JP4947143B2 - 送受信装置 - Google Patents
送受信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4947143B2 JP4947143B2 JP2009520153A JP2009520153A JP4947143B2 JP 4947143 B2 JP4947143 B2 JP 4947143B2 JP 2009520153 A JP2009520153 A JP 2009520153A JP 2009520153 A JP2009520153 A JP 2009520153A JP 4947143 B2 JP4947143 B2 JP 4947143B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- subcarrier
- bit rate
- reception apparatus
- transmission path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/0001—Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
- H04L1/0002—Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate
- H04L1/0003—Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate by switching between different modulation schemes
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/0001—Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
- H04L1/0015—Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the adaptation strategy
- H04L1/0019—Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the adaptation strategy in which mode-switching is based on a statistical approach
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L5/00—Arrangements affording multiple use of the transmission path
- H04L5/003—Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
- H04L5/0044—Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path allocation of payload
- H04L5/0046—Determination of how many bits are transmitted on different sub-channels
Description
本発明は、直交周波数分割多重(OFDM,OFDMA双方含む)等のマルチキャリア通信方式を用いる送受信装置に関する。本発明は、特に、ビットレートを最大化することに適している。
OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing)や OFDMA (Orthogonal Frequency Division Multiple Access) は、地上デジタルテレビ放送や、WiMAXにおいて既に採用され、第3.9/4世代携帯電話システムにおいても採用が計画されている通信方式である。OFDM(A)信号は多数のサブキャリアと多数のシンボルからなる帯域について、多数のユーザが外界の無線環境に応じて、適応的に変調方式を選択することが可能な通信方式である。非特許文献1や非特許文献2等によれば、本来離散値である変調方式のビット数を連続変数に置き換え、最適ビット割り当て問題を連続値凸最適化問題に拡張する。凸連続関数に関する最大化アルゴリズムは、例えば、非特許文献1、2に記述されている、「注水定理(Water-fillingアルゴリズム)」によって達成可能である。この方式によって、ビットレートの最大化を行う。
一般にレート関数が凸連続関数の場合は、「注水定理(Water-fillingアルゴリズム)」が適用できるが、得られた解を整数値にまるめることにより準最適解を得ているので、真の最適解を得ることができないという問題がある。なお、注水定理アルゴリズムとは、連続関数の最適値を求めるアルゴリズムである。離散値関数の場合は、一般的に「欲張り(Greedy)アルゴリズム」が適用可能であるが、その場合はMN通りの場合について計算しなければならない為、指数関数的に計算量が爆発的に増大し現実的ではないという問題が存在する。なお、欲張りアルゴリズムは、離散関数についての最適値を求めるアルゴリズムであるが、このように、計算量が非常に多く、実際の計算には実用的ではない。
電子情報通信学会論文誌 A Vol. J88-A No.3 pp.364-372、「マルチユーザOFDMシステムのビットレート最大化」、田瀬(NTT西日本)、大野(広島大学)、雛元(広島大学) IEEE Global Telecommunications Conference 2002 (Globecom ’02), Taipei, Taiwan, Nov. 2002. "An Efficient Waterfilling Algorithm for Multiple Access OFDM", Gehard Munz, Stephan Pfleschinger, Joachim Speidel
電子情報通信学会論文誌 A Vol. J88-A No.3 pp.364-372、「マルチユーザOFDMシステムのビットレート最大化」、田瀬(NTT西日本)、大野(広島大学)、雛元(広島大学) IEEE Global Telecommunications Conference 2002 (Globecom ’02), Taipei, Taiwan, Nov. 2002. "An Efficient Waterfilling Algorithm for Multiple Access OFDM", Gehard Munz, Stephan Pfleschinger, Joachim Speidel
本発明の課題は、OFDM(A)通信方式において、システムのビットレートを理論的に最大化するように、各帯域の設定ビットレートを配分することのできる送受信装置を提供することである。
本発明の送受信装置は、サブキャリアごとに送信電力と変調方式を設定可能な、複数のサブキャリアを用いた通信システムにおける送受信装置であって、受信した信号から伝送路特性を抽出する伝送路特性抽出手段と、伝送路特性に基づいて、離散的な送信電力値と送信ビットレートの関係を表す関数を最小化する離散関数の最小化アルゴリズムを用いて、全体のビットレートが最大になるように、各サブキャリアの送信電力値と送信ビットレートを決定する最大ビットレート決定手段と、該決定された送信電力値と、決定された送信ビットレートに対応する変調方式とを用いて、信号を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
(1.1) ビットレートの定式化
OFDM(A)通信方式ではデータをデータブロックに分け、ブロック毎に直交した複数のサブキャリアを用いて伝送を行う。本通信方式では、伝送路の状況に応じて変調方式を適応的かつ独立に変化させることができる。つまり、伝送路状態の良いサブキャリアに対しては、多くのビット、あるいは、小さいパワーを割り当て、伝送路状態の悪いサブキャリアに対しては、少ないビット、あるいは、大きいパワーを割り当てることにより、システム全体の性能を向上させることができる。
OFDM(A)通信方式ではデータをデータブロックに分け、ブロック毎に直交した複数のサブキャリアを用いて伝送を行う。本通信方式では、伝送路の状況に応じて変調方式を適応的かつ独立に変化させることができる。つまり、伝送路状態の良いサブキャリアに対しては、多くのビット、あるいは、小さいパワーを割り当て、伝送路状態の悪いサブキャリアに対しては、少ないビット、あるいは、大きいパワーを割り当てることにより、システム全体の性能を向上させることができる。
OFDM(A)のサブキャリア数をNとし、ひとつのOFDM(A)シンボルを考える。また、全ユーザ数をMとする。第n(0≦n≦N−1)サブキャリアの第m(1≦m≦M)ユーザに送信する信号をum、n、第mユーザの伝送路の周波数2πn/Nにおける周波数応答をHm、nとすると、第nサブキャリアにおける第mユーザの受信信号rm、nは次のように表される。
次に、第nサブキャリアにおける第mユーザへの信号パワーを
BPSK = 1ビット
QPSK = 2ビット
8-QAM = 3ビット
16-QAM = 4ビット
64-QAM = 5ビット
のように整数値をとる。そこで、レート関数は正の整数値のみをとる離散値関数であることを意識して、
fb(・)は増加関数であるから、式(2)より、
(1.3) 問題の定式化
fb(・)が上に凸な正の整数値のみをとる関数である場合、送信パワー条件:
本発明の実施形態では、制約条件(5)において、離散値レート関数(4)を離散値のままで直接に最大値を求めるアルゴリズムを使用する。それは、グラフネットワーク理論から発展した「マトロイド凸関数」を使って解くことが可能である。マトロイド凸関数を使った手法を以下に説明するが、以下の手法は次の書物に詳しく説明されている。
「離散凸解析」 室田一雄著 共立出版 2001年発行。
(2.1)準備のための各種定義
定理を述べる為に、いくつかの定義を行う。
D.1:Zは整数の集合、V≡{0、1、・・・、N−1}として、N次元整数値ベクトル:X=(X0、・・・、XN−1)∈ZNに対して、正の台、負の台を以下の様に定義する。
(2.1)準備のための各種定義
定理を述べる為に、いくつかの定義を行う。
D.1:Zは整数の集合、V≡{0、1、・・・、N−1}として、N次元整数値ベクトル:X=(X0、・・・、XN−1)∈ZNに対して、正の台、負の台を以下の様に定義する。
D.4:F:ZN→R∪{+∞}が、マトロイド凸関数であるとは、次の交換公理を満たす事と定義する。
<凸関数の交換公理>
任意のX、Y∈dom(F)と任意のu∈SUPP+(X−Y)(つまり、Xu>Yuとなるu)に対して、あるν∈SUPP−(X−Y)(つまり、Xν<Yνとなるν)が存在して、
D.5:整数格子点の集合:B⊆ZNがマトロイド凸集合であるとは、次の交換公理を満たす事と定義する。
<凸集合の交換公理>
任意のX、Y∈Bと任意のu∈SUPP+(X−Y)(つまり、Xu>Yuとなるu)に対して、あるν∈SUPP−(X−Y)(つまり、Xν<Yνとなるν)が存在して、
(2.2) 最小化定理(領域縮小法)
基本となるのは以下の定理である。
<マトロイド凸関数の最小化定理(領域縮小法)>
以下のS0〜S4は、本実施形態における、最大ビットレートの組み合わせを求めるアルゴリズムである。
F:ZN→R∪{+∞}を有界なマトロイド凸関数とする。
(S0):B=dom(F)とおく。
(S1):任意のX∈R(B)を選ぶ。(R(B)≠φが保障されている。)
(S2):F(X−χu+χν)を最小にする、0≦u、ν≦N−1、u≠νを満たすu、νを見出す。
(S3):もし、F(X)≦F(X−χu+χν)ならば終了(Xが最適解)
(S4): 新たなBとして、B∩{Y=(Y0、・・・、YN−1)∈ZN|Yu≦Xu−1、Yν≧Xν+1}とおき、(S1)に戻る。
dom(F)が有界であるとしているから、その大きさを
(2.3) 最小化定理の適用可能性の証明
以上で求められた結果がどのようにして、上で述べた最小化定理の条件を満たすかを説明する。
式(8)で述べた通り、任意のn(0≦n≦N−1)に対して、mn(1≦mn≦M)が決定するから、送信パワーpm、nを制約条件(10)の下で(9)を最大化することを考える。最適化を考える際は、送信パワーの刻み値を十分大きくとって、非負の整数値pm、n∈Z+≡{0、1、2、・・・}をとると考えても一般性を失わない。通常、送信パワーは連続値と考えられるが、実際には、送信パワーの制御において、送信パワーの増減の刻み値が存在する。したがって、送信パワーも離散的な値であると考えることが出来る。その場合、送信パワーの値を直接使うか、上記のように、整数値を用いるかは、レート関数内で、送信パワーの変数を定数倍する程度の違いしかないので、この定数倍の定数を適切に扱えば、いずれを用いても良い。
マトロイド凸関数F:ZN→R∪{+∞}を次のように定義する:
任意のX=(X0、・・・、XN−1)∈ZN、(Xn∈Z、0≦n≦N−1)に対して、
X=(X0、・・・、XN−1)=(pm0、0、・・・、pmN−1、N−1)と考え、定義域を制約条件(10)として、F(X)を負のビットレート和とする。つまり、
任意のX=(X0、・・・、XN−1)∈ZN、(Xn∈Z、0≦n≦N−1)に対して、
X=(X0、・・・、XN−1)=(pm0、0、・・・、pmN−1、N−1)と考え、定義域を制約条件(10)として、F(X)を負のビットレート和とする。つまり、
従来手法である「注水定理アルゴリズム」は、連続関数の最適値を求めるアルゴリズムであるので、離散関数の最適値を求めたい場合については、あくまでも近似解を求める手法であるが、本発明の実施形態に従う「マトロイド凸関数の最小化アルゴリズム」は、離散関数の最適値を理論的に裏づけられた方法で求めるので、ビットレートの真に理論的最大化を実現できるアルゴリズムである。選択すべきビットレートは、
BPSK = 1ビット
QPSK = 2ビット
8-QAM = 3ビット
16-QAM = 4ビット
64-QAM = 5ビット
の様に、全て小さな整数値であるから、近似値によるシステム最大ビットレートと真の値によるシステム最大ビットレートとの差分は比較的大きな差となって現れる。例えば、真の最大化を得る変調方式が全てのユーザに対して「8-QAM = 3ビット」である場合、従来手法による近似によって、「QPSK = 2ビット」が選択されたと仮定すると、1.5倍のビットレートを得ることができる。無線区間の雑音状況が悪ければ悪いほど、本実施形態による効果は大きい。
BPSK = 1ビット
QPSK = 2ビット
8-QAM = 3ビット
16-QAM = 4ビット
64-QAM = 5ビット
の様に、全て小さな整数値であるから、近似値によるシステム最大ビットレートと真の値によるシステム最大ビットレートとの差分は比較的大きな差となって現れる。例えば、真の最大化を得る変調方式が全てのユーザに対して「8-QAM = 3ビット」である場合、従来手法による近似によって、「QPSK = 2ビット」が選択されたと仮定すると、1.5倍のビットレートを得ることができる。無線区間の雑音状況が悪ければ悪いほど、本実施形態による効果は大きい。
ところで、「マトロイド凸関数の最小化アルゴリズム」は複雑なアルゴリズムではあるが、計算時間が、サブキャリア数の多項式時間以内で収まる手法であり、Nが比較的大きな値(例えばN = 2000)であれば、「注水定理アルゴリズム」と比較しても大きな時間差として現れることは無い。
図1は、OFDM通信形態を示す概念図である。
送受信機AがOFDM信号によって変調されたパケットデータを送受信機Bへ送信する。送受信機Bでは、指定された変調方式に応じてパケットデータを復調する。その際、B側では各サブキャリアについて伝送路状態を知ることが出来る。そこで、本実施形態のアルゴリズムを用いて、伝送路状態の良いCINRを持つサブキャリアに対しては大きなビットを持つ変調方式(例えば64-QAM = 5ビット)を割り当て、伝送路状態の悪いCINRを持つサブキャリアに対しては小さなビットを持つ変調方式(例えばBPSK = 1ビット)を割り当てて変調し、送受信機A側へ送信する。送受信機Aでは、指定された変調方式に応じてパケットデータを復調する。送受信機A側においても各サブキャリアの伝送路状態を知ることが出来るので、本実施形態のアルゴリズムを用いて、伝送路状態の良いCINRを持つサブキャリアに対しては大きなビットを持つ変調方式を割り当て、伝送路状態の悪いCINRを持つサブキャリアに対しては小さなビットを持つ変調方式を割り当てて変調し、送受信機B側へ送信する。以下同様である。なお、ここでは、伝送路の状態は、送受信機AからBにいく場合と、送受信機BからAにいく場合とで同じ特性を示すものと仮定している。
送受信機AがOFDM信号によって変調されたパケットデータを送受信機Bへ送信する。送受信機Bでは、指定された変調方式に応じてパケットデータを復調する。その際、B側では各サブキャリアについて伝送路状態を知ることが出来る。そこで、本実施形態のアルゴリズムを用いて、伝送路状態の良いCINRを持つサブキャリアに対しては大きなビットを持つ変調方式(例えば64-QAM = 5ビット)を割り当て、伝送路状態の悪いCINRを持つサブキャリアに対しては小さなビットを持つ変調方式(例えばBPSK = 1ビット)を割り当てて変調し、送受信機A側へ送信する。送受信機Aでは、指定された変調方式に応じてパケットデータを復調する。送受信機A側においても各サブキャリアの伝送路状態を知ることが出来るので、本実施形態のアルゴリズムを用いて、伝送路状態の良いCINRを持つサブキャリアに対しては大きなビットを持つ変調方式を割り当て、伝送路状態の悪いCINRを持つサブキャリアに対しては小さなビットを持つ変調方式を割り当てて変調し、送受信機B側へ送信する。以下同様である。なお、ここでは、伝送路の状態は、送受信機AからBにいく場合と、送受信機BからAにいく場合とで同じ特性を示すものと仮定している。
図2は、本発明の実施形態に従う最適ビットレート計算アルゴリズムのフローチャートである。
まず、ステップS10において、周波数応答Hm、nと、分散σm、nを受信信号から得る。ステップS11において、レート関するf(・)からマトロイド凸関数
まず、ステップS10において、周波数応答Hm、nと、分散σm、nを受信信号から得る。ステップS11において、レート関するf(・)からマトロイド凸関数
図3は、本発明の実施形態の効果を説明する図である。
ここでは簡単のため、サブキャリア数をN=2、ユーザ数をM=2、最大送信電力をP=6とする。また、周波数応答と分散を
H0、0=1、H0、1=1、H1、0=2、H1、1=2、
σ0、0=1、σ0、1=1、σ1、0=1、σ1、1=1、
とする。したがって、H0=1、H1=2となる。
ここでは簡単のため、サブキャリア数をN=2、ユーザ数をM=2、最大送信電力をP=6とする。また、周波数応答と分散を
H0、0=1、H0、1=1、H1、0=2、H1、1=2、
σ0、0=1、σ0、1=1、σ1、0=1、σ1、1=1、
とする。したがって、H0=1、H1=2となる。
レート関数を理論的最大値の定数倍である、f(x)=100・log2(1+x)とする。その離散値関数を
なお、上記レート関数を用いた場合のF(X)の一般式は、
図4にあるように、OFDM無線通信システムにおいては、基地局10と移動端末11が通信を行い、それぞれに、本実施形態の送受信装置が内蔵される。図4に示される基地局10と移動端末11のそれぞれの内部のブロックは、それぞれの送受信装置の構成を示す。基地局10においては、移動端末11からの信号を受信し、復調する伝送路復調部15から復調された信号が伝送路復号部16に送られ、復号される。伝送路復号は、誤り訂正符号などの復調を含む。また、伝送路復調部15は、伝送路特性検出部19に、無線回線の状態に関する情報を与える。伝送路復号部16で復号された信号は、情報源復号部17において、信号に載せられた情報の復号が行われ、情報源18に提示される。情報源復調は、圧縮画像や圧縮音声の復調などが含まれる。情報源18は、更に上位の無線装置と接続される。情報源18からの情報は、情報源符号化部22において、情報の符号化が行われ、次に、伝送路符号化部23において、伝送路に送出するための符号化が行われる。情報の符号化は、音声の圧縮や画像データの圧縮等である。伝送路符号化は、誤り訂正符号化などである。そして、伝送路符号化された信号は、伝送路変調部24に送られる。伝送路変調部24では、最適適応変調方式決定部21からの指示に従い、変調方式をBPSKや、QPSKなどに設定し、信号の変調を行う。
最適適応変調方式決定部21は、最大ビットレート計算部20の計算結果に基づいて、最適な変調方式を決定する。最大ビットレート計算部20は、伝送路特性検出部19から得た周波数応答と分散の情報に基づいて、前述した本実施形態の計算方法を使って、ビットレートが最大となるように、各サブキャリアに割り当てる送信電力値の組み合わせを計算する。送信電力値の組み合わせが決まると、レート関数により、各サブチャネルに割り当てるビットレートが決定する。この計算結果を最適適応変調方式決定部21に与える。最適適応変調方式決定部21では、各サブキャリアに割り当てられたビットレートから変調方式を決定する。決定されたビットレートと送信電力値を用いて、伝送路変調部24から信号を送信する。
移動端末11の送受信装置の構成は、基本的に基地局10の送受信装置と同様である。すなわち、移動端末11においては、基地局10からの信号を受信し、復調する伝送路復調部25から復調された信号が伝送路復号部26に送られ、復号される。伝送路復号は、誤り訂正符号などの復調を含む。また、伝送路復調部25は、伝送路特性検出部29に、無線回線の状態に関する情報を与える。伝送路復号部26で復号された信号は、情報源復号部27において、信号に載せられた情報の復号が行われ、情報源・ユーザ28に提示される。ユーザには、受信した画像や音声が提示される。情報源復調は、圧縮画像や圧縮音声の復調などが含まれる。情報源・ユーザ28からの情報は、情報源符号化部32において、情報の符号化が行われ、次に、伝送路符号化部33において、伝送路に送出するための符号化が行われる。情報の符号化は、音声の圧縮や画像データの圧縮等である。伝送路符号化は、誤り訂正符号化などである。そして、伝送路符号化された信号は、伝送路変調部34に送られる。伝送路変調部34では、最適適応変調方式決定部31からの指示に従い、変調方式をBPSKや、QPSKなどに設定し、信号の変調を行う。
最適適応変調方式決定部31は、最大ビットレート計算部30の計算結果に基づいて、最適な変調方式を決定する。最大ビットレート計算部30は、伝送路特性検出部29から得た周波数応答と分散の情報に基づいて、前述した本実施形態の計算方法を使って、ビットレートが最大となるように、各サブキャリアに割り当てる送信電力値の組み合わせを計算する。送信電力値の組み合わせが決まると、レート関数により、各サブチャネルに割り当てるビットレートが決定する。この計算結果を最適適応変調方式決定部31に与える。最適適応変調方式決定部31では、各サブキャリアに割り当てられたビットレートから変調方式を決定する。決定されたビットレートと送信電力値を用いて、伝送路変調部24から信号を送信する。
Claims (5)
- サブキャリアごとに送信電力と変調方式を設定可能な、複数のサブキャリアを用いた通信システムにおける送受信装置であって、
受信した信号から伝送路特性を抽出する伝送路特性抽出手段と、
伝送路特性に基づいて、離散的な送信電力値と送信ビットレートの関係を表すマトロイド凸関数を最小化する離散関数の最小化アルゴリズムを用いて、全体のビットレートが最大になるように、各サブキャリアの送信電力値と送信ビットレートを決定する最大ビットレート決定手段と、
該決定された送信電力値と、決定された送信ビットレートに対応する変調方式とを用いて、信号を送信する送信手段と
を備えることを特徴とする送受信装置。 - 前記伝送路特性は、各サブキャリアの周波数応答と、各サブキャリアのノイズ分布の分散であることを特徴とする請求項1に記載の送受信装置。
- 前記最小化アルゴリズムは、
Xを、N個(Nは自然数)のサブキャリアの送信電力値の取りうる値を成分とするN次元ベクトルとし、n番目の成分が1で他の成分が0であるN次元特性ベクトルをχnとし、Xに対し全サブキャリアの送信ビットレートの合計値の負の数を表すマトロイド凸関数をF(X)とした場合、
F(X)≦F(X−χu+χν)、但し、u、νは、0≦u、ν≦N−1、u≠νを満たす整数、
を満たすXを求めることを特徴とする請求項2に記載の送受信装置。 - 請求項1の送受信装置は、前記通信システムの基地局あるいは移動端末に搭載されることを特徴とする送受信装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2007/000684 WO2009001401A1 (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009001401A1 JPWO2009001401A1 (ja) | 2010-08-26 |
JP4947143B2 true JP4947143B2 (ja) | 2012-06-06 |
Family
ID=40185235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009520153A Expired - Fee Related JP4947143B2 (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 送受信装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100061430A1 (ja) |
JP (1) | JP4947143B2 (ja) |
WO (1) | WO2009001401A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5724538B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-05-27 | ソニー株式会社 | 信号伝送装置、通信装置、電子機器、及び、信号伝送方法 |
CN113890811B (zh) * | 2021-09-18 | 2024-01-19 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 基于比例化贪心算法和ace-pts的子载波分配方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3191802B2 (ja) * | 1999-06-17 | 2001-07-23 | 三菱電機株式会社 | 通信装置および通信方法 |
US20010031016A1 (en) * | 2000-03-14 | 2001-10-18 | Ernest Seagraves | Enhanced bitloading for multicarrier communication channel |
DE10014676C2 (de) * | 2000-03-24 | 2002-02-07 | Polytrax Inf Technology Ag | Datenübertragung über ein Stromversorgungsnetz |
JP2004266585A (ja) * | 2003-03-03 | 2004-09-24 | Hitachi Ltd | 無線通信システム及びその送信電力並びにデータレート制御方法 |
JP2007259358A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Toshiba Corp | 無線通信システムとその無線通信端末 |
JP2008042547A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Fujitsu Ltd | 移動通信システム,基地局,端末装置及び送信制御方法 |
-
2007
- 2007-06-25 WO PCT/JP2007/000684 patent/WO2009001401A1/ja active Application Filing
- 2007-06-25 JP JP2009520153A patent/JP4947143B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-11-18 US US12/621,172 patent/US20100061430A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2009001401A1 (ja) | 2010-08-26 |
US20100061430A1 (en) | 2010-03-11 |
WO2009001401A1 (ja) | 2008-12-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2560462C (en) | Method and apparatus for transmitting uplink acknowledgement information in an ofdma communication system | |
JP5123368B2 (ja) | Ofdm送信装置 | |
JP5386493B2 (ja) | 無線通信装置及び無線通信システム | |
US9220108B2 (en) | Scheduling method and control station apparatus | |
JP5113529B2 (ja) | 広帯域無線接続システムにおける非コヒーレント検出可能な信号通信 | |
US7411924B2 (en) | Method for allocating subchannels in an OFDMA mobile communication system | |
KR100717828B1 (ko) | 다중사용자 ofdm 시스템에서의 적응적 전송전력 할당방법 | |
US8837271B1 (en) | Method and system for sharing a downlink resource block among multiple users | |
JP2008526091A5 (ja) | ||
JP2003060609A (ja) | 通信方法および通信装置 | |
WO2007066846A2 (en) | Adaptive transmission device using limited feedback information in a mobile communication system, and a method thereof | |
JP2006287344A (ja) | マルチキャリア無線通信装置およびそのサブキャリア割り当て方法 | |
JP2013118586A (ja) | 基地局装置、無線通信システム、無線通信装置、周波数帯域割り当て方法およびプログラム | |
JP5132826B2 (ja) | 通信装置、送信装置、無線通信システムおよび通信方法 | |
JP4684194B2 (ja) | マルチキャリア伝送方式を用いる送信装置及び受信装置 | |
CN116437357B (zh) | 无线网络中多个资源单元的频谱分配 | |
JP4947143B2 (ja) | 送受信装置 | |
JP5278536B2 (ja) | 無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法 | |
KR101164732B1 (ko) | 적응 변조 및 부호화 모드와 다이버시티 모드를 이용하여 효과적인 멀티캐스트하기 위한 무선 통신 시스템 및 스케줄링 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120220 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |