JP4926818B2 - 油入電気設備の絶縁体保護機構 - Google Patents

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Description

本発明は、電柱に取り付けられる柱上変圧器やバランサといった、屋外に設置される油入電気設備の絶縁体保護機構に関する。
従来、屋外に設置される油入電気設備として、電柱に取り付けられるバランサが知られている。バランサは、単相三線式配電線路の負荷不均衡の改善に用いられる。バランサは、図9に示すように、略直方体状の筐体である金属製の本体100を備える。本体100は、直方体状で上方面が開口する基体101と、基体101の上方面を覆うように設けられる蓋体102とを備える。そして、本体100の内部が密封するように、基体101及び蓋体102がパッキン(図示しない)を介在させた状態で固定手段103,103により固定される。
また、本体100の内部には、絶縁油(図示しない)を充填(封入)した状態で機器104(ここではコイル104)が設けられる。そして、機器104と電気的に接続、即ち、機器104と通電するための三本のケーブル105,105,105が本体100側面から引き込まれ、各ケーブル105を保持して、本体100から絶縁するための絶縁体106(ここではブッシング106)が本体100側面に設けられる。具体的には、絶縁体106は、本体100の内部側及び外部側にそれぞれ突出する部位を有するように、本体100側面の孔部に嵌合して設けられる。
また、絶縁体106は、本体100内部側に三つの接続端子106a,106a,106aが設けられ(図9(c)では、一つのみ図示している)、各接続端子106aは、絶縁体106内部の通電部(図示しない)を介して、各ケーブル105とそれぞれ通電している。さらに、機器104に設けられる三つの接続端子104a,104a,104aと絶縁体106の接続端子106a,106a,106aとが、別途設けられる三本の電線107,107,107でそれぞれ電気的に接続される。
このようにして、本体100内部の機器104は、ケーブル105、絶縁体106内部の通電部、絶縁体106の接続端子106a、及び電線107といった、本体の内部及び外部に亘って通される三線路の導体を介して、電気的に接続されている。そして、三線路の導体は、それぞれ異なった電位で通電している。なお、絶縁体106の接続端子106aは、一般的に、絶縁処理が施されていないことが多い。また、機器104の接続端子104aと絶縁体106の接続端子106aとを接続する電線107も、一般的に、絶縁処理(絶縁被覆)が施されていない部分、即ち、裸電線の部分を有することが多い。
そして、バランサは、上下方向に伸びて下端部が略直角に屈曲する略L字状の一対の吊りボルト108,108を用いて、電柱に取り付けられる。具体的には、バランサは、蓋体102(本体100)の上面に、吊りボルト108の径寸法より大きい径寸法の孔を内部に有する平板状の係止部102a,102aが対向するように設けられ、そして、各吊りボルト108の下端部が各係止部102aの孔に挿通して係止される。さらに、各吊りボルト108の上方側が、平板状の支持板109の両端側にそれぞれ設けられた孔に挿通して固定される。これにより、図10に示すように、電柱110から水平方向に伸びる腕金111に支持板109が係止され、バランサは、電柱110に取り付けられる。
ところで、例えば雷が発生して配電線路に伝わると、本体100内部に設けられる機器104の電圧が急上昇することがある。すると、機器104表面における絶縁油が瞬間的に沸騰し、本体100内部の気体が膨張するため、本体100内部の圧力が急上昇する。それにより、本体100側面に固定される絶縁体106は、異常上昇した内部圧力に耐えることができなくなるため、本体100との固定状態を解除して、本体100から離れるように飛び出す(離脱する)。
そして、絶縁体106が離脱して損傷したバランサが、機能を果たせなくなるため、新規のバランサと交換する必要がある。しかし、バランサが損傷しても、停電等といった影響を与えないことが多いため、バランサの損傷を発見できず、新規のバランサとすぐに交換できないことがある。
そこで従来は、作業者が配電設備を定期的に点検することで、損傷したバランサを発見して、新規なバランサと交換している。なお、バランサが損傷したことにより、停電等のトラブルを同時に併発させた場合には、停電の復旧作業中にバランサの損傷を発見できるため、その発見時に新規なバランサと交換している。
しかしながら、広範囲に敷設される配電設備を点検するのは、非常に時間がかかる。したがって、作業者が損傷したバランサを発見して新規なバランサと交換する前に、損傷したバランサが二次的なトラブルを発生させることがある。
例えば、バランサの本体100側面に設けられていた絶縁体106が離脱した状態で時間が経過すると、絶縁体106の重量等の影響により、各ケーブル105が徐々に撓むことがある。すると、絶縁処理されていない絶縁体106の接続端子106aや、機器104の接続端子104a及び絶縁体106の接続端子106a間を接続する電線107の裸電線部分といった導体が、異なった電位で通電している他線路の導体に接触する短絡事故や、金属製の本体100と接触する地絡事故を起こして、停電を発生させることがある。
また、絶縁体106が本体100から離脱すると、絶縁体106を取り付けるための本体100側面の孔部が本体100の外部から内部に通じる開口となってしまう。したがって、雨が降ると、雨水が本体100側面にできた開口から本体100内部に浸入する。すると、本体100内部の絶縁油が本体100側面の開口から溢れて漏れ、バランサの下方にある樹木や道路を汚染することがある。さらに、本体100内部への雨水の浸入が続くと、本体100内部の絶縁油の絶縁機能が低下するため、短絡事故や地絡事故による停電を発生させることも考えられる。
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、油入電気設備における本体内部圧力の異常上昇によって絶縁体が油入電気設備の本体から離脱した後に、漏油や停電といった二次的なトラブルが発生するのを防止する油入電気設備の絶縁体保護機構を提供することを課題とする。
本発明に係る油入電気設備の絶縁体保護機構は、金属製の筐体である本体を備えて構成され、本体側面を内部及び外部に亘って通される導体を保持するための絶縁体が本体側面に設けられてなる油入電気設備の絶縁体保護機構であって、絶縁体が設けられる部位から本体内部に雨水が浸入するのを防止すべく、本体から外部に突出する絶縁体の部位を上方から覆うように設けられるカバー部と、本体内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体が本体から離脱しようとする移動に対し、絶縁体にその上下方向に亘って当接することで絶縁体の移動量を規制すべく、カバー部より下方に配置されて絶縁体と対向するように設けられる規制部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、本体内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体が本体との固定状態が解除されて本体から離脱しようとしても、絶縁体が規制部により制止され、絶縁体の移動量が規制される。したがって、本体内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体が本体から離脱することはなく、その結果、通電する導体が金属製の本体と接触するのを防止できる。
また、絶縁体と本体との固定状態が解除されると、本体側面と絶縁体との間に隙間が形成されるが、絶縁体が本体から離脱するわけではないので、その隙間は小さく、しかも、絶縁体を上方から覆うカバー部が、形成された隙間付近への雨水の滴下を防止するため、雨水が本体内部に浸入するのを防止できる。
また、本発明に係る油入電気設備の絶縁体保護機構においては、規制部が絶縁体と対向する部位に弾性体を備えてもよい。かかる構成によれば、本体内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体が本体から離脱しようとする際、弾性体が絶縁体に与える衝撃を緩和するため、絶縁体が破損するのを防止できる。よって、絶縁体内部の通電部が露出されることがないため、通電する導体が金属製の本体から絶縁するのを維持できる。
しかも、絶縁体が破損すると、絶縁体が設けられていた本体側面の部分が大きく開口されてしまうが、絶縁体の破損が防止できることにより、絶縁体が設けられていた本体側面の部分が大きく開口されてしまうことはないため、雨水が本体内部に浸入するのを防止できる。
また、本発明に係る油入電気設備の絶縁体保護機構においては、絶縁体が本体から離脱しようとする移動に対し、二つ以上の規制部が絶縁体と当接するように設けられてもよい。かかる構成によれば、本体内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体が本体から離脱しようとする際、絶縁体が二つ以上の規制部と当接する。これにより、例えば、絶縁体が一つの規制部を支点として回転しようとしても、他の当接する規制部がその回転モーメントに対抗するため、絶縁体の回転を防止できる。よって、絶縁体が一つの規制部で移動量を規制される場合よりも、絶縁体を安定した状態で制止することができる。
本発明に係る油入電気設備の絶縁体保護具は、前記絶縁体保護機構を備えて構成されることを特徴とする。かかる構成によれば、油入電気設備に絶縁体保護具を固定すると、本体内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体が本体との固定状態が解除されて本体から離脱しようとしても、規制部により絶縁体の移動量が規制されるため、絶縁体が本体から離脱することはなく、その結果、本体内部の機器と通電する導体が金属製の本体から絶縁するのを維持できる。また、絶縁体を上方から覆うカバー部を備えるため、雨水が本体内部に浸入するのを防止できる。
本発明に係る油入電気設備は、前記絶縁体保護機構を本体に備えて構成されることを特徴とする。かかる構成によれば、本体内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体が本体との固定状態が解除されて本体から離脱しようとしても、本体部に設けられる規制部により絶縁体の移動量が規制されるため、絶縁体が本体から離脱することはなく、その結果、本体内部の機器と通電する導体が金属製の本体から絶縁するのを維持できる。また、絶縁体を上方から覆うカバー部が、雨水の本体内部への浸入を防止する。
したがって、本発明によれば、本体内部の機器と通電する導体が金属製の本体から絶縁するのを維持できると共に、雨水が本体内部に浸入するのを防止できるため、油入電気設備における本体内部圧力の異常上昇によって絶縁体が油入電気設備の本体から離脱した後に、漏油や停電といった二次的なトラブルが発生するのを防止できるという優れた効果を奏する。
以下、本発明に係る絶縁体保護機構を備える油入電気設備の絶縁体保護具における一実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態において、油入電気設備は、電柱に取り付けられるバランサとした場合を例とする。また、図1〜3において、図9〜10の符号と同一の符号を付した部分は、従来技術と同一の構成又は要素を表す。
本実施形態に係る油入電気設備の絶縁体保護具1(以下、単に「保護具」という)は、図1〜3に示すように、本体100側面に設けられる絶縁体106の上方に配置される第1部材2と、第1部材2より下方であって絶縁体106と対向するように配置される第2部材3とを備える。また、保護具1は、固定手段4(ここでは金属製バンド4,4)によって、本体100に固定される。
第1部材2は、絶縁体106が設けられる部位から本体100内部に雨水が浸入するのを防止すべく、本体100から外部に突出する絶縁体106の部位を上方から覆うカバー部5が設けられる。具体的には、第1部材2は、蓋体102及び絶縁体106を上方から覆うように形成され、蓋体102から突出する部位でカバー部5を構成する。また、第1部材2は、長方形状の板状に形成される。
そして、第1部材2は、バランサに取り付けられる際に、蓋体102の係止部102aや吊りボルト108の下端側と干渉するのを防止するため、蓋体102の係止部102aや吊りボルト108の下端側に相当する部位に孔部2a,2aが形成されている。さらに、第1部材2は、二つの孔部2a,2aを横断するように分割された一対の部材片2b,2cが固定手段2d,…で固定されてなる。
具体的には、二つの凹部2e,2eをそれぞれ備える一対の部材片2b,2cが固定手段2d,…で固定されると、一方の部材片2bの凹部2e,2e及び他方の部材片2cの凹部2e,2eが第1部材2の孔部2a,2aを形成する。また、一対の部材片2b,2cは、長方形状であって、対称となるように形成される。そして、一対の部材片2b,2cは、金属や硬質樹脂等から形成される剛体である。
かかる第1部材2は、一方の部材片2bを本体100の一方の側面側(図1及び図2において左側)から移動させ、そして、他方の部材片2cを本体100の他方の側面側(図1及び図2において右側)から移動させ、さらに、一対の部材片2b,2cを固定手段2d,…で固定することで、本体100に載置される。したがって、一対の部材片2b,2cからなる第1部材2は、蓋体102の係止部102aや吊りボルト108,108の下端側と干渉することなく、本体100に取り付けられる。それにより、本体100が吊りボルト108,108や支持板109(図1〜3において図示しない)によって電柱に取り付けられた状態でも、第1部材2は、本体100に取り付けられる。
第2部材3は、本体100内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体106が本体100から離脱しようとする移動に対し、絶縁体106の移動量を規制するように、絶縁体106と対向する規制部6を備える。具体的には、第2部材3は、絶縁体106が本体100から離脱しようとする際、絶縁体106が当接する二つの規制部6,6を備える。そして、規制部6と絶縁体106との離間距離は、本体100の外面から内部側に位置する絶縁体106の部位であって、規制部6及び絶縁体106が対向する方向の長さ寸法より小さく設定される。
具体的には、第2部材3は、第1部材2の下面に上面が当接する直方体状の部位と、直方体状の部位の下面から下方に延びて絶縁体106と対向する二つの板状の部位とを備え、該板状の部位で規制部6,6を構成する。より具体的には、第2部材3は、厚みを有する二つの板状部位が互いに略平行となるように設けられ、しかも、二つの板状部位が絶縁体106を設ける本体100側面とそれぞれ略直交するように設けられる。また、第2部材3は、本体100側面に引き込まれる三本のケーブル105,105,105の間に、二つの板状部位(規制部6,6)がそれぞれ設けられるように配置される。
規制部6は、絶縁体106に与える衝撃を緩和すべく、絶縁体106と対向する部位に弾性体6aを備える。弾性体6aは、第2部材3の板状部位における絶縁体106と対向する面に接着材等の固定手段(図示しない)で固定され、絶縁体106と対向するように配置される。具体的には、弾性体6aは、直方体状に形成される。そして、弾性体6aは、衝撃を吸収できるゴム等の材質で形成される。
また、第2部材3は、弾性体6aを除く部位が金属や硬質樹脂等から形成される剛体である。そして、第2部材3は、固定手段3a,3aにより、直方体状部位の上面が第1部材2の下面と当接する状態で、第1部材2に固定される。
なお、保護具1は、本体100、第1部材2、及び第2部材3といった剛体同士の接触部分に生じる僅かな隙間について、シール材を介在されたり、シール材で密封(密着)処理されたりして、防水処理されてもよい。例えば、蓋体102の上面と第1部材2の下面との間にパッキン7を介在されたり、第1部材2の下面と第2部材の上面との間にパッキン8を介在されたり、第1部材2の一対の部材片2b,2cの間にパッキン9を介在されたりしてもよい。さらに、第1部材2の孔部2a,2aにシリコーン材を充填(封入)されてもよい。
本実施形態に係る保護具1の構成は以上の通りであり、次に、この本実施形態に係る保護具1が絶縁体106を保護する作用について説明する。
例えば落雷の発生により、バランサの本体100内部圧力が異常上昇すると、絶縁体106は、本体100との固定状態が解除されて本体100から離脱しようとするため、対向して配置される二つの規制部6,6に衝突する。すると、絶縁体106は、弾性体6aで衝撃を緩和されつつ、規制部6で制止される。このとき、絶縁体106は、弾性体6aにより衝撃が緩和されるため、破損しない。したがって、絶縁体106内部の通電部が露出することもない。
また、絶縁体106は、第2部材3の二つの板状部位とそれぞれ上下方向に亘って当接して制止されるため、一方の上下方向に亘る当接部位を軸として回転するのを他方の当接部位で規制される。加えて、本体100側面の近傍に位置するケーブル105の部位が二つの規制部6,6の間に配置されているため、絶縁体106が一方の規制部6を支点として回転しようとしても、他方の規制部6がケーブル105と当接する。これによっても、絶縁体106は、回転するのを規制されるため、安定した状態で確実に制止される。
したがって、絶縁体106は、本体100側面に固定されていた位置より本体100から僅かに離れるように移動するが、本体100に保持された状態となる。具体的には、本体100の外面から内部側に嵌め込まれた絶縁体106の部位であって、規制部6及び絶縁体106が対向する方向の長さ寸法が、規制部6及び絶縁体106間の離間距離より大きく設定されていたため、絶縁体106が本体100に保持(掛止)される。より、具体的には、絶縁体106は、本体100内部側に嵌め込まれていた部位の表面が絶縁体106を固定していた本体100側面の孔部に引っ掛かった状態で保持される。
しかも、絶縁体106が本体100に保持(掛止)されるため、時間の経過によりケーブル105が撓むこともない。したがって、絶縁体106の接続端子106a(図1〜3において図示しない)や、本体100内部の電線107(図1〜3において図示しない)の裸電線部分といった導体が、異なった電位で通電する他線路の導体と接触したり、金属製の本体と接触したりすることがない。
また、絶縁体106が本体100に保持されるため、本体100側面と絶縁体106との間に隙間が形成されるが、絶縁体106が本体100から離脱するわけではないので、その隙間は小さい。そこで雨が降っても、本体100側面には僅かな隙間しかないため、雨水が本体100内部に浸入し難い。さらに、絶縁体106を上方から覆うカバー部5が本体100側面に形成された隙間付近に雨水が滴下するのを防止するため、雨水が本体100内部に浸入するのを確実に防止する。
そして、絶縁体106が弾性体6aによって破損しないため、損傷したバランサを新規のバランサと交換する際に、本体100側面に形成された隙間を容易に塞ぐことができる。具体的には、本体100との固定状態が解除された絶縁体106を固定されていた位置に戻し、その状態で絶縁体106をバンド等により本体100に再び固定する。これにより、バランサ(本体100)を電柱から取り外して地上に下ろす際に、バランサ(本体100)が傾いても本体100内部から漏油するのを防止できる。
以上より、本実施形態に係る油入電気設備の絶縁体保護具1は、絶縁体106を上方から覆うようにカバー部5が設けられ、カバー部5から下方に延びて、絶縁体106と上下方向に亘って対向する規制部6が設けられるため、本体100内部圧力の異常上昇によって絶縁体106が本体100との固定状態を解除して離脱しようとしても、絶縁体106が本体100に保持されて離脱しない。したがって、通電している導体が金属製の本体100から絶縁するのを維持できるため、停電といった二次的なトラブルが発生するのを防止できる。さらに、雨が降っても、本体100内部に雨水が浸入するのを防止できるため、漏油といった二次的なトラブルが発生するのも防止できる。
また、本実施形態に係る油入電気設備の絶縁体保護具1は、絶縁体106が本体100から離脱しようとする際、絶縁体106が弾性体6aと衝突(当接)するように配置されるため、絶縁体106が規制部6で制止される際に破損するのを防止できる。したがって、絶縁体106内部の通電部が露出しないため、通電している導体が金属製の本体100から絶縁するのを確実に維持でき、その結果、停電といった二次的なトラブルの発生を確実に防止できる。
また、本実施形態に係る油入電気設備の絶縁体保護具1は、二つの規制部6,6が絶縁体106と当接して制止するため、絶縁体106が一方の規制部6と当接する部位を軸に回転するのを防止できる。また、絶縁体106との衝突で受ける力を二つの規制部6,6が分散するため、規制部6が一つの場合と比較して、各規制部6の受ける衝撃が小さくなる。したがって、規制部6が一つの場合と比較して、各規制部6の耐衝撃強度を小さく設計することができる。
ところで、本発明の油入電気設備の絶縁体保護機構は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。そこで、本発明の油入電気設備の絶縁体保護機構にかかる種々変更例について、図4〜8を参照して説明する。なお、図4〜8において、図1〜3の符号と同一の符号を付した部分は、上記実施形態と同一の構成又は要素を表し、また、図9〜10の符号と同一の符号を付した部分は、従来技術と同一の構成又は要素を表す。
上記実施形態においては、保護具1が電柱に固定されたバランサにでも取り付けることができるように、第1部材2が分割可能な一対の部材片2b,2cからなる場合を説明したが、図4に示すように、保護具10の第1部材11が一つの部材から構成されてもよい。具体的には、保護具10は、第1部材11がカバー部12を備える一つの部材からなる場合でもよい。かかる構成によれば、一対の部材片2b,2cを固定させるための固定手段2d,…や一対の部材片2b,2cの間に介在されるパッキン9といった構成を省略することができる。
但し、かかる第1部材11は、内部に設けられる孔部11aに蓋部102の係止部102aや吊りボルト108を挿通させるようにして、上方から本体100に載置される必要がある。したがって、かかる第1部材11からなる保護具10は、バランサ(本体100)が支持板109(図4において図示しない)によって電柱に固定される前に取り付けられる場合に採用できる。
また、上記実施形態においては、保護具1が別部材の固定手段4によって本体100に固定される場合を説明したが、図5に示すように、保護具13が本体100に固定するための固定手段14を備えてもよい。かかる構成によれば、保護具13を本体100に取り付けるのに、本体100を改造したり、別部材の固定手段4を準備したりする必要がないため、既に設置されている油入電気設備の本体100にも容易に取り付けることができる。
具体的には、保護具13は、絶縁体106を上方から覆うカバー部15が設けられる第1部材16に、本体100に固定するための固定手段14が設けられる。固定手段14は、本体100における対向する一対の側面を挟むようにして配置される第1固定部14a及び第2固定部14bを備え、さらに、第1固定部14a及び第2固定部14b間の離間距離を調整可能な位置調整手段14cが設けられて構成される。
保護具13は、第1固定部14a及び第2固定部14b間の離間距離を位置調整手段14cにより小さくしていくと、第1固定部14aと第2固定部14bとが本体100の対向する一対の側面にそれぞれ当接する。そして、位置調整手段14cにより離間距離をさらに小さくしようとすると、離間距離は一定であるが、第1固定部14a及び第2固定部14bで挟むことによる押圧力が本体100に対して働くため、保護具13が本体100に固定される。
より具体的には、図5において、第1固定部14aは、絶縁体106が設けられる側の蓋体102側面とパッキン17を介して当接する第1部材16の当接面が該当する。また、第2固定部14bは、蓋体102の前記側面と対向する側面に当接する螺子の部位(先端部)が該当する。そして、位置調整手段14cは、内周面に雌螺子が形成される孔部と、前記雌螺子に対応する雄螺子が形成された前記螺子の表面部とが該当する。前記孔部は、第1固定部14aに対して固定配置される部位に、第1固定部14a及び第2固定部14bが対向する方向に貫通して形成される。
そして、第1固定部14aである当接面がパッキン17を介在して蓋体102側面と当接した上で、孔部に螺合される螺子を回転させると、第2固定部14bである螺子の先端部が前記側面と対向する蓋体102の側面と当接する。さらに螺子を回転させると、第1固定部14aである当接面及び第2固定部14bである螺子の先端部が蓋体102を挟んで押圧するため、保護具13が蓋体102に固定される。
また、上記実施形態においては、絶縁体保護機構を備える保護具1を本体100に取り付ける場合を説明したが、図6に示すように、本体18に絶縁体保護機構を備えてもよい。かかる構成によれば、油入電気設備の本体18自身に絶縁体106を保護する機能を備えることができるため、保護具1を油入電気設備に取り付けるといった作業を省略できる。
具体的には、本体18は、直方体状で上方面が開口する基体101と、基体101の上方面を覆うように設けられる蓋体19とを備える。蓋体19は、絶縁体106が設けられる部位から本体18内部に雨水が浸入するのを防止すべく、基体101から外部に突出する絶縁体106の部位を上方から覆うカバー部20が設けられる。
また、蓋体19は、本体100内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体106が本体100から離脱しようとする移動に対し、絶縁体106の移動量を規制するように、絶縁体106と対向する二つの規制部21,21が設けられる。さらに、規制部21は、本体100から離脱しようとする絶縁体106を制止する際、絶縁体106に与える衝撃を緩和させるため、絶縁体106と対向する部位に弾性体21aを備える。
また、上記実施形態においては、本体100側面に絶縁体106が一つ設けられる場合を説明したが、図7(a)に示すように、例えば、各ケーブル105に絶縁体113が設けられていてもよい。要するに、本体112に複数の絶縁体113,…が設けられていてもよい(図7(a)では、三つ設けられている)。この場合、規制部22,…は、各絶縁体113に対して二つ以上設けられるのが好ましい。かかる構成によれば、各絶縁体113が本体112から離脱しようとする際、絶縁体113が複数の規制部22,…と当接して制止されるため、絶縁体113が一つの規制部22を支点として回転するのを防止できる。
また、上記実施形態においては、油入電気設備がバランサである場合を例にとって説明したが、柱上変圧器や地上に配置される変圧器等の油入電気設備でもよい。要するに、絶縁体106が本体100側面に設けられ、密封される本体100内部に絶縁油が充填(封入)される油入電気設備であればよい。
また、上記実施形態においては、第1部材の上面が平板状である場合を説明したが、第1部材2の上面が傾斜して形成されてもよい。具体的には、第1部材2の上面は、上面に滴下した雨水が絶縁体106を設ける本体100の側面側から、該側面と対向する本体100の側面側の方向に流れるような勾配を設けてもよい。かかる構成によれば、第1部材2の上面に滴下した雨水が絶縁体106側に向かって流れるのを防止できる。
また、上記実施形態においては、保護具1が第1部材2と第2部材3とを備えて構成される場合を例にとって説明したが、第1部材2と第2部材3とが一体化されて一つの部材で構成されてもよい。かかる構成によれば、第1部材2と第2部材3とを固定する固定手段3aや、第1部材2と第2部材3との間に介在されるパッキン8といった構成を省略できる。
また、上記実施形態において、絶縁体106が本体100から離脱しようとする際に当接する規制部6を二つ備える場合を説明したが、絶縁体106が本体100から離脱しようとする際に当接する規制部6を三つ以上備えてもよい。
また、上記実施形態において、絶縁体106が本体100との固定状態を解除する前は、絶縁体106と規制部6(弾性体6a)とが離間して配置される場合を説明したが、絶縁体106が本体100との固定状態を解除する前から、絶縁体106と規制部6(弾性体6a)とが当接して配置されてもよい。しかし、本体100内部圧力が異常上昇した場合、絶縁体106が本体100との固定状態を解除して内部の異常圧力を外部に開放しないと、絶縁体106が破損したり、本体100が変形したりして危険である。したがって、絶縁体106が本体100との固定状態を解除する前から、絶縁体106と規制部6とが当接して配置させる場合、弾性体6aは必須の構成であり、しかも、絶縁体106が本体100から移動できるように構成される必要がある。
また、本発明の油入電気設備の絶縁体保護機構においては、図7(b)に示すように、規制部23が設けられる第2部材24において、絶縁体106が離脱しようとする際、又は離脱した際、絶縁体106を下方から受け止めて掛止するべく、絶縁体106の下方に配置される掛止部25が絶縁体106と対向するように設けられてもよい。かかる構成によれば、絶縁体106が離脱しようとする際、又は離脱した際、掛止部24によって絶縁体106を下方から掛止して保持することができるため、通電する導体が金属製の本体100から絶縁するのをさらに確実にできる。
また、本発明の油入電気設備の絶縁体保護機構においては、図8に示すように、絶縁体106が本体100との固定状態が解除された際、固定状態の解除を表示する表示手段26が設けられてもよい。かかる構成によれば、作業者が配電設備を定期的に点検する際に、絶縁体106が本体100との固定状態を解除したバランサ、即ち、損傷したバランサを容易に発見できる。
具体的には、表示手段26は、絶縁体106が本体100との固定状態を解除して離脱しようとする際、絶縁体106に衝突されるように、規制部6(弾性体6a)と絶縁体106との間に配置される。表示手段26は、絶縁体106が本体100との固定状態を解除したことを示す表示材26aと、表示材26aを包み、絶縁体106の衝突に伴って破損するように形成される外殻部26bとを備える。例えば、表示材26aは、インクやペンキ等の塗料を用いることができ、外殻部26bは、プラスチックや合成樹脂等の硬質樹脂を用いることができる。また、外殻部26bは、絶縁体106に衝突されると破損するように薄肉に形成される。
そして、本体100内部圧力の異常上昇によって、絶縁体106が本体100から離脱しようとして規制部6(弾性体6a)との間に配置される表示手段26に衝突すると、外殻部26bが破損する。これにより、外殻部26bに包まれていた表示材26aが絶縁体106に付着する。したがって、本体100との固定状態を解除した絶縁体106には、表示材26aが付着しているため、損傷したバランサの発見が容易である。特に、電柱に取り付けられるバランサを地上から点検する際に、損傷したバランサを発見するのが従来は困難であったが、これにより容易となる。
なお、表示手段26は、絶縁体106が本体100との固定状態を解除したのを検知する検知手段と、検知手段からの検知信号により固定状態の解除の旨を出力する出力手段とから構成されてもよい。例えば、検知手段は、絶縁体106が規制部6と衝突する際に発生する圧力を検知する圧力検知センサや、絶縁体106の変位を検知する位置検知センサ等のセンサを用いてもよい。また、出力手段は、表示灯を点灯させたり、音声を出力させたりする手段を用いてもよい。
なお、本発明の油入電気設備の絶縁体保護機構は、上記した種々変更例について、一つ又は二つ以上の構成を適宜採用してもよいのは勿論である。
本発明の一実施形態に係る絶縁体保護機構を備える絶縁体保護具の全体図であって、平面図を示す。 同絶縁体保護具の全体図であって、正面図を示す。 同絶縁体保護具の全体図であって、側面図を示す。 本発明の他の実施形態に係る油入電気設備の絶縁体保護機構を備える絶縁体保護具の全体図であって、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る絶縁体保護機構を備える絶縁体保護具の全体図であって、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図を示す。 本発明の一実施形態に係る絶縁体保護機構を備える油入電気設備の概略図であって、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図を示す。 本発明の絶縁体保護機構の変更例の概略図あって、(a)は、正面図、(b)は、他の変更例の側面図を示す。 本発明の絶縁体保護機構のさらに他の変更例の概略図であって、(a)は、側面図、(b)は、断面図を示す。 従来の油入電気設備の全体図であって、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図を示す。 従来の油入電気設備の全体図であって、電柱に取り付けられる状態を示す。
符号の説明
1,10,13…絶縁体保護具、5,12,15,20…カバー部、6,21,22…規制部、6a,21a…弾性体、18…本体、100…本体、106…絶縁体(ブッシング)

Claims (5)

  1. 金属製の筐体である本体を備えて構成され、本体側面を内部及び外部に亘って通される導体を保持するための絶縁体が本体側面に設けられてなる油入電気設備の絶縁体保護機構であって、絶縁体が設けられる部位から本体内部に雨水が浸入するのを防止すべく、本体から外部に突出する絶縁体の部位を上方から覆うように設けられるカバー部と、本体内部圧力の異常上昇に伴って絶縁体が本体から離脱しようとする移動に対し、絶縁体にその上下方向に亘って当接することで絶縁体の移動量を規制すべく、カバー部より下方に配置されて絶縁体と対向するように設けられる規制部とを備えることを特徴とする油入電気設備の絶縁体保護機構。
  2. 規制部が絶縁体と対向する部位に弾性体を備える請求項1に記載の油入電気設備の絶縁体保護機構。
  3. 絶縁体が本体から離脱しようとする移動に対し、二つ以上の規制部が絶縁体と当接するように設けられる請求項1又は2に記載の油入電気設備の絶縁体保護機構。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の絶縁体保護機構を備えて構成されることを特徴とする油入電気設備の絶縁体保護具。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の絶縁体保護機構を本体に備えて構成されることを特徴とする油入電気設備。
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