JP4938209B2 - 導波路型光学素子、及び出力光の監視方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、波長分割多重方式(WDM)を利用したマルチバンド光通信技術などにおいて好適に用いることのできる導波路型光学素子及び出力光の監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
WDMを利用した多チャネルのマルチバンド光通信技術などにおいては、複数の光波のそれぞれに対して所定の光情報を重畳させ、前記複数の光波をそれぞれ対応する光ファイバ中を伝送させることによって前記光情報の伝送を実現している。このような多チャネルのマルチバンド光通信技術においては、前記複数の光波に重畳された複数の光情報を信号光として適宜に取り出すために、前記複数の光波を多チャネルの光変調素子内を導波させ、適宜オン/オフ制御している。
【0003】
一方、上述した多チャネルのマルチバンド光通信技術においては、前記複数の光波の強度を略一定に保持する必要がある。このため、前記複数の光波の強度を監視することが要求される。
【0004】
従来、光波の強度の監視は、例えば特開2000−180803号公報に開示されているように、前記複数の光波を前記多チャネルの光変調素子内に導入した後、オン/オフ制御によって所定の光波のみを信号光として取り出した後、前記信号光の強度を監視することにより実施していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、信号光は目的とする光情報が重畳されているものであって、この信号光の強度を監視しようとすると、強度監視のための複雑な電気回路が必要になる。また、実際の光通信においては、前記電気回路からのノイズが前記信号光に重畳してしまい、良好な光通信を行うことができない場合があった。
【0006】
本発明は、WDMを利用した多チャネルのマルチバンド光通信技術において、光通信に利用する複数の光波の、強度などの諸情報を簡易に監視することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明は、
複数の光導波路が形成された導波路基板と、この導波路基板と隣接するように設けられ、前記光導波路中を導波した光波を外部に導出するための複数の光ファイバを有する光ファイバアレイとを具え、
前記複数の光導波路の少なくとも一つは前記光ファイバと接続することなく開放されるとともに、オン信号又はオフ信号に基づいて放射光を放出し、
前記光ファイバアレイの、前記導波路基板と相対向する側の端面は下方又は上方に向けて傾斜し、前記放射光は前記光ファイバアレイの前記端面で上方又は下方に反射され、外部に取り出すようにしたことを特徴とする、導波路型光学素子(第1の導波路型光学素子)に関する。
【0008】
また、本発明は、
複数の光導波路が形成された導波路基板と、この導波路基板と隣接するように設けられ、前記光導波路中を導波した光波を外部に導出するための複数の光ファイバを有する光ファイバアレイとを具え、
前記複数の光導波路の少なくとも一つは前記光ファイバと接続することなく開放されるとともに、オン信号又はオフ信号に基づいて放射光を放出し、
前記光ファイバアレイの内部にはスリットが設けられ、前記放射光は前記スリットにより下方又は上方へ反射され、外部に取り出すようにしたことを特徴とする、導波路型光学素子(第2の導波路型光学素子)に関する。
【0009】
さらに、本発明は、
複数の光導波路が形成された導波路基板と、この導波路基板と隣接するように設けられ、前記光導波路中を導波した光波を外部に導出するための複数の光ファイバを有する光ファイバアレイとを具え、
前記複数の光導波路の少なくとも一つは前記光ファイバと接続することなく開放されるとともに、オン信号又はオフ信号に基づいて放射光を放出し、
前記光ファイバアレイは、屈折率n1を有する第1の光ファイバ固定部材と屈折率n2を有する第2の光ファイバ固定部材とを有し、前記放射光は、前記第1の光ファイバ固定部材と前記第2の光ファイバ固定部材との間を伝播し、前記第1の光ファイバ固定部材の屈折率n1と前記第2の光ファイバ固定部材の屈折率n2との間の屈折率差を利用して、下方又は上方へ屈曲させ、外部に取り出すようにしたことを特徴とする、導波路型光学素子(第3の導波路型光学素子)に関する。
【0010】
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討を実施した。その結果、多チャネルのマルチバンド光通信技術において、光変調素子などの導波路型光学素子からの信号光を、通信に使用する光波の、強度などの諸情報を監視するために用いる代わりに、前記導波路型光学素子をオン又はオフさせ、前記信号光を出力させない際に生じる放射光を諸情報の監視のために使用することを想到した。
【0011】
そして、本発明の第1の導波路型光学素子に従って、この光学素子を構成する光ファイバアレイの、導波路基板と相対向する側の端面を下方又は上方に向けて傾斜することにより、前記放射光は前記光ファイバアレイの前記端面で上方又は下方に反射されるようになる。したがって、前記放射光を前記第1の導波路型光学素子の外部に簡易に取り出すことができ、強度などの諸情報の監視を簡易に行うことができるようになる。
【0012】
また、本発明の第2の導波路型光学素子に従って、この光学素子を構成する光ファイバアレイの内部にスリットを設けることにより、前記放射光は前記スリットにより下方又は上方へ反射されるようになる。したがって、前記放射光を前記第2の導波路型光学素子の外部に簡易に取り出すことができ、強度などの諸情報の監視を簡易に行うことができるようになる。
【0013】
さらに、本発明の第3の導波路型光学素子に従って、この光学素子を構成する光ファイバアレイを、屈折率n1を有する第1の光ファイバ固定部材と屈折率n2を有する第2の光ファイバ固定部材とから構成し、前記放射光を、前記第1の光ファイバ固定部材と前記第2の光ファイバ固定部材との間を伝播させるようにする。このとき、前記第1の光ファイバ固定部材の屈折率n1と前記第2の光ファイバ固定部材の屈折率n2との間の屈折率差に起因して、前記放射光は下方又は上方へ屈曲するようになるので、前記第3の導波路型光学素子の外部に簡易に取り出すことができるようになる。その結果、強度などの諸情報の監視を簡易に行うことができるようになる。
【0014】
このように、本発明によれば、信号光として使用する光波を直接監視する代わりに、導波路型光学素子を用いて前記光波をオン/オフ制御する際に得られる放射光を用いて、前記光波の諸情報を監視するようにしている。したがって、複雑な電気回路などを設ける必要がないとともに、前記電気回路に起因したノイズなどが前記信号光に重畳することなく、良好な光伝送、すなわち良好な光通信を実現することができる。
【0015】
以下、上述した導波路型光学素子を用いた出力の監視方法、並びに本発明の詳細及びその他の特徴については、以下に示す発明の実施の形態で説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の導波路型光学素子の一例としての光変調素子を示す平面図であり、図2は、図1に示す光変調素子の、出力側の光ファイバアレイを示す側面図であり、図3は、図2に示す出力側光ファイバアレイのA−A線に沿って切った場合の断面図である。
【0017】
図1に示す光変調素子10は、導波路基板11と入射側光ファイバアレイ12及び出射側光ファイバアレイ22とを有している。導波路基板11には、8組のマッハツエンダ型の光導波路13−1〜13−8が設けられ、それぞれの光導波路に対して変調用電極14−1〜14−8が設けられている。また、光導波路13−1〜13−8それぞれを構成する分岐光導波路は、光変調素子10の出射側において結合してXカプラ17−1〜17−8を形成し、これに続いて信号光取出用の光導波路15−1〜15−8が設けられ、他端が開放された放射光取出用の光導波路16−1〜16−8が設けられている。
【0018】
入射側光ファイバアレイ12は、8本の光ファイバ12−1〜12−8を有しており、それぞれ光導波路13−1〜13−8に接続されている。出射側光ファイバアレイ22は、8本の光ファイバ22−1〜22−8を有しており、それぞれ信号光取出用の光導波路15−1〜15−8に接続されている。これによって、光変調素子10は8チャネルの光変調素子として機能する。
【0019】
図2に示すように、出力側光ファイバアレイ22は固定部材23を有し、その出射側端面23Aは下方に傾斜している。また、図3に示すように、出射側光ファイバアレイ22の固定部材23は凹凸形状を呈し、光ファイバ22−1〜22−8は、固定部材23の凹部内に埋設されて固定されている。なお、図示しないが、入射側光ファイバアレイ12においても、固定部材は凹凸状に形成することが、この固定部材の凹部内に光ファイバ12−1〜12−8を埋設して固定することができる。
【0020】
図1に示す光変調素子10において、例えば、入射光ファイバアレイ12における光ファイバ12−1に所定の光情報が重畳された光波が導入されると、前記光波は光ファイバ12−1から光導波路13−1内に導入され、変調用電極14−1からの変調信号を受けることによってオン/オフ制御される。
【0021】
具体的には、前記光波を信号光として取出す場合には、光導波路13−1内に導入された前記光波に対して変調用電極14−1から何らの変調信号を与えることなく、前記光波を信号光取出用光導波路15−1を通じて外部に取出す。一方、前記光波を信号光として取出すことなく遮断する場合には、前記光波を光導波路13−1内に導入し、分岐した一方の光波に対して変調用電極14−1から所定の変調信号を印加し位相変調を生ぜしめる。そして、Xカプラ17−1において、位相変調を受けた分岐した前記一方の光波と、位相変調を受けない分岐した他方の光波とを重畳し、互いにキャンセルさせる。
【0022】
本例においては、光変調素子10の駆動状態に基づき、上述した変調信号を印加し、信号光を消滅させる場合をオン状態とし、変調信号を印加することなく、信号光を取出す場合をオフ状態とする。しかしながら、信号光の取出し状況に基づき、信号光を消滅させる場合をオフ状態とし、変調信号を印加することなく、信号光を取出す場合をオン状態とすることもできる。
【0023】
光変調素子10がオン状態にあって、光ファイバ13−1に入射した光波が消滅せられた場合においては、Xカプラ17−1において放射光Eが生成される。この放射光Eは他端が開放された放射光取出用光導波路16−1内を導波することにより、光ファイバアレイ22との境界面に至る。その後、放射光Eは光ファイバアレイ22の固定部材23における凸部内を導波し、出射側端面23Aに至る。出射側端面23Aは下方に向けて傾斜しているので、放射光Eは出射側端面23Aで下方に反射され、外部に取出されるようになる。
【0024】
したがって、光ファイバアレイ22の下方に所定の計測器などを配置しておけば、放射光Eから所定の情報を得ることができるようになる。例えば、前記計測器としてフォトディテクタを用いれば、放射光Eの強度などを計測することができる。
【0025】
放射光Eは、消滅された光波の諸情報を総て受け継いでいるので、例えば放射光Eの強度を計測することにより、前記光波の強度を間接的に計測することになり、その強度を知ることができるようになる。結果として、放射光Eの強度などの諸情報を監視することにより、前記光波の強度などの諸情報を監視することができるようになる。
【0026】
なお、上記においては、光ファイバ12−1内に導入された光波についてのみ説明したが、その他の光ファイバ12−2から12−8に導入された光波に対しても同様の操作を施すことによって放射光を得ることができ、この放射光を強度などの諸情報を監視することにより、前記光波の強度などを諸情報を監視することができる。
【0027】
また、出射側光ファイバアレイ22の固定部材23の、出射側端面23Aは下側に傾斜させているが、上側に傾斜させることもできる。この場合、放射光は上方を反射されるようになる。したがって、この場合においては、所定の計測器などを光ファイバアレイ22の上方に配置し、前記放射光の強度などの諸情報を監視する。
【0028】
このように、図1に示す光変調素子10によれば、信号光として使用する光波を直接監視する代わりに、光変調素子10を用いて前記光波をオン/オフ制御する際に得られる放射光を用いて、前記光波の諸情報を監視するようにしている。したがって、前記光波の強度などの諸情報を監視するための、複雑な電気回路などを設ける必要がないとともに、前記電気回路に起因したノイズなどが前記信号光に重畳することなく、良好な光伝送、すなわち良好な光通信を実現することができる。
【0029】
図4は、本発明の導波路型光学素子の他の例を示す構成図である。本例の導波路型光学素子は、出射側光ファイバアレイの構成を除いて図1に示す導波路型光学素子と同様の構成を有する。したがって、図4においては、出射側光ファイバアレイの構成のみを示している。
【0030】
図4に示す出射側光ファイバアレイ32においては、固定部材33内部の光ファイバ22−1と略同一レベルにおいて、スリット35が設けられている。なお、固定部材33も図3に示すような凹凸形状を呈し、光ファイバ22−1〜22−8は、固定部材33の凹部内に埋設されて固定されている。
【0031】
本例においては、例えば、光導波路13−1のXカプラ17−1から発せられた放射光Eは、放射光取出用光ファイバ16−1内を導波し、さらに、出射側光ファイバアレイ32の固定部材33の凸部内を導波してスリット35に至る。スリット35は下方に傾斜しているので、放射光Eは下方に反射されて、外部に取出されるようになる。
【0032】
したがって、光ファイバアレイ32の下方に所定の計測器などを配置しておけば、放射光Eから所定の情報、すなわち前記光波の情報を得ることができるようになる。例えば、前記計測器としてフォトディテクタを用いれば、放射光Eの強度、すなわち前記光波の強度を計測することができる。
【0033】
本例においても、他の光ファイバ12−2から12−8に導入された光波に対しても同様の操作を施すことによって放射光を得ることができ、この放射光を強度などの諸情報を監視することにより、前記光波の強度などを諸情報を監視することができる。また、出射側光ファイバアレイ32の固定部材33内部に設けられたスリット35を、光ファイバ22−1の上側において上方に傾斜させることもできる。
【0034】
図5は、本発明の導波路型光学素子のその他の例を示す構成図である。本例の導波路型光学素子は、出射側光ファイバアレイの構成を除いて図1に示す導波路型光学素子と同様の構成を有する。したがって、図5においては、出射側光ファイバアレイの構成のみを示している。
【0035】
図5に示す出射側光ファイバアレイ42においては、固定部材43を、光ファイバ22−1の上側に設けられた低屈折率部分43−1(屈折率n1)及び光ファイバ22−1の下側に設けられた高屈折率部分43−2(屈折率n2)から構成している。なお、固定部材43も図3に示すような凹凸形状を呈し、光ファイバ22−1〜22−8は、固定部材43の凹部内に埋設されて固定されている。
【0036】
本例においては、例えば、光導波路13−1のXカプラ17−1から発せられた放射光Eは、放射光取出用光ファイバ16−1内を導波し、さらに、出射側光ファイバアレイ42の固定部材43における低屈折率部分43−1及び高屈折率部分43−2間を導波する。このとき、n1<n2の関係が成立するので、放射光Eは高屈折率側、すなわち高屈折率部分43−2側へ向けて下方に屈曲するようになる。次いで、放射光Eは高屈折率部分43−2内を導波した後、下方に傾斜した出射側端面43Aに至り、下方に反射されるとともに、外部に取出される。
【0037】
したがって、光ファイバアレイ42の下方に所定の計測器などを配置しておけば、放射光Eから所定の情報、すなわち前記光波の情報を得ることができるようになる。例えば、前記計測器としてフォトディテクタを用いれば、放射光Eの強度、すなわち前記光波の強度を計測することができる。
【0038】
本例においても、他の光ファイバ12−2から12−8に導入された光波に対しても同様の操作を施すことによって放射光を得ることができ、この放射光を強度などの諸情報を監視することにより、前記光波の強度などを諸情報を監視することができる。また、光ファイバ12−1の上側の高屈折率部分から構成し、光ファイバ12−1の下側を低屈折率部分から構成することもできる。この場合、放射光Eは高屈折率部分へ向けて上方に屈曲するようになる。さらに、出射側端面43Aは上方へ傾斜させることもできる。
【0039】
なお、図5に示す例においては、固定部材43の出射側端面を傾斜させているが、このような傾斜を持たせることなく、高屈折率部分43−2側に屈曲した放射光Eをそのまま導波させ、固定部材43の下面から外部に取出すようにすることもできる。
【0040】
以上、具体例を挙げながら発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。例えば、上記具体例においては、導波路型光学素子の具体例として、光変調素子の場合について述べたが、その他の光学素子、例えば減衰器などにも用いることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、WDMを利用した多チャネルのマルチバンド光通信技術において、光通信に利用する複数の光波の、強度などの諸情報を簡易に監視することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の導波路型光学素子の一例としての光変調素子を示す平面図である。
【図2】 図1に示す光変調素子の、出力側の光ファイバアレイを示す側面図である。
【図3】 図2に示す出力側光ファイバアレイのA−A線に沿って切った場合の断面図である。
【図4】 本発明の導波路型光学素子の他の例を示す構成図である。
【図5】 本発明の導波路型光学素子のその他の例を示す構成図である。
【符号の説明】
10 光変調素子
11 導波路基板
12 入射側光ファイバアレイ
12−1〜12−8 光ファイバ
13−1〜13−8 光導波路
14−1〜14−8 変調用電極
15−1〜15−8 信号光取出用の光ファイバ
16−1〜16−8 放射光取出用の光ファイバ
17−1〜17−8 Xカプラ
22、32、42 出射側光ファイバアレイ
22−1〜22−8 光ファイバ
23、33、43 固定部材
35 スリット
43−1 (固定部材の)低屈折率部分
43−2 (固定部材の)高屈折率部分
Claims (5)
- 複数組のマッハツエンダ型の光導波路と、当該光導波路の各組の出力側に接続され、2つの出力を有するXカプラと、該Xカプラの出力の一方に接続され、前記光導波路中を導波する光波を信号光として取り出すための信号光取出用光導波路と、前記Xカプラの出力の他方に接続され、前記光波から生成される放射光を取り出すための放射光取出用光導波路とを有する導波路基板と、
当該導波路基板と隣接するように設けられ、前記信号光を外部に導出するための複数の光ファイバと、該複数の光ファイバを固定する凹凸形状を有する固定部材とからなる光ファイバアレイと、
を備える導波路型光学素子であって、
前記複数の光ファイバの各々は、前記信号光取出用光導波路に接続されているとともに前記固定部材の凹部に埋没されており、
前記放射光取出用光導波路は、前記光ファイバと接続されることなく開放されるとともに、オン信号又はオフ信号に基づいて前記放射光を前記固定部材の方形状の凸部内で導波させて放出するよう該凸部に位置しており、
前記固定部材の、前記導波路基板と相対向する側の端面は下方又は上方に向けて傾斜し、前記放射光は前記固定部材の前記端面で上方又は下方に反射され、外部に取り出すようにしたことを特徴とする、導波路型光学素子。 - 複数組のマッハツエンダ型の光導波路と、当該光導波路の各組の出力側に接続され、2つの出力を有するXカプラと、該Xカプラの出力の一方に接続され、前記光導波路中を導波する光波を信号光として取り出すための信号光取出用光導波路と、前記Xカプラの出力の他方に接続され、前記光波から生成される放射光を取り出すための放射光取出用光導波路とを有する導波路基板と、
当該導波路基板と隣接するように設けられ、前記信号光を外部に導出するための複数の光ファイバと、該複数の光ファイバを固定する凹凸形状を有する固定部材とからなる光ファイバアレイと、
を備える導波路型光学素子であって、
前記複数の光ファイバの各々は、前記信号光取出用光導波路に接続されているとともに前記固定部材の凹部に埋没されており、
前記放射光取出用光導波路は、前記光ファイバと接続されることなく開放されるとともに、オン信号又はオフ信号に基づいて前記放射光を前記固定部材の方形状の凸部内で導波させて放出するよう該凸部に位置しており、
前記固定部材は、屈折率n1を有する第1の光ファイバ固定部材と屈折率n2を有する第2の光ファイバ固定部材とからなり、前記放射光は、前記第1の光ファイバ固定部材の屈折率n1と前記第2の光ファイバ固定部材の屈折率n2との間の屈折率差を利用して、下方又は上方へ屈曲させ、外部に取り出すようにしたことを特徴とする、導波路型光学素子。 - 前記固定部材の、前記導波路基板と相対向する側の端面は下方又は上方に向けて傾斜し、下方又は上方へ屈曲した前記放射光は前記固定部材の前記端面で上方又は下方に反射され、外部に取り出すようにしたことを特徴とする、請求項2に記載の導波路型光学素子。
- 前記導波路基板上には変調用電極が設けられ、前記マッハツエンダ型の光導波路に前記オン信号又はオフ信号として変調信号を印加することにより光変調素子として機能することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の導波路型光学素子。
- 前記放射光は、前記複数組のマッハツエンダ型の光導波路中を導波する光信号の強度を監視するために使用することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の導波路型光学素子。
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