JP4949053B2 - 配電ダクト - Google Patents

配電ダクト Download PDF

Info

Publication number
JP4949053B2
JP4949053B2 JP2007026799A JP2007026799A JP4949053B2 JP 4949053 B2 JP4949053 B2 JP 4949053B2 JP 2007026799 A JP2007026799 A JP 2007026799A JP 2007026799 A JP2007026799 A JP 2007026799A JP 4949053 B2 JP4949053 B2 JP 4949053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
opening
power distribution
duct body
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007026799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008193840A (ja
Inventor
南海生 中澤
弘 小橋
Original Assignee
中澤 直継
中澤 明日香
弘 小橋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 中澤 直継, 中澤 明日香, 弘 小橋 filed Critical 中澤 直継
Priority to JP2007026799A priority Critical patent/JP4949053B2/ja
Publication of JP2008193840A publication Critical patent/JP2008193840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4949053B2 publication Critical patent/JP4949053B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、例えば壁や天井などに設置され、種々の電気器具に電力を供給するように構成された配電ダクトに関するものである。
従来、壁や天井などに設置され、種々の電気器具に電力を供給するように構成された配電ダクトとして、図13と図14とに示すような、配電ダクト91が知られている。図13は、従来の天井に設置される配電ダクト91を下面から見た説明図であり、図14は、配電ダクト91の概略の構成を示す断面図である。
図13と図14とに示すように、従来の配電ダクト91は、断面概ねコの字状に形成された長尺のダクト本体91aと、この断面コの字状のダクト本体の相対向する2つの内面に絶縁材91b(図14)を介して平行に設けられた1対の導電部91cとを備えている。また、ダクト本体91aは、導電部91cを配電ダクト91の外から臨む開口部91dと、配電ダクト91に適合する電気器具92(図2)に備えられた係止突起92aに係合可能な係合部91eとを備えており、電気器具92の一対の端子92bが導電部91cと電気的に接触した状態で、電気器具92を配電ダクト91に固定することができるように構成されている。
そして、この配電ダクト91に、照明器具などの電気器具を、長手方向にわたって任意の数だけ取り付けて、図略の電源に接続される導電部91cから、それぞれの電気器具に電力を供給することができるようになっている。
しかしながら、上述の図13と図14とに示すような従来の配電ダクト91は、電気器具に電力を供給する配電ダクトとしての用途に限られており、付属品を任意の位置に取付けるように設計されたものではなかったので、多様な目的に対応することができなかった。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、多様な目的に対応してさまざまな付属品を任意の位置に取付けることができる汎用性の高い配電ダクトを提供することを課題としている。
なお、本願に記載する配電ダクトは、上述の配電ダクトの従来技術のいずれにも該当せず、出願人の知る限りでは本願出願に類する公知例が無いため、本出願の時点では開示すべき先行技術文献情報は保有していない。
上記課題を解決するための本発明は、長手方向に沿って設けられた開口部を有する長尺のダクト本体と、このダクト本体の開口部を間に臨むようにダクト本体の内壁に相対向して長手方向に沿って設けられた1対の長尺の導電部と、を備え、この開口部に係止された電気器具に導電部を介して電力が供給されるように構成された配電ダクトであって、上記ダクト本体の側方に付属品に設けられた係合端部を挟持可能な挟持部が、長さ方向に連続して設けられており、上記挟持部は、ダクト本体の側方に断面略Cの字状に形成され、スリットを間に形成する相対向する一対の延長部材と、このスリットの内側に設けられ、スリットの幅よりも拡径された空隙部と、を有し、上記一対の延長部材が、スリットにおいて付属品に設けられた係合端部の首部を挟持して付属品を係止可能に構成されており、上記付属品の係合端部の先端は、断面略Cの字状に形成された上記挟持部の空隙部に係合可能に断面略Tの字状に形成され、上記挟持部は、この断面略Tの字状に形成された係合端部の先端を上記空隙部に導入可能な導入口を長手方向の端部に備えていることを特徴とする配電ダクトである。
本発明によれば、ダクト本体の側方に挟持部が長さ方向に連続して設けられ、付属品の係合端部を挟持することができるようになっているので、さまざまな付属品を任意の位置に取付けることができる結果、多様な目的に対応することができる汎用性の高い配電ダクトを実現することができるようになる。
また、挟持部が断面略Cの字状に形成され、スリットを間に形成する相対向する一対の延長部材が、スリットにおいて付属品に設けられた係合端部の首部を挟持して付属品を係止可能に構成されているので、確実に付属品の係合端部を挟持することができる。
さらに、断面略Tの字状に形成された係合端部の先端を長手方向の端部に位置する導入口から空隙部に導入して係合させるので、係合端部の先端が挟持部から抜けることがなく、より確実に付属品の係合端部を挟持することができる。
記挟持部の1対の延長部材は、スリットに臨むそれぞれの先端に、ダクト本体の長手方向に延びる溝部と、この溝部の底部に設けられた補助導電部と、を備え、上記挟持部に係止される付属品にこれら補助導電部を介して電力を供給可能に構成されていることが好ましい。
このようにすれば、挟持部の延長部材の先端に設けられた補助導電部を介して付属品に電力を供給可能であるので、照明器具などの電気器具を付属品として取付けることが容易になる結果、より多様な目的に対応することができる極めて汎用性の高い配電ダクトを実現することができるようになる。
また、上記ダクト本体は、開口部に対して反対側となる背面部に設けられ、ダクト本体の1対の導電部に電力を受け入れ可能な入力開口部と、この入力開口部に着脱自在に取付け可能な給電プラグと、を備え、この給電プラグに設けられた係止突起が入力開口部の縁部に係止された状態で、入力開口部を通してダクト本体の中に導入された給電プラグの1対の端子が、それぞれ対応する導電部に電気的に接続されるように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、背面部の入力開口部に給電プラグが着脱自在に取付けることができるので、開口部側に給電プラグを取付ける必要がなくなる結果、配電ダクトの外観をすっきりとした好ましいものにすることができるようになる。
また、上記給電プラグは、ダクト本体の周辺の電気器具に電力を供給可能な予備のコンセントを少なくとも1つ側方に備えていることが好ましい。
このようにすれば、給電プラグの予備のコンセントを介してダクト本体の背面から周辺の電気器具に電力を供給することができるので、配電ダクト周辺の配線をすっきりとした好ましい外観にすることができるようになる。
また、上記ダクト本体は、このダクト本体の端部開口に着脱自在に挿入可能な端部仕上げ部材を備え、この端部仕上げ部材は、ダクト本体の端部の断面を覆ってダクト本体の端部仕上げをするように構成されているとともに、索状部材に懸架可能なフック部を備えていることが好ましい。
このようにすれば、端部仕上げ部材がダクト本体の端部の断面を覆ってダクト本体の端部仕上げをするので、配電ダクトの外観がすっきりしたものになる。また、この端部仕上げ部材のフック部に索状部材に懸架することができるので、天井から吊るしたりするなどより多様な目的に対応することができる結果、極めて汎用性の高い配電ダクトを実現することができるようになる。
さらに、端部仕上げ部材の両端をダクト本体の端部開口に着脱自在に挿入可能にすることにより、端部仕上げ部材をダクト本体とダクト本体との連結部材として用いることができる。
また、上記ダクト本体は、開口部の内側において、長手方向に沿って延びる相対抗する1対の係止溝を備え、この1対の係止溝に、ダクト本体の開口部を覆うカバー板が、両端を着脱自在に係止されるように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、ダクト本体の1対の係止溝に、カバー板の両端を着脱自在に係止できるので、電気器具を取付けた箇所以外の開口部をカバー板で覆うことができる結果、すっきりとしたより好ましい外観にすることができるようになる。
また、この配電ダクトは、上記ダクト本体の開口部を覆うように設けられたデザインセードを備え、このデザインセードは、端部に設けられた上記係合端部が、上記ダクト本体の挟持部に係止可能に構成されていることが好ましい。
このようにすれば、デザインセードを挟持部に係止してダクト本体の開口部に取付けられる照明管球を覆うことができるので、配電ダクトを照明器具として構成することができる。しかも種々のデザインセードに交換可能であるので、より多様な目的に対応することができる極めて汎用性の高い配電ダクトを実現することができるようになる。
以上説明したように、本発明によれば、さまざまな付属品を任意の位置に確実に取付けることができるので、多様な目的に対応することができる汎用性の高い配電ダクトを実現することができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る配電ダクト1の構成を示す斜視図であり、図2は、配電ダクト1のダクト本体2の概略の構成を示す斜視図である。また、図4は、給電プラグ6の概略の構成を示す斜視図である。図5は、電気器具7と、付属品8が、それぞれ開口部5と、挟持部4とに取付けられた状態の構成を示す斜視図である。
図1と図2とに示すように、本発明の第1の実施の形態に係る長尺の配電ダクト1は、長尺のダクト本体2と、1対の長尺の導電部3と、挟持部4とを備え、図5に示すように、開口部5に取付けられた電気器具7と挟持部4に取付けられた付属品8とに電力を供給するように構成されている。
上記ダクト本体2は、引き抜き加工によるアルミ合金あるいは成形加工によるプラスチックからなる断面略コの字状に形成された部材であり、導電部3を配電ダクト1の外から臨む開口部5を長手方向に沿って有している。このダクト本体2は、断面コの字状の相対向する2つの内面にプラスチック製の絶縁材3a(図2)を介して平行に設けられた1対の導電部3を備えている。また、このダクト本体2は、開口部5に対して反対側となる背面部2aに、1対の導電部3に電力を受け入れ可能な入力開口部2bと、この入力開口部2bに着脱自在に取付け可能な給電プラグ6と、を備えている。
上記導電部3は、開口部5を間に臨むようにダクト本体2の内壁に相対向して設けられた1対の長尺の金属製部材である。
そして、給電プラグ6に設けられた係止突起6a(図4)が、入力開口部2bの縁部2cに係止された状態で、入力開口部2bを通してダクト本体2の中に導入された給電プラグ6の1対の端子6b(図4)が、それぞれ対応する導電部3に電気的に接続されるようになっている。
給電プラグ6は、本実施形態では、上部構造6dと下部構造6eとに分割可能に構成され、天井に設置されるコネクタ6fから電力を受けるように構成されている(図4)。また、この給電プラグ6は、予備のコンセント6cを側方に2つ備え、ダクト本体2の周辺に配置されるその他の電気器具に電力を供給できるようになっている。
これにより、まず、下部構造6eをダクト本体2に取り付け、上部構造6dを給電側に取付けてから下部構造6eと上部構造6dとを接続することにより、下部構造6eとダクト本体2との間の導電部を給電状態のまま露出させずにすみ、安全上好ましい。
ダクト本体2は、また、開口部5に、電気器具7(図5)に備えられた係止突起に係合可能な係合部2d(図2)を備えており、電気器具7の一対の端子がこの導電部3と電気的に接触した状態で、電気器具7を配電ダクト1に固定することができるように構成されている。
この配電ダクト1は、開口部5の長手方向にわたって種々の電気器具7を任意の数だけ取り付けることができるようになっており、配電ダクト1の導電部3が給電プラグ6を介して図略の電源に接続されることにより、これら種々の電気器具7に電力が供給されるようになる。
上記挟持部4は、このダクト本体2の側方に付属品8を取付けられるように長さ方向に連続して設けられた断面略Cの字状の部分である。
この挟持部4は、図2に示すように、スリット4aを間に形成する相対向する一対の延長部材4bと、このスリット4aの内側に設けられ、スリット4aの幅よりも拡径された空隙部4cと、を有し、一対の延長部材4bが、スリット4aにおいて付属品8に設けられた係合端部8a(図5)の首部を挟持して付属品8を係止可能に構成されている。
ここで、付属品8の係合端部8aの先端は、この断面略Cの字状に形成された挟持部4に係合可能に断面略Lの字状に形成され、挟持部4は、この断面略Tの字状に形成された係合端部8aの先端を空隙部4cに導入可能な導入口4d(図2)を挟持部4の長手方向の端部に備えている。
そして、係合端部8aの先端を導入口4dから空隙部4cに導入することにより、付属品8を挟持部4に取付けることができるようになっている。
第1の実施形態では、この配電ダクト1は、図5に示すように、付属品8であるランプ18を保持するランプ保持部18bの端部に設けられた係合端部8aが、ダクト本体2の挟持部4に係止可能に構成されおり、ダクト本体2の側方に配置されるランプ18を着脱自在に取り付け可能になっている。
図3は、挟持部の補助導電部の概略の構成を示す断面図である。
図3に示すように、挟持部4の1対の延長部材4bは、スリット4aに臨むそれぞれの先端に、ダクト本体2の長手方向に延びる溝部4eと、この溝部4eの底部に絶縁部4fを介して設けられた補助導電部4gと、を備え、挟持部4に係止される付属品8としてのランプ18にこれら補助導電部4gと図略の配線とを介して電力を供給可能に構成されている。
この補助導電部4gは、ランプ18として例えばLEDなどの照明器具が用いられる場合は、直流12Vの電源に接続されるなど、用途に応じて接続される電源が選択される。また、挟持部4に係止された付属品8に補助導電部4gと直接接続される端子が設けられている場合は、導電部3のように、配線を介することなく、電力を供給することができるようになる。
なお、本実施形態では、ランプ保持部18bは、ランプ18の反射板を構成しており、この反射板はまた、ダクト本体2の開口部5に取付けられる電気器具7としてのランプ17の光を反射する反射板をも兼ねている。
また、この配電ダクト1は、図1に示すように、このダクト本体2の端部開口2eに着脱自在に挿入可能な端部仕上げ部材9を備え、この端部仕上げ部材9は、ダクト本体2の端部の断面を覆ってダクト本体2の端部仕上げをするように構成されているとともに、図略の天井から吊り下げられるワイヤーもしくはチェーンなどから構成される索状部材10に懸架可能なフック部9aを備えている。
このフック部9aは、ダクト本体2がワイヤーもしくはチェーンなどを用いずに直接天井に取付けられる際には、両端のフック部9aが天井に当接することにより、ダクト本体2が水平を維持した安定した状態で、天井に固定されるようになっている。
また、ダクト本体2は、開口部5の内側において、長手方向に沿って延びる相対抗する1対の係止溝2f(図2)を備え、この1対の係止溝2fに、ダクト本体2の開口部5を覆うカバー板11(図1)が、両端を着脱自在に係止されるように構成されている。
カバー板11は、電気器具7が取付けられた状態で配電具を挿通させる切込み部11aを備えており、電気器具7が取り付けられている箇所以外の開口部5を覆うようになっている。
次に図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る配電ダクト1の作用について説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る配電ダクト1においては、まず、ダクト本体2の入力開口部2bの縁部2cに給電プラグ6に設けられた係止突起6aを係止して、給電プラグ6の1対の端子6bを、それぞれ対応する導電部3に接続する。
次に、ダクト本体2の開口部5において電気器具7(図5)の係止突起6aを係合部2dに係止して電気器具7を配電ダクト1に固定し、導電部3から電気器具7に対して電力を供給可能な状態とする。この時、一対の延長部材4bが、スリット4aにおいて付属品8に設けられた係合端部8aの首部を挟持して付属品8を係止する。
この時、適宜、1対の係止溝2fに、ダクト本体2の開口部5を覆うカバー板11の両端を係止するようにして電気器具7が取り付けられている箇所以外の開口部5を覆って下面の外観をすっきりとしたものにする。
また、挟持部4において長手方向の端部の導入口4dから断面略Lの字状に形成された係合端部8aの先端を空隙部4cに導入することにより、ダクト本体2の側方に付属品8としてランプ18を係止して取付ける。
これにより、補助導電部4gと図略の配電路とを介してランプ18に電力を供給可能な状態となる。
そして、この状態で、ダクト本体2の端部に端部仕上げ部材9を挿入して、ダクト本体2の端部の断面を覆うことによりダクト本体2の端部仕上げをする。
また、天井から懸架されている索状部材10にフック部9aを懸架し、給電プラグ6を設置場所の近くに設けられたコネクタ6fに接続することにより、開口部5に取付けられた電気器具7と、挟持部4に取付けられた両側のランプ18に電力を供給することができる状態となる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る配電ダクト1によれば、ダクト本体2の側方に挟持部4が長さ方向に連続して設けられ、付属品8の係合端部8aを挟持することができるようになっているので、さまざまな付属品8を任意の位置に取付けることができる結果、多様な目的に対応することができる汎用性の高い配電ダクト1を実現することができるようになる。
また、挟持部4が断面略Cの字状に形成され、スリット4aを間に形成する相対向する一対の延長部材4bが、スリット4aにおいて付属品8に設けられた係合端部8aの首部を挟持して付属品8を係止可能に構成されているので、確実に付属品8の係合端部8aを挟持することができる。
また、挟持部4の延長部材4bの先端に設けられた補助導電部4gを介して付属品8に電力を供給可能であるので、照明器具などの電気器具7を付属品8として取付けることが容易になる結果、より多様な目的に対応することができる極めて汎用性の高い配電ダクト1を実現することができるようになる。
また、背面部2aの入力開口部2bに給電プラグ6が着脱自在に取付けることができるので、開口部5側に給電プラグ6を取付ける必要がなくなる結果、配電ダクト1の外観をすっきりとした好ましいものにすることができるようになる。
また、給電プラグ6の予備のコンセント6cを介してダクト本体2の背面から周辺の電気器具7に電力を供給することができるので、配電ダクト1の周辺の配線を好ましいものにすることができる。
また、端部仕上げ部材9がダクト本体2の端部の断面を覆ってダクト本体2の端部仕上げをするので、配電ダクト1の外観がすっきりしたものになる。また、この端部仕上げ部材9のフック部9aに索状部材10に懸架することができるので、天井から吊るしたりするなどより多様な目的に対応することができる結果、極めて汎用性の高い配電ダクト1を実現することができるようになる。
さらに、端部仕上げ部材9の両端をダクト本体2の端部開口に着脱自在に挿入可能にすることにより、端部仕上げ部材9をダクト本体2とダクト本体2との連結部材として用いることができる。
また、ダクト本体2の1対の係止溝2fに、カバー板11の両端を着脱自在に係止できるので、電気器具7を取付けた箇所以外の開口部5をカバー板11で覆うことができる結果、すっきりとしたより好ましい外観にすることができるようになる。
さらに、ダクト本体2の挟持部4にランプ17の光を反射する反射板を係止することができるので、効果的な照明器具としてこの配電ダクト1を用いることができる。
そして、ダクト本体2の挟持部4にランプ18を係止することができるので、より多様な目的に対応することができる。
次に、図6は、本発明の第2の実施の形態に係る配電ダクト21の構成を示す斜視図である。図6に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る配電ダクト21においては、開口部5に電気器具7として照明管球27が、挟持部4に付属品8としてデザインセード28が取付けられる。デザインセード28は、ダクト本体2の開口部5を覆うように設けられた半透明のプラスチック製のセードであり、端部に設けられた係合端部28aが、ダクト本体2の挟持部4に係止可能に構成されている。
また、付属品8であるデザインセード28の係合端部28aの先端は、この第2の実施の形態に係る配電ダクト21においては、断面略Cの字状に形成された挟持部4に係合可能に断面略Tの字状に形成されている。
このように第2の実施の形態に係る配電ダクト21によれば、デザインセード28を挟持部4に係止してダクト本体2の開口部5に取付けられる照明管球27を覆うことができるので、配電ダクト21を照明器具として構成することができる。しかも種々のデザインセード28に交換可能であるので、より多様な目的に対応することができる極めて汎用性の高い配電ダクトを実現することができるようになる。
また、断面略Tの字状に形成された係合端部28aの先端を長手方向の端部に位置する導入口4dから空隙部4cに導入して係合させるので、係合端部28aの先端が挟持部4から抜けることがなく、より確実に付属品8の係合端部28aを挟持することができる。
さらに、図7は、本発明の第3の実施の形態に係る配電ダクト31の構成を示す斜視図である。
本発明の第3の実施の形態に係る配電ダクト31は、一方の反射板36と、他方の反射板を兼ね、ダクト本体2を保持する片持ち部37aと、この片持ち部37aから延設され、壁面に固定可能なベース部37bとを有するダクト保持部材38を付属品8として備え、このダクト保持部材38は、片持ち部37aの端部に設けられた係合端部38aが、上記ダクト本体2の挟持部4に係止可能に構成されている。
このように第3の実施の形態に係る配電ダクト31によれば、ダクト保持部材38を介してダクト本体2を片持ち状態で壁面に固定できるので、設置できる場所が広がる結果、より多様な目的に対応することができる。
そして、図8は、本発明の第4の実施の形態に係る配電ダクト41の構成を示す平面図である。
本発明の第4の実施の形態に係る配電ダクト41は、両端に、長手方向に対して所定の角度で傾く傾斜端面41aを備え、この傾斜端面41a同士が接合された複数のダクト本体42が、4角形を形成可能に構成されている。
このように第4の実施の形態に係る配電ダクト41によれば、複数のダクト本体42の傾斜端面41a同士を接合することにより、多角形を形成することができるので、デザイン的に優れた配電ダクトを実現することができる。
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
例えば、長尺の配電ダクト1、21、31、41は、引き抜き加工によるアルミ合金製のものや成形加工によるプラスチック製のものに限定されない。ステンレス、真鍮その他の材料が採用可能である。
また、配電ダクト1、21、31、41に取り付けられる電気器具7も、照明器具だけに限定されない。送風機など、配電ダクト1に直接固定されるその他の電気器具に対しても適用可能である。
さらに、端部仕上げ部材9、フック部9a、カバー板11の係止構造なども、必ずしも図示の形状に限定されない。種々の設計変更が可能である。
図5の本発明の第1の実施の形態に係る配電ダクト1において、挟持部4に係止される付属品8としては、ランプ18に限定されない。図9は、付属品8として円形照明器具57付の反射板58が挟持部4に取付けられた状態の構成を示す斜視図である。このように、種々の器具が付属品として適用可能である。
また、図7の本発明の第2の実施の形態に係る配電ダクト1において、挟持部4に取付けられるデザインセード28も、必ずしも図示の形状に限定されない。図10は、挟持部4に取付けられる変形例にかかるデザインセード68の構成を示す斜視図であり、図11は、挟持部4に取付けられるもう一つの変形例にかかるデザインセード78の構成を示す斜視図である。
このように、デザインセード68、78は、端部に設けられた係合端部68a、78aが、ダクト本体2の挟持部4に係止可能でダクト本体2の開口部5に取付けられる照明管球27を覆うことができるものであれば、種々の設計変更が可能である。
さらり、図7の第3の実施の形態に係る配電ダクト31において、ダクト本体2を保持する片持ち部38aと、ダクト保持部材38とは、同一の部材で構成される必要はない。図12は、第3の実施の形態の変形例に係る配電ダクト81を示す斜視図である。
このように、ダクト本体2を片持ち状態で壁面に固定できる構成であれば、反射板を兼ねた片持ち部88aと、壁面に固定可能なベース部88bとの別の部材をボルトナットなどの連結部材で連結してダクト保持部材88を構成してもよい。
また、図の第4の実施の形態に係る配電ダクト1において、多角形は、必ずしも図示の形状のように4角形に限定されない。傾斜端面41aの角度を変更することにより、5角形、6角形など、種々の多角形に設計変更が可能である。
また、挟持部4に取り付けられる付属品8は、本実施形態で説明したようなランプ18、58や、デザインセード28、68、78や、ダクト保持部材38、88などに限定されない。その他の種々の付属品に適用が可能である。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る配電ダクトの構成を示す斜視図である。 配電ダクトのダクト本体の概略の構成を示す斜視図である。 挟持部の補助導電部の概略の構成を示す断面図である。 給電プラグの概略の構成を示す斜視図である。 電気器具と、付属品が、それぞれ開口部と、挟持部とに取付けられた状態の構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る配電ダクトの構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る配電ダクトの構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る配電ダクトの構成を示す平面図である。 付属品として円形照明器具付の反射板が挟持部に取付けられた状態の構成を示す斜視図である。 挟持部に取付けられる変形例にかかるデザインセードの構成を示す斜視図である。 挟持部に取付けられるもう一つの変形例にかかるデザインセードの構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態の変形例に係る配電ダクトを示す斜視図である。 従来の天井に設置される配電ダクトを下面から見た説明図である。 配電ダクトの概略の構成を示す断面図である。
1、21、31、41 配電ダクト
2 ダクト本体
2a 背面部
2b 入力開口部
2c 縁部
2f 係止溝
3 導電部
4 挟持部
4a スリット
4b 延長部材
4c 空隙部
4d 導入口
4e 溝部
4g 補助導電部
5 開口部
6 給電プラグ
6a 係止突起
6b 1対の端子
6c コンセント
7 電気器具
8 付属品
8a 係合端部
9 端部仕上げ部材
9a フック部
10 索状部材
11 カバー板
17 ランプ
18 ランプ
18b ランプ保持部
28 デザインセード
38 ダクト保持部材
38a 片持ち部
38b ベース部
41a 傾斜端面

Claims (7)

  1. 長手方向に沿って設けられた開口部を有する長尺のダクト本体と、このダクト本体の開口部を間に臨むようにダクト本体の内壁に相対向して長手方向に沿って設けられた1対の長尺の導電部と、を備え、この開口部に係止された電気器具に導電部を介して電力が供給されるように構成された配電ダクトであって、
    上記ダクト本体の側方に付属品に設けられた係合端部を挟持可能な挟持部が、長さ方向に連続して設けられており、
    上記挟持部は、ダクト本体の側方に断面略Cの字状に形成され、スリットを間に形成する相対向する一対の延長部材と、このスリットの内側に設けられ、スリットの幅よりも拡径された空隙部と、を有し、
    上記一対の延長部材が、スリットにおいて付属品に設けられた係合端部の首部を挟持して付属品を係止可能に構成されており、
    上記付属品の係合端部の先端は、断面略Cの字状に形成された上記挟持部の空隙部に係合可能に断面略Tの字状に形成され、
    上記挟持部は、この断面略Tの字状に形成された係合端部の先端を上記空隙部に導入可能な導入口を長手方向の端部に備えていることを特徴とする配電ダクト。
  2. 上記挟持部の1対の延長部材は、スリットに臨むそれぞれの先端に、
    ダクト本体の長手方向に延びる溝部と、
    この溝部の底部に設けられた補助導電部と、
    を備え、
    上記挟持部に係止される付属品にこれら補助導電部を介して電力を供給可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の配電ダクト。
  3. 上記ダクト本体は、開口部に対して反対側となる背面部に設けられ、ダクト本体の1対の導電部に電力を受け入れ可能な入力開口部と、
    この入力開口部に着脱自在に取付け可能な給電プラグと、
    を備え、
    この給電プラグに設けられた係止突起が入力開口部の縁部に係止された状態で、入力開口部を通してダクト本体の中に導入された給電プラグの1対の端子が、それぞれ対応する導電部に電気的に接続されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の配電ダクト。
  4. 上記給電プラグは、ダクト本体の周辺の電気器具に電力を供給可能な予備のコンセントを少なくとも1つ側方に備えていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の配電ダクト。
  5. 上記ダクト本体は、このダクト本体の端部開口に着脱自在に挿入可能な端部仕上げ部材を備え、
    この端部仕上げ部材は、ダクト本体の端部の断面を覆ってダクト本体の端部仕上げをするように構成されているとともに、索状部材に懸架可能なフック部を備えていることを特徴とする請求項4に記載の配電ダクト。
  6. 上記ダクト本体は、開口部の内側において、長手方向に沿って延びる相対抗する1対の係止溝を備え、
    この1対の係止溝に、ダクト本体の開口部を覆うカバー板が、両端を着脱自在に係止されるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の配電ダクト。
  7. 上記ダクト本体の開口部を覆うように設けられたデザインセードを備え、
    このデザインセードは、端部に設けられた上記係合端部が、上記ダクト本体の挟持部に係止可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の配電ダクト。
JP2007026799A 2007-02-06 2007-02-06 配電ダクト Expired - Fee Related JP4949053B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007026799A JP4949053B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 配電ダクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007026799A JP4949053B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 配電ダクト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008193840A JP2008193840A (ja) 2008-08-21
JP4949053B2 true JP4949053B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=39753395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007026799A Expired - Fee Related JP4949053B2 (ja) 2007-02-06 2007-02-06 配電ダクト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4949053B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101067417B1 (ko) * 2009-05-27 2011-09-27 강회정 전원공급용 레일
KR200455786Y1 (ko) * 2009-05-27 2011-09-27 강회정 커버가 구비된 전원공급용 레일
JP5796167B2 (ja) * 2011-06-07 2015-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム
US9200791B2 (en) 2012-10-19 2015-12-01 Feelux Co., Ltd. Lighting apparatus having rail unit
KR101508355B1 (ko) * 2012-10-19 2015-04-07 주식회사 필룩스 조명장치

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4719335Y1 (ja) * 1969-08-07 1972-07-01
JPS526079Y1 (ja) * 1970-12-02 1977-02-08
GB1422960A (en) * 1972-12-18 1976-01-28 St John Rumble C Display units
JPS49102991A (ja) * 1973-02-14 1974-09-28
JPS5029484A (ja) * 1973-03-29 1975-03-25
FR2311408A1 (fr) * 1975-05-16 1976-12-10 Thomson Csf Photodiode a avalanche
DE2637859C2 (de) * 1976-08-23 1985-01-31 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe Einrichtung zum Einbetonieren von radioaktiven Abfällen in Abfallfässern
JPS5349700A (en) * 1976-10-15 1978-05-06 Akira Toyama Device for processing high radioactive material
JPS53103188A (en) * 1977-02-18 1978-09-08 Matsushita Electric Works Ltd Wiring device for rail-shape receptacle
JPS5448097A (en) * 1977-09-21 1979-04-16 Hitachi Cable Ltd Distribution facility unit
JP2578356B2 (ja) * 1988-04-28 1997-02-05 株式会社エービーシー商会 光源可変照明管
JPH10106322A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008193840A (ja) 2008-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4949053B2 (ja) 配電ダクト
US2988633A (en) Fluorescent ceiling light fixture assembly
WO2014057679A1 (ja) 光源ユニット及び照明器具
JP5971591B2 (ja) 照明器具
JP2014078427A (ja) 照明器具
US20060274536A1 (en) Adding a lighting apparatus to an existing recessed lighting can
JP6179052B2 (ja) 照明器具
JP5734471B1 (ja) 照明器具
JPH0587732U (ja) 照明器具
JP6708024B2 (ja) コネクタおよびコネクタを備えた照明器具
JP6731641B2 (ja) 照明器具
JP2014078511A (ja) 光源ユニット及び照明器具
JP6049167B2 (ja) 照明器具
JP6656344B2 (ja) 照明器具
JP7325035B2 (ja) 照明器具
JP7061273B2 (ja) ばね装置および照明器具
CN214008997U (zh) 一种便捷式卡扣安装防水灯具
JP3858322B2 (ja) 天井埋め込み型照明器具
JP2018018608A (ja) 照明器具
TW202028654A (zh) 照明器具用接頭、照明器具及懸掛式吸頂燈座主體
TW202023134A (zh) 照明器具用接頭、照明器具及照明器具套件
KR20170003314U (ko) 엘이디 조명장치
JP2003045221A (ja) 照明器具
KR101838807B1 (ko) 클립형 이중 스탠드조명
JPH057697Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees