JP4937005B2 - 音声伝送装置 - Google Patents

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この発明は、パケット化された音声データをインターネット等を経由して送受信するシステムに用いられる音声伝送装置に関する。
パケット化された音声データ(音声パケット)をインターネット経由で効率よく送受信する方法として、ヘッダ圧縮機能が知られている。
ヘッダ圧縮機能を実現する技術として、IETF(Internet Engineering Task Force)の標準文書であるRFC2508やRFC3095に記載された方式がある。これらの方式を用いる事で通常40バイトのIP/UDP/RTP (Internet Protocol/User Datagram Protocol/Real-time Transport Protocol)ヘッダを2〜4バイトに圧縮する事が出来る。これらの方法は、最初に圧縮していないフルヘッダを送り、そこからの差分としてそれ以降の圧縮ヘッダを送出するものである。
伝送帯域が限られている伝送路を用いて通信を行っている場合には、ヘッダ圧縮や符号変換などで、更なる効率化伝送を目指すが、複数の呼が通信中であり更に新たな呼を接続して、使用を開始したときにフルヘッダのパケットが送出されると、他の呼のパケットに廃棄や遅延を生じさせるなどの悪影響を与えると言う問題があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、呼の先頭にフルヘッダのパケットを送る必要が無く、効率的な伝送を実現でき、更に、符号変換時にも適用符号化方式の情報をより少ない情報にて伝送できる事を目的とする。
この発明に係る音声伝送装置は、受信側装置を備えた受信側の音声伝送装置にパケットを送信する送信側装置として、イロード分離手段と、ショートヘッダ生成手段と、SIPパケットモニタ手段と、送信側符号変換手段と、送信側パケット組み立て手段と、符号変換制御手段と、送信側パケットタイプ制御手段とを備え、
ペイロード分離手段は、入力されたIP/UDP/RTPパケットからパケットヘッダとペイロードを分離し、
符号変換制御手段は、複数の区間内符号化方式から一つの符号化方式を選択し、
SIPパケットモニタ手段は、入力されたSIPパケットをモニタして取得した区間外で使用する符号化方式とIP/UDP/RTPパケットヘッダに関する情報を出力し、
送信側パケットタイプ制御手段は、SIPパケットモニタ手段からの区間外符号化方式情報と、符号変換制御手段からの区間内符号化方式情報とを組み合わせてパケットタイプ情報を生成し、
ショートヘッダ生成手段は、送信側パケットタイプ制御手段からのパケットタイプ情報と、ペイロード分離手段からの分離されたパケットヘッダからショートヘッダを生成し、
送信側符号変換手段は、ペイロード分離手段からの分離されたペイロードの符号化された音声信号を符号変換制御手段からの情報に基づき、音声符号化方式で更に符号化し、
送信側パケット組み立て手段は、ショートヘッダ生成手段からのショートヘッダと、送信側符号変換手段からの符号化音声データとをパケットに組み立てて送出する構成にされる。
また、この発明に係る音声伝送装置は、対向する音声伝送装置からの送信パケットを受信する受信側装置として、パケット分離手段と、受信側パケットタイプ制御手段と、受信側符号変換手段と、パケットヘッダ復元手段と、SIPパケットモニタ手段と、受信側パケット組み立て手段とを備え、
パケット分離手段は、対向の音声伝送装置より受信したパケットから符号化音声データとショートヘッダを分離し、
受信側パケットタイプ制御手段は、パケット分離手段からパケットに含まれるパケットタイプ情報を取得して区間内符号化方式及び区間外符号化方式を判定し、
受信側符号変換手段は、受信側パケットタイプ制御手段からの情報を基に、パケット分離手段からの符号化音声データの符号変換を実施し、
パケットヘッダ復元手段は、SIPパケットモニタ手段からの情報に基づき、パケット分離手段からのショートヘッダをIP/UDP/RTPパケットヘッダに復元してパケットヘッダを生成し、
受信側パケット組み立て手段はパケットヘッダ復元手段からのIP/UDP/RTPパケットヘッダと、受信側符号変換手段からの符号化音声データとをパケットに組み立てて送出する構成にされる。
この発明の音声伝送装置によれば送信側装置の、SIPパケットモニタ手段で装置が受信したSIPパケットをモニタして音声パケットに関する送出先アドレス情報や区間外符号化方式情報などを取得し、送信側パケットタイプ制御手段で、SIPパケットモニタ手段からの区間外符号化方式情報と、符号変換制御手段からの区間内符号化方式情報とを組み合わせてパケットタイプ情報を生成し、ショートヘッダ生成手段で、送信側パケットタイプ制御手段からのパケットタイプ情報と、ペイロード分離手段からの分離されたパケットヘッダから、SIPパケットモニタ手段で取得した音声パケットに関する送出先アドレス情報を割愛し、パケットタイプ情報を付加してショートヘッダを生成し、送信側符号変換手段で、ペイロード分離手段からの分離されたペイロードの符号化された音声信号を符号変換制御手段からの情報に基づき、更に高効率な音声符号化方式で符号化し、送信側パケット組み立て手段で、ショートヘッダ生成手段からのショートヘッダと、送信側符号変換手段からの符号化音声データとをパケットに組み立てて対向する音声伝送装置に送出しているので、音声伝送装置間で呼の最初から情報を削減し圧縮したショートヘッダにてパケット伝送を行う事ができ、また、符号変換時にも音声伝送装置間及び装置区間外に適用する音声符号化方式の情報をより少ない情報にて伝送できる。
この発明の音声伝送装置によれば受信側装置は、対向する音声伝送装置から受信したパケットを分離するパケット分離手段からのパケット情報を受信側パケットタイプ制御手段が受け取り、この受信側パケットタイプ制御手段からの情報を基に、パケット分離手段からの音声データの符号変換を受信側符号変換手段で実施し、パケットヘッダ復元手段で、SIPパケットモニタ手段からの情報に基づき、パケット分離手段で分離されたショートヘッダをIP/UDP/RTPパケットヘッダに復元してパケットヘッダを生成し、受信側パケット組み立て手段で、パケットヘッダ復元手段からのパケットヘッダと、受信側符号変換手段からの出力をパケットに組み立てて電話装置側に送出する構成にしているので、音声伝送装置間で呼の最初から情報が削減されて圧縮されたショートヘッダで伝送されたパケットや、音声伝送装置間及び装置区間外に適用する音声符号化方式の情報をより少ない情報にて符号変換されて伝送された信号にも対応できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の音声伝送装置が適用される音声通信システムの一実施の形態を示す構成図である。図1において、1A及び1Bはこの発明の音声伝送装置、2A及び2Bは電話装置、3はSIP(Session Initiation Protocol)サーバである。電話装置2A及び2Bは、SIPサーバ3を経由して装置間で取り決めた音声符号化方式にて音声信号をデジタル化してIPパケットとし通信を行う。音声伝送装置1Aと電話装置2Aとの間、及び、音声伝送装置1Bと電話装置2Bとの間は、前記取り決めた音声符号化方式を用いて音声信号を伝送する。音声伝送装置1A及び1Bの間は、ヘッダを圧縮し、更に音声信号の符号変換を行って、高効率な伝送を行う。
図2はこの発明の音声伝送装置の一実施の形態を示す構成図である。図2において、11は電話装置2側からIP/UDP/RTPパケットを受信するIP/UDP/RTPパケット入力部、12はIP/UDP/RTPパケット入力部11で受信したIP/UDP/RTPパケットからIP/UDP/RTPヘッダ部とペイロード部とを分離するペイロード分離部、13はペイロード分離部12で分離されたIP/UDP/RTPヘッダ部を圧縮したショートヘッダに生成するショートヘッダ生成部、14はペイロード分離部12で分離されたペイロード部の音声データの符号変換を実施する送信側符号変換部、15はショートヘッダ生成部13で生成されたショートヘッダと、送信側符号変換部14で符号変換された音声データを用いてパケットを組み立て送出する送信側パケット組立部、16はショートヘッダ生成部13で生成されるショートヘッダに含めるパケットタイプ情報を制御する送信側パケットタイプ制御部、17は符号変換に適用する音声符号化方式を制御する符号変換制御部である。
18は対向の音声伝送装置から受信したパケットをヘッダ部とペイロード部に分離するパケット分離部、19は受信したパケットのヘッダ部に含まれるパケットタイプ情報をパケット分離部18から受け取り、このパケットタイプ情報により音声データを符号変換する符号化方式を制御する受信側パケットタイプ制御部、20はパケット分離部18で分離されたペイロード部音声データの符号変換を受信側パケットタイプ制御部19からのパケットタイプ情報に基づき実施する受信側符号変換部、21はSIPパケットモニタ部22からの情報に基づき圧縮されたショートヘッダを通常のIP/UDP/RTPヘッダへ復元を行うパケットヘッダ復元部、23は受信側符号変換部20で符号変換されたペイロード部音声データとパケットヘッダ復元部21で復元されたIP/UDP/RTPヘッダを組み立てて、IP/UDP/RTPの通常のヘッダを持つパケットを組み立てる受信側パケット組立部、22はSIPパケットをモニタしIP/UDP/RTPヘッダの圧縮・復元に必要な情報を抽出するSIPパケットモニタ部、24は電話装置2側にIP/UDP/RTPパケットを出力するIP/UDP/RTPパケット出力部である。なお、SIPパケットモニタ部22はIP/UDP/RTPヘッダの圧縮用とIP/UDP/RTPヘッダの復元用と別々に設けてもよい。
次に動作について説明する。図2において、電話装置2側から受信した音声パケットであるIP/UDP/RTPパケットはIP/UDP/RTPパケット入力部11を介してペイロード分離部12に入力される。IP/UDP/RTPパケットはペイロード分離部12でIP/UDP/RTPのヘッダ部分と音声データが格納されているペイロード部に分離され、それぞれ、ショートヘッダ生成部13、送信側符号変換部14に出力される。またヘッダ部に含まれるペイロード部の音声符号化方式を示す情報も送信側符号変換部14に出力される。ショートヘッダ生成部13では、SIPパケットモニタ部22でSIPパケットをモニタする事で既知となっている送信先IPアドレスや送信元IPアドレス、ポート番号などの情報、及び、RTPバージョン番号などの固定的な情報などは割愛する事でヘッダ部の情報を削減すると共に、音声伝送装置区間内の音声符号化方式情報と区間外の音声符号化方式情報の2つの情報を合わせ持つパケットタイプ情報を付加してショートヘッダを生成する。このショートヘッダは最初からSIPパケットをモニタする事で得られている情報を含まないため、呼の最初から情報が削減された圧縮ヘッダとなる。
送信側符号変換部14では、符号変換制御部17からの指示に基づきペイロード分離部12から入力した音声符号化データの符号変換を実施する。送信側パケット組立部15ではショートヘッダ生成部13からのショートヘッダと送信側符号変換部14からの音声符号化データとでパケットを組み立てて対向する音声伝送装置に向かって出力する。送信側パケットタイプ制御部16ではSIPパケットモニタ部22から通知された音声伝送装置区間外での音声符号化方式と、符号変換制御部17にて決定した音声伝送装置区間内に適用する音声符号化方式とを表すパケットタイプ情報を生成し、ショートヘッダ生成部13に通知する。
ここで、パケットタイプ情報について詳しく説明する。RTPヘッダにはペイロードに格納されている符号化音声データの符号化方式を表すパケットタイプと呼ばれる情報がある。この情報は7ビットで表され、各種コーデックがサポートされている。音声伝送装置間で更なる高効率伝送を目指し、符号化音声データを更に高効率な音声符号化方式にて圧縮する符号変換を行うと、音声伝送装置間に適用された音声符号化方式を表す情報と、受信側音声伝送装置で元の音声符号化方式に戻すために音声伝送装置区間外に適用された音声符号化方式を表す情報とが必要となる。音声伝送装置間に適用する音声符号化方式が2種類あるとすると、音声伝送装置区間内の音声符号化方式を現すために2ビットが必要となる。
図3には、パケットタイプ例を示す。音声伝送装置区間外の音声符号化方式を表す情報としてRTP標準のパケットタイプを使用すると、音声伝送装置区間内の音声符号化方式を表す情報と合わせて9ビットの情報が必要となる。この発明によると、SIPパケットをモニタする事で音声伝送装置区間外に適用される音声符号化方式が限定され、図4に示したようなSIPメッセージの例では、PCMμ-lawとG.729の2種類の音声符号化方式が用いられる事がわかる。この事を利用し、図3に示したように音声伝送装置区間外の音声符号化方式を表す情報として2ビット、音声伝送装置区間内の音声符号化方式を表す情報2ビットと加えて、4ビットの情報で済むこととなり、音声伝送装置区間を伝送する情報として情報圧縮が可能となる。
更に、各ブロックの動作を説明する。符号変換制御部17では、音声伝送装置間に適用される音声符号化方式を決定し、その旨を送信側符号変換部14及び送信側パケットタイプ制御部16に伝える。パケット分離部18では、対向装置から受信したパケットをヘッダ部とペイロード部に分離し、ヘッダ部はパケットヘッダ復元部21に、ペイロード部は受信側符号変換部20にそれぞれ出力される。また、ヘッダ部に含まれるパケットタイプ情報は受信側パケットタイプ制御部19へ出力される。受信側パケットタイプ制御部19では、パケット分離部18からの受信したパケットに関するパケットタイプ情報を受け取り、受信側符号変換部20に対して符号変換すべき符号化方式の指示を与える。
受信側符号変換部20では、受信側パケットタイプ制御部19から受け取った指示に従って、パケット分離部18から受け取った音声データに対して、符号変換処理を実施する。パケットヘッダ復元部21では、パケット分離部18から得た受信パケットのヘッダ情報とSIPパケットモニタ部22からの送信先IPアドレスや送信元IPアドレスなどの情報を基に、通常のIP/UDP/RTPパケットヘッダを復元する。受信側パケット組立部23では、受信側符号変換部20から受け取った音声符号化データと、パケットヘッダ復元部21から受け取ったパケットヘッダ情報とを基にパケットを組み立てて、IP/UDP/RTPパケット出力部24を介して電話装置2へ送出するためネットワークへ送出する。SIPパケットモニタ部22では受信したSIPパケットから該当呼で使用される送信先IPアドレスや送信元IPアドレス、ポート番号、及び、音声伝送装置区間外で使用される音声符号化方式情報などの情報を抽出し、送信側パケットタイプ制御部16やパケットヘッダ復元部21に通知する。
以上のように、実施の形態1による音声伝送装置によれば、SIPパケットモニタ手段で装置が受信したSIPパケットをモニタして音声パケットに関する送出先アドレス情報や区間外符号化方式情報などを取得し、送信側パケットタイプ制御手段で、SIPパケットモニタ手段からの区間外符号化方式情報と、符号変換制御手段からの区間内符号化方式情報とを組み合わせてパケットタイプ情報を生成し、ショートヘッダ生成手段で、送信側パケットタイプ制御手段からのパケットタイプ情報と、ペイロード分離手段からの分離されたパケットヘッダから、SIPパケットモニタ手段で取得した音声パケットに関する送出先アドレス情報を割愛し、パケットタイプ情報を付加してショートヘッダを生成し、送信側符号変換手段で、ペイロード分離手段からの分離されたペイロードの符号化された音声信号を符号変換制御手段からの情報に基づき、更に高効率な音声符号化方式で符号化し、送信側パケット組み立て手段で、ショートヘッダ生成手段からのショートヘッダと、送信側符号変換手段からの符号化音声データとをパケットに組み立てて対向する音声伝送装置に送出し、
受信側符号変換手段で、対向する音声伝送装置から受信したパケットを分離するパケット分離手段からのパケット情報を受け取る受信側パケットタイプ制御手段からの情報を基に、パケット分離手段からの音声データの符号変換を実施し、パケットヘッダ復元手段で、SIPパケットモニタ手段からの情報に基づき、パケット分離手段で分離されたショートヘッダをIP/UDP/RTPパケットヘッダに復元してパケットヘッダを生成し、受信側パケット組み立て手段で、パケットヘッダ復元手段からのパケットヘッダと、受信側符号変換手段からの出力とをパケットに組み立てて電話装置側に送出する構成にしているので、音声伝送装置間で呼の最初から情報を削減し圧縮したショートヘッダにてパケット伝送を行う事ができ、また、符号変換時にも音声伝送装置間及び装置区間外に適用する音声符号化方式の情報をより少ない情報にて伝送できる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2を示す構成図である。図5において、30は対向音声伝送装置から受信したパケットの到着遅延揺らぎ量を観測する遅延揺らぎ量観測部である。
その他の構成は、上記実施の形態1と同一もしくは相当する部分であり、同一符号で示し説明を省略する。
次に動作について説明する。図5において、電話装置2側から受信した音声パケットであるIP/UDP/RTPパケットはIP/UDP/RTPパケット入力部11を介してペイロード分離部12に入力される。ペイロード分離部12ではIP/UDP/RTPのヘッダ部分と音声データが格納されているペイロード部に分離され、それぞれ、ショートヘッダ生成部13、送信側符号変換部14に出力される。またヘッダ部に含まれるペイロード部の音声符号化方式を示す情報も送信側符号変換部14に出力される。
ショートヘッダ生成部13では、SIPパケットモニタ部22でSIPパケットをモニタする事で既知となっている送信先IPアドレスや送信元IPアドレス、ポート番号などの情報、及び、RTPバージョン番号などの固定的な情報などは割愛する事でヘッダ部の情報を削減すると共に、音声伝送装置区間内の音声符号化方式情報と区間外の音声符号化方式情報の2つの情報を合わせ持つパケットタイプ情報を付加してショートヘッダを生成する。このショートヘッダは最初からSIPパケットをモニタする事で得られている情報を含まないため、呼の最初から情報が削減された圧縮ヘッダとなる。
送信側符号変換部14では、符号変換制御部17からの指示に基づき、ペイロード分離部12から入力した音声符号化データの符号変換を実施する。送信側パケット組立部15ではショートヘッダ生成部13からのショートヘッダと送信側符号変換部14からの音声符号化データとでパケットを組み立てて対向装置に向かって出力する。送信側パケットタイプ制御部16ではSIPパケットモニタ部22から通知された音声伝送装置区間外での音声符号化方式と、符号変換制御部17にて決定した音声伝送装置区間内に適用する音声符号化方式とを表すパケットタイプ情報を生成し、ショートヘッダ生成部13に通知する。
遅延揺らぎ量観測部30では、対向音声伝送装置から到着するパケットの到着遅延揺らぎ量を観測して、その結果を符号変換制御部17へ通知する。符号変換制御部17では、遅延揺らぎ量観測部30からの到着遅延揺らぎ量情報に基づき音声伝送装置間に適用する音声符号化方式を決定し、その旨を送信側符号変換部14及び送信側パケットタイプ制御部16に伝える。例えば、音声伝送装置間で適用する音声符号化方式として2種類の符号化方式があるとする。符号化方式Aは符号化方式Bに比べ、高効率であり伝送レートが低い符号化方式であるが、高圧縮符号化方式であるため、音声品質については劣る符号化方式であるとする。遅延揺らぎ量が閾値Aを超えた時には、音声伝送装置間のネットワークが輻輳状態になりつつあると判断し、より高効率な符号化方式Aを選択するようにする。
以上のように、本実施の形態では、遅延揺らぎ量を検出し、遅延揺らぎ量に応じて音声符号化方式を効率的には劣るがより高品質な音声を伝える事ができる方式と、音声品質としては劣るが高効率な音声符号化方式とに切り替えることができるので、先の実施の形態1で得られた効果に加え、音声伝送装置間でネットワークが輻輳状態にない場合は効率的には劣るがより高品質な音声を伝える事ができ、輻輳状態になりつつある場合には音声品質としては劣るが高効率な音声符号化方式を適用する事で輻輳状態を回避できると言う効果がある。
また、遅延揺らぎ量観測部30の代わりに、対向音声伝送装置から受信されるパケットのパケット損失を観測するパケット損失観測部を設け、その結果を符号変換制御部17に通知するようにする。パケット損失数が閾値Aを超えた時には音声伝送装置間のネットワークが輻輳状態になりつつあると判断し、より高効率な符号化方式Aを選択するようにし、パケット損失数が閾値A未満の時は符号化方式Bを選択するようにする。このようにする事でも同様の効果が得られる。
また、遅延揺らぎ量観測部30の代わりに、送信側パケット組立部から対向音声伝送装置へ送出するパケットの伝送容量を観測する送出伝送容量観測部を設け、その結果を送信側符号変換制御部17に通知するようにする。送出伝送容量が閾値Aを超えた時には音声伝送装置間のネットワークが輻輳状態になりつつあると判断し、より高効率な符号化方式Aを選択するようにし、送出伝送容量が閾値A未満の時は符号化方式Bを選択するようにする。このようにする事でも同様の効果が得られる。
また、遅延揺らぎ量観測部30の代わりに、送信側パケット組立部から対向音声伝送装置へ送出する呼の数を観測する伝送呼数観測部を設け、その結果を符号変換制御部17に通知するようにする。伝送呼数が閾値Aを超えた時には音声伝送装置間のネットワークが輻輳状態になりつつあると判断し、より高効率な符号化方式Aを選択するようにし、伝送呼数が閾値A未満の時は符号化方式Bを選択するようにする。このようにする事でも同様の効果が得られる。
この発明による音声伝送装置は、例えばVoIP(Voice over IP)システムに適用され、音声伝送装置間はヘッダを圧縮し、更に符号変換を行って、高効率な伝送を可能にする。
音声伝送装置が適用されるシステムの一実施の形態を示す構成図である。 この発明の音声伝送装置の実施の形態1を示す構成図である。 パケットタイプ例の説明図である。 SIPメッセージ例の説明図である。 この発明の音声伝送装置の実施の形態2を示す構成図である。
符号の説明
1A、1B;音声伝送装置、2A、2B;電話装置、3;SIPサーバ、11;IP/UDP/RTPパケット入力部、12;ペイロード分離部、13;ショートヘッダ生成部、14;送信側符号変換部、15;送信側パケット組立部、16;送信側パケットタイプ制御部、17;符号変換制御部、18;パケット分離部、19;受信側パケットタイプ制御部、20;受信側符号変換部、21;パケットヘッダ復元部、22;SIPパケットモニタ部、23;受信側パケット組立部、24;IP/UDP/RTPパケット出力部、30;遅延揺らぎ量観測部。

Claims (8)

  1. 受信側装置を備えた受信側の音声伝送装置にパケットを送信する送信側装置として、ペイロード分離手段と、ショートヘッダ生成手段と、送信側符号変換手段と、送信側パケット組み立て手段と、符号変換制御手段と、SIPパケットモニタ手段と、送信側パケットタイプ制御手段とを備え、
    ペイロード分離手段は、入力されたIP/UDP/RTPパケットからパケットヘッダとペイロードを分離し、
    符号変換制御手段は、複数の区間内符号化方式から一つの符号化方式を選択し、
    SIPパケットモニタ手段は、入力されたSIPパケットをモニタして取得した区間外で使用する符号化方式とIP/UDP/RTPパケットヘッダに関する情報を出力し、
    送信側パケットタイプ制御手段は、SIPパケットモニタ手段からの区間外符号化方式情報と、符号変換制御手段からの区間内符号化方式情報とを組み合わせてパケットタイプ情報を生成し、
    ショートヘッダ生成手段は、送信側パケットタイプ制御手段からのパケットタイプ情報と、ペイロード分離手段からの分離されたパケットヘッダからショートヘッダを生成し、
    送信側符号変換手段は、ペイロード分離手段からの分離されたペイロードの符号化された音声信号を符号変換制御手段からの情報に基づき、音声符号化方式で更に符号化し、
    送信側パケット組み立て手段は、ショートヘッダ生成手段からのショートヘッダと、送信側符号変換手段からの符号化音声データとをパケットに組み立てて送出する構成にされたことを特徴とする音声伝送装置。
  2. 対向する音声伝送装置からの送信パケットを受信する受信側装置として、パケット分離手段と、受信側パケットタイプ制御手段と、受信側符号変換手段と、パケットヘッダ復元手段と、SIPパケットモニタ手段と、受信側パケット組み立て手段とを備え、
    パケット分離手段は、対向の音声伝送装置より受信したパケットから符号化音声データとショートヘッダを分離し、
    受信側パケットタイプ制御手段は、パケット分離手段からパケットに含まれるパケットタイプ情報を取得して区間内符号化方式及び区間外符号化方式を判定し、
    受信側符号変換手段は、受信側パケットタイプ制御手段からの情報を基に、パケット分離手段からの符号化音声データの符号変換を実施し、
    パケットヘッダ復元手段は、SIPパケットモニタ手段からの情報に基づき、パケット分離手段からのショートヘッダをIP/UDP/RTPパケットヘッダに復元してパケットヘッダを生成し、
    受信側パケット組み立て手段はパケットヘッダ復元手段からのIP/UDP/RTPパケットヘッダと、受信側符号変換手段からの符号化音声データとをパケットに組み立てて送出する構成にされたことを特徴とする音声伝送装置。
  3. 対向する音声伝送装置からの送信パケットを受信し、受信パケットの到着遅延揺らぎの観測結果を出力する受信側装置を備え、
    送信側符号変換手段は、伝送音声品質は劣るが高圧縮符号化方式と、伝送音声品質は高品質であるが圧縮効率は劣る高品質符号化方式との2種類を用意し、符号変換制御手段は、受信側装置からパケットの到着遅延揺らぎの観測結果を受け取り、この到着遅延揺らぎ量に応じて選択する符号化方式を切り替える構成にされたことを特徴とする請求項1記載の音声伝送装置。
  4. 異なる複数の符号化率を符号変換制御手段で選択でき、選択された符号化率で符号化された音声データにショートヘッダを組み立てたパケットを送信する送信側装置を備え、
    受信側装置に、対向する音声伝送装置から受信するパケットの到着遅延揺らぎを観測し、その結果を送信側装置の符号変換制御手段に通知する揺らぎ観測手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載の音声伝送装置。
  5. 対向する音声伝送装置からの送信パケットを受信し、受信するパケット損失量の観測結果を出力する受信側装置を備え、
    送信側符号変換手段は、伝送音声品質は劣るが高圧縮符号化方式と、伝送音声品質は高品質であるが圧縮効率は劣る高品質符号化方式との2種類を用意し、符号変換制御手段は、受信側装置からの受信パケット損失の観測結果を受け取り、パケット損失量に応じて選択する符号化方式を切り替える構成にされたことを特徴とする請求項1記載の音声伝送装置。
  6. 異なる複数の符号化率を符号変換制御手段で選択でき、選択された符号化率で符号化された音声データにショートヘッダを組み立てたパケットを送信する送信側装置を備え、
    受信側装置に、対向する音声伝送装置から受信するパケットのパケット損失を観測し、その結果を送信側装置の符号変換制御手段に通知するパケット損失観測手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載の音声伝送装置。
  7. 送信側装置は、送信側パケット組み立て手段から対向する音声伝送装置に向かって出力されるパケットの伝送容量を観測し、その結果を符号変換制御手段に通知する伝送容量観測手段をさらに備え、
    送信側符号変換手段は、伝送音声品質は劣るが高圧縮符号化方式と、伝送音声品質は高品質であるが圧縮効率は劣る高品質符号化方式との2種類を用意し、符号変換制御手段では、伝送容量観測手段からの出力パケットの伝送容量に応じて選択する符号化方式を切り替える構成にされたことを特徴とする請求項1記載の音声伝送装置。
  8. 送信側装置は、送信側パケット組み立て手段から対向する音声伝送装置に向かって出力される呼数を観測し、その結果を符号変換制御手段に通知する通信呼数計測手段をさらに備え、
    送信側符号変換手段は、伝送音声品質は劣るが高圧縮符号化方式と、伝送音声品質は高品質であるが圧縮効率は劣る高品質符号化方式との2種類を用意し、符号変換制御手段では、通信呼数計測手段からの出力呼数に応じて選択する符号化方式を切り替える構成にされたことを特徴とする請求項1記載の音声伝送装置。
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