JP4929081B2 - 熱電モジュールの製造方法および熱電モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、熱電発電もしくは電子冷却において用いられる熱電モジュールの製造方法と熱電モジュールに関するものである。
ゼーベック効果で発電をおこなう熱電素子の起電力は、通常十数mVないし数十mVである。したがって所望の電圧を得るためには、多数の熱電素子を電気的に直列接続(以下、「直列接続」と表示することがある)して、熱電モジュールの出力電圧を例えば数Vないし10V程度としたうえで、さらにインバータ等で昇圧する必要がある。また電子冷却をおこなう熱電モジュールでは、多数の熱電素子を並列接続して低電圧・大電流で動作させるよりも、直列接続して比較的高い電圧で動作させた方が電流を少なくできるから、電力供給ライン等における電力損失を少なくすることができる。もちろん発電電力増大や、冷房能力増大が必要な場合には、熱電素子を直並列接続すればよい。いずれにしろ熱電モジュールでは、数百ないし数千個の熱電素子を直列接続する必要がある。ところで熱電素子は、単一若しくは複数種類の金属粉末を、メカニカルアロイング法、パルス通電焼結法等で焼成した電極を組み立てたものである(例えば特許文献1ないし3)。かかる熱電素子では、例えば前記各焼成法で焼成されたFeVAl等を電極に用いたものが発電効率に優れることが知られている。
特開2002−344033号公報 特開2006−005120号公報 特開2006−253343号公報
しかしながら、例えば焼成電極からなる熱電素子を直列接続した熱電モジュールは、多数の焼成電極を個別に接合しなければならないから、製造コストが上昇することに加え、電極破損の確率が高まって(歩留まりが低下して)製造コストが上昇する。さらに熱電素子を形成する正負電極の取り違えを防ぐためのコストも無視できない。そこで本発明は、
多数の電極の接合を簡素化して製造コストを低減することができ、電極破損による歩留まり低下を回避することができ、また電極の取り扱いが容易な熱電モジュールの製造方法および熱電モジュールを実現することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明にかかる熱電モジュールの製造方法は、複数の正電極を、正電極ごとに、分離部を有する正電極連結部で正電極連結バーに連結した複合正電極と、複数の負電極を、負電極ごとに、分離部を有する負電極連結部で負電極連結バーに連結した複合負電極を用いるものである。
そして該製造方法では、先ず複合正電極と複合負電極が接合されるのであり、より具体的には、各正電極の一端側を各負電極の一端側に、各正電極の他端側を各負電極の他端側に、それぞれ接合して熱電素子を複数形成するとともに、複数形成される熱電素子を電気的に直列接続するのである。すなわち複合正電極と複合負電極を接合する工程によって、複数の熱電素子が形成されるとともに直列接続されるのである。しかしながら、複合正電極と複合負電極を接合した状態では、複数の正電極が正電極連結バーに接続された状態であり、各負電極も同様である。したがって、熱電モジュールとするために、さらに正電極連結部の分離部を破断して、各正電極を正電極連結バーから分離するとともに、負電極連結部の分離部を破断して、各負電極を負電極連結バーから分離するである。すなわち上記2つの工程で、1つの正電極と1つの負電極を接合した熱電素子を複数直列接続することができるのである。かかる製造方法で製造される熱電モジュールは、製造工程が簡素化されて製造コストが低減され、また電極破損による歩留まり低下を回避することができる。
本発明の熱電モジュールの製造方法では、接合工程において、正電極連結部と負電極連結部との接合面を挟んで、正電極連結部の分離部と負電極連結部の分離部とが相対する位置に位置づけられる。したがって、正負電極連結部の分離部を破断する際に、正負電極連結部の分離部に応力を集中させることができるから、正負電極の破断を防止して、歩留まりをさらに改善することができる。
本発明の熱電モジュールの製造方法では、複合正電極が第1および第2の正電極連結バーを有し、各正電極の一端側が第1の正電極連結部で第1の正電極連結バーに連結され、各正電極の他端側が第2の正電極連結部で第2の正電極連結バーに連結され、複合負電極が第1および第2の負電極連結バーを有し、各負電極の一端側が第1の負電極連結部で第1の負電極連結バーに連結され、各負電極の他端側が第2の負電極連結部で第2の負電極連結バーに連結される。すなわち正電極と負電極は、いずれも一端側と他端側がそれぞれの連結部で電極連結バーに連結されてサポートされているから、破損しにくくなるとともに、正電極と負電極の一端側の接合、および正電極と負電極の他端側の接合が容易になる。かかる製造方法で製造される熱電モジュールは、正負電極の破損がより効果的に回避され、正負電極の接合が容易になるから、さらなるコスト低減と歩留まりの改善を実現できる。
複合正電極および複合負電極の双方もしくは一方が焼成体である熱電モジュールにおいて、本発明を適用すれば、製造工程が極めて少ないから(僅か2つの工程だから)、焼成体からなる複合正電極および複合負電極双方もしくは一方の破損を極めて少なくすることができる。
以上のように本発明にかかる熱電モジュールの製造方法と熱電モジュールによれば、2つの工程で、1つの正電極と1つの負電極を接合した熱電素子を多数直列接続することができるから、製造工程が簡素化されて製造コストを低減し、電極破損による歩留まり低下を回避することができ、また正負電極の混在(取り違え)を防ぐことができる。
以下、図面を参照し、本発明にかかる熱電モジュールの製造方法と熱電モジュールを説明する。
本発明の一実施例(実施例1)にかかる熱電モジュールの製造方法および熱電モジュールを、図1および図2を参照し説明する。ここで図1は、実施例1にかかる熱電モジュールの製造方法と、熱電モジュールの製造に用いる複合正電極と複合負電極の概略構成を説明する図面であり、また図2は、熱電モジュールの平面概略構成等を示す図面である。
(複合正電極および複合負電極)
図1に示すように、複合正電極10は、正電極11(1)ないし(n)のn個の正電極を有し、正電極11(i)(i=1、2、・・・n)は、その一端側11(i)aにおいて分離部12(i)を有する第1の正電極連結部13(i)を介して第1の正電極連結バー14に連結され、その他端側11b(i)において分離部15(i)を有する第2の正電極連結部16(i)を介して第2の正電極連結バー17に連結され、互いに平行する第1の正電極連結バー14と第2の正電極連結バー17の間に、等間隔に配置されている。また正電極11(i)、第1の正電極連結部13(i)、第1の正電極連結バー14、第2の正電極連結部16(i)および第2の正電極連結バー17の表面(図1において下側の面)は、全て同一平面上に位置づけられている。分離部12(i)は、正電極11(i)の一端側11(i)aの近傍において、第1の正電極連結部13(i)の裏面(図1において上側の面)に溝状に形成されており、分離部15(i)も、正電極11(i)の他端側11(i)bの近傍において、同様に形成されている。
また複合負電極20は、負電極21(1)ないし(n)のn個の負電極を有し、負電極21(i)(i=1、2、・・・n)は、その一端側21(i)aにおいて分離部22(i)を有する第1の負電極連結部23(i)を介して第1の負電極連結バー24に連結され、その他端側21(i)bにおいて分離部25(i)を有する第2の負電極連結部26(i)を介して第2の負電極連結バー27に連結され、互いに平行する第1の負電極連結バー24と第2の負電極連結バー27の間に、等間隔に配置されている。また負電極21(i)、第1の負電極連結部23(i)、第1の負電極連結バー24、第2の負電極連結部26(i)および第2の負電極連結バー27の表面(図1において上側の面)は、全て同一平面上に位置づけられている。分離部22(i)は、負電極21(i)の一端側21(i)aの近傍において、第1の負電極連結部23(i)の裏面(図1において下側の面)に溝状に形成されており、分離部25(i)も、負電極21(i)の他端側21(i)bの近傍において、同様に形成されている。
ここで複合正電極10は、Fe0.9Ti0.1Al等の金属粉末を、メカニカルアロイング法、パルス通電焼結法等で焼成して電極としたものであり、単一若しくは複数の金属粉末からなる焼成電極である。また複合負電極20は、同様にFeVAl0.9Si0.1等の金属粉末を焼成した電極であり、単一若しくは複数の金属粉末からなるものである。
(複合正電極および複合負電極の接合工程)
複合正電極10を図1中の矢印Aのように移動させて、複合正電極10の表面と複合負電極20の表面を互いに接合する。接合は、例えば銅(Cu)、ニッケル(Ni)等を接合材とし、拡散接合法、ペースト接合法等で行われる。この接合によって図2(a)および図2(b)に示すように、正電極11(i−1)の一端側11(i−1)aが負電極21(i−1)の一端側21(i−1)aと接合され、負電極21(i−1)の他端側21(i−1)bが正電極11(i)の他端側11(i)bと接合される。また正電極11(i)の一端側11(1)aが負電極21(i)の一端側21(i)aと接合され、負電極21(i)の他端側21(i)bが正電極11(i+1)の他端側11(i+1)bと接合される。すなわち正電極11(i−1)と負電極21(i−1)とが接続されて、熱電素子31(i−1)が形成され、正電極11(i)と負電極21(i)とが接続されて、熱電素子31(i)が形成され、同様に熱電素子31(1、2・・・n)が形成されて、正電極11(1)、負電極21(1)・・、正電極11(n)、負電極21(n)が直列接続される。
この接合では、第1の正電極連結部13(i)と第2の負電極連結部23(i)が接合されて、分離部12(i)および分離部22(i)が相対するように位置づけられるとともに、第1の正電極連結バー14と第1の負電極連結バー24が接合される。同様に第2の正電極連結部16(i)と第2の負電極連結部26(i)が接合されて、分離部15(i)および分離部25(i)が相対するように位置づけられるとともに、第2の正電極連結バー17と第2の負電極連結バー27が接合される。
(正負電極の複合正負電極からの分離工程)
接合工程ののち、正電極11(1)ないし(n)と、負電極21(1)ないし(n)を治具(図示せず)で挟持する。そして、第1の正電極連結部13(1)ないし(n)の各分離部と、第1の負電極連結部23(1)ないし(n)の各分離部に、折り曲げ応力が集中するように、第1の正電極連結バー14および第1の負電極連結バー24を折り曲げて、それぞれの各分離部を破断する(折り曲げ応力は、各分離部に集中する一方、各正負電極に作用しないから、各正負電極が破損することはない)。こうして第1の正電極連結バー14および第1の負電極連結バー24を、正電極11(1)ないし(n)および負電極21(1)ないし(n)から分離する。同様に、第2の正電極連結バー17および第2の負電極連結バー27を、各正負電極から分離する。
(熱電変換モジュール)
図2(b)は、前述の接合工程および分離工程を経て製造された熱電モジュール30の平面概略構成を示す図である。熱電モジュール30は、前述接続工程において、正電極11(1)、負電極21(1)・・、正電極11(n)、負電極21(n)が直列接続されたものである(熱電素子31(1)ないし熱電素子31(n)が直列接続されたものである)。熱電モジュール30は、分離工程の後、正電極11(1)と負電極21(n)に、外部機器との接続のための電極等を取り付けるなどし、さらに樹脂等でモールドして、熱電発電ディバイスもしくは電子冷却ディバイスとすることができる。
本発明の他の実施例(実施例2)にかかる熱電モジュールの製造方法および熱電モジュールを、図3および図4を参照し説明する。ここで図3は、実施例2にかかる熱電モジュールの製造方法と、熱電モジュールの製造に用いる複合正電極と複合負電極の概略構成を説明する図面であり、また図4は、熱電モジュールの平面概略構成等を示す図面である。なお実施例1と同様の機能を有する構成要素には、同一の符号を附しその説明を省略する。
実施例2における複合正電極10’は、実施例1における第2の正電極連結部16(i)および第2の正電極連結バー17を有さないものであり、複合負電極20’は、同じく第2の正電極連結部26(i)および第2の正電極連結バー27を有さないものである。かかる複合正電極10’および複合負電極20’を実施例1と同様にして接合すると、図4(a)に示すように、正電極11(i)および負電極21(i)は、接合された第1の正電極連結バー14および第1の負電極連結バー24に、それぞれ第1の正電極連結部13(i)と第1の負電極連結部23(i)とを介して連結され、等間隔に配置される。もちろん正電極11(1)、負電極21(1)・・、正電極11(n)、負電極21(n)は直列接続される。したがって、第1の正電極連結バー14および第1の負電極連結バー24を、実施例1と同様に、正電極11(1)ないし(n)および負電極21(1)ないし(n)から分離すれば熱電モジュール30’を製造することができる(図4(b))。この後、熱電モジュール30’を実施例1と同様に、外部機器との接続のための電極等を取り付けるなどし、さらに樹脂等でモールドして、熱電発電ディバイスもしくは電子冷却ディバイスとすることができる。
本発明の他の実施例(実施例3)にかかる熱電モジュールの製造方法および熱電モジュールを、図5および図6を参照し説明する。ここで図5は、実施例3にかかる熱電モジュールの製造方法と、熱電モジュールの製造に用いる複合正電極と複合負電極の概略平面構成を説明するための図面であり、また図6は、正電極と負電極の接合を説明する図面である。
実施例3における複合正電極40は、実施例1における複合正電極10に相当し、正電極41(i)(i=1、2・・n)は、実施例1における正電極11(i)に相当し、分離部42(i)は、同じく第1の正電極連結部13(i)の分離部12(i)に相当し、正電極連結部43(i)は、同じく第1の正電極連結部13(i)に相当し、そして正電極連結バー44は、同じく第1の正電極連結バー14に相当する。ここで正電極41(i)の一端側41(i)aは、実施例1における正電極11(i)の一端側11(i)aに相当し、正電極41(i)の他端側41(i)bは、同じく正電極11(i)の他端側11(i)bに相当する。ただし正電極41(n)の他端側41(n)bは、熱電モジュールの正電極側出力端子部となって、例えば電線等を接続できるようになっている(図5(a)は、複合正電極40の裏面側平面を示す)。また正電極連結部43(i)、正電極連結バー44、正電極41(i)の一端側41(i)a、および同じく他端側41(i)bの表面は、全て同一平面上に位置づけられる一方、正電極41(i)の一端側41(i)aと他端側41(i)bの間は、上記同一平面に対し凹部を形成している(図6(b))。なお複合正電極40は、実施例1における第2の正電極連結部16(i)とその分離部15(i)、および第2の正電極連結バー17に相当する構成要素を有さない。
同様に実施例3における複合負電極50は、実施例1における複合負電極20に相当し、負電極51(i)(i=1、2・・n)は、実施例1における負電極21(i)に相当し、分離部52(i)は、実施例1における第1の負電極連結部23(i)の分離部22(i)に相当し、負電極連結部53(i)は、実施例1における第1の負電極連結部23(i)に相当し、そして負電極連結バー54は、実施例1における第1の負電極連結バー24に相当する。ここで負電極51(i)の一端側51(i)aは、実施例1における負電極21(i)の一端側21(i)aに相当し、負電極51(i)の他端側51(i)bも、同じく負電極21(i)の他端側21(i)bに相当する。ただし負電極51(1)の他端側51(1)bは、熱電モジュールの負電極側出力端子部となって、例えば電線等を接続できるようになっている(図5(b)は、複合負電極50の表面側平面を示す)。また負電極連結部53(i)、負電極連結バー54、負電極51(i)の一端側51(i)a、および同じく他端側51(i)bの表面は、全て同一平面上に位置づけられる一方、負電極51(i)の一端側51(i)aと他端側51(i)bの間は、上記同一平面に対し凹部を形成している(図6(b))。なお複合負電極50は、実施例1における第2の負電極連結部26(i)とその分離部25(i)、および第2の正電極連結バー27に相当する構成要素を有さない。
かかる複合正電極40および複合負電極50を実施例2と同様に接合すると、接合後の正電極41(i)および負電極51(i)は、接合された正電極連結バー44および負電極連結バー54に、それぞれ正電極連結部43(i)と負電極連結部53(i)とを介して連結され、等間隔に配置される。ここで正電極41(i)の一端側41(i)aと他端側41(i)bの間、および負電極51(i)の一端側51(i)aと他端側51(i)bの間は、上記同一平面に対し凹部を形成しているから、負電極51(1)、正電極41(1)・・、負電極51(n)、および正電極41(n)は、直列接続される。
図6(a)は接合後の正電極41(i)および負電極51(i)を、正電極41(i)の他端側41(i)b側からみた側面図であり、図6(b)は図6(a)のX―X断面を示す図面である。図6(a)に示すように、正電極41(i)の他端側41(i)bが負電極51(i+1)の他端側51(i+1)bと接合されるとともに、負電極51(i)の他端側51(i)bが正電極41(i―1)の他端側41(i―1)bと接合されている。また図6(b)に示すように正電極41(i)の一端側41(i)aと負電極51(i)の一端側51(i)aとが接合されている。したがって、正電極連結バー44および負電極連結バー54を、実施例2と同様に、正電極41(1)ないし(n)および負電極51(1)ないし(n)から分離すれば熱電モジュールを製造することができる。この後、該熱電モジュールに電極等を取り付けるなどし、さらに樹脂等でモールドして、熱電発電ディバイスもしくは電子冷却ディバイスとすることができる。
実施例3の変形例として、複合正電極40に、実施例1における第2の正電極連結部16(i)とその分離部15(i)、および第2の正電極連結バー17に相当する構成要素を付加し、複合負電極50に、第2の負電極連結部26(i)とその分離部25(i)、および第2の負電極連結バー27に相当する構成要素を付加してもよい。かかる構成を有する場合には、実施例1と同様にして、各正負電極を各正負電極連結バーから分離すればよい。
このように本発明によれば、多数の正負電極を一工程で接合した後、正負電極連結バーを分離するだけで熱電モジュールを製造することができるから、製造工程の簡素化とコスト低減を実現でき、電極の破損を防いで歩留を向上することができ、加えて正負電極の取り違えを防ぐことができる。もちろん起電力が通常十数mVないし数十mVである熱電素子を多数直列接続して、熱電モジュールの出力電圧を例えば数Vないし10V程度とすることもでき、また電子冷却をおこなう熱電モジュールでは、多数の熱電素子を直列接続して比較的高い電圧で動作させて、電力供給ライン等における電力損失を少なくすることができる。
なお本発明は、上記各実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形し実施できることは云うまでもない。たとえば、正負電極連結バーをL字状または長方形状としてもよい。この場合、長方形状の各コーナー等において、正負電極連結バーに非連続点を設けておけば、正負電極を正負電極連結バーから容易に分離することができる。正負電極連結バーが円形であっても適宜正負電極連結バーに非連続点を設ければ、正負電極を正負電極連結バーから容易に分離することができる。
本発明の一実施例(実施例1)にかかる熱電モジュールの製造方法と、熱電モジュールの製造に用いる複合正電極と複合負電極の概略構成を説明するための図面である。 図1に示す複合正電極と複合負電極で製造される熱電モジュールの平面概略構成等を示す図面である。 本発明の他実施例(実施例2)にかかる熱電モジュールの製造方法と、熱電モジュールの製造に用いる複合正電極と複合負電極の概略構成を説明するための図面である。 図2に示す複合正電極と複合負電極で製造される熱電モジュールの平面概略構成等を示す図面である。 本発明の他実施例(実施例3)にかかる熱電モジュールの製造方法と、熱電モジュールの製造に用いる複合正電極と複合負電極の概略構成を説明するための図面である。 図2に示す複合正電極の正電極と複合負電極の負電極の接合を説明する図面である。
符号の説明
10、10’ 複合正電極
11(i) 正電極
11(i)a 正電極の一端側
11(i)b 正電極の他端側
12(i) 第1の正電極連結部の分離部
13(i) 第1の正電極連結部
14 第1の正電極連結バー
15(i) 第2の正電極連結部の分離部
16(i) 第2の正電極連結部
17 第2の正電極連結バー
20、20’ 複合負電極
21(i) 負電極
21(i)a 負電極の一端側
21(i)b 負電極の他端側
22(i) 第1の負電極連結部の分離部
23(i) 第1の負電極連結部
24 第1の負電極連結バー
25(i) 第2の負電極連結部の分離部
26(i) 第2の負電極連結部
27 第2の負電極連結バー
30、30’ 熱電モジュール
31(i) 熱電素子
40 複合正電極
41(i) 正電極
41(i)a 正電極の一端側
41(i)b 正電極の他端側
42(i) 正電極連結部の分離部
43(i) 正電極連結部
44 正電極連結バー
50 複合負電極
51(i) 負電極
51(i)a 負電極の一端側
51(i)b 負電極の他端側
52(i) 負電極連結部の分離部
53(i) 負電極連結部
54 負電極連結バー

Claims (6)

  1. 正電極と負電極を接合した熱電素子を、電気的に複数直列接続した熱電モジュールの製造方法であって、
    複数の前記正電極を、前記正電極ごとに、分離部を有する正電極連結部で正電極連結バーに連結した複合正電極と、
    複数の前記負電極を、前記負電極ごとに、分離部を有する負電極連結部で負電極連結バーに連結した複合負電極を用い、
    各正電極の一端側を各負電極の一端側に、前記各正電極の他端側を前記各負電極の他端側に、それぞれ接合して熱電素子を複数形成するとともに、複数形成される前記熱電素子を電気的に直列接続する接合工程と、
    前記正電極連結部の分離部を破断して、前記各正電極を前記正電極連結バーから分離するとともに、前記負電極連結部の分離部を破断して、前記各負電極を前記負電極連結バーから分離する分離工程を有し、
    前記接合工程において、前記正電極連結部と前記負電極連結部との接合面を挟んで、前記正電極連結部の分離部と前記負電極連結部の分離部とが相対する位置に位置づけられ、
    前記分離部は、前記正電極と前記負電極とを接合する面と反対側の面を切欠いて溝状にそれぞれ形成されていて、前記分離工程の後、前記分離部を前記熱電素子に残すことを特徴とする熱電モジュールの製造方法。
  2. 前記複合正電極が第1および第2の正電極連結バーを有し、
    前記各正電極の一端側が第1の正電極連結部で前記第1の正電極連結バーに連結され、前記各正電極の他端側が第2の正電極連結部で前記第2の正電極連結バーに連結され、
    前記複合負電極が第1および第2の負電極連結バーを有し、
    前記各負電極の一端側が第1の負電極連結部で前記第1の負電極連結バーに連結され、前記各負電極の他端側が第2の負電極連結部で前記第2の負電極連結バーに連結されたものであること
    を特徴とする請求項1に記載の熱電モジュールの製造方法。
  3. 前記複合正電極および前記複合負電極の双方もしくは一方が焼成体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱電モジュールの製造方法。
  4. 正電極と負電極を接合した熱電素子を、電気的に複数直列接続した熱電モジュールにおいて、
    前記正電極は、前記正電極ごとに、分離部を有する正電極連結部で正電極連結バーに連結された正電極であり、
    前記負電極は、前記負電極ごとに、分離部を有する負電極連結部で負電極連結バーに連結された負電極であり、
    該熱電モジュールは、各正電極の一端側を各負電極の一端側に、前記各正電極の他端側を前記各負電極の他端側に、それぞれ接合して熱電素子を複数形成するとともに、複数形成される前記熱電素子を電気的に直列接続し、さらに前記正電極連結部の分離部を破断して、前記各正電極を前記正電極連結バーから分離するとともに、負電極連結部の分離部を破断して、前記各負電極を前記負電極連結バーから分離したものであり、
    前記正電極連結部と前記負電極連結部との接合面を挟んで、前記正電極連結部の分離部と前記負電極連結部の分離部とが相対する位置に位置づけられ、
    前記分離部は、前記正電極と前記負電極とを接合する面と反対側の面を切欠いて溝状にそれぞれ形成されていて、前記熱電素子に残っていることを特徴とする熱電モジュール。
  5. 前記複合正電極が第1および第2の正電極連結バーを有し、
    前記各正電極の一端側が第1の正電極連結部で前記第1の正電極連結バーに連結され、前記各正電極の他端側が第2の正電極連結部で前記第2の正電極連結バーに連結され、
    前記複合負電極が第1および第2の負電極連結バーを有し、
    前記各負電極の一端側が第1の負電極連結部で前記第1の負電極連結バーに連結され、前記各負電極の他端側が第2の負電極連結部で前記第2の負電極連結バーに連結されたものであること
    を特徴とする請求項に記載の熱電モジュール。
  6. 前記複合正電極および前記複合負電極の双方もしくは一方が焼成体であることを特徴とする請求項またはに記載の熱電モジュール。
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