JP4929298B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、循環風路中に水冷式の熱交換器を備えたドラム式の洗濯乾燥機に関する。
ドラム式の洗濯乾燥機においては、ドラムを収容する水槽(外槽)の外部に乾燥用の循環風路を設け、水槽内の空気を前部から循環風路側へ吹き出すとともに、循環風路内の空気を水槽の後部から水槽内へ吹き込む構成としたものが開示されている(例えば特許文献1参照)。前記循環風路中には、送風機と、除湿器(吸熱器)と、加熱用のヒータとを設けている。このうち、送風機及び除湿器は水槽の上部に配置され、ヒータは水槽の後部の上部に配置されている。
上記構成において、送風機が駆動されることに伴い、その送風作用により、水槽内、ひいてはドラム内の空気が循環風路を通して循環される。このとき、ヒータにより加熱された乾燥用の温風が水槽の後部から水槽内、ひいてはドラム内に供給され、その温風により、ドラム内に収容された洗濯物が加熱される。そして、洗濯物から湿気を奪った空気が水槽の前部から循環風路側へ吹き出され、その湿気を含んだ空気が除湿器において冷却されることで、湿気が除去される。湿気が除去された空気は、再びヒータにより加熱されてドラム内に供給される。これを繰り返すことにより、ドラム内の洗濯物が乾燥されるようになる。
特開平8−243290号公報(図6参照)
上記した特許文献1のものでは、除湿器が水槽の上面に沿うようにほぼ水平状態に配置されている。この除湿器として、特に風路内を通過する空気を水で冷却する水冷式の熱交換器を用いた場合、通過する空気に対する冷却効率が悪く、また、除湿するための風路長さを長く確保することが難しく、除湿効率が悪いう欠点がある。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水冷式の熱交換器の除湿効率を向上でき、加えて循環風路の剛性を高くして強度の向上を図ることができる洗濯乾燥機を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機は、外箱と、この外箱内に配設され、前部の上部に吹出し口を有するとともに後部に吹込み口を有した水槽と、通水及び通気が可能な孔を有し、軸方向が前後方向の横軸状態で前記水槽内に回転可能に配設され、洗濯物を収容して駆動手段により回転される回転ドラムと、前記外箱内にあって一端部が前記吹出し口に接続されるとともに他端部が前記吹込み口に接続され、前記水槽の外部で前記外箱との間に配設された循環風路と、前記水槽内の空気を前記吹出し口から前記循環風路側へ吹き出させるとともに前記循環風路内の空気を前記吹込み口から前記水槽内へ吹き込むようにすることで、前記水槽内の空気を前記循環風路を通して循環させる送風手段と、前記循環風路中に設けられ、前記循環風路を流れる空気に含まれる湿気を除去する水冷式の熱交換器とを備え、前記循環風路は、前記吹出し口から前記水槽の上面に沿って後方へ向けて延びた後、前記水槽の後部付近において前記水槽の背面に沿うように下方へ向きを変えて下方へ延び、下部の折返し部から上方へ向きを変えて前記水槽の背面に沿うように上方へ延び、前記水槽の上面へ戻った後、前記吹込み口に接続するように配管され、前記熱交換器は、前記水槽とは別体でありかつ前記循環風路のうち前記折返し部から上方へほぼ垂直に延びる立上がり部に配置され、前記循環風路において前記水槽の上面に沿った部分から前記折返し部へ向かう立下がり部と前記熱交換器を含む前記立上がり部は、上部が前記水槽の上面において連結部を介して連結されていることを特徴とする。
上記構成において、送風手段の送風作用により、回転ドラム内ひいては水槽内の空気が吹出し口から循環風路側へ吹き出される。その空気は、水槽の上面を後方へ向けて流れた後、水槽の後部付近において下方へ向きを変え、水槽の背面に沿って配置された立下がり部を下方へ向けて流れ、下部の折返し部から上方へ向きを変え、水槽の背面に沿って配置された立上がり部を上方へ向けて流れ、水槽の上面へ戻った後、吸気口から水槽内ひいては回転ドラム内に戻されるというように流れる。このとき、循環風路内を流れる空気が、前記立上がり部に配置された水冷式の熱交換器を通る際に冷却されることで、空気に含まれた湿気が除去されるようになる。
本発明においては、循環風路のうち、水槽の背面に沿って配置された立上がり部に水冷式の熱交換器を配置しているので、熱交換器において下から上に向けて流れる空気に対して、上から散水することで、立上がり部(熱交換器内)を流れる空気から湿気を効率よく除去することができる。しかも、熱交換器は水槽の背面に沿って上下方向に延びるように設けることができるから、除湿のための風路の長さを長く確保することができ、総じて除湿効率を向上できる。
また、循環風路の立下がり部と立上がり部は、水槽の背面に沿ってそれぞれ上下方向に延びた状態で配置された形態となっているが、これら立下がり部と立上がり部は、上部が水槽の上面において連結部を介して連結された構成としているので、これら立下がり部と立上がり部の剛性をアップできて配管強度を向上でき、ひいては循環風路の強度を向上させることができる。また、循環風路は、上部が水槽の上面に沿っていて、後部が水槽の背面に沿った形態となっているから、風路の長さを長くしながらもコンパクトにすることが可能となる。
本発明の一実施形態を示すもので、外箱を除いた状態で示した水槽及び循環風路部分の右後方からの斜視図 扉を開放した状態で示す洗濯乾燥機全体の前方からの斜視図 循環風路における上部風路部分の分解斜視図 上部風路部分の平面図 図4中X1−X1線に沿う縦断側面図 上部風路における上部ダクトを下から見た状態の底面図 リントフィルタユニットを示すもので、(a)は蓋を閉じた状態での斜視図、(b)は蓋を開けた状態での斜視図 (a)はリントフィルタユニットの正面図、(b)は(a)中X2−X2線に沿う縦断側面図 応用例を示すもので、循環風路の一部を、ヒートポンプ装置を備えたものに適用した例を示す図1相当図
以下、本発明の一実施形態について図1〜図8を参照して説明する。まず、ドラム式洗濯乾燥機の全体の外観を示す図2において、ドラム式洗濯乾燥機の外箱1はほぼ矩形箱状をなし、底部に台板2が設けられている。外箱1の前面部1aは前下がりの傾斜状をなしていて、そのほぼ中央部に円形の開口部からなる洗濯物出入口3が形成されている。前記前面部1aには、扉4がヒンジ5を介して横方向に回動可能に設けられていて、その扉4により洗濯物出入口3が開閉されるようになっている。前面部1aにおいて、洗濯物出入口3の上方に位置させて操作パネル6が設けられ、左上部に引出し式の洗剤投入ケース7が設けられている。
外箱1内には、図1に示すように後面が閉塞されたほぼ円筒状をなす水槽8が配設されている。この水槽8は、軸方向が前後方向の横軸状態で、かつ後下がりにやや傾斜した状態で、台板2上に弾性支持機構9を介して弾性的に支持されている。この水槽8の前面の開口部は、前記洗濯物出入口3に連通している。水槽8は、詳細には示されていないが、前部の上面8aに吹出し口10を有するとともに、後部の背面8bの上部に吹込み口11を有している。
水槽8内には、回転ドラム14(図2参照)が回転可能に配設されている。この回転ドラム14は、詳細には示されていないが、水槽8と同様に後面が閉塞された円筒状をなし、その軸方向が前後方向の横軸状態で、かつ後下がりにやや傾斜した状態で、水槽8内に配設されている。回転ドラム14の周壁部には、通水及び通風が可能な孔15が多数形成されている。回転ドラム14の周壁部の内部には、バッフル16が複数(図2には1個のみ示す)設けられている。回転ドラム14の前面開口部も前記洗濯物出入口3に連通していて、回転ドラム14は、洗濯物出入口3から投入される洗濯物(図示せず)を収容する。回転ドラム14は、水槽8の背面8bに設けられた、駆動手段としてのモータ17により回転駆動されるようになっている。このような構成の回転ドラム14は、洗いの際には洗濯槽として、脱水の際には脱水槽として、さらに乾燥の際には乾燥槽として機能する。
水槽8の外部には、乾燥用の循環風路20が配設されている。この循環風路20は、外箱1にて覆われる。以下、この循環風路20について説明する。循環風路20は、一端部が水槽8の前記吹出し口10に接続された上部風路21を有している。この上部風路21は、図3〜図5に示すように、上部ダクト22と、これに組み付けられる下部ダクト23とを有している。このうち、上部ダクト22は、上下両面が開口した矩形筒状のフィルタ収容部25と、このフィルタ収容部25から後方へ向けて延びる後延長部26とを一体に有している。後延長部26の下面も開口している。フィルタ収容部25の前部には、蛇腹状の可撓部27を有する可撓性ダクト28が接続されている。この可撓性ダクト28の一端部28aが前記吹出し口10に接続されている。後延長部26の外面、この場合上面には、連結部を構成する取付座29が2箇所に一体に設けられている。
後延長部26の内面の対向する左右両側には、図5及び図6に示すように、それぞれ上下方向に延びる2本のリブ30によって上下方向に延びる凹状の取付溝31が形成されている。この取付溝31は、前記2個の取付座29のうち前部側(フィルタ収容部25側)の取付座29の近傍に位置している。フィルタ収容部25には、後述するリントフィルタユニット32が上方から出し入れ可能に収容されるようになっている。
前記下部ダクト23は、上部ダクト22におけるフィルタ収容部25の下面開口部及び後延長部26の下面開口部を覆うように上部ダクト22の下面に組み付けられる。この下部ダクト23の内面の左右両側には、前記取付溝31と対応する部位に位置させて、上下方向に延びる2本のリブ35によって上下方向に延びる凹状の取付溝36(図3及び図5参照)が形成されている。上部ダクト22と下部ダクト23との間には、固定リントフィルタ37を配設している。
この固定リントフィルタ37は、通気性を有する網状のリントフィルタを保持する枠部38を有していて、この枠部38の左右両側部を凸部として前記上部ダクト22の取付溝31と下部ダクト23の取付溝36に嵌合させることによって、上部ダクト22と下部ダクト23との間に取り付けている。したがって、上部ダクト22と下部ダクト23との間に、固定リントフィルタ37を凹凸嵌合により取り付けている。下部ダクト23の後部側の下面には、下向きの接続口39が設けられている。
上記のように構成された上部風路21は、可撓性ダクト28の一端部28aを前記吹出し口10に接続した状態で、水槽8の右上部に位置させて当該水槽8の上面8aに沿って後方へ向けて延びるように配設されている。この配設状態で、図5に示すように、下部ダクト23の内底面23aは、後方(接続口39側)へ向けて下降傾斜している。なお、図示はしないが、上部風路21は、前から見て右側部が、前記外箱1の右側板に支持されるようになる。
前記接続口39には、上下方向に延びる円筒状をなす立下がり部40が接続されている。この立下がり部40は、水槽8の後部において当該水槽8の背面8bに沿うように下方へ延びている。立下がり部40の下端部40aは、折返し部41を介して上方へ向けて延びる立上がり部42の下端部に接続されている。この立上がり部42は、水冷式の熱交換器43を有している。立上がり部42の通気部は上下方向に延びる筒状をなしていて、水槽8の後部において当該水槽8の背面8bに沿うように上方に延びている。
熱交換器43の上下方向の中間部より下部側には散水口43aが設けられていて、この散水口43aに、散水用のホース43bの一端部が接続されている。ホース43bの他端部は、図示しない給水弁に接続されていて、その給水弁からホース43bを介して散水口43a、ひいては熱交換器43内に水が供給されるようになっている。熱交換器43内には、当該熱交換器43内で巻き上がった水が、そのまま後述する送風機44のファンに吸い上げられないようにするために、複数のリブ43cを互い違いに、いわゆるラビリンス構造に設けてある。立上がり部42の下端部には排水口42aが設けられている。この排水口42aには、図示しない排水用のホースの一端部が接続され、そのホースの他端部が、図示しない排水ホースに接続される。
水槽8の上面8aには、送風手段を構成する送風機44が配設されていて、この送風機44のファンケーシング45の吸入口に前記立上がり部42の上端部が接続されている。送風機44は、ファンケーシング45内に配設されたファン(図示せず)をファンモータ46により回転駆動するものである。ここで、そのファンケーシング45の取付部45aが、前記上部風路21における前記取付座29に例えばねじ止めにより取付固定されている。
水槽8の上面8aにおいて、ファンケーシング45の吐出口にヒータケース47の一端部が接続されている。ヒータケース47内には、図示しないが、加熱手段を構成する電気ヒータが配設されている。ヒータケース47の他端部には、可撓性ダクト48の一端部が接続されている。この可撓性ダクト48は、蛇腹状の可撓部48aを有している。可撓性ダクト48は、他端部を下に向けていて、ほぼL字形をなしている。可撓性ダクト48の他端部は、水槽8の背面8bの左上部に設けられた後部風路49の上端部に接続されている。この後部風路49が、水槽8の前記吹込み口11に連通している。
ここで、吹出し口10に可撓性ダクト28を介して接続された上部風路21と、立下がり部40と、折返し部41と、熱交換器43を有する立上がり部42と、送風機44のファンケーシング45と、ヒータケース47と、可撓性ダクト48と、吹込み口11に連通した後部風路49とにより、前記循環風路20を構成している。この循環風路20は、吹出し口10に接続された上部風路21が水槽8の上面8aに沿って後方へ延びた後、水槽8の後部付近において立下がり部40が水槽8の背面8bに沿うように下方へ延び、下部の折返し部41から立上がり部42(熱交換器43)が上方へ向きを変えて水槽8の背面8bに沿うように上方へ延び、水槽8の上面8aに戻ってファンケーシング45、ヒータケース47、可撓性ダクト48、及び後部風路49を介して吹込み口11に接続するように配管されている。
次に、前記リントフィルタユニット32について説明する。このリントフィルタユニット32は、図7及び図8にも示すように、リントフィルタ51を有したフィルタケース52と、このフィルタケース52の前面開口部を開閉する蓋部53と、フィルタケース52の上部に固定状態に設けられたカバー54とを備えている。このうちフィルタケース52は、前面が開口したほぼ箱状に形成されていて、その底面と後面に相当する部位にリントフィルタ51が配置されている。リントフィルタ51は、通気性を有した網状をなしていて、ほぼL字形をなしている。蓋部53は、複数本のリブ55によって仕切られた複数の開口部56を有している。この蓋部53は、下端部が左右両側の軸部57を介してフィルタケース52に上下方向に回動可能に設けられている。カバー54は、フィルタケース52よりも大きな矩形板状をなし、ほぼ中央部に手掛け用の開口部58を有している。その開口部58には、付勢手段により閉鎖方向に付勢された閉鎖板59が回動可能に取り付けられている。
前記外箱1の天板部1bには、前記カバー54の外形に対応した開口部60(図2参照)が形成されている。したがって、リントフィルタユニット32は、その開口部60を通して、前記上部風路21のフィルタ収容部25に対して外箱1の上方から出し入れ可能に装着することができるようになっている。
次に上記構成の作用を説明する。
上記構成において、回転ドラム14内に収容された洗濯物(図示せず)を乾燥させる場合には、モータ17により回転ドラム14を正逆両方向に低速度で回転させながら、送風機44を駆動するとともに、ヒータケース47内の電気ヒータを発熱させ、さらに、給水弁からホース43bを介して熱交換器43の散水口43aに水を供給して熱交換器43内に散水する。
このうち、送風機44のファンの送風作用により、循環風路20内の空気が吹込み口11から水槽8内ひいては回転ドラム14内に吹き込まれるとともに、回転ドラム14内ひいては水槽8内の空気が水槽8の吹出し口10から循環風路20側へ吹き出されることを繰り返すことによって、水槽8内(回転ドラム14内)の空気が循環風路20を通して循環される(図1の矢印A参照)。
このときの風の流れをもう少し詳しく説明する。循環風路20内の空気はヒータケース47内の電気ヒータにより加熱され、その加熱された空気(温風)が可撓性ダクト48及び後部風路49を通り、吹込み口11から水槽8内ひいては回転ドラム14内に供給される。回転ドラム14内に供給された温風は、回転ドラム14内の洗濯物を加熱するとともに、その洗濯物の湿気を奪う。湿気を奪った温風は、前部の吹出し口10から循環風路20へ出て、可撓性ダクト28、上部風路21を後方へ向けて流れる。この上部風路21を流れる空気にリントが含まれていると、そのリントは、大半がリントフィルタ51により捕獲され、そこを通過したリントも固定リントフィルタ37にて捕獲される。
上部風路21を後方へ向けて流れた温風は、立下がり部40を下方へ向けて流れた後、下端部の折返し部41にて上方に向きを変え、立上がり部42における熱交換器43内を上方へ向けて流れる。このとき、散水口43aから熱交換器43内に水が散水され、その水により温風が冷却され、除湿される。なお、熱交換器43内に散水された水及び除湿された水は、排水口42aからホースを介して機外に排出される。
熱交換器43内の空気は、複数のリブ43bに邪魔されることによって蛇行しながら上昇し、送風機44のファンケーシング45内に吸入された後、ヒータケース47側へ吐出され、そこで再び電気ヒータにより加熱される。加熱された空気は、可撓性ダクト48、後部風路49を通り、吹込み口11から水槽8内ひいては回転ドラム14内に戻されるというように流れる。このように空気が循環されることで、回転ドラム14内の洗濯物が乾燥される。
一方、リントフィルタユニット32におけるリントフィルタ51を点検、或いは掃除する場合には、まず、使用者は、外箱1の外部から、リントフィルタユニット32におけるカバー54の閉鎖板59を手指にて押して回動させ、その手指を開口部58に挿入して当該開口部58の縁部に手指を掛ける。そして、使用者は、カバー54ごとリントフィルタユニット32を持ち上げて、フィルタ収容部25及び外箱1の開口部60から取り出す。この後、リントフィルタユニット32の蓋部53を開けて、リントフィルタ51の点検、掃除を行う。点検、掃除が終わったら、蓋部53を閉めた後、使用者は、カバー54の閉鎖板59を手指にて押して回動させ、その手指を開口部58に挿入して当該開口部58の縁部に手指を掛けた状態でリントフィルタユニット32を手に持つ。そして、外箱1の外部から、そのリントフィルタユニット32のフィルタケース52部分を外箱1の開口部60を通し、外箱1内のフィルタ収容部25内に挿入することで、リントフィルタユニット32をフィルタ収容部25に装着する。このとき、外箱1の開口部60は、カバー54にて閉鎖される。
上記した実施形態によれば次のような作用効果を得ることができる。
循環風路20のうち、水槽8の背面8bに沿って配置された立上がり部42に水冷式の熱交換器43を配置しているので、熱交換器43において下から上に向けて流れる空気に対して、上から散水することで、熱交換器43内を流れる空気から湿気を効率よく除去することができる。しかも、熱交換器43は水槽8の背面8bに沿って上下方向に延びるように設けることができるから、除湿のための風路の長さを長く確保することができ、総じて除湿効率を向上できる。
また、循環風路20の立下がり部40と立上がり部42は、水槽8の背面8bに沿ってそれぞれ上下方向に延びた状態で配置された形態となっているが、これら立下がり部40と立上がり部42は、下部が折返し部41にて連結されているとともに、上部が水槽8の上面8aにおいてファンケーシング45及び取付座29を介して連結された構成としているので、これら立下がり部40と立上がり部42の剛性をアップできて配管強度を向上でき、ひいては循環風路20の強度を向上させることができる。また、循環風路20は、上部が水槽8の上面8aに沿っていて、後部が水槽8の背面8bに沿った形態となっているから、風路の長さを長くしながらもコンパクトにすることが可能となる。
循環風路20の上部風路21の内底面を構成する下部ダクト23の内底面23aは、後方へ向けて下降傾斜させているので、上部風路21を流れる空気が当該上部風路21内で結露したとしても、その結露水は下部ダクト23の内底面23aに沿って後方へ流れ、接続口39、立下がり部40を通って折返し部41側へ流れるようになる。このため、上部風路21内で結露したとしても、その水が回転ドラム14側へ浸入することを防止でき、結露水で回転ドラム14内の洗濯物を濡らしてしまうことを防止できる。
上部風路21は、上部ダクト22とこれに組み付けられる下部ダクト23とを有していて、リント捕獲用の固定リントフィルタ37を、それら上部ダクト22と下部ダクト23との間で、かつ連結用の取付座29の近傍に位置させて、凹凸嵌合により取り付ける構成とした。これにより、上部風路21における取付座29付近の強度を向上させることができるとともに、固定リントフィルタ37を、ねじなどを用いずに取付固定することができる。
さらに、固定リントフィルタ37は、上部風路21においてフィルタ収容部25の下流側の近くに配置しているので、仮にフィルタ収容部25の上面が開放された状態で異物をフィルタ収容部25内に落としたとしても、その異物は固定リントフィルタ37にて止められる。このため、フィルタ収容部25の上面開口部から手を挿入してその異物を容易に取り出すことができ、また、異物が固定リントフィルタ37より先に侵入してしまうことを防止することができる。なお、フィルタ収容部25の上面が開放された状態で、その開口部からフィルタ収容部25内に水が浸入したとしても、その水は、下部ダクト23の内底面23aに沿って後方へ流すことができる。
ここで、固定リントフィルタ37を上部ダクト22と下部ダクト23との間に固定する構造として、上記実施形態では、上部ダクト22及び下部ダクト23の内面側に、それぞれ2本のリブ30、35によって凹状の取付溝31,35を形成し、固定リントフィルタ37の枠部38における左右両側部を凸部として前記取付溝31,35に嵌合させる構造としたが、これに代えて次のような構造としてもよい。すなわち、上部ダクト22及び下部ダクト23の左右両側の内面に、それぞれ上下方向に延びる1本ずつのリブを設け、固定リントフィルタ37の枠部38における左右両側に、2本のリブによって凹状の取付溝を設け、固定リントフィルタ37の凹状の取付溝を、上部ダクト22及び下部ダクト23の1本のリブに対して嵌合させる構成とする。これによっても、上記と同様な作用効果を得ることができる。
リントフィルタユニット32は、水槽8の上面8aと外箱1の天板部1bとの間のフィルタ収納部25に、外箱1の上方から出し入れ可能に装着しているので、リントフィルタ51を掃除するなどする場合に、出し入れが容易にできる。
(応用例)
図9は応用例を示している。この応用例は、上記した実施形態とは、特に循環経路の構成と乾燥手段が異なっている。乾燥手段としては、水冷式の熱交換器42と電気ヒータに代えて、冷凍サイクルを用いたヒートポンプ装置を用いている。なお、上記した実施形態と同一の部分には同一の符号を付して異なる部分について説明する。
水槽8の外部に配設された循環風路65のうち、可撓性ダクト28、上部風路21及び立下がり部40は、上記実施形態における循環風路20と同様の部品を用いて共通化している。そして、立下がり部40の下端部40aには、連結風路66を介してヒートポンプ用ケース67の入口67aに接続している。ヒートポンプ用ケース67は、台板2上に配設されている。
ヒートポンプ装置は、詳細には示されていないが、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒を放熱させて液化する凝縮器と、冷媒を蒸発させて周囲を冷却する蒸発器とを冷媒管により接続した冷凍サイクルを利用した周知構成のものである。そのうちの前記蒸発器と前記凝縮器を、前記ヒートポンプ用ケース67内に配設していて、前記圧縮機は台板2上に配設される。ヒートポンプ用ケース67の出口は、台板2上に配設された送風機68のファンケーシング69の吸入口に接続されている。ファンケーシング69の吐出口69aは上に向けられていて、この吐出口69aに、蛇腹状の可撓部70aを有する可撓性ダクト70を介して後部風路71の下部に接続されている。後部風路71は、水槽8の背面8bに、モータ17を避けるようにして湾曲して配置され、その上部が水槽8の吹込み口11に連通している。
ここで、可撓性ダクト28と、上部風路21と、立下がり部40と、連結風路66と、ヒートポンプ用ケース67と、ファンケーシング69と、可撓性ダクト70と、後部風路71とにより、水槽8内ひいては回転ドラム14内の空気を循環させる循環風路65を構成している。
上記構成において、送風機68が駆動されると、ヒートポンプ用ケース67の凝縮器により加熱された空気が、図9の矢印Bで示すように、ファンケーシング69の吐出口69aから可撓性ダクト70、後部風路71を通して吹込み口11から水槽8内、ひいては回転ドラム14内に供給される。回転ドラム14内に供給された温風は、洗濯物を加熱するとともに、洗濯物の湿気を奪い、吹出し口10から循環風路20側へ吹き出される。吹出し口10から循環風路20側へ吹き出された空気は、上部風路21を後方へ向けて流れ、立下がり部40を下方へ向けて流れた後、ヒートポンプ用ケース67内に入る。ヒートポンプ用ケース67内に入った空気は、蒸発器により冷却されて除湿された後、凝縮器により再び加熱されるようになる。これを繰り返すことにより、洗濯物が乾燥される。
上記した応用例によれば、上記実施形態とは乾燥手段が異なるが、循環風路65のうち可撓性ダクト28、上部風路21及び立下がり部40を、上記実施形態のものと共通して使用することができ、部品の共通化を図ることができる。
図面中、1は外箱、3は洗濯物出入口、8は水槽、8aは上面、8bは背面、10は吹出し口、11は吹込み口、14は回転ドラム、15は孔、17はモータ(駆動手段)、20は循環風路、21は上部風路、22は上部ダクト、23は下部ダクト、23aは内底面、25はフィルタ収容部、29は取付座(連結部)、31は取付溝、32はリントフィルタユニット、36は取付溝、37は固定リントフィルタ(リントフィルタ)、40は立下がり部、41は折返し部、42は立上がり部、43は熱交換器、44は送風機(送風手段)、47はヒータケース、51はリントフィルタ、52はフィルタケース、53は蓋部、54はカバー、65は循環風路、67はヒートポンプ用ケースを示す。

Claims (3)

  1. 外箱と、
    この外箱内に配設され、前部の上部に吹出し口を有するとともに後部に吹込み口を有した水槽と、
    通水及び通気が可能な孔を有し、軸方向が前後方向の横軸状態で前記水槽内に回転可能に配設され、洗濯物を収容して駆動手段により回転される回転ドラムと、
    前記外箱内にあって一端部が前記吹出し口に接続されるとともに他端部が前記吹込み口に接続され、前記水槽の外部で前記外箱との間に配設された循環風路と、
    前記水槽内の空気を前記吹出し口から前記循環風路側へ吹き出させるとともに前記循環風路内の空気を前記吹込み口から前記水槽内へ吹き込むようにすることで、前記水槽内の空気を前記循環風路を通して循環させる送風手段と、
    前記循環風路中に設けられ、前記循環風路を流れる空気に含まれる湿気を除去する水冷式の熱交換器とを備え、
    前記循環風路は、前記吹出し口から前記水槽の上面に沿って後方へ向けて延びた後、前記水槽の後部付近において前記水槽の背面に沿うように下方へ向きを変えて下方へ延び、下部の折返し部から上方へ向きを変えて前記水槽の背面に沿うように上方へ延び、前記水槽の上面へ戻った後、前記吹込み口に接続するように配管され、
    前記熱交換器は、前記水槽とは別体でありかつ前記循環風路のうち前記折返し部から上方へほぼ垂直に延びる立上がり部に配置され、
    前記循環風路において前記水槽の上面に沿った部分から前記折返し部へ向かう立下がり部と前記熱交換器を含む前記立上がり部は、上部が前記水槽の上面において連結部を介して連結されていることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記循環風路において前記水槽の前部上面から後方へ向けて延びる風路の内底面は、後方へ向けて下降傾斜していることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記循環風路において前記水槽の前部上面から後方へ向けて延びる風路は、外面に前記連結部を有した上部ダクトと、これに組み付けられる下部ダクトとを有していて、リント捕獲用のリントフィルタを、前記上部ダクトと下部ダクトとの間でかつ前記連結部の近傍に位置させて、凹凸嵌合により取り付ける構成としたことを特徴とする請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
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