JP4941337B2 - 燃料供給ポンプ - Google Patents
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Description
軸受ブッシュは、軸受ブッシュの内周面および外周面に駆動軸および伝達部材とは異種の金属材料かつ硬度が低い金属部材を介在させ、前記内周面および前記外周面の両者側に摺動部を形成したことを特徴とする。
図1〜4は、本発明の一実施形態による燃料供給ポンプを、車両用のコモンレール式燃料噴射装置に用いられる燃料供給ポンプに適用した例を示している。コモンレール式燃料噴射装置は、主に燃料タンク、燃料供給ポンプ1、図示しないコモンレール及び燃料噴射弁を備えており、燃料供給ポンプ1から供給される高圧燃料をコモンレールで蓄圧すると共に、当該コモンレール内の高圧燃料を、内燃機関の各気筒に設けられた燃料付射弁に分配し、気筒の燃焼室に噴射供給するものである。燃料タンク及び燃料供給ポンプ1は、コモンレール及び燃料噴射弁に高圧燃料を供給する燃料供給装置を構成している。
(予備圧送部)
フィードポンプ22は、燃料タンクから燃料を吸引し、予備的に加圧(以下、予備加圧という)する低圧供給ポンプであり、予備加圧した燃料を、後述する圧送部側の加圧室32へ供給する。フィードポンプの構造は、インナギア式ポンプに限らず、ベーン式ポンプなどの周知のポンプ構造で構成されている。なお、フィードポンプ22から吐出された燃料(以下、フィード燃料)は、図示しないレギュレートなどの圧力調整装置によって、燃料の「予備圧力」としてのフィード圧を一定に保つように調整されている。また、このフィード燃料の一部は、図示しない絞り部を介してカム室21へ正圧の燃料として供給されている。
燃料供給ポンプ1の圧送部は、加圧室32と、駆動軸80の上記偏心区分に相当するカム83と、複数(本実施例では、図2に示すように2個)のプランジャ35と、カム83とプランジャ35との間に設けられ、駆動軸80の駆動力をプランジャ35へ伝達する「伝達部材」としてのカムリング90とを備えており、フィードポンプ22より吐出されるフィード燃料を更に高圧に加圧し、圧送する。
図2、4に示すように、本実施形態では、カムリング90及びカム83間に配置される第3軸受ブッシュ92は、当該軸受ブッシュ92の内周面(以下、軸受ブッシュ側内周面という)92aおよび外周面(以下、軸受ブッシュ側外周面という)92bに駆動軸80およびカムリング90とは異種の金属材料かつ硬度が低い金属部材を介在させるように構成(以下、第2構成)した上で、上記軸受ブッシュ側内周面92a及び軸受ブッシュ側外周面92bの両者が、相手部材(カムリング90及びカム83)と共に、摺動部71、72を形成する構成(以下、第1構成)とした。
第3軸受ブッシュ92は、「軸受基材」としての環状の軸受裏金921と、軸受裏金921の内周及び外周の表層に一体成形された軸受合金922とを有している。軸受裏金921はプレス鋼板などの鉄系の金属材料(本実施例では、プレス鋼板)で形成され、軸受合金922は銅合金またはアルミニウム合金などの非鉄系の金属材料(本実施例では、銅合金)から形成される。軸受合金922は、上記軸受ブッシュ側内周面92a及び軸受ブッシュ側外周面92bに介在する介在金属部材に相当する。
内燃機関のクランク軸等から駆動力を得て、駆動軸80が回転駆動されると、カム83が回転し、この回転によりカムリング90が自転することなく公転する。すると、駆動軸80から駆動力がカムリングを介して伝達される各プランジャ35は、シリンダ部31内のプランジャ摺動孔31aを往復動(図1〜図3における上下動)する。
第2実施形態を図5に示す。第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態では、第3軸受ブッシュ92の軸方向移動を規制する規制部として、駆動軸80に一体的に形成されるプレート部84を設けた一例を示すものである。
第3実施形態を図6に示す。第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態では、第3軸受ブッシュ92の軸方向移動を規制する規制部として、駆動軸80に一体的に形成されるプレート部84を設けた他の一例を示すものである。
第4実施形態を図7に示す。第4実施形態は第2実施形態の変形例である。第4実施形態では、第3軸受ブッシュ92の摺動部へ燃料を供給する潤滑油通路として、カムリング90に径方向貫通路91を設けた一例を示すものである。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
2 ハウジング
20 ハウジング本体
21 カム室
22 フィードポンプ
28 支持孔
29 挿入孔
30シリンダヘッド
31 シリンダ部
31a プランジャ摺動孔
32 加圧室
35 プランジャ
35a タペット部
36 スプリング
37 吸入弁(逆止弁)
37a 弁部材
38 吐出弁(逆止弁)
50 軸受カバー
51 第1軸受ブッシュ(軸受ブッシュ)
52 第2軸受ブッシュ(軸受ブッシュ)
71 内側摺動隙間(摺動隙間)
72 外側側摺動隙間(摺動隙間)
80 駆動軸
81 駆動力入力部
82 フィードポンプ駆動部
83 カム(偏心区分)
83a 外周面(摺動面)
84 プレート部(軸方向規制部)
85 軸方向貫通路(潤滑油通路)
86 段差部
87 軸方向隙間(隙間)
90 カムリング(伝達部材)
90a 伝達部材側内周面(内周面)
91 径方向貫通路(潤滑油通路)
92 第3軸受ブッシュ(軸受ブッシュ)
92a 軸受ブッシュ側内周面(内周面)
92b 軸受ブッシュ側外周面(内周面)
921 軸受裏金(軸受基材)
922 軸受合金
93、94 ワッシャ部材(規制部材)
95 摺接部
97 軸方向隙間
Claims (8)
- 加圧室に吸入された燃料を加圧し、圧送するプランジャと、
円筒状を呈するカムが偏心して一体に形成される駆動軸と、
前記カムの外周側に設けられ、前記駆動軸の回転にともなって自転することなく公転し、前記駆動軸から前記プランジャへ駆動力を伝達する伝達部材と、
前記伝達部材と前記駆動軸との間に設けられ、少なくとも前記カムとの間に摺動部を形成する軸受ブッシュと、
前記カム、前記軸受ブッシュ及び前記伝達部材を収容し、潤滑油供給源から供給される潤滑油が溜められるカム室、および前記プランジャを往復移動可能に支持するとともに前記加圧室を形成するシリンダ部を有するハウジングと、
を備える燃料供給ポンプにおいて、
前記軸受ブッシュは、前記軸受ブッシュの内周面および外周面に前記駆動軸および前記伝達部材とは異種の金属材料かつ硬度が低い金属部材を介在させ、前記内周面および前記外周面の両者側に前記摺動部を形成したことを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 前記金属部材は、前記軸受ブッシュの基材の表層に形成された軸受合金からなることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給ポンプ。
- 前記摺動部に潤滑油を導く潤滑油通路を、前記駆動軸および前記伝達部材の少なくともいずれかに設け、
かつ前記摺動部間を連通する孔部を前記軸受ブッシュに設けないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料供給ポンプ。 - 前記潤滑油通路の前記摺動部に開口する孔部は、前記カムの外周壁および前記伝達部材の内周壁の少なくともいずれかの周壁において、前記プランジャの燃料圧送による反力が作用しない領域の周壁部分に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給ポンプ。
- 前記軸受ブッシュの軸方向移動を規制する規制部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料供給ポンプ。
- 前記規制部は、前記駆動軸において前記カムの軸端部側に間隔を置いて設けられていることを特徴とする請求項5に記載の燃料供給ポンプ。
- 前記規制部は、前記軸受ブッシュの軸端部と前記ハウジングとの間に配置された規制部材であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の燃料供給ポンプ。
- 前記潤滑油供給源は、
前記駆動軸の回転力を得て、前記潤滑油としての燃料を燃料タンクから吸い上げ、予備加圧するすると共に、
当該予備加圧された燃料を前記加圧室及び前記カム室側へ供給する予備圧送部であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の燃料供給ポンプ。
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