JP4932627B2 - ジアゾ染料及びその製造方法及び使用方法 - Google Patents

ジアゾ染料及びその製造方法及び使用方法 Download PDF

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Description

本発明は染色及び印刷操作における新規な黄色ジアゾ染料、それらの塩、その製造方法及び使用方法に関する。本発明はまたこれらの染料、特にインクジェット印刷用の水溶液記録用液体を含む液体染料調合品に関する。
インクジェット印刷方法には主として二方式がある。
連続流インクジェット印刷系においては、記録用液体が連続流に加圧下でノズルから押し出される。その流れはノズルから或る距離で個々の液滴に分散される。もし、記録シートの或る特定の場所に印刷される必要があれば個々の液滴は記録シートに向けられるか、さもなければ収集容器に向けられる。これは例えばデジタルデータ信号に従って不必要な液滴を帯電させそしてこれらの液滴の軌道を収集容器に向かわせるために調節する静電場を通すことによってなされる。また帯電していない液滴が収集容器に向けられる逆の方法が使用されてもよい。
連続的でない方法、即ちいわゆる“ドロップオンデマンド”プロセスにおいては、液滴が発生しそして記録シートの或る特定の場所に印刷される必要がある場合のみデジタルデータ信号に従ってノズルから放出される。
最近のインクジェットプリンターの印刷速度は経済的理由のために着実に増大している。デジタルカメラで撮影された又は銀塩カメラフィルムのスキャンによって得られたデジタル画像は、これらの最近のプリンターではこれらの画像が銀塩材料上のクラシックなコピーとほとんど区別できない品質レベルで印刷することができる。この方法で得られる画像は、不利な条件下でも優れた保存安定性をもつ必要がある。これは適合した記録用シートと一緒に精密に調整された記録用液体(それぞれそこに含まれる染料)を使用することによってのみ達成することができる。
これらのプリンターに適した記録用シートは、特に写真の現実的画像を印刷する過程で、記録用液体を急速に吸収する必要がある。この目的に特に適した記録用シートは、ナノ多孔性無機化合物、好ましくは酸化アルミニウム又は二酸化シリコン、又はアルミニウム酸化物/水酸化物のような酸化物/水酸化物を含む。これらの記録用シートは“ナノ多孔性”記録用シートとして知られている。
ナノ多孔性記録用シートは、ナノ多孔性化合物のキャピラリー効果の作用によってインクを非常に速やかに(マイクロ秒の範囲で)吸収する。ポリマーベースの記録用シートは、ポリマーの膨張によってインクをよりゆっくりと(ミリ秒の範囲で)吸収する。
記録用液体とナノ多孔性記録用シートの市販されている組み合わせの多くは要求される全ての性質を満たしているわけではない。今日使用できる黄色染料は、非常に高い鮮明度(彩度)、好適な色調、良好な光安定性、良好な耐オゾン分解性、優れた拡散の速さのような要求される全ての性質をもっているわけではない。それらは記録用シート中に浸透しなければならずそして記録用シート表面で染料の分解(“日焼けによる褐色化”)を起こしてはならずそしてそれらは主として水溶液記録用液体中で優れた溶解性をもっている必要がある。
多くの異なった黄色染料が既にインクジェット印刷用に提案されてきたが、全ての要求に適合するものはまだない。
式(I)の黄色染料が特許文献1(実施例2)及び特許文献2(実施例3)に記載されている。
式(II)の黄色染料“ダイレクトイエロー86”は市販されている。
式(III)の黄色染料“ダイレクトイエロー132”もまた市販されている。
式(IV)の黄色染料は特許文献3(実施例5)に記載されている。
従来技術を代表するこれらの全ての染料は、もしそれらが普通紙又はコート紙、コートした又はコートしていない、不透明な又は透明な合成材料のような如何なるタイプの記録用シートにも最高の色表現及び85°以上の色調角をもった画像又は色彩を提供しなければならないインクジェット印刷向けの記録用液体の調合に使用されるときは、全ての必要な要求を満足させることはできない。
そのような印刷用液体で使用される染料は本質的に水溶液記録用液体中で良好な溶解性をもつ必要があり、記録用シート中に浸透しなければならずそして記録用シート表面で染料の分解(“日焼けによる褐色化”)を起こしてはならない。それらは、空気汚染物(例えばオゾンのような)の存在下でさえも、高い光学密度、良好な耐水性、良好な光安定性及び良好な保存安定性をもった印刷画像を提供する必要がある。それらは、不利な条件下に記録用液体中で長い期間保存しても安定でなければならない。
種々のタイプの組成物が提案されてきた。典型的な記録用液体は一つ以上の染料又は顔料、水、有機溶媒及びその他の添加剤を含んでいる。
記録用液体は以下の基準に合格しなければならない。
(1)記録用液体は如何なるタイプの記録用シートにおいても優れた品質の印刷画像を与えること。
(2)記録用液体は良好な耐水性を示す画像を与えること。
(3)記録用液体は良好な光安定性を示す画像を与えること。
(4)記録用液体は良好な耐オゾン分解性を示す画像を与えること。
(5)記録用液体は優れた拡散速度を示す画像を与えること。
(6)記録用液体は記録用シート表面で染料の分解(“日焼けによる褐色化”)を起こさない画像を与えること。
(7)記録用液体は優れた汚れ安定性を示す画像を与えること。
(8)記録用液体は、高温及び高湿の条件下でも、優れた保存安定性を示す画像を与えること。
(9)記録用液体は、記録が長い期間中断されていてキャップをしないで放置されたときでも、インクジェットプリンターのジェットノズルを詰まらせないこと。
(10)記録用液体はその品質を低下させずに長い期間保存できること。
(11)粘度、電導度及び表面張力のようなインクの物理的性質の値が全て、意図された用途に良く適合する規定の範囲内にあること。
(12)記録用液体は毒性がなく、不燃性で且つ安全でなければならない。
USP6,277,185 CHP606,321 WO01/66,651
本発明の目的は、鮮明なレモンイエローカラー、良好な光安定性、オゾン分解に対する優れた安定性及び高い水溶解性をもった新規で鮮明な染料を提供することである。本発明の目的はまた、特にナノ多孔性記録シート上へのインクジェット印刷において、要求される黄色の色調とオゾン分解に対する優れた安定性を示す画像又は色彩を提供することである。本発明の目的は画像のシャープさが高温及び高湿の条件下で長期間保存しても低下しないか又は極くわずかである画像を提供することである。その画像はまた高彩度、良好な光安定性及び耐水性のようなその他の要求される性質をもっている必要がある。
本発明の更なる目的は、特にインクジェット印刷向け記録用液体において、普通紙又はコート紙、コートした又はコートしていない、不透明な又は透明な合成材料のような如何なるタイプの記録用シートにも光学的に変化しない色調を示す液体染料調合品を提供することである。本発明の別の目的は、上述の全ての要求を満たす記録用液体を提供することである。
本発明は、一般式(V):
ここで、Xは硫黄原子又は所望により1から8個の炭素原子をもつアルキル基によって置換されていてもよいイミノ基を表し、Rはスルホアルキル基−(CHSOM又は3,5−ジカルボキシフェニル基を表し、Mは水素原子、金属カチオン又はそれぞれ1から8個の炭素原子をもつ一つ以上のアルキル基又は置換されたアルキル又はヒドロキシアルコキシアルキル基によって置換されていてもよいアンモニウムカチオンを表し、mは2、3又は4そしてnは2又は3である、で表される新規なジアゾ染料に関する。
好ましいものは式(V)の一般式で、X、M及びmが上述のように定義され、Rがスルホアルキル基−(CHSOMを表しそしてnが2である染料である。
特に好ましいものは式(V)の一般式で、X、R、M及びmが上述のように定義され、そしてSOM置換基が4、8位又は6、8位である染料である。
置換基Mとしては、リチウム、ナトリウム及びカリウムのアルカリ金属カチオン又はそれぞれ1から5個の炭素原子をもつアルキル基又はヒドロキシを含むアルキル基によって置換されているアンモニウムカチオンが好ましい。そのような置換されているアンモニウムカチオンを内包している染料は特に高い溶解性を示す。
一般式(V)の好ましい染料を、水溶液中の最大吸収位置と一緒に表1にリスト化して示す。
本発明はまた本発明に従った一般式(V)の染料の製造方法に関し、その特徴は下記のとおりである。
一般式(VI):
ここで、M及びnは上記で定義されたとおりである、の発色団の二つのユニットを塩基の存在下でシアヌル酸クロリドの一つのユニットと縮合させて、一般式(VII):
の中間染料化合物を生成させそしてこの一般式(VII)の中間染料化合物が引き続き式(VIII)の化合物:HX−(CHSOM;ここでX、M及びnは上記で定義されたとおりである、又は一般式(IX)の化合物、1,3,5−HNC(COM);ここで、M及びnは上記で定義されたとおりである、と反応させて一般式(V)の染料を生成させることを特徴とするジアゾ染料の製造方法である。
本発明により、鮮明なレモンイエローカラー、良好な光安定性、オゾン分解に対する優れた安定性及び高い水溶解性をもった新規で鮮明な染料が提供される。さらに、本発明により、特にインクジェット印刷向け記録用液体において、普通紙又はコート紙、コートした又はコートしていない、不透明な又は透明な合成材料のような如何なるタイプの記録用シートにも光学的に変化しない色調を示す液体染料調合品が提供される。
一般式(V)のジアゾ染料は遊離の酸の形態又はそれらの無機又は有機塩の形態である。好ましくは、それらはそれらのアルカリ塩又はアンモニウム塩の形態であり、そこでは、アンモニウムカチオンは置換されていてもよい。そのような置換アンモニウムカチオンの例としては、2−ヒドロキシエチルアンモニウム、ビス−(2−ヒドロキシエチル)−アンモニウム、トリス−(2−ヒドロキシエチル)−アンモニウム、ビス−(2−ヒドロキシエチル)−メチルアンモニウム、トリス−[2−(2−メトキシエトキシ)−エチル]−アンモニウム、8−ヒドロキシ−3,6−ジオキサオクチルアンモニウム、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデケ−7−エン、1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)オクタン及びテトラメチルアンモニウム又はテトラブチルアンモニウムのようなテトラアルキルアンモニウム、又はピリジニウムがある。
本発明は一般式(V)の純粋なジアゾ染料のみでなく、これらのジアゾ染料の混合物にもまた関係する。本発明に従った一般式(V)のジアゾ染料は、良好な耐水性及び光安定性をもった染色材料を与えるために、セルロースを含有する材料、紙、木綿、ビスコース、皮革及び羊毛用に使用される。
実在の染料を使用して染色する織物及び製紙工業で公知の全ての方法が、ジアゾ染料を用いて、好ましくはサイズ化した又はサイズ化されていない紙のバルク処理又は表面処理用に使用される。染料はまた、溶液からの長い排出プロセスによって又は連続プロセスにおいてヤーン及び木綿、ビスコース及びリネンビスコース及びリネンの単体製品を染色するのに使用される。
本発明はさらに、一般式(V)の少なくとも一つのジアゾ染料を含む液体染料調合品に関する。そのような液体染料調合品の使用は特に紙の染色に好ましい。そのような安定な、液体状、好ましくは水溶液、濃縮した染料が公知の方法を使用することによって、好ましくは好適な溶媒中に溶解させることによって得られる。例えば反応溶液のろ過による脱塩工程の後で、染料の中間分離なしで、染料合成中のそのような安定な、水溶液、濃縮調合物を製造できることはそれ自身、特に有利なことである。
そのような液体染料調合品は一般式(V)のジアゾ染料のみでなく、さらにアシッドイエロー17、アシッドイエロー23、ダイレクトイエロー132、ダイレクトイエロー86又は特許文献4及び特許文献5に記載されているような黄色染料を含んでいてもよい。
特許文献4は一般式(X)の黄色染料について記載している:
ここで、Mは水素原子、一価の金属カチオン又はそれぞれ1から12個の炭素原子をもつ一つ以上のアルキル基又はヒドロキシ置換されたアルキル又はヒドロキシアルコキシアルキル基によって置換されていてもよいアンモニウムカチオンを表し、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、R、Rは独立に水素原子、それぞれ炭素原子3個までをもつ脂肪族アルキル基、アルコキシ基又はアシルアミノ基を表し、XはNRを表し、ここで、R、Rは独立に水素原子、1から6個の炭素原子をもつアルキル基、2から6個の炭素原子をもつ置換アルキル基、ここで置換基はOH、OCH、COOM及びSOMからなる群から選択される;アラルキル基、アリール基又はCOOM又はSOMで置換されたアリール基を表し;ここでR及びRはヘテロ原子を含んで又は含まずに環を形成してもよい、又はXはSRを表し、ここで、Rは1から6個の炭素原子をもつ未置換アルキル基、2から6個の炭素原子をもつ置換アルキル基を表し、ここで置換基はOH、OCH、COOM及びSOMからなる群から選択される;又はXはORを表し、ここで、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、そしてmは1、2又は3そして置換基SOMは4、8位、5、7位、6、8位、3、6、8位又は4、6、8位に存在し、そしてmが1の場合には、置換基SOMは1又は4から8位にある。
特許文献5は一般式(XI)の黄色染料について記載している:
ここで、Fはモノアゾ染料残基を表し、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、Mは水素原子、一価の金属カチオン又はそれぞれ1から12個の炭素原子をもつ一つ以上のアルキル基又はヒドロキシ置換されたアルキル又はヒドロキシアルコキシアルキル基によって置換されていてもよいアンモニウムカチオンを表し、そしてm、nは独立に2から6である。
一般式(V)のジアゾ染料又はジアゾ染料混合物はインクジェット印刷向け黄色の記録用液体調合のために優れた染料である。これらの記録用液体はまた、アシッドイエロー17、アシッドイエロー23、ダイレクトイエロー132、ダイレクトイエロー86又は特許文献4及び特許文献5に記載されているような黄色染料を含んでいてもよい。
そのような黄色の記録用液体は水溶液液体媒体中に本発明に従った一つ以上のジアゾ染料を含みそして、所望により、その他の黄色染料を含む。記録用液体は、本発明に従ったこれらのジアゾ染料を記録用液体の合計重量基準で0.6から20wt%、好ましくは0.5から8wt%含む。液体媒体は好ましくは水又は水及び水と混じり合う有機溶媒との混合物である。好適な溶媒は特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10及び特許文献11に実施例として与えられている。
特に好ましいのは、そのような黄色の記録用液体で布帛材料に印刷する方法であり、そこでは、第一段階で、インクをインクジェットプリンターの助けを借りて布帛材料上に沈着させそして、第二段階で、60℃から130℃の温度に加熱することによって染料を布帛材料に定着させるものである。
本発明を以下の実施例でより詳細に例証するが、如何なる場合においても添付したジアゾ染料の特許請求範囲を限定するものではない。
(実施例)
中間染料化合物の製造
式(XII)の中間染料化合物を以下の方法で製造した。
3−[(4−アミノフェニル)アゾ]−ナフタレン−1,5−ジスルホン酸のジナトリウム塩(含量77.5%、1.054モル)614gを水4900ml中に温度65℃で溶解させた。熱溶液を(65℃)を加圧下で20gのシリカゲルを通してろ過した。pH値を7.0と8.0の間に調節した。それから、ろ過装置を100mlの熱水で洗浄しそして濾液を温度0℃まで冷却した。シアヌル酸クロリド(スイスのフルーカケミー社から市販されている)の92.8g(0.504モル)を温度0℃と5℃の間で滴下し、その間、同時に水酸化ナトリウム水溶液(30%)を添加することによってpH値を4.0と6.0の間に維持した。反応混合物を室温まで暖めそして水酸化ナトリウム水溶液(30%)を添加することによってpH値を6.5と7.0の間に維持しながら最終的には温度60℃まで加熱した。温度60℃で攪拌を2時間続けた。その後、pH値を7.0と7.2の間に調節しそして混合物を温度20℃まで冷却し、そして最終的には、温度5℃まで冷却した。沈殿物を真空ろ過しそして温度50℃で真空乾燥した。このようにして、573gの式(XII)の中間染料化合物が得られた。
ジアゾ染料No.10の製造
式(XII)の中間染料化合物57g(0.05モル)を水360ml中に攪拌下で懸濁させた。その後、3−メルカプト−プロパン−1−スルホン酸(ドイツのラシッヒGmbH社から市販されている)(含量93%)のナトリウム塩14.4gを添加しそして水酸化ナトリウム水溶液(30%)を添加することによってpH値を10.0に調節した。その後、5.3gの炭酸ナトリウムを混合物に添加し、混合物を温度80℃に加熱しそしてこの温度で5時間攪拌した。酢酸を添加することによって、酢酸を添加することによって、pH値を6.5に調節しそして溶液をろ過して清澄にした。その溶液を温度20℃まで冷却しそして酢酸ナトリウムとメタノールを添加することによって染料を沈殿させた。混合物を2時間攪拌しそして沈殿物を真空ろ過によって単離した。沈殿物を水とメタノールの混合物(1:1容積)で洗浄しそして最終的には温度60℃で真空乾燥した。このようにして、35gのジアゾ染料No.10が得られた。
ジアゾ染料No.11の製造
実施例1の式(XII)の中間染料化合物114g(0.10モル)を水300ml中に攪拌下で懸濁させた。懸濁物を温度20℃出30分間攪拌した。その後、タウリン17.5g(0.14モル)、水280ml及び水酸化ナトリウム水溶液(30%)16g及び炭酸ナトリウム16.0gの混合物を添加してそしてその混合物を温度100℃で加熱して還流させた。混合物の濁りは温度70℃で消失する。混合物を100℃の温度で2時間攪拌しその後温度70℃まで冷却した。酢酸を添加することによって、pH値を5.5と6.0の間に調節した。混合物の攪拌を一昼夜続けた。真空ろ過によってオレンジ色の沈殿物が単離された。湿った沈殿物を水600ml中に懸濁させそして混合物を温度70℃に加熱した。水酸化ナトリウム水溶液(30%)を添加することによってpH値を8.0に調節した。その後、シリカゲル4gを濁った溶液中に添加した。混合物を温度60℃でろ過して清澄にした。ろ過装置を20mlの水で洗浄した。エタノール(95%)860mlを温度60℃でろ液に滴下した。混合物を温度5℃まで冷却しこの温度で1時間攪拌した。沈殿物を真空ろ過した。沈殿物をエタノール(95%)140mlで洗浄しそして最終的には温度70℃で真空乾燥した。このようにして、112gのジアゾ染料No.11が得られた。
本発明に従ったジアゾ染料No.12からN0.18は同様な方法で適切な出発原料を使用して製造した。
記録用液体の調製例
本発明は、記録用液体に関する限り、本発明のジアゾ染料及び従来技術を代表する染料について表1を使用して以下の実施例を説明する。それぞれの染料の場合、記録用液体100gを、必要量の染料(2.0g−5.0g)、エチレングリコール6.0g、プロピレン−1,2−グリコール3.0g、1−メチル−2−ピロリドン3.0g、オーリン(商標)10G(アメリカのアルヒケミカル社製)の水溶液(50%)0.3g、サーフィノール(商標)465(アメリカのエアプロダクトアンドケミカル社製)0.3g及びメルガール(商標)K10N(ドイツのリーデル−デ−ハーエン社製)0.1gを水と一緒に温度50℃で攪拌しながらほぼ1時間加熱して調製した。得られた溶液を温度20℃まで冷却し、そのpH値を7.5に調節してそれから溶液を細孔径0.3μmのミリポア(商標)フィルターを通した。染料の量を印刷画像の光学密度が全ての染料で同一となるように調節した。
画像調製
インクジェットプリンターキャノンBJC8500を用いて、これらの記録用液体を使用して、以下の記録シートにほぼ1.40の密度をもつ均一に着色された正方形パッチを印刷した:
A: HP印刷紙HPP1122(紙)
B: HPプレミアミプラス(ポリマーベースの記録シート)
C: イルフォード(ILFORD)ギャラリースムースグロッシー(ナノ多孔性記録シート)
D: イルフォードプリンタシアプレミアムフォトグロッシーペーパー(ナノ多孔性記録シート)
E: イルフォードギャラリークラシックグロスペーパー(ポリマーベースの記録シート)
F: エプソンプレミアムグロッシーフォトペーパー(ナノ多孔性記録シート)
G: キャノンフォトペーパープロPR−101(ナノ多孔性記録シート)
これらのカラーパッチは光安定性、色の彩度及び耐オゾン分解性の決定のために使用した。
テスト
1.染料溶解度
染料溶解度は分光光度計を用いてUV領域及び可視光領域で決定した。本発明に従った純粋なジアゾ染料のスペクトルはpH値7.0の緩衝水溶液中で測定した。染料の飽和水溶液を温度50℃で調製した。これらの水溶液をその後室温まで冷却しそして24時間の待ち時間後の測定のために最大吸収における吸収が0.8と1.5の間となるように希釈した。この希釈係数は染料溶解度の計算に使われる。
2.色の彩度
着色した正方形パッチの色座標Lは分光光度計スペクトロリノ(商標)(スイスのグレタッグマクベスレゲンスドルフ社製)を用いて反射光(発光体D65)で測定した。彩度Cは測定された次式の色座標から決定され、鮮明な染料はCの高い値をもっている。
3.光安定性
印刷されたサンプルは、ウエザオメーター(商標)Ci35A(アメリカのアトラスマテリアルテスティングテクノロジー社製)を使用して、温度20℃、相対湿度50%で発光度が20メガラックス時に到達するまで6500Wのキセノンランプで照射した。密度低下を密度計スペクトロリノ(商標)で測定した。初期密度の密度低下率(%)は印刷された記録シート上での染料の光安定性の指標を与える。
4.染料の拡散
このテストのために、ファイングレードの格子模様を含む積算密度1.4をもつ1cmの着色した正方形パッチ(この格子の正方形は8ピクセルの長さで2ピクセル幅の線をもっている)をキャノン製BJC8500インクジェットプリンターで印刷した。印刷したサンプルを相対湿度59%の空気で24時間乾燥した。正方形カラーパッチの光学密度はスペクトロリノ(商標)分光光度計で測定した。印刷したサンプルをそれからクリマチックテストキャビネットWK111(ドイツのヴァイスウンベルテクニックBmbH社製)中で、温度40℃、相対湿度80%で7日間保存した。保存過程で、染料は格子の白の部分に拡散し、密度増加を与える。保存後にサンプルを再測定した。保存前後での密度増加は染料拡散量の指標である。
5.オゾン分解に対する安定性
正方形カラーパッチの光学密度はスペクトロリノ(商標)分光光度計で測定した。その後、印刷したサンプルを予め決められた時間(例えば24時間)オゾンチェンバー、モデル903(イギリスのサトラ/ハンプデン社製)中で、1ppmのオゾン濃度の空気を13mm/sの循環速度で循環しながら温度30℃、相対湿度50%で保存した。保存後にサンプルを再測定した。これら二つの測定の密度差は初期密度に対するパーセントで表され、オゾンに晒したことによる染料ロス量の指標となる。
結果
上記テストのそれぞれに対して、染料は4クラスに分類される:
A: 優
B: 良
C: 可
D: 不可
本発明に従ったジアゾ染料と従来技術を代表するいくつかの染料の決定された溶解度を表2にリスト化して示す。
表2の結果の比較は、本発明に従ったジアゾ染料が優又は良の溶解度をもっていることを示している。従来技術を代表する染料では、染料(IV)のみが本発明と等価の高い水溶性をもっている。
本発明に従ったジアゾ染料と従来技術を代表するいくつかの染料の決定された色彩度Cを表3にリスト化して示す。
表3の結果の比較は、特に、本発明に従ったNo.10、11及び14のジアゾ染料が非常に鮮明でそしてそれ故に全ての記録シートで鮮明な黄色を与えることを示している。全ての記録シートでそのような鮮明な黄色を与える従来技術を代表する染料は見られない。
本発明に従ったジアゾ染料と従来技術を代表するいくつかの染料の測定された光安定性を表4にリスト化して示す。
表4の結果の比較は、本発明に従ったジアゾ染料が全ての記録シートにおいて優又は良の光安定性をもっていることを示している。従来技術を代表する染料では、染料(I)のみが全ての記録シートで優又は良の光安定性をもってだけである。従来技術を代表する染料(II)、(III)及び(IV)は可又は不可の光安定性をもっている。それらはインクジェット印刷用の記録液体としては限定無しでは使用できない。
本発明に従ったジアゾ染料と従来技術を代表するいくつかの染料の測定された染料拡散量を表5にリスト化して示す。
表5の結果の比較は、特に、本発明に従ったNo.11及び14のジアゾ染料が全てのインクジェット印刷用の記録液体で優又は良の拡散速度を示している。それ故にそれらはインクジェット印刷用の記録液体として限定無しで使用できる。全ての従来技術を代表する染料は少なくとも一つの記録シートでは可又は不可の拡散速度をもっている。それ故に、それらはインクジェット印刷用の記録液体としては限定付きでないと使用できない。
本発明に従ったジアゾ染料と従来技術を代表するいくつかの染料の測定された耐オゾン分解性を表6にリスト化して示す。オゾン分解はナノ多孔性記録シートでのみ問題となるので、結果は記録シートC、D、F及びGについてのみリスト化する。
表6の結果の比較は、本発明に従った全てのジアゾ染料が全てのインクジェット印刷用記録液体で優又は良の耐オゾン分解性を示している。それ故にそれらはインクジェット印刷用の記録液体として限定無しで使用できる。
WO96/24,635 EP0,755,984 USP4,626,284 USP4,703,113 USP4,963,189 GBP2,289,473 EP0,425,150 EP0,597,672
本発明は、特にインクジェット印刷向け記録用液体において、普通紙又はコート紙、コートした又はコートしていない、不透明な又は透明な合成材料のような如何なるタイプの記録用シートにも光学的に変化しない鮮やかな色調を示す黄色の液体染料調合品として有用である。

Claims (12)

  1. 一般式(V):
    ここで、Mは水素原子、金属カチオン又はそれぞれ1から8個の炭素原子をもつ一つ以上のアルキル基又は置換されたアルキル又はヒドロキシアルコキシアルキル基によって置換されていてもよいアンモニウムカチオンを表し、nは2又は3であり、
    が1から8個の炭素原子をもつアルキル基によって置換されているイミノ基であるとき、Rはスルホアルキル基−(CHSOMであってmは2、3又は4であり、
    Xが硫黄原子又は無置換のイミノ基又は1から8個の炭素原子をもつアルキル基によって置換されているイミノ基であるとき、Rは3,5−ジカルボキシフェニル基であるジアゾ染料。
  2. が1から8個の炭素原子をもつアルキル基によって置換されているイミノ基であるとき、Rはスルホアルキル基−(CHSOMであってnは2であり、
    Xが硫黄原子又は無置換のイミノ基又は1から8個の炭素原子をもつアルキル基によって置換されているイミノ基であるとき、Rは3,5−ジカルボキシフェニル基であってnは2である請求項1記載のジアゾ染料。
  3. 置換基SOMが4,8位又は6,8位に存在することを特徴とする請求項2記載のジアゾ染料。
  4. Mがリチウム、ナトリウム及びカリウムのアルカリ金属カチオン又はそれぞれ1から5個の炭素原子をもつアルキル基又はヒドロキシを含むアルキル基によって置換されているアンモニウムカチオンを表すことを特徴とする請求項2又は3に記載のジアゾ染料。
  5. 一般式(VI):
    ここで、M及びnは請求項1で定義されたとおりである、の発色団の二つのユニットを塩基の存在下でシアヌル酸クロリドの一つのユニットと縮合させて、一般式(VII):
    の中間染料化合物を生成させそしてこの一般式(VII)の中間染料化合物が引き続き式(VIII)の化合物:HX−(CHSOM;ここでX、M及びmは請求項1で定義されたとおりである、又は一般式(IX)の化合物、1,3,5−HNC(COM);ここで、Mは請求項1で定義されたとおりである、と反応させて一般式(V)の染料を生成させることを特徴とする請求項1記載のジアゾ染料の製造方法。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載のジアゾ染料を対象物に付与することを特徴とする、記録シート上に文字及び画像を記録する方法又は天然若しくは合成繊維材料、ナノ多孔質材料、皮革及びアルミニウムから選ばれた材料の染色又は印刷方法。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の少なくとも一つのジアゾ染料又はジアゾ染料混合物を含む液体染料調合品。
  8. さらに一つ以上の他の黄色染料を含む請求項7記載の液体染料調合品。
  9. 追加の黄色染料が一般式(X)の染料:
    ここで、Mは水素原子、一価の金属カチオン又はそれぞれ1から12個の炭素原子をもつ一つ以上のアルキル基又はヒドロキシ置換されたアルキル又はヒドロキシアルコキシアルキル基によって置換されていてもよいアンモニウムカチオンを表し、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、R、Rは独立に水素原子、それぞれ炭素原子3個までをもつ脂肪族アルキル基、アルコキシ基又はアシルアミノ基を表し、XはNRを表し、ここで、R、Rは独立に水素原子、1から6個の炭素原子をもつアルキル基、2から6個の炭素原子をもつ置換アルキル基、ここで置換基はOH、OCH、COOM及びSOMからなる群から選択される;アラルキル基、アリール基又はCOOM又はSOMで置換されたアリール基を表し;ここでR及びRはヘテロ原子を含んで又は含まずに環を形成してもよい、又はXはSRを表し、ここで、Rは1から6個の炭素原子をもつ未置換アルキル基、2から6個の炭素原子をもつ置換アルキル基を表し、ここで置換基はOH、OCH、COOM及びSOMからなる群から選択される;又はXはORを表し、ここで、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、そしてmは1、2又は3そして置換基SOMは4、8位、5、7位、6、8位、3、6、8位又は4、6、8位に存在し、そしてmが1の場合には、置換基SOMは1又は4から8位にある;
    一般式(XI)の染料:
    ここで、Fはモノアゾ染料残基を表し、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、Mは水素原子、一価の金属カチオン又はそれぞれ1から12個の炭素原子をもつ一つ以上のアルキル基又はヒドロキシ置換されたアルキル又はヒドロキシアルコキシアルキル基によって置換されていてもよいアンモニウムカチオンを表し、そしてm、nは独立に2から6である;
    アシッドイエロー17、アシッドイエロー23、ダイレクトイエロー132、ダイレクトイエロー86又はそれらの混合物の染料からなる群から選択されることを特徴とする請求項8記載の液体染料調合品。
  10. 請求項1から4のいずれか1項に記載された少なくとも一つのジアゾ染料又はジアゾ染料混合物を含むインクジェット印刷記録用液体。
  11. さらに一つ以上の他の黄色染料を含む請求項10記載のインクジェット印刷記録用液体。
  12. 追加の黄色染料が一般式(X)の染料:
    ここで、Mは水素原子、一価の金属カチオン又はそれぞれ1から12個の炭素原子をもつ一つ以上のアルキル基又はヒドロキシ置換されたアルキル又はヒドロキシアルコキシアルキル基によって置換されていてもよいアンモニウムカチオンを表し、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、R、Rは独立に水素原子、それぞれ炭素原子3個までをもつ脂肪族アルキル基、アルコキシ基又はアシルアミノ基を表し、XはNRを表し、ここで、R、Rは独立に水素原子、1から6個の炭素原子をもつアルキル基、2から6個の炭素原子をもつ置換アルキル基、ここで置換基はOH、OCH、COOM及びSOMからなる群から選択される;アラルキル基、アリール基又はCOOM又はSOMで置換されたアリール基を表し;ここでR及びRはヘテロ原子を含み又は含まずに環を形成してもよい、又はXはSRを表し、ここで、Rは1から6個の炭素原子をもつ未置換アルキル基、2から6個の炭素原子をもつ置換アルキル基を表し、ここで置換基はOH、OCH、COOM及びSOMからなる群から選択される;又はXはORを表し、ここで、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、そしてmは1、2又は3そして置換基SOMは4、8位、5、7位、6、8位、3、6、8位又は4、6、8位に存在し、そしてmが1の場合には、置換基SOMは1又は4から8位にある;
    一般式(XI)の染料:
    ここで、Fはモノアゾ染料残基を表し、Rは水素原子又は1から6個の炭素原子をもつ脂肪族アルキル基を表し、Mは水素原子、それぞれ1から12個の炭素原子をもつ一つ以上のアルキル基又はヒドロキシ置換されたアルキル又はヒドロキシアルコキシアルキル基によって置換されていてもよい一価の金属カチオン又はアンモニウムカチオンを表し、そしてm、nは独立に2から6である;
    アシッドイエロー17、アシッドイエロー23、ダイレクトイエロー132、ダイレクトイエロー86又はそれらの混合物の染料からなる群から選択されることを特徴とする請求項11記載のインクジェット印刷記録用液体。
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