JP4946408B2 - 印刷システム及び印刷システムにおける印刷制御方法 - Google Patents

印刷システム及び印刷システムにおける印刷制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ホストコンピュータと、ホストコンピュータから送信される印刷指示に応じてバーコード印刷を行う印刷装置と、を備えた印刷システム及び印刷システムにおける印刷制御方法に関する。
物流・流通・製造等のラインなどの現場で使用するバーコードの印刷が可能なプリンタが使用されている。一般的にバーコードは、縞模様状の線の太さによって数値や文字を表すものであって、数字、記号などの情報を所定のアルゴリズムに従い一次元コードに変換、デジタル情報として入出力できるようにしている。また、近年では、白と黒の格子状のパターンで情報を表したマトリックス型の二次元コードも普及している。
一次元バーコードだけでも様々な種類がある。一般的な商品についているJANコード(日本)、EAN(ヨーロッパ)、UPC(米国)、物流で使われるITFコード、CODE39、CODE128、NW-7などがあり、また 郵便事業でもカスタマーバーコードなどが使われる。特に、カスタマーバーコードはバーコードの線の太さに関する厳しい規格が定められており、規格に合ったバーコード印刷結果を提供できるよう印刷精度の高いプリンタが要求されることもある。このような要求に対応して、プリンタの解像度に合わせてバーコードを合成するよう構成されたバーコード印刷技術が提案されている(特許文献1参照)。
ところで、郵便番号、住所、氏名、顧客コード、バーコード等を1つのセルに配置して、1ページに複数のセルを並べて印刷するラベル印刷が知られている。プリンタには印刷ヘッドの駆動制御等の関係によって用紙に印刷できない非印刷領域が存在し、ラベル印刷のように複数のセルを並べて印刷する場合には、印刷データが非印刷領域にかかると、印刷が不明瞭になったり、途中で印刷データが切れてしまう場合がある。
特許文献2には、非印刷領域に印刷データがかかるかを判断し、非印刷領域にかかる印刷データを含むセルだけを縮小あるいは移動させて、印刷領域内におさめるよう印刷データを補正する印刷装置が記載されている。ところが、印刷データを印刷領域内に収めようと縮小すると、印刷後に読み取られることを前提とするバーコードが含まれていた場合、所定のバーコード規格から逸脱し読取不可能なまでに縮小されてしまう虞がある。
そこで、印刷データを縮小するにあたって、バーコードの規格逸脱を事前に検知することができるバーコード印刷装置が提案されている。バーコードの種類毎にバーコードの規格内容を記憶する規格内容記憶手段と、バー及びスペースの1単位又はバー及びスペースの幅を構成するバーコードパラメータがバーコード種類データにより識別されるバーコードの種類に対応するバーコードの規格内容に合致するように、キャラクタ幅データと倍率と自機の解像度とバーコードの規格内容とに基づいて、バーコードパラメータに対するドット数を整数値で決定するドット数決定手段とを備えた構成となっている(特許文献3参照)。
また、特許文献4には、バーコードを含んだ印刷データを縮小又は拡大複写しても、バーコードを確実に読み取れるようにした画像形成方法が記載されている。縮小された印刷データが印刷される領域と等倍のバーコードデータだけを印刷する領域とを設け、縮小印刷を実行しても1つの用紙に必ず等倍のバーコードデータが印刷されるよう構成されている。
特開平11−265419号公報 特開2000−222155号公報 特開平08−310050号公報 特開2006−259045号公報
しかしながら、特許文献3に記載の縮小印刷方法では、バーコードの規格逸脱を防止するために、印刷データの解像度データと、バーコードの拡大縮小率データと、自機の解像度とから倍率を求め、これらの値とバーコードの規格内容とに基づいてバーコードパラメータに対するドット数を決定する等、処理が複雑になり、出力に高速性が求められる場面には不向きである。また、特許文献4に記載の方法では、1ページの中に等倍のバーコードと、縮小されたバーコードの両方が印刷されるので、例えばレシートのような比較的小さな用紙に印刷する場合には、少ない印刷領域が無駄に使用されてしまう可能性がある。
本発明は上記課題を考慮し、バーコードデータを含む印刷データに対する拡大・縮小指示に対して、印刷領域を無駄に使用せず、かつ複雑な演算処理を行わずに、読取可能なバーコード印刷結果を得ることを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明は、ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータから送信される印刷指示に応じてバーコード印刷を行う印刷装置と、を備えた印刷システムであって、前記ホストコンピュータは、バーコードデータを含む印刷データの拡大あるいは縮小印刷指示が与えられると、前記バーコードデータ以外のデータだけに拡大あるいは縮小された印刷データを前記印刷装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明は、ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータから送信される印刷指示に応じてバーコード印刷を行う印刷装置と、を備えた印刷システムにおける印刷制御方法であって、前記ホストコンピュータは、バーコードデータを含む印刷データの拡大あるいは縮小印刷指示が与えられると、拡大あるいは縮小された前記バーコードデータ以外のデータと等倍のバーコードデータとを前記印刷装置へ送信するステップを有することを特徴とする。
上記構成によれば、バーコードデータを含む印刷データの拡大あるいは縮小印刷指示が与えられると、拡大あるいは縮小された前記バーコードデータ以外のデータと等倍のバーコードデータとを前記印刷装置へ送信するよう構成されている。したがって、印刷装置では拡大あるいは縮小されたバーコードデータ以外のデータに等倍のバーコードデータを合わせた印刷イメージに基づき印刷処理を実行するので、印刷結果はバーコード部分だけ大きさが変わらないものとなる。したがって、拡大あるいは縮小によってバーコードが読み取り不可能になることを防止することができる。
また、本発明において、前記ホストコンピュータは、前記印刷装置へ送信される印刷イメージが展開される印刷イメージ展開領域と、外部から与えられるバーコード印刷設定情報に基づきバーコードデータを前記印刷イメージ展開領域に展開するバーコードデータ展開部と、前記バーコード印刷設定情報以外の印刷設定情報に基づき前記バーコード以外のデータを前記印刷イメージ展開領域に展開するデータ展開部と、を有し、前記バーコードデータを含む印刷データの縮小印刷指示が与えられると、前記データ展開部は前記バーコードデータ以外のデータを縮小し、前記バーコードデータ展開部は前記バーコードデータを縮小せずに、前記印刷イメージ展開領域に印刷イメージを展開することを特徴とする。
また、本発明において、前記バーコードデータを含む印刷データの縮小印刷指示が与えられると、前記バーコードデータ以外のデータを縮小して印刷イメージ展開領域に展開し、前記バーコードデータを縮小せずに印刷イメージ展開領域に展開するイメージ展開ステップを有することを特徴とする。
上記構成によればバーコードデータ展開部は、バーコードデータを縮小することがないので、従来のようにバーコードデータの縮小率を求める必要性がない。したがって、バーコードデータの縮小率を求めるために複雑な演算を行う必要がない。
また、本発明において、前記ホストコンピュータは、前記印刷装置へ送信される前の印刷イメージが展開される印刷イメージ展開領域と、外部から与えられるバーコード印刷設定情報に基づきバーコードデータを前記印刷イメージ展開領域に展開するバーコードデータ展開部と、前記バーコード印刷設定情報以外の印刷設定情報に基づき前記バーコード以外のデータを前記印刷イメージ展開領域に展開するデータ展開部と、を有し、
前記バーコードデータを含む印刷データの縮小印刷指示が与えられると、前記データ展開部は前記バーコードデータ以外のデータを縮小し、前記バーコードデータ展開部は一度縮小設定された前記バーコードデータを元のサイズに復元して、前記印刷イメージ展開領域に印刷イメージを展開することを特徴とする。
また、本発明において、前記バーコードデータを含む印刷データの縮小印刷指示が与えられると、前記バーコードデータを含む印刷データ全てを縮小する縮小ステップと、
一度縮小設定された前記バーコードデータを元のサイズに復元して、縮小された前記バーコードデータ以外のデータとともに印刷イメージ展開領域に展開するイメージ展開ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明において、前記バーコードデータ展開部は、1ページ分の印刷データの中に複数の前記バーコードデータが含まれている場合において、前記バーコードデータ以外のデータだけを縮小することによって、複数の前記バーコードデータが重なるか否かを判断し、複数の前記バーコードデータが重なると判断した場合に、上から重ねたほうのバーコードデータを移動させて重ならないよう再配置することを特徴とする。
また、本発明において、1ページ分の印刷データの中に複数の前記バーコードデータが含まれている場合において、前記バーコードデータ以外のデータだけを縮小することによって、複数の前記バーコードデータが重なるか否かを判断する判断ステップと、
複数の前記バーコードデータが重なると判断した場合に、上から重ねたほうのバーコードデータを移動させて重ならないよう再配置する再配置ステップと、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、さらに、バーコードデータが重なってしまう場合には、バーコードデータ自体を移動させて再配置するよう設定されているので、好適な位置にバーコードデータを配置できるため、等倍のバーコードデータを他の領域にも印刷する必要性が無くなるため、印刷領域を無駄にすることがなく有効に活用することができる。
また、本発明によれば、前記バーコードデータ展開部は、2つの前記バーコードデータが左右に重なる場合には、右側に位置するバーコードデータを右側に移動させ、
2つの前記バーコードデータが上下に重なる場合には、下側に位置するバーコード印刷データを下側に移動させることを特徴とする。
また、本発明によれば、前記再配置ステップにおいて、2つの前記バーコードデータが左右に重なる場合には、右側に位置するバーコードデータを右側に移動させ、
2つの前記バーコードデータが上下に重なる場合には、下側に位置するバーコード印刷データを下側に移動させることを特徴とする。
上記構成によれば、2つのバーコードデータが上下、左右に重なる場合でも、重ならない位置に自動的に再配置するので、ユーザーはバーコードデータをどの位置へ移動させなければならないかを意識する必要ない。したがって、バーコードデータが重なって印刷されてしまうことを防ぐことができ、読み取り可能なバーコード印刷を提供することが可能である。
以下、本発明に係る印刷システム及び印刷システムにおける印刷制御方法の一実施形態について説明する。
まず、図1及び図2を参照して本実施形態の印刷システムの概要について説明する。図1は、本実施形態のホストコンピュータの内部処理を示すブロック図であり、図2は、本実施形態の印刷システムにおいて得られる印刷結果と従来の印刷結果とを対比した図である。
印刷システム1は、ホストコンピュータ2と、ホストコンピュータ2から送信されるバーコードデータを含む印刷データに基づきバーコード印刷を行うプリンタ10と、を備えている。そして、ホストコンピュータ2は、主としてアプリケーション3と、プリンタドライバ4と、OS5と、印刷データ送信部6と、から構成される。
本実施形態のアプリケーション3は、図2(a)に示すような例えば幅100「mm」の用紙に対して、特定の位置にバーコードを挿入して印刷を行うためのアプリケーションであり、プリンタドライバ4は、OS5が提供する画像処理に必要な機能とアプリケーション3とが共同することによって得られる文字データと図形データとを合成して、印刷イメージを作成する。
すなわち、プリンタドライバ4は、OS5とアプリケーション3とによって作成された印刷対象データをプリンタ6が処理可能な印刷データへ変換する。
変換された印刷データは印刷データ送信部6を介して、プリンタ10へ転送され印刷処理が実行される。
(バーコードデータ印刷処理について)
従来のバーコード印刷における縮小印刷では、文字データとバーコードデータとを区別することなく、全てのデータを縮小処理していたため、図2(b)に示すようにバーコードが読み取り不能になる虞があった。本実施形態ではバーコードデータのみは縮小処理を行わず、図2(c)に示すようにバーコードデータ以外の文字データのみを縮小することとしている。以下では、図2(a)のような印刷結果を意図して構成されたアプリケーション3を採用して、バーコードデータ以外のデータのみを縮小して印刷する方法について説明する。
図3は、バーコードデータ以外のデータを縮小する印刷方法を説明するためのフローチャートであり、図4は、プリンタドライバ4の設定値入力画面を示す図である。
まず、バーコード印刷を行うにあたって、ユーザーはアプリケーション3を介してプリンタドライバ4を呼び出す。すると、ホストコンピュータ2の図示せぬモニタには、図4に示すようにプリンタドライバ4の設定値入力画面が表示され、ユーザーがレイアウトタブをクリックするとレイアウト入力画面が表示される。
アプリケーション3は、OS5を介してプリンタドライバ4に対して「フォントの情報」を要求する(ステップS11,ステップS12)。「フォントの情報」とは、プリンタ10が独自に備えるデバイスフォントの情報であって、文字のフォントやバーコードフォント等の情報が含まれる。また、バーコードフォントの情報(バーコード印刷設定情報)には、プリンタ10に予め登録されている複数のバーコード種類から選択された「バーコードフォント名」、「バーコードフォントの高さ」や「バーコードフォントの幅」などの情報が含まれる。なお、バーコードフォントとは、アプリケーション3で入力された数値や文字列の値をバーコードの書式に変換して表示するためのフォントである。具体的には、JANコードやCODE39、CODE128、NW-7等である。文字コード及びバーコードフォントを設定することによって、図2に示すように文字データとバーコードデータとを1つの印刷結果に含めることができる。
図4に示すように、プリンタ10のプロパティ画面からレイアウトタブをクリックし、用紙サイズ名のうち設定する用紙サイズを選択し(ここでは、幅80「mm」×長さ297「mm」のロール紙を選択)、縮小印刷ボックスをクリックしてチェックする。これにより、幅100「mm」の用紙フォーマットに対して、実際には幅80「mm」の用紙に印刷するよう設定されたことになり、プリンタドライバ4では印刷データを80%縮小して印刷することができる。また、この他にプロパティ画面からバーコードタブをクリックすれば、バーコードフォントの情報を設定することができる。すなわち「バーコードフォント名」、「バーコードフォントの高さ」や「バーコードフォントの幅」などの情報を入力することができる。
さらに、プロパティ画面のOKボックスをクリックして設定値が登録されると、プリンタドライバ4は、プリンタ10の画像解像度と、縮小率(80%)と、フォントの情報とをOS5を介してアプリケーション3へ通知する(ステップS13,ステップS14)。ここで、プリンタ10の画像解像度が360「dpi」であったとすると、プリンタドライバ4は、設定された縮小率(80%)に基づき現実の画像解像度の80%の値(360「dpi」×0.8=288「dpi」)をOSに通知する。
一方、フォントの情報のうち「バーコードフォントの高さ」や「バーコードフォントの幅」は、入力された値をそのままアプリケーションに通知する。具体的には、設定値としてバーコードフォントの高さ=バーコードフォントの幅=360「ドット」と設定された場合には、360「ドット」をOS5を介してアプリケーション3に通知する。するとアプリケーション3側からは、バーコードデータ以外の文字データに比べてバーコードデータは1.25倍の大きさであると認識する。逆にいうと、バーコードデータ以外の文字データだけが画像解像度288「dpi」で見られているので0.8倍に縮小されたと認識する。
次に、アプリケーション3が印刷ページの開始を通知し(ステップS15,ステップS16)、印刷データに図形データが含まれている場合には図形データを0.8倍で描画するよう指示する(ステップS17,ステップS18)。図形の描画指示を受けたプリンタドライバ4のデータ展開部7は、プリンタ6が処理可能な図形レコードへ変換して0.8倍に縮小して図示せぬ印刷イメージ展開領域へ展開する(ステップS19)。
アプリケーション3はさらに、ステップS14でプリンタドライバ4から通知されたデバイスフォントで、文字データを0.8倍で描画するよう指示する(ステップS20,ステップ21)。デバイスフォントでの描画指示を受けたプリンタドライバ4のデータ展開部7は、文字データをプリンタ6が処理可能な文字レコードへ変換して、0.8倍に縮小して図形イメージが既に展開されている印刷イメージ展開領域へ続けて展開する(ステップS22)。
次に、アプリケーション3は、ステップS14でプリンタドライバ4から通知されたバーコードフォントで、バーコードデータを1.0倍(等倍)で描画するよう指示する(ステップS23,ステップ24)。バーコードフォントでの描画指示を受けたプリンタドライバ4のバーコードデータ展開部8は、バーコードデータをプリンタ6が処理可能なバーコードレコードへ変換して、図形レコード及び文字レコードが既に展開された印刷イメージ展開領域へ続けて展開する(ステップS25)。ステップS23,ステップS24の描画指示には、描画に使用する「バーコードフォント名」、描画する数値や文字列、「バーコードフォントの高さ」や「バーコードフォントの幅」などの描画する大きさ、等が含まれており、これらの内容に基づきバーコードデータ展開部8は、アプリケーション3で入力された数値や文字列の値をバーコードの書式に変換する。なお、「バーコードフォントの高さ」や「バーコードフォントの幅」は等倍の360「dpi」として指示される。
プリンタドライバ4による描画が終了すると、アプリケーション4は印刷ページの終了をプリンタドライバ4に通知する(ステップS26,ステップS27)。その後、展開された印刷データは所定のサイズで印刷データ送信部6を介してプリンタ10へ送信され、プリンタ10の図示せぬ印刷制御部が印刷処理を実行すると、バーコードデータ以外のデータだけが縮小された印刷結果(図2(c)参照)を得ることができる。
(バーコードデータの再配置処理について)
次に、図5及び図6を参照してバーコードの再配置処理について説明する。図5(a)及び(c)は、再配置処理を実行しなかった場合の印刷結果であり、図5(b)及び(d)は、再配置処理を実行した場合の印刷結果を示した図である。図6(a)は、複数のバーコードデータが横に並んだ縮小前の印刷結果であり、(b)は、(a)を縮小印刷した印刷結果であり、(c)は、(a)を縮小させた結果重なってしまったバーコードデータの再配置処理を実行した場合の印刷結果である。
プリンタドライバ4のバーコードデータ展開部8は、ステップS25でバーコードデータを展開するにあたって、縮小設定したことによりバーコードデータが、設定された用紙サイズからはみ出していないかを判断する。例えばバーコードデータ20の左上の点30の位置は移動しなくとも、縮小率を50%まで下げたことによって、図5(a)に示すようにバーコードデータ20の右側部分21が用紙Pからはみ出したと判断すると、バーコードデータ展開部8は図5(b)に示すように用紙Pへ右側部分21がおさまるようにバーコードデータ20を左側へ移動させる。
また、バーコードデータ展開部8はステップS25で1ページ分に2つのバーコードレコードを展開する場合には、縮小設定したことによりバーコードデータ同士が、重なっていないかを判断する。例えばバーコードデータ20の左上の点30,31の位置は移動しなくとも、縮小設定したことによって、図5(c)に示すようにバーコードデータ20の下側部分の上にバーコードデータ25の上側部分が重なってしまったと判断すると、上から重ねたほうのバーコードデータ25を下方に移動させ、図5(d)に示すように重ならないよう再配置する。
また、バーコードデータ展開部8はステップS25で1ページ分に2つのバーコードデータを展開する場合であって(図6(a)参照)、縮小設定したことによりバーコードデータ同士が重なっていないかを判断した結果、バーコードデータ20の左上の点30,31の位置は移動しなくとも、縮小設定したことによって、図6(b)に示すようにバーコードデータ20の右側部分の上にバーコードデータ25の左側部分が重なってしまったと判断すると、上から重ねたほうのバーコードデータ25を右側に移動させ、図6(c)に示すように重ならないよう再配置する。
このように、本実施形態では、縮小印刷するよう設定されていてもバーコードデータは縮小せずに、バーコードデータ以外のデータだけを縮小するよう構成されている。さらに、バーコードデータ以外のデータだけを縮小することによって、バーコードデータが用紙Pに収まらなくなってしまったり、複数のバーコードデータが重なってしまった場合には、用紙Pの好適な位置にバーコードデータを自動的に移動させて再配置するよう構成されている。したがって、縮小印刷指示に応じて縮小された印刷結果を得ることができるとともに、縮小印刷に伴って読み取り不能なバーコードデータが印刷されることを防止することができる。
また、本実施形態ではバーコードデータは拡大及び縮小することがないので、拡大縮小率を求める必要性がない。したがって従来のように、バーコードデータの拡大縮小率を求めるために複雑な演算を行う必要がない。さらに、バーコードデータが重なってしまう場合には、バーコードデータ自体を移動させて再配置するよう設定されているので、好適な位置にバーコードデータを配置できるため、等倍のバーコードデータを他の領域に印刷する必要性が無くなるため、印刷領域を無駄にすることがなく有効に活用することができる。
(変形例)
次に、上記説明したバーコードデータ印刷処理の変形例について説明する。変形例は図3のステップS13,ステップS14でプリンタドライバからアプリケーション3に通知されるフォント情報が実施形態と異なっている。
すなわち、図4のプロパティ画面のOKボックスをクリックして設定値が登録されると、プリンタドライバ4は、プリンタ10の画像解像度と、縮小率(80%)と、フォントの情報とをOS5を介してアプリケーション3へ通知する(ステップS13,ステップS14)。ここで、プリンタ10の画像解像度が360「dpi」であったとすると、プリンタドライバ4は、設定された縮小率(80%)に基づき現実の画像解像度の80%の値(360「dpi」×0.8=288「dpi」)をOSに通知する。ここは、上記実施形態と同様である。
一方、フォントの情報のうち「バーコードフォントの高さ」や「バーコードフォントの幅」も、入力された値の80%の値を通知する。具体的には、設定値としてバーコードフォントの高さ=バーコードフォントの幅=360「ドット」と設定された場合には、288「ドット」をOS5を介してアプリケーション3に通知する。するとアプリケーション3側からは、バーコードデータもバーコードデータ以外の文字データも共に、画像解像度288「dpi」で見られているので印刷データ全体が0.8倍に縮小されたと認識する。
そして、ステップS23,ステップS24でアプリケーション3からプリンタドライバ4には、ステップS14でプリンタドライバ4から通知されたバーコードフォントで、バーコードデータを1.25倍で描画するよう指示する(ステップS23,ステップ24)。バーコードフォントでの描画指示を受けたプリンタドライバ4のバーコードデータ展開部8は、バーコードデータをプリンタ6が処理可能なバーコードデータへ変換して、図形レコード及び文字レコードが既に展開された印刷イメージ展開領域へ続けて展開する(ステップS25)。
ステップS23,ステップS24の描画指示には、描画に使用する「バーコードフォント名」、描画する数値や文字列、「バーコードフォントの高さ」や「バーコードフォントの幅」などの描画する大きさ、等が含まれており、これらの内容に基づきバーコードデータ展開部8は、アプリケーション3で入力された数値や文字列の値をバーコードの書式に変換する。なお、アプリケーション3から通知された「バーコードフォントの高さ」及び「バーコードフォントの幅」は288「ドット」であるが、バーコードデータ展開部8は、それを1.25倍して360「ドット」でバーコードレコードを展開する。
プリンタドライバ4による描画が終了すると、アプリケーション4は印刷ページの終了をプリンタドライバ4に通知する(ステップS26,ステップS27)。その後、展開された印刷データは所定の大きさ毎に印刷データ送信部6を介してプリンタ10へ送信され、結果的にはバーコードデータ以外のデータだけが縮小された同様の印刷結果(図2(c)参照)を得ることができる。
つまり、変形例では、バーコードデータを含む全体の印刷データを一度縮小設定してアプリケーション3へ通知するが、アプリケーション3から描画指示が与えられたときに、データ展開部7はバーコードデータ以外のデータを縮小して展開し、バーコードデータ展開部8は一度80%に縮小設定されたバーコードデータを1.25倍することによって元のサイズに復元して、印刷イメージ展開領域に印刷イメージを展開するよう構成されている。
本実施形態のホストコンピュータの内部処理を示すブロック図である。 本実施形態の印刷システムにおいて得られる印刷結果と従来の印刷結果とを対比した図である。 本実施形態の印刷システムにおいてバーコードデータ以外のデータを縮小する印刷方法を説明するためのフローチャートである。 本実施形態のホストコンピュータが備えるプリンタドライバの設定値入力画面を示す図である。 (a)及び(c)は、再配置処理を実行しなかった場合の印刷結果であり、(b)及び(d)は、再配置処理を実行した場合の印刷結果を示した図である。 (a)は、複数のバーコードデータが横に並んだ縮小前の印刷結果であり、(b)は、(a)を縮小印刷した印刷結果であり、(c)は、(a)を縮小させた結果重なってしまったバーコードデータの再配置処理を実行した場合の印刷結果である。
符号の説明
1:印刷システム、2:ホストコンピュータ、3:アプリケーション、4:プリンタドライバ、5:OS、6:印刷データ送信部6、7:データ展開部、8:バーコードデータ展開部8、10:プリンタ

Claims (4)

  1. ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータから送信されるバーコードデータを含む印刷データに応じてバーコード印刷を行う印刷装置と、を備え、前記ホストコンピュータは、バーコードデータを含む印刷データの拡大あるいは縮小印刷指示が与えられると、前記バーコードデータ以外のデータだけを拡大あるいは縮小して印刷データを前記印刷装置へ送信する印刷システムであって、
    前記ホストコンピュータは、1ページ分の印刷データの中に複数の前記バーコードデータが含まれている場合において、前記バーコードデータ以外のデータだけを縮小することよって、複数の前記バーコードデータが重なるか否かを判断し、複数の前記バーコードデータが重なると判断した場合に、上から重ねたほうのバーコードデータを移動させて重ならないよう再配置することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記ホストコンピュータは、2つの前記バーコードデータが左右に重なる場合には、右側に位置するバーコードデータを右側に移動させ、2つの前記バーコードデータが上下に重なる場合には、下側に位置するバーコード印刷データを下側に移動させることを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  3. ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータから送信される印刷指示に応じてバーコード印刷を行う印刷装置と、を備え、前記ホストコンピュータは、バーコードデータを含む印刷データの拡大あるいは縮小印刷指示が与えられると、拡大あるいは縮小された前記バーコードデータ以外のデータと等倍のバーコードデータとを前記印刷装置へ送信するステップを有する印刷システムにおける印刷制御方法であって、
    前記ホストコンピュータは、1ページ分の印刷データの中に複数の前記バーコードデータが含まれている場合において、前記バーコードデータ以外のデータだけを縮小することによって、複数の前記バーコードデータが重なるか否かを判断する判断ステップと、複数の前記バーコードデータが重なると判断した場合に、上から重ねたほうのバーコードデータを移動させて重ならないよう再配置する再配置ステップと、を有することを特徴とする印刷システムにおける印刷制御方法。
  4. 前記ホストコンピュータは、前記再配置ステップにおいて、2つの前記バーコードデータが左右に重なる場合には、右側に位置するバーコードデータを右側に移動させ、2つの前記バーコードデータが上下に重なる場合には、下側に位置するバーコード印刷データを下側に移動させることを特徴とする請求項に記載の印刷システムにおける印刷制御方法。
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