JP4947420B2 - 休憩終了報知システム - Google Patents

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本発明は、車両に搭載された車載端末装置と管理者側に設けられた管理端末装置とが所定のネットワークを介して接続された休憩終了報知システムに関する。
特開平6−167580号公報には、目覚まし用のアラーム機能が付加された自動車用時計が開示されている。
特開平6−167580号公報
しかし、上記従来の自動車用時計では、運転者は休憩時にアラーム機能の設定を都度行わなければならず、煩雑であった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、運転者による煩雑な設定操作を要することなく、運転者に対して休憩の終了を確実に報知することができる休憩終了報知システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の休憩終了報知システムは、車両に搭載された車載端末装置と、管理者側に設けられた管理端末装置とを備え、車載端末装置と管理端末装置とは、所定のネットワークを介して接続される。
車載端末装置は、車載端末送受信部と休憩検知部と位置情報取得部と休憩終了報知部とを有する。車載端末送受信部は、ネットワークを介して外部と情報の送受信を行う。休憩検知部は、運転者が車両を停車させて運転を中断している休憩状態であるか否かを検知する。位置情報取得部は、車両の位置を特定する車両位置情報を取得する。休憩終了報知部は、運転者に対して休憩の終了を報知する。車載端末送受信部は、位置情報取得部が車両位置情報を取得したとき、該車両位置情報を管理端末装置へ送信するとともに、休憩検知部が休憩状態の開始を検知したとき、位置情報取得部が取得した車両位置情報を含む休憩開始情報をネットワークを介して管理端末装置へ送信する。
管理端末装置は、管理端末送受信部と記憶部と判定部と運行時間差演算部と休憩終了予定時変更部とを有する。管理端末送受信部は、ネットワークを介して外部と情報の送受信を行う。記憶部には、車両位置情報に関連付けられた走行予定時刻が記憶されるとともに、休憩予定位置を特定する休憩予定位置情報と休憩終了予定時を特定する休憩終了時情報とが記憶される。判定部は、管理端末送受信部が休憩開始情報を受信したとき、記憶部に記憶された休憩予定位置情報と受信した休憩開始情報に含まれる車両位置情報とを比較して車両が休憩予定位置に存在するか否かを判定するとともに、現在の時刻が記憶部に記憶された休憩終了時情報が特定する休憩終了予定時に達したか否かを判定する。
管理端末送受信部は、車両が休憩予定位置に存在し、且つ現在の時刻が前記休憩終了予定時に達したと判定部が判定したとき、休憩終了報知指示情報をネットワークを介して車載端末装置へ送信する。
休憩終了報知部は、車載端末送受信部が休憩終了報知指示情報を受信したとき、運転者に対して休憩の終了を報知する。
運行時間差演算部は、休憩の開始前に車載端末送受信部が車両位置情報を受信したとき、受信した車両位置情報に関連付けられた走行予定時刻と車両の実際の運行時刻との時間差を算出する。休憩終了予定時変更部は、受信した車両位置情報に関連付けられた走行予定時刻よりも車両の実際の運行時刻が先行している場合、記憶部に記憶された休憩終了時情報が示す休憩終了予定時を、運行時間差演算部が算出した時間差に応じて早めるように変更する。判定部は、現在の時刻が休憩終了予定時変更部による変更後の休憩終了予定時に達したか否かを判定する。

休憩検知部は、休憩開始スイッチのオン操作を検出した場合、エンジンの停止(イグニションキースイッチのオフ操作)を検出した場合、又は位置情報取得部が逐次取得する車両位置情報が所定時間以上変化せずに維持されていることを検出した場合に、休憩状態が開始したと検知してもよい。
休憩終了時情報が特定する休憩終了予定時は、休憩終了時刻であってもよく、また休憩時間であってもよい。休憩終了時情報が休憩終了時刻を特定する場合、判定部は、タイマから現在の時刻を逐次取得し、現在の時刻が休憩終了時刻となったときに、現在の時刻が休憩終了予定時に達したと判定する。また、休憩終了時情報が休憩時間を特定する場合、判定部は、管理端末送受信部が休憩開始情報を受信したときにタイマカウンタによる時間の積算を開始し、タイマカウンタから時間の積算値を逐次取得し、時間の積算値が休憩時間に達したときに、現在の時刻が休憩終了予定時に達したと判定する。
休憩終了報知部は、音声や画像や着座シートの振動などによって、休憩の終了を運転者に報知してもよい。
上記構成では、車載端末装置の休憩検知部が休憩の開始を検知すると、車載端末送受信部は、位置情報取得部が取得した車両位置情報を含む休憩開始情報を管理端末装置へ送信する。この休憩開始情報を管理端末装置の管理端末送受信部が受信すると、判定部は、記憶部に記憶された休憩予定位置情報と受信した休憩開始情報に含まれる車両位置情報とを比較して車両が休憩予定位置に存在するか否か、及び現在の時刻が記憶部に記憶された休憩終了時情報が特定する休憩終了予定時に達したか否かを判定する。判定部が、車両が休憩予定位置に存在し、且つ現在の時刻が前記休憩終了予定時に達したと判定すると、管理端末送受信部は、休憩終了報知指示情報を車載端末装置へ送信する。この休憩終了報知指示情報を車載端末装置の車載端末送受信部が受信すると、休憩終了報知部は、運転者に対して休憩の終了を報知する。
例えば、運転者が休憩予定位置で休憩終了予定時よりも前に車両を停車させて休憩を開始した場合には、休憩終了予定時に達したときに管理端末装置から車載端末装置へ休憩終了報知指示情報が送信され、運転者に対して休憩の終了が報知される。
これに対し、運転者が休憩予定位置以外の場所で休憩を開始したり、休憩終了予定時を過ぎてから休憩を開始した場合には、管理端末装置から車載端末装置へ休憩終了報知指示情報が送信されないため、運転者に対して休憩の終了が報知されることもない。
このように、休憩予定位置で休憩終了予定時よりも前に車両を停車させて休憩を開始した運転者は、特にアラーム機能の設定などの煩雑な作業を行うことなく、休憩終了報知部からの報知によって、休憩の終了を確実に知ることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の休憩終了報知システムであって、位置情報取得部は、車両位置情報を逐次取得する。車載端末送受信部は、位置情報取得部が取得した車両位置情報を管理端末装置へ送信する。休憩終了報知部は、休憩の終了の報知を第1の所定時間継続したとき、該報知を終了する。判定部は、記憶部に記憶された休憩予定位置情報と管理端末送受信部が受信した最新の車両位置情報とを比較して車両が前記休憩予定位置に存在するか否かを判定するとともに、管理端末送受信部が休憩終了報知指示情報を送信してから第2の所定時間が経過したか否かを判定する。管理端末送受信部は、休憩終了報知指示情報を送信してから第2の所定時間が経過しても車両が休憩予定位置に存在すると判定部が判定したとき、休憩終了報知指示情報を再度送信する。
第2の所定時間は、第1の所定時間以上であってもよく、また第1の所定時間以下であってもよい。
休憩終了報知部は、休憩終了報知指示情報を再度受信したとき、最初に受信したときとは異なる態様で休憩の終了を報知してもよい。
車載端末装置は、運転者から操作される報知終了操作部を有してもよく、休憩終了報知部は、報知終了操作部が操作されたとき、該報知を終了してもよい。
上記構成では、管理端末装置からの休憩終了報知指示情報に応じて車載端末装置の休憩終了報知部が休憩の終了を報知し、この報知に運転者が気付いて休憩状態を終了して車両の運行を開始し、運行開始後に車載端末送受信部が最新の車両位置情報を管理端末装置に送信すると、車両が休憩予定位置から移動したと管理端末装置の判定部が判定する。一方、休憩終了報知部が休憩の終了を報知しても、運転者が気付かずに休憩状態を継続していると、開始から第1の所定時間経過したときに報知が一度終了する。そして、管理端末装置の管理端末送受信部が休憩終了報知指示情報を送信してから第2の所定時間が過ぎても車両が休憩予定位置に存在したまま移動していないと判定されると、管理端末送受信部は、休憩終了報知指示情報を車載端末装置へ再度送信し、車載端末装置の休憩終了報知部が休憩の終了を再度報知する。
従って、運転者が休憩の終了の報知に気付かずに休憩状態を継続している場合、休憩の終了の報知が継続して又は所定時間をおいて再度行われるので、運転者に休憩の終了を一段と確実に気付かせることができる。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様の休憩終了報知システムであって、ユーザ側に設けられ管理端末装置と所定のネットワークを介して接続されるユーザ端末装置をさらに備える。判定部は、管理端末送受信部からの休憩終了報知指示情報の連続送信回数が所定回数に達したか否かを判定する。管理端末送受信部は、管理端末送受信部からの休憩終了報知指示情報の連続送信回数が所定回数に達したと判定部が判定したとき、ユーザ端末装置へ警告情報を送信する。
ユーザ端末装置は、所定の施設に設置された端末装置であってもよく、また携帯電話などの携帯可能な端末装置であってもよい。
上記構成では、管理端末装置から車載端末装置への休憩終了報知指示情報の連続送信回数が所定回数に達すると、ユーザ端末装置のユーザは、管理端末装置から送信される警告情報によって、運転者が休憩の終了の報知に気付かずに寝ている可能性があることを認識することができ、運転者の携帯電話に電話をかける等の他の方法によって即時に状況を確認することができる。
本発明の第4の態様は、上記第1〜第3の何れかの態様の休憩終了報知システムであって、管理端末装置は、運行時間差演算部と休憩終了予定時変更部とを有する。位置情報取得部は、車両位置情報を逐次取得する。車載端末送受信部は、位置情報取得部が取得した車両位置情報を管理端末装置へ送信する。記憶部には、車両の走行予定ルートと走行予定時刻とを特定する運行スケジュール情報が予め記憶される。運行時間差演算部は、車載端末送受信部が車両位置情報を受信したとき、記憶部に記憶された運行スケジュール情報と、受信した車両位置情報と、当該車両位置情報を位置情報取得部が取得した時刻を特定する車両位置取得時情報とを比較して、走行予定ルートにおける走行予定時刻と車両の実際の運行時刻との時間差を算出する。休憩終了予定時変更部は、記憶部に記憶された休憩終了時情報が示す休憩終了予定時を、運行時間差演算部が算出した時間差に応じて変更する。判定部は、現在の時刻が休憩終了予定時変更部による変更後の休憩終了予定時に達したか否かを判定する。
運行スケジュール情報は、休憩予定位置情報と休憩終了時情報とを含んでいてもよい。
上記構成では、車両が、当初予定されていた運行スケジュールよりも先行又は遅延して運行している場合、運行スケジュールと実際の運行との時間差(走行予定ルートにおける走行予定時刻と車両の実際の運行時刻との時間差)に応じて変更された休憩終了予定時に、休憩終了報知指示情報が管理端末装置から車載端末装置へ送信されて、車両において休憩の終了が報知される。例えば、当初予定されていた運行スケジュールよりも所定時間先行して車両が運行している場合には、休憩の開始も早まるため、先行する時間分に応じて休憩終了予定時を早めればよい。また、反対に運行スケジュールよりも所定時間遅延して車両が運行している場合には、休憩の開始も遅れるため、遅延する時間分に応じて休憩終了予定時を遅らせればよい。
従って、当初の運行スケジュールと実際の運行との時間差が生じた場合であっても、その時間差に応じた的確なタイミングで運転者に休憩の終了を報知することができる。
本発明に係る休憩終了報知システムによれば、車両の運転者が休憩する場合に、運転者による煩雑な設定操作を要することなく、運転者に対して休憩の終了を確実に報知することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る休憩終了報知システムの全体を模式的に示すブロック図、図2は図1の車載端末装置を模式的に示すブロック図、図3は図1のセンタ装置を模式的に示すブロック図、図4は図1のユーザ端末装置を模式的に示すブロック図、図5は図2の表示部及び操作スイッチの平面図であり、(a)は表示部に通常画像が表示された状態を示し、(b)は表示部に休憩終了報知画像が表示された状態を示す。図6は休憩終了管理処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明に係る休憩終了報知システムは、例えば、配送業務や運送業務等を行う車両1に搭載された車載端末装置2と、車両1を管理する配送会社や運送会社等に設けられ運行管理者によって操作されるユーザ端末装置3と、この休憩終了報知システムを提供するシステム運営会社に設けられた管理端末装置としてのセンタ装置4と、を備える。車載端末装置2とユーザ端末装置3とはコンピュータとしての基本的機能を有し、センタ装置4はサーバとしての基本的機能を有する。車載端末装置2とセンタ装置4とは、通信網、例えば携帯電話回線を利用したパケット通信網5を介して無線通信可能に接続され、ユーザ端末装置3とセンタ装置4とは、通信網、例えばインターネット6を介して接続され、センタ装置4は、車載端末装置2とユーザ端末装置3との間の情報の送受信を中継する。なお、車載端末装置2とユーザ端末装置3とセンタ装置4とを、同一のネットワークを介して接続してもよい。また、ユーザ端末装置3は、所定の施設(配送会社の建物内)に設置された端末装置であってもよく、また携帯電話などの携帯可能な端末装置であってもよい。
車載端末装置2には、運行パターンを表すルート情報(運行スケジュール情報)が予め設定される。ルート情報とは、車両1が走行する配送ルート(走行予定ルート)における出発地点、各立ち寄り地点(休憩予定位置を含む)、及び目的地点(以下、これらを登録地点と称する)の位置と、各登録地点の到着予定時刻及び出発予定時刻と、を含む情報である。すなわち、ルート情報には、休憩予定位置を示す休憩予定位置情報と休憩終了予定時を示す休憩終了時情報とが含まれる。
車両1には、図2に示すように、車載端末装置2に加えて、キー位置検出センサ8が設けられている。キー位置検出センサ8は、イグニションキーがオン状態か否か(エンジン動作位置か否か)を検出する。キー位置検出センサ8が検出したキーオン/オフ情報は、車載端末装置2に出力される。
車載端末装置2は、CPU(Central Processing Unit)10と記憶部11と送受信部(車載送受信部)12と操作スイッチ13とGPS受信部(位置情報取得部)7と表示部14と音声出力部15とを備える。記憶部11には、上記ルート情報が格納され、送受信部12は、パケット通信網5を介して外部と情報の送受信を行う。操作スイッチ13は、運転者などの配送担当者からの各種入力を受け、その入力に対応した情報をCPU10へ出力する。GPS受信部7は、GPS(Global Positioning Systems)を利用して車両1の位置を特定する車両位置情報を逐次取得し、CPU10へ出力する。また、送受信部12は、GPS受信部7が車両位置情報を取得する度に、その車両位置情報を当該車両1に対応付けてセンタ装置4へ送信する。
CPU10は、休憩検知部16と位置検出部17とルート設定部18と画像・音声制御部19と入力受付部20とキー位置検出部21とタイマ(図示省略)とを含む。位置検出部17は、車両位置情報の入力をGPS受信部7から受け付け、この車両位置情報をルート設定部18と送受信部12とに適宜出力する。入力受付部20は、配送担当者からの各種入力に対応する情報を操作スイッチ13から受け付け、受け付けた情報を休憩検知部16とルート設定部18と画像・音声制御部19と送受信部12とに適宜出力する。キー位置検出部21は、キーオン情報をキー位置検出センサ8から受け付け、このキーオン情報を送受信部12に出力する。画像・音声制御部19は、表示部14の画面上への画像の表示制御と音声出力部15からの音声の出力制御を行い、画像・音声制御部19と表示部14と音声出力部15とは、配送担当者に対して休憩の終了を報知する休憩終了報知部を構成する。
ルート設定部18は、操作スイッチ13への入力に応じて、休憩予定位置を特定する休憩予定位置情報と休憩終了予定時を特定する休憩終了時情報とを含むルート情報(運行スケジュール情報)を設定し、設定したルート情報を記憶部11に格納する機能を有する。
ルート設定部18によるルート情報の設定処理は、配送担当者が配送ルート(走行予定ルート)に従って車両1を実際に走行させながら、操作スイッチ13へ所定の入力を行うことによって実行される。係る設定処理では、配送担当者は、まず配送ルートの出発地点において、車両1の出発時に操作スイッチ13に対して所定の入力を行い、設定処理を開始する。設定処理の開始後は、立ち寄り地点(休憩予定位置を含む)への到着時やその立ち寄り地点からの出発時に、それぞれ順次操作スイッチ13に対して所定の入力を行う。そして、最終的な目的地点への到着時に、操作スイッチ13に対して所定の入力を行い、設定処理を終了する。各入力時において、ルート設定部18は、車両位置情報と時刻とを関連付けた状態で記憶部11に順次記憶させる。これにより、車両1が走行する配送ルートにおける各登録地点の位置と、各登録地点の到着予定時刻及び出発予定時刻と、を含むルート情報(運行パターン)が、所定の運行パターンコードが付された状態で設定され、記憶部11に格納される。記憶部11には、それぞれ異なる運行パターンコードで識別された複数のルート情報が格納される。また、ルート設定部18は、新たにルート情報を設定した場合、このルート情報を、後述するセンタ装置4の記憶部30に記憶させるため送受信部12から送信させる。
車載端末装置2は、配送担当者がキーをスタート方向へ回し、キー位置検出部21にキーオン信号が入力することによって起動する。また、配送担当者がキーを停止方向へ回し、キー位置検出部21にキーオフ信号が入力することによってオン状態から待機状態(スリープ状態)となる。待機状態では、送受信部12及びキー位置検出部21は起動状態を維持するが、他の主要部分は停止し、表示部14には何も表示されない。また、待機状態において、センタ装置4から車載端末装置2へ接続確認情報が送信されると、送受信部12がこれを受信してCPU10へ出力し、CPU10が起動処理を実行して車載端末装置2が起動する。また、センタ装置4は、後述する休憩終了報知指示情報を送信する際には、それに先立って接続確認情報を必ず送信する。さらに、後述する休憩終了管理処理において、接続確認情報を受信して待機状態から起動状態に移行した車載端末装置2は、エンジンの始動操作が行われない限り(キー位置検出部21にキーオン信号が入力しない限り)、表示部14及び音声出力部15による休憩終了の報知終了後に、再び待機状態に戻る。
操作スイッチ13は、複数のスイッチ13a〜13f(図5に示す)を含む。スイッチ13aは休憩開始スイッチとして機能し、スイッチ13fは報知停止スイッチとして機能する。
休憩検知部16は、配送担当者が車両1を停車させて運転を中断している休憩状態であるか否かを検知する。具体的には、スイッチ13aがオン操作され、入力受付部20がスイッチ13aのオン信号を受信したときに、休憩状態が開始したと検知する。なお、休憩検知部16は、エンジンの停止(キー位置検出部21へのキーオフ信号の入力)を検出した場合、又はGPS受信部7が逐次取得する車両位置情報が所定時間以上変化せずに維持されていることを検出したときに、休憩状態が開始したと検知してもよい。
また、休憩検知部16は、休憩状態の開始を検知したとき、GPS受信部7が取得した最新の車両位置情報を含む休憩開始情報を生成して送受信部12へ出力する。送受信部12は、入力された休憩開始状態をセンタ装置4へ送信する。
画像・音声制御部19は、送受信部12がセンタ装置4から休憩終了報知指示情報を受信すると、配送担当者に対する休憩終了報知処理を実行する。具体的には、例えば図5(b)に示すように、「出発予定時刻を過ぎています!」など配送担当者に休憩時間が過ぎていることを知らせる画像(休憩終了報知画像)を表示部14に表示させるとともに、アラーム音を音声出力部15から出力させる。画像・音声制御部19は、報知開始から第1の所定時間が経過したとき、又はスイッチ13fが操作されて入力受付部20が報知停止指示信号を受信したときに、休憩終了報知処理を終了し、休憩終了報知画像の表示及びアラーム音の出力を終了する。また、エンジンが停止状態で、センタ装置4からの接続確認情報の受信によって車載端末装置2が待機状態から起動状態に移行した場合には、エンジンの始動操作(キー位置検出部21へのキーオン信号の入力)によって休憩終了報知処理が終了する。さらに、エンジンが作動している状態(車載端末装置2が既に起動している状態)で送受信部12が接続確認情報及び休憩終了報知指示情報を受信し、休憩終了報知処理が開始され、その実行中にエンジンの停止操作が行われた場合(キー位置検出部21にキーオフ信号が入力した場合)には、エンジンの停止操作時に車載端末装置2が待機状態に移行し、これに伴って休憩終了報知処理も終了する。
また、休憩終了報知処理が実行された後、送受信部12がセンタ装置4から休憩終了報知指示情報を再度受信すると、画像・音声制御部19は、休憩終了報知処理を再度実行する。なお、画像・音声制御部19は、休憩終了報知指示情報の再受信時には、最初の受信時とは異なる態様で休憩の終了が報知されるように、休憩終了報知処理を実行してもよい。
図3に示すように、センタ装置4は、CPU28と送受信部(管理端末送受信部)29と記憶部30とを有する。送受信部29は、車載端末装置2との間でパケット通信網5を介して情報の送受信を行う共に、ユーザ端末装置3との間でインターネット6を介して情報の送受信を行う。記憶部30には、車両1から送信された上記ルート情報が車両1に対応付けて記憶される。
CPU28は、判定部31と運行時間差演算部32と休憩終了予定時変更部33とタイマ(図示省略)とを含む。
判定部31は、送受信部29が車載端末装置2から休憩開始情報を受信したとき、記憶部30に記憶されたルート情報に含まれる休憩予定位置情報と、受信した休憩開始情報に含まれる車両位置情報とを比較して、車両1が休憩予定位置に存在するか否かを判定する。また、判定部31は、車両1が休憩予定位置に存在する場合、タイマがカウントする現在の時刻を逐次取得し、取得した時刻が、記憶部30に記憶された休憩終了時情報が特定する休憩終了予定時(本実施形態では、後述するように休憩終了予定時変更部33が変更した休憩終了予定時)に達したか否かを判定する。そして、車両1が休憩予定位置に存在し、且つ現在の時刻が休憩終了予定時に達したと判定したとき、判定部31は、休憩終了報知指示情報を生成し、送受信部29は、判定部31が生成した休憩終了報知指示情報を車載端末装置2へ送信する。
送受信部29が休憩終了報知指示情報を送信した後、判定部31は、記憶部30に記憶された休憩予定位置情報と送受信部29が車載端末装置2から受信した最新の車両位置情報とを比較して、車両1が未だ休憩予定位置に存在するか否かを判定する。また、判定部31は、送受信部29が休憩終了報知指示情報を送信してから第2の所定時間が経過したか否かを判定する。そして、前回休憩終了報知指示情報を送信してから第2の所定時間が経過しても車両1が休憩予定位置に存在すると判定したとき、判定部31は、休憩終了報知指示情報を再度生成し、送受信部29は、判定部31が生成した休憩終了報知指示情報を車載端末装置2へ送信する。
なお、第2の所定時間は、車載端末装置2から配送担当者への1回の報知時間である第1の所定時間以上であってもよく、また第1の所定時間以下であってもよい。第2の所定時間が第1の所定時間を超えている場合、車載端末装置2における休憩終了の報知は、所定のインターバルをおいて繰り返される。一方、第2の所定時間が第1の所定時間以下の場合、車載端末装置2における休憩終了の報知は、連続的に繰り返される。
また、判定部31は、送受信部29が休憩終了報知指示情報を連続して何回送信したかをカウントし、その連続送信回数が所定回数に達したか否かを判定する。そして、送受信部29からの休憩終了報知指示情報の連続送信回数が所定回数に達したと判定したとき、判定部31は、警告情報を生成し、送受信部29は、判定部31が生成した警告情報をユーザ端末装置3へ送信する。
本実施形態では、休憩終了時情報が特定する休憩終了予定時は休憩終了時刻(例えば12時00分)であるが、休憩終了時情報が特定する休憩終了予定時を休憩時間(例えば1時間)としてもよい。また、このように休憩終了時情報が休憩時間を特定する場合、判定部31は、送受信部29が休憩開始情報を受信したときにタイマカウンタ(図示外)による時間の積算を開始し、タイマカウンタから時間の積算値を逐次取得し、時間の積算値が休憩時間に達したときに、現在の時刻が休憩終了予定時に達したと判定すればよい。
運行時間差演算部32は、送受信部29が車載端末装置2から車両位置情報を受信したとき、記憶部30に記憶されたルート情報と、受信した車両位置情報と、当該車両位置情報を車載端末装置2が取得した時刻を特定する車両位置取得時情報とを比較して、走行予定ルートにおける走行予定時刻と車両1の実際の運行時刻との時間差を算出し、その時間差を記憶部30へ格納する。また、本実施形態では、車両位置情報を車載端末装置2が取得した時刻を特定する車両位置取得時情報として、送受信部29が車載端末装置2から当該車両位置情報を受信した時刻を判定部31がタイマから取得して使用する。なお、この車両位置取得時情報として、車載端末装置2においてGPS受信部7が車両位置情報を取得した時刻をCPU10が自身の内部タイマから取得し、この取得した時刻を示す情報を車両位置取得時情報として車両位置情報と共に送受信部12がセンタ装置4へ送信したものを使用してもよい。
休憩終了予定時変更部33は、現在の時刻が休憩終了予定時に達したか否かを判定部31が判定する際に、記憶部30に記憶された休憩終了時情報が示す休憩終了予定時を、運行時間差演算部32が算出した最新の時間差に応じて変更し、判定部31へ出力する。例えば、車両1の実際の運行が予定の運行パターンに較べて所定時間(例えば1時間)遅延している場合、記憶部30に記憶された休憩終了時情報が示す休憩終了予定時(例えば12時00分)を、所定時間(例えば遅延時間と同じ1時間)遅らせて、判定部31へ出力する。なお、車両1の実際の運行が予定の運行パターンに一致している場合には、休憩終了予定時変更部33は、記憶部30に記憶された休憩終了時情報が示す休憩終了予定時をそのまま判定部31へ出力する。判定部31は、現在の時刻が休憩終了予定時に達したか否かを判定する際に、休憩終了予定時変更部33から変更された休憩終了予定時を使用して判定を行う。
図4に示すように、ユーザ端末装置3は、CPU23と送受信部(ユーザ端末送受信部)24と表示部26とを有する。送受信部24は、インターネット6を介して外部と情報の送受信を行う。CPU23は、送受信部24がセンタ装置4から警告情報を受信したとき、表示部26の表示画面に、例えば、「車両番号○○○○の休憩時間が過ぎました」などの警告画像を表示して、配送担当者が休憩終了に気付かずに寝過ごしてしまっている可能性があることをユーザへ報知する。
次に、この休憩終了報知システムにおいて、車載端末装置2、センタ装置4、及びユーザ端末装置3で実行される休憩終了管理処理について、図6に基づき説明する。
休憩終了管理処理は、車両1の配送担当者が車載端末装置2の操作スイッチ13に対して所定の入力を行った後、車両1の運行を開始し、運行の途中でスイッチ13fを押して休憩を開始することによって実行される(ステップS1)。
なお、車両1の運行を開始する際、配送担当者は、記憶部11に格納されたルート情報の中からこれから配送を行う運行ルートに対応したルート情報を指定するための入力を、操作スイッチ13に対して行う。係る入力に応じて、ルート設定部18は、指定されたルート情報に対応する運行パターンコードを送受信部12へ出力し、送受信部12は入力された運行パターンコードをセンタ装置4へ送信する。センタ装置4では、CPU28が記憶部30に記憶されたルート情報の中から、送受信部29が受信した運行パターンコードに対応するルート情報を検索し、判定部31及び運行時間差演算部32が使用するルート情報(対応ルート情報)として読み出す。
また、車両1の運行を開始すると、車載端末装置2のGPS受信部7は車両位置情報を逐次取得し、送受信部12はその車両位置情報を都度センタ装置4へ送信する。センタ装置4では、運行時間差演算部32が、受信した車両位置情報とその受信時刻と対応ルート情報とを比較して、走行予定ルートにおける走行予定時刻と車両1の実際の運行時刻との時間差を算出し、その時間差を記憶部30へ格納する。
配送担当者がスイッチ13fを押して休憩を開始すると、休憩状態が開始されたことを車載端末装置2の休憩検知部16が検知し、GPS受信部7が最新に取得した車両位置情報を含む休憩開始情報を、送受信部12がセンタ装置4へ送信する(ステップS2)。
センタ装置4において、送受信部29が休憩開始情報を受信すると(ステップS3)、判定部31は、対応ルート情報に含まれる休憩予定位置情報と受信した車両位置情報とを比較して、車両1が休憩予定位置に存在するか否かを判定する(ステップS4)。車両1が休憩予定位置に存在しない場合には、予定外の休憩であるため、本処理を終了する。
車両1が休憩予定位置に存在する場合には、判定部31は、現在の時刻が休憩終了予定時以前か否かを判定する(ステップS5)。この判定の際、休憩終了予定時変更部33は、対応ルート情報に含まれる休憩終了時情報が示す休憩終了予定時を、運行時間差演算部32が算出した最新の時間差に応じて変更して判定部31へ出力し、判定部31は、現在の時刻と変更された休憩終了予定時とを比較する。現在の時刻が休憩終了予定時を過ぎている場合には、休憩終了を報知することができないため、本処理を終了する。
現在の時刻が休憩終了予定時以前である場合には、判定部31は、車両1の配送担当者が既に休憩を終了しているか否かを判定する(ステップS6)。具体的には、対応ルート情報に含まれる休憩予定位置情報と送受信部29が車載端末装置2から受信した最新の車両位置情報とを比較し、車両1が休憩予定位置から移動している(休憩予定位置に存在していない)ときに、配送担当者が休憩を既に終了していると判定する。配送担当者が既に休憩を終了している場合には、休憩終了を報知する必要がないため、本処理を終了する。
配送担当者が未だ休憩を終了していない(休憩中である)場合には、判定部31は、現在の時刻が休憩終了予定時に達したか否かを判定する(ステップS7)。この判定においても、ステップS5と同様に、休憩終了予定時変更部33が変更した休憩終了予定時を使用する。現在の時刻が休憩終了予定時に達していない場合には、ステップS6へ戻り、配送担当者が休憩を終了するか、又は現在の時刻が休憩終了予定時に達するまで、ステップS6からステップS7の処理を繰り返して実行する。
現在の時刻が休憩終了予定時に達すると、送受信部29が車載端末装置2へ休憩終了報知指示情報を送信する(ステップS8)。なお、この休憩終了報知指示情報の送信に先立って、送受信部29は接続確認情報を車載端末装置2へ送信する。
車載端末装置2では、送受信部12が、接続確認情報及び休憩終了報知指示信号を受信して(ステップS9)、受信確認情報をセンタ装置4へ送信する(ステップS10)。なお、待機状態の車載端末装置2は、接続確認情報の受信によって起動する。
受信確認情報の送信後、画像・音声制御部19は、休憩終了報知処理を実行する(ステップS12)。すなわち、画像・音声制御部19は、配送担当者に休憩時間が過ぎていることを知らせる休憩終了報知画像を表示部14に表示させるとともに、アラーム音を音声出力部15から出力させる。画像・音声制御部19は、報知開始から第1の所定時間が経過するまで、又はスイッチ13fが操作されて入力受付部20が報知停止指示信号を受信するまで、休憩終了報知処理を継続する。また、エンジンが停止状態で、センタ装置4からの接続確認情報の受信によって車載端末装置2が待機状態から起動状態に移行した場合には、エンジンの始動操作によって休憩終了報知処理を終了する。なお、エンジンが作動している状態(車載端末装置2が既に起動している状態)で送受信部12が接続確認情報及び休憩終了報知指示情報を受信し、休憩終了報知処理が開始され、その実行中にエンジンの停止操作が行われた場合(キー位置検出部21にキーオフ信号が入力した場合)には、エンジンの停止操作時に車載端末装置2が待機状態に移行し、これに伴って休憩終了報知処理も終了する。この休憩終了報知処理の終了によって、車載端末装置2における本処理が終了する。
また、センタ装置4において、送受信部12が受信確認情報を受信すると(ステップS11)、判定部31は、休憩終了報知指示情報の送信回数を加算し(ステップS13)、送信回数が所定回数に達したか否かを判定する(ステップS14)。送信回数が所定回数に達していない場合には、ステップS16へ進む。
送信回数が所定回数に達した場合には、送受信部29が警告情報をユーザ端末装置3へ送信した後(ステップS15)、ステップS16へ進む。警告情報を受信したユーザ端末装置3のCPU23は、表示部26の表示画面に警告画像を表示して、配送担当者が休憩終了に気付かずに寝過ごしてしまっている可能性があることをユーザへ報知する。
ステップS16では、ステップS6と同様に、車両1の配送担当者が既に休憩を終了しているか否かを判定部31が判定し、配送担当者が既に休憩を終了している場合には、休憩終了を再度報知する必要がないため、本処理を終了する。なお、本処理の終了時に、ステップS13で加算した送信回数をクリアする。一方、配送担当者が未だ休憩を終了していない場合には、ステップS8で休憩終了報知指示情報を送信してから第2の所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS17)。休憩終了報知指示情報を送信してから未だ第2の所定時間が経過していない場合には、ステップS16へ戻り、配送担当者が休憩を終了するか、又は第2の所定時間が経過するまで、ステップS16からステップS17の処理を繰り返して実行する。また、第2の所定時間が経過した場合には、ステップS8へ戻り、休憩終了報知指示情報を再度送信する。
このように、本実施形態によれば、車載端末装置2の休憩検知部16が休憩の開始を検知すると、送受信部12は、GPS受信部7が取得した車両位置情報を含む休憩開始情報をセンタ装置4へ送信する。この休憩開始情報をセンタ装置4の送受信部29が受信すると、センタ装置4の判定部31は、対応ルート情報に含まれる休憩予定位置情報と受信した休憩開始情報に含まれる車両位置情報とを比較して、車両1が休憩予定位置に存在するか否かを判定するとともに、現在の時刻が対応ルート情報に含まれる休憩終了時情報が特定する休憩終了予定時に達したか否かを判定する。判定部31が、車両1が休憩予定位置に存在し、且つ現在の時刻が休憩終了予定時に達したと判定すると、送受信部29は、休憩終了報知指示情報を車載端末装置2へ送信する。この休憩終了報知指示情報を車載端末装置2の送受信部12が受信すると、画像・音声制御部19は、休憩終了報知処理を実行し、配送担当者に対して休憩の終了が報知される。
例えば、配送担当者が休憩予定位置で休憩終了予定時よりも前に車両1を停車させて休憩を開始した場合には、休憩終了予定時に達したときにセンタ装置4から車載端末装置2へ休憩終了報知指示情報が送信され、休憩終了予定時に配送担当者に対して休憩の終了が報知される。
これに対し、配送担当者が休憩予定位置以外の場所で休憩を開始したり、休憩終了予定時を過ぎてから休憩を開始した場合には、センタ装置4から車載端末装置2へ休憩終了報知指示情報が送信されないため、配送担当者に対して休憩の終了が報知されることもない。
このように、休憩予定位置で休憩終了予定時よりも前に車両1を停車させて休憩を開始した配送担当者は、特にアラーム機能の設定などの煩雑な作業を行うことなく、表示部14や音声出力部15からの報知によって、休憩の終了を確実に知ることができる。
また、センタ装置4からの休憩終了報知指示情報に応じて車載端末装置2の画像・音声制御部19が休憩終了報知処理を実行し、この報知に配送担当者が気付いて車両1の運行を開始し、運行開始後に送受信部12が最新の車両位置情報をセンタ装置4に送信すると、センタ装置4の判定部31は、車両1が休憩予定位置から移動したと判定する。一方、画像・音声制御部19が休憩終了報知処理を実行しても、配送担当者が気付かずに休憩状態を継続していると、開始から第1の所定時間経過したときに報知が一度終了する。そして、センタ装置4の送受信部29が休憩終了報知指示情報を送信してから第2の所定時間が過ぎても車両1が休憩予定位置に存在したまま移動していないと判定部31が判定すると、送受信部29は、休憩終了報知指示情報を車載端末装置2へ再度送信し、車載端末装置2において休憩終了報知処理が再度実行される。
従って、配送担当者が休憩の終了の報知に気付かずに休憩状態を継続している場合、休憩の終了の報知が再度行われるので、配送担当者に休憩の終了を一段と確実に気付かせることができる。
また、車両1が、当初予定されていた運行スケジュールよりも先行又は遅延して運行している場合、運行スケジュールと実際の運行との時間差(走行予定ルートにおける走行予定時刻と車両1の実際の運行時刻との時間差)に応じて変更された休憩終了予定時に、休憩終了報知指示情報がセンタ装置4から車載端末装置2へ送信されて、車両1において休憩の終了が報知される。例えば、当初予定されていた運行スケジュールよりも所定時間先行して車両1が運行している場合には、休憩の開始も早まるため、先行する時間分に応じて休憩終了予定時を早めればよい。また、反対に運行スケジュールよりも所定時間遅延して車両1が運行している場合には、休憩の開始も遅れるため、遅延する時間分に応じて休憩終了予定時を遅らせればよい。
従って、当初の運行スケジュールと実際の運行との時間差が生じた場合であっても、その時間差に応じた的確なタイミングで配送担当者に休憩の終了を報知することができる。
さらに、センタ装置4から車載端末装置2への休憩終了報知指示情報の連続送信回数が所定回数に達すると、ユーザ端末装置3のユーザは、センタ装置4から送信される警告情報によって、配送担当者が休憩の終了の報知に気付かずに寝ている可能性があることを認識することができ、配送担当者の携帯電話に電話をかける等の他の方法によって即時に状況を確認することができる。
なお、本実施形態では、ルート情報を車載端末装置2で設定し、センタ装置4へ送信するように構成したが、これとは反対に、センタ装置4でルート情報を設定し、車載端末装置2へ送信してもよい。また、ルート情報とは別に休憩予定位置情報及び休憩終了予定時情報を設定してもよい。さらに、センタ装置4を設けず、ユーザ端末装置3がセンタ装置4として機能するように構成してもよい。
本発明は、車両に搭載された車載端末装置とユーザ側に設けられたユーザ端末装置とが所定のネットワークを介して接続された様々な休憩終了報知システムに適用することができる。
本発明の一実施形態に係る休憩終了報知システムの全体を模式的に示すブロック図である。 図1の車載端末装置を模式的に示すブロック図である。 図1のセンタ装置を模式的に示すブロック図である。 図1のユーザ端末装置を模式的に示すブロック図である。 図2の表示部及び操作スイッチの平面図であり、(a)は表示部に通常画像が表示された状態を示し、(b)は表示部に休憩終了報知画像が表示された状態を示す。 休憩終了管理処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1:車両
2:車載端末装置
3:ユーザ端末装置
4:センタ装置(管理端末装置)
5:パケット通信網(ネットワーク)
6:インターネット(ネットワーク)
7:GPS受信部(位置情報取得部)
10:CPU
11:記憶部
12:送受信部(車載送受信部)
13a:スイッチ(休憩開始スイッチ)
13f:スイッチ(報知停止スイッチ)
14:表示部(休憩終了報知部)
15:音声出力部(休憩終了報知部)
16:休憩検知部
19:画像・音声制御部(休憩終了報知部)
28:CPU
29:送受信部(管理端末送受信部)
30:記憶部
31:判定部
32:運行時間差演算部
33:休憩終了予定時変更部

Claims (5)

  1. 車両に搭載された車載端末装置と、管理者側に設けられ前記車載端末装置と所定のネットワークを介して接続される管理端末装置と、を備えた休憩終了報知システムであって、
    前記車載端末装置は、車載端末送受信部と休憩検知部と位置情報取得部と休憩終了報知部とを有し、前記車載端末送受信部は、前記ネットワークを介して外部と情報の送受信を行い、前記休憩検知部は、運転者が前記車両を停車させて運転を中断している休憩状態であるか否かを検知し、前記位置情報取得部は、前記車両の位置を特定する車両位置情報を取得し、前記休憩終了報知部は、運転者に対して休憩の終了を報知し、
    前記車載端末送受信部は、前記位置情報取得部が車両位置情報を取得したとき、該車両位置情報を前記管理端末装置へ送信するとともに、前記休憩検知部が前記休憩状態の開始を検知したとき、前記位置情報取得部が取得した車両位置情報を含む休憩開始情報を前記管理端末装置へ送信し、
    前記管理端末装置は、管理端末送受信部と記憶部と判定部と運行時間差演算部と休憩終了予定時変更部とを有し、前記管理端末送受信部は、前記ネットワークを介して外部と情報の送受信を行い、前記記憶部には、車両位置情報に関連付けられた走行予定時刻が記憶されるとともに、休憩予定位置を特定する休憩予定位置情報と休憩終了予定時を特定する休憩終了時情報とが記憶され、前記判定部は、前記管理端末送受信部が前記休憩開始情報を受信したとき、前記記憶部に記憶された休憩予定位置情報と前記受信した休憩開始情報に含まれる車両位置情報とを比較して前記車両が前記休憩予定位置に存在するか否かを判定するとともに、現在の時刻が前記記憶部に記憶された休憩終了時情報が特定する休憩終了予定時に達したか否かを判定し、
    前記管理端末送受信部は、前記車両が前記休憩予定位置に存在し、且つ現在の時刻が前記休憩終了予定時に達したと前記判定部が判定したとき、休憩終了報知指示情報を前記車載端末装置へ送信し、
    前記休憩終了報知部は、前記車載端末送受信部が前記休憩終了報知指示情報を受信したとき、運転者に対して休憩の終了を報知し、
    前記運行時間差演算部は、休息の開始前に前記車載端末送受信部が前記車両位置情報を受信したとき、前記受信した車両位置情報に関連付けられた前記走行予定時刻と前記車両の実際の運行時刻との時間差を算出し、
    前記休憩終了予定時変更部は、前記車両の実際の運行時刻が前記受信した車両位置情報に関連付けられた前記走行予定時刻よりも先行している場合、前記記憶部に記憶された休憩終了時情報が示す休憩終了予定時を、前記運行時間差演算部が算出した前記時間差に応じて早めるように変更し、
    前記判定部は、現在の時刻が前記休憩終了予定時変更部による変更後の休憩終了予定時に達したか否かを判定する
    ことを特徴とする休憩終了報知システム。
  2. 請求項1に記載の休憩終了報知システムであって、
    前記位置情報取得部は、前記車両位置情報を逐次取得し、
    前記休憩終了報知部は、前記休憩の終了の報知を第1の所定時間継続したとき、該報知を終了し、
    前記判定部は、前記記憶部に記憶された休憩予定位置情報と前記管理端末送受信部が受信した最新の車両位置情報とを比較して前記車両が前記休憩予定位置に存在するか否かを判定するとともに、前記管理端末送受信部が前記休憩終了報知指示情報を送信してから第2の所定時間が経過したか否かを判定し、
    前記管理端末送受信部は、前記休憩終了報知指示情報を送信してから前記第2の所定時間が経過しても前記車両が前記休憩予定位置に存在すると前記判定部が判定したとき、休憩終了報知指示情報を再度送信する
    ことを特徴とする休憩終了報知システム。
  3. 請求項2に記載の休憩終了報知システムであって、
    ユーザ側に設けられ前記管理端末装置と所定のネットワークを介して接続されるユーザ端末装置をさらに備え、
    前記判定部は、前記管理端末送受信部からの前記休憩終了報知指示情報の連続送信回数が所定回数に達したか否かを判定し、
    前記管理端末送受信部は、前記管理端末送受信部からの前記休憩終了報知指示情報の連続送信回数が所定回数に達したと前記判定部が判定したとき、前記ユーザ端末装置へ警告情報を送信する
    ことを特徴とする休憩終了報知システム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の休憩終了報知システムであって、
    前記位置情報取得部は、前記車両位置情報を逐次取得し、
    前記記憶部には、前記車両の走行予定ルートと走行予定時刻とを特定する運行スケジュール情報が予め記憶され、
    前記運行時間差演算部は、前記車載端末送受信部が前記車両位置情報を受信したとき、前記記憶部に記憶された運行スケジュール情報と、前記受信した車両位置情報と、当該車両位置情報を前記位置情報取得部が取得した時刻を特定する車両位置取得時情報とを比較して、前記走行予定ルートにおける前記走行予定時刻と前記車両の実際の運行時刻との時間差を算出し、
    前記休憩終了予定時変更部は、前記記憶部に記憶された休憩終了時情報が示す休憩終了予定時を、前記運行時間差演算部が算出した前記時間差に応じて変更し、
    前記判定部は、現在の時刻が前記休憩終了予定時変更部による変更後の休憩終了予定時に達したか否かを判定する
    ことを特徴とする休憩終了報知システム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の休憩終了報知システムであって、
    前記休憩検知部は、休憩開始スイッチのオン操作、エンジンの停止、又は前記位置情報取得部が取得する車両位置情報が所定時間以上変化せずに維持されていることの少なくとも一つを検出した場合に、休憩状態が開始したと検知する
    ことを特徴とする休憩終了検知システム。
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