JP2014046063A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】親ノズルや子ノズルの噴射エネルギーを削減しても、所定の洗浄性能を得ることができる食器洗浄機を実現する。
【解決手段】洗浄槽2と、洗浄槽2に食器3を収容する食器かご4と、洗浄槽2内の洗浄水を循環させて食器3を洗浄する洗浄ポンプ6と、洗浄槽2内の洗浄水を加熱する電気ヒータ5と、洗浄槽2内で自由に回転できるように配設されるとともに洗浄水を噴射する噴射孔8を有する親ノズル7と、親ノズル7に回転自在に設けられ、洗浄水を噴射する噴射孔10を有する子ノズル9と、親ノズル7を所定の速度まで減速して回転させる減速手段20とを備えた食器洗浄機であり、親ノズル7や子ノズル9の噴射エネルギーを削減しても、食器3に付着した残菜の洗浄に必要な水量の洗浄水が効率よく食器3の表面を流れるので、所定の洗浄性能を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、食器等の被洗浄物の洗浄及びすすぎを行う食器洗浄機に関する。
従来の食器洗浄機について説明する。図4は、従来の食器洗浄機101の内部構成を示す側面断面図であり、図5は、同食器洗浄機101の洗浄ノズル107を示す平面図である。
食器洗浄機101は、図4に示すように、洗浄槽102を有している。洗浄槽102は、その内部に食器103を収納する食器かご104を設けている。洗浄ポンプ106が洗浄槽102の下部方向に配置されている。洗浄ポンプ106は、洗浄水を加圧して、洗浄ノズル107の噴射孔108より洗浄水を噴射し、食器かご104に収納した食器103を洗浄する。
洗浄ノズル107は、図5に示すように、洗浄水を噴射する推進噴射孔108aを備えている。洗浄ノズル107は、推進噴射孔108aから洗浄水が噴射されるときに発生する噴射反力Fとノズル軸部117中心と推進噴射孔108aとの距離である回転半径rとの積、すなわち洗浄ノズル107の回転トルクT(=F×r)により、所定回転数N(30〜60r/min)で推進噴射孔108aの噴射方向とは逆方向に回転させられる。洗浄ノズル107の回転数は、洗浄ノズル107の回転中心部であるノズル軸部117と軸受との間に小さな固形物などの異物が侵入しても止まることがないように考慮され、また、洗浄ノズル107の回転数が高すぎてノズル軸部117近傍が磨り減ってしまわないように考慮された回転数に設定されている(例えば、特許文献1参照)。
また、洗浄ノズルを噴射反力以外の力で回転駆動させる駆動手段を備えた食器洗浄機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この構成の食器洗浄機では、洗浄ノズルの回転速度を変化させることができる。食器の多い場所で洗浄ノズルの回転速度を低下させ、他の場所よりも長時間洗浄することで、食器の多い場所の洗浄力を向上させ、あらゆる場所での洗浄効果を均一化させている。
特開平07−031575号公報 特開2005−329022号公報
しかしながら、上記特許文献1の食器洗浄機101は、茶碗や大皿などの洗浄しにくい食器103に対して、洗浄ノズル107の回転数を低下させて洗浄水を噴射すると、一回の噴射によって洗浄水が上記の洗浄しにくい食器103全体に広がり、効率よく洗浄できる半面、単に推進噴射孔108aの噴射角度を調整して噴射反力Fを減少させて回転数を低下させると、ノズル軸部117と軸受との間に小さな固形物などの異物が侵入した場合に回転抵抗が増加し、洗浄ノズル107の回転が止まってしまうので、単純に噴射反力Fを減少させて回転数を低下させることはできないという課題を有している。
また、上記特許文献2の食器洗浄機では、食器の量に応じて洗浄ノズルの回転速度を低下させることで、各食器に噴射される洗浄水の噴射量を均一化させている。しかしながら
、上記特許文献2の食器洗浄機は、基本的な洗浄力を向上させていないため、強い汚れを少ないエネルギーで洗浄することができないという課題を有している。また、上記特許文献2の食器洗浄機は、食器の量に応じて運転時間が延長されてしまうという課題も有している。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、食器に付着した汚染物の洗浄(剥離と移送)に必要な所定水量の洗浄水が食器を流れるように洗浄ノズルの回転速度を設定することに着目し、少ない噴射エネルギーであっても、洗浄ノズルを低速回転させることで所定の洗浄力を得ることができる食器洗浄機を提供することを目的としている。
本発明の食器洗浄機は、洗浄槽と、前記洗浄槽に食器等の被洗浄物を収容する食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を循環させて被洗浄物を洗浄する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内で自由に回転できるように配設されるとともに洗浄水を噴射する噴射孔を有する親ノズルと、前記親ノズルに回転自在に設けられ、洗浄水を噴射する噴射孔を有する子ノズルと、前記親ノズルを所定の速度まで減速して回転させる減速手段とを備えた食器洗浄機である。
この構成により、本発明の食器洗浄機は、洗浄ノズルの噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、食器の汚染物の洗浄に必要な水量の洗浄水を食器の表面に供給して流すことができるので、少ない水量の洗浄水でも所定の洗浄性能を得ることができる。
本発明の食器洗浄機は、回転可能な親ノズルに回転自在な子ノズルを設け、かつ、親ノズルを所定の回転数で回転させる減速手段を備えたことで、親ノズルや子ノズルの噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、所定の洗浄性能を得ることができる。
本発明の実施の形態1の食器洗浄機の側面断面図 本発明の実施の形態1の食器洗浄機の平面断面図 本発明の実施の形態1の食器洗浄機の可変減速力の説明図 従来の食器洗浄機の側面断面図 従来の食器洗浄機の洗浄ノズルの平面図
第1の発明は、洗浄槽と、前記洗浄槽に食器等の被洗浄物を収容する食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を循環させて被洗浄物を洗浄する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内で自由に回転できるように配設されるとともに洗浄水を噴射する噴射孔を有する親ノズルと、前記親ノズルに回転自在に設けられ、洗浄水を噴射する噴射孔を有する子ノズルと、前記親ノズルを所定の速度まで減速して回転させる減速手段とを備えた食器洗浄機である。
この構成により、親ノズルや子ノズルの噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、食器の汚染物の洗浄に必要な水量の洗浄水が食器表面を流れるので、所定の洗浄性能を得る食器洗浄機を提供することができる。また、少ない水量の洗浄水で食器を洗浄できるため、加熱手段で加熱する熱エネルギーを削減することができ、省エネ効果も得ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記減速手段は、前記親ノズルの回転速度を前記子ノズルの回転速度より遅くして回転させる食器洗浄機とすることで、子ノズルの噴射孔
は、自転速度に較べて相対的に低速で、親ノズルの回転中心に対して公転するような軌跡に沿って移動する。この構成により、親ノズルや子ノズルの噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、食器の汚染物の洗浄に必要な水量の洗浄水が食器表面を流れるので、所定の洗浄性能を得る食器洗浄機を提供することができる。また、少ない水量の洗浄水で食器を洗浄できるため、加熱手段で加熱する熱エネルギーを削減することができ、省エネ効果も得ることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記減速手段は、前記親ノズルの回転速度に応じて、減速力が可変する食器洗浄機である。この構成により、洗剤の泡や食器から落ちた汚染物の影響、小さな固形物や繊維状の異物等により、親ノズルの噴射孔から噴射する洗浄水の噴射反力が落ちたり、親ノズルの軸とノズル軸受の間に異物が入り込んで抵抗になることで、親ノズルの回転速度が落ちたりしても、それに応じて、減速手段の減速力を落とすことで、親ノズルを所定の最適な回転速度に保って回転させることができる。したがって、急激に親ノズルの回転数が変化することなく、安定して食器に付着した汚染物の洗浄に必要な水量の洗浄水を食器の表面に流すことができるので、少ない水量でも所定の洗浄性能を得る食器洗浄機を提供することができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、前記子ノズルは、前記親ノズルの回転方向とは逆方向に回転する食器洗浄機である。この構成により、子ノズルの最外周の噴射孔が親ノズルを中心として最外周に位置する時、親ノズルの回転方向に対して逆回転しているため、相対的に回転速度を遅くすることができる。子ノズルの最外周の噴射孔から噴射される洗浄水は、噴射孔の食器間を通過する速度が減速することで、食器間に供給されやすくなる。したがって、子ノズルの噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、食器に付着した汚染物の洗浄に必要な水量の洗浄水を食器表面に流すことができ、所定の洗浄性能を得る食器洗浄機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1における食器洗浄機1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における食器洗浄機1の内部構成を示す側面断面図であり、図2は、同食器洗浄機1の内部構成を示す平面断面図であり、図3は、同食器洗浄機1の可変減速力について説明する説明図である。
図1に示す食器洗浄機1において、食器3を配置する食器かご4を収納する洗浄槽2内には、洗浄水又は空気を加熱する加熱手段である電気ヒータ5(例えばシーズヒータなど)が設けられている。また、洗浄槽2の下部に配置された洗浄ポンプ6は、洗浄水を加圧し、親ノズル7及び子ノズル9へ送水する。洗浄ポンプ6により加圧された洗浄水は、洗浄槽2内に設けられた親ノズル7の複数の噴射孔8と、子ノズル9の複数の噴射孔10より食器3に向けて噴射される。洗浄水は、水道配管から給水弁11によって洗浄槽2内に給水され、排水ポンプ12により洗浄槽2から食器洗浄機1外に排水される。フィルタ13は、洗浄槽2内の下部に設けられており、食器3を洗浄する洗浄工程および食器3をすすぐすすぎ工程で、残菜(食器3に汚れとして付着していた食品等の汚染物を残菜という)を捕集する。
送風手段14(例えば送風ファンなど)は、乾燥工程で動作して、食器洗浄機1外の空気を洗浄槽2内に供給し、排気口15より排気することで、洗浄槽2内の食器3を乾燥させる。洗浄槽2の前面にドア16が開閉自在に設けられており、使用者は、ドア16を開くことで、食器3を食器洗浄機1から自由に出し入れすることができる。温度検知手段1
7(例えばサーミスタなど)は、洗浄槽2の下面外部に設けられており、洗浄槽2内の洗浄水又は空気の温度を間接的に検知し、その出力を制御装置18に入力する。制御装置18は、温度検知手段17の出力に基づいて電気ヒータ5、洗浄ポンプ6、給水弁11、排水ポンプ12、送風手段14を制御して、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の工程を実行する。
親ノズル7は、洗浄槽2内の下部のほぼ中央に設けられたノズル軸受22に回転可能に保持されている。親ノズル7は、図2に示すように、洗浄槽2を上方から見て、左右方向の流路の少なくとも1つに子ノズル9と嵌合する軸受部21を有している。また、片側の流路のみに複数の軸受部21を有していてもよい。また、図1に示すように、親ノズル7は、流路19を介して洗浄ポンプ6と接続されている。また、子ノズル9は、軸受部21を介して親ノズル7に連結かつ連通され、軸受部21に回転自在に保持されている。
減速手段20は、親ノズル7の近傍に配置され、歯車23等により親ノズル7に連結され、親ノズル7の回転速度を減速させる。なお、減速手段20は、親ノズル7の回転によって、抵抗が変化するものであればよく、水、オイルなどの液体や空気の抵抗を受けて減速する機械式でも、モータ等で減速する電気式でも、磁力を使って減速する磁力方式でもよい。
次に、上記構成の食器洗浄機1について、その動作及び作用を説明する。使用者がドア16を開け、食器かご4を前方に引き出して食器3を配置し、洗剤を入れた後、食器かご4を洗浄槽2に収容する。使用者がドア16を閉じて運転を開始すると、制御装置18によって、以下に説明する一連の工程が実行される。
まず、排水ポンプ12が動作して、前回の運転等で洗浄槽2内に残っている洗浄水(残水と呼ぶ)を食器洗浄機1外へ排出する。次に、給水弁11が動作して所定量の洗浄水を洗浄槽2に供給する。所定量の洗浄水が供給されると、洗浄ポンプ6により洗浄水が加圧され、流路19を介して洗剤とともに親ノズル7に設けた噴射孔8と、子ノズル9に設けた噴射孔10から洗浄水が食器3に向けて噴射される。こうして洗浄工程が行われる。この洗浄工程では、洗浄槽2内に設けた電気ヒータ5に通電して洗浄水が洗浄所定温度まで加熱される。
この時、図2に示すように、親ノズル7の噴射孔8から噴射される洗浄水の反力(以後、噴射反力と呼ぶ)により、親ノズル7は、ノズル軸受22を中心として噴射方向とは反対方向に回転する。この噴射反力は、親ノズル7を15〜40r/minで回転させるに充分な力で、食器洗浄機1の通常の使用状況では、外乱によるばらつきがあっても親ノズル7は回転を停止しない。
更に、親ノズル7から子ノズル9へ洗浄水が供給され、子ノズル9の噴射孔10から噴射される洗浄水の噴射反力により、子ノズル9も噴射方向とは反対方向に回転する。図2に示すように、子ノズル9は親ノズル7の先端部分で軸受部21を中心として自転しながら、洗浄槽2内を公転する。子ノズル9のこの動作によって、子ノズル9の噴射孔10から噴射される洗浄水は、食器かご4に配置された食器3に均一に供給されて、食器3を効率よく洗浄する。
さらに、親ノズル7の近傍に設けた減速手段20により、親ノズル7の回転数は15〜40r/minから、所定の回転速度である2〜20r/minに減速される。親ノズル7が低速で回転することで、食器3間を通過する時に噴射される洗浄水の水量は増加し、1回通過あたりの噴射エネルギーも増加する。これにより、付着した汚れを剥ぎ取る機械力を食器3の上方にまで十分に与えることができる。
また親ノズル7の回転数が減速されない状態では、子ノズル9の噴射孔10から噴射された洗浄水は、上方に行くほど水滴状に飛散され、食器3に対する洗浄水の当たり方にムラができるが、親ノズル7が低速で回転することにより、洗浄水が水滴状に飛散しても集中噴射されることで、水滴が略水柱状になり、食器3にムラなく十分な洗浄水を供給することができる。
洗浄工程が所定時間行われると、排水ポンプ12が食器3から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を機外へ排出する。そして、新たに給水弁11が洗浄水を洗浄槽2内に供給し、親ノズル7に設けた噴射孔8や子ノズル9に設けた噴射孔10から再び洗浄水が噴射されて、洗剤や残菜等で汚れた食器3をすすぐ、すすぎ工程を実行する。
この時も、図2に示すように、子ノズル9は、親ノズル7の先端部分で軸受部21を中心として自転しながら、ノズル軸受22を中心に公転する。減速手段20が親ノズル7の回転を減速させるので、親ノズル7の噴射孔8及び子ノズル9の噴射孔10から噴射される洗浄水は、食器かご4に配置された食器3に均一に供給されて、食器3をすすぐ。このすすぎ工程が終わると、洗浄水は排水ポンプ12により再び機外へ排出される。このすすぎ工程は、連続して複数回繰り返される。洗浄工程およびすすぎ工程では、残菜は洗浄槽2内に設けたフィルタ13内に捕集される。
所定回数のすすぎ工程が終了すると乾燥工程が行われる。この乾燥工程では、送風手段14が動作して食器洗浄機1外の空気が洗浄槽2内へ送り込まれる。送り込まれた空気は電気ヒータ5により加熱され、食器3を乾燥させて排気口15より機外へ排出される。乾燥工程終了後、制御装置18は、食器洗浄機1の運転を終了する。なお、複数回行われるすすぎ工程のうち、最後の1回は洗浄水を電気ヒータ5により加熱しながら食器3をすすぐ加熱すすぎとすると、食器の除菌と乾燥の向上において効果的である。
以上に説明したように、本発明の食器洗浄機1においては、回転可能な親ノズル7の先端部に回転自在な子ノズル9を設け、かつ、親ノズル7の回転を減速手段20によって減速する。これにより、本発明の食器洗浄機1は、親ノズル7や子ノズル9の噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、食器3間に洗浄水を供給しやすくなり、かつ1回通過あたり十分な水量の洗浄水が供給されるので、食器3の全面に付着した残菜に、剥離させるのに必要な洗浄水の機械力を与えることができ、洗浄に必要な大量の洗浄水を食器3表面に均一に流すことができ、全体で少ない循環水量でも所定の洗浄性能を得ることができる。また、本発明の食器洗浄機1は、少ない水量の洗浄水で食器3を洗浄できるため、電気ヒータ5で加熱する熱エネルギーを削減することができ、省エネ効果も得ることができる。
また、減速手段20によって、親ノズル7の回転速度を子ノズル9の回転速度より遅く回転させると、食器3の洗浄にさらに良い効果をもたらす。このように構成することにより、子ノズル9の噴射孔10は、自転速度に較べて相対的に低速で、親ノズル7の回転中心に対して公転するような軌跡に沿って移動する。低速で公転することで、子ノズル9が1回転あたり各食器3を通過する時間が長くなり、子ノズル9の噴射孔10から噴射される洗浄水を各食器3に十分に供給することができる。
また、子ノズル9の噴射孔10の一つに着目すると、子ノズル9が1周回転する間に、親ノズル7もある程度回転する。親ノズル7を中心として軌跡を考えた場合、子ノズル9の噴射孔10の移動は、「子ノズル9の回転速度/親ノズル7の回転速度」の比率の値が1より大きく、更に比率が大きい程、軌跡上でむらなく洗浄水を食器3に噴射することができる。
したがって、本発明の食器洗浄機1は、親ノズル7や子ノズル9の噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、食器3間に洗浄水を供給しやすくなり、かつ噴射孔10が食器3間を通過時に、1回あたり十分な水量の洗浄水が供給されるので、食器3の表面に付着した残菜の洗浄に必要な大量の洗浄水を食器3の表面に流すことができ、少ない水量でも所定の洗浄性能を得ることができる。また、本発明の食器洗浄機1は、少ない水量で食器3を洗浄できるため、電気ヒータ5で加熱する熱エネルギーを削減することができ、省エネ効果も得ることができる。
また、減速手段20は、親ノズル7の回転速度に応じて、減速力を可変できる構成にすると、食器3の洗浄にさらに良い効果をもたらす。
減速手段20は、図3に示したように、親ノズル7の回転速度に応じて、例えば機械式の減速手段であれば、空気や水等の流体的抵抗を受ける。親ノズル7が早く回れば、その回転速度の大きさに応じて、より大きい減速力が働き、親ノズル7は大きく減速し、逆に親ノズル7の回転速度が遅ければ、減速力が減少し、所定の回転速度で安定して低速回転することができる。
洗浄ポンプ6の電圧変動による吐出圧のばらつき、洗剤の泡や食器3から落ちた残菜の影響等で、親ノズル7の噴射孔8から噴射する洗浄水の噴射反力が減少する。また、親ノズル7の軸と親ノズル7と嵌合するノズル軸受22との摺動部等に、小さな固形物や繊維状の異物等が入り込んで抵抗になることで、親ノズル7の回転速度が落ちる。親ノズル7に設けた噴射孔8の噴射反力を下げて、親ノズル7の回転速度を減速しようとしても、上記のような外的な要因(外乱)により回転速度にばらつきが生じ、想定以上の異物等による影響が出た場合、親ノズル7が停止もしくは回転速度が不安定になることで、洗浄不良が起こる可能性がある。
本発明の食器洗浄機1は、上記のような異物や電圧変動等、想定しうる外的な要因による親ノズル7の回転数を減速させる力に対し、それを上回る回転トルクを与え、外的な要因による減速力によって生じる親ノズル7の回転トルクの変動に連動して、減速手段20が所定の減速力を安定させるように可変しながら補う。これによって、本発明の食器洗浄機1は、減速手段20により、親ノズル7を所定の最適な低速回転に安定して保って回転させることができる。したがって、食器3の残菜の洗浄に必要な水量の洗浄水が安定して食器3の表面を流れるので、本発明の食器洗浄機1は、少ない水量で、省エネを実現し、所定の洗浄性能を得ることができる。
また、子ノズル9は、親ノズル7の回転方向と逆方向に回転させると、食器3の洗浄にさらに良い効果をもたらす。図2に示したように、子ノズル9と親ノズル7の流路が平行になった場合、子ノズル9の最外周に設けた噴射孔10は、親ノズル7の中心からみて、最外周に位置しているので、子ノズル9の回転速度と親ノズル7の回転速度の影響を受ける。つまり、子ノズル9が親ノズル7と同じ回転方向に回っていると、相対的に回転数が速くなり、子ノズル9の噴射孔10の移動速度が速くなる。親ノズル7と子ノズル9の回転方向を逆にすることで、子ノズル9の最外周の噴射孔10が親ノズル7の回転中心から最外周に位置した時、親ノズル7の回転方向に対して相対速度を遅くすることができる。
噴射孔10の食器3間を通過する速度がさらに落ちることで、最外周の噴射孔10から噴射される洗浄水が食器3間に供給されやすくなる。したがって、本発明の食器洗浄機1は、親ノズル7や子ノズル9の噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、食器3に付着した残菜と洗浄水の接触効率が上がり、必要な水量の洗浄水で食器3の表面を洗い流すことができ、所定の洗浄性能を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗浄機は、子ノズルを公転させる親ノズルを減速手段により所定の速度に減速して低速で回転させることで、親ノズルや子ノズルの噴射孔から噴射させる洗浄水の噴射エネルギー(特に噴射流量)を削減しても、食器に付着した残菜の洗浄に必要な水量の洗浄水が食器表面を流れるので、所定の洗浄性能を得ることができ、効率的に食器を洗浄することが可能となるので、家庭用の食器洗浄機だけでなく、業務用の食器洗浄機等としても有用である。
1 食器洗浄機
2 洗浄槽
3 食器(被洗浄物)
4 食器かご
5 電気ヒータ
6 洗浄ポンプ
7 親ノズル
8 噴射孔
9 子ノズル
10 噴射孔
11 給水弁
12 排水ポンプ
14 送風手段
18 制御装置
19 流路
20 減速手段
21 軸受部
22 ノズル軸受

Claims (4)

  1. 洗浄槽と、前記洗浄槽に食器等の被洗浄物を収容する食器かごと、前記洗浄槽内の洗浄水を循環させて被洗浄物を洗浄する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の洗浄水を加熱する電気ヒータと、前記洗浄槽内で自由に回転できるように配設されるとともに洗浄水を噴射する噴射孔を有する親ノズルと、前記親ノズルに回転自在に設けられ、洗浄水を噴射する噴射孔を有する子ノズルと、前記親ノズルを所定の速度まで減速して回転させる減速手段とを備えた食器洗浄機。
  2. 前記減速手段は、前記親ノズルの回転速度を前記子ノズルの回転速度より遅くして回転させる請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記減速手段は、前記親ノズルの回転速度に応じて、減速力が可変する請求項1または2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記子ノズルは、前記親ノズルの回転方向とは逆方向に回転する請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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