JP4927826B2 - 経時に伴う映像コンテンツを表示する方法、システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

Description

本発明は、映像コンテンツ表示システム、方法及びコンピュータプログラムに関し、より詳細には、そのような映像コンテンツの表示を修正するシステム、方法及びコンピュータプログラムに関する。

モバイル端末等のモバイルデバイスを含む種々の消費者向けデバイスは、プロセッサ、並びに、ディスプレイ及びスピーカ等のユーザ出力装置の双方を備えている。そのような装置に対して、一般に、プロセッサは、音声ファイル、写真及びアニメーション等の多くの形態のマルチメディアコンテンツをレンダリング（描画）するように構成される。マルチメディアコンテンツをレンダリングして「再生する」ようなタイプの目的に加えて、モバイル端末で利用可能なマルチメディアコンテンツは種々の目的で使用されてもよい。ここで、種々の目的とは、ディスプレイの背景、テーマ、呼出し音及び他の装置動作／イベントの少なくとも１つを示す。

例えば、静止画像は、他の情報に対する背景としてディスプレイスクリーン上に表現される風景画像等の背景として使用されてもよい。しかしながら、通常、スクリーンセーバ等の背景表示は、跳ね返る球等のアニメーションであり、焼付等のディスプレイに対する損傷の危険性を軽減するために、変化する画像を提供する。一般に、これらのアニメーションは、厳密な時系列に基づいて配列され、かつ通常はモバイル端末の状態及びタイマの少なくとも１つから独立して動作する、異なる画像表示のループ（繰り返し）を含む映像コンテンツのレコード（記録データ）である。例えば、アニメーション表示された跳ね返る球は、「底面にぶつかる」、「上部にはね返る」、その後「落下」を開始し、再び「底面にぶつかる」という動作から成るシーケンス全体が一式となっている。アニメーションは、１つのシーケンス後に停止してもよく、又はループして継続してもよい。しかしながら、アニメーションが繰り返される時間又は頻度に関わらず、アニメーションの繰り返しは完全に同一である。通常、そのようなアニメーションはスクリーンセーバ又は背景として利用されるが、プロセッサ装置のディスプレイ上でアイコン等として使用されてもよい。

本発明の一実施形態において、映像コンテンツを表示する方法は、表示対象の映像コンテンツの記録データを取得するステップと、取得した映像コンテンツの記録データに関連するエイジング（経時）特性を決定するステップとを含む。現在のエイジ（時点）は、取得した映像コンテンツの記録データに対して決定される。取得した映像コンテンツの記録データについて決定された経時特性及び現在の時点に基づいて表示するために修正された映像コンテンツの記録データが生成される。取得した映像コンテンツの記録データは、音声データを含むアニメーションであってもよい。また、取得した映像コンテンツの記録データは静止画像であってもよい。

本発明の他の実施形態に係る方法は、修正された映像コンテンツの記録データをプロセッサ装置のディスプレイ上に表示するステップを更に含む。取得した映像コンテンツの記録データの時点を継続的に進めるために、現在の時点を決定するステップ、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップ及び修正された映像コンテンツの記録データを表示するステップを繰り返してもよい。現在の時点を決定するステップ及び修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、取得した映像コンテンツの記録データを表示するステップに先立って実行されてもよい。現在の時点を決定するステップ、並びに、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップ及び表示するステップを繰り返す頻度は、取得した映像コンテンツの記録データを表示するステップを実行してからの所定の経過時間間隔に基づいてもよい。

本発明の更なる実施形態において、現在の時点を決定するステップは、プロセッサ装置の指標情報を測定するステップを含み、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、測定された指標情報及び映像コンテンツの記録データの経時特性に基づいて、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップを含む。現在の時点を決定するステップ、並びに修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップ及び表示するステップを繰り返す頻度は、測定された指標情報の値に基づいてもよい。指標情報は、イベント数、プロセッサ装置のバッテリ寿命、プロセッサ装置上での特定のイベントの経過時間及び発生のうちの少なくとも１つであってもよい。

本発明の他の実施形態において、取得した映像コンテンツの記録データの初期状態は保存される。取得した映像コンテンツの記録データを復元してほしいという要求が受信されると、受信した要求に応じて、現在の修正された映像コンテンツの記録データは保存されている初期状態と置換される。

本発明の更なる実施形態において、プロセッサ装置はモバイルデバイスであり、取得した映像コンテンツの記録データは、モバイルデバイスのディスプレイに対するアイコン及び背景の少なくとも１つである。プロセッサ装置はモバイル端末であってもよく、映像コンテンツの記録データを取得するステップは、無線通信リンクを介してコンテンツサーバからモバイル端末に映像コンテンツの記録データをダウンロードするステップを含んでもよい。ダウンロードされた映像コンテンツの記録データは、生物の表現形態としての初期の年齢（加齢状態）であってもよく、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、ダウンロードされた映像コンテンツの記録データに対する現在の時点に基づいて、生物の表現状態としての年齢を増加させるステップを含んでもよい。

本発明の他の実施形態において、プロセッサ装置はモバイル端末であり、現在の時点を決定するステップは、取得した映像コンテンツの最初の表示以降の電源のオン／オフの回数を取得するステップ、取得した映像コンテンツの最初の表示以降のモバイル端末における通話回数を取得するステップ、モバイル端末のバッテリに対する充電レベルを決定するステップ及び取得した映像コンテンツの最初の表示以降の経過時間を決定するステップの少なくとも１つを含む。修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、修正された映像コンテンツの記録データの輝度及び音のうち少なくとも一方を修正するステップを含んでもよい。

本発明の更なる実施形態において、現在の時点を決定するステップ及び修正された映像コンテンツを生成するステップは、プロセッサ装置上で実行する経時アルゴリズムにより実行され、関連する経時特性は、経時アルゴリズムにより映像コンテンツの記録データから取得される。修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、経時アルゴリズムに通信可能に結合されるデータベースから関連する経時特性を取得するステップを含んでもよい。関連する経時特性は、取得した映像コンテンツの記録データのコンテンツに依存しない経時アルゴリズムにより維持される値であってもよい。経時特性は、各々が表示対象の映像コンテンツの記録データに係るファイルの種類に関連する複数の値であってもよい。

本発明の更なる実施形態において、表示するために修正された映像コンテンツの記録データは、取得した映像コンテンツの記録データに対する現在の時点に関連する静止画を含むように更新された、取得した映像コンテンツの記録データの異なる時点に関連する一連の静止画像であり、修正された映像コンテンツの記録データを表示するステップは、一連の静止画像を表示するステップを含む。他の実施形態における映像コンテンツの記録データはプロセッサ装置の連絡先リストであり、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、連絡先リスト内の各交信の最新の使用に基づいて、連絡先リストに対して並べ替えられた表示順序を生成するステップを含む。

本発明の他の実施形態において、映像コンテンツを表示するシステムは、表示対象の映像コンテンツの記録データ及び経時モジュールを含む。経時モジュールは、映像コンテンツの記録データに関連する経時特性を決定し、取得した映像コンテンツの記録データにおける現在の時点を決定し、決定された経時特性及び取得した映像コンテンツの記録データの決定された現在の時点に基づいて表示するために、修正された映像コンテンツの記録データを生成するように構成される。

本発明の更なる実施形態において、音声コンテンツを再生する方法は、再生される音声コンテンツの記録データを取得するステップと、音声コンテンツの記録データに関連する経時特性を決定するステップとを含む。現在の時点は、取得した音声コンテンツの記録データに対して決定され、修正された音声コンテンツの記録データは、決定された経時特性及び取得した音声コンテンツの記録データの決定された現在の時点に基づいて再生するために生成される。

方法についての形態を主に参照して上述したが、本発明は電子コンテンツを配信するための装置及びコンピュータプログラムを更に含むことが理解されるだろう。

添付の図面を参照して、本発明の特定の好適な実施形態を説明する。しかしながら、本発明は、多くの種々の形態で実現されてもよく、本明細書で示される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。本開示が完璧で完全なものとなり且つ本発明の範囲が当業者に完全に理解されるように、それら実施形態は提供される。添付の図面に示される特定の好適な実施形態の詳細な説明において使用される用語は、本発明を限定することを意図しない。図中、同一の図中符号は同一の要素を示す。

本明細書において使用されるように、特に指示のない限り、単数形「a」、「an」及び「the」は複数形も含むことを意図する。用語「含む」及び／又は「具備する」は、本明細書において使用される場合、記載される特徴、数字、ステップ、動作、要素及び／又は構成要素の存在を特定するが、１つ以上の他の特徴、数字、ステップ、動作、要素、構成要素及び／又はそれらの集合の存在又は追加を除外しないことが更に理解されるだろう。要素が別の要素に「接続」又は「結合」されるものとして示される場合、その要素はその別の要素に直接接続又は結合されるか、あるいは仲介する要素が存在してもよいことが理解されるだろう。更に、本明細書において使用される「接続」又は「結合」は、無線接続又は結合を含んでもよい。本明細書において使用されるように、用語「及び／又は」は、列挙される１つ以上の関連する項目の任意の組み合わせ及び全ての組み合わせを含む。

特に指示のない限り、本明細書において使用される全ての用語（技術科学用語を含む）は、本発明が属する分野の技術者により一般に理解される意味と同一の意味を有する。一般に使用される辞書において定義される用語等の用語は、関連技術の説明におけるそれら用語の意味と一致する意味を有するものとして解釈されるべきであり、特に指示のない限り、理想化された意味又は過度に形式的な意味に解釈されない。

本明細書において使用されるように、「モバイル端末」は、送信能力を有さない無線信号受信機のみを有する装置、並びに双方向通信リンクを介する双方向通信が可能な送信ハードウェア及び受信ハードウェアの双方を有する装置の双方を含む。そのような装置は、マルチラインディスプレイを有する又は有さない携帯通信デバイス又は他の通信デバイス；音声／データ処理、ファクシミリ及び／又はデータ通信機能を組み合わせてもよいパーソナル移動通信システム（ＰＣＳ）端末；無線周波数受信機及びポケベル、インターネット／イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、オーガナイザ、カレンダ及び／又は全地球測位システム（ＧＰＳ）受信機を含むパーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）；並びに／あるいは無線周波数受信機を含む従来のラップトップ及び／又はパームトップコンピュータ、又は他の機器を含む。本明細書において使用されるように、「無線端末」は、携帯可能、可搬式、乗物（航空、海洋又は地上）に装備可能、あるいは地球上及び／又は宇宙の任意の他の位置においてローカルに及び／又は分散して動作するように位置付けられ且つ／又は構成されてもよい。本明細書において使用されるように、「モバイルデバイス」はモバイル端末及び無線通信をサポートしないモバイルデバイスを含む。本明細書において使用されるように、「プロセッサ装置」はモバイルデバイス及び非モバイルデバイスを含む。

図１は、本発明の一の実施形態に係るコンテンツ配信サーバから映像コンテンツを受信するモバイル端末上に経時を伴って映像コンテンツを表示するシステムを示すブロック図である。図１に示す実施形態の場合、経時を伴って表示される映像コンテンツは、モバイル端末１５０によりコンテンツ配信サーバ１１０を介してコンテンツデータベース１２０から取得される。特に、モバイル端末１５０は、無線送信機１４０とモバイル端末１５０との間の無線リンク１４１を介してコンテンツ配信サーバ１１０からコンテンツをダウンロードする。無線送信機１４０は、無線又は有線接続１４５を介してコンテンツ配信サーバ１１０に接続されるように示される。同様に、本発明の一の実施形態において、リンク１４１は有線接続であってもよい。

無線送信機１４０は、例えば、広域セルラー通信ネットワークの基地局、又は電気電子学会（ＩＥＥＥ）８０２．１１規格プロトコルに従って動作する送信機等の無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）送信機等であってもよい。更に、図１にはモバイル端末１５０として示すが、本発明の他の実施形態において、映像及び／又は音声コンテンツは、関連するディスプレイを有するデスクトップコンピュータ若しくは他のプロセッサ装置、又はそれらに結合された他のマルチメディア出力装置上に経時を伴って表示／再生されてもよいことが理解されるであろう。デスクトップコンピュータ又は他のプロセッサ装置は、プロセッサ装置に関連するデータベースから表示／再生するためのコンテンツを取得してもよい。或いは、図１に示すコンテンツ配信サーバ１１０等の別のコンテンツ送信元への有線又は無線接続を介してそのようなコンテンツを取得してもよい。

図１の実施形態に示すモバイル端末１５０は、無線通信リンク１４１を介してコンテンツ配信サーバ１１０から映像コンテンツの記録データ等のコンテンツを受信及びダウンロードする無線受信機１５２を含む。モバイル端末１５０は、表示される映像及び／又は音声コンテンツの記録データに対する経時特性、並びにそのような映像及び／又は音声コンテンツの記録データに対する現在の時点を決定し、且つ映像及び／又は音声コンテンツの記録データの経時特性及び現在の時点に基づいて表示／再生するために修正された映像及び／又は音声コンテンツの記録データを生成するコントローラ１５６又は他のプロセッサを更に含む。映像コンテンツの記録データに対して、モバイル端末１５０の出力装置１５４は、例えばディスプレイであってもよい。例えば、再生される音声コンテンツ、又は、音声及び映像を有するコンテンツに経時が適用される本発明の他の実施形態において、出力装置１５４はスピーカ等であってもよい。

一般的に上述されたように、本発明の種々の実施形態は、映像及び／又は音声コンテンツを提示するモバイル端末１５０又は他のプロセッサ装置の時間基準に基づいて経時するアニメーションコンテンツ、静止画像及び／又は音声コンテンツを作成及び実行する。本発明の種々の実施形態は、種々の基準測定値に基づいてモバイル端末１５０の「時間」を決定する。例えば、装置の時間基準値は、アニメーション又は他の映像コンテンツの記録データが最初に開始される基準時間から継続する計時カウント値等の絶対初期時間であってもよい。絶対時間基準は、モバイル端末１５０が動作されている間の計測に限定されてもよい。或いは、モバイル端末１５０の電源オン／オフのシーケンスを通じて継続してもよい。本明細書において説明する本発明の他の実施形態において、「時間」基準は、使用駆動型又はイベント駆動型であってもよい。例えば、映像及び／又は音声コンテンツの記録データは、モバイル端末１５０により通話が行われ及び／又は受信される度に経時される等、モバイル端末の通信イベントに基づいて経時されてもよい。

以下に示す本発明の種々の実施形態を説明するために、コンテンツの経時の種々の例を示す。一例において、上等なヨーロッパ製の赤いスポーツカーの写真等の静止画像がモバイル端末１５０のスタンバイモードにおける背景として使用される。最初に、車の画像は輝く新車を示す。時間が経過するにつれて、車は経時し、例えば塗装の傷及び／又はへこみ等がスポーツカーの画像に生じる。最後には、パテ／プライマーのへこみ及び汚れ、錆又はパンクしたタイヤ等が生じる時点まで車は経時し、車は最終的にブロック上に配置されてもよい。このような画像の経時は、数日、数週間、又はスポーツカーの画像の現在の時点を決定するのに使用されるモバイル端末１５０の「時間」基準の期間にわたって発生してもよい。

他の例としては、モバイル端末１５０上のアニメーションアイコンをメッセージ待機インジケータとして使用することである。最初、アイコンはきれいな「高エネルギー」として示されるアイコン画像である。メッセージ待機インジケータが無視され続けると、最後には、アイコンは低エネルギーとして表示され且つ／あるいは表示されたアイコン上に蜘蛛の巣又は塵等が現れる。

更なる例として、表示及び／又は再生される、映像及び／又は音声コンテンツは、コンテンツ配信サーバ１１０等の送信元からモバイル端末１５０にダウンロードされる。コンテンツ配信サーバ１１０のオペレータは、映像及び／又は音声コンテンツの利用可能且つダウンロード可能な「シード（種）」又はポッド（繭）を生成してもよい。これらの「ポッド」は、最初は、卵又は小動物の画像、あるいは関連する音等であってもよい。ダウンロード後に時間が経過するにつれて、これらのポッドは成長してもよく、次第に美しくなってもよく、より複雑な音を発生してもよい。ポッドの成長は、モバイル端末１５０の絶対時間基準、又はモバイル端末１５０等の使用パターン等の他の「時間」経時基準に基づいてもよい。

シード又はポッド（又は他のコンテンツ）がコンテンツ配信サーバ１１０からダウンロードされる場合、コンテンツ配信サーバ１１０は、ダウンロードされたポッド（又は他のコンテンツ）に対する経時特性の情報をモバイル端末１５０にダウンロードされたコンテンツファイルと関連付けてもよい。コンテンツ配信サーバ１１０からダウンロードされた経時特性情報は、現在の時点、及び／又は経時したものとして表示／再生するための画像又は音等に対する適切な変更を決定するために使用されてもよい。コンテンツ配信サーバ１１０は、更に、「インテリジェント性」のより低いコンテンツ記録のダウンロードを提供してもよい。モバイル端末１５０は、「情報処理能力（smartness）」のレベル又はダウンロードされるコンテンツと共に提供される経時情報を識別し、モバイル端末１５０で表示及び／又は再生される記録に対して更なる経時特性情報がサーバ１１０からダウンロードされるようなインテリジェント性のより高い処理と同様に、モバイル端末１５０によって維持される経時特性決定基準に基づいてインテリジェント性のより低いコンテンツを処理してもよい。

静止画像又はアニメーション等の映像コンテンツの経時を参照して一般的に上述したが、本発明の一の実施形態に従う経時は、音声コンテンツの再生に関して及び／又は音声コンテンツと映像コンテンツとの組み合わせに関して説明されることが理解される。

図２を参照して、本発明の一の実施形態に係る経時するコンテンツの表示及び／又は再生の使用に適するデータ処理システムを示すブロック図を説明する。図２に示すように、データ処理システム（プロセッサ又は装置）３０の好適な実施形態は、通常、キーボード又はキーパッド等の入力装置３２、ディスプレイ３４、及びプロセッサ３８と通信するメモリ３６を備える。データ処理システム３０は、スピーカ４４、及びプロセッサ３８と通信するＩ／Ｏデータポート４６を更に備えてもよい。Ｉ／Ｏデータポート４６は、データ処理システム３０と他のコンピュータシステム又はネットワークとの間で情報を転送するために使用される。例えば、Ｉ／Ｏデータポート４６は、図１に示す通信リンク１４１に対して利用されるような種々のワイドエリア又はローカルネットワーク無線プロトコルに基づく無線通信をサポートしてもよい。これらの構成要素は、多くの従来のデータ処理システムにおいて使用される構成要素等であり、本明細書において説明されるように動作するように構成されてもよい従来の構成要素であってもよい。

図３はデータ処理システムを示すブロック図であり、本発明の一の実施形態に係るシステム、方法及び／又はコンピュータプログラムを示す。プロセッサ３８は、アドレス／データバス４８を介してメモリ３６と通信する。プロセッサ３８は、マイクロプロセッサ等の任意の市販又は特注のプロセッサである。メモリ３６は、データ処理システム（プロセッサ装置）３０の機能性を実現するために使用されるソフトウェア及びデータを含む記憶装置の階層構造全体を表す。メモリ３６は、キャッシュ、ＲＯＭ、ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ、ＳＲＡＭ及び／又はＤＲＡＭ等の種類の装置を含んでもよい。しかし、本発明は、これらに限定されるわけではない。

図３に示すように、メモリ３６は、オペレーティングシステム５２、アプリケーションプログラム５４、入出力（Ｉ／Ｏ）装置ドライバ５８及びデータ６７等、データ処理システム３０において使用される複数種類のソフトウェア及びデータを含んでもよい。同業者には理解されるように、オペレーティングシステム５２は、ニューヨーク州ArmonkのInternational Business Machines CorporationによるOS/2、AIX又はSystem390、ワシントン州レドモンドのMicrosoft CorporationによるＷｉｎｄｏｗｓ(登録商標)９５、Ｗｉｎｄｏｗｓ(登録商標)９８、Ｗｉｎｄｏｗｓ(登録商標)２０００又はＷｉｎｄｏｗｓ(登録商標)ＸＰ、Unix(登録商標)又はLinux等のデータ処理システムと共に使用するのに適する任意のオペレーティングシステムであってもよい。通常、Ｉ／Ｏ装置ドライバ５８は、Ｉ／Ｏデータポート４６及びメモリ３６のある特定の構成要素等の装置と通信するために、アプリケーションプログラム５４によりオペレーティングシステム５２を介してアクセスされるソフトウェアルーチンを含む。アプリケーションプログラム５４は、データ処理システム３０の種々の特徴を実現するプログラムを例示する。最後にデータ６７は、アプリケーションプログラム５４、オペレーティングシステム５２、Ｉ／Ｏ装置ドライバ５８及びメモリ３６に常駐してもよい他のソフトウェアプログラムにより使用される静的データ又は動的データを示す。

図３に示すように、アプリケーションプログラム５４は、経時モジュール６２及び／又は通信モジュール６１を含んでもよい。図３に示す実施形態に示すように、メモリ３６のデータ部分６７は、経時データ６５及び／又は画像／音データ６６を含んでもよい。通信モジュール６１は、無線送信機１４０と通信を交換して、経時を伴って表示／再生するために映像及び／又は音声コンテンツをダウンロードするための通信リンクを確立してもよい。経時モジュール６２は、経時されるコンテンツ記録に関連する経時特性を決定し、コンテンツの現在の時点を決定し、且つ経時特性及び現在の時点に基づいて修正されたコンテンツ記録を生成してもよい。

本明細書において種々の実施形態を更に参照して説明するように、経時データ６５は、例えば、ある種類の全てのファイルに対して及び／又は特定のコンテンツ記録に関連するある特定のファイル名に対して、１つ又は１グループのコンテンツ記録に関連するルール等の種々の経時特性を含んでもよい。画像／音データ６６は、表示／再生するための現在のコンテンツ記録及び／又はコンテンツ記録の保存された初期状態の双方を含んでもよい。コンテンツ記録の保存された初期状態により、ユーザの要求に応答して、そのような記録を前の（経時が少ない／経時していない）状態に復元することが可能になる。種々の実施形態において、前の状態は初期状態又は１つ以上の中間状態であってもよい。中間状態は、表示／再生の準備ができている画像／音声ファイルとして保存されてもよく、選択された中間状態の経時及び画像／音声ファイルに関連する経時アルゴリズム／経時特性に基づいて、中間状態に対するユーザからの要求の受信時に生成されてもよい。

アプリケーションプログラムとデータ等との間の特定の区分（部分）を参照して、本発明の実施形態を図３に示したが、本発明は、図３の構成に限定されると解釈されるべきではなく、本明細書において説明する動作を実行できる任意の構成を含むことを意図する。更に、本明細書において説明する機能性は、例えば、既存のアプリケーションに対して機能性を提供するプラグイン又は他の補助的コードにより提供されてもよい。

経時モジュール６２及び経時データ６５がモバイル端末１５０内に提供されてもよく、それにより更新された映像／音声がモバイル端末１５０において生成されることが理解される。他の実施形態において、経時モジュール６２及び／又は経時データ６５は、コンテンツ配信サーバ１１０等の遠隔地に配置されてもよい。更新された映像／音声は、遠隔地において生成されてモバイル端末１５０に提供されてもよい。そのような実施形態において、モバイル端末１５０は、更新された映像／音声を生成するために使用する現在の時点及び／又はイベント経時データを遠隔地に提供してもよい。且つ／或いは、経時は、モバイル端末１５０からの現在の時点情報を使用せずに遠隔地において保持されてもよい時間の経過等に基づいてもよい。

図４乃至図７のフローチャートを参照して、本発明の種々の実施形態に従って映像コンテンツを表示する動作を説明する。一般に、説明は映像コンテンツを示すが、一の実施形態において、本発明は、ほぼ同様の方法で経時されてもよい音声コンテンツの経時に関することが理解される。従って、本明細書において映像に対して説明されるような映像コンテンツの経時に対する特定の実施形態の種々の詳細は、関連する映像コンテンツを有する又は有さない音声コンテンツに適用可能であることも理解される。最初に、図４に示す実施形態を参照すると、動作はブロック４００から開始し、表示される映像コンテンツの記録データを取得する。取得した映像コンテンツの記録データは、例えばアニメーションであってもよく、アニメーションは画像表示データと共に音声データを含んでもよい。本発明の他の実施形態において、取得した映像コンテンツの記録データは静止画像であってもよい。ブロック４０５において、映像コンテンツの記録データに関連する経時特性が決定される。例えば、ブロック４０５における動作は、コンテンツを表示するプロセッサ装置のメトリック（ｍｅｔｒｉｃ：以下、指標情報と称す。）を測定することを含んでもよい。装置の指標情報とは、例えば、イベント数、プロセッサ装置のバッテリ寿命、時間経過及びプロセッサ装置上での特定のイベントの発生の少なくとも１つを示す。

ブロック４１０において、現在の時点は、取得した映像コンテンツの記録データに対して決定される。プロセッサ装置が例えばモバイル端末である本発明の種々の実施形態において、ブロック４１０において現在の時点を決定するステップは、取得した映像コンテンツの最初の表示以降の電源のオン／オフの回数を取得するステップ、取得した映像コンテンツの最初の表示以降のモバイル端末における通話回数を取得するステップ、モバイル端末のバッテリに対する充電レベルを決定するステップ及び／又は取得した映像コンテンツの最初の表示以降の経過時間を決定するステップを含んでもよい。本発明の特定の実施形態において、現在の時点の決定は、プロセッサ装置上で実行する経時アルゴリズムにより実行され、経時アルゴリズムは、ブロック４０５において関連する経時特性を取得してもよい。一の実施形態において、経時アルゴリズムは、映像コンテンツの記録データ自体から経時特性を取得してもよい（即ち、各映像コンテンツの記録データは、その映像コンテンツの記録データに特有であるそれ自体の関連経時情報を含んでもよい。）。しかしながら、本発明の他の実施形態において、経時アルゴリズムは、経時アルゴリズムに通信可能に結合されるデータベースから関連する経時特性を取得してもよい。特定の実施形態において、関連する経時特性は、取得した映像コンテンツの記録データのコンテンツに依存しない経時アルゴリズムにより維持される値であってもよい。データベース内の経時特性は、各々が表示される映像コンテンツの記録データのファイルの種類に関連する複数の値であってもよい。他の実施形態において、関連する経時特性は、データベース内の個別のファイル又はファイルのグループ毎に維持されてもよい。

ブロック４１５において、修正された映像コンテンツの記録データは、決定された経時特性及び取得した映像コンテンツの記録データの決定された現在の時点に基づいて表示するために生成される。例えば、現在の時点の決定がプロセッサ装置の指標情報の測定に基づく場合、修正された映像コンテンツの記録データの生成は、測定された指標情報及び映像コンテンツの記録データの経時特性に基づいてもよい。取得した映像コンテンツの記録データが生物の表現状態としての初期の加齢状態（年齢）である本発明の特定の実施形態においては、ブロック４１５おいて修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、取得した映像コンテンツの記録データに対する現在の時点に基づいて、生物の表現状態としての年齢を増加するステップを含んでもよい。一の実施形態において、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、修正された映像コンテンツの記録データの輝度及び／又は音のうち少なくとも一方を修正するステップを含んでもよい。

本明細書における種々の例は、新しい／新鮮な状態から古い／劣化した状態への時系列形の経時を示すが、本明細書において使用される経時は、より一般的には、画像／音声に対する基準「時間」にわたって変化する特徴を示し、例えば、逆方向の状態変化であってもよいことが更に理解される。例えば、「時間」の経過につれて、老人の画像が若くなってもよい。同様に、最後の状態に到達すると、その後の経時の結果、画像／音声は殆ど変化しないか又は全く変化しない場合がある。例えば、人物の画像は６０歳まで経時し、その後経時を停止する。経時のそのような詳細は、関連する経時特性により規定されてもよい。

図４の実施形態のブロック４２０に示すように、経時を伴って映像コンテンツの記録データを表示する動作は、取得した映像コンテンツの記録データの経時を継続して進めるために、現在の時点の決定（ブロック４１０）及び修正された映像コンテンツの記録データの生成（ブロック４１５）を繰り返すステップを含んでもよい。本発明の一の実施形態において、ブロック４２０における更新の頻度は、取得した映像コンテンツの記録データの表示後に経過する所定の時間間隔に基づく。本発明の他の実施形態において、ブロック４２０における経時動作を繰り返す頻度は、プロセッサ装置の現在の時点を決定するために使用されるプロセッサ装置の測定された指標情報の値に基づいて決定される。例えば、プロセッサ装置がモバイル端末である場合、経時アルゴリズムは、着呼がモバイル端末において受信される度に繰り返されてもよい。尚、修正された映像コンテンツの記録データの経時特性を更新する頻度を決定するために使用される測定された指標情報は、映像コンテンツの記録データの現在の時点を決定するために使用される指標情報と同一の指標情報に基づく必要はない。例えば、本発明の種々の実施形態において、コンテンツの経時特性は多くの発呼に基づいてもよく、表示の更新シーケンスは着呼に基づいてもよい。

本発明の一の実施形態において、表示するために修正された映像コンテンツの記録データは、表示／再生の修正されたシーケンスとともに、画像の経時した外観／音声の経時した音の双方を含んでもよい。例えば、画像に対して、修正された画像の表示は、初期状態から現在の年齢又はそのような画像のある副次組み合わせを通過する画像のスライドショー及び／又は映像シーケンスを含んでもよい。表示時間は変化し、画像が経時するにつれて長くなってもよい。追加の画像が組み合わせに追加される場合、シーケンス中の各画像の表示期間は短縮されてもよい。シーケンスにおいて最新の「ｘ」画像が表示されてもよい。

本発明の更なる実施形態において、映像コンテンツは、モバイル端末等に入力される連絡先リスト内の電話番号等のデータに関連してもよい。通常、そのような情報はモバイル端末のディスプレイ上でユーザに対して提示可能であるため、映像コンテンツに対応する。例えば、電話番号に関連する友人等を無視しないように、データ記録映像コンテンツの経時は、電話番号が削除されることや電話番号が発信されることのユーザへの通知として、修正された映像／音声記録を生成してもよい。あるいは、通話の開始、番号の削除、電話番号リスト等の表示順序の並べ替え等の自動動作が行われてもよい。

図５のフローチャートを参照して、経時を伴って映像コンテンツを表示するための本発明の更なる実施形態を説明する。図５の実施形態に示すように、動作はブロック５００から開始し、表示するために映像コンテンツの記録データを取得する。例えば、取得した映像コンテンツの記録データは、映像コンテンツを表示するプロセッサ装置であるモバイル端末にダウンロードされてもよい。モバイル端末装置へのダウンロードは、図１に示すコンテンツ配信サーバ１１０等のコンテンツサーバからモバイル端末への無線通信リンクを介してもよい。取得した映像コンテンツの記録データは、例えば、モバイル端末のディスプレイ用アイコン及び／又は背景であってもよい。しかしながら、本発明の他の実施形態においては、プロセッサ装置はモバイルデバイスである必要がなく、他の実施形態においては、無線モバイル端末ではないモバイル端末であってもよいことが理解される。取得した映像コンテンツの記録データは、モバイルデバイスへの無線通信リンク以外の方法で取得されてもよい。

ブロック５０５において、取得した映像コンテンツの記録データの初期状態は保存される。ブロック５１０において、取得した映像コンテンツの記録データは、プロセッサ装置により表示される。ブロック５１５において、取得した映像コンテンツの記録データの経時特性は、例えば、図４を参照して上述した方法のうちの１つにより決定される。ブロック５２０において、取得した映像コンテンツの記録データの現在の時点は、例えば、図４を参照して上述した方法のうちの１つにより決定される。更に、ブロック５２５において、修正された映像コンテンツの記録データは、例えば、図４の実施形態を参照して上述した方法のうちの１つにより、決定された経時特性及び取得した映像コンテンツの記録データの決定された現在の時点に基づいて表示するために生成される。

ブロック５３０において、修正された映像コンテンツの記録データは、経時された映像コンテンツ表示を提供するプロセッサ装置のディスプレイ上に表示される。図５には特に示していないが、図４を参照して上述した経時動作の繰り返しが図５に示す実施形態に使用されてもよいことが理解されるであろう。

図５の実施形態に対して示すように、ブロック５３５において、取得した映像コンテンツの記録データを復元する要求は、例えば、経時を伴う映像コンテンツの記録データの表示を提供するプロセッサ装置のユーザから受信されてもよい。ブロック５３５で取得した映像コンテンツの記録データを復元する要求が受信される場合、ブロック５４０において、現在の修正された映像コンテンツの記録データは、受信した、取得した映像コンテンツの記録データを格納する要求に応じて、上述のようにブロック５０５において保存された初期状態と置換される。ブロック５３５で復元要求が受信されない場合、経時動作は初期状態に復元することなく継続してもよい。

図６のフローチャートを参照して、本発明の更なる実施形態を説明する。図６の実施形態に示すように、動作はブロック６００から開始し、経時が可能なモバイルデバイスを提供する。コンテンツの経時を実行するために、種々の能力がモバイルデバイスに提供されてもよい。そのような能力の例は、アニメーション／音画像等をサポートする能力、図６の以下の態様を参照して説明されるような経時アルゴリズムを実行するプロセッサ能力、及び／又は経時処理を使用してコンテンツを修正し且つ修正されたコンテンツを表示／再生するために描画する能力を含んでもよい。

ブロック６０５において、表示／再生するためのコンテンツは、モバイルデバイスにロードされる。本発明の一の実施形態において、ロードされるコンテンツは、ユーザの友人の装置等からの送信又は他の形態の通信を介してユーザにより要求されたダウンロードを通じて取得されてもよく、電子メール又はマルチメディアメッセージサービス（ＭＭＳ）等のモバイルデバイスにおいて受信されるメッセージに含まれてもよく、ユーザ装置等にプッシュされてもよい。その後、ブロック６１０において、コンテンツは経時のためにユーザにより動作されてもよい。この経時動作は、例えば、最初の使用に応答して発生してもよく、ある時間期間の後に発生してもよく及び／又はモバイルデバイスにおけるあるイベントによりトリガされてもよい。ブロック６１０で経時が動作されると、ブロック６１５において、経時アルゴリズムはモバイルデバイス上で実行される。動作された経時アルゴリズムは、ある特定のイベント、イベントの頻度（特定又は一般的）、時間／タイマ、モバイル端末の充電レベル（即ち、モバイル端末において残存するバッテリ寿命）及び／又はモバイルデバイスにより決定可能な他の指標情報等、モバイルデバイスに関連する多くの異なる項目／指標情報を考慮してもよい。

ブロック６２０において、ロードされたコンテンツは、経時アルゴリズムの実行毎に経時される。例えば、モバイルデバイス内のプロセッサは、コンテンツに対する「経時」のレベル及び程度を決定するためにモバイルデバイスが考慮したパラメータ／指標情報を使用してもよい。その後、ブロック６２５において、経時アルゴリズムは、コンテンツに対して適切な経時を適用することにより、修正されたコンテンツを描画する。例えば、経時は画像の修正、輝度及び音の変化等を含んでもよい。ここで、画像の修正とは、修正されたコンテンツ記録の表示／再生用に描画するために使用される。例えば、ダウンロード可能な「シード」は、写真、呼出し音又は映像等であってもよく、又は時間が経過するにつれて変換するテーマであってもよい。

経時特性は時間に直接基づく必要はなく、使用されるメモリ量（例えば、モバイルデバイスのメモリが一杯になると、より多くの傷が画像に示される）、イベント駆動（例えば、ディスプレイのバックライトが消える場合、モバイルデバイスの電源がオン／オフされる場合及びモバイルデバイスが通話を行う場合等の場合にのみ変化する）等の他のパラメータに基づいてもよく及び／又はバッテリ充電に基づいて描画されてもよい。尚、図５の実施形態を参照して説明したように、ユーザがロードされたコンテンツを「最初の」状態に復元できるように、ユーザオーバーライド機能が提供されてもよい。

図７のフローチャートを参照して、経時を伴う音声コンテンツの再生を提供する本発明の更なる実施形態を説明する。図７に示す実施形態の場合、動作はブロック７００から開始し、再生される音声コンテンツの記録データを取得する。ブロック７０５において、音声コンテンツの記録データに関連する経時特性が決定される。ブロック７１０において、現在の時点が、取得した音声コンテンツの記録データに対して決定される。ブロック７１５において、決定された経時特性及び取得した音声コンテンツの記録データの決定された現在の時点に基づいて再生するために、修正された音声コンテンツの記録データが生成される。元の取得した音声コンテンツの記録データ及び修正された音声コンテンツの記録データの双方がユーザに対して再生されてもよいことが理解されるであろう。同様に、修正された音声コンテンツの記録データの生成における経時動作は、ある決定基準に基づいて、上述した映像コンテンツの記録データの経時の実施形態を参照して説明されたような頻度で繰り返されてもよいことが理解されるであろう。さらに、本発明の種々の実施形態は、映像コンテンツの記録データ及び音声コンテンツの記録データの双方の経時を提供してもよいことが理解されるであろう。

図面及び明細書において、本発明の好適な実施形態を開示した。特定の用語が採用されるが、それらは一般的且つ記述的な意味でのみ使用され、限定することを目的として使用されない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により規定される。

本発明の一の実施形態に係るコンテンツ配信サーバから映像コンテンツを受信するモバイル端末上に経時を伴って映像コンテンツを表示するシステムを示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係る映像表示システムとして使用するのに適するデータ処理システムを示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係る映像表示システムを実現するデータ処理システムを示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係る映像コンテンツを表示する動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る映像コンテンツを表示する動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る映像コンテンツを表示する動作を示すフローチャートである。 本発明の一の実施形態に係る音声コンテンツを再生する動作を示すフローチャートである。

Claims (28)

1. プロセッサ装置において、映像コンテンツを表示する方法であって、
   通信モジュールが、表示対象の映像コンテンツの記録データを、コンテンツサーバから取得するステップと、
   経時モジュールが、取得した前記映像コンテンツの記録データに関連し、経時に対する前記映像コンテンツの記録データの変更を決定するために用いる経時特性を決定するステップと、
   経時モジュールが、前記取得した映像コンテンツの記録データにおける現在の時点を決定するステップと、
   経時モジュールが、前記取得した映像コンテンツの記録データの前記決定した経時特性及び前記決定した現在の時点に基づいて、表示用の修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップと、
   前記修正された映像コンテンツの記録データをプロセッサ装置のディスプレイに表示するステップと、
   を含み、
   前記現在の時点は、前記プロセッサ装置のメモリの使用量、前記プロセッサ装置が行った若しくは受信した呼の回数、又は、前記ディスプレイのバックライトがオフとなるイベントの回数に基づき決定されることを特徴とする方法。
2. 前記取得した映像コンテンツの記録データは、アニメーションを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記アニメーションは、音声データを含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記取得した映像コンテンツの記録データは、静止画像を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記取得した映像コンテンツの記録データの時点を継続して進めるために、現在の時点を決定するステップ、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップ及び前記修正された映像コンテンツを表示するステップを繰り返すステップを更に含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 現在の時点を決定する前記ステップ及び修正された映像コンテンツの記録データを生成する前記ステップは、
   前記取得した映像コンテンツの記録データを表示するステップに先立って実行され、
   現在の時点を決定する前記ステップ、修正された映像コンテンツの記録データを生成する前記ステップ及び表示する前記ステップを繰り返す頻度は、前記取得した映像コンテンツの記録データを表示するステップを実行してからの所定の経過時間間隔に基づくことを特徴とする請求項５に記載の方法。
7. 現在の時点を決定するステップは、前記プロセッサ装置の指標情報を測定するステップを含み、
   修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、前記測定された指標情報及び前記映像コンテンツの記録データの前記経時特性に基づいて前記修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
8. 現在の時点を決定するステップ、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップ及び表示するステップを繰り返す頻度は、前記測定された指標情報の値に基づくことを特徴とする請求項７に記載の方法。
9. 経時モジュールが、前記取得した映像コンテンツの記録データの初期状態を保存するステップと、
   経時モジュールが、取得した映像コンテンツの記録データの復元要求を受信するステップと、
   経時モジュールが、取得した映像コンテンツの記録データの復元要求の受信に応じて、現在の修正された映像コンテンツの記録データを前記保存した初期状態と置換するステップとを更に含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
10. 前記プロセッサ装置はモバイルデバイスを含み、
    前記取得した映像コンテンツの記録データは、前記モバイルデバイスの前記ディスプレイに対するアイコン及び背景の少なくとも１つであることを特徴とする請求項５に記載の方法。
11. 前記プロセッサ装置は、モバイル端末を含み、
    映像コンテンツの記録データを取得するステップは、無線通信リンクを介してコンテンツサーバから前記モバイル端末に前記映像コンテンツの記録データをダウンロードするステップを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
12. 前記ダウンロードされた映像コンテンツの記録データは、生物表現としての初期の加齢状態を含み、
    修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、前記ダウンロードされた映像コンテンツの記録データにおける現在の時点に基づいて、前記生物表現の年齢を増加するステップを含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
13. 前記プロセッサ装置は、モバイル端末を含み、
    現在の時点を決定するステップは、
    前記取得した映像コンテンツの最初の表示以降の電源のオン／オフの回数を取得するステップ、前記取得した映像コンテンツの最初の表示以降の前記モバイル端末における通話回数を取得するステップ、前記モバイル端末のバッテリに対する充電レベルを決定するステップ、及び、前記取得した映像コンテンツの最初の表示以降の経過時間を決定するステップの少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
14. 修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、前記修正された映像コンテンツの記録データの輝度及び音の少なくとも一方を修正するステップを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
15. 現在の時点を決定するステップ及び修正された映像コンテンツを生成するステップは、前記プロセッサ装置上で実行する経時アルゴリズムによって実行され、
    関連する前記経時特性は、前記経時アルゴリズムによって前記映像コンテンツの記録データから取得されることを特徴とする請求項５に記載の方法。
16. 現在の時点を決定するステップ及び修正された映像コンテンツを生成するステップは、前記プロセッサ装置の経時モジュールで実行する経時アルゴリズムによって実行され、
    修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、前記経時アルゴリズムに通信可能に結合されるデータベースから関連する前記経時特性を取得するステップを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
17. 現在の時点を決定するステップ及び修正された映像コンテンツを生成するステップは、前記プロセッサ装置の経時モジュールで実行する経時アルゴリズムによって実行され、
    関連する前記経時特性は、前記取得した映像コンテンツの記録データのコンテンツに依存しない前記経時アルゴリズムによって維持される値であることを特徴とする請求項５に記載の方法。
18. 前記経時特性は、各々が表示される映像コンテンツの記録データのファイルの種類に関連する複数の値を含むことを特徴とする請求項１７に記載の方法。
19. 表示する前記修正された映像コンテンツの記録データは、前記取得した映像コンテンツの記録データにおける前記現在の時点に関連する静止画像を含むように更新された前記取得した映像コンテンツの記録データの異なる時点に関連する一連の静止画像を含み、
    前記修正された映像コンテンツの記録データを表示するステップは、前記一連の静止画像を表示するステップを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
20. 前記映像コンテンツの記録データは、前記プロセッサ装置の連絡先リストを含み、
    修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップは、前記連絡先リスト内の各連絡先の最新の使用状況に基づいて、前記連絡先リストにおける並び替えた表示順序を生成するステップを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
21. 映像コンテンツを表示するシステムであって、
    表示対象の映像コンテンツの記録データと、
    前記映像コンテンツの記録データに関連し、経時に対する前記映像コンテンツの記録データの変更を決定するために用いる経時特性を決定し、前記取得した映像コンテンツの記録データにおける現在の時点を決定し、前記取得した映像コンテンツの記録データの前記決定した経時特性及び前記決定した現在の時点に基づいて、ディスプレイに表示するための、修正された映像コンテンツの記録データを生成する経時モジュールと、
    を含み、
    前記現在の時点は、前記システムのメモリの使用量、前記システムが行った若しくは受信した呼の回数、又は、前記システムのバックライトがオフとなるイベントの回数に基づき決定されることを特徴とするシステム。
22. 映像コンテンツを表示する方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記方法は、
    表示対象の映像コンテンツの記録データに関連し、経時に対する前記映像コンテンツの記録データの変更を決定するために用いる経時特性を決定するステップと、
    前記映像コンテンツの記録データにおける現在の時点を決定するステップと、
    前記映像コンテンツの記録データの前記決定した経時特性及び前記決定した現在の時点に基づいて、表示するための、修正された映像コンテンツの記録データを生成するステップと、
    前記修正された映像コンテンツの記録データをコンピュータのディスプレイに表示するステップと、
    を含み、
    前記現在の時点は、前記コンピュータのメモリの使用量、前記コンピュータが行った若しくは受信した呼の回数、又は、前記ディスプレイのバックライトがオフとなるイベントの回数に基づき決定されることを特徴とするコンピュータプログラム。
23. プロセッサ装置において、音声コンテンツを再生する方法であって、
    通信モジュールが、再生される音声コンテンツの記録データを、コンテンツサーバから取得するステップと、
    経時モジュールが、前記音声コンテンツの記録データに関連し、経時に対する前記音声コンテンツの記録データの変更を決定するために用いる経時特性を決定するステップと、
    経時モジュールが、前記取得した音声コンテンツの記録データの現在の時点を決定するステップと、
    経時モジュールが、前記取得した音声コンテンツの記録データの前記決定した経時特性及び前記決定した現在の時点に基づいて、再生するための、修正された音声コンテンツの記録データを生成するステップと、
    前記修正された音声コンテンツの記録データをプロセッサ装置上で再生するステップと、
    を含み、
    前記現在の時点は、前記プロセッサ装置のメモリの使用量、前記プロセッサ装置が行った若しくは受信した呼の回数、又は、前記プロセッサ装置のディスプレイのバックライトがオフとなるイベントの回数に基づき決定されることを特徴とする方法。
24. 前記取得した音声コンテンツの記録データの経時を継続して進めるために、現在の時点を決定するステップ、修正された音声コンテンツの記録データを生成するステップ及び前記修正された音声コンテンツを再生するステップを繰り返すステップを更に含むことを特徴とする請求項２３に記載の方法。
25. 現在の時点を決定する前記ステップ及び修正された音声コンテンツの記録データを生成する前記ステップは、前記取得した音声コンテンツの記録データを再生する前記ステップが実行されるのに先立って実行され、
    現在の時点を決定する前記ステップ、修正された音声コンテンツの記録データを生成する前記ステップ及び再生する前記ステップを繰り返す頻度は、前記取得した音声コンテンツの記録データを再生するステップを実行してからの所定の経過時間間隔に基づくことを特徴とする請求項２４に記載の方法。
26. 現在の時点を決定する前記ステップは、前記プロセッサ装置の指標情報を測定するステップを含み、
    修正された音声コンテンツの記録データを生成する前記ステップは、前記測定された指標情報及び前記音声コンテンツの記録データの前記経時特性に基づいて前記修正された音声コンテンツの記録データを生成するステップを含むことを特徴とする請求項２４に記載の方法。
27. 前記取得した音声コンテンツの記録データの初期状態を保存するステップと、
    取得した音声コンテンツの記録データを復元する要求を受信するステップと、
    受信された、取得した音声コンテンツの記録データを復元する要求に応じて、現在の修正された音声コンテンツの記録データを前記保存された初期状態と置換するステップとを更に含むことを特徴とする請求項２４に記載の方法。
28. 前記プロセッサ装置はモバイル端末を含み、
    音声コンテンツの記録データを取得するステップは、無線通信リンクを介してコンテンツサーバから前記モバイル端末に前記音声コンテンツの記録データをダウンロードするステップを含むことを特徴とする請求項２４に記載の方法。

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