JP4938836B2 - 庇とその取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、家の窓などの上部に設置して雨の降込や、日差しを防ぐ庇とその取付方法に関するものである。
従来の庇は、住宅の竣工時に柱や腕木を利用して、木製の庇の枠にブリキや波板などで雨の降込や陽射しを防いでいたが、最近の住宅にはコストを抑えるあまり付いていないものがある。したがって、家の中に陽射しが差し込み快適な暮らしができず冷房に頼っていたので、夏の光熱費が多くなっていた。
最近の出願では、特開2009−167731の建物用庇のように、庇パネルの大部分を構成するパネル中間補強材は、前後方向に向く多数本の型材を結合させて構成されており、全体をアルミ押し出し材から形成されて一体構成としたものと比べて、同じ形成型で作られた型材を多数本用意して組み立てるようになっているもので、成形型自体の価格が安上がりで、庇パネル全体のコストダウンを図ることができる物もあったが、それは従来の方法でのコストであった。
そこで、特開2004−95039の庇及びその取付方法(同じ出願人)は、庇の取付面の中央に開けた固定穴の二個所を捩子釘などで取り付ける。次に、両端に開けた残留応力穴を庇上面が凸面になるように下に下げて捩子釘などで止める。このような作業を、中央から端へと順番に取り付けると、庇上面はアーチのように中央はもっりあがった状態になる。したがって、住宅の施工後にも簡単に取付られ、コストも安くできるという物であった。
特開2004−95039 特開2009−167731
従来の庇及びその取付方法では、中央から端へと順番に取り付けると、庇上面はアーチの形になっていたが、アーチにするのが難しく、両端の壁に取り付ける取付面が窓に当たるため、その分を計算して上にずらさなければならず、高度な技術を必要とした。
そこで、本発明の庇とその取付方法は、庇上面(4)を凸面に取り付けるために、庇の取付面(1)の切断部(5)を反り上がった状態のアールに切断することで、取付面(1)の切断部(5)を直線に取り付けると、自然と庇上面(4)は凸面のアールになる、庇とその取付方法を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の庇とその取付方法は、建物の壁面の、窓の上に取り付ける庇と取り付け方法であって、横から見た全体の形は略ヘの形をしており、庇の取付面(1)の中央に開けた固定穴(2)の二個所を捩子釘などで取り付ける。
次に、両端に開けた残留応力穴(3)を庇上面(4)が凸面になるように下に下げて捩子釘などで止めるが、このとき取付面(1)の切断部(5)は、反り上がった凸面になっているので、その凸面を直線になるように下に下げて取り付けることで、自然に庇上面(4)が凸面になることで目的を達成した。
本発明の庇とその取付方法は、次のような効果がある。
(イ)立体的庇と違って、竣工後であっても簡単に取り付けることができる。
(ロ)本発明の庇は簡単であるため、立体的庇と比べてコストが安くできる。
(ハ)立体的庇と違って、庇上面を凸面に取り付けることで全体が緊張状態になり、そのため庇に必要な強度を保つことができる。
(ニ)したがって、庇全体が緊張状態になっているから、雨音などが響かない。
(ホ)庇にアールを付けることで立体的になり、その分補強を付けたときと同様になる。(へ)庇は、人間が上がれる程の強度が無いため、防犯上、そこを足場にして二階に侵入されることがない。
(ト)本発明の、庇の取付面の切断部(5)が反り上がった凸面になっているので、その凸面を真っ直ぐに取り付けることで、逆に庇上面の凸面を作ることができる。
(チ)本発明は、窓のサッシに切断部(5)を合わせることで、素人にも取付られるほど簡単になった。
図は、本発明の斜視図である。 図は、本発明の断面図である。 図は、固定穴を取り付けた斜視図である。 図3の状態の取付面(1)だけを表した正面図である。 図は、端の残留応力穴を取り付けた正面図である。 図は、残留応力穴を全て取り付けた斜視図である。 図6の状態の取付面(1)だけを表した正面図である。 図は、材料の平面図である。
本発明の庇とその取付方法に付いて図面で説明すれば、図1は建物の壁面の、窓(10)などの上の、窓枠(11)の上に取り付けた庇の完成した斜視図である。庇の形は、図2の横から見た断面図のように略ヘの形をしている。それを、そのまま取り付けると、風などの外力で疲労し破損する恐れがあるため、図3のように庇の取付面(1)の点線で表した部分の、中央に開けた固定穴(2)二個所を捩子釘などで取り付けた図が、図4の取付面(1)だけを表した正面図である。
次に、図5の正面図のように、両端に開けた残留応力穴(3)を取付面(1)の切断部(5)を真っ直ぐに揃えることで、自然と庇上面(4)が凸面になる。
そして図6の斜視図と図7の正面図のように、間の残留応力穴(3)を捩釘で止めると、庇上面(4)は緩やかなアーチ型になり、取付面(1)の切断部(5)は真っ直ぐにそろい、庇上面(4)は緊張状態を保ので、風などの外力に強くなる。
これを凸面に取り付けず、平面的に取り付けると、庇上面(4)の先端には力が加わっていない状態で、力が加わっていないと外からの外力に弱く、ほんの少しの力で上下に動き、時間がたつと疲労し、破壊する恐れがあった。
本発明の庇を、ステンレスで作った場合を図2で説明すれば、厚みは1.2ミリで、曲げ加工でできるため、コストが低いのが特徴である。
それを図8で説明すれば、庇の横幅は200センチメートルで、庇上面(4)の奥行きは40センチメートルで、取付面(1)は固定穴(2)が付いている部分は15センチメートルなので全体の長さは55センチメートルで、一番端の残留応力穴(3)が付いている部分は5センチメートルなので、全体の長さは45センチメートルである。
そのアールは、中心(6)から半径(9)5メートルのアールで、取付面(1)の切断部(5)のアールを切断して、中央の固定穴(2)の部分は55センチメートルで、両端は45センチメートルになるようにステンレス板を切断する。
次に、図面で点線を書いた部分の、折曲線(7)から80度に曲げると完成するのだが、曲げる前に取り付け穴の固定穴(2)と、残留応力穴(3)を開けると良い。
本発明の、庇の取付方法に付いて、図面で説明すれば、図1は建物の壁面の、窓(10)の窓枠(11)を目安に、取付面(1)の切断部(5)合わして完成した斜視図である。 まず、固定穴(2)二個所を、捩子釘で取り付けた図が、図3の斜視図と図4の正面図のである。
その図のように、窓枠(11)に添わすため、余り間隔を開けないように取り付ける。
次に、図5の正面図のように、両端に開けた残留応力穴(3)を、窓(10)の窓枠(11)を目安に、下に押し下げて、真っ直ぐに揃え、捩釘で取り付けることで、庇上面(4)が凸面になる。
したがって取付面(1)の残留応力穴(3)を止めたとき、ほんの少し固定穴(2)と残留応力穴(3)の間が盛り上がった状態の皺になるが、それは無視する。
そして図6の斜視図と図7の正面図のように、残留応力穴(3)と固定穴(2)の間の残留応力穴(3)を窓(10)の窓枠(11)を目安に真っ直ぐに揃え、捩釘で取り付けることで、庇上面(4)が凸面になる。
庇上面(4)は、緩やかなアーチ型になり、取付面(1)の切断部(5)は真っ直ぐにそろい、庇上面(4)は緊張状態を保ので風などの外力に強くなる。
取付面(1)の、残留応力穴(3)と残留応力穴(3)の間の皺は、取付面(1)の幅が狭くなっているので、あまり目立たなくなっている。
この庇の中央が、10センチメートル盛り上がるように凸面に取り付けるため、取付面(1)の切断部(5)を真っ直ぐに取り付けると、庇上面(4)は凸面のアールとなる。 その庇上面(4)の先端に加わる力は、5センチメートル下げるのに50キログラムの力がいる。 もし庇の中央の盛り上がりが無く、平らな場合には5センチメートル下げるのに1キログラム以下である。 このように、庇全体をアーチ状にしたことで、10センチメートルの補強が付いているのと同じである。
本発明の庇を、アルミニューム場合を図2で説明すれば、厚みは3ミリでステンレスより厚くなっている。 この庇の長さは200センチメートルで、庇上面(4)の奥行きは40センチメートルで、庇上面(4)の勾配は10度であり、取付面(1)は固定穴(2)が付いている部分は15センチメートルで、一番端の残留応力穴(3)が付いている部分は5センチメートルで上記ステンレスと同じである。
この庇の中央が、10センチメートル盛り上がるように凸面に取り付けると、庇上面(4)の先端に加わる力は5センチメートル下げるのに50キログラムの力がいる。
もし庇の中央の盛り上がりが無く、平らな場合には5センチメートル下げるのに1キログラム以下である。 このように、庇全体をアーチ状にしたことで、10センチメートルの補強が付いているのと同じである。
本発明の庇を、ポリカーボネートで制作した場合を図2で説明すれば、厚みは1ミリでも丈夫なことは実証ずみで、また何より良いことは、もし台風などで破損しても、取り付けている庇が1キロのものだから、飛んだとしても被害が少ない。
では、庇の長さは200センチメートルで、庇上面(4)の奥行きは40センチメートルで、庇上面(4)の勾配は10度であり、取付面(1)の固定穴(2)が付く部分は15センチメートルであり、取付面(1)の端は5センチメートルである場合を説明する。
まず、取付面(1)の中央に付いている固定穴(2)2個を、窓枠(11)の上に取り付ける。庇は、1キログラムの物であるから1人でも簡単に取り付けられる。
次に、中央から外へ順番に取り付ける方法と、固定穴(2)2個を取り付けてから、両端の残留応力穴(3)を窓枠(11)を目安に捩釘で固定し、間の残留応力穴(3)を取り付ける方法がある。 いずれの方法も、窓枠(11)を目安に取り付けると失敗なく取り付けられる。
この庇の中央が、10センチメートル盛り上がるように凸面に取り付けると、庇上面(4)の先端に加わる力は、5センチメートル下げるのに5キログラムの力がいる。
もし庇の中央の盛り上がりが無く、平らな場合には、形を保つこと事態が無理である。 このように、庇全体をアーチ状にしたことで、10センチメートルの補強が付いているのと同じである。
この庇は、雨の降り込みや陽射しの照り込みを防ぐためだけに設置したもので、当然人間が乗れるほどの、強度に絶える物ではないので、防犯上、そこを足場にして二階に侵入されることもない。
この発明は、このような簡単な物であるからホウムセンターなどで買って、素人の人でも取り付けることができる。また、ビルなどではブラインドなどを使用していたが、この発明により庇が簡単に取り付けることができるため、陽射しを窓の外で防ぐと、夏の光熱費を節約し、延いてはヒートアイランドを防ぐ役目を果たす。
このアールに取り付ける方法で、ポリカーボネートを使用した場合は、車庫を作ることができ、補強の要らない屋根ができる。ポリカーボネートは、どんなに過酷な状態で使用しても決してバラバラに砕けるということがない。したがって、台風のときなどにポリカーボネートで作った屋根が車の屋根にもたれかかっても、台風が過ぎれば元の形を保つことができる。
1 取付面 2 固定穴 3 残留応力穴 4 庇上面
5 切断部 6 中心 7 折曲線 8 外周
9 半径 10 窓 11 窓枠

Claims (2)

  1. 建物の壁面の、窓などの上に取り付ける庇であって、横から見た全体の形は略ヘの形をしており、
    その庇を壁面に取り付ける取付面(1)の中央に、開けた穴2個を固定穴(2)としてネジ釘などで取り付け、
    次に、両端に開けた残留応力穴(3)として、庇上面(4)が凸面になるように下に下げてネジ釘などで止るため、該取付面(1)の切断部(5)を凸面のアールに切ってあり、
    該切断部(5)を真っ直ぐに取り付けることで、該庇上面(4)がアーチの形になることを特徴とする庇。
  2. 建物の壁面の、窓などの上に取り付ける庇の取り付け方法あって、横から見た全体の形は略ヘの形をしており、
    その庇を壁面に取り付ける取付面(1)の中央に、開けた穴2個を固定穴(2)としてネジ釘などで取り付け、
    次に、両端に開けた残留応力穴(3)として、該庇上面(4)が凸面になるように下に下げてネジ釘などで止るため、該取付面(1)の切断部(5)を凸面のアールに切ってあり、
    該切断部(5)を真っ直ぐに取り付けることで、該庇上面(4)はアーチの形になることを特徴とする庇の取り付け方法。
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