JP2010153955A - 交換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ISDNを収容する交換機がIP網を介してTDMoIPパケットの通信を行うネットワークシステムにおいて、TDMサービスをIPネットワークでパケット転送する期間はパケットロス対策が必要とされる。
【解決手段】
ISDNを収容する交換機がIP網を介してTDMoIPパケットの通信を行うネットワークシステムにおいて、送信側交換機が送信しようとするTDMデータを多重化する際にIP網の遅延の状況とデータの種類によって多重度を可変する。
【選択図】図2
ISDNを収容する交換機がIP網を介してTDMoIPパケットの通信を行うネットワークシステムにおいて、TDMサービスをIPネットワークでパケット転送する期間はパケットロス対策が必要とされる。
【解決手段】
ISDNを収容する交換機がIP網を介してTDMoIPパケットの通信を行うネットワークシステムにおいて、送信側交換機が送信しようとするTDMデータを多重化する際にIP網の遅延の状況とデータの種類によって多重度を可変する。
【選択図】図2
Description
本発明はISDN網とIP網が跨るネットワークシステム、交換機において、IP網でTDMoIPパケットのロスが発生した場合の信頼性向上と効率向上の関する技術である。
TDM(Time Division Multiplexing) over IP(以下、TDMoIP)はIP、またはイーサネット(登録商標)ベースのネットワーク上にPRI(Primary Rate Interface)、T1、E1の伝送を可能とする。
TDMoIPの伝送技術には主に二つの方法がある。一つは、TDMネットワークとエンド・ユーザの装置を、音声伝送とシグナリング用の機構を提供した通信装置に完全に置き換えるもの、もう一つは、既存のPBX(Private Branch eXchange)や多重化装置をそのまま利用し、TDMデータをパケット・ネットワーク経由でトンネリングする方法である。企業においては、従来のPBXおよびTDM装置の投資を無駄にせずに、自社の音声およびデータ網を統合することによるコスト効果のメリットを得るため、既存装置によるIP網の活用を期待している。
既存のPBXや多重化装置をそのまま利用できる装置において、TDMベースの装置はTDMのクロックのジッターやワンダーは厳密に定義されており、遅延は極めて低く同期性が保たれている。一方、IPによるパケット方式は帯域およびルータの各ポートと競合するため、パケット遅延やパケットロスが発生する。送信元の装置は一定間隔でパケットをネットワークに送出するが、ネットワークはそれらパケットが同間隔または同順序で送信先の装置に届くことを保障しておらず、それらのパケットが届かない場合もある。
その中でも、ISDN(Integrated Services Digital Network)においても、例外ではなく、既存のISDN網とIP網の融合によって、前述したIP網の接続によるパケットロスが懸念されている。パケットロスが発生すると、例えば、電話端末間の通信品質が劣化してしまうという課題が存在する。ISDNといったTDMサービスをIPベースのネットワークに統合する際にIPネットワークにおけるパケット転送期間におけるパケットロス対策が必要とされ、検討されてきている(例えば、特許文献1)。
特許文献1記載の技術では、データストリームを送受信するネットワークにおいてデータストリームをパケット化し、パケットをコピーした上、複数回で送信する。受信側でパケット内におけるRTP(Real Time Protocol)におけるシーケンス番号によってコピーしたパケット(同じシーケンス番号)があれば破棄する。パケットロスが発生して、コピーしたパケットのみ届いていれば、そのパケットからデータストリームへ復号する。
TDMoIPの伝送技術には主に二つの方法がある。一つは、TDMネットワークとエンド・ユーザの装置を、音声伝送とシグナリング用の機構を提供した通信装置に完全に置き換えるもの、もう一つは、既存のPBX(Private Branch eXchange)や多重化装置をそのまま利用し、TDMデータをパケット・ネットワーク経由でトンネリングする方法である。企業においては、従来のPBXおよびTDM装置の投資を無駄にせずに、自社の音声およびデータ網を統合することによるコスト効果のメリットを得るため、既存装置によるIP網の活用を期待している。
既存のPBXや多重化装置をそのまま利用できる装置において、TDMベースの装置はTDMのクロックのジッターやワンダーは厳密に定義されており、遅延は極めて低く同期性が保たれている。一方、IPによるパケット方式は帯域およびルータの各ポートと競合するため、パケット遅延やパケットロスが発生する。送信元の装置は一定間隔でパケットをネットワークに送出するが、ネットワークはそれらパケットが同間隔または同順序で送信先の装置に届くことを保障しておらず、それらのパケットが届かない場合もある。
その中でも、ISDN(Integrated Services Digital Network)においても、例外ではなく、既存のISDN網とIP網の融合によって、前述したIP網の接続によるパケットロスが懸念されている。パケットロスが発生すると、例えば、電話端末間の通信品質が劣化してしまうという課題が存在する。ISDNといったTDMサービスをIPベースのネットワークに統合する際にIPネットワークにおけるパケット転送期間におけるパケットロス対策が必要とされ、検討されてきている(例えば、特許文献1)。
特許文献1記載の技術では、データストリームを送受信するネットワークにおいてデータストリームをパケット化し、パケットをコピーした上、複数回で送信する。受信側でパケット内におけるRTP(Real Time Protocol)におけるシーケンス番号によってコピーしたパケット(同じシーケンス番号)があれば破棄する。パケットロスが発生して、コピーしたパケットのみ届いていれば、そのパケットからデータストリームへ復号する。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、同じデータであるパケットを複数個にコピーすることによって、IPヘッダ内の送信先アドレス他、も同じであることから、ルーティングの際も同じ経路を通るパケットとなる。送信回数と送信間隔を設定することによってパケットの再送が可能ではあり、バースト的な高トラヒックによるパケットロスには対応できるものの、物理的にその経路において障害が発生した場合にパケットを救済することはできないので、パケットロスが発生する可能性がある。また、データサイズが小さいRTPパケットに、そのままIPヘッダーを付与しているため、特に複数個コピーした場合においては、データサイズに対してヘッダサイズが大きくなって帯域効率が悪くなることが見込まれ、パケット救済技術とトレードオフとなる。
前記した従来の問題点を解決するため、TDMoIPパケットの救済にあたり、IP網の遅延状況と、送信するTDMデータのデータ量によって多重度を可変化する。これによって、帯域の状況を考慮した高転送効率と低遅延転送の帯域効率性を高める。さらに、単なるパケットのコピーではなく、TDMデータを多重化した世代コピーを用いる。これによって、IPヘッダは重複せず、同じ経路上で障害が起きても確実に受信側交換機にTDMoIPが届く。これらにより、IP網でパケットロスが発生した場合でも、TDMoIPパケットを救済する技術を提供できる。
本発明によるネットワークシステムは一例として、時分割多重データをパケット化したパケットデータをネットワークに送信する送信装置と、前記パケットデータを受信する受信装置とを有するネットワークシステムであって、前記送信装置は、前記時分割多重データをセグメント化したセグメントデータが格納される第1メモリ部と、前記セグメントデータの複製データの生成を制御する制御部と、前記セグメントデータを多重化し、かつパケットデータへ変換する第1パケット処理部と、前記パケットデータを前記ネットワークに送信する送信部とを有し、前記受信装置は、前記パケットデータを受信する受信部と、受信した前記パケットデータを時分割多重データへ変換ーする第2パケット処理部とを有する。
本発明によるネットワークシステムは一例として、時分割多重データをパケット化したパケットデータをネットワークに送信する送信装置と、前記パケットデータを受信する受信装置とを有するネットワークシステムであって、前記送信装置は、前記時分割多重データをセグメント化したセグメントデータが格納される第1メモリ部と、前記セグメントデータの複製データの生成を制御する制御部と、前記セグメントデータを多重化し、かつパケットデータへ変換する第1パケット処理部と、前記パケットデータを前記ネットワークに送信する送信部とを有し、前記受信装置は、前記パケットデータを受信する受信部と、受信した前記パケットデータを時分割多重データへ変換ーする第2パケット処理部とを有する。
本発明による通信方法は一例として、時分割多重データをパケット化したパケットデータをネットワークに送信する送信装置と、パケットデータを受信する受信装置と、前記送信装置と前記受信装置とを接続するネットワークとを用いる通信方法であって、前記送信装置が受信する時分割多重データをセグメント化するステップと、セグメント化されたセグメントデータを第1メモリ部に格納するステップと、前記第1メモリ部から前記セグメントデータを読み出して複製データを生成するステップと、第1パケット処理部により、前記セグメントデータを多重化してパケットデータへ変換するステップと、前記パケットデータを送信装置からネットワークに送信するステップと、前記ネットワークを介して受信装置が受信した前記パケットデータを、第2パケット処理部により時分割多重データへ変換するステップとを有する。
ここで、送信側交換機は、TDMデータをIPパケット化する際にデータキュー部のデータサイズでTDMoIPパケットのペイロード部に格納するデータとしてもよい。
また、データキュー部におけるデータキュー制御において任意に可変できることとしてもよい。また、TDMoIPパケット処理部でTDMデータをIPパケット化する際に、TDMデータを多重化してTDMoIPパケットのペイロード部に格納するデータとしてもよい。また、TDMデータを多重化する際に、TDMデータの種類によるものと、IP網の遅延時間によって、その多重度を可変できることとしてもよい。
また、プロトコル判別部によって、TDMデータの種類を判別できることとしてもよい。また、IP網の遅延時間について、TDMoIPパケットのタイムスタンプと、受信側交換機でTDMoIPを受信した時間から、メモリ部内のデータ管理テーブルによって遅延時間を算出できることとしてもよい。
また、遅延時間を遅延情報パケット生成部より遅延情報パケットとして送信側交換機に送信し、前記の遅延情報パケットにより多重度を可変してもよい。 また、受信側交換機は、パケットロスが発生した場合に、TDMoIPパケット処理部でロスとなったパケットを補うこと、パケットロスが発生しない場合に、冗長となったTDMoIPペイロードデータを破棄することでTDMoIPパケットからTDMデータに組み立て直してもよい。また、TDMoIPパケット処理部で、TDMoIPのヘッダ情報からシーケンス番号が重複であれば、冗長のTDMoIPペイロードデータを破棄してもよい。
また、データキュー部におけるデータキュー制御において任意に可変できることとしてもよい。また、TDMoIPパケット処理部でTDMデータをIPパケット化する際に、TDMデータを多重化してTDMoIPパケットのペイロード部に格納するデータとしてもよい。また、TDMデータを多重化する際に、TDMデータの種類によるものと、IP網の遅延時間によって、その多重度を可変できることとしてもよい。
また、プロトコル判別部によって、TDMデータの種類を判別できることとしてもよい。また、IP網の遅延時間について、TDMoIPパケットのタイムスタンプと、受信側交換機でTDMoIPを受信した時間から、メモリ部内のデータ管理テーブルによって遅延時間を算出できることとしてもよい。
また、遅延時間を遅延情報パケット生成部より遅延情報パケットとして送信側交換機に送信し、前記の遅延情報パケットにより多重度を可変してもよい。 また、受信側交換機は、パケットロスが発生した場合に、TDMoIPパケット処理部でロスとなったパケットを補うこと、パケットロスが発生しない場合に、冗長となったTDMoIPペイロードデータを破棄することでTDMoIPパケットからTDMデータに組み立て直してもよい。また、TDMoIPパケット処理部で、TDMoIPのヘッダ情報からシーケンス番号が重複であれば、冗長のTDMoIPペイロードデータを破棄してもよい。
本発明によれば、ISDN網とIP網が跨るネットワークシステム、交換機において、IP網でTDMoIPパケットのロスが発生した場合、TDMデータの世代コピーによるパケット救済の信頼性向上とIP網の遅延とTDMデータによるデータ種別によって高転送効率と低遅延転送の帯域効率性を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の第1の実施形態について説明をする。図1は、交換機40(41)が用いられている通信システム全体を示す図である。交換機 40(41)は加入者側として、電話端末10やPC端末20(21)をTerminal Adapter(接続機器、信号変換機器。以下、TA30(31)と呼ぶ。)を介したISDN回線と接続している。
電話端末10とPC端末20のデータは様々なものがある。例えば、電話端末10による連続した音声データやPC端末20でメール送受信の際の単発的なデータなどがある。そのデータ群はTA30を介し、送信側交換機40内で、IPパケット化される。これをTDMoIPパケット1000とし、IP網50を経由して、受信側交換機41でTDMoIPパケット1000をTDMデータに戻し、TA31を経由して電話端末11とPC端末21に送る。これにより、電話端末10と電話端末11で会話やPC端末20とPC端末21でメールの送受信ができる。
図2は、交換機40(41)内の構成図である。電話端末10(11)およびPC端末20(21)から送られてくるデータはTA30(31)を経由し、ISDN回線を通して、回線終端部401(411)で終端する。このデータはTDMのデータであり、連続したフレームで送られてくる。この回線終端部401(411)はCPU403(403)および制御部402(412)によって制御される。TDMデータが電話等の音声データであるのか、メールのような通常なデータなのか、すなわちTDMデータのプロトコルをプロトコル判別部406で判別する。
後述する多重度について、音声データであれば、遅延を考慮して多重度を低くし、メールなのどの通常のデータであれば、多重度を大きくし、高転送効率と低遅延転送の帯域効率性を図る。
TDMデータをTDMパケット処理部408(418)でIPパケット化する。TDMoIPパケット1000はパケット送信構成(パケットSW部409(419)とポート部404(414))を介してIP網50へ送信される。ここまでが、送信側交換機40および受信側交換機41の共通内容である。
次に送信側交換機40の場合のみの内容について説明する。TDMoIPパケット化されるデータは一度、メモリ部40A内のデータキュー40Bに一度、キューイングされる。データキューは任意に設定でき、設定数が設定数分の世代コピーとなる。データキューにおける世代コピー(複製)の制御はキュー制御部40Cによって実施される。
次にTDMデータをTDMoIP化する前に多重化する必要がある。多重度については、前述したデータの種類による判別によるものと、後述するIP網の遅延によるものがある。多重化はTDMパケット処理部408で実施され、多重度については、メモリ部40A内のデータ管理テーブル40Dを基にする。多重化されたTDMデータは後述する図6のTDMoIPのペイロード部分1001に格納する。このペイロード部分にIPヘッダ1005、UDPヘッダ1004、タイムスタンプ1003、シーケンス番号1002を付与し、TDMoIPパケット1000として生成される。TDMoIPパケット1000はパケットSW部409とポート部404を介してIP網50−受信側交換機41に送信する。送信の際に、TDMoIPのペイロード部分1001に格納したデータをコピーする。コピーは世代コピーによるもので、後述する図6のデータキュー40Bの設定数が設定数分の世代コピーとなる。
次に受信側交換機41の場合のみの内容について説明する。受信構成(ポート部414とプロトコル処理部415内のパケットSW419)を介して受信したTDMoIPパケット1000はTDMパケット処理部418でパケットを分解し、TDMoIPパケット1000をTDMデータに組み立て直す。パケットの分解とは、IPヘッダ1005、UDPヘッダ1004、タイムスタンプ1003、シーケンス番号1002を取り除くことである。パケットの分解の際にシーケンス番号比較テーブル41Eから、過去に受け取ったTDMoIPパケット1000を検索する。テーブル内のシーケンス番号41E−1に同じシーケンス番号が存在した場合は、コピーしたTDMoIPペイロード10001内の重複したデータについて廃棄する。重複したデータについては後述する図7の1000−1−3のデータ数と、それぞれのデータ1000−1−1についているデータのLength1000−1−2から後述する図5のペイロード内データ41E−2に記憶する。同じシーケンス番号41E−1が存在しない場合は、IP網50内でパケットロスをしている可能性があるため、到達しているTDMoIPパケット1000から、TDMデータに組み立て直す。TDMデータは、多重化されているため、多重化された全てのTDMデータが揃った後に音声等のデータに戻す。データは回線終端部311とTA31を介して電話端末11とPC端末21に送信される。
次に多重度を決定する遅延情報について説明する。送信側の交換機40と受信側の交換機41間の遅延時間を、受信側交換機41中のデータ管理テーブル41Dを基に遅延情報として遅延情報パケット処理部417によって受信側交換機41から送信側交換機40へ遅延情報パケット2000を送信する。
送信側交換機40は受信した遅延情報パケット2000を遅延情報パケット処理部407において、パケットを分解し、その遅延情報2000−1をデータ管理テーブル40Dへ書き込む。これを基にIP網間の遅延による多重度を算出する。
図3は受信側交換機41のデータ管理テーブル図41Dである。TDMoIPパケット1000を受信すると、後述する図7のタイムスタンプ1000−2を送信側交換機送信時刻41D−1に記憶し、受信側交換機41の受信側交換機受信時刻41D−2に記憶し、その差分を、IP網の遅延時間として算出し、遅延時間41D−3と記憶する。この算出結果を後述する図8の遅延情報パケット2000を送信側交換機40に送信する。
図4は送信側交換機40のデータ管理テーブル図40Dである。遅延情報パケット2000を受信すると、その遅延時間40D−2に記憶し、その遅延時間より多重度40D−3を算出する。その算出結果を基にTDMデータの多重度を決定する。プロトコル判別40D−1においては、前述したデータの種類の判別結果が入る。データ量によるプロトコル判別結果は音声データの他、メールやWebなどの通常データやFaxのようなデータがある。
図5は受信側交換機41内のシーケンス番号比較テーブル41Eの図である。シーケンス番号41E−1で同じシーケンス番号が重複した場合、同じシーケンス番号であるペイロード内データ41E−2の重複データを破棄する。
図6は送信側交換機40内および受信側交換機41内にあるデータキュー40B(41B)の図である。前述したデータキュー制御部40C(41C)によってデータキューの世代コピーできる数(N)を任意に設定できる。例はN=3で三世代までコピーできる。
図7はTDMoIPパケット1000の図である。TDMoIPパケットはTDMoIPペイロード1000−1とタイムスタンプ1000−2とシーケンス番号1000−3とUDPヘッダ1000−4とIPヘッダ1000−5から構成される。TDMoIPペイロード1000−1は多重したTDMデータ(セグメントデータ)1000−1−1とそのTDMデータのLength値とデータ数1000−1−3の合計値で構成される。ここでいうデータ数1000−1−3とはデータキューのサイズ(N以下)となる。ここでは、仮にデータキューサイズN=3としているのでTDMoIPペイロード1000−1のデータ数は3以下となる。また、それぞれの世代コピーしたデータについてはデータ丸文字1´´にデータAが二つ多重され、データ丸文字2´にデータBが二つ多重され、データ丸文字3にデータCが二つ多重される。タイムスタンプ1000−2は送信側交換機40内のからの送信時間であり、また、シーケンス番号1000−3はパケット化する際のシーケンス番号であり、送信時にそれぞれ付与される。これらにUDPヘッダ1000−4とIPヘッダ1000−5を組み立ててTDMoIPパケット1000としてIP網40を送受信する。
図8は遅延情報パケット2000の図である。遅延情報パケット2000はペイロード(遅延情報)2000−1とUDPヘッダ2000−2とIPヘッダ2000−3で構成される。IP網50を介するため、IPヘッダ2000−3およびUDPヘッダ2000−2をペイロード(遅延情報)2000−1に付与する。ペイロード(遅延情報)2000−1は前述した図3における遅延時間41D−3に記憶する。
以下、本実施例の動作について詳細に説明する。 図9は図1の基本実施形態例を示した通信システムの送信側交換機40による動作である。図10は基本実施形態例を示した通信システムの送信側交換機40による動作を示したフローチャートである。
図9(1)において、電話端末10およびPC端末20からTA30を介して連続して送信されるデータはA+B+Cから構成され、データキュー40Bのサイズを3とし(図10 10001)、多重度を2として仮定する。
次にデータが音声パケットなのか、通常のデータなのかを判別するプロトコル判別部406において、プロトコル種別を判別する(図10 10002)。ここでは仮に音声データとして仮定する。遅延情報パケットを受信(図10 10003)していれば、遅延情報パケットの遅延時間とデータ管理テーブルの遅延時間を比較(図10 10004)し、同様であればテーブルに記憶していた値で、同様でなければ、多重度を新たに算出(図10 10005)し、多重度を決定(図10 10006)し、TDMデータを受信(図10 10007)する。
図9(2)において、TDMoIPのペイロード化がなされる。データキューサイズ40Bが3であるため、キューサイズは3となり、TDMoIPパケット内ペイロード1000−1内には最大で三世代のTDMデータが格納されることになる。図9(5)でも後述する。各ペイロードデータ1000−1−1にはデータ丸文字1に多重化された2つのAというデータが、データ丸文字2に多重化された2つのBというデータが、データ丸文字3に多重化された2つのCというデータが各々格納される(図10 10008)。また、各データにおいてそれぞれにデータのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3が付く。ここではデータキューが3であるため、3が格納される。
図9(3)において、TDMoIPパケット化がなされ、またデータ送信の際にコピーがなされる。データキュー20AにはFIFOと同様でデータ丸文字2が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字3とデータ丸文字4という流れで格納される。
データ丸文字1はデータのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3、シーケンス番号(図10 10009)と、IPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)してから、TDMoIPパケット化し、送信(図10 10012)の際にデータ丸文字1をコピー(図10 10011)を実施する。データ丸文字1のコピーであるデータ丸文字1´は、最初のキューに格納(データ丸文字1´とデータ丸文字2)される。
図9(4)において、(3)と同様の送信の際のコピーがなされる。データキュー40Bにはデータ丸文字3が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字4とデータ丸文字5という流れで格納される。データ丸文字1´とデータ丸文字2は一つのペイロードデータとして扱い、データのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3シーケンス番号(図10 10009)とIPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)してからTDMoIPパケット化し、送信(図10 10011)の際にデータ丸文字1´と丸文字2をコピー(図10 10012)を実施する。データ丸文字1´とデータ丸文字2のコピーであるデータ丸文字1´とデータ丸文字2は、最初のキューに格納(データ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3)される。
図9(5)において、コピーについてはN個(本図面では3)データキュー分だけなされる。データキュー40Bにはデータ丸文字4が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字5とデータ丸文字6という流れで格納される。データ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3は一つのペイロードデータとして扱い、データのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3シーケンス番号(図10 10009)と、IPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)してからTDMoIPパケット化し、送信(図10 10012)の際にデータ丸文字2´とデータ丸文字3のコピー(図10 10011)を実施する。データ丸文字2´とデータ丸文字3のコピーであるデータ丸文字2´´とデータ丸文字3´は、最初のキューに格納(データ丸文字2´´とデータ丸文字3´とデータ丸文字4)される。ここで、データキューサイズ40BをN=3としているため、三世代、すなわちTDMoIPのペイロード化で順に作成されたデータの連続する3データまでコピー可能としている。データの種類による判別や遅延度による多重度と同様に、パケットサイズ(ペイロードサイズ)が大きくなることによってネットワークの効率化を良くすることを目的としている。なお、シーケンス番号においては、その世代分だけの数だけ同じシーケンス番号を付与する。
図11は図1の基本実施形態例を示した通信システムの受信側の交換機41による動作である。図12は基本実施形態例を示した通信システムの受信側の交換機41による動作を示したフローチャートである。
図11(1)において、受信側交換機41はTDMoIPパケット1000を受信し(図12 11001)、受信したTDMoIPパケット1000の受信時間をデータ管理テーブル(図3:41D−2)に記憶・遅延時間を算出する(図12 11002)。データキュー41BにはTDMoIPパケット1000を分解したデータ丸文字1が格納(図12 11003)される。ここでいう分解とは、IPヘッダ1005、UDPヘッダ1004、タイムスタンプ1003、シーケンス番号1002を取り除くことである。パケットの分解の際にシーケンス番号比較テーブル41Eから、過去に受け取ったTDMoIPパケット1000を検索する。テーブル内のシーケンス番号41E−1に同じシーケンス番号が存在した場合は、コピーしたTDMoIPペイロード10001内の重複したデータについて廃棄する。重複したデータについては図7の1000−1−3のデータ数と、それぞれのデータ1000−1−1についているデータのLength1000−1−2から後述する図5のペイロード内データ41E−2に記憶する。同じシーケンス番号41E−1が存在しない場合は、IP網50内でパケットロスをしている可能性があるため、到達しているTDMoIPパケット1000から、TDMデータに組み立て直す。ここでは、TDMoIPパケット1000を分解後、データ丸文字1のみを最初のキューに入れた状態である。
図11(2)において、交換機40、41の間がIP網50であるため、TDMoIPパケット1000の受信交換機への到着順序は保障されない。よって、送信側交換機40で三番目に送信されたTDMoIPパケット1000が、図11(1)で説明した内容と同様に、二番目のキューとしてデータ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3が格納(図12 11003)されているものとする。
図11(3)において、シーケンス番号から重複受信パケットを破棄する。図11(1)で説明した内容と同様にデータキュー41Bの最初のキューにはデータ丸文字1、二番目のキューにはデータ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3、三番目のキューにはデータ丸文字1´とデータ丸文字2が格納(図12 11003)される。次にシーケンス番号を比較(図12 11004)する。図13のシーケンス番号比較テーブル41-Eより、41−E−1のシーケンス番号(1001)が同じであり重複しているため、ペイロード内データ41−E−2の二番目のキューと三番目のキューにあるデータ丸文字1のコピー(データ丸文字1´´とデータ丸文字1´)は破棄(図12 11005)される。
図11(4)において、データキュー41Bの最初のキューにはデータ丸文字1が削除されたため、データ丸文字2´、二番目のキューにはデータ丸文字2、三番目のキューにはデータ丸文字2´´とデータ丸文字3´とデータ丸文字4が格納される。
図11(5)において、順次、TDMoIPパケット1000を受信し、データ丸文字2〜丸文字3のシーケンス番号が同じであったと仮定する。その場合、データキュー41Bの最初のキューにはデータ丸文字4´´とデータ丸文字5´とデータ丸文字6、二番目のキューにはデータ丸文字5´´とデータ丸文字6´とデータ丸文字7、三番目のキューにはデータ丸文字6´´とデータ丸文字7´とデータ丸文字8が格納される。データ丸文字1〜丸文字3においては全てのデータが揃った上、TDMデータの1フレームのデータ(A+B+C)へ組み立て直す(図12 11006)。TDMデータを組み立て直したあと、受信側交換機へ遅延情報パケットを送信(図12 11007)する。
電話端末10とPC端末20のデータは様々なものがある。例えば、電話端末10による連続した音声データやPC端末20でメール送受信の際の単発的なデータなどがある。そのデータ群はTA30を介し、送信側交換機40内で、IPパケット化される。これをTDMoIPパケット1000とし、IP網50を経由して、受信側交換機41でTDMoIPパケット1000をTDMデータに戻し、TA31を経由して電話端末11とPC端末21に送る。これにより、電話端末10と電話端末11で会話やPC端末20とPC端末21でメールの送受信ができる。
図2は、交換機40(41)内の構成図である。電話端末10(11)およびPC端末20(21)から送られてくるデータはTA30(31)を経由し、ISDN回線を通して、回線終端部401(411)で終端する。このデータはTDMのデータであり、連続したフレームで送られてくる。この回線終端部401(411)はCPU403(403)および制御部402(412)によって制御される。TDMデータが電話等の音声データであるのか、メールのような通常なデータなのか、すなわちTDMデータのプロトコルをプロトコル判別部406で判別する。
後述する多重度について、音声データであれば、遅延を考慮して多重度を低くし、メールなのどの通常のデータであれば、多重度を大きくし、高転送効率と低遅延転送の帯域効率性を図る。
TDMデータをTDMパケット処理部408(418)でIPパケット化する。TDMoIPパケット1000はパケット送信構成(パケットSW部409(419)とポート部404(414))を介してIP網50へ送信される。ここまでが、送信側交換機40および受信側交換機41の共通内容である。
次に送信側交換機40の場合のみの内容について説明する。TDMoIPパケット化されるデータは一度、メモリ部40A内のデータキュー40Bに一度、キューイングされる。データキューは任意に設定でき、設定数が設定数分の世代コピーとなる。データキューにおける世代コピー(複製)の制御はキュー制御部40Cによって実施される。
次にTDMデータをTDMoIP化する前に多重化する必要がある。多重度については、前述したデータの種類による判別によるものと、後述するIP網の遅延によるものがある。多重化はTDMパケット処理部408で実施され、多重度については、メモリ部40A内のデータ管理テーブル40Dを基にする。多重化されたTDMデータは後述する図6のTDMoIPのペイロード部分1001に格納する。このペイロード部分にIPヘッダ1005、UDPヘッダ1004、タイムスタンプ1003、シーケンス番号1002を付与し、TDMoIPパケット1000として生成される。TDMoIPパケット1000はパケットSW部409とポート部404を介してIP網50−受信側交換機41に送信する。送信の際に、TDMoIPのペイロード部分1001に格納したデータをコピーする。コピーは世代コピーによるもので、後述する図6のデータキュー40Bの設定数が設定数分の世代コピーとなる。
次に受信側交換機41の場合のみの内容について説明する。受信構成(ポート部414とプロトコル処理部415内のパケットSW419)を介して受信したTDMoIPパケット1000はTDMパケット処理部418でパケットを分解し、TDMoIPパケット1000をTDMデータに組み立て直す。パケットの分解とは、IPヘッダ1005、UDPヘッダ1004、タイムスタンプ1003、シーケンス番号1002を取り除くことである。パケットの分解の際にシーケンス番号比較テーブル41Eから、過去に受け取ったTDMoIPパケット1000を検索する。テーブル内のシーケンス番号41E−1に同じシーケンス番号が存在した場合は、コピーしたTDMoIPペイロード10001内の重複したデータについて廃棄する。重複したデータについては後述する図7の1000−1−3のデータ数と、それぞれのデータ1000−1−1についているデータのLength1000−1−2から後述する図5のペイロード内データ41E−2に記憶する。同じシーケンス番号41E−1が存在しない場合は、IP網50内でパケットロスをしている可能性があるため、到達しているTDMoIPパケット1000から、TDMデータに組み立て直す。TDMデータは、多重化されているため、多重化された全てのTDMデータが揃った後に音声等のデータに戻す。データは回線終端部311とTA31を介して電話端末11とPC端末21に送信される。
次に多重度を決定する遅延情報について説明する。送信側の交換機40と受信側の交換機41間の遅延時間を、受信側交換機41中のデータ管理テーブル41Dを基に遅延情報として遅延情報パケット処理部417によって受信側交換機41から送信側交換機40へ遅延情報パケット2000を送信する。
送信側交換機40は受信した遅延情報パケット2000を遅延情報パケット処理部407において、パケットを分解し、その遅延情報2000−1をデータ管理テーブル40Dへ書き込む。これを基にIP網間の遅延による多重度を算出する。
図3は受信側交換機41のデータ管理テーブル図41Dである。TDMoIPパケット1000を受信すると、後述する図7のタイムスタンプ1000−2を送信側交換機送信時刻41D−1に記憶し、受信側交換機41の受信側交換機受信時刻41D−2に記憶し、その差分を、IP網の遅延時間として算出し、遅延時間41D−3と記憶する。この算出結果を後述する図8の遅延情報パケット2000を送信側交換機40に送信する。
図4は送信側交換機40のデータ管理テーブル図40Dである。遅延情報パケット2000を受信すると、その遅延時間40D−2に記憶し、その遅延時間より多重度40D−3を算出する。その算出結果を基にTDMデータの多重度を決定する。プロトコル判別40D−1においては、前述したデータの種類の判別結果が入る。データ量によるプロトコル判別結果は音声データの他、メールやWebなどの通常データやFaxのようなデータがある。
図5は受信側交換機41内のシーケンス番号比較テーブル41Eの図である。シーケンス番号41E−1で同じシーケンス番号が重複した場合、同じシーケンス番号であるペイロード内データ41E−2の重複データを破棄する。
図6は送信側交換機40内および受信側交換機41内にあるデータキュー40B(41B)の図である。前述したデータキュー制御部40C(41C)によってデータキューの世代コピーできる数(N)を任意に設定できる。例はN=3で三世代までコピーできる。
図7はTDMoIPパケット1000の図である。TDMoIPパケットはTDMoIPペイロード1000−1とタイムスタンプ1000−2とシーケンス番号1000−3とUDPヘッダ1000−4とIPヘッダ1000−5から構成される。TDMoIPペイロード1000−1は多重したTDMデータ(セグメントデータ)1000−1−1とそのTDMデータのLength値とデータ数1000−1−3の合計値で構成される。ここでいうデータ数1000−1−3とはデータキューのサイズ(N以下)となる。ここでは、仮にデータキューサイズN=3としているのでTDMoIPペイロード1000−1のデータ数は3以下となる。また、それぞれの世代コピーしたデータについてはデータ丸文字1´´にデータAが二つ多重され、データ丸文字2´にデータBが二つ多重され、データ丸文字3にデータCが二つ多重される。タイムスタンプ1000−2は送信側交換機40内のからの送信時間であり、また、シーケンス番号1000−3はパケット化する際のシーケンス番号であり、送信時にそれぞれ付与される。これらにUDPヘッダ1000−4とIPヘッダ1000−5を組み立ててTDMoIPパケット1000としてIP網40を送受信する。
図8は遅延情報パケット2000の図である。遅延情報パケット2000はペイロード(遅延情報)2000−1とUDPヘッダ2000−2とIPヘッダ2000−3で構成される。IP網50を介するため、IPヘッダ2000−3およびUDPヘッダ2000−2をペイロード(遅延情報)2000−1に付与する。ペイロード(遅延情報)2000−1は前述した図3における遅延時間41D−3に記憶する。
以下、本実施例の動作について詳細に説明する。 図9は図1の基本実施形態例を示した通信システムの送信側交換機40による動作である。図10は基本実施形態例を示した通信システムの送信側交換機40による動作を示したフローチャートである。
図9(1)において、電話端末10およびPC端末20からTA30を介して連続して送信されるデータはA+B+Cから構成され、データキュー40Bのサイズを3とし(図10 10001)、多重度を2として仮定する。
次にデータが音声パケットなのか、通常のデータなのかを判別するプロトコル判別部406において、プロトコル種別を判別する(図10 10002)。ここでは仮に音声データとして仮定する。遅延情報パケットを受信(図10 10003)していれば、遅延情報パケットの遅延時間とデータ管理テーブルの遅延時間を比較(図10 10004)し、同様であればテーブルに記憶していた値で、同様でなければ、多重度を新たに算出(図10 10005)し、多重度を決定(図10 10006)し、TDMデータを受信(図10 10007)する。
図9(2)において、TDMoIPのペイロード化がなされる。データキューサイズ40Bが3であるため、キューサイズは3となり、TDMoIPパケット内ペイロード1000−1内には最大で三世代のTDMデータが格納されることになる。図9(5)でも後述する。各ペイロードデータ1000−1−1にはデータ丸文字1に多重化された2つのAというデータが、データ丸文字2に多重化された2つのBというデータが、データ丸文字3に多重化された2つのCというデータが各々格納される(図10 10008)。また、各データにおいてそれぞれにデータのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3が付く。ここではデータキューが3であるため、3が格納される。
図9(3)において、TDMoIPパケット化がなされ、またデータ送信の際にコピーがなされる。データキュー20AにはFIFOと同様でデータ丸文字2が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字3とデータ丸文字4という流れで格納される。
データ丸文字1はデータのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3、シーケンス番号(図10 10009)と、IPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)してから、TDMoIPパケット化し、送信(図10 10012)の際にデータ丸文字1をコピー(図10 10011)を実施する。データ丸文字1のコピーであるデータ丸文字1´は、最初のキューに格納(データ丸文字1´とデータ丸文字2)される。
図9(4)において、(3)と同様の送信の際のコピーがなされる。データキュー40Bにはデータ丸文字3が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字4とデータ丸文字5という流れで格納される。データ丸文字1´とデータ丸文字2は一つのペイロードデータとして扱い、データのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3シーケンス番号(図10 10009)とIPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)してからTDMoIPパケット化し、送信(図10 10011)の際にデータ丸文字1´と丸文字2をコピー(図10 10012)を実施する。データ丸文字1´とデータ丸文字2のコピーであるデータ丸文字1´とデータ丸文字2は、最初のキューに格納(データ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3)される。
図9(5)において、コピーについてはN個(本図面では3)データキュー分だけなされる。データキュー40Bにはデータ丸文字4が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字5とデータ丸文字6という流れで格納される。データ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3は一つのペイロードデータとして扱い、データのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3シーケンス番号(図10 10009)と、IPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)してからTDMoIPパケット化し、送信(図10 10012)の際にデータ丸文字2´とデータ丸文字3のコピー(図10 10011)を実施する。データ丸文字2´とデータ丸文字3のコピーであるデータ丸文字2´´とデータ丸文字3´は、最初のキューに格納(データ丸文字2´´とデータ丸文字3´とデータ丸文字4)される。ここで、データキューサイズ40BをN=3としているため、三世代、すなわちTDMoIPのペイロード化で順に作成されたデータの連続する3データまでコピー可能としている。データの種類による判別や遅延度による多重度と同様に、パケットサイズ(ペイロードサイズ)が大きくなることによってネットワークの効率化を良くすることを目的としている。なお、シーケンス番号においては、その世代分だけの数だけ同じシーケンス番号を付与する。
図11は図1の基本実施形態例を示した通信システムの受信側の交換機41による動作である。図12は基本実施形態例を示した通信システムの受信側の交換機41による動作を示したフローチャートである。
図11(1)において、受信側交換機41はTDMoIPパケット1000を受信し(図12 11001)、受信したTDMoIPパケット1000の受信時間をデータ管理テーブル(図3:41D−2)に記憶・遅延時間を算出する(図12 11002)。データキュー41BにはTDMoIPパケット1000を分解したデータ丸文字1が格納(図12 11003)される。ここでいう分解とは、IPヘッダ1005、UDPヘッダ1004、タイムスタンプ1003、シーケンス番号1002を取り除くことである。パケットの分解の際にシーケンス番号比較テーブル41Eから、過去に受け取ったTDMoIPパケット1000を検索する。テーブル内のシーケンス番号41E−1に同じシーケンス番号が存在した場合は、コピーしたTDMoIPペイロード10001内の重複したデータについて廃棄する。重複したデータについては図7の1000−1−3のデータ数と、それぞれのデータ1000−1−1についているデータのLength1000−1−2から後述する図5のペイロード内データ41E−2に記憶する。同じシーケンス番号41E−1が存在しない場合は、IP網50内でパケットロスをしている可能性があるため、到達しているTDMoIPパケット1000から、TDMデータに組み立て直す。ここでは、TDMoIPパケット1000を分解後、データ丸文字1のみを最初のキューに入れた状態である。
図11(2)において、交換機40、41の間がIP網50であるため、TDMoIPパケット1000の受信交換機への到着順序は保障されない。よって、送信側交換機40で三番目に送信されたTDMoIPパケット1000が、図11(1)で説明した内容と同様に、二番目のキューとしてデータ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3が格納(図12 11003)されているものとする。
図11(3)において、シーケンス番号から重複受信パケットを破棄する。図11(1)で説明した内容と同様にデータキュー41Bの最初のキューにはデータ丸文字1、二番目のキューにはデータ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3、三番目のキューにはデータ丸文字1´とデータ丸文字2が格納(図12 11003)される。次にシーケンス番号を比較(図12 11004)する。図13のシーケンス番号比較テーブル41-Eより、41−E−1のシーケンス番号(1001)が同じであり重複しているため、ペイロード内データ41−E−2の二番目のキューと三番目のキューにあるデータ丸文字1のコピー(データ丸文字1´´とデータ丸文字1´)は破棄(図12 11005)される。
図11(4)において、データキュー41Bの最初のキューにはデータ丸文字1が削除されたため、データ丸文字2´、二番目のキューにはデータ丸文字2、三番目のキューにはデータ丸文字2´´とデータ丸文字3´とデータ丸文字4が格納される。
図11(5)において、順次、TDMoIPパケット1000を受信し、データ丸文字2〜丸文字3のシーケンス番号が同じであったと仮定する。その場合、データキュー41Bの最初のキューにはデータ丸文字4´´とデータ丸文字5´とデータ丸文字6、二番目のキューにはデータ丸文字5´´とデータ丸文字6´とデータ丸文字7、三番目のキューにはデータ丸文字6´´とデータ丸文字7´とデータ丸文字8が格納される。データ丸文字1〜丸文字3においては全てのデータが揃った上、TDMデータの1フレームのデータ(A+B+C)へ組み立て直す(図12 11006)。TDMデータを組み立て直したあと、受信側交換機へ遅延情報パケットを送信(図12 11007)する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図14は遅延情報パケットと送信側の交換機による動作図である。また前述した図10の送信側交換機のフロー図と合わせて説明する。データキューサイズを3(図10 10001)、TDMデータの多重度を3として、実施例1と同様にTDMoIPパケットの処理を実施する。
図14(1)は図15のデータ管理テーブル41DよりIP網50の遅延時間が10msと算出されたときを示す。この遅延時間を受信側交換機41から遅延時間パケット2000を用いて、送信側交換機40へ遅延時間を送信する。送信側交換機40は、遅延情報パケット2000を受信する(図10 10003)とその遅延時間(10ms)40D−2を記憶・比較(図10 10004)し、その遅延時間より多重度40D−3を算出(図12 10004)、多重度を2→3(図12 10005)とし記憶(図16)する。
図14(2)において、多重度は3とされている。多重度は3であるうえ、データキューサイズ40BがN=3であるため、TDMoIPパケット内ペイロード1000−1内には最大で三つの世代パケットが格納されることになる。各ペイロードデータにはデータ丸文字1に多重化された三つのAというデータが、データ丸文字2に多重化された三つのBというデータが、データ丸文字3に多重化された三つのCというデータが格納される(図10 10008)。また、各データにおいてそれぞれにデータのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3が付く。ここではデータキューが3であるため、3が格納される。
図14(3)において、TDMoIPパケット化がなされ、またデータ送信の際にコピーがなされる。図9と同様で、データキュー40Bにはデータ丸文字2が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字3とデータ丸文字4という流れで格納される。データ丸文字1は、データのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3とシーケンス番号(図10 10009)とIPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)し、TDMoIPパケット化し、送信(図10 10012)の際にデータ丸文字1をコピー(図10 10011)を実施する。データ丸文字1のコピーであるデータ丸文字1´は、最初のキューに格納(データ丸文字1´とデータ丸文字2)される。以後、順次、データ丸文字1とデータ丸文字2とデータ丸文字3がコピーされる(図9(4)と同様)。
図14(4)において、コピーについてはN個データキュー分だけなされる。データキュー40Bにはデータ丸文字4が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字5とデータ丸文字6という流れで格納される。データ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3は一つのペイロードデータとして扱い、データのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3とシーケンス番号(図10 10009)とIPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)してからTDMoIPパケット化し、送信(図10 10012)の際にデータ丸文字2´とデータ丸文字3のコピー(図10 10011)し、データ丸文字2´とデータ丸文字3のコピーであるデータ丸文字2´´とデータ丸文字3´は、最初のキューに格納(データ丸文字2´´とデータ丸文字3´とデータ丸文字4)される。
図17は図1の基本実施形態例を示した通信システムの受信側の交換機21による動作である。IP網50で仮にTDMoIPパケット1000がロスした場合について説明する。また前述した図12の送信側交換機のフロー図と合わせて説明する。
図17(1)において、データ丸文字1を格納したTDMoIPパケット1000は既に受信側交換機41に到着したものとする。TDMoIPパケット1000の受信時間をデータ管理テーブルに記憶・遅延時間を算出する(図12 11002)。ここでは実施例1の図11(1)と同様にTDMoIPパケット1000を分解後、データキュー41Bにはデータ丸文字1が格納(図12 11003)される。ここで、データ丸文字1´とデータ丸文字2を格納したTDMoIPパケット1000とデータ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3を格納したTDMoIPパケット1000がIP網50でロスをしたと仮定する。
図17(2)において、データ丸文字1´とデータ丸文字2を格納したTDMoIPパケット1000とデータ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3を格納したTDMoIPパケット1000がロスしたため、データキューに届くTDMoIPパケット1000は、データ丸文字2´´とデータ丸文字3´とデータ丸文字4を格納したTDMoIPパケット1000と、データ丸文字3´´とデータ丸文字4´とデータ丸文字5を格納したTDMoIPパケット1000である。図17(1)で説明した内容と同様にTDMoIPパケット1000を分解する。次にシーケンス番号を比較(図12 11004)する。図18のシーケンス番号比較テーブル41-Eより、41−E−1のシーケンス番号(1001)は重複していないため、データ丸文字1を格納しているTDMoIPパケット1000はTDMデータに組み立て直す。
シーケンス番号(1002)については、シーケンス番号が重複しているため、ペイロード内データ41−E−2の三番目のキューにあるデータ丸文字3とデータ丸文字4のコピー(データ丸文字3´´とデータ丸文字4´)は破棄(図12 11005)される。データ丸文字1と前記のステップによりデータ丸文字2と丸文字3が揃った上、TDMデータの1フレームのデータ(A+B+C)へ組み立て直す(図12 11006)。TDMデータ組み立て直した後、送信側交換機40へ遅延情報パケット2000を送信(図12 11007)する。
以上の実施例1、実施例2に例示した構成により、ISDN網とIP網が跨るネットワークシステム、交換機において、IP網50でTDMoIPパケット1000のロスが発生した場合、TDMデータの世代コピーによるパケット救済の信頼性向上とIP網の遅延とTDMデータによるデータ種別によって高転送効率と低遅延転送の帯域効率性に関する技術を提供できる。
図14(1)は図15のデータ管理テーブル41DよりIP網50の遅延時間が10msと算出されたときを示す。この遅延時間を受信側交換機41から遅延時間パケット2000を用いて、送信側交換機40へ遅延時間を送信する。送信側交換機40は、遅延情報パケット2000を受信する(図10 10003)とその遅延時間(10ms)40D−2を記憶・比較(図10 10004)し、その遅延時間より多重度40D−3を算出(図12 10004)、多重度を2→3(図12 10005)とし記憶(図16)する。
図14(2)において、多重度は3とされている。多重度は3であるうえ、データキューサイズ40BがN=3であるため、TDMoIPパケット内ペイロード1000−1内には最大で三つの世代パケットが格納されることになる。各ペイロードデータにはデータ丸文字1に多重化された三つのAというデータが、データ丸文字2に多重化された三つのBというデータが、データ丸文字3に多重化された三つのCというデータが格納される(図10 10008)。また、各データにおいてそれぞれにデータのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3が付く。ここではデータキューが3であるため、3が格納される。
図14(3)において、TDMoIPパケット化がなされ、またデータ送信の際にコピーがなされる。図9と同様で、データキュー40Bにはデータ丸文字2が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字3とデータ丸文字4という流れで格納される。データ丸文字1は、データのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3とシーケンス番号(図10 10009)とIPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)し、TDMoIPパケット化し、送信(図10 10012)の際にデータ丸文字1をコピー(図10 10011)を実施する。データ丸文字1のコピーであるデータ丸文字1´は、最初のキューに格納(データ丸文字1´とデータ丸文字2)される。以後、順次、データ丸文字1とデータ丸文字2とデータ丸文字3がコピーされる(図9(4)と同様)。
図14(4)において、コピーについてはN個データキュー分だけなされる。データキュー40Bにはデータ丸文字4が最初のキューに格納され、順次、データ丸文字5とデータ丸文字6という流れで格納される。データ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3は一つのペイロードデータとして扱い、データのLength値1000−1−2とデータ数1000−1−3とシーケンス番号(図10 10009)とIPヘッダ、UDPヘッダ、タイムスタンプを付与(図10 10010)してからTDMoIPパケット化し、送信(図10 10012)の際にデータ丸文字2´とデータ丸文字3のコピー(図10 10011)し、データ丸文字2´とデータ丸文字3のコピーであるデータ丸文字2´´とデータ丸文字3´は、最初のキューに格納(データ丸文字2´´とデータ丸文字3´とデータ丸文字4)される。
図17は図1の基本実施形態例を示した通信システムの受信側の交換機21による動作である。IP網50で仮にTDMoIPパケット1000がロスした場合について説明する。また前述した図12の送信側交換機のフロー図と合わせて説明する。
図17(1)において、データ丸文字1を格納したTDMoIPパケット1000は既に受信側交換機41に到着したものとする。TDMoIPパケット1000の受信時間をデータ管理テーブルに記憶・遅延時間を算出する(図12 11002)。ここでは実施例1の図11(1)と同様にTDMoIPパケット1000を分解後、データキュー41Bにはデータ丸文字1が格納(図12 11003)される。ここで、データ丸文字1´とデータ丸文字2を格納したTDMoIPパケット1000とデータ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3を格納したTDMoIPパケット1000がIP網50でロスをしたと仮定する。
図17(2)において、データ丸文字1´とデータ丸文字2を格納したTDMoIPパケット1000とデータ丸文字1´´とデータ丸文字2´とデータ丸文字3を格納したTDMoIPパケット1000がロスしたため、データキューに届くTDMoIPパケット1000は、データ丸文字2´´とデータ丸文字3´とデータ丸文字4を格納したTDMoIPパケット1000と、データ丸文字3´´とデータ丸文字4´とデータ丸文字5を格納したTDMoIPパケット1000である。図17(1)で説明した内容と同様にTDMoIPパケット1000を分解する。次にシーケンス番号を比較(図12 11004)する。図18のシーケンス番号比較テーブル41-Eより、41−E−1のシーケンス番号(1001)は重複していないため、データ丸文字1を格納しているTDMoIPパケット1000はTDMデータに組み立て直す。
シーケンス番号(1002)については、シーケンス番号が重複しているため、ペイロード内データ41−E−2の三番目のキューにあるデータ丸文字3とデータ丸文字4のコピー(データ丸文字3´´とデータ丸文字4´)は破棄(図12 11005)される。データ丸文字1と前記のステップによりデータ丸文字2と丸文字3が揃った上、TDMデータの1フレームのデータ(A+B+C)へ組み立て直す(図12 11006)。TDMデータ組み立て直した後、送信側交換機40へ遅延情報パケット2000を送信(図12 11007)する。
以上の実施例1、実施例2に例示した構成により、ISDN網とIP網が跨るネットワークシステム、交換機において、IP網50でTDMoIPパケット1000のロスが発生した場合、TDMデータの世代コピーによるパケット救済の信頼性向上とIP網の遅延とTDMデータによるデータ種別によって高転送効率と低遅延転送の帯域効率性に関する技術を提供できる。
10:電話端末(送信側)
11:電話端末(受信側)
20:PC端末(送信側)
21:PC端末(受信側)
30:TA(送信側)
31:TA(受信側)
40:送信側交換機
41:受信側交換機
50:IP網
401:回線終端部(送信側)
411:回線終端部(受信側)
402:制御部(送信側)
412:制御部(受信側)
403:CPU(送信側)
413:CPU(受信側)
404:ポート部(送信側)
414:ポート部(受信側)
405:プロトコル処理部(送信側)
415:プロトコル処理部(受信側)
406:プロトコル判別部(送信側)
416:プロトコル判別部(受信側)
407:遅延情報パケット処理部(送信側)
417:遅延情報パケット処理部(受信側)
408:TDMパケット処理部(送信側)
418:TDMパケット処理部(受信側)
409:パケットSW部(送信側)
419:パケットSW部(受信側)
40A:メモリ部(送信側)
41A:メモリ部(受信側)
40B:データキュー(送信側)
41B:データキュー(受信側)
40C:キュー制御部(送信側)
41C:キュー制御部(受信側)
40D:データ管理テーブル(送信側)
40D−1:プロトコル判別
40D−2:遅延時間
40D−3:多重度
41D:データ管理テーブル(受信側)
41D−1:送信側交換機送信時刻
41D−2:受信側交換機送信時刻
41D−3:遅延時間
41E:シーケンス番号比較テーブル(受信側)
41E−1:シーケンス番号
41E−2:ペイロード内データ
1000:TDMoIPパケット
1000−1:TDMoIPペイロード
1000−1−1:データ
1000−1−2:Length
1000−1−3:データ数
1000−2:タイムスタンプ
1000−3:シーケンス番号
1000−4:UDPヘッダ
1000−5:IPヘッダ
2000:遅延情報パケット
2000−1:ペイロード(遅延時間)
2000−2:UDPヘッダ
2000−3:IPヘッダ
11:電話端末(受信側)
20:PC端末(送信側)
21:PC端末(受信側)
30:TA(送信側)
31:TA(受信側)
40:送信側交換機
41:受信側交換機
50:IP網
401:回線終端部(送信側)
411:回線終端部(受信側)
402:制御部(送信側)
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403:CPU(送信側)
413:CPU(受信側)
404:ポート部(送信側)
414:ポート部(受信側)
405:プロトコル処理部(送信側)
415:プロトコル処理部(受信側)
406:プロトコル判別部(送信側)
416:プロトコル判別部(受信側)
407:遅延情報パケット処理部(送信側)
417:遅延情報パケット処理部(受信側)
408:TDMパケット処理部(送信側)
418:TDMパケット処理部(受信側)
409:パケットSW部(送信側)
419:パケットSW部(受信側)
40A:メモリ部(送信側)
41A:メモリ部(受信側)
40B:データキュー(送信側)
41B:データキュー(受信側)
40C:キュー制御部(送信側)
41C:キュー制御部(受信側)
40D:データ管理テーブル(送信側)
40D−1:プロトコル判別
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40D−3:多重度
41D:データ管理テーブル(受信側)
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41D−3:遅延時間
41E:シーケンス番号比較テーブル(受信側)
41E−1:シーケンス番号
41E−2:ペイロード内データ
1000:TDMoIPパケット
1000−1:TDMoIPペイロード
1000−1−1:データ
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1000−1−3:データ数
1000−2:タイムスタンプ
1000−3:シーケンス番号
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1000−5:IPヘッダ
2000:遅延情報パケット
2000−1:ペイロード(遅延時間)
2000−2:UDPヘッダ
2000−3:IPヘッダ
Claims (20)
- 時分割多重データをパケット化したパケットデータをネットワークに送信する送信装置と、前記パケットデータを受信する受信装置とを有するネットワークシステムであって、
前記送信装置は、
前記時分割多重データをセグメント化したセグメントデータが格納される第1メモリ部と、
前記セグメントデータの複製データの生成を制御する制御部と、
前記セグメントデータを多重化し、かつパケットデータへ変換する第1パケット処理部と、
前記パケットデータを前記ネットワークに送信する送信部とを有し、
前記受信装置は、
前記パケットデータを受信する受信部と、
受信した前記パケットデータを時分割多重データへ変換する第2パケット処理部とを有することを特徴とするネットワークシステム。 - 前記第1パケット処理部は、前記セグメントデータの多重度を可変的に設定することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記制御部は、前記セグメントデータの世代コピーを制御することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記第2パケット処理部は、受信した前記パケットデータについて冗長性の有無を判断することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記受信装置は、前記パケットデータに含まれるシーケンス番号についての情報を格納する第1テーブルをさらに有し、前記第2パケット処理部は、前記第1テーブルを参照して前記冗長性の有無を判断することを特徴とする請求項4に記載のネットワークシステム。
- 前記第2パケット処理部は、受信した前記パケットデータについて冗長性の有無を判断し、冗長性があるパケットデータを破棄することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記送信装置は、前記時分割多重データのプロトコルを判断するプロトコル判別部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記制御部は、前記メモリ部のデータキューに応じて前記複製データの生成を制御することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記送信装置は、ISDN網を通じて前記時分割多重データを受信するものであり、前記ネットワークはIP網であることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記第1パケット処理部は、前記セグメントデータを多重化した後に前記パケットデータへ変換を行うことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記セグメントデータは前記パケットデータのペイロードに対応し、前記制御部は、前記セグメントデータを作成された順で複製データとするよう制御することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記受信装置は、前記送信装置の送信と前記受信装置の受信との時間の差分に基づいて遅延情報パケットを生成する第3パケット処理部をさらに有し、
前記送信装置は、前記遅延情報パケットを前記受信装置から受信するときに、前記遅延情報パケットに基づいて前記セグメントデータの多重度を算出する第4パケット処理部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。 - 前記第3パケット処理部は、前記送信装置の送信タイムスタンプと前記受信装置のパケットデータ受信時間との時間の差分に基づいて前記遅延情報パケットを生成することを特徴とする請求項12に記載のネットワークシステム。
- 前記第2パケット処理部は、前記パケットデータからヘッダ、タイムスタンプ、シーケンス番号を除去して、前記パケットデータを時分割多重データへ変換することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記受信装置は、前記第2パケット処理部が変換した時分割多重データを格納する第2メモリ部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
- 時分割多重データをパケット化したパケットデータをネットワークに送信する送信装置と、パケットデータを受信する受信装置と、前記送信装置と前記受信装置とを接続するネットワークとを用いる通信方法であって、
前記送信装置が受信する時分割多重データをセグメント化するステップと、
セグメント化されたセグメントデータを第1メモリ部に格納するステップと、
前記第1メモリ部から前記セグメントデータを読み出して複製データを生成するステップと、
第1パケット処理部により、前記セグメントデータを多重化してパケットデータへ変換するステップと、
前記パケットデータを送信装置からネットワークに送信するステップと、
前記ネットワークを介して受信装置が受信した前記パケットデータを、第2パケット処理部により時分割多重データへ変換するステップとを有することを特徴とする通信方法。 - 前記セグメントデータの多重度は可変的に設定されることを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
- 複製データは、前記セグメントデータの世代コピーデータであることを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
- 前記第2パケット処理部により、受信した前記パケットデータの冗長性の有無を判断することを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
- 前記第1パケット処理部により、前記セグメントデータを多重化した後に前記パケットデータへ変換することを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
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