JP4931961B2 - プロキシシステム、通信方法、および通信プログラム - Google Patents

プロキシシステム、通信方法、および通信プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4931961B2
JP4931961B2 JP2009137624A JP2009137624A JP4931961B2 JP 4931961 B2 JP4931961 B2 JP 4931961B2 JP 2009137624 A JP2009137624 A JP 2009137624A JP 2009137624 A JP2009137624 A JP 2009137624A JP 4931961 B2 JP4931961 B2 JP 4931961B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
file transfer
server
transfer data
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009137624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010282579A (ja
Inventor
孝彦 長田
真樹 谷川
勝彦 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2009137624A priority Critical patent/JP4931961B2/ja
Publication of JP2010282579A publication Critical patent/JP2010282579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4931961B2 publication Critical patent/JP4931961B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、プロキシシステム、通信方法、および通信プログラムに関する。
通信回線を利用した情報流通の手段として、小容量のデータを流通させる汎用的なメールシステムや大容量のデータをセキュアに流通させる大規模セキュアファイル流通基盤システム(以下、「セキュアファイル転送システム」という。)等が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
メールシステムとセキュアファイル転送システムとは、それぞれ別々のシステムとして構築されたものであったため、ユーザは、用途に応じてメールシステム専用のソフトウェア(以下、「メールクライアント」という。)とセキュアファイル転送システム専用のソフトウェア(以下、「セキュアファイル転送クライアント」という。)とを使い分けていた。
例えば、ユーザは、メールサーバから電子メールを受信する場合、端末装置にメールクライアントを起動させて、メールサーバに自分宛の電子メールが到着しているか否かの新着メール問合せを行い、到着していた場合に電子メールを受信していた。
一方、ユーザは、セキュアファイル転送システムのサーバ(以下、「セキュアファイル転送サーバ」という。)からデータ(以下、「セキュアファイル転送データ」という。)を受信する場合、端末装置にセキュアファイル転送クライアントを起動させて、セキュアファイル転送サーバに自分宛のセキュアファイル転送データが到着しているか否かの新着ファイル問合せを行い、到着していた場合にセキュアファイル転送データを受信していた。
このように、ユーザは、端末装置にメールクライアントとセキュアファイル転送クライアントとの両方を起動させなければ、自分宛に電子メールとセキュアファイル転送データとが送信されているか否かを確認することができなかったため、端末装置の操作が面倒であった。
このため、ユーザの操作性を向上させる試みも進んでいる。例えば、セキュアファイル転送サーバにセキュアファイル転送データが到着した場合に、セキュアファイル転送サーバからメールサーバを介してセキュアファイル転送データの宛先となっているユーザの端末装置へセキュアファイル転送データの到着を通知する電子メール(以下、「到着通知メール」という。)を送信するセキュアファイル転送システムも開発されている。
到着通知メールを送信するセキュアファイル転送システムを利用すれば、ユーザは、セキュアファイル転送クライアントを利用しなくても、メールクライアントを利用するだけで、セキュアファイル転送サーバに自分宛のセキュアファイル転送データが到着していることを確認することができる。
NTT技術ジャーナル2006年8月号
しかしながら、到着通知メールを送信するセキュアファイル転送システムを利用した場合であっても、ユーザは、到着通知メールの受信を確認した後、セキュアファイル転送サーバからセキュアファイル転送データを受信する必要があった。
そのため、ユーザは、セキュアファイル転送サーバから自分宛のセキュアファイル転送データを受信するために結局セキュアファイル転送クライアントを起動させなければならず、依然として端末装置の操作が面倒であった。
また、ユーザは、メールサーバから同時に複数の電子メールを受信した場合に、到着通知メールを見落とすことがある。到着通知メールを見落とした場合、ユーザは、セキュアファイル転送サーバから自分宛のセキュアファイル転送データを取り忘れてしまう。
また、メールクライアントから新着メール問合せの要求を受付けた場合に、メールサーバへの新着メール問合せに加えて、セキュアファイル転送サーバへの新着ファイル問合せを行うことにより操作性を改善することも考えられるが、これではセキュアファイル転送サーバの処理負荷が増大する恐れがある。
すなわち、ユーザによっては、手動や設定によって頻繁に新着メール問合せを行うことがあるため、セキュアファイル転送サーバへの新着ファイル問合せ頻度が高まった場合に、セキュアファイル転送サーバの処理負荷が増大してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、大容量のデータをセキュアに流通させるセキュアファイル転送システムにおけるサーバの処理負荷を増大させることなく、ユーザが汎用のメールシステムを利用して簡単な操作でセキュアファイル転送システムを利用することができるプロキシシステム、同システムによる通信方法、同方法をコンピュータに実行させる通信プログラムを提供することを目的とする。
上述して課題を解決し、目的を達成するために、本発明では、端末装置間で電子メールの送受信を行なうメールサーバおよび前記メールサーバを用いたシステムでは送受信が不可能なファイル転送データを端末装置間でセキュアに転送するファイル転送データ転送サーバと、端末装置に設置され、前記メールサーバを用いたシステムで送受信された電子メールを受信可能なメールクライアントとの間でデータ通信の仲介を行なうプロキシシステムであって、前記ファイル転送データ転送サーバに前記メールクライアント宛のファイル転送データが到着したことを示すメールであって、前記ファイル転送データ転送サーバが作成した到着通知メールをメールサーバから受信するメール受信部と、前記メール受信部によって前記到着通知メールが受信されたか否かを、前記ファイル転送データ転送サーバにより当該到着通知メールに埋め込まれたヘッダ情報を利用して判定する受信判定部と、前記受信判定部によって、前記到着通知メールが受信されたと判定された場合に、前記ファイル転送データ転送サーバから前記メールクライアント宛のファイル転送データを受信するファイル転送データ受信部と、前記ファイル転送データ受信部によって受信されたファイル転送データを前記メールクライアントで受信可能な電子メールのデータ形式へ変換して前記メールクライアントへ出力するファイル転送データ変換部とを有するプロキシシステムを提供することとした。
また、本発明では、前記プロキシシステムにおいて、前記ファイル転送データ変換部は、前記ファイル転送データ受信部によって受信されるファイル転送データの送信元である送信元端末装置が前記ファイル転送データ転送サーバを利用するためのアドレスと前記送信元端末装置が前記メールサーバを利用するための電子メールアドレスとを対応付けて記憶したアドレス対応テーブルを有し、前記ファイル転送データ受信部によって受信された前記ファイル転送データの送信元を示す前記アドレスと対応付けて前記アドレス対応テーブルに記憶されている前記電子メールアドレスを前記メールクライアントへ出力する前記電子メールの送信元とすることを特徴とする。
また、本発明では、前記プロキシシステムにおいて、前記ファイル転送データ変換部は、前記ファイル転送データを前記電子メールに変換する際、前記電子メールのヘッダに対して、送信元が前記ファイル転送データ転送サーバであることを識別可能なタグ情報を埋め込むことを特徴とする。
また、本発明では、前記プロキシシステムにおいて、前記メールクライアントのユーザがメール作成時に入力する情報であって、重要度、メールアドレス、本文中のキーワード、件名、電子署名または添付ファイルの有無である特定の入力情報の内容と、当該メールを送信する送信サーバの種類とを対応付けて予め記憶した入力情報テーブルと、前記メールクライアントによって作成された電子メールから前記入力情報テーブルに記憶されている前記入力情報の内容を検出する情報検出部と、前記情報検出部によって検出された前記入力情報の内容に対応する送信サーバの種類が、ファイル転送データ転送サーバである場合、又は、前記入力情報の内容に対応する送信サーバの種類がユーザにより選択された送信サーバであり、当該ユーザがファイル転送データ転送サーバを選択した場合、前記電子メールを前記ファイル転送データへ変換するメール変換部と、前記メールクライアントが前記ファイル転送データ転送サーバを利用するためのアドレスを使用して、前記メール変換部によって変換された前記ファイル転送データを前記ファイル転送データ転送サーバへ送信するファイル転送データ送信部とを有することを特徴とする。
また、本発明では、前記プロキシシステムにおいて、前記メール変換部は、前記入力情報が検出された前記電子メールの送信先を示す電子メールアドレスと、前記電子メールアドレスを有する送信先端末装置が前記ファイル転送データ転送サーバを利用するためのアドレスとを対応付けて記憶したアドレス対応テーブルを有し、前記入力情報が検出された前記電子メールの送信先を示す電子メールアドレスに対応付けて前記アドレス対応テーブルに記憶されているアドレスを前記電子メールから変換した前記ファイル転送データの送信先とすることを特徴とする。
また、本発明では、前記プロキシシステムにおいて、前記情報検出部によって検出された前記入力情報の内容に対応する送信サーバの種類がユーザにより選択された送信サーバである場合に、前記入力情報の内容が検出された前記電子メールの送信に利用する送信サーバを前記ファイル転送データ転送サーバと前記メールサーバとから前記ユーザへ選択させる選択要求を前記ユーザに対して行うサーバ選択要求部を有することを特徴とする。
また、本発明では、端末装置間で電子メールの送受信を行なうメールサーバおよび前記メールサーバを用いたシステムでは送受信が不可能なファイル転送データを端末装置間でセキュアに転送するファイル転送データ転送サーバと、端末装置に設置され、前記メールサーバを用いたシステムで送受信された電子メールを受信可能なメールクライアントとの間でデータ通信の仲介を行なうプロキシシステムに適用される通信方法であって、前記ファイル転送データ転送サーバに前記メールクライアント宛のファイル転送データが到着したことを示すメールであって、前記ファイル転送データ転送サーバが作成した到着通知メールをメールサーバから受信するメール受信ステップと、前記メール受信ステップによって前記到着通知メールが受信されたか否かを、前記ファイル転送データ転送サーバにより当該到着通知メールに埋め込まれたヘッダ情報を利用して判定する受信判定ステップと、前記受信判定ステップによって、前記到着通知メールが受信されたと判定された場合に、前記ファイル転送データ転送サーバから前記メールクライアント宛のファイル転送データを受信するファイル転送データ受信ステップと、前記ファイル転送データ受信ステップによって受信されたファイル転送データを前記メールクライアントで受信可能な電子メールのデータ形式へ変換して前記メールクライアントへ出力するファイル転送データ変換ステップとを有する通信方法を提供することとした。
また、本発明では、前記プロキシシステムの動作手順をコンピュータに実行させるための通信プログラムを提供することとした。
本発明によれば、ファイル転送データをセキュアに転送するファイル転送データ転送サーバ 処理負荷を増大させることなく、ユーザが汎用のメールシステムを利用して簡単な操作でファイル転送データをセキュアに転送するファイル転送するシステムを利用することができる。
図1は、本実施形態に係るプロキシシステムがセキュアファイル転送データを受信する場合に実行する処理の一例を示す説明図である。 図2は、本実施形態に係るプロキシシステムを備えた端末装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、受信要求処理部が行うセキュアファイル転送データからメールへの変換処理の一例を示す説明図である。 図4は、入力情報テーブルの一例を示す説明図である。 図5は、ユーザインターフェースに表示させるダイアログの一例を示す説明図である。 図6は、プロキシシステムがメール及びセキュアファイル転送データを受信する場合のメールクライアント、プロキシシステム、メールサーバ、セキュアファイル転送サーバの動作を示すシーケンス図である。 図7は、本実施形態に係るプロキシシステムがメール又はセキュアファイル転送データを受信する場合に実行する処理を示すフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るプロキシシステムがメール又はセキュアファイル転送データを送信する場合のメールクライアント、プロキシシステムの動作を示すシーケンス図である。 図9は、本実施形態に係るプロキシシステムがメール又はセキュアファイル転送データを送信する場合に実行する処理を示すフローチャートである。 図10は、他の入力情報と送信に利用する送信サーバの種類とを対応付けた入力情報テーブルの変形例を示す説明図である。 図11は、従来の端末装置の構成及び通信方法を示す説明図である。
以下、本発明に係るプロキシシステム、同システムによる通信方法、及び同方法をコンピュータに実行させる通信プログラムの一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
以下の説明では、端末装置間で電子メール(以下、「メール」という。)の送受信を可能とする通信システムをメールシステムといい、端末装置間でメールシステムでは送受信が不可能な大容量のデータをセキュアに送受信可能とする大規模セキュアファイル流通基盤システムをセキュアファイル転送システムという。
また、セキュアファイル転送システムを利用して端末装置が送受信する暗号化されたデータをセキュアファイル転送データ、端末装置間でセキュアファイル転送データの転送を行うサーバをセキュアファイル転送サーバ、メールシステムを利用する端末装置間でメールの転送を行うサーバをメールサーバという。
本実施形態に係るプロキシシステムは、メールの送受信や送受信したメールの管理等を行うソフトウェア(以下、「メールクライント」という。)と、メールサーバ及びセキュアファイル転送サーバとの間でプロキシとしてデータ通信の仲介を行うものであって、ユーザが操作する端末装置内に設けられるものである。
特に、本実施形態に係るプロキシシステムは、セキュアファイル転送サーバからセキュアファイル転送データを取得する必要がある場合に、適宜セキュアファイル転送サーバへアクセスしてセキュアファイル転送データを受信し、受信したセキュアファイル転送データをメールへ変換してメールクライアントへ出力する。
そのため、端末装置のユーザは、用途に応じてメールシステムとセキュアファイル転送システムとを使い分ける必要がなく、メールクライアントだけを利用してセキュアファイル転送サーバからのセキュアファイル転送データの取得や取得したセキュアファイル転送データの管理を行うことができる。
また、本実施形態のプロキシシステムは、セキュアファイル転送サーバに対して無駄なアクセスを行うことがないので、端末装置からの不必要なアクセスのためにセキュアファイル転送サーバの処理負荷が増大することを未然に防止することができる。
ここで、本実施形態に係るプロキシシステムの特徴を明確にするために、まず、図11を参照して、従来の端末装置の構成と従来の端末装置による通信方法について説明する。図11は、従来の端末装置の構成及び通信方法を示す説明図である。
図11(a)に示すように、従来の端末装置100は、メールクライアント101と、セキュアファイル転送データの送受信及び送受信したセキュアファイル転送データの管理を行う専用のソフトウェア(以下、「セキュアファイル転送クライアント」という。)102とを備えていた。
そして、端末装置100のユーザは、図11(b)に示すように、セキュアファイル転送サーバ5からセキュアファイル転送データを受信する場合、まず、メールクライアント101を起動させ、メールサーバ4に対して新着メール問合せを行って、メールサーバ4からメールを受信していた。
このとき、セキュアファイル転送サーバ5にメールクライアント101宛のセキュアファイル転送データが到着したことを示すメール(以下、「到着通知メール」という。)がセキュアファイル転送サーバ5からメールサーバ4へ届いていた場合、ユーザは、他のメールと共に到着通知メールを受信する。
端末装置100のユーザは、メールサーバ4から受信したメールの中に、セキュアファイル転送サーバ5から送信された到着通知メールが含まれていることを確認することによって、他のユーザから自分宛にセキュアファイル転送データが送信されていることを確認していた。
その後、端末装置100のユーザは、図11(c)に示すように、セキュアファイル転送クライアント102を起動させ、セキュアファイル転送サーバ5に対してセキュアファイル転送クライアント102へのセキュアファイル転送データの送信を要求するためのセキュアファイル転送データ送信要求を行って、セキュアファイル転送クライアント102によってセキュアファイル転送データを受信していた。
また、従来の端末装置100のユーザは、メールを送信する場合、図11(d)に示すように、メールクライアント101を起動させて、メールクライアント101からメールサーバ4へメールを送信していた。
一方、ユーザは、セキュアファイル転送データを送信する場合には、図11(e)に示すように、セキュアファイル転送クライアント102を起動させて、セキュアファイル転送クライアント102からセキュアファイル転送サーバ5へセキュアファイル転送データを送信していた。
このように、従来の端末装置100のユーザは、用途に応じてメールクライアント101とセキュアファイル転送クライアント102とを使い分ける必要があったため、端末装置100の操作が面倒であった。
特に、セキュアファイル転送システムを利用してセキュアファイル転送データを受信する場合、ユーザは、メールクライアント101を起動させて到着通知メールの受信を確認した後、セキュアファイル転送クライアント102を起動させてセキュアファイル転送データを受信する必要があったため、端末装置100の操作が面倒であった。
これに対して、本実施形態に係るプロキシシステムは、ユーザが面倒な操作を行わなくてもメールクライアントだけを使用してセキュアファイル転送システムを利用したセキュアファイル転送データの送受信及び管理ができるように構成している。図1は、本実施形態に係るプロキシシステムがセキュアファイル転送データを受信する場合に実行する処理の一例を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係るプロキシシステム1は、端末装置2の内部に設けられ、メールクライアント3と通信可能に接続されている。また、プロキシシステム1は、通信回線を介してメールサーバ4及びセキュアファイル転送サーバ5に対してアクセス可能に接続されている。
セキュアファイル転送システムでは、セキュアファイル転送サーバ5へメールクライアント3宛のセキュアファイル転送データが到着すると、セキュアファイル転送サーバ5からメールサーバ4へメールクライアント3を宛先とした到着通知メールが送信される(1)。
メールサーバ4は、到着通知メールを受信した後、プロキシシステム1から新着メール問合せを受付けると、セキュアファイル転送サーバ5から受信した到着通知メールを含むメールクライアント3宛の全てのメールをプロキシシステム1へ転送する(2)。
プロキシシステム1は、メールサーバ4から受信したメールの中にセキュアファイル転送サーバ5から送信された到着通知メールがあるか否かを判定し、到着通知メールありと判定した場合に(3)、セキュアファイル転送サーバ5に対してアクセスし、セキュアファイル転送サーバ5からセキュアファイル転送データを受信する(4)。
その後、プロキシシステム1は、セキュアファイル転送サーバ5から受信したセキュアファイル転送データをメールへ変換してメールクライアント3へ出力する(5)。このときプロキシシステム1は、セキュアファイル転送データから変換したメール以外のメールもメールクライアント3へ出力する。
このように、本実施形態のプロキシシステム1は、メールサーバ4から受信したメールの中にセキュアファイル転送サーバ5から送信された到着通知メールがあるか否かを自動的に判定し、到着通知メールがあった場合に、セキュアファイル転送サーバ5にアクセスしてセキュアファイル転送データを受信し、受信したセキュアファイル転送データをメールに変換してからメールクライアント3へ出力する。
そのため、ユーザは、メールクライアント3を利用してメールサーバ4へ新着メール問合せを行うだけで、面倒な操作を行わなくてもメールとセキュアファイル転送データとを受信することができる。
しかも、メールクライアント3には、メールに変換されたセキュアファイル転送データとメールサーバ4から受信されたメールとの両方が入力されるので、ユーザは、メールクライアント3だけを利用してメールとセキュアファイル転送データとを一括管理することができる。
次に、本実施形態に係るプロキシシステムを備えた端末装置の構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るプロキシシステムを備えた端末装置の構成を示す機能ブロック図である。
図2には、プロキシシステム1の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な端末装置の構成要素についての記載を省略している。図2に示すように、端末装置2は、メールクライアント3とプロキシシステム1とを備えている。
メールクライアント3は、ユーザインターフェース31と、受信制御部32と、送信制御部33とを備えている。ユーザインターフェース31は、ユーザが情報を入力するために操作する操作手段と、ユーザの操作に基づいてメールクライアント3が生成した情報をユーザに提示する提示手段とを含んでいる。
例えば、ユーザがメールの作成時に文字入力を行うキーボードやマウス、作成されたメールを表示するディスプレイ等がメールクライアント3のユーザインターフェース31に相当する。
受信制御部32は、ユーザインターフェース31から入力されるユーザの指示に従ってメールの受信処理を行う処理部である。メールを受信する場合、受信制御部32は、プロキシシステム1へ向けてメールの受信要求を出力する。
また、受信制御部32は、受信したメールやメールの受信履歴等を管理する処理の他、メールの受信結果等をユーザインターフェース31へ出力して、ユーザインターフェース31によってユーザに提示させる処理等も行う。
送信制御部33は、ユーザインターフェース31から入力されるユーザの指示に従ってメールの作成処理やメールの送信処理を行う処理部である。メールを送信する場合、送信制御部33は、作成したメールとメールの送信要求とをプロキシシステム1へ出力する。
また、送信制御部33は、送信したメールやメールの送信履歴等を管理する処理の他、メールの送信結果等をユーザインターフェース31へ出力して、ユーザインターフェース31によってユーザに提示させる処理等も行う。
プロキシシステム1は、メール及びセキュアファイル転送データの受信を行う受信部11と、メール及びセキュアファイル転送データの送信を行う送信部12とを備えている。受信部11は、受信要求処理部13と、メール受信部14と、メール判定部15と、ファイル転送データ受信部16とを備えている。
メール受信部14は、受信要求処理部13からメールの受信要求が入力された場合に、メールサーバ4に対して新着メール問合せを行って、メールサーバ4からメールクライアント3宛のメールを受信し、受信したメールをメール判定部15へ出力する処理部である。
メール判定部15は、メール受信部14から入力されたメールの中に、セキュアファイル転送サーバ5から送信された到着通知メールが含まれているか否かを判定し、判定結果をファイル転送データ受信部16へ出力すると共に、メール受信部14から入力されたメールを受信要求処理部13へ出力する処理部である。
また、メール判定部15は、セキュアファイル転送サーバ5が到着通知メールを作成する際に到着通知メールのヘッダに埋め込んだヘッダ情報を利用して、メール受信部14から入力されたメールの中に、セキュアファイル転送サーバ5から送信された到着通知メールが含まれているか否かを判定する。
このように、本実施形態では、メール判定部15がメール受信部14によって到着通知メールが受信されたか否かを判定する受信判定部として機能する。
ファイル転送データ受信部16は、メール判定部15からメール受信部14によって受信されたメールに到着通知メールが含まれていたことを示す判定結果が入力された場合に、セキュアファイル転送サーバ5からセキュアファイル転送データを受信して受信要求部13へ出力する処理部である。
このように、ファイル転送データ受信部16は、メール受信部14によって受信されたメールに到着通知メールが含まれていた場合に、セキュアファイル転送サーバ5へアクセスしてセキュアファイル転送データを受信するので、セキュアファイル転送サーバ5に対して無駄な新着ファイル問合せを行うことがない。
その結果、セキュアファイル転送サーバ5は、端末装置2からの無駄な新着ファイル問合せに対して応答する必要がなく、セキュアファイル転送データが到着している場合にだけセキュアファイル転送データの到着を確認すればよいので処理負荷を低減することができる。
受信要求処理部13は、メールクライアント3の受信制御部32からメールの受信要求を受付け、受信要求に対する応答として受信要求処理結果を受信制御部32へ応答する処理部である。
具体的には、受信要求処理部13は、受信制御部32からメールの受信要求が入力されると、メール受信部14へ受信要求を出力する。その後、受信要求処理部13は、メール判定部15からメール受信部14によって受信されたメールが入力されると、入力されたメールを受信要求処理結果として受信制御部32へ出力する。
また、受信要求処理部13は、ファイル転送データ受信部16からセキュアファイル転送データが入力されると、セキュアファイル転送データのデータ形式をメールのデータ形式に変換して受信要求処理結果として受信制御部32へ出力する。
このように、本実施形態では、受信要求処理部13がファイル転送データ受信部16によって受信されたセキュアファイル転送データを電子メールへ変換してメールクライアント3へ出力するファイル変換部として機能する。
ここで、受信要求処理部13が行うセキュアファイル転送データからメールへの変換処理の一例について説明する。図3は、受信要求処理部13が行うセキュアファイル転送データからメールへの変換処理の一例を示す説明図である。
図3に示すセキュアファイル転送データ6には、セキュアファイル転送データ6を送信した端末装置がセキュアファイル転送サーバ5を利用するためのアドレス、件名、本文、添付ファイル等のデータが含まれている。
そして、受信要求処理部13は、ファイル転送データ受信部16からセキュアファイル転送形式のセキュアファイル転送データ6が入力されると、図3に示すように、セキュアファイル転送データ6をヘッダ71とメール本体72とからなるメール形式のメール7に変換する。
受信要求処理部13は、セキュアファイル転送データ6を送信してくる送信元端末装置がセキュアファイル転送サーバ5を利用するためのアドレス(以下、「セキュアファイル転送アドレス」という。)と、送信元端末装置がメールサーバ4を利用するためのメールアドレスとを対応つけて記憶したアドレス対応テーブルを備えている。
そして、受信要求処理部13は、セキュアファイル転送データ6をメールに変換する際に、セキュアファイル転送データ6から送信元端末装置のセキュアファイル転送アドレスを抽出する。
その後、受信要求処理部13は、セキュアファイル転送データ6から抽出したセキュアファイル転送アドレスと対応つけてアドレス対応テーブルに記憶されているメールアドレスをセキュアファイル転送データのメールアドレス73としてヘッダ71に格納する。
さらに、受信要求処理部13は、セキュアファイル転送データ6からセキュアファイル転送データ6の件名や本文のデータを抽出してメール本体72に格納することにより、セキュアファイル転送データ6をメール7へ変換する。
これにより、メールクライアント3は、メール7に変換されたセキュアファイル転送データ6とメールサーバ4から受信した他のメールとをメール7に変換されたセキュアファイル転送データ6のメールアドレス73と他のメールのメールアドレスとによって一元管理することができる。
また、受信要求処理部13は、セキュアファイル転送データ6をメール7に変換する際、変換したメール7のヘッダ71に対して、送信元がセキュアファイル転送サーバ5であることをメールクライアント3が識別可能なタグ情報74を埋め込む処理を行う。
これにより、メールクライアント3の受信制御部32は、メール7に変換されたセキュアファイル転送データ6が受信要求処理部13から入力された場合に、メール7がセキュアファイル転送サーバ5から送信されたセキュアファイル転送データ6であると識別することができる。
そのため、受信制御部32は、例えば、メール7に変換されたセキュアファイル転送データ6をメールサーバ4から受信した他のメールとは別のフォルダへ格納することによって、メール7に変換されたセキュアファイル転送データ6と他のメールとを区別して管理することができる。
このように、受信制御部32によってメール7に変換されたセキュアファイル転送データ6と他のメールとを区別して管理させれば、ユーザは、メール7に変換されたセキュアファイル転送データ6と他のメールとを混同することがないので利便性が向上する。
図2の説明に戻り、送信部12は、送信要求処理部17と、メール送信部18と、ファイル転送データ送信部19とを備えている。メール送信部18は、メールクライアント3の送信制御部33から送信要求処理部17を介して入力されるメールをメールサーバ4へ送信する処理部である。
メール送信部18は、送信要求処理部17からメールが入力されると、後述の入力情報テーブルに記憶されているアカウント(メールクライアント3がメールサーバを利用するためのアドレス)を使用してメールサーバ4へアクセスしてメールを送信する。
ファイル転送データ送信部19は、送信要求処理部17から入力されるセキュアファイル転送データをセキュアファイル転送サーバ5へ送信する処理部である。送信要求処理部17から入力されるセキュアファイル転送データは、送信要求処理部17が送信制御部33から入力されたメールをセキュアファイル転送データに変換したものである。
ファイル転送データ送信部19は、送信要求処理部17からセキュアファイル転送データが入力されると、後述の入力情報テーブルに記憶されているアカウント(メールクライアント3がセキュアファイル転送サーバ5を利用するためのアドレス)を使用してセキュアファイル転送サーバ5へアクセスしてセキュアファイル転送データを送信する。
送信要求処理部17は、メールクライアント3の送信制御部33からメールの送信要求を受付けた場合に、メールサーバ4又はセキュアファイル転送サーバ5のいずれか一方をメールの送信に利用する送信サーバとして選択して、送信制御部33から入力されたメールの送信を行う処理部である。
送信要求処理部17は、送信制御部33から入力されるメールのヘッダに埋め込まれている情報又はユーザによる送信サーバの選択指示に基づいて、メールの送信に利用する送信サーバを選択する。
本実施形態では、送信要求処理部17は、送信サーバを選択するために、ユーザがメールを作成する際に各メール毎に設定する特定の入力情報としてのメールの重要度と、メールの送信に利用する送信サーバの種類とを対応付けた入力情報テーブルを記憶している。
そして、送信要求処理部17は、送信制御部33から入力されるメールのヘッダからメールの重要度を検出し、検出した重要度と対応付けて入力情報テーブルに記憶されているメールサーバ4又はセキュアファイル転送サーバ5の何れか一方を送信サーバとして選択する。
図4は、入力情報テーブルの一例を示す説明図である。図4に示すように、入力情報テーブルには、ユーザがメールを作成する際にメールクライアント3へ入力して設定可能なメールの重要度と、メールの送信に利用する送信サーバの種類とが対応付けて記憶されている。
なお、図4では、理解を容易にするために送信サーバの種類としてメールサーバ、セキュアファイル転送サーバと記載しているが、実際の入力情報テーブルには送信サーバの種類として、メールクライアント3がセキュアファイル転送サーバ5を利用するためのアドレスとメールクライアント3がメールサーバ4を利用するためのアドレスとが記憶されている。
図4に示す「送信サーバユーザ選択設定」とは、メールに対して「標準」よりも高い重要度が設定されていた場合に、プロキシシステム1がユーザに対して送信サーバの選択を要求する設定のことである。
一方、図4に示す「送信サーバ自動選択設定」とは、メールに対して設定されている重要度に基づいて、プロキシシステム1が送信サーバを自動的に選択する設定のことである。
「送信サーバユーザ選択設定」がユーザによって設定されている場合、送信要求処理部17は、送信制御部33から入力されたメールのヘッダから検出した重要度が「最高」又は「高」であった場合、ユーザに対して送信サーバの選択要求を行う。
このとき、送信要求処理部17は、送信サーバをユーザに選択させるダイアログをユーザインターフェース31に表示させることによって、送信サーバの選択要求を行う。図5は、ユーザインターフェース31に表示させるダイアログの一例を示す説明図である。
図5に示すように、送信要求処理部17は、ユーザに対して送信サーバの選択要求を行う場合、これから送信するメールの送信にセキュアファイル転送システムを利用するのか、メールシステムを利用するのかをユーザに選択させるためのダイアログをユーザインターフェース31によって提示させる。
そして、送信要求処理部17は、選択要求の結果ユーザによって選択されたメールシステム又はセキュアファイル転送システムのサーバ(メールサーバ4又はセキュアファイル転送サーバ5)を送信サーバとして選択する。
一方、送信要求処理部17は、送信制御部33から入力されたメールのヘッダから検出した重要度が「標準」又は「低」又は「最低」であった場合、ダイアログ表示を行わずに入力情報テーブルを参照し、送信サーバとしてメールサーバ4を選択する。
また、「送信サーバ自動選択設定」がユーザによって設定されている場合、送信要求処理部17は、送信制御部33から入力されたメールのヘッダから検出した重要度が「最高」又は「高」であった場合、入力情報テーブルを参照し、送信サーバとしてセキュアファイル転送サーバ5を選択する。
一方、送信要求処理部17は、送信制御部33から入力されたメールのヘッダから検出した重要度が「標準」又は「低」又は「最低」であった場合、入力情報テーブルを参照し、送信サーバとしてメールサーバ4を選択する。
そして、送信要求処理部17は、送信サーバとしてメールサーバ4を選択した場合、送送信制御部33から入力されたメールのメールアドレスを宛先としてメール送信部18へ出力し、メール送信部18にメール送信を行わせる。
一方、送信要求処理部17は、送信サーバとしてセキュアファイル転送サーバ5を選択した場合、送信制御部33から入力されたメールをセキュアファイル転送データへ変換してファイル転送データ送信部19へ出力し、ファイル転送データ送信部19にセキュアファイル転送データ送信を行わせる。
送信要求処理部17は、メールをセキュアファイル転送データへ変換するために、メールクライアントに記憶されているメールの送信先端末装置がメールサーバ4を利用するためのメールアドレスと、送信先端末装置がセキュアファイル転送サーバ5を利用するためのアドレス(以下、「セキュアファイル転送アドレス」という。)とを対応つけて記憶したアドレス対応テーブルを備えている。
そして、送信要求処理部17は、メールをセキュアファイル転送データへ変換する際、送信制御部33から入力されたメールのメールアドレスに対応つけてアドレス対応テーブルに記憶されているセキュアファイル転送アドレスをセキュアファイル転送データの送信先として設定する。
このように、本実施形態のプロキシシステム1は、ユーザによって「送信サーバユーザ選択設定」が設定されていた場合、ユーザがメールの重要度として「最高」又は「高」等の特定の重要度を設定していたときにだけ、ダイアログを表示させてユーザに対して送信サーバの選択要求を行う。
これにより、セキュアファイル転送システムよりもメールシステムを頻繁に使用するユーザに対して、メールを送信する度に、毎回送信サーバを選択させるという手間を省くことがきる。
また、ユーザによって「送信サーバ自動選択設定」が設定されている場合、ユーザは、メール作成時にメールの重要度を入力するだけで、プロキシシステム1によって自動的に送信サーバが選択されるので、メール送信の操作を覚えるだけでメールシステムとセキュアファイル転送システムとを簡単に利用することができる。
しかも、本実施形態のプロキシシステム1は、ユーザが送信するメールに設定したメールの重要度に基づいて、セキュアファイル転送サーバ5を送信サーバとして選択した場合に、送信するメールの宛先となるアドレスをメールアドレスに対応つけてアドレス対応テーブルに記憶されているセキュアファイル転送アドレスへ変更する。
このため、ユーザは、「送信サーバ自動選択設定」を設定している場合、メールを送信する際に、「最高」、「高」等の特定の重要度を設定してメールの宛先としてメールアドレスを入力するだけで、セキュアファイル転送システムを利用してメールの送信を行うことができる。
次に、本実施形態に係るプロキシシステム1がメール及びセキュアファイル転送データを受信する場合のメールクライアント3、プロキシシステム1、メールサーバ4、セキュアファイル転送サーバ5の動作ついて説明する。
図6は、本実施形態に係るプロキシシステム1がメール及びセキュアファイル転送データを受信する場合のメールクライアント3、プロキシシステム1、メールサーバ4、セキュアファイル転送サーバ5の動作を示すシーケンス図である。
図6に示すように、メールクライアント3は、ユーザの操作又は設定によってメールを受信する場合、まず、プロキシシステム1へメールの受信要求を送信する(ステップS101)。受信要求を受け付けたプロキシシステム1は、メールサーバ4に対して新着メール問合せを行う(ステップS102)。
そして、プロキシシステム1は、メールサーバ4にメールクライアント3宛のメールが到着していた場合に、メールサーバ4からメール受信を行う(ステップS103)。このとき、プロキシシステム1は、受信したメールの中に到着通知メールがない場合、受信した全メールを受信要求処理結果としてメールクライアント3へ出力する(ステップS104)。
セキュアファイル転送サーバ5へメールクライアント3宛のセキュアファイル転送データが到着した場合、セキュアファイル転送サーバ5は、メールクライアント3宛の到着通知メールをメールサーバ4へ送信する(ステップS105)。
このとき、セキュアファイル転送サーバ5は、到着通知メールのヘッダに対して、到着通知メールであることを示すヘッダ情報を埋め込む処理を施してから、到着通知メールをメールサーバ4へ出力する。
その後、メールクライアント3は、ユーザの操作又は設定によってメールを受信する場合、プロキシシステム1へ再度メールの受信要求を送信する(ステップS106)。受信要求を受け付けたプロキシシステム1は、メールサーバ4に対して新着メール問合せを行う(ステップS107)。
そして、プロキシシステム1は、メールサーバ4にメールクライアント3宛のメールが到着していた場合に、メールサーバ4からメール受信を行う(ステップS108)。このとき、プロキシシステム1は、受信したメールの中に到着通知メールがある場合、セキュアファイル転送サーバ5に対してセキュアファイル転送データ受信要求を行う(ステップS109)。
次に、プロキシシステム1は、セキュアファイル転送サーバ5からセキュアファイル転送データ受信を行い(ステップS110)、受信したセキュアファイル転送データをメールに変換して(ステップS111)、メールに変換したセキュアファイル転送データとメールサーバ4から受信した全メールとを受信要求処理結果としてメールクライアント3へ出力する(ステップS112)。
このように、本実施形態のプロキシシステム1は、セキュアファイル転送サーバ5からセキュアファイル転送データを受信した場合に、受信したセキュアファイル転送データをメールに変換してからメールクライアント3へ出力してメールクライアント3に管理させるため、ユーザは、メールクライアント3を利用してメールに変換されたセキュアファイル転送データを参照することができる。
次に、プロキシシステム1がメール又はセキュアファイル転送データを受信する場合に実行する処理について説明する。図7は、本実施形態に係るプロキシシステム1がメール又はセキュアファイル転送データを受信する場合に実行する処理を示すフローチャートである。
ユーザによってメールクライアント3が起動され、ユーザの操作又は設定によりメールクライアント3がプロキシシステム1に対してメールの受信要求を行うと、プロキシシステム1は、図7に示すように、メールクライアント3から受信要求を受信する受信要求受付処理を行う(ステップS201)。
続いて、プロキシシステム1は、メール受信処理を行う(ステップS202)。メール受信処理において、プロキシシステム1は、メールサーバ4に対して新着メール問合せを行い、メールクライアント3宛のメールがメールサーバ4に到着していた場合、メールサーバ4からメールクライアント3宛のメールを受信する。
その後、プロキシシステム1は、メールサーバ4から受信したメール群の中にセキュアファイル転送サーバ5から送信された到着通知メールがあるか否かを判定し(ステップS203)、到着通知メールがあると判定した場合に(ステップS203:Yes)、ステップS204へ処理を移す。
一方、プロキシシステム1は、メールサーバ4から受信したメール群の中にセキュアファイル転送サーバ5から送信された到着通知メールがないと判定した場合(ステップS203:No)、ステップS205へ処理を移す。
ステップ204において、プロキシシステム1は、セキュアファイル転送サーバ5からセキュアファイル転送データを受信するセキュアファイル転送データ受信処理を行い、その後、ステップS205へ処理を移す。セキュアファイル転送データ受信処理において、プロキシシステム1は、セキュアファイル転送サーバ5に対してセキュアファイル転送データ受信要求を行ってからセキュアファイル転送データ受信を行う。
その後、プロキシシステム1は、メールクライアント3に対して受信要求処理結果応答を行って(ステップS205)処理を終了する。受信要求処理結果応答においてプロキシシステム1は、セキュアファイル転送データを受信しなかった場合、メールサーバ4から受信したメールを受信要求処理結果としてメールクライアント3へ出力する。
一方、プロキシシステム1は、セキュアファイル転送データを受信していた場合、受信したセキュアファイル転送データをメールに変換して、メールサーバ4から受信したメールと共に受信要求処理結果としてメールクライアント3へ出力する。
次に、本実施形態に係るプロキシシステム1がメール又はセキュアファイル転送データを送信する場合のメールクライアント3、プロキシシステム1の動作について説明する。図8は、本実施形態に係るプロキシシステム1がメール又はセキュアファイル転送データを送信する場合のメールクライアント3、プロキシシステム1の動作を示すシーケンス図である。
図8に示すように、メールクライアント3は、ユーザの操作に従ってメールを作成すると、プロキシシステム1に対してメールの送信要求を行う(ステップ301)。プロキシシステム1は、メールクライアント3から送信要求を受信すると、ユーザの選択操作又はプロキシステムの判断によって送信サーバを選択する(ステップS302)。
このとき、プロキシシステム1は、ユーザによって「送信サーバユーザ選択設定」が設定されていた場合、メールの重要度が「標準」以下であればメールサーバ4を選択し、重要度が「標準」よりも高ければユーザの選択操作によって選択された送信サーバを選択する。
また、プロキシシステム1は、ユーザによって「送信サーバ自動選択設定」が設定されていた場合、メールの重要度が「標準」以下であればメールサーバ4を選択し、重要度が「標準」よりも高ければセキュアファイル転送サーバ5を選択する。
そして、プロキシシステム1は、選択した送信サーバがセキュアファイル転送サーバ5であった場合、メールクライアント3から入力されたメールをセキュアファイル転送データへ変換する(ステップS303)。
その後、プロキシシステム1は、セキュアファイル転送データへ変換したメールをセキュアファイル転送サーバ5へ送信する(ステップS304)。一方、プロキシシステム1は、選択した送信サーバがメールサーバ4であった場合、メールクライアント3から入力されたメールをメールサーバ4へ送信する(ステップS305)。
次に、プロキシシステム1がメール又はセキュアファイル転送データを送信する場合に実行する処理について説明する。図9は、本実施形態に係るプロキシシステム1がメール又はセキュアファイル転送データを送信する場合に実行する処理を示すフローチャートである。
ユーザによってメールが作成されて送信操作が行われると、プロキシシステム1は、図9に示すように、メールクライアント3から送信要求と作成されたメールとを受信する送信要求受付処理を行う(ステップS401)。
続いて、プロキシシステム1は、メールクライアント3から入力されたメールの重要度と対応付けて入力情報テーブルに記憶されている送信サーバ、又はユーザの選択操作によって選択された送信サーバがセキュアファイル転送サーバ5であるか否かを判定する(ステップS402)。
そして、プロキシシステム1は、送信サーバがセキュアファイル転送サーバ5であると判定した場合に(ステップS402:Yes)、ステップS403へ処理を移す。一方、プロキシシステム1は、送信サーバがセキュアファイル転送サーバでないと判定した場合(ステップS402:No)、ステップS404へ処理を移す。
ステップ403において、プロキシシステム1は、メールクライアント3から入力されたメールをセキュアファイル転送データに変換してセキュアファイル転送サーバ5へ送信するセキュアファイル転送データ送信処理を行い、その後、処理を終了する。
また、ステップS404において、プロキシシステム1は、メールクライアント3から入力されたメールをメールサーバ4へ送信するメール送信処理を行い、その後、処理を終了する。
なお、本実施形態では、プロキシシステム1が送信サーバを選択する際の判断基準となる入力情報として、ユーザがメール作成時に設定するメールの重要度を用いた場合について説明したが、判断基準として用いる入力情報はメールの重要度に限定するものではなく、他の入力情報を用いてもよい。
他の入力情報を用いる場合、プロキシシステム1の送信要求処理部17に、図4に示した入力情報テーブルに代えて、他の入力情報と送信に利用する送信サーバの種類とを対応付けた入力情報テーブルを記憶させる。
図10は、他の入力情報と送信に利用する送信サーバの種類とを対応付けた入力情報テーブルの変形例を示す説明図である。図10(a)に示すように、例えば、他の入力情報としてユーザがメール作成時に入力する特定のメールアドレス群とセキュアファイル転送サーバ5又はメールサーバ4とを対応付けた入力情報テーブルを送信要求処理部17に記憶させてもよい。
図10(a)に示す入力情報テーブルを用いる場合、ユーザは、セキュアファイル転送サーバ5を利用してメールを送信したい送信先のメールアドレス、又はメールサーバ4を利用してメールを送信したい送信先のメールアドレスを予め入力情報テーブルに登録しておけば、メールの作成時に送信先のメールアドレスを指定するだけで、簡単にメールシステムとセキュアファイル転送システムとを使い分けることができる。
また、図10(b)に示すように、例えば、他の入力情報としてユーザがメール作成時に入力するメールの件名群とセキュアファイル転送サーバ5又はメールサーバ4とを対応付けた入力情報テーブルを送信要求処理部17に記憶させてもよい。
図10(b)に示す入力情報テーブルを用いる場合、ユーザは、セキュアファイル転送サーバ5を利用して送信したいメールの件名、又はメールサーバ4を利用して送信したいメールの件名を予め入力情報テーブルに登録しておけば、メールの作成時に件名を入力するだけで、簡単にメールシステムとセキュアファイル転送システムとを使い分けることができる。
また、図10(c)に示すように、例えば、他の入力情報としてユーザがメール作成時に入力するメール本文中のキーワード群とセキュアファイル転送サーバ5又はメールサーバ4とを対応付けた入力情報テーブルを送信要求処理部17に記憶させてもよい。
図10(c)に示す入力情報テーブルを用いる場合、ユーザは、セキュアファイル転送サーバ5を利用して送信したいメールに使用するキーワード、又はメールサーバ4を利用して送信したいメールに使用するキーワードを予め入力情報テーブルに登録しておけば、キーワードを用いてメールを作成するだけで、簡単にメールシステムとセキュアファイル転送システムとを使い分けることができる。
また、図10(d)に示すように、例えば、他の入力情報としてユーザがメール作成時に使用する電子署名とセキュアファイル転送サーバ5又はメールサーバ4とを対応付けた入力情報テーブルを送信要求処理部17に記憶させてもよい。
図10(d)に示す入力情報テーブルを用いる場合、ユーザは、セキュアファイル転送サーバ5を利用して送信したいメールに使用する電子署名、又はメールサーバ4を利用して送信したいメールに使用する電子署名を予め入力情報テーブルに登録しておけば、メールの作成時に電子署名を付加するだけで、簡単にメールシステムとセキュアファイル転送システムとを使い分けることができる。
また、上記した実施形態では、メールクライアント3のユーザがメールを作成する際に設定したメールの重要度に基づいて、プロキシシステム1がメールシステムとセキュアファイル転送システムとからメールの送信に利用するシステムを選択する場合について説明したが、プロキシシステム1がメールクライアント3からプロキシシステム1へ入力されたメールのファイル添付有無に基づいて、メールの送信に利用するシステムを選択する構成としてもよい。
かかる構成とする場合、例えば、ユーザは、セキュアファイル転送システムによって送信したい情報(データ、ファイル等)をメールクライアント3を利用して、メール添付ファイルとして設定し、添付ファイル付きのメールとして送信する。
そして、プロキシシステム1は、メールクライアント3から入力されたメールのファイル添付有無を判定し、メールにファイル添付があった場合、メールをセキュアファイル転送データへ変換してセキュアファイル転送システムを利用して送信する。一方、プロキシシステム1は、メールクライアント3から入力されたメールにファイル添付がなかった場合、メールシステムを利用してメールを送信する。
また、プロキシシステム1は、セキュアファイル転送システムによってファイル添付のあるメールから変換されたセキュアファイル転送データを受信した場合、受信したセキュアファイル転送データをメールクライアント3が受信できる形式のメール(上記情報をこのメールの添付ファイルとして設定)にして、メールクライアント3へ出力する。
これにより、ユーザは、メールクライアント3を操作して、セキュアファイル転送システムを利用して送受信するデータ、ファイル等をメールの添付ファイルとして取り扱うことができる。
また、上記した実施形態では、プロキシシステム1がメールアドレスとセキュアファイル転送アドレスとを対応付けて記憶する場合について説明したが、例えば、セキュアファイル転送システムがメールアドレスに所定の識別子を付加したものをセキュアファイル転送アドレスとして使用している場合、プロキシシステム1に所定の識別子だけを記憶させて、メールアドレスとセキュアファイル転送アドレスとを管理させてもよい。
これにより、プロキシシステム1は、メールを送信するシステムとしてセキュアファイル転送システムを選択した場合、送信するメールのメールアドレスに所定の識別子を付加することによってメールアドレスをセキュアファイル転送アドレスに変換することができる。
また、プロキシシステム1は、セキュアファイル転送データを受信した場合に、セキュアファイル転送データの送信元を示すセキュアファイル転送アドレスから所定の識別子を除外することによって、セキュアファイル転送アドレスをメールアドレスに変換することができる。
このように、プロキシシステム1に所定の識別子を記憶させておけば、全てのセキュアファイル転送アドレスを記憶させておかなくても、メールアドレスからセキュアファイル転送アドレスへの変換、及びセキュアファイル転送アドレスからメールアドレスへの変換を行うことができる。
また、プロキシシステム1が受信したセキュアファイル転送データから新たな所定の識別子を検出した場合に、既に記憶している所定の識別子に加えて新たな識別子を記憶するようにしてもよい。
これにより、プロキシシステム1は、新たに検出した所定の識別子を記憶するだけで、予め記憶していない所定の識別子が付加されたセキュアファイル転送アドレスを使用している他のユーザのメールアドレス及びセキュアファイル転送アドレスを簡単に管理することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るプロキシシステム1によれば、端末装置2のユーザは、セキュアファイル転送サーバ5の処理負荷を増大させることなく、汎用のメールクライアントを利用して簡単な操作でセキュアファイル転送システムを利用することができる。
1 プロキシシステム
11 受信部
12 送信部
13 受信要求処理部
14 メール受信部
15 メール判定部
16 ファイル転送データ受信部
17 送信要求処理部
18 メール送信部
19 ファイル転送データ送信部
2 端末装置
3 メールクライアント
4 メールサーバ
5 セキュアファイル転送サーバ

Claims (8)

  1. 端末装置に設置され、端末装置間で電子メールの送受信を行なうメールサーバおよび前記メールサーバを用いたシステムでは送受信が不可能なファイル転送データを端末装置間でセキュアに転送するファイル転送データ転送サーバと、当該端末装置に設置され電子メールを送受信可能なメールクライアントとの間でデータ通信の仲介を行なうプロキシシステムであって、
    前記ファイル転送データ転送サーバに前記メールクライアント宛のファイル転送データが到着したことを示すメールであって、前記ファイル転送データ転送サーバが作成した到着通知メールをメールサーバから受信するメール受信部と、
    前記メール受信部によって前記到着通知メールが受信されたか否かを、前記ファイル転送データ転送サーバにより当該到着通知メールに埋め込まれたヘッダ情報を利用して判定する受信判定部と、
    前記受信判定部によって、前記到着通知メールが受信されたと判定された場合に、前記ファイル転送データ転送サーバから前記メールクライアント宛のファイル転送データを受信するファイル転送データ受信部と、
    前記ファイル転送データ受信部によって受信されたファイル転送データを前記メールクライアントで受信可能な電子メールのデータ形式へ変換して前記メールクライアントへ出力するファイル転送データ変換部と、
    前記メールクライアントから電子メールの送信要求を受け付け、前記メールサーバまたは前記ファイル転送データ転送サーバのいずれか一方を当該電子メールの送信に利用するサーバとして選択し、前記ファイル転送データ転送サーバを選択した場合には、当該メールを前記ファイル転送データに変換するメール変換部と、
    前記メール変換部の選択により、前記メールサーバへ当該電子メールを送信するメール送信部と、
    前記メール変換部の選択と変換により、当該ファイル転送データを前記ファイル転送データ転送サーバへ送信するファイル転送データ送信部と、
    を有することを特徴とするプロキシシステム。
  2. 前記ファイル転送データ変換部は、
    前記ファイル転送データ受信部によって受信されるファイル転送データの送信元である送信元端末装置が前記ファイル転送データ転送サーバを利用するためのアドレスと前記送信元端末装置が前記メールサーバを利用するための電子メールアドレスとを対応付けて記憶したアドレス対応テーブルを有し、
    前記ファイル転送データ受信部によって受信された前記ファイル転送データの送信元を示す前記アドレスと対応付けて前記アドレス対応テーブルに記憶されている前記電子メールアドレスを前記メールクライアントへ出力する前記電子メールの送信元とすることを特徴とする請求項1に記載のプロキシシステム。
  3. 前記ファイル転送データ変換部は、
    前記ファイル転送データを前記電子メールに変換する際、前記電子メールのヘッダに対して、送信元が前記ファイル転送データ転送サーバであることを識別可能なタグ情報を埋め込むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロキシシステム。
  4. 前記メール変換部は、
    前記メールクライアントのユーザがメール作成時に入力する情報であって、重要度、メールアドレス、本文中のキーワード、件名、電子署名または添付ファイルの有無である特定の入力情報の内容と、当該メールを送信する送信サーバの種類とを対応付けて予め記憶した入力情報テーブルと、
    前記メールクライアントによって作成された電子メールから前記入力情報テーブルに記憶されている前記入力情報の内容を検出する情報検出部と
    を有し、
    前記情報検出部によって検出された前記入力情報の内容に対応する送信サーバの種類が、ファイル転送データ転送サーバである場合、又は、前記入力情報の内容に対応する送信サーバの種類がユーザにより選択された送信サーバであり、当該ユーザがファイル転送データ転送サーバを選択した場合、前記電子メールを前記ファイル転送データへ変換し、
    前記ファイル転送データ送信部は、
    前記ファイル転送データ転送サーバへ送信する際は、前記ファイル転送データ転送サーバを利用するためのアドレスを使用する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロキシシステム。
  5. 前記メール変換部は、
    前記入力情報が検出された前記電子メールの送信先を示す電子メールアドレスと、前記電子メールアドレスを有する送信先端末装置が前記ファイル転送データ転送サーバを利用するためのアドレスとを対応付けて記憶したアドレス対応テーブルを有し、
    前記入力情報が検出された前記電子メールの送信先を示す電子メールアドレスに対応付けて前記アドレス対応テーブルに記憶されているアドレスを前記電子メールから変換した前記ファイル転送データの送信先とすることを特徴とする請求項4に記載のプロキシシステム。
  6. 前記情報検出部によって検出された前記入力情報の内容に対応する送信サーバの種類がユーザにより選択された送信サーバである場合に、前記入力情報の内容が検出された前記電子メールの送信に利用する送信サーバを前記ファイル転送データ転送サーバと前記メールサーバとから前記ユーザへ選択させる選択要求を前記ユーザに対して行うサーバ選択要求部を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のプロキシシステム。
  7. 端末装置に設置され、端末装置間で電子メールの送受信を行なうメールサーバおよび前記メールサーバを用いたシステムでは送受信が不可能なファイル転送データを端末装置間でセキュアに転送するファイル転送データ転送サーバと、当該端末装置に設置され電子メールを送受信可能なメールクライアントとの間でデータ通信の仲介を行なうプロキシシステムに適用される通信方法であって、
    前記ファイル転送データ転送サーバに前記メールクライアント宛のファイル転送データが到着したことを示すメールであって、前記ファイル転送データ転送サーバが作成した到着通知メールをメールサーバから受信するメール受信ステップと、
    前記メール受信ステップによって前記到着通知メールが受信されたか否かを、前記ファイル転送データ転送サーバにより当該到着通知メールに埋め込まれたヘッダ情報を利用して判定する受信判定ステップと、
    前記受信判定ステップによって、前記到着通知メールが受信されたと判定された場合に、前記ファイル転送データ転送サーバから前記メールクライアント宛のファイル転送データを受信するファイル転送データ受信ステップと、
    前記ファイル転送データ受信ステップによって受信されたファイル転送データを前記メールクライアントで受信可能な電子メールのデータ形式へ変換して前記メールクライアントへ出力するファイル転送データ変換ステップと
    前記メールクライアントから電子メールの送信要求を受け付け、前記メールサーバまたは前記ファイル転送データ転送サーバのいずれか一方を当該電子メールの送信に利用するサーバとして選択し、前記ファイル転送データ転送サーバを選択した場合には、当該メールを前記ファイル転送データに変換するメール変換ステップと、
    前記メール変換ステップによって選択された、前記メールサーバへ当該電子メールを送信するメール送信ステップと、
    前記メール変換ステップの選択と変換により、当該ファイル転送データを前記ファイル転送データ転送サーバへ送信するファイル転送データ送信ステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
  8. 請求項1〜6に記載のプロキシシステムの動作手順をコンピュータに実行させるための通信プログラム。
JP2009137624A 2009-06-08 2009-06-08 プロキシシステム、通信方法、および通信プログラム Active JP4931961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009137624A JP4931961B2 (ja) 2009-06-08 2009-06-08 プロキシシステム、通信方法、および通信プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009137624A JP4931961B2 (ja) 2009-06-08 2009-06-08 プロキシシステム、通信方法、および通信プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010282579A JP2010282579A (ja) 2010-12-16
JP4931961B2 true JP4931961B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=43539226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009137624A Active JP4931961B2 (ja) 2009-06-08 2009-06-08 プロキシシステム、通信方法、および通信プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4931961B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5715178B2 (ja) * 2013-04-09 2015-05-07 株式会社インターリンク 電子メールシステム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11272581A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Toshiba Corp メール伝送方法ならびにシステム及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
JP3973352B2 (ja) * 2000-08-30 2007-09-12 富士通株式会社 電子メール仲介装置および電子メール送達方法
US20020138586A1 (en) * 2001-03-22 2002-09-26 International Business Machines Corporation Reducing network congestion by decoupling attachments from electronic mail
JP2002328874A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Shunji Sugaya 電子メールの管理方法と管理装置
JP2008065742A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Nippon Yunishisu Kk 電子メール添付ファイル分離転送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010282579A (ja) 2010-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10693840B2 (en) Method for distributing contact information between applications
US8458269B2 (en) Selection of email attachment storage location
CN104205733B (zh) 回退消息传递
US20060136561A1 (en) System and method for providing e-mail address information using mobile phone number
US7818385B2 (en) Method and apparatus for forwarding emails to previous recipients
US20120307298A1 (en) Printing system, printer and print request control server
JP5742318B2 (ja) 文書通知を提供するよう構成される文書管理システム、装置及び方法
WO2011081755A2 (en) Electronic mail server and method for automatically generating address lists
JP4931961B2 (ja) プロキシシステム、通信方法、および通信プログラム
JP2012078922A (ja) Webメールサーバ、メールクライアントプログラム及びメールサーバ
JP2012044457A (ja) 設定情報登録装置、同装置による設定情報登録方法及び設定情報登録プログラム
JP2013246798A (ja) 宛先入力装置及びプログラム、並びに、データ送信装置及びデータ送信プログラム
KR101817813B1 (ko) 확장성 마크업 언어 문서 관리 환경에서 확장성 마크업 언어 문서 관리 자원의 전송 상태를 통신하는 방법 및 시스템
JP6847601B2 (ja) 制御装置、判定方法及びプログラム
JP4507030B2 (ja) ネットワークシステム、端末装置及び情報送信方法
JP6955525B2 (ja) 電子メールチェックシステム、チェック装置及び電子メールチェック方法
JP6119107B2 (ja) 宛先アドレスの妥当性を判定するためのプログラム、宛先アドレスの妥当性の判定を支援するためのプログラム、方法、および情報処理装置
CN102957749A (zh) 一种用于提供提示信息的方法、装置和设备
JP2021153316A (ja) 携帯端末、システム、アクセス方法、およびプログラム
KR100578029B1 (ko) 이동통신 시스템을 위한 가입자정보 관리시스템의인터페이스 구조
JP2002183002A (ja) 訂正候補のドメイン名を通知するサーバ装置、およびこのサーバ装置により通知された訂正候補のドメイン名を利用するクライアントコンピュータ、およびこのクライアントコンピュータ上で動作するプログラムを記録した記録媒体、および訂正候補のメールアドレスを通知するメールサーバ
JP2019185093A (ja) メール監視装置および方法
JP6588306B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP6396882B2 (ja) 情報処理装置、メール送受信システムおよびメール送受信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP5813305B2 (ja) メール送信支援システム及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110520

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111209

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4931961

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350