JP4949105B2 - スロット割当方法およびそれを利用した基地局装置 - Google Patents

スロット割当方法およびそれを利用した基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4949105B2
JP4949105B2 JP2007087270A JP2007087270A JP4949105B2 JP 4949105 B2 JP4949105 B2 JP 4949105B2 JP 2007087270 A JP2007087270 A JP 2007087270A JP 2007087270 A JP2007087270 A JP 2007087270A JP 4949105 B2 JP4949105 B2 JP 4949105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time slot
time slots
slot
frame
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007087270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008252181A (ja
Inventor
めぐみ 小竹
咲子 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2007087270A priority Critical patent/JP4949105B2/ja
Publication of JP2008252181A publication Critical patent/JP2008252181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4949105B2 publication Critical patent/JP4949105B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、端末装置にスロットを割り当てる技術に関し、特にスロット連結に好適なスロット割当方法およびそれを利用した基地局装置に関する。
PHS(Personal Handyphone System)のような移動体通信システムにおいては、図1に示すような4スロット多重のTDMA-TDD(Time Division Multiple Access- Time Division Duplex)方式を使用して、端末装置(PS:Personal Station)に通信の単位となるタイムスロットを割り当てて、基地局装置(CS:Cell Station)との間で通信が行われる。
従来のタイムスロットの割り当て方法では、制御を容易にするため、フレームの先頭から順に上りと下りのタイムスロットを端末装置に割り当てるようになっている。(例えば、非特許文献1)
ARIB STANDARD RCR STD-28-1「第二世代コードレス電話システム標準規格」,4.1版,(1/2分冊)
ところで、最近の移動体通信システムでは、データ通信のように、従来の音声通信に比べて高速、大容量のデータ伝送が要求されるようになっており、PHSにおいても複数のタイムスロットを連結して同一の端末装置に割り当てるスロット連結技術の検討が行われている。
しかしながら、従来のタイムスロットの割り当て方法では、フレームの先頭から順にタイムスロットを端末装置に割り当てていくため、端末装置との通信を終えたタイムスロットを解放した場合、そのタイムスロットが、フレーム内の他の端末装置を割り当てていないタイムスロット、すなわち空きタイムスロットと連続していないことがあった。例えば、図1におけるフレームの第1タイムスロットと第2タイムスロットを端末装置に割り当てていた場合、第1タイムスロットを割り当てた端末装置との通信が終わり、これを解放したとしても、第1タイムスロットは他の空きタイムスロットから孤立した状態にある。フレーム内には、第1タイムスロット、第3タイムスロット、第4タイムスロットの合計3つの空きタイムスロットが存在するにも関わらず、連続するタイムスロットは第3タイムスロットおよび第4タイムスロットの2つに止まり、この2つのタイムスロットにしかスロット連結を適用できない。このため、空きタイムスロットに対する効率的なスロット連結を適用させることが困難であった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、空きタイムスロットに対する効率的なスロット連結を適用でき、伝送効率を向上させることが可能なスロット割当方法およびそれを利用した基地局装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様は、割当方法である。この方法は、複数の連続するタイムスロットからフレームを構成し、フレーム端に近いタイムスロットから優先順位をつけてその順に、端末装置に割り当てることをその要旨とする。
ここで、「フレーム端に近いタイムスロット」は、フレームの両端のタイムスロットから時間的に短い間隔に位置するタイムスロットであることを含む。
本発明の別の態様は、基地局装置である。この基地局装置は、複数の連続するタイムスロットからフレームを構成し、タイムスロットを端末装置に割り当てる割当部と、フレーム端に近いタイムスロットから優先順位を付けて特定する特定部とを備え、前記割当部は、前記特定された順で、タイムスロットを端末装置に割り当てることをその要旨とする。
また、前記特定部は、既に端末装置が割り当てられているタイムスロットに隣接するタイムスロットの順位を高くすることが望ましい。
また、前記複数の端末装置との間の通信品質を測定する通信品質測定部をさらに備え、前記特定部は、同じ優先順位のタイムスロットが複数存在すると、前記通信品質がより高いタイムスロットの順位を高くすることが望ましい。
また、前記割当部は、前記測定された通信品質が、通信品質に関するしきい値を超えていれば、前記割り当てを実施することが望ましい。
本発明によれば、フレームを構成するタイムスロットの割当と解放が繰り返された後であっても、空きタイムスロットに対する効率的なスロット連結を適用でき、伝送効率を向上させることが可能となる。
本発明を具体的に説明する前に概要について述べる。本発明の実施の形態は、第二世代コードレス電話システムのように、TDMA−TDD方式により複数の端末装置を接続する基地局装置である。第二世代コードレス電話システムでは図1に示すように、上り通信(端末装置から基地局装置)について4つのタイムスロット、下り通信(基地局装置から端末装置)について4つのタイムスロットによってTDMAフレーム(以下、フレーム)が構成され、さらにフレームが連続して配置されている。本実施の形態においては上り通信と下り通信は対称であるため、以下においては、説明の便宜上、上り通信のみ説明を行う。
本発明の実施の形態に係る基地局装置は、図2に示すように、さらにSDMA(Space Division Multiple Access)も適用し、一つのタイムスロットに複数の端末装置を割り当てる。図2は横軸の方向に時間軸上のタイムスロットの配置、すなわち無線チャンネルの配置を示し、縦軸の方向に空間軸上の無線チャンネルの配置を示す。すなわち、横軸の多重化がTDMAに相当し、縦軸の多重化がSDMAに相当する。図2には1フレームにおける第1タイムスロットから第4タイムスロットが含まれている。図2では第1タイムスロットの一つの無線チャンネルに端末装置Aが、第2タイムスロットの二つの無線チャンネルに端末装置Bと端末装置Dが、第3タイムスロットの一つの無線チャンネルに端末装置Cが割り当てられている。なお、以下においては、説明の便宜上、一つの空間に限定して一つのタイムスロットには一つの無線チャンネルが含まれるものとし、一つのタイムスロットに一つの端末装置を割り当てる例にもとづき説明を行う。
図3は、タイムスロットの構成を示す概念図である。タイムスロットは、過渡法応答用ランプタイムR、スタートシンボルSS、プリアンブルPR、同期ワードUW、変調パラメータMI、チャンネル種別CIからなる通信制御シンボルが配置されるヘッダー、データシンボルが配置されるペイロード、誤り検出符号CRCおよび隣接するタイムスロット間での干渉を防止するガードシンボルGから構成される。
音声通信のように必要となる通信容量が小さい場合、1つの端末装置にはフレーム単位に1つのタイムスロットが割り当てられる。一方、データ通信のように必要となる通信容量が大きい場合、フレームごとに2つ以上のタイムスロットが連結されて一つの端末装置に割り当てられることもある。
フレームごとに2つのタイムスロットを連結する場合、先頭のタイムスロットのみ通信制御シンボルを配置してフレームを構成し、端末装置に割り当てる。これにより、ペイロードを拡張することが可能となるため、1フレーム当たりの伝送容量を増加させることができる。
このとき、フレームの先頭から順にタイムスロットを端末装置に割り当てていくと、端末装置との通信を終えたタイムスロットを解放した場合、そのタイムスロットがフレーム内の他の空きタイムスロットと孤立していることがあり、他の空きタイムスロットと連結して一つの端末装置に割り当てることができないことがある。
したがって、本発明の実施の形態における基地局装置においては、フレーム端からの間隔が短いタイムスロットを順位付けして特定し、この特定された順にタイムスロットを端末装置に割り当てることとした。これにより、端末装置との通信を終えたタイムスロットを解放したとき、フレーム内の他の空きタイムスロットと連続している可能性が高まり、空きタイムスロットに対する効率的なスロット連結を適用させることができる。
図4は、本発明の実施の形態における移動体通信システム100の構成を示す概念図である。移動体通信システムは基地局装置1と端末装置2を含む。図4では端末装置2で総称される第1端末装置2a、第2端末装置2bおよび第3端末装置2cの3台を図示しているが、2台以下、もしくは4台以上の端末装置が存在してもよい。
図5は、図4の基地局装置1の構成を示す概念図である。図5において、アンテナ3で総称されるアンテナ3a、アンテナ3b、アンテナ3cおよびアンテナ3dは無線周波数に応じた設定された間隔で配置され、無線周波数の信号を送受信する。アンテナ3はアダプティブアレイアンテナ技術に対応しており、アンテナの指向性は、後述の送受信部5により制御される。図5ではアンテナ2の数を「4」としているが、これ以外の数であってもよい。
無線部4は、受信時にアンテナ3で受信した無線周波数の信号を周波数変換し、ベースバンド信号を導出し、送受信部5に出力する。また、送信時に送受信部5からのベースバンド信号を周波数変換し、無線周波数の信号を導出する。
送受信部5は、受信時に受信信号から導出した受信ウエイトベクトルにより、無線部4から送られてきた受信信号のそれぞれを重み付けし加算する。受信ウエイトベクトルの導出方法としては、LMS(Least Mean Squeare)、RLS(Recursive Least Square)アルゴリズムなどがある。これらアルゴリズムの参照信号として図3に示すプリアンブルPRを用いる。
また、送受信部5は、送信時に受信ウエイトベクトルから、送信信号の重み付けに必要な送信ウエイトベクトルを推定する。送信ウエイトベクトルの推定方法としては、受信ウエイトベクトルをそのまま使用する、などがある。さらに受信時と送信時との時間差によって生じる伝播環境のドップラー周波数変動を考慮し、受信ウエイトベクトルを補正してもよい。
変復調部6は、受信時に送受信部5からの入力に対して復調を行い、IF部7に出力する。また変復調部6は、送信時に変調した信号を送受信部5に出力する。変調方式としては、π/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK、8QPSK、12QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などを用いる。
IF部7は、図示していないネットワークに接続され、受信時に変復調部6において復調した信号を図示していないネットワークに出力する。また、IF部7は、送信時にネットワークからデータを入力し、これを変復調部6に出力する。
通信品質測定部8は、端末装置2から送信された信号の通信品質を測定し、制御部9に出力する。通信品質としては、例えば、D/U比を導出する。通信品質測定部8は、端末装置2から基地局装置1に無線リソース獲得要求があったときの端末装置2から送信された信号の受信レベルを測定しD波レベルとする。なお、無線リソース獲得要求以外に無線リソース獲得再要求やサービスフロー追加要求の受信レベルを測定してD波レベルとしてもよい。また、通信品質測定部8は、割り当てようとする空きタイムスロットにおける受信レベルをU波レベルとして、D波レベルをU波レベルで除算してD/U比を導出する。本発明の実施の形態のようにSDMA(Space Division Multiple Access)を使用している場合、受信レベルは受信ウエイトベクトルに基づいて導出してもよく、無線周波数の信号強度から導出してもよい。
制御部9は、IF部7から通知された通信要求と、変復調部5から送られた受信信号を入力とし、基地局装置1と通信すべき端末装置2に対して、無線チャンネルを割り当てる。また、基地局装置1全体のタイミングの制御等を行う。TDMAにおいては、端末装置2と通信するため端末装置2に対してタイムスロットを割り当てるので、無線チャンネルはタイムスロットに相当する。
制御部9は、端末装置2に割り当て可能なタイムスロットを管理する無線リソース管理部9aを含む。
また、制御部9は、無線リソース管理部9aから送られてきた情報およびチャンネル割当部9cから送られた情報を入力とし、端末装置に割り当てるタイムスロットに優先順位を付けて特定するスロット特定部9bを含む。優先順位は、フレームの両端のタイムスロットから時間的に短い間隔に位置するタイムスロットほど高くなるように設定する。また、フレームの両端のタイムスロットから同じ間隔で位置する場合は、端末装置を割り当てたタイムスロットに隣接するタイムスロットほど優先順位を高く設定する。
制御部9は、さらに端末装置2に無線チャンネルであるタイムスロットを割り当てるチャンネル割当部9cを含む。
図6および図7は、チャンネル割当部9cによるタイムスロットの割当例を示す概念図である。図6および図7のそれぞれには、1フレームにおける上り回線の第1タイムスロットから第4タイムスロットが含まれる。また、図6および図7のそれぞれでは、各タイムスロットに記載されている長方形の中に「端末装置2a」および「端末装置2b」を表示して、「端末装置2a」および「端末装置2b」が該当するタイムスロットに割り当てられたことを示している。
図6はフレーム内のタイムスロットが全て空きタイムスロットの場合に、単一タイムスロット割当要求(例えば、音声呼)を行った端末装置に一つのタイムスロットを割り当てたフレーム構成である。
図6に示す割当例において、無線リソース管理部9aからフレーム内の全てのタイムスロットは空きタイムスロットである旨の情報を受理したスロット特定部9bは、フレームの両端のタイムスロットから順に高い優先順位を付ける。このとき、同じ優先順位のタイムスロットが複数存在していた場合は、通信品質が高いタイムスロットの優先順位が高くなるよう設定する。第1タイムスロットと第4タイムスロットはフレーム端からの近さが同じであるため、スロット特定部9bは、第1タイムスロットと第4タイムスロットのD/U比を通信品質測定部8から受理する。ここでは、第1タイムスロットの通信品質が第4タイムスロットの通信品質よりも高かったとする。このため、スロット特定部9bは、第1タイムスロットに優先順位「1」を付け、第4タイムスロットに優先順位「2」をつける。
次に、第1タイムスロットと第4タイムスロットを除外したフレーム内の空きタイムスロットのうちでフレームの両端のタイムスロットに最も近い第2タイムスロットと第3タイムスロットに優先順位を付ける。第2タイムスロットと第3タイムスロットは、フレーム端からの近さが同じであるため、スロット特定部9bは、第2タイムスロットと第3タイムスロットのD/U比を通信品質測定部8から受理する。ここでは、第2タイムスロットの通信品質が第3タイムスロットの通信品質よりも高かったとする。このため、スロット特定部9bは、第2タイムスロットに優先順位「3」を付け、第3タイムスロットに優先順位「4」をつける。全ての空きタイムスロットに優先順位を付けたので、この情報をチャンネル割当部9cに送る。
チャンネル割当部9cは、空きタイムスロットのD/U比を通信品質測定部8から受理し、スロット特定部9cから送られた優先順位にもとづき、最も高い第1タイムスロットと第4タイムスロットから順に、それぞれのタイムスロットの通信品質が端末装置2aを割り当て可能なしきい値を超えているか否かを判定する。
図6に示す割当例では、第1タイムスロットがこのしきい値を超えていたので、端末装置2aに第1タイムスロットを割り当てている。
図7はフレーム内の第3タイムスロットが割当済の場合に、単一タイムスロット割当要求(例えば、音声呼)を行った端末装置に一つのタイムスロットを割り当てたフレーム構成である。
図7に示す割当例において、フレームの両端のタイムスロットである第1タイムスロットと第4タイムスロットは空きタイムスロットであるため、フレーム端からの近さのみで優先順位を付けると第1タイムスロットと第4タイムスロットにはフレーム内の最も高い優先順位が付く。しかし、その優先順位に従い第1タイムスロットに新たな端末装置を割り当てたとすると、第1タイムスロットを割り当て後の空きタイムスロットは第2タイムスロットと第4タイムスロットになり、フレーム内の存在する2つの空きタイムスロットは連続しない。一方、第4タイムスロットに新たな端末装置を割り当てたとすると、第4タイムスロットを割り当て後の空きタイムスロットは第1タイムスロットと第2タイムスロットになり、これら2つの空きタイムスロットは連続する。つまり、端末装置を割り当てたタイムスロットが存在する場合、連続する空きタイムスロットを増やすためには、そのタイムスロットに隣接するタイムスロットにより高い優先順位を付けることが好ましい。
そこで、無線リソース管理部9aからフレーム内の第3タイムスロットを除くタイムスロットは空きタイムスロットである旨の情報を受理したスロット特定部9bは、フレームの両端のタイムスロットであり、かつ第3タイムスロットに隣接している第4タイムスロットに高い優先順位(ここでは「1」)を付ける。そして第1タイムスロットにはそれより低い優先順位(ここでは「2」)を付ける。第1タイムスロットと第4タイムスロットを除外したフレーム内の空きタイムスロットのうちでフレームの両端のタイムスロットに最も近い第2タイムスロットに次に高い優先順位(ここでは「3」)を付ける。フレーム内の全ての空きタイムスロットに優先順位を付けたので、この情報をチャンネル割当部9cに送る。
チャンネル割当部9cは、空きタイムスロットのD/U比を通信品質測定部8から受理し、スロット特定部9cから送られた優先順位にもとづき、最も高い第4タイムスロットから順に、タイムスロットの通信品質は端末装置2aを割り当て可能なしきい値を超えているか否かを判定する。
図7に示す割当例では、第4タイムスロットがこのしきい値を超えていたので、端末装置2bに第4タイムスロットを割り当てている。
以上の構成による基地局装置1の動作を説明する。図8は、移動体通信システムによる通信の開始手順を示すシーケンス図である。端末装置2は基地局装置1に対して、無線リソース獲得要求を送信する(S10)。基地局装置1は、端末装置2にチャンネル割当を実施した後(S20)、端末装置2に無線リソース割当を送信する(S30)。その後、基地局装置1と端末装置2は同期を確立したTCHにて通信を実行する。
図9、図10および図11は、基地局装置1が実施するチャンネル割当を示すフローチャートである。
無線リソース獲得要求があると、制御部9は、無線リソース管理部9aでタイムスロットの使用状態の確認行い、通信品質測定部8に空きタイムスロットごとのD/U比の導出を指示する(S2000)。通信品質測定部8は、空きタイムスロットごとのU波を測定するとともに、無線リソース獲得要求をした端末装置2のD波を測定し、空きタイムスロットごとのD/U比を導出して制御部9に出力する。
制御部9は、端末装置2からの無線リソース獲得要求がスロット連結割当か否かを判定する(S2001)。スロット連結割当でない場合は(S2001のN)、制御部9はスロット特定部9bにフレーム内の空きタイムスロットに優先順位を付けるように指示を行う。
スロット特定部9bは、無線リソース管理部9aから送付される情報にもとづき、フレーム内に端末装置が割当済のタイムスロットが存在するか否かを判定する(S2002)。存在する場合は(S2002のY)、端末装置が割当済のタイムスロットに隣接するフレームの両端のタイムスロットが存在するか否かを判定する(S2003)。存在する場合は(S2003のY)、そのタイムスロットに最も高い優先順位を付ける(S2004)。
一方、フレーム内に端末装置が割当済のタイムスロットが存在しない場合(S2002のN)、あるいは、端末装置が割当済のタイムスロットに隣接するフレームの両端のタイムスロットが存在しない場合は(S2003のN)、空きタイムスロットのうちでフレームの両端のタイムスロットからの近さが同じタイムスロットが複数存在するか否かを判定する(S2005)。存在する場合は(S2005のY)、通信品質測定部8から送られたD/U比を参照し、それらタイムスロットに優先順位を付ける際、通信品質が良いタイムスロットの優先順位が高くなるように設定する(S2006)。そして、フレームの両端に近い空きタイムスロットから順に優先順位を付ける(S2007)。
スロット特定部9bは、フレーム内の全ての空きタイムスロットに優先順位を付けると、その結果をチャンネル割当部9cに送る。
制御部9は、スロット特定部9bより優先順位を付けた旨の応答があると、チャンネル割当部9cに端末装置2に対する無線チャンネル割当を実施するよう指示を行う。
チャンネル割当部9cは、スロット特定部9bから送られたフレーム内の空きタイムスロットの優先順位にもとづき、優先順位が最も高いタイムスロットから順に、通信品質測定部8から送られたD/U比を参照し、そのタイムスロットに端末装置2を割り当てることが可能か否かを判定する(S2008)。割り当て可能か否かの判定は、そのタイムスロットのD/U比が通信品質に関する第1しきい値を超えているか否かで判定する。
そのタイムスロットのD/U比が割り当て可能な第1しきい値を超えていた場合(S2008のY)、チャンネル割当を実施し、そのタイムスロットに端末装置2を割り当てる(S2009)。一方、そのタイムスロットのD/U比が割り当て可能な第1しきい値より小さい場合(S2008のN)、そのタイムスロットを割当対象から除外し(S2010)、次に優先順位が高いタイムスロットを選び、割当対象となるタイムスロットがなくなるか(S2011のN)、またはチャンネル割当を実施するまで(S2009)、上記操作を繰り返す。
このような本発明の実施の形態によれば、以下の通りの作用効果を享受することができる。
スロット特定部9bは、フレーム内の空きタイムスロットのうちで、フレームの両端に近いタイムスロットから順に高い優先順位付け、チャンネル割当部9cは、その優先順位にもとづき、最も優先順位が高いタイムスロットから端末装置に割り当てるため、端末装置との通信を終えたタイムスロットを解放したとき、フレーム内の他の空きタイムスロットと連続している可能性が高まり、空きタイムスロットに対する効率的なスロット連結を適用させ、伝送効率を向上させることができる。
また、スロット特定部9bは、フレーム内の空きタイムスロットのうちで、フレームの両端のタイムスロットから最も近く、かつ端末装置が割当済のタイムスロットに隣接するタイムスロットに高い優先順位を付けるため、フレーム内に端末装置が割当済のタイムスロットが存在する場合であっても、そのタイムスロットを割り当てた後に、空きタイムスロットが連続している可能性が高く、空きタイムスロットに対する効率的なスロット連結を適用させ、伝送効率を向上させることができる。
また、通信品質測定部8は、空きタイムスロットごとに端末装置との間の通信品質を測定し、スロット特定部9bは、フレーム内の空きタイムスロットのうちで、フレームの両端のタイムスロットからの近さが同じタイムスロットが複数存在すると、通信品質がより高いタイムスロットに高い優先順位を付けるため、単一タイムスロット割当要求を行った端末装置との間の伝送品質を向上させながら、空きタイムスロットに対する効率的なスロット連結を適用させ、伝送効率を向上させることができる。
また、チャンネル割当部9cは、空きタイムスロットの通信品質および優先順位にもとづき、端末装置にタイムスロットを割り当てるか否か判定するため、端末装置との間の伝送品質を維持しながら、空きタイムスロットに対する効率的なスロット連結を適用させ、伝送効率を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明をしてきたが、本発明は、この実施の形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に規定された本発明の適用範囲にあり、上述した実施の形態の構成が備える機能を達成可能であれば、いろいろな変形が可能である。
例えば、本発明の実施の形態において通信システム100はTDMAとSDMAが適用されるとして説明したが、これにかぎらず、通信システム100は、少なくともTDMAが適用されていればよい。例えば、TDMAとCDMA(Code Division Multiple Access)が適用されてもよく、またTDMAとOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が適用されてもよい。
TDMAフレーム構成を示す概念図 SDMAによる空間多重化されたタイムスロットを示す概念図 タイムスロットの構成を示す概念図 本発明の実施の形態に係る通信システムの構成を示す概念図 本発明の実施の形態に係る基地局装置の構成を示す概念図 スロット割当例を示す図 スロット割当例を示す図 本発明の実施の形態に係る通信システムの通信の開始手順を示すシーケンス図 スロット割当の動作例を示すフローチャート スロット割当の動作例を示すフローチャート スロット割当の動作例を示すフローチャート
符号の説明
4 無線部
5 送受信部
6 変復調部L
7 IF部
8 通信品質測定部
9 制御部
9a 無線リソース管理部
9b スロット特定部
9c チャンネル割当部

Claims (4)

  1. 複数の連続するタイムスロットからフレームを構成し、フレーム端に近いタイムスロットから優先順位をつけてその順に、端末装置に割り当てる際、同じ優先順位のタイムスロットが複数存在すると、通信品質がより高いタイムスロットの順位を高くすることを特徴とする割当方法。
  2. 複数の連続するタイムスロットからフレームを構成し、タイムスロットを端末装置に割り当てる割当部と、
    フレーム端に近いタイムスロットから優先順位を付けて特定する特定部と
    前記端末装置との間の通信品質を測定する通信品質測定部とを備え、
    前記特定部は、同じ優先順位のタイムスロットが複数存在すると、前記通信品質がより高いタイムスロットの順位を高くし、
    前記割当部は、前記特定された順で、タイムスロットを端末装置に割り当てることを特徴とする基地局装置。
  3. 前記特定部は、既に端末装置が割り当てられているタイムスロットに隣接するタイムスロットの順位を高くすることを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記割当部は、前記通信品質が、通信品質に関するしきい値を超えていれば、前記割り当てを実施することを特徴とする請求項に記載の基地局装置。
JP2007087270A 2007-03-29 2007-03-29 スロット割当方法およびそれを利用した基地局装置 Expired - Fee Related JP4949105B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007087270A JP4949105B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 スロット割当方法およびそれを利用した基地局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007087270A JP4949105B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 スロット割当方法およびそれを利用した基地局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008252181A JP2008252181A (ja) 2008-10-16
JP4949105B2 true JP4949105B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=39976670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007087270A Expired - Fee Related JP4949105B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 スロット割当方法およびそれを利用した基地局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4949105B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10241644B2 (en) 2011-06-03 2019-03-26 Apple Inc. Actionable reminder entries

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622422A (ja) * 1985-03-06 1987-01-08 Toshiba Corp 多元接続通信方式
JPH01212934A (ja) * 1988-02-19 1989-08-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 回線割当制御方式
JP2795179B2 (ja) * 1994-06-15 1998-09-10 日本電気株式会社 Pama方式による動的割り込みスロット予約方法
JPH1084573A (ja) * 1996-09-06 1998-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線チャネルの検索/割り当て方法
EP0910188A1 (en) * 1997-10-16 1999-04-21 TELEFONAKTIEBOLAGET L M ERICSSON (publ) A method of and a system for voice and data radio communication providing improved interference diversity
JP2000269875A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 通信回線の帯域割当てシステム
JP3544641B2 (ja) * 2000-06-22 2004-07-21 松下電器産業株式会社 基地局装置およびチャネル割当て方法
JP2006180374A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基地局装置、通信端末装置及びリソース割り当て方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008252181A (ja) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6870808B1 (en) Channel allocation in broadband orthogonal frequency-division multiple-access/space-division multiple-access networks
US8422449B2 (en) MU-MIMO method in WLAN system, and access point and station for MU-MIMO
US8190168B2 (en) Enhanced scheduling techniques for wireless communication networks
US7536205B2 (en) Apparatus and method for downlink spatial division multiple access scheduling in a wireless network
US7561882B2 (en) Reassigning channels in a spatial diversity radio communications system
EP1494379B1 (en) Radio communication system
JP4950178B2 (ja) 高速パケット・データ空間分割多元接続(sdma)
US7962131B2 (en) Channel mode converting method of a wireless portable internet system
EP2499870B1 (en) An improved method and apparatus for co-scheduling transmissions in a wireless network
US20080232320A1 (en) Dynamic Resource Allocation Method Based on Frequency Reuse Partitioning For Ofdma/Fdd System, and Frame Transmission Method Therefor
US8588053B2 (en) Transmitting apparatus, transmission control method, and communication apparatus
US20090059860A1 (en) Scheduler and method for allocating time and frequency dimensions of downlink bursts in broadband wireless access networks
EP2248367A1 (en) Method for allocating bandwidth from radio frequency spectrum in cellular network including set of cells
JP2011166204A (ja) 無線通信システム、無線基地局装置および通信制御方法
EP1435187B1 (en) Channell assignments in a wireless communication system having spatial channels including grouping existing subscribers in anticipation of new subscribers
US20100081441A1 (en) Dynamic Radio Frequency Allocation for Base Station Cooperation with Interference Management
JP4949105B2 (ja) スロット割当方法およびそれを利用した基地局装置
JP5189875B2 (ja) 割り当て装置、無線基地局および割り当て方法
JP2008219401A (ja) スロット連結時のスロット割当方法およびそれを利用した基地局装置
JP2008072285A (ja) 移動体通信システム、移動局装置、基地局装置、およびチャネル割当方法
JP5046733B2 (ja) スロット連結時のスロット割当方法およびそれを利用した基地局装置
KR100661435B1 (ko) 직교주파수분할다중방식에서의 부반송파 동적할당방법
JP5100776B2 (ja) 無線通信装置
CN101925131A (zh) 上行资源分配方法
KR20100138589A (ko) 빔포밍 지원을 위한 데이터 버스트 할당 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4949105

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees