JP6154595B2 - 回線エミュレーションシステム、装置および方法 - Google Patents

回線エミュレーションシステム、装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、回線エミュレーションシステム、装置および方法に関し、特に、収容したTDM(Time Division Multiplexing)回線の信号をパケットネットワーク上で透過的に伝送する回線エミュレーションシステム、装置および方法に関する。
通信網の基幹ネットワークは、通信品質、信頼性およびセキュリティを向上させたパケットネットワークへと進化している。そして、音声、データ、静止画像および動画像等を用いた多彩な通信サービスを、パケットネットワーク上に統合して提供する方向でさまざまな技術が提案されている。なお、パケットネットワークとしては、広域Ethernet(登録商標)、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)、IP(Internet Protocol)等がある。
しかし、TDM(Time Division Multiplexing)装置やATM(Asynchronous Transfer Mode)装置のような回線交換をベースとした技術にもとづく装置(レガシー系ネットワーク装置)が、通信事業者網内や企業網内に多数存在することも事実である。従って、通信網のオールパケット化に移行する過程において、これらのレガシー系ネットワーク装置を有効に活用するための技術が提案されている。
CESoPSN(Circuit Emulation Service over Packet Switched Network)は、TDMのビットストリームをパケットネットワーク上で透過的に伝送するための技術である。そして、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request For Comments)5086で、TDM回線の信号をパケットネットワーク上で伝送するためのカプセル化する仕様が規定されている。つまり、CESoPSNにより、パケットネットワーク内を擬似回線(pseudo-wire)で接続し、TDM回線の信号をパケットにカプセル化して送受信する回線エミュレーションが実現される。
このような回線エミュレーションに関する技術が特許文献1乃至4に開示されている。
特許文献1は、TDM回線を複数収容したパケットを伝送する装置において、TDM回線に未使用のタイムスロットが存在したとしてもパケットのペイロードに無意味なデータを格納することのない伝送装置に関する技術を開示する。この技術による伝送装置は、送信側と受信側の双方の伝送装置において未使用の回線に関する情報を格納している。送信側の伝送装置は、この未使用回線情報を参照して、規格に準拠したパケットを送受信するネットワークから受信したパケットから未使用のTDM回線に対応するペイロード情報を削除し、規格外の圧縮パケットを生成して受信側の伝送装置に送信する。また、受信側の伝送装置においては、送信元の伝送装置から受信したパケットが未使用回線を削除されたパケットであれば、未使用回線情報を参照してこの受信パケットから削除された未使用回線の情報を復元して規格に準拠したパケットを生成する。このように、未使用の回線を通常のパケットから削除して伝送することにより、パケット網内のパケット転送の効率化および帯域有効利用を図ることができる。
特許文献2は、複数のTDM回線のうち同一宛先のTDM回線のTDMデータをペイロードに束ねた多重パケットを生成する回線エミュレーション装置に関する技術を開示する。この回線エミュレーション装置は、TDM回線の各々の宛先となるパケット網上の他の回線エミュレーション装置のアドレスを参照して、同一の宛先アドレスとなるTDM回線のTDMデータを束ねたペイロードを生成する。そして、そのペイロードに宛先アドレスを含むヘッダを付与した多重パケットを生成してパケット網に送信する。これにより、パケット網内に送信されるパケット数を削減して、パケット転送の効率化およびネットワーク帯域の有効利用を達成することができる。
特許文献3は、収容したTDM回線を増減設した場合でも増減設後のTDM回線登録情報をあらかじめ記憶する必要がないパケットエミュレーション装置に関する技術を開示する。複数のTDMデータをまとめて収容するパケットを送受信するときに、パケットエミュレーション装置に収容したTDM回線を増減設すると、パケットに収容されるTDMデータの数とサイズおよび配列順が変わる。このパケットエミュレーション装置は、TDMデータにバーチャルコンテナ単位およびチャネル単位にポート番号を割り振り、送信側と受信側の双方の装置においてTDMデータとUDP(User Datagram Protocol)ポート番号および回線速度との対応関係を記憶する。送信側装置がUDPポート番号と回線速度を受信側装置に送信すると、受信側装置は、記憶している対応関係を基に、受信したUDPポート番号および回線速度に対応するTDMデータを判別する。そして、受信側装置は、判別した結果を基にTDM回線登録情報を更新し、更新したTDM回線登録情報に基づいてTDMデータを時分割多重信号として送信する。
特許文献4は、TDM信号をパケットに効率良く収容し、回線の瞬断を伴わずに回線の増設を可能にする回線エミュレーション装置を開示する。この回線エミュレーション装置において、送信側装置は、増設前の回線で伝送されたTDM信号を変換して生成された旧パケットと増設後の回線で伝送されたTDM信号を変換して生成された新パケットとをパケット網に並列に送信する。そして、受信側装置は、回線増設に応じた受信制御に従って、受信パケットから旧パケットまたは新パケットのいずれか一方を選択して時分割多重信号を再生する。
特開2011-234162号公報 特開2011-010173号公報 特開2008-278426号公報 特開2008-135819号公報
CESoPSNによる回線エミュレーション装置において、この回線エミュレーション装置に収容されるTDM回線の増設や削除にともなって回線構成が変更されると、時分割多重/分離やパケット生成/分離にかかわる設定の変更が生じる。時分割多重/分離を行うTSW(Time division Switch)機能部ではタイムスロットへの回線割り当てが変更される。また、パケット生成/分離を行うCESoPSN機能部ではパケット/デパケット化とその多重/分離にかかわる設定の変更が生じる。これは、特に、複数のTDM回線を多重化し、しかもオーバヘッドの節約のために、使用するチャネルのみをパケット化して送受信するような場合に考慮すべき課題である。つまり、TDM回線の使用チャネルを増減すると、タイムスロットとチャネル番号との対応が変わり、パケット化した際のペイロード内におけるバイト位置とTDM回線のチャネル番号との対応が変わってしまう。
このようなTSW機能部の設定変更とCESoPSN機能部の設定変更はそれぞれ個別に行われる。また、回線構成の変更に際しては、送信側と受信側の各回線エミュレーション装置において設定変更の時間差が生じ、パケットネットワーク内には旧回線構成の設定で生成されたパケットが滞留する。このような状況下において、無秩序に回線構成の変更にかかわる設定変更を実施すると、実際に送受信されているパケットの内容と、各回線エミュレーション装置で実行するパケット/デパケット化およびその多重/分離にかかわる設定との不整合が生じてしまう。その結果、実際に送受信されているパケットの内容と送受信の各回線エミュレーション装置における設定との整合がとれるようになるまでの間、同一パケット内に収容されている回線変更の対象外の運用回線を瞬断させてしまう。
そのため、回線エミュレーション装置に収容するTDM回線の回線構成変更を行う際に、システム運用者またはユーザは、回線停止申請を行い、対応となる回線の未使用時間帯に回線構成の変更切替えを行う運用方法をとる場合が多い。従って、回線エミュレーション装置に収容するTDM回線の構成変更を行うに際して無瞬断にて構成変更ができる仕組みが望まれる。
特許文献1と2は、パケット網内を転送するパケット量を削減してパケット転送の効率化および帯域有効利用を図ることに関する技術であるが、回線を瞬断させることなく回線構成を変更することは考慮されていない。
特許文献3は、収容するTDM回線を増減設する際の技術であって、増減設の際に増減設後のTDM回線登録情報をあらかじめ記憶する必要がないパケットエミュレーションを開示する。この技術は、回線構成変更に関する情報をあらかじめ記憶することなく回線構成変更を実現させることに特徴を有し、回線を瞬断させることなく回線構成を変更することには言及していない。
特許文献4は、瞬断を伴わずにTDM回線の増設を可能にする回線エミュレーション装置を開示する。しかし、特許文献4が開示する回線エミュレーション装置は、増設前の回線構成で生成された旧パケットと増設後の回線構成で生成された新パケットとをパケット網に並列に送信しなければならない。そのため、この技術は、変更すべき回線数が多い場合には、パケット網にかかる負荷が大きくなり、ジッタ変動幅増加の要因となる。その結果、ネットワークへの性能要求が高くなり、コスト増の要因となるという課題がある。
上記の課題に鑑み、本発明は、パケットネットワークに負荷をかけることなく、また、回線を瞬断させることなく、収用するTDM回線の回線構成を変更することができる回線エミュレーションシステム、装置および方法を提供する。
上記の目的を実現するために、本発明の一形態である回線エミュレーションシステムは、TDM(Time Division Multiplexing)回線を収容し、パケットネットワーク内を擬似回線で接続して前記TDM回線の信号をパケットにカプセル化して送受信する回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する監視制御手段と、前記回線エミュレーション装置であって、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第1の設定レジスタと、構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第2の設定レジスタとを含む送信側回線エミュレーション装置と、前記回線エミュレーション装置であって、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第3の設定レジスタと、構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第4の設定レジスタとを含む受信側回線エミュレーション装置とを含み、前記監視制御手段は、前記TDM回線の回線構成を変更するにあたって、前記送信側回線エミュレーション装置の前記第2の設定レジスタと、前記受信側回線エミュレーション装置の前記第4の設定レジスタに、前記TDM回線の変更後の回線構成情報を設定し、前記送信側回線エミュレーション装置は、前記監視制御手段から前記TDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替えて使用し、前記TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与したパケットを生成して前記パケットネットワークに送信し、前記受信側回線エミュレーション装置は、前記パケットネットワークから受信したパケットに前記回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用することを特徴とする。
また、本発明の他の形態である回線エミュレーション装置は、収容するTDM(Time Division Multiplexing)回線の運用中の回線構成情報を設定する第1の設定レジスタと、構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第2の設定レジスタとを含み、パケットネットワーク内を擬似回線で接続して前記TDM回線の信号をパケットにカプセル化して送信する送信側回線エミュレーション手段と、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第3の設定レジスタと、構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第4の設定レジスタとを含み、前記パケットネットワークからカプセル化したパケットを受信して前記TDM回線の信号を出力する受信側回線エミュレーション手段とを含み、前記送信側回線エミュレーション手段は、回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する監視制御手段から前記TDM回線の変更後の回線構成情報を受信すると、受信した変更後の回線構成情報を前記第2の設定レジスタに設定する送信側レジスタ設定手段と、前記監視制御手段から、前記TDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替え、前記パケットネットワークに送信するパケットに、前記TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与する送信側レジスタ設定切替手段とを含み、前記受信側回線エミュレーション手段は、前記監視制御手段から前記TDM回線の変更後の回線構成情報を受信すると、受信した変更後の回線構成情報を前記第4の設定レジスタに設定する受信側レジスタ設定手段と、前記パケットネットワークから受信したパケットに前記回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替える受信側レジスタ設定切替手段とを含むことを特徴とする。
さらに、本発明の他の形態である回線エミュレーション方法は、TDM(Time Division Multiplexing)回線を収容し、パケットネットワーク内を擬似回線で接続して前記TDM回線の信号をパケットにカプセル化して送受信する回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する監視制御手段が、前記TDM回線の回線構成を変更するにあたって、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第1の設定レジスタと構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第2の設定レジスタとを含む送信側回線エミュレーション装置の前記第2の設定レジスタと、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第3の設定レジスタと構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第4の設定レジスタとを含む受信側回線エミュレーション装置の前記第4の設定レジスタに、前記TDM回線の変更後の回線構成情報を設定し、前記送信側回線エミュレーション装置が、前記監視制御手段から前記TDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替えて使用し、前記TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与したパケットを生成して前記パケットネットワークに送信し、前記受信側回線エミュレーション装置が、前記パケットネットワークから受信したパケットに前記回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用することを特徴とする。
本発明は、パケットネットワークに負荷をかけることなく、また、回線を瞬断させることなく、回線エミュレーション装置に収容するTDM回線の回線構成を変更することができる。
本発明の第1の実施形態の回線エミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の回線エミュレーション装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の回線エミュレーション方法の動作を示すフロー図である。 第2の実施形態である複合多重伝送装置の構成を示すブロック図である。 監視制御端末が各複合多重伝送装置内の設定レジスタの待機側レジスタに変更後回線構成情報を書き込む様子を示す模式図である。 監視制御端末が送信側複合多重伝送装置に変更トリガ通知を送り、各複合多重伝送装置内の設定レジスタが待機側レジスタに切り替わる様子を示す模式図である。 監視制御端末から変更トリガ通知を受けて、送信側および受信側の複合多重伝送装置において設定レジスタを順次切り替える動作を示すフロー図である。 送信側複合多重伝送装置で実施する設定レジスタを切り替える前の時分割多重部とパケット生成部による信号の多重化動作を示すタイミングチャートである。 送信側複合多重伝送装置で実施する設定レジスタを切り替えた後の時分割多重部とパケット生成部による信号の多重化動作を示すタイミングチャートである。 パケットに付加する変更フラグの設定例を示すパケットフォーマット図である。 受信側複合多重伝送装置で実施する信号の分離動作を示すタイミングチャートである。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、実施の形態は例示であり、開示する発明は以下の実施の形態の構成には限定されない。
まず、図1、図2および図3を参照して、本発明の基本実施形態である第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の回線エミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の回線エミュレーションシステムは、送信側回線エミュレーション装置1、受信側回線エミュレーション装置2および、監視制御手段3を含んで構成される。
なお、回線エミュレーション装置はTDM(Time Division Multiplexing)回線を収容し、パケットネットワーク内を擬似回線で接続してTDM回線の信号をパケットにカプセル化して送受信する装置である。
送信側回線エミュレーション装置1は、運用中のTDM回線の回線構成情報を設定する第1の設定レジスタ11と、構成を変更した後のTDM回線の回線構成情報を設定する第2の設定レジスタ12とを含む。
受信側回線エミュレーション装置2は、運用中のTDM回線の回線構成情報を設定する第3の設定レジスタ21と、構成を変更した後のTDM回線の回線構成情報を設定する第4の設定レジスタ22とを含む。
監視制御手段3は、回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する。そして、監視制御手段3は、TDM回線の回線構成を変更するにあたって、送信側回線エミュレーション装置1の第2の設定レジスタ12と、受信側回線エミュレーション装置2の第4の設定レジスタ22に、TDM回線の変更後の回線構成情報を設定する。
送信側回線エミュレーション装置1は、監視制御手段3からTDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を第1の設定レジスタ11から第2の設定レジスタ12に切り替えて使用する。そして、送信側回線エミュレーション装置1は、TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与したパケットを生成してパケットネットワークに送信する。
受信側回線エミュレーション装置2は、パケットネットワークから受信したパケットに回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を第3の設定レジスタ21から第4の設定レジスタ22に切り替えて使用する。
図2は、本発明の第1の実施形態の回線エミュレーション装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の回線エミュレーション装置10は、送信側回線エミュレーション手段101と受信側回線エミュレーション手段102を含んで構成される。
送信側回線エミュレーション手段101は、第1の設定レジスタ1011、第2の設定レジスタ1012、送信側レジスタ設定手段1013および送信側レジスタ設定切替手段1014を含む。送信側回線エミュレーション手段101は、パケットネットワーク内を擬似回線で接続してTDM(Time Division Multiplexing)回線の信号をパケットにカプセル化して送信する。
第1の設定レジスタ1011は、収容するTDM回線の運用中の回線構成情報を設定するレジスタである。第2の設定レジスタ1012は、構成を変更した後のTDM回線の回線構成情報を設定するレジスタである。
送信側レジスタ設定手段1013は、回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する監視制御手段(不図示)からTDM回線の変更後の回線構成情報を受信すると、受信した変更後の回線構成情報を第2の設定レジスタ1012に設定する。
受信側回線エミュレーション手段102は、第3の設定レジスタ1021、第4の設定レジスタ1022、受信側レジスタ設定手段1023および受信側レジスタ設定切替手段1024を含む。受信側回線エミュレーション手段102は、パケットネットワークからカプセル化したパケットを受信して前記TDM回線の信号を出力する。
第3の設定レジスタ1021は、運用中のTDM回線の回線構成情報を設定するレジスタである。第4の設定レジスタ1022は、構成を変更した後のTDM回線の回線構成情報を設定するレジスタである。
受信側レジスタ設定手段1023は、監視制御手段(不図示)からTDM回線の変更後の回線構成情報を受信すると、受信した変更後の回線構成情報を第4の設定レジスタ1022に設定する。
送信側レジスタ設定切替手段1014は、監視制御手段(不図示)からTDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を第1の設定レジスタ1011から第2の設定レジスタ1012に切り替える。そして、送信側レジスタ設定切替手段1014は、パケットネットワークに送信するパケットに、TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与する。
受信側レジスタ設定切替手段1024は、パケットネットワークから受信したパケットに回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を第3の設定レジスタ1021から第4の設定レジスタ1022に切り替える。
図3は、本発明の第1の実施形態の回線エミュレーション方法の動作を示すフロー図である。第1の実施形態の回線エミュレーション方法は次のように動作する。
監視制御手段は、TDM(Time Division Multiplexing)回線を収容し、パケットネットワーク内を擬似回線で接続してTDM回線の信号をパケットにカプセル化して送受信する回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する手段である。
監視制御手段が、TDM回線の回線構成を変更するにあたって、各回線エミュレーション装置の変更後の回線構成を設定する設定レジスタに、変更後の回線構成情報を設定する(S101)。
送信側回線エミュレーション装置は、運用中のTDM回線の回線構成情報を設定する第1の設定レジスタと、構成を変更した後のTDM回線の回線構成情報を設定する第2の設定レジスタとを含む。また、受信側回線エミュレーション装置は、運用中のTDM回線の回線構成情報を設定する第3の設定レジスタと、構成を変更した後のTDM回線の回線構成情報を設定する第4の設定レジスタとを含む。
送信側回線エミュレーション装置が、監視制御手段からTDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を、変更後の回線構成情報を設定する設定レジスタに切り替える(S102)。つまり、回線構成の運用情報は、第1の設定レジスタから第2の設定レジスタに切り替えられる。
そして、送信側回線エミュレーション装置が、TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与したパケットを生成してパケットネットワークに送信する(S103)。
受信側回線エミュレーション装置が、パケットネットワークから受信し、そのパケットに回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を、変更後の回線構成情報を設定する設定レジスタに切り替える(S104)。つまり、回線構成の運用情報は、第3の設定レジスタから第4の設定レジスタに切り替えられる。
以上のように、第1の実施形態では、あらかじめ変更後の回線構成情報を待機用の設定レジスタに設定しておく。そして、回線構成を変更する際には、データの流れの上流側から下流側に向かって順次設定を変更する。つまり、データの送信側の装置において回線構成の運用情報の切り替えを行い、回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与したパケットを送信して受信側に通知する。受信側では、受信したパケットに回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報の切り替えを行う。このような構成により、設定変更後の送信側と受信側の回線エミュレーション装置間に、回線構成変更前の情報に基づくパケットの滞留が無くなり、同一パケットに収容されている他運用回線に影響を与えることもない。そのため、パケットネットワークに負荷をかけることなく、また、回線を瞬断させることなく、回線エミュレーション装置に収容するTDM回線の回線構成を変更することができる。
次に、第2の実施形態を説明する。
図4は、第2の実施形態である複合多重伝送装置の構成を示すブロック図である。
複合多重伝送装置20の送信側ブロック21は、インタフェース受信部211、時分割多重部212およびパケット生成部213を含む構成となっている。また、複合多重伝送装置20の受信側ブロック22は、インタフェース送信部221、時分割分離部222およびパケット分離部223を含む構成となっている。
インタフェース受信部211は、複合多重伝送装置20に収容する複数の端末1、端末2〜端末nの各回線を接続し、端末から送信される多種多様なインタフェース信号を受信する。そして、各端末のインタフェース信号を当該装置内で使用する共通のデジタル信号のデータフォーマットに変換する機能を備える。インタフェース信号としては、例えば、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)のGシリーズ、VシリーズおよびXシリーズの規格に準拠した信号がある。
時分割多重部212は、インタフェース受信部211が出力する各端末対応のデータを時分割多重して回線単位にまとめる機能を備える。時分割多重部212は、TSW(Time division Switch)を備え、インタフェース受信部211側のチャネルと多重化されたタイムスロット位置とを任意に対応させることができる。
パケット生成部213は、時分割多重部212が出力する回線単位の信号をフレーム多重して回線エミュレーションデータパケットに変換する。そして、パケットネットワークで使用されるプロトコルに従ってカプセル化を行って、パケットネットワークに出力する機能を備える。
一方、受信側ブロック22は、カプセル化されたパケットをパケットネットワークから受信し、送信側ブロック21と逆の動作を行って、各端末にインタフェース信号を出力する。
パケット分離部223は、カプセル化されたパケットのカプセルを解除し、パケットのフレーム多重を解除して回線単位の時分割多重信号として出力する機能を備える。
時分割分離部222は、パケット分離部223が出力した回線単位の時分割多重信号の時分割分離を行い、各端末に対応する装置内フレームデータを出力する機能を備える。時分割分離部222は、時分割多重部212と同様にTSW(Time division Switch)を備え、多重化されたタイムスロット位置とインタフェース送信部221側のチャネルとを任意に対応させることができる。
インタフェース送信部221は、複合多重伝送装置20に収容する複数の端末1、端末2〜端末nの各回線を接続し、時分割分離部222が出力した装置内フレームデータを、端末に対応するインタフェース信号に変換して出力する機能を備える。インタフェース信号は、前述したように、ITU−TのGシリーズ、VシリーズおよびXシリーズの規格に準拠した信号が例示される。
また、インタフェース受信部211、時分割多重部212、パケット生成部213、インタフェース送信部221、時分割分離部222およびパケット分離部223は、それぞれ設定レジスタを備えている。設定レジスタは、複合多重伝送装置20に収容する端末(TDM回線)の回線構成情報を設定するレジスタである。
インタフェース受信部211およびインタフェース送信部221が備える設定レジスタには、収容するTDM回線のチャネルの使用状況が設定される。例えば、Gシリーズの1.5Mbpsの回線は64kbpsのチャネルが24チャネルで構成される。このGシリーズの1.5Mbpsの回線を収容する場合、設定レジスタには、これらの24チャネルの各チャネルの使用/未使用が定義される。
時分割多重部212および時分割分離部222が備える設定レジスタには、収容するTDM回線の回線番号およびチャネル番号と、多重化されたタイムスロット位置との対応関係が設定される。つまり、どの回線のどのチャネルが、多重化されたタイムスロットのどの位置に対応しているかを示す。なお、前述したように、時分割多重部212および時分割分離部222はTSWを備えており、チャネルとタイムスロットの位置との対応を任意に変える多重または分離が可能になっている。
パケット生成部213およびパケット分離部223が備える設定レジスタには、多重化されたタイムスロット(チャネル)とパケットの生成またはパケットの分離との関連が設定される。例えば、パケットネットワークがIP網である場合、自IPアドレス、相手先IPアドレス、相手先ポート番号、自ポート番号およびMAC(Media Access Control)アドレス等の情報が、パケットの生成またはパケットの分離に必要となる。そして、同一相手先IPアドレスの同一ポート番号に対応するタイムスロットが同一パケットのペイロードに収容される。そのため、どのパケットにはどのタイムスロットが収容されるのかを示す対応情報と、各パケットにおけるタイムスロットとペイロードとの対応情報が設定される。
時分割多重部212、パケット生成部213、時分割分離部222およびパケット分離部223は、それぞれ2面の設定レジスタを備える。1面には現在運用中の回線構成の情報が設定され、他の1面には回線構成を変更するときに、変更後の回線構成に関する情報が設定される。図4において、各設定レジスタの参照符号の末尾がAの設定レジスタは現在運用中の回線構成が設定されているレジスタで、参照符号の末尾がBの設定レジスタは変更後の回線構成を設定するレジスタ(待機側レジスタという)としている。
なお、インタフェース受信部211とインタフェース送信部221は、各端末に対応する回路に1面の設定レジスタを備え、現在運用中の回線構成の情報が設定されている。これは、端末のチャネルはそれぞれ独立しており、他チャネルの変更が影響を与えないので、設定レジスタは1面のみ備えればよいからである。
さらに、時分割多重部212、パケット生成部213、時分割分離部222およびパケット分離部223は、それぞれ制御回路を備える。制御回路の動作は後述するが、第1の実施形態の送信側/受信側レジスタ設定手段や送信側/受信側レジスタ設定切替手段に相当する制御を実行する。
次に、図5、図6および図7を参照して、第2の実施形態の動作を説明する。
図5は、監視制御端末が各複合多重伝送装置内の設定レジスタの待機側レジスタに変更後回線構成情報を書き込む様子を示す模式図である。
図6は、監視制御端末が送信側複合多重伝送装置に変更トリガ通知を送り、各複合多重伝送装置内の設定レジスタが待機側レジスタに切り替わる様子を示す模式図である。
図7は、監視制御端末から変更トリガ通知を受けて、送信側および受信側の複合多重伝送装置において設定レジスタを順次切り替える動作を示すフロー図である。
監視制御端末30は、ネットワーク内の各複合多重伝送装置の警報監視および装置間の回線設定を一元管理/設定できる機能を備える保守運用端末である。
各図において、送信側複合多重伝送装置20Aでは信号受信にかかわる装置構成を、また、受信側複合多重伝送装置20Bでは信号送信にかかわる装置構成をそれぞれ省略して示している。
まず、図5を参照して、監視制御端末30が各複合多重伝送装置内の設定レジスタの待機側レジスタに変更後回線構成情報を書き込む動作を説明する。
前述したように、各設定レジスタの参照符号の末尾がAの設定レジスタは、現在運用中の回線構成が設定されているレジスタで、参照符号の末尾がBの設定レジスタは、変更後の回線構成を設定する待機側レジスタである。従って、回線構成を変更する前の運用中は、送信側複合多重伝送装置20Aの時分割多重部212では設定レジスタ12A、パケット生成部213では設定レジスタ13Aにそれぞれ設定されている回線構成情報に従って、時分割多重やパケット生成が行われている。また、受信側複合多重伝送装置20Bの時分割分離部222では設定レジスタ22A、パケット分離部223では設定レジスタ23Aにそれぞれ設定されている回線構成情報に従って、時分割分離やパケット分離が行われている。
回線構成の変更を行うとき、監視制御端末30は、送信側複合多重伝送装置20Aおよび受信側複合多重伝送装置20Bに対して、変更後の回線構成情報を設定レジスタに書き込むことを指示する。なお、監視制御端末30からの情報は監視制御パケットにより伝達される。
インタフェース送信部211およびインタフェース受信部221においては、指示された回線構成情報がそのまま設定レジスタに書き込まれる。
一方、時分割多重部212、パケット生成部213、時分割分離部222およびパケット分離部223において、各制御回路は監視制御端末30から指示された変更後の回線構成情報を待機側レジスタに書き込む。つまり、時分割多重部212において、制御回路12は変更後の回線構成情報を設定レジスタ12Bに書き込む。パケット生成部213において、制御回路13は変更後の回線構成情報を設定レジスタ13Bに書き込む。時分割分離部222において、制御回路22は変更後の回線構成情報を設定レジスタ22Bに書き込む。そして、パケット分離部223において、制御回路23は変更後の回線構成情報を設定レジスタ23Bに書き込む。
図6および図7を参照して以降の動作を説明する。
変更後の回線構成情報を各装置に設定すると、監視制御端末30は、データの流れの上流側である、送信側複合多重伝送装置20Aの時分割多重部212に対して、変更トリガ通知を発行する(図7のS201)。
時分割多重部212の制御回路12は、監視制御端末30から変更トリガ通知を受け取ると、パケット生成部213におけるパケット生成の動作と同期させて設定レジスタの切り替えを行う。つまり、制御回路12は、パケット生成部213から受信している多重化タイミングパルスに基づいて、変更トリガ通知を受信した後の最初に受信する多重化タイミングパルスと同時に設定レジスタ12Aを設定レジスタ12Bに切り替える。この設定レジスタの切り替えにより、時分割多重部212が実施している時分割多重の内容が変更後の回線構成に基づくものに変更される。また、このとき、制御回路12は、回路構成が変更され、時分割多重部212では設定レジスタを切り替えたことを通知する変更通知信号をパケット生成部213に出力する(図7のS202)。
パケット生成部213の制御回路13は、時分割多重部212から変更通知信号を受信すると、設定レジスタ13Aを設定レジスタ13Bに切り替える。この設定レジスタの切り替えにより、パケット生成部213が生成するパケットの内容が変更後の回線構成に基づくものに変更される。この変更された構成によるパケットを生成する際に、制御回路13は、回線構成が変更され、送信側複合多重伝送装置では設定レジスタを切り替えたことを受信側複合多重伝送装置に通知する変更フラグをパケットに付加する(図7のS203)。
この変更フラグをパケットに付加する方法として、Change Header(CH)を付加する方法と、RFC5086に規定されているCESoPSNのControl Word(CW)をカスタマイズする方法がある。どちらの方法を用いてもよい。CHを使用する場合はRFC5086に規定されているパケットフォーマットのオプション領域に1バイトのデータとして追加する。また、CWを使用する場合はCHが不要になる分だけ、生成するパケットのオーバーヘッドが削減される。なお、変更フラグの付加については図10を参照して後述する。
パケット生成部213が変更フラグの付加されたパケットをパケットネットワークに送出したことにより、これ以降は回線構成が変更された内容のパケットがパケットネットワーク内を転送されることになる。
受信側複合多重伝送装置20Bに変更フラグの付加されたパケットが到達し、パケット分離部223の制御回路23が変更フラグを識別すると、制御回路23は設定レジスタ23Aを設定レジスタ23Bに切り替える。この設定レジスタの切り替えにより、パケット分離部223が出力するフレーム分離した時分割多重信号の内容は、変更後の回線構成に基づくものに変更される。このとき、制御回路23は、パケット分離部223では設定レジスタを切り替えたことを通知する変更通知信号を時分割分離部222に出力する(図7のS204)。
時分割分離部222の制御回路22は、変更通知信号をパケット分離部223から受信すると、次の分離タイミングパルスを受信するタイミングで設定レジスタを設定レジスタ22Aから設定レジスタ22Bに切り替える(図7のS205)。そして、変更後の回線構成に基づいて時分割分離を行って、TDMデータをインタフェース送信部221に出力する。
以上のようにして、回線構成を変更する契機は、旧構成に基づくパケットがネットワーク内に滞留しないように、データの流れの上流側から下流側に向かって順次通知される。同一の装置内であれば各機能ユニット間で変更通知信号が伝達され、パケットネットワークを介した装置間であれば、変更フラグを付加したパケットが伝達される。
図8乃至図11を参照して、設定レジスタの切り替えに伴う信号の多重/分離動作およびパケットに付加する変更フラグの設定例を示すパケットフォーマット例を説明する。
図8は、送信側複合多重伝送装置で実施する設定レジスタを切り替える前の時分割多重部とパケット生成部による信号の多重化動作を示すタイミングチャートである。
この複合多重伝送装置には、インタフェース1、インタフェース2およびインタフェース3が接続されているものとする。例えば、インタフェース1はチャネル1〜3を有し、インタフェース2およびインタフェース3はそれぞれ1つのチャネルを有する構成になっている。時分割多重部はこれらのインタフェースに含まれるチャネルを125μsのフレーム単位のタイミングで時分割多重する。図8の上部は、インタフェース1〜3の各チャネルが時分割多重部によりフレーム単位のタイミングで時分割多重される様子を示す。
そして、パケット生成部は、時分割多重された、例えば4フレーム分のデータをペイロードに搭載したパケットを生成する。図8の下部は、4フレームパルス毎に1つの多重化タイミングパルスが出力され、多重化タイミングパルス毎にパケットが生成される様子を示している。
ここで、図示するタイミングで時分割多重部が、監視制御端末からの変更トリガの通知を受信したものとする。
図9は、送信側複合多重伝送装置で実施する設定レジスタを切り替えた後の時分割多重部とパケット生成部による信号の多重化動作を示すタイミングチャートである。
図示するように、インタフェース1にチャネル4を追加し、多重化数を4から8に変更する構成変更の変更トリガを受信したものとする。なお、この変更内容の情報は、前述したように、監視制御端末から予め待機側レジスタに設定されている。
時分割多重部は、パケット生成部から次の多重化タイミングパルスを受信した時点で設定レジスタを切り替え、変更後の構成情報に基づいて時分割多重を行う。つまり、変更後の構成ではインタフェース1のチャネル4が含まれて時分割多重される。また、このとき、時分割多重部は、設定レジスタを切り替えたことを通知する変更通知信号をパケット生成部に出力する。時分割多重部は、その後のフレームパルスの各タイミングでは新しい構成に基づいた時分割多重を行う。
パケット生成部は時分割多重部から設定レジスタの変更通知信号を受信すると、パケット生成部の設定レジスタの切り替えを行う。なお、パケット生成部はこの時点では切り替え前の構成に基づいてパケットを生成している。そして、この時点で生成したパケットの変更フラグであるChange Header(CH)には、図10を参照して説明する「予告通知」を格納し、次パケットから構成が変更される旨を対向装置側に伝える。
そして、変更後の構成では多重化数が8に変更されたので、パケット生成部は8フレーム分の時分割多重データをペイロードに格納したパケットを生成する。そして、このパケットには「構成変更通知」をCHに格納して、当該パケットより構成が変更されている旨を対向装置側に通知する。
既に言及したが、パケットに付加する変更フラグについて図10を参照して説明する。
図10は、パケットに付加する変更フラグの設定例を示すパケットフォーマット図である。
図10に例示するパケットフォーマットは、上位レイヤがIP(Internet Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)の場合のCESoPSNパケットフォーマットである。RTP(Real-Time Transport Protocol)ヘッダとControl Wordの間に1バイトのChange Header(CH)が挿入されている様子を示している。
CHの詳細を図10の右上段に示す。
CHの0〜3ビットはオプションで将来の機能拡張用とし、オール0が設定される。CHの4、5ビットは構成変更トリガビットとして使用される。そのステータスとして、「01」を予告通知、「10」を構成変更通知と定義する。予告通知は、次パケット(次のシーケンス番号を有するパケット)から回線構成が変更される旨を通知する。構成変更通知は当該パケットより回線構成が変更されている旨を通知する。構成変更がない場合は「00」が設定されている。
CHの4、5ビットは自装置の設定レジスタの運用面情報を対向装置に伝えるために設けられている。運用面情報とは、2面設置されている設定レジスタのどちらを運用情報として使用しているかを示す。例えば、A面/B面のように区別される。これは、ネットワーク障害やパケットロス等により、受信装置側に構成変更トリガが通知されなかった場合に、受信装置側での設定レジスタの切り替えを救済することを目的としている。受信側装置は、構成変更トリガを受信していない場合でも、この運用面情報で送信側の設定レジスタが切り替わったことを認識した場合には、自装置の設定レジスタの運用面を切り替える。
なお、前述の予告通知も、本来は次に送信される構成変更通知がネットワーク障害やパケットロス等により受信装置側において受信できなかった場合に、受信装置側での設定レジスタの切り替えを救済する目的で使える。受信側装置は、予告通知を受信した後に構成変更通知を受信していない場合でも、予告通知のシーケンス番号よりも老番のパケットを受信した場合には、送信側の設定レジスタが切り替わったものと認識して、自装置の設定レジスタの運用面を切り替える。このとき、前述の運用面情報を同時に参照することにより、確実に運用面の切り替えを識別することができる。
一方、RFC5086に規定されているCESoPSNのControl Word(CW)をカスタマイズする場合は、図10の右下段に示すように、4バイトで構成されるCWの1バイト目を上述したCHを設定するフィールドとして使用する。
このように、1バイトのCHを挿入するか、またはCWの1バイト目をCH相当にカスタマイズして使用することにより、設定レジスタの運用面の切り替えを通知する変更フラグをパケットに付加する。
次に、受信側複合多重伝送装置での信号の分離動作を、図11を参照して説明する。
図11は、受信側複合多重伝送装置で実施する信号の分離動作を示すタイミングチャートである。
パケット分離部はパケットネットワークから受信するパケットを到着順にバッファに蓄積する。そして、各パケットに付与されたシーケンス順に並び替えてバッファから取り出す。従って、変更フラグが付加された変更後の構成に基づくパケットが先に到着したとしても、後から到着した変更前の構成に基づくパケットには若番のシーケンス番号が付与されているので、変更前の構成に基づくパケットがシーケンス順に先に受信処理される。そのため、変更フラグが付加された変更後の構成に基づくパケットが処理される時点では、変更前の構成に基づくパケットがパケットネットワークに滞留していることはない。
パケット分離部は、変更フラグを識別するまでは変更前の構成情報に基づいてペイロードに格納されているTDMデータのパケット分離を行い、多重分離部に出力する。多重分離部は、フレームパルスのタイミングで、時分割多重されている各インタフェースに対応するチャネルデータを、変更前の構成情報に基づいて分離して出力する。
パケット分離部は、受信処理したパケットのCHに基づいて変更フラグを識別すると、変更後の構成を設定した待機側レジスタを運用面に切り替える。また、多重分離部にその切り替えを通知する変更通知信号を出力する。
図11では、分離タイミングを4から8に変更した様子を示している。そして、パケット分離部は、変更後の構成情報に基づいてペイロードに格納されているTDMデータのパケット分離を行い、多重分離部に出力する。多重分離部においても、変更通知信号の後に受信した分離タイミングパルスのタイミングで設定レジスタを切り替え、フレームパルスのタイミングで、時分割多重されている各インタフェースに対応するチャネルデータを、変更後の構成情報に基づいて分離して出力する。
以上が、設定レジスタの切り替えに伴う信号の多重/分離動作およびパケットに付加する変更フラグの設定例に関する説明である。
以上に説明したように、第2の実施形態においても、回線構成の変更を実施する際にはデータの流れの上流側から下流側に向かって順次設定レジスタを切り替える。そのため、受信側複合多重伝送装置で設定レジスタの切り替えを行うときには、パケットネットワーク内には回線構成を変更する前の構成で生成されたパケットの滞留は無くなる。従って、ネットワークに負荷をかけることなく、無瞬断で回線構成の変更をすることが可能となる。
1 送信側回線エミュレーション装置
2 受信側回線エミュレーション装置
3 監視制御手段
11、1011 第1の設定レジスタ
12、1012 第2の設定レジスタ
21、1021 第3の設定レジスタ
22、1022 第4の設定レジスタ
10 回線エミュレーション装置
101 送信側回線エミュレーション手段
102 受信側回線エミュレーション手段
1013 送信側レジスタ設定手段
1014 送信側レジスタ設定切替手段
1023 受信側レジスタ設定手段
1024 受信側レジスタ設定切替手段
20 複合多重伝送装置
21 送信側ブロック
22 受信側ブロック
211 インタフェース受信部
212 時分割多重部
213 パケット生成部
221 インタフェース送信部
222 時分割分離部
223 パケット分離部
12A、12B、13A、13B 設定レジスタ
22A、22B、23A、23B 設定レジスタ
12、13、22、23 制御回路
30 監視制御端末

Claims (5)

  1. TDM(Time Division Multiplexing)回線を収容し、パケットネットワーク内を擬似回線で接続して前記TDM回線の信号をパケットにカプセル化して送受信する回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する監視制御手段と、
    前記回線エミュレーション装置であって、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第1の設定レジスタと、構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第2の設定レジスタとを含む送信側回線エミュレーション装置と、
    前記回線エミュレーション装置であって、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第3の設定レジスタと、構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第4の設定レジスタとを含む受信側回線エミュレーション装置と
    を備え、
    前記監視制御手段は、前記TDM回線の回線構成を変更するにあたって、前記送信側回線エミュレーション装置の前記第2の設定レジスタと、前記受信側回線エミュレーション装置の前記第4の設定レジスタに、前記TDM回線の変更後の回線構成情報を設定し、
    前記送信側回線エミュレーション装置は、前記監視制御手段から前記TDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替えて使用し、前記TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与したパケットを生成して前記パケットネットワークに送信し、
    前記受信側回線エミュレーション装置は、前記パケットネットワークから受信したパケットに前記回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用する
    回線エミュレーションシステムであって、
    前記回線構成変更フラグには、次のシーケンス番号を有するパケットから回線構成が変更される旨を通知する予告通知と、当該パケットより回線構成が変更されている旨を通知する構成変更通知が定義された構成変更トリガビットを含み、
    前記受信側回線エミュレーション装置は、前記回線構成変更フラグの前記構成変更トリガビットに前記予告通知が設定されたパケットを受信した後に、前記構成変更トリガビットに前記構成変更通知が設定されたパケットを受信していない場合であっても、前記構成変更トリガビットに前記予告通知が設定されたパケットのシーケンス番号よりも老番のシーケンス番号が付与されたパケットを受信した場合は、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用する
    ことを特徴とする回線エミュレーションシステム。
  2. 前記回線構成変更フラグには、前記第1の設定レジスタまたは前記第2の設定レジスタのいずれが運用に使用されているかを示す設定レジスタの運用面情報をさらに含み、
    前記受信側回線エミュレーション装置は、前記回線構成変更フラグの前記構成変更トリガビットに前記構成変更通知が設定されたパケットを受信していない場合であっても、前記送信側回線エミュレーション装置の設定レジスタが前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替わったことを、前記回線構成変更フラグの前記運用面情報を参照して識別した場合は、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回線エミュレーションシステム。
  3. 収容するTDM(Time Division Multiplexing)回線の運用中の回線構成情報を設定する第1の設定レジスタと、構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第2の設定レジスタとを含み、パケットネットワーク内を擬似回線で接続して前記TDM回線の信号をパケットにカプセル化して送信する送信側回線エミュレーション手段と、
    運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第3の設定レジスタと、構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第4の設定レジスタとを含み、前記パケットネットワークからカプセル化したパケットを受信して前記TDM回線の信号を出力する受信側回線エミュレーション手段と
    を備え、
    前記送信側回線エミュレーション手段は、
    回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する監視制御手段から前記TDM回線の変更後の回線構成情報を受信すると、受信した変更後の回線構成情報を前記第2の設定レジスタに設定する送信側レジスタ設定手段と、
    前記監視制御手段から、前記TDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替え、前記パケットネットワークに送信するパケットに、前記TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与する送信側レジスタ設定切替手段と、
    を含み、
    前記受信側回線エミュレーション手段は、
    前記監視制御手段から前記TDM回線の変更後の回線構成情報を受信すると、受信した変更後の回線構成情報を前記第4の設定レジスタに設定する受信側レジスタ設定手段と、
    前記パケットネットワークから受信したパケットに前記回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替える受信側レジスタ設定切替手段と
    を含む回線エミュレーション装置であって、
    前記送信側回線エミュレーション手段は、
    収容するTDM回線のチャネル信号を時分割多重して回線単位にまとめて出力する時分割多重部と、前記時分割多重部が出力する回線単位の信号をフレーム多重して回線エミュレーションデータパケットに変換し、前記パケットネットワークで使用されるプロトコルに従ってカプセル化を行って前記パケットネットワークに出力するパケット生成部を含み、
    前記時分割多重部と前記パケット生成部は、それぞれが前記第1の設定レジスタと前記第2の設定レジスタを備え、
    前記時分割多重部は、前記監視制御手段から前記変更トリガ通知を受信すると、前記パケット生成部からのフレーム多重信号を受信するタイミングで、前記時分割多重部で使用する回線構成の運用情報を前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替え、設定レジスタを切り替えたことを通知する変更通知信号を前記パケット生成部に出力し、
    前記パケット生成部は、前記時分割多重部から前記変更通知信号を受信すると、前記パケット生成部で使用する回線構成の運用情報を前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替え、生成するパケットに前記回線構成変更フラグを付与し、
    前記受信側回線エミュレーション手段は、
    前記カプセル化されたパケットのカプセルを解除し、パケットのフレーム多重を解除して回線単位の時分割多重信号として出力するパケット分離部と、前記パケット分離部が出力した回線単位の時分割多重信号の時分割分離を行い、収容する前記TDM回線のチャネル信号を出力する時分割分離部を含み、
    前記パケット分離部と前記時分割分離部は、それぞれが前記第3の設定レジスタと前記第4の設定レジスタを備え、
    前記パケット分離部は、受信したパケットに付与された前記回線構成変更フラグを識別すると、前記パケット分離部で使用する回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替え、設定レジスタを切り替えたことを通知する変更通知信号を前記時分割分離部に出力し、
    前記時分割分離部は、前記変更通知信号をパケット分離部から受信すると、次のフレーム分離信号を受信するタイミングで、前記時分割分離部で使用する回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替え、
    前記回線構成変更フラグには、次のシーケンス番号を有するパケットから回線構成が変更される旨を通知する予告通知と、当該パケットより回線構成が変更されている旨を通知する構成変更通知が定義された構成変更トリガビットを含み、
    前記パケット生成部は、前記変更通知信号を前記時分割多重部から受信したときに生成したパケットには前記予告通知を付与し、前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替えた後に次のフレーム多重で生成したパケットに前記構成変更通知を付与し、
    前記パケット分離部は、前記回線構成変更フラグの前記構成変更トリガビットに前記予告通知が設定されたパケットを受信した後に、前記構成変更トリガビットに前記構成変更通知が設定されたパケットを受信していない場合であっても、前記構成変更トリガビットに前記予告通知が設定されたパケットのシーケンス番号よりも老番のシーケンス番号が付与されたパケットを受信した場合は、前記パケット分離部で使用する回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用する
    ことを特徴とする回線エミュレーション装置。
  4. 前記回線構成変更フラグには、前記第1の設定レジスタまたは前記第2の設定レジスタのいずれが運用に使用されているかを示す設定レジスタの運用面情報をさらに含み、
    前記パケット分離部は、前記回線構成変更フラグの前記構成変更トリガビットに前記構成変更通知が設定されたパケットを受信していない場合であっても、受信したパケットの前記回線構成変更フラグの前記運用面情報を参照して、対向する装置における設定レジスタの運用面の切り替えを識別した場合は、前記パケット分離部で使用する回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用することを特徴とする請求項3に記載の回線エミュレーション装置。
  5. TDM(Time Division Multiplexing)回線を収容し、パケットネットワーク内を擬似回線で接続して前記TDM回線の信号をパケットにカプセル化して送受信する回線エミュレーション装置の回線構成の設定を一元管理する監視制御手段が、前記TDM回線の回線構成を変更するにあたって、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第1の設定レジスタと構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第2の設定レジスタとを含む送信側回線エミュレーション装置の前記第2の設定レジスタと、運用中の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第3の設定レジスタと構成を変更した後の前記TDM回線の回線構成情報を設定する第4の設定レジスタとを含む受信側回線エミュレーション装置の前記第4の設定レジスタに、前記TDM回線の変更後の回線構成情報を設定し、
    前記送信側回線エミュレーション装置が、前記監視制御手段から前記TDM回線の回線構成の切り替えを指示する変更トリガ通知を受信すると、回線構成の運用情報を前記第1の設定レジスタから前記第2の設定レジスタに切り替えて使用し、前記TDM回線の回線構成の切り替えを通知する回線構成変更フラグを付与したパケットを生成して前記パケットネットワークに送信し、
    前記受信側回線エミュレーション装置が、前記パケットネットワークから受信したパケットに前記回線構成変更フラグが付与されていることを識別すると、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用する
    回線エミュレーション方法であって、
    前記回線構成変更フラグには、次のシーケンス番号を有するパケットから回線構成が変更される旨を通知する予告通知と、当該パケットより回線構成が変更されている旨を通知する構成変更通知が定義された構成変更トリガビットを含み、
    前記受信側回線エミュレーション装置は、前記回線構成変更フラグの前記構成変更トリガビットに前記予告通知が設定されたパケットを受信した後に、前記構成変更トリガビットに前記構成変更通知が設定されたパケットを受信していない場合であっても、前記構成変更トリガビットに前記予告通知が設定されたパケットのシーケンス番号よりも老番のシーケンス番号が付与されたパケットを受信した場合は、回線構成の運用情報を前記第3の設定レジスタから前記第4の設定レジスタに切り替えて使用する、
    ことを特徴とする回線エミュレーション方法。
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