JP4945253B2 - 自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置に関する。
自動車では、特許文献1に記載の如く、車体前側のエンジン及びトランスミッション等からなる駆動ユニットの出力を、第1と第2のプロペラシャフト等を介して、車体後側のデファレンシャルギヤから後輪に伝達している。このとき、前側の駆動ユニットとデファレンシャルギヤの相対的な変位を吸収して出力を伝達可能にすべく、第1と第2のプロペラシャフトは自在継手により連結されている。自在継手は、第1のプロペラシャフトの端部に設けた第1のヨークスタブと、第2のプロペラシャフトの端部に設けた第2のヨークスタブがクロスピンにより互いに折り曲げ可能に連結される。
また、自動車では、第1と第2のプロペラシャフトの少なくとも一方がベアリングを介してゴム状弾性部材の内環に支持され、このゴム状弾性部材を車体側のブラケットに支持し、第1と第2のプロペラシャフトが衝撃力を受けて収縮するとき、第1のプロペラシャフトが第2のプロペラシャフトを軸方向に押し込んで衝撃吸収部を破断可能にし、前方からの衝撃エネルギーを吸収可能にしている。
特開平10-35304
従来の自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置には以下の問題点がある。
(1)自動車の衝突時に、第1と第2のプロペラシャフトが衝撃力を受けて収縮し、それらのプロペラシャフトが車体側のブラケットに対しゴム状弾性部材を変形させて軸直角方向に変位し、結果として、第1のプロペラシャフトの側の第1のヨークスタブと第2のプロペラシャフトの側の第2のヨークスタブが大きく折り曲げられる現象を生ずる。
(2)上述(1)の第1のヨークスタブと第2のヨークスタブの大きな折り曲げは、第1と第2のプロペラシャフトが大きく折り曲げられ、第1のプロペラシャフトが第2のプロペラシャフトを軸方向に押し込む押し込み力を大きく減じ、特に大きく折り曲げられたヨークスタブが車体に干渉するときには、その押し込み力を大きく減ずる。このことは、押し込み力に起因する衝撃吸収部の破断の程度を減じ、衝撃吸収効果を低くすることを意味する。
本発明の課題は、自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置において、第1のプロペラシャフトの側の第1のヨークスタブと第2のプロペラシャフトの側の第2のヨークスタブの折曲角度を簡易確実に規制することにある。
請求項1の発明は、第1と第2のプロペラシャフトを自在継手により連結するに際し、自在継手が第1のプロペラシャフトの端部に設けた第1のヨークスタブと、第2のプロペラシャフトの端部に設けた第2のヨークスタブとをクロスピンにより互いに折り曲げ可能に連結してなり、第1と第2のプロペラシャフトの少なくとも一方がベアリングを介してゴム状弾性部材の内環に支持され、このゴム状弾性部材を車体側のブラケットに支持し、第1と第2のプロペラシャフトが衝撃力を受けて収縮するとき、第1のプロペラシャフトが第2のプロペラシャフトを軸方向の後方に押し込んで衝撃吸収部を破断可能にする自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置において、第1と第2のプロペラシャフトを連結する前記自在継手よりも軸方向の後方に前記衝撃吸収部が配置されるとき、該自在継手は、第1のヨークスタブが基部の両側から軸方向に張り出されてクロスピンの十字をなす一方のピンを受ける二又状張出部を備えるとともに、第2のヨークスタブが基部の両側から軸方向に張り出されてクロスピンの十字をなす他方のピンを受ける二又状張出部を備え、第1と第2のヨークスタブがクロスピンを介して互いに折り曲げられたときに、第1と第2のヨークスタブの折曲角度を一定の最大折曲角度内に規制する折曲角度規制部を設けてなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記第1と第2のヨークスタブの軸方向で相対するそれらの二又状張出部の肩面のそれぞれに、互いに衝合する前記折曲角度規制部を設けてなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)自動車の衝突時に、第1と第2のプロペラシャフトが衝撃力を受けて収縮し、それらのプロペラシャフトが車体側のブラケットに対しゴム状弾性部材を変形させて軸直角方向に変位し、結果として、第1のプロペラシャフトの側の第1のヨークスタブと第2のプロペラシャフトの側の第2のヨークスタブが折り曲げられるとき、折曲角度規制部が第1と第2のヨークスタブの折曲角度を一定の最大折曲角度内に規制する。
(b)第1と第2のヨークスタブの折曲角度が上述(a)により規制される結果、第1と第2のプロペラシャフトが大きく折り曲げられることを回避し、折り曲げられたヨークスタブが車体に干渉することもないから、第1のプロペラシャフトが第2のプロペラシャフトを軸方向に押し込む押し込み力を大きく減ずることがない。これにより、第1のプロペラシャフトが第2のプロペラシャフトを軸方向に沿って確実に押し込んで衝撃吸収部を確実に破断し、所期の衝撃吸収効果を確保できる。
(請求項2)
(c)第1と第2のヨークスタブの二又状張出部に設けた互いに衝合する折曲角度規制部をそれらの二又状張出部の肩面のそれぞれに設けた。従って、第1と第2のヨークスタブの折曲角度規制安定を図ることができる。
図1は自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置を示す全体図、図2はプロペラシャフトの弾性支持構造と自在継手を示す断面図、図3はプロペラシャフトの衝撃吸収部を示す断面図、図4は自在継手を示す斜視図、図5は第1のヨークスタブを示す斜視図、図6は第1のヨークスタブを示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、図7は第2のヨークスタブを示す斜視図、図8は第2のヨークスタブを示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。
自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置1は、図1に示す如く、複数分割された第1と第2と第3のプロペラシャフト10、20、30の連結体であり、第1のプロペラシャフト10の前端部は自在継手(スライダブルジョイント)40を介してエンジン側のトランスミッションの出力軸に連結され、第1のプロペラシャフト10の後端部と第2のプロペラシャフト20の前端部は自在継手(クロスジョイント)50を介して連結され、第2のプロペラシャフト20の後端部と第3のプロペラシャフト30の前端部は自在継手(スライダブルジョイント)60を介して連結され、第3のプロペラシャフト30の後端部は自在継手(クロスジョイント)70を介してデファレンシャルギヤ側に連結される。
第1のプロペラシャフト10は、図2に示す如く、中空パイプ11の後端部に連結軸12を摩擦溶接により設け、この連結軸12に自在継手50の第1のヨークスタブ51の基部101をスプライン接合し、この基部101を連結軸12の中間段差部と連結軸12の先端部に螺着されるナット13との間に挟み固定している。第2のプロペラシャフト20は、中空パイプ21の前端部に自在継手50の第2のヨークスタブ52の基部201を摩擦溶接により設けている。そして、第1のヨークスタブ51と第2のヨークスタブ52が十字状(直交するX軸とY軸をもつ)のクロスピン53により互いに折り曲げ可能に連結される。
第2のプロペラシャフト20は、図3に示す如く、中空パイプ21の後端部に軸状インナ22を摩擦溶接により設ける。第3のプロペラシャフト30は、中空パイプ31の前端部に筒状アウタ32を摩擦溶接により設ける。軸状インナ22の先端部が等速自在継手60を介して筒状アウタ32に嵌合される。自在継手60は、ボール61、ボールケージ62、インナレース63を有し、インナレース63を軸状インナ22にスプライン結合するとともにストッパリング23により固定し、ボール61を筒状アウタ32の内周のレース溝に転動自在に装填し、筒状アウタ32の開口に係着してあるストッパリング33によりボール61の脱落を防止する。このとき、第3のプロペラシャフト30の筒状アウタ32の前端部に被着した金属製の筒状ブーツアダプタ34と、第2のプロペラシャフト20の軸状インナ22の概ね中間部に、ゴムブーツ35の両端部のそれぞれを取着する。ブーツアダプタ34とゴムブーツ35は、自在継手60のための軸状インナ22と筒状アウタ32の間のグリース封入空間36を外界に対し封止し、グリースもれと外部からの泥水の浸入を防止する。
第1のプロペラシャフト10は、図2に示す如く、連結軸12の中間部がセンタベアリング14を介して、湾曲状ゴム状弾性部材15の内環16に支持され、このゴム状弾性部材15の外環17を介して車体側の支持ブラケット18に支持される。センタベアリング14の内輪が、連結軸12の基端段差部と、連結軸12に前述の如くに固定される自在継手50の第1のヨークスタブ51の基部101の先端面との間に挟み固定される。尚、内環16の内周にはシール部材16A、16Bが装填され、両シール部材16A、16Bはセンタベアリング14を両側からシールする。また、自在継手50の第1のヨークスタブ51の基部101は大径フランジ部101Aと小径フランジ部101Bを備え、大径フランジ部101Aは内環16の後端内周に近接し、内環16の内部への水の浸入を防止する。基部101と内環16の隙間から浸入した水は、大径フランジ部101Aと小径フランジ部101Bの間の環状溝101Cにガイドされて落下し、内環16の内部への水の浸入を阻止する。
第2のプロペラシャフト20は、図3に示す如く、軸状インナ22の中間部がセンタベアリング24を介して、湾曲状ゴム状弾性部材25の内環26に支持され、このゴム状弾性部材25の外環27を介して車体側の支持ブラケット28に支持される。センタベアリング24の内輪が、軸状インナ22の基端段差部と、軸状インナ22に挿着されて固定されるストッパピース29の先端面との間に挟み固定される。尚、内環26の内周にはシール部材26A、26Bが装填され、両シール部材26A、26Bはセンタベアリング24を両側からシールする。また、ストッパピース29は大径フランジ部29Aと小径フランジ部29Bを備え、大径フランジ部29Aは内環16の後端内周に近接し、内環26の内部への水の浸入を防止する。大径フランジ部29Aと内環26の隙間から浸入した水は、大径フランジ部29Aと小径フランジ部29Bの間の環状溝29Cにガイドされて落下し、内環26の内部への水の浸入を阻止する。
更に、プロペラシャフト装置1は、第3のプロペラシャフト30の筒状アウタ32の基端側に衝撃吸収部80を形成し、第2のプロペラシャフト20と第3のプロペラシャフト30が車両の衝突に伴なう衝撃力を受けて収縮し、軸状インナ22が筒状アウタ32を押し込むとき、衝撃吸収部80を破断可能にする。本実施例の衝撃吸収部80は、筒状アウタ32の基端部であって、軸状インナ22の先端面が軸方向において対向する部分に設けた孔32Cに適度の荷重で圧入され、軸状インナ22により突き破られる板(環状キャップ)81にて構成される。孔32Cの孔径は、自在継手60のインナレース63の外径より小径をなし、軸状インナ22を通し、インナレース63を不通とする。これにより、第3のプロペラシャフト30の筒状アウタ32の基端側の衝撃吸収部80の大きさは、軸状インナ22の軸スプライン部が貫通するだけの大きさで良く、筒状アウタ32に連結される中空パイプ31の内径を、軸状インナ22の軸スプライン部が貫通するだけの最小径で構成することが可能となる。尚、ゴム状弾性部材25の内環26の外径を、ブーツアダプタ34の内径より小径にし、更に筒状アウタ32の開口の口径より小径にする。また、センタベアリング24のためのストッパピース29の外径を、ブーツアダプタ34の内径より小径にし、更に筒状アウタ32の開口の口径より小径にする。
以下、プロペラシャフト装置1の衝撃吸収動作について説明する。
(1)車両が衝突し、エンジンやトランスミッションが後退すると、第1の第2のプロペラシャフト10、20が衝撃力を受けて収縮し、第1のプロペラシャフト10が第2のプロペラシャフト20を軸方向に押し込む。
(2)第2のプロペラシャフト20を後方に押し込む荷重は、ゴム状弾性部材25を変形させながら、軸状インナ22とともにセンタベアリング24、ストッパピース29、内環26を後方に押し出す。
(3)第2のプロペラシャフト20の軸状インナ22が後方に移動すると、軸状インナ22の先端部にストッパリング23を介して固定されている自在継手60のインナレース63も後方に移動し、インナレース63は筒状アウタ32のレース溝の閉塞端である摺動限界位置まで移動する。
(4)第2のプロペラシャフト20を後方に押し出す荷重が更に作用すると、軸状インナ22と自在継手60のインナレース63を固定しているストッパリング23が外れ、軸状インナ22の先端部がインナレース63を筒状アウタ32内に残したまま更に後方へ移動する。そして、軸状インナ22の先端部は筒状アウタ32の基端部の衝撃吸収部80(環状キャップ81)を孔32Cから押し出すとともに、孔32Cを通って中空パイプ31内に入り込む。
(5)第2のプロペラシャフト20を後方に押し出す荷重が更に作用すると、軸状インナ22の外周側に設けられているストッパピース29、内環26がブーツアダプタ34の内側、筒状アウタ32の開口内に潜り込む。また、ブーツアダプタ34は内環26の外側を通る。そして、ストッパピース29は、自在継手60のインナレース63との間に、ゴムブーツ35の軸状インナ22に固定されている部分を挟み込む位置まで移動する。
しかるに、プロペラシャフト装置1にあっては、第1のプロペラシャフト10と第2のプロペラシャフト20が衝撃力を受けて収縮するとき、第1のプロペラシャフト10の側の第1のヨークスタブ51と第2のプロペラシャフト20の側のヨークスタブ52の折曲角度を簡易確実に規制するため、以下の構成を備える。
第1のヨークスタブ51は、図4〜図6に示す如く、基部101の両側から軸方向に張り出される二又状張出部102、102を備え、この二又状張出部102、102はクロスピン53の十字をなす一方のピン(X軸)を受けるピン孔103、103を備える。第2のヨークスタブ52は、図4、図7、図8に示す如く、基部201の両側から軸方向に張り出される二又状張出部202、202を備え、この二又状張出部202、202はクロスピン53の十字をなす他方のピン(Y軸)を受けるピン孔203、203を備える。
第1と第2のヨークスタブ51、52は、図4に示す如く、クロスピン53を介して互いに一定の最大折曲角度aまで折り曲げられたときに、互いに衝合する折曲角度規制部104A、204Aを、それらの軸方向で相対するそれらの二又状張出部102、202の肩面104、204のそれぞれに設ける。第1のヨークスタブ51は、基部101の両側の二又状張出部102、102のそれぞれにおいて、基部101から起立する基端側を広幅部102A、ピン孔103の上半周に沿う先端側を狭幅部102Bとし、ピン孔103の概ね中心を挟む両側で広幅部102Aと狭幅部102Bの境界となる部分に段差状の肩面104を設ける。第2のヨークスタブ52は、基部201の両側の二又状張出部202、202のそれぞれにおいて、基部201から起立する基端側を広幅部202A、ピン孔203の上半周に沿う先端側を狭幅部202Bとし、ピン孔203の概ね中心を挟む両側で広幅部202Aと狭幅部202Bの境界となる部分に段差状の肩面204を設ける。
本実施例において、第1と第2のヨークスタブ51、52の二又状張出部102、202に設けた互いに衝合する折曲角度規制部104A、204Aは、互いに面接触する。第1のヨークスタブ51の二又状張出部102の折曲角度規制部104Aは、二又状張出部102及びピン孔103の正面視(図6(B))で、第1のヨークスタブ51の中心軸Cに直交する水平面Hに対し、最大折曲角度aに相当する角度a(例えば10度)だけ狭幅部102Bの側から広幅部102Aの側に向けて下り勾配をなす肩面104にて形成される。第2のヨークスタブ52の二又状張出部202の折曲角度規制部204Aは、二又状張出部202及びピン孔203の正面視(図8(B))で、第2のヨークスタブ52の中心軸Cに直交する水平面Hに対し、最大折曲角度aに相当する角度a(例えば10度)だけ狭幅部202Bの側から広幅部202Aの側に向けて下り勾配をなす肩面204にて形成される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)自動車の衝突時に、第1と第2のプロペラシャフト10、20が衝撃力を受けて収縮し、それらのプロペラシャフト10、20が車体側のブラケット18、28に対しゴム状弾性部材15、25を変形させて軸直角方向に変位し、結果として、第1のプロペラシャフト10の側の第1のヨークスタブ51と第2のプロペラシャフト20の側の第2のヨークスタブ52が折り曲げられるとき、これら第1と第2のヨークスタブ51、52において、この折り曲げによって接近する側で相対する、それらの二又状張出部102、202の肩面104、204のそれぞれに設けた折曲角度規制部104A、204Aが互いに衝合する。これにより、第1と第2のヨークスタブ51、52はそれらの折曲角度を一定の最大折曲角度内に規制される。
(b)第1と第2のヨークスタブ51、52の折曲角度が上述(a)により規制される結果、第1と第2のプロペラシャフト10、20が大きく折り曲げられることを回避し、折り曲げられたヨークスタブ51、52が車体に干渉することもないから、第1のプロペラシャフト10が第2のプロペラシャフト20を軸方向に押し込む押し込み力を大きく減ずることがない。これにより、第1のプロペラシャフト10が第2のプロペラシャフト20を軸方向に確実に押し込んで衝撃吸収部80を確実に破断し、所期の衝撃吸収効果を確保できる。
(c)第1と第2のヨークスタブ51、52の二又状張出部102、202に設けた互いに衝合する折曲角度規制部104A、204Aが互いに面接触にて衝合するように構成された。従って、第1と第2のヨークスタブ51、52の折曲角度規制部104A、204Aの衝合の安定を図ることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置を示す全体図である。 図2はプロペラシャフトの弾性支持構造と自在継手を示す断面図である。 図3はプロペラシャフトの衝撃吸収部を示す断面図である。 図4は自在継手を示す斜視図である。 図5は第1のヨークスタブを示す斜視図である。 図6は第1のヨークスタブを示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 図7は第2のヨークスタブを示す斜視図である。 図8は第2のヨークスタブを示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。
符号の説明
1 プロペラシャフト装置
10 第1のプロペラシャフト
14、24 ベアリング
15、25 ゴム状弾性部材
16、26 内環
18、28 ブラケット
20 第2のプロペラシャフト
50 自在継手
51 第1のヨークスタブ
52 第2のヨークスタブ
53 クロスピン
80 衝撃吸収部
101、201 基部
102、202 二又状張出部
104、204 肩面
104A、204A 折曲角度規制部

Claims (2)

  1. 第1と第2のプロペラシャフトを自在継手により連結するに際し、自在継手が第1のプロペラシャフトの端部に設けた第1のヨークスタブと、第2のプロペラシャフトの端部に設けた第2のヨークスタブとをクロスピンにより互いに折り曲げ可能に連結してなり
    第1と第2のプロペラシャフトの少なくとも一方がベアリングを介してゴム状弾性部材の内環に支持され、このゴム状弾性部材を車体側のブラケットに支持し、
    第1と第2のプロペラシャフトが衝撃力を受けて収縮するとき、第1のプロペラシャフトが第2のプロペラシャフトを軸方向の後方に押し込んで衝撃吸収部を破断可能にする自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置において、
    第1と第2のプロペラシャフトを連結する前記自在継手よりも軸方向の後方に前記衝撃吸収部が配置されるとき、
    該自在継手は、
    第1のヨークスタブが基部の両側から軸方向に張り出されてクロスピンの十字をなす一方のピンを受ける二又状張出部を備えるとともに
    第2のヨークスタブが基部の両側から軸方向に張り出されてクロスピンの十字をなす他方のピンを受ける二又状張出部を備え、
    第1と第2のヨークスタブがクロスピンを介して互いに折り曲げられたときに、第1と第2のヨークスタブの折曲角度を一定の最大折曲角度内に規制する折曲角度規制部を設けてなることを特徴とする自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置。
  2. 前記第1と第2のヨークスタブの軸方向で相対するそれらの二又状張出部の肩面のそれぞれに、互いに衝合する前記折曲角度規制部を設けてなる請求項1に記載の自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置。
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