JP4933799B2 - 内壁パネルとその取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は内壁パネルとその取付構造に関する。
従来の内壁パネルは、特許文献1に記載の如く、上枠と下枠を有する枠組に壁面材を固定して構成され、下枠をビス等で床側に取付けるとともに、上枠をビス等で天井側に取付けている。
特開平10-237986
従来技術には以下の問題点がある。
(1)内壁パネルの床側と天井側への取付位置を位置決めしつつ、ビス止めするものであり、作業性が悪い。
(2)複数の内壁パネルを一列に取付けるとき、各内壁パネルの上述(1)の位置決めがパネル毎になされる結果、全内壁パネルを一直線上に揃えることに困難がある。
本発明の課題は、内壁パネルの取付作業性と取付位置精度を向上することある。
請求項1の発明は、上枠と下枠と縦枠を有する枠組に壁面材を固定してなり、下枠が床側の下係止部材に係止できる下つなぎ部を有し、上枠が天井側の上係止部材に係止できる頭つなぎ部を有する内壁パネルにおいて、下枠の下つなぎ部が備える係止凹部が、床側の下係止部材に上から嵌合する係止状態で、該下係止部材の外側面まわりに傾動可能にされ、上枠の頭つなぎ部が天井側の上係止部材に横から弾発的に係止可能にされ、前記天井側の上係止部材が、縦枠の上端側の側面に当たる受け材と、上枠の頭つなぎ部の係止爪部に係止するばね材とを有してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記床側の下係止部材がU字状横断面をなすようにしたものである。
請求項の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記下枠の下つなぎ部が床側の通しレールからなる下係止部材に係止できる係止凹部を備えるようにしたものである。
請求項の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記上枠の頭つなぎ部が天井側の通しアングルからなる上係止部材に係止できる係止爪部を備えるようにしたものである。
請求項の発明は、請求項1に記載の内壁パネルの取付構造であって、下枠の下つなぎ部を床側の下係止部材に係止した状態で、上枠の頭つなぎ部を天井側の上係止部材に係止するようにしたものである。
請求項の発明は、請求項の発明において更に、前記下枠の下つなぎ部が備える係止凹部を床側の通しレールからなる下係止部材に係止するようにしたものである。
請求項の発明は、請求項の発明において更に、前記上枠の頭つなぎ部が備える係止爪部を天井側の通しアングルからなる上係止部材に付帯させたばね材に係止するようにしたものである。
請求項の発明は、請求項の発明において更に、前記上枠の上端側の側面を天井側の通しアングルの受け材に当て、上枠の頭つなぎ部の係止爪部を天井側の通しアングルに付帯させたばね材に弾発的に係止するようにしたものである。
請求項の発明は、請求項のいずれかの発明において更に、前記下枠の下つなぎ部と床側の下係止部材との間、及び/又は上枠の頭つなぎ部と天井側の上係止部材との間に気密シールを装填するようにしたものである。
(請求項1、2、
(a)内壁パネルの下枠に下つなぎ部を設け、上枠に頭つなぎ部を設け、下枠の下つなぎ部を床側の下係止部材に係止した状態で、上枠の頭つなぎ部を天井側の上係止部材に係止することにより、内壁パネルを床と天井の間に簡易に取付けでき、取付作業性を向上できる。
(b)複数の内壁パネルを一列に取付けるとき、各内壁パネルの下枠と上枠を床側に予め設けてある下係止部材と天井側に予め設けてある上係止部材に取付けることで、各内壁パネルの取付位置精度を簡易に向上でき、全内壁パネルを容易に一直線上に揃えることができる。
(請求項
(c)下枠の下つなぎ部が備える係止凹部を床側の通しレールからなる下係止部材に係止することにより、上述(a)、(b)の取付作業性と取付位置精度の向上の確実を図ることができる。全内壁パネルに対し単一の通しレールを適用することにより、全内壁パネルの上述(b)の一列配置精度を一層向上できる。
(請求項
(d)上枠の頭つなぎ部が備える係止爪部を天井側の通しアングルからなる上係止部材に係止することにより、前述(a)、(b)の取付作業性と取付位置精度の向上の確実を図ることができる。全内壁パネルに対し単一の通しアングルを適用することにより、全内壁パネルの前述(b)の一列配置精度を一層向上できる。
(請求項
(e)上枠の上端側の側面を天井側の通しアングルの受け材に当て、上枠の頭つなぎ部の係止爪部を天井側の通しアングルに付帯させたばね材に弾発的に係止することにより、天井に対する上枠の取付けの簡易確実を図ることができる。
(請求項
(f)下枠の下つなぎ部と床側の下係止部材との間に気密シールを装填することにより、下枠と床との間の気密性を向上できる。上枠の頭つなぎ部と天井側の上係止部材との間に気密シールを装填することにより、上枠と天井との間の気密性を向上できる。
図1は内壁パネルの取付構造を示す正面図、図2は図1のII−II線に沿う矢視図、図3は下枠の取付構造を示す断面図、図4は上枠の取付構造を示す断面図、図5は縦枠の連結構造を示す断面図、図6は図5のVI−VI線に沿う矢視図、図7は縦枠を示す端面図、図8は下枠を示す端面図、図9は上枠を示す端面図、図10は通しレールを示す端面図、図11は通しアングルを示す端面図、図12は連結金具を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、図13は内壁パネルの取付工程を示す側面図、図14は内壁パネルの取付工程の前半を示す要部拡大図、図15は内壁パネルの取付工程の後半を示す要部拡大図である。
図1、図2の内壁パネル10は、2本の縦枠20、20と各1本の下枠30、上枠40を有し、両縦枠20の下端部間に下枠30を架け渡すように接合するとともに、両縦枠20の上端部間に上枠40を架け渡すように接合して構成される枠組10Aに壁面材11を固定したものである。
内壁パネル10は、枠組10Aの両側と片側のいずれに壁面材11を取付けるものでも良い。枠組10Aの両側に壁面材11が取付けられたものは、建物の間仕切りパネルとして用いられる。枠組10Aの片側に壁面材11が取付けられたものは、建物の外壁の背面に取付けられ、或いは建物の戸境壁や防火壁等に取付けられて用いられる。
内壁パネル10の縦枠20は、図5、図7に示す如く、鋼板等の曲げ成形体であり、平板からなるウエブ21の両側に箱状に膨出させた箱形フランジ22を備えた横断面を有する。内壁パネル10は、縦枠20の下端部に下枠30を取付け、縦枠20の上端部に上枠40を取付け、縦枠20のフランジ22の室内側に位置する平坦な外面に添設された下枠30の取付板31上に壁面材11の下端部をビス12によりビス止めされ(図3)、縦枠20のフランジ22の室内側に位置する平坦な外面に添設された上枠40の取付板41上に壁面材11の上端部をビス12によりビス止めされる(図4)。
内壁パネル10の下枠30は、床50側の下係止部材たる長尺通しレール51に係止できる下つなぎ部32を有する。床50は、床根太50Aに床板50Bをビス52によりビス止めするとき、床板50B上の内壁パネル10の取付位置に連続状に配置される通しレール51を床板50B、床根太50Aに併せビス止めする(図3)。通しレール51は、図10に示す如く、U字状横断面を有し、U字の底部をビス52により床板50Bに固定され、U字の両側部に下枠30の下つなぎ部32を係止可能にする。
下枠30は、図8に示す如く、鋼板等のU字状曲げ成形体であり、縦枠20の下端部の両側フランジ22の外面を挟むように両側フランジ22の外面に嵌着される両側取付板31と、両側取付板31の下端部をつなぐ下つなぎ部32を備えた横断面を有する。下つなぎ部32は、通しレール51に上から嵌合されて係止できる連続状係止凹部32Aを中央に備える。下つなぎ部32は、係止凹部32Aを縦枠20のウエブ21の下端面に当てるように設けられ、係止凹部32Aの両側凸部32B、32Bを床板50Bに着座可能にされる。
内壁パネル10の上枠40は、天井60側の上係止部材たる通しアングル61に係止できる頭つなぎ部42を有する。天井60は、天井野縁60Aに天井板60Bをビス62によりビス止めするとき、天井板60B下の内壁パネル10の取付位置に連続状に配置される通しアングル61を天井板60B、天井野縁60Aに併せビス止めする(図4)。通しアングル61は、図11に示す如く、L字状横断面を有し、L字の底部をビス62により天井板60Bに固定され、Lの立下り状受け材61Aに縦枠20の上端側の壁面材11が設けられない側の側面を当て、L字の底部に溶接等により付帯させた板状ばね鋼等からなるばね材61Bの先端部に上枠40の頭つなぎ部42を係止可能にする。
上枠40は、図9に示す如く、鋼板等のL字状曲げ成形体であり、縦枠20の上端部の室内側フランジ22の外面に添設される取付板41と、取付板41の上端部に直交して延出する頭つなぎ部42を備えた横断面を有し、頭つなぎ部42の先端部を斜め上前方に折り曲げた係止爪部42Aとする。頭つなぎ部42は、内壁パネル10が縦枠20の上端側の側面を通しアングル61の受け材61Aに当てる据付過程で、係止爪部42Aによりばね材61Bを押し上げて該ばね材61Bを乗り越え、弾発的に直ちに復元する該ばね材61Bの先端部に該係止爪部42Aを係止させる。このとき、内壁パネル10の縦枠20は、縦枠20の上端側の側面に当たる通しアングル61の受け材61Aと、縦枠20の上端部に固定の上枠40の頭つなぎ部42の係止爪部42Aに係止するばね材61Bに挟持される。縦枠20の上端の、受け材61Aと係止爪部42Aに挟まれる間隙には発泡材等の気密シール43が充填される。
以下、床50と天井60の間に内壁パネル10を立てて取付ける構造を取付手順に従って説明する(図13〜図15)。
(1)内壁パネル10を床50、天井60に対して斜めに立てた状態で、内壁パネル10の下枠30の下つなぎ部32が備える係止凹部32Aを床50側の通しレール51に係止する(図3、図13(A))。このとき、下枠30の下つなぎ部32と通しレール51との間に気密シールを装填しても良い。
(2)下枠30の下つなぎ部32を床50側の通しレール51に係止した状態で、内壁パネル10を上述(1)の斜め状態から起立させて行き、上枠40の頭つなぎ部42の係止爪部42Aにより天井60側の通しアングル61のばね材61Bを押し上げて行く(図13(B)〜(D)、図14(A)、(B)、図15(A))。
(3)上枠40の頭つなぎ部42の係止爪部42Aにより通しアングル61のばね材61Bを乗り越え、縦枠20の上端側の側面を通しアングル61の受け材61Aに当て、同時に弾発的に復元するばね材61Bの先端部に係止爪部42Aの背面を係止させる(図4、図13(E)、図15(B))。縦枠20の上端であって、頭つなぎ部42の係止爪部42Aの下方には気密シール43が充填されており、通しアングル61の受け材61Aと係止爪部42Aに挟まれる間隙に気密シール43が充填される(図4)。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)内壁パネル10の下枠30に、下つなぎ部32を設け、上枠40に頭つなぎ部42を設け、下枠30の下つなぎ部32を床50側の下係止部材51に係止した状態で、上枠40の頭つなぎ部42を天井60側の上係止部材61に係止することにより、内壁パネル10を床50と天井60の間に簡易に取付けでき、取付作業性を向上できる。
(b)複数の内壁パネル10を一列に取付けるとき、各内壁パネル10の下枠30と上枠40を床50側に予め設けてある下係止部材51と天井60側に予め設けてある上係止部材61に取付けることで、各内壁パネル10の取付位置精度を簡易に向上でき、全内壁パネル10を容易に一直線上に揃えることができる。
(c)下枠30の下つなぎ部32が備える係止凹部32Aを床50側の通しレール51からなる下係止部材51に係止することにより、上述(a)、(b)の取付作業性と取付位置精度の向上の確実を図ることができる。全内壁パネル10に対し単一の通しレール51を適用することにより、全内壁パネル10の上述(b)の一列配置精度を一層向上できる。
(d)上枠40の頭つなぎ部42が備える係止爪部42Aを天井60側の通しアングル61からなる上係止部材61に係止することにより、前述(a)、(b)の取付作業性と取付位置精度の向上の確実を図ることができる。全内壁パネル10に対し単一の通しアングル61を適用することにより、全内壁パネル10の前述(b)の一列配置精度を一層向上できる。
(e)上枠40の上端側の側面を天井60側の通しアングル61の受け材61Aに当て、上枠40の頭つなぎ部42の係止爪部42Aを天井60側の通しアングル61に付帯させたばね材61Bに弾発的に係止することにより、天井60に対する上枠40の取付けの簡易確実を図ることができる。
(f)下枠30の下つなぎ部32と床50側の下係止部材51との間に気密シールを装填することにより、下枠30と床50との間の気密性を向上できる。上枠40の頭つなぎ部42と天井60側の上係止部材61との間に気密シール43を装填することにより、上枠40と天井60との間の気密性を向上できる。
内壁パネル10の縦枠20は、図5に示す如く、内壁パネル10が床50と天井60の間に前述の如くに立てられて取付けられた状態で、相隣る他の内壁パネル10の縦枠20と相接する側面に、縦方向に連続をなして沿う突条部23と、突条部23の内方側でへこみ状をなす連結部24を備える。相隣る両内壁パネル10の縦枠20同士は、それらの連結部24を用いて連結一体化される。縦枠20は、フランジ22の膨出部により突条部23を形成し、両側のフランジ22に挟まれる谷により連結部24を形成する。
以下、両内壁パネル10の縦枠20を連結一体化する構造を取付手順に従って説明する。
(1)図5に示す連結操作具70とこれに螺着した連結金具80を用いる。連結操作具70は、頭付きねじ軸71からなる。連結金具80は、蝶型ナット81からなる。連結操作具70と連結金具80の厚みは、両内壁パネル10の縦枠20がなす間隙(相接する縦枠20のフランジ22(突条部23)が相対する間隙)より小さくしてある。
(2)両内壁パネル10の目地(相隣る壁面材11の目地13)〜両内壁パネル10の縦枠20の間隙に連結操作具70及び連結金具80を挿入する。連結金具80は、蝶型ナット81の羽根板81Aを鉛直に立てた状態で両内壁パネル10の縦枠20がなす間隙を通過せしめられた後、直角に回転されて該羽根板81Aを両内壁パネル10の縦枠20のへこみ状連結部24の輪郭内に合致せしめられる。
(3)両内壁パネル10の目地内で、連結操作具70を回転操作し、ねじ軸71の頭部71Aを縦枠20のフランジ22(突条部23)の外面に当て、蝶型ナット81の羽根板81Aの両翼上端部を縦枠20のへこみ状連結部24の輪郭に当てる。羽根板81Aの巾は、両内壁パネル10の縦枠20のへこみ状連結部24がなす巾(両縦枠20のウエブ21がなす間隔)より大きく、羽根板81Aの両翼側部は両縦枠20のウエブ21に衝合して回り止めされる(図6)。羽根板81Aの両翼上端部は両翼外方に向けて上り勾配をなすV字状をなし、両縦枠20のへこみ状連結部24を形成するフランジ22(突条部23)の内面はウエブ21側に向けて羽根板81Aの両翼上端部のV字状に概ね沿う勾配(羽根板81Aの両翼上端部の勾配より僅かに緩勾配)を備えているから、連結操作具70の回転操作により、連結金具80が両縦枠20のへこみ状連結部24に食い込み、両内壁パネル10を互いに引き寄せつつ、連結操作具70の頭部71Aと連結金具80の羽根板81Aの間に両縦枠20の突条部23(フランジ22)を挟持し、両縦枠20を連結一体化する。
(4)両内壁パネル10の縦枠20は、それらの突条部23(フランジ22)が互いに相対する面の長手方向に連続するシール装填凹部25を備える(図7)。両縦枠20のシール装填凹部25に発泡材等の気密シール26を装填しておくことにより、両内壁パネル10の縦枠20の間隙をシールできる(図5)。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)内壁パネル10の縦枠20に、相隣る他の内壁パネル10の縦枠20と連結一体化される連結部24を設け、相隣る内壁パネル10を床50と天井60の間に立てた状態で、両内壁パネル10の縦枠20の連結部24を互いに連結一体化する。これにより、床50と天井60の間に間柱を立設することなく、相隣る内壁パネル10の2本の縦枠20を互いに直に連結一体化できる。
(b)複数の内壁パネル10を一列に取付けるとき、各内壁パネル10の縦枠20を互いに直に連結一体化することにより、間柱の建付精度に影響されることなく、各内壁パネル10の取付位置精度を簡易に向上し、全内壁パネル10を一直線上に揃えることができる。
(c)相隣る内壁パネル10のねじ13に挿入した連結操作具70を用いて両内壁パネル10の縦枠20の連結部24を互いに一体化することにより、両内壁パネル10の縦枠20の連結部24をそれらの内壁パネル10の外方からそれらのねじ13を通して連結操作できる。
(d)内壁パネル10の縦枠20が相隣る他の内壁パネル10の縦枠20と相接する側面に、縦方向に沿う突条部23と、突条部23の内方側でへこみ状をなす連結部24を備え、上述(c)の連結操作具70のねじ軸71に螺着した連結金具80を両内壁パネル10の縦枠20それぞれの側面に備えたへこみ状の連結部24のそれぞれに係止し、連結操作具70の頭部71Aと連結金具80の間に両内壁パネル10の縦枠20の突条部23を挟持することにより、両内壁パネル10の縦枠20の連結部24をそれらの内壁パネル10の外方からそれらのねじ13を通して強固に連結一体化できる。
(e)連結操作具70のねじ軸71とこれに螺着した連結金具80の厚みを、両内壁パネル10の縦枠20がなす間隙より小さくすることにより、連結操作具70と連結金具80を両内壁パネル10の外方からそれらの間隙に通して両内壁パネル10の縦枠20の連結部24を連結操作できる。
(f)内壁パネル10の縦枠20が突条部23の長手方向に連続するシール装填凹部25を備え、両内壁パネル10の縦枠20の間隙に気密シール26を装填することにより、両内壁パネル10の縦枠20の間の気密性を向上できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は内壁パネルの取付構造を示す正面図である。 図2は図1のII−II線に沿う矢視図である。 図3は下枠の取付構造を示す断面図である。 図4は上枠の取付構造を示す断面図である。 図5は縦枠の連結構造を示す断面図である。 図6は図5のVI−VI線に沿う矢視図である。 図7は縦枠を示す端面図である。 図8は下枠を示す端面図である。 図9は上枠を示す端面図である。 図10は通しレールを示す端面図である。 図11は通しアングルを示す端面図である。 図12は連結金具を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 図13は内壁パネルの取付工程を示す側面図である。 図14は内壁パネルの取付工程の前半を示す要部拡大図である。 図15は内壁パネルの取付工程の後半を示す要部拡大図である。
符号の説明
10 内壁パネル
10A 枠組
11 壁面材
20 縦枠
30 下枠
32 下つなぎ部
32A 係止凹部
40 上枠
42 頭つなぎ部
42A 係止爪部
43 気密シール
50 床
51 通しレール(下係止部材)
60 天井
61 通しアングル(上係止部材)
61A 受け材
61B ばね材

Claims (9)

  1. 上枠と下枠と縦枠を有する枠組に壁面材を固定してなり、
    下枠が床側の下係止部材に係止できる下つなぎ部を有し、
    上枠が天井側の上係止部材に係止できる頭つなぎ部を有する内壁パネルにおいて、
    下枠の下つなぎ部が備える係止凹部が、床側の下係止部材に上から嵌合する係止状態で、該下係止部材の外側面まわりに傾動可能にされ、
    上枠の頭つなぎ部が天井側の上係止部材に横から弾発的に係止可能にされ
    前記天井側の上係止部材が、縦枠の上端側の側面に当たる受け材と、上枠の頭つなぎ部の係止爪部に係止するばね材とを有してなることを特徴とする内壁パネル。
  2. 前記床側の下係止部材がU字状横断面をなす請求項1に記載の内壁パネル。
  3. 前記下枠の下つなぎ部が床側の通しレールからなる下係止部材に係止できる係止凹部を備える請求項1又は2に記載の内壁パネル。
  4. 前記上枠の頭つなぎ部が天井側の通しアングルからなる上係止部材に係止できる係止爪部を備える請求項1〜3のいずれかに記載の内壁パネル。
  5. 請求項1に記載の内壁パネルの取付構造であって、
    下枠の下つなぎ部を床側の下係止部材に係止した状態で、上枠の頭つなぎ部を天井側の上係止部材に係止する内壁パネルの取付構造。
  6. 前記下枠の下つなぎ部が備える係止凹部を床側の通しレールからなる下係止部材に係止する請求項に記載の内壁パネルの取付構造。
  7. 前記上枠の頭つなぎ部が備える係止爪部を天井側の通しアングルからなる上係止部材に付帯させたばね材に係止する請求項に記載の内壁パネルの取付構造。
  8. 前記上枠の上端側の側面を天井側の通しアングルの受け材に当て、上枠の頭つなぎ部の係止爪部を天井側の通しアングルに付帯させたばね材に弾発的に係止する請求項に記載の内壁パネルの取付構造。
  9. 前記下枠の下つなぎ部と床側の下係止部材との間、及び/又は上枠の頭つなぎ部と天井側の上係止部材との間に気密シールを装填する請求項のいずれかに記載の内壁パネルの取付構造。
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