JP5100776B2 - 無線通信装置 - Google Patents
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Description
また、本実施形態では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)に代表されるマルチキャリア伝送を想定し、さらにこのOFDMを用いてユーザ端末を周波数方向及び時間方向に多重することを想定して説明されるが、シングルキャリア伝送においても同様に適用してもよい。
本実施形態に係る無線通信装置100は、無線通信装置100は複数の張り出し基地局150と、中央制御ユニット101とを含む。張り出し基地局150は、1以上のアンテナ151と、アナログ部152とを含む。中央制御ユニット101は、スケジューリング部102と、ネットワークインターフェース部103と、パラメータ設定部104と、物理層信号処理部105とを有する。図1の例では、張り出し基地局150−1から張り出し基地局150−M(Mは2以上の自然数)までM個の張り出し基地局150が中央制御ユニット101に接続される。
パラメータ設定部104は、スケジューリング部102から伝搬路品質値を受け取り、電力閾値情報を生成する。パラメータ設定部104は、複数の電力値を設定する場合は、ある期間に応じて複数の電力値のうち1つの電力値を電力閾値情報とする。
物理層信号処理部105は、デジタル信号受信処理部201と、データ検出部202と、伝搬路情報取得部203と、データ生成部204と、デジタル信号送信処理部205とを含む。
また、第1電力値及び第2電力値は、ハンドオーバ要求を行うユーザ端末300の数に対して、基地局連携通信が可能なユーザ端末300の割合が規定値以上となるように、ユーザ端末の割合の履歴を記録した統計データに基づいて設定されてもよい。さらに、設定した電力値は、同一のページングエリアで統一されてもよく、各セルで独自に設定されてもよい。
張り出し基地局150とユーザ端末300との通信期間中に、ユーザ端末300がハンドオーバ要求信号を送信するかどうかを判定する閾値が上述の第1電力値に設定された状態が続くと、上述したように基地局連携通信が可能な区間が狭くなる。一方、第2電力値に設定された状態が続くと、オーバヘッドが生じる。そのため、パラメータ設定部104は、電力値を定期的に変更する。例えば、一定期間、第1電力値に設定して、一定期間経過後に第1電力値から第2電力値に変更する。その後、さらに一定期間経過後に第1電力値に戻すような変更を行えばよい。さらに、第1電力値と第2電力値とを周期的に入れ替えて設定してもよい。また、ユーザ端末のデータトラフィック量に対して受信電力やSNR、SINR等に代表されるユーザ端末の伝搬路品質値が低く、高いスループットが見込めない場合に、ユーザ端末の伝搬路品質値が既定の閾値を下回り、かつ、このようなユーザ端末数が一定数以上である場合に、パラメータ設定部104は、第1電力値から第2電力値へ変更してもよい。なお、ユーザ端末の伝搬路品質値が規定の閾値を下回り、かつ、このようなユーザ端末数が一定数未満である場合は、パラメータ設定部104は、第1電力値に設定したままとする。
伝搬路情報は、TDD(Time Division Duplex)システムの場合、ユーザ端末300の上りリンクの信号に含まれる既知のトレーニング信号及びパイロット信号、あるいはサウンディング信号であり、各張り出し基地局150に接続されたデジタル信号受信処理部201が推定し、伝搬路情報取得部203に送られてもよい。また、伝搬路情報は、張り出し基地局150がユーザ端末300に下りリンクで既知信号を送信後、ユーザ端末300からの伝搬路フィードバックにより取得されてもよく、この伝搬路フィードバックに含まれる伝搬路情報は、デジタル信号受信処理部201及びユーザ端末300が共通に持つ伝搬路情報サンプルのインデックスであってもよく、伝搬路応答をそのまま送り返すアナログフィードバックによるものであってもよく、ユーザ端末300が推定した伝搬路応答がフィードバック情報量を低減するために量子化されたものであってもよい。
図4では、ユーザ端末が張り出し基地局150−1と通信している状態を仮定する。
なお、通信可能な最小受信感度を考慮して、張り出し基地局150−1と他の張り出し基地局150−Mとの受信電力の総和が既定値以上であれば、基地局連携通信が可能であると判定してもよいし、両者を同時に満たす場合であってもよい。また、上記受信電力に加えてタイミングや周波数のオフセットが閾値以内であるという条件を設けてもよい。例えば、タイミングを条件とする場合は、ユーザ端末300の送信信号を各張り出し基地局150が受信したタイミングオフセットが閾値以内であるかどうかを判定すればよく、この場合の閾値は、OFDMの場合にはガードインターバル(あるいは、サイクリックプレフィックス)長を基準として決定すればよい。このとき、基地局連携通信を行う張り出し基地局150の数は、受信電力値が大きい順に上位から規定数を定めて選択してもよく、上記の条件を満たす全ての張り出し基地局を選択してもよい。
ステップS501では、スケジューリング部102は、物理層信号処理部105−1を介して張り出し基地局150−1からユーザ端末にハンドオーバ拒否信号を送信する。その後、本実施形態に係る無線通信装置100は、張り出し基地局150−1と張り出し基地局150−Mとでユーザ端末に対して基地局連携通信を行う。
ステップS601では、ユーザ端末が現在通信している張り出し基地局150−1とそのまま通信を続けるので、スケジューリング部102が、物理層信号処理部105−1を介してハンドオーバ拒否信号を送信する。
ステップS701では、スケジューリング部102が、物理層信号処理部105−1を介して張り出し基地局150−1からハンドオーバ応答信号を送信する。
スケジューリング部102に記憶される管理テーブルの一例について図8を参照して説明する。
図8は、張り出し基地局150−1から150−3までと、ユーザ端末300−1から300−5までのそれぞれの対応関係を示す。ここで、張り出し基地局とユーザ端末とが、現在通信している関係を「○」で表し、基地局連携通信が可能であると判定された関係を「△」で表す。例えば具体的には、張り出し基地局150−1は、ユーザ300−5と現在通信しており、ユーザ300−1及び300−4と基地局連携通信が可能である。
図9はOFDMAのシステムであり、時間と周波数とをユーザ端末に割り当てる場合を示し、周波数方向に5個、時間方向に4個のスロット901がある。図8を参照すれば、張り出し基地局150−1及び150−2の組み合わせで基地局連携通信が可能なユーザ端末300は、ユーザ端末300−1及び300−4であり、これらのユーザ端末を同一時間上に配置することが可能となる。これは例えば、周波数別に異なる張り出し基地局ごとに固有の処理が行えないとき、ある期間は同一の張り出し基地局の組み合わせで通信を行わなければならない場合に有効である。このような場合、1つのユーザ端末に単位時間で全周波数帯域を割り当ててしまうと未使用スロットが生じてしまうが、基地局連携通信を行えるユーザ端末を同一時間上の未使用スロットに割り当てることで未使用スロットを無くし、周波数リソースを効率よく使用して通信を行うことができる。
なお、シームレスハンドオーバのように、ユーザ端末が送信するハンドオーバ要求信号に次の接続先候補となる張り出し基地局の情報が含まれる場合、この次の接続先候補の張り出し基地局とは基地局連携通信が可能であると判定して、管理テーブルを生成してもよい。
一例として、下りリンクについて、張り出し基地局150−1及び張り出し基地局150−2が式(1)個のアンテナを有し、ユーザ端末300が式(2)のアンテナ数を有して、ユーザ端末300に対して下りリンクの基地局連携通信を行う状況を考える。
Claims (8)
- 互いに隣接する、1以上のアンテナを含む第1張り出し基地局と、1以上のアンテナを含む第2張り出し基地局とを介して通信する無線通信装置であって、
前記第1張り出し基地局とユーザ端末との伝搬路の状態を示す第1伝搬路品質値と、前記第2張り出し基地局と前記ユーザ端末との伝搬路の状態を示す第2伝搬路品質値とを算出する信号処理部と、
ハンドオーバパラメータを、前記第1伝搬路品質値と前記第2伝搬路品質値とが同一となる位置の伝搬路品質値である基準値よりも小さい値を第1値又は、前記基準値よりも大きい値を第2値に設定するパラメータ設定部と、
前記パラメータ設定部が、ハンドオーバパラメータを前記第1値から前記第2値へ変更した後、第1期間以内にハンドオーバパラメータを前記第2値から前記第1値へ変更する場合に、ハンドオーバパラメータが前記第2値のときにハンドオーバ要求を送信したユーザ端末のうち少なくとも1つの第1ユーザ端末に対して、前記第1張り出し基地局及び前記第2張り出し基地局の同一の時間で同一の周波数リソースを割り当てるスケジューリング部と、を具備することを特徴とする無線通信装置。 - 前記パラメータ設定部は、前記第1値及び前記第2値の大きさを、前記張り出し基地局の敷設密度と送信電力とに基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記パラメータ設定部104は、
データトラフィック量が第1閾値よりも低いユーザ端末の割合が第2閾値よりも少ない場合に、ハンドオーバパラメータを前記第1値とし、
データトラフィック量が前記第1閾値よりも低いユーザ端末の割合が前記第2閾値以上である場合に、ハンドオーバパラメータを前記第2値とすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記スケジューリング部は、前記第1張り出し基地局のセルと前記第2張り出し基地局のセルとの重複領域に第2ユーザ端末が存在する場合に、前記第1張り出し基地局と前記第2ユーザ端末との伝搬路の状態を示す第3伝搬路品質値と、前記第2張り出し基地局と前記第2ユーザ端末との伝搬路の状態を示す第4伝搬路品質値との差が第3閾値以下である場合に、前記第2ユーザ端末に対して、前記第1張り出し基地局及び前記第2張り出し基地局の同一の時間で同一の周波数リソースを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記スケジューリング部は、前記第3伝搬路品質値と前記第4伝搬路品質値との差が前記第3閾値よりも大きい場合、前記第3伝搬路品質値が前記第4伝搬路品質値よりも大きい場合はハンドオーバを行わず、前記第3伝搬路品質値が前記第4伝搬路品質値よりも小さい場合はハンドオーバを行うことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
- 前記信号処理部は、シームレスハンドオーバを要求する第3ユーザ端末から、該第3ユーザ端末の次の通信接続先の候補となる張り出し基地局を示す識別情報を受信し、
前記スケジューリング部は、前記第3ユーザ端末に対して、同一の時間で同一の周波数リソースを割り当てるための張り出し基地局の候補として、前記ユーザ端末が通信している張り出し基地局と、前記識別情報が示す張り出し基地局とを選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記パラメータ設定部は、前記識別情報が示す張り出し基地局と前記第3ユーザ端末との伝搬路品質値が第4閾値以下である場合、前記識別情報が示す張り出し基地局と前記第3ユーザ端末との伝搬路品質値が第4閾値より大きい場合と比較して、前記第1値を小さい値とすることを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
- 前記スケジューリング部はさらに、前記第1ユーザ端末と通信している張り出し基地局と、該第1ユーザ端末に対して、同一の時間で同一の周波数リソースを割り当てることが可能な張り出し基地局との関係を含むテーブルを記憶し、該テーブルを参照することにより、同一の時間で同一の周波数リソースを割り当てることが可能な張り出し基地局の組み合わせが同一である1以上のユーザ端末に、時間周波数リソースにおける同一時間上の時間スロットを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
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