JP6396882B2 - 情報処理装置、メール送受信システムおよびメール送受信方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理装置、メール送受信システムおよびメール送受信方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、メール送受信システムおよびメール送受信方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
一般的に電子メールで使われるメールプロトコルとして、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とPOP(Post Office Protocol)がある。メールを送信するとき、メールサーバの待ち受けポートは、SMTPのデフォルトポート25番が使用される。また、メールを受信するとき、メールサーバの待ち受けポートは、POPのデフォルトポート110番が使用される。このため、第三者は、110番のポート番号が使用されていることを知ることができれば、メールの通信を行っていると推測できてしまう。その場合に、その第三者は、通信内容を解析することにより、送受信しているメールの内容を簡単に確認することができる。
このような事象を避けるため、メール通信とわからないようにポート番号を変更するという方法がある。しかし、手動でポート番号を変更するには、ユーザの手間がかかる。また、変更を自動化するために、変更するポート番号をプロトコルにのせて通知するという方法もあるが、この方法は、第三者に使用するポートを通知するようなものであり、問題となる可能性がある。
ここで、関連技術としては、例えば以下の特許文献がある。
特許文献1は、メールの送信内容を複数個に分割し、その順序を変えて送信する電子メール送信方法を開示している。
特許文献2は、送信電文およびダミー電文を複数個に分割し、並べ替えて送信する電文送信装置を開示している。
特許文献3は、電子メールを暗号化して複数個に分割し、分割した複数個の分割暗号化メールを、それぞれ異なるメールサーバを介して受信側に届ける電子メールシステムを開示している。
特開2003−044411号公報 特開2002−040939号公報 特開2004−355089号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に提案されている技術は、メールサーバの待ち受けポートについては、特に考慮していない。
さらに、特許文献3に提案されている技術は、複数個のメールサーバを必要とするために、コストがかかってしまう。
そこで、本発明は、追加の装置を必要とすることなく、より高い信頼性で電子メールを送受信することが可能な情報処理装置等の提供を主たる目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明の一態様に係る情報処理装置は、以下の構成を備える。
即ち、本発明の一態様に係る情報処理装置は、
メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定するポート決定手段と、
前記ポート決定手段により決定されたポート番号を使用して、メールサーバにアクセスする制御手段と
を含む。
同目的を達成する本発明の一態様に係るメール送受信システムは、
第1の情報処理装置から送信したメールを、前記メールサーバを経由して、
第2の情報処理装置において受信する。
同目的を達成する本発明の一態様に係るメール送受信方法は、
メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定し、そのポート番号を使用して、メールサーバにアクセスする。
更に、同目的は、上記構成を有する情報処理装置、メール送受信システム、或いは、メール送受信方法を、コンピュータによって実現するためのコンピュータ・プログラム、及びそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
上記の本発明によれば、追加の装置を必要とすることなく、より高い信頼性で電子メールを送受信することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムにおけるデータ送信装置のメール作成部により作成されるメールデータを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムにおけるデータ受信装置のメール作成部により作成されるメールデータを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムのデータ受信装置における解析部における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムのデータ送信装置における解析部における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムのデータ送信装置におけるポート決定部における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムのデータ受信装置におけるポート決定部における処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1および第2の実施形態を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成を例示的に説明する図である。
次に、本発明を実施する形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る情報処理装置10は、ポート決定部13と、制御部15とを備える。
ポート決定部13は、図示されないメールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定する。たとえば、ポート決定部13は、メールサーバの待ち受けポートとして、SMTPのデフォルトポート25番を決定してもよいし、他のポートのポート番号を決定してもよい。ポート決定部13は、メールを受信するときのメールサーバの待ち受けポートとして、POPのデフォルトポート110番を決定してもよいし、他のポートのポート番号を決定してもよい。
制御部15は、ポート決定部13により決定されたポート番号を使用して、メールサーバにアクセスする。
以上、説明したように、第1の実施形態には、追加の装置を必要とすることなく、より高い信頼性で電子メールを送受信することができるという効果がある。
その理由は、本実施形態に係る情報処理装置10は、メールを送信または受信するときに、メールサーバのどのポートを使用するかを、ポート決定部13が決定するからである。これにより、メールの送受信に使用するポートが、固定でなくなるため、電子メールの内容が盗まれにくくなる。
<第2の実施形態>
次に上述した第1の実施形態に係る情報処理装置10を基本とする第2の実施形態について説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムの構成を示すブロック図である。ただし、図2に示す構成は、一例であって、本発明は、図2に示すメール送受信システムに限定されない。
本実施形態に係るメール送受信システムは、データ送信装置100と、データ受信装置200と、メールサーバ300とを有する。図2に示すように、データ送信装置100と、データ受信装置200と、メールサーバ300は、LAN(Local Area Network)400により、通信可能に接続されている。データ送信装置100と、データ受信装置200は、第1の実施形態の情報処理装置の他の一例である。
データ送信装置100は、メールサーバ300へメールデータを送信する。データ送信装置100は、メールデータを送信することが可能な第1の情報処理装置である。
データ受信装置200は、そのメールデータをメールサーバ300から受信する。データ受信装置200は、メールデータを受信することが可能な第2の情報処理装置である。
データ送信装置100は、データ作成部110と、データ分割部120と、ポート決定部130と、メール作成部140と、制御部150と、解析部160と、記憶部170とを含む。以降、メールデータは、単にメールと称されることもある。
データ作成部110は、データ送信装置100の送信対象データを作成する。送信対象データは、メール送信するべき対象のデータを表す。
データ分割部120は、データ作成部110が作成した送信対象データを分割する。
ポート決定部130は、メールサーバ300へメールデータを送信及び受信をするときに使用するTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のポート番号を決定する。
メール作成部140は、実際にメールサーバ300へ送信するメールデータを作成する。
制御部150は、ポート決定部130によって決定されたポート番号を使用して、メールサーバ300へのメールデータの送信およびメールサーバ300からのメールデータの受信を制御する。
解析部160は、データ送信装置100が受信するメールデータを解析する。
記憶部170は、分割データ1701と、送信元ポートデータ1702と、受信元ポートデータ1703と、送信元フレーズ1704と、受信元フレーズ1705と、送信元メッセージID(IDentification)1706とを記憶する。
分割データ1701は、データ分割部120による分割後の分割データである。
送信元ポートデータ1702は、メールサーバ300へメールデータを送信するときに使用するポート番号である。
受信元ポートデータ1703は、メールサーバ300からメールデータを受信するときに使用するポート番号である。
送信元フレーズ1704は、データ送信装置100が送信するべきメールデータにメール作成部140が付加する識別子である。
受信元フレーズ1705は、データ送信装置100が受信するメールデータに含まれる、そのメールデータの送信元(ここでは、データ受信装置200)が付加した識別子である。
送信元メッセージID1706は、個々のメールを識別するために送信するメールデータに付加する識別子である。
データ受信装置200は、データ結合部220と、ポート決定部230と、メール作成部240と、制御部250と、解析部260と、記憶部270とを含む。
データ結合部220は、データ送信装置100のデータ分割部120によって分割された後に送信されたメールデータに含まれる、複数の分割データ2701を結合して、分割前の送信対象データに復元する。
ポート決定部230は、メールサーバ300へ送信及び受信をするときに使用するTCP/IPのポート番号を決定する。
メール作成部240は、データ送信装置100が送信したメールデータを受信したことをデータ送信装置100に通知する結果通知(メール)を作成する。
制御部250は、ポート決定部230によって決定されたポート番号を使用して、メールサーバ300へのメールの送信およびメールサーバ300からのメールの受信を制御する。
解析部260は、データ受信装置200が受信したメールデータを解析して、分割データ2701、送信元メッセージID2706および送信元フレーズ2704を取り出す。
記憶部270は、分割データ2701と、受信元ポートデータ2702と、送信元ポートデータ2703と、送信元フレーズ2704と、受信元フレーズ2705と、送信元メッセージID2706と、送信元メールアドレス2707とを記憶する。
分割データ2701は、受信したメールデータから取り出した分割データである。
受信元ポートデータ2702は、メールサーバ300からメールデータを受信するときに使用するポート番号である。
送信元ポートデータ2703は、メールサーバ300へメールデータを送信するときに使用するポート番号である。
送信元フレーズ2704は、データ受信装置200が受信するメールデータに含まれる、そのメールデータの送信元(ここでは、データ送信装置100)が付加した識別子である。
受信元フレーズ2705は、送信するべき結果通知にメール作成部240が付加する識別子である。
送信元メッセージID2706は、受信されるメールデータに付加されていた、メールを一意に識別可能なメッセージIDである。
送信元メールアドレス2707は、受信されるメールデータを送信した送信元のメールアドレスである。
メールサーバ300は、SMTP処理部310と、POP処理部320とを含む。
SMTP処理部310は、データ送信装置100およびデータ受信装置200から送信されるメールデータをPOP処理部320に転送する。
POP処理部320は、データ送信装置100およびデータ受信装置200からメール受信を受け付ける。
SMTP処理部310は、ポート25番、および49152番から65535番までのうちで奇数ポートをメールの待ち受けポートとして認識する。また、POP処理部320は、ポート110番、および49152番から65535番までのうちで偶数ポートをメールの待ち受けポートとして認識する。また、SMTP処理部310で受信したメールデータは、POP処理部320に転送され、メール受信を待つ。このときPOP処理部320での待ち受けポート番号は、SMTP処理部310で受信したメールデータのポート番号に「85」を足した値とする。このように待ち受けポート番号を求めるため、SMTP処理部310がデフォルトポート25番で受信したメールデータは、POP処理部320においてデフォルトポート110番でメール受信を待つように制御される。
本発明の実施例の動作について詳細に説明する。
初めに、データ送信装置100のデータ作成部110は、送信対象データを作成する。次に、データ分割部120は、この送信対象データを分割し、記憶部170に分割データ1701として記憶する。データ分割部120は、インターネットの規格であるRFC(Request For Comment)2046に記載されている「Content−Type: message/partial」ヘッダを利用して、分割データを作成する。具体的には、データ分割部120は、送信対象データを適当なデータサイズに分割し、それぞれのデータに、そのヘッダを付加することにより分割データ1701を作成する。そのヘッダは、メールデータを何個に分割したかを示す情報と、その分割データは何番目の分割データであるかを示す情報と、同じメールデータの分割により作成された分割データに共通な識別子などの情報が含まれる。これら情報は、データ結合部220によるデータの復元の際に参照される。
次に、分割データ1701を送信する処理について説明する。最初の分割データ1701と、2番目以降の分割データ1701とは、送信する処理に違いがある。
((最初の分割データに関する処理−データ送信装置からデータ受信装置へ−))
データ送信装置100のポート決定部130は、メールサーバ300に接続するためのポート番号を決定する。本実施形態では、データ送信装置100とデータ受信装置200との間で、送信元フレーズと受信元フレーズを付加したメールを送受信する。ポート決定部130は、この2つのフレーズ(送信元フレーズと受信元フレーズ)を基にポート番号を決定する。図7を参照して、ポート番号を決定する処理を説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムのデータ送信装置100におけるポート決定部130における処理を説明するフローチャートである。最初に、ポート決定部130は、送信元フレーズ1704と受信元フレーズ1705とが記憶部170に記録されているか否かを確認する(ステップS6001)。最初のメールを送信するとき、まだメールの送受信が行われていないため、送信元フレーズ1704と受信元フレーズ1705は、記憶部170に記憶されていない(ステップS6001で「No」)。よって、ポート決定部130は、送信元ポートデータ1702をSMTPが通常使用するポートである25番と、受信元ポートデータ1703を、POPが通常使用するポートである110番と決定する(ステップS6007)。
次に、データ送信装置100は、メール作成部140によってメールデータを作成する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムにおけるデータ送信装置100のメール作成部140により作成されるメールデータを説明する図である。図3を参照すると、メールデータは、「X−Send−Phrase」ヘッダ2001と、「Disposition−Notification−To」ヘッダ2002と、分割データ1701とを含む。
「X−Send−Phrase」ヘッダ2001は、送信元フレーズを示すヘッダであり、本実施形態で新たに追加したヘッダである。「X−Send−Phrase」ヘッダ2001には、「X−Send−Phrase:」文字列の後に送信元フレーズが設定される。送信元フレーズは、十数文字程度のランダムな英数字の文字列である。送信元フレーズは、メール作成部140によりメールデータが作成される毎に設定される、異なる文字列の識別子である。そして、データ送信装置100のメール作成部140は、その送信元フレーズを送信元フレーズ1704として記憶部170に記憶する。
「Disposition−Notification−To」ヘッダ2002は、メールが届いたか否かの結果確認を要求するために使用されるヘッダである。これは、インターネットの規格であるRFC3798により定義される。そして、これは、「Disposition−Notification−To:」という文字列のあとに返信メールアドレスを指定することにより、返信メール(受信確認)を返すことを要求するものである。メール作成部140は、返信メールアドレスとして、送信元メールアドレスを設定する。
また、メール作成部140は、作成したメールデータ(図3)の「Message−Id」ヘッダの後に続く文字列を記憶部170に送信元メッセージID1706として記憶する。送信元メッセージIDは、既存のメールソフトによって決定される。送信元メッセージIDは、例えば、送信元メールアドレスに日時を付加した値で、送信するごとにユニークな値が決定される。
次に、データ送信装置100は、制御部150によりSMTPプロトコルを利用して、メールサーバ300に対してメールを送信する。このとき、データ送信装置100は、メールサーバ300に対して送信元ポートデータ1702で示されたポート番号に対して送信する。
メールサーバ300は、データ送信装置100よりメールを受信する。最初の分割データを含むメールの送信であるので、SMTP処理部310は、待ち受けポート25番でメール受信をする。受信したメールデータは、POP処理部320に転送され、データ受信装置200からの受信を待つ。メールサーバ300は、SMTPの待ち受けポート番号に「85」を足した110番の待ち受けポートで待ち受けをする。また、メールサーバ300は、データ受信装置200からこれ以外の待ち受けポートに接続があった場合、そのメールデータを転送しない。具体的には、メールサーバ300は、POPプロトコルのコマンドである、「LIST」「STAT」「RETR」の要求に対してメールデータがゼロ(無し)を返す。
次に、データ受信装置200のポート決定部230は、メールサーバ300に接続するためのポート番号を決定する。図8を参照して、ポート番号を決定する処理を説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムのデータ受信装置200におけるポート決定部230における処理を説明するフローチャートである。最初に、ポート決定部230は、送信元フレーズ2704と受信元フレーズ2705とが記憶部270に記憶されているか否かを確認する(ステップS7001)。最初のメールを受信したとき、送信元フレーズ2704と受信元フレーズ2705は、記憶部270に記憶されていない(ステップS7001で「No」)。よって、ポート決定部230は、送信元ポートデータ2703を「25」と、受信元ポートデータ2702を「110」と決定する(ステップS7007)。
次に、データ受信装置200は、制御部250を介してメールサーバ300へ接続する。データ受信装置200は、ポート決定部230により決定された110番のポートに接続してメールデータを受信する。
それから、データ受信装置200は、受信したメールデータを解析部260に転送する。図5を参照し、解析部260でのメールデータを解析する処理について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムのデータ受信装置200における解析部260における処理を説明するフローチャートである。
まず、解析部260は、受信したメールデータに「X−Send−Phrase」ヘッダがあるか否かを確認する(ステップS4001)。そのヘッダがない場合(ステップS4001で「No」)、解析部260は、解析対象のメールデータではないと判断し、解析を終了する。そのヘッダがある場合(ステップS4001で「Yes」)、解析部260は、そのヘッダの後に続く文字列を、送信元フレーズとして取り出し、記憶部270に送信元フレーズ2704として記憶する(ステップS4002)。
次に、解析部260は、「Disposition−Notification−To」ヘッダがあるか否かを確認する(ステップS4003)。そのヘッダがない場合(ステップS4003で「No」)、解析部260は、解析対象のメールデータではないと判断し、解析を終了する。そのヘッダがある場合(ステップS4003で「Yes」)、解析部260は、そのヘッダの後に続く文字列を、送信元メールアドレスとして取り出し、記憶部270に送信元メールアドレス2707として記憶する(ステップS4004)。それから、解析部260は、メールの本文を取り出し、記憶部270に分割データ2701として記憶する(ステップS4005)。さらに、解析部260は、「Message−Id」ヘッダに続く文字列を、送信元メッセージID2706として記憶部270に記憶する(ステップS4006)。
((最初の分割データに関する処理−データ受信装置からデータ送信装置へ−))
データ受信装置200は、受信したことをデータ送信装置100に通知するために、メール作成部240によってメールデータを作成する。メール作成部240は、インターネットの規格であるRFC3798で定義されるMDN(Message Disposition Notification)とよばれる、受信したことを送信元に通知するメールデータを作成する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムにおけるデータ受信装置200のメール作成部240により作成されるメールデータを説明する図である。メールデータは、「X−Recv−Phrase」ヘッダ3001と、「Original−Message−ID」3002とを含む。
「X−Recv−Phrase」ヘッダ3001は、受信元フレーズを示すヘッダであり、本実施形態で新たに追加したヘッダである。「X−Recv−Phrase」ヘッダ3001には、「X−Recv−Phrase:」文字列の後に受信元フレーズが設定される。受信元フレーズは、十数文字程度のランダムな英数字の文字列である。受信元フレーズは、メール作成部240によりメールデータが作成される毎に設定される、異なる文字列の識別子である。そして、データ受信装置200のメール作成部240は、その受信元フレーズを受信元フレーズ2705として記憶部270に記憶する。
「Original−Message−ID」ヘッダ3002は、データ送信装置100から送信されたメールに付加されていた送信元メッセージIDを示す。これは、インターネットの規格であるRFC3798で定義されるもので、データ送信装置100からのメールデータが届いたことをデータ送信装置100に通知することが可能な構成である。「Original−Message−ID」ヘッダ3002には、送信元メッセージIDとして、送信元メッセージID2706が付けられる。
次に、データ受信装置200のポート決定部230は、メールサーバ300へメールを送信するためのポート番号を決定する。図8を参照し、このポート番号を決定する処理を説明する。最初に、ポート決定部230は、送信元フレーズ2704と受信元フレーズ2705とが記憶部270に記憶されているか否かを確認する(ステップS7001)。記憶されているので、ポート決定部230は、新たにメールを受信するか否かを確認する(ステップS7002)。これから、メールを送信するところで受信しないので(ステップS7002で「No」)、ポート決定部230は、記憶部270に記憶している送信元ポートデータ2703、受信元ポートデータ2702を変更しない(ステップS7008)。
次に、データ受信装置200は、制御部250を介してメールサーバ300へ接続する。データ受信装置200は、ポート決定部230により決定された送信元ポートデータ2703のポートに接続してメールデータを送信する。すなわち、データ受信装置200は、メールサーバ300の25番のポートに接続してメールデータを送信する。
メールサーバ300は、データ受信装置200よりメールを受信する。最初の分割データに関する処理であるので、SMTP処理部310は、待ち受けポート25番でメールを受信する。受信したメールデータは、POP処理部320に転送され、データ送信装置100からの受信を待つ。POP処理部320は、SMTPの待ち受けポート番号に「85」を足した110番の待ち受けポートで待ち受けをする。
次に、データ送信装置100のポート決定部130は、メールサーバ300に接続するためのポート番号を決定する。図7を参照し、ポート番号を決定する処理を説明する。最初に、ポート決定部130は、送信元フレーズ1704と受信元フレーズ1705とが記憶部170に記憶されているか否かを確認する(ステップS6001)。最初のメールを受信するとき、受信元フレーズ1705が記憶部170に記憶されていないため、ポート決定部130は、送信元ポートデータ1702を「25」と、受信元ポートデータ1703を「110」と決定する(ステップS6007)。
それから、データ送信装置100は、制御部150を介してメールサーバ300へ接続する。データ送信装置100は、ポート決定部130により決定された110番のポートに接続してメールデータを受信する。
次に、データ送信装置100は、受信したメールデータを解析部160に転送する。図6を参照し、解析部160でのメールデータを解析する処理について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るメール送受信システムのデータ送信装置100における解析部160における処理を説明するフローチャートである。
まず、解析部160は、受信したメールデータの中に「Content−Type: multipart/report;report−type=disposition−notification」が含まれるか否かを確認する(ステップS5001)。これは、受信したことを送信元に通知するメールデータ(結果通知)であるか否かを確認するために行われる。結果通知ではない場合(ステップS5001で「No」)、解析部160は、解析対象のメールデータではないと判断し、解析を終了する。結果通知である場合(ステップS5001で「Yes」)、解析部160は、さらに、「Original−Message−ID」ヘッダがあるか否かを確認する(ステップS5002)。「Original−Message−ID」ヘッダがある場合に、解析部160は、以下の処理を行う。
すなわち、解析部160は、「Original−Message−ID:」の後に続く文字列を取り出し、記憶部170に記憶されている送信元メッセージID1706と同じであるか否かを確認する(ステップS5003)。これは、データ送信装置100から送信したメールデータに対応した結果通知か否かの確認である。異なる場合(ステップS5003で「No」)、解析部160は、解析対象のメールデータではないと判断し、解析を終了する。同じである場合(ステップS5003で「Yes」)、解析部160は、「X−Recv−Phrase」ヘッダがあるか否かを確認する(ステップS5004)。そのヘッダがない場合(ステップS5004で「No」)、解析部160は、解析対象のメールデータではないと判断し、解析を終了する。そのヘッダがある場合(ステップS5004で「Yes」)、解析部160は、そのヘッダの後に続く文字列を、受信元フレーズとして取り出し、記憶部170に受信元フレーズ1705として記憶する(ステップS5005)。
ここまでが、1番目の分割データに関する処理の説明である。
((2番目の分割データに関する処理−データ送信装置からデータ受信装置へ−))
ここからは、2番目の分割データに関する処理を説明する。
データ送信装置100のポート決定部130は、メールサーバ300に接続するためのポート番号を決定する。図7を参照し、ポート番号を決定する処理を説明する。最初に、ポート決定部130は、送信元フレーズ1704と受信元フレーズ1705とが記憶部170に記憶されているか否かを確認する(ステップS6001)。送信元フレーズ1704と受信元フレーズ1705とは、すでに記憶されているので(ステップS6001で「Yes」)、ポート決定部130は、新たにメールを送信するか否かを確認する(ステップS6002)。メールを送信するので(ステップS6002で「Yes」)、ポート決定部130は、送信元フレーズ1704と、受信元フレーズ1705とからハッシュ値を求める(ステップS6003)。次に、ポート決定部130は、ポート番号として使用可能な値を、ハッシュ値を基に求める(ステップS6004)。具体的には、ポート決定部130は、ハッシュ値を、「49152」から「65535」の範囲の数字に変換する。すなわち、ポート決定部130は、まず、「65535」から「49152」を引いた値で、ハッシュ値を割った余りを出す。そして、ポート決定部130は、この値(余り)に「49152」を足したものをポート番号として使用する。ただし、ポート決定部130は、ポート番号が偶数になった場合、SMTP処理部310での待ち受けポートのポート番号にするための「1」を足して奇数にする。次に、ポート決定部130は、このようにして求めた値を、送信元ポートデータ1702として、記憶部170に記憶する(ステップS6005)。それから、ポート決定部130は、送信元ポートデータ1702に「85」を足す。ポート決定部130は、これを受信元ポートデータ1703として記憶部170に記憶する(ステップS6006)。ただし、「65535」を超えた場合、ポート決定部130は、「65535」を差し引いた値を受信元ポートデータ1703として記憶する。
次に、メール作成部140は、上述の説明と同様にメールデータを作成する。
それから、データ送信装置100は、制御部150によりSMTPプロトコルを利用してメールサーバ300に対してメールを送信する。このとき、データ送信装置100は、送信元ポートデータ1702で示されたポート番号に対して送信する。
メールサーバ300は、データ送信装置100よりメールを受信する。SMTP処理部310は、送信元ポートデータ1702で示されたポート番号でメールを受信する。受信したメールデータは、POP処理部320に転送され、データ受信装置200からの受信を待つ。メールサーバ300は、SMTPの待ち受けポート番号に「85」を足した番号の待ち受けポートで待ち受けをする。
次に、データ受信装置200のポート決定部230は、メールサーバ300に接続するためのポート番号を決定する。図8を参照し、ポート番号を決定する処理を説明する。最初に、ポート決定部230は、送信元フレーズ2704と受信元フレーズ2705とが記憶部270に記憶されているか否かを確認する(ステップS7001)。ポート決定部230は、送信元フレーズ2704と受信元フレーズ2705とが記憶部270に記憶されているため(ステップS7001で「Yes」)、新たにメールを受信するか否かを確認する(ステップS7002)。メールを受信するので(ステップS7002で「Yes」)、ポート決定部230は、送信元フレーズ2704と受信元フレーズ2705からハッシュ値を求める(ステップS7003)。次に、ポート決定部230は、ポート番号として使用可能な値を、ハッシュ値を基に求める(ステップS7004)。具体的には、上述した、図7のステップS6004と同様にポート番号を求める。次に、ポート決定部230は、このようにして求めた値を、送信元ポートデータ2703として、記憶部270に記憶する(ステップS7005)。それから、ポート決定部230は、送信元ポートデータ2703に「85」を足す。ポート決定部230は、これを受信元ポートデータ2702として記憶部270に記憶する(ステップS7006)。ただし、「65535」を超えた場合、ポート決定部230は、「65535」を差し引いた値を受信元ポートデータ2702として記憶する。
次に、データ受信装置200は、制御部250を介してメールサーバ300へ接続する。データ受信装置200は、ポート決定部230により決定された送信元ポートデータ2703のポートに接続してメールデータを受信する。
それから、データ受信装置200は、受信したメールデータを解析部260に転送する。解析部260は、受信したメールデータを上述の説明と同様に解析する。
((2番目の分割データに関する処理−データ受信装置からデータ送信装置へ−))
データ受信装置200は、受信したことをデータ送信装置100に通知するために、メール作成部240により図4に示したメールデータを作成する。
次に、データ受信装置200のポート決定部230は、メールサーバ300へメールを送信するためのポート番号を決定する。図8を参照し、このポート番号を決定する処理を説明する。最初に、ポート決定部230は、送信元フレーズ2704と受信元フレーズ2705とが記憶部270に記憶されているか否かを確認する(ステップS7001)。記憶されているので、ポート決定部230は、新たにメールを受信するか否かを確認する(ステップS7002)。これから、メールを送信するところで受信しないので(ステップS7002で「No」)、ポート決定部230は、記憶部270に記憶している送信元ポートデータ2703と、受信元ポートデータ2702を変更しない(ステップS7008)。
次に、データ受信装置200は、制御部250を介してメールサーバ300へ接続する。データ受信装置200は、ポート決定部230により決定された送信元ポートデータ2703のポートに接続してメールデータを送信する。
メールサーバ300は、データ受信装置200よりメールを受信する。SMTP処理部310は、送信元ポートデータ2703で示されたポート番号でメールを受信する。受信したメールデータは、POP処理部320に転送され、データ送信装置100からの受信を待つ。POP処理部320は、SMTPの待ち受けポート番号に「85」を足した番号の待ち受けポートで待ち受けをする。
次に、データ送信装置100のポート決定部130は、メールサーバ300に接続するためのポート番号を決定する。図7を参照し、ポート番号を決定する処理を説明する。最初に、ポート決定部130は、送信元フレーズ1704と受信元フレーズ1705とが記憶部170に記憶されているか否かを確認する(ステップS6001)。送信元フレーズ1704と受信元フレーズ1705は、記憶部170に記憶されているため(ステップS6001で「Yes」)、ポート決定部130は、新たにメールを送信するか否かを確認する(ステップS6002)。これから、メールを受信するところで送信しないので(ステップS6002で「No」)、ポート決定部130は、記憶部170に記憶されている送信元ポートデータ1702と受信元ポートデータ1703を変更しない(ステップS6008)。
次に、データ送信装置100は、制御部150を介してメールサーバ300へ接続する。データ送信装置100は、ポート決定部130により決定された受信元ポートデータ1703のポートに接続してメールデータを受信する。
次に、データ送信装置100は、受信したメールデータを解析部160に転送する。解析部160は、受信したメールデータを上述の説明と同様に解析する。
ここまでが、2番目の分割データに関する処理の説明である。
((以降の分割データに関する処理))
データ送信装置100のデータ分割部120によって3つ以上に分割されている場合、メール送受信システムは、3番目以降の分割データについても、上述した2番目の分割データに関する処理を実施する。
データ送信装置100は、送信したメールデータに対応した結果通知を受け取っていない場合、同一のメールデータを再度送信する。これにより、データ受信装置200は、分割した最初のデータから順番に受信することが可能になる。
データ受信装置200は、最後の分割データを受信したことを、「Content−Type: message/partial」ヘッダに含まれる情報により、認識する。その情報は、前述した、メールデータを何個に分割したかを示す情報と、その分割データは何番目の分割データであるかを示す情報、同じメールデータの分割により作成された分割データに共通な識別子である。これらの情報を基に、データ結合部220は、記憶部270に記憶されている複数の分割データ2701を結合する。データ結合部220は、それぞれの分割データ2701に付加されている「Content−Type: message/partial」ヘッダを取り除く。そして、データ結合部220は、最初にデータ送信装置100から送られてきた分割データから順々に結合することにより、分割前の送信対象データを復元する。
これによりデータ送信装置100からデータ受信装置200へのメールデータの送信が完了する。
本実施形態では、データ送信装置100からデータ受信装置200に送信対象データを送信することを前提に説明した。しかし、この形態に関わらず、2つの装置が、共に、データ送信装置100とデータ受信装置200の両方の機能を備えて、送信対象データの送信を両方の装置が行うことを可能にしてもよい。
以上、説明したように、第2の実施形態には、追加の装置を必要とすることなく、より高い信頼性で電子メールを送受信することができるという効果がある。
その理由は、本実施形態に係るメール送受信システムは、データ送信装置100がメールデータを送信するときに、使用するポート番号を決定して、毎回異なるポート番号を使用するからである。これは、データ送信装置100とデータ受信装置200が送信元フレーズと受信元フレーズを基に、使用するポート番号を決定することにより行われる。
また、データ受信装置は、本実施形態のデータ受信装置ではなく、一般のメール受信装置であった場合でも、分割データとして受信することが可能である。これは、データ送信装置は、受信元フレーズを取得することができない場合に、送信元ポートとして25番のポートを、受信元ポートとして110番のポートを使用するからである。
(ハードウェア構成)
上述した実施形態において図1および図2に示した各部は、専用の装置によって実践してもよいが、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。但し、これらの図面に示した各部の実装に際しては、様々な構成が想定され得る。このような場合のハードウェア環境の一例を、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の第1および第2の実施形態を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成を例示的に説明する図である。即ち、図9は、図1に示した情報処理装置10、図2に示したデータ送信装置100およびデータ受信装置200の全体または一部を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成である。そして、図9は、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図9に示した情報処理装置9000は、以下の装置を備え、これらがバス9007を介して接続された構成を有する。
・CPU(Central Processing Unit)9001、
・ディスプレイ9002、
・通信インタフェース(I/F)9003、
・ROM(Read Only Memory)9004、
・RAM(Random Access Memory)9005および
・ハードディスク装置(HD)9006。
ハードディスク装置(HD)9006には、プログラム群9006Aと、各種の記憶情報9006Bとが格納されている。プログラム群9006Aは、例えば、上述した図1に示した情報処理装置10、図2に示したデータ送信装置100およびデータ受信装置200の各ブロック(各部)に対応する機能を実現するためのコンピュータ・プログラムである。各種の記憶情報9006Bは、例えば、図2に示した記憶部170および記憶部270である。通信インタフェース9003は、ネットワーク9100を介して外部装置と通信を実現する一般的な通信手段である。
そして、情報処理装置9000は、前述の実施形態の説明において参照したブロック図、あるいは、フローチャートの機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを、当該ハードウェアのCPU9001が実行する。すなわち、CPU9001は、コンピュータ・プログラムを、図9に示す情報処理装置9000のハードウェア資源を用いて実行することによって本発明の実施形態の機能が達成される。具体的には、データ送信装置100とデータ受信装置200を、情報処理装置9000によって実現する場合、情報処理装置9000は、以下の処理を実行すればよい。すなわち、情報処理装置9000は、図5乃至図8に示すフローチャートの処理ステップを実行するためのコンピュータ・プログラムをCPU9001が実行すればよい。また、情報処理装置9000内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能なRAM9005、またはハードディスク装置9006等の不揮発性の記憶デバイス(記憶媒体)に格納すればよい。
また、上述の場合において、当該装置内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。供給方法は、例えば、CD−ROM等の各種記憶媒体を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等のネットワーク9100を介して外部からダウンロードする方法がある。そして、このような場合において、本発明の実施形態は、係るコンピュータ・プログラムを構成するコード或いは、そのコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
(付記1)
メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定するポート決定手段と、
前記ポート決定手段により決定されたポート番号を使用して、前記メールサーバにアクセスする制御手段と
を備える
情報処理装置。
(付記2)
付記1記載の情報処理装置を第1の情報処理装置とし、前記第1の情報処理装置とは異なる付記1記載の情報処理装置を第2の情報処理装置として、
前記第1の情報処理装置から送信したメールを、前記メールサーバを経由して、
付記1記載の第2の情報処理装置において受信する
メール送受信システム。
(付記3)
前記第1の情報処理装置は、送信対象データを複数の分割データに分割し、その分割データを含むメールを送信し、
前記メールを受信した前記第2の情報処理装置は、受信したことを通知する結果通知を送信し、
前記結果通知を受信した前記第1の情報処理装置は、次の分割データを送信する
付記2記載のメール送受信システム。
(付記4)
前記第1の情報処理装置は、一意な文字列からなる送信元フレーズを自装置に記憶するとともに、前記メールに前記送信元フレーズを付加して送信し、
前記第2の情報処理装置は、一意な文字列からなる受信元フレーズを自装置に記憶するとともに、前記結果通知に前記受信元フレーズを付加して送信する
付記3記載のメール送受信システム。
(付記5)
前記第1の情報処理装置は、前記送信元フレーズを自装置に記憶しており、かつ、前記第2の情報処理装置より送信された前記結果通知に前記受信元フレーズが含まれているときにメールを送信する場合に、前記ポート決定手段により前記送信元フレーズと前記受信元フレーズとを基に前記ポート番号を決定し、決定されたポート番号を前記自装置に記憶し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
付記4記載のメール送受信システム。
(付記6)
前記第2の情報処理装置は、前記受信元フレーズを自装置に記憶しており、かつ、前記第1の情報処理装置より送信された前記メールに前記送信元フレーズが含まれているときにメールを受信する場合に、前記ポート決定手段により前記送信元フレーズと前記受信元フレーズとを基に前記ポート番号を決定し、決定されたポート番号を前記自装置に記憶し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
付記4記載のメール送受信システム。
(付記7)
前記第1の情報処理装置は、前記送信元フレーズを自装置に記憶していない、または、前記第2の情報処理装置より送信された前記結果通知に前記受信元フレーズが含まれていないときに、前記ポート決定手段により前記ポート番号をあらかじめ定めておいた値に決定し、決定されたポート番号を前記自装置に記憶し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
付記4記載のメール送受信システム。
(付記8)
前記第2の情報処理装置は、前記受信元フレーズを自装置に記憶していない、または、前記第1の情報処理装置より送信された前記メールに前記送信元フレーズが含まれていないときに、前記ポート決定手段により前記ポート番号をあらかじめ定めておいた値に決定し、決定されたポート番号を前記自装置に記憶し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
付記4記載のメール送受信システム。
(付記9)
前記第1の情報処理装置は、前記送信元フレーズを自装置に記憶しており、かつ、前記第2の情報処理装置より送信された前記結果通知に前記受信元フレーズが含まれているときにメールを受信する場合に、前記ポート決定手段により前記自装置が記憶している前記ポート番号を使用するポート番号に決定し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
付記4記載のメール送受信システム。
(付記10)
前記第2の情報処理装置は、前記受信元フレーズを自装置に記憶しており、かつ、前記第1の情報処理装置より送信された前記メールに前記送信元フレーズが含まれているときにメールを送信する場合に、前記ポート決定手段により前記自装置が記憶している前記ポート番号を使用するポート番号に決定し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
付記4記載のメール送受信システム。
(付記11)
前記メールサーバは、複数のSMTPの待ち受けポート番号と、複数のPOPの待ち受けポート番号とを備える
付記2乃至10記載のメール送受信システム。
(付記12)
前記メールサーバは、前記複数のPOPの待ち受けポート番号のうちで、待ち受けしていたPOPの待ち受けポート番号に接続があったときに、メールデータを転送する
付記11記載のメール送受信システム。
(付記13)
メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定し、そのポート番号を使用して、前記メールサーバにアクセスするメール送受信方法。
(付記14)
メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定するポート決定処理と、
前記ポート決定処理により決定されたポート番号を使用して、前記メールサーバにアクセスする制御処理とを、コンピュータに実現させる
コンピュータ・プログラム。
10 情報処理装置
13 ポート決定部
15 制御部
100 データ送信装置
110 データ作成部
120 データ分割部
130 ポート決定部
140 メール作成部
150 制御部
160 解析部
170 記憶部
200 データ受信装置
220 データ結合部
230 ポート決定部
240 メール作成部
250 制御部
260 解析部
270 記憶部
300 メールサーバ
310 SMTP処理部
320 POP処理部
400 LAN
1701 分割データ
1702 送信元ポートデータ
1703 受信元ポートデータ
1704 送信元フレーズ
1705 受信元フレーズ
1706 送信元メッセージID
2701 分割データ
2702 受信元ポートデータ
2703 送信元ポートデータ
2704 送信元フレーズ
2705 受信元フレーズ
2706 送信元メッセージID
2707 送信元メールアドレス
9000 情報処理装置
9001 CPU
9002 ディスプレイ
9003 通信インタフェース
9004 ROM
9005 RAM
9006 ハードディスク装置
9006A プログラム群
9006B 各種の記憶情報
9007 バス
9100 ネットワーク

Claims (4)

  1. メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定するポート決定手段と、
    前記ポート決定手段により決定されたポート番号を使用して、前記メールサーバにアクセスする制御手段と
    を備える第1の情報処理装置から送信したメールを、前記メールサーバを経由して第2の情報処理装置において受信するメール送受信システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、一意な文字列からなる送信元フレーズを自装置に記憶し、送信対象データを複数の分割データに分割し、その分割データを含むメールを、前記送信元フレーズを付加して送信し、
    前記メールを受信した前記第2の情報処理装置は、一意な文字列からなる受信元フレーズを自装置に記憶し、受信したことを通知する結果通知を前記受信元フレーズを付加して送信し、
    前記結果通知を受信した前記第1の情報処理装置は、次の分割データを含むメールを、前記送信元フレーズを付加して送信し、
    また、
    前記第1の情報処理装置は、前記送信元フレーズを自装置に記憶しており、かつ、前記第2の情報処理装置より送信された前記結果通知に前記受信元フレーズが含まれているときに前記次の分割データを含むメールを送信する場合に、前記ポート決定手段により前記送信元フレーズと前記受信元フレーズとを基に前記ポート番号を決定し、決定されたポート番号を前記自装置に記憶し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
    メール送受信システム
  2. メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定するポート決定手段と、
    前記ポート決定手段により決定されたポート番号を使用して、前記メールサーバにアクセスする制御手段と
    を備える第1の情報処理装置から送信したメールを、前記メールサーバを経由して第2の情報処理装置において受信するメール送受信システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、一意な文字列からなる送信元フレーズを自装置に記憶し、送信対象データを複数の分割データに分割し、その分割データを含むメールを、前記送信元フレーズを付加して送信し、
    前記メールを受信した前記第2の情報処理装置は、一意な文字列からなる受信元フレーズを自装置に記憶し、受信したことを通知する結果通知を、前記受信元フレーズを付加して送信し、
    前記結果通知を受信した前記第1の情報処理装置は、次の分割データを含むメールを、前記送信元フレーズを付加して送信し、
    また、
    前記第2の情報処理装置は、前記受信元フレーズを自装置に記憶しており、かつ、前記第1の情報処理装置より送信された前記メールに前記送信元フレーズが含まれているときに前記次の分割データを含むメールを受信する場合に、前記ポート決定手段により前記送信元フレーズと前記受信元フレーズとを基に前記ポート番号を決定し、決定されたポート番号を前記自装置に記憶し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
    メール送受信システム
  3. メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定するポート決定手段と、
    前記ポート決定手段により決定されたポート番号を使用して、前記メールサーバにアクセスする制御手段と
    を備える第1の情報処理装置から送信したメールを、前記メールサーバを経由して第2の情報処理装置において受信するメール送受信システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、一意な文字列からなる送信元フレーズを自装置に記憶し、送信対象データを複数の分割データに分割し、その分割データを含むメールを、前記送信元フレーズを付加して送信し、
    前記メールを受信した前記第2の情報処理装置は、一意な文字列からなる受信元フレーズを自装置に記憶し、受信したことを通知する結果通知を、前記受信元フレーズを付加して送信し、
    前記結果通知を受信した前記第1の情報処理装置は、次の分割データを含むメールを、前記送信元フレーズを付加して送信し、
    また、
    前記第1の情報処理装置は、前記送信元フレーズを自装置に記憶していない、または、前記第2の情報処理装置より送信された前記結果通知に前記受信元フレーズが含まれていないときに、前記ポート決定手段により前記ポート番号をあらかじめ定めておいた値に決定し、決定されたポート番号を前記自装置に記憶し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
    メール送受信システム
  4. メールサーバへ送信及び受信をするときに使用するポート番号を決定するポート決定手段と、
    前記ポート決定手段により決定されたポート番号を使用して、前記メールサーバにアクセスする制御手段と
    を備える第1の情報処理装置から送信したメールを、前記メールサーバを経由して第2の情報処理装置において受信するメール送受信システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、一意な文字列からなる送信元フレーズを自装置に記憶し、送信対象データを複数の分割データに分割し、その分割データを含むメールを、前記送信元フレーズを付加して送信し、
    前記メールを受信した前記第2の情報処理装置は、一意な文字列からなる受信元フレーズを自装置に記憶し、受信したことを通知する結果通知を、前記受信元フレーズを付加して送信し、
    前記結果通知を受信した前記第1の情報処理装置は、次の分割データを含むメールを、前記送信元フレーズを付加して送信し、
    また、
    前記第1の情報処理装置は、前記送信元フレーズを自装置に記憶しており、かつ、前記第2の情報処理装置より送信された前記結果通知に前記受信元フレーズが含まれているときに前記次の分割データを含むメールを受信する場合に、前記ポート決定手段により前記自装置が記憶している前記ポート番号を使用するポート番号に決定し、そのポート番号を使用して、前記制御手段により前記メールサーバにアクセスする
    メール送受信システム。
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