、弾性的に拡径してポンプ14の吸込み口部14bと嵌合し、これによって着脱自在に結合することができる。そして、その嵌合部は、密封されるので、外気が嵌合部を通って容器2内に流入することがなく、よって、空気が貯留液3内に混入しないようにすることができる。
更に、フォロープレート12を使用済み容器2から取り外すときは、図2(b)に示すように、ポンプ14の吸込み口部14bを装着孔47から引き上げて取り外せばよい。これによって、外気が装着孔47を通って負圧の容器2内に流入するので、容器2内の圧力が上がり、その結果、フォロープレート12を容器2から簡単に取り外すことができる。つまり、従来のように、給気孔8から圧力空気を容器2内に供給することによって容器2内の圧力を上げる必要がないので、手間が掛からない。
そして、図1及び図2に示すフォロープレート12によると、装着孔47の内周面を、上側に向かうに従って拡径するテーパ形状にすることによって、ポンプ14の吸込み口部14bを装着孔47に装着する際に、吸込み口部14bの下端と、液面との間に空気が存在しないようにして、吸込み口部14bを装着孔47に装着することができる。なぜなら、吸込み口部14bの下端部が、装着孔47の内周面と接触するときに、両者が貯留液3中で接触するからである。
また、図3に示す汲出し装置11によると、ポンプ14そのものも定流量ポンプ14であるので、容器2内の貯留液3を精度良く所定流量で汲み出して流出させることができる。
ただし、上記実施形態の図1(c)に示すフォロープレート12は、貯留液3に浮かぶ材質、例えば発泡合成樹脂等の独立気泡体で形成したが、これに代えて、独立気泡を含まない例えば柔軟な合成樹脂で形成してもよい。このフォロープレート48は、図5(a)、(b)示すように、貯留液3に浮かぶように、円環状の空気室49を設けた構成となっている。このフォロープレート48は、図5(c)に示すように、中央部に凹部50が形成され、この凹部50の底壁には、この凹部50の内径よりも小さい直径の装着孔51が形成されている。この装着孔51は、ポンプ14の吸込み口部14bと嵌合して着脱自在に結合すると共に、その嵌合部が密封される。そして、この装着孔51を形成する内側縁部52は、その上面にポンプ14の吸込み口部14bの鍔状部14cが係合して、吸込み口部14bの差込深さを規定することができる。これ以外は、図1(a)、(b)、(c)に示すフォロープレート12と同等であり、それらの説明を省略する。
そして、上記実施形態のフォロープレート12は、図1(a)、(b)、(c)に示すように、装着孔47の内周面は、テーパ形状としたが、これに代えて、図6(a)、(b)に示すように、その内周面が短円筒形であって、その内周面に1又は2以上の溝部53が形成されているものとしてもよい。各溝部53は、装着孔47の上側開口縁から下側開口縁の手前まで延びるものである。これ以外は、図1(a)、(b)、(c)に示すフォロープレート12と同等であり、それらの説明を省略する。
この図6(a)、(b)に示すフォロープレート54によると、図6(a)に示すように、各溝部53の下側部が貯留液3に浸かるように、フォロープレート54を貯留液3の液面に配置して、図7に示すように、この状態で、ポンプ14の吸込み口部14bを装着孔55に装着すると、吸込み口部14bの下端と、液面との間に空気が存在しないようにして、ポンプ14の吸込み口部14bを装着孔55に装着することができる。なぜなら、吸込み口部14bの下端部が、装着孔55の下部に形成されている短円筒形の封止部55aと接触するときに、両者が貯留液3中で接触するからである。そして、装着孔55に溝部53を設けたことによって、吸込み口部14bを装着孔55に装着したときに、装着孔55内の貯留液3の液面が溝部53内で上昇するので、貯留液3がフォロープレート12の上面に溢れ出ることを防止できる。
また、装着孔47は、図1(a)に示すようにテーパ形状とせずに、短円筒形としてもよい。装着孔47の内周面を短円筒形にすることによって、装着孔に装着されたポンプ14の吸込み口部が、装着孔から外れ難くすることができるし、密封度を向上させることができる。なお、装着孔を短円筒形とするときは、吸込み口部をその装着孔と対応する短円筒形とする。
また、上記実施形態では、図1(a)に示すように、フォロープレート12の下面12bを平坦面としたが、これに代えて、図8に示すように、外周部12aから装着孔47に向かうに従って凹状に傾斜する傾斜面56としてもよい。
このように、フォロープレート57の下面を凹状に傾斜する傾斜面56とすることによって、フォロープレート57の下面側の空気を、フォロープレート57の下面に沿ってその外周部12aから装着孔47に向かう方向に強制的に移動させることができ、この移動してきた空気を装着孔47から確実に排出することができる。
更に、上記実施形態では、図1(b)に示すように、フォロープレート12を全体として円形の板状体としたが、容器の内周面の形状に応じて例えば楕円形や多角形の板状体としてもよい。
そして、上記実施形態では、図3に示すように、ポンプ14として一軸偏心ねじポンプを使用したが、これ以外の例えばロータリーポンプやプランジャポンプを使用してもよい。
また、上記実施形態では、図1(a)、(b)、(c)に示すように、フォロープレート12を柔軟な発泡合成樹脂等で形成することによって、プレート12の外周部12aと容器2の内周面2aとの接触部を密封する構成としたが、これに代えて、図には示さないが、フォロープレート12の外周部12aに円環状の板状ゴムリング(シール部材)を設け、この板状ゴムリングによって、プレート12の外周部12aと容器2の内周面2aとの隙間を密封する構成としてもよい。この場合は、フォロープレート12の直径を容器2の内径よりも小さくし、板状ゴムリングを容器2の内径よりも少し大きくする。
そして、上記実施形態では、図1(a)、(b)、(c)に示すように、プレート12の外周部12aと、容器2の内周面2aとの接触部を密封する構成としたが、これに代えて、プレート12の外周部12aが、容器2の内周面2aに付着する貯留液3を掻き取ることができる程度の接触部の構成としてもよい。また、プレート12の外周部12aと、容器2の内周面2aとの間に隙間が形成されるようなフォロープレートを使用してもよい。
更に、上記実施形態では、図4(a)に示すように、昇降機構部18として作業者が手で操作するものを例に挙げたが、これ以外の例えば電動モータや、油圧式、空気圧式の駆動部によってポンプ装置17を昇降させるようにしてもよい。
以上のように、本発明に係るフォロープレート、汲出し装置及び貯留液の汲出し方法は、フォロープレートを容器に貯留されている貯留液の液面に接触させたときに、フォロープレートの下面側の空気を短時間で確実に外気中に排出することができ、これによって、貯留液を所定流量でポンプの流出口から確実に流出させることができる優れた効果を有し、このようなフォロープレート、汲出し装置及び貯留液の汲出し方法等に適用するのに適している。
この発明の一実施形態に係るフォロープレートを容器に挿入する手順を説明するための図であり、(a)はフォロープレートを容器に挿入して空気を排出する状態を示す縦断面図、(b)はその平面図、(c)はフォロープレートを容器内の貯留液の液面に接触させた状態を示す縦断面図である。 同実施形態に係るフォロープレートに対してポンプを着脱する手順を説明するための図であり、(a)はフォロープレートの装着孔にポンプの吸込み口部を装着した状態を示す縦断面図、(b)はその装着孔からポンプの吸込み口部を外した状態を示す縦断面図である。 同実施形態に係る汲出し装置を使用して容器内の貯留液を汲み出している状態を示す拡大縦断面図である。 同実施形態の汲出し装置を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図、(c)は汲出し装置に設けられている定荷重バネを示す斜視図である。 同発明に係るフォロープレートの他の実施形態を示す図であり、(a)はフォロープレートを容器内の貯留液の液面に接触させた状態を示すA−A断面図、(b)はその平面図、(c)はフォロープレートの装着孔にポンプの吸込み口部を装着した状態を示す縦断面図である。 同発明に係るフォロープレートの更に他の実施形態を示す図であり、(a)はフォロープレートを容器内の貯留液の液面に接触させた状態を示す拡大縦断面図、(b)はその拡大平面図である。 図6(a)に示すフォロープレートの装着孔にポンプの吸込み口部を装着した状態を示す拡大縦断面図である。 同発明に係るフォロープレートの更に他の実施形態を示す拡大縦断面図である。 従来のフォロープレートを使用して容器内の液体を汲み出している状態を示す縦断面図である。
2 容器
2a 内周面
11 汲出し装置
12、48、54、57 フォロープレート
12a 外周部
12b 下面
14 ポンプ
14a 吸込み口
14b 吸込み口部
14c 鍔状部
15 流出口
16 荷重バネ
17 ポンプ装置
18 昇降機構部
19 定荷重機構部
20 ポンプケーシング
21 ブラケット
22 減速機
23 電動モータ
24 ロータ
25 ステータ
25a 内孔
26 コネクティングロッド
27 ユニバーサルジョイント
28 レール
29 スライドプレート
30 支持部
31 支柱
32 台座
33 キャスタ
34 連結具
35 チェーン
36 スプロケット
37 昇降ハンドル
38 上板
39 下板
40 補強支柱
41 筐体
42 ドラム軸
43 ドラム
44 バランスワイヤ
45 滑車
47、51、55 装着孔
49 空気室
50 凹部
52 内側縁部
53 溝部
55a 装着孔の封止部
56 傾斜面

Claims (9)

  1. 容器に貯留されている貯留液の液面にフォロープレートを配置して、この液面に配置された前記フォロープレートに形成されている装着孔にポンプの吸込み口部を装着し、そして前記ポンプで前記貯留液を汲み上げて流出させるためのフォロープレートであって、
    前記装着孔は、前記液面に配置された前記フォロープレートの下面と、前記液面との間に存在する気体を外気中に排出するためのものであり、
    前記フォロープレートは、前記貯留液に浮かぶ材質で形成され、又は前記貯留液に浮かぶ構成となっていることを特徴とするフォロープレート。
  2. 前記装着孔は、前記フォロープレートの略中央部に形成され、
    前記フォロープレートの下面は、平坦面、又は外周部から前記装着孔に向かうに従って凹状に傾斜する傾斜面で形成されていることを特徴とする請求項1記載のフォロープレート。
  3. 前記フォロープレートの少なくとも外周部を、合成樹脂又はゴムで形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のフォロープレート。
  4. 前記フォロープレートは、合成樹脂又はゴムの独立気泡体で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフォロープレート。
  5. 前記装着孔の内周面は、合成樹脂又はゴムで形成され、前記ポンプの吸込み口部が装着されたときに、前記吸込み口部と嵌合して着脱自在に結合すると共に、その嵌合部が密封されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフォロープレート。
  6. 前記装着孔の内周面は、短円筒形、前記フォロープレートの上面側に向かって広がるテーパ形状、又は上側開口縁から下側開口縁の手前まで延びる1又は2以上の溝部が形成されていることを特徴とする請求項5記載のフォロープレート。
  7. 容器に貯留されている貯留液をポンプで汲み上げて流出させる汲出し装置において、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のフォロープレートを備えることを特徴とする汲出し装置。
  8. 前記ポンプは、一軸偏心ねじポンプであることを特徴とする請求項7記載の汲出し装置。
  9. 容器に貯留されている貯留液の液面にフォロープレートを配置して、このフォロープレートに形成されている装着孔にポンプの吸込み口部を装着し、そして前記ポンプで前記貯留液を汲み上げて流出させる貯留液の汲出し方法であって、
    前記装着孔に前記ポンプが装着されていない前記フォロープレートを、前記貯留液の液面に配置して、前記フォロープレートの下面と前記液面との間に存在する気体を、前記装着孔から外気中に排出し、しかる後に、前記液面に配置された前記フォロープレートの前記装着孔に前記ポンプの吸込み口部を装着することを特徴とする貯留液の汲出し方法。
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