JP4948305B2 - 偏光フィルム製造薬液の循環使用方法及びシステム - Google Patents

偏光フィルム製造薬液の循環使用方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、ヨウ素系偏光フィルム等を製造する際に生じる廃液から原料であるヨウ素とホウ素を循環使用する偏光フィルム製造薬液の循環使用方法及びシステムに関する。
液晶ディスプレイ等に使用される偏光フィルムとしては、ヨウ素を吸着配向させたポリビニルアルコール系フィルム(PVAフィルム)が一般的に知られている。このような偏光フィルムのうち、ヨウ素系偏光フィルムは、通常ヨウ素を吸着配向させたPVAフィルムをホウ酸含有水溶液中で浸漬処理して製造される。この製造工程においては、ヨウ素イオン、ホウ酸、カリウムイオン及び水溶性有機物等を含む廃液が生じる。このような製造廃液は、一般に、凝集法、吸着法、イオン交換法及び濾過法等により、その中に含まれる特定の成分を排水基準で定められている値以下にした後、工業排水として排出するか、又は濃縮することにより減容化した後、産業廃棄物として処理されている。
しかしながら、近年、排水基準が一段と厳しくなっており、凝集法、吸着法、イオン交換法及び濾過法等の従来の処理方法では、廃水中のホウ素濃度を基準値以下にすることは困難である。また、産業廃棄物についても、処理コスト及び環境問題等の点から、排出量削減が望まれている。
また、これら廃水からホウ素及びヨウ素を効率よく回収し、これを偏光フィルムを製造する際の原料として循環再利用することができれば、産業廃棄物の軽減とともに原料コストの低減を図ることも可能となると考えられる。
一般に、廃水からヨウ素及びホウ素を回収し、循環再利用するためには、これらの製造廃液を濃縮分離する必要がある。
従来において開示されている偏光板製造廃液の処理方法(例えば、特許文献1参照。)では、偏光板製造工程により排出される廃液を電気透析し、有機物成分を主に含む脱塩液と無機物成分を主に含む濃縮液とに分離している。
ところで、このような偏光板製造廃液を単に処理するのみならず、これを原料として循環使用できれば、原料コストや廃棄コストを減少することが可能となることに加え、産業廃棄物を減らすことにより環境にも配慮した製造システムを構築することが可能となる。
しかしながら、前述した従来の技術は、あくまで廃液の処理を中心に展開されており、分離回収したヨウ素及びホウ素を高効率に循環使用する技術や、循環使用する際の詳細な条件については何ら検討がなされていない。
特開2001−314864号公報
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、偏光フィルムを製造する際に生じる廃液から製造薬液を高効率に循環使用することが可能な、偏光フィルム製造薬液の循環使用方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明を適用した偏光フィルム製造薬液の循環使用システムは、上述した課題を解決するために、偏光フィルムを製造するためのPVA(ポリビニルアルコール)フィルムをヨウ素及びヨウ化カリウムを含む染色用溶液に浸漬するための染色浴からの廃液を貯蔵するための廃液貯蔵槽と、前記廃液貯蔵槽に貯蔵された廃液のpHが7未満になるように調整し、その後電気透析法により前記廃液中のヨウ素成分をヨウ化カリウム濃縮液として分離する電気透析装置と、前記電気透析装置からの前記ヨウ化カリウム濃縮液に新たなヨウ素を追加し混合することにより前記染色用溶液を調整し、これを前記染色浴へ供給するリサイクル処理部とを備えることを特徴とする。
本発明は、偏光フィルムを製造するためのPVA(ポリビニルアルコール)フィルムをヨウ素及びヨウ化カリウムを含む染色用溶液に浸漬するための染色浴からの廃液をpHが7以下になるように調整するpH調整工程と、電気透析法により前記廃液中のヨウ素成分をヨウ化カリウム濃縮液として分離する分離工程と、前記ヨウ化カリウム濃縮液に新たなヨウ素を追加し混合することにより前記染色用溶液を調整し、これを前記染色浴へ供給するリサイクル工程とを有するため、ヨウ化カリウム濃縮液を、ヨウ素と混合することにより、染色用溶液として調整されて再び染色浴等へと供給されることになり、いわゆるリサイクルシステムを構築することが可能となる。このため、産業廃棄物の軽減とともに原料コストの低減を図ることも可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した偏光フィルム製造薬液の循環使用システム1の構成を示している。この偏光フィルム製造薬液の循環使用システム1は、偏光フィルム2を製造するための、PVA(ポリビニルアルコール)フィルム2を浸漬するための染色浴11と、染色浴11に浸漬された後のPVAフィルム2aを浸漬するための架橋浴12と、架橋浴12に浸漬されたPVAフィルム2bを洗浄するための洗浄浴13とからなる製造ライン20に対して配設される。この循環使用システム1は、染色浴11、架橋浴12、洗浄浴からの廃液を一時的に貯蔵するための廃液貯蔵槽14と、この廃液貯蔵槽14からの廃液が供給される活性炭槽15と、この活性炭槽15を通過した廃液が供給される電気透析装置16と、この電気透析装置16からの脱塩液が供給される電気透析装置17とを備えている。
PVAフィルム2は、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、あるいは少量の他の共重合成分を含むこれら樹脂を製膜して得られるフィルムである。他の重合体成分としては、例えば不飽和カルボン酸、オレフィン、不飽和スルホン酸等を適用するようにしてもよい。
PVA樹脂の重合度は、通常1000〜10000であり、望ましくは1500〜5000である。
PVA樹脂のケン化度は、通常約85〜100モル%であり、望ましくは約98〜100モル%である。
このPVAフィルム2は、PVA樹脂を製膜するいかなる方法を適用するようにしてもよい。この偏光フィルム2の膜厚は特に限定されないが、例えば約30μm〜150μmである。
このPVAフィルムは水中で充分に膨潤させた後、染色浴11内で染色される。
染色浴11は、ヨウ素及びヨウ化カリウムを含む染色用溶液が入れられている。染色用溶液の組成は、例えば、水:ヨウ素:ヨウ化カリウムの重量比が100:0.01〜0.5:0.1〜10である。このような重量組成からなる染色用溶液にPVAフィルム2を浸漬することにより、表面にヨウ素を吸着させたPVAフィルム2aとすることが可能となる。この染色浴11における温度は、通常20〜50℃とすることが望ましい。
架橋浴12は、ホウ酸とヨウ化カリウムを含む架橋用溶液が入れられている。架橋用溶液の組成は、例えば、水:ホウ酸:ヨウ化カリウムの重量比が100:1.0〜7.0:1.0〜8.0である。このような重量組成からなる架橋用溶液にPVAフィルム2を浸漬することにより、PVAフィルム2aの表面にヨウ素のポリマーが架橋されて安定化させたPVAフィルム2bとすることが可能となる。ちなみに、この架橋浴12の温度は、40℃以上にすることが望ましく、更に望ましくは50℃〜85℃である。また、この架橋用溶液によるPVAフィルム2の浸漬時間は特に限定されるものではないが、例えば10〜1200秒であり、望ましくは30〜600秒程度である。
洗浄浴13は、洗浄水により満たされている。架橋浴12からのPVAフィルム2bをこの洗浄浴13に浸漬させることにより、その表面に付着した不純物等を除去することが可能となる。その後乾燥工程を経てPVAフィルム2から偏光フィルムが製造されることになる。
これら染色浴11〜洗浄浴13に浸漬される過程において、このPVAフィルム2は、延伸されることになる。未延伸PVAフィルム2の初期長さに対する延伸PVAフィルム2の最終長さの比率は、通常3倍〜7倍、望ましくは、4〜6倍である。
また、偏光フィルムを得るための工程中において、拡幅ロール、クロスガイダー等の適当な装置を用いて、上記延伸する方向と直交する方向に延伸処理を施すようにしてもよい。
また、上述したPVAフィルム2から偏光フィルムを得るまでの製造工程は、上述した形態に限定されるものではなく、他のいかなる方法を適用するようにしてもよい。
また、前記のようにして得られた偏光フィルムの片面または両面に保護フィルムを貼り合せてもよい。ここで、保護フィルムは、偏光フィルムの耐水性や取扱性の向上などを目的として付加されるものであり、その形成には適宜な透明物質を用いることができる。とくに、透明性や機械的強度、熱安定性や水分遮蔽性等に優れるプラスチックなどが好ましく用いられる。ちなみにその一例としては、ポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂及びアクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂、アクリル系、ウレタン系、アクリルウレタン系、エポキシ系及びシリコーン系等の熱硬化性樹脂または紫外線硬化性樹脂などがあげられ、好ましい保護フィルムはアセチルセルローズ(TAC)等が挙げられ、ポリオレフィン系樹脂としては、非晶性ポリオレフィン系樹脂でノルボルネン又は多環状ノルボルネン系モノマーのような環状ポリオレフィンの重合単位を有する樹脂が挙げられる。また、保護層に用いられる透明保護フィルムは、本発明の目的を損なわない限り、ハードコート処理や反射防止処理、スティッキングの防止や拡散ないしアンチグレア等を目的とした処理などを施したものであっても良い。
さらに偏光フィルムと保護フィルムとの接着処理は、特に限定されるものではないが、例えば、ビニルアルコール系ポリマーからなる接着剤、或いは、ホウ酸やホウ砂、グルタルアルデヒドやメラミン、シュウ酸などの、ビニルアルコール系ポリマーの水溶性架橋剤からなる接着剤、透明性の良好なエポキシ系、ポリエステル系、酢酸ビニルなどの溶剤型接着剤、またはアクリル系重合樹脂、ウレタン樹脂などの重合反応により硬化し得る接着性樹脂などを介して行うことができる。
ちなみに、これら各浴11〜13からの廃液は、各浴毎にあるいは集合して廃液貯蔵槽14に集められる。ちなみに、この廃液貯蔵槽14に集められた廃液を濃縮するための設備が配設されていてもよい。
この廃液貯蔵槽14からの廃水はpH調整工程21においてpH7未満に調整される。更に活性炭槽15を通過することにより、水溶性有機化合物(TOC)が除去される。その後、この廃液を電気透析装置16へ導入する。ちなみに、この活性炭槽15の構成は省略するようにしてもよい。また、この活性炭槽15を、廃液貯蔵槽14の後段に設ける代わりに、これを電気透析装置17の後段に設け、TOCを除去するようにしてもよい。
本発明で使用するこの電気透析装置16は、例えば、陽極と陰極との間にカチオン交換膜とアニオン交換膜とが交互に配置され、これらカチオン交換膜及びアニオン交換膜により複数のセルが構成されているものである。この電気透析装置は、陽極と陰極との間に直流電流を印加した状態で、中央のセルに廃液を導入すると、廃液中のヨウ素イオン(ヨウ素成分)及びカリウムイオンがそれぞれ陽極側及び陰極側に移動し、中央のセルの両側のセルにおいて、ヨウ化カリウム(KI)が生成する。そして、KIを50〜150g/l程度含む水溶液(KI濃縮液)と、ヨウ素量が1.0g/l以下に低減された脱塩液とが、電気透析装置16から排出される。
このとき、電気透析装置16に導入する廃液のpHが7を超えていると、共存するホウ酸(HBO)が解離してホウ酸イオンの量が多くなるため、電気透析時にホウ酸イオンがKI濃縮液に混入する。一方、廃液のpHが7未満の場合、ホウ酸の大部分は解離せずに分子として存在しているため、電気透析を行っても、ホウ酸は殆ど移動せず、そのままの状態で脱塩液中に排出される。これにより、廃液中のホウ素とヨウ素とを効率よく分離することができる。
図2は、横軸にpHをとり、縦軸に非解離ホウ酸(HBO)の濃度をとって、溶液のpHとホウ素の存在形態との関係を示す図である。溶液のpHが7未満の条件では、ホウ酸の大部分が解離せずにホウ酸分子として存在している。このため、電気透析装置16に投入する廃液のpHは7未満とする。これにより、ホウ酸の解離を抑制することができるため、電気透析を行ってもホウ酸は移動せず、そのままの状態で排出され、廃液中のホウ素量を変化させずに、ヨウ素量を低減することができる。
なお、廃液が酸性の場合、遊離ヨウ素が生成し、イオン交換膜が劣化して電気透析の効率が低下することがあるため、廃液のpHは3以上とすることが好ましい。これにより、ヨウ素イオンの空気酸化による遊離ヨウ素の生成も抑制することができる。または遊離ヨウ素が生成しないように亜硫酸カリウム等の還元剤により酸化還元電位を制御してもよい。かかる場合には、陰イオン交換膜を1価のイオンのみを移動可能な選択性膜を使用することにより、KI濃縮液に硫酸イオンが混入するのを防止することが可能となる。
このようにして得られたKI濃縮液は、新たなヨウ素を追加し混合することにより、染色用溶液として調整されて再び染色浴11へと供給されることになる。またこのKI濃縮液は、新たなホウ酸を追加し混合して架橋用溶液として調整されて再び架橋浴12への製造薬液として再利用も可能である。このようにして、廃液からKI濃縮液を分離し、これを再び製造薬液として使用する、いわゆるリサイクルシステムを構築することが可能となる。このため、産業廃棄物の軽減とともに原料コストの低減を図ることも可能となる。
なお、このKI濃縮液のリサイクルは、染色用溶液、架橋用溶液の何れかを対象にして行うようにしてもよい。
さらに、電気透析装置16から分離されるホウ酸(HBO)及び有機物等を含む脱塩液は、NaOH、KOH等の水酸化アルカリ、より好ましくはKOHを添加してpH調整工程23においてpHを7以上好ましくは9以上に調整した後、電気透析装置17に導入する。この電気透析装置17ではホウ素が分離され、NaB(OH)、KB(OH)を100〜500g/リットル程度含む水溶液(ホウ酸濃縮液)を分離することができる。そして、ホウ酸濃縮液を架橋用溶液として循環再使用するためには、遊離アルカリを除去し、pH調整工程23においてpH4〜7の状態のホウ酸とするのが望ましく、その方法には酸による中和やイオン交換によるアルカリの除去等を行って、ヨウ素架橋用溶液として調整されて再び架橋浴12へと供給されるようにしてもよい。ちなみに、このpH調整工程23におけるpH調整用の酸としてはヨウ化水素酸が望ましい。これにより、本発明では、KI濃縮液のみならず、ホウ酸濃縮液のリサイクルを実現することも可能となる。ちなみに、このホウ酸濃縮液をリサイクルする際において、これと混合するヨウ化カリウム溶液は、上記生成したKI濃縮液を用いるようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態では、あくまで本発明を適用した循環使用システム1を、染色浴11と、架橋浴12と、洗浄浴13とを順に配設した製造ライン20に対して設ける場合について説明をしたが、かかる構成に限定されるものではない。本発明を適用した循環使用システム1は、PVAフィルムを浸漬するための浴が存在するいかなる製造ラインに対して適用されてもよい。
このPVAフィルムを浸漬するための浴には、ヨウ素及びヨウ化カリウムを含む溶液、ホウ酸とヨウ化カリウムを含む溶液、ヨウ化カリウムのみを含む溶液、ヨウ素及びヨウ化カリウム及びホウ酸を含む溶液の何れかが注入されている。
浴からの廃液は、廃液貯蔵槽14に貯蔵され、上述したプロセスと同様に、ホウ酸濃縮液及び/又はヨウ化カリウム濃縮液を得ることになる。これらホウ酸濃縮液及び/又はヨウ化カリウム濃縮液は、場合によっては互いに混合した上で、それぞれ上記浴へと送出することにより、これを循環使用していくことになる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例に示す透過率、偏光度の評価は以下のようにして行った。
得られた偏光フィルムを、1枚で測定した場合の透過率をTs、2枚の偏光フィルムを、その吸収軸方向が同一となるように重ねた場合の透過率を平行位透過率Tp 、2枚の偏光フィルムをその吸収軸が直交するように重ねた場合の透過率を直交位透過率Tc とした。
透過率Tは、380〜780nmの波長領域で、所定波長間隔dλ(ここでは10nm)おきに分光透過率τλを求め、下式(1)により算出した。式中、Pλは標準光(C光源)の分光分布を表し、yλは2度視野等色関数を表す。
Figure 0004948305
分光透過率τλは、分光光度計〔日立社製"U-4100"〕を用いて測定した。偏光度Py は、平行位透過率Tp 及び直交位透過率Tc から、下式(2)により求めた。
Py={(Tp−Tc)/(Tp+Tc)}1/2×100 式(2)
色相はJIS Z 8729に基づき、国際照明委員会(Commission Internationale de l’Eclairage,略称CIE)のa*,b*により求めた。
ヨウ素量が16g/リットル、ホウ素量が5.4g/リットル、カリウム量が4.9g/リットル、TOCが0.01g/リットルで、pHが5.2の偏光フィルム製造廃液5.7リットルを、電気透析装置(株式会社アストム製 アシライザーS3型)により、濃縮液として水1リットルを使用し、10Vの定電圧で3時間透析を行った。なお、この電気透析装置における膜面積は0.055mである。陰イオン交換膜にはACS−8T(株式会社アストム製)、陽イオン交換膜にはK501−SB(株式会社アストム製)を使用した。その結果、電気透析後の濃縮液はヨウ素量が87g/リットル、ホウ素量が1.0g/リットル、カリウムが26.7g/リットル、TOCが0g/リットルであり、ヨウ素移動率は94%、ホウ素移動率は1.9%であった。また、脱塩液はヨウ素量が1.0g/リットル、ホウ素量が5.3g/リットル、カリウム量が0.3g/リットル、TOCが0.01g/リットルであった。
実施例1でヨウ素を移動させた後の脱塩液(ヨウ素量が1.0g/リットル、ホウ素量が5.3g/リットル、カリウム量が0.3g/リットル、TOCが0.01g/リットルでpHが5.2の溶液)1リットルに48%KOH水溶液を0.026リットル添加してpHを11にした溶液を、電気透析装置(株式会社アストム製 アシライザーS3型)により、濃縮液として水0.2リットルを使用し、10Vの定電圧で3時間透析を行った。陰イオン交換膜にはAHA(株式会社アストム製)、陽イオン交換膜にはCMB(株式会社アストム製)を使用した。その結果、電気透析後の濃縮液はヨウ素濃度が4.75g/リットル、ホウ素濃度が25g/リットルであった。ホウ素の移動率は94%であった。また、脱塩液はヨウ素量が0.05g/リットル、ホウ素濃度が0.3g/リットル、TOCが0.01g/リットルであった。
ケン化度が99%以上で平均重合度が2400のPVA(ポリビニルアルコール)フィルム(クラレ社製 商品名:VF-PS)を30℃の温水に2分浸漬し膨潤処理をした。膨潤処理したフィルムを、ヨウ素(純正化学社製)0.1%と実施例1で回収された ヨウ化カリウム11.4%の濃縮液を水で希釈し1.0%に調整した染色浴で、30℃で3分浸漬して染色処理を行った。
染色して得られたフィルムを、実施例2で回収されたホウ酸14.3%の濃縮液に57%ヨウ化水素酸溶液にてpHを4〜7に調整したホウ酸濃縮液と、実施例1からのヨウ化カリウム11.4%の濃縮液を混合し水で希釈し、ホウ酸の濃度を4%、ヨウ化カリウムの濃度を5%に調製した架橋浴で、50℃で3分間浸漬し5倍の倍率にて延伸処理を行った。さらに、架橋浴内で延伸処理したフィルムを30℃の洗浄水を入れた洗浄浴で30秒間洗浄し、洗浄処理後、70℃で2分間乾燥する事で偏光フィルムを得た。
乾燥して得られた偏光フィルムとアルカリ処理したトリアセチルセルロースフィルム(富士写真フィルム社製 商品名:TD-80U)をポリビニルアルコール系接着剤を用いてラミネートして偏光板を得た。
以下、比較例1として、ケン化度が99%以上で平均重合度が2400のPVA(ポリビニルアルコール)フィルム(クラレ社製 商品名:VF-PS)を30℃の温水に2分浸漬し膨潤処理をした。膨潤処理したフィルムを、ヨウ素(純正化学社製)0.1% と ヨウ化カリウム(純正化学社製)1.0%に調整した染色浴で、30℃で3分浸漬して染色処理を行った。染色して得られたフィルムを、ホウ酸(Societa Chimica Larderello s.p.a.社製)4%とヨウ化カリウム(純正化学社製)5%に調整した50℃の架橋浴で、3分間で5倍の倍率にて延伸処理を行った。
架橋浴内で延伸処理したフィルムを30℃の洗浄水を入れた洗浄浴で30秒間洗浄し、洗浄処理後、70℃で2分間乾燥する事で偏光フィルムを得た。
使用したヨウ素、ヨウ化カリウム、ホウ酸は全て工業用試薬であり、加工条件は実施例1と同一条件にして偏光フィルムを作成した。
乾燥して得られた偏光フィルムとアルカリ処理したトリアセチルセルロースフィルム(富士写真フィルム社製 商品名:TD-80U)をポリビニルアルコール系接着剤を用いてラミネートして偏光板を得た。
実施例3及び比較例1で得られた偏光板を、分光光度計により光学特性を測定した結果を表1に示す。
Figure 0004948305
表中のs、p、cは、それぞれ偏光板の単体、平行位、直交位を表す。
実施例3及び比較例1で得られた偏光板を、40×40mmのサイズにカットし、耐久試験を行った。
耐久試験は、乾熱雰囲気95℃及び湿熱雰囲気65℃、相対湿度95%の試験器中に偏光板を入れ、試験前と506時間投入後の単体透過率(Ts)と偏光度(Py)の変化量で比較を行った。
試験の結果を表2及び表3に示す。
Figure 0004948305
Figure 0004948305
以上の実施例、比較例及び表1、表2及び表3から明らかなように、偏光フィルムを製造した、ヨウ素及びヨウ化カリウム及びホウ酸を含む廃液から偏光フィルム製造薬液の循環使用システムを使用し回収した、ヨウ化カリウム水溶液およびホウ酸濃縮水溶液を使用し、光学特性及び耐久性ともに良好な偏光フィルムを製造できる事を確認した。
本発明を適用した偏光フィルム製造薬液の循環使用システムの構成図である。 横軸にpHをとり、縦軸に非解離ホウ酸(HBO)の濃度をとって、溶液のpHとホウ素の存在形態との関係を示す図である。
符号の説明
1 原料リサイクルシステム
2 偏光フィルム
11 染色浴
12 架橋浴
13 洗浄浴
14 廃液貯蔵槽
15 活性炭槽
16、17 電気透析装置
20 製造ライン

Claims (6)

  1. 偏光フィルムを製造するためのPVA(ポリビニルアルコール)フィルムをヨウ素及びヨウ化カリウムを含む溶液に浸漬するための浴からの廃液を貯蔵するための廃液貯蔵槽と、
    前記廃液貯蔵槽に貯蔵された廃液のpHが7未満になるように調整し、その後電気透析法により前記廃液中のヨウ素成分をヨウ化カリウム濃縮液として分離する電気透析装置と、
    前記電気透析装置からの前記ヨウ化カリウム濃縮液に新たなヨウ素成分を追加し混合することにより前記溶液を調整し、これを前記浴へ供給するリサイクル処理部とを備えること
    を特徴とする偏光フィルム製造薬液の循環使用システム。
  2. 偏光フィルムを製造するためのPVA(ポリビニルアルコール)フィルムをホウ酸とヨウ化カリウムを含む溶液に浸漬するための浴からの廃液を貯蔵するための廃液貯蔵槽と、
    前記廃液貯蔵槽に貯蔵された廃液のpHが7未満になるように調整し、その後電気透析法により前記廃液中のヨウ素成分をヨウ化カリウム濃縮液として分離する電気透析装置と、
    前記電気透析装置において前記廃液からヨウ素を分離した脱塩液を、pHが7以上となるように調整し、その後電気透析法により前記脱塩液中のホウ素成分をホウ酸濃縮液として分離するホウ素分離濃縮部と、
    前記電気透析装置からのホウ酸濃縮液をpHが7未満になるように調整し、前記ヨウ化カリウム濃縮液とを混合し、新たなヨウ化カリウムおよびホウ酸を追加することにより前記溶液を調整し、これを前記浴へ供給すること
    を特徴とする偏光フィルム製造薬液の循環使用システム。
  3. 偏光フィルムを製造するためのPVA(ポリビニルアルコール)フィルムをヨウ化カリウムを含む溶液に浸漬するための浴からの廃液を貯蔵するための廃液貯蔵槽と、
    前記廃液貯蔵槽に貯蔵された廃液のpHが7未満になるように調整し、その後電気透析法により前記廃液中のヨウ素成分をヨウ化カリウム濃縮液として分離する電気透析装置と、
    前記電気透析装置からの前記ヨウ化カリウム濃縮液に新たなヨウ化カリウムを追加混合することにより前記溶液を調整し、これを前記浴へ供給するリサイクル処理部とを備えること
    を特徴とする偏光フィルム製造薬液の循環使用システム。
  4. 偏光フィルムを製造するためのPVA(ポリビニルアルコール)フィルムをヨウ素及びヨウ化カリウム及びホウ酸を含む溶液に浸漬するための浴からの廃液を貯蔵するための廃液貯蔵槽と、
    前記廃液貯蔵槽に貯蔵された廃液のpHが7未満になるように調整し、その後電気透析法により前記廃液中のヨウ素成分をヨウ化カリウム濃縮液として分離する電気透析装置と、
    前記電気透析装置において前記廃液からヨウ素を分離した脱塩液を、pHが7以上となるように調整した後、電気透析法により前記脱塩液中のホウ素成分をホウ酸濃縮液として分離するホウ素分離濃縮部と、
    前記電気透析装置からの前記ヨウ化カリウム濃縮液並びに前記ホウ素分離濃縮部からのホウ酸濃縮液のpHを7未満になるように調整し、これと前記ヨウ化カリウム濃縮液と新たなヨウ素成分およびホウ酸を追加混合することにより前記溶液を調整し、これを前記浴へ供給するリサイクル処理部とを備えること
    を特徴とする偏光フィルム製造薬液の循環使用システム。
  5. 偏光フィルムを製造するためのPVA(ポリビニルアルコール)フィルムをヨウ素及びヨウ化カリウムを含む第1の溶液に浸漬するための第1の浴からの廃液、並びにPVAフィルムをホウ酸とヨウ化カリウムを含む第2の溶液に浸漬するための第2の浴からの廃液を貯蔵するための廃液貯蔵槽と、
    前記廃液貯蔵槽に貯蔵された廃液のpHが7未満になるように調整し、その後電気透析法により前記廃液中のヨウ素成分をヨウ化カリウム濃縮液として分離する電気透析装置と、
    前記電気透析装置において前記廃液からヨウ素成分を分離した脱塩液を、pHが7以上となるように調整した後、電気透析法により前記脱塩液中のホウ素成分をホウ酸濃縮液として分離するホウ素分離濃縮部と、
    前記電気透析装置からのヨウ化カリウム濃縮液に新たなヨウ素成分を追加し混合することにより前記第1の溶液を調整し、これを前記第1の浴へ供給するとともに、前記ホウ素分離濃縮部からのホウ酸濃縮液のpHを7未満になるように調整し、これと前記ヨウ化カリウム濃縮液と新たなヨウ素成分およびホウ酸を追加混合することにより前記第2の溶液を調整し、これを前記第2の浴へ供給するリサイクル処理部とを備えること
    を特徴とする偏光フィルム製造薬液の循環使用システム。
  6. 前記第2の浴は、前記第1の浴に浸漬させた前記PVAフィルムを浸漬するための浴であること
    を特徴とする請求項5記載の偏光フィルム製造薬液の循環使用システム。
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