JP4946265B2 - 色彩測定装置,色彩測定方法および条件等色誤差測定方法 - Google Patents

色彩測定装置,色彩測定方法および条件等色誤差測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、色彩測定装置,色彩測定方法および条件等色誤差測定方法に関する。特に、試料の色特性値を測定する色彩測定装置および色彩測定方法と共に、試料の色特性値と、その試料に対して基準となる参照試料の色特性値との間において生ずる条件等色誤差を測定する条件等色誤差測定方法に関する。
試料の色特性を測定する装置として、色彩測定装置が用いられている。色彩測定装置は、たとえば、表示装置が表示する画像などについての色特性値を測定する場合に利用されている。
この色彩測定装置は、試料の刺激光についてのスペクトル情報を収集した後に、その収集したスペクトル情報に基づいて、たとえば、三刺激値X,Y,Z,色度x,yなどの色特性値を算出する。そして、その算出した色特性値を、たとえば、モニタの表示画面に表示することによって、オペレータに伝達する(たとえば、特許文献1参照)。
たとえば、試料として、表示装置が表示する画像についての色特性値を測定する場合においては、その画像からの刺激光に関するスペクトル情報を、分光光度計を用いて収集する。その後、その収集したスペクトル情報から、色特性値として、たとえば、国際照明委員会(CIE:Commission International de l・Eclairage)にて制定されたXYZ表色系における三刺激値X,Y,Zや色度x,yを算出する。ここでは、「JIS Z8701」や「JIS Z 8782」に規定されている算出方法にて、その三刺激値X,Y,Zや、色度x,yなどの色特性値が算出される。
この色特性値は、たとえば、試料と、その試料に対して基準になる参照試料とのそれぞれについて測定され、互いの測定結果を比較することで、試料の色特性が適正か否かが判断される。
特開平11−351965号公報
しかしながら、上記のようにして測定された色特性値においては、条件等色誤差が生ずる場合があるために、試料の色特性を適正に判断することが困難な場合がある。
たとえば、液晶表示ディスプレイで表示される画像と、CRTディスプレイで表示される画像とにおいて、同一な測光値の色特性値が得られる場合であっても、測定者が、それぞれの画像を観察した際には、同一な色特性であると判断することができない場合がある。このため、たとえば、液晶表示ディスプレイを開発する場合においては、その表示画像特性をCRTディスプレイに対応するように設定することが困難な場合がある。
これは、CRTディスプレイの場合には分光網膜照度が可視光の波長範囲にてブロードであるのに対して、液晶表示ディスプレイの場合には、分光網膜照度に大きなピークがあるために、測定者の視覚機能においては、ベゾルド・ブリュッケ現象(Bezold−Brucke effect)が生ずるためである。
すなわち、人間の視感特性には、同じ分光組成の場合でも、その輝度が変わると色相が変わるベゾルド・ブリュッケ現象が関わっており、たとえば、単色光を100tdから1000tdへ明るくした場合に生じる色は、475nm未満では長波長側、475nm〜505nmでは短波長側、505nm〜575nmでは長波長側、575nmを超える場合には短波長側へ変化する。このため、試料の色特性を適正に判断することが困難な場合がある。
このように、液晶表示ディスプレイとCRTディスプレイとのそれぞれにおいて、上記の測定結果に基づいて求められる色差が0になるように画像表示を実施した場合でも、ベゾルド・ブリュッケ現象の影響によって、条件等色誤差が生じることになる。つまり、上記の装置にて得られた色特性情報と、測定者の主観にて得られる色特性情報とが異なる場合があるため、適正な色特性情報を効率的に得ることができない場合がある。また、この条件等色誤差の発生を認識するために、条件等色誤差を効率的に定量化することが求められている。
したがって、本発明は、主観的な色特性値を定量化できる色彩測定装置,色彩測定方法と、条件等色誤差を効率的に定量化できる条件等色誤差測定システム,条件等色誤差測定方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の色彩測定装置は、試料の色特性値を測定する色彩測定装置であって、前記試料の刺激光についてのスペクトル情報を収集するスペクトル情報収集部と、前記スペクトル情報収集部によって収集された前記スペクトル情報によって算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する瞳孔径算出部と、前記スペクトル情報収集部によって収集された前記スペクトル情報と、前記瞳孔径算出部によって算出された前記瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する分光網膜照度算出部と、前記分光網膜照度算出部にて算出された前記分光網膜照度を等色相曲線データに照らし合わせることによって、前記スペクトル情報収集部によって収集された前記スペクトル情報を変換するスペクトル情報変換部と、前記スペクトル情報変換部によって変換された前記スペクトル情報に基づいて前記試料についての色特性値を算出する色特性算出部とを有することを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の色彩測定方法は、試料の色特性値を測定する色彩測定方法であって、前記試料の刺激光についてのスペクトル情報を収集するスペクトル情報収集工程と、前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報によって算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する瞳孔径算出工程と、前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報と、前記瞳孔径算出工程にて算出された前記瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する分光網膜照度算出工程と、前記分光網膜照度算出工程にて算出された前記分光網膜照度を等色相曲線データに照らし合わせることによって、前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報を変換するスペクトル情報変換工程と、前記スペクトル情報変換工程によって変換された前記スペクトル情報に基づいて前記試料についての色特性値を算出する色特性算出工程とを有することを特徴とする。
上記の本発明の色彩測定装置と色彩測定方法とにおいては、試料の刺激光についてのスペクトル情報を収集する。そして、その収集されたスペクトル情報によって算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する。そして、収集されたスペクトル情報と、算出された瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する。その後、その算出された分光網膜照度を等色相曲線データに照らし合わせることによって、収集されたスペクトル情報を変換する。そして、その変換されたスペクトル情報に基づいて試料についての色特性値を算出する。
上記の課題を解決するために、本発明の条件等色誤差測定方法は、試料の色特性値と、前記試料に対して基準となる参照試料の色特性値との間において生ずる条件等色誤差を測定する条件等色誤差測定方法であって、前記参照試料からの参照刺激光についての色特性値を算出する第1工程と、前記試料からの刺激光と、前記参照試料からの参照刺激光とが互いに同一な明るさおよび色調に観察されるように、前記試料からの刺激光を調整する第2工程と、前記第2工程にて調整された前記試料の刺激光についての色特性値を算出する第3工程と、前記第1工程にて前記参照刺激光について算出された色特性値と、前記第3工程にて前記刺激光について算出された前記色特性値とを差分することによって、条件等色誤差を算出する第4工程とを有し前記第1工程と前記第3工程とのそれぞれは、前記刺激光についてのスペクトル情報を収集するスペクトル情報収集工程と、前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報によって算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する瞳孔径算出工程と、前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報と、前記瞳孔径算出工程にて算出された前記瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する分光網膜照度算出工程と、前記分光網膜照度算出工程にて算出された前記分光網膜照度を等色相曲線データに照らし合わせることによって、前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報を変換するスペクトル情報変換工程とを含み、前記スペクトル情報変換工程によって変換された前記スペクトル情報に基づいて前記色特性値を算出し、前記第2工程においては、前記試料からの刺激光を複数の被験者が調整し、前記第3工程においては、前記第2工程にて前記複数の被験者にて調整された前記試料の刺激光のそれぞれについての色特性値を算出した後に、当該算出された色特性値の平均値を、前記色特性値として算出することを特徴とする。
上記の本発明の条件等色誤差測定方法では、第1工程にて、参照試料からの参照刺激光についての色特性値を算出する。つぎに、第2工程にて、試料からの刺激光と、参照試料からの参照刺激光とが互いに同一な明るさおよび色調に観察されるように、試料からの刺激光を調整する。つぎに、第3工程にて、その調整された試料の刺激光についての色特性値を算出する。つぎに、第4工程にて、その参照刺激光について算出された色特性値と、その刺激光について算出された色特性値とを差分することによって、条件等色誤差を算出する。ここで、参照試料からの参照刺激光と試料の刺激光とについての色特性値を算出する際には、その刺激光についてのスペクトル情報を収集した後に、そのスペクトル情報によって算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する。そして、収集されたスペクトル情報と瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する。その後、その算出された分光網膜照度を等色相曲線データに照らし合わせることによって、収集されたスペクトル情報を変換した後に、変換された前記スペクトル情報に基づいて色特性値を算出する。そして、第2工程においては、試料からの刺激光を複数の被験者が調整し、第3工程においては、その第2工程にて複数の被験者にて調整された試料の刺激光のそれぞれについての色特性値を算出した後に、当該算出された色特性値の平均値を、前記色特性値として算出することを特徴とする。
本発明によれば、主観的な色特性値を定量化できる色彩測定装置,色彩測定方法と、条件等色誤差を効率的に定量化できる条件等色誤差測定システム,条件等色誤差測定方法を提供することができる。
<第1の実施形態>
本発明にかかる第1の実施形態について説明する。
(装置)
図1は、本発明にかかる第1の実施形態において、色彩測定装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、色彩測定装置100は、分光光度計1と、スペクトル情報収集部2と、分光光度計制御部3と、情報処理部4と、指示部5と、メモリ6と、出力制御部7と、モニタ8と、プリンタ9とを有しており、試料Sの色特性値を測定する。
色彩測定装置100の各部について順次説明する。
分光光度計1は、図1に示すように、平面回折格子1aと、アレイ状に配置された受光素子1bとを有している。分光光度計1においては、試料Sからの刺激光HSが、レンズ群(図示なし)を介して平面回折格子1aに入射され、その入射された光を平面回折格子1aが波長ごとに分光する。そして、その分光された刺激光HSが、レンズ群(図示なし)を介して、受光素子1bへ照射される。この受光素子1bは、たとえば、光電子増倍管(図示なし)を含み、その分光された刺激光HSを光電子増倍管が受光し、電気信号に変換する。具体的には、分光された刺激光HSのうち、特定波長の刺激光HSが受光素子1bの特定の各素子で受光されて、電気信号に変換される。この受光素子1bに到達する刺激光HSの量は、刺激光HSの波長に応じて異なるため、波長変化に伴って、変換される電気信号の値が変化するため、この測定によって、刺激光HSのスペクトル情報を得ることができる。
スペクトル情報収集部2は、たとえば、バッファメモリを有しており、分光光度計1によって変換された電気信号を、スペクトル情報として逐次収集する。
分光光度計制御部3は、たとえば、コンピュータと、そのコンピュータに所定の動作を実行させるプログラムを記憶しているメモリとを有しており、分光光度計1の動作を制御する。ここでは、分光光度計制御部3は、情報処理部4からの制御信号に基づいて分光光度計1の動作を制御する。
情報処理部4は、コンピュータを有しており、メモリ6に記憶されたプログラムによって、そのコンピュータが各種の情報処理を実施する。たとえば、測定者が指示部5に測定の開始の指示を入力した場合には、情報処理部4は、分光光度計制御部3へ、スペクトル情報の測定を開始させる制御信号を出力すると共に、スペクトル情報収集部2へ、そのスペクトル情報の収集を開始させる制御信号を出力する。
このほかに、情報処理部4は、スペクトル情報収集部2が収集したスペクトル情報についてのデータを受け、そのデータを演算処理することによって、色特性値を算出する。
図2は、本発明にかかる第1の実施形態において、情報処理部4にて演算処理を実施する部材を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理部4は、瞳孔径算出部41と、分光網膜照度算出部42と、スペクトル情報変換部43と、色特性算出部44とを有する。なお、各部は、上述したように、メモリ6に記憶されたプログラムがコンピュータを実行させることによって機能する。情報処理部4の各部について順次説明する。
瞳孔径算出部41は、スペクトル情報収集部2によって収集されたスペクトル情報によって算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する。本実施形態においては、瞳孔径算出部41は、スペクトル情報収集部2によって収集されたスペクトル情報に基づいて色特性算出部44が試料Sについて算出した色特性値のうち、輝度に関するデータを受け、その算出された輝度のデータを用いて瞳孔径を算出する。
分光網膜照度算出部42は、スペクトル情報収集部2によって収集されたスペクトル情報と、瞳孔径算出部41によって算出された瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する。
スペクトル情報変換部43は、分光網膜照度算出部42にて算出された分光網膜照度を、メモリ6が記憶している等色相曲線データに照らし合わせることによって、スペクトル情報収集部2にて収集されたスペクトル情報を変換する。
色特性算出部44は、スペクトル情報収集部2によって収集されたスペクトル情報に基づいて試料Sについての色特性値を算出する。また、この他に、色特性算出部44は、スペクトル情報変換部43によって変換されたスペクトル情報に基づいて試料Sについての色特性値を算出する。
情報処理部4については、上記のように構成されている。
指示部5は、マウス,キーボードなどの入力装置を含むように構成されている。指示部5は、測定者によって測定条件や操作の指示が入力され、その入力された指示内容に対応するように、操作信号を情報処理部4に出力する。
メモリ6は、コンピュータを各種手段として機能させるためのプログラムや、各種データを記憶している。そして、メモリ6は、情報処理部4によってアクセスされ、その記憶している各種プログラムや各種データが利用される。たとえば、試料Sからの刺激光HSを測定する測定条件を記憶している。また、スペクトル情報収集部2に収集されたスペクトル情報を演算処理するためのプログラムを記憶している。具体的には、輝度と瞳孔径とを互いに関連付けたルックアップテーブルや、三刺激値や色度を算出する際に用いる等色関数x(λ),y(λ),z(λ)に対応した演算処理を実行させるプログラムや、波長と分光網膜照度との関係を示す等色相曲線データなどの各種データを記憶している。なお、等色関数x(λ),y(λ),z(λ)は、CIEで定められた標準観測者が感じる標準比視感度曲線に基づいて求められる既知の関数のことをいう。
出力制御部7は、たとえば、コンピュータと、そのコンピュータに所定の動作を実行させるプログラムを記憶しているメモリとを有しており、モニタ8とプリンタ9との表示出力動作を制御する。ここでは、出力制御部7は、情報処理部4からの制御信号に基づいて、モニタ8とプリンタ9とのそれぞれを制御する。
モニタ8は、たとえば、表示パネルを有しており、出力制御部7からの制御信号に基づいて、各種画像を表示画面に表示する。たとえば、スペクトル情報や、情報処理部4によって算出された色特性値を表示する。
プリンタ9は、たとえば、インクジェット式プリンタであり、出力制御部7からの制御信号に基づいて、各種画像を印刷して表示する。たとえば、スペクトル情報や、情報処理部4によって算出された色特性値を紙面に印刷して出力する。
(動作)
本発明の第1の実施形態にかかる色彩測定装置100の動作について説明する。
図3と図4は、本発明の第1の実施形態にかかる色彩測定装置100の動作を説明するための図である。ここで、図3は、本発明の第1の実施形態にかかる色彩測定装置100の動作を示すフロー図である。一方、図4は、本発明の第1の実施形態にかかる色彩測定装置100が動作する際において、モニタ8が表示画面に表示する画像を示す図である。
まず、図3に示すように、スペクトル情報を収集する(S11)。
ここでは、試料Sを分光光度計1に測定者がセットする。本実施形態においては、液晶表示ディスプレイを試料Sとして分光光度計1の測定位置にセットする。
そして、図4に示すように、モニタ8が表示する画像において、命令表示領域MRに示されている「測定開始」ボタンを押すように、測定者が指示部5のポインティングデバイスでカーソルCを移動して操作する。これにより、メモリ6に記憶されている測定プログラムが情報処理部4によって呼び出され、その測定プログラムが制御信号をスペクトル情報収集部2と、分光光度計制御部3とに送信し、試料Sの刺激光HSについてのスペクトル情報が収集される。
具体的には、試料Sからの刺激光HSのうち、たとえば、波長380〜780nmの光が分光光度計1の受光素子1bに入射され、その受光素子1bがその入射光を電気信号に変換する。そして、この変換された電気信号をスペクトル情報収集部2がスペクトル情報S1(λ)として収集する。このスペクトル情報S1(λ)は、たとえば、光電子倍増管において特定の波長の光が直接受光されて変換される電気信号を基準として、分光放射輝度として算出される。
たとえば、図4に示すように、モニタ8が表示する画像において測定データ表示領域EDと分光分布表示領域SDとに示されているスペクトル情報S1(λ)のように、545nmの波長λにてピークを有するスペクトル情報S1(λ)が収集される。
つぎに、図3に示すように、色特性値を算出する(S21)。
ここでは、色特性として、三刺激値X,Y,Z,色度x,yを、色特性算出部44が算出する。まず、三刺激値X,Y,Zや色度x,yを算出する際に用いる等色関数x(λ),y(λ),z(λ)を含む演算処理を実行させるプログラムを、色特性算出部44がメモリ6から呼び出す。そして、色特性算出部44が演算処理を実行し、この三刺激値X,Y,Zと色度x,yとして、第1の三刺激値X1,Y1,Z1,第1の色度x1,y1を算出する。
具体的には、以下の数式(1),(2),(3),(4),(5)に示すように、「JIS Z 8701」,「JIS Z 8782」にて規定されている計算方法に基づいて算出する。なお、ここで、Kは、「最大視感度」であり、683[lm/W]である。
Figure 0004946265
Figure 0004946265
Figure 0004946265
Figure 0004946265
Figure 0004946265
これにより、たとえば、図4に示すように、モニタ8が表示する画像において測定データ表示領域EDに示されている値のように、第1の三刺激値X1,Y1,Z1,第1の色度x1,y1が算出される。
つぎに、図3に示すように、瞳孔径を算出する(S31)。
ここでは、上記のようにスペクトル情報S1(λ)から算出される輝度Y1(三刺激値X1,Y1,Z1のうちのY1)に基づいて瞳孔径算出部41が瞳孔径Rを算出する。
具体的には、実験にて測定された輝度Yと瞳孔径Rとの関係に対応するように輝度Yと瞳孔径Rとが互いに関連付けられてメモリに記憶されているルックアップテーブルを用いて、上記のようにして算出された輝度Yに対応する瞳孔径Rを抽出することによって、瞳孔径算出部41が瞳孔径Rを求める。ここでは、輝度Yが高い場合には、瞳孔径Rが小さい値として求められ、輝度Yが低い場合には、瞳孔径Rが大きい値として求められる。
つぎに、図3に示すように、分光網膜照度を算出する(S41)。
ここでは、上記のようにスペクトル情報収集部2によって収集されたスペクトル情報S1(λ)と、瞳孔径算出部41によって算出された瞳孔径R[mm]とに基づいて、分光網膜照度算出部42が分光網膜照度Er(λ)[td]を算出する。具体的には、以下の数式(6)に示すようにして、分光網膜照度Er(λ)を算出する。なお、本数式において、L(λ)は、分光輝度[cd/m^2]であり、V(λ)は、標準比視感度であり、S1(λ)は、分光放射輝度 [W/st・m^2]である。
Figure 0004946265
これにより、図4に示すように、たとえば、スペクトル情報S1(λ)が収集された際にその分光放射輝度が最大である波長λ545nmに関しては、分光網膜照度Er(λ)の値が60tdとして算出される。
つぎに、図3に示すように、スペクトル情報を変換する(S51)。
ここでは、分光網膜照度算出部42にて算出された分光網膜照度Er(λ)を、メモリ6が記憶している等色相曲線データにスペクトル情報変換部43が照らし合わせることによって、スペクトル情報収集部2にて収集されたスペクトル情報S1(λ)を、条件等色誤差を補正したスペクトル情報S2(λ)へ変換する。
図5は、本発明にかかる第1の実施形態において、スペクトル情報S1(λ)を変換する際に用いる等色相曲線データと、算出された分光網膜照度Er(λ)とを重ねて示す図である。図5においては、分光網膜照度の値が10td以上の部分を示しており、10td未満の部分については、10tdでの波長λと略同等な値で推移している。
本実施形態においては、上述したように、スペクトル情報S1(λ)において波長λが545nmである点P1については分光網膜照度Er(λ)が60tdとして算出されているため、図5に示すように、この点P1は、等色相曲線において波長が555nmであることがわかる。すなわち、スペクトル情報S1(λ)の波長λが545nmであって分光網膜照度Er(λ)が60tdである点P1に交差する等色相曲線を、分光網膜照度Er(λ)の値が低い方へ辿ると、その点P1は、波長が555nmであることを示す点P2に移動する。このため、条件等色誤差を補正するスペクトル情報S2(λ)においては、その545nmの波長でのデータを、波長が555nmであるデータとして変換する。
このように、スペクトル情報S1(λ)を波長λごとに一定の分光網膜照度にて得られたデータになるように変換することによって、図4にて分光分布として示すように、条件等色誤差を補正するスペクトル情報S2(λ)を得る。なお、本実施形態においては、図4に示すように、変換されたスペクトル情報S2(λ)は、変換前のスペクトル情報S1(λ)に対して、波長λが545nm付近と610nm付近である部分にて異なり、他の波長λの範囲においては、略同等なデータであった。これは、変換前のスペクトル情報S1(λ)においてピーク値になっている波長λが545nm付近と610nm付近である部分については、分光網膜照度Er(λ)の値が大きいために、変換前後の差異が大きいのに対して、その他の波長λの部分については、分光網膜照度Er(λ)の値が小さいために、変換前後の差異が殆んど無く、同等であったためである。
つぎに、条件等色誤差が補正された色特性を算出する(S61)。
ここでは、色特性算出部44が、スペクトル情報変換部43によって変換されたスペクトル情報S2(λ)に基づいて、条件等色誤差が補正された色特性値を算出する。そして、その算出した色特性値をメモリ6が記憶する。
本実施形態においては、三刺激値X,Y,Zや色度x,yを算出する際に用いる等色関数x(λ),y(λ),z(λ)を含む演算処理を実行させるプログラムを、色特性算出部44がメモリ6から呼び出す。そして、色特性算出部44が演算処理を実行し、この三刺激値X,Y,Zと色度x,yとして、第2の三刺激値X2,Y2,Z2,第2の色度x2,y2を算出する。
具体的には、以下の数式(7),(8),(9),(10),(11)に示すように、「JIS Z 8701」,「JIS Z 8782」にて規定されている計算方法に基づいて算出する。なお、ここで、Kは、「最大視感度」であり、683[lm/W]である。
Figure 0004946265
Figure 0004946265
Figure 0004946265
Figure 0004946265
Figure 0004946265
つぎに、測定データの表示を実施する(S71)。
ここでは、たとえば、スペクトル情報や、情報処理部4によって算出された色特性値をモニタ8が表示する。
具体的には、図4に示すように、測定データ表示領域EDにおいて測定データを表示する。ここでは、たとえば、変換前のスペクトル情報S1(λ)と、変換後のスペクトル情報S2(λ)とを数値で表示する。また、変換前のスペクトル情報S1(λ)から算出された第1の三刺激値X1,Y1,Z1,第1の色度x1,y1と、変換後のスペクトル情報S2(λ)から算出された第2の三刺激値X2、Y2,Z2,第2の色度x2、y2とを、互いが対応して並ぶように、数値にて表示する。また、この他に、分光分布表示領域SDにおいて分光分布を表示する。ここでは、変換前のスペクトル情報S1(λ)と変換後のスペクトル情報S2(λ)とを、線グラフにて重ねて示すように表示する。
以上のように、本実施形態においては、試料Sの刺激光HSについてのスペクトル情報S1(λ)を収集する。そして、その収集されたスペクトル情報S1(λ)によって算出される輝度Y1に基づいて瞳孔径Rを算出する。そして、収集されたスペクトル情報S1(λ)と、算出された瞳孔径Rとに基づいて、分光網膜照度Er(λ)を算出する。その後、その算出された分光網膜照度Er(λ)を等色相曲線データに照らし合わせることによって、収集されたスペクトル情報S1(λ)を、条件等色誤差が補正されたスペクトル情報S2(λ)に変換する。そして、その変換されたスペクトル情報S2(λ)に基づいて試料Sについての色特性値を算出する。したがって、本実施形態は、ベゾルド・ブリュッケ現象の影響によって生じる条件等色誤差を補正しているために、測定者が適正な色特性情報を効率的に得ることができる。すなわち、本実施形態においては、CIE1931表色系の客観的色度と主観的観測の不一致が見られるが、ベゾルトブリュッケ現象の等色相曲線に沿って各波長成分を短波長側もしくは長波長側の等色相に移動させる手段により、客観的色度と主観的観測の不一致を是正し求めているために、測定者が適正な色特性情報を効率的に得ることができる。
<第2の実施形態>
本発明にかかる第2の実施形態について説明する。
(装置)
図6は、本発明にかかる第2の実施形態において、条件等色誤差測定システム200の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、条件等色誤差測定システム200は、刺激光調整装置201と、色彩測定装置202とを含む。
刺激光調整装置201について説明する。
図7は、本発明にかかる第2の実施形態において、刺激光調整装置201の構成を示す図である。
図7に示すように、刺激光調整装置201は、暗室部12と、第1のプリズム13と、第2のプリズム14と、信号発生器16と、分配器17と、第1の調整器18と、第2の調整器19と、等色2分視野20とを有しており、被験者の操作によって、試料Sからの等色刺激光HTが、参照試料RSからの参照刺激光HRと同様な色特性に観察されるように調整される。刺激光調整装置201の各部について説明する。
暗室部12は、図7に示すように、光が遮光された遮光空間SAを含み、その遮光空間SAに、試料Sからの等色刺激光HTと参照試料RSからの参照刺激光HRとのそれぞれが入射されるように、第1の開口A1と第2の開口A2とが形成されている。ここでは、第1の開口A1と第2の開口A2とは、互いに対面するように形成されており、参照試料RSが第1の開口A1に配置され、第1の開口A1から参照試料RSの参照刺激光HRが入射されると共に、試料Sが第2の開口A2に配置され、第2の開口A2から試料Sの等色刺激光HTが入射される。つまり、参照試料RSからの参照刺激光HRと、試料Sからの等色刺激光HTとが互いに干渉しないように、参照試料RSからの参照刺激光HRと試料Sからの等色刺激光HTとが互いに向かい合うように遮光空間SAに入射される。また、図7に示すように、その遮光空間SAには、試料Sからの等色刺激光HTと参照試料RSからの参照刺激光HRとのそれぞれが出射されるように、第3の開口A3と第4の開口A4とが形成されている。ここでは、第3の開口A3と第4の開口A4とは、第1の開口A1と第2の開口A2との間において、互いに対面するように形成されており、第1の開口A1から入射された参照試料RSの参照刺激光HRが第3の開口A3から出射されると共に、第2の開口A2から入射された試料Sの等色刺激光HTが第4の開口A4から出射される。本実施形態においては、参照試料RSとして、CRTディスプレイの表示画面が配置され、試料Sとして液晶表示ディスプレイの表示画面が配置される。
第1のプリズム13は、暗室部12の第3の開口A3に対応するように配置されており、第3の開口A3から出射された参照刺激光HRを、屈折させて、等色2分視野20へ出射する。
第2のプリズム14は、暗室部12の第4の開口A4に対応するように配置されており、第4の開口A4から出射された等色刺激光HTを、屈折させて、等色2分視野20へ出射する。
信号発生器16は、信号を発生する機器であり、その発生した信号を分配器17へ出力する。
分配器17は、入力された信号を分配する機器であり、信号発生器16が出力した信号が入力され、その入力された信号を第1の調整器18と、第2の調整器19とのそれぞれに分配する。
第1の調整器18は、参照試料SとしてのCRTディスプレイに接続されており、そのCRTディスプレイが表示する画像による参照刺激光HRを調整する。たとえば、測定者がRGBの調整ボリュームを操作した情報に対応するように、色調整の動作を実行する。
第2の調整器19は、試料RSとしての液晶表示ディスプレイに接続されており、その液晶表示ディスプレイが表示する画像による等色刺激光HTを調整する。たとえば、被験者がRGBの調整ボリュームを操作した情報に対応するように、色調整の動作を実行する。
等色2分視野20は、暗室部12の第3の開口A3から出射され、第1のプリズム13によって屈折された参照刺激光HRと、暗室部12の第4の開口A4から出射され、第2のプリズム14によって屈折された等色刺激光HTとを表示し、被験者SUに提示する。本実施形態においては、視野角FAが、たとえば、2°になるように、その提示が行われる。
図8は、本発明にかかる第2の実施形態において、等色2分視野20を示す正面図である。
図8に示すように、等色2分視野20は、光を遮光する遮光板の中央部分に円形で形成されており、中央で2つに分割された半円の一方に参照刺激光HRが照射され、他方の半円に試料Sの等色刺激光HTが照射される。
色彩測定装置202について説明する。
図9は、本発明にかかる第2の実施形態において、色彩測定装置202の構成を示す図である。図9において、図9(a)は、色彩測定装置202の全体構成を示す図であり、図9(b)は、情報処理部4にて演算処理を実施する部材を示すブロック図である。
色彩測定装置202は、図9(a)に示すように、分光光度計1と、スペクトル情報収集部2と、分光光度計制御部3と、情報処理部4と、指示部5と、メモリ6と、出力制御部7と、モニタ8と、プリンタ9とを有する。ここで、情報処理部4は、図9(b)に示すように、瞳孔径算出部41と、分光網膜照度算出部42と、スペクトル情報変換部43と、色特性算出部44と、条件等色誤差算出部45とを有する。
色彩測定装置202は、情報処理部4が条件等色誤差算出部45を、さらに有することを除き、第1の実施形態において示した色彩測定装置100と同様な構成である。このため、重複する箇所については、同一符号を付し、説明を省略する。
詳細については後述するが、本実施形態においては、色彩測定装置202は、第1の実施形態と同様にして、参照試料RSからの参照刺激光HRについての色特性値を、色特性算出部44が算出した後に、条件等色誤差を算出する。
(動作)
本発明の第2の実施形態にかかる条件等色誤差測定システム200の動作について説明する。
図10と図11は、本発明の第2の実施形態にかかる条件等色誤差測定システム200の動作を説明するための図である。ここで、図10は、本発明にかかる第2の実施形態において、条件等色誤差測定システム200の動作を示すフロー図である。一方、図11は、本発明にかかる第2の実施形態において、条件等色誤差測定システム200が動作する際に、モニタ8が表示画面に表示する画像を示す図である。
ここでは、条件等色被験実験を実施した後に、その条件等色被験実験の結果に基づいて、条件等色誤差の算出を実施する。
具体的には、図10に示すように、まず、試料Sからの等色刺激光HTについての調整を実施する(S111)。
ここでは、刺激光調整装置201を用いて、試料Sからの等色刺激光HTと、参照試料RSからの参照刺激光HRとが互いに同一な明るさおよび色調に観察されるように、被験者がその試料Sからの等色刺激光HTを調整することによって、この条件等色被験実験を実施する。
本実施形態においては、最初に、参照試料RSとしてのCRTディスプレイが表示する画像による参照刺激光HRが、所定の輝度および色度を示すように、参照試料RSとしてのCRTディスプレイの表示動作を調整する。たとえば、D65の色度になるように調整する。そして、これと同様にして、試料Sとしての液晶表示ディスプレイが表示する画像による等色刺激光HTが、所定の輝度および色度を示すように、試料Sとしての液晶表示ディスプレイの表示動作を調整する。つまり、試料Sに対して参照試料の色特性値が基準になるように、CIEにて規定された算出方法にて得られる色特性値が同一とするように互いの刺激光を調整する。ここでは、前述したように、ベゾルド・ブリュッケ現象の影響によって、試料Sによる等色刺激光HTと、参照試料RSによる参照刺激光HRとの間においては条件等色誤差が生じるために、等色刺激光HTと参照刺激光HRとが同様な色特性値になるように調整されているにも関わらず、刺激光調整装置201の等色2分視野20を観察した被験者SUにおいては、互いに異なった色特性であると認識される。なお、ここでは、試料S(等色刺激)については、参照刺激の色特性と必ずしも同一にする必要は無く、任意の色特性であっても構わない。たとえば、全白、全黒から被験者が合わせても構わない。
この後、試料Sからの等色刺激光HTと、参照試料RSからの参照刺激光HRとが、等色2分視野20において互いに同一な明るさおよび色調に観察されるように、被験者SUが等色2分視野20を観察しながら、その試料Sからの等色刺激光HTを第2の調整器19を用いて調整する
つぎに、図10に示すように、色特性値を算出する(S121)。
ここでは、色彩測定装置202を用いて、参照試料RSからの参照刺激光HRについての色特性値を、第1の色特性値として算出する。また、これと共に、第2の調整器19によって調整された試料Sの等色刺激光HTについての色特性値を、色彩測定装置202を用いて第2の色特性値として算出する。
本実施形態においては、第1の実施形態にて示した場合と同様にして、この第1の色特性値と第2の色特性値とのそれぞれを算出する。
具体的には、前述の図3でのステップS11に示したように、参照試料SRの参照刺激光HRについてのスペクトル情報を収集した後に、ステップS21に示したように、その色特性値を算出する。そして、ステップS31に示したように、瞳孔径を算出した後に、ステップS41に示したように、分光網膜照度を算出する。そして、ステップS51に示したように、そのスペクトル情報を変換後、ステップS61に示したように、条件等色誤差が補正された色特性を算出する。そして、ステップS71に示したように、その測定データの表示を実施する。本実施形態においては、この算出された色特性値を、第1の色特性値として記憶させる。
また、これと同様に、図3でのステップS11に示したように、試料Sの等色刺激光HTについてのスペクトル情報を収集した後に、ステップS21に示したように、その色特性値を算出する。そして、ステップS31に示したように、瞳孔径を算出した後に、ステップS41に示したように、分光網膜照度を算出する。そして、ステップS51に示したように、そのスペクトル情報を変換後、ステップS61に示したように、条件等色誤差が補正された色特性を算出する。そして、ステップS71に示したように、その測定データの表示を実施する。本実施形態においては、この算出された色特性値を、第2の色特性値として記憶させる。
このように、試料Sからの等色刺激光HTについての調整を実施するステップS111と、色特性値を算出するステップS121とを実行することで、条件等色被験実験を実施する。
本実施形態においては、この条件等色被験実験を、複数の被験者SUについて実施する。たとえば、図11に示すように、モニタ8が表示する画像において測定リスト表示領域ELに示されているように、等色刺激光に関して、20人の被験者SUについて実施する。
つぎに、図10に示すように、条件等色誤差を算出する(S131)。
ここでは、上記のように算出された参照刺激光HRに関する第1の色特性値と、等色刺激光HTに関する第2の色特性値とを、色彩測定装置202の条件等色誤差算出部45が差分することによって、条件等色誤差を算出する。
本実施形態においては、液晶表示ディスプレイである試料Sの等色刺激光HTと、CRTディスプレイである参照試料SRの参照刺激光HRとの間における条件等色誤差について算出する。すなわち、「表示装置間での条件等色誤差」を算出する。また、これと共に、「複数の被験者の間での条件等色誤差」について算出する。
具体的には、この条件等色誤差について算出する際には、図11に示すように、モニタ8が表示する画像において、命令表示領域MRに示されている「参照刺激選択」のダイヤログボックスに、測定者が参照刺激光の測定結果を測定リスト31から選択して入力する。ここでは、「S0」を入力する。同様に、命令表示領域MRの「等色刺激選択」のダイヤログボックスに、測定者が各被験者SUについて測定した等色刺激光HTの測定結果を測定リスト31から選択して入力する。ここでは、「S1」と「S20」とを入力することによって、20人の被験者SUについて測定した値を選択する。この選択は、測定者が指示部5を操作することによって実施される。
この後、「演算開始」ボタンを押すように、測定者が指示部5のポインティングデバイスでカーソルCを移動して操作する。これにより、メモリ6に記憶されている演算プログラムが情報処理部4によって呼び出され、その演算プログラムを用いて、条件等色誤差算出部45が、色特性算出部44によって算出された第1の色特性値と第2の色特性値とを差分する演算処理を実施し、条件等色誤差を算出する。ここでは、従来の算出方法によって算出された等色刺激光に関する第2の色特性値の平均値を算出した後に、その第2の色特性値の平均値と、参照刺激光に関する第1の色特性値との差分値を演算処理によって算出し、その差分値を、「表示装置間での条件等色誤差」として記憶する。
すなわち、参照刺激光と複数の被験者について得た等色刺激光によって算出した三刺激値X1,Y1,Z1、色度x1,y1などの色特性値をメモリ6から読みだし、その参照刺激光と、複数の被験者について得た等色刺激光によって得られた色特性値の平均値の差分値ΔY1,Δx1,Δy1を求め、その差分値ΔY1,Δx1,Δy1を、「表示装置間での条件等色誤差」としてメモリ6が記憶する。そして、表示装置間での条件等色誤差」を、数値情報として、モニタ8が表示する。具体的には、図11に示すように、演算データ表示領域DRにおいて、輝度の差分値ΔY1と、色度の差分値Δx1,Δy1として表示する。
そして、これと共に、複数の被験者SUから得た等色刺激光について条件等色誤差を補正するように算出された三刺激値X2,Y2,Z2、色度x2,y2などの色特性値について、被験者SUの間の平均値を算出した後に、その平均値と、各被験者SUにて得られた色特性値との差分値を算出する。そして、その差分値ΔY2,Δx2,Δy2を、「被験者間での条件等色誤差」としてメモリ6が記憶する。そして、「被験者間での条件等色誤差」を、数値情報として、モニタ8が表示する。具体的には、図11にてS1〜S20として示すように、複数の被験者SUのそれぞれについて算出された輝度の差分値ΔY2と、色度の差分値Δx2,Δy2とを、マトリクス状の表として演算データ表示領域DRに表示する。そして、これと共に、図11に示すように、色度図表示領域GRにおいて、色度x2,y2のそれぞれを横軸,縦軸にしたグラフに、複数の被験者S1〜S20のそれぞれについて算出された色度x2,y2を、参照刺激光について得られた色度x2,y2と共に、プロットして表示する。
以上のように、本実施形態は、試料Sからの等色刺激光HTと、参照試料SRからの参照刺激光HRとが互いに同一な明るさおよび色調に観察されるように、試料Sからの等色刺激光HTを複数の被験者が調整する。そして、その参照試料からの刺激光についての色特性値を、第1の色特性値として算出すると共に、その調整された試料の刺激光についての色特性値を、第2の色特性値として算出する。そして、その算出された第1の色特性値と第2の色特性値とを差分することによって、条件等色誤差を算出する。ここで、上記の色特性を算出する際には、第1の実施形態と同様に、各刺激光について収集されたスペクトル情報を変換した後に、その変換されたスペクトル情報に基づいて、各色特性値を算出する。このため、本実施形態は、ベゾルド・ブリュッケ現象の影響によって生じる条件等色誤差について、効率的に測定することができる。特に、本実施形態においては、試料Sと参照試料RSとの間のように、「表示装置間における条件等色誤差」と、「複数の被験者の間における条件等色誤差」とのそれぞれを、容易に切り分けて算出することができる。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上述した実施形態では、被験者での測定データを介して表示装置間の条件等色誤差を算出しているが、被験者による条件等色誤差を含まない表示装置間の条件等色誤差を算出することも可能である。具体的には、表示装置ごとにステップS11からS17を繰返し測定することにより、任意の輝度、色度を各表示装置で同一に設定する。このとき、同時に算出されている従来の輝度、色度値の差分が表示装置間の条件等色誤差となる。
また、本発明にかかる色彩測定方法については、表示装置を製造する際に、表示画像を検査する工程にて使用しても好適である。
図1は、本発明にかかる第1の実施形態において、色彩測定装置100の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明にかかる第1の実施形態において、情報処理部4にて演算処理を実施する部材を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施形態にかかる色彩測定装置100の動作を示すフロー図である。 図4は、本発明の第1の実施形態にかかる色彩測定装置100が動作する際において、モニタ8が表示画面に表示する画像を示す図である。 図5は、本発明にかかる第1の実施形態において、スペクトル情報S1(λ)を変換する際に用いる等色相曲線データと、算出された分光網膜照度Er(λ)とを重ねて示す図である。 図6は、本発明にかかる第2の実施形態において、条件等色誤差測定システム200の構成を示すブロック図である。 図7は、本発明にかかる第2の実施形態において、刺激光調整装置201の構成を示す図である。 図8は、本発明にかかる第2の実施形態において、等色2分視野20を示す正面図である。 図9は、本発明にかかる第2の実施形態において、色彩測定装置202の構成を示す図である。 図10は、本発明にかかる第2の実施形態において、条件等色誤差測定システム200の動作を示すフロー図である。 図11は、本発明にかかる第2の実施形態において、条件等色誤差測定システム200が動作する際に、モニタ8が表示画面に表示する画像を示す図である。
符号の説明
1…分光光度計、2…スペクトル情報収集部、3…分光光度計制御部、4…情報処理部、5…指示部、6…メモリ、7…出力制御部、8…モニタ、9…プリンタ、12…暗室部、13…第1のプリズム、14…第2のプリズム、16…信号発生器、17…分配器、18…第1の調整器、19…第2の調整器、20…等色2分視野、100,202…色彩測定装置、200…条件等色誤差測定システム、201…刺激光調整装置。

Claims (11)

  1. 試料の色特性値を測定する色彩測定装置であって、
    前記試料の刺激光についてのスペクトル情報を収集するスペクトル情報収集部と、
    前記スペクトル情報収集部によって収集された前記スペクトル情報から算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する瞳孔径算出部と、
    前記スペクトル情報収集部によって収集された前記スペクトル情報と、前記瞳孔径算出部によって算出された前記瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する分光網膜照度算出部と、
    前記分光網膜照度算出部にて算出された前記分光網膜照度を等色相曲線データに照らし合わせることによって、前記スペクトル情報収集部によって収集された前記スペクトル情報を変換するスペクトル情報変換部と、
    前記スペクトル情報変換部によって変換された前記スペクトル情報に基づいて前記試料についての色特性値を算出する色特性算出部と
    を有することを特徴とする
    色彩測定装置。
  2. 前記色特性算出部によって算出された前記色特性値を表示する表示部
    を有することを特徴とする
    請求項1に記載の色彩測定装置。
  3. 前記色特性算出部は、前記スペクトル情報収集部によって収集された前記スペクトル情報に基づいて前記試料についての色特性値を算出し、
    前記表示部は、前記色特性算出部が、前記スペクトル情報収集部によって収集された前記スペクトル情報に基づいて算出した前記色特性値と、前記スペクトル情報変換部によって変換された前記スペクトル情報に基づいて算出した前記色特性値とのそれぞれを、表示することを特徴とする
    請求項2に記載の色彩測定装置。
  4. 前記色特性算出部は、前記色特性値として、三刺激値を算出することを特徴とする
    請求項3に記載の色彩測定装置。
  5. 前記色特性算出部は、前記色特性値として、色度を算出することを特徴とする
    請求項3に記載の色彩測定装置。
  6. 前記表示部は、前記スペクトル情報変換部によって変換されたスペクトル情報を表示することを特徴とする
    請求項2に記載の色彩測定装置。
  7. 前記表示部は、前記スペクトル情報収集部によって収集されたスペクトル情報を、前記スペクトル情報変換部によって変換されたスペクトル情報に対応するように表示することを特徴とする
    請求項6に記載の色彩測定装置。
  8. 前記試料が、液晶表示ディスプレイであることを特徴とする
    請求項1に記載の色彩測定装置。
  9. 試料の色特性値を測定する色彩測定方法であって、
    前記試料の刺激光についてのスペクトル情報を収集するスペクトル情報収集工程と、
    前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報によって算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する瞳孔径算出工程と、
    前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報と、前記瞳孔径算出工程にて算出された前記瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する分光網膜照度算出工程と、
    前記分光網膜照度算出工程にて算出された前記分光網膜照度を等色相曲線データに照らし合わせることによって、前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報を変換するスペクトル情報変換工程と、
    前記スペクトル情報変換工程によって変換された前記スペクトル情報に基づいて前記試料についての色特性値を算出する色特性算出工程と
    を有することを特徴とする
    色彩測定方法。
  10. 試料の色特性値と、前記試料に対して基準となる参照試料の色特性値との間において生ずる条件等色誤差を測定する条件等色誤差測定方法であって、
    前記参照試料からの参照刺激光についての色特性値を算出する第1工程と、
    前記試料からの刺激光と、前記参照試料からの参照刺激光とが互いに同一な明るさおよび色調に観察されるように、前記試料からの刺激光を調整する第2工程と、
    前記第2工程にて調整された前記試料の刺激光についての色特性値を算出する第3工程と、
    前記第1工程にて前記参照刺激光について算出された色特性値と、前記第3工程にて前記刺激光について算出された前記色特性値とを差分することによって、条件等色誤差を算出する第4工程と
    を有し、
    前記第1工程と前記第3工程とのそれぞれは、
    前記刺激光についてのスペクトル情報を収集するスペクトル情報収集工程と、
    前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報によって算出される輝度に基づいて瞳孔径を算出する瞳孔径算出工程と、
    前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報と、前記瞳孔径算出工程にて算出された前記瞳孔径とに基づいて、分光網膜照度を算出する分光網膜照度算出工程と、
    前記分光網膜照度算出工程にて算出された前記分光網膜照度を等色相曲線データに照らし合わせることによって、前記スペクトル情報収集工程にて収集された前記スペクトル情報を変換するスペクトル情報変換工程と
    を含み、
    前記スペクトル情報変換工程によって変換された前記スペクトル情報に基づいて前記色特性値を算出し、
    前記第2工程においては、前記試料からの刺激光を複数の被験者が調整し、
    前記第3工程においては、前記第2工程にて前記複数の被験者にて調整された前記試料の刺激光のそれぞれについての色特性値を算出した後に、当該算出された色特性値の平均値を、前記色特性値として算出することを特徴とする
    条件等色誤差測定方法。
  11. 前記第3工程においては、前記第2工程にて前記複数の被験者にて調整された前記試料の刺激光のそれぞれについての色特性値の誤差値を算出することを特徴とする
    請求項10に記載の条件等色誤差測定方法。
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