JP4926944B2 - 高分解能撮像 - Google Patents

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Description

本発明は、目標物体の画像を生成し得る画像データを提供する方法及び装置に関する。画像データは、目標物体の構造に関する高分解能の情報を提供し、結果として得られる画像を高分解能にすることを可能にする。特に、限定するものではないが、本発明は、目標の探査に用いられる入射放射をその目標に対して高精度に位置合わせする必要なく、波長限度の分解能の画像(wavelength-limited resolution images)を提供する方法及び装置に関する。
目標物体(又は検体)に関する空間情報を導出するための多くのタイプの撮像技法が既知である。従来の透視撮像では、物体が平面波の照明10を照射される。図1Aに示すように、物体により散乱された波は、レンズ12によって再干渉されて画像を形成する。非常に短い波長の撮像の場合(X線又は電子)、この技法には、レンズによって導入される光学収差及び不安定性に関連する多くの問題があり、結果として得られる画像の分解能及び解釈可能性が制限されることが知られている。通常達成可能な分解能は理論上の波長限界より何倍も大きい。従来の走査型透視撮像は、レンズを用いて目標物体を通る放射スポットを集束させるこのような撮像技法のもう1つの例である。1つ又は複数の検出器が、目標物体の目標後方側に位置決めされて散乱放射を検出する。環状検出器、象限検出器(quadrant detector)、及び/又はオフアクセス検出器(off-access detector)等の様々なタイプの検出器戦略が既知である。しかし、これらの方法は、目標物体の画像が必要とされる全ての点に対する集束された放射スポットの走査に依存している。そのような技法には、1000×1000画素の画像が望まれる場合、百万個の正確なプローブ位置の点を使用しなければならないため、スポットの非常に正確な制御が必要とされること等のいくつかの問題が伴う。もう1つの問題は、使用されるレンズが非常に高品質のものでなければならないことである。これは、最終的な画像の分解能がスポットの鮮鋭度(sharpness)及び局所化(localization)と同程度でしかないというためだけでなく、電子又はX線等の様々な形態の放射を用いる場合、画像の生成に影響を及ぼし分解能を損なう可能性がある光学収差効果、色拡散(chromatic spread)、及びレンズ電流の不安定性等の多くの問題があるためでもある。これを図1Bに概略的に示し、図1Bでは、電子ビーム又はX線ビーム等の入射放射15が、目標物体を成す検体16に入射する。物体により散乱された放射は、目標物体から出射して、検出面17上に伝播する。
従来の走査型透視撮像に伴う既知の問題は、入射する放射スポットにより探査しなければならない点の数のために画像が完成するのにかかる時間が長いことである。このことにより、目標物体がデータ収集中に移動する場合、不正確なデータが収集され、最終的には不正確な画像が生成されることになる可能性がある。また、従来の走査型透視撮像方法では、目標物体から出射する放射の位相に関する情報を測定することができない。検出器における全散乱強度しか測定することができない。よって、目標物体の向こう側に放射される出射波に関連する位相情報は収集することができない。
従来の走査型透視撮像の修正形態が4次元逆重畳(de-convolution)撮像である。これは、図1に示すのと同様の装置を利用するが、全てのプローブ位置について回折パターン全体を記録する。これは、目標物体の構造を、スポットサイズ、又は使用されるレンズの応答関数よりも高い分解能で求める方法を提供するが、いくつかの重要な問題がある。最も顕著な問題は、大量のデータを記録しなければならず、これを十分な視野について収集するには何時間もかかることである。これは、探査用の照明を非常に正確に制御して正確に動かし、最終的な画像の再構成のために全ての(百万の)画素を走査することが不可欠であるため、実際に実験を行うことを非常に難しくする。また、長時間にかけて多量の入射放射が必要とされるため、目標物体を重度に損傷する可能性がある。
別の既知の撮像技法は純粋な回折撮像である。この代替的な方策では、レンズを省いてもよく、目標物体は、探査用放射の単純な平面波により照明される。遠視野で測定される散乱パターンはフーリエ平面回折パターンを形成し、この強度を記録することができる。次に、測定された強度から導出した情報を適用することにより反復法を用いて、推定される物体出射波動場(object exit wave field)を計算する。推定された波動場から目標物体に関する本当の情報を判定するために、物体が存在しないか、又は何らかの定義された方法で隠されていることが分かっている実空間のエリアを提供しなければならない。この事実を知ることでしか、物体を表す波動場の動的推定値(running estimate)を反復的に変更することはできない。しかし、純粋な回折撮像には多数の問題が伴う。最も顕著なものとして、目標物体は、何らかの方法で何らかの固定された場所に懸架又は隔離されていなければならない。これを実際に達成することは非常に難しい。また、このソリューションを物体の新たな若しくは異なる部分に拡張するか、又は大きな画像全体を高い分解能で得ることは不可能である。物体の1つの隔離された領域のみを照明し解くことができる。また、目標物体は単一値でなければならない。すなわち、目標物体は単一の実数によって表されなければならない。この数字は、吸収又は位相変化を表すが、両方を表すことはできない。実際に、ほとんどの実際の目標物体波(すなわち目標物体から出射する波動関数)は、位相成分と振幅成分との両方を有する複素数として現れる。
純粋な回折撮像に伴う別の大きな問題は、目標物体のエッジがはっきりと定義され、よって明確なエッジを有しなければならないことである。これは、物体が存在しないか、又は何らかの方法で隠されていることが分かっているエリアを定義するためである。実際には、このような明確なエッジを有する物体又は開口を生成することは難しい。
さらなる問題は、X線散乱及び電子散乱において一般的なタイプの目標物体である低散乱物体の場合、物体を通過する放射の大部分が、回折パターンの中央にたどり着くことである。このゾーンの情報は、画像形成プロセスに役立たないために無駄になるが、物体を通過する放射はその物体を損傷する可能性がある。また、平行な照明も必要である。しかしこれは、所与の輝度の照明源について、物体平面において与えられる数値が比較的少ないことを意味する。低散乱物体を通過する放射の大部分が上記のように中央ゾーンで終端するという事実と併せて、これは、実験全体が実際には十分な数値を得るために長い時間がかかることを意味する。データ収集段階において、物体又は他の何らかの撮像装置が露光中にドリフト又は移動する場合、データは損なわれる場合がある。
この解決として大きな関心を集めた方法は、Gerchberg及びSaxton[R. W. Gerchberg and W. O. Saxton. Optik, 35(2): 237-246, 1972]が初めて提案した反復法である。このような反復法は、最近では、電子及びX線の両方について図2に示す幾何形状に応用されている。この配置において、入射放射20は、目標物体を成す検体21に向けられる。この目標物体は、入射放射を広い角度範囲に散乱し、回折平面22において回折パターンを形成する。回折平面22における回折パターンは、写真用フィルム又はCCD検出器等の任意の好適な方法により記録してもよい。回折の実験上の利点は、目標物体自体の内部の散乱のみによって干渉条件が決まるため、短波長レンズの使用が意味する重大な問題が回避されることである。
本発明の実施の形態の目的は、上記問題を少なくとも部分的に軽減することである。
本発明のさらなる実施の形態は、反復技法の利点を利用するが、従来技術の反復法の欠点のない、目標物体の高分解能の画像を構成するために用いられ得る画像データを提供する方法及び装置を提供することである。
本発明の実施の形態の目的は、入射放射を目標物体に対して位置合わせするため、又は目標を定義された場所に支持するために、高分解能の位置合わせ技法を使用する必要なく、目標物体の高分解能の画像を構成するために用いられ得る画像データを提供する方法及び装置を提供することである。
本発明の実施の形態の目的は、レンズ及び/又はホログラフィック参照波及び/又は任意の形態の遠視野干渉法(far-field interferometry)の使用に依存しない分解能を有する、全ての形態の放射rに適した透過型顕微鏡の方法を提供することである。
本発明の実施の形態の目的は、波長限度の分解能の画像を生成するために用いられ得る画像データを提供する方法及び装置を提供することである。画像は、目標物体の一部のものであっても、又は、目標構造が明確である場合、実験経路内の選択された場所における放射のものであってもよい。
本発明の第1の態様によれば、目標物体の領域の高分解能画像を構成するための画像データを提供する方法が提供され、本方法は、
放射源からの入射放射を目標物体に供給するステップと、
少なくとも1つの検出器により、上記目標物体により散乱された放射の強度を検出するステップと、
入射放射又は目標物体後方の開口を目標物体に対して高分解能で位置合わせすることなく、検出された強度に応じて画像データを提供するステップと
を含む。
本発明の第2の態様によれば、目標物体の領域の高分解能画像を構成するための画像データを提供する方法が提供され、本方法は、
放射源からの入射放射を目標物体に供給するステップと、
少なくとも1つの検出器により、上記目標物体により散乱された放射の強度を検出するステップと、
可動の(movable)緩やかに変化する(softly varying)透過率関数又は照明関数を用いる反復プロセスにより、検出された強度に応じて上記画像データを提供するステップと
を含む。
好ましくは、本方法は、実質的に波長限度の分解能を有する画像データを提供する。
目標物体の領域の画像データは、実質的にリアルタイムで提供されるのが好都合である。
有利には、入射放射は実質的に局所化された波動場を含む。
本発明の第3の態様によれば、ロードされると、目標物体の領域の画像をユーザディスプレイに表示する手順をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム製品が提供され、上記画像を生成するための画像データは、コンピュータによって、検出された強度測定値に応じて求められ、可動の緩やかに変化する透過率関数又は照明関数を用いる反復プロセスにより計算される。
本発明の第4の態様によれば、目標物体の領域の高分解能画像を生成するための画像データを提供する装置が提供され、本装置は、
目標物体を所定の場所に位置決めする位置決め手段と、
上記位置決め手段により位置決めされた目標物体に入射放射を供給する放射源と、
上記目標物体により散乱された放射の強度を検出する少なくとも1つの検出素子と、
入射放射又は目標物体後方に位置決めされる開口を上記目標物体に対して1つ又は複数の場所に位置決めする手段と、
散乱された放射の検出された強度に応じて上記画像データを提供する処理手段と
を備える。
本発明の実施の形態は、反復法を用いて、目標物体の領域の、波長限度の分解能の画像を構成するために用いられ得る画像データを提供する。緩やかに集束されたビームが目標物体に入射するか、又は可動開口が物体の下流に位置合わせされる。目標物体を移動させるか、又は開口を移動させて、物体出射波動関数の異なる領域が検出できるようにすることによって、1つ、2つ又はそれ以上の回折パターンが収集される。有利には、開口は、それらの位置における散乱パターンを記録する前に、比較的大きな距離(開口幅の半分以上)を移動させることができる。これは、本発明の方法が、広視野を走査し、非常に高分解能の画像をリアルタイムで得ることができることを意味する。代替的に、目標又は開口を移動させる代わりに、プローブ又は目標の事前に選択された特性を変化させてもよい。
本発明の実施形態を以下で、例としてのみ、添付図面に関して説明する。
図面中、同様の参照番号は同様の部品を指す。
図3は、散乱パターンを現像して、目標物体の構造に関する高分解の能情報を求める方法を示す。目標物体という用語は、入射放射の経路内にあり、その放射の散乱を生じる任意の検体又は品物を指すことが理解されるであろう。目標物体は、入射放射に対して少なくとも部分的に透過性でなければならないことが理解されるであろう。目標物体は、何らかの繰り返し構造を有していても、又は有していなくてもよい。
入射放射30が目標物体31に当てられる。放射という用語は、放射源からのエネルギーとして広く解釈されることを理解されたい。これは、X線、放射される電子等の粒子、及び/又は音波を含むことになる。このような放射は、波動関数Ψ(r)として表され得る。この波動関数は当業者に理解されるように実数部及び虚数部を含む。これは、波動関数の係数及び位相として表され得る。Ψ(r)はΨ(r)の複素共役であり、Ψ(r)Ψ(r)=|Ψ(r)|であり、ここで、|Ψ(r)|は、波動関数について測定され得る強度である。
入射放射30は、検体31を通り抜ける際に散乱される。よって、検体から出射する際の入射放射の波動関数は、検体の目標前方側における入射放射の波動関数に対して振幅及び位相の両方において修正されることになる。生じる散乱は、フーリエ回折、屈折、及び/又は、フレネル回折、並びに、入射放射の特性が検体後の伝播の結果として修正される任意の他の形態の散乱を含み得る。CCD検出器32等の検出器アレイが検体から遠く離れて配置される場合、回折平面33において回折パターンが形成される。検出器32が検体から距離Dのところに位置決めされる場合(ここで、Dは、回折パターンが点光源から効果的に形成されるほど十分に長い)、フーリエ回折パターンが形成されることになる。検出器をより近くに位置決めすることで回折平面が検体のより近くに形成される場合、フレネル回折パターンが形成されることになる。開口34が目標物体後方に位置決めされることにより、調査すべき目標の領域を選択する。開口はマスクに形成され、開口が「サポート」を画定するようにする。サポートは、関数がゼロでない関数のエリアである。言い換えれば、サポートの外部では、関数はゼロになる。サポートの外部では、マスクが放射の透過を遮断する。従来技術の技法と異なり、本発明とともに用いられる開口は、有限且つはっきりと画定されなくてもよい。開口は、可動であり、且つ、縁において徐々に変化してもよい。これにより、緩やかに変化する照明関数又は透過率は、高い空間周波数から成るものではない。言い換えれば、これは帯域幅限度の関数(bandwidth limited function)である。レンズが用いられないため、検出器32により広い視野が測定され得る。開口という用語は、放射の局所化された透過関数を記述する。これは、0と1の間の係数値を有する2次元の複素変数によって表現され得る。一例は、透過率の変化する物理的開口領域を有するマスクである。
図4は、図3の配置を通る波の伝播を概略的に示す。入射放射30は、検体31の上流側に当たり、透過の際に検体によって散乱される。検体波O(r)は、物体31と相互作用した後の放射の出射波動関数である。こうして、O(r)は2次元複素関数を表し、O(r)(ここでrは2次元座標である)の各点に複素数が関連付けられるようにする。O(r)は物理的に、平面波によって照明される物体から放射される出射波を表す。例えば、電子散乱の場合、O(r)は、関心物体を通過した結果として入射波に導入される位相及び振幅の変化を表す。開口34は、分析するための物体出射波動関数の一部を選択するプローブ関数P(r)(又はフィルタリング関数)を提供する。開口を選択する代わりに、透過型回折格子等の他のフィルタリング関数を物体関数の下流に位置決めしてもよいことが理解されるであろう。プローブ関数P(r−R)は、開口が位置Rにあるときの開口透過関数である。プローブ関数は、プローブに入射する完全な平面波にプローブが導入する係数及び位相の変化を表す係数及び位相によって複素値が与えられる複素関数として表すことができる。
出射波動関数ψ(r,R)43は、開口から出射されるときの放射の出射波動関数である。この出射波Ψ(r,R)43は、回折平面33において回折パターンΨ(k,R)44を形成する。ここで、rは実空間におけるベクトル座標であり、kは回折空間におけるベクトル座標である。
図5は、開口を必要としない本発明のさらなる実施形態を示す。これにおいて、入射放射50は、目標物体51の第1の表面に当たる。入射放射は検体内で散乱され、透過した放射は、回折パターンが形成される回折平面52へと伝播する。
図6は、このプロセスをより詳細に示す。放射50は例えば弱いレンズによって大まかに集束され、目標物体の第1の表面の領域が照明されるようにする。弱いレンズは当然、一組の板等の任意の適切な集束装置、電子ビームのための電圧供給源、又はX線のための屈折面を含んでもよい。弱い集束は、プローブ用の放射ビームを実質的に制限するために十分である。よって、放射を鮮明に集束する必要はないが、強く集束した放射も当然用いることができる。ここで、目標物体は、関心物体を通過した結果として入射波に導入される位相及び振幅の変化を表す物体関数O(r)を提供する。目標物体に入射する照明放射は、レンズ又は他の光学部品によって形成される火面(caustic)又は照明プロファイルによって生成されるような照明関数を形成するプローブ関数P(r)を表す。P(r)は、物体の平面において計算されるこの波動場の複素定常値である。出射波動関数Ψ(r,R)63は、目標物体の下流面から出射するときの散乱放射を定義する。この出射波は、空間を伝播するに従い、回折平面33において回折パターンΨ(k,R)64を形成することになる。図4に示す開口が形成される実施形態と、図6に関して説明する開口のない実施形態との両方において、散乱放射が検出される回折平面が検体のより近くへと移動される場合、フーリエ回折パターンではなくフレネル回折パターンが検出されることが理解されるであろう。その場合、出射波Ψ(r,R)から回折パターンΨ(k,R)への伝播関数は、フーリエ変換ではなくフレネル変換となるであろう。
図7は、物体の波動関数を得るため、よって、後に物体の高分解能画像を生成するために用いられ得る画像データを得るためのアルゴリズムを示す。図7は、図3及び図4に示した本発明の第1の実施形態を用い、回折パターンを測定した後に、第1の位置から、第2のそれぞれの回折パターンが測定され得る第2の位置へ、開口を移動させる1つの可能な方法を示す。本発明の実施形態は、開口について1つ又は複数の位置を使用し得ることが理解されるであろう。また、図5及び図6による実施形態も使用することができ、開口を移動させる代わりに、弱く集束される放射が検体に当たる場所を選択してもよい。
上記のように、O(r)及びP(r)は2次元複素関数を表す、すなわち、O(r)又はP(r)(ここでrは2次元座標である)の各点に複素数が関連付けられる。以下、O(r)は、平面波によって照明される物体関数から放射される出射波を物理的に表すことになる。例えば、電子散乱の場合、O(r)は、関心物体を通過した結果としての入射波の位相及び振幅の変化を表す。
以下、P(r)は、レンズ又は他の光学部品(例えば図5及び図6に示すように、P(r)は、物体関数の平面において計算されるこの波動場の複素定常値であることが理解される)によって形成される火面又は照明プロファイルによって生成されるような照明関数、又は(図3及び図4に示すように)物体関数の下流に取り付けられる開口又は透過型回折格子等のフィルタリング関数のいずれかを表す。
以下、O(r)又はP(r)は様々な距離Rだけ互いに移動させることができるものと仮定し得る。採用される用語は、P(r)を移動させることに関して書かれるが、同等に、P(r)に対してO(r)を代わりに移動させることもできる。両方の状況において、O(r)の複素値は、O(r)とP(r−R)の積を形成して、ψ(r)の全出射波動関数、すなわち、
ψ(r,R)=O(r)P(r−R) ...1
を与えることによって変更される。これは一般に満足される。物体関数又はプローブ/開口関数に対する実際の制約が非常に少ないことは注目に値する。いずれの関数も平面波でなく、また、Rの異なる値間の差の倍数である繰り返し距離で周期的であり得ない。これは、アルゴリズムが機能するためにいくつかの異なる測定値を必要とするためである。実験では事実上、これらの基準は容易に満たされる。
アルゴリズムは、複素関数ψ(r,R)の位相及び強度を求めるように機能する。これは、入力として関数P(r−R)、及び検体を含む平面とは異なる平面における波動関数の強度の1つ又は複数の(好ましくはいくつかの)測定値の知識を必要とする。フーリエ変換によって検体平面に関連付けられる回折平面を使用することが好都合である。この場合、測定される入力データは、1つ又は複数のプローブ/開口位置における回折パターンの強度である。回折データを使用することには、収集が容易であること、出射波動関数を画像に集束する必要がないこと、及び高角度においてデータを測定することによって達成される分解能の向上を含むいくつかの利点がある。
しかし、検体/開口の出射面から或る距離を置いて測定される焦点外れ画像(defocused image)の集合に基づいてアルゴリズムを実行することも可能である。この状況では、フーリエ変換に自由空間伝播関数(free space propagator)が代入される。
アルゴリズムは、これらの2つの変換の使用に制限されない。他の有効な変換を用いて、情報の一方の平面から他方の平面に移動することもできる。以下、波動関数を、平面1と呼ばれる第1の平面から、平面2と呼ばれる第2の平面に変換する一般変換Tに言及する。
アルゴリズムは以下のように、図7に関して働く。
1.ステップS700において、物体関数Og,n(r)の推測により開始し、ここで、下付き文字g,nはアルゴリズムのn回目の反復における推測波を表す。これらの関数は平面1(フーリエ変換を用いる場合、実空間平面である)にある。好ましくは、Og,n(r)の1回目の推測は全ての点rにおいて1に等しい。これは、検体が存在しない状態に対応する。
2.位置及び特性に関して既知の開口をステップS701において選択する。これはプローブ関数P(r−R)を提供する。ステップS702において、物体関数の現在の推測に、現在位置Rにおける開口又はプローブP(r−R)を乗算する。これにより、位置Rについて(依然として平面1にある)推測出射波動関数が生成される。
ψg,n(r,R)=Og,n(r)P(r−R) ...2
3.次に、ステップS703において、(フーリエ変換を用いる場合、回折空間平面となる)平面2における対応する波動関数をその位置Rについて得るためのψg,n(r,R)の変換。ここで、Tを用いて、何らかの一般的な変換を表現する。この変換は、フーリエ変換である場合が多いが、フレネル自由空間伝播関数、又はアルゴリズムの特定用途に適した何らかの他の変換であってもよい。
Ψg,n(k,R)=Τ[ψg,n(r,R)] ...3
kは平面2における座標である。(フーリエ変換の場合、kは通常の逆格子空間座標(reciprocal space coordinate)となる。伝播関数の場合、kは焦点外れ平面におけるxy座標となる。)Ψg,n(k,R)は、推測された物体関数Og,n(r)によって生成されたものであるため、平面2における実際の波動関数を「推測」したものであることに留意することが重要である。アルゴリズムの連続反復により、次第に精度を高めたΨg,n(k,R)が生成される。
Ψg,n(k,R)は次の形式で書くことができることに留意されたい。
Ψg,n(k,R)=|Ψg,n(k,R)|eiθg,n(k,R) ...4
ここで、|Ψg,n(k,R)|は平面2における、反復n回、位置Rでの(推測される)導関数振幅であり、θg,n(k,R)は同じく(推測される)位相である。
検出器アレイ32のような既知の技法によって回折パターンの強度を測定することによって、実際の変換された出射波動関数に関する情報が分かる。よって、開口が第1の位置にあるときの回折パターンの測定された強度は、回折パターンの複素波動関数の推定値の基礎を成す。しかし、測定された強度は、波動関数の位相に関する情報を提供しない。むしろ、測定された強度は、Ψ(r)の係数の二乗に類似する(comparable)。これは|Ψ(r)|である。ステップS704において平面2における回折パターンの放射の強度が分かると、以下のステップが行われ得る。
4.ステップS705において、推測される平面2の波動関数の強度を既知の値に補正する。
Ψc,n(k,R)=|Ψ(k,R)|eiθg,n(k,R) ...5
ここで、|Ψ(k,R)|は既知の平面2の係数である。これは、像平面における測定された強度の平方根である。
5.実空間へ逆変換(S706)して、(平面1における)出射波動関数の新たな改良された推測を得る(T−1は前に用いた変換Tの逆変換を表す)。
ψc,n(r,R)=Τ−1[Ψc,n(k,R)] ...6
6.ステップS707により、以下の更新関数を用いて開口又はプローブによってカバーされるエリアにおける推測された物体波動関数を更新する。
Figure 0004926944
ここで、パラメータβ、δ及びlは適切に選択され、|Pmax(r−R)|はP(r)の振幅の最大値である。この結果は、物体関数の新たな推測である(S708)。
更新関数は、生じ得る効果的な逆重畳を行うのを助け、プローブ関数が最大振幅を有するところで物体関数を最も強く更新させる重み係数を導入する。選択可能な定数lは1に設定され得る。これは、0〜3の範囲の任意の値に選択することができ、整数値である必要はない。雑音が多い場合、l>1に設定することが有用である。lは、散乱幾何形状のために検出される強度がガボールホログラム又は同様の形状である場合、l<1に設定され得る。値δは、|P(r−R)|=0である場合に生じる0で割ることを防ぐために用いられる。δは、ウィーナーフィルタ(Weiner Filters)において一般に適用されるような小さな実数であり、通常(不可欠ではないが)Pmaxよりも小さく、記録データに存在する雑音が小さい場合はかなり小さくすることができる。定数βは、アルゴリズムのフィードバック量を制御し、有利には、ほぼ0.1〜1の間で変化し得る。β=0.5未満である場合、物体の以前の推定値が新たな推定値よりも重要であるとみなされる。中間の値は、2つの推定値の相対的な重要度を変化させる。βは、解に到達する速さを決める。
δは、固定値に設定されても変化してもよいパラメータである。これは、記録データの雑音の多さを示し、これらの状況に応じて更新が行われる程度を減衰させるために用いられる。データ収集に良い状況が存在する場合、すなわちビーム電流が高く(フラックスが高く)、ショット雑音が低いことが暗示される場合、収集した結果を使用して推測された推定値を更新するほうが安全である。したがって、δの値はPmaxの小さな分数(例えば1/10未満)とすることができる。
Figure 0004926944
は、|P(r−R)|が大きい領域の更新効果を最大にする。これは、その領域が最も大量の入射放射を受け取り、よって信号対雑音比が比較的高い情報を含むため、有用である。この情報は明らかに、入射する放射が非常に少なく、雑音の影響を大きく受ける領域からの情報よりも有用である。
β=1、l=0及びδ=0であり、関数P(r−R)がマスクまたはサポート関数(ある領域によって表され、その領域では値が1であり、他の領域では値が0である)である状況の場合、アルゴリズムは、よく知られたFienupアルゴリズムといくらか類似する。この状況において、1つの位置Rのみを用いる場合、アルゴリズムは、基本的なFineupアルゴリズムに数学的に等しくなる。2つ以上の位置Rを用いる場合、アルゴリズムは従来の方法に対して、一意性の問題がないこと、及び広い視野を撮像できることを含む著しい利点を有する。
推測の動的推定値の更新の後に、図7に示すアルゴリズムは、前の位置に少なくとも部分的に重なる新たな位置Rの選択に進む。この重なりは、好ましくは20%よりも大きく、好ましくは50%以上であるべきである。これは、開口を図3に示す矢印Aの方向に所定の量だけ動かすか、又は図5に示す照明放射を目標の異なる領域に当てることによって達成され得る。本発明の実施形態は、開口又は入射放射の場所の変更を全く行うことなく、目標物体の1つの場所についての画像データを首尾よく提供することができることが理解される。このような実施形態において、ステップS708の後、アルゴリズムはステップS702に戻る。物体関数O(r)の初期推定値がロードされる代わりに、ステップS708のO(r)の新たな推測がロードされる。反復毎に入射放射の既知の強度、よって既知の振幅成分の情報が追加されて推定値の精度を高めるにつれて、反復毎に物体関数の新たな推測は実際の物体関数をより正確に近似するようになる。
それにもかかわらず、より好ましい方法は、図7に示すように、前の位置に部分的に重なる新たな位置Rに移動することである。
第2の位置における既知のプローブ関数P(r−R)がステップS709において特定される。その後、上記のようなステップが繰り返され、ステップS708において生成される新たな推測に、ステップS709において特定される新たな既知のプローブ関数が乗算される。これをステップS710に示す。これは事実上、関連する実施形態に応じて検体後方又は開口後方の出射波動関数を生成する。結果として得られる出射波動関数はステップS711において伝播されて、その位置において検出されるべき散乱パターンの推定値を与える。回折パターンはステップS712において測定され、変換された波動関数に関する強度情報、よって振幅情報を与える。強度情報はステップS713において、位相情報を保持したまま、変換された波動関数の振幅を補正するために用いられる。この補正された波動関数は、フーリエ変換(画像が遠視野において形成される場合)、フレネル変換(フレネル回折が支配する場所において画像が形成される場合)又は任意の他の適切な変換により逆伝播される。これをステップS714に示す。O(r)の動的推定値を次にステップS715において、上で示した更新関数に従って補正し、その結果は、ステップS716に示す物体関数の新たな推測となる。
この段階において、照明又は開口をさらに第3の又はさらなる位置へ移動させてもよい。ここでもまた、以前の照明場所の間にいくらかの重なりが生じる場所が好ましい。これにより、任意選択として、目標物体全体を写像し得る。代替的に、ステップS716において生成される新たな推測を、既知の回折パターン結果を知りながらさらなる位置合わせなしに繰り返してもよい。図7では、ステップS702に戻り、ステップS700において供給される物体関数の初期推定値の代わりに、ステップS716において生成される新たな推測を乗算段に入力することによって、反復法が繰り返されるものとして示される。
反復法は、所定の事象が発生するまで繰り返してもよい。例えば、反復は所定回数、例えば1000回、又は二乗誤差の和(sum squared error)(SSE)が十分に小さくなるまで繰り返されてもよい。SSEは平面2において、
Figure 0004926944
として測定され、ここで、Nは、波動関数を表すアレイの画素数である。
反復プロセス中、物体関数の最も最新の推測がその物体関数の動的推定値を提供する。所定の事象の発生によって判定されるように反復プロセスが完了すると、物体関数の動的推定値が、入射放射により照明される場所における画像データか、又は目標物体後方の開口の場所により選択される場所における画像データを与える。この画像データは振幅情報及び位相情報を含み、次にこれらの情報を用いて、目標物体の選択された領域の高分解能画像を生成することができる。
1行目に示す透過関数により、STEMプローブが物体上に入射するときに作成される波動関数の位相を回復するために、可動プローブアルゴリズムが用いられてきた。この透過は、無定形炭素の背景の上の金粒子についてCCDカメラにより測定される画像を撮影し、この画像を振幅物体としてのみ処理し、この結果を1000Åだけ伝播して、図示の強度及び位相を得ることによって生じた。
STEMプローブは、開口サイズ0.25Å−1、焦点外れ3000A、及び1.0×10の数の総数を有する。この結果、図8に示す強度及び位相が得られる。このプローブには、128×128画素アレイにおけるいくつかの異なるプローブ位置について物体透過関数が乗算される。結果として得られる波動関数はフーリエ変換されて、図8の3行目に示すプローブ位置(60,40)の回折パターンのような回折パターンが得られる。
アルゴリズムは、2000回の反復についてβ=1、l=1及びδ=0.0001という式7からのパラメータを用いて実行され、この時点で、回折空間におけるSSEは1.444×10−7であり、依然として高速に減少していた。この段階における回復された波動関数を図8の4行目に示す。明らかに、このアルゴリズムは非常に良好に動作する。同じ実験をさらに2回、付加されたポワソン雑音を含めて繰り返した。1回目の平均値は1.0であり、2回目の平均値は5.0であった。βの値はβ=0.6に修正した。これにより収束が進んだ。これらのシミュレーションの結果を図9に示す。明らかに、雑音の付加はアルゴリズムに影響を及ぼす。物体透過関数は、その回復に用いたプローブ位置の集合の付近でのみ効果的に回復されることは特に明らかである。これは、プローブが無視できるほど小さい領域の物体について分かっていることが非常に少ないために予期される挙動である。図示の結果は、元の物体透過関数と同じグレイスケールにスケーリングされている。雑音が比較的高い場合でも、物体の構造及び細部の一部が回復されることは明らかである。
よって、本発明の実施形態は、顕微鏡使用法の多くの状況に適用可能であり、走査用透過型電子顕微鏡への適用性を特に強調する新たな位相回復方法を提供する。この方法は入力強度情報として、少数(1つ又は複数)の異なるプローブ位置又は開口位置からの測定値のみを必要とし、したがってこれは、検体後方のレンズに対する必要性をなくし、よってこのようなレンズの光学収差に伴う問題を回避する。使用されるアルゴリズムは、高速で収束し、物体透過関数の位相が回復される。これにより、目標物体の構造を示す高分解能画像をリアルタイムで生成することが可能になる。このアルゴリズムはまた、雑音の多い状況において有効であり、多種多様な異なる物体及びプローブ関数について機能する。本発明の実施形態はまた、所定の構造を有する目標物体を用いるときにプローブ関数を計算することを可能にする。
図10A、図10B及び図10Cは、本発明の代替的な実施形態を示し、特に、目標における入射放射がどのように生成され、目標から散乱された放射のアスペクトを特定するデータが検出され得るかを示す。図10Aは、目標1001の近くに位置決めされ得る放射源1000をいかに用いて検出器アレイ1002上の散乱パターンを形成することができるかを示す。放射源は、目標物体の照明エリアが十分に小さく、検出平面におけるナイキストサンプリング条件が確実に満足されるように、目標物体に十分に近くなければならない。この実施形態は、目標1001の高分解能画像を生成するための画像データを提供するためにレンズも開口も必要としない。しかし、この分解能を達成するには、これらの特定の条件下において、放射源1000を目標1001の上流面の十分近くに位置決めすることが重要である。更新プロセスに2つ以上の位置を提供するために、検体又は放射源は可動であってもよい。
図10Bは、平面波放射源1003を集束管1004に当てる本発明のさらなる実施形態を示す。管1004は、通過することができ目標1001における入射放射となる、放射1003の領域を選択する。この特定の実施形態によればレンズ又は目標後方の開口は必要ない。
図10Cは、点放射源1000が、低角ミラー1005又は他の何らかの反射面に当たる放射を放射する、さらに別の実施形態を示す。このような反射面は、点放射源1000がX線源であるときに特に適用可能である。放射は、ミラー1005によってグレージング角に近い角度で反射されて、目標1001に入射する。ここでもまた、散乱された放射が検出器アレイ1002によって検出される。
図11A及び図11Bは、本発明のさらに別の実施形態を示す。特に、図11A及び図11Bは、本発明の実施形態をいかに適用して表面プロフィルメータ(surface profilometer)を提供することができるかを示す。点放射源1100が、目標検体1101の表面に当たる放射を放射する。上述のように検体を透過する代わりに、この検体は全反射性又は部分反射性である。隆起及び他の表面特徴が、入射放射に位相の変化を生じ、目標から反射されたこの放射は検出器アレイ1102へ散乱され、この検出器アレイ1102において上述のように散乱パターンが検出され得る。図11Bは、放射源1100からの放射が目標物体1101と相互作用する前に、まずレンズ1103に集束される表面プロフィルメータの代替的な実施形態を示す。上述のアルゴリズムは、上述の透過率モード(transmittance mode)と、図11に関して説明した反射型実施形態とに等しく適用可能であることが理解されるであろう。図10及び図11において説明される様々な実施形態の各々において、放射源1000、1100、目標1001、管1004及び/又は反射ミラー1005の移動を用いて、上述のアルゴリズムの次の反復において使用される照明関数又はプローブ関数の位置を変えることができる。
図12は、図5及び図6に示した上述の実施形態による、目標物体の領域の高分解能画像を構成するために用いられ得る画像データを提供する装置を示す。放射源1200はレンズ1201上に照明を提供し、レンズ1201は放射を目標51の選択された領域上に弱く集束する。入射放射は入射波動関数1202及び出射波動関数1203を有する。この出射波動関数は、距離Dにわたって伝播され、回折パターンが検出器アレイ1204上に形成される。距離Dは十分に長く、伝播された出射波動関数1203が遠視野でフーリエ回折パターンを形成することが有利である。検出器アレイは、目標物体51によって散乱された放射の強度を検出することができる少なくとも1つの検出器を提供する。マイクロアクチュエータであってもよい位置決め装置1205が設けられ、この位置決め装置1205は、目標物体を所望通りに目標物体に対して1つ又は複数の場所に位置決めすることができる。こうして、放射源1200からの放射を、目標51の上流面の異なる場所に入射させることができる。
制御ユニット1206が、制御信号をマイクロアクチュエータに供給するとともに、検出器アレイ1204の画素検出器の各々から強度測定結果を受け取る。制御ユニット1206は、マイクロプロセッサ1207及びデータ記憶装置1208を、ユーザディスプレイ及びユーザ入力キーパッドを含み得るユーザインタフェース1209とともに含む。制御ユニットは、遠隔制御のためにラップトップ1210又はPC等のさらなる処理装置に接続され得る。代替的に、制御ユニット1206はラップトップ又はPCによって提供されてもよいことが理解されるであろう。制御ユニット1206は、画像データの生成をリアルタイムで自動制御することができる。代替的に、ユーザは、ユーザインタフェース1209を用いて、撮像すべき目標物体のエリアを選択するか、又はさらなるユーザ入力を提供することができる。
使用時に、放射源1200はレンズ1200を放射で照明する。目標物体1200は、制御ユニット1206の制御下でアクチュエータ1205によって選択的に位置決めされる。放射は、検出器アレイ1204の検出器の各々によってそれぞれの場所で検出される回折パターンを形成する。これらの検出器からの結果は、制御ユニットに入力され、データ記憶装置1208に記憶され得る。画像データを導出するために1つの位置のみが用いられている場合、マイクロプロセッサは、この検出された情報を、上記アルゴリズムに関する情報を含むプログラム命令とともに用いて、画像データを導出する。しかし、画像データを完成させる前に1つ又は複数のさらなる位置が必要である場合、制御ユニットが次に、アクチュエータ1205に信号を発行し、これが検体を別の選択された場所に位置決めする。アクチュエータ1205は、検体を多くの異なる位置のうちの1つに配置してもよい。位置を変えた後、検出器アレイ上に形成されるさらなる回折パターンが測定され、その結果が制御ユニットに記憶される。例として、アレイ1204は1200×1200画素のCCDアレイであってもよい。さらなる強度測定値が必要とされない場合、画像データがこの段階で制御ユニットによって、2つの新たに記憶された結果セットに従って、上記アルゴリズムを用いて生成されてもよい。ユーザインタフェース1209、又はPC若しくは他のそのような装置のリモートディスプレイ上に、生の画像データが表示されても、又はこの画像データから生成される高分解能画像が表示されてもよい。
したがって、本発明の実施形態は、目標物体の画像データを導出するための反復法を提供する。反復法は、一般化された照明系に対処できるような知的な方法で適用可能である。これらの照明系では、開口の透過率関数が弱く定義されるか、又は放射ビームが弱く集束され得る。代替的な実施形態では、物体の情報を導出する代わりに、物体が既知であれば、放射又は開口そのものに関する情報を導出してもよい。
本発明の実施形態は、検体の一部の高分解能画像を後に、波長限度の分解能で生成するために適した画像データを得る方法を提供する。これにより、その情報を導出するために用いられる装置の位置合わせ精度に必要とされる分解能よりも遥かに高い分解能を有する画像データを作成することができる方法及び装置が提供される。非常に短い波長(原子より小さい)の放射の場合、分解能の向上は従来技術の技法に対して40以上であり得る。場合によって、分解能は、原子の動きそのものにより損なわれる。
上記では、本発明の実施形態を例としてのみ説明してきた。当業者には、本発明の範囲から逸脱することなく、開示した具体例に対して変形及び修正を行ってもよいことが理解されるであろう。
従来の透視撮像の使用を示す図である。 従来の走査型透視撮像の使用を示す図である。 回折がいかに角度範囲を制限しないかを示す図である。 可動開口の配置がいかに広視野の測定を可能にするかを示す図である。 目標物体後方の開口の移動を示す図である。 可動の集束されたプローブがいかに広視野の測定を可能にするかを示す図である。 目標物体上に入射するプローブを示す図である。 位相回復アルゴリズムを示す図である。 強度及び位相の結果を示す図である。 雑音を加えたさらなる強度及び位相の結果を示す図である。 放射を目標物体に供給し得る代替的な方法を示す図である。 放射を目標物体に供給し得る代替的な方法を示す図である。 放射を目標物体に供給し得る代替的な方法を示す図である。 本発明の実施形態によりいかに表面プロフィルメータを提供することができるかを示す図である。 本発明の実施形態によりいかに表面プロフィルメータを提供することができるかを示す図である。 画像データを提供する装置を示す図である。

Claims (46)

  1. 目標物体の領域の画像を構成するための画像データを生成する方法であって、
    放射源からの入射放射を前記目標物体に供給するステップと、
    少なくとも1つの検出器により、前記目標物体により散乱された放射の強度を、目標物体後方の開口又は前記入射放射が前記目標物体に対して第1の位置にある状態で検出するステップと、
    前記目標物体に対する前記開口又は前記入射放射の位置を変えるステップと、
    その後、前記目標物体により散乱された放射の強度を、前記開口又は前記入射放射が前記目標物体に対して第2の位置にある状態で検出するステップと、
    反復近似により、前記画像データを生成するステップと
    を含み、
    前記開口又は前記入射放射は、少なくとも前記第1の位置と前記第2の位置とに可動であり、
    前記開口又は前記入射放射は、少なくとも前記第1の位置と前記第2の位置のそれぞれにおいて、緩やかに変化する透過率関数又は照明関数を生成し、
    前記反復近似において、前記画像データの初期推定値が与えられ、かつ、前記画像データの推定値が、少なくとも
    前記開口又は前記入射放射が前記第1の位置にあるときに生成された、前記緩やかに変化する透過率関数又は照明関数と、
    前記開口又は前記入射放射が前記第1の位置にあるときに検出された前記強度と、
    前記開口又は前記入射放射が前記第2の位置にあるときに生成された、前記緩やかに変化する透過率関数又は照明関数と、
    前記開口又は前記入射放射が前記第2の位置にあるときに検出された前記強度と、
    に基づいて反復的に再計算される、
    目標物体の領域の画像を構成するための画像データを生成する方法。
  2. 前記画像データを生成する前記ステップは、前記目標物体の前記領域の少なくとも1つの特性を示す物体関数を推定するステップを含み、
    前記反復近似は、前記物体関数を反復的に再推定することであって、それによって、前記物体関数の動的推定値の精度を反復毎に高める、反復的に再推定することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記推定された物体関数に、前記目標物体における前記入射放射の少なくとも1つの特性を示すプローブ関数を乗算するステップと、
    前記乗算の結果に応じて出射波動関数を提供するステップと、
    前記出射波動関数を伝播するステップであって、それによって、予期される散乱パターンの推定値を提供する、伝播するステップと、
    前記予期される散乱パターンの少なくとも1つの特性を、検出された強度に従って補正するステップと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記画像データを生成する前記ステップは、
    目標物体後方の波動関数の少なくとも1つの特性を示す物体関数を、目標物体後方の開口の直前において推定するステップと、
    前記物体関数を反復的に再推定するステップであって、それによって、前記物体関数の動的推定値の精度を反復毎に高める、再推定するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記推定された物体関数に、前記目標物体後方の開口の少なくとも1つの特性を示すプローブ関数を乗算するステップと、
    前記乗算の結果に応じて出射波動関数を提供するステップと、
    前記出射波動関数を伝播するステップであって、それによって、予期される散乱パターンの推定値を提供する、伝播するステップと、
    前記予期される散乱パターンの少なくとも1つの特性を、検出された強度に従って補正するステップと
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記補正された予期される散乱パターンを逆伝播するステップであって、それによって、更新された出射波動関数を提供する、逆伝播するステップと、
    前記更新された出射波動関数に応じて前記物体関数の前記動的推定値を、関数
    g,n+1(r)=Og,n(r)+U(r)(Ψc,n(r,R)−Ψg,n(r,R))
    に従って更新するステップと
    をさらに含み、ここで、
    g,n+1(r)は前記物体関数の動的推定値であり、
    g,n(r)は前記物体関数の以前の推定値であるか、又は以前の推定値がない場合には1であり、
    U(r)は更新関数を表し、
    Ψc,n(r,R)は出射波動関数の補正された推測であり、
    Ψg,n(r,R)は1回の反復についての現在の推測された出射波動関数である、請求項3又は5に記載の方法。
  7. 前記更新関数U(r)は、
    Figure 0004926944
    であり、ここで、βはフィードバック定数であり、P(r−R)は位置Rにおけるプローブ関数であり、P*(r−R)は前記プローブ関数P(r−R)の共役であり、Pmax(r−R)はP(r)の振幅の最大値であり、δは選択可能なパラメータであり、lは選択可能なパラメータである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記伝播するステップは、前記検出された強度が遠視野において検出される場合にフーリエ変換を含む、請求項3又は5のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記伝播するステップは、前記少なくとも1つの検出器が前記目標物体から、フレネル回折が支配する距離にある場合にフレネル伝播である、請求項3又は5のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第1の位置において求められる或るエリアが前記第2の位置において求められるさらなるエリアと重なるように前記第2の位置を選択するステップ
    をさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記さらなるエリアは前記或るエリアの少なくとも20%に重なる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記さらなるエリアは前記或るエリアの50%よりも大きなエリアに重なる、請求項10に記載の方法。
  13. 前記補正された予期される散乱パターンは、
    Ψc,n(k,R)=|Ψ(k,R)|eiθg,n(k,R)
    に従って補正され、ここで、Ψc,n(k,R)は補正された波動関数であり、|Ψ(k,R)|は第2の平面における既知の振幅であり、θg,n(k,R)は前記第2の平面における推測される位相である、請求項3又は5のいずれか一項に記載の方法。
  14. 伝播は
    Ψg,n(k,R)=Τ[ψg,n(r,R)]
    に従って計算され、ここで、Ψg,n(k,R)は第2の平面における推測される波動関数であり、Τは変換を示し、ψg,n(r,R)は第1の平面における推測される波動関数である、請求項3又は5のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記逆伝播は、
    ψc,n(r,R)=Τ-1[Ψc,n(k,R)]
    に従って計算され、ここで、ψc,n(r,R)は第1の平面における推測される波動関数であり、Τ-1は逆変換手順を示し、Ψc,n(k,R)は第2の平面における補正された波動関数である、請求項6に記載の方法。
  16. 所定の事象が発生すると前記反復プロセスを終了するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  17. 前記所定の事象は、所定の条件を満たす反復回数を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記所定の事象は、所定の条件を満たす二乗誤差の和を含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記入射放射が前記目標物体に当たる場所を選択することによって前記目標物体に対して前記入射放射を位置合わせするステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  20. レンズ又は他の光学部品により照明プロファイルを形成することによって前記入射放射が前記目標物体に当たる前記場所を選択するステップ
    をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記入射放射は実質的に局所化された波動場を含む、請求項1〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記画像データは実質的に波長限度の分解能を有する、請求項1〜21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記少なくとも1つの検出器は2つ以上の検出素子を含む、請求項1〜22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記目標物体の前記領域についての前記画像データをリアルタイムで生成するステップ
    をさらに含む、請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記領域の前記画像を前記画像データに基づいてユーザディスプレイ上に生成するステップ
    をさらに含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記入射放射を反射面から弱いレンズ又は火面を介して前記目標物体に供給するステップ
    をさらに含む、請求項1〜25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記少なくとも1つの検出器の各々を、前記目標物体に対して遠視野において位置決めするステップ
    をさらに含む、請求項1〜26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記少なくとも1つの検出器の各々を前記目標物体から、フレネル回折が支配する距離に位置決めするステップ
    をさらに含む、請求項1〜27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記放射は、フーリエ回折及び/又はフレネル回折により散乱される、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記少なくとも1つの特徴は振幅及び/又は位相を含む、請求項2〜5のいずれか一項に記載の方法。
  31. 請求項1〜30のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに行わせるプログラム命令を含むコンピュータプログラム。
  32. ロードされると、目標物体の領域の画像をユーザディスプレイに表示する手順を前記コンピュータに実行させる、コンピュータプログラムコード手段を有するコンピュータプログラムであって、
    前記画像を生成するための画像データは、前記コンピュータによって、請求項1〜30のいずれか一項に記載の方法に従って求められる、コンピュータプログラム。
  33. 目標物体の領域の画像を生成するための画像データを生成する装置であって、
    目標物体を所定の場所に位置決めする位置決め手段と、
    前記位置決め手段により位置決めされた目標物体に入射放射を供給する放射源と、
    前記目標物体により散乱された放射の強度を検出する少なくとも1つの検出素子と、
    入射放射又は目標物体後方に位置決めされる開口を、前記目標物体に対して2つ以上の場所に位置決めする位置決め手段と
    復近似により、前記画像データを生成する、処理手段と
    を含み、
    前記開口又は前記入射放射は、前記少なくとも2つ以上の位置のそれぞれにおいて、緩やかに変化する透過率関数又は照明関数を生成し、
    前記反復近似において、前記画像データの初期推定値が与えられ、かつ、前記画像データの推定値が、少なくとも
    前記開口又は前記入射放射が第1の位置にあるときに生成された、前記緩やかに変化する透過率関数又は照明関数と、
    前記開口又は前記入射放射が前記第1の位置にあるときに検出された前記強度と、
    前記開口又は前記入射放射が第2の位置にあるときに生成された、前記緩やかに変化する透過率関数又は照明関数と、
    前記開口又は前記入射放射が前記第2の位置にあるときに検出された前記強度と、
    に基づいて反復的に再計算される、
    目標物体の領域の画像を生成するための画像データを生成する装置。
  34. 前記入射放射又は開口は、2つ以上の場所に位置決め可能である、請求項33に記載の装置。
  35. 前記開口は、緩やかに変化する透過率関数を提供する、請求項33に記載の装置。
  36. 前記入射放射は、緩やかに変化する照明関数を提供する、請求項33に記載の装置。
  37. 前記照明関数を決定する照明プロファイルを形成するレンズ又は光学部品
    をさらに備える、請求項36に記載の装置。
  38. 前記処理手段は、
    マイクロプロセッサと、
    前記マイクロプロセッサのためのデータ及び命令を保持するデータ記憶装置と、
    前記入射放射又は前記開口又は位置決めされる目標物体のうちの1つを移動させる命令を提供する手段と
    を備える、請求項33に記載の装置。
  39. 前記処理手段は、
    ユーザがデータを入力することを可能にするユーザ入力デバイスと、前記画像データ又は前記画像データから生成される高分解能画像を表示するユーザディスプレイとを備えるユーザインタフェース
    をさらに備える、請求項33に記載の装置。
  40. 前記放射源はコヒーレント放射源を含む、請求項33に記載の装置。
  41. 前記放射源はインコヒーレント放射源を含む、請求項33に記載の装置。
  42. 前記放射源は電子ビーム発生器である、請求項33に記載の装置。
  43. 前記放射源はX線ビーム発生器である、請求項33に記載の装置。
  44. 前記位置決めする手段は圧電マイクロアクチュエータを含む、請求項33に記載の装置。
  45. 前記目標物体は、前記入射放射に対して少なくとも部分的に透過性であり、
    前記目標物体によって散乱された放射の強度を検出することは、前記目標物体が透過させた放射の強度を検出することを含む
    請求項1〜30のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記目標物体は、前記入射放射に対して少なくとも部分的に反射性であり、
    前記目標物体によって散乱された放射の強度を検出することは、前記目標物体が反射した放射の強度を検出することを含む
    請求項1〜30のいずれか一項に記載の方法。
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