JP4930238B2 - 紙幣集積機構 - Google Patents
紙幣集積機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4930238B2 JP4930238B2 JP2007188147A JP2007188147A JP4930238B2 JP 4930238 B2 JP4930238 B2 JP 4930238B2 JP 2007188147 A JP2007188147 A JP 2007188147A JP 2007188147 A JP2007188147 A JP 2007188147A JP 4930238 B2 JP4930238 B2 JP 4930238B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- banknote
- braking member
- banknotes
- ring belt
- bill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Pile Receivers (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
図1において、1は紙幣集積部であり、紙幣の長手方向の一辺を下に向けた立位の状態で、全ての金種の紙幣を集積する。
2はフィードローラであり、後述するリバースローラ3とかみ合う溝が形成されており、図示しない動力伝達機構によって図1において時計方向、反時計方向の両方向に回転可能になっている。
4は送り込み部であり、フィードローラ2とリバースローラ3によって構成されて、紙幣の先端が可動板6の方へ垂れ下がらないよう、フィードローラ2とリバースローラ3の互いにかみ合う溝と凸部によって紙幣を挟持して紙幣を波形にして剛性を高めた状態にして、紙幣集積部1に送り込む機能を有している。
7は舌片ローラであり、弾性を有する天然ゴムや合成ゴム等の弾性部材で放射状に設けられた複数の舌片を持った構造であり、リバースローラ3と同軸に設けられて図1において時計回り、つまり紙幣を可動板6側に移動させる方向に回転する。
9は収納ガイド側板であり、可動板6に対向する位置に設けられており、これによって可動板6との間に紙幣を集積する紙幣集積空間が設けられるようになっている。
また、収納ガイド側板9には、後述する制動部材15を取り付けるためのコの字状の固定部9aを備え、さらに可動板6との対向面側に制動部材15が突出するための切欠きが設けられている。
なお、図2に示すようにリングベルト10と後述の制動部材15は、紙幣の長手方向の辺に平行に交互に複数配されるものとする。
上記のように制動部材15を最も安定な系である対称形となるようにして湾曲させたので、外力によって変形しても元のU字形状に戻る復帰力が生まれる。
図3において、Xは制動部材15の湾曲面の頂点から固定されている端部の手前までの横方向の長さを示し、Yは制動部材15の縦方向の長さを示している。
ここで、送り込み部4で挟持されて紙幣集積空間に放出された紙幣が制動部材15に衝突したときに、その紙幣が受ける制動部材15からの反力は、制動部材15の横方向の長さXが縦方向の長さYよりも小さい場合、その差が開くに従って、縦方向の反力は大きくなり、横方向の反力は小さくなる。
なお、制動部材15は、集積済み紙幣が倒れるのを防止するために横方向からの力に対しては紙幣の自重を支えられるのに十分な剛性をもち、一方で紙幣集積空間に放出された紙幣を確実に立位の状態で集積させるように縦方向へは柔軟に変形できることが求められ、このことから横方向の長さXと縦方向の長さYとの関係はX>Yとなる。
加えて制動部材15は、集積済み紙幣が倒れてリングベルト10に触れることで、その紙幣がリングベルト10の回転によって持ち上がって集積した他の紙幣の上方に持ち上がってしまう胴上げ状態を防止するため、図1に示すように側方から見たときに湾曲面がリングベルト10の曲面の軌道と重なるようにして並行する位置に合わせて配する。
紙幣を紙幣集積部1に集積するときは、図示しない搬送路によって搬送され、フィードローラ2とリバースローラ3とによって挟持した紙幣を紙幣集積部1の紙幣集積空間に放出する。
図4は放出された紙幣が集積する様子を示す説明図であり、(a)は紙幣が放出されてリングベルト10に衝突した様子であり、(b)は紙幣の後端が収納底部ガイド面8に揃えられている様子であり、(c)紙幣の前端が可動板6側に移動する様子であり、(d)は次の紙幣が搬送されてきた様子を示している。
次に紙幣後端がフィードローラ2とリバースローラ3から放出されると紙幣の持つ運動エネルギーに対して、リングベルト10、制動部材15の変形によって蓄積された弾性エネルギーが釣り合うところで紙幣の上昇は停止し、図4(b)に示すように紙幣後端が舌片ローラ7によって可動板6の側へ叩かれて寄せられる。
そして、制動部材15の復帰に合わせて紙幣が立位の状態で既に集積された紙幣に重なるように集積し、その際に図4(d)に示すように次に集積される紙幣が紙幣集積空間に侵入してくるようになる。
さらに、そのときに次の紙幣が紙幣集積空間に放出されてリングベルト10および制動部材15に衝突してリングベルト10および制動部材15を押し上げてしまったとき、集積済みの傾いた紙幣はリングベルト10の側に倒れこもうとするが、紙幣の集積速度が十分速いため、倒れるよりも先に次の紙幣の集積が完了し、また制動部材15は十分な弾性と応答性を持ち、紙幣1枚集積するごとに元の位置へと復帰するので紙幣の倒れを押えることが可能となる。
図5は集積した紙幣を倒れかけた状態から立位の状態に戻す様子を示す説明図であって、(a)は紙幣が制動部材に倒れかかった様子であり、(b)は倒れかかった紙幣が戻される様子であり、(c)は立位の状態に戻った様子を示している。
リングベルト10は回転しているので、下方に入り込んだ紙幣端部を可動板6の方に移動させ、また制動部材15も元の形状へ戻ろうとする復帰力が生じ、リングベルト10の回転と制動部材15の復帰力とにより、図5(b)に示すように当該紙幣を立位の状態に戻すようになる。
そして、図5(c)に示すように次の紙幣が搬送されてきた際には、下方に入り込んでいた紙幣が他の集積済みの紙幣に重なって集積される状態となる。
さらに、制動部材をU字形状としたことで、片持ち梁の板バネなどの弾性体では変位と反力が比例するため、最大紙幣の集積時における反力が大きくなり過ぎ集積の妨げとなるが、紙幣の衝突等による変形に対して復帰力が大きく変化することは無くなり、より自由度の高い配置が可能となる。
2 フィードローラ
3 リバースローラ
4 送り込み部
6 可動板
7 舌片ローラ
8 収納底部ガイド面
9 収納ガイド側板
9a 固定部
10 リングベルト
11 駆動ローラ
12 アイドルローラ
15 制動部材
Claims (2)
- 水平方向に移動可能な可動板に沿って紙幣を立位の状態で集積する紙幣集積部と、前記紙幣集積部に下方から紙幣を送りこむ送り込み部と、前記可動板と対向するように前記送り込み部の上方に配置され、前記紙幣集積部に送り込まれた紙幣を受け止めて前記可動板側に移動させる回転可能なリングベルトとを備えた紙幣集積機構において、
前記リングベルトと並行に設けられ、前記リングベルトにより可動板側に移動する紙幣の上方への移動を制動する湾曲面を有する制動部材を設け、
前記送り込み部から放出された紙幣の先端を、前記リングベルトおよび前記制動部材の双方に衝突させて前記紙幣集積部に立位で集積することを特徴とする紙幣集積機構。 - 請求項1に記載の紙幣集積機構において、
前記制動部材の湾曲面は、前記リングベルトの曲面とほぼ同一の曲面を成すように形成されていることを特徴とする紙幣集積機構。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007188147A JP4930238B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | 紙幣集積機構 |
CN2008100977181A CN101348198B (zh) | 2007-07-19 | 2008-05-20 | 纸币收集机构 |
TW97118525A TW200905613A (en) | 2007-07-19 | 2008-05-20 | Bill accumulating mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007188147A JP4930238B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | 紙幣集積機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009023786A JP2009023786A (ja) | 2009-02-05 |
JP4930238B2 true JP4930238B2 (ja) | 2012-05-16 |
Family
ID=40267202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007188147A Expired - Fee Related JP4930238B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | 紙幣集積機構 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4930238B2 (ja) |
CN (1) | CN101348198B (ja) |
TW (1) | TW200905613A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105046810B (zh) * | 2015-07-30 | 2019-03-26 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 纸币处理装置及处理方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5810342B2 (ja) * | 1979-11-29 | 1983-02-25 | 富士通株式会社 | 紙葉処理装置 |
JP3527989B2 (ja) * | 1995-09-27 | 2004-05-17 | 沖電気工業株式会社 | 紙葉類集積機構 |
JP4207850B2 (ja) * | 2003-10-10 | 2009-01-14 | 沖電気工業株式会社 | 紙葉類取扱装置 |
-
2007
- 2007-07-19 JP JP2007188147A patent/JP4930238B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-05-20 TW TW97118525A patent/TW200905613A/zh not_active IP Right Cessation
- 2008-05-20 CN CN2008100977181A patent/CN101348198B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW200905613A (en) | 2009-02-01 |
CN101348198A (zh) | 2009-01-21 |
CN101348198B (zh) | 2012-06-20 |
TWI360792B (ja) | 2012-03-21 |
JP2009023786A (ja) | 2009-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5390164B2 (ja) | 紙葉類排出集積装置 | |
JP5385179B2 (ja) | 紙葉類集積装置 | |
WO2011089793A1 (ja) | 紙葉類集積装置 | |
JP2008165376A (ja) | 紙葉類の集積装置 | |
WO2009113377A1 (ja) | 紙葉類処理装置 | |
JP5614358B2 (ja) | 紙葉媒体整列機構および紙葉媒体処理装置 | |
EP2299412B1 (en) | Sheet stacking apparatus | |
JP2008063089A (ja) | 紙葉類取扱装置 | |
JP4930238B2 (ja) | 紙幣集積機構 | |
JP2009046298A (ja) | 紙葉類集積装置 | |
EP1760018B1 (en) | Paper sheet stacking apparatus | |
JP4728538B2 (ja) | 紙幣処理装置 | |
JP5187167B2 (ja) | 媒体処理装置 | |
JP2008084170A (ja) | 紙葉類処理装置及びそれに用いる羽根車集積装置 | |
JP2007280247A (ja) | 紙幣入出金機 | |
JP4752583B2 (ja) | 紙葉類分離集積機構 | |
JP3075284B2 (ja) | 紙葉類集積装置 | |
JP5760651B2 (ja) | 紙葉類集積装置 | |
JP2016132545A (ja) | 媒体搬送装置及び媒体取引装置 | |
JP5176739B2 (ja) | 紙幣処理装置及び金銭処理機 | |
JP7571100B2 (ja) | 紙葉排出集積装置、及び還流式紙葉処理装置 | |
JP3132747B2 (ja) | 紙葉類スタッカ | |
WO2024075494A1 (ja) | 紙葉排出集積装置、及び還流式紙葉処理装置 | |
JP2009093279A (ja) | 紙幣取扱装置 | |
JP5245514B2 (ja) | 紙葉類の保留集積装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4930238 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |