JP4944180B2

JP4944180B2 - 電動工具

Info

Publication number: JP4944180B2
Application number: JP2009267791A
Authority: JP
Inventors: 正己鶴田; 勝至宮下
Original assignee: Makita Corp
Current assignee: Makita Corp
Priority date: 2009-11-25
Filing date: 2009-11-25
Publication date: 2012-05-30
Anticipated expiration: 2023-02-07
Also published as: JP2010042510A

Description

本発明は、構成部材を自発光可能とした電動工具に関する。

電動工具は、照明状態が良くない場所や暗い場所等でも早期に視認可能として使い勝手を良くするために、構成部材を自発光可能としたものが知られている（特許文献１）。これは、ハウジングに貼着される製造者マークに蓄光顔料等の蓄光材を塗布したり、ハウジングやハンドル、先端工具取付部等の樹脂製品に、蓄光材を混合して成形したりすることで、周囲の光を蓄えて当該部品の一部または全部を自発光可能としたものである。

特開２００１−１３８２６９号公報

しかし、これらの蓄光材は、時間の経過と共に自発光量が減少するため、暗い場所で長く放置されると結局視認できなくなるという問題があった。

そこで、本発明は、長時間暗い場所で使用しても、構成部材の自発光によって確実に視認することができる電動工具を提供することを目的としたものである。

上記目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、押し込み操作でモータを駆動させるトリガーと、ライトとを備えると共に、任意の構成部材の一部または全部に自発光機能を付与して、ライトからの光を蓄えることで構成部材が自発光可能とした電動工具であって、自発光機能を付与する構成部材を、ライトの照射側でハウジングの前端へ着脱可能に装着されたバンパとする一方、ライトを、トリガーの押し込み操作によるモータの駆動と同時に点灯させてバンパに蓄光させることを特徴とするものである。
請求項２に記載の発明は、請求項１の構成において、バンパをリング体としたことを特徴とするものである。

請求項１に記載の発明によれば、ライトの点灯中は自発光機能を付与したバンパに蓄光される。よって、暗い場所での長時間の作業であっても、作業の中断や終了によるライトの消灯の度に常に当該バンパが自発光することとなり、作業中断時に電動工具を床等に置いたりしても確実に視認することができ、使い勝手が良くなる。
また、ライトの照射側に位置するバンパに自発光機能を付与したことで、ライトからの光の蓄光を効率良く確実に行うことができる。

充電式インパクトドライバの全体図である。

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１は、電動工具の一例である充電式インパクトドライバの全体図で、充電式インパクトドライバ（以下「インパクトドライバ」という）１は、後方（図１の右側）にモータを内蔵したモータハウジング３と、モータハウジング３の下方に延設され、スイッチを内蔵したハンドル４とを合成樹脂で一体成形した左右二つ割りの本体ハウジング２を有し、モータハウジング３の前方には、減速機構等を内蔵して前端にスピンドル５を突設させた金属製のギヤハウジング６が連結されている。一方、ハンドル４の下端に形成した装着部７には、電源となる蓄電池を収容したバッテリーパック８が着脱可能に装着されている。９は押込み操作でハンドル４内のスイッチをＯＮさせるトリガー、１０はハンドル４の下方に設けられた吊り下げ用のフックである。

また、本体ハウジング２において、ギヤハウジング６の下方部分には、ライトユニット１１が連結されている。このライトユニット１１は、モータの駆動回路に電気的に接続したＬＥＤ等のライト１２を、前方を向いた姿勢で収納したケースで、トリガー９を押し込んでモータを駆動させると同時にライト１２が点灯して、スピンドル５の先端に装着されたビットの前方を照射するようになっている。
そして、ギヤハウジング６の前方には、自発光機能を付与した構成部材としてのバンパ１３が装着されている。このバンパ１３は、ギヤハウジング６の前端に凹設されたリング溝１４に着脱可能に嵌合されるゴム製のリング体で、蓄光顔料を混入して成形しており、周囲の光を蓄光して全体が自発光可能となっている。

以上の如く構成されたインパクトドライバ１においては、暗い場所でネジ締め等の作業を行うと、モータの駆動と同時にライト１２が点灯して作業箇所を照射し、ライト１２の点灯中はバンパ１３に蓄光される。よって、暗い場所での長時間の作業であっても、作業の中断や終了によるライト１２の消灯の度に常にバンパ１３が自発光することとなり、作業中断時にインパクトドライバ１を床等に置いたりしても確実に視認することができ、使い勝手が良くなる。
また、ライト１２の照射側に位置するバンパ１３に自発光機能を付与したことで、ライト１２からの光の蓄光が効率良く確実に行われるようになっている。

また、電動工具の種類もインパクトドライバに限らず、電動ドリルやドライバドリル、インパクトレンチ等の他の電動工具にも適用できるし、充電式電動工具に限らず、交流式のものも当然採用可能である。

１・・充電式インパクトドライバ、２・・本体ハウジング、３・・モータハウジング、４・・ハンドル、６・・ギヤハウジング、８・・バッテリーパック、９・・トリガー、１１・・ライトユニット、１２・・ライト、１３・・バンパ。

Claims

押し込み操作でモータを駆動させるトリガーと、ライトとを備えると共に、任意の構成部材の一部または全部に自発光機能を付与して、前記ライトからの光を蓄えることで前記構成部材が自発光可能とした電動工具であって、
自発光機能を付与する前記構成部材を、前記ライトの照射側でハウジングの前端へ着脱可能に装着されたバンパとする一方、
前記ライトを、前記トリガーの押し込み操作による前記モータの駆動と同時に点灯させて前記バンパに蓄光させることを特徴とする電動工具。
前記バンパをリング体としたことを特徴とする請求項１に記載の電動工具。