JP5477475B2 - ゲートウェイ装置、携帯端末、無線通信方法およびプログラム - Google Patents

ゲートウェイ装置、携帯端末、無線通信方法およびプログラム Download PDF

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Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2010−229586号(2010年10月12日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、ゲートウェイ装置、携帯端末、無線通信方法およびプログラムに関し、特に、IPプロトコルによるモバイル高速網に接続される携帯端末と回線交換プロトコルによるモバイル回線交換網に接続される携帯端末とを相互接続し、これらの携帯端末間におけるTV電話通信を実現するゲートウェイ装置、携帯端末、無線通信方法およびプログラムに関する。
第3世代のW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)技術を用いた携帯電話端末およびモバイルネットワークにおける音声電話は、回線交換(CS:Circuit Switched)方式に基づいて実現されている。一方、モバイルコアネットワークのインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)化に伴い、回線交換をIP化し、IMS(IP Multimedia Subsystem)網に接続するCSIP(Circuit Switched over IP Network)が出現している。
CSIPでは、回線交換網側においては、ISUP(ISDN User Part)呼制御信号と音声の圧縮符号化ビットストリームは、ATMベアラに基づいて送受信される。一方、IMS網側においては、セッション制御にはSIP信号を用い、TV電話通信のための映像の圧縮符号化ビットストリーム、および、音声の圧縮符号化ビットストリームは、RTP(Real−time Transport Protocol)パケットに格納して送受信される。
モバイルネットワークの高速化・大容量化の研究開発により、モバイルネットワークはIPをベースとしてさらに高速化・大容量化されると考えられる。実際、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSPA(High Speed Packet Access)、HSPA+、EVDO(Evolution Data Optimized(Only)) Rev.A、EVDO Rev.Bが、モバイルアクセス網としてすでに実用化されている。
モバイルアクセス網のさらなる高速化に伴い、モバイル高速網として、下り方向100メガビット/秒(Mbps:Megabit per second)、上り方向50Mbps以上を目指すLTE(Long Term Evolution)と、これを支えるIPバックボーンネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とが導入される予定である。
モバイルLTE/EPC網に接続される端末においても、TV電話通信の相互接続を継続してサポートし続ける必要がある。モバイルLTE/EPC網におけるTV電話通信は、RTPパケットにより伝達される。また、標準化の審議によると、LTE区間においては、ネットワークの輻輳を検出した場合に、映像符号化のビットレート、または、映像符号化の画面サイズおよびビットレートを変化させる機能が設けられる予定である。
特許文献1には、一例として、モバイル回線交換網とIMS網とを相互接続し、モバイル回線交換網に接続された携帯端末とIMS網用の携帯端末とを相互に接続するためのゲートウェイ装置が記載されている。
特開2009−267669号公報
上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下に本発明による分析を与える。
モバイル高速網(例えばモバイルLTE/EPC網)が導入され、モバイル高速網に接続される携帯端末にIPプロトコルによるTV電話機能が導入されると、回線交換に接続してTV電話通信を行う機能しか有していない既存の携帯端末のすべてが、モバイル高速網に接続してIPプロトコルによるTV電話機能をサポートする携帯端末に置き換えられるまでの過渡期が生じる。この過渡期において、モバイル高速網と接続してTV電話通信を行う携帯端末と、モバイル回線交換網に接続して回線交換のTV電話通信を行う携帯端末とが混在する。したがって、モバイル回線交換網でのTV電話通信と、モバイル高速網でのTV電話通信とを相互接続する必要がある。
さらに、3GPP(Third Generation Partnership Project)において、LTE区間では、ECN(Explicit Congestion Notification)によるレートアダプテーション(rate adaptation)機能を採用することが審議されている。ECNによるレートアダプテーションによると、eNodeB(evolved Node B)装置が無線網区間における輻輳を検出した場合には、携帯端末に輻輳が生じた旨を通知する。携帯端末は、かかる通知を受信した場合には、TV電話通信の映像コーデックのビットレートの変更、または、映像コーデックの画面サイズおよびビットレートの変更、音声コーデックのビットレートを変更する要求をネットワークに送出する。
しかしながら、現状では、モバイル高速網に接続される携帯端末と、モバイル回線交換網に接続される携帯端末とを相互に接続するゲートウェイ装置が存在しない。したがって、TV電話通信の相互接続を実現することは困難であり、モバイル高速網に接続される端末端末の普及の妨げとなっている。
また、モバイル高速網に接続された携帯端末が、LTEの無線区間で輻輳を検出することにより、TV電話通信での映像コーデックのビットレートの変更、または、画面サイズおよびビットレートの両者を変更するレートアダプテーション機能を搭載していても、モバイル回線交換網に接続される携帯端末にはレートアダプテーション機能は登載されていない。このとき、LTEネットワークの無線区間が輻輳して、モバイル高速網に接続された携帯端末側が送出ビットレート、受信ビットレート、画面サイズ等を変更したい場合においても、これらを変更することができない。なぜなら、これらを変更すると、相互接続できなくなるため、相手側の端末に許可(OK)されないからである。
したがって、LTEの無線区間における輻輳が回避できず、LTE無線区間でパケットロスが発生し、モバイル高速網に接続された携帯端末側で受信した映像が乱れたり、フリーズしたり、音声が途切れたり、または、モバイル回線交換網に接続された携帯端末で受信したTV電話通信の画質が劣化したり、映像が乱れたり、フリーズしたり、音声が途切れたりして、メディア品質が低下する。
そこで、モバイル高速網に接続される携帯端末と、モバイル回線交換網に接続される携帯端末との間におけるTV電話通信の品質の低下を防ぐことが課題となる。本発明の目的は、かかる課題を解決するゲートウェイ装置、無線通信方法およびプログラムを提供することにある。
第1の視点に係るゲートウェイ装置は、
モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するゲートウェイ装置であって、
前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する制御信号送受信部と、
前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出するとともに、前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する映像トランスコーダと、を備えている。
第2の視点に係る無線通信方法は、
モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するゲートウェイ装置が、前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する工程と、
前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する工程と、
前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する工程と、を含む。
第3の視点に係るプログラムは、
モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するコンピュータに対して、
前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する処理と、
前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する処理と、
前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する処理と、を実行させる。
なお、プログラムは、非トランジエントなコンピュータ読み取り可能な記録媒体(non−transient computer−readable storage medium)に記録されたプログラム製品として提供されるようにしてもよい。
本発明に係るゲートウェイ装置、無線通信方法およびプログラムによると、モバイル高速網に接続される携帯端末と、モバイル回線交換網に接続される携帯端末との間におけるTV電話通信の品質の低下を防ぐことができる。
実施形態に係るゲートウェイ装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施形態に係るゲートウェイ装置を設けたネットワークの接続構成の一例を示す図である。 実施形態に係るゲートウェイ装置の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施形態の概要について説明する。図1は、ゲートウェイ装置の構成の概要を示すブロック図であり、実施形態の概要について説明するための図である。図1を参照すると、ゲートウェイ装置(110)は、制御信号送受信部(160)および映像トランスコーダ(195)を備えている。ゲートウェイ装置(110)は、モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達する。
制御信号送受信部(160)は、パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、パケット転送装置に許可応答を返信する。映像トランスコーダ(195)は、パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、第1の要求信号に応じて変換して無線基地局制御装置に送出するとともに、無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、第1の要求信号に応じて変換してパケット転送装置に送出する。
以上の構成を備えたゲートウェイ装置によると、モバイル高速網に接続される携帯端末と、モバイル回線交換網に接続される携帯端末との間におけるTV電話通信の品質の低下を防ぐことができる。
なお、この概要に付記した図面参照符号は専ら理解を助けるための例示であり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
また、本発明において、下記の形態が可能である。
[形態1]
上記第1の視点に係るゲートウェイ装置のとおりである。
[形態2]
第1の要求信号は、映像の画面サイズの変更を要求する信号をさらに含んでいてもよい。
[形態3]
ゲートウェイ装置は、音声の圧縮符号化ビットストリームのビットレートを変換する音声トランスコーダをさらに備えていてもよい。このとき、制御信号送受信部は、前記携帯端末から、音声のビットレートの変更を要求する第2の要求信号を受信し、音声トランスコーダは、パケット転送装置から受信したパケットに格納されている音声の圧縮符号化ビットストリームを、第2の要求信号に応じて変換して無線基地局制御装置に送出するとともに、無線基地局制御装置から受信した音声の圧縮符号化ビットストリームを、第2の要求信号に応じて変換してパケット転送装置に送出するようにしてもよい。
[形態4]
第1の要求信号、および/または、第2の要求信号は、モバイル高速網において輻輳が生じた場合に、携帯端末から送出されるようにしてもよい。
[形態5]
モバイル高速網は、モバイルLTE(Long Term Evolution)/EPC(Evolved Packet Core)網、HSPA(High Speed Packet Access)、HSPA+、HNB(Home NodeB)、HeNB(Home eNodeB)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)のいずれかであってもよい。
[形態6]
第6の形態として、モバイル高速網上のパケット転送装置に接続されることにより、モバイル回線交換網上の無線基地局制御装置に接続された携帯端末との間で、上記のゲートウェイ装置を介してTV電話通信を行う、携帯端末が提供される。
[形態7]
上記第2の視点に係る無線通信方法のとおりである。
[形態8]
上記第3の視点に係るプログラムのとおりである。
本発明のゲートウェイ装置によると、モバイル回線交換網に接続して回線交換によるTV電話通信を行う携帯端末と、モバイル高速網(例えば、モバイルLTE/EPC網)に接続してIPプロトコルによるTV電話通信を行う携帯端末とを相互に接続することができる。
また、本発明のゲートウェイ装置によると、モバイル高速網に接続された携帯端末が、LTE無線区間で輻輳が発生したことをeNodeB装置から通知されることにより、TV電話通信の映像コーデックのビットレートの変更、画面サイズおよびビットレートの変更、音声コーデックのビットレートの変更をすることができるレートアダプテーション機能を搭載している場合に、モバイル高速網に接続された携帯端末からビットレートの変更と画面サイズの変更の少なくとも一つの変更の要求を受信し、ゲートウェイ装置は、回線交換網に接続された携帯端末には、この携帯端末が受信可能な変更前のビットレートや画面サイズに変換した圧縮符号化ビットストリームを送出することができ、モバイル高速網に接続された携帯端末には変更後のビットレート、または、変更後の画面サイズおよびビットレートで送出することができる。
したがって、本発明によると、モバイル高速網に接続された携帯端末とモバイル回線交換網に接続された携帯端末との相互接続を確保した上で、LTE無線区間での輻輳を回避することができる。これにより、パケットロスの発生を回避でき、モバイル高速網に接続あれた携帯端末で受信した映像が乱れたり、フリーズしたり、音声が途切れたりすることがなく、モバイル回線交換網に接続された携帯端末で受信した映像が乱れたり、フリーズしたり、音声が途切れたりすることもない。すなわち、本発明によると、TV電話通信のメディア品質の低下を防ぐことができる。
<実施形態>
実施形態に係るゲートウェイ装置の構成および動作について、図面を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るゲートウェイ装置110を設けた携帯通信システムのネットワーク構成と接続形態を示す図である。
図2を参照すると、携帯通信システムは、モバイル回線交換網130に設けられたゲートウェイ装置110および無線基地局制御装置135と、IMS網131に設けられたCSCF(Call Session Control Function)装置(セッション制御装置)137と、モバイルLTE/EPC網140に設けられたS/P−GW(Serving/Packet data−Gateway)装置139およびeNodeB装置138と、携帯端末120および150とを有する。
ここでは、一例として、モバイル高速網として、モバイルLTE(Long Term Evolution)/EPC(Evolved Packet Core)網140を用いる。なお、モバイル高速網として、HSPA(High Speed Packet Access)またはHSPA+を用いることもできる。ただし、モバイル高速網は、これらに限定されるものではない。
ゲートウェイ装置110は、モバイルLTE/EPC網140上のS/P−GW装置139と、モバイル回線交換網130の無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)135とをIMS(IP Multimedia Subsystem)網131を介して相互接続させ、モバイルLTE/EPC網140に接続された携帯端末150と無線基地局制御装置135に接続された携帯端末120との間で、TV電話通信の相互接続を実現する。
ここで、ゲートウェイ装置110とモバイルLTE/EPC網140に接続されたS/P−GW装置139との間の呼制御信号は、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)で使用されるSIP(Session Initiation Protocol)を使用し、これをLTE/EPCのベアラで転送する。また、ゲートウェイ装置110とS/P−GW装置139との間のTV電話通信のための映像ストリームおよび音声ストリームは、それぞれ、RTP/UDP/IPによるパケットを用いて転送する。
ここでは、一例として、モバイルLTE/EPC網上のパケット転送装置として、S/P−GW装置139を用いる。なお、パケット転送装置として、3G網でのパケット転送装置であるxGSN装置、SGSN(Serving GPRS Support Node)装置、GGSN(Gateway GPRS Support Node)装置を用いることもできる。ただし、パケット転送装置は、これらに限定されるものではない。
モバイル回線交換網130において、ゲートウェイ装置110と無線基地局制御装置(RNC)135との間のTV電話ストリームは、一例として、モバイルにおける回線交換のTV電話プロトコルである3GPP 3G324M規格に従い、H.223プロトコルを用いて、映像ストリームと音声ストリームを多重化した形態で、ゲートウェイ装置110と無線基地局制御装置135との間で転送される。
図2において、携帯端末120は、モバイル回線交換網130に接続されるTV電話端末である。携帯端末120として、既存のTV電話端末を用いることができる。携帯端末120は、モバイル回線交換網130に接続され、無線基地局制御装置(RNC)135を介して、ゲートウェイ装置110との間で、呼制御信号およびTV電話信号を送受信する。
携帯端末120は、TV電話用の映像コーデックとして、例えば、ITU−T H.263、または、ITU−T H.263およびMPEG−4コーデックを搭載し、音声コーデックとして、例えば、AMR(Adaptive Multi−Rate)音声コーデックを搭載している。携帯端末120は、一例として、映像信号を40kbpsのビットレートで、音声信号を12.2kbpsのビットレートで圧縮符号化して得られた映像ビットストリームおよび音声ビットストリームを、ITU−T H.223規格によるプロトコルでビットストリームを64kbpsに多重化して送受信する。なお、AMR音声コーデックの詳細は、3GPP(Third Generation Partnership Project)のTS26.090規格に規定されている。
ゲートウェイ装置110は、携帯端末120との間で、モバイル回線交換網で使用される呼処理信号として、例えば、ISUP(Integrated Services Digital Network User Part)を送受信し、データ信号としてH.223信号を送受信する。H.223信号には、映像ストリーム、音声ストリーム、および、能力交換用のH.245信号が多重化されている。また、ゲートウェイ装置110は、モバイル回線交換網130とIMS網131とを相互接続するために、上記の呼処理信号をSIPに変換し、さらに、H.245信号により受信した携帯端末120の能力情報(コーデックとして何を搭載しているか等)をSDP(Session Description Protocol)に変換する。ゲートウェイ装置110は、SDPをSIPとともにIMS網上のCSCF装置137に出力し、CSCF装置137を経由してモバイルLTE/EPC網140上のS/P−GW装置139に出力する。
S/P−GW装置139は、SIPおよびSDP情報をGTP−CプロトコルでトネリングしてeNodeB装置138に送出する。eNodeB装置138は、これを無線区間に送出し、携帯端末150がこれを受信する。
逆方向として、携帯端末150から送出されたSIP制御信号および携帯端末150が搭載する能力を表すSDP情報は、無線区間を介してeNodeB装置138で受信され、S/P−GW装置139をGTP−Cでトネリング転送されて、CSSF装置137でSIPおよびSDP信号として受信される。
ゲートウェイ装置110は、CSCF装置137からSIPおよびSDPによる呼制御信号を受信し、SIPをISUP等に変換し、SDPをH.245信号に変換し、H.245信号は映像ストリームおよび音声ストリームとあわせてH.223信号に64kbps多重化した上で、ISUPおよびH.223信号をRNC装置138に出力し、無線区間を介して携帯端末120で受信する。
U−planeの信号について、無線基地局制御装置135は、携帯端末120から送出された64kbpsで多重化されたH.223信号を、無線区間を介して受信し、ゲートウェイ装置110に転送する。
ゲートウェイ装置110は、H.223信号を多重化分離して映像ストリーム、音声ストリームとH.245信号とに分離して、映像ストリームをRTPパケットのペイロードに格納し、音声ストリームを別のRTPパケットのペイロードに格納し、それぞれ、RTP/UDP/IPパケットとしてIMS網131を介してモバイルLTE/EPC網140上のS/P−GW装置139に転送する。
S/P−GW装置139は、映像に関するRTP/UDP/IPパケットと音声に関するRTP/UDP/IPパケットを受信し、それぞれのRTPパケットのペイロード部分に対し、GTP−Uヘッダを付加し、それぞれGTP−U/UDP/IPパケットとしてトネリングし、eNodeB装置138に転送する。
eNodeB装置138は、それぞれのGTP−Uパケットのペイロード部分を取り出し、映像のRTPパケットおよび音声のRTPパケットとして無線区間を介して携帯端末150に送出する。
携帯端末150は、映像のRTPパケットおよび音声のRTPパケットを受信し、それぞれから映像ストリームおよび音声ストリームを取り出して、それぞれ映像デコーダおよび音声デコーダによりデコードし、映像を表示し、音声を再生する。なお、携帯端末150から携帯端末120へのデータの流れに関しては、上記の接続を逆にたどればよいため、説明を省略する。
本実施形態では、モバイルLTE/EPC網140にあるeNodeB装置138がLTEの無線区間においてトラヒックの輻輳を検出し、携帯端末150に指示して携帯端末150からの映像ストリームの送受信ビットレートを変更する場合、ゲートウェイ装置110は、携帯端末150に対してはビットレートの変更を受け付け、これに合わせたビットレートで携帯端末150との接続を行い、一方、モバイル回線交換網130に接続された携帯端末120に対しては、モバイル回線交換網130における固定のビットレートで接続を行う。
この点について、以下でさらに詳細に説明する。携帯端末150とゲートウェイ装置110との間で、SIP/SDPを用いて映像の送受信ビットレート(例えばH.263コーデックのビットレートやMPEG−4コーデックのビットレート)、または、音声の送受信ビットレート(例えばAMRコーデックのビットレート)を変更する能力があることをSDPに記載し、SDPのオファー/アンサープロセスを用いてお互いに通知しあう。具体的には、携帯端末150からSDP上でecn−capable−rtpのオファーがゲートウェイ装置110に届き、ゲートウェイ装置110は、これに対しSDPにecn−capable−rtpを記載してアンサーを返す。このプロセスにより、携帯端末150とゲートウェイ装置110との間で、互いに映像コーデックまたは音声コーデックのビットレートを変化させる能力があることを確認する。
eNodeB装置138は、モバイルLTE/EPC網140のLTE無線区間での輻輳を検出すると、携帯端末150へ送信するパケットのIPヘッダにECN−CE(Explicit Congestion Notification−Congestion Experienced)フラグを立てて送信する。
携帯端末150は、eNodeB装置138から受信したパケットのIPヘッダにECN−CEフラグが立っている場合、LTE/EPC網のLTE無線区間の輻輳と判断し、映像コーデック(例えばH.263やMPEG−4)の送受信ビットレートを下げる。携帯端末150は、例えば、40kbpsから32kbpsに下げることを決め、ゲートウェイ装置110に対し、アダプテーション要求(adaptation request)信号にビットレートの変更と変更後のビットレートを記載して送出する。ここで、ビットレートの変更およびゲートウェイ装置110への通知は、映像のビットレートだけでなく音声のビットレートに対してもあわせて行うことができる。
図3は、図2のゲートウェイ装置110の構成を一例として示すブロック図である。図3を参照すると、ゲートウェイ装置110は、制御信号送受信部160および変換部250を備えている。変換部250は、制御・解析部180、H.223多重化・分離部200、映像トランスコーダ195、音声トランスコーダ190、および、パケット送受信部176を備えている。
まず、LTE無線区間が輻輳していない場合における動作について説明する。制御信号送受信部160は、IMS網131上のCSCF装置(セッション制御装置)137からSIPによる呼制御信号を受信し、これをモバイル回線交換のISUP信号に変換し、モバイル回線交換網130上の無線基地局制御装置135に送出する。
さらに、CSCF装置137からSDP信号を受信し、制御・解析部180は、SDPに記載された能力情報を解析した上で、H.245信号に変換し、H.223多重化・分離部200に出力する。
また、制御信号送受信部160は、アダプテーション要求信号を受信していないことを確認した上で、割り当てられたチャネルに対する通信開始指示を制御・解析部180に出す。
制御・解析部180は、制御信号送受信部160から通信開始指示を受信し、かつ、アダプテーション要求を受信していないため、映像(例えばH.263またはMPEG−4)のビットレートが携帯端末150と携帯端末120との間で例えば40kbpsで一致しているものと判定するとともに、音声(例えばAMR)のビットレートが携帯端末150と携帯端末120との間で例えば12.2kbpsで一致しているものと判定し、映像トランスコーダ195および音声トランスコーダ190のそれぞれに対し、変換を行なうことなくスルー処理を行うように指示する。
パケット送受信部176は、S/P−GW装置139から、40kbps映像ストリームが格納されたRTP/UDP/IPパケットを受信するとともに、AMR 12.2kbps音声ストリームが格納されたRTP/UDP/IPパケットを受信し、前者を映像トランスコーダ195に出力し、後者を音声トランスコーダ190に出力する。
映像トランスコーダ195および音声トランスコーダ190は、制御・解析部180からの指示を受けて、それぞれの変換処理をスルーしてH.223多重化・分離部200に出力する。
H.223多重化・分離部200は、映像トランスコーダ195および音声トランスコーダ190から入力した40kbps映像ストリームとAMR 12.2kbpsストリームと、制御・解析部180から入力したH.245信号を64kbpsに多重化して無線基地局制御装置135に対して送出する。
次に、LTE無線区間が輻輳してない場合の逆方向の説明を行う。C−Planeでは、制御信号送受信部160は、無線基地局制御装置135からISUP信号を受信し、これをSIPに変換し、制御・解析部180からSDP信号を受信して、SPI/SDP信号を、CSCF装置137を介してS/P−GW装置139に送出する。
S/P−GW装置139は、受信したSIP/SDP信号をGTP−CプロトコルでトネリングしてeNodeB装置138に転送する。eNodeB装置138は、GTP−CパケットからSIP/SDP信号を取り出して、LTE無線区間を介して携帯端末150に送信する。
携帯端末150は、SIP/SDP信号を受信して、セッションの制御および音声の送受信の制御を行う。
U−Planeでは、H.223多重化・分離部200は、無線基地局制御装置135からH.223 64kbps多重化ストリームを受信して多重化分離を行い、多重化されているH.245信号、映像ストリーム、音声ストリームを分離する。H.223多重化・分離部200は、H.245信号を制御・解析部180へ、映像ストリームを映像トランスコーダ195へ、音声ストリームを音声トランスコーダ190へ、それぞれ出力する。
映像トランスコーダ195および音声トランスコーダ190は、ビットレートの変換をしないという指示を制御・解析部180から受信し、ストリームを変換することなく通過させて(スルーして)、それぞれ、パケット送受信部176に出力する。
パケット送受信部176は、映像ストリームおよび音声ストリームのそれぞれを、RTP/UDPパケットのRTPペイロード部に格納した上で、ゲートウェイ装置110からIMS網131を経由してモバイルLTE/EPC網140上のS/P−GW装置139に出力する。
次に、eNodeB装置138がLTE無線区間における輻輳を検出した場合の動作について説明する。
図3において、ゲートウェイ装置110の制御信号送受信部160は、図2に示す携帯端末150からのSIP/SDPによるECN−capable−rtpを、CSCF装置137を介して受信したときは、応答として、SDPにECN−capable−rtpを記載し、OKである応答(許可応答)を、CSCF装置137を介してパケット転送装置であるS/P−GW装置139に送出する。
次に、図3において、制御信号送受信部160が、携帯端末150からのアダプテーション要求信号を、CSCF装置137を介して受信したときは、制御・解析部180に対し、通信開始指示およびアダプテーション要求信号を出力する。
制御・解析部180は、アダプテーション要求信号に含まれている映像コーデック(例えばH.263、MPEG−4やH.264)のビットレートの変化情報を読み出す。ここでは、一例として、映像コーデックをMPEG−4とし、ビットレートの変化情報を、40kbspから32kbpsへの変化とする。なお、アダプテーション要求信号には、映像コーデックのビットレートの変化情報に加え、音声コーデックのビットレートの変化情報を記載してもよい。
映像コーデックのビットレートの変化は、例えば、携帯端末150からゲートウェイ装置110の方向、および、ゲートウェイ装置110から携帯端末150の両方向とする。この場合、ゲートウェイ110とモバイル回線交換網130に接続される携帯端末120との間の映像ビットレートは固定されているため(例えば40kbpsに固定)、ゲートウェイ110で映像トランスコーダが必要となる。そこで、制御・解析部180は、映像トランスコーダ195に対して、トランスコーディングの指示およびビットレート変換指示を出す。
次に、ビットレート変換指示について説明する。携帯端末120から携帯端末150への方向のビットレートを40kbpsから32kbpsへ変換するように指示するとともに、逆方向の携帯端末150から携帯端末120への方向については、ビットレートを32kbpsから40kbpsに変換するように指示する。
制御信号送受信部160は、さらに、CSCF装置137を介して、S/P−GW装置139にack信号を送信する。
映像トランスコーダ195は、制御・解析部180から、通信開始指示とトランスコーディングの指示およびビットレート変換指示を入力し、携帯端末150と携帯端末120との間の両方向についてMPEG−4トランスコーダを起動し、ビットレートの変換として、40kbpsから32kbpsへの変換を実施する。具体的には、H.223多重化・分離部200から入力した映像ストリームを32kbpsに変換し、パケット送受信部176に出力し、パケット送受信部176から入力した映像ストリームを40kbpsに変換してH.223多重化・分離部200に出力する。
音声トランスコーダ190は、制御・解析部180から、通信開始指示とともにトランスコーディングの指示およびビットレート変換指示を入力し、両方向ともにAMRトランスコーダを起動し、ビットレートの変換として、パケット送受信部176から入力してH.223多重化・分離部200に出力する方向については7.95kbpsから12.2kbpsへの変換を行い、H.223多重化・分離部200から入力してパケット送受信部176へ出力する方向については12.2kbpsから7.95kbpsへの変換を行う。
H.223多重・分離部200は、映像トランスコーダ195から入力した40kbps MPEG−4ストリームおよび、音声トランスコーダ190から入力した12.2kbps AMRストリームおよび制御・解析部180から入力したH.245信号に対し、これらを多重化して64kbpsのH.223多重化信号を生成し、無線基地局制御装置135に送出する。
次に、逆方向のデータの流れについて説明する。H.223多重化・分離部200は、無線基地局制御装置135からH.223信号を受信し、H.223信号を分離して、H.245信号、MPEG−4映像ストリーム、AMR音声ストリームのそれぞれを、制御・解析部180、映像トランスコーダ195、音声トランスコーダ190に出力する。
映像トランスコーダ195は、制御・解析部180から通信開始とトランスコーディングの指示を入力し、40kbps MPEG−4映像ストリームを32kbpsに変換し、パケット送受信部176に送出する。
音声トランスコーダ190は、制御・解析部180から通信開始とトランスコーディングの指示を入力し、12.2kbps AMR圧縮符号化ビットストリームを7.95kbpsに変換し、パケット送受信部176に送出する。
パケット送受信部176は、MPEG−4ストリームおよびAMRストリームのそれぞれに対し、IETF RFC3267で規定されるRTPペイロードフォーマットヘッダを構築した上で、それぞれのRTPペイロード部分にMPEG−4ストリームおよびAMRストリームを格納する。
パケット送受信部176は、RTP/UDP(User Datagram Protocol)/IPパケットを、IMS網131を経由して、モバイルLTE/EPC網140上のS/P−GW装置139に送出する。
図3に示した本実施形態に対する種々の変形が可能である。上記の説明においては、eNodeB装置138は、無線区間の輻輳を検出した場合には、SDPを用いてビットレートの変更をゲートウェイ装置110に通知するものとした。しかし、SDP以外のプロトコルとして、SIPinfo、RTCP、RTCP app等のプロトコルを用いることもできる。ただし、プロトコルは、これらに限定されるものではない。
また、映像コーデックとして、上記で説明したコーデック以外のコーデックを用いることもできる。
さらに、ゲートウェイ110の映像トランスコーダ195に、映像ストリームのビットレートの変更のみならず、画面サイズの変更も担わせることもできる。この場合には、SDPのアダプテーション要求にビットレートの変更のみならず、画面サイズの変更も記述する。
また、音声コーデックとして、上記で説明したコーデック以外のコーデックを用いることもできる。
さらに、パケット送受信部176は、映像ストリームおよび音声ストリームをRFC3267 RTPペイロードフォーマットに格納するものとしたが、これ以外のプロトコルを使うこともできる。
また、IP区間に送出する際のプロトコルとして、RTP以外のプロトコルを使うこともできる。例えば、GTP−U(GPRS Tunneling Protocol−User)等を用いることもできる。
さらに、制御・解析部180を変換部250の中に配置したが、制御信号送受信部160の中に配置することもできる。
また、制御信号送受信部160および変換部250は、それぞれ別の装置に分離して実現することもできる。
かかる構成を採用した場合には、制御信号送受信部160と変換部250の間の制御信号のやりとりには、例えば、ITU−T H.248 MEGACO(Media Gateway Control)プロトコルを使用することができる。
また、モバイル高速網として、モバイルLTE/EPC網のみならず、HSPA、HSPA+、HNB(Home NodeB)、HeNB(Home eNodeB)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)等を使用することもできる。
なお、上記実施形態において、ゲートウェイ装置110の制御信号送受信部160、変換部250の各部は、ゲートウェイ装置110を構成するコンピュータ上で実行されるコンピュータプログラムによりその機能・処理を実現するようにしてもよい。
本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
なお、上記実施形態の一部または全部は、以下の付記として記載することができるものであるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するゲートウェイ装置であって、
前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する制御信号送受信部と、
前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出するとともに、前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する映像トランスコーダと、を備えていることを特徴とするゲートウェイ装置。
(付記2)
前記第1の要求信号は、映像の画面サイズの変更を要求する信号をさらに含むことを特徴とする、付記1に記載のゲートウェイ装置。
(付記3)
音声の圧縮符号化ビットストリームのビットレートを変換する音声トランスコーダをさらに備え、
前記制御信号送受信部は、前記携帯端末から、音声のビットレートの変更を要求する第2の要求信号を受信し、
前記音声トランスコーダは、前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出するとともに、前記無線基地局制御装置から受信した音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出することを特徴とする、付記1または2に記載のゲートウェイ装置。
(付記4)
前記第1の要求信号、および/または、前記第2の要求信号は、前記モバイル高速網において輻輳が生じた場合に、前記携帯端末から送出されることを特徴とする、付記1ないし3のいずれか一に記載のゲートウェイ装置。
(付記5)
前記モバイル高速網は、モバイルLTE(Long Term Evolution)/EPC(Evolved Packet Core)網、HSPA(High Speed Packet Access)、HSPA+、HNB(Home NodeB)、HeNB(Home eNodeB)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)のいずれかであることを特徴とする、付記1ないし4のいずれか一に記載のゲートウェイ装置。
(付記6)
前記モバイル高速網上のパケット転送装置に接続されることにより、前記モバイル回線交換網上の無線基地局制御装置に接続された携帯端末との間で、付記1ないし5のいずれか一に記載のゲートウェイ装置を介してTV電話通信を行うことを特徴とする携帯端末。
(付記7)
モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するゲートウェイ装置が、前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する工程と、
前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する工程と、
前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する工程と、を含むことを特徴とする無線通信方法。
(付記8)
前記第1の要求信号は、映像の画面サイズの変更を要求する信号をさらに含むことを特徴とする、付記7に記載の無線通信方法。
(付記9)
前記ゲートウェイ装置が、前記携帯端末から、音声のビットレートの変更を要求する第2の要求信号を受信する工程と、
前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する工程と、
前記無線基地局制御装置から受信した音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する工程と、を含むことを特徴とする、付記7または8に記載の無線通信方法。
(付記10)
モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するコンピュータに対して、
前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する処理と、
前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する処理と、
前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する処理と、を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記11)
前記第1の要求信号は、映像の画面サイズの変更を要求する信号をさらに含むことを特徴とする、付記10に記載のプログラム。
(付記12)
前記携帯端末から、音声のビットレートの変更を要求する第2の要求信号を受信する処理と、
前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する処理と、
前記無線基地局制御装置から受信した音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記10または11に記載のプログラム。
110 ゲートウェイ装置
120、150 携帯端末
130 モバイル回線交換網
131 IMS網
135 無線基地局制御装置(RNC)
137 CSCF装置
138 eNodeB装置
139 S/P−GW装置
140 モバイルLTE/EPC網
160 制御信号送受信部
176 パケット送受信部
180 制御・解析部
190 音声トランスコーダ
195 映像トランスコーダ
200 H.223多重化・分離部
250 変換部

Claims (12)

  1. モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するゲートウェイ装置であって、
    前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する制御信号送受信部と、
    前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出するとともに、前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する映像トランスコーダと、を備えていることを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記第1の要求信号は、映像の画面サイズの変更を要求する信号をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 音声の圧縮符号化ビットストリームのビットレートを変換する音声トランスコーダをさらに備え、
    前記制御信号送受信部は、前記携帯端末から、音声のビットレートの変更を要求する第2の要求信号を受信し、
    前記音声トランスコーダは、前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出するとともに、前記無線基地局制御装置から受信した音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出することを特徴とする、請求項1または2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記第1の要求信号、および/または、前記第2の要求信号は、前記モバイル高速網において輻輳が生じた場合に、前記携帯端末から送出されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記モバイル高速網は、モバイルLTE(Long Term Evolution)/EPC(Evolved Packet Core)網、HSPA(High Speed Packet Access)、HSPA+、HNB(Home NodeB)、HeNB(Home eNodeB)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)のいずれかであることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  6. 前記モバイル高速網上のパケット転送装置に接続されることにより、前記モバイル回線交換網上の無線基地局制御装置に接続された携帯端末との間で、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置を介してTV電話通信を行うことを特徴とする携帯端末。
  7. モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するゲートウェイ装置が、前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する工程と、
    前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する工程と、
    前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する工程と、を含むことを特徴とする無線通信方法。
  8. 前記第1の要求信号は、映像の画面サイズの変更を要求する信号をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の無線通信方法。
  9. 前記ゲートウェイ装置が、前記携帯端末から、音声のビットレートの変更を要求する第2の要求信号を受信する工程と、
    前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する工程と、
    前記無線基地局制御装置から受信した音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する工程と、を含むことを特徴とする、請求項7または8に記載の無線通信方法。
  10. モバイル高速網上のパケット転送装置とモバイル回線交換網上の無線基地局制御装置とを、IMS(IP Multimedia Subsystem)網を介して相互に接続して、これらの間におけるTV電話通信を伝達するコンピュータに対して、
    前記パケット転送装置に接続された携帯端末から、映像のビットレートの変更を要求する第1の要求信号を受信し、前記パケット転送装置に許可応答を返信する処理と、
    前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する処理と、
    前記無線基地局制御装置から受信した映像の圧縮符号化ビットストリームを、前記第1の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する処理と、を実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 前記第1の要求信号は、映像の画面サイズの変更を要求する信号をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記携帯端末から、音声のビットレートの変更を要求する第2の要求信号を受信する処理と、
    前記パケット転送装置から受信したパケットに格納されている音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記無線基地局制御装置に送出する処理と、
    前記無線基地局制御装置から受信した音声の圧縮符号化ビットストリームを、前記第2の要求信号に応じて変換して前記パケット転送装置に送出する処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、請求項10または11に記載のプログラム。
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