JP4937055B2 - 音質調整回路 - Google Patents

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Description

本発明は、複数設定した周波数帯域毎に原信号の強度を調整する信号特性調整回路に関し、特にトーンコントロール回路やグラフィックイコライザのような音質調整回路に関する。
オーディオ装置において、所定の周波数帯域のレベルを増加させるブースト処理、及び所定の周波数帯域のレベルを減少させるカット処理を行うトーンコントロール回路やグラフィックイコライザが採用されている。
図8は、従来のトーンコントロール回路の基本構成を示す回路図である。この回路は、入力端子INと出力端子OUTとの間に、トレブルバンドブロック2とバスバンドブロック4とが直列に接続され、入力端子INに入力される音声信号は、順次、トレブルバンドブロック2及びバスバンドブロック4を通過して出力端子OUTから出力される。この回路は、集積回路として半導体基板上に一体的に構成された主要部と、その集積回路の外部端子6〜10に接続される外付け部品とから構成される。
トレブルバンドブロック2は、音声信号の高域成分に対してブースト処理やカット処理を行う。トレブルバンドブロック2の外付け端子6にはキャパシタC1が接続される。ブースト処理を行う場合にはスイッチSW1,SW3がオンに設定される。これにより、トレブルバンドブロック2は、微分作用を有する非反転増幅回路を構成し、入力された音声信号の高域成分を増幅する。カット処理を行う場合にはスイッチSW2,SW4がオンに設定される。これにより、トレブルバンドブロック2は、低域通過フィルタ(Low Pass Filter:LPF)を構成し、入力された音声信号の高域成分を減衰させる。
一方、バスバンドブロック4は、音声信号の低域成分に対してブースト処理やカット処理を行う。バスバンドブロック4の外付け端子8,10にはキャパシタC2,C3及び抵抗R1が接続される。ブースト処理を行う場合にはスイッチSW1,SW3がオンに設定される。これにより、バスバンドブロック4は、積分作用を有する非反転増幅回路を構成し、入力された音声信号の低域成分を増幅する。カット処理を行う場合にはスイッチSW2,SW4がオンに設定される。これにより、バスバンドブロック4は、高域通過フィルタ(High Pass Filter:HPF)を構成し、入力された音声信号の低域成分を減衰させる。
トレブルバンドブロック2、バスバンドブロック4はそれぞれ、多段に直列接続された抵抗を集積回路内に備える。この抵抗の直列接続体12,14は、その複数箇所に設けられたスイッチのいずれをオンするかに応じて種々の比率で二分割され、これによりブーストやカットのゲインを調節することができる。
また、トレブルバンドブロック2、バスバンドブロック4によりブーストやカットされる周波数帯域は、抵抗の直列接続体12,14の分割の仕方に応じて定まる抵抗値、及び外付け部品の容量や抵抗値に応じて定まる。ここで、トレブルバンドブロック2が処理対象とする周波数領域を、音声信号での高域、例えば10kHz程度以上の領域に設定するためには、直列接続体12の抵抗値やキャパシタC1を比較的大きな値とする必要がある。同様に、バスバンドブロック4が処理対象とする周波数領域を、音声信号での低域、例えば100Hz程度以下の領域に設定する場合は、直列接続体14の抵抗値やキャパシタC2,C3を比較的大きな値とする必要がある。
特開平5−090926号公報
集積回路においてはパッケージサイズ等の制約から、ピンなどの外部端子の数が制限され、外付け部品を減らすことが必要となることがある。また、外付け部品の削減は組み立て工数の抑制や、コストの低減なども期待できる。このような観点から、キャパシタC1〜C3を集積回路に内蔵することが考えられる。
しかし、キャパシタC1〜C3は上述のように比較的大きな値を必要とする。そのため、これらを集積回路に内蔵しようとすると、半導体基板上に大きな面積を要しチップサイズが大きくなるという問題がある。
また、本出願人は、特願2006−314615号(未公開)において、所定の周波数帯域の信号を抽出し抽出した信号の振幅を調整することで音声調整信号を作成し、これを原音声信号に加算または減算することで当該帯域のブーストまたはカットを行う回路について提案した。この回路では、集積回路に内蔵することが比較的容易である。しかし、加算と減算で異なった周波数特性の信号が得られ、聴感上の違和感が発生する可能性があった。
本発明は、原音声信号に対し、特定の周波数帯域についてゲインを調整する音質調整回路において、前記原音声信号の少なくとも3つの特定の周波数帯域の成分を抽出し抽出信号を得る抽出回路と、前記抽出回路で得た少なくとも3つの抽出信号について減衰処理を行い少なくとも3つの音域調整信号を生成するゲイン調整回路と、前記ゲイン調整回路からの少なくとも3つの音域調整信号を前記原音声信号に加算または減算する合成回路と、を有し、前記抽出回路は、高域通過特性及び低域通過特性のいずれか一方を備える片帯域通過フィルタであって、前記原音声信号から高域または低域の一端側周波数帯域の成分を抽出する第1フィルタと、前記第1フィルタと同一特性の片帯域通過フィルタであって、前記第1フィルタより広い通過帯域を有し、前記原音声信号から前記一端側周波数帯域含む周波数帯域の成分を抽出する第2フィルタと、前記原音声信号に対する前記第2フィルタの出力信号と前記第1フィルタの出力信号との差分を生成して、原音声信号の中間周波数帯域の成分を抽出する中間帯域抽出回路と、前記原音声信号と前記第2フィルタの出力信号との差分を生成し、第2フィルタを通過しない第1フィルタの出力信号と反対側の他端側周波数帯域の成分を抽出する他端側帯域抽出回路と、を含み、前記第1のフィルタの出力である一端側周波数帯域の成分と、前記中間帯域抽出回路の出力である中間周波数帯域の成分と、前記他端側帯域抽出回路の出力である他端側帯域成分のそれぞれに対し独立してゲイン調整を行い3つの音域調整信号を生成し、かつ、前記第1フィルタは、2種類のカットオフ周波数を利用した2つの抽出信号を得、前記合成回路において、前記音声調整信号を加算する場合と、減算する場合とで、前記2つの抽出信号のいずれかから得た音声調整信号とするかが切り換えられることを特徴とする。
また、前記加算回路は、前記音声調整信号を加算する場合に前記2つの抽出信号のうち周波数の低いカットオフ周波数を使用して得た音声調整信号を用い、前記音声調整信号を減算する場合に前記2つの抽出信号のうち周波数の高いカットオフ周波数を使用して得た音声調整信号を用いることが好適である。
このように、本発明によれば、異なるカットオフ周波数で得た2つの抽出信号を得、これから形成した音声調整信号を加算する場合と、減算する場合とで使い分ける。そこで、加算後と、減算後で同様の周波数を起点としてブーストした信号およびカットした信号を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
[実施形態]
図9は、本発明の実施形態であるトーンコントロール回路の概略のブロック図である。本回路は、基本的に集積回路(IC)として半導体基板上に一体に形成される。
本回路において、原音声信号SINは、ブースト用フィルタ202、カット用フィルタ204に入力される。この例は、低音域をブーストまたはカットする例を示しており、ブースト用フィルタ202,カット用フィルタ204は、両方ともローパスフィルタ(LPF)で構成されている。なお、高音域をブーストまたはカットする場合には、ブースト用フィルタ202,カット用フィルタ204は、両方ともハイパスフィルタ(HPF)で構成すればよい。
本実施形態の場合、ブースト用フィルタ202,カット用フィルタ204は、LPFであり、原音声信号から所定のカットオフ周波数(例えば、100Hz程度以下の信号を抽出する。ここで、ブースト用フィルタ202のカットオフ周波数は、100Hzとするが、カット用フィルタ204のカットオフ周波数は、150Hz程度に設定してある。
ブースト用フィルタ202,カット用フィルタ204において得られた抽出信号は、セレクタ206に供給される。
セレクタ206は、供給されてくる2つの抽出信号のうちのいずれかを選択する。すなわち、セレクタ206には、制御回路208が接続されており、この制御回路208からの制御信号によって、セレクタ206の選択が制御される。ここで、制御回路208には、グラフィックイコライザなどの制御に応じた、該当周波数帯域の信号についてのブーストやカットについての指示信号が供給されており、セレクタ206は、該当周波数帯域の信号についてブーストであれば、ブースト用フィルタ202からの抽出信号を選択し、該当周波数帯域の信号についてカットであれば、カット用フィルタ204からの抽出信号を選択して出力する。
セレクタ206からの抽出信号は調整回路210に供給される。この調整回路210は、後述する調整信号生成ブロック22と同様のものであり、減衰器とアンプとからなっており、抽出信号についてその振幅を圧縮し、調整信号を生成する。ここで、調整信号の振幅は、アンプのゲインによって設定され、制御回路208からの制御信号によって決定される。
得られた調整信号は、合成回路212に供給され、原音声信号に加算または減算される。すなわち、ブーストの場合には、ブースト用フィルタ202によって得られた抽出信号について調整回路210によって振幅圧縮されて得られた調整信号が原音声信号に加算され、カットの場合には、カット用フィルタ204によって得られた抽出信号について調整回路210によって振幅圧縮されて得られた調整信号が原音声信号から減算される。
このように、本実施形態においては、カットオフ周波数が若干異なるブースト用フィルタ202、カット用フィルタ204という2つのフィルタを有している。すなわち、ブースト用フィルタ202では、図10(a)に示すようなカットオフ周波数以下の周波数帯域の信号を抽出する。そして、調整回路210において図10(b)に示すような振幅が圧縮された調整信号が得られる。また、カット用フィルタ204では、図10(e)に示すような比較的高めのカットオフ周波数以下の周波数帯域の信号を抽出し、調整回路210において図10(f)に示すような振幅が圧縮された調整信号が得られる。このように、2つの周波数特性の抽出信号、調整信号が得られる。
一方、合成回路212においては、ゲイン0dBの原音声信号に対し、2種類の調整信号を加算または減算することにより行われる。図10(a)の振幅調整された調整信号を原音声信号に加算する場合、得られた合成後の信号は、図10(c)に示すように調整信号がそのまま加算された信号となる。一方、振幅調整された図10(b)の調整信号を原音声信号から減算すると、得られた合成後の信号は、図10(d)に示すように、減衰が始まる周波数が低周波数側にシフトする。
これは、フィルタにおけるカットオフ周波数は、位相の回転によって決定されており、後に反転して加算する場合には、原信号に対する位相がそのまま加算する場合と異なってしまうからである。
本実施形態では、図10(e)に示すように、減算する場合の抽出信号について、予めカットオフ周波数を高周波数側にシフトさせてある。これによって、図10(f)に示すような低周波がカットされた信号を得ることができ、ブーストが始まる周波数と、カットが始まる周波数をほぼ同じにすることができる。従って、ブーストとカットにおけるずれを解消し、聴感における違和感の発生を防止することができる。
[詳細構成1]
図1は、詳細構成1に係るトーンコントロール回路の概略のブロック図である。本回路は、フィルタブロック20、調整信号生成ブロック22及び合成回路24を含んで構成され、入力端子INに原音声信号SINが入力され、高音域、低音域のゲインをそれぞれ調節してブースト処理やカット処理を行った出力音声信号SOUTを出力端子OUTから出力する。
本回路における、高音域及び低音域それぞれに対するブースト/カットの切り換え、及びブーストやカットのゲイン設定は、外部回路からの指示信号に基づいて行われる。また、フィルタブロック20のLPF30として、カットオフ周波数が互いに異なるものをブースト用とカット用として2つ設け、ブースト/カットの指示に基づいて、いずれかが選択される。
フィルタブロック20は、SINから高音域成分SHOを抽出し出力する高音域抽出回路と、低音域成分SLOを抽出し出力する低音域抽出回路とを備える。具体的には、フィルタブロック20はLPF30を有し、これが低音域抽出回路を構成する。
フィルタブロック20は、さらに、反転回路32及び加算回路34を有し、これらとLPF30とが高音域抽出回路を構成する。LPF30が抽出するSLOは反転回路32に入力される。反転回路32は、入力されたSLOに対し逆位相の信号SLRを生成する。例えば、反転回路32は増幅率1倍の反転増幅器を用いて構成される。反転回路32の出力SLRは、加算回路34にて原音声信号SINと加算される。ここで、
SLR=−SLO
であるので、加算回路34では、原音声信号SINに含まれる低音域成分SLOが、反転回路32の出力SLRで相殺される。加算回路34は、SINからSLOを除去した残りの成分を、高音域成分SHOとして出力する。
調整信号生成ブロック22は、高音域調整回路36及び低音域調整回路38を有する。高音域調整回路36、低音域調整回路38はそれぞれフィルタブロック20から出力される高音域成分SHO、低音域成分SLOに対してゲイン調整を行い、高音域調整信号SHT、低音域調整信号SLTを生成する。
図2は、高音域調整回路36、低音域調整回路38の概略のブロック図である。高音域調整回路36、低音域調整回路38は互いに共通の構成を有する。ここでは、高音域調整回路36を例に図2を用いて説明する。
高音域調整回路36は、振幅制御ブロック40及び位相制御ブロック42からなる。振幅制御ブロック40は、高音域調整回路36へ入力された高音域成分SHOに対する高音域調整信号SHTの振幅比A(≡|SHT/SHO|)を制御する。位相制御ブロック42は、SHOに対するSHTの位相差を0°とするか180°とするかを制御し、SHOに対しSHTを同極性とするか反転させるかを決定する。これら振幅制御ブロック40及び位相制御ブロック42により、高音域調整回路36は、SHOに対し、振幅比と極性とを合わせたゲインを調節してSHTを生成する。
振幅制御ブロック40は減衰器50及びアンプ52を含んで構成される。アンプ52は、SINに対するSOUTのゲインGOUTの調節幅に応じてゲインGCを設定され、減衰器50からの入力信号を当該ゲインGCで増幅して信号SHBを生成し、位相制御ブロック42へ出力する。ゲインGOUTの所望の調節幅に対応するゲインGCは、後述するように、ブースト動作時とカット動作時とで異なる値となり得る。そこで、アンプ52は、外部回路からブースト/カットを指定するモード信号DMを入力され、当該信号DMに応じてGCの設定値を切り替えることができるように構成される。
減衰器50は、外部回路からゲイン調整量を指示するゲイン制御信号DGが入力され、当該信号DGに応じてSHOを減衰させてアンプ52へ出力する。減衰器50を例えば、−∞[dB]まで減衰可能に構成した場合、振幅制御ブロック40は、振幅比AをGC〜−∞[dB]の範囲で調整することができる。
位相制御ブロック42は反転回路54及びスイッチ回路56を含んで構成される。反転回路54は、振幅制御ブロック40から入力されたSHBに対し逆位相の信号SHCを生成する。例えば、反転回路54は増幅率1倍の反転増幅器を用いて構成される。
ここで、上述のように、本実施形態では、ブーストの場合と、カットの時でローパスフィルタを切り換えている。そこで、ブースト開始とカット開始の周波数を合致させることができる。
スイッチ回路56は、振幅制御ブロック40からのSHBと、反転回路54からのSHCとを入力され、いずれか一方を選択的に出力する。選択はモード信号DMに基づいて行われ、ブースト時にはSHBがSHTとして出力され、カット時にはSHCがSHTとして出力される。
以上、高音域調整回路36を説明したが、低音域調整回路38についても同様の処理が行われ、SLOから低音域調整信号SLTが生成される。すなわち、ブースト時には、SLOから、極性は同じに保ちつつ振幅を変化させた信号SLBを生成してSLTとして出力し、一方、カット時には、SLBの極性を反転させた信号SLCを生成してSLTとして出力する。
図1に示すように、高音域調整回路36及び低音域調整回路38が出力する高音域調整信号SHT及び低音域調整信号SLTは、合成回路24に入力される。合成回路24は、原音声信号SINも入力され、これらSIN,SHT,SLTを加算合成し、SOUTとして出力する。
図3は、本回路におけるトーンコントロールの原理を説明するための模式図である。図3(a)〜(e)はそれぞれ周波数スペクトルを表しており、横軸が周波数f、縦軸がSINを基準とした信号ゲインGである。図3(a)において、スペクトル60,62,64はそれぞれ原音声信号SIN,低音域成分SLO,高音域成分SHOを示している。
図3(b)は、高音域がブーストされたスペクトル70を示している。高音域ブースト時には、上述のように、高音域調整回路36はSHTとしてSHBを出力する。このSHBが合成回路24にてSINに重畳され、スペクトル70を有するSOUTが生成される。
図3(c)は、高音域がカットされたスペクトル72を示している。高音域カット時には、高音域調整回路36はSHTとしてSHCを出力する。このSHCはSINの高音域成分SHOとは逆極性を有する。そのため、合成回路24にてSHCとSINとを合成すると、SINの高音域成分SHOがSHCの強度に応じて相殺され、スペクトル72を有するSOUTが生成される。
図3(d)は、低音域がブーストされたスペクトル74を示している。低音域ブースト時には、低音域調整回路38がSLTとしてSLBを出力する。このSLBが合成回路24にてSINに重畳され、スペクトル74を有するSOUTが生成される。
図3(e)は、低音域がカットされたスペクトル76を示している。低音域カット時には、低音域調整回路38がSLTとしてSLCを出力する。このSLCはSINの低音域成分SLOとは逆極性を有するため、合成回路24でのSLCとSINとの合成により、SINの低音域成分SLOがSLCの強度に応じて相殺され、スペクトル76を有するSOUTが生成される。
ここで、例えば、ゲインGOUTを±12dBの範囲内で調整可能に構成する場合を具体的に説明する。ここで、GOUTの調整範囲の上限値又は下限値をGmax[dB]、そのときのSINとSOUTとの振幅比SOUT/SINをAmと表すと、次式が成り立つ。
Gmax=20log10Am ………(1)
最大ブースト時には、図3(b)(d)からも理解できるように、アンプ52の出力信号SHB又はSLBはSINの(Am−1)倍となる。一方、最大カット時には、図3(c)(e)からも理解できるように、アンプ52の出力信号SHB又はSLBはSINの(1−Am)倍となる。これら最大ブースト時及び最大カット時には、減衰器50の減衰率は0dBに設定されるので、SHB及びSLBのSINに対する振幅比|Am−1|はアンプ52のゲインGCに対応する。すなわち、
GC=20log10|Am−1| ………(2)
である。(1)(2)式から、最大ブースト時に対応するGOUT=+12dBに対するGCの設定値は約9.5dBとなり、最大カット時に対応するGOUT=−12dBに対するGCの設定値は約−2.5dBとなる。これらブースト時とカット時とで相違するGCの設定値の切り換えは、上述したようにモード信号DMに連動して行われる。
次に、LPF30についてさらに説明する。図4は、LPF30の概略の構成を示す回路図である。本装置で用いるLPF30の基本的な構成は、RCアクティブフィルタであり、オペアンプ80、抵抗82,84及びキャパシタ86を含んで構成され、これらは半導体基板上に一体に形成される。トーンコントロール回路への入力信号SINは入力端子FINに入力され、オペアンプ80の出力端子が出力端子FOUTとなる。入力端子FINとオペアンプ80の反転入力端子との間には抵抗82が直列接続される。また、オペアンプ80の出力端子と反転入力端子との間には、抵抗84とキャパシタ86とが並列に接続される。例えば、抵抗82,84の抵抗値をRC、キャパシタ86の容量値をCCとすると、このLPF30のカットオフ周波数fCは次式で与えられる。
fC=1/(2πRCCC) ………(3)
抵抗82,84は、高抵抗を実現可能な抵抗回路で構成される。例えば、そのような抵抗回路として、MOSFETを用いたものなどが存在し、そのような回路を用いることで、IC上にてポリシリコンや拡散層を用いて形成される一般的な抵抗素子に比べて、抵抗82,84の基板占有面積を抑制しつつ、それらの高抵抗化を図ることができる。
本トーンコントロール回路では、抵抗82,84をそれぞれ構成する抵抗回路として、スイッチトキャパシタ回路を採用し、LPF30をスイッチトキャパシタフィルタとして構成する。図5は、抵抗82,84をスイッチトキャパシタ回路で構成したLPF30の概略の回路図である。
スイッチトキャパシタ回路は、コンデンサCSCとスイッチ素子SW1〜SW4とを含んで構成される。スイッチトキャパシタ回路の入力端子と出力端子との間にコンデンサCSCが直列に挿入され、入力端子及び出力端子とCSCとの間には、スイッチ素子SW1,SW2が設けられる。コンデンサCSCの両端はそれぞれスイッチ素子SW3,SW4により基準電圧源となるアースに接続可能とされる。各スイッチ素子は半導体基板上にてトランジスタを用いて構成される。このスイッチトキャパシタ回路は、スイッチ素子SW1及びSW2の組とスイッチ素子SW3及びSW4の組とを交互に周期的に開閉することによって、コンデンサCSCを充放電する。これによって電荷移動が起こり、スイッチトキャパシタ回路の両端子間にパルス状の電流が流れ、スイッチング周波数fSCが十分に高ければ、平均電流は抵抗を通過する電流と等価になる。つまり、スイッチトキャパシタ回路は等価的に抵抗素子として機能する。その抵抗値RSCは、次式で表される。
RSC=1/(CSCfSC) ………(4)
(4)式が示すように、fSCの低下に反比例してRSCを増加させることができる。すなわち、スイッチトキャパシタ回路を用いれば、fSCに応じてRCを増加させて、CCを低下させ、キャパシタ86を半導体基板上に容易に形成可能なサイズとすることができる。
例えば、fSC=250kHz、CSC=1pFとするスイッチトキャパシタ回路のRSCは4MΩとなる。LPF30のカットオフ周波数fCを1kHzに設定する場合に、このスイッチトキャパシタ回路を用いてRCを構成すればCCは40pFとなる。すなわち、LPF30に必要となる容量はCCとスイッチトキャパシタ回路を構成するCSCとを合わせても40pF程度となり、LPF30をこれら容量を含めて一体にIC上に形成することが可能である。
以上説明したように、LPF30は、RCを高抵抗値に設定することで、キャパシタ86をICに内蔵化し、外付けピンや部品点数の削減を図ることができる。高抵抗値RCを有する抵抗82,84は例えば、スイッチトキャパシタ回路を用いることでIC上での占有面積を抑制して構成することができる。ここで、抵抗回路は複数の素子から構成され、或る程度以上のサイズを必要とする。そのため、図8に示す回路のように、それぞれ比較的小さな抵抗値を有する多数の抵抗素子を含むフィルタ回路においては、それら抵抗素子をそれぞれ抵抗回路で置き換えても、半導体基板上での面積を抑制するというメリットは得られにくい。しかし、LPF30は上述したように、大きな抵抗値を有する抵抗素子を少数だけ含む構成であるため、抵抗回路で置き換えることによる面積抑制の効果が大きくなり得る。また、この観点から、LPF30の構成は図4に示した構成に限られず、少数の抵抗素子を高抵抗化することでキャパシタの小型化が可能である他の回路構成を採用することもできる。
なお、本詳細構成のトーンコントロール回路は、LPF30を用いて抽出した低音域と原音声信号との差分により高音域を生成する構成としたが、逆にHPFを用いて抽出した高音域と原音声信号との差分により低音域を生成する構成とすることもできる。
[詳細構成2]
図6は、詳細構成2に係るグラフィックイコライザの概略のブロック図である。上記第1の詳細構成のトーンコントロール回路が高音域と低音域との2つの帯域のゲインを調整するものであった。これに対し、本詳細構成のグラフィックイコライザは、高音域、中音域及び低音域の3つの帯域のゲインを調整する点で、第1の詳細構成のトーンコントロール回路と相違するが、基本的に共通する点も有している。また、フィルタブロック100のLPF110,112として、カットオフ周波数が互いに異なるものをブースト用と、カット用の2つ設け、ブースト/カットの指示に基づいて、いずれかが選択される。
本回路はICとして半導体基板上に一体に形成される。本回路は、入力端子INに原音声信号SINを入力され、高音域、中音域及び低音域の各帯域それぞれに対してブースト処理とカット処理とを行うことができ、各帯域のゲインをそれぞれ調節した出力音声信号SOUTを出力端子OUTから出力する。本回路における、各帯域に対するブースト/カットの切り換え、及びブーストやカットのゲイン設定は、外部回路からの指示信号に基づいて行われる。
本回路は、フィルタブロック100、調整信号生成ブロック102及び合成回路104を含んで構成される。フィルタブロック100は、LPF110,112、反転回路114,116、及び加算回路118,120を含んで構成される。また、調整信号生成ブロック102は、低音域調整回路122、中音域調整回路124、及び高音域調整回路126を含んで構成される。
LPF110,112はそれぞれ第1の詳細構成と同様の構成とすることができ、特にスイッチトキャパシタを用いて、キャパシタの内蔵化を図った構成とすることができる。ここで、LPF110のカットオフ周波数fC1はLPF112のカットオフ周波数fC2より低く設定される。
また、反転回路114,116は第1の詳細構成のトーンコントロール回路における反転回路32と同様の回路であり、加算回路118,120は同じく加算回路34と同様の回路である。低音域調整回路122、中音域調整回路124、及び高音域調整回路126は、例えば、図2に示した構成とすることができる。
フィルタブロック100は、各帯域毎に抽出回路を備え、SINから高音域成分SHO、中音域成分SMO、低音域成分SLOを抽出する。具体的には、LPF110が低音域抽出回路を構成する。また、LPF110,112、反転回路114及び加算回路118が中音域抽出回路を構成する。さらに、LPF112、反転回路116及び加算回路120が高音域抽出回路を構成する。
図7は、本回路の各帯域成分の抽出処理の原理を説明するための模式図である。図7(a)(b)はそれぞれ周波数スペクトルを表しており、横軸が周波数f、縦軸がSINを基準とした信号ゲインGである。図7(a)において、スペクトル130,132,134はそれぞれ原音声信号SIN、LPF110の出力信号SLPF1、LPF112の出力信号SLPF2を示している。また、図7(b)に示すスペクトル136,138,140はそれぞれ原音声信号SINに含まれる低音域成分SLO、中音域成分SMO、高音域成分SHOを表している。
LPF110の出力信号SLPF1は低音域成分SLOとしてフィルタブロック100から出力され、低音域調整回路122に入力される。すなわち、スペクトル130と、スペクトル136とは共通である。また、SLOは反転回路114で反転された後、加算回路118に入力される。加算回路118は、さらにLPF112からSLPF2を入力され、次式に示されるように、SLPF2とSLPF1との差分を求め、スペクトル138で示す中音域成分SMOを抽出する。抽出されたSMOはフィルタブロック100から中音域調整回路124に入力される。
SMO=SLPF2−SLPF1 ………(5)
LPF112の出力信号SLPF2は、上述の加算回路118に入力される一方、反転回路116にも入力される。反転回路116はSLPF2を反転し、加算回路120に入力する。加算回路120は、さらに原音声信号SINを入力され、次式に示されるように、SINとSLPF2との差分を求め、スペクトル140で示す高音域成分SHOを抽出する。抽出されたSHOはフィルタブロック100から高音域調整回路126に入力される。
SHO=SIN−SLPF2 ………(6)
調整信号生成ブロック102では、低音域調整回路122、中音域調整回路124、高音域調整回路126がそれぞれ入力された低音域成分SLO、中音域成分SMO、高音域成分SHOに対してゲイン調整を行い、低音域調整信号SLT、中音域調整信号SMT、高音域調整信号SHTを生成する。
調整信号生成ブロック102から出力される低音域調整信号SLT、中音域調整信号SMT、高音域調整信号SHTは、合成回路104に入力される。合成回路104は、原音声信号SINも入力され、これらSIN,SLT,SMT,SHTを加算合成し、SOUTとして出力する。
既に述べたように、各調整信号SLT,SMT,SHTは、第1の詳細構成と同様に、図2に示す回路にて、モード信号DMに応じて、ブースト時には正極性の信号として生成され、カット時には負極性の信号として生成される。合成回路104はこれら調整信号を原音声信号SINに合成することで、正極性の調整信号が重畳される周波数帯域ではブースト処理が施され、負極性の調整信号により相殺される周波数帯域ではカット処理が施されたSOUTを生成する。
本詳細構成では、最も簡単な場合として原音声信号を3つの周波数帯域に分けて調整を行うグラフィックイコライザの例を説明したが、本発明は、n個の周波数帯域(n≧3)に分けて調整を行うグラフィックイコライザに適用することができる。その場合には、(n−1)個のLPFが用いられる。第kLPF(1≦k≦n−1)のカットオフ周波数をfCkと表すと、fCkは第kの周波数帯域と第(k+1)の周波数帯域との境に対応して設定され、
fC1<fC2<…<fC(n−2)<fC(n−1) ………(7)
が成り立つ。
第1の抽出回路は、第1LPFにより、原音声信号から、最も低い第1の周波数帯域の成分を抽出する。上記詳細構成では、LPF110が第1LPFに相当する。
第kの抽出回路(2≦k≦n−1)は、原音声信号に対する第kLPFの出力信号と第(k−1)LPFの出力信号との差分を生成して、第kの周波数帯域の成分として出力する。上記詳細構成ではSMOを生成する際の(5)式で示す処理が、この差分を生成する処理に相当する。
第nの抽出回路は、原音声信号と第(n−1)LPFの出力信号との差分を生成し、第nの周波数帯域の成分として出力する。上記詳細構成ではSHOを生成する際の(6)式で示す処理が、この差分を生成する処理に相当する。
なお、本詳細構成のグラフィックイコライザは、LPF110,112を用いて各周波数帯域の成分を抽出する構成としたが、逆にHPFを用いて各周波数帯域の成分を抽出する構成とすることもできる。
上記詳細構成は、音声信号を原信号としてその特性を調整する音質調整回路について説明するものであった。しかし、本発明は、音声信号以外を原信号として入力され、その周波数帯域毎にゲイン調整を行う信号特性調整回路にも適用することができる。例えば、そのような信号特性調整回路として、映像信号を原信号とするものがある。例えば、映像信号を構成する輝度信号に対して高域成分、低域成分それぞれのブースト/カットを行う信号特性調整回路に本発明を適用することができる。
本発明の第1の詳細構成であるトーンコントロール回路の概略のブロック図である。 各帯域ごとの成分に対しゲイン調整を行う調整回路の概略のブロック図である。 本発明の第1の詳細構成におけるトーンコントロールの原理を説明するための模式図である。 本発明の詳細構成で用いるLPFの概略の構成を示す回路図である。 図4に示す抵抗をスイッチトキャパシタ回路で構成したLPFの概略の回路図である。 本発明の第2の詳細構成であるグラフィックイコライザの概略のブロック図である。 本発明の第2の詳細構成における各帯域成分の抽出処理の原理を説明するための模式図である。 従来のトーンコントロール回路の基本構成を示す回路図である。 本発明の実施形態に係るトーンコントロール回路の概略のブロック図である。 トーンコントロールの作用を説明するための図である。
符号の説明
20,100 フィルタブロック、22,102 調整信号生成ブロック、24,104 合成回路、30,110,112 LPF、32,54,114,116 反転回路、34,118,120 加算回路、36,126 高音域調整回路、38,122 低音域調整回路、40 振幅制御ブロック、42 位相制御ブロック、50 減衰器、52 アンプ、56 スイッチ回路、124 中音域調整回路。

Claims (6)

  1. 原音声信号に対し、特定の周波数帯域についてゲインを調整する音質調整回路において、
    前記原音声信号の少なくとも3つの特定の周波数帯域の成分を抽出し抽出信号を得る抽出回路と、
    前記抽出回路で得た少なくとも3つの抽出信号について減衰処理を行い少なくとも3つの音域調整信号を生成するゲイン調整回路と、
    前記ゲイン調整回路からの少なくとも3つの音域調整信号を前記原音声信号に加算または減算する合成回路と、
    を有し、
    前記抽出回路は、
    高域通過特性及び低域通過特性のいずれか一方を備える片帯域通過フィルタであって、前記原音声信号から高域または低域の一端側周波数帯域の成分を抽出する第1フィルタと、
    前記第1フィルタと同一特性の片帯域通過フィルタであって、前記第1フィルタより広い通過帯域を有し、前記原音声信号から前記一端側周波数帯域含む周波数帯域の成分を抽出する第2フィルタと、
    前記原音声信号に対する前記第2フィルタの出力信号と前記第1フィルタの出力信号との差分を生成して、原音声信号の中間周波数帯域の成分を抽出する中間帯域抽出回路と、
    前記原音声信号と前記第2フィルタの出力信号との差分を生成し、第2フィルタを通過しない第1フィルタの出力信号と反対側の他端側周波数帯域の成分を抽出する他端側帯域抽出回路と、
    を含み、
    前記第1のフィルタの出力である一端側周波数帯域の成分と、前記中間帯域抽出回路の出力である中間周波数帯域の成分と、前記他端側帯域抽出回路の出力である他端側帯域成分のそれぞれに対し独立してゲイン調整を行い3つの音域調整信号を生成し、
    かつ、
    前記第1フィルタは、2種類のカットオフ周波数を利用した2つの抽出信号を得、前記合成回路において、前記音声調整信号を加算する場合と、減算する場合とで、前記2つの抽出信号のいずれかから得た音声調整信号とするかが切り換えられることを特徴とする音質調整回路。
  2. 請求項1に記載の音質調整回路において、
    前記加算回路は、前記音声調整信号を加算する場合に前記2つの抽出信号のうち周波数の低いカットオフ周波数を使用して得た音声調整信号を用い、前記音声調整信号を減算する場合に前記2つの抽出信号のうち周波数の高いカットオフ周波数を使用して得た音声調整信号を用いることを特徴とする音質調整回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の音質調整回路において、
    前記第1および第2フィルタは、スイッチトキャパシタフィルタを用いて構成されること、
    を特徴とする音質調整回路。
  4. 請求項3に記載の音質調整回路において、
    前記第1および第2フィルタは、フィルタ特性を調節する抵抗R及びキャパシタCを備え、カットオフ周波数に対して当該抵抗R及びキャパシタCが相乗的に寄与するRCアクティブフィルタであり、
    前記抵抗Rは、スイッチトキャパシタによる等価抵抗で構成されること、
    を特徴とする音質調整回路。
  5. 請求項4に記載の音質調整回路において、
    前記第1および第2フィルタは、半導体基板上に集積回路として形成されること、
    を特徴とする音質調整回路。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の音質調整回路において、
    前記原音声信号の高音域、中音域及び低音域の強度を調整するトーンコントロール処理を行うこと、を特徴とする音質調整回路。
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