JP2000348292A - 車両運行管理装置 - Google Patents
車両運行管理装置Info
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- JP2000348292A JP2000348292A JP11153769A JP15376999A JP2000348292A JP 2000348292 A JP2000348292 A JP 2000348292A JP 11153769 A JP11153769 A JP 11153769A JP 15376999 A JP15376999 A JP 15376999A JP 2000348292 A JP2000348292 A JP 2000348292A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】巡回配送や幼稚園送迎バスといった予め計画さ
れた車両運行の管理装置において、通信コストを低減
し、かつ、運転者の負担を軽減することの出来る車両の
運行管理装置を提供する。 【解決手段】車両に搭載した移動局20は、自車位置を
検出可能な位置測定部1と、運行計画等の設定事項を入
力し格納する運行指示設定記憶部2と、運行遅れの計算
と固定局への報告の要否の判断を行なう計算判断部3
と、固定局との通信を行なう通信部4とを備え、地上の
固定局30は、移動局との通信を行なう通信手段7と、
移動局から受信した運行状況情報を表示する表示手段6
と、を備え、運行遅れが予め定めた基準値以上になった
際に移動局から固定局へ運行遅れ情報を報告することを
特徴とする車両運行管理装置。
れた車両運行の管理装置において、通信コストを低減
し、かつ、運転者の負担を軽減することの出来る車両の
運行管理装置を提供する。 【解決手段】車両に搭載した移動局20は、自車位置を
検出可能な位置測定部1と、運行計画等の設定事項を入
力し格納する運行指示設定記憶部2と、運行遅れの計算
と固定局への報告の要否の判断を行なう計算判断部3
と、固定局との通信を行なう通信部4とを備え、地上の
固定局30は、移動局との通信を行なう通信手段7と、
移動局から受信した運行状況情報を表示する表示手段6
と、を備え、運行遅れが予め定めた基準値以上になった
際に移動局から固定局へ運行遅れ情報を報告することを
特徴とする車両運行管理装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の現在位置
を把握し、リアルタイムで車両の運行状況を管理する車
両の運行管理装置に関するものである。
を把握し、リアルタイムで車両の運行状況を管理する車
両の運行管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め決められた運行ルートを、車両に対
して簡易に指示する技術については特開平8−1616
96号公報に記載されたものがある。これは固定局にて
設定した運行ルートを記憶媒体を通して車両内の装置に
読み込ませ、ナビゲーションシステムを使って経路誘導
するものである。また、車両のリアルタイムの位置把握
および遅れ管理については、特開平5−130246号
公報に記載されているように配送センターにて遅延時間
の計算を行なうシステムや特開平7−220192号公
報に記載されているように固定局が車両から定期的に受
ける報告に基づいて遅延などの異常を検出するシステム
などがある。また、特開平8−315291号公報に記
載されているように、車両からの運行状況・実績報告に
基づき、固定局側で予め保持している予定到着時刻との
比較により、運行遅延の実績管理を自動で行なう装置も
ある。
して簡易に指示する技術については特開平8−1616
96号公報に記載されたものがある。これは固定局にて
設定した運行ルートを記憶媒体を通して車両内の装置に
読み込ませ、ナビゲーションシステムを使って経路誘導
するものである。また、車両のリアルタイムの位置把握
および遅れ管理については、特開平5−130246号
公報に記載されているように配送センターにて遅延時間
の計算を行なうシステムや特開平7−220192号公
報に記載されているように固定局が車両から定期的に受
ける報告に基づいて遅延などの異常を検出するシステム
などがある。また、特開平8−315291号公報に記
載されているように、車両からの運行状況・実績報告に
基づき、固定局側で予め保持している予定到着時刻との
比較により、運行遅延の実績管理を自動で行なう装置も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のごとき
従来の車両の運行計画に対する遅延判断においては、基
本的に車両から固定局への定期的報告もしくはイベント
発生時の報告に基づいて固定局側で行われるようになっ
ている。そのため固定局において運行計画に対する遅延
の判断および管理をするためには車両から固定局へ定期
的な運行状況報告が必要となる。このような報告は一般
に携帯電話等で行われるため、通信回数が増加するにつ
れて通信コストが高くなるという問題がある。また、遅
延発生やその可能性の判断を運転者が行なうのは運転者
の負担が大きくなるという問題もある。
従来の車両の運行計画に対する遅延判断においては、基
本的に車両から固定局への定期的報告もしくはイベント
発生時の報告に基づいて固定局側で行われるようになっ
ている。そのため固定局において運行計画に対する遅延
の判断および管理をするためには車両から固定局へ定期
的な運行状況報告が必要となる。このような報告は一般
に携帯電話等で行われるため、通信回数が増加するにつ
れて通信コストが高くなるという問題がある。また、遅
延発生やその可能性の判断を運転者が行なうのは運転者
の負担が大きくなるという問題もある。
【0004】本発明は上記のごとき従来技術の問題を解
決するためになされたものであり、通信コストを低減
し、かつ、運転者の負担を軽減することの出来る車両運
行管理装置を提供することを目的とする。
決するためになされたものであり、通信コストを低減
し、かつ、運転者の負担を軽減することの出来る車両運
行管理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。すなわち、請求項1または請求項2にお
いては、車両が予め定めた運行遅れ確認地点に到達した
際の遅れ時間を車両に搭載した移動局で確認し、その値
が運行遅れを固定局へ報告するか否かの判断基準となる
基準値以上になった場合に車両の移動局から地上の固定
局(基地局あるいは利用者側)へ報告するように構成し
たものである。
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。すなわち、請求項1または請求項2にお
いては、車両が予め定めた運行遅れ確認地点に到達した
際の遅れ時間を車両に搭載した移動局で確認し、その値
が運行遅れを固定局へ報告するか否かの判断基準となる
基準値以上になった場合に車両の移動局から地上の固定
局(基地局あるいは利用者側)へ報告するように構成し
たものである。
【0006】予め計画的になされている車両運行の管理
おいては、定期的な事務連絡は不要な場合が多く、運行
遅れなどの異常が発生した場合や発生する可能性が確認
された場合にのみ報告することで十分である。したがっ
て上記のように構成することにより、必要な場合にのみ
移動局から固定局へ報告するので、通信回数を必要最小
限にすることが出来、通信コストを低減することが出来
る。また、遅延の発生やその可能性の確認を車両内の移
動局で自動的に行ない、かつ、報告の必要がある場合に
のみ自動的に送信するので、運転者の負担を大幅に軽減
することが出来る。したがって安全対策上にも効果があ
る。
おいては、定期的な事務連絡は不要な場合が多く、運行
遅れなどの異常が発生した場合や発生する可能性が確認
された場合にのみ報告することで十分である。したがっ
て上記のように構成することにより、必要な場合にのみ
移動局から固定局へ報告するので、通信回数を必要最小
限にすることが出来、通信コストを低減することが出来
る。また、遅延の発生やその可能性の確認を車両内の移
動局で自動的に行ない、かつ、報告の必要がある場合に
のみ自動的に送信するので、運転者の負担を大幅に軽減
することが出来る。したがって安全対策上にも効果があ
る。
【0007】また、請求項3に記載の発明においては、
現在位置における予定到着時刻に対する遅れ時間が所定
の基準値以上になった際に移動局から固定局へ報告を行
なうように構成したものである。このように構成したこ
とにより、予め運行遅れ確認地点を設定する必要がな
く、常時運行遅れの確認を行なうことができるため、運
行遅れの発生時に迅速な対応が可能になる。
現在位置における予定到着時刻に対する遅れ時間が所定
の基準値以上になった際に移動局から固定局へ報告を行
なうように構成したものである。このように構成したこ
とにより、予め運行遅れ確認地点を設定する必要がな
く、常時運行遅れの確認を行なうことができるため、運
行遅れの発生時に迅速な対応が可能になる。
【0008】また、請求項4に記載の発明においては、
目的地への予定到着時刻に対する遅れ時間の予測値が所
定の基準値以上になった際に移動局から固定局へ報告を
行なうように構成したものである。このように構成した
ことにより、請求項3と同様に常時運行遅れの確認を行
なうことができるため、運行遅れの発生時に迅速な対応
が可能になる。また目的地への到着時刻の予測を行な
い、その結果を併せて報告することにより、取るべき対
応の判断がしやすいのと同時に、顧客に対する情報提供
がより精度の高いものとなる。
目的地への予定到着時刻に対する遅れ時間の予測値が所
定の基準値以上になった際に移動局から固定局へ報告を
行なうように構成したものである。このように構成した
ことにより、請求項3と同様に常時運行遅れの確認を行
なうことができるため、運行遅れの発生時に迅速な対応
が可能になる。また目的地への到着時刻の予測を行な
い、その結果を併せて報告することにより、取るべき対
応の判断がしやすいのと同時に、顧客に対する情報提供
がより精度の高いものとなる。
【0009】また、請求項5に記載の発明においては、
複数の目的地を経由する巡回運行の際に、各目的地毎の
予定到着時刻を記憶しており、各目的地毎の遅れ時間の
予測値を計算して判断および報告を行なうように構成し
たものである。
複数の目的地を経由する巡回運行の際に、各目的地毎の
予定到着時刻を記憶しており、各目的地毎の遅れ時間の
予測値を計算して判断および報告を行なうように構成し
たものである。
【0010】また、請求項6に記載の発明においては、
予め定められた報告時刻においてその時刻に到達してい
るべき位置からの遅れ距離が所定の基準値以上になった
際に移動局から固定局へ報告を行なうように構成したも
のである。このように距離を基準にして運行遅れの判断
を行なっても請求項3と同様の効果がある。
予め定められた報告時刻においてその時刻に到達してい
るべき位置からの遅れ距離が所定の基準値以上になった
際に移動局から固定局へ報告を行なうように構成したも
のである。このように距離を基準にして運行遅れの判断
を行なっても請求項3と同様の効果がある。
【0011】また、請求項7に記載の発明においては、
複数の目的地を経由する巡回運行の際に、固定局は移動
局からの報告に基づいて運行遅れが発生したことを検知
した場合に、遅れ地点以降の経由地の予定到着時刻を順
次変更し、通信手段を用いて移動局の設定変更と利用者
への報告を行なうように構成したものである。運行遅れ
が発生した場合の利用者に対する対処方法として、運行
ルートの変更や別車両による配送を行なう場合がある
が、上記のごとく構成したことにより、運行順序の変更
や利用者に対する報告を迅速かつ確実に行なうことが出
来る。
複数の目的地を経由する巡回運行の際に、固定局は移動
局からの報告に基づいて運行遅れが発生したことを検知
した場合に、遅れ地点以降の経由地の予定到着時刻を順
次変更し、通信手段を用いて移動局の設定変更と利用者
への報告を行なうように構成したものである。運行遅れ
が発生した場合の利用者に対する対処方法として、運行
ルートの変更や別車両による配送を行なう場合がある
が、上記のごとく構成したことにより、運行順序の変更
や利用者に対する報告を迅速かつ確実に行なうことが出
来る。
【0012】また、請求項8に記載の発明においては、
固定局からの通信によって移動局の運行遅れ確認地点お
よび基準値を設定するように構成している。このように
構成したことにより、運行遅れ確認地点および基準値を
地上の固定局から通信によって設定出来るので、運転者
の負担を軽減することが出来ると共に、設定値の変更も
容易に行なうことが出来る。そして設定が容易に行える
と同時に設定間違えの発生頻度を大幅に削減できる。
固定局からの通信によって移動局の運行遅れ確認地点お
よび基準値を設定するように構成している。このように
構成したことにより、運行遅れ確認地点および基準値を
地上の固定局から通信によって設定出来るので、運転者
の負担を軽減することが出来ると共に、設定値の変更も
容易に行なうことが出来る。そして設定が容易に行える
と同時に設定間違えの発生頻度を大幅に削減できる。
【0013】また、請求項9に記載の発明においては、
固定局の表示手段は、通常時は車両の現在位置情報を事
前の運行計画に基づいて表示し、運行遅れの報告があっ
たときにのみ運行遅れ情報に基づいた表示を行なうよう
に構成している。このように構成したことにより、運行
遅れが発生したことを分かりやすく表示することが出来
る。
固定局の表示手段は、通常時は車両の現在位置情報を事
前の運行計画に基づいて表示し、運行遅れの報告があっ
たときにのみ運行遅れ情報に基づいた表示を行なうよう
に構成している。このように構成したことにより、運行
遅れが発生したことを分かりやすく表示することが出来
る。
【0014】また、請求項10に記載の発明において
は、車両の運行状況を複数のランプの点灯もしくは消灯
によって表示する点灯表示手段と、詳細内容を文字情報
で表示する文字表示手段とを備えた屋外表示手段によっ
て車両の運行状況を屋外の利用者に提示するように構成
している。このように構成したことにより、例えばバス
停留所等の利用者に運行状況を分かりやすく提示するこ
とが出来、利用者のストレス回避にも役立つ。
は、車両の運行状況を複数のランプの点灯もしくは消灯
によって表示する点灯表示手段と、詳細内容を文字情報
で表示する文字表示手段とを備えた屋外表示手段によっ
て車両の運行状況を屋外の利用者に提示するように構成
している。このように構成したことにより、例えばバス
停留所等の利用者に運行状況を分かりやすく提示するこ
とが出来、利用者のストレス回避にも役立つ。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、移動局から固定局へ
の運行遅れ報告は、事前に設走した条件に基づいて報告
が必要な場合、すなわち運行遅れが基準値以上になった
場合にのみ報告が行われる。そのために不要な通信は行
なわれないので、車両の運行管理装置として必要十分な
機能を備えた上で、通信回数を必要最小限に抑えること
が出来、通信コストを低減することが出来る。また、運
行遅れの判断を自動的に行ない、かつ通信手段を用いて
自動的に報告が行なわれるため、車両内において運転者
が運行遅れの判断を行なったり、送信操作を行なうとい
った煩わしさがないので、運転者の負担を大幅に軽減す
ることができ、安全対策上も有効であるという効果があ
る。
の運行遅れ報告は、事前に設走した条件に基づいて報告
が必要な場合、すなわち運行遅れが基準値以上になった
場合にのみ報告が行われる。そのために不要な通信は行
なわれないので、車両の運行管理装置として必要十分な
機能を備えた上で、通信回数を必要最小限に抑えること
が出来、通信コストを低減することが出来る。また、運
行遅れの判断を自動的に行ない、かつ通信手段を用いて
自動的に報告が行なわれるため、車両内において運転者
が運行遅れの判断を行なったり、送信操作を行なうとい
った煩わしさがないので、運転者の負担を大幅に軽減す
ることができ、安全対策上も有効であるという効果があ
る。
【0016】また、請求項3においては、予め運行遅れ
確認地点を設定する必要がなく、常時運行遅れの確認を
行なうことができるため、運行遅れの発生時に迅速な対
応が可能になる。
確認地点を設定する必要がなく、常時運行遅れの確認を
行なうことができるため、運行遅れの発生時に迅速な対
応が可能になる。
【0017】また、請求項4においては、目的地への到
着時刻の予測を行ない、その結果を併せて報告すること
により、取るべき対応の判断がしやすいのと同時に、顧
客に対する情報提供がより精度の高いものとなる。
着時刻の予測を行ない、その結果を併せて報告すること
により、取るべき対応の判断がしやすいのと同時に、顧
客に対する情報提供がより精度の高いものとなる。
【0018】また、請求項7においては、運行遅れが発
生した場合に運行ルートの変更や別車両による配送を行
なうような場合に、運行順序の変更や利用者に対する報
告を迅速かつ確実に行なうことが出来る。
生した場合に運行ルートの変更や別車両による配送を行
なうような場合に、運行順序の変更や利用者に対する報
告を迅速かつ確実に行なうことが出来る。
【0019】また、請求項8においては、運行計画の設
定値を地上の固定局から通信によって設定出来るので、
運転者の負担を軽減することで出来ると共に、設定値の
変更も容易に行なうことが出来る。そして設定が容易に
行えると同時に設定間違えの発生頻度を大幅に削減でき
る。
定値を地上の固定局から通信によって設定出来るので、
運転者の負担を軽減することで出来ると共に、設定値の
変更も容易に行なうことが出来る。そして設定が容易に
行えると同時に設定間違えの発生頻度を大幅に削減でき
る。
【0020】また、請求項9においては、運行遅れが発
生したことを分かりやすく表示することが出来る。ま
た、請求項10においては、例えばバス停留所等の利用
者に運行状況を分かりやすく提示することが出来、利用
者のストレス回避にも役立つ、という効果が得られる。
生したことを分かりやすく表示することが出来る。ま
た、請求項10においては、例えばバス停留所等の利用
者に運行状況を分かりやすく提示することが出来、利用
者のストレス回避にも役立つ、という効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態にお
ける全体の概略構成を示す図であり、図2は車両に搭載
された移動局20の計算判断部3における演算内容を示
すフローチャートである。
ける全体の概略構成を示す図であり、図2は車両に搭載
された移動局20の計算判断部3における演算内容を示
すフローチャートである。
【0022】図1において、移動局20には位置測定部
1、運行指示設定記憶部2、計算判断部3および通信部
4が設けられている。また、地上の固定局30には表示
部6、通信部7およびデータ入力部8が設けられてい
る。上記位置測定部1はGPS(Global Positioning S
ystem:汎地球測位システム)を利用して自車両の現在
位置を検出する装置であり、運行指示設定記憶部2、計
算判断部3は、例えばマイクロコンピュータを用いた処
理装置である。また、通信部4、7は例えば通常の携帯
電話網を利用した通信装置であり、表示部6は例えばC
RTや液晶パネル等を用いた表示装置である。なお、固
定局30としては、運行全体を管理する基地局、コンビ
ニエンスストア等の利用者に設置された屋内表示装置、
バス停留所等に設けられた屋外表示装置等がある(詳細
後述)。
1、運行指示設定記憶部2、計算判断部3および通信部
4が設けられている。また、地上の固定局30には表示
部6、通信部7およびデータ入力部8が設けられてい
る。上記位置測定部1はGPS(Global Positioning S
ystem:汎地球測位システム)を利用して自車両の現在
位置を検出する装置であり、運行指示設定記憶部2、計
算判断部3は、例えばマイクロコンピュータを用いた処
理装置である。また、通信部4、7は例えば通常の携帯
電話網を利用した通信装置であり、表示部6は例えばC
RTや液晶パネル等を用いた表示装置である。なお、固
定局30としては、運行全体を管理する基地局、コンビ
ニエンスストア等の利用者に設置された屋内表示装置、
バス停留所等に設けられた屋外表示装置等がある(詳細
後述)。
【0023】まず、移動局20において、運行指示設定
記憶部2は、予め決められた目的地と目的地予定到着
時刻を含む運行計画、運行計画と実績との差異を確認
するための運行遅れ確認地点、運行遅れ確認地点の通
過予定時刻、および固定局30に対する報告基準値、
を設定して記憶することが可能になっている。この目的
地および確認地点の設定は、テンキーなどの外部入力装
置などを用いて各地点の緯度経度を直接入力する方法、
メモリカードなどの記憶媒体を用いて入力する方法、ま
たは実際に計画経路を走行して移動局20の位置測定部
1によって得られる当該地点の緯度経度データを記憶さ
せる方法などがある。そして例えばGPS信号の誤差を
考慮して、設定した地点を中心とした半径100m程度
の範囲内を確認地点として決定する。また報告基準値
は、固定局30に対して報告を行なうべき運行遅れ確認
地点での計画に対する遅れ時間の基準値である。この値
は荷物の種類や配達先の店の種類により変動するため、
入力値は自由に設定することが可能になっており、例え
ば利用者毎に異なった基準値を設定することが出来る。
また、上記の運行指示設定記憶部2の記憶内容を固定局
30(基地局)から送信したデータによって設定するこ
とも出来る(詳細後述)。
記憶部2は、予め決められた目的地と目的地予定到着
時刻を含む運行計画、運行計画と実績との差異を確認
するための運行遅れ確認地点、運行遅れ確認地点の通
過予定時刻、および固定局30に対する報告基準値、
を設定して記憶することが可能になっている。この目的
地および確認地点の設定は、テンキーなどの外部入力装
置などを用いて各地点の緯度経度を直接入力する方法、
メモリカードなどの記憶媒体を用いて入力する方法、ま
たは実際に計画経路を走行して移動局20の位置測定部
1によって得られる当該地点の緯度経度データを記憶さ
せる方法などがある。そして例えばGPS信号の誤差を
考慮して、設定した地点を中心とした半径100m程度
の範囲内を確認地点として決定する。また報告基準値
は、固定局30に対して報告を行なうべき運行遅れ確認
地点での計画に対する遅れ時間の基準値である。この値
は荷物の種類や配達先の店の種類により変動するため、
入力値は自由に設定することが可能になっており、例え
ば利用者毎に異なった基準値を設定することが出来る。
また、上記の運行指示設定記憶部2の記憶内容を固定局
30(基地局)から送信したデータによって設定するこ
とも出来る(詳細後述)。
【0024】計算判断部3は、図2のフローチャートに
示すごとき演算を行い、その結果を通信部4を介して固
定局30へ送る。
示すごとき演算を行い、その結果を通信部4を介して固
定局30へ送る。
【0025】以下、図2に基づいて上記の演算内容を説
明する。移動局20では、走行開始と共に、図2のフロ
ーチャートに示したような運行遅れ時間報告判断フロー
が稼動する。なお、前記の予め決められた目的地と目
的地予定到着時刻を含む運行計画は図示しない別ルーチ
ンで記憶されており、常に表示されるようになってい
る。
明する。移動局20では、走行開始と共に、図2のフロ
ーチャートに示したような運行遅れ時間報告判断フロー
が稼動する。なお、前記の予め決められた目的地と目
的地予定到着時刻を含む運行計画は図示しない別ルーチ
ンで記憶されており、常に表示されるようになってい
る。
【0026】まず、ステップS101では、移動局20
の位置測定部1により自車の現在位置を測定する。測定
はGPSを用いる。次に、ステップS102では、車両
の現在位置が運行遅れ確認地点(運行指示設定記憶部2
に記憶)の範囲内に含まれるか否かの判断を行なう。範
囲に含まれない場合にはステップS101へ戻り、自車
位置測定を継続する。運行遅れ確認地点の範囲内の場合
には、ステップS103へ行き、運行指示設定記憶部2
に記憶された運行遅れ確認地点到着予定時刻と現時点と
の差を計算する。次に、ステップS104では、報告条
件に合致するか否かの判断を行なう。すなわち、実際の
遅れ時間が運行指示設定記憶部2に記憶されている運行
遅れ報告基準値以上か否かの判断を行なう。報告が必要
でない(遅れ時間が基準値未満)と判断された場合に
は、再びステップS101へ戻る。
の位置測定部1により自車の現在位置を測定する。測定
はGPSを用いる。次に、ステップS102では、車両
の現在位置が運行遅れ確認地点(運行指示設定記憶部2
に記憶)の範囲内に含まれるか否かの判断を行なう。範
囲に含まれない場合にはステップS101へ戻り、自車
位置測定を継続する。運行遅れ確認地点の範囲内の場合
には、ステップS103へ行き、運行指示設定記憶部2
に記憶された運行遅れ確認地点到着予定時刻と現時点と
の差を計算する。次に、ステップS104では、報告条
件に合致するか否かの判断を行なう。すなわち、実際の
遅れ時間が運行指示設定記憶部2に記憶されている運行
遅れ報告基準値以上か否かの判断を行なう。報告が必要
でない(遅れ時間が基準値未満)と判断された場合に
は、再びステップS101へ戻る。
【0027】報告が必要(遅れ時間が基準値以上)との
判断がなされた場合には、ステップS105で、通信部
4を用いて固定局30へ運行遅れ情報の報告を行なう。
報告項目は自車両の現在時刻、現在位置、予定到着時刻
に対する遅れ時間である。報告終了と同時に図2に示し
た運行遅れ時間報告判断フローは一旦中断となり、次の
運行遅れ確認地点への到着を待つ。
判断がなされた場合には、ステップS105で、通信部
4を用いて固定局30へ運行遅れ情報の報告を行なう。
報告項目は自車両の現在時刻、現在位置、予定到着時刻
に対する遅れ時間である。報告終了と同時に図2に示し
た運行遅れ時間報告判断フローは一旦中断となり、次の
運行遅れ確認地点への到着を待つ。
【0028】一方、固定局30では、通信部7により移
動局20からの運行遅れ情報の報告を受信した後、表示
部6を用いて結果を表示する。表示の方法は、後記図1
0に示すような地図による車両位置表示、文字による遅
れ状況表示、および音声、警告音といった音による方法
などがある。
動局20からの運行遅れ情報の報告を受信した後、表示
部6を用いて結果を表示する。表示の方法は、後記図1
0に示すような地図による車両位置表示、文字による遅
れ状況表示、および音声、警告音といった音による方法
などがある。
【0029】上記のように、本実施の形態によれば、移
動局20から固定局30への運行遅れ情報の報告は、事
前に設走した条件に基づいて報告が必要な場合、すなわ
ち予め定められた運行遅れ確認地点の範囲内に自車両が
到達した時点が、予め定められた基準値以上遅れていた
場合にのみ報告が行われる。そのために不要な通信は行
なわれない。車両の運行管理装置の運用において、通信
コストの削減は重要課題となっているが、本発明による
装置は車両の運行管理装置として必要十分な機能を備え
た上で、通信回数を必要最小限に抑えることが出来るの
で、安価な運用が可能である。また、運行遅れの判断を
自動的に行ない、かつ通信部を用いて自動的に報告が行
なわれるため、車両内において運転者が運行遅れの判断
を行なったり、送信操作を行なうといった煩わしさがな
いので、運転者の負担を大幅に軽減することができ、安
全対策上にも効果がある。
動局20から固定局30への運行遅れ情報の報告は、事
前に設走した条件に基づいて報告が必要な場合、すなわ
ち予め定められた運行遅れ確認地点の範囲内に自車両が
到達した時点が、予め定められた基準値以上遅れていた
場合にのみ報告が行われる。そのために不要な通信は行
なわれない。車両の運行管理装置の運用において、通信
コストの削減は重要課題となっているが、本発明による
装置は車両の運行管理装置として必要十分な機能を備え
た上で、通信回数を必要最小限に抑えることが出来るの
で、安価な運用が可能である。また、運行遅れの判断を
自動的に行ない、かつ通信部を用いて自動的に報告が行
なわれるため、車両内において運転者が運行遅れの判断
を行なったり、送信操作を行なうといった煩わしさがな
いので、運転者の負担を大幅に軽減することができ、安
全対策上にも効果がある。
【0030】次に、固定局30におけるデータ入力部8
の詳細について説明する。この例は移動局20における
運行指示の設定を、固定局30からのデータ伝送によっ
て行なうものである。図3は固定局30(例えば基地
局)の詳細構成を示すブロック図である。図3におい
て、データ入力部8は地図データ記憶部9、運行遅れ確
認地点設定部10および遅れ報告基準値設定部11から
構成されている。その他、12は演算処理装置、13は
メモリであり、図1と同符号は同じものを示す。
の詳細について説明する。この例は移動局20における
運行指示の設定を、固定局30からのデータ伝送によっ
て行なうものである。図3は固定局30(例えば基地
局)の詳細構成を示すブロック図である。図3におい
て、データ入力部8は地図データ記憶部9、運行遅れ確
認地点設定部10および遅れ報告基準値設定部11から
構成されている。その他、12は演算処理装置、13は
メモリであり、図1と同符号は同じものを示す。
【0031】データ入力部8の運行遅れ確認地点設定部
10では、予め決められた目的地、運行経路、目的地予
定到着時刻を含む運行計画と、実績と運行計画との差を
確認するための運行遅れ確認地点、および運行遅れ確認
地点の通過予定時刻、の入力を行なう。確認地点の設定
方法は、地図データ記憶部9から呼び出された地図デー
タ上で、運行計画における運行経路上から設定する方
法、もしくは出発地からの走行距離または目的地までの
残り距離を与えることにより確認地点を設定する方法が
ある。両者とも設定した地点を中心とした例えば半径1
00m程度の範囲内を確認地点として決定する。また、
遅れ報告基準値設定部11では固定局30に対して報告
を行なうべき、運行遅れ確認地点での計画に対する遅れ
時間の基準値を設定する。
10では、予め決められた目的地、運行経路、目的地予
定到着時刻を含む運行計画と、実績と運行計画との差を
確認するための運行遅れ確認地点、および運行遅れ確認
地点の通過予定時刻、の入力を行なう。確認地点の設定
方法は、地図データ記憶部9から呼び出された地図デー
タ上で、運行計画における運行経路上から設定する方
法、もしくは出発地からの走行距離または目的地までの
残り距離を与えることにより確認地点を設定する方法が
ある。両者とも設定した地点を中心とした例えば半径1
00m程度の範囲内を確認地点として決定する。また、
遅れ報告基準値設定部11では固定局30に対して報告
を行なうべき、運行遅れ確認地点での計画に対する遅れ
時間の基準値を設定する。
【0032】上記のようにして運行遅れ確認地点設定部
10および運行遅れ報告基準値設定部11で設定された
条件を、運行計画のデータと共に通信部7を用いて移動
局20へ送信する。送信された運行計画データ、運行遅
れ確認地点データ、運行遅れ報告基準値データは移動局
20の通信部4で受信され、運行指示設定記憶部2に各
々格納される。
10および運行遅れ報告基準値設定部11で設定された
条件を、運行計画のデータと共に通信部7を用いて移動
局20へ送信する。送信された運行計画データ、運行遅
れ確認地点データ、運行遅れ報告基準値データは移動局
20の通信部4で受信され、運行指示設定記憶部2に各
々格納される。
【0033】また、固定局30にて作成した上記運行計
画等データを移動局20の運行指示設定記憶部2へ入力
する方法としては、上記のように通信部を経由する方法
の他に、固定局30でメモリカードなどの記録媒体に記
憶し、移動局20の車両運行指示設定記憶部2にメモリ
カード等を装着して格納する方法や、直接ケーブルを用
いて固定局30から移動局20へデータを伝送する方法
などを用いることが出来る。しかし、上記のように構成
すれば、設定データの伝送が通信部を用いて行なわれる
ため、車両内において運転者が目的地等の設定を行なう
といった煩わしさがない。特に毎日運行経路が変わるよ
うな巡回配送業務用の車両においては、運転者に対する
負荷低減効果が大きい。通常、運行計画の立案は固定局
にて行なうものであり、運行計画立案から車両に対する
運行指示までを一括して固定局にて行なうことで、業務
の集中による効率向上が可能となる。また、固定局の場
合には地図画面を用いた地点設定が可能となるため、設
定が容易に行えると同時に設定間違えの発生頻度を大幅
に削減できる。
画等データを移動局20の運行指示設定記憶部2へ入力
する方法としては、上記のように通信部を経由する方法
の他に、固定局30でメモリカードなどの記録媒体に記
憶し、移動局20の車両運行指示設定記憶部2にメモリ
カード等を装着して格納する方法や、直接ケーブルを用
いて固定局30から移動局20へデータを伝送する方法
などを用いることが出来る。しかし、上記のように構成
すれば、設定データの伝送が通信部を用いて行なわれる
ため、車両内において運転者が目的地等の設定を行なう
といった煩わしさがない。特に毎日運行経路が変わるよ
うな巡回配送業務用の車両においては、運転者に対する
負荷低減効果が大きい。通常、運行計画の立案は固定局
にて行なうものであり、運行計画立案から車両に対する
運行指示までを一括して固定局にて行なうことで、業務
の集中による効率向上が可能となる。また、固定局の場
合には地図画面を用いた地点設定が可能となるため、設
定が容易に行えると同時に設定間違えの発生頻度を大幅
に削減できる。
【0034】なお、上記の説明では、固定局30から移
動局20へ送るデータが運行計画データ、運行遅れ確認
地点データ、運行遅れ報告基準値データである場合を例
示したが、後記第2〜第5の実施の形態においても運行
指示設定記憶部2に設定記憶すべきデータを通信部を経
由した指示によって固定局30から設定するように構成
することが出来る。
動局20へ送るデータが運行計画データ、運行遅れ確認
地点データ、運行遅れ報告基準値データである場合を例
示したが、後記第2〜第5の実施の形態においても運行
指示設定記憶部2に設定記憶すべきデータを通信部を経
由した指示によって固定局30から設定するように構成
することが出来る。
【0035】次に、移動局20の計算判断部3における
演算処理の第2の実施の形態について説明する。これは
運行遅れ情報の報告の精度を高めるため、走行中に常に
運行遅れの判断を行なうロジックを組み込んだものであ
る。
演算処理の第2の実施の形態について説明する。これは
運行遅れ情報の報告の精度を高めるため、走行中に常に
運行遅れの判断を行なうロジックを組み込んだものであ
る。
【0036】この場合には、移動局20の運行指示設定
記憶部2に、車両の現在位置に対する到着予定時刻を記
憶したテーブルを備える。これにより固定局30から運
行遅れ確認地点の指示とその地点への到着予定時刻を与
えなくとも、車両内では常に遅れ時間の計算が可能とな
り、運行遅れが発生した場合には随時、固定局30への
報告が可能となる。
記憶部2に、車両の現在位置に対する到着予定時刻を記
憶したテーブルを備える。これにより固定局30から運
行遅れ確認地点の指示とその地点への到着予定時刻を与
えなくとも、車両内では常に遅れ時間の計算が可能とな
り、運行遅れが発生した場合には随時、固定局30への
報告が可能となる。
【0037】図4は、この場合の計算判断部3における
演算処理を示すフローチャートであり、自車の現在位置
測定から固定局への報告までの処理内容を示す。また、
図5は、運行計画時の平均走行速度に対応した計画グラ
フと実際に途中まで運行した結果を示す実運行グラフ
と、それを延長した予測グラフとを示した図であり、縦
軸は走行距離、横軸は時間である。
演算処理を示すフローチャートであり、自車の現在位置
測定から固定局への報告までの処理内容を示す。また、
図5は、運行計画時の平均走行速度に対応した計画グラ
フと実際に途中まで運行した結果を示す実運行グラフ
と、それを延長した予測グラフとを示した図であり、縦
軸は走行距離、横軸は時間である。
【0038】図4において、まずステップS111で
は、位置測定部1によって自車の現在位置の測定を行な
う。測定には前記と同様にGPSシステムを利用する。
次に、ステップS112では、ステップS111で計測
した現在位置に対する到着予定時刻の計算を行なう。到
着予定時刻の計算は図5に示すように、出発位置から現
在位置までの累計走行距離と運行計画時の平均走行速度
を用いて行なう。すなわち、図5において、運行計画時
の平均走行速度に対応した計画グラフ上で、縦軸の現在
位置に相当する横軸の時間を求めれば、到着予定時刻が
求められる。
は、位置測定部1によって自車の現在位置の測定を行な
う。測定には前記と同様にGPSシステムを利用する。
次に、ステップS112では、ステップS111で計測
した現在位置に対する到着予定時刻の計算を行なう。到
着予定時刻の計算は図5に示すように、出発位置から現
在位置までの累計走行距離と運行計画時の平均走行速度
を用いて行なう。すなわち、図5において、運行計画時
の平均走行速度に対応した計画グラフ上で、縦軸の現在
位置に相当する横軸の時間を求めれば、到着予定時刻が
求められる。
【0039】次に、ステップS113では、現時点にお
ける遅れ時間の算出を行なう。これは図5に示すよう
に、ステップS112で算出した現在位置の到着予定時
刻と実際の現在時刻との差が遅れ時間となる。次に、ス
テップS114では、報告条件に該当するか否かの判断
を行なう。これはステップS113で算出した遅れ時間
が予め定められている運行遅れ時間報告基準値の値を超
えているか否かによって判断する。すなわち、遅れ時間
が基準の遅れ時間以上の場合にはステップS115で通
信部4を介して固定局30(例えば基地局)への報告を
行なう。報告項目は現在位置、時刻、現時点での運行遅
れ時間である。ステップS114で遅れ時間が基準の遅
れ時間未満の場合は、ステップS111へ戻って計算・
判断を継続する。ステップS115で運行遅れ情報の報
告が行なわれると、この判断のフローは終了するが、第
2の実施の形態においては常時運行遅れを監視すること
特徴としており、必要に応じて到着予定時刻を変更(例
えば上記の遅れ時間を考慮して新しい到着予定時刻を設
定する)した後、判断フローを再開して運行遅れ確認を
継続することが可能である。
ける遅れ時間の算出を行なう。これは図5に示すよう
に、ステップS112で算出した現在位置の到着予定時
刻と実際の現在時刻との差が遅れ時間となる。次に、ス
テップS114では、報告条件に該当するか否かの判断
を行なう。これはステップS113で算出した遅れ時間
が予め定められている運行遅れ時間報告基準値の値を超
えているか否かによって判断する。すなわち、遅れ時間
が基準の遅れ時間以上の場合にはステップS115で通
信部4を介して固定局30(例えば基地局)への報告を
行なう。報告項目は現在位置、時刻、現時点での運行遅
れ時間である。ステップS114で遅れ時間が基準の遅
れ時間未満の場合は、ステップS111へ戻って計算・
判断を継続する。ステップS115で運行遅れ情報の報
告が行なわれると、この判断のフローは終了するが、第
2の実施の形態においては常時運行遅れを監視すること
特徴としており、必要に応じて到着予定時刻を変更(例
えば上記の遅れ時間を考慮して新しい到着予定時刻を設
定する)した後、判断フローを再開して運行遅れ確認を
継続することが可能である。
【0040】上記のように、図4の演算処理において
は、予め定められた運行遅れ確認地点に限られることな
く、車両において常時運行遅れ時間を監視し、運行遅れ
が基準時間を越えた場合には、固定局30へより迅速な
報告が可能となる。
は、予め定められた運行遅れ確認地点に限られることな
く、車両において常時運行遅れ時間を監視し、運行遅れ
が基準時間を越えた場合には、固定局30へより迅速な
報告が可能となる。
【0041】例えばコンビニエンスストア向けの配送業
務などにおいては、配送遅れが顧客の業務に多大な障害
を与える場合を考慮し、必要に応じて別便による臨時配
送を実施することがあるので、臨時配送の必要判断をで
きるだけ早く行なう必要がある。したがって上記図4の
ような演算処理を行なって常時遅れ時間を監視すること
が極めて有効である。また、本発明は常に運行遅れ時間
を監視することが可能であって、しかも固定局30と車
両間の通信は必要時以外は行なわない、という効率とコ
ストの両面において有効である。
務などにおいては、配送遅れが顧客の業務に多大な障害
を与える場合を考慮し、必要に応じて別便による臨時配
送を実施することがあるので、臨時配送の必要判断をで
きるだけ早く行なう必要がある。したがって上記図4の
ような演算処理を行なって常時遅れ時間を監視すること
が極めて有効である。また、本発明は常に運行遅れ時間
を監視することが可能であって、しかも固定局30と車
両間の通信は必要時以外は行なわない、という効率とコ
ストの両面において有効である。
【0042】次に、移動局20の計算判断部3における
演算処理の第3の実施の形態について説明する。これは
運行遅れ情報の報告の精度を高めるため、目的地到着時
刻の予測を行なうロジックを組み込んだものである。こ
れにより固定局30から運行遅れ確認地点指示および確
認地点への予測到着時刻を与えなくとも、車両内で常に
遅れ時間の計算が可能となり、事前に設定する基準を超
えるような運行遅れが発生した場合には随時、固定局3
0への報告を行なうことが出来る。
演算処理の第3の実施の形態について説明する。これは
運行遅れ情報の報告の精度を高めるため、目的地到着時
刻の予測を行なうロジックを組み込んだものである。こ
れにより固定局30から運行遅れ確認地点指示および確
認地点への予測到着時刻を与えなくとも、車両内で常に
遅れ時間の計算が可能となり、事前に設定する基準を超
えるような運行遅れが発生した場合には随時、固定局3
0への報告を行なうことが出来る。
【0043】図6は第3の実施の形態における計算・判
断のフローチャートを示した図である。図6において、
まずステップS121では、位置測定部2により自車の
現在位置の測定を行なう。測定には前記と同様にGPS
システムを利用する。
断のフローチャートを示した図である。図6において、
まずステップS121では、位置測定部2により自車の
現在位置の測定を行なう。測定には前記と同様にGPS
システムを利用する。
【0044】次に、ステップS122では、目的地への
到着時刻の予測を行なう。到着時刻の予測は、走行距離
の累積を算出し、残り距離と平均走行速度から目的地ま
での残り所要時間を計算して求める。例えば前記図5に
おいて、実運行グラフを延長した予測グラフ上で、目的
地に相当する距離に対応した時間が目的地への到着予測
時刻となる。
到着時刻の予測を行なう。到着時刻の予測は、走行距離
の累積を算出し、残り距離と平均走行速度から目的地ま
での残り所要時間を計算して求める。例えば前記図5に
おいて、実運行グラフを延長した予測グラフ上で、目的
地に相当する距離に対応した時間が目的地への到着予測
時刻となる。
【0045】次に、ステップS123では、上記の到着
予測時刻と当初の到着予定時刻とを比較することによ
り、予想運行遅れ時間を算出する。次に、ステップS1
24では、上記運行状況が報告条件に該当するか否かの
判断を行なう。これはステップS123で算出した遅れ
時間が予め定められている運行遅れ時間報告基準値の値
を超えているか否かによって判断する。すなわち、遅れ
時間が基準値以上の場合にはステップS125で通信部
4を介して固定局30への報告を行なう。報告項目は現
在位置、時刻、目的地到着予測時刻、予想運行遅れ時間
である。
予測時刻と当初の到着予定時刻とを比較することによ
り、予想運行遅れ時間を算出する。次に、ステップS1
24では、上記運行状況が報告条件に該当するか否かの
判断を行なう。これはステップS123で算出した遅れ
時間が予め定められている運行遅れ時間報告基準値の値
を超えているか否かによって判断する。すなわち、遅れ
時間が基準値以上の場合にはステップS125で通信部
4を介して固定局30への報告を行なう。報告項目は現
在位置、時刻、目的地到着予測時刻、予想運行遅れ時間
である。
【0046】ステップS124で遅れ時間が基準値未満
の場合は、ステップS121へ戻って計算・判断を継続
する。ステップS115で運行遅れ情報の報告が行なわ
れると、この判断のフローは終了するが、第3の実施の
形態においては常時運行遅れを監視すること特徴として
おり、必要に応じて到着予定時刻を変更(例えば上記の
遅れ時間を考慮して新しい到着予定時刻を設定する)し
た後、判断フローを再開して運行遅れ確認を継続するこ
とが可能である。
の場合は、ステップS121へ戻って計算・判断を継続
する。ステップS115で運行遅れ情報の報告が行なわ
れると、この判断のフローは終了するが、第3の実施の
形態においては常時運行遅れを監視すること特徴として
おり、必要に応じて到着予定時刻を変更(例えば上記の
遅れ時間を考慮して新しい到着予定時刻を設定する)し
た後、判断フローを再開して運行遅れ確認を継続するこ
とが可能である。
【0047】上記のように、第3の実施例においては、
前記第2の実施の形態と同様に常時運行遅れの確認を行
なうことができるため、運行遅れの発生時に迅速な対応
が可能になる。また目的地への到着時刻の予測を行な
い、その結果を併せて報告するため、取るべき対応の判
断がしやすいのと同時に、顧客に対する情報提供がより
精度の高いものとなる。
前記第2の実施の形態と同様に常時運行遅れの確認を行
なうことができるため、運行遅れの発生時に迅速な対応
が可能になる。また目的地への到着時刻の予測を行な
い、その結果を併せて報告するため、取るべき対応の判
断がしやすいのと同時に、顧客に対する情報提供がより
精度の高いものとなる。
【0048】また、到着時刻の予測方法としては、例え
ば、ATIS(Advanced TrafficInformation Servic
e)株式会社などのリアルタイム交通情報を情報収集部
により収集し、その結果を適用することも可能であり、
これによって、より精度の高い運行遅れ情報の報告が可
能となる。例えば現時点で遅れが発生しているような場
合でも、これから先の道路の混雑状況によっては遅れが
解消される可能性もあるので、そのような情報を判断材
料に加味することによって不必要な運行遅れ情報の報告
を回避することも出来る。
ば、ATIS(Advanced TrafficInformation Servic
e)株式会社などのリアルタイム交通情報を情報収集部
により収集し、その結果を適用することも可能であり、
これによって、より精度の高い運行遅れ情報の報告が可
能となる。例えば現時点で遅れが発生しているような場
合でも、これから先の道路の混雑状況によっては遅れが
解消される可能性もあるので、そのような情報を判断材
料に加味することによって不必要な運行遅れ情報の報告
を回避することも出来る。
【0049】次に、移動局20の計算判断部3における
演算処理の第4の実施の形態について説明する。これは
運行遅れの報告時刻を予め設定しておき、移動局20に
てその時点における運行遅れ距離を算出し、報告基準値
に対する確認の後、必要に応じて固定局30への報告を
行なうものである。
演算処理の第4の実施の形態について説明する。これは
運行遅れの報告時刻を予め設定しておき、移動局20に
てその時点における運行遅れ距離を算出し、報告基準値
に対する確認の後、必要に応じて固定局30への報告を
行なうものである。
【0050】図7は、この場合の計算判断部3における
演算処理を示すフローチャートである。また、図8は、
この実施の形態における運行計画時の平均走行速度に対
応した計画グラフと実際に途中まで運行した結果を示す
実運行グラフと、それを延長した予測グラフとを示した
図であり、縦軸は走行距離、横軸は時間である。
演算処理を示すフローチャートである。また、図8は、
この実施の形態における運行計画時の平均走行速度に対
応した計画グラフと実際に途中まで運行した結果を示す
実運行グラフと、それを延長した予測グラフとを示した
図であり、縦軸は走行距離、横軸は時間である。
【0051】図7において、まず、ステップS131で
は、位置測定部1によって自車の現在位置の測定を行な
う。この測定は前記と同様にGPSを用いる。また、現
在位置の測定と共に現在時刻の確認を行なう。
は、位置測定部1によって自車の現在位置の測定を行な
う。この測定は前記と同様にGPSを用いる。また、現
在位置の測定と共に現在時刻の確認を行なう。
【0052】次に、ステップS132では、現在時刻が
予め定められた報告時刻を過ぎているか否かの判断を行
ない、過ぎていない場合にはステップS131へ戻って
現在位置の測定を継続する。ステップS132の判断に
おいて、報告時刻を過ぎている場合には、ステップS1
33へ行き、現時点での走行累積距離を計算し、固定局
30から与えられた予定走行距離との差から遅れ距離を
算出する。この遅れ距離の算出は、例えば図8におい
て、現在時刻に対応する計画グラフと実運行グラフとの
距離(縦軸)の差として求めることが出来る。
予め定められた報告時刻を過ぎているか否かの判断を行
ない、過ぎていない場合にはステップS131へ戻って
現在位置の測定を継続する。ステップS132の判断に
おいて、報告時刻を過ぎている場合には、ステップS1
33へ行き、現時点での走行累積距離を計算し、固定局
30から与えられた予定走行距離との差から遅れ距離を
算出する。この遅れ距離の算出は、例えば図8におい
て、現在時刻に対応する計画グラフと実運行グラフとの
距離(縦軸)の差として求めることが出来る。
【0053】なお、例えばトンネル内を走行している場
合のように、GPS信号が正常に取得されない場合に
は、ステップS131における現在位置の正確な計測が
出来ないので、ステップS133における遅れ距離の演
算は行なわない。そしてGPS信号が正常に取得できる
状態になってから、報告時刻からの遅れ分を考慮して予
定走行距離の補正を行い、補正後のデータを用いて遅れ
距離の計算を行なう。例えば図8において、現在時刻の
値が報告時刻よりも遅れてグラフの右方向に移動するこ
とになるので、その分をグラフ上で補正して報告時刻の
時点における遅れ距離を算出すればよい。或いは報告時
刻が過ぎてからGPS信号が正常に取得できる状態にな
ったときに、その時点における遅れ距離を報告するよう
に構成することも出来る。上記のように構成することに
より、報告時刻を予め指定した場合において、その報告
時刻のときにトンネル内を走行しているというように現
在位置データの取得が不可能な場合であっても、報告時
刻を過ぎても正常なデータが取得できるまでフローを継
続することが出来る。
合のように、GPS信号が正常に取得されない場合に
は、ステップS131における現在位置の正確な計測が
出来ないので、ステップS133における遅れ距離の演
算は行なわない。そしてGPS信号が正常に取得できる
状態になってから、報告時刻からの遅れ分を考慮して予
定走行距離の補正を行い、補正後のデータを用いて遅れ
距離の計算を行なう。例えば図8において、現在時刻の
値が報告時刻よりも遅れてグラフの右方向に移動するこ
とになるので、その分をグラフ上で補正して報告時刻の
時点における遅れ距離を算出すればよい。或いは報告時
刻が過ぎてからGPS信号が正常に取得できる状態にな
ったときに、その時点における遅れ距離を報告するよう
に構成することも出来る。上記のように構成することに
より、報告時刻を予め指定した場合において、その報告
時刻のときにトンネル内を走行しているというように現
在位置データの取得が不可能な場合であっても、報告時
刻を過ぎても正常なデータが取得できるまでフローを継
続することが出来る。
【0054】次に、ステップS134では、上記運行状
況が報告条件に該当するか否かの判断を行なう。これは
ステップS133で算出した遅れ距離が予め定められて
いる運行遅れ距離報告基準値を超えているか否かによっ
て判断する。すなわち、遅れ距離が基準の遅れ距離以上
の場合にはステップS135で通信部4を介して固定局
30への報告を行なう。報告項目は現在時刻、現在位
置、走行累積距離、遅れ距離である。また第3の実施の
形態と同様に運行遅れ時間を計算して報告項目に追加す
ることも可能である。
況が報告条件に該当するか否かの判断を行なう。これは
ステップS133で算出した遅れ距離が予め定められて
いる運行遅れ距離報告基準値を超えているか否かによっ
て判断する。すなわち、遅れ距離が基準の遅れ距離以上
の場合にはステップS135で通信部4を介して固定局
30への報告を行なう。報告項目は現在時刻、現在位
置、走行累積距離、遅れ距離である。また第3の実施の
形態と同様に運行遅れ時間を計算して報告項目に追加す
ることも可能である。
【0055】ステップS134で遅れ距離が基準の遅れ
距離未満の場合は、ステップS131へ戻って計算・判
断を継続する。コンビニエンスストアヘの配送業務など
では、一般的に納入時間指定がなされている場合がほと
んどである。時間指定の遵守義務は非常に厳しく、万が
一配送遅れが見込まれる場合には配送予定時刻以前に顧
客への報告が求められるか、もしくは義務づけられてい
る場合が多い。その場合、第4の実施の形態において、
報告時刻を目的地到着予定時刻の一定時間前に設定して
おけば、その時点で運行状況を確認することが出来るの
で、上記のルールの遂行を確実にすることが出来る。
距離未満の場合は、ステップS131へ戻って計算・判
断を継続する。コンビニエンスストアヘの配送業務など
では、一般的に納入時間指定がなされている場合がほと
んどである。時間指定の遵守義務は非常に厳しく、万が
一配送遅れが見込まれる場合には配送予定時刻以前に顧
客への報告が求められるか、もしくは義務づけられてい
る場合が多い。その場合、第4の実施の形態において、
報告時刻を目的地到着予定時刻の一定時間前に設定して
おけば、その時点で運行状況を確認することが出来るの
で、上記のルールの遂行を確実にすることが出来る。
【0056】次に、第5の実施の形態について説明す
る。これは複数の目的地を経由する巡回運行の際に運行
遅れが発生した場合に、遅れ地点以降の経由地の到着予
定時刻を固定局30にて順次変更し、通信部7を用いて
移動局20への設定変更と利用者への報告を行なうもの
である。具体的には、前記第1〜第4の実施の形態で説
明した移動局20からの運行遅れ情報の報告に基づき、
固定局30において到着予定時刻の変更を行い、その結
果を利用者に報告すると共に、通信部7を用いて移動局
20に通知するものである。移動局20における予定時
刻変更後の運行遅れ確認は、変更後の予定時刻を用いて
行なう。なお、演算のフローチャートは図示を省略して
いる。
る。これは複数の目的地を経由する巡回運行の際に運行
遅れが発生した場合に、遅れ地点以降の経由地の到着予
定時刻を固定局30にて順次変更し、通信部7を用いて
移動局20への設定変更と利用者への報告を行なうもの
である。具体的には、前記第1〜第4の実施の形態で説
明した移動局20からの運行遅れ情報の報告に基づき、
固定局30において到着予定時刻の変更を行い、その結
果を利用者に報告すると共に、通信部7を用いて移動局
20に通知するものである。移動局20における予定時
刻変更後の運行遅れ確認は、変更後の予定時刻を用いて
行なう。なお、演算のフローチャートは図示を省略して
いる。
【0057】運行遅れが発生した場合の利用者に対する
対処方法として、到着予定時刻に対する遅れ時間を報告
する場合と、遅れ時間の程度によって新たな到着予定時
刻の推定を行なった上で必要に応じて運行ルートの変更
や別車両による配送を行なう場合がある。特にコンビニ
エンスストア等の配送においては弁当配送のように納入
時間帯が厳しく制限されている場合があるため、運行遅
れが発生する可能性がある場合は、運行遅れの発生を報
告すると共に新たな到着予定時刻を報告する必要がある
が、本実施の形態によって利用者に対する確実な報告が
可能となる。
対処方法として、到着予定時刻に対する遅れ時間を報告
する場合と、遅れ時間の程度によって新たな到着予定時
刻の推定を行なった上で必要に応じて運行ルートの変更
や別車両による配送を行なう場合がある。特にコンビニ
エンスストア等の配送においては弁当配送のように納入
時間帯が厳しく制限されている場合があるため、運行遅
れが発生する可能性がある場合は、運行遅れの発生を報
告すると共に新たな到着予定時刻を報告する必要がある
が、本実施の形態によって利用者に対する確実な報告が
可能となる。
【0058】次に、表示装置によって利用者に対して運
行状況を提示する方法について説明する。図9は運行状
況を表示する表示装置の一実施の形態を示す図であり、
(a)は屋外表示装置全体の構成を示すブロック図、
(b)は点灯表示器の一例図、(c)は文字表示器の一
例図である。
行状況を提示する方法について説明する。図9は運行状
況を表示する表示装置の一実施の形態を示す図であり、
(a)は屋外表示装置全体の構成を示すブロック図、
(b)は点灯表示器の一例図、(c)は文字表示器の一
例図である。
【0059】図9(a)に示すごとく、屋外表示装置1
7は点灯表示器14、文字表示器15および通信部16
から構成され、移動局20または固定局(基地局)30
からの車両運行情報を通信部16を介して受信し、その
結果を点灯表示器14や文字表示器15を用いて表示す
る。例えば、送迎バス停留所のような屋外に設置する表
示装置(固定局)においては、(b)に示すような点灯
表示器14を用いることが出来る。これは現状の運行状
況を(A)遅れ無し、(B)遅れ発生、(C)遅れ発生
に伴う予定時刻変更、の3種類に分類し、A、B、Cの
3種のランプの何れかを点灯させることによって運行状
況を提示する。A、B、Cの3種のランプは例えば色を
変えてもよい。また、(c)に示すような文字表示器を
用いて詳細内容(遅れ時間や到着予定時間等)を文字で
表示することも出来る。また、(b)と(c)の両方を
用いることも出来る。
7は点灯表示器14、文字表示器15および通信部16
から構成され、移動局20または固定局(基地局)30
からの車両運行情報を通信部16を介して受信し、その
結果を点灯表示器14や文字表示器15を用いて表示す
る。例えば、送迎バス停留所のような屋外に設置する表
示装置(固定局)においては、(b)に示すような点灯
表示器14を用いることが出来る。これは現状の運行状
況を(A)遅れ無し、(B)遅れ発生、(C)遅れ発生
に伴う予定時刻変更、の3種類に分類し、A、B、Cの
3種のランプの何れかを点灯させることによって運行状
況を提示する。A、B、Cの3種のランプは例えば色を
変えてもよい。また、(c)に示すような文字表示器を
用いて詳細内容(遅れ時間や到着予定時間等)を文字で
表示することも出来る。また、(b)と(c)の両方を
用いることも出来る。
【0060】また、コンビニエンスストア等の配送顧客
や、幼稚園バス等の利用家庭に対しては、インターネッ
ト回線等の通信部を用いて屋内表示装置(図示省略:図
1の固定局30に相当)に対して運行遅れ情報を伝送
し、利用者は屋内表示装置の表示部(例えば図1の6)
上で遅れ状況等の運行状況を確認する。屋内の表示装置
としてパーソナルコンピュータを用いる場合にはより多
くの情報提供が可能となる。図10は屋内におけるパー
ソナルコンピュータ画面上での表示イメージを示した図
である。利用者に提供する情報として、車両現在位置の
地図表示、到着予定時刻に対する現状での遅れ時間、お
よび新たに設定した到着予定時刻などがある。また屋内
表示装置に警報装置を設け、異常発生時(例えば事故や
交通遮断等)には音声により異常を伝えることが可能で
ある。
や、幼稚園バス等の利用家庭に対しては、インターネッ
ト回線等の通信部を用いて屋内表示装置(図示省略:図
1の固定局30に相当)に対して運行遅れ情報を伝送
し、利用者は屋内表示装置の表示部(例えば図1の6)
上で遅れ状況等の運行状況を確認する。屋内の表示装置
としてパーソナルコンピュータを用いる場合にはより多
くの情報提供が可能となる。図10は屋内におけるパー
ソナルコンピュータ画面上での表示イメージを示した図
である。利用者に提供する情報として、車両現在位置の
地図表示、到着予定時刻に対する現状での遅れ時間、お
よび新たに設定した到着予定時刻などがある。また屋内
表示装置に警報装置を設け、異常発生時(例えば事故や
交通遮断等)には音声により異常を伝えることが可能で
ある。
【0061】なお、表示部の表示内容として、通常時は
車両の現在位置情報を事前の運行計画に基づいて表示
し、運行遅れの報告があったときにのみ運行遅れ情報に
基づいた表示を行なうように構成すれば、運行遅れが発
生したことを分かりやすく表示することが出来る。
車両の現在位置情報を事前の運行計画に基づいて表示
し、運行遅れの報告があったときにのみ運行遅れ情報に
基づいた表示を行なうように構成すれば、運行遅れが発
生したことを分かりやすく表示することが出来る。
【0062】上記のように、屋外において点灯表示器1
4や文字表示器15を用いて運行状況を表示することに
より、利用者はリアルタイムでの運行状況の確認が容易
になる。特に送迎バスなどのように運転間隔が開いてい
る運行形態の場合には、利用者のストレス回避に有用で
ある。そして移動局20または固定局30(基地局)か
ら屋外表示装置17への報告は遅れが発生した場合にの
み行われるため、通信費等の維持費を低く抑えることが
可能である。また屋内表示装置による運行遅れ状況の表
示は、例えばコンビニエンスストア向けの輸送等におい
て、弁当などのように配達時間帯が限られている場合な
ど運行遅れ発生による別便の指示判断等が必要な場合に
有用である。また音声による異常発生の伝達により利用
者は即時に遅れ発生等の異常を知ることが可能であると
共に、常に表示装置の管理をする必要がなくなり、業務
効率向上につながる。
4や文字表示器15を用いて運行状況を表示することに
より、利用者はリアルタイムでの運行状況の確認が容易
になる。特に送迎バスなどのように運転間隔が開いてい
る運行形態の場合には、利用者のストレス回避に有用で
ある。そして移動局20または固定局30(基地局)か
ら屋外表示装置17への報告は遅れが発生した場合にの
み行われるため、通信費等の維持費を低く抑えることが
可能である。また屋内表示装置による運行遅れ状況の表
示は、例えばコンビニエンスストア向けの輸送等におい
て、弁当などのように配達時間帯が限られている場合な
ど運行遅れ発生による別便の指示判断等が必要な場合に
有用である。また音声による異常発生の伝達により利用
者は即時に遅れ発生等の異常を知ることが可能であると
共に、常に表示装置の管理をする必要がなくなり、業務
効率向上につながる。
【図1】本発明の一実施の形態における全体の概略構成
を示す図。
を示す図。
【図2】車両に搭載された移動局20の計算判断部3に
おける第1の実施の形態の演算内容を示すフローチャー
ト。
おける第1の実施の形態の演算内容を示すフローチャー
ト。
【図3】固定局30(例えば基地局)の詳細構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における計算判断部
3における演算処理を示すフローチャート。
3における演算処理を示すフローチャート。
【図5】運行計画時の平均走行速度に対応した計画グラ
フと、実際に途中まで運行した結果を示す実運行グラフ
と、それを延長した予測グラフとを示した図。
フと、実際に途中まで運行した結果を示す実運行グラフ
と、それを延長した予測グラフとを示した図。
【図6】本発明の第3の実施の形態における計算判断部
3における演算処理を示すフローチャート。
3における演算処理を示すフローチャート。
【図7】本発明の第4の実施の形態における計算判断部
3における演算処理を示すフローチャート。
3における演算処理を示すフローチャート。
【図8】運行計画時の平均走行速度に対応した計画グラ
フと、実際に途中まで運行下結果を示す実運行グラフ
と、それを延長した予測グラフとを示した図。
フと、実際に途中まで運行下結果を示す実運行グラフ
と、それを延長した予測グラフとを示した図。
【図9】運行状況を表示する表示装置の一実施の形態を
示す図であり、(a)は屋外表示装置全体の構成を示す
ブロック図、(b)は点灯表示器の一例図、(c)は文
字表示器の一例図。
示す図であり、(a)は屋外表示装置全体の構成を示す
ブロック図、(b)は点灯表示器の一例図、(c)は文
字表示器の一例図。
【図10】屋内におけるパーソナルコンピュータ画面上
での表示イメージを示した図。
での表示イメージを示した図。
1…位置測定部 2…運行指示設定
記憶部 3…計算判断部 4…通信部 6…表示部 7…通信部 8…データ入力部 9…地図データ記
憶部 10…運行遅れ地点確認設定部 11…運行遅れ報
告基準値設定部 12…演算処理装置 13…メモリ 14…点灯表示器 15…文字表示器 16…通信部 17…屋外表示装
置 20…移動局 30…固定局
記憶部 3…計算判断部 4…通信部 6…表示部 7…通信部 8…データ入力部 9…地図データ記
憶部 10…運行遅れ地点確認設定部 11…運行遅れ報
告基準値設定部 12…演算処理装置 13…メモリ 14…点灯表示器 15…文字表示器 16…通信部 17…屋外表示装
置 20…移動局 30…固定局
フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA01 AA15 BB15 EE01 FF01 FF05 FF13 FF17 FF22 FF25 FF32 5K067 AA41 BB12 EE02 EE10 FF02 FF05 FF23 HH22 HH23 JJ52 JJ56 KK15
Claims (10)
- 【請求項1】車両に搭載された移動局と地上の固定局と
の間で通信を行なって車両の運行を管理する車両運行管
理装置であって、 前記移動局は、自車の現在位置を検出する位置測定手段
と、予定された運行時刻からの遅れ時間を計測すべき運
行遅れ確認地点および運行遅れを固定局へ報告するか否
かの判断基準となる基準値を設定して記憶する運行指示
設定記憶手段と、前記位置測定手段で検出した現在位置
が前記運行遅れ確認地点に到達した際に前記遅れ時間を
算出し、その値を前記基準値と比較することにより前記
固定局への報告の要否を判断する計算判断手段と、前記
移動局と前記固定局間の通信を行なう通信手段とを備
え、 前記固定局は、前記移動局と前記固定局間の通信を行な
う通信手段と、前記移動局から受信した運行状況情報を
表示する表示手段と、を備え、 前記運行遅れ確認地点毎に遅れ時間を確認し、その値が
前記基準値以上になった場合に前記移動局から前記固定
局へ運行遅れ情報を報告するように構成したことを特徴
とする車両運行管理装置。 - 【請求項2】地上の固定局との間で通信を行なって運行
を管理される車両に搭載された移動局であって、 前記移動局は、自車の現在位置を検出する位置測定手段
と、予定された運行時刻からの遅れ時間を計測すべき運
行遅れ確認地点および運行遅れを固定局へ報告するか否
かの判断基準となる基準値を設定して記憶する運行指示
設定記憶手段と、前記位置測定手段で検出した現在位置
が前記運行遅れ確認地点に到達した際に前記遅れ時間を
算出し、その値を前記基準値と比較することにより前記
固定局への報告の要否を判断する計算判断手段と、前記
移動局と前記固定局間の通信を行なう通信手段とを備
え、 前記運行遅れ確認地点毎に遅れ時間を確認し、その値が
前記基準値以上になった場合に前記移動局から前記固定
局へ運行遅れ情報を報告するように構成したことを特徴
とする車両運行管理装置。 - 【請求項3】前記移動局は、自車の現在位置を検出する
位置測定手段と、車両の現在位置に対する予定到着時刻
を記憶したテーブルおよび運行遅れを固定局へ報告する
か否かの判断基準となる基準値を設定して記憶する運行
指示設定記憶手段と、任意の現在位置における前記テー
ブルに記憶した予定到着時刻に対する実際の時刻の遅れ
時間を算出し、その値と前記基準値とを比較することに
より前記固定局への報告の要否を判断する計算判断手段
と、前記移動局と前記固定局間の通信を行なう通信手段
とを備え、現在位置における予定到着時刻に対する遅れ
時間が所定の基準値以上になった際に前記固定局へ運行
遅れを情報を報告するように構成したことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の車両運行管理装置。 - 【請求項4】前記移動局は、自車の現在位置を検出する
位置測定手段と、運行の目的地までの予定到着時刻を記
憶したテーブルおよび運行遅れを固定局へ報告するか否
かの判断基準となる基準値を設定して記憶する運行指示
設定記憶手段と、任意の現在位置において前記テーブル
に記憶した目的地の予定到着時刻に対する遅れ時間を予
測し、その予測値と前記基準値とを比較することにより
前記固定局への報告の要否を判断する計算判断手段と、
前記移動局と前記固定局間の通信を行なう通信手段とを
備え、目的地への予定到着時刻に対する遅れ時間の予測
値が所定の基準値以上になった際に前記固定局へ運行遅
れ情報を報告するように構成したことを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の車両運行管理装置。 - 【請求項5】複数の目的地を経由する巡回運行の際に、
各目的地毎の予定到着時刻を記憶しており、各目的地毎
の遅れ時間の予測値を計算して判断および報告を行なう
ように構成したことを特徴とする請求項4に記載の車両
運行管理装置。 - 【請求項6】前記移動局は、自車の現在位置を検出する
位置測定手段と、車両の現在位置に対する予定到着時刻
を記憶したテーブルおよび運行遅れを固定局へ報告する
か否かの判断基準となる基準値を設定して記憶する運行
指示設定記憶手段と、予め設定された報告時刻毎に、そ
の時刻における現在位置と前記テーブルに記憶されてい
るその時刻に到達しているべき位置との差から遅れ距離
を算出し、その値と前記基準値とを比較することにより
前記固定局への報告の要否を判断する計算判断手段と、
前記移動局と前記固定局間の通信を行なう通信手段とを
備え、予め定められた報告時刻において到達しているべ
き位置に対する遅れ距離が所定の基準値以上になった際
に前記固定局へ運行遅れ情報を報告するように構成した
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両
運行管理装置。 - 【請求項7】複数の目的地を経由する巡回運行の際に、
前記固定局は、前記移動局からの報告に基づいて運行遅
れが発生したことを検知した場合に、遅れ地点以降の経
由地の予定到着時刻を順次変更する手段を備え、前記通
信手段を用いて前記移動局の予定到着時刻の設定変更と
利用者への報告を行なうことを特徴とする請求項1乃至
請求項6の何れかに記載の車両運行管理装置。 - 【請求項8】前記固定局は、地図データを記憶した地図
データ記憶手段と、前記地図データに基づいて前記運行
遅れ確認地点を設定する運行遅れ確認地点設定手段と、
前記基準値を設定する基準値設定手段と、それらのデー
タを移動局へ送信する通信手段と、を備え、前記固定局
からの通信によって前記移動局の前記運行遅れ確認地点
および前記基準値を設定することを特徴とする請求項1
に記載の車両運行管理装置。 - 【請求項9】前記固定局の表示手段は、通常時は車両の
現在位置情報を事前の運行計画に基づいて表示し、運行
遅れの報告があったときにのみ運行遅れ情報に基づいた
表示を行なうことを特徴とする請求項1に記載の車両運
行管理装置。 - 【請求項10】車両の運行状況を複数のランプの点灯も
しくは消灯によって表示する点灯表示手段と、詳細内容
を文字情報で表示する文字表示手段とを備えた屋外表示
手段によって車両の運行状況を屋外の利用者に提示する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載
の車両運行管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11153769A JP2000348292A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 車両運行管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11153769A JP2000348292A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 車両運行管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000348292A true JP2000348292A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15569745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11153769A Pending JP2000348292A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 車両運行管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000348292A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002245133A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-30 | Casio Comput Co Ltd | 運行管理装置、運行管理方法、及び運行管理処理プログラム |
JP2002286473A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 推奨経路計算方法 |
JP2003099894A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Techno Craft Co Ltd | 移動体情報管理装置 |
JP2003099893A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-04 | Av Planning Center:Kk | バス運行情報の処理方法及びバスロケーションシステム |
JP2003185463A (ja) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | Toshiba Corp | 航法支援装置、この航法支援装置を搭載する航空機、航法支援方法、および航法支援処理プログラム |
JP2006163957A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Hitachi Ltd | 遊技機における流通過程管理方法および流通過程管理システム |
JP2007172666A (ja) * | 2004-03-31 | 2007-07-05 | Kyocera Corp | 運行管理システムにおける車両 |
JP2008299529A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Isuzu Motors Ltd | 休憩終了報知システム |
JP2009003522A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Hitachi Information & Control Solutions Ltd | 配車運行管理装置 |
KR101284180B1 (ko) | 2011-07-20 | 2013-07-09 | 고려대학교 산학협력단 | 차량 관제 방법 및 장치와 차량용 단말 |
JP2015022638A (ja) * | 2013-07-22 | 2015-02-02 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 車載器 |
CN114387811A (zh) * | 2020-10-21 | 2022-04-22 | 丰田自动车株式会社 | 运行管理装置、系统、运行管理方法以及非临时计算机可读介质 |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP11153769A patent/JP2000348292A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2003099893A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-04 | Av Planning Center:Kk | バス運行情報の処理方法及びバスロケーションシステム |
JP2003099894A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Techno Craft Co Ltd | 移動体情報管理装置 |
JP2003185463A (ja) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | Toshiba Corp | 航法支援装置、この航法支援装置を搭載する航空機、航法支援方法、および航法支援処理プログラム |
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JP4606431B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2011-01-05 | 京セラ株式会社 | 車両 |
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KR101284180B1 (ko) | 2011-07-20 | 2013-07-09 | 고려대학교 산학협력단 | 차량 관제 방법 및 장치와 차량용 단말 |
JP2015022638A (ja) * | 2013-07-22 | 2015-02-02 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 車載器 |
CN114387811A (zh) * | 2020-10-21 | 2022-04-22 | 丰田自动车株式会社 | 运行管理装置、系统、运行管理方法以及非临时计算机可读介质 |
CN114387811B (zh) * | 2020-10-21 | 2024-03-29 | 丰田自动车株式会社 | 运行管理装置、系统、运行管理方法以及非临时计算机可读介质 |
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