JP4938477B2 - 生命体の治癒力向上装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、電位治療器等の血液中のペーハ値(pH値)を改善することにより生命体の治癒力を向上させる生命体の治癒力向上装置に関するものである。
理学療法器具である電位治療器等の生命体の治癒力向上装置は、酸性化した人体等生命体の血液のペーハ値(pH値)をアルカリ性に傾ける作用があることは、すでに本願発明者の長年に亘る研究の結果から明らかになっている(例えば特許文献1、特許文献2等参照)。
さらに、その後の研究の結果、同血液のペーハ値を改善すると、血液中の活性酸素を消去し、酸化還元電位(ORP)を低下させることが確認されており、これは血液中の酸化型の抗酸化物質の還元により、抗酸化作用を得ることができるためであると考えられる。つまり、電位治療器等の生命体の治癒力向上装置は、生体をアルカリ性に傾けるとともに、生体の酸化ストレスを抑制する機能があり、直接免疫細胞に働いて免疫機能を向上させることにも有意性があることが見出されている。
このような生命体の治癒力向上装置として、例えば図12〜図15に示すような、本願発明者が先に開発した電位治療器がある。
この電位治療器1は、先ず図12に示すように、マイコン制御ユニットおよび負電位発生回路等を備えて構成された制御回路部2と、この制御回路部2のマイコン制御ユニットにより画面上に各種の操作ガイダンスを表示するとともに上記マイコン制御ユニットに対して同表示された操作ガイダンスに対応した操作指令を入力するタッチパネル3とから構成され、その本体部正面の下部には、負電位印加電極5a,5a接続用のコネクタ部4a,4aと負電位印加電極5a,5aに対向して設置され、負電位印加電極5a,5aからの負電位を被治療者の手又は足の指部MF等を介して誘引する対向電極5b,5b接続用のコネクタ部4b,4bが設けられている。
そして、これら各コネクタ部4a,4a、4b,4bに対して、例えば所望の長さのケーブル50a,50aおよび50b,5bを介して対応する負電位印加電極5a,5aおよび対向電極5b,5bが着脱可能に接続されるようになっている。
そして、上記制御回路部2は、例えば図14に示すように、上述の第1,第2の2組の電極部5a・5b,5a・5bに対応した第1,第2の2組の電位治療ユニット6a,6bを備えて構成されている。
図14中、符号23,23は、図示しないAC商用電源の電源電圧AC100(V)をDC電圧+24(V)に変換する整流器およびトランスを組み合わせた交直変換手段である図示しないACアダプター(AC/DC変換器)からのDC電圧+24(V)を、−12(V)に変換した後に例えば−6(KV)の高負電圧に昇圧する昇圧手段よりなる高電圧電源回路(直流高圧電源)、22,22は、同高圧電源回路23,23からの直流電源電圧−6(KV)を所定の脈動成分を含む直流高圧電源電圧に変換した上で、負電位供給ライン21を介して当該各組の電位治療ユニット6a,6bにおける負電位印加電極(導子極板)5a,5aに供給するイオン変換器(脈動電圧発生器)、5b,5bは上記負電位印加電極5a,5aとの間に被治療者の手又は足の指部等を挟んで対向し、例えば図15のようにして高圧電源回路23,23のアースライン25側に効率良く負電荷を誘引する対向電極である。
このような構成の電位治療器1では、例えば図13に示すように、被治療者Mが右手と左手の指部MF,MF全体をそれぞれ締結バンドB,Bを介して上記負電位印加電極5a,5aと対向電極5b,5bとの間に挟んだ状態で、上記図14の高圧電源23,23を作動させると、同高圧電源23からの高圧の負電位−6KVがイオン変換器22,22を通して電位が細かく上下する脈動電圧(リップル電圧)に変換された後に、上記負電位印加電極5a,5aを介して被治療者の左右の手の指部MF,MFに印加される。
一方、この時上記対向電極5b,5b側はケーブル50b,50bを含むアースライン25,25を介して大地に接続された高圧電源回路23,23のアースライン(0V)に接続されており、電位ゼロとなっている。
その結果、上記被治療者の手の指部MF,MFの表面には、図示のごとく静電誘導により多数のマイナスの電荷e-,e-・・・が帯電し、同負電荷e-,e-・・・が同手の指部MF,MFの生体組織を介して相対的にプラス電位である対向電極5b,5b側に効率良く誘引されて通過する。
この通過時に、同多数の負電荷e-,e-・・・が手の指部MF,MF内の多数本の血管中を流れる血液の血液細胞(特に赤血球細胞)に作用して、同血液細胞中の水素イオン(H+)を還元してアルカリ性の水素原子Hに変える。
これにより、血液中のpHが上昇し、酸性度が低下し、免疫機能が向上する。
なお、図15中、符号51は負電位が供給される銅製の電極板を包む導電性の不織布、52は不織布51外周囲の隙間、53,54は絶縁性のゴム薄板、55は導電性の繊維材(充填材)、56は塩ビシート、57はレザーカバー、58は銅板、59は導電性の不織布である。
特開平09−28816号公報 特開2005−296441号公報
ところで、上述のように、図12〜図15の電位治療器の構成では、負電位印加電極5aと対向電極5bのセットよりなる電極部および同電極部を備えた電位治療ユニットが左右に一対設けられた2組のものとなっており、それらは1つのAC電源、1つのマイコン制御ユニットによって駆動制御され、しかも上記電極部の対向電極5b,5bは各高圧電源回路23,23のアース端子を介して共通にアースされている。
したがって例えば図14中に矢印(鎖線)で示したように、一方側(6a側)の負電位印加電極5aから手の指部MFに印加された負電位による負電荷e-,e-・・・によって生じた治療電流iが、被治療者Mの人体MBおよび手の指部MFを通して他方側(6b側)の対向電極5bに流れ、同他方側の手の指部MF部および対向電極5b部分で本来の負電位印加電極5aを介して印加される治療電流(電荷電流)iとの干渉を生じ、同他方側電極部でのpH改善効果が阻害される問題が見出された。
本願発明は、このような問題を解し、より有効に血液中のpH改善効果を向上させることを目的としてなされたものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明
この発明の課題解決手段は、高圧の負電位を発生する高圧電源回路と、該高圧電源回路からの負電位を生命体の所定部位に印加する負電位印加電極と、該負電位印加電極との間に生命体の所定の部位を挟んで対向し、負電位印加電極からの電荷を生命体の生体組織を介して上記高圧電源回路のアース側に誘引する対向電極とからなる電位治療ユニットを複数組備え、これら複数組の電位治療ユニットを1つのAC電源、1つのマイコン制御ユニットで駆動制御するようにしてなる生命体の治癒力向上装置において、上記複数組の電位治療ユニットの各々の上記アースラインを相互にアイソレーションした独立のものとして構成したことを特徴としている。
このように、治療対象部位を異にする複数組の電位治療ユニットの負電位印加電極および対向電極の各々のアースラインを相互に絶縁し、それぞれ独立させた状態で個別に電流を流すようにすると、前述のように一方の治療対象側の電極の電流が他方側別の治療対象側の被治療部および対向電極部に流れて、同部分の治療効果を阻害する問題が確実に改善される。
(2) 請求項2の発明
この発明は、上記請求項1の発明の構成において、上記複数組の電位治療ユニットには、それぞれ静電抹消器が設けられていることを特徴としている。
上述のように複数組の電位治療ユニットの各負電位印加電極および対向電極を相互に絶縁して独立したものとすると、負電位発生回路を含む制御回路部に浮遊容量が増え、治療電流値の変動や雑音の発生、また回路機能上各種の阻害を起こしやすくなる。
そこで、これを吸収抹消することにより、それら障害の発生を防止するとともに対向電極側の電位をより確実にゼロ(V)に維持するようにする。
(3) 請求項3の発明
この発明は、上記請求項1又は2の発明の構成において、上記複数組の電位治療ユニットは、少なくとも3組であることを特徴としている。
このように、上記複数組の電位治療ユニットを少なくとも3組にすると、負電位印加電極および対向電極を、例えば右手甲部および手掌、左手甲部および手掌に加えて左こめかみ及び右こめかみ、又は右足甲部および足裏、左足甲部および足裏に加えて左こめかみ及び右こめかみ等の各々を治療部として、体全体から見た効果的な位置で効率良く血液のpH改善効果をあげることができる。
(4) 請求項4の発明
この発明は、上記請求項1,2又は3の発明の構成において、上記複数組の電位治療ユニットの何れか所望の組の負電位印加電極および対向電極の内の対向電極は2つの対向電極により構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、対向電極が2つある組の電位治療ユニットの電極部分では、例えば負電位印加電極と1つの対向電極とで被治療者の手指部を挟む一方、もう1つの対向電極を足の甲部又は足の裏部分に当接させて人体を流れる電流を拾うことができ、人体に流出する電流を有効に活用して1組の電極で2点治療を行うことが可能となる。
(5) 請求項5の発明
この発明は、上記請求項1,2,3又は4の発明の構成において、上記複数組の電位治療ユニット各々の負電位印加電極および対向電極部分を流れる電流値を検出し、同対向電極部分を流れる電流値を所定の設定電流値に制御する電流制御手段を設けたことを特徴としている。
このような構成によると、被治療者の血液のpH値に応じたpH改善治療や治療部位、治療目的に応じた印加電圧、電流値、印加時間、印加タイミングの調節が可能となり、臨床的に最も効果的な治療電流、治療時間、治療タイミング、治療スパンの設定探求が可能となる。
以上の結果、本願発明によれば、電位治療器等生命体の治癒力向上装置の治癒力向上効果を有効に改善することができる。
図1〜図11は、例えば電位治療器として構成した本願発明の最良の実施の形態に係る生命体の治癒力向上装置の構成および作用を示している。
先ず図1は、同電位治療器本体部分の全体的な構成を示すもので、符号1は、電位治療器である。
上記電位治療器1は、例えば図1に示すように、マイコン制御ユニットおよび負電位発生回路等を備えて構成された制御回路部2と、この制御回路部2のマイコン制御ユニットにより画面上に各種の操作ガイダンスを表示するとともに上記マイコン制御ユニットに対して同表示された操作ガイダンスに対応した操作指令を入力するタッチパネル3とから構成され、その本体部正面の下部には、3つの負電位印加電極5a,5a,5a接続用の3つのコネクタ部4a,4a.4aとこれらの3つの負電位印加電極5a,5a,5aに対向して設置され、同負電位印加電極5a,5a,5aからの負電位を被治療者の手又は足の指部MF、さらには頭部MH等を介して誘引する対向電極5b,5b,5b接続用の3つのコネクタ部4b,4b,4bが設けられている。
そして、これら各コネクタ部4a,4a,4a、4b,4b,4bに対して、例えば所望の長さのケーブル50a,50a,50aおよび50b,50b,50bを介して対応する負電位印加電極5a,5a,5aおよび対向電極5b,5b,5bが着脱可能に接続されるようになっている(プラグイン構造)。
これら相互に対向する第1〜第3の3組の電極部5a,5b、5a,5b、5a,5bは、例えば後述する制御回路部2の第1〜第3の電位治療ユニット6a〜6cの各々に対応して1ユニットとして構成されており、特に第1,第2の電位治療ユニット6a,6bに対応する第1,第2の電極部5a,5b、5a,5bの各対向電極5a,5bには、それぞれもう1つの対向電極5bが付加され、同一ケーブル50bの分岐された先端に2つの対向電極5b,5bが設けられた構成となっている。
そして、上記制御回路部2には、例えば図2に示されるように、上述の第1,第2,第3の3組の電極部5a・5b,5a・5b,5a・5bに対応した第1,第2,第3の3組の電位治療ユニット6a,6b,6cが設けられている。
そして、これら第1〜第3の電位治療ユニット6a〜6cには動作電源供給手段として、AC商用電源の電源電圧AC100(V)を例えばACインレット回路11および治療スイッチSWを介して入力し、DC電圧+24(V)に変換する例えば整流器およびトランスを組み合わせた電源回路(AC/DC変換トランス)12と、同+24(V)の直流電圧を24(V)のDC電圧にDC−DC変換する第1のDC−DC回路29bと、該第1のDC−DC回路29bを介して入力されるDC電圧24(V)を+15(V)と−15(V)の2つの電圧に変換する第2のDC−DC回路29aとが設けられている。
そして、上記第1のDC−DC回路29bのDC電圧+24(V)を、D/A出力アンプ24を介して−12(V)に変換した後、リレースイッチRL1〜RL3が閉じていることを条件として同第1〜第3の電位治療ユニット6a〜6cの例えば−6(KV)の高負電圧に昇圧する昇圧手段よりなる高電圧電源回路23に供給するようになっている。
そして、同高圧電源回路23からの負の電源電圧を図6のような所定の脈動成分を含む電源電圧に変換するイオン変換器22を介して上記電極部の負電位印加電極5aに供給する。
このイオン変換器22は、例えば図5に詳細に示されるように、有底箱型のケース本体41、同ケース本体41上端側の開口部に嵌合されるキャップよりなるABS等合成樹脂製の方形箱形の非導電性ケースを有し、該非導電性ケース内の方形空間部の相互に対向する端部面側に導電性金属板(例えばステンレス板、銅板など)よりなる第1,第2の平板状電極41a,41bと該第1,第2の平板状電極板41a,41bに電気的に接続された第1,第2のU状の補助電極41c,41dを設ける一方、さらにそれらの間の方形空間部内に、予じめ所定の設定湿度(好ましくは常温下で62%前後)に厳格に湿度管理された天然軽石等の多孔質の石材を外径1μm〜200μmの粉体状に形成した含水率2.5%〜4.0%程度の多孔質の無機材42を均一に充填し、同所定の設定湿度レベル(62%)に維持されるように正確に湿度設定した上で、キャップで確実に密閉状態にシールして構成されている。
なお、このイオン変換器22を介した図6に示す電圧波形は交番波形となっているが、これは実験上簡易にAC電圧を用いて脈動成分の大きさLVを確認したものであって、直流電圧の場合にも全く同様の脈動成分LVが生じることは実験により確認されている。
なお、図3中符号21は上記高圧電源回路23からイオン変換器22、コネクタ4a、ケーブル50aを介して負電位印加電極5aにいたる負電位印加ラインを、また25は上記対向電極5b,5bから逆流防止ダイオードD、電流検出抵抗Rを介して上記高圧電源回路23のアース側端子にいたるアースラインを示している。
このような構成の電位治療器1では、例えば前述の図13に示すように、被治療者Mが右手と左手の指部MF,MF全体をそれぞれ締結バンドB,Bを介して上記負電位印加電極5aと対向電極5bとの間に挟んだ状態で、高圧電源23を作動させると、同高圧電源23からの高圧の負電位−6KVがイオン変換器22を通して図6のように電位が高周期で細かく上下するpH値改善に効果的な脈動電圧(リップル電圧)に変換された後に、上記負電位印加電極5aを介して被治療者の左右の手の指部MFに印加されることになる。
一方、この時上記対向電極5b側は、例えば図7に示すようにケーブル50bを含むアースライン25を介して第1〜第3の電位治療ユニット6a〜6c各組のものが相互に絶縁された状態で個別に大地に接続された高圧電源回路23のアースライン(0V)に接続されており、確実に電位ゼロとなっている。
その結果、上記被治療者の手の指部MFの表面には、図15のように、特に有効な静電誘導により多数のマイナスの電荷e-,e-・・・が効果的に帯電し、同多数の負電荷e-,e-・・・が同手の指部MF,MFの生体組織を介して相対的にプラス電位である対向電極5b側に効率良く誘引されて通過する。
この通過時に、同多数の負電荷e-,e-・・・が手の指部MF,MF内の多数本の血管中を流れる血液の血液細胞(特に赤血球細胞)に作用して、同血液細胞中の水素イオン(H+)を還元してアルカリ性の水素原子Hに変える。
これにより、血液中のpHが上昇し、酸性度が低下し、免疫機能が向上する。
ところで、この場合、上記第1〜第3の電位治療ユニット6a〜6c各組の制御回路基板の第1のDC−DC回路29bのGND(1極GND)部分には、図3のように、それぞれ静電抹消器8が接続されている。
上述のように複数組の電位治療ユニット6a〜6cの各負電位印加電極5aおよび対向電極5bを相互に絶縁して独立したものとすると、負電位発生回路を含む制御回路部に浮遊容量が増え、治療電流値iの変動や雑音の発生、また回路機能上各種の阻害を起こしやすくなる。
そこで、これを確実に吸収抹消することにより、それら障害の発生を防止するとともに対向電極側の電位をより確実にゼロ(V)に維持するようにしている。
一方、この実施の形態では、上記複数組の電位治療ユニット6a〜6cを1つの電源11,12、1つのマイコン制御ユニット7で駆動制御するようにしており、同マイコン制御ユニット7には、上述のタッチパネル3、室温検出センサ17、外気温検出センサ18、湿度センサ19、リレー回路20、リレー出力回路30、D/A変換器出力端子DA1,DA2,DA3、A/D変換器入力端子AD1,AD2,AD3、不揮発メモリ16等が各々接続されている。
また、同マイコン制御ユニット7には、上記電源回路12から+15V電源回路13を介して入力される+15(V)を+5(V)に降圧して使用する動作電源回路14が接続されている。
そして、上記リレー入力回路20の各入力端子1〜8および上記リレー出力回路30の各出力端子RL1〜RL7は、例えば図2、図3中に同一符号で示されるように対応している。
また、上記A/D変換器28,28,28の入力端子AD1〜AD3も同様である。
(負電位印加電極5aおよび対向電極5b部分の電流値制御)
この実施の形態では、上述した第1〜第3の電位治療ユニット6a〜6cの3つの電極部共に各々所定の設定電流値に制御されるようになっている。
そのために、上記第1〜第3の電位治療ユニット6a〜6cには、例えば図2、図8に詳細に示すように、電流検出手段としての電流検出抵抗R、電流アンプ27、A/D変換器28が各々設けられており、上記電極部5a,5bを介した高圧電源回路23を流れる治療電流値iを検出する一方、同検出された治療電流値iに基いて上記高圧電源回路23の電圧値Vを変える電圧制御手段として、D/A変換器26、D/A出力アンプ24が各々設けられており、同D/A出力アンプ24の出力をDC12Vラインのリレー接点RL1(RL2,RL3)を介して高圧電源回路23に入力することによって高圧電源回路23の出力電圧(−6KV)を適切に可変コントロールし、それによって、上記電流検出手段(R,27,28)により検出される治療電流値iが、予じめ図9のようにプログラム設定された所定の治療電流値iになるようにマイコン制御ユニット7でフィードバック制御される。
なお、この場合、上述のように治療電流iの値を制御するに際しては、第1の温度センサ(室温センサ)17、第2の温度センサ(外気温センサ)18による内外温度の検出データと湿度センサ19による室内湿度の検出データを、A/D変換器を介して、それぞれマイコン制御ユニット7内に入力し、それらを反映させた上で可及的に高精度な制御を行う。
(マイコン制御ユニット7による治療電流値iの具体的な制御・・・治療方法)
上記マイコン制御ユニット7による上記治療電流値iの制御(電極毎の印加タイミング、印加時間、印加電流値、使用電極)は、その治療目的に応じ、例えば図9のタイムチャートに示されるようにしてなされる。
このタイムチャートの構成(印加タイミング、印加時間、印加電流値、印加電極、印加部位)は、治療用途、治療目的に応じて種々異なるパターンのものとなるが、今この図9のパターンの場合は、例えば数々の臨床試験の結果から、一般的なガンの抑制を目的とした免疫性向上に有効な治療パターンとして設定されており、上述の第1〜第3の3組の電位治療ユニット6a〜6cの電極の全てを使用し、治療部位としては、例えば図13のような左右の両手、図10のような両足の何れか一方、図11のような頭部MHのこめかみ部分が選択されている。
今、上記の第1〜第3の電位治療ユニット6a〜6cの各々を使用し、この図9の治療パターンに基いた治療方法を説明すると、次のようになる。
(1) 例えば右手にはめた第1の電位治療ユニット6aの負電位印加電極5aと対向電極5bについては、治療スイッチSWを押しても、最初の3分間は全く負電位が印加されず、電極部5a・5bに治療電流iは流れない。しかし、同治療スイッチSWを押して3分後には、電極部5a・5bに急激に3μAの大きな治療電流iが流れる。そして、それが例えば17分間継続する。
すなわち、この治療方法では、治療スイッチSWを押してから20分経過後に回路が切れることになる。このとき、上記右手にはめた対向電極5bには全く同じもうひとつの対向電極5bが設けられているので、同対向電極5bを右足の裏にもはめて治療する。
(2) 一方、他方の左手にはめた第2の電位治療ユニット6bの負電位印加電極5aと対向電極5bについては、治療スイッチSWを押してから10分間は全く負電位が印加されず、電極部5a・5bに治療電流iは流れない。しかし、同治療スイッチSWを押してから10分後に急激に2.5μAの治療電流iが流れ、それが8分間継続する。
すなわち、この第2の電位治療ユニット6b側では治療スイッチSWを押してから18分後に回路が切れる。このとき、該左手にはめた第2の電位治療ユニット6bの電極部5a・5bの対向電極5bにも全く同じもうひとつの対向電極5bが設けられているので、同対向電極5bを左足の裏にもはめて治療する。
(3) さらに、第3の電位治療ユニット6cを使用し、上記(2)の場合と全く同様の負電位印加タイミング、印加電流値で、例えば図11に示すように頭部MHの左こめかみ部分に負電位印加電極5aを当てるとともに右こめかみ部分に対向電極5bを当てて治療する。
このような治療方法を実施した結果、一例として血液中のpHが7.34以下の酸性であったガン患者のpH値が略健康な7.4のアルカリ性に改善された。
以上のように、この出願の発明では、高圧の負電位を発生する高圧電源回路と、該高圧電源回路からの負電位を生命体の所定部位に印加する負電位印加電極と、該負電位印加電極との間に生命体の所定の部位を挟んで対向し、負電位印加電極からの電荷を生命体の生体組織を介して上記高圧電源回路のアース側に誘引する対向電極とからなる電位治療ユニットを複数組備え、これら複数組の電位治療ユニットを1つのAC電源、1つのマイコン制御ユニットで駆動制御するようにしてなる生命体の治癒力向上装置において、上記複数組の電位治療ユニットの各々の上記アースラインを相互にアイソレーションした独立のものとして構成している。
このように、治療対象部位を異にする複数組の電位治療ユニットの負電位印加電極および対向電極の各々のアースラインを相互に絶縁し、それぞれ独立させた状態で個別に電流を流すようにすると、前述のように一方の治療対象側の電極の電流が他方側別の治療対象側の被治療部および対向電極部に流れて、同部分の治療効果を阻害する問題が確実に改善される。
そして、上記複数組の電位治療ユニットには、それぞれ静電抹消器が設けられている。
上述のように複数組の電位治療ユニットの各負電位印加電極および対向電極を相互に絶縁して独立したものとすると、負電位発生回路を含む制御回路部に浮遊容量が増え、治療電流値の変動や雑音の発生、また回路機能上各種の阻害を起こしやすくなる。
そこで、これを吸収抹消することにより、それら障害の発生を防止するとともに対向電極側の電位をより確実にゼロ(V)に維持するようにする。
また、上記複数組の電位治療ユニットは、少なくとも3組設けられている。
このように、上記複数組の電位治療ユニットを少なくとも3組にすると、負電位印加電極および対向電極を、例えば右手甲部および手掌、左手甲部および手掌に加えて左こめかみ及び右こめかみ、又は右足甲部および足裏、左足甲部および足裏に加えて左こめかみ及び右こめかみ等の各々を治療部として、体全体から見た効果的な位置で効率良く血液のpH改善効果をあげることができる。
また、上記複数組の電位治療ユニットの何れか所望の組の負電位印加電極および対向電極の内の対向電極は、2つの対向電極により構成されている。
このような構成によると、対向電極が2つある組の電位治療ユニットの電極部分では、例えば負電位印加電極と1つの対向電極とで被治療者の手指部を挟む一方、もう1つの対向電極を足の甲部又は足の裏部分に当接させて人体を流れる電流を拾うことができ、人体に流出する電流を有効に活用して1組の電極で2点治療を行うことが可能となる。
また、上記複数組の電位治療ユニット各々の負電位印加電極および対向電極部分を流れる電流値を検出し、同対向電極部分を流れる電流値を所定の設定電流値に制御する電流制御手段を設けている。
このような構成によると、被治療者の血液のpH値に応じたpH改善治療や治療部位、治療目的に応じた印加電圧、電流値、印加時間、印加タイミングの調節が可能となり、臨床的に最も効果的な治療電流、治療時間、治療タイミング、治療スパンの設定探求が可能となる。
これらの結果、本願発明によれば、電位治療器等生命体の治癒力向上装置の治癒力向上効果を有効に改善することができる。
本願発明の生命体の治癒力向上装置を電位治療器として構成した最良の実施の形態に係る電位治療器本体の全体構成を示す図である。 同電位治療器の制御回路全体の構成を示すブロック図である。 同電位治療器の各組の電位治療ユニット部分(負電位発生回路および電極部分)の構成を示すブロック図である。 同電位治療器の温湿度検出センサ部分の構成を示すブロック図である。 同電位治療器のイオン変換器部分の構成を示す図である。 同電位治療器のイオン変換器の機能を示す実験データの電圧波形図である。 同電位治療器の要部の構成と作用を示すブロック図である。 同電位治療器の要部である治療電流制御回路部分の構成を示す図である。 同電位治療器の治療パターンの一例を示すタイムチャートである。 同電位治療器の要部である治療部位(負電位印加部位)が足である場合の電極設置状態を示す図である。 同電位治療器の要部である治療部位(負電位印加部位)が頭部である場合の電極設置状態を示す図である。 本願発明者が先に開発した電位治療器の全体的な構成を示す図である。 同電位治療器の治療部位(負電位印加部位)が手である場合の電極設置状態を示す図である。 同電位治療器の制御回路の構成とアース構造を示すブロック図である。 同電位治療器の電極部の構成と作用を示す図である。
符号の説明
1は電位治療器、2は制御回路部、3はタッチパネル、4a,4bはコネクタ部、5aは負電位印加電極、5bは対向電極、6a〜6cは第1〜第3の電位治療ユニット、7はマイコン制御ユニット、22はイオン変換器、23は高圧電源回路、24はD/A出力アンプ、26はD/A変換器、27は電流アンプ、28はA/D変換器である。

Claims (5)

  1. 高圧の負電位を発生する高圧電源回路と、該高圧電源回路からの負電位を生命体の所定部位に印加する負電位印加電極と、該負電位印加電極との間に生命体の所定の部位を挟んで対向し、負電位印加電極からの電荷を生命体の生体組織を介して上記高圧電源回路のアース側に誘引する対向電極とからなる電位治療ユニットを複数組備え、これら複数組の電位治療ユニットを1つのAC電源、1つのマイコン制御ユニットで駆動制御するようにしてなる生命体の治癒力向上装置において、上記複数組の電位治療ユニットの各々の上記アースラインを相互にアイソレーションした独立のものとして構成したことを特徴とする生命体の治癒力向上装置。
  2. 上記複数組の電位治療ユニットには、それぞれ静電抹消器が設けられていることを特徴とする請求項1記載の生命体の治癒力向上装置。
  3. 上記複数組の電位治療ユニットは、少なくとも3組であることを特徴とする請求項1又は2記載の生命体の治癒力向上装置。
  4. 上記複数組の電位治療ユニットの何れか所望の組の負電位印加電極および対向電極の内の対向電極は2つの対向電極により構成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の生命体の治癒力向上装置。
  5. 上記複数組の電位治療ユニット各々の負電位印加電極および対向電極部分を流れる電流値を検出し、同電流値を所定の設定電流値に制御する電流制御手段を設けたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の生命体の治癒力向上装置。
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