JP4526623B2 - 自発光機能を有する動力工具 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自発光機能を有する動力工具又はその付属品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
動力工具及びその付属品に自発光機能を有するものは存在していなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
動力工具の場合、その存在が判り易いことが好ましい。その先端等に先端工具として刃やドリル等が取り付けられていることが多いからである。特に携帯式の動力工具の場合、非定常位置に放置してしまう可能性がある。作業終了後の照明を消した場合や照明を十分にとれない場合、そのまま置き忘れたりしてしまうことや探しにくいことが多いに考えられる。それにも関わらず、従来から動力工具及びその付属品において、自らその存在をアピールするような機能を有するものがなく、なんら対策がされていない。したがって、照明状態が芳しくない環境において、動力工具の置き忘れを防止したり、その存在を早期に認識させるために、その動力工具又はその付属品が、自らその存在をアピールするような機能が求められる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
動力工具又はその付属品の外観の一部又は全体に、蓄光顔料によって自発光する部品を有することを実現する。特に、その自発光する部品は、動力工具の操作部品とする。
【０００５】
本発明の動力工具は、その動力工具自体又はその付属品の、外観の一部又は全体に、自発光する部品を有する。したがって、たとえ照明が暗い状態又は暗所においても、その存在が判り易い。
【０００６】
【発明の実施の形態】
図１は自発光する部品を有している動力工具の外観を示す。本発明の実施の形態における動力工具Ｔは、図示されていないモータが設けられているボディ部６を有する。ボディ部６の前記モータには、先端工具取付部１０が回転可能に連結されている。先端工具取付部１０には、図示されていない先端工具が取付可能である。そしてボディ部６には握り部８が取り付けられている。握り部８にはスイッチ２が設置されている。また握り部８には図示されていないバッテリを有するバッテリパック１２が取り付けられている。
【０００７】
図１に示すように、本発明の実施の形態における動力工具Ｔには、ボディ部６に自発光部４が取り付けられている。本発明の実施の形態では、その自発光部４はシート状のもので、予めデザインされた製造者マークが描かれており、そのマークが自発光する。したがって、照明が暗い状態又は暗所においてもそのマークを確認することができる。
【０００８】
その結果、照明が暗い状態又は暗所においても、その製造者マークが取り付けられている動力工具Ｔの存在が確認できる。
自発光部４は製造者マークに限らず、注意ラベル、操作指示ラベルの類でもよい。
【０００９】
本発明の実施の形態における動力工具Ｔには、ボディ部６に自発光部４が取り付けられているが、本発明において、通常状態で視覚確認できる場所であるのならば、その取付場所はボディ部６に限らない。本発明の実施の形態では、そのシート状の自発光部４はステッカーの類のものである。しかし、プレート状のものであって動力工具Ｔに取り付けられていてもよいし、直接動力工具Ｔに描かれていてもよい。
【００１０】
自発光させるために、蓄光顔料が用いられている。また、プレートを利用する場合には、動力工具Ｔの稼動により充電したり日照等から充電する回路と充電可能な電池と発光ダイオードをプレートに組込み、それによって周囲が暗い場合に発光ダイオードを発光させるように構成することができる。
【００１１】
また、本発明においては、電動工具Ｔの操作部品であるスイッチ２を自発光させることができる。その場合には、樹脂でスイッチ２を成形するにあたって、原料樹脂に蓄光顔料を混合させておけばよい。あるいは、成形されたスイッチ２の外面に蓄光顔料を塗布してもよい。この場合、スイッチ２の材質は樹脂に限られない。当然その自発光するスイッチ２は、握り部８に限らず電動工具Ｔのどこに設置されていてもよい。またスイッチは一つに限らない。
【００１２】
その結果、照明が暗い状態又は暗所においても、そのスイッチ２が設置されている動力工具Ｔの存在が確認できる。そして、操作部品であるスイッチ２が自発光しているので、照明が暗い状態又は暗所においても、その位置を早期に認識することが可能である。また、そのスイッチ２が発光していると、使用中いかんを問わず、作業者に注意を促すことも可能である。
【００１３】
また、本発明においては、ボディ部６、握り部８、先端工具取付部１０、バッテリパック１２を自発光させることができる。それらの部品を蓄光顔料入りの樹脂で成形することができる。あるいは、蓄光顔料をそれらの外面に塗布してもよい。この場合、これらの部品の材質は樹脂に限らない。
【００１４】
その結果、照明が暗い状態又は暗所においても、ボディ部６、握り部８、先端工具取付部１０、バッテリパック１２から構成される動力工具Ｔの存在が確認できる。ところで、先端工具取付部１０に、図示されていない先端工具を取り付けたまま、作業を中断したり、放置することが考えられる。したがって、特に先端工具取付部１０が自発光していると、その位置を早期に認識することが可能である。
【００１５】
また、本発明においては、動力工具Ｔに取り付け可能な図示されていない先端工具や図示されていないストラップ等の付属品を、自発光させてもよい。
【００１６】
その結果、照明が暗い状態又は暗所においても、その先端工具やストラップ等の付属品が取り付けられた動力工具Ｔの存在が確認できる。特にその先端工具が自発光していると、その先端工具の位置を早期に認識することが可能である。
【００１７】
前述した自発光部４及びスイッチ２、ボディ部６、握り部８、先端工具取付部１０、バッテリパック１２、図示されていない付属品において、どの部品が自発光するものでもよいし、また全部品が自発光するものでもよい。
【００１８】
また前述したそれぞれの部品において、一部分が自発光するものでもよいし、また全部分が自発光するものでもよい。
【００１９】
また、前述した自発光部又は自発光する部品を動力工具の外観に備えることにより、デザイン的にも優れたものとすることができる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。請求項1の動力工具又はその付属品によると、外観の一部又は全体に、自発光する部品を有しているので、照明が暗い状態又は暗所においても、その存在が判り易い。
【図面の簡単な説明】
【図１】動力工具の外観を示す。
【符号の説明】
Ｔ・・動力工具
２・・スイッチ
４・・自発光部
６・・ボディ部
８・・握り部
１０・・先端工具取付部
１２・・バッテリパック
【発明の属する技術分野】
本発明は、自発光機能を有する動力工具又はその付属品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
動力工具及びその付属品に自発光機能を有するものは存在していなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
動力工具の場合、その存在が判り易いことが好ましい。その先端等に先端工具として刃やドリル等が取り付けられていることが多いからである。特に携帯式の動力工具の場合、非定常位置に放置してしまう可能性がある。作業終了後の照明を消した場合や照明を十分にとれない場合、そのまま置き忘れたりしてしまうことや探しにくいことが多いに考えられる。それにも関わらず、従来から動力工具及びその付属品において、自らその存在をアピールするような機能を有するものがなく、なんら対策がされていない。したがって、照明状態が芳しくない環境において、動力工具の置き忘れを防止したり、その存在を早期に認識させるために、その動力工具又はその付属品が、自らその存在をアピールするような機能が求められる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
動力工具又はその付属品の外観の一部又は全体に、蓄光顔料によって自発光する部品を有することを実現する。特に、その自発光する部品は、動力工具の操作部品とする。
【０００５】
本発明の動力工具は、その動力工具自体又はその付属品の、外観の一部又は全体に、自発光する部品を有する。したがって、たとえ照明が暗い状態又は暗所においても、その存在が判り易い。
【０００６】
【発明の実施の形態】
図１は自発光する部品を有している動力工具の外観を示す。本発明の実施の形態における動力工具Ｔは、図示されていないモータが設けられているボディ部６を有する。ボディ部６の前記モータには、先端工具取付部１０が回転可能に連結されている。先端工具取付部１０には、図示されていない先端工具が取付可能である。そしてボディ部６には握り部８が取り付けられている。握り部８にはスイッチ２が設置されている。また握り部８には図示されていないバッテリを有するバッテリパック１２が取り付けられている。
【０００７】
図１に示すように、本発明の実施の形態における動力工具Ｔには、ボディ部６に自発光部４が取り付けられている。本発明の実施の形態では、その自発光部４はシート状のもので、予めデザインされた製造者マークが描かれており、そのマークが自発光する。したがって、照明が暗い状態又は暗所においてもそのマークを確認することができる。
【０００８】
その結果、照明が暗い状態又は暗所においても、その製造者マークが取り付けられている動力工具Ｔの存在が確認できる。
自発光部４は製造者マークに限らず、注意ラベル、操作指示ラベルの類でもよい。
【０００９】
本発明の実施の形態における動力工具Ｔには、ボディ部６に自発光部４が取り付けられているが、本発明において、通常状態で視覚確認できる場所であるのならば、その取付場所はボディ部６に限らない。本発明の実施の形態では、そのシート状の自発光部４はステッカーの類のものである。しかし、プレート状のものであって動力工具Ｔに取り付けられていてもよいし、直接動力工具Ｔに描かれていてもよい。
【００１０】
自発光させるために、蓄光顔料が用いられている。また、プレートを利用する場合には、動力工具Ｔの稼動により充電したり日照等から充電する回路と充電可能な電池と発光ダイオードをプレートに組込み、それによって周囲が暗い場合に発光ダイオードを発光させるように構成することができる。
【００１１】
また、本発明においては、電動工具Ｔの操作部品であるスイッチ２を自発光させることができる。その場合には、樹脂でスイッチ２を成形するにあたって、原料樹脂に蓄光顔料を混合させておけばよい。あるいは、成形されたスイッチ２の外面に蓄光顔料を塗布してもよい。この場合、スイッチ２の材質は樹脂に限られない。当然その自発光するスイッチ２は、握り部８に限らず電動工具Ｔのどこに設置されていてもよい。またスイッチは一つに限らない。
【００１２】
その結果、照明が暗い状態又は暗所においても、そのスイッチ２が設置されている動力工具Ｔの存在が確認できる。そして、操作部品であるスイッチ２が自発光しているので、照明が暗い状態又は暗所においても、その位置を早期に認識することが可能である。また、そのスイッチ２が発光していると、使用中いかんを問わず、作業者に注意を促すことも可能である。
【００１３】
また、本発明においては、ボディ部６、握り部８、先端工具取付部１０、バッテリパック１２を自発光させることができる。それらの部品を蓄光顔料入りの樹脂で成形することができる。あるいは、蓄光顔料をそれらの外面に塗布してもよい。この場合、これらの部品の材質は樹脂に限らない。
【００１４】
その結果、照明が暗い状態又は暗所においても、ボディ部６、握り部８、先端工具取付部１０、バッテリパック１２から構成される動力工具Ｔの存在が確認できる。ところで、先端工具取付部１０に、図示されていない先端工具を取り付けたまま、作業を中断したり、放置することが考えられる。したがって、特に先端工具取付部１０が自発光していると、その位置を早期に認識することが可能である。
【００１５】
また、本発明においては、動力工具Ｔに取り付け可能な図示されていない先端工具や図示されていないストラップ等の付属品を、自発光させてもよい。
【００１６】
その結果、照明が暗い状態又は暗所においても、その先端工具やストラップ等の付属品が取り付けられた動力工具Ｔの存在が確認できる。特にその先端工具が自発光していると、その先端工具の位置を早期に認識することが可能である。
【００１７】
前述した自発光部４及びスイッチ２、ボディ部６、握り部８、先端工具取付部１０、バッテリパック１２、図示されていない付属品において、どの部品が自発光するものでもよいし、また全部品が自発光するものでもよい。
【００１８】
また前述したそれぞれの部品において、一部分が自発光するものでもよいし、また全部分が自発光するものでもよい。
【００１９】
また、前述した自発光部又は自発光する部品を動力工具の外観に備えることにより、デザイン的にも優れたものとすることができる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。請求項1の動力工具又はその付属品によると、外観の一部又は全体に、自発光する部品を有しているので、照明が暗い状態又は暗所においても、その存在が判り易い。
【図面の簡単な説明】
【図１】動力工具の外観を示す。
【符号の説明】
Ｔ・・動力工具
２・・スイッチ
４・・自発光部
６・・ボディ部
８・・握り部
１０・・先端工具取付部
１２・・バッテリパック
Claims (3)
- 外観の一部又は全体に蓄光顔料によって自発光する部品を有する動力工具であって、その自発光する部品は動力工具の操作部品であることを特徴とすることを特徴とする動力工具。
- 前記自発光する部品は、蓄光顔料が塗布されていることを特徴とする請求項１の動力工具。
- 前記自発光する部品は、蓄光顔料が混合された樹脂によって成形されていることを特徴とする請求項１の動力工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32523999A JP4526623B2 (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 自発光機能を有する動力工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32523999A JP4526623B2 (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 自発光機能を有する動力工具 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001138269A JP2001138269A (ja) | 2001-05-22 |
| JP2001138269A5 JP2001138269A5 (ja) | 2006-11-16 |
| JP4526623B2 true JP4526623B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=18174592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32523999A Expired - Fee Related JP4526623B2 (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 自発光機能を有する動力工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4526623B2 (ja) |
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| US6947748B2 (en) | 2000-12-15 | 2005-09-20 | Adaptix, Inc. | OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading |
| JP4567294B2 (ja) * | 2003-02-07 | 2010-10-20 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
| JP4506288B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2010-07-21 | パナソニック電工株式会社 | 充電式電動工具 |
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| JP2012230303A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Makita Corp | 電動工具用バッテリのラベル、そのラベルの印刷方法、及び電動工具用バッテリ |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0351665U (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-20 | ||
| JPH0362771U (ja) * | 1989-10-20 | 1991-06-19 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0328495U (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-20 | ||
| JPH0344461U (ja) * | 1989-09-06 | 1991-04-25 | ||
| JPH1029268A (ja) * | 1996-07-12 | 1998-02-03 | Pacific Ind Co Ltd | 蓄光性を有する金属調の樹脂部品 |
| JPH1115419A (ja) * | 1997-06-19 | 1999-01-22 | Hiroshi Wada | 看 板 |
-
1999
- 1999-11-16 JP JP32523999A patent/JP4526623B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0351665U (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-20 | ||
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001138269A (ja) | 2001-05-22 |
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Legal Events
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