JP2005184201A - Ip電話端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザーの満足する通話品質を保ちつつ、音声通信に必要なデータ量を従来よりも小さくすることで、回線使用効率を高める。
【解決手段】 IP電話端末100Aは、相手側へ統計情報収集パケットを送出するとともに、相手側から送られてくる統計情報収集パケットによって収集された統計情報を記録・蓄積する統計情報収集回路112と、統計情報収集回路112によって記録・蓄積された統計情報をもとに現在の通話品質を計算し、さらに現在の通話品質から未来の通話品質を推定する品質推定回路113と、品質推定回路113で推定された未来の通話品質に従って音声パケットの符号化方式や多重度を相手側にメッセージなどで通知すると共に、相手側から送られてくる統計情報に基づいて音声パケットの符号化方式や多重度を決定し、パケット化回路103やパケット多重化回路104に対して符号化方式や多重度を指示するモード変更回路114を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明はIP電話端末に関し、より詳細には、ユーザーの満足する通話品質を保ちつつ、回線使用効率を高めることが可能なIP電話端末に関する。
近年、インターネット、特にブロードバンドの急速な普及にともなって、IP電話が急速に普及してきている。IP電話は、VoIP(Voice over Internet Protocol)技術を用いたIPネットワーク上における音声通信サービスである。IP電話を利用すれば、長時間の通話や遠距離通話であっても通話コストを一定にすることができ、通話コストを大幅に削減することが可能となる。
このようなIP電話は、通常の電話に比べて音質が悪く、会話中に途切れたり、遅延が生じたりするなどの欠点があるが、通信回線の大容量・高品質化や音声圧縮技術の進歩などにより、こうした欠点は目立たなくなりつつある。
しかし、トラフィックの渋滞によるパケットの消失、音声遅延などの問題は十分に解消されていない。パケットの到達は100%保証されていないため、トラフィックの状況によってはユーザーに届く音声の品質が著しく悪化する可能性を有している。そのため、インターネット上のトラフィックに関する知識を持たないユーザーは、機器自体が故障または品質の悪い製品であるといった間違った判断をする可能性があり、最悪の場合、そのような状況に不快感を覚え、商品を返品するという事態も想定される。
そこで、通話状況を監視する手段を備えた他のIP電話端末も知られている(特許文献1参照)。このIP電話端末は、受信パケットの遅延、ジッター、データロス率の少なくとも一つを測定する測定手段と、この測定手段による測定結果から通信パケットのエラー率を監視する集計処理部と、集計処理部からの出力をもとにユーザーに対して報知するLCDモニターを備えている。LCDモニターにはIP電話を使用しているときのパケットの状況が表示されるので、ユーザーは通話状況を一目で確認することができる。
また、エンド・トゥ・エンドの品質測定が可能となるよう音声品質を測定する測定手段を備えたIP電話端末も知られている(特許文献2参照)。このIP電話端末によれば、計測専用の機器を要せず安価に品質測定管理ネットワークを構築することが可能であり、すべての端末間のネットワーク音声品質監視システムを安価に構築することができる。
特開2002−232475号公報 特開2003−244235号公報
上述したように、トラフィックの渋滞によるパケットの消失、音声遅延などによりIP電話の通話品質は低下し、IP電話の普及によりネットワーク上を流れる音声パケットが増加すれば、その影響はいっそう大きなものとなる。特に、比較的狭帯域である無線ネットワークを利用した無線IP電話においては、そのような問題が顕著である。そのため、通話品質を維持しつつ、ネットワークリソースを有効活用することが望まれている。
したがって、本発明の目的は、通話品質を維持しつつ、ネットワークリソースの有効活用により効率的な通話を実現することが可能なVoIP電話端末を提供することにある。
本発明の前記目的は、ネットワーク経由で音声通話を行うためのIP電話端末であって、音声信号を入力する音声入力手段と、前記音声信号を所定の符号化方式で符号化して音声パケットを生成するパケット化手段と、前記音声パケットを所定の多重度で多重化するパケット多重化手段と、多重化された前記音声パケットを前記ネットワーク上に送信する送信手段と、前記ネットワーク上の音声パケットを受信する受信手段と、前記音声パケットが多重化されている場合に当該音声パケットを分離するパケット分離手段と、分離された各音声パケットを前記符号化方式に対応する復号化方式で復号化して音声信号を再生するデパケット化手段と、前記音声信号を出力する音声出力手段と、通話品質を監視する通話品質監視手段と、前記通話品質に応じて前記符号化方式もしくは前記音声パケットの多重度またはこれら両方を変更するモード変更手段を有することを特徴とするIP電話端末によって達成される。
本発明によれば、VoIPサービスにおいて通話品質をリアルタイムに監視し、通話品質に応じて音声パケットの多重度および符号化/復号化方式(コーデック)を変更するので、通話品質を維持しつつ、ネットワークリソースの有効活用により効率的な通話を実現することが可能となる。
本発明の好ましい実施形態においては、マイクおよびアナログ音源回路が前記音声入力手段に、パケット化回路が前記パケット化手段に、パケット多重化回路が前記パケット多重化手段に、パケット送信回路が前記送信手段に、パケット受信回路が前記受信手段に、パケット分離回路が前記パケット分離手段に、揺らぎ吸収バッファおよびデパケット化回路が前記デパケット化手段に、アナログ音源回路およびスピーカーが前記音声出力手段に、統計情報収集回路および品質推定回路が前記通話品質監視手段に、モード変更回路が前記モード変更手段にそれぞれ対応している。
本発明の好ましい実施形態において、前記モード変更手段は、前記通話品質が高ければ高いほど前記音声パケットの多重度を大きく設定する。
本発明の好ましい実施形態において、前記モード変更手段は、前記通話品質が高ければ高いほどデータ圧縮率の高い符号化方式を採用する。
本発明の好ましい実施形態において、前記通話品質監視手段は、統計情報収集パケットから通話品質の指標であるR値を算出する。
本発明によれば、統計情報収集パケットから通話品質の基準であるR値を導き出すことによって、専用の測定器がなくてもソフトウェア的、統計的に通信品質を表すことができる。
以上説明したように、本発明によれば、多重化によって単一パケットに複数期間の音声データをまとめて送信するので、パケットのヘッダ部分の送出回数を少なくすることができる。したがって、通信回線の利用帯域を小さくすることができ、ネットワークリソースを効率よく使用することができる。特に、無線ネットワークのような狭帯域ネットワークに対して顕著な効果が得られ、ネットワーク帯域を一定とした場合には回線収容数を高めることができる。
また本発明によれば、コネクション確立後にも適宜コーデックを変更するので、音声データのペイロード部の送出バイト数を少なくすることができる。したがって、通信回線の利用帯域を小さくすることができ、ネットワーク帯域を一定とした場合には回線収容数を高めることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態にかかるIP電話端末の構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示されるように、IP電話端末100Aおよび100Bはネットワーク130を介して接続されている。IP電話端末100Aおよび100Bはともに同一の構成を有しているので、図1にはIP電話端末100Aの詳細な構成のみが示されている。
IP電話端末100Aは、音声入力用のマイク101と、音声信号を変調するアナログ音源回路102と、変調されたアナログ音声信号をデジタル変換しさらに所定の符号化方式に従って圧縮・符号化して、音声データをパケット化するパケット化回路103と、音声パケットをさらに所定の多重度で多重化するパケット多重化回路104と、多重化された音声パケットおよび後述する統計情報収集パケットをネットワーク130上へ送信するパケット送信回路105を備えている。パケット化回路103は、それぞれ、複数の符号化方式の中から任意の符号化方式を選択することができるように構成されている。符号化方式としては、たとえば、G711、G729などを採用することができる。
マイク101に入力された音声信号は、アナログ音源回路102で変調され、パケット化回路103で所定の符号化方式により圧縮・符号化され、これにより音声パケットが生成される。音声パケットは必要に応じてパケット多重化回路104で多重化され、パケット送信回路105を介してネットワーク130上に送出される。
IP電話端末100Aはまた、ネットワーク130から音声パケットおよび後述する統計情報収集パケットを受信するパケット受信回路106と、パケット受信回路106によって受信された多重化された音声パケットを単一の音声パケットに分離するパケット分離回路107と、ネットワーク130上で発生したパケット遅延揺らぎを吸収しパケット順序逆転を音声発生順に並び替える揺らぎ吸収バッファ108と、音声パケットを前述した符号化方式に対応する復号化方式に従って伸張・復号化しさらにアナログ変換して、音声パケットをデパケット化するデパケット化回路109と、アナログ音声信号を復調するアナログ音源回路110と、音声出力用のスピーカー111を備えている。デパケット化回路109は、G711やG729など、前述した複数の符号化方式に対応する復号化方式を選択することができるように構成されている。
IP電話端末100Aを宛先とする音声パケットはパケット受信回路106で受信される。受信された音声パケットが多重化されている場合には、パケット分離回路107によって単一の音声パケットに分離される。さらに、揺らぎ吸収バッファ108によってパケットの揺らぎが吸収され、音声パケットの到達順序が逆転している場合には音声発生順に並び替えられる。そして、音声パケットはデパケット化回路109によって所定の復号化方式に従って伸張・復号化され、これにより音声データが再生される。音声データはアナログ音源回路110で復調されて、スピーカー111から音声が出力される。
本実施形態にかかるIP電話端末100Aはさらに、統計情報収集回路112と、品質推定回路113と、モード変更回路114を備えている。統計情報収集回路112は、相手側(ここではIP電話端末B)へ統計情報収集パケットを送出するとともに、相手側から送られてくる統計情報収集パケットによって収集された統計情報を記録・蓄積する。品質推定回路113は、統計情報収集回路112によって記録・蓄積された統計情報をもとに現在の通話品質を計算し、さらに現在の通話品質から未来の通話品質を推定する。モード変更回路114は、品質推定回路113で推定された未来の通話品質に従って音声パケットの符号化方式や多重度を音声パケット化回路103やパケット多重化回路104に対してそれぞれ指示する。
通話品質の指標としては、たとえばR値を採用することができる。R値は、ITU−T勧告G.107によって定められている通話品質の指標であって、パケットロス率、片側遅延、周回遅延などによって定義されるものである。詳細には、
R=Ro−Is−Id−Ie,eff+A
として定義される。ここで、Roは回線雑音、送受話室内騒音、加入者線雑音による主観品質劣化であり、IsはOLR(ラウドネス)、側音、量子化歪による主観品質劣化であり、Idは送話者エコー、受話者エコー、絶対遅延による主観品質劣化であり、Ie,effは、低ビットレート符号化、パケット/セル損失などによる主観品質劣化であり、Aは移動体通信が利用者に与える利便性を補完する式である。
統計情報収集パケットは、音声パケットとは別に、パケット送信回路105からネットワーク130上に定期的に送信される。統計情報収集パケットはネットワーク130を経由してIP電話端末100B側で受信される。IP電話端末100Bは、統計情報収集パケットから通話品質に関する統計情報を収集・蓄積する。また、IP電話端末100Aは、IP電話端末100Bから送信された統計情報収集パケットから現在のR値を算出し、さらに現在のR値が適切でない場合には、符号化方式またはパケットの多重度の変更を行った場合に得られるであろうR値を推定する。そして、この推定R値に基づいて最適な符号化方式および多重度が決定される。
次に、図2を参照しながら、IP電話端末100Aおよび100Bの動作について説明する。
図2は、IP電話端末100A、100B間の通信手順を示すシーケンス図である。
図2に示されるように、まずIP電話端末100Aは、所定の符号化方式で符号化され、かつ所定の多重度で多重化された音声パケットを生成し、IP電話端末100Bへ送信する。コネクション確立後の最初の音声パケットの送信では、トラフィックの状況が分からないため、できるだけ高品質な符号化方式を採用し、かつ多重化することなくパケットを送信することが好ましい。たとえば、本実施形態においては、G711で符号化された音声パケットが1パケットずつ送信される。すなわち、音声信号は20ms単位でパケット化され、これにIPヘッダ、UDPヘッダ、RTPヘッダなどの所定のヘッダが付加されて、20ms間隔でネットワーク130上に順次送出される(S201〜S203)。この音声パケットはIP電話端末100B側で受信される。
IP電話端末100Aは、音声パケットの送信中にSR(Sender Report)と呼ばれる統計情報収集パケットをIP電話端末100Bへ定期的に送信する(S204)。SRは、インターバル期間内に音声パケット等を送信した場合に発行されるパケットであり、送信者情報と報告ブロックから構成される。送信者情報には送信パケット数、送信バイト数などの送信側のパケット送信情報が格納されており、報告ブロックには累計パケット廃棄数などのパケット受信情報が格納されている。
一方、IP電話端末100Bは、音声パケットの受信中にRR(Receiver Report)と呼ばれる統計情報収集パケットを送信する(S205)。RRは、インターバル期間内に音声パケット等を送信していない場合に発行されるパケットであり、報告ブロックのみから構成される。報告ブロックの内容はSRのものと同様である。
IP電話端末100Aは、IP電話端末100Bから送信されたRRに基づいて現在のR値を計算する。そして、現在のR値から符号化方式およびパケットの多重度をそれぞれ変更した場合に得られるであろうR値を推定し、最適なR値となるように符号化方式および音声パケットの多重度を変更する(S206)。たとえば、本実施形態において、符号化方式はG711がそのまま採用され、音声パケットの多重度は“3”に変更される。
その後、IP電話端末100Aは、G711で符号化され、多重度“3”で多重化された音声パケットを送信する。音声信号は20ms毎にパケット化された後、3つの音声パケットが一つにまとめられ、当該パケットにヘッダが付加されてネットワーク130上に順次送出される(S207、S209、S210)。換言すれば、60msの長さを有する音声パケットにヘッダが付加されてネットワーク130上に順次送出される。よって図2に示されるように、音声パケットは60ms毎に送出されることになる。
宛先のIP電話端末100Bでは、その多重化された音声パケットが受信される。IP電話端末100Bは、最初に受信した音声パケットから変更後の符号化方式および多重度を判定し、音声パケットの符号化・復号化方式およびパケットの分離度を変更する(S207)。ここでは音声パケットの分離度が“3”に変更され、その後、受信パケットは順次分離され、復号化される。
表1は、音声パケットの圧縮比および多重比を示す表である。ここでは、符号化方式としてG711とG729の2種類を示している。
Figure 2005184201
表1に示されるように、符号化方式としてG711を採用した場合には、音声信号が20ms単位で切り出され、64kbpsのサンプリングレートで符号化される。よって、1秒間当りの全データ長は10000バイト(ヘッダ長は2000バイト、ペイロード長は8000バイト)となり、1秒間に生成されるパケットの数は50個となる。一方、符号化方式としてG729を採用した場合には、音声信号が20ms単位で切り出され、8kbpsのサンプリングレートで符号化される。よって、1秒間当りの全データ長は3000バイト(ヘッダ長は2000バイト、ペイロード長は1000バイト)となり、パケットの数は50個となる。G711のサンプリングレートは64kbpsであるのに対し、G729のサンプリングレートは8kbpsであるから、G729よりもG711のほうが高品質な通話を提供することができる。
ここで、無多重の音声パケットの長さはG711、G729ともに20msであるから、多重度“2”の音声パケットの長さは40msとなり、多重度“3”の音声パケットの長さは60msとなり、多重度“4”の音声パケットの長さは80msとなる。よって、G711で圧縮・符号化された無多重の音声パケットに対するG711で符号化された各多重度の音声パケットの通信の効率度は、それぞれ、90%、87%、80%となる。また、G711で圧縮・符号化された無多重の音声パケットに対するG729で符号化された各多重度の音声パケットの通信の効率度は、それぞれ、30%、20%、17%および15%となる。
したがって、たとえば、トラフィックが空いており通話品質が良好な場合には、G711で符号化された音声パケットを4多重化して送信すれば、多重化しない場合と比べると通信の効率度を85%にすることができ、回線使用効率を高めることができる。
また、たとえば、トラフィックが空いており通話品質が良好な場合には、G729で符号化された音声パケットを4多重化して送信すれば、多重化しない場合と比べると通信の効率度を50%にすることができ、回線使用効率を高めることができる。
さらにまた、トラフィックが空いており通話品質が良好な場合には、G729で符号化された音声パケットを多重化することなく送信すれば、G711で多重化しない場合と比べると通信の効率度を30%にすることができ、回線使用効率を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、多重化によって単一パケットに複数期間の音声データをまとめて送信するので、パケットのヘッダ部分の送出回数を少なくすることができる。したがって、通信回線の利用帯域を小さくすることができ、通信回線を効率的に使用することができる。特に、無線ネットワークのような狭帯域ネットワークに対して顕著な効果が得られ、ネットワーク帯域を一定とした場合には回線収容数を高めることができる。
また本実施形態によれば、コネクション確立後に適宜コーデックおよび多重度を変更するので、音声データのペイロード部の送出バイト数を少なくすることができる。したがって、通信回線の利用帯域を小さくすることができ、ネットワーク帯域を一定とした場合には回線収容数を高めることができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更を加えることが可能であり、これらも本発明の範囲に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記実施形態においては、コーデックとしてG711やG729を用いた場合について説明したが、本発明においては、たとえばGSM、GSM−FEなど、種々のコーデックを採用することが可能である。また、トラフィックの状況が変化した場合に、符号化方式よりもパケットの多重度を優先的に変更してもよく、パケットの多重度よりも符号化方式を優先的に変更してもよい。たとえば、最初に符号化方式をG711、音声パケットの多重度を“1”として通信を開始した後、R値が満足いくものであれば、まず符号化方式をG729に変更し、それでもなおR値が満足いくものであれば、音声パケットの多重度を段階的に高めていくことも可能である。
また、前記実施形態においては、通話品質の指標としてR値を採用し、統計情報収集回路112が一定周期に更新する統計情報から現在のR値を計算し、今後行おうとする最適な多重化または符号化方式による推定R値を計算して、音声パケットの多重化を行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、統計情報から単独のパケットロス率、片側遅延、または周回遅延を計算することによって、今後行おうとする最適な多重化またはコーデックの決定を行ってもよい。
また、前記実施形態にかかるIP電話端末は、固定電話としての使用に限定されるものではなく、移動体通信、すなわち携帯電話としての使用も可能である。本発明によれば、ユーザーの満足する通話品質を維持しつつ、ネットワークリソースの有効活用を図ることが可能であるから、帯域が狭くしかも不安定な無線ネットワークに対して極めて有効である。無線IP電話端末が実現されれば、本発明の活用が期待できる。
図1は、本発明の好ましい実施形態にかかるIP電話端末の構成を概略的に示すブロック図である。 図2は、IP電話端末100A、100B間の通信手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
100A IP電話端末
100B IP電話端末
101 マイク
102 アナログ音源回路
103 パケット化回路
104 パケット多重化回路
105 パケット送信回路
106 パケット受信回路
107 パケット分離回路
108 揺らぎ吸収バッファ
109 デパケット化回路
110 アナログ音源回路
111 スピーカー
112 統計情報収集回路
113 品質推定回路
114 モード変更回路
130 ネットワーク

Claims (4)

  1. ネットワーク経由で音声通話を行うためのIP電話端末であって、
    音声信号を入力する音声入力手段と、
    前記音声信号を所定の符号化方式で符号化して音声パケットを生成するパケット化手段と、
    前記音声パケットを所定の多重度で多重化するパケット多重化手段と、
    多重化された前記音声パケットを前記ネットワーク上に送信する送信手段と、
    前記ネットワーク上の音声パケットを受信する受信手段と、
    前記音声パケットが多重化されている場合に当該音声パケットを分離するパケット分離手段と、
    分離された各音声パケットを前記符号化方式に対応する復号化方式で復号化して音声信号を再生するデパケット化手段と、
    前記音声信号を出力する音声出力手段と、
    通話品質を監視する通話品質監視手段と、
    前記通話品質に応じて前記符号化方式もしくは前記音声パケットの多重度またはこれら両方を変更するモード変更手段を有することを特徴とするIP電話端末。
  2. 前記モード変更手段は、前記通話品質が高ければ高いほど前記音声パケットの多重度を大きく設定することを特徴とする請求項1に記載のIP電話端末。
  3. 前記モード変更手段は、前記通話品質が高ければ高いほどデータ圧縮率の高い符号化方式を採用することを特徴とする請求項1または2に記載のIP電話端末。
  4. 前記通話品質監視手段は、統計情報収集パケットから通話品質の基準であるR値を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のIP電話端末。
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JP2010288277A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Ntt Docomo Inc ユーザ体感品質の測定に基づく符号化方法、端末およびシステム

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