JP4928160B2 - 洗浄装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被洗浄物に与えるダメージを最小限にしながら高い洗浄効果を得られる洗浄装置および方法に関するものである。
従来から、洗浄液を満たした洗浄槽内に被洗浄物を投入して洗浄する各種の装置が考案されている。例えば、下記の特許文献1記載のペット洗浄器では、温水を満たした洗浄槽内にペットを入れ、プロペラで温水を循環させることによりペットを洗浄しようとするものである。また、下記の特許文献2記載のキッチン用洗浄器では、洗浄液を満たした洗浄槽に野菜や食器を投入し、洗浄槽の底部に設けた気泡発生板から気泡を噴出させて野菜や食器を洗浄しようとするものである。さらに、下記の特許文献3記載の洗濯機では、洗濯槽の底部に設けた攪拌翼にノズルを設け、ノズルから空気を噴出しながら攪拌翼を回転させて洗濯物を洗浄しようとするものである。
実開平06−068433号公報 特開平09−108158号公報 特開2000−342878号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のペット洗浄器では、単に湯水を循環させるだけで洗浄しようとするものであり、それほど大きな洗浄効果を得られない。また、上記特許文献2記載のキッチン用洗浄器では、底部の気泡発生板からの気泡により洗浄効果を高めようとしたものであるが、洗浄槽内に投入された被洗浄物に対して底部から浮き上がってくる気泡が接触するだけであり、やはり十分な洗浄効果を得ることはできない。上記特許文献3記載の洗濯機では、攪拌翼により大きな水流を与えながら洗浄するため、洗浄効果は得られるものの、被洗浄物に対して与えるダメージが大きいため、適用用途が限られているという問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたもので、被洗浄物に与えるダメージを最小限にしながら高い洗浄効果を得られる洗浄装置およびその方法の提供をその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の洗浄装置は、洗浄液が収容される洗浄槽の底部に設置可能でノズル面に多数のエア噴出用のノズルが穿設されたノズルヘッドと、
上記ノズルヘッドを正転逆転を繰り返すよう回転駆動する駆動手段とを備え、
上記ノズルヘッドはノズルヘッドの回転方向においてノズル面、側面および底面が回転方向に対して実質的に凹凸がないよう形成されていることを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の洗浄方法は、ノズル面に多数のエア噴出用のノズルが穿設されたノズルヘッドの回転方向においてノズル面、側面および底面が回転方向に対して実質的に凹凸がないよう形成されたノズルヘッドを洗浄液が収容される洗浄槽の底部に設置し、上記ノズルから空気を噴射しながらノズルヘッドの正転逆転を繰り返すことを要旨とする。
すなわち、本発明は、洗浄槽に洗浄液を収容し、洗浄槽の底部に設置したノズルヘッドに空気を送り込んでノズルから空気を噴射しながらノズルヘッドの正転と逆転を繰り返す。このとき、ノズルヘッドが回転しながら空気を噴射するため、噴射された気泡は洗浄槽内で渦を巻きながら液面に向かって上昇し、被洗浄物に対してまとわり付くように接触するので高い洗浄効果を得ることができる。また、ノズルヘッドは正転と逆転を繰り返すことから、気泡の渦も右旋回の渦と左旋回の渦が繰り返し生じ、被洗浄物に対して交互の渦が洗浄作用をもたらし、さらに効果的にまんべんなく洗浄することができる。さらに、ノズルヘッドのノズル面、側面および底面が回転方向に対して実質的に凹凸がなく、ノズルヘッドの回転方向においてフラットに形成されていることから、水流がほとんど生じず、被洗浄物に対してほとんどダメージを与えることなく効果的な洗浄を行うことができるのである。
本発明において、上記ノズルヘッドは、上記各ノズルに連通する所定容量のバッファ室を有し、上記ノズルは、噴出側の開口がバッファ室側の開口よりも小さくなるよう設定されている場合には、洗浄液内に空気を噴射する際の空気の流速が速くなり、被洗浄物に対して気泡が接触する際の衝撃力が大きくなるので、より効果的な洗浄効果を得ることができる。
本発明において、ノズル面に多数のエア噴出用のノズルが穿設された第2ノズルヘッドが、上記洗浄槽に満たされた洗浄液の液面にノズル面を対面させるよう配置されている場合には、特に、比重が軽い被洗浄物は下からのエア噴射により浮き上がって液面から露出した部分が洗浄できなくなるが、第2ノズルヘッドにより液面からの露出が防止されて洗浄効果の低下が防止される。また、ノズル面と液面との間にエア膜が形成されるため、被洗浄物が第2ノズルヘッドに直接接触するのが防止されることから、被洗浄物の損傷が防止される。
本発明において、上記駆動手段は、ノズルヘッドを回転可能に軸支する軸に設けられた風車部材に対して風力を与えて回転させるものである場合には、例えば、ノズルヘッドからのエア噴射に用いるエア圧をノズルヘッドの駆動にも利用でき、駆動系のエネルギーならびに設備効率がよくなる。また、比較的重い被洗浄物がノズル面に乗るようなことがあった場合には、被洗浄物の重量でノズルヘッドの回転が停止するため、被洗浄物の損傷が確実に防止されるとともに、安全性も確保できる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明が適用される洗浄装置の第1実施形態を示す断面図である。
この実施形態の洗浄装置は、洗浄液8が収容された洗浄槽1と、上記洗浄槽1の底部に設置可能なノズルヘッド2と、上記ノズルヘッド2を正転逆転を繰り返すよう回転駆動する回転駆動手段5とを備えている。
上記洗浄槽1は、底部の下に所定空間を保った状態でフレーム11の上に載置されている。上記洗浄槽1には洗浄液8が収容され、底部近傍には、洗浄液8を排出するドレン管26が設けられている。
上記ノズルヘッド2は、この例では中空の円盤状に形成されており、略液面と対面する上面のノズル面2aに多数のエア噴出用のノズル4が穿設されている。内部空間が上記各ノズル4に連通する所定容量のバッファ室3となっている。そして、このノズルヘッド2では、上記バッファ室3に圧縮空気を導入することにより、各ノズル4から洗浄液8中に空気を噴射するようになっている。
図2(A)は、上記ノズルヘッド2の平面図である。この例では、上記ノズル4は、ノズル面2aの中心部から放射状に所定ピッチでノズル4が列設されたノズル列が形成され、複数(この例では8つ)のノズル列が円周方向に所定の位相のずれをもって等間隔状に配置されている。
図2(B)〜(D)は、上記ノズル4近傍の断面図を示したものである。上記ノズル4は、空気の噴出側の開口がバッファ室3側の開口よりも小さくなるよう設定されている。図2(B)に示す例は、噴出側の開口とバッファ室3側の開口との間に段部を形成することにより表裏の開口径を異ならせたものである。図2(C)に示す例は、噴出側の開口とバッファ室3側の開口との間をテーパ状に形成することにより表裏の開口径を異ならせたものである。図2(D)に示す例は、噴出側の開口をストレート状の孔とし、バッファ室3側の開口をテーパ状のざぐりとすることにより表裏の開口径を異ならせたものである。なお、これらの開口形状は一例を示すものであり、これらに限定するものではない。
上記ノズルヘッド2は、中空の軸6により洗浄槽1の底部に設けられた軸受ユニット10に回転可能に軸支されている。上記軸受ユニット10は軸6を液密状に軸支するものであり、洗浄槽1内の洗浄液8は当該軸受ユニット10の部分からは漏れないように構成されている。
上記中空の軸6の内部空間は、上記ノズルヘッド2のバッファ室3に連通しており、圧縮機12からエア導入器17に導入された圧縮空気が、上記軸6の中空部を介して上記バッファ室3に導入されるようになっている。
図3は、上記エア導入器17の概略構成の一例を示すものである。
上記エア導入器17は、上記中空状の軸6を受ける軸受凹部27に、上記軸6をラジアル方向において軸支するラジアル軸受18と、上記軸6の下端部をスラスト方向において軸支するスラスト軸受19とが配置されている。また、上記ラジアル軸受18と軸6および軸受凹部27の間である程度以上の気密が保たれるようシールがなされている。上記軸受凹部27の中央部には、上記軸6の中空部に連通する流路20の一端が開口している。上記流路20の他端には、圧縮器12から延びるエア導入管16が接続されている。これにより、圧縮機12から導出された圧縮空気は、エア導入管16、流路20、軸6の中空部を介してノズルヘッド2のバッファ室3に導入されるようになっている。
上記ノズルヘッド2は、回転駆動手段5により正転と逆転を繰り返すよう回転駆動されるようになっている。すなわち、上記軸6すなわちノズル面2aの中心を軸芯としてノズル面2aを回転させる。そして、上記ノズルヘッド2は、ノズル面2aが液面と略平行なフラット面に形成され、ノズルヘッド2の回転方向においてノズル面2aが実質的にフラットになるよう形成されている。また、この例では、上記ノズルヘッド2は、ノズル面2a以外の側面や底面もノズルヘッド2の回転方向に沿ってフラットになるよう形成されている。
すなわち、上記ノズルヘッド2の洗浄液8と接触する表面は、ノズルヘッド2が回転したときにその回転方向に沿って実質的に凹凸がないように形成されている。したがって、ノズルヘッド2の回転に対して洗浄液8の抵抗がほとんどなく、小さい回転駆動力でノズルヘッド2を回転できるほか、ノズル面2aの回転による洗浄液8に対する攪拌作用がほとんど生じず、ノズルヘッド2が正転逆転を繰り返してもそれだけでは洗浄液8にはほとんど水流が生じない。
図4は、上記ノズルヘッド2を回転させる回転駆動手段5の概略構成を示す図である。
上記回転駆動手段5は、ノズルヘッド2を回転可能に軸支する軸6に設けられた風車部材7に対して風力を与えて回転させるものである。上記軸6に形成された風車部材7は、この例では軸6のラジアル方向に延びる羽根が複数(この例では8つ)取り付けられている。そして、風車部材7を図示の右回転させるように圧縮空気を吹き付ける第1エア噴射ノズル14aと、風車部材7を図示の左回転させるように圧縮空気を吹き付ける第2エア噴射ノズル14bが、上記風車部材7に対して臨むように配置されている。
上記第1エア噴射ノズル14aおよび第2エア噴射ノズル14bから噴射させる圧縮空気は圧縮機12から供給され、切替弁13により第1エア噴射ノズル14aから噴射させるか第2エア噴射ノズル14bから噴射させるかを選択的に切り替えるようになっている。そして、第1エア噴射ノズル14aからのエア噴射と第2エア噴射ノズル14bからのエア噴射を交互に行うことにより、風車部材7を図示の右回転させる状態と図示の左回転させる状態とを交互に行い、ノズルヘッド2の正転と逆転を繰り返すようになっている。
このとき、上述したように、ノズルヘッド2の回転に対して洗浄液8の抵抗がほとんどないことから、圧縮空気による風力のような比較的小さい回転駆動力でノズルヘッド2をスムーズに回転させることができる。また、三方向弁のような切替弁13の切替操作だけでノズルヘッド2の正転逆転を切り替えることができ、切替制御が容易である。しかも、ノズルヘッド2から噴射する圧縮空気を利用してノズルヘッド2の回転動力としているため、動力効率もよい。さらに、洗浄槽1の下側の空間に設置する回転駆動手段5を空気圧駆動としたことから、例えば洗浄槽1への被洗浄物の出し入れなどで洗浄液が飛散したとしても、回転駆動への支障が生じにくく、また安全でもある。
上記ノズルヘッド2は、ノズル面2aが洗浄槽1の底面から少し液面寄りの高さに位置するように配置され、洗浄はノズル面2aと洗浄液の液面との間の領域で行われる。そして、この例では、上記洗浄槽1のノズル面2aよりも少し液面に近い高さ位置に、ノズルヘッド2と被洗浄物の接触を防止する接触防止部材としてのメッシュ板22が配置されている。これにより、回転するノズルヘッド2への被洗浄物の接触を防止し、ノズルヘッド2の回転を妨げないようになっている。このようにすることにより、圧縮空気による風力のような比較的小さい回転駆動力でノズルヘッド2をスムーズに回転させることができる。また、上記メッシュ板22には、ノズル4から噴射された気泡の通過を妨げない多数の開口が形成されているため、洗浄効果を低下させることがない。
また、比較的比重の重い被洗浄物を洗浄する場合でも、上記メッシュ板22上に被洗浄物を載置した状態で洗浄を行うことができる。例えば、ペット等の動物や人体などの被洗浄物を洗浄する際には、メッシュ板22上に被洗浄物を載置して洗浄する。
上記洗浄装置により、例えばつぎのようにして本発明の洗浄方法を行う。
すなわち、ノズル面2aに多数のエア噴出用のノズル4が穿設され、上記各ノズル4に連通する所定容量のバッファ室3を有し、ノズルヘッド2の回転方向においてノズル面2aがフラットになるよう形成されたノズルヘッド2を洗浄液8が収容される洗浄槽1の底部に設置し、上記ノズル4から空気を噴射しながらノズルヘッド2の正転逆転を繰り返す。
以上のように、本実施形態の洗浄装置および洗浄方法によれば、洗浄槽1に洗浄液8を収容し、洗浄槽1の底部に設置したノズルヘッド2に空気を送り込んでノズル4から空気を噴射しながらノズルヘッド2の正転と逆転を繰り返す。このとき、ノズルヘッド2が回転しながら空気を噴射するため、噴射された気泡は洗浄槽1内で渦を巻きながら液面に向かって上昇し、被洗浄物に対してまとわり付くように接触するので高い洗浄効果を得ることができる。また、ノズルヘッド2は正転と逆転を繰り返すことから、気泡の渦も右旋回の渦と左旋回の渦が繰り返し生じ、被洗浄物に対して交互の渦が洗浄作用をもたらし、さらに効果的にまんべんなく洗浄することができる。さらに、ノズルヘッド2のノズル面2aはノズルヘッド2の回転方向においてフラットに形成されていることから、水流がほとんど生じず、被洗浄物に対してほとんどダメージを与えることなく効果的な洗浄を行うことができるのである。
また、上記ノズル4を、噴出側の開口がバッファ室3側の開口よりも小さくなるよう設定することにより、洗浄液8内に空気を噴射する際の空気の流速が速くなり、被洗浄物に対して気泡が接触する際の衝撃力が大きくなるので、より効果的な洗浄効果を得ることができる。
また、上記回転駆動手段5は、ノズルヘッド2を回転可能に軸支する軸6に設けられた風車部材7に対して風力を与えて回転させるものであるため、例えば、ノズルヘッド2からのエア噴射に用いるエア圧をノズルヘッド2の駆動にも利用でき、駆動系のエネルギーならびに設備効率がよくなる。
図5は、本発明の第2実施形態の洗浄装置を示す断面図である。
この例では、ノズル面21aに多数のエア噴出用のノズル4が穿設された第2ノズルヘッド21が、上記洗浄槽1に満たされた洗浄液8の液面にノズル面21aを対面させるよう配置されている。
上記第2ノズルヘッド21は、洗浄槽1の底部に配置されたノズルヘッド2と同様に、中空の円盤状に形成され、内部空間がノズル4に連通するバッファ室3になっている。図示の下面がノズル面21aであり、多数のエア噴出用のノズル4が穿設されている。上記第2ノズルヘッド21には、ノズル面21aと反対側の側面に、洗浄槽1の上部開口端に係止する係止部28が形成されている。それ以外は上記第1実施形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
本実施形態では、ノズル面21aに多数のエア噴出用のノズル4が穿設された第2ノズルヘッド21が、上記洗浄槽1に満たされた洗浄液8の液面にノズル面21aを対面させるよう配置されているため、特に、比重が軽い被洗浄物は下からのエア噴射により浮き上がって液面から露出した部分が洗浄できなくなるが、第2ノズルヘッド21により液面からの露出が防止されて洗浄効果の低下が防止される。また、ノズル面21aと液面との間にエア膜が形成されるため、被洗浄物が第2ノズルヘッド21に直接接触するのが防止されることから、被洗浄物の損傷が防止される。
本実施形態において、上記第2ノズルヘッド21は、停止させていてもよいが、ノズル面21aすなわち液面に沿って回転させるようにすることもできる。このようにすることにより、ノズル面21a近傍に形成されるエア膜に被洗浄物が留まるのが防止され、より洗浄効果が高くなる。それ以外は、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
図6は、本発明の第3実施形態の洗浄装置を示す断面図である。
この例では、ノズルヘッド2の略液面と対面するノズル面2aが、中心が最も低く、周辺に行くほど高くなるすり鉢状の傾斜面に形成され、上記傾斜面にノズル4が穿設されている。このように、本発明において、ノズルヘッド2の回転方向においてノズル面2aがフラットになるよう形成されているのは、ノズル面2aが液面と略平行なフラット面である場合だけでなく、ノズルヘッド2の回転方向すなわち軸6を中心とした円周方向において凹凸が存在しなければ、フラット面に限定するものではない。
この例では、ノズル面2aがすり鉢状に形成されていることから、ノズルヘッド2を回転させながらノズル4から空気を噴射したとき、噴射された気泡は洗浄槽1内で渦を巻き、中心に集まりながら液面に向かって上昇する。したがって、気泡の集中する中心部分において極めて効果的な洗浄効果を得ることができる。
この例において、気泡の集中する中心部分に被洗浄物を位置決めする位置決め部材を洗浄槽1内に設けることにより、さらに効果的な洗浄を行うことができる。図示した例ではメッシュ板22が上記位置決め部材として機能する。位置決め部材としては、噴射された気泡の通過を妨げず、ノズルヘッド2と被洗浄物との接触を防止し、かつ気泡の集中する中心部分に被洗浄物を位置決めしうるものであれば、メッシュ板22に限定するものではない。それ以外は、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
また、この実施形態において、第2実施形態に示した第2ノズルヘッド21を適用することができるのは言うまでもない。
図7は、本発明の第4実施形態の洗浄装置を示す断面図である。
この例は、ノズルヘッド2のノズル面2aが、軸心を中心とする同心円状の凸状29が形成されたものとして構成されている。したがって、ノズル面2aは、径方向には凹凸が存在するものの、ノズルヘッド2の回転方向においては凹凸が存在せず、洗浄液内で回転しても洗浄液8に対して水流をほとんど起さない。また、ノズル4は、上記凸状の側面に開口している。本発明はこのような態様を含む趣旨である。
図8および図9は、本発明の第5実施形態の洗浄装置を示す図である。
この例は、1つの洗浄槽1に複数(この例では6つ)のノズルヘッド2が設置された例である。各ノズルヘッド2およびノズルヘッド2を回転させる各回転駆動手段5は、第1実施形態で説明したものと同様である。
またこの例では、各ノズルヘッド2のノズル面2aを上側に露呈させる開口24が形成された中底板23が設けられている。上記中底板23は、その上面がノズル面2aと面一になる高さに配置されている。そして、ノズル面2aおよび中底板23より上側の領域が洗浄領域となっている。
ノズルヘッド2は、上述したように風圧で回転駆動されていることから、比較的重い被洗浄物がノズル面2aに乗るようなことがあったとしても、被洗浄物の重量でノズルヘッド2の回転が停止するため、被洗浄物の損傷が確実に防止されるとともに、安全性も確保できる。なお、この例において、ノズル面2aよりも上側にメッシュ板22を配置するようにしてもよい。
また、隣り合って並ぶノズルヘッド2同士において、同じ方向に風車部材7を回転させる第1エア噴射ノズル14aおよび第2エア噴射ノズル14bは、それぞれ噴射方向を同一にして、かつ噴射方向に一列に並ぶように配置されている。図示した例では、図示の左右に1列に並ぶ3つの風車部材7において、第1エア噴射ノズル14aおよび第2エア噴射ノズル14bは、それぞれ風車部材7が並ぶ方向と同一の方向(図示の左右方向)を噴射方向とし、かつ上記噴射方向と同じ方向(図示の左右方向)に1列に並んでいる。
このようにすることにより、複数並んだ第1エア噴射ノズル14aから噴射されたエア圧が同じ方向を向いて噴射されることから、複数の第1エア噴射ノズル14aから噴射されたエア圧が合成されてより効率よく風車部材7を回転させることができる。複数の第2エア噴射ノズル14bから噴射されたエア圧も合成されてより効率よく風車部材7を回転させることができる。
また、この例では、複数(この例では6つ)のノズルヘッド2の各第1エア噴射ノズル14aに連通するエアラインは1つの切替弁13から分岐させ、各第2エア噴射ノズル14bに連通するエアラインも上記1つの切替弁13から分岐させている。このようにすることにより、1つの切替弁13による切替操作により、全てのノズルヘッド2における正転逆転を同調させることができる。また、各第1エア噴射ノズル14aおよび第2エア噴射ノズル14bに連通するエアラインには開閉弁25が設けられていることから、所望のノズルヘッド2に連通するエアラインの開閉弁25を閉じることで、一部のノズルヘッド2を回転駆動しないようにすることも可能である。例えば動物や人体等の被洗浄物が接触するとわかっているノズルヘッド2の回転を停止することで、より安全を確保できる。
また、この実施形態において、第2実施形態に示した第2ノズルヘッド21を適用することもできるし、第3実施形態や第4実施形態に示したノズルヘッド2を適用することができるのは言うまでもない。
本発明は、上述した各実施形態の構成に限定されるものではなく、つぎのような変形例を包含する趣旨である。
上記各実施の形態では、エア導入管16、流路20、軸6の中空部を介してノズルヘッド2のバッファ室3に圧縮空気を導入してノズル4から圧縮空気を噴出するようになっているが、圧縮空気と水を混合状態で導入し、ノズルからミスト状に噴出させることもできる。このようにすることにより、気泡だけで洗浄するよりも高い洗浄効果を得ることができる。また、このようにノズル4から圧縮空気と水を噴出してミスト噴射で洗浄する場合、洗浄槽1に洗浄液を満たさない状態でミスト噴射だけで洗浄することもできる。
上記各実施形態では、回転駆動手段5としてエア圧の風力でノズルヘッド2を回転させるものを例示したが、これに限定するものではなく、例えば、動力としてモータを使用し、チェーン駆動、ベルト駆動、タイミングベルト駆動等の手段によりノズルヘッド2を回転させるようにしてもよい。また、ノズルヘッド2の軸6に直接モータを接続して回転させるようにしてもよい。
また、本発明が対象とする被洗浄物は、特に限定するものではなく、各種の用途に応用することが可能である。例えば、ペット等を洗浄するペット洗浄機、人体を洗浄する人体洗浄機や入浴装置、衣類等の繊維製品を洗浄する繊維製品洗浄機、食品を洗浄する食品洗浄機、食器を洗浄する食器洗浄機、機械部品を洗浄する機械部品洗浄機等、各種の洗浄機に適用することが可能である。
本発明が適用される洗浄装置の第1実施形態を示す断面図である。 ノズルヘッドを示す図であり(A)は平面図、(B)〜(D)はノズル部分の断面である。 エア導入器の概略構成を示す図である。 回転駆動手段の概略構成を示す図である。 本発明の第2実施形態の洗浄装置を示す断面図である。 本発明の第3実施形態の洗浄装置を示す断面図である。 本発明の第4実施形態の洗浄装置を示す図であり、(A)は断面図、(B)はノズルヘッドの平面図である。 本発明の第5実施形態の洗浄装置を示す図であり、(A)は断面図、(B)は平面図である。 上記第5実施形態の洗浄装置の回転駆動手段の概略構成を示す図である。
符号の説明
1:洗浄槽
2:ノズルヘッド
2a:ノズル面
3:バッファ室
4:ノズル
5:回転駆動手段
6:軸
7:風車部材
8:洗浄液
10:軸受ユニット
11:フレーム
12:圧縮機
13:切替弁
14a:第1エア噴射ノズル
14b:第2エア噴射ノズル
15:開閉弁
16:エア導入管
17:エア導入器
18:ラジアル軸受
19:スラスト軸受
20:流路
21:第2ノズルヘッド
21a:ノズル面
22:メッシュ板
23:中底板
24:開口
25:開閉弁
26:ドレン管
27:軸受凹部
28:係止部
29:凸状

Claims (5)

  1. 洗浄液が収容される洗浄槽の底部に設置可能でノズル面に多数のエア噴出用のノズルが穿設されたノズルヘッドと、
    上記ノズルヘッドを正転逆転を繰り返すよう回転駆動する駆動手段とを備え、
    上記ノズルヘッドはノズルヘッドの回転方向においてノズル面、側面および底面が回転方向に対して実質的に凹凸がないよう形成されていることを特徴とする洗浄装置。
  2. 上記ノズルヘッドは、上記各ノズルに連通する所定容量のバッファ室を有し、上記ノズルは、噴出側の開口がバッファ室側の開口よりも小さくなるよう設定されている請求項1記載の洗浄装置。
  3. ノズル面に多数のエア噴出用のノズルが穿設された第2ノズルヘッドが、上記洗浄槽に満たされた洗浄液の液面にノズル面を対面させるよう配置されている請求項1または2記載の洗浄装置。
  4. 上記駆動手段は、ノズルヘッドを回転可能に軸支する軸に設けられた風車部材に対して風力を与えて回転させるものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  5. ノズル面に多数のエア噴出用のノズルが穿設されたノズルヘッドの回転方向においてノズル面、側面および底面が回転方向に対して実質的に凹凸がないよう形成されたノズルヘッドを洗浄液が収容される洗浄槽の底部に設置し、上記ノズルから空気を噴射しながらノズルヘッドの正転逆転を繰り返すことを特徴とする洗浄方法。
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